(回答先: 前代未聞! 大阪高検公安部長を逮捕 ZAKZAK 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 4 月 22 日 17:07:44)
04/22 13:44 「検察幹部が私的に流用」 調活費疑惑を公表の意向 社会62
共同
大阪地検特捜部に二十二日、詐欺容疑などで逮捕された大阪高検
公安部長の三井環容疑者(57)は逮捕前、検察庁が事件の調査、
情報収集などをする経費に充てる予算「調査活動費(調活費)」に
ついて、「各地検検事正ら検察幹部の飲食などに私的に流用されて
いる」と共同通信社に証言、近く実名で証言内容を公表し辞職する
意向だった。
証言は、自分の経験を踏まえたものといい、これまでにも匿名で
週刊誌などの取材に応じ、同様の話をしていたという。これ対し法
務省はこれまで繰り返し、「調活費の執行は適正で問題はない」と
の見解を示している。
三井容疑者によると、法務省は毎年四月、最高検と八高検、五十
地検ごとの調活費予算の一覧表を、各検察庁の事務局長に送付。各
高検では検事長と次席、地検では検事正と次席が決裁することにな
っていた。
検事長、検事正らが調活費を内部の「官官接待」などや自分の飲
食費に充てる必要が生じた際、公安事務課で架空の情報提供者に謝
礼を支払ったようにでっち上げ、当局側の支出伺い書と「情報提供
者」への領収書がつながった文書一枚を作成。
事務局長が調活費を「裏金」としてプールし、市販の金銭出納帳
で管理、検事長、検事正の決裁を受けていたという。
三井容疑者は「高知地検次席に就いた一九八八年三月から実質的
に調活費の捻出(ねんしゅつ)に携わるようになり、当初はショッ
クを受けたが、だんだん感覚がまひしていった」と話していた。
法務・検察当局の疑惑否定については、三井容疑者は「法務・検
察の大罪だ。私が倒れるか、検察組織が倒れるか。私が愛する検察
庁もあんなバカげた調活費の在り方を変えられずにはいられないだ
ろう」と話していた。
調活費をめぐっては、高松市のミニコミ紙社主が二○○一年四月
、詐欺容疑などで加納駿亮・福岡高検検事長と佐藤勝・元高松地検
検事正(現公証人)の告発状を最高検に提出。事件の送致を受けた
大阪、高松両高検が同年十一月、嫌疑なしで不起訴処分にしている
。
(了) 020422 1344
[2002-04-22-13:44]
04/22 12:50 調査活動費とは 社会50
共同
調査活動費 検察庁や法務省の情報収集活動のための経費。法務
・検察当局は「情報提供者への謝礼などに使用する」としている。
昨年、一部の週刊誌が「検察幹部の飲食費などに流用されている」
と報道したが、法務省は「そのような事実はない」と文書で抗議し
た。検察庁分の調査活動費は1998年度分が約5億5千万円だっ
たのに対し、2000年度は約2億2千万円、02年度は約850
0万円(概算要求額)と激減している。
(了) 020422 1250
[2002-04-22-12:50]
04/22 12:54 「実名で証言、辞職する」 調活費の実態暴露の意向 社会49
共同
大阪地検特捜部に二十二日逮捕された大阪高検の三井環公安部長
は逮捕前、共同通信社の取材に応じ、「検察内部では、本来は情報
収集予算である調査活動費(調活費)の幹部による私的流用が横行
している」と証言していた。一問一答は次の通り。
―調活費についてどんな印象を持っているのか。
「高松地検の次席検事時代もそうだったが、それ以前の神戸地検
公安部の検事時代から『こんなことをしていちゃ駄目だ』と思って
いた」
―調活費の実態は。
「調活費は本来、各検察庁に与えられた外部の情報提供者らに対
する謝礼などの予算だが、架空の情報提供者をでっちあげて領収書
を偽造、裏金としてプールし検事長や検事正の飲食費やゴルフなど
の遊興費に私的に使われている」
―調活費を詐取したなどとして告発された加納駿亮・福岡高検検
事長らは不起訴(嫌疑なし)になっているが。
「嫌疑なしなんて、とんでもない話だ。調活費の私的流用を表面
化させないための不起訴だ」
―この問題について今後、どういう対応をするつもりか。
「私は検事を辞職するつもりだ。その前に実名で調活費の私的流
用について証言する。国会で話をしてもいい。既にテレビや新聞な
どのインタビューにも応じている」
(了) 020422 1254
[2002-04-22-12:54]