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(回答先: Re: いやまあ天皇さん関係はちょっと議論からのぞいておきましたので 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 6 月 24 日 18:15:03)
教育勅語の構成は、最初に「我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ..」で神話的国体観を宣言し、その後、倫理項目を並べ、その実践によって「皇運ヲ扶翼スヘシ」と命じています(主語は天皇)。そして、これを「我カ皇祖皇宗ノ遺訓」としています。最後は決まり文句の「庶幾フ(コヒネガフ)」ですが、これは最近の天皇の「おことば」にある「切に希望します(国会開会式などの決まり文句)」と相同です。
倫理項目の部分は、政治的意図で巧妙に調整されているとしても、内容は他愛ないものです(それでもある種の宗教などからは苦痛でしょう)。
仮にこの内容が合理的としても、これを「我カ皇祖皇宗ノ遺訓」などと、(人類普遍の倫理ではなく)皇室と結びついた日本に固有のもののように賛美するのは、神話的国体観(天皇の祖先が建国したという神話)とともに、民主主義的教育と無縁です。