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(回答先: 米朝中3国間協議始まる [朝鮮日報] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 23 日 19:11:10)
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)核問題解決のため、23日、北京で始まった3国間協議で、事実上会合の当事者である米朝の間では、どのような話が交わされただろうか。
双方の代表団が今回の会合を徹底して非公開にしているため、論議された内容を正確に把握するのは難しい。
しかし、北京の外交筋は米朝双方が最優先議題である北朝鮮の核兵器開発計画の破棄と、米国の北朝鮮体制保障問題をめぐり、序盤から舌戦を展開しただろうと口を揃える。
米国側はこれまで、検証可能な方法を通じた北朝鮮核兵器開発計画の完全かつ恒久的破棄を強調してきた通り、北朝鮮がまず核開発を破棄するという意思表明をするよう、強く求めたものと思われる。
米国側首席代表のジェームズ・ケリー米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は、北朝鮮がもし、前向きな姿勢を示す場合、核計画破棄の検証手続きを進行すると同時に、北朝鮮に対して体制保障と経済再建を支援する、いわゆる“果敢な接近法(bold approach)”を取る準備ができているという点を明らかにしたと伝えられた。
これに対し北朝鮮は、米国がまず、自国に対する敵対政策を中断し、安保脅威を除去してこそ核問題解決の糸口を作ることができるとし、金正日(キム・ジョンイル)政権に対する保障を要求したはずだと、外交筋は見ている。
これと関連し、北朝鮮側首席代表である李根(イ・グン)外務省副局長は、ブッシュ政権がこれまでに検討してきたブッシュ大統領の書簡、ないしは共同声明の方法ではなく、米議会の同意が必要な条約、または協定の形を取るべきだという意向を示したとされる。
また、米国は3国間協議が多国間協議へと拡大する場合、最大限早期に韓国と日本が参加し、北朝鮮核問題を共に解決すべきだと主張したが、北朝鮮は韓日の参加問題を検討するとの意向を示しただけに止まった可能性があるというのが、消息筋の伝言だ。
この他、米国は北朝鮮政権の住民に対する人権弾圧を中断すべきであり、韓国にとって脅威となっている北朝鮮の通常兵器も後方に配置すべきだという点を強調し、北朝鮮は人権弾圧はないとしながら、駐韓米軍が先に撤退してこそ、通常兵器の調整が可能だという立場を明らかにしたものと推定される。
某消息筋は「23日の会合は長期的な解決過程の初段階に過ぎない」とし、「初会合では意見の食い違いの折衝よりは、米朝双方の考えを伝えただけであるため、今回の会合を展望するのは時期尚早」と述べ、折衝が簡単ではないことを示唆した。
北京=権景福(クォン・ギョンボク)記者
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/04/23/20030423000036.html