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[東京 25日 ロイター] 日銀は、毎月公表している「貸出・資金吸収動向(速報)」のうち、CPの銀行等引受分末残の修正を発表した。一部金融機関が、日銀が求める定義とは異なる報告をしていたためで、9兆円程度下方かい離している可能性がある。日銀の担当部署の一部では、約1年前からこの事実を認識していたという。
直近、7月8日に公表された6月末時点の「貸出・資金吸収動向(速報)」のうち、CPの銀行等引受分末残は24兆2264億円となっていたが、実際は、これをかなり下回っているという。かい離幅について、栗原金融市場課長は、「あくまで見積もりであり、幅を持って見て欲しいが、9兆円程度ではないかとみられる」としている。
日銀は、約250先の金融機関に対し、CPを引き受けた額と償還の額を聞き、その差額を積み上げ、銀行等引受分末残の数字を作成している。この際、一部の取引先が、売却済みのCPを除く形で償還額を伝えていたため、数字が過大に積みあがっていった。異なる計数を報告していた取引先名や数については、「ひとつではない」とするにとどめている。
栗原課長によると、金融市場局では、約1年前に数字を確認するために、フローではなく残高のヒアリングを行っており、「かなり過大なかい離が生じていると認識してから、1年経過していた」という。栗原課長自身は、この事実について、先週初めに報告を受けた、としている。
具体的な事実関係については、経営企画室で現在調査中。関係者の処分などについても、調査を待つことになる。
また、日銀では、CPの残高を調べ直し、修正計数を8月半ばまでに公表したい、としている。7月末の「貸出・資金吸収動向(速報)」については、8月8日に公表予定となっているが、これに間に合うかどうかは不明だ。(ロイター)
◆これはとんでもないことだ。CPが24兆と発表されていたものが、実際は15兆と
言うことは、日銀はその分資金供給を絞った可能性がある。