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秘密のアッコちゃん lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx コメント履歴 No: 100030
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[政治・選挙・NHK295] 悪事の限りを尽くしてきた自業自得 劣勢そのままでいよいよ気も狂わんばかりの自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
34. 秘密のアッコちゃん[788] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月23日 06:48:06 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[353]
<■760行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>衆院選と憲法改正 国民を守る議論が必要だ
社説
2024/10/23 5:00
https://www.sankei.com/article/20241023-4TSIMX5DMBJVRJQT6WMJYJJZVI/
日本を取り巻く安全保障環境は厳しい。
日本の独立と繁栄、国民の命がかかった衆院選にもかかわらず、国の根幹をなす憲法改正の議論が十分行われていないのは問題だ。
自民党は公約に改憲原案の国会発議、国民投票の実施を明記した。
ただ、石破茂首相が演説で憲法改正にあまり触れていないのは残念である。
論点の1つである自衛隊明記に関し自民は
「第9条の2」
として条文を新設する論点整理をまとめている。
最終的には憲法に軍を規定すべきだが、途中段階としての意義はある。
日本維新の会も9条改正で自衛隊を規定すると公約に掲げている。
公明党は自衛隊について
「統治機構の中に位置付ける」
と公約に記した。
首相や内閣の職務を規定した第72条や第73条への明記を想定したものだが、日本の防衛意思を示すには、それだけでは足りないだろう。
立憲民主党は自民案について
「戦力不保持・交戦権否認を定めた9条2項の法的拘束力が失われ、フルスペックの集団的自衛権まで行使可能となりかねない」
「平和主義を空文化させる」
との見解を記した。
結果として憲法を改めなくても平和を保てると考えているとすれば、認識が甘すぎないか。
憲法改正を巡るもう1つの論点は緊急事態条項の創設だ。
自民や維新、国民民主党などは国会議員の任期延長に賛成しているが、公明は賛否両論あるとして
「議論を積み重ねる」
とするにとどめた。
緊急政令の根拠規定を設けることについても自民や維新などは足並みを揃えているが、公明は
「危機管理法制の中で私権に対する一定の制約などを整備するしかない」
として慎重な立場を鮮明にした。
立民は憲法で参院の緊急集会が規定されていることに加え、災害対策基本法など緊急事態に応じた個別法が存在するため、
「議員任期延長を含む緊急事態条項を定める必要はない」
としている。
それだけでは対応できないと考えて、他党が議論しているのを知らないのか。
南海トラフ巨大地震などの大規模災害はいつ起きるか分からない。
台湾有事の懸念も高まっている。
緊急事態条項の創設も急務だ。
衆院選は大詰めを迎えている。
国民を守るために憲法改正の議論は不可欠だ。

「『政治とカネ』法律家の立場からは時間の無駄」今の日本に後ろ向きの議論する時間はない
弁護士・田中善信氏
2024/10/18 15:30
https://www.sankei.com/article/20241018-G7YZXJ7CXVLBHC7O5KKLPLPW2Q/?outputType=theme_election2024
27日投開票の衆院選について、弁護士で群馬「正論」懇話会会長の田中善信氏(81)は産経新聞のインタビューに応じ、
「『政治とカネ』の問題は大事なことだが、政治資金規正法をきちんと改正すれば済む話だ」
と指摘した。

今回選挙では、
「政治とカネ」
の問題が大きな争点とされていますが、法律家の立場から言わせて頂くと、東京地検が時間をかけて捜査した以上、更に時間を掛けても新事実が出ることはなく時間の無駄だと思う。
政治にとって最も重要なのは国民の安全と生活を守ることです。
日本周辺には中国、北朝鮮、ロシアという核を保有し核兵器の増産を続ける独裁的国家群がミサイルの矛先を日本に向けている。
備えるには、しっかりとした法制度と軍備を整える必要がある。
最大の法整備は憲法改正だ。
そのためにも与党を中心に改憲に必要な議員数を確保すべきで、選挙で最も問われるのはその点だと思います。
今の日本に後ろ向きの議論をしている時間はありません。
石破茂政権は、国民の声を聴くという姿勢を見せてはいますが、ポーズだけのように見えます。
大事なのは国民、とりわけ将来を担う若者や子供たちが希望を持てる国づくりです。
彼らが望むのは金銭的援助というより日本の明るい未来や希望ではないでしょうか。
その意味でも、党総裁選で多数の党員が支持した高市早苗・前経済安全保障担当相の政策や提言を取り入れることも大切だと思います。
その上で、石破首相には国民の安全と生活を守るための憲法改正に向け、先頭に立って頂きたい。
投票率の低下、長期低迷傾向も将来に対するビジョンを示せない政治家が多いからです。
自身の選挙の事ばかり考え、日本のためにという志をもった政治家が少なくなっていることが原因だと思います。
「政治とカネ」
の問題は大事なことですが、政治資金規正法をきちんと改正すれば済む話です。
近視眼的ではなく、もっと巨視的に日本の将来を考える政治家はいないものでしょうか。
真に将来を語れる政治家が出てくれば、投票率も自然と上がり、国民ももっと政治に関心を持つでしょう。
群馬県からは戦後、4人の首相が誕生している。
土壌はあるはずです。
■たなか・よしのぶ
群馬県富岡市出身。
昭和49年に弁護士登録。
群馬弁護士会に所属し民事、刑事から労働問題、破産や債券回収など幅広くカバー。
特に、警察が手を付けられない事件化以前の、いわゆる民事介入暴力の第1人者として数々の事案解決に尽力。
県警察署協議会会長や県警特別講師などを務め県警特別功労賞受賞。
令和3年12月から群馬「正論」懇話会会長。

衆院選で危機の改憲勢力、3分の2維持焦点に 問われる「党是」自民の本気度
2024/10/17 17:50
https://www.sankei.com/article/20241017-HFACJFSDDJLJBKRJB2NNCCPYR4/?outputType=theme_election2024
衆院選(27日投開票)は憲法改正に前向きな自民党や公明党、日本維新の会、国民民主党が発議に必要な3分の2(310)以上の勢力を維持できるのかも焦点だ。
ただ、自民は
「政治とカネ」
の問題を受けて後退するとの見方があり、改憲勢力は危機を迎えている。
「総選挙は国民の意思を問う機会だ」
「国民にこちらからきちんと語ろう」。
石破茂首相(自民総裁)は13日のインターネット番組の党首討論で、衆院選で憲法改正に触れるべきだと訴えた。
現状では改憲に向けた環境は悪化する公算が大きい。
解散前の勢力で自民と公明、維新、国民民主などは3分の2以上の勢力を超えていた。
しかし、共同通信社が公示直後に行った序盤情勢調査によると、自民は派閥のパーティー収入不記載事件が響き低調。
公明は伸び悩み、維新も公示前の議席に届かない可能性がある。
何とか改憲勢力が3分の2を確保できたとしても安心はできない。
衆院選後は9条への自衛隊明記や、緊急時に国会議員の任期延長を可能にする改憲などが論点となる。
しかし、立憲民主党の野田佳彦代表は同番組で
「自衛隊を明記することによって専守防衛から逸脱する可能性も出てくる」
と強調。
党内に護憲派を抱える立民は序盤情勢で議席を増やす勢いを見せており、改憲の動きに抵抗を強める可能性がある。
キーマンの退場も痛手だ。
公明の憲法調査会長として任期延長論を主導してきた北側一雄氏が引退を表明。
一方、9月に公明の幹事長に就任した西田実仁氏は現行憲法の
「参院の緊急集会」
を重視する立場とされ、
「任期延長の改憲は120%不可能になった」(関係者)
との声が上がる。
改憲を期待する人々にとって最大の懸念は、憲法改正を
「党是」
とする自民の本気度が伝わらないことだ。
衆院選の争点が
「政治とカネ」
に偏る中、首相が街頭演説などで積極的に憲法に触れる姿は見られない。

憲法改正、自衛隊明記と緊急事態条項 自民総裁候補の各氏が推進で横並び 問われる実現力 
自民党総裁選 政策比較(1)
2024/9/15 18:08
https://www.sankei.com/article/20240915-4CMMDZ7DIFJMXEAOV45XMKDYVA/
自民党が党是に掲げる憲法改正は、今回の総裁選(27日投開票)で重要な論点になる。
9人の候補者は全員、9条への自衛隊明記など、9月2日に党がまとめた
「論点整理」
を踏まえた改憲を公約に掲げている。
問われるのは実現力だ。
現総裁である岸田文雄首相は、公言してきた任期中の改憲を実現できなかったが、
「論点整理」
の取りまとめを主導し、置き土産とした。
平成30年に党がまとめた
「改憲4項目」
の見解を引き継ぎ、現行9条を維持した上で
「9条の2」
を新設して自衛隊を明記。
更に大災害など緊急事態での国会議員の任期延長と、政府の権限を一時的に強める
「緊急政令」
の導入を可能にする案を軸とした。
論点整理には、積み上げた議論を
「ピン留め」
し、後戻りを防ぐ狙いがある。
改憲論議はこれまで、総裁交代などで議論が振り出しに戻ることがあった。
首相は取りまとめに当たり
「現在までの取り組みは、新総裁にもしっかり引き継いでもらえるよう申し送る」
と念を押した。
候補者の中で、石破茂氏は9条2項を削除し『国防軍』を創設」という、論点整理とは異なる考え方を持論としてきた。
ただ今回の出馬に当たっては
「私が総裁になっても路線は不変だ」
「優先項目は党で決定した通りだ」
と述べ、論点整理を尊重する考えを表明。
これにより9人の改憲に関する路線は、表面的には横並びになった。
違いがあるとすれば改憲実現の時期だ。
政策集や政策発表会見で、
石破氏は「首相在任中」、
林芳正氏は「(3年の)総裁任期中」
の発議を掲げた。
茂木敏充氏は「3年以内に憲法改正を実現」とした。
小泉進次郎氏は「否決される可能性があっても」国民投票に踏み切ると表明している。
とはいえ、改憲実現には野党を含む国会での合意形成が欠かせない。
新総裁にはスローガンだけでなく、発議と国民投票の実現に向けた具体的な進展が求められる。

自民党総裁選で焦点となる政策などについて、候補者9人の主張を比較していく。

自民党総裁選 候補者が改憲アピール 首相が道筋付けるもなお高いハードル 実現への突破口開けるか
2024/9/11 6:00
https://www.sankei.com/article/20240911-KAT27QWRFJOQFKMOTX3KSCJT5M/
自民党総裁選(12日告示、27日投開票)で憲法改正が主要テーマの1一つになっている。
自民は2日、自衛隊明記など改憲の指針となる論点整理を公表した。
岸田文雄首相(党総裁)は論点整理を新総裁に引き継ぐ考えを強調し、次の総裁候補たちも改憲に向けた発信を強めている。
改憲は来年結党70年を迎える自民の党是であるにもかかわらず、足踏みを続けてきた。
総裁選を通じて機運を高め、実現への突破口を開くことができるのか。
■「全身全霊で臨む」と小泉氏
「憲法論議の推進に全身全霊で臨み、憲法改正発議の環境が整えば、直ちに発議の後、国民投票に移る」
6日に総裁選への立候補を表明した記者会見で、小泉進次郎元環境相は改憲についてこう断言した。
「現在の憲法は日本が米国に占領されていた昭和21年に連合国軍総司令部(GHQ)が原案を起草し、日本政府に受け入れを迫ったものだ」
とも訴えた。
突然の改憲への傾斜は、自民から剝がれた保守層を取り戻す狙いがあるのは明らかだ。
同時に、歴史的背景にも触れ、
「広く国民に発信する」(小泉陣営関係者)
戦略も透ける。
改憲に前向きな候補者たちも盛んに発信している。
党憲法改正実現本部の事務総長を務め、論点整理に奔走した加藤勝信元官房長官は10日の記者会見で改憲実現を訴えた。
保守的な政治信条を持つ小林鷹之前経済安全保障担当相は6日、改憲が宿願だった安倍晋三元首相の墓参りをし、
「何としても成し遂げる」
と誓った。
10日の記者会見でも
「先頭に立って実現していく」
と強調した。
「少しでも早く国民投票していただける環境を作るために頑張る」。
保守層に支持される高市早苗経済安保担当相は9日の記者会見で力強くこう訴え、茂木敏充幹事長や河野太郎デジタル相も前向きだ。
戦力不保持を謳った9条2項を削除した上で、自衛隊を
「国防軍」
に改め憲法に明記すべきとの持論を持つ石破茂元幹事長は10日の記者会見で
「党で決めた路線を維持していく」
との姿勢を示した。
■「保守の失望」で議論加速
改憲は岸田首相にとっても思い入れのあるテーマだ。
首相が会長を務めた旧岸田派(旧宏池会)は伝統的にリベラルなイメージがあり名誉会長を務めた古賀誠元幹事長も9条改正に否定的だった。
当初は改憲に慎重な姿勢を示してきたが、首相の座を目指すに当たり支持拡大のため改憲にシフト。
首相が初めて意欲を表明したのは政調会長時代の令和元年9月のことだった。
3年の前回総裁選の出馬表明後、産経新聞の単独インタビューで
「国会での議論を進め、国民投票に持ち込む」
と明言。
以降、総裁任期中の改憲に前向きな姿勢を示してきた。
しかし、衆参両院の憲法審査会では立憲民主党が消極姿勢を崩さず議論は停滞。
自民党派閥パーティー収入不記載事件も議論にブレーキをかけた。
事態が動き出したのは任期中の改憲が絶望的となった2024年6月30日、東京都内で営まれた安倍元首相の三回忌。
首相は、会場で保守派のジャーナリストから改憲を先送りするならば
「首相の座から身を引くべきだ」
と迫られた。
保守層の失望を突き付けられ、保守言論人に人脈を持つ旧岸田派の側近が動き始めた。
2024年7月19日、加藤氏を官邸の裏動線から密かに呼ぶ算段を付けた。
自民内には緊急事態下での国会機能維持のための改憲を巡り、衆院側と参院側との間に意見の隔たりがあり、党内の意見さえまとめられない状況だった。
首相は加藤氏に意見の集約を指示。
衆院側の加藤氏と参院側の岡田直樹事務総長代行が休日返上で協議し、スピード合意に至った。
さらに首相は2024年8月7日、同本部の全体会合に出席。緊急事態条項の創設に加え、ハードルが高いと思われていた9条への自衛隊明記に取り組む考えを示し、2024年8月末までに論点整理を取りまとめるよう指示した。
総裁選に向けた保守層へのアピールとの見方もあったが、首相は2024年9月14日、再選不出馬を表明した。
総裁選への立候補を目指していた加藤氏をはじめ党内は浮足立ち、
「2024年8月末の論点整理の取りまとめが先送りされそうになった」(首相側近)。
首相は党改憲実現本部の副本部長を務める中谷元・元防衛相に2024年8月中の取りまとめを改めて指示。
30日の当初のスケジュール通りに滑り込んだ。
■改憲へ熱量高まる議論を
「(改憲の)議論を振り出しに戻すようなことはあってはならない」
首相は2024年9月2日、論点整理が了承された同本部の全体会合でこう述べ、議論を後退させないよう求めた。
首相が初めて改憲への意欲を示してから5年。
「なぜもっと早く取り組まなかったのか」
との批判もあるが、退陣を目前に党内の改憲議論に道筋を付け、新総裁に引き継ぐ体制は整えた形だ。
改憲実現に向けては衆参両院の3分の2以上の賛成を得た改憲原案の国会発議、国民投票での過半数の賛成など高いハードルが待ち受ける。
総裁選では改憲に向け国民の機運が高まるような熱量のある議論を期待したい。

