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| ★阿修羅♪ 戦争７ ★阿修羅♪ |
いずれもＮＨＫ衛星１で放送された、今日未明のライブ特別番組放送と今朝の「ＡＢＣニュース」から・・・
米ＡＢＣの両番組は、国防総省が公表したビデオについては、「ビンラディンの関与を示唆するもの」という立場であった。
国防総省が、日本時間の１４日午前１時過ぎという、アメリカでは“お出かけタイム”や“ビジネスアワー”という悪いタイミングで初公開したのも、中東地域の“ゴールデンタイム”に合わせようとしたからである。
ライブの「ＡＢＣ特別番組」は、元「アルジャジージャ」の記者？の女性をゲストとして出演させていたが、「ブッシュ政権はアルジャジージャがこのビデオを放送してくれるかどうかをたいへん気にかけています。放送しますかね？」とふって、彼女は「放送しますよ。ビンラディンには大きな関心をもっていますから」と応えていた。
今回のビデオ公表は、「９・１１空爆テロの首謀者はウサマ・ビンラディン」と信じているとブッシュ政権が考えているアメリカ国民や日本を含む同盟国国民を対象としたものではないのである。
その特番も、ビデオの内容に関心を持っているというより、ビデオが“目的”を達成するものかどうかに関心が集っていた。（だからウルサイという悲劇的なものだった（笑））
ブッシュ政権が「ビデオ公表作戦」に敗北したという根拠は、あのビデオが“でっち上げ”・“改竄ビデオ”・“ご都合に合わせてカットしたもの”だという主張ではなく、イスラム世界の人々の“意識変革”が出来なかったことにある。
次のような認識をイスラム教徒に持ってもらいたいというのが公表の目的だったようである。
● イスラム世界に根強くある“ビンラディン氏非関与説”を少しでも覆したい
● イスラム世界に根強くあるビンラディン氏への支持を少しでも減らしたい
● ビデオの内容を通じて、ビンラディン氏の権威や信仰心の篤さを地に堕したい
このようなことから、「ＡＢＣ特別番組」は、「アルジャジージャ」がビデオを放送し始め、ビデオに対するコメントが流れると、すぐに「アルジャジージャ」のアラビア放送センターを中継で放送した。
そのなかで、「アルジャジージャ」のコメンテイター（宗教指導者もいた）は、
● ビデオには手が加えられている（これが第一声）
● アメリカ政府はビデオを長く持ち過ぎていた
● アメリカのやり方にはみんな疑念を持っている
● （ブッシュ大統領が不快感を示していた）ビンラディン氏の笑い声は作り物
● 宗教指導者は、「まったくのでっち上げだ」と主張していた
など、ビデオの信憑性を疑う発言が続いた。
ＡＢＣのスタジオでは、それに対抗するかのように、元「アルジャジョージャ」の女性やミラー記者そして男性中東研究者が、ビデオを肯定的に評価するコメントを流していた。それでも、ミラー記者は、「聖地があるサウジアラビアに異教徒の米軍が駐留していることに、イスラム教徒はみんな怒っている」、「サウジアラビアに行ったけれども、サウジアラビアの多くの人がビンラディンは関与していないと言っていた」という発言をしていた。
今日午前中の「ＡＢＣニュース」は、
● 世界で数百万人がビデオを見た
● これまでで一番はっきりとビンラディンの関与を示す証拠と政府が表明（おいおい）
● ブッシュ大統領は２週間前に公表を考えたこともあった
● 「ワシントンポスト」紙がリーク報道をしたため公開せざるをえなくなった
と報じた。続いて、今回のビデオの翻訳に携わった人をインタビューし、「聞き取りにくい音声を聞こえるように改善した。翻訳の内容で翻訳者（３人）のあいだで対立もあった」と報じていた。
ビデオ放送を見た中東地域の人々の受け止めかたを次にように報じていた。
● ビデオは改竄されたもの
● ビデオはアメリカをオチョクルために制作したもの
● 本当にやっていたらあんなビデオはつくらない
● あれだけ攻撃をした後であんなビデオを公開してなんになる
などの声を紹介し、ＡＢＣの現地記者が次のような言葉で締めくくった。
「アメリカがやることには、みんなが、陰謀や隠れた目的を見るようになってきた」
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［公表ビデオに対する私の簡単な評価］
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まず、これまで書き込みもした、９・１１空爆テロとビンラディン氏の関係についてイメージしてきた内容を覆すものではなかった。
ただ一つ、彼らのアメリカに対する憎悪の強さと攻撃意欲はよく伝わってきた。あんなに恨まれたらダメだね。
ビデオの入手経路を説明し、撮影の日時と場所を常時表示することを指示しなきゃいかん。１１月９日じゃあ、関心を持っている多く人があれくれいの話はできますからね。
※ しかし、当時、アフガンで墜落した軍用機はないと言っていたと思うけど、子供達がもてあそんでいたのは何？？？
ブッシュ政権も、せっかく“目的”をもって公開しようと考えたのなら、自分たちが“危なくなる”内容もカットせずに公開しないと意味がないでしょうに。
ビンラディン氏のパキスタン紙などとの９・１１に関するインタビュー記事も紹介するとかも検証のためには必要だね。少なくとも、９・１１がイスラム教徒たちにどう見られているかを簡単にでも説明しないと。
ある会話部分を“説明”で済ましてしまうというような一切せず、すべて公表しないとダメ。“説明”で済ました箇所が１つでもあるとすべてが疑われますよ。
映像は連続してすべて流さなければダメ。
評価にまったく値しないビデオだと思う。
ビデオの公表で評価できるのは、イスラム世界に根強くある反米感情をより煽ったことであり、同盟国のそれなりの数の人々に“再確認”できる喜びを与えたことくらいですね。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。