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回答先: カルト教団の集団焼死、殺人の疑いも=事件前の遺体も発見−ウガンダ(時事通信) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 3 月 22 日 20:14:55:
カルトグループ「神の十戒復興運動」は、西暦2000年末に、この世の終わり(終末)が来ると信じ、それに備えてメンバーらは財産を売り払い、天国に入る準備をするように指導者らに告げられていたが、3月17日朝、ルワンダ南西部のコンゴ国境に近いカヌングという町にある教会に火を放ち、集団自殺した。これまでに235人の死体が確認されている。教会堂のドアには釘が打たれ、窓も閉ざされた状態で火が放たれたが、地元警察は、遺体の中にかなりの数の子どもが含まれていることから、自殺だけでなく、殺人の疑いもあるとして捜査している。
信徒らは生前、この教会をノアの箱舟と呼び、大災害が起こった時に、ここにくれば助かると地元の村人らに話していたという。また事件の前日、信徒らは、牛を屠り、炭酸水を大量に注文していた。また共同で寝泊りしていた宿舎からは、パンとチキンの食べ残しが発見されたことから、自殺前に最後の晩餐をした可能性がある。
このグループの指導者は、元政治家のジョゼフ・キブワテレ氏と、カトリック教会を破門された2人の僧侶と修道女で、終末論を説いていた。同団体は2年前まで、小学校を経営していたが、児童虐待と誘拐の容疑で警察の取り調べを受け、学校経営を止めていた。
ウガンダではアミン元大統領時代に、体制側により約50万人が殺害され、その後1980年代には北部を中心に少数カルトグループが誕生し、集団自殺が繰り返された。またこの時期に、「主の抵抗戦線」のように反政府ゲリラとして、子どもを兵士や性奴隷として使うために誘拐するグループも生まれている。このようなカルト対策の一環として、政府は昨年、カルトグループの登録を開始、そのうちの一つを解散させた。
これまでカルトの起こした集団自決としては、1978年に米国のジム・ジョーンズ率いるカルトグループが、ガイアナで、メンバーに毒薬を飲ませたり、それを拒否した信徒を銃殺し900人以上が死んでいる。