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◎住宅爆発、8人以上死亡 モスクワで=差替
【モスクワ13日共同】インタファクス通信などによると、モス
クワ南部カシルスコエ通りで13日午前5時(日本時間同10時)
すぎ、8階建て集合住宅が爆発し倒壊、少なくとも8人が死亡した。
民間テレビNTVは死者11人と伝え、死傷者数が増える恐れがあ
る。
当局者の間では爆弾によるテロ事件との見方が強まっており、9
日未明にモスクワ南東部で起きた9階建て集合住宅爆破事件に続く
首都の連続爆破テロに発展する可能性が出てきた。
9日の爆破事件は90人以上が死亡、少なくとも約180人が負
傷する大惨事となり、エリツィン大統領は13日は全国で喪に服す
日としていた。今回の事件にエリツィン政権が強い衝撃を受けてお
り、年末に下院選を控えた政情も相次ぐ爆破テロ事件で不透明感を
増してきた。
爆発した住宅はがれきの山となり、インタファクス通信によると、
建物の破片は100メートルも飛び散った。非常事態省や消防隊な
どが救出作業を続け、現場にはルシコフ・モスクワ市長、ショイグ
非常事態相が急行した。
ロシアでは南部ダゲスタン共和国でも今月4日に64人が死亡す
る軍人住宅爆破事件が発生。モスクワでは先月31日にもクレムリ
ンの隣の地下街で爆破テロ事件が起きている。
9日の爆破事件では南部ダゲスタン共和国での紛争に関連してい
るとの見方も出ている。 (了)
[共同 9月13日] ( 1999-09-13-12:42 )