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各派再結束し街頭闘争へ 自治政府生き残りに必死 共同

投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 13 日 19:11:30:

(回答先: アラファト議長見限る 指導部交代望むイスラエル 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 13 日 19:10:45)

12/13 16:31 各派再結束し街頭闘争へ 自治政府生き残りに必死  外信84
共同
 イスラエルによるアラファト議長との関係断絶と大規模な軍事作
戦を招いたパレスチナ自治政府の展望を、パレスチナ学術研究検証
センターのアブドラ・アルフラニ所長に聞いた。(パレスチナ自治
区ガザ共同=信夫聡)                    
 ―自治政府の難局をどうみるか。              
 「一九九三年にパレスチナ暫定自治を認めたオスロ合意は、イス
ラエルが自治政府を『操縦可能』と甘くみた結果であり、イスラエ
ルは政治、経済、社会の各面でパレスチナ人に権利を認めるつもり
はなかった。その差別に対し昨年秋、インティファーダ(反イスラ
エル闘争)が再燃したが、『政治的暴力』と非難され、報復を招い
た」                            
 ―しかし、一年余りの闘争は結実しなかった。        
 「仲介者のブッシュ米政権が『アラファト政権=テロ支援』のら
く印を押したためだ。自治政府も大きな過ちを犯した。アラファト
自治政府議長は(親イラクの立場に立った)湾岸戦争の教訓を重視
する余り、各派の総意を問う前に拙速に(反テロで)対米追随を決
めた。パレスチナには複雑な各派の利害が存在する。(対米追随で
)免罪符を得たつもりが、イスラエルと密接な米政権に問責され、
わなにはまった」                      
 ―パレスチナに反アラファトの機運もあるのでは。      
 「議長失脚はイスラエルの思うつぼ。イスラム原理主義組織です
ら望んでいない。今、アラファト議長は生き残りに必死だ。イスラ
エルからの圧力で、議長は『イスラエルに名指しされた三十三人の
うち十七人を逮捕した』と釈明した。しかしパレスチナ住民の大半
は、そんな議長の姿は見たくないと感じている」        
 ―自治政府の延命策は。                  
 「各派が再び一致して反イスラエル闘争を再開するしかない。武
力では当然、イスラエルに負ける、テロも国際社会が許容しない。
ならば合法的な街頭闘争しか残されていない」         
 アブドラ・アルフラニ 1938年、現在のイスラエル生まれ。
難民キャンプ生活を経てダマスカス大卒。69年パレスチナ解放機
構(PLO)入り、84年執行委員。96年から現職。     
(了)  011213 1630              
[2001-12-13-16:31]




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