Tweet |
回答先: イスラエル、中国にレーダー売却へ(日経) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 4 月 14 日 15:07:53:
【エルサレム14日海保真人】
イスラエルを訪問中の江沢民・中国国家主席は13日、バラク・イスラエル首相と会談した。会談では米国が反発するイスラエルから中国への早期警戒管制レーダー搭載輸送機の供与問題について話し合われたが、イスラエル側が米国に配慮し、結論には至らなかった模様だ。
会談後の共同記者会見でバラク首相は、供与問題について「中国との関係をより深めたいが、一方で米が懸念していることもよく分かっている。繊細な問題なので、今後も協議したい」と語った。江主席に同じ問題が質問されると、それをさえぎるほどの慎重さを示した。
米軍の空中警戒管制機(AWACS)に匹敵する性能といわれるイスラエル製レーダー「ファルコン」を搭載した輸送機の価格は約2億5000万ドル(約270億円)で、イスラエルと中国は1機の供与契約を結んでいる。ハイテク軍事技術を導入したい中国はさらに複数機の購入を希望しており、イスラエルにとっては巨額の商談となる。
しかし、中台の軍事バランスに影響を招くとして米国が今月初め、イスラエルに供与中止を要請して以来、問題は深刻化。バラク首相は会見で「米国はわが国の主要な支援国だから」と話し、困惑ぶりを隠さなかったが、政権内では「契約済みの1機だけを供与し、追加機は控えればいい」(ブルグ国会議長)との意見も出ている。
[毎日新聞4月14日] ( 2000-04-14-17:29 )