プーチンに気をつけろ!

 
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投稿者 陰謀王子☆彡 日時 2000 年 6 月 24 日 03:53:17:


プーチンに気をつけろ!

ちょっと気が早いかもしれないが、
これからアジアにも徐々に深く係わってくるだろうロシアの大統領、
プーチン・ウラジーミル・ウラジーミロビッチのことを書いておく。

いろいろと動きが激しい北朝鮮だが、
その北朝鮮に、
七月中旬から、プーチンが出向くそうだ。

ソビエト連邦の頃から、ロシアと北朝鮮の繋がりは密で、
主な取引として、
ロシア側は石油を始め、エネルギー源を提供し、
対価として北朝鮮は人員をロシアに派遣していた。
軍事面での繋がりも言うに及ばず、
ここ数十年来、冷戦時代も含め、
北朝鮮の(真の)指導権は、ロシア(とアメリカ)が握っていた。

それなのに、プーチンは大統領就任以降、
北ユーラシア西南をおびやかすだけでは飽きたらず、
ことさらに“北朝鮮の脅威”を主張している。

挙げ句には、
アメリカ、欧州と組んで、
北朝鮮“など”のミサイルの脅威に対抗する、
【共同ミサイル防衛メカニズム】の推進に御執心だそうだ。
(アメリカとは現在“条件闘争”中らしい……)

こういった米露を中心とした動きは、
“軍拡”と受け取られても仕方がないような強引なもので、
この『NMD構想(米本土ミサイル防衛)』を中心として、
ドイツや、フランスを始めとするNATO(北大西洋条約機構)からも、
非難の声が上がっている(ほとんど日本には届いていないが……)。

しかし、おかしくはないか?

北朝鮮のエネルギー源を始め、しっかりと“手綱”を握っている米露が、
どうして、この時期、
“子飼いの小国”のミサイルに脅える必要があるのか?
(それ以前に“利益を共有している”米ソの冷戦って何だったんだ?)

これには、軍産複合体を筆頭に、
極悪な《奴ら》の意思が全面的に加わっているのだが、
今回は、「寒い国のゴッドファーザー」こと、
ウラジーミル・プーチンを中心に、話を進めてみたいと思う。

一年ほど前のロシアを振り返ってみてほしい。

政治に明るい人なら、おそらく、
エリツィンの後がまに座るのは、
ジュガーノフ共産党委員長だと検討をつけていたのではないだろうか。
(まあ落ち目のプリマコフ擁護派も少数ながらいるかもしれないが……)

少なくとも、エリツィンが健在(苦笑)な頃、
プーチンの名前を知っていた日本人は、ごく少数だったに違いない。
まして、この男が次期大統領になると“確信”していた者は、
“専門家”の中でも、ほんの一握りに限られてくるだろう。

ところが、それから一年が過ぎ、
選挙の結果は、過半数を取得して、プーチンの圧勝。

内容としては、
キナ臭い不出馬表明や立候補が相継いだ【陰謀】まみれの選挙だった。

そして、忘れてはならないのが、
選挙前のプーチンを《後押しする勢力》の動きだ。

(長いので流し読みでも可。でも、それだと“誘導”されちゃうかも……笑ぃ)

2000年

・1月

 早くも「われらの家ロシア」代表のチェルノムイルジン元首相が、
 繰り上げ大統領選挙でプーチン大統領代行を支持する決定を行った。

 また、「われらの家ロシア」と、
 政権与党である「統一」の協力について話し合われた。

 下院選の前、「われらの家ロシア」と、
 新しく設立された「統一」の合流の働きかけがなされたが、
 チェルノムイルジン氏はこれに対し、「『統一』は政治理念を持たず、
 さらに政商ベレゾフスキー氏のブロックである」として批判し、
 合流を拒否した経緯がある……にも拘わらずだ。

 大統領選への不出馬がとりざたされていたプリマコフ元首相は、
 「祖国・全ロシア」の代表にとどまり、
 分裂した「全ロシア」は大統領選に向けてプチン大統領代行支持を打ち出す。

 『チェチェン侵攻作戦』によって、プーチンの支持率は55%に及び、
 第二位のジュガーノフに大きく水を開ける。

 ロシアの民衆は、
 “民主的な報道”によって、
 【強いロシア】を望んでいることが明白となった……。

・2月

 プリマコフ元首相は4日、
 3月26日に行われる大統領繰り上げ選挙への不出馬を正式に表明。
 同氏の不出馬により、プーチン大統領代行が、
 大統領選の決選投票を待たずに勝利する可能性が大きく高まった。

 プリマコフ氏は不出馬の理由に関して、
 「(不出馬決定は)簡単ではなかった。
  昨年十二月十七日、数千の激励の手紙や電報を受け取り出馬を表明した。
  しかし、下院選、そして新議会の始まりを見て、
  われわれの社会が公民としての意識、
  真の民主主義からどれほど遠いかを感じた」と語る。

 新議会での与党「統一」と共産党の連携により、
 大統領選でプーチン氏にとって潜在的脅威となる
 左派と中道勢力の共闘の可能性がほぼ無くなっている。
 さらにプリマコフ氏の不出馬により、
 第一回投票でプーチン氏が過半数の得票を行う可能性が大きく増えた。
 情勢の変化を警戒し、早期に勝利を収めることを狙っている
 プーチン氏にとって好条件が整いつつある。

 メディアを味方に付け、プーチンは、
 “情勢の変化を警戒し、早期に勝利を収める”ことを狙う。

 さらに数日後、プリマコフは、
 「(誰とは言わないが)卑劣な手段で家族に圧力をかけないで欲しい」
  と、記者に皮肉を語る。

 23日
 ロシアのエリツィン前大統領は、ロシア正教のアレクシー二世総主教を訪れ、
 「プーチン氏は(大統領代行就任以来)、
  われわれが決定していた路線を守っている」
 「大統領選の日までプーチン氏を支持し、
  その後、われわれは共に仕事をする」と記者団に語る。

