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(回答先: 各派再結束し街頭闘争へ 自治政府生き残りに必死 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 13 日 19:11:30)
12/13 16:48 アラファト後に向け新段階 自治区の内戦は不可避か 外信424
共同
パレスチナ自治政府のアラファト議長との関係断絶を発表、大規
模な軍事作戦を開始したイスラエルの狙いとパレスチナ情勢の見通
しについて、同国の「対テロ国際政策研究所」のヨハナン・ツォレ
フ上級研究員に聞いた。(イスラエル中部ラアナナ共同=島崎淳)
―危機が深まる情勢についてどうみるか。
「われわれは今、パレスチナ紛争解決に向けた新しい段階に入り
つつある。支持を失いつつあるアラファト議長の『その後』をパレ
スチナ人が公然と語り始め、パレスチナ難民の帰還は放棄すべきと
いう現実的な議論も出始めている。だが、この新しいプロセスに、
どのくらいの時間がかかるかは分からない」
―議長は本格的な過激派摘発ができるのか。
「情勢沈静化は望んでいるだろうが、過激派を抑えきれない。イ
ンティファーダ(反イスラエル闘争)が政治的な成果を挙げていな
いのに、イスラエル軍の攻撃が続く今の段階で闘争を終結させる理
由を説明できないからだ」
―議長の役割は終わったのか。
「パレスチナの苦境を訴え、欧米の介入を求める戦略は行き詰ま
っており、側近からも議長の方針を疑問視する声がある。だが、パ
レスチナ人の象徴である議長の権威に公然と挑戦できる人物は現れ
ていない」
―イスラエルは議長を追放したり、自治政府を崩壊させるつもり
か。
「イスラエル自身が手を下すことはせず、議長が自滅するのを待
っている。だが一方で、軍事作戦の強化は、イスラエルとの共存を
望むパレスチナ人の反発をも招き、イスラエルの利益にならない」
―アラファト後のシナリオは。
「議長が表舞台から退くのにイスラエルが関与するか、しないか
で状況は違う。イスラム原理主義組織ハマスは、アラファト後に備
えていることは確実。民主的なパレスチナ国家樹立が実現するには
自治区での内戦は不可避かもしれない」
ヨハナン・ツォレフ 1953年イスラエル中部ヘルツェリヤ生
まれ。ヨルダン川西岸・ガザのイスラエル占領地行政顧問を94年
まで務め、98年から現職。
(了) 011213 1648
[2001-12-13-16:48]