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(回答先: Re: 「貸出・資金吸収動向」のCP末残、9兆円程度下方かい離の可能性=日銀 投稿者 dementia 日時 2003 年 7 月 27 日 15:00:32)
dementiaさん。 こんにちわ。
最初にレスした関係上,分かる範囲で書いておきましょう。
専門ではないので誤りがあったらゴメン。
「日銀のCP」という言い方は良く分からないんですが。 一般的な話ね。
CPとは、コマーシャルペーパーのことです。
コマーシャルペーパーとは、会社が、短期資金調達のために発行する「短期・無担保の約束手形」のことです。
証券取引法上の「有価証券」に該当します。
コマーシャルペーパーは、優良な事業会社が割引形式で発行しています。
つまり無担保の手形を銀行が割り引き、会社がお金を手にするということですね。
会社がCPを引き受けると、発行会社に金が移動します。 一種の信用創造となります。
会社がCPを償還(銀行に返済)すると、発行会社から金が銀行に戻ってきます。 一種の信用収縮となります。
日銀は、金融機関に対し、CPを引き受けた額と償還の額を聞きます。
CPの引き受け額と償還額との差額(銀行等引受分末残)は、CPの割引によってどの程度の資金が会社に回っているかを示しています。
今回は、一部の取引先が、売却済みのCPを除く形で償還額を伝えていたそうです。 すると、償還額は実際よりも低めに出てしまいます。 このため、(銀行等引受分末残)が多めに出たわけです。
金融市場局では、約1年前に数字を確認するために、フローではなく残高のヒアリングを行っていたそうです。
残高を見れば、(銀行等引受分末残)は一目瞭然です。
実際よりも過大な信用が会社に流れていたという間違ったデータに基づいて、金融政策を立案していたわけですから、当然、その分資金を絞っていたと考えられるわけです。
日銀が資金を絞ると、その結果として、倒産しなくとも良い会社が倒産するとか、マクロで影響が出ていた可能性があるわけです。
もちろん人の生活や生死に関わりかねない重大な影響があります。 恐ろしいことです。
関係ないけど、Ddogさん見ませんね。
空売りやってないですか?
あまり空売りかけない方がいいと思いますよ。 私。