イスラエルへの憎悪渦巻くパレスチナ・ガザ地区(13日・讀賣新聞)

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投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 13 日 14:07:21:

回答先: アラファト議長、イスラエル兵士の殺害を非難(ロイター) 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 13 日 14:04:57:

【ガザ(パレスチナ自治区)13日=大内佐紀】
「ユダヤ人に復しゅうを!」――パレスチナ自治政府施設がイスラエルの海軍艦艇とヘリコプターによって攻撃された自治区ガザでは十二日深夜まで、若者らによるデモが続き、イスラエルに対する憎悪が渦巻いている。アラファト自治政府議長は十三日未明、急きょガザ入りした欧州連合(EU)のハビエル・ソラナ共通外交・安保上級代表と会談するなど、国際的な調停努力には背を向けない姿勢を示しているが、報復を求めるパレスチナ住民の声をどこまで抑えられるかは不透明だ。
「(和平に反対するイスラム原理主義組織)ハマスが必ず(報復攻撃を)やってくれる。我々もこの聖戦に加わるのだ」。ガザ市中心街で深夜の抗議デモに参加していた学生サミール・アルサーさん(20)はまくし立てた。デモ参加者たちは興奮し、異常なほどの熱気が伝わって来る。
一方、この日イスラエル軍ヘリの空爆を受けたガザ市内のパレスチナ警察本部は、建物の枠組みが残るだけの無残な姿をさらしていた。アラファト議長は十二日夜、側近らと共に現場周辺を視察した。議長の姿に、周辺にいた百数十人のパレスチナ人から「ヤツら(ユダヤ人)に血を!」の声が上がった。
空爆の少し前まで建物の中にいたという自治警察のハスム・サハール中尉(29)は、「彼ら(イスラエル軍)に対抗する、もっと大型の武器がほしい」と、手元のカラシニコフ銃を悔しそうに見つめた。
イスラエル軍とパレスチナ人の衝突が激化するにつれて、パレスチナ人の間には、アラファト議長に強力な対抗措置を求める声が高まっているが、十二日の攻撃でそれは頂点に達した感がある。同議長が率いるパレスチナ解放機構(PLO)主流派「ファタハ」も、下部メンバーが新たな民兵組織をこのほど結成、衝突に加わっている。
十三日は、イスラム教徒の集団礼拝の日。衝突発生以来、パレスチナ人は金曜日を「怒りの日」として、大規模な抗議行動を行ってきた。「十三日も荒れる」――デモ参加者の一人が確信を持って叫んだ。



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