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05/08 23:27 新幹線を散弾銃で撃つ 愛知県警が器物損壊で捜査 社会164
共同
七日午後十時二十分ごろ、名古屋市中村区橋下町五ノ三一、JR
東海の名古屋車両所で名古屋駅に到着した新幹線(十六両編成)を
点検していた作業員の男性(59)が、二号車のドア付近に五十―
六十個の粒状の傷がついているのを見つけ、JR東海を通じて中村
署に通報した。
愛知県警捜査一課と中村署は八日、傷は散弾銃によるものとほぼ
断定。新幹線を狙った列車妨害事件とみて、器物損壊などの疑いで
捜査を始めた。沿線に銃弾が落ちていないかなど、傷がついた現場
特定を急ぐ。
新幹線をめぐっては、一九九八年四月、岐阜県関ケ原町でレール
を固定するボルト二十五本が引き抜かれたほか、二○○○年四月、
新幹線妨害をほのめかし五億円を要求する脅迫状がJR東海に届く
などの事件が起きており、愛知県警は関連も慎重に調べる。
調べによると、新幹線は七日午後四時五十一分に博多を出発、名
古屋に同九時十六分に到着した「ひかり174号」で、乗客は乗車
率15%の約二百人だった。
JR西日本によると、六日午後十時半ごろから約一時間、博多総
合車両所で点検した際には異常はなく、車両は博多駅を出発するま
で同車両所で待機していた。愛知県警は六日夜から七日夜にかけて
撃たれたとみている。乗務員や乗客に異音を聞いたという情報は入
っていないという。
傷は直径約三ミリから約一センチの円形かだ円形で、深さ一ミリ
程度のへこみがあり、塗料がはがれていた。二号車のドアを中心に
、縦約二メートル二十センチ、横約二メートル六十センチの範囲に
広がり、三号車の一部にも傷がついていた。状況から五十―百メー
トルの距離から撃ったとみられる。
傷がついていたのは進行方向に向かって右側で、ドアのガラス周
辺にも傷があったが、ガラス自体には異常はなかった。
JR東海は八日、新幹線の運行に支障はないとして、傷跡をペン
キで塗装し、「こだま」として通常運転している。
(了) 020508 2327
[2002-05-08-23:27]