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肝障害さらに3人が発症(読売新聞) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 7 月 13 日 15:04:33:

(回答先: <ダイエット>中国製健康食品を服用の女性10人に肝障害(毎日新聞) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 7 月 13 日 15:04:02)

 肝障害患者が相次いでいるとして、厚生労働省が商品名を公表した2種類の中国製ダイエット食品で、全国の医療機関から厚労省に情報提供があった計10人の患者以外にも、少なくとも3人の女性服用者が肝障害を発症していたことが、読売新聞の調査でわかった。

 中には、劇症肝炎で一時、意識障害に陥った19歳の女性もいた。同食品による健康被害はさらに広がる恐れがあり、厚労省は情報収集に全力をあげる。

 新たに判明した患者3人はいずれも福岡県在住で、医薬品にしか使用が認められていない食欲抑制剤「フェンフルラミン」や甲状腺ホルモンが検出された「繊之素膠嚢(せんのもとこうのう)」を服用していた。

 19歳の女性は昨年5月、友人から繊之素膠嚢を購入し、服用を始めた。7月になってけん怠感を感じ始め、黄だん症状も現れた。8月に同県内の公立病院に入院したが、その後、劇症肝炎を発症。一時はこん睡状態に陥ったという。同病院で治療の結果、翌9月に無事、退院できるまで回復した。

 治療に当たった医師は「各種の肝炎ウイルス検査はすべて陰性だった。自己免疫性肝炎の可能性もない。女性は、繊之素膠嚢以外の“薬”は服用しておらず薬物性肝障害の疑いが強い」と話す。

 ほかの2人は、いずれも40代。

 1人は10日間服用しただけで黄だんが現れた。別の1人は、服用開始から11か月後に食欲不振、全身けん怠感などの自覚症状を訴え、急性重症肝不全となった。

 それぞれ別の病院で治療を受けたが、どちらの医師も「繊之素膠嚢の服用が原因とみてほぼ間違いない」としている。

 ほかにも、「繊之素膠嚢を使った人で血漿(しょう)交換を行うほどのひどい症状が出た患者を扱った病院を知っている」「去年、別の患者も同じ商品を服用していて肝障害が出たはず」――と証言する関東地方の医師もおり、中国製ダイエット食品をめぐる肝障害被害はさらに広がりそうだ。(読売新聞)
[7月12日14時37分更新]

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