投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 06 日 15:12:41:
回答先: 国債格下げ検討こうみる:悪材料だが時間が経てば忘れ去られる=日興SSB佐野氏(東京6日ロイター) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 06 日 15:10:55:
ムーディーズ社が日本国債の格付けを引き下げ方向で見直しに入った。昨年9月に格下げが実施されて1年が経過、この間の財政事情や中期的な財政見通しに改善の兆しが見えない事が懸念されていたようだ。またデフレ懸念についても必ずしも変化できない事を指摘している。
デフレ懸念の克服は日銀にとって最重要課題だけに18-19日の金融政策決定会合において日銀への緩和圧力は相当強いものが予想される。また為替相場についての昨年秋のムーディーズ社による格下げ、今年におけるS&Pの格下げ実施局面における円安進行が確認されており、今回動きも円安への影響度においては短期的に見て2円程度の円安に繋がるとの声も聞かれている。また格下げ実施後の見通しについても極めて重要な問題である。「安定的、ステーブル」ならば債券先物にも多少の買い戻しが期待できる。ただネガティブアウトルックに置かれる事になると非常に厳しい相場となりそうだ。昨年9月の格下げ実施時においては債券相場は格下げの発表前の水準よりも上昇した。ただ今年はどうやら雰囲気は異なっている様子だ。中長期的に見て今回の見直しは日本国債の相場動向と日銀の金融政策にとって極めて大きな影響を与える事は間違いない。
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