投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 13 日 14:08:43:
回答先: イスラエルへの憎悪渦巻くパレスチナ・ガザ地区(13日・讀賣新聞) 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 13 日 14:07:21:
【エルサレム13日=平野真一】
イスラエルのバラク首相は十二日夜、エルサレムで記者会見し、パレスチナ騒乱激化という国家的な危機に対処するため、右派リクードとの「非常事態挙国一致内閣」を樹立する意向を明らかにした。
リクードを率いるシャロン党首は先月二十八日、エルサレム旧市街のイスラム教聖地訪問を強行し、衝突を引き起こした張本人だけに、非常事態内閣が樹立されれば、パレスチナ側がさらに態度を硬化させることは必至だ。
首相はまた、パレスチナ人によるテロが再発すれば、「パレスチナ自治政府に報復攻撃する」と強調した。アナン国連事務総長らが紛争終結に向けて仲介努力を続けているが、双方の和解はますます難しくなったと言える。
バラク首相は、パレスチナ側との衝突激化について「試練の時であり、国民すべてが団結しなければならない」とした上で、「国民的な非常事態内閣」樹立の必要性を強調、「シャロン党首は極めて重要なパートナーだ」と述べた。さらに、新内閣発足まで「三、四日かかるだろうが、今から(交渉を)始める」と述べた。
首相は同夜、シャロン党首と会談、新政府への参加を要請した。
首相はまた、パレスチナ人群衆によるイスラエル兵リンチ殺害事件について「責任は群衆を抑制できなかった自治政府にある」とし、「現時点ではアラファト(自治政府議長)は和平のパートナーではない」と断言。さらに、自治政府が十二日夜、ハマスやイスラム聖戦などのイスラム原理主義過激組織の活動家を大量に釈放したことを指摘し、「テロを助長するものであり、もし起きれば、実行犯だけでなく釈放した者も責任を負う」と、自治政府への報復攻撃を警告した。
イスラエル軍とパレスチナ人の衝突は十二日夜に入っても散発的に続き、西岸エリコの自治区では、パレスチナ人約百人がシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)を火炎瓶で焼き打ちしたのに対し、イスラエル軍の武装ヘリがパレスチナ警察学校を小型ミサイルで報復攻撃した。ナブルス、ヘブロン、トゥルカレムなど他の西岸自治区でも銃撃戦が起きた。