<主張>自民党と憲法改正 総裁候補は実現の約束を
社説
2024/9/3 5:00
https://www.sankei.com/article/20240903-SMBD3HZRGVKEZFZHNPTDRBULFI/
自民党は憲法改正実現本部の会合を開き、憲法に
「第9条の2」
の条文を新設して自衛隊を明記することや、緊急政令の根拠規定創設を盛り込んだ論点整理を了承した。
会合には岸田文雄首相(党総裁)が出席し
「自衛隊の明記を含む複数のテーマを一括して国民投票にかけるべく議論を加速させる準備が整った」
「一気呵成に議論を進めなければならない」
と語った。
新総裁が論点整理を引き継ぐことも要請した。
自衛隊明記などを一括して国民投票にかけることは妥当だ。
そのために、改憲に前向きな政党に呼び掛け、改憲原案の条文化作業を担う与野党協議の場を急ぎ設ける必要がある。
憲法改正は自民の党是であり、党総裁選の重要な争点の1つだ。
全ての候補者は総裁になった場合、いつまでに憲法改正を実現するのかを国民の前で明確に語ってもらいたい。
論点整理では、
「9条の2」
への自衛隊明記について
「基本的に堅持すべきことが共通認識として確認された」
とした。
首相や内閣の職務を規定した第5章への自衛隊明記に関し
「選択肢の1つとして排除されるものではない」
との意見が出たことを記した。
条文の置き場所について議論の余地を残した格好だが、自衛隊を第5章に明記するだけでは不十分だ。
9条または
「9条の2」
に必ず書き込むべきである。
「戦力不保持」
を定めた第9条2項の削除と軍の規定が憲法改正の最終ゴールであるべきだが、途中段階として自衛隊を明記する意義は大きい。
緊急政令も憲法に必ず規定しなければならない。
改憲発議で国会議員の任期延長を優先するか、緊急政令とセットで進めるかは意見が分かれ、結論を出さなかった。
緊急政令に後ろ向きな公明党に阿っているとしたら残念だ。
国会が開けないような国難の際には、緊急政令などの権限を内閣に一時的に与えなければ事態を乗り切ることは難しい。
自民は国民を守り抜く改正を実現すべきであり、公明を説得しなければならない。
首相は自民党総裁選への不出馬を表明し、
「新たなリーダーを一兵卒として支える」
と語っている。
次期総裁は岸田氏を憲法改正実現本部長に起用してはどうか。

「新総裁で議論やり直し」はさせない 改憲へ見せた岸田首相の意地、「遅すぎ」との指摘も
2024/9/2 19:44
https://www.sankei.com/article/20240902-FZSTLCTR5ZLUZP4PITHDXKEVXY/
2日開かれた自民党憲法改正実現本部(古屋圭司本部長)の全体会合で、岸田文雄首相(自民党総裁)は
「議論を加速させる準備が整った」
と力を込めた。
退陣まで約1カ月に迫る中で党の憲法改正の論点整理を急いだのは、党総裁選で選ばれる新総裁の下でも改憲議論を停滞させず、早期の国会発議を実現するためだ。
党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件が直撃し、自らの手による改憲こそかなわなかったが、最低限のレガシー(遺産)を残すことで意地を見せた。
「(改憲の)議論を振り出しに戻すようなことはあってはならない」
「議論だけの時代は終わった」
「具体的な前進を図っていきたい」
首相は憲法改正実現本部の全体会合でこう述べ、新総裁は了承された論点整理を土台に改憲に向けた取り組みを加速すべきだと訴えた。
論点整理は改憲の国会発議を見据えた他党との折衝の土台となる。
首相は8月7日の同本部の全体会合で同月内の取りまとめを指示していた。
ところが、14日に総裁選への再選不出馬を表明し、党内が次の総裁選び一色になると、目標は有耶無耶になりかけた。
同本部内には論点整理を取りまとめるWT(ワーキングチーム)会合の開催を9月5日に先送りする動きもあった。
緩んだネジを締め直したのは首相本人だった。
「何としても8月中にやってくれ」。
首相は同本部の中谷元副部長にこう指示し、当初のタイムスケジュールに拘った。
その結果、30日のWT会合で論点整理を仕上げ、9月2日の全体会合で正式決定するという日程が整った。
首相は改憲議論を後戻りさせないことを重視した。
周囲には
「総裁が変わったら議論を一からやり直しなんて、そんな馬鹿なことはさせない」
と漏らす。
自らの退陣で早期の衆院解散・総選挙も囁かれる中、新総裁の下でも改憲を目指す姿勢を支持層に示す狙いも見え隠れする。
ただ、不記載事件の影響で目算が大幅に狂ったとはいえ、リーダーシップの発揮が遅すぎた感は否めない。
日本維新の会や国民民主党などは事件とは一線を画して改憲論議に前向きだった。
党内議論にもっと早く着手していれば、首相が目指した総裁任期中の憲法改正に光明を見いだせた可能性がある。
自民は来年、結党70年を迎える。
節目の年に改憲を実現果たしたいところだが、これまでは足踏みを続けてきた。
首相のレガシーが突破口を開く端緒となるのか。
答えはそう遠くない未来に明らかになる。

自民が改憲「論点整理」を了承 自衛隊明記、緊急政令も可能に 首相「一気呵成に進める」
2024/9/2 18:54
https://www.sankei.com/article/20240902-47KJ3HKGHNJPZMJDAV543A2A2Y/
自民党は2日、憲法改正実現本部(古屋圭司本部長)の全体会合を開き、自衛隊明記など改憲の指針となる論点整理を了承した。
平成30年にまとめた改憲4項目の見解を引き継ぎ、現行の9条を維持した上で
「9条の2」
を新設して自衛隊を追記する案を軸とした。
岸田文雄首相(自民総裁)は
「(自衛隊明記など)複数のテーマを一括して国民投票にかけるべく議論を加速させる準備が整った」
「一気呵成に進めなければならない」
と述べた。
論点整理は
「自民党らしさ」
を重視。
連立を組む公明党が懸念する9条への自衛隊明記、緊急事態の際に政府の権限を一時的に強める
「緊急政令」
の導入を可能にする改憲を打ち出した。
また、緊急時に国会議員の任期延長を可能にする改憲と共に、
「条文化作業を加速化し、速やかな憲法改正原案の起草・国会提出に繋げていくべきだ」
とまとめた。
一方、古屋氏は次期総裁選(12日告示、27日投開票)の候補者に対し、論点整理の範囲内での議論を要求した。
議論が振り出しに戻ることを避ける狙いがある。
小泉進次郎元環境相は2日、記者団に
「自衛官が憲法に位置付けられ、誇りを持って任務を遂行できる環境を作ることは極めて重要だ」
と強調。
抜本的な9条改正を重視する石破茂元幹事長は記者団に自衛隊明記の意義を認めつつ、
「これで終わりではない」
と語った。

自民総裁選岸田首相不出馬 日米の黄金期惜しむ米紙、欧州「次期首相は国民信頼回復を」
世界の論点
2024/9/2 10:00
https://www.sankei.com/article/20240902-HRXERRFTGVPARML2D6KGE67JH4/
今月行われる自民党総裁選で、岸田文雄首相は不出馬を表明している。
米欧メディアは岸田氏の実績をどう評価し、日本の次期首相選びとなる総裁選に、どのような視線を向けているのか。
米国では、日米同盟を強化した岸田氏が評価され、次期首相の課題が指摘される。
欧州では、欧州連合(EU)などとの関係強化が讃えられる一方で、経済政策への厳しい見方もみられる。

■経済不振で退場はバイデン氏と共通
岸田文雄首相の不出馬表明はバイデン米大統領の選挙戦撤退の後でもあり、米主要紙は、両氏の親密な関係の成果でもあるインド太平洋地域の同盟網の強化を改めて評価した。
先行き不透明な米国政治や東アジア情勢を踏まえ、次期首相が背負う課題の大きさを案じる分析もあった。
8月14日付のワシントン・ポストは岸田氏不出馬を伝える記事で
「危うさを増すアジア太平洋地域において、日米を最強の同盟関係に導き、日本の防衛費を増強させた」
とまず成果を強調した。
ロシアのウクライナ侵略を受けて従来の対露姿勢を転換し西側諸国の制裁に参加したことは特筆すべき実績と指摘。
ウクライナ情勢は中国の台湾侵攻などアジアの危機に連鎖するとの認識から岸田氏が繰り返した
「今日のウクライナは明日の東アジア」
は、
「米国の同盟友好国によって同調された」と
評価した。
また、日米韓首脳会談で合意した3カ国の安全保障協力は
「日米韓関係に新たな時代を記した」
と回想。
対中国を念頭に同盟友好国との重層的な枠組みを推進した米国のアジア戦略において、岸田氏は
「中核的な役割を果たした」
とべた褒めだった。
同紙は
「ともに不出馬を決断したが、バイデン−岸田時代は日米同盟の黄金期として記憶される」
とのエマニュエル駐日米大使の談話も紹介。
米政権関係者には、岸田氏の引き際は先に選挙戦から撤退したバイデン氏の姿と重なって見えたようだ。
しかし、バイデン氏と同様に岸田氏を不出馬に追い込んだ1つの要因は物価上昇など経済不振による支持率の低迷だった。
14日付ウォールストリート・ジャーナルは
「日本は新型コロナ禍後の沈滞と経済的混乱が有権者を不幸にした主要民主主義国の1つ」
と指摘。
バイデン氏の撤退、英労働党の政権奪還、左派連合が最大勢力となった仏議会下院選に通じる先進国共通の政治現象と分析した。
13日付ニューヨーク・タイムズは、次期首相が
「海外、特に米国内の政治不安定への対処と日本国民の支持獲得に繋がる国内政策の促進」
に直面すると解説。
日本には引き続き強い指導力が必要だとし、後継者が長期的な政権を築けるかには疑問を呈した。
外交実績には同盟国から最大級の評価が寄せられた岸田氏だが、米外交誌フォーリン・ポリシーは15日付の解説で、
「経済政策運営に対する国民の怒りに加え、防衛費増額や少子化対策に充てる資金をどう調達するかという未回答の問題も残した」
と指摘。
国内的には負の遺産が目立つという厳しい評価だ。

■欧州外交称賛も経済に辛口
欧州メディア(電子版)は岸田文雄首相の外交・防衛政策の功績を認めつつ、物価上昇や自民党派閥のパーティー収入不記載事件は
「与党への国民の不信感を煽った」
と厳しく評価した。
総裁選では不透明な国際情勢に対応できる外交手腕にとどまらず、国内経済の改善やクリーンな政治を推し進められる次期首相を選ぶ重要性を強調した。
英誌エコノミストは8月14日、反撃能力保有や防衛費増額など防衛力の抜本的強化を決断した岸田氏を
「安全保障政策の歴史的な改革を推進した」
と称賛。
「日米同盟の新時代の幕開けに貢献した」
とするエマニュエル駐日米大使の発言を引用し、米との防衛協力を進めたことに触れた。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は15日の社説で、温厚そうな岸田氏が意外にも
「驚くほど大胆不敵だった」
とする人物評を紹介。
持ち前の大胆さを防衛や外交の分野で発揮したことで
「世界における日本の立場は歴史的な変化を遂げた」
とした。
欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)との関係強化を歴代の首相より積極的に進め、いわゆる徴用工訴訟問題で悪化した日韓関係の修復にも貢献したと評価した。
ただ、経済政策には厳しい指摘が目立つ。
仏紙ルモンドは14日、日本の家計を襲うインフレが岸田氏の支持率低下の一因であると指摘。
物価と賃金が共に上昇する好循環を目指した政権の経済政策が道半ばとなったことを受け、仏紙フィガロは14日、
「(政策は)実現しない呪文に過ぎなかった」
と批判した。
経済的苦境が広がる中、派閥のパーティー収入不記載事件を巡る
「政治とカネ」
問題が直撃。
英BBC放送は14日、
「野党が弱体化し分裂しているにもかかわらず、与党の自民党は国民に強い不信感を持たれた」
と分析。
エコノミスト誌は、自民党内の混乱を受け
「(岸田氏の)退陣は必然だった」
とする有権者の発言を紹介した。
「ポスト岸田」
が直面する課題は多い。
英紙ガーディアンは16日、次期首相は
「物価の上昇や中国や北朝鮮との緊張の高まりの他、トランプ前米大統領が大統領に返り咲く可能性にも対処しなければならない」
と指摘。
その上で、最優先課題は
「(パーティー収入不記載事件で失った)国民の信頼を取り戻すことだ」
とした。
FTは16日の社説で
「混乱する日本の政界に必要なのは、党の長老におもねる弱いリーダーではなく、それを超える存在だ」
と強調。
自民党の年功序列体制を根底から覆す若いリーダーの選出や初の女性総裁の誕生に期待を寄せた。

ポイント
・米紙「岸田氏は日米を最強の同盟関係に」
・次期首相は海外の政治的不安定に直面と指摘
・英紙「世界での日本の立場は歴史的な変化」
・仏紙「経済政策は実現しない呪文に過ぎず」

<独自>自民の憲法改正「論点整理」の内容判明 9条改正と「緊急政令」導入打ち出す
2024/8/30 18:30
https://www.sankei.com/article/20240830-2ANHHSK5EJJFZPGZMX7WNZHM7Q/
自民党の憲法改正の指針となる論点整理の内容が30日、判明した。
9条への自衛隊明記や、緊急事態の際に政府の権限を一時的に強める
「緊急政令」
の制度導入の必要性を打ち出した。
衆参両院の実務者でつくる党憲法改正実現本部のワーキングチーム(WT)が同日、取りまとめた。
9月2日に岸田文雄首相(自民総裁)が出席する全体会合で正式決定する。
自衛隊に関しては、安倍晋三政権下の平成30年にまとめた自衛隊の9条明記▽緊急事態への対応強化▽参院の合区解消▽教育環境の充実−の改憲4項目で
「既に議論が決着」
と指摘。
4項目の
「枠組みを前提とすべきだ」
と記した。
連立を組む公明党はシビリアンコントロール(文民統制)を明確化するためとして、首相や内閣の職務を規定した「第5章」の72条や73条への明記を主張している。
論点整理では9条明記に関して
「基本的に堅持すべきことが共通認識として確認された」
としつつ、文民統制に関しては第5章への規定も
「選択肢の一つとして排除されるものではない」
との意見を紹介し、議論の余地を残した。
妥協案として9条と第5章の双方を改憲する案が浮上している。
緊急時に内閣が法律に代わり発出する緊急政令に関しては、論点整理で
「根拠を憲法に規定することは必要」
と打ち出した。
対象とする緊急事態の類型は
「異常かつ大規模な災害」
に加え、武力攻撃、テロ・内乱、感染症の蔓延などを挙げた。
一方、公明などが緊急政令に慎重な構えを示していることから、緊急時に国会議員の任期延長を可能にする改憲を優先すべきか否かなどを引き続き議論する方針も確認した。

