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(回答先: ちょっと反論(上奏と天皇の責任) 投稿者 たこ 日時 2003 年 6 月 17 日 12:47:27)
毎度たこさんの鋭さには参ります。
まず、あっしらさんも、たこさんも、昭和天皇の法的責任はない、ということは一応お認めになると考えよろしいでしょうか?
まず、たこさんの、主張。上奏前、根回しがあり、天皇の合意を得て上奏していたことが戦争責任を問うておられるわけですね。
私は、株式を売買したりすること生業としております。よくお客さんより、ここで買っておけばよかった、売っておけばよかったと、言われるのであるが、なんと空しいこと。株を売買したことがある方なら分かるでしょう。株はその時は買いだ!と思う空気が支配すると、根拠無く上がるものです。仕手株なんかその代表ですね。最近は泰山がジョウシン電気に入ったの入らないので、ストップ高。何ヶ月かして、あんな高値で買って馬鹿じゃないか!となるんです。
天皇論とどう関わるかて?私が言いたいのは、開戦直前の、山本七平の言うニューマ(空気)は、平和ボケして、似非インテリを気取って天皇を論じて言う現在のニューマは明らかに違うのである。
満州事変以前は、国民も大新聞も軍部に批判的であった。満州事変を機に国民世論、新聞の論調もがらりと変り、軍を批判することはとても出来ないニューマに包まれてしまった。国民は開戦論一色であった。
現在日本に置き換えると、コメンテーターなる者が、TVでで万景峰号を擁護することの100倍難しいニューマとでも表現しようか。
如何に昭和天皇と言えども、このニューマに抗す事は出来ない。まして当時のニューマも知らず、茶の間もしくは、ちゃぶだいで単なる戦争責任を評するのは、おかしい。
洋行帰りの昭和天皇は、比較的冷静に世界情勢を分析できる方だと思うが、開戦世論に傾く国民の度々上奏の打診をどうして否定できようか?
昭和天皇は専制君主ではないのだ!国民の世論にも配慮した結果である。上奏を拒否出来ようが無い。ゆえに当時のニューマでは「朕はつねに、汝臣民と共に有り」