投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 01 日 13:33:21:
アフガニスタン北部カライジャンギの捕虜収容所で起きた暴動で捕虜のタリバーン側兵士数百人が殺害された問題で、国連のロビンソン人権高等弁務官は30日、戦争捕虜の扱いを定めたジュネーブ条約に照らした国際的な調査が必要だと表明した。英BBCに対して語った。
ロビンソン氏は、現地から報道された暴動と鎮圧の模様が「非常に気がかりだ」とし、「だれによって何が起きたのかを十分にあとづけることが重要」と述べた。また、戦闘にかかわっているアフガニスタンの諸勢力に対して、投降した捕虜への虐待を禁じたジュネーブ条約を徹底する必要があり、「違反した軍の指導者は将来のアフガン政権に参画する資格がないし、悪質な違反は法廷で裁かれるべきだ」とも指摘した。
25日に起きたカライジャンギでの暴動を鎮圧するための、米英の特殊部隊に支援された北部同盟軍と米軍機による武力行使が適切だったかどうかが国際的な関心を呼んでいる。ロンドンに本拠を置く民間の人権保護団体アムネスティ・インターナショナルも同条約違反の疑いがあるとして、調査を求める声明を発表したが、米英両国政府ともその必要を認めていない。(10:18)