公明・石井氏、改憲論議で自民にくぎ刺し「自民単独で発議できぬ」 自衛隊明記で隔たり
2024/8/30 17:08
https://www.sankei.com/article/20240830-VR5RBZNXYNMPLEGL4GDDI4HMBY/
公明党の石井啓一幹事長は30日の記者会見で、自民党で進む憲法改正の議論に釘を刺した。
改憲発議には衆参両院で総議員の3分の2以上の賛成が必要であるとして
「自民だけでは発議は叶わない」
「他の政党にもどう働きかけて発議案をまとめていくのかが課題だ」
と述べた。
自民は憲法9条への自衛隊明記を含めた改憲発議を目指しているが、公明党は首相や内閣の職務を規定した72条や73条への明記を提唱し、立場に隔たりがある。

自衛隊を行政組織に位置付ける危うさ
正論2024年8月号 三重中京大学名誉教授 浜谷英博
憲法改正論議は衆議院と参議院の憲法審査会で進められているが、所属委員の一部に憲法改正自体に同意しない勢力が存在するため、いくつかの論点が煮詰まりつつあるものの、未だ具体的条文案の作成には至っていない。
憲法調査会の後継機関である憲法審査会は、2007年8月に衆参両院に設置され、2024年で17年が経過する。
この間、紆余曲折を経ながら一進一退を繰り返し、現在も具体的成果を生み出せない姿には、議論自体が目的化している印象さえ受ける。
ただ、その中でも緊急事態条項と並んで議論が収斂されつつあるのが、憲法に自衛隊を明記する改正案である。
改憲に前向きな政党が公表した自衛隊の憲法明記に関する各党案を見てみる。
まず自民党は2018年3月に憲法9条の2項を
「前条(現行9条)の規定は、わが国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置を取ることを妨げず、そのための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する」
と加筆するという
「叩き台」
となる素案を示している。
日本維新の会は2022年6月に憲法9条の2項を
「前条(現行9条)の範囲内で、法律の定めるところにより、行政各部の一として、自衛のための実力組織としての自衛隊を保持する」
と加筆する
「憲法改正原案」
を公表した。
一方、公明党からは2023年5月に
「72条(内閣総理大臣の権限)もしくは73条(内閣の職権)に自衛隊を明記」
する北側一雄副代表案が、
また、国民民主党からは2023年4月に憲法第5章の
「内閣」
の中に
「必要な自衛の措置を取るための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する」
とする玉木雄一郎代表の案が示された。
大きく分けて
「戦力」
との関係で自衛隊との関連条項である憲法9条に加筆する案と内閣総理大臣が自衛隊の最高指揮監督者であることから、憲法第5章の内閣、とりわけ72条もしくは73条に加筆する案などが提示されている。
しかしながら、憲法9条に加筆する改正案でも
「行政各部の1つとして」
との条件を付していること、そしてとりわけ内閣の章内に自衛隊を明記する主張には、その根底に行政組織としての自衛隊の法的位置付けを変更しない意図が垣間見えている。
ここで問題は、憲法への自衛隊の書きぶりはともあれ、現在の自衛隊が国家行政組織法上の行政組織の1つとの従来の政府解釈から、一歩も踏み出そうとしない改憲姿勢である。
平時に活動する
「一般行政組織」
と非常時に武力行使を伴う
「軍事組織」
との根本的相違を放置したまま自衛隊を憲法に明記したとしても、任務の遂行に多くの制約が課され、目的の完遂に困難を極めることは明らかだ。
自衛隊を正規の軍隊もしくはそれに準ずる独立した組織とし、それに伴って自衛官に軍人としての国際法上の法的地位があることを確認し、その活動について最高指揮監督者の存在を明記するのでなければ、自衛隊の本来の創設目的に沿った任務と行動を担保することにはならないのではないか。
諸外国における自国防衛のための軍事組織(一般に軍隊もしくは国軍)は、一般の行政組織とは一線を画した組織として機能している。
理由は、その運用に関して、一般行政組織とは異なる原理を適用しなければ、求められる本来の任務を遂行できない場合が多々想定されるからである。
通常、軍隊は、自国の独立と安全を確保し、国民の生命と財産を保護することを目的とし、国家の存亡を賭けた非常時に最後の手段として出動を命じられる組織である。
従って、そのための行動に国内法的制約はない。
あるのは国際法(武力紛争法や国際人道法と称され、捕虜の扱いや非交戦の個人の保護など戦時における人間の保護を目的としている)上の制約のみである。
一般の行政組織とは明らかに異なる軍隊の行動や任務の目的が明確である以上、必然的な措置であろう。
本稿では、自衛隊を行政組織の1つとする解釈から派生する危険性や矛盾、同盟国との共同行動やPKO参加時における支援など、関連する諸点について考えてみたい。
■任務を完遂させない頸木( くびき:自由を束縛するもの)
まず、既に提起されている憲法改正案のいくつかを検討してみたい。
その内、72条への明記案は、72条が
「内閣総理大臣は、内閣を代表して議案を国会に提出し、一般国務及び外交関係について国会に報告し、並びに行政各部を指揮監督する」
と規定していることから、行政組織としての自衛隊を新たに書き込むことによって、その法的地位の変更までを含まない意図が読み取れる。
この明記の結果、確かに自衛隊が憲法違反との主張はなくなるかもしれないが、行政各部と横並びに規定することによって、自衛隊が行政組織の一部であるとの意味合いも同時に強めかねない。
強いて72条に書き込むのであれば、新たな1項を追加し、一般行政組織とは一線を画した組織であることを明確にした書き方にしなければ改正の意味がない。
また、憲法73条は、内閣という合議体が一般行政事務と共に行う7項目の各事務を規定している。
ここに自衛隊を書き込む改正案は、自衛隊法7条にある
「内閣総理大臣は、内閣を代表して自衛隊の最高の指揮監督権を有する」
との規定を、憲法条項に引き上げようとする意図であろう。
しかし国家の存亡の危機に際して、合議体に決断を求めること自体が迅速性の要請に反し、合理的とは言えない。
憲法73条に自衛隊を明記することで、72条に明記するよりも内閣総理大臣の独断の可能性が弱まる、との主張もあるくらいだ。
その理由は、72条の主語が
「内閣総理大臣」
であるのに対し、73条は
「内閣」
であり、合議体の決定事項に
「自衛隊の行動」
を入れることで、少しでも内閣総理大臣個人の決断の歯止めにしたい思惑が窺える。
しかし、軍事組織の出動の決断は、国家の存亡を賭けた最後の手段の選択であり、その際には当然、決断の的確性と迅速性が求められる。
つまり合議体による長引く議論自体が決断を遅延させ、取り返しのつかない結果を導く恐れがあるからだ。
ちなみに制度的には、内閣の決定に反対の大臣を罷免し、内閣総理大臣自らが罷免した大臣の職務を兼務して閣議決定することも可能である以上、非常時の決断は迅速性を重視することがことのほか重要である。
一方、憲法9条に自衛隊を明記する案にも、自衛隊を
「行政各部の1つとして」
保持するなどの文言があり、行政組織の1つとの認識に変更のない改正案もある。
明記する場所、書き方はともかく、自衛隊を行政組織の1つと位置付ける発想から脱しない限り、危機に際しての自衛隊の任務の完遂は困難を極める。
■行政は逐一法的根拠を求める
改めて確認するが、現在の政府解釈によれば、自衛隊は国内法上、国の行政組織(防衛省)に属する1組織であり、少なくとも諸外国で言う
「軍隊」
ではない。
法制上も、自衛隊は防衛省設置法5条に規定され、
「自衛隊の任務、自衛隊の部隊及び機関の組織及び編成、自衛隊に関する指揮監督、自衛隊の行動及び権限等は、自衛隊法(これに基づく命令を含む。)の定めるところによる」
とされている。
更に防衛省設置法第4条は防衛省の所掌事務に関し、
「防衛及び警備に関すること」(同条1号)
「自衛隊の行動に関すること」(同条2号)
「陸上自衛隊、海上自衛隊及び航空自衛隊の組織、定員、編成、装備及び配置に関すること」(同条3号)
「前三号の事務に必要な情報の収集整理に関すること」(同条4号)
などの規定が置かれている。
そして自衛隊が行政組織の1つであれば、その行動はあくまで
「行政作用」
であって、行政法学で言う
「法律による行政」
の原理が適用される。
つまり自衛隊の
「行動」
及び
「権限」
の両方に法律の根拠が必要とされることになり、自衛隊関連法がポジティブリスト方式で規定(出来る事のみを条文化する、条文にないことは行動出来ない)されていることとも相まって、緊急事態等などを含め国内法上の大きな制約になっている。
自衛隊に対するこの姿勢は、国内法上の制約を課さない諸外国の軍隊と大きく異なり、自衛隊の異質性を象徴する実態を示している。
一般に諸外国では、軍事組織の創設目的が国の独立と安全及び国民の生命と財産の保護にある以上、その規定の範囲内の正当な行動に国内法的制約を課す理由はない、と考えられている。
もちろん
「法律による行政」
の原理が、民主的な法治国家において、とりわけ重要な法原理であることは論を待たない。
即ち行政作用が法律を根拠に行われるべき理由は、国民の自由・権利を公権力の恣意的な介入から守り、公権力を民主的にコントロールするため、国民の代表者で構成される国会が制定する法律によって統制を徹底することが重要だからである。
しかし自衛隊の行動は平時の一般行政組織のそれとは性格と実態を大きく異にする。
国家の存亡を賭けた武力行使によって、国の独立と安全及び国民の生命と財産を保護する任務の遂行には、一般行政組織の活動にはない多くの特殊性が認められる。
諸外国で独立した組織として、任務を完遂する活動が認められているのはこのためである。
例えば一般行政組織では、通常の活動に
「透明性」
が重視され、関係書類や各種資料は
「情報公開」
の対象となる。
また折に触れ、実施された行政活動について
「説明責任」
を課され、度重なる記者会見や国会における関係大臣及び官僚の答弁が求められる。
これに対し通常の軍隊は、防衛政策上の機密事項を取り扱い、同盟軍との防衛機密の共有やその保全義務などの遵守を求められる。
これらが担保されない限り、国家間の信頼は醸成され得ず、同盟関係の根幹を揺るがしかねないし、そもそも軍事組織同士の相互の連携や強固な団結も生まれない。
つまり一般の行政組織の作用には馴染まない部分が多くあるのが普通である。
それでは何故自衛隊が現在まで、諸外国にはない発想で、一般行政組織として位置付けられてきたのだろうか。
それには歴史経緯の中でいくつかの理由があると同時に、その解釈を変更する複数回の機会があったことも事実である。
上記理由の1つは、自衛隊の出自の問題である。
周知のように、自衛隊の前身は、1952年に創設された保安隊であり、更にその前身は、朝鮮戦争を背景にして1950年に創設された警察予備隊である。
これら2組織は、あくまで警察力を補完し国内治安を維持する目的で創設され、ポジティブリスト方式で規定された根拠法と共に、国の防衛を任務とする組織ではなかった。
しかし、1954年に創設された自衛隊は、その主たる任務も
「我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、我が国を防衛すること」(自衛隊法第3条)
と明記されており、諸外国における軍隊の創設目的及び任務と同様になった。
本来は、この時点で行政組織の1つとの法的位置付けを脱し、民主的な独立国の軍事組織として、関係法の規定方式も抜本的な変更について十分検討した上で、ネガティブリスト方式(行ってはいけない事を条文化。禁止された事以外のあらゆる行動が可能)に変えなければならなかったはずである。
しかし国際情勢の推移や日本を取り巻く安全保障環境の激変を敏感に捉えず、戦後間もない国内政治状況などから、従来からの憲法解釈を自衛隊にもそのまま踏襲してきたのである。
この点はそのまま、自衛隊を一般行政組織と位置付けてきた今1つの理由にも重なっている。
つまり一般行政組織を脱して自衛隊を国際法上の軍事組織として解釈するには、憲法上の
「戦力」
規定との関係で、憲法9条の解釈変更もしくは改憲を伴うことが想定された。
従来から政府は、自衛隊が憲法で保持を禁ずる
「戦力」
には該当せず、
「自衛力」
を具現する行政組織として説明してきたからである。
従来の解釈の見直しは、当時の国内政治状況や国民意識等の社会情勢を幅広く考慮して回避され、その歪みを残したまま現在に至っている。
■有事に矛盾が噴出
自衛隊の法的位置付けを見直す機会は、日本が国連平和維持活動(PKO)への参加を決断した1992年にもあったと見るべきである。
つまり自衛隊は軍隊ではなく、従って自衛官は軍人ではなく特別職の国家公務員であるとの政府解釈は、自衛隊が任務として海外に派遣されることのなかった時代には、あまり切実な問題とは考えずに済まされてきた。
しかし、日本の国際貢献策として自衛隊のPKO参加が積極的に実施されるようになったPKO協力法の制定(1992年)以降、自衛官が海外で捕虜や人質になる可能性も現実に想定されるようになっている。
危険な場所には派遣されないとの前提や政府説明はあるにせよ、海外のPKO派遣地域は紛争後の安定化に向けた過渡期であることが多く、状況の一変は日常茶飯の出来事である。
その際、不幸にも捕虜になった自衛官が軍人ではなく、1公務員に過ぎないとなれば、国際法上の捕虜の待遇を求めることが事実上出来なくなる恐れはないか。
もちろん人道上の配慮や対応は想定されるにせよ、国際法上の権利として相手国に要求することの根拠は希薄になるだろう。
まして悪意のある相手国又は民度の低い武装集団が自衛官を捕虜として身柄を確保し、日本政府に対し、軍人ではない自衛官の地位を確認してきたとすれば、政府はどのように返答するのだろうか。
その時になって、自衛官は軍人であるから国際法上の捕虜の待遇を要求するとして、初めて従来の政府解釈を変更するのだろうか。
■既に軍隊と評価される自衛隊
ちなみに自衛隊及び自衛官の国際法上の地位は、一般にジュネーブ諸条約第1追加議定書第43条1項(1977年)の
「軍隊」
の定義に照らし理解され、評価される。
それによれば、軍隊とは
「部下の行動について当該紛争当事者に対して責任を負う司令部の下にある組織され及び武装した全ての兵力、集団及び部隊」
を言うとされ、その構成員は
「戦闘員であり、即ち、敵対行為に直接参加する権利を有する」(同条2項)
と規定されている。
つまり戦闘員は、戦時において敵国戦闘員を殺傷し、軍事目標を破壊する権利を有し、その法的責任を負わないことに国際的合意が形成されている。
つまり自衛隊及び自衛官は、その名称にかかわらず、ジュネーブ諸条約第1項追加議定書第43条の軍隊の定義にも合致し、人員、組織、編成並びに装備及び規模や訓練状況などから、軍隊としての要件を十分に満たしていると言える。
この基準に従えば、国際法上自衛隊は軍隊であり、自衛艦は軍艦であり、自衛隊機は軍用航空機である。
また自衛官は軍隊構成員(戦闘員)であり、活動中に敵国の権力内に陥った場合には、捕虜の待遇を受ける国際法上の権利を有していると解釈される。
これはPKOに参加した自衛官が捕虜になった場合も、自衛官が軍隊構成員としての法的地位を有していれば、捕虜待遇を受けると解釈されよう。
肝心な問題は、現在の政府解釈である。
つまり
「自衛隊は国内法上軍隊ではないが、国内法上軍隊扱いされる」
との法的論理矛盾と曖昧さを解決することが、政府にとっての喫緊の課題であろう。
国際法上の法的根拠を国内法で受容することに、特段の支障があるとは思えない。
そして将来的に日本が、PKOをはじめとする国際貢献を積極的に展開する上でも法的矛盾を放置することなく、自衛隊及び自衛官が心置きなく国際貢献活動に専念できるよう、自衛隊及び自衛官の地位に関し、国際標準に沿った解釈に変更することが急がれる。
また自衛隊及び自衛官については、国内法的にも長年積み重ねてきたガラス細工のような法解釈ではなく、民主国家に必要かつ重要な機関として憲法上位置付けられることが必要である。
■安全確保に何が必要か
成熟した民主国家において、政治と軍事のバランスの取れた関係は、国家の積極果敢な活動を担保し、国民の安全を確保する上で極めて重要である。
そのためにはまず、軍事に対する正確な知識と見識を有し、的確かつ迅速な決断力を持った政治家が必要である。
その背景として、国はもちろん地域社会や個人の将来について関心を持つ民主的意識の高い国民の存在が不可欠で、かかる資質のある政治家を見極め、正当な選挙で選出しておくことが肝要である。
他方で、文民統制を正確に理解し、徹底した政治の優位の下で、知見や経験、多方面の情報やデータを駆使した軍事情勢の確かな分析を、政治的判断材料として提供するプロ集団としての軍事組織も欠かせない。
両者のいずれが欠けても、国際社会のあらゆる分野でリーダーシップを発揮できる強靭な国家とはなり得ない。
ロシアのウクライナ侵略、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの出口の見えない紛争、台湾有事と言われる日本近隣での中台武力衝突の可能性など、国際安全保障環境は混沌として先行き不透明だ。
国は非常時における的確かつ迅速な決断を誤らないよう法的整備や防衛手段を万全とし、国民としても日頃からの関心と心構えを忘れるべきではない。

