★阿修羅♪メールマガジン第７回

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★阿修羅♪ページ更新情報
＜１＞
（祝）★阿修羅♪ページ全文検索システム開始
なんと、★阿修羅♪ページの内容が検索できるようになりました。
たとえば中曽根の記事なかったっけな？というときは「中曽根」と
入れて検索すれば出てくる。わーい。使ってみてね。
http://www.asyura.com/psearch.cgi

＜２＞
ひさしぶりに「読者のページ」を更新。１２月３日以来のもの。
メールちょうだいね。非公開希望は明記してくれたら公開しないから。

さて、今回は掲示板過去ログから興味深い情報をお知らせします。

業界の法則（３）
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裁判官のかなりイッチャッてる実情
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元裁判官の声（日本弁護士連合会・司法改革推進センター）

・裁判官は１７時に退庁してから２４～２５時まで自宅で記録検討、判決起案
をするのが実情。

・もちろん休日は無し。あまりにも忙しいため日曜日は月に一回休めるように
してほしいと

・忙しいため、時間のかかる証人調べや現地に赴く検証等はなるべく制限する
方向となる。

・当事者の意向を十分聞くことが出来ず時間がないため裁判所が力を背景に和
解を押しつけるような結果となる。

・「人事訴訟部にいた頃は、当事者は大体みんな家族とか親族間の事件なわけ
で、

　事案的には和解、話し合いで解決するのがふさわしい事件がかなりあったと
思うが本当に忙しくて和解で説得する時間ももったいないということで、一度
くらい和解を入れてもうダメであればすぐ右から左に判決してしまった。

　本当に忙しくなりすぎると、事案に見合った解決を模索していくという余裕
が無くなってしまう」

・「あの裁判官は事件をためた」はその裁判官に対する評価の全てであり「事
件処理が早い、多い」という評価も、逆の意味で評価の全てに近い。

・何のために裁判をしているのか、裁判をする喜びや生き甲斐は何かというと
ころまで　裁判官をむしばんでいる。

・代理人の「取り下げます」書記官からの「取り下げがでました」との言葉に
無上の喜びを感じている自分はいったい何なのかとすら思う。

・社会において、その事件がどのように解決したのか、どのような意味があっ
たのかというより、自分の目の前から事件が無くなることに喜びを感じる。

・代替性が乏しい（特に法廷）ため、体調が悪くとも無理して登庁するので体
調を崩して退官する人やアルコール依存症になってしまう例もある。

　自分の知っている裁判官で４人自殺した。うち３人は高裁時代に自殺した。
２人は庁舎から飛び降り、１人はフェリーで飛び込み、もう１人は踏切に飛び
込む。

　原因は、勤務の量とハードさ、それをこなせない自分に気づいたときにショ
ックを受け、鬱病になるというパターンだと思う。

・かつては地方の庁に行くことの楽しみやメリットがあったが現在は地方庁も
多忙でありリストラが進んでいる。

・いわゆる良心層と言われる裁判官であっても、その関心が外部に向くことは
ほとんどない。

・登庁し、証人尋問を聞き、記録を読み、１７時過ぎに退庁し、家には１８時
前には着き食事をして家族が寝静まってから起案をする。という生活なので
「外に行く」ということがおっくうになってしまう。

・裁判官の中で例えば司法試験の改革問題について問題意識を持っている人は
ほとんどいないのではないか（最高裁事務総局は別）

・弁護士経験を有して裁判官になっていたらもっとすばらしい　裁判が出来て
いたのではないかと思う。

と、いうように万年裁判官不足にて、物理的に審理も判決も手抜きになるだけ
でなく、

残念ながら、我々が適正かつ迅速な裁判を受ける権利は保障されないばかり
か、人権や社会正義そのものも危うい。じゃあ裁判官を増やそうにも予算が無
い。最高裁は、その予算申請の大幅増を求めない。なぜなら大幅増を求める
と、☆今まで極端に足りない人数で手抜きの裁判を見とめることになるからら
しいです。なるほど、そりゃ田尾裁判官がムキになって寺西裁判官に反論する
わけだ。

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◆編集後記
　まぁ、なんにせよ、自分で情報を探さないとね。
　無料で供給される＝誰かが金を出している＝
　金を出すための理由が有る＝自分の都合の良い情報だけ出す
　インターネットの場合無料＝広告・個人情報かな。

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《週刊阿修羅マガジン》第６回「業界の常識３」 1998-02-03 03:16

《週刊阿修羅マガジン》第６回「業界の常識３」　1998-02-03 03:16