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(回答先: Re: 今日の読売新聞朝刊にまた初耳のことが書いてありました。 投稿者 力なき市民 日時 2003 年 7 月 18 日 06:24:57)
読売新聞の記事は断片的でご都合主義的解釈の文章だが、事件当日の少年の家の状況を示唆するものを含んでいる。
>種元駿(しゅん)ちゃん(4)殺害で補導された中学1年の男子生徒(12)は、犯
>行直前の1日午後6時過ぎ、長崎市内の大型電器店の1階入り口にあるピンク電話か
>ら、自宅に連絡を入れていた。
>「お母さんが怒っていて……」。少年の弱々しい言葉を通りがかりの人が聞いている。
>父親に、母親から言われたことを説明しているようだった。
読売新聞の記者には、事件当日、少年が何時に帰宅したのか、少年の両親が家にいたのかいなかったのかをはっきり書いて欲しい。
これまでの報道によると、父親は午後から深夜までレストランの調理師として働いていて、母親は午後から夕方までパートタイムで働いていたとされる。
記事を読んで感じるのは、書いた読売記者は両親の所在について知っているなというものである。
午後6時過ぎに自宅に電話して父親が出たのなら、父親は事件当日仕事を早めに切り上げて帰宅した可能性もある。オフであったり、休みを取っていた可能性もあるが、夫婦喧嘩のあとにいったん外出した可能性が高い。
(そう考えるのは、喧嘩かしたあとの妻の様子を息子から聞いているからである。6時過ぎの息子との電話の後に出社した可能性もあるが、食事がメインの店なら、繁忙時間帯が過ぎてしまうので電話の後から出社した可能性は低いと思う)
そして、電話で父親に母親の様子をしゃべっていることから、母親は在宅していなかった可能性が高い。
(パートの時間をシフトさせたのか、他の所用(怒って外に出たことも含む)で出掛けていたかがわからないが、母親が何時に帰宅したかはわかっているだろう)
午後10時かどうかはわからないが、ある時刻以降は、両親が揃って在宅していると思われる。
これは、少年の帰宅時刻を両親が揃って知っている可能性を示唆する。
もちろん、捜査当局も、少年と両親が主張している少年の帰宅時刻を知っているはずだし、読売などの記者も、それを伝え聞いているはずだ。
事件や少年についてあれこれ書いていながら、どのメディアも、少年が犯行後何時に帰宅したかについてまったく触れていないことに奇妙さを感じる。
>学校から帰ると両親がけんかを始めた。家を飛び出し電器店に向かった。2階のゲー
>ム機販売コーナーで遊び、いつもなら帰る時刻になったため家に電話。その後、ゲー
>ム機売り場に戻り、駿ちゃんと出会った。
これまでの報道では、少年は夜遅くまでゲームコーナーに入り浸っていたようにイメージを与えられてきたが、この記事で、少年は、6時台に帰宅するのが通例だったようだ。
後ほどアップしようと思っているが、「週刊文春7月24日号」には、少年は午後6時半には帰宅するのが慣例だと書いており、それを過ぎる場合は自宅に電話を入れていたとしている。(少年は帰宅時刻の到来をすごく気にかけていたという)
そのような少年が、事件当日、早くても午後9時50分という帰宅時刻という行動をとっていれば、両親は、叱っていただろうし、10日ほど前のことだと言ってもおおよその帰宅時刻は覚えているはずだ。
>その母への恐れ。男子生徒の心を解き明かすカギの1つが、電話のやりとりにあると
>関係者は見る。
両親の喧嘩から派生したと見られる母親の様子を父親に教えているだけで、「その母への恐れ。男子生徒の心を解き明かすカギの1つが、電話のやりとりにある」と踏み込んだ解釈ができる人の思考過程を知りたい。
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<2> 厳格なしつけが響く? (03.07.18) [九州発読売新聞]
種元駿(しゅん)ちゃん(4)殺害で補導された中学1年の男子生徒(12)は、犯行直前の1日午後6時過ぎ、長崎市内の大型電器店の1階入り口にあるピンク電話から、自宅に連絡を入れていた。
「お母さんが怒っていて……」。少年の弱々しい言葉を通りがかりの人が聞いている。父親に、母親から言われたことを説明しているようだった。
学校から帰ると両親がけんかを始めた。家を飛び出し電器店に向かった。2階のゲーム機販売コーナーで遊び、いつもなら帰る時刻になったため家に電話。その後、ゲーム機売り場に戻り、駿ちゃんと出会った。
男子生徒と母親は、近所の人たちの目には「仲良し」と映っていた。が、家でのしつけは厳しかったという。
その母への恐れ。男子生徒の心を解き明かすカギの1つが、電話のやりとりにあると関係者は見る。
◆加害少年に共通する「負の体験」
非行少年に対する家裁の調査では、「成育歴」が徹底的に調べられる。過度のしつけ、親からの虐待、学校でのいじめ――。そうした「負の体験」は、しばしば犯行動機と結びつく。
「酒鬼薔薇聖斗」を名乗る少年(当時14歳)による神戸児童連続殺傷事件(1997年)。神戸家裁の調査は、少年が母親の厳しいしつけで内向的になり、カエルや猫を解剖しているうちに人を攻撃するようになったと指摘した。
西鉄バス乗っ取り事件(2000年)。佐賀家裁は、少年(同17歳)が祖母と母親から互いの悪口を聞かされ、それぞれに「いい顔」をするうちに現実と空想を混同、同級生からいじめを受けている弱い自分を断ち切れると思い、犯行に至った、と分析した。
法務省の虐待調査がある。2000年7月、全国の少年院の2354人を調べたところ、家族からひどい暴力をふるわれた経験がある少年は約48%。家族以外を含め何らかの虐待を受けていたのは96%。加害少年もまた、被害者だった実態が浮かび上がる。
虐待を受けている少年は、最初、自分を悪く思い込む。それが両親らへの怒りに変わり、やがて他人に攻撃の矛先が向けられるようになるという。
東京・世田谷の墨岡孝医師(社会精神医学)は「長崎の男子生徒には、行為障害など内面の問題もあったのではないか。そうだとすれば治療は十分に可能だ」と話す。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/spe-3/nds/frnds_main.htm