投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 06 日 15:15:43:
回答先: 国債格下げ検討こうみる:影響は限定的=さくらフレンド証券 堀井氏(東京6日ロイター) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 06 日 15:14:20:
格下げ検討を発表するタイミングは、事前に予想していたより早かった。2001年7−9月期のGDP発表の今年12月ごろまで先送りになる可能性をみていた。
高い支持率を誇る小泉政権が財政改革に取り組んでいる時に、ムーディーズがこうした発表をしたことで、マーケットの反応も驚きが先行し、円安と債券安が進んでいるのであろう。
ただ、長い目でみれば、改革をきちんと推し進めるなら、当面、低成長やデフレの深刻化のリスクがあり、そういう面からみれば、格下げがあってもおかしくないと考える。
外為市場では、オニール米財務長官の強いドル政策の維持発言やNAPM(全米購買部協会)景気指数の影響、年金基金の外債投資の本格的な開始の思惑など、格付けのニュースとは別にドル買い材料の3点セットがあった。そこに格付けのニュースが加わり、ドルが上昇した。
8月半ばからの円高局面は、そろそろ終わりかもしれない。9月末をみた場合、125円までのドル高はありうるとみている。
一方、長期金利の方は、格付けのニュースだけで金利が上昇する可能性は低いとみている。国内のカネ余り状況の中で債券に向かわざるを得ないマネーの存在がある。
小泉政権の改革が失敗すると今、確証を持つことが難しい状況下では、長期金利の上昇は限定的だろう。
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