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(回答先: 【3国間協議】「先に核放棄」対「先に体制保障」 [朝鮮日報] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 23 日 19:11:53)
【北京=伊藤彰浩】北朝鮮の核開発問題を話し合う米国、中国、北朝鮮の3か国協議が23日午前、北京で始まった。協議会場と開始時刻は公表されていないが、在北京の外交筋が協議の開始を確認した。
会場は外国の賓客などを迎える釣魚台国賓館とみられる。北朝鮮問題をめぐり米朝が協議の席につくのは、昨年10月に平壌で行われた高官協議以来、約半年ぶり。初日の会合では、核問題をめぐる3か国の立場表明が行われるものとみられる。
同日は午前7時半(日本時間同8時半)ごろ、米国の首席代表を務めるジェームズ・ケリー国務次官補(東アジア・太平洋担当)ら米国代表団が宿舎のホテルを出発。この後、米国と北朝鮮の代表団を乗せたとみられる車列がそれぞれ、釣魚台に入った。
協議には、ケリー国務次官補のほか、北朝鮮の李根(リ・グン)・外務省米州局副局長、中国の傅瑩(ふ・えい)・外務省アジア局長が首席代表として参加している。中国外務省の劉建超・副報道局長は22日の会見で、関係国による意見交換が重要との立場を表明しており、初日の会合では、核開発の放棄を求める米国と、現体制存続の保証を求める北朝鮮がそれぞれ自国の立場を主張。さらにホスト国の中国が、朝鮮半島の非核化をめぐる立場を示すものとみられる。
3か国協議に先立ち、中国側は23日朝、米国代表団を朝食会に招き、意見交換した。
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【ワシントン=伊藤俊行】米国務省のバウチャー報道官は22日の定例会見で、3か国協議にのぞむ米国代表団が北京に到着した後の22日遅く、中国の王毅外務次官と会談したことを明らかにした。報道官は、「ケリー国務次官補は、王毅外務次官と、これから出てくる問題について有益な話し合いが出来た」と述べ、米側が、北朝鮮に対する中国の影響力に期待していることを示唆した。
報道官は、協議の見通しについて、「今回の目的は、まず話し合いを始めることだ。米国は検証可能で逆行不能な北朝鮮の核廃棄と、日韓両国の参加を求める。北朝鮮も自国の立場を表明する。中国も自国の関心、とりわけ朝鮮半島の非核化についての立場を示すだろう。3か国それぞれがどんな立場であるかを共有することで、今後、どう議論を進めるかが決まる」と述べ、まずは各国が主張をぶつけあう場になるとの見方を示した。
これに関連し、フライシャー米大統領報道官は同日の記者会見で、「中国がホスト役を積極的に引き受け、3か国協議の一員として全面的に参加してくれることを歓迎する。これはまさに、多国間協議になる」と述べ、名実ともに多国間協議の枠組みであるとの立場を強調、事実上の米朝2国間協議になるとの見方を否定した。
(2003/4/23/13:41 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030423it01.htm