・3月

 ロシア最高裁判所は6日、
 ロシア自由民主党のジリノフスキー氏が。
 中央選挙管理委員会に大統領選への立候補登録を拒否された問題で、
 ジリノフスキー氏の主張を認め、
 中央選管に同氏の立候補登録を行うよう指示。

 先月十三日に締め切られた立候補登録では、
 ジリノフスキー氏の息子がモスクワ市内に所有するアパートが、
 同氏の資産報告リストに記載されていなかったことで、
 中央選管が選挙法違反として同氏の登録を拒否した。

 中央選管のベシニャコフ委員長は最高裁の決定に対し、
 立候補登録者の資産報告に関する検討を行うと表明。
 特に、プーチン大統領代行がレニングラード地方に建設中の家屋が、
 資産報告に含まれていなかった問題で、
 建設中の建物を報告する義務があるかどうかを検討するとい う。

 暗闘は続く……。

 11日
 ロシアのサンクトペテルブクを訪問したブレア英首相は、
 欧米首脳としては初めてプーチン大統領代行と会談し、
 英国とロシアの二国関係強化ならびに、
 欧州連合(EU)とロシアとの緊密なパートナーシップづくりを確認。
 会談では、欧米諸国が憂慮しているチェチェン紛争の収拾解決、
 ロシアにおけるマネー・ロンダリング(資金洗浄)やマフィア犯罪、
 経済協力などの諸問題が話し合われた模様。

 今回開催された英露首脳会談は、先月下旬にクック英外相が訪ロした後、
 プーチン大統領代行が英BBCのインタビューに応じたのを受けて実現。
 ブレア首相は「新ロシア大統領に就任が確実な」プーチン大統領代行との
 信頼関係構築が可能だとの見通しをつけてロシアに乗り込んだ様子。
 他方、プーチン大統領代行の方も、欧米諸国との関係改善のためには、
 「米国とEU双方に影響力があるブレア首相との会談が効果的である」
  との狙いがあったとみられる。

 3月中旬
 パルチザン戦によるロシア軍の苦戦が伝えられるなどの、
 チェチェン情勢の悪化を受け、
 「世論調査基金」の支持率調査によると、
 プーチン大統領代行の支持率が就任後初めて五〇%を割る。

 逆にプーチンは、“強いロシア”を掲げ、メディアに露出し、抱負を語る。

 21日
 独立テレビ(NTV)の討論番組の中で、
 サボスティヤーノフ・モスクワ大統領プログラム基金本部代表が、
 「民主派の勝利のために」として自らの立候補を取り下げる。

 同番組にはヤブロコのヤブリンスキー代表、
 チトフ・サマラ州知事とサボスティヤーノフ氏の三候補が出席していた。
 サボスティヤーノフ氏は、同三候補を対象とした番組中の投票で、
 過半数の支持を得たヤブリンスキー氏への候補一本化を表明し、
 チトフ氏にも立候補を取り下げるよう要請した。
 チトフ氏はこの要請を拒否した。

 茶番……と、その背後にある圧力……。

 そして、26日の投票日。

 決選投票を待たず、
 ロシア第二代大統領にプーチンが就任。

 メディア、政商を味方に付けた、
 このウラジーミル・プーチンとは、いったい何者なのか?


 PROFILE

・プーチン・ウラジーミル・ウラジーミロビッチ

 旧KGB(国家保安委員会)のスパイ出身

 だが、アメリカに出向いた際、《政商》と繋がりを持つ
 (上司のKGB職員幹部経由らしい……)

 ソビエト連邦崩壊後、
 “民主化”が進むロシアに、
 【コカ・コーラ】や【マクドナルド】を始め、米大企業を誘致

 同時に、驚くべきスピードで、
 ロシアの中央政権に入り込み、トップへの道を駆け上がっていく……。

 そして、現大統領となる。

 その後……

 「軍事力再建」「言論統制」「国家管理の市場経済」「中央集権化」
 「社会の結集の実現」「国益重視の実務型国家」「強いロシア」

  ……を目指し、今この瞬間も、
 プーチン大統領率いるロシアは胎動を続けている……。

 驚くべきは、
 こういった情報を欧米のメディアが流しているのではなく、
 ロシアの“中央”が自ら発表しているということなのだ!

 これから、ロシアは、どこへ向かっていくのか……。

 ロシアは、南北朝鮮と、いかに係わっていくのか……。

 そして、日本は、どのように南北朝鮮やロシアと係わっていくのか……。

 寝返りの諜報員ほど恐いものはない。
 どこの《誰》が一番強くて恐いのか、誰より詳しく知っているのだから……。
 冷血だし……(恐)

 その冷徹な瞳に、今、プーチンは、何を映しているのだろう……。
  (プーチンを操る《奴ら》の意思は……)

 寒い国のゴッドファーザー、
 プーチン情報、ロシア情報と併せて、お待ちしております。

 おまけ
 プーチンはベンチプレスでMAX140sを挙げたらしい。
 陰謀王子と互角だね(笑ぃ)

 サンボ/柔道の腕前もなかなかのもので、
 KGBのスパイだったことを見てもわかるように、
 ロシアに伝わる“暗殺術”にも長けている。
 こっちは●●流の使い手、陸奥守くんに任せよう(^^;)

 陰謀王子は“争い”は嫌いだから。
 “苦手”じゃないんだけどね(笑ぃ)





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