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(回答先: <長崎男児殺害>中1少年 事実認める 同種2事件一部関与も (毎日新聞) 投稿者 力なき市民 日時 2003 年 7 月 10 日 03:55:05)
長崎市の種元駿ちゃん(4)誘拐殺人事件で補導されたのは、「成績がトップクラス」という中1男子(12)だった。評判はよく、残虐性はうかがえない。低年齢化が止まらない少年事件。しかもその動機は不可解で、残虐な度合いを増している。
一昨年4月の夜、兵庫県尼崎市内の警察署に、近くに住む小6の男児(11)が訴えてきた。「お母さんに激しく怒られ、殺してしまった」
警察官が自宅に急行すると、母親(44)が血まみれで死亡していた。男児は事件の直前に転校しており、「転校が嫌だった。包丁で自殺しようとしたところ止められ、包丁を振り回して刺してしまった」と動機を語った。だが、捜査員は首をひねる。「それが自殺や母親を刺すという行為に結びつくとは、どうしても考えられない」
少年法で刑事責任が問えない14歳未満の事件は各地で相次いでいる。
福岡県小郡市内では一昨年6月、小6の男児(11)が同じクラスの男児(11)を包丁で刺す事件も起きている。2人は近所に住み、幼いころから友だち同士だった。「いじめられていた」。男児はそう動機を語ったが、本当の気持ちは解明できていない。
今月5日に沖縄県北谷(ちゃたん)町で発覚した中学2年の座喜味(ざきみ)勉君(13)殺害事件も、中学3年の男子生徒(14)ら3人に混じって、中学2年の男子生徒(13)が補導されている。
警察庁によると、1994年以降、未遂を含む殺人で補導された少年は年に多くても2人だったが、一昨年は10人、昨年は3人に上り、今年はすでに2人が補導されている。こうした低年齢化について、警察幹部は「普通の子供が、ある日突然、爆発する事件が増えている。その年代が17、8歳から中学生の世代に下がっている」と話す。
神戸の連続児童殺傷事件は、少年が「性衝動と攻撃性が結合したサディズム」(神戸家裁決定)を抱えていたという。2000年5月の西鉄バスジャック事件を起こした少年は、居場所がないと感じ、犯罪で自分の存在をアピールしたいという思いから犯行を決意した。大分県で一家6人を殺傷した15歳の少年は、残虐なテレビゲームや映画の影響を受けていた。そしてこれらの事件には必ずと言っていいほど、動物虐待などの前兆行動が報告されている。
東京都内のある精神科医のもとに、高層マンションの上からペットのネコを落として殺した小学5年生の男児が、親とともに相談に訪れたことがある。男児は何が悪いのか理解していないようだった。医師は「身近な動物を殺すのは殺人に最も近いサインで、周囲の大人たちが兆候を見逃さず、医学的処置を含めて対応することが必要だ」と話している。
また、首都圏の家裁で事件調査に当たる家裁調査官は「以前に比べ、自分の感情をコントロールできない子どもが増えている。少年たちは少子化で1人っ子が多く、社会性を身につける訓練の機会に乏しい。両親にしても自分の親との接触が少なく、子供を教育する能力がない」としている。
◆家裁調査官=全国の家庭裁判所に配置され、離婚、相続などの家庭内紛争(家事事件)と、少年事件の調査を担当する。法律学に加え、心理学、教育学、社会学などの知識も必要で、国家試験に合格する必要がある。少年事件では、少年や家族と面接するなどして事実関係を調査。その結果に基づき、少年を更生させるために、最も適切と考えられる処分について、裁判官に意見を述べる。(読売新聞)
[7月10日3時7分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030710-00000101-yom-soci