(回答先: Re: 生産性を上げても必ずしも経済成長できるわけではありません 投稿者 596 日時 2002 年 3 月 14 日 23:08:56)
世界一安い所から原料を仕入れ、世界一うまく加工し、世界一の製品を作り輸出する。
もしも保護貿易であると、
あまり安くない所から原料を仕入れ、うまく製品を作っても売る所が少ない。あまり売れない。
日本が輸入制限をすれば、相手側も対抗してそれ以上の輸入制限をする。
貿易は縮小され、消費者は安い買い物ができない。
原料輸入国であり、輸出で潤っている日本は不利な立場におかれる。
日本の得意な分野は成長させ、不得意な分野はだんだんと縮小させ成長分野へ移行する必要がある。
不得意な分野を保護していると得意分野への移行が遅れ経済成長が鈍るようになる。
温室育ちの産業を徐々に温室を取り外すと、
生産性の低い者は撤退せざるを得ない。外国と太刀打ちできる優良企業が育つ。
いつまでも政府の保護があると、
保護維持費に莫大な費用がかかる。生産性の低い企業も温存する。優良企業の分け前が少ない。