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(回答先: バス銃撃、自爆で13人死亡 イスラエル政府、アラファト議長と断絶〔産経新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 13 日 11:58:19)
12/13 12:19 アラファト議長見限る 指導部交代望むイスラエル 外信55
【エルサレム13日共同=島崎淳】イスラエル政府がパレスチナ
自治政府のアラファト議長と一切の関係を断絶すると決めたことは
、テロを続ける過激派摘発の意図がないと判断し、アラファト議長
を完全に見限ったことを意味する。
イスラエルは今後、議長に過激派逮捕を要求することもやめ、自
衛を名目に、自らの手でテロ根絶に向けた軍事作戦を自治区内で展
開する方針だ。
十三日未明に記者会見したシートリト法相は、議長はパレスチナ
人が選んだ指導者であり、イスラエルが議長を追放したり、殺害す
ることはしないと言明した。
同時に、テロと戦う用意がある新たなパレスチナ指導部とならば
対話の用意があるとし、テロ抑止に動かない現指導部への根深い不
信と、指導部の交代を期待する考えを示した。
パレスチナ住民の間には、指導部の腐敗を容認し永続的な和平を
実現できなかった議長への批判が噴出しているが、一方でアラファ
ト議長こそパレスチナ人の象徴であり、唯一無二の指導者であると
の強い意識がある。
議長の権威を大きく失墜させたイスラエルの対応が、インティフ
ァーダ(反イスラエル闘争)の再燃につながる可能性もあり、イス
ラエルが望む新たな指導者登場をもたらす保証はない。
欧米からも過激派摘発への姿勢を批判され、国際的に孤立を深め
る議長は政治的に生き残れるのか。数々の難局をかいくぐってきた
議長は今、がけっぷちに立たされている。
(了) 011213 1219
[2001-12-13-12:19]