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回答先: 集団自殺の死者500人に 投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 3 月 20 日 19:27:38:
ウガンダ南西部で起こったカルト教団「神の十戒」信者らが集団で焼け死んだ事件について、同国警察当局は、焼死者は約500人にのぼり、一部は、くぎなどで窓やドアを密閉された教会内部に閉じこめられた結果殺されたとの見方を示し、殺人の疑いもあるとして捜査している。アフリカでは長引く貧困に苦しむ庶民が既成のキリスト教会に飽きたらず、こうしたカルト教団に救いを求める傾向が強まっており、事件はアフリカ社会の貧困の深刻さを示してもいる。
事件は、首都カンパラの南西約300キロの小さな町カヌングで起こった。農業以外に産業はない。周辺住民などの証言によると、信者らは教団の指導者にすべての財産を売り払うよう命じられ、教会に火を放つ前夜、盛装したうえで教会に集まり牛を殺し、「最後の晩さん」を開催。火を放つ前に窓やドアに板をくぎで打ちつけて出られないようにしたという。
指導者らは一部が事件で死亡したが、約10年ほど前から活動を始め、「教会はノアの箱舟。地球最後の日に救いがやってくる」などと言って信者らを集めた。創設者については、最後に心臓病でケニアの病院にいたのが目撃されたと地元紙で報じられたが、事件当時は信者らの浄財で欧州を旅行中という情報もある。
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