2013.12.7 12:00
【中高生のための国民の憲法講座】
第23講 なぜ憲法に軍隊明記が必要か 百地章先生
http://www.sankei.com/life/news/131207/lif1312070030-n1.html
なぜ自衛隊を
「軍隊」
としなければならないのか。
本質的な理由は次の点にあります。
つまり戦力の不保持を定めた憲法第9条の下では法制度上自衛隊は軍隊ではなく警察組織に過ぎないとされているからです。
◆軍隊と警察の違い
それでは軍隊と警察の違いは何でしょうか?
軍隊の権限は
「ネガティブ・リスト」
方式で規定されています。
つまり行ってはならない事柄、例えば、毒ガス等の非人道的兵器の使用禁止や捕虜の虐待禁止などを国際法に列挙し禁止されていない限り軍隊の権限行使は無制限とされます。
だからネガティブ・リスト方式と言います。
なぜなら国際社会ではもし武力紛争が発生した場合、国連安保理事会が対処することになっていますがそれが出来ない時は各国とも自分で主権と独立を守るしかないからです。
これに対し警察の権限行使は
「ポジティブ・リスト」
方式です。
つまり国家という統一秩序の中で国民に対して行使されるのが警察権ですから制限的なものでなければなりません。
だから行使して良い権限だけが法律に列挙されており、これをポジティブ・リスト方式といいます。
それ故、もし自衛隊が法制度上、軍隊であれば、領海を侵犯した軍艦や潜水艦に対しては、国際法に従って、まず
「領海からの退去」
を命じ、それに従わない時は
「警告射撃」
を行うことが出来ます。
更に、相手側船舶を
「撃沈」
することさえ可能です。
現に、冷戦時代、スウェーデン海軍は領海を侵犯したソ連の潜水艦を撃沈していますが、ソ連は何も言えませんでした。
◆尖閣諸島を守るために
ところが、自衛隊は
「軍隊」
ではありませんから、自衛隊法に定められた
「防衛出動」
の場合を除き、武力行使はできません。
また、自衛隊法には
「領域警備規定」
がありませんから、もし中国の武装漁民が尖閣諸島に強行上陸しても、防ぎようがないのです。
相手が発砲してくれば、
「正当防衛」
として
「武器使用」
が出来ますが、場合により
「過剰防衛」
で起訴されかねません。
従って速やかに憲法を改正して、自衛隊を
「軍隊」
とする必要があります。
そうしなければ尖閣諸島も守れませんし、中国の軍事的脅威を前に、我が国の主権と独立を保持することは難しくなります。

自民党の憲法改正に対する姿勢はヤルヤル詐欺だ。

<主張>自民党と憲法改正 他党と協議の場を設けよ
社説
2024/8/8 5:00
https://www.sankei.com/article/20240808-OK5ZWIDIZFKCJMM5G36ZE5QJPE/
岸田文雄首相(自民党総裁)が党憲法改正実現本部の会合で、憲法への自衛隊明記と緊急政令の規定について今月中に論点整理を行うよう指示した。
首相は、最初の憲法改正国民投票で、自衛隊明記と緊急事態条項創設を問う考えを示した。
来年11月の自民結党70年に言及し
「大きな節目に向けて党是である憲法改正の議論を進めるよう願う」
と語った。
自衛隊明記や緊急事態条項創設を初回の憲法改正で実現しようという姿勢は妥当だ。
だが進め方が緩慢だ。
首相の節目発言は年内の改憲発議を目指さないようにも聞こえる。
首相と自民は肝心なことに及び腰だ。
それは、憲法改正に前向きな政党に呼びかけ、改憲原案の条文化作業を担う協議の場を設けることである。
同本部の会合では、傘下のワーキングチームの報告が示された。
報告は、自衛隊明記▽緊急事態対応▽合区解消・地方公共団体▽教育充実―の改憲4項目について早急に取り組むべき論点と指摘した。
古屋圭司本部長は
「公明党や他党とも水面下で交渉する」
と語った。
水面下だけでは足りない。
協議の場を設け話し合いを始めてほしい。
そもそも、自民の改憲4項目は安倍晋三政権時の平成30年に決まった。
安倍、菅義偉、岸田の歴代総裁と自民はこれまでの6年間、何をしていたのかという思いを禁じ得ない。
党是の実現へギアを上げるべきだ。
南海トラフ地震などの大規模災害、台湾有事に伴う日本有事の懸念が高まっている。
国民を守るため緊急事態条項創設は急務だ。
現憲法は国防の明示的な規定がない欠陥がある。
防衛に足かせをはめる憲法9条2項の削除と、軍の規定が改正のゴールだが、まず自衛隊を憲法に明記する意義は大きい。
同本部はこの夏、参院の緊急集会について論議した。
だが、備えるべきは、緊急集会では対応できなかったり、国会自体が開けなかったりするような国難だ。
緊急政令、緊急財政処分の権限を内閣に一時的に与える規定がなければ国民を救えなくなる。
自衛隊明記は、9条またはその直後の条文(9条の2)として書き込むべきである。
最大政党の自民はこれらについて、公明党や日本維新の会、国民民主党の同意を得るよう、積極的に働きかけるときだ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c34

[政治・選挙・NHK295] (衆院選)蓮舫氏7月以来の街頭演説「気づかない額ですか?」旧知の自民・丸川珠代氏の裏金バッサリ(東スポ WEB) 達人が世直し
15. 秘密のアッコちゃん[789] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月23日 07:10:39 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[354]
<■452行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
共闘など馬鹿げている。
各政党が独自候補者を擁立するのが筋だ。
そうでなければ政党の意味がない。

共産党、10年ぶり「孤高」の衆院選 142小選挙区で立民と競合…共闘路線転換の吉凶 
2024/10/23 6:00
https://www.sankei.com/article/20241023-LQQ54SSEVBOQDLR4ANHOVWWXJU/?outputType=theme_election2024
2024年10月27日に投開票される衆院選に先立ち、共産党は従来の野党共闘路線を転換すると表明した。
平成28年の参院選で当時の民進党などとの共闘に踏み出して以降、共産は他の野党と候補を一本化して与党に対峙する戦略をとってきた。
野党系の乱立が回避されてきたという成果は否定できないが、共産にとって、自らの候補を取り下げて他党に譲る方法はメリットばかりではなかった。
路線変更は吉と出るか、凶と出るか―。
■「共闘の条件は損なわれた」
衆院選が公示された2024年10月15日、共産の田村智子委員長は東京・池袋で第一声を上げ、自民党派閥政治資金パーティー収入不記載事件などに言及して石破茂政権への攻勢を強めた。
「裏金議員に厳しく向き合うかのように見せかけて大多数を公認した」
「裏金への無反省、賃上げ無策、軍事一辺倒の姿勢があらわになった」
とはいえ共産は、
「裏金」
批判で足並みを揃える立憲民主党と衆院選の多くの小選挙区で議席を奪い合う間柄にある。
比例代表を合わせた共産の立候補者は令和3年衆院選の約1.8倍の236人に及び、289の小選挙区のうち半数弱の142で立民と競合した。
田村氏が野党共闘路線の転換に正式に言及したのは、2024年9月30日の党第3回中央委員会総会(3中総)だった。
「共闘の条件は基本的には損なわれたということを率直に表明しなければならない」
「地域によっては、これまでの経緯などを踏まえて対応することはあり得るが、限定的にならざるをえない」
3中総で田村氏は立民との関係についてこう指摘し、理由として、共闘の一丁目一番地と位置づけてきた
「安全保障関連法廃止」
を巡る立ち位置の違いなどを挙げた。
田村氏は、立民の野田佳彦代表が安保関連法の
「存続に道を開く発言をしている」
と主張した上で、
「存続を容認するならば、大軍拡と改憲に正面から立ち向かうことができなくなる」
と強調した。
■異端視される存在
共産にとって、近年定着してきた野党共闘路線の見直しは重大な方針変更と言える。
かつての共産は、左派の野党からも異端視される存在だった。
自民党と社会党がしのぎを削った
「55年体制」
の終焉後、非自民勢力の離合集散が繰り返されてきた中でも、共産だけは政党の分裂や合流とは無縁であり続けた。
局面が変わったのは平成27年の安保関連法成立だ。
共産は同法廃止を掲げる政党による
「国民連合政府」
樹立を訴え、平成28年の参院選以降、共産を含む枠組みの候補一本化が進んだ。
票の分散が回避された結果、衆院の小選挙区や参院改選1人区で野党系が善戦するケースが増えたことは確かだ。
今回の衆院選は、共産が平成26年衆院選以来10年ぶりに
「孤高」
の立場で臨む国政選挙となる。
■勢力拡大が視野に
もっとも、共闘路線が共産の党勢拡大に寄与してきたかには疑問符がつく。
実際、国政選挙での共産の比例代表得票数は減少傾向にある。
共闘着手前の平成26年衆院選が約606万だったのに対し、平成28年参院選は約601万、平成29年衆院選は約440万、令和元年参院選は約448万、令和3年衆院選は約416万と推移し、令和4年参院選では約361万にまで落ち込んだ。
もちろん、党員減少などに伴う集票力低下の影響もあるだろうが、共闘路線が党勢退潮の一因になっている可能性は否定できない。
小選挙区の候補を取り下げて他党に譲ってきた戦略が、比例の得票減を招いているとの懸念は共産内にも根強い。
令和3年衆院選で関東地方の候補者調整に携わった関係者は
「小選挙区で譲り続ける限り、比例得票は先細りする一方だ」
と指摘する。
産経新聞社がFNN(フジニュースネットワーク)と合同で行った衆院選終盤情勢調査(今月2024年10月19、20両日実施)に取材を加味した分析によると、共産は公示前の10議席に数議席を積み増す可能性があり、勢力拡大が視野に入っている。
「脱共闘」
によって共産の比例得票数はどう動くのか、開票結果を注視したい。

共産党、立憲民主党代表選にピリピリ 候補が距離置く構え
2024/9/9 6:00
https://www.sankei.com/article/20240909-YIHEFESQEVI4RHT2LQUD5ADUII/
共産党が立憲民主党代表選(23日投開票)に神経を尖らせている。
次期衆院選を念頭に野党共闘の再構築を訴えてきたが、多くの候補が基本政策が異なる共産とは距離を置く構えを示しているためだ。
共産は党内では田村智子委員長をめぐる
「パワハラ問題」
が尾を引いている。
財政基盤を支える機関紙の購読者数や党員数の回復も待ったなしとなっており、指導部の悩みは尽きない。
■安保法制の見直しを牽制
「(安保法制の廃止が)揺らぐことはあり得ない」
「これをゼロにする、無しにするなんてことはあり得ない」。
田村氏は5日の記者会見で、立民内で野党共闘の前提条件である
「安全保障法制の廃止」
を見直す動きがあるとして、危機感を口にした。
小池晃書記局長も3日の会見で、
「(立民代表選の議論で)集団的自衛権の行使を認める安保法制は『政権についても変えない』というような議論が出てきている」
「共闘の基盤が失われる」
と切り出した。
小池氏はまた、
「『市民と野党の共闘の再構築』のために可能な努力は行っていくが、来たる総選挙では共産党の躍進に向けて脇目もふらず進んでいくということが大事だ」
と強調。
共産はこれまで立民のために自らの候補を降ろすなどして協力してきたが、今後は独自の戦いに回帰する可能性があると牽制した。
日本を取り巻く安全保障環境が悪化し、次期衆院選の早期実施も取り沙汰される中、立民は以前に比べて現実路線に傾きつつある。 
しかし、共産は集団的自衛権の行使を容認した平成26年の閣議決定の撤回などが
「野党共闘の1丁目1番地」
と位置付けてきただけに、野党第1党の真意が気になるところだ。
■「リスペクトの欠片もない」
田村、小池両氏の発言からは、立民代表選に出馬した候補の間で
「脱共産」
の色が濃くなっていることへの焦りも透ける。
立民の枝野幸男前代表は1日、さいたま市での会合で、次期衆院選では共産との連携の在り方を見直す考えを示した。
「全国共通して他の党と組んでいる限り、政権は取れない」
と指摘。
代表として共産と共闘した前回の衆院選に触れ、
「3年前と決定的に考えが違う」
「我々の目指す社会が見えにくくなる状況を作ってしまった」
とも語った。
野田佳彦元首相も8月29日、共産との連携をめぐり、記者団に対話できる関係は必要だと指摘しつつ、
「政権を一緒に担えるかというと、できないと思う」
との認識を示した。
泉健太代表も代表選が告示された7日の会見で、共産について
「大きな国家観、安全保障の考え方では共に政権を担うことはできない」
「(共産が嫌悪する)国民民主党と連立(政権)を組むことは想定しているが、それ以上はない」
と強調した。
「立民側は我々に対してリスペクトの欠片もない」
「こちらの堪忍袋の緒はそれほど太くない」
共産重鎮はこう我慢の限界≠ノ言及するが、立民抜きの独自の戦いで党勢回復を図れるかは見通せず、苦しい立場に追い込まれている。

