投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 23 日 00:14:49:
回答先: ペットの体内に小さなコンピューターチップをインプラントする技術が完成した 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 23 日 00:09:43:
「シリコン・オン・チップ」ならぬ、「チップ・イン・マン」出現−−。英国で自分の腕にシリコンチップを埋め込んだ人が25日(英時間)会見を行った。英レディング大学のケビン・ワーウィック教授で、同大学の発表によると、外科手術で体内にコンピューターチップを埋め込んだ世界で初めての人間という。
ワーウィック教授は同大学でサイバネティクスを専攻している。24日手術を受けて、腕に電磁コイルとシリコンチップを収めたガラス製のカプセル(縦約1インチ、直径約10分の1インチ)を体に埋め込んだ。その後、体内のチップがコンピューターシステムと実際にコミュニケーションできることを実証したという。教授は会見でデモンストレーションも行った、と伝えられている。
体内へのチップ埋め込みは、本人であることをコンピューターシステムに認識させる実験として行った。既に指紋、目の虹彩などによる本人認証は実用化されているが、体内にチップを埋め込むのは例がない。ワーウィック教授は将来の実用例として、銃を持つ人がチップを体に埋め込むことで、学校や、銃の所持を禁じる建物の警備システムが反応、警報を鳴らすなどして犯罪を未然に防げる、ことなどを挙げた。
実験に対しては大学当局も肯定的なコメントをしているが、危険が大きいとみられるため、将来の製品化には疑問が残りそうだ。ワーウィック教授に手術を行った主治医は、体内に埋め込む期間は10日以内、と警告しているという。
体内にチップを埋め込むのは、SF小説やマンガなどの世界ではお馴染みで、米国で人気のテレビドラマシリーズ「X-FILE」にも主人公が宇宙人に捕らわれ、体内にチップを埋め込まれるエピソードがあった。しかし、現実にこうした技術が実験段階に進んだことで、クローン羊のドリーの時のように工学的、医学的な面からだけでなく、倫理的、宗教的な側面からの議論が起こると予想される。