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【イスラマバード20日共同】1億3000万人以上という世界有数のイスラム教徒を抱えるパキスタンのカスリ外相は20日、米国のイラク攻撃を「遺憾だ」とした上で、イラクの領土と主権の保持などを求める声明を発表した。また、イラクへの人道支援を準備していることも明らかにした。
パキスタンではイスラム過激派による米国人や米施設へのテロが懸念されており、イスラマバードの米大使館の一部館員は、パキスタンを離れ始めた。イスラム急進派政党のイスラム聖職者協会(JUI)の指導者モーラナ・レーマン師は同日、「今、ジハード(聖戦)は正当化される」と述べた。
JUIを含むイスラム教の宗教政党の連合体「統一行動評議会(MMA)」は21日、全国でイラク攻撃に反対するデモを行う。