主張
共産委員長交代 革命党の体質変わらない
2024/1/19 5:00
https://www.sankei.com/article/20240119-PD7ZDRRZDROFRD7HDILURO7DUA/
共産党大会で、委員長が志位和夫氏から田村智子氏に交代した。
創立102年の同党の委員長が交代するのは約23年ぶりで、女性が就くのは初めてだ。
田村氏は早大在学中から党の青年組織
「民主青年同盟」
で活動してきたが、共産らしくない言動をしたことがある。
党の政策責任者を務めていた田村氏は、ロシアに侵攻された直後のウクライナに日本政府が防弾チョッキなどを提供することについて
「反対と表明するようなことは考えていない」
と発言した。
だが翌日、
「賛成できない」
と見解を一転させ、
「党内で必要な相談をしないで行った」
と釈明した。
見解をすぐに覆す危うさを孕む。
党大会はトップ交代ばかり目立つが、採択した決議は旧態依然だ。
「『アメリカ言いなり』の政治の暴走が、日本とアジアの平和と安定を脅かす」
といった表現が目立つ。
戦争を防ぐための抑止概念を理解せず、
「日米安全保障条約の廃棄」
を掲げた党綱領に沿った主張が現実を直視していると言えるか。
共産は日本が侵略されれば
「自衛隊を活用」
というが、自衛隊違憲の立場を崩しておらず、自衛隊増強に悉く反対してきた。
ご都合主義と言う他ない。
規約に
「党内に派閥・分派はつくらない」
と記し、一部の党幹部による上意下達の
「民主集中制」
を組織原理に置く共産は相変わらず閉鎖的である。
志位氏は国政選挙で勢力が後退しても責任を問われず、約23年間もトップに留まった。
委員長選出方法について、党員が間接的に選ぶ
「民主的選挙」
だと強調する。
だが実態は一部の幹部が事前に決めた人事を追認するだけだ。
規約には
「意見がちがうことによって、組織的な排除をおこなってはならない」
とあるが、本当の意味での公正な党首選挙を求めた党員を2023年除名した。
明らかな矛盾だ。
綱領にある
「自由と民主主義」
を踏みにじっている。
共産は政府が
「『暴力革命の方針』に変更はない」
と認定する、破壊活動防止法の調査対象団体でもある。
志位氏は議長に就いた。
党の理論的支柱である不破哲三氏は約60年務めた中央委員を退任したが、
「院政」
の懸念は残る。
トップの顔を変えても非民主的な体質は少しも変わらない。

共産・田村新体制は野党共闘や経験値に課題 志位氏「院政」の余地
2024/1/18 20:00
https://www.sankei.com/article/20240118-WZZKVEIASRI7HPHLJL2NR6V4N4/
新たな共産党委員長に選出された田村智子氏(58)には、次期衆院選などに向けた難問が数多く立ちはだかる。
特に、大会決議に盛り込んだ野党共闘の
「再構築」
を巡っては、他党幹部らと交渉を重ねてきた前委員長の志位和夫議長(69)に比べると経験不足は明らかだ。
共闘路線を主導してきた志位氏の手腕や人脈に頼る局面が多くなると予想され、
「院政」
の余地は残る。
衆院選に向けて共産は、立憲民主党などとの連携を模索し、日本維新の会や国民民主党とは距離を置く立場を取っている。
共産にとっての悩みの種は、労働組合の中央組織・連合の存在だ。
連合は、支援先である立民と国民民主に対して関係強化を促し、共産との協力は
「あり得ない」(芳野友子会長)
と断じる。
立民内には共産を含む枠組みでの候補者調整を望む声も根強いが、最大の支援組織である連合の意向は無視できない。
「連合の方針に反しないよう留意し、与党との接戦区を中心に『阿吽の呼吸』で共産と棲み分けることが理想」(立民閣僚経験者)
というわけだ。
共産が目指す野党共闘態勢を実現するには、慎重な根回しを重ねていく他なく、トップには高い交渉手段が求められる。
もっとも、志位氏は議長として党を代表するメンバーの1人として活動することになり、党内外に一定の影響力は残る。
今回の人事では、委員長や政策委員長の顔ぶれが変わる一方で、小池晃書記局長(63)は留任した。
志位氏を支えて他党との交渉を担ってきた小池氏を残すことで、従来の関係の維持を図る狙いもあると見られる。
「大役を引き受ける上で『1人じゃない』というのはとても心強い」
「共産党の良い所だ」
「派閥がない」
「分派がない」
田村氏が委員長選出後の記者会見で語った言葉は、穿った見方をすれば、トップ交代が
「看板の掛け替え」
に過ぎないことの裏返しにも映る。

共産党の指導部人事は「派閥を作らぬ」独自のシステム 党首公選制を求める声も
2024/1/18 18:20
https://www.sankei.com/article/20240118-XY3JDA6HLZERXA5XZZCJ3GRNRE/
共産党は静岡県熱海市で開催していた第29回党大会最終日の2024年1月18日、第1回中央委員会総会(1中総)で、志位和夫委員長(69)が退任し田村智子政策委員長(58)を後任とする党3役の人事案を了承した。
人事案は党最高指導部の常任幹部会が準備したもので、共産党は他の主要政党とは異なり、トップの選考過程に所属議員や党員による直接投票を介さない独自のシステムを採用している。
党内派閥を作らないための措置と言うが、党首公選制の導入を主張した元党職員が除名されるなど異論も燻る。
中央委員会は共産党の指導機関に位置付けられる。
そのうち中央委員から幹部会委員を、幹部会委員から常任幹部会委員を、常任幹部会委員から委員長、書記局長、副委員長の党3役を選出するピラミッド型の構成をとる。
1中総の開催に先立つ2024年1月18日、地方組織から選ばれた代議員が190人の中央委員を選出した。
田村氏ら党三役は2024年1月18日に幹部会の委員名簿を作成し、1中総で決定。
幹部会は常任幹部会を選考した。
共産党規約第13条は
「指導機関は、次期委員会を構成する候補者を推薦する」
と規定。
所属議員や党員による投票で党首を決める自民党や立憲民主党などとは違い、限られた執行部メンバーが次期執行部を事実上任命する形を取る。
党指導部の選出方法について、山下芳生副委員長は令和5年2月、党の機関紙「しんぶん赤旗」で
「集団指導による党の民主的な運営で、全党の英知を集め、党の方針と活動を発展させる上で、最も合理的」
と説明。
党員の直接投票については
「党首のポスト争いのための派閥・分派が作られていく」
「派閥やグループごとに、主張や行動がバラバラでは、国民に対して公党としての責任を果たせない」
と強調した。
ただ、党3役や中央委員の候補者リストは党執行部が事前に準備したもので、代議員らはリストに
「〇」
を付ける信任投票を行うに過ぎない。
元党員でジャーナリストの篠原常一郎氏は2016(平成28)年11月号の月刊正論で、
「事実上、指導部主導の根回しで決まる」
「各執行部によるリスト化でふるいに掛けられてきた代議員に、党中央へ批判的な者が入っている可能性は、ほぼゼロ」
「全てがトップと僅かな側近たちで決められている」
と指摘した。
こうした党運営を巡り、党員だったジャーナリスト、松竹伸幸氏は2023年1月、党首公選制の導入など透明化を求める著書を出版。
共産は
「重大な規律違反」
として2023年2月に除名処分とした。
松竹氏は処分撤回を求めていたが、共産は2024年1月16日、松竹氏の再審査請求の却下を決めた。

阿比留瑠比の極言御免
共産の「夢」立民の立ち位置
2023/7/13 1:00
https://www.sankei.com/article/20230713-NUZPLDZI4NKLXMST2OBAPGBBQ4/
もう12年も前の2011年の話だが、当時の菅直人政権の仙谷由人官房長官の考え方を知ろうと著書『想像の政治 政治の創造』を読み、驚いたことがある。
そこには、こう書かれていた。
「私たちが若かりし頃、社会主義を夢見たのは(中略)、社会主義社会には個人の完全な自由がもたらされ、その能力は全面的に開花し、正義が完全に貫徹しているという
『ア・プリオリ』
(「より先のものから」を意味するラテン語表現。中世スコラ学においては「原因・原理から始める演繹的な(推論・議論・認識方法)」という意味で用いられていたが、カント以降は「経験に先立つ先天的・生得的・先験的な(人間の認識条件・認識構造)」という意味)
な思いからであった」
個人の完全な自由、能力の全面的開花、正義の完全な貫徹を
「先験的」
に夢見たというのである。
全共闘運動に身を投じた仙谷氏の時代とは異なり、筆者の若い頃には既に学生運動は下火になっており、仙谷氏は本当にそんな非現実的な話を信じていたのかと驚愕したのだった。
■現実主義の仙谷氏も
高校時代に公民の教科書か何かで、社会主義が平等を目指すと学んだ際も、
「(異性に)モテる者とモテざる者」
は永遠に平等になることはないと反発したものだった。
それだけに、当時の民主党の中では現実的な政治手法・手腕を誇った仙谷氏の回想は衝撃的だった。
信じ難いほど荒唐無稽に思えたからである。
ところが、共産党のホームページなどを見ると、今も学生時代の仙谷氏と同様の見解が掲載されている。
例えば、こんな風である。
「日本共産党が目標にする社会主義・共産主義の社会とは、誰もが自分の持っている力を自由に全面的に花開かせることのできる社会です」
「こうした社会主義・共産主義の社会を、日本共産党は本気で目指しています」
「まずは資本主義の枠内で民主主義を徹底する社会を実現し、その上で更なる社会発展に挑戦する」
「『共産党』の名前には、こうした私たちの理想と決意が込められています」
そういえば共産党の志位和夫委員長は、立憲民主党と政権交代後には
「閣外協力」
することで合意して臨んだ2021年10月の衆院選時の党首討論会で、次のように熱を込め語っていた。
「人類の社会は資本主義でお終いか」
「私はその次に進むことができる」
「社会主義、共産主義です」
この時の志位氏は、立民との選挙協力で衆院選に勝つことで、共産党綱領に謳う
「次の段階では、資本主義を乗り越え、社会主義・共産主義の社会への前進を図る社会主義的変革が課題となる」
段階に近付いたとばかりに高揚しているように見えた。
■秩序転覆こそ原点
2023年7月12日の本紙政治面は現在、立民と共産は次期衆院選での選挙協力の在り方を巡って、つばぜり合いを演じていると報じていた。
立憲共産党と言われた2年前の2021年の蜜月状態に戻るのか。
それとも距離を置くのか。
前記の共産党のホームページにはこう書いてある。
「変革の中心が『生産手段の社会化』です」
一方、マルクス、エンゲルスの『共産党宣言』はこう説いている。
「共産主義者は、その理論を、私有財産の廃止という1つの言葉に要約することができる」
「共産主義者は、これまでの一切の社会秩序を強力的に転覆することによってのみ自己の目的が達成されることを公然と宣言する」
私有財産の廃止と社会秩序の転覆が、原点なのである。
立民は、呑気に選挙目的で候補者調整だの政策合意だのと言っていていいのだろうか。
「共産主義の本来の姿」
を伝えるという党と、くっ付くことに疑問を覚えないのか。

主張
共産党の除名騒動 危うい強権体質が露わに
2023/2/14 5:00
https://www.sankei.com/article/20230214-RD7S666ECFORHBEDXWP3Q2EUG4/
日本共産党による1党員の除名が波紋を広げている。
除名されたのは党本部で安保外交部長を務めた松竹伸幸氏で
「シン・日本共産党宣言」(文春新書)
を著し、党首公選の実施などの党改革を訴えていた。
除名は同党が定める最も重い処分だが、理由について、志位和夫委員長は
「異論を持っているから排除したわけではない」
と述べた。
その上で
「異論を党規約に基づく正式ルートで表明することを一切やらないまま突然、外から党の規約や綱領の根本的立場を攻撃した」
と強調し、憲法21条に明記されている
「結社の自由」
に関する最高裁判例を引用して
「党員は政党の存立及び組織の秩序維持のために自己の権利や自由に一定の制約を受ける」
と正当化した。
共産党にとって
「結社の自由」
は、同じ憲法21条に明記されている
「言論、出版の自由」
よりも上位にある。
「民主集中制」
を組織原理とする共産党では、上級機関の決定が全てだ。
一般党員は絶対服従を強いられ、
「党首公選」
などもってのほかなのである。
その証拠が、党員除名を論じた朝日、毎日両新聞の社説
「国民遠ざける異論封じ」(朝日、2023年2月8日付)
「時代にそぐわぬ異論封じ」(毎日、2023年2月10日付)
に対する異様なまでの非難である。
志位氏が会見で
「朝日新聞」

「産経新聞」
と言い間違えたのはご愛嬌としても、
「『異論を許さぬ強権体質』と描いた朝日の社説は余りにも不見識だ」
「大手メディアがどこどこの党の運営は『非民主的』だとバンバン叩けば『結社の自由』は危うくされてしまう」
と激しく批判した。
外部からの異論さえ許さぬ排他的な党体質が露わになったと言えよう。
いくら志位氏が
「言論、出版、表現の自由を全面的に擁護する」
と言おうと、共産党が政権を担った場合、
「言論の自由」
は同党が容認した範囲内でしか許されないと判断せざるを得ない。
現に、共産党独裁体制の中国でも、憲法35条に
「表現の自由」
が明記されている。
もう1つ明確になったのは、現実的な安保政策への転換を求めた松竹氏を除名したことで、共産党の
「日米安保廃棄」
路線がより固定化されたことである。
それでも立憲民主党など野党が共産党と共闘するかどうかは、それこそ
「結社の自由」
である。

