投稿者 2001年問題観察者 日時 2001 年 1 月 06 日 17:08:08:
今までに書いた御伽噺への福袋リンク集を作ってみました。
私以外の投稿も少し混じっています。
<
li>終末論カルトとしてのオウム - 2001年問題観察者 00/11/02 04:20:04
(2)
年末年始の朝日新聞の見出しにやたらと殺人事件が
多かったですね。
社会面にこれだけ殺人事件が並ぶのは異常です。
特に年末年始は他に幾らでも話題をひねり出す事ができるのに
意図的にやったようにも思えます。
何しろ船橋洋一氏が編集委員かなにかやってる新聞社で
ほぼ完全にアメリカや金持ちクラブの情報操作の道具として
機能しているので、日本に不安を植え付けたいのでしょう。
他にも各所で「日本はもう駄目だ」「アメリカは偉い」という趣旨の
安直な情報操作が見られます。
逆に言うと、アメリカの実状はかなりヤバイのかもしれません。
日本はアメリカ経済に寄生しているのでアメリカが沈むと
日本も沈みます。
可哀相なアメリカを見捨てずに助けてあげると喜ばれるでしょう。
彼らが一番望んでいるのは、日本人が郵便貯金などの貯蓄を
投機バクチで運用し、アメリカのボケナスカモ相場を買い支えて
大損する事です。
なぜなら、アメリカ市民は既に株式に借金してまで投資しており、
取り崩す貯蓄もないのです。
ま、米国などの大金持は幾らでも現金があるのでそいつらが
買い支えれば良いのですが、やりたくないようです。(笑)
日本は一部で不安が高まっているものの、既にバブル崩壊以後
諦めムードが漂っていた上に、小渕内閣の破産予算では足りず
今年もサラ金地獄予算まで組んだので、
諦めが進んで
ほとんど悟りの境地に達してしまったかのようです。
日本は確かに第二次大戦に負けましたが、おそらく米国など
日本が戦争をするように誘導していた連中の予想以上に
よく戦ったのだと思います。
特に、「生き残り」に汲々とする連中には理解しがたい
目茶苦茶な一億総玉砕思想や、戦場での数々の名人芸は
日本全体に対する強い畏怖心を与えたようです。
つまり、軍事面では日本は負けましたが、心理面では
逆に勝ってしまったとも言えます。
もう一つ言えるのは、敗戦後の日本人に敗北感があまり無かった
という点です。打ちのめされた人も居たのでしょうが、多くの人が
日本の国力の実力以上に戦うだけ十分に戦い、「やるだけの事は
やって負けた」といった気持ちでサバサバとしていたように思います。
敗戦を終戦と呼ぶのは一面では負け惜しみなのでしょうが
ある意味では当時の人の心理を良く表わしていると思います。
そして、戦後に漂った空気は負けて鬱屈した敗者の雰囲気というより
軍事帝国主義の幻想から解き放たれた開放的で明るいものであり、
ほとんど戦勝国の空気に近かったように思います。
今は、経済的な「見えない戦争」で日本の企業が戦っています。
銀行という補給船団も投機魚雷とビッグバン爆弾にやられて
沈んだり敵に拿捕されてしまい、保険などの他の金融船団も散り々になろうとしています。
そして、ソニーなどの企業が続々と金持ちクラブに忠誠を示す中で
土建利権や警察利権も頭を下げにアメリカに行くそうです。
大雑把に言うと、日本はこの先アメリカの軍事製品を買わされ、
対中国用の軍事防波堤に使われ、色々な意味での国力を削がれるようです。
江戸時代の外様大名があれこれ工夫して藩の運営をしてると
幕府が何かの係りを命じて力を削ぐのと同じことなのでしょう。
逆らえばお家断絶になってしまうし、叛乱を起しても勝ち目がないから
仕方なく無理な言い付けに渋々従っているところだと考えればよいと思います。
おまけに殿様も馬鹿殿だし、老中にもろくな奴が居ない上に
藩士や財政を取り持つ商人にも公儀隠密が沢山混じって居るので、
年貢にあえぐ藩民は呆れ半分諦め半分でその日暮らしを送っている。
これが金持ち幕府に統治されている日本藩の現状だと思います。
それでもまだまだそんなに悪い世の中ではないです。
というか、田舎でのんびり暮らす分には全然悪くないです。
それどころか、戦時中や戦後に比べても、諸外国に比べても極楽です。
金持ちクラブの計画は私が当初考えていたのよりゆっくりと
進むようですので、後数年はそんなに変わらないでしょう。
もちろん、これは会社や組織を背負ってない場合の話であって、
前線で苦労してる企業人などは日に日に戦況が変わっているのを
肌で感じている筈です。
今後、日本人に要求される事は、理屈の限界を良くわきまえた上で
理屈を使いこなす事、そして自分を含め誰に対しても
優しさや穏やかさばかりに目を向けるのではなく
厳しさ激しさといった
「対極の性質をも併せもつ視線」を養う事などでしょう。
理屈ばかりや感情論ばかり、厳しさに裏打ちされてない優しさや
その逆などは、それぞれ薄っぺらなものにしかならず、
金持ちクラブのような一人よがりな考え違いの元になりますから。(笑)