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(回答先: 「世界」と『奴ら』 投稿者 アルファンド 日時 2003 年 7 月 24 日 09:19:14)
アルファンドさん、こんにちは。
このところの雑談を拝聴していての雑感を少々。
アルファンド氏が降服(おそらく呈上という言葉は相応しからざると忌避されるだろう)したことや、その事由を詮索する考えはないが、後の夢中を滑空するように紡がれた言葉は私には空疎に映じてならない。全能者を措定するかあるいは閉鎖系規定を除外しないかぎり、たとえ言辞を尽くしたとしても凡夫は熱学第二法則の統御の策すら見出し得ぬだろう。
それは他所において、降服という極上の味を知ってしまった者達の感性は、時に縦横無尽に迸り出でるもののようだ。そこには完全降服した者のたおやかさが現として宿っているのだが。若し救いがあるとすれば、氏が降服を自覚していることとひたすら他者との距離を保とうとする弁別の煌きが見て取れることである。ただし、氏が意図せずともBarを過ぎってしまいかねない他者がいることを危惧せざるを得ない。はてさて、暫し、『転位のための十篇』(吉本隆明)が想起されたのは私だけだろうか。
これは想像の産物には違いなかろうが、降服せずに境界線上に対座し稜線越えに抵抗していたと想われるアルファンド氏の方が個人的には好みである、河を過ぎってしまった氏には最早興味が持てないな。
では、また。