(社説)共産党員の除名 国民遠ざける異論封じ
2023年2月8日 5時00分
https://www.asahi.com/articles/DA3S15550073.html
党勢回復に向け、党首公選を訴えた党員を、なぜ除名しなければいけないのか。
異論を排除するつもりはなく、党への
「攻撃」
が許されないのだと言うが、納得する人がどれほどいよう。
かねて指摘される党の閉鎖性を一層印象付け、幅広い国民からの支持を遠ざけるだけだ。
共産党本部の政策委員会で安保外交部長も務めたジャーナリストの松竹伸幸氏が一昨日、党を除名された。
党トップの委員長を全党員による投票で選ぶことなどを提案した
「シン・日本共産党宣言」
の出版から僅か半月余り。
党規約で
「警告」
「権利停止」
「機関からの罷免」
の上の最も重い処分だ。
委員長は現在、2、3年に1度開かれる党大会で選出された中央委員会が決めることになっている。
松竹氏は、開かれた党首選を行うことで、
「異論を許さない怖い政党」
という国民の見方が変わり、共産党を含む野党共闘への不安感も和らぐのではないかと指摘。
他の野党が懸念する安保・防衛政策についても、その機会に議論を深めることができるとした。
朝日新聞も2022年7月、共産党の結党100年にあたっての社説で、多様性を重視する若い世代を惹き付けるには、
「誤りを認めない無謬主義や閉鎖的な体質から脱却する必要がある」
として、党首選が
「党を開く改革」
になると主張した。
共産党は、党首選は
「党内に派閥・分派は作らない」
という民主集中制の組織原則と相容れないという立場だ。
激しい路線論争が繰り広げられていた時代ならともかく、現時点において、他の公党が普通に行っている党首選を行うと、組織の一体性が損なわれるというのなら、却って党の特異性を示すことにならないか。
もっとも、今回の除名は党首公選など主張の中身ではなく、
「党に敵対する行為は行わない」
「党の決定に反する意見を、勝手に発表することはしない」
などの党規約に背く
「重大な規律違反」
が理由とされる。
小池晃書記局長は
「共産党は意見を言う自由は認められている」
「問題は党の中で述べることなしに、突然攻撃してきたことが重要」
と語った。
しかし、党の在り方を真剣に考えての問題提起を、一方的に断罪するようなやり方は、異論を許さぬ強権体質としか映るまい。
一般の党員や党所属の地方議員らが、どう受け止めるのかは、分からない。
ただ、党内の結束が保てたとしても、これまで共産党の政策や活動に理解や共感を示してきた、党員以外の有権者や知識人の心が離れるなら、党勢は細るばかりだと思い知るべきだ。

社説
共産の党員除名 時代にそぐわぬ異論封じ
毎日新聞 2023/2/10 東京朝刊
https://mainichi.jp/articles/20230210/ddm/005/070/076000c
組織の論理に拘る余り、異論を封じる閉鎖的な体質を印象付けてしまったのではないか。
共産党が党首公選制の導入を訴えたジャーナリストで党員の松竹伸幸氏を除名とした。
最も重い処分である。
党首である委員長は、2〜3年ごとに開催する党大会で選出された約200人の中央委員によって決められる。
選挙の形式は整えているが、事実上の承認手続きに等しい。
松竹氏は党本部の政策委員会で安保外交部長を務めた経歴を持つ。
2023年1月に出版した著書で、党内論争を活性化させるために党首公選制を導入すべきだと主張した。
「党に敵対する行為は行わない」
「党の決定に反する意見を、勝手に発表することはしない」
などの党規約に違反したというのが処分の理由である。
共産は党首公選制について、決定されたことを党員皆で一致して実行する内部規律
「民主集中制」
と相容れないと説明する。
機関紙「赤旗」は、複数の候補者による多数派工作が派閥や分派の活動に繋がると指摘した。
この独自の原理には、戦前に政府から弾圧され、戦後間もない頃には党内で激しい路線闘争が繰り広げられた歴史的背景がある。
だが、主要政党のうち党首公選制を採っていないのは今や、共産党だけだ。
松竹氏の提案は、
「異論を許さない怖い政党」
とのイメージを拭い去る狙いがあるという。
「公然と党攻撃を行っている」
との理由で退けて済む問題ではないはずだ。
2023年で結党101年と日本で最も歴史が長い政党である。
しかし、ピーク時の1990年に50万人近くいた党員は現在、30万人を割り込む。
党首公選制の訴えは、党勢退潮への危機感から出たものだ。
近年は現実路線へと舵を切ってきた。
2004年の綱領改定で、天皇制や自衛隊を当面、容認する姿勢に転じた。
他の野党と共闘を進めつつ、国会では政権の不祥事追及で存在感を示してきた。
しかし、今回の振る舞いによって、旧態依然との受け止めが却って広がった感は否めない。
自由な議論ができる開かれた党に変わることができなければ、幅広い国民からの支持は得られまい。

「言論の自由奪うおそろしい政党」 維新・松井氏、共産を批判
2023/2/6 21:48
https://www.sankei.com/article/20230206-3SU4ES6X6BLBPMVPG2HUQTKXUE/
共産党の志位和夫委員長の長期在任を批判した元職員を同党が除名処分にしたことを巡り、日本維新の会の松井一郎前代表(顧問・大阪市長)は2023年2月6日、記者団の取材に応じ、
「(共産は)言論の自由を奪う恐ろしい政党だ」
と批判した。
共産は現体制に疑問を呈して党首公選制導入を主張した党員で元職員の松竹伸幸氏を
「重大な規律違反」
として除名処分にしたと2023年2月6日、発表している。
松井氏は、松竹氏の主張が支持率低下や議員数減に苦しむ共産を憂慮しての発言だったとの見解を示した上で、
「党のために問題提起したのに、除名されるというのは民主主義じゃない」
「党の体質が見えた」
と述べた。
松竹氏は2023年1月、党運営の透明化を求める内容の著書を出版。
22年を超えて委員長を務める志位氏を
「国民の常識からかけ離れている」
と指摘していた。

「言論・表現の自由死ぬ」除名の共産党員が会見
2023/2/6 20:04
https://www.sankei.com/article/20230206-NFSO4QRRRNJYTBZPD2H3ZZYWHU/
党首公選制導入などを提唱し、共産党から除名処分を受けた現役党員の松竹伸幸氏は2023年2月6日、東京都内で開いた記者会見で、2024年1月に予定される党大会に向け、規約に基づき、処分の撤回を求めていく考えを示した。
「党員としての権利を回復するというくらいのことがなければ、共産が今後、生き残って、日本政治の中で大事な役割を果たしていくことはできないと思う」
と述べた。
松竹氏は会見で、党首公選制導入などを訴えた新著の内容が、党側から
「分派活動」
に該当すると指摘されたと説明。
その上で
「(該当するならば)憲法の言論・表現の自由は共産党員には全く許されていないにも等しい」
「出版が分派活動として処分されるならば、憲法の言論・表現の自由は死ぬ」
と強調した。
一方、
「(今回の問題に関して党員の中で)議論が始まっている」
「これまでの共産の中では無かったことなので、この動きを大事にできればなと思う」
とも述べた。

除名で特殊性が浮き彫りに 共産離れに拍車か
2023/2/6 19:27
https://www.sankei.com/article/20230206-7CEMIPKG7ZIT3HYD7CSZDNQ35Q/
新著などで党首公選制導入などを訴えた現役党員の松竹伸幸氏の除名処分に踏み切ったことで、他党とは大きく異なる共産党の立ち位置が改めて浮き彫りとなった。
ただ、処分に反対する知識人や党員らは少なくない。
2023年4月の統一地方選や次期衆院選に向けて、党の土台を揺るがす逆風となりかねない。
「党首公選制という主張は、党内に派閥・分派を作らないという組織原則と相いれないものだが、この主張と一体に、党規約が異論を許さないものであるかのように、事実を歪めて攻撃しているということが理由だ」
共産党の小池晃書記局長は2023年2月6日の記者会見で、松竹氏に対する除名処分が確定したと発表した。
党規約49条には
「処分は、警告、権利(部分または全面)停止、機関からの罷免、除名に分ける」
とあり、最も重い処分を下したことになる。
自民党や立憲民主党などは党首公選制を採用しているが、共産党は党員による直接投票で党首を選ぶことを認めていない。
「日米安全保障条約廃棄」
「自衛隊解消」
などの安保観に加え、党運営でも特殊性が露わになり、共産党が目指す野党共闘の成否にも影響しそうだ。
処分断行が、共産党の活動に理解を示してきた知識人や党員の反発を招く可能性もある。
松竹氏は機関紙『しんぶん赤旗』にも登場する思想家の内田樹氏らと親しく交流してきた。
2023年1月に発行された松竹氏の新著の帯に推薦文を寄せた内田氏は、2023年2月6日、自身のツイッターで
「組織改革を提言したら、いきなり『除名』処分というのは共産党への評価を傷付けることになると思います」
「再考をお願いします」
と発信した。
元共産党政策委員長の筆坂秀代氏は
「党内に民主主義が存在しないことを露呈した」
「応援団が離れ、共産党は益々孤立していくのではないか」
と語る。
松竹氏は2023年2月6日の会見で、提案を巡り党内で議論が起こっていると指摘し、
「共産党の中では無かったことなので、この動きを大事にできればなと思う」
と振り返った。
処分確定で
「一件落着」
となるかは微妙な状況だ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/752.html#c15

[マスコミ・電通批評11] 西田敏行、テレビで激怒し絶叫「本当に本当に腹が立つ」(zakzak) 赤かぶ
94. 秘密のアッコちゃん[790] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月23日 12:14:03 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[355]
<■224行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>闇バイト強盗多発 凶悪犯とならないために
社説
2024/10/23 5:00
https://www.sankei.com/article/20241023-TI6BY4RUSFLENGFSADKTKMOR7Y/
家庭や近所、職場や酒場で、凶悪な広域強盗への恐怖が口の端に上る。
体感治安は著しく悪化している。
犯行グループは住人をハンマーで殴り、刃物で切りつけ、現金などを強奪する。
極悪非道な実行犯像を浮かべるが、必ずしもそうばかりではない。
横浜市の住宅で住人を殺害し現金を奪ったとして強盗殺人容疑で逮捕された22歳の男は交流サイト(SNS)の
「ホワイト案件」
と記された投稿を通じて指示役と繋がり、身分証などで個人情報を伝えた。
「犯罪に加担する恐怖を感じたが、個人情報を知られ仕返しや家族への危害を考え断れなかった」
と供述しているという。
これが
「闇バイト」
で使い捨ての犯罪者となる典型的な姿である。
警察庁は昨年2023年、
「犯罪実行者募集の実態」
と題する広報啓発資料をまとめた。
生々しい実例集である。
SNSの甘い誘いに乗れば言葉巧みに個人情報を求められ、写真や住所、銀行口座から家族や交際相手の詳細まで引き出される。
面接と称して携帯電話の電話帳や交信記録を撮影されたケースもある。
これらは全て離脱や逃亡を認めない脅迫の材料となる。
「家に火をつける」
「家族を殺す」
などの脅しが怖くて犯行に加担すれば、それも新たな脅迫への弱みとなる。
約束の報酬を受け取ることもない。
抗議しようにも指示役の上部は連絡先が分からない。
他人を殴り傷つけ殺害した心の痛みは消えず、犯行集団からの離脱を図れば警察に密告され、
「犯罪者」
としてネット上に写真が公開される。
これが逮捕まで続く。
なぜならそれまで決して離脱を許されないからだ。
身から出たサビであり、同情はできないが、人生は破滅である。
世の中に、そんなに甘い話はないと知るべきだった。
それでもすでに、
「闇バイト」
の甘言に乗ってしまった場合はどうするか。
警察庁は、こう呼びかけている。
「自分自身や家族への脅迫があっても、強盗は凶悪な犯罪です」
「すぐに警察に相談してください」
「警察は相談を受けたあなたやあなたのご家族を確実に保護します」
「安心して、そして勇気をもって、今すぐ引き返してください」
犯罪から抜け出す方策は、もはやこれしかない。

「物運ぶだけ」闇バイトの入口はSNS 普通のアルバイト装い、巧妙に犯罪へ
2024/10/22 21:24
https://www.sankei.com/article/20241022-JXZSKHUFL5PFPIHXLELINC3GME/
首都圏で相次ぐ一連の強盗事件をめぐっては、実行役らがSNSの
「闇バイト」
などで集められていたとされるが、ごく普通のアルバイトを装い巧妙に犯罪に引き込む実態が浮かんでいる。
■「日当5万円」
「ホワイト案件という投稿から指示役につながった」。
横浜市の強盗殺人事件で逮捕された宝田真月容疑者(22)は神奈川県警の調べにそう供述。
「短期間で稼げるバイト」
をSNSで探す中で見つけたという。
アルバイト情報検索サイト
「バイトル」
の運営会社の担当者は、闇バイトの特徴について
「単純労働を謳う割に日当5万円など一般的な相場とかけ離れた金額が提示されているケースが多い」
と明かす。
SNSでは«電話をかけるだけ»«物を運ぶだけ»など、高収入、短時間、簡単な作業をうたう募集が多い。
«たたき»(強盗)、«受け»(受け子)、«出し»(出し子)などの隠語が含まれることもあるとされる。
バイトルなど大手サイトの多くは、厳格な掲載基準を設けており、こうした闇バイトを排除。
このため、多くはSNS上で
「募集」
が行われているとみられる。
■個人情報の提示に注意
闇バイトでは、応募者に対し、運転免許証や履歴書といった個人情報の提示を求めるが、バイトルの担当者は
「一般的な企業では面接を経ずに提示を求めることはない」
と話す。
一旦個人情報を握られると
「自宅に押しかける」
「母親から狙う」
などと脅されて、犯行に加担するように求められる。
警察庁生活安全企画課の阿波拓洋課長は
「たとえ強要されていても強盗などへの加担は犯罪に変わりなく、重い罪に問われることになる」
として、すぐに警察に相談するように促す。
警察庁は2024年10月18日、X(旧ツイッター)に闇バイトからの脱退を促し、身の安全の保障を謳う異例の呼びかけ動画を公開。
阿波課長は
「1度加担してしまっても、更に罪を重ねたり大きな罪を犯したり前に引き返し、出頭してほしい」
と訴えている。

闇バイト抜ければ「確実に保護する」警察庁、動画で呼びかけ
2024/10/18 19:34
https://www.sankei.com/article/20241018-HCYBCUP7KFKV3HGSATNSXAKQKY/
首都圏での連続強盗事件を受け、警察庁は2024年10月18日、闇バイトなどを通じて加担しようとしている実行役に
「勇気を持って抜け出し、すぐに警察に相談を」
と呼びかける動画をX(旧ツイッター)に投稿した。
指示役らに脅迫されたとしても
「警察は相談を受けたあなたや、ご家族を確実に保護します」
と呼びかけた。
闇バイトに応募すると、運転免許証などを送って個人情報を犯人グループに知られ、自身や家族に危害を加えると脅された挙げ句、犯罪に加担するケースが目立つ。

