投稿者 2001年問題観察者 日時 2001 年 1 月 07 日 02:25:47:
回答先: 2001夜物語 (荒日案内徒) 投稿者 2001年問題観察者 日時 2001 年 1 月 06 日 17:08:08:
以前、副島氏の弟子?のおくやまさんを紹介した際に
副島氏の事はあまり評価していないと言いましたが
多少見方が変わったので改めて少し述べておきます。
第一に、私は学問畑の人間ではありませんし、
趣味で色々観察してるだけですので、副島信者の方は
そんなに気にしないで下さい。
次に、私は彼の事をあまりしりません。
彼の本は見たことも読んだ事もないし、数ヶ月前に
ぼやき漫才日記を始めて読んで彼の事を知りましたが
あまり面白くなかったのでつい最近まで忘れていました。
しかし、おくやまさんのページが面白かったので、
彼が師匠と仰ぐのはどう言う人かと少し読んで見たり、
他の事で調べている時に彼の日記の過去ログを読んで
副島氏自身も色々と参考になる事を沢山書いているのを
知りました。
私が副島氏の事をあまり好きでないのは以下の理由からです。
1.僻みっぽい。テレビに出られない事や政治家などに
重んじられてない事を頻繁に嘆いている。
2.その反動で少し自意識過剰気味である。
3.少し被害妄想気味である。(パクリとか)
4.かなり卑屈である。日本は属国で経済的資本的な
コロニーであるとしても、少しいじけ過ぎである。
5.なんのかんの言ってもアメリカなどの西欧礼賛に染まっている。
6.読書などの知識偏重が強い。
7.リバータリアンとかの枠に拘る。自由主義的個人主義的な人を
アメリカの夢想的理想主義者の枠に押し込めなくても
良いだろうと思う。
これに対して評価してる点は次の通りです。
1.私の結論を経済的人脈的に裏付ける事を沢山言っている。
陰謀論としてではなく、一応真面目な研究として
書かれている事が八神氏や私の結論と色々一致しているのは
大変興味深いです。
さらに、八神氏の場合と同じく、別のルートから辿って
後で読んで見たら同じような見方をしてるのを発見すると
少し嬉しいです。
2.人物相関図など色々参考になる資料を沢山公開している。
3.僻みや自意識過剰で多少歪められているものの
観察眼がある。
4.文章を読んで、それを書いた人の背景を推し量る
経験と余裕がある。ただし、カバーしてる背景領域が
どれくらいのものかは不明。
5.個人的な活動については実行力がある。
6.一人の人間としての観点と、もう少し大きな立場の
観点などを持ち併せている。
7.冷徹な目で分析できる一方で、馬鹿正直な人間への
共感も失っていない。
以上がだいたいの感想です。
彼のサイトには多数の大変参考になる資料がありますが
日記の過去ログなどに散らばっているのと、自慢話などが
混じっていて読みにくいのがたまに傷です。
また、基本的に彼はアメリカかぶれ人間であり、
強い欧米コンプレックスを背負っているので、
染まりやすい人は病気が移るかもしれません。(笑)
体質的には、金持ちクラブに取り込まれやすいものを
持っている人です。
というか、取り込まれて内部から変えてしまえとか言ってますから
機会があれば自分でもやりたいのでしょう。
これはある意味では権力願望でもありますので、
金持ちクラブと親和性があります。
リバータリアンは日本ではあまり流行らないと思いました。
アメリカの白人オバタリアンに受けそうですが、
こういう枠に自分を当てはめようとするのは
何かに所属したいと願う一種の家畜願望でもあるのです。
そもそもアメリカ大陸で略奪と民族浄化をやった白人の
手前勝手な自由幻想がとても色濃く出ていて
ウソ臭さ満点です。
こういうのは夢が大好きなアメリカ人に任せておけば良いでしょう。(笑)
色々言いましたが、彼のサイトには参考になる資料が豊富なのは
確かですし、春から有料になるそうですから
タダ読みしたい人は今のうちにダウンロードしとくと良いでしょう。
前にも言いましたが、彼の弟子のおくやまさんの
地政学入門は面白いですよ。
地政学もやはり学問ではないと私は思いますが、
どんな馬鹿げた屁理屈に基づいて各国の政策が
行われていたのかを良く読んで見るべきです。
授業風景の描写も楽しいです。
地政学以外のトンデモ学問の授業についても書いて欲しいです。(笑)
欲を言うと、おくやまさんにはもう少し意地悪な人になって欲しい。
副島氏のような人物の元に集まる人間の典型で、
おくやまさんは少し人が良すぎると思いました。