現在地 HOME > 掲示板 > 議論13 > 106.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 民営化と社会主義的仕組みと 投稿者 健奘 日時 2003 年 9 月 26 日 16:34:11)
健奘さん、今晩は。
寂れている議論板ですが、関連スレを立てて頂いたようですので、非力ながら何とか応えておかねば… (笑)
>小泉政権が、民営化を言うなら、もっと、”価値観について、議論をおこすべきだと思う”、ということです。
大きな問題はもう小泉さん、亀井さん、菅さんだというよりも、国民の価値観だと判断しております。
>”価値観について、議論をおこすべきだと思う”
仰るとおりで賛成なんです。しかし、民営化か国営かといった形式は価値観がはっきりした上で、その実現に最適な形式を国民が
認める体制の中で選択すればよいのではないでしょうか。価値観が明確でない中で、今までの官僚の権益構造を保存したまま官
僚のコントロールの中に落とし込んでしまえば、形式の上っ面の合致をいい事に、同じ意図の別構造を確保するのが官僚ですね。
(これまで茶番ごっこを散々やらされ、誰がこの状況の中で現実に太ったか…)
現実に起こる事を外国から見ていると、官僚のコントロール体制を保存するのが価値ですと言っているのに等しいでしょう。
最高裁裁判官とドンキホーテ社長について…。裁判官は裁判官、起業者は起業者でそれぞれの次元で国民生活に貢献していま
すね。そういう中で直接に裁判官と起業者を比較するのには無理がありそうに想います。能力を発揮する次元が異なりますから。
しかし、困るのは有能な裁判官である方が、起業においても有能だと思い込むと災厄が起きる可能性があるという事であり、また
有能な起業者である方が、裁判において有能であると思い込むと、これもまた災厄が起きる可能性がある事だと思っています。
これを官僚に当てはめて考えれば良いのではないでしょうか。
価値は生めずとも、価値を生む人間や組織への公僕側からの奉仕の仕事には恐ろしく有能な(はずの)人間は現実に官庁におら
れます。
そういう人間が、こんな島国のなかで本気で「価値を生める」と錯覚し、お手盛りで予算を垂れ流せる立場になったら災厄です。
結果的に価値を生まなくても、予算さえ慣習化して垂れ流せれば権益構造のなかの「グル(笑)」の同志、先輩も潤い続けますか
ら止められないのではないでしょうか。
確か通産官僚でCCC(レンタルビデオ等の会社)に転出した方がいるんですがそういう方は、官僚が次元の異なる分野では無能
であり、世間知らずであり、下手に権力を握っている分だけ始末が悪い事をよく理解されていると想います。
まず…官僚支配は悪弊の側面を抜きがたく持ち、災厄の源で“ありうる”という判断、そして、これを明瞭に確認し改革する事が、
国全体にとって喫緊の要件なのだという価値観を確立する必要があるのかもしれません。
本当にこの国全体のために国民の視点から見ても有能であれば、報酬総額が高額であろうと文句を言う人は居ないのではない
でしょうか。
(少なくとも私は言いません、本当に助ける力のある有能な人間がいる有難さは知っておりますので)
*
日本には目立った物的資源はありません。
そして工業による輸出産業立国を成し遂げただけの人的地盤(インフラ)はあります。
その上で、エネルギーも物質も浪費不可能な新しい時代に地球全体で突入したのですから、そういうものの浪費の生じないような
新しい次元の価値を確認し、共有し、開発しなければならないでしょう。
物質は有限、知恵は無限と言います。
知恵において無限にエネルギー投入し、そこから《希求されるもの=価値》が創出されつつ、環境ホルモン、害毒、廃棄物などが
生まれないようなものはあるか…。
知恵と命を“全体的に”連動させて、生きてゆく事が楽しくなる事《 これが価値ではないか? 》やその仕掛け仕組み、そして環境を、知的財産がらみで開発しゆくべきではないのか。脳の創造力《それは本来身体性と環境性を孕んで働くものだ》をふりしぼって、
そこから脳を使う愉楽と共に生まれてくるものに、この国の将来を賭けるべきなのではないのかと想います。
他にもあります、知恵と命を“全体的に”連動させて、生きてゆく事が楽しくなる事…これは、高度医療の対極でありながら、近代
医療に切要な補完医療の働きもしますね。これは、化学プラントの不要な製薬工場です。何歳の人であろうと楽しく生きられるならそれが最良の薬として命に働くのですから。
この方向での考え方に某かの真実があるのなら、問いたいのです。
そういう姿勢と体制のある国になっていますか…一人一人はどうでしょうか…。
偏った考え方は嫌なので他の方のご意見も教えて頂きたいです。(ROMでもお許しを…)