<主張>相次ぐ広域強盗 徹底摘発重ねて一掃せよ
社説
2024/10/14 5:00
https://www.sankei.com/article/20241014-SVUXOGLGD5PHLLDMHESMVTET5A/
定まったメンバーで構成されず把握が難しい匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)による広域強盗事件が相次いでいる。
社会不安を引き起こす事態だ。
警察は摘発を重ねて撲滅してほしい。
8月以降、男らが住宅に押し入り住人を襲う強盗事件が首都圏で少なくとも7件起きた。
さいたま市では80代母親と60代娘が頭を殴られ、東京都国分寺市の60代女性はハンマーで顔などを殴られ腕を骨折した。
埼玉県所沢市の80代男性は刃物で切られた。
同じ指示役が仕切っている疑いがあるという。
これ以外にも同種事件が発生している可能性がある。
凶悪極まりない。
逮捕された実行犯は交流サイト(SNS)上の求人に応募していたが、身分証明書を送った後に脅され犯行に加担した。
秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」で指示を受けたという。
指示役らにとって実行犯は使い捨ての駒だ。
「高額報酬」
をちらつかせ、個人情報を得たら脅し、コストをかけず強盗を実行する。
捕まるのは実行犯ばかりだ。
その後も個人情報を握る指示役からの脅迫や制裁に怯え続ける。
報酬どころか人生を棒に振ることになってしまう。
ネット上のうまい話には乗らず、秘匿性の高いアプリへの移行を求められた際には闇バイトを疑うことを徹底させたい。
警察に相談しやすい環境の整備が必要だ。
警察や地域社会はこうした啓蒙をもっと強めたい。
懸念は
「指示役がどうやって強盗の標的を選んでいるのか」
だろう。
警察の捜査を待ちたいが、気になる情報がある。
国分寺事件の被害者が以前、飛び込みのリフォーム業者を自宅に上げ、工事を依頼していたというのだ。
資産状況などが把握され、その情報が流出して犯行に使われた疑いがあるという。
実行犯の中には逃走後、特殊詐欺の
「受け子」
をしているところを逮捕された者もいた。
頻発する強盗は特殊詐欺犯の変形とみるべきだろう。
現在は特殊詐欺と、そこから変質した強盗、SNS投資詐欺が猛威を振るう時代だ。
防圧するには摘発するのみだ。
かつてグリコ森永事件に触発された企業恐喝の頻発が社会問題化したが、警察の徹底した摘発の積み重ねにより沈静化させた。
逮捕を重ね、犯行は無理だと悟らせる。
警察の真価が問われる。

●SNS「闇バイト」で強盗の21歳男逮捕 背後に犯罪集団か
2020.9.18 12:00
https://www.sankei.com/affairs/news/200918/afr2009180009-n1.html
大阪府藤井寺市の民家に押し入って住人女性(85)を粘着テープで縛り、現金や通帳などを奪ったとして、大阪府警が強盗容疑で堺市の無職の男(21)を逮捕したことが18日、捜査関係者への取材で分かった。
女性の口座からは数百万円が引き出されていた。
男はSNS(会員制交流サイト)で、違法行為の実行役をする
「闇バイト」
の募集に応じて犯行に及んだといい、府警は背後に犯罪集団がいるとみて調べている。
捜査関係者などによると、10日午後4時ごろ、2人組の男が防火設備の点検と称して女性宅を訪問。
家に上がり込むと
「金を出せ」
と女性を脅し、現金約2万円や通帳、キャッシュカードなどを奪った上、女性の手足を粘着テープで縛って逃走した。
男らは女性から暗証番号を聞き出しており、口座からは数百万円が引き出されていた。
女性は長男(51)と2人暮らしだが、事件当時は長男は不在。
女性は自力でテープをほどき、大きなけがなどはなかった。
府警が2人組の行方を追っていたところ、堺市の男が逃走先の沖縄の警察に出頭し、逮捕された。
男は府警の調べに
「SNSの闇バイトに応募した」
「指示された民家を狙った」
との趣旨の話をしているという。
女性宅には以前、振り込め詐欺の電話がかかってきたことがあり、府警は特殊詐欺に関与するような犯罪集団が背後にいる可能性があるとみて捜査するとともに、逃げたもう1人の男の行方を追っている。
■「ガスの元栓見せて」上がり込む
「ガスの元栓を見せてください」
「防火設備の点検です」。
大阪府藤井寺市の女性(85)が被害に遭った強盗事件で、男らはこう言って強引に家に上がり込んだ。
最近、同様の手口の事件が各地で発生。
犯罪集団がマニュアルを用意し、SNSで募った若者らに実行させている疑いがあり、警察当局は警戒を強めている。
女性宅のインターホンが鳴ったのは10日夕。
近所の人か友人だと思い外に出ると、顔写真入りのネームプレートを首からさげた若い男2人が立っており、
「ガスの元栓を見せてほしい」
と言ってきた。
女性宅では最近、ガスの工事をしていたため
「終わっている」
と伝えると、男らは
「ガスではなく、防火設備の点検なんです」
「ガスの元栓を見せてください」
と言い、気づけば家に上がり込んでいたという。
自ら玄関の扉を閉めた男らは、態度を急変させた。
「殺すぞ」
「金出せ」
「通帳とカードは」
と脅迫。
現金やキャッシュカードなどを奪い、暗証番号を聞き出すと、粘着テープで女性を縛って逃走した。
女性宅には以前、振り込め詐欺の電話が何度かかかってきたことがあった。
そのとき被害はなかったが、同居する長男(51)の在宅状況などを把握されていた可能性もある。
同様の手口の強盗事件は関東を中心に相次いでいる。
東京都新宿区では今年8月、男が消防の点検を装って男性(90)宅に押し入り、男性を縛って現金を強奪。
この男は警視庁に逮捕され、SNSで闇バイトに応募し、指示を受けていたことが判明した。
神奈川や千葉でも同月以降、複数の事件が起きている。
事前に資産状況を尋ねる
「アポ電」
がかかっていたケースも。特殊詐欺を繰り返すような犯罪集団が高齢者の名簿などを基に対象を物色し、SNSなどで募った若者らに実行させているとの見方もある。
こうした手法が広がっているためか、強盗事件で逮捕される若者は増加。
警察庁によると、今年1〜8月に強盗事件で検挙された19歳以下は218人で、前年同期から5割以上増え、全体の約20%を占めている。

●〈独自〉闇バイトの緊縛強盗犯「報酬なかった」 安易な荷担に警鐘
2020.9.28 17:06
https://www.sankei.com/west/news/200928/wst2009280017-n1.html
ツイッターで
「闇バイト」
に応募した男らが大阪府藤井寺市の民家に押し入り、現金などを奪った事件で、実行役の2人が
「(約束した)報酬をもらえなかった」
と供述していることが28日、捜査関係者への取材で分かった。
このうち1人が犯行後、新たな犯罪の実行役を集める
「リクルーター」
をさせられていたことも判明。
捜査幹部は
「一度犯罪の誘いに乗ってしまうと、脅されるなどして抜けられなくなる」
と指摘し、安易に加担しないよう警鐘を鳴らす。
■強盗を犯した弱み 
捜査関係者によると、堺市西区の無職、宅見聖也(21)と神戸市垂水区のアルバイト、建部仁輪(とわ)(22)の両容疑者=強盗容疑などで逮捕=は今月上旬、それぞれツイッターで、犯罪の実行役を募る闇バイトに応募。
その後、
「赤坂」
と名乗る男から通信アプリ
「テレグラム」
で強盗を指示され、100万円ほどの報酬を約束されたという。
2人は10日夕、防火設備の点検を装って藤井寺市の女性(85)宅に上がり込み、女性を縛って現金約20万円や通帳などを強奪。
女性の口座から数百万円を引き出し、指示された別の口座に送金。
その一部を名古屋市港区の会社員、樽本裕介容疑者(29)=同=が引き出したとされる。
しかし、宅見、建部両容疑者には犯行後、報酬はほとんど支払われなかった。
そればかりか、建部容疑者は
「赤坂」
から別の犯罪の
「実行役を1人集めろ」
と指示され、ツイッターに募集のメッセージを投稿していたという。
2人は犯行前、身分証やキャッシュカードのデータなどを
「赤坂」
側に送信させられていた。
「赤坂」
の正体を知らないが、奪った金を持ち逃げしたり次の犯罪への加担を断ったりすれば、緊縛強盗を犯したことをばらされる恐れがあり、従わざるを得ない立場だった。
今回は現金の引き出し役だった樽本容疑者も
「関東や名古屋で複数の強盗に関与した」
と供述。
もともとは強盗の実行役をさせられ、その後もほかの役割を指示されるようになった疑いがある。
■死刑もあるリスク
「実行犯は検挙されるリスクが高いが、首謀者の犯罪組織からすれば、SNS(会員制交流サイト)で集めた若者が捕まっても
『トカゲの尻尾切り』
をできるメリットがある」。
奈良女子大の岡本英生教授(犯罪心理学)はこう指摘する。
警察庁によると、今年1〜8月に強盗事件で検挙されたのは1040人。
このうち犯行時に14〜29歳だったのは553人で、全体の半分以上を占める。
特に、19歳以下は227人で前年同期から5割以上増えており、若者が強盗事件に関与するケースが目立つ。
要因として、SNSを通じて
「闇バイト」
「裏バイト」
と称する犯罪の実行役に応募する若者が増えているとの見方がある。
SNSで実行役を募る手法は、特殊詐欺で現金を受け取る
「受け子」
などを集める際によく使われる。
犯罪組織が特殊詐欺に加え、手荒な方法を使って手っ取り早く金を得ようとしている可能性がある。
ただ、詐欺罪も法定刑は10年以下の懲役と重いが、強盗は最低でも5年以上の懲役。
被害者を死亡させた場合は死刑になることもある。
捜査幹部は
「犯罪の実行役を引き受けると抜けられなくなり、最後には使い捨てにされ、逮捕される」
「金欲しさに軽い気持ちで加担すると、取り返しのつかないことになる」
と注意を呼びかけている。

http://www.asyura2.com/10/hihyo11/msg/711.html#c94

[戦争b25] 窮地に陥っているウクライナ大統領はロシアとの核戦争への道を進むと脅している(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
20. 秘密のアッコちゃん[791] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月23日 15:23:24 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[356]
北朝鮮兵のロシア支援、訓練情報把握 ゼレンスキー氏
2024/10/23 8:26
https://www.sankei.com/article/20241023-KWLERGCYQRJBDI5UNK5YFAYDTA/
2024年10月18日、ウクライナ文化情報省傘下の機関が公開した北朝鮮兵とされる映像の一場面。
ロシア極東の軍事施設で装備品を受け取る様子としている(共同)
https://www.sankei.com/article/20241023-KWLERGCYQRJBDI5UNK5YFAYDTA/photo/JBT5PMCH6NNBLJOECUZ7E65XRM/
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月22日の声明で、北朝鮮によるロシア支援の派兵を巡り、大規模な訓練が既に始まっているとの情報をウクライナ側が持っていると明らかにした。
声明で、各国が北朝鮮を非難していることに謝意を示し
「言葉だけではない具体的な対応」
も求めた。
「北朝鮮が欧州の戦争に介入できるのであれば、北朝鮮に対する圧力は不十分だ」
と訴えた。(共同)

http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/784.html#c20
[政治・選挙・NHK295] 石破内閣支持率「ご祝儀相場」完全崩壊…「墓穴で自滅」絵に描いたような転落劇 赤かぶ
36. 秘密のアッコちゃん[792] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月24日 07:17:38 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[357]
<■93行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>訪日外国人の消費 地方への誘客進め拡大を
社説
2024/10/24 5:00
https://www.sankei.com/article/20241024-O4L5NAEI55IG5LDKWVZRNFUISI/
円安を追い風に、インバウンド(訪日外国人客)消費が好調に推移している。
観光庁によると、令和6年の消費額は9月までで5兆8582億円となり、年間で過去最高だった昨年を上回った。
訪日客数の増加も続いており、今年2024年1〜9月で昨年2023年1年間を超えた。
過去最高だった新型コロナウイルス禍前の元年(3188万人)を上回るペースで推移している。
訪日客の消費は統計上、輸出にカウントされる。
既に電子部品や鉄鋼を上回る規模となり、自動車に次ぐ第2の
「輸出産業」
になっている。
地方では経済活性化の起爆剤として訪日客への期待も大きい。
日本経済を支える成長産業として一層の拡大を目指したい。
そのために重要になるのは地方への誘客である。
訪日客の宿泊先は7割超が3大都市圏に集中し、コロナ禍前よりも偏在傾向が強まっている。
政府は1人で100万円以上を消費する富裕層の誘客強化のため、北海道東部や北陸、沖縄・奄美など14のモデル地域を設定し、魅力的な観光地とするための支援を進めている。
日本には、モデル地域以外にもその土地ならではの食文化や歴史遺産、祭りなど魅力的な観光資源を持つ地方都市が多くある。
それを効果的に発信するプロモーションや多言語によるPR活動が必要だ。
訪日客に地方への分散を促すことは、過度な混雑や観光客のマナー違反といったオーバーツーリズム(観光公害)の対策にも繋がるはずだ。
オーバーツーリズムは訪日客の満足度が低下する要因となる。
日常生活に支障が出て地元住民の不満が高まれば、政府が目指す
「観光立国」
の実現はおぼつかない。
それぞれの実情に合わせ、どのような取り組みができるのか、更に知恵を絞ってほしい。
訪日客の増加や、その消費が好調な背景には円安がある。
だが今後、日米の金融政策が変更されれば、為替水準が円高方向に振れることもあり得よう。
訪日客消費を成長産業として更に拡大するためには、円安の恩恵がなくても外国人が訪れたいと思ってもらえるような魅力を高めていくことが欠かせない。
官民を挙げた一層の取り組みが求められている。

中国人は日本が嫌いなのに、なぜ多くの人が日本旅行に行くのか―中国メディア
レコードチャイナ2024/10/23(水)22:00
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/recordchina/business/recordchina-RC_942459
中国のポータルサイト・今日頭条に、
「中国人は日本が嫌いなのに、なぜ多くの人が日本旅行に行くのか」
との記事が掲載された。
記事は、
「ここ数年、中国では海外旅行が人気になっているが、日本については歴史的な恨みや核廃水(処理水)排出騒動から、本来であれば訪れる人は少ないはずだ」
「しかし、今年上半期には300万人以上の中国人が日本を訪れており、既にコロナ前の水準に近づいている」
「中国人は日本が好きではないのに、なぜこれほど多くの人が旅行に行くのだろうか」
と疑問を提起した。
その上で、中国人が日本旅行を好む理由をいくつか挙げた。
1つ目は
「距離が近い」
ことで、
「先進国の中で日本は欧米と比べて中国からの距離が近い」
「もし欧米に行くなら飛行機に十数時間乗らなければならないが、日本であれば3〜4時間で済む」
とした。
2つ目は
「ビザが取りやすく、航空券が安い」
ことで、
「中国人にとって日本のビザは欧米と比べてかなり取りやすく、特に3年や5年のマルチビザは便利」
「航空券も安く済む」
とした。
3つ目は
「漢字が使われている」
ことで、
「日本は街中に漢字が溢れており、言語上の障害が少ない」
「日本語が分からなくても文字を見れば大体の意味が分かり、文化的にも(欧米と比べて)親近感がある」
と説明。
4つ目は
「日本社会の新鮮味」
で、
「日本の道路は清潔で日本人の民度は高く、茶道や華道、寺など、文化や伝統が味わえる」
「現代的な繁栄ぶりが窺える都市がありつつ、文化的な魅力もある」
とした。
5つ目は
「自然風景」
とし、
「春は桜、夏は花火大会、秋は紅葉、冬は雪と温泉と、(同じ場所でも)1年中四季折々の見どころがある」
と言及。
6つ目は
「ハイレベルなサービス」
とし、
「日本のサービスは細やかでレベルが高く、接客態度が良くてプロ意識が強い」
「小さな品を購入するだけでも礼儀正しく接してもらえ、交通機関、飲食店、ホテルなどどこに行っても一流のサービスが受けられる」
とした。
7つ目は
「買い物&グルメ天国」
とし、
「ここ数年は大幅な円安で観光客の買い物欲を刺激している」
「日本の商品は洗練されているだけでなく実用的で長持ちする」
「すしやラーメン、焼肉などおいしい食べ物も豊富で添加物も少ない」
とした。
記事は続いて、日本旅行に行く中国人の特徴として、
「歴史を気にしない人」
「日本文化に特別な感情を抱く人」
を挙げた他、
「庶民は東南アジアへ、金持ちは欧米やアフリカへ行くため、やや経済状況がいい中産階級が主に日本を好んでいる」
とした。
一方で、
「死んでも日本には行かない」
と言い張る人も多いとし、その特徴として
「(国内に比べて)日本には大した名所はない」
「地震が多発する」
「日本食はマズい」
「国家の恨みを忘れられない」
「日本人は『小さな礼はあるが大義はない』」
などと考えているとした。
この記事に、中国のネットユーザーからは
「世界にはこんなに多くの国があるのになぜわざわざ日本に?」
「日本は中国にとって永遠の敵だ」
といった批判の声がある一方、
「今の日本は戦時中の日本とは違う」
「政治と生活を一緒くたにするな」
「日本を嫌い、ロシアを好きなのは『政治的な正しさ』に過ぎない」
「前の世代の恩や仇を次の世代で清算する必要はない。そんなことをしていれば終わりがない」
「私は日本が好き。学ぶべきところがたくさんある」
「日本は物価が安定しているし、文明的で礼儀正しいから好き。何度も行っているし、また行きたい」
などのコメントが多く寄せられていた。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/759.html#c36

