(回答先: Re: 生産性の高さは別に誇ることではありません 投稿者 あっしら 日時 2002 年 3 月 09 日 20:52:29)
>596さん、こんばんわ。
こんにちは。
>米国以外の多くの国々の国民は、アメリカ流生存競争の価値観にうんざりしているほうが多いのです。このような実状から、アメリカ流の生存競争を避けても、鎖国する必要はありません。
アメリカ流の生存競争にはならなくても、市場経済下ですから、互いに競争しなくてはなりません。
良い物を作ったものが勝つ。生産性を上げてコストを下げたものが勝つ。
鎖国をする必要はありませんが、競争して少しでも利益を得なければなりません。
>鎖国はしませんが、日本の政策が気に入らないからといって、世界有数の原油輸入国である日本に原油を売らないという政策は長続きしません。
鎖国をすれば原油が入ってこなくなるから鎖国をするようなことはできないと言いたかったのです。
>日本と違って他の国の多くは、それほど愚かな対米追随政策はとりませんから、アメリカの巨大資本のものにはなりません。
いつまでも門戸を開放しないで政府に頼り生産性を上げないでいると、日本の企業は飲み込まれてしまいます。
生存競争していない国の企業は、強く大きくはなれません。
>米国産業資本は、日本やドイツとの競争に負けたのではなく、国際金融資本の利益のために衰退させられていったのです。
いつの時代のことを言っているのですか。米国産業資本は現在はますます大きくなっています。
>前のレスでも書きましたが、生産性が高いということは、別に誇ることでも何でもありません。
生産性の高い企業はますます大きくなれます。生産性の低い企業は退出が求められています。
>高い生産性の究極は、無人工場なのです。すべての商品が無人農場や無人工場で生産されることを考えてみてください。
>生産性を上げるということは、極端な例として上げた無人工場に少しずつ向かっていくということなのです。
すべて機械がやってしまうようになると労働する人間の給与も下がっていくでしょう。
そうなるとわかっていても生産性を上げざるを得ない。そうしない企業は淘汰される。
>なんにせよ、生産性上昇をめざして、わざわざ、一度“地獄に堕ちる”必要はないと思いますよ。
生産性が上昇しなければ輸出もできなくなる。輸入が増える。円が下がる。
円が下がるのが云いか、生産性の低い企業は退出するのがいいか、よく考えてみます。
>生存競争で生産性が上がることで、日本国民の3%が贅沢三昧の生活条件を得て、60%がそこそこの生活条件を得、残り40%近くが生活もままならない状況になるというのであれば、生産性なぞ上がらなくてけっこうです。
日本だけがこのような温室に居るわけにいきません。グローバル化が進む中、いずれ温室は取り壊されるでしょう。そうなれば生産性が抑えられてきた日本は一気に飲み込まれてしまう。
>国際金融家や国内金融家の利益をなくし、日本企業(産業)に生産拠点の国外への移動を思いとどまってもらえば、そこそこの生産性でも国際競争力が維持でき、国民の98%くらいは、生活不安を背負わないで、自力で(経済取引を通じて)そこそこの生活条件を手に入れることができます。
よく考えて見ます。