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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031225-00000001-khk-toh
私立岩手高(盛岡市)の佐々木修一教諭(46)らが24日、永久磁石を使った磁性体の浮上実験に世界で初めて成功したと発表した。成果は米専門誌「ジャーナル・オブ・アプライドフィジックス」(来年2月号)に掲載される。世界的に権威のある同誌に高校教諭が筆頭執筆者として論文を載せるのは、日本人としては初めてという。
佐々木教諭のほか、同教諭の実験成果を受け共同研究を進めている村上雅人芝浦工大教授らが岩手県庁で記者会見した。
佐々木教諭は約20個の鉄球(パチンコ玉)と、縦横約10センチ、幅が鉄球の直径ほどのプラスチック箱を用意。箱に鉄球を入れ、上から永久磁石を近づけると鉄球5、6個が1列に並び、その下でほかの鉄球が中空に浮くことを見つけた。
物理学では、磁性体(鉄など)は永久磁石にくっつくか、反発して離れ落ちると考えるのが常識で、発見者の名を取り「アーンショウの定理」とされる。村上教授は「一見単純だが磁気の根本定理を覆し得る画期的な発見」と指摘する。
村上教授は、その上で「永久磁石の吸引力と1列目の鉄球に対する反発力による現象とみられるが、理論的裏付け、解析は今後の課題。磁性体が球体だったことが現象として現れた大きな要因と考えられる」と話す。
磁石を動かすと、浮いた鉄球も移動することなどから、鉄を含んだヘモグロビンの分離など、医学、工学分野などで応用が期待できるという。
佐々木教諭は「パチンコ玉を大量に持ってきた生徒がいて、磁石でつるしてみたところ、宙に浮く現象が見られ驚いた。さらに研究を進め現象を解析したい」と話している。
(河北新報)
[12月25日7時3分更新]