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[エルサレム 12日 ロイター]
イスラエルによる中国への早期警戒機売却計画が注目されるなか、中国の江沢民国家主席がイスラエル入りした。中国の国家元首の訪問は、今回が初めて。
イスラエルは、中国に対して数千万ドル相当の軍事機器を売却しており、今回の同主席のイスラエル訪問は、そうした両国関係を反映したもの。
同主席はイスラエル到着に際して声明を発表し、同国が中東和平プロセスの進展に向けて協力する準備があるとの考えを明らかにした。
同主席とイスラエルのワイツマン大統領はエルサレムの首相官邸で会談し、技術、農業、経済協力に関する合意書に調印した。
ただ、両首脳は合同記者会見で、米政府が懸念を示している早期空中警戒管制システム(AWACS)搭載機売却問題に関しては言及しなかった。