投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 18 日 08:40:37:
【モスクワ17日=高木桂一】
「米国の圧力でロシアがはずされた」−。米国とともに中東和平の「調停者」を自負するロシアがエジプト・シャルムエルシェイクでの緊急首脳会談への参加に強い意欲をみせながら、結局は蚊帳(かや)の外に置かれることになった背景について、ロシア国内では、こんな見方が強まっている。
ロゴジン下院国際問題委員長は十六日、「イスラエル寄りの姿勢をとる米国がロシアを追いやった」と明言した。
英字紙「モスクワ・タイムズ」は「米国はロシアがソ連時代にパレスチナなどアラブ陣営に武器や資金を供給し、反イスラエルの立場をとっていた歴史を忘れていない」と指摘。キスロフ国際経済政治研究所副所長も「イスラエルはロシアの参加でパレスチナの立場が強まることを恐れていた」との見解を示した。