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長崎市の幼児誘拐殺人事件で、長崎県警捜査本部は、事情聴取していた同市内の中学1年生の少年(12)が非行事実を認めたため9日午後、補導した。県警から事件の通告を受けた県中央児童相談所は10日に長崎家裁に送致し、家裁で少年の保護処分などが決められる。少年は「後悔している」と話しているという。また少年は、4月に同市で男児が全裸にされるなどした2件の事件への関与や、今回の事件がいたずら目的だったことなどを一部認めた模様だ。 調べでは、1日午後7時20分ごろ、長崎市三芳町の家電量販店で同市北陽町、会社員、種元毅さん(30)の長男で幼稚園児の駿ちゃん(4)を誘拐し、同9時15分ごろ、南へ約4キロ離れた同市万才町の8階建て立体駐車場の屋上から突き落とし殺害した疑い。
駿ちゃんは両親と離れ、店内のゲームソフトコーナーにいたわずか10分ほどの間に連れ去られた。県警によると、少年は駿ちゃんを連れて近くの電停から路面電車に乗り、市中心部のアーケード街まで行って、歩いて駐車場に入った。アーケード街の防犯カメラの映像に残った2人の姿や屋上に残された靴跡、電停の目撃情報などで少年を特定したという。
少年は「後悔しています。駿君のお父さん、お母さんごめんなさい」と話しているという。
少年の通う中学校によると、少年は事件後も特に変わった様子はなく、休まず登校していたという。中学校はこの日は職場体験学習で、同級生と校外にいた少年に捜査員が同行を求めた。
県警は両親の了解を得たうえで市内の警察署で事情聴取し、非行事実を認めたため、県中央児童相談所に通告した。同相談所は「重大事件であり、裁判所の審判に委ねた方がいい」と判断し、家裁送致を決めた。家裁は少年の精神状態などを調べる「鑑別診断」を行い、2〜4週間以内に少年の処遇を決める。
相談所は県警に少年の一時保護委託をし、少年は市内の警察署に留め置かれている。県警は殺害の状況などについて、慎重に事情を聴いている。
一方、少年の自宅近くの大型商業施設では4月26日、2階遊戯コーナーで遊んでいた4歳の男児が母親が目を離したすきにいなくなり、その後、立体駐車場で泣いているのが見つかった。男児は「男に突き飛ばされた」という。翌27日には同じ遊戯コーナーで3歳の男児が男に連れ去られ、6階の踊り場で裸にされて泣いているところを発見された。
県警は手口が似通っていることや少年がこの施設に出入りしていたことなどから関連を捜査。少年はこの日の事情聴取で、関与を一部認めた模様だ。関与が明らかになった場合、駿ちゃん殺害と併せて家裁で審理の対象になるとみられる。(毎日新聞)
[7月10日3時11分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030710-00000195-mai-soci