[政治・選挙・NHK295] 自民と第二自公の二大体制最悪(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
42. 秘密のアッコちゃん[793] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月24日 07:36:15 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[358]
<■84行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>インサイダー疑惑 裁判官が不正に走るとは
社説
2024/10/24 5:00
https://www.sankei.com/article/20241024-PLFB56J43FODXEJCINLYEUMB4M/
裁判官が金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で証券取引等監視委員会の強制調査を受けた。
この裁判官は、最高裁の人材教育人事で2024年4月から金融庁に出向していた。
職務で知った未公表の株式公開買い付け(TOB)情報を基に株売買した疑いがある。
公表前のTOB情報は企業経営の重要事項だ。
30代の裁判官は金融庁で企業開示課の課長補佐としてTOBを審査していた。
その情報で株取引するなど、市場を歪める、絶対にやってはならぬ不正行為である。
それを本人名義で平然と行う感覚は、どうなっているのか。
罪を裁き、判決を言い渡すべき立場の裁判官が、である。
監視委は検察への告発も視野に入れ調査中だという。
悪質性を鑑みれば当然であろう。
裁判官への行政・刑事責任は当局の調査・捜査を待ちたいが、この問題が浮かび上がらせるのは、裁判官として当然備えるべき
「矜持」

「責任感」
といった職業倫理が、信じ難いほど欠如している現状である。
最高裁は、監視委の調査を承知しているとし、
「遺憾」
とのコメントを出した。
だが、この事件を裁判官個人の資質の問題に矮小化してしまうのは適切ではない。
問題の本質を法曹界で共有し、若手人材の教育を再び徹底させるべきではないか。
法曹界は今、厳しい視線を国民から投げかけられている。
検察は、その取り調べの適正性に疑問が呈されており、袴田巌さんの再審無罪には裁判所が負うべき責任も大きい。
法曹界全体で信頼回復に当たらなければいけないはずだ。
その最中に、何をしているのだ。
歴史上、裁判官は如何なる圧力にも屈せず正義を貫くことが社会から求められ、それ故に身分が厚く保障されている。
何よりも高度な倫理観が求められる職業なのに、なぜこのような人物が裁判官になっているのか、最高裁、法曹は深刻に考えなければいけない。
一方、この裁判官とは別に、東京証券取引所の社員もTOBの未公表情報を親族に漏らし、インサイダー取引に関与していた疑いが強まったとして、監視委が強制調査していたことが判明した。
市場の公正性を守るべき東証の社員の不正行為の衝撃は大きい。
こちらも倫理欠如の事態は深刻だ。

東証職員、インサイダー取引の疑い 親族にTOB情報漏洩か 証券監視委が強制調査
2024/10/23 9:17
https://www.sankei.com/article/20241023-SAQBR6XGK5MLLAJJ5CHEEG5RLM/
東京証券取引所の職員が、職務を通じて知った企業の非公開情報を親族に漏洩してインサイダー取引に関与した疑いがあるとして、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反容疑で強制調査をしていたことが2024年10月23日、関係者への取材で分かった。
株の売買を仲介する東証の職員がインサイダー取引の疑いで強制調査を受けるのは異例。
監視委は東京地検特捜部への告発を視野に、取引状況を分析している。
関係者によると、この職員は、東証に所属する若手職員。
職務を通じ、適時開示などで公開される前にTOB(株式公開買い付け)などの企業の業績に関わる重要情報を知り、親族に伝えた。
その後、関連する銘柄の株を親族が取引した疑いが持たれている。
調査を受け、職員は既に部署を異動。
東証は
「監視委の調査を受けていることは事実。調査に全面的に協力する」
とするコメントを公表した。
東証によると、東証は内規で職員による個別株の取引を原則的に禁止している。
金商法は、TOBなどの重要事実を知った会社関係者らが公表前に株を売買することを禁止。
他者に利益を得させる目的で重要事実を伝える行為や、株取引を勧める行為も禁じている。
違反すれば5年以下の懲役または500万円以下の罰金が科せられる。

金融庁出向中の裁判官がインサイダー疑い、TOBを担当 監視委が関係先を強制調査
2024/10/19 11:12
https://www.sankei.com/article/20241019-XLXFWJRWO5KX5ELAUTZHSSTQZA/
金融庁に出向中の30代の男性裁判官が職務を通じて知った情報を基に株の売買を行った疑いがあるとして、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で関係先を強制調査していたことが2024年10月19日、分かった。
監視委は東京地検特捜部への告発も視野に詳しい取引状況などを調べている。
関係者によると、この裁判官は裁判所から金融庁に出向。
企業のTOB(株式公開買い付け)に関する情報を取り扱う業務に就いていた。
業務を進める中でTOB情報を知り、情報の公開前に関連する企業の株を本人名義などで売買していた疑いがあるという。
監視委はTOBの公開前にあった不審な株の取引を把握。
関係先の強制調査で入手した資料の分析を進めている。
金融庁は独自の倫理規定を策定。
「職務上知ることができた秘密を利用した金融取引等は厳に行ってはならない」
と定め、関係企業の株取引全般の自粛も求めている。
最高裁は、主に若手裁判官に経験を積ませる目的で金融庁などの行政機関への出向人事を行っており、2年程度で裁判所に戻ることが多い。
金商法は、上場企業のTOBやM&A(合併・買収)などの重要事実を業務を通じて知った関係者が、情報の公開前に上場企業の株取引をすることをインサイダー取引として禁じている。
インサイダー取引は、企業関係者の他、企業を所管する公務員なども規制の対象となる。
違反すれば5年以下の懲役または500万円以下の罰金、もしくはその両方の刑事罰に処される他、行政罰の課徴金が科される。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/758.html#c42

[戦争b25] 窮地に陥っているウクライナ大統領はロシアとの核戦争への道を進むと脅している(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
22. 秘密のアッコちゃん[794] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月24日 12:16:12 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[359]
<■110行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
米、北朝鮮の約3000人派兵確認 ロシア東部基地で訓練後参戦へ 「インド太平洋情勢に影響」懸念
2024/10/24 8:18
https://www.sankei.com/article/20241024-JBJ67JKKNVK7VIM3YZ3YIDKNFE/
バイデン米政権は2024年10月23日、北朝鮮がロシアのウクライナ侵略を支援するためロシアに約3000人の部隊を派兵したとの調査結果を明らかにした。
部隊は露東部の基地で訓練を受けているとし、兵力の消耗が激しい露軍の補充として戦線に投入されるとみている。
インド太平洋地域の安全保障に影響が生じる可能性もあるとみて、同盟諸国と監視を強化する構えだ。
ウクライナの最大支援国の米国は北大西洋条約機構(NATO)加盟国や韓国などと、北朝鮮参戦の実態把握を続ける。
韓国情報機関の国家情報院も2024年10月23日、朝鮮人民軍3000人規模が派兵されたと明らかにした。
カービー米大統領補佐官は2024年10月23日の記者会見で、北朝鮮の部隊約3000人が2024年10月中旬に北朝鮮の元山から露極東ウラジオストクに船で輸送され、戦闘訓練を受けていると指摘。
訓練が終了すれば露西部に移動しウクライナ軍との戦闘に参戦する可能性があると述べた。
カービー氏はまた、北朝鮮の派兵は2022年2月にロシアが開始したウクライナ侵略の
「劇的な変化だ」
と指摘。
同盟諸国と対応を協議し、今後更なる情報開示を行うと共に、制裁を含む対抗措置を明らかにすると述べた。
カービー氏は更に、北朝鮮の参戦は、戦場における露軍の激しい兵力損失と、それに伴う北朝鮮との軍事協力の進展を明示していると指摘。
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が実際に流血の伴う兵力提供に応じたことで、ロシアから軍事上の見返りを得る可能性があるとし、ウクライナ情勢に加え
「インド太平洋地域に安全保障上の影響が生じる」
との懸念を示した。

ロシアの北朝鮮兵に投降呼びかけ ウクライナ、朝鮮語で動画
2024/10/24 7:04
https://www.sankei.com/article/20241024-2RKSKSE6OBJPLK4S22GXV57GME/
ウクライナ当局は2024年10月23日、ロシアのウクライナ侵攻を支援するために派兵されたとされる北朝鮮兵士に向け、朝鮮語で投降を呼びかける動画を公開した。
「外国の地で意味も無く死んではいけない」
と強調。
ベッドや食事を盛り付ける様子が映り、投降すれば
「安全な場所で食事と医療が提供される」
と訴えている。
動画を公開したのはウクライナ当局がロシア兵の投降推進を目的に運営する
「私は生きたい」
プロジェクト。
投降希望者を対象に24時間態勢の電話相談窓口を設置し、捕虜の人道的扱いを定めたジュネーブ条約に基づく対応を約束してきた。
北朝鮮の派兵を巡っては、ウクライナや韓国、米国がロシアへの移動を確認。
カービー米大統領補佐官は2024年10月23日の記者会見で、今月2024年10月上〜中旬にロシアに渡航した北朝鮮兵少なくとも3000人がロシアの複数の軍事施設で訓練を受けているとの分析を表明した。
訓練後、戦地に向かう可能性がある。(共同)

北朝鮮のロシア派兵、米国も確認 国防長官「証拠ある」 実態把握急ぐ
2024/10/23 21:48
https://www.sankei.com/article/20241023-SW4E4LOS7BLCHMGFGDQZRTOFDY/
オースティン米国防長官は2024年10月23日、北朝鮮がロシアによるウクライナへの侵略を支援するためロシアへ地上部隊を派兵した
「証拠がある」
と述べた。
バイデン政権は同盟諸国と共に、北朝鮮軍の派兵の事実関係を調査しており、米政府として北朝鮮の参戦を認めたのは初めて。
ロイター通信によると、オースティン氏は訪問先のイタリア・ローマで記者団に対し
「北朝鮮の部隊がロシアにいる証拠がある」
と述べ、派兵の具体的な目的や行動について情報を精査する必要性を強調した。
米政府は、ウクライナや北大西洋条約機構(NATO)加盟国、韓国の情報機関などと協議し、北朝鮮の派兵の実態の把握を急いでいる。
カービー大統領補佐官は2024年10月21日、
「事実であれば極めて憂慮すべき事態」
として、近日中に調査内容を明らかにする計画があると述べた。

ロシア入りした北朝鮮兵力3千人に 韓国情報機関分析「戦線投入時は多数の死傷者」
2024/10/23 19:34
https://www.sankei.com/article/20241023-AXQFOWRIZJKLPDR5HR3IAF3RQA/
2024年10月18日、ウクライナ文化情報省傘下の機関が公開した北朝鮮兵とされる映像の一場面。ロシア極東の軍事施設で装備品を受け取る様子としている(共同)
https://www.sankei.com/article/20241023-AXQFOWRIZJKLPDR5HR3IAF3RQA/photo/N24OXH6ZGFK67EXHVMP752D4SY/
韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は2024年10月23日、ウクライナへの侵略戦争に参戦するため、ロシア入りした北朝鮮の朝鮮人民軍の兵力が計3000人余りになったとの情報を明らかにした。
趙太庸(チョ・テヨン)国情院長から報告を受けた与野党議員が記者団に発表した。
国情院は、2024年12月頃には北朝鮮からの派兵総数が1万余りに達するとの見通しを示した。
国情院は2024年10月18日、特殊部隊の将兵ら約1500人が2024年10月8〜13日に露海軍の艦艇で露極東地域に移ったと発表していた。
新たに約1500人のロシア入りが確認された。
将兵らはロシア内の複数の施設に分かれて適応訓練を受けており、現段階ではまだ戦線に投入されていないと国情院はみている。
北朝鮮の兵士らは士気が高く、体力に長じているが、無人機攻撃など現代戦に対する理解が不足し、戦線投入時には死傷者が多数出るとの露側教官の見方も報告した。
北朝鮮国内では今回の派兵に関して厳しい情報統制を敷いているが、噂も広がり始めているという。
派兵部隊に選抜された兵士らの家族を通じて情報が拡散しないよう、家族らを隔離する動きもあるという。
露朝は2024年6月に有事の際の軍事援助を盛り込んだ
「包括的戦略パートナーシップ条約」
に両国首脳が署名した後、派兵を巡る具体的協議に入ったと国情院は分析している。

北朝鮮兵のロシア支援、訓練情報把握 ゼレンスキー氏
2024/10/23 8:26
https://www.sankei.com/article/20241023-KWLERGCYQRJBDI5UNK5YFAYDTA/
2024年10月18日、ウクライナ文化情報省傘下の機関が公開した北朝鮮兵とされる映像の一場面。
ロシア極東の軍事施設で装備品を受け取る様子としている(共同)
https://www.sankei.com/article/20241023-KWLERGCYQRJBDI5UNK5YFAYDTA/photo/JBT5PMCH6NNBLJOECUZ7E65XRM/
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月22日の声明で、北朝鮮によるロシア支援の派兵を巡り、大規模な訓練が既に始まっているとの情報をウクライナ側が持っていると明らかにした。
声明で、各国が北朝鮮を非難していることに謝意を示し
「言葉だけではない具体的な対応」
も求めた。
「北朝鮮が欧州の戦争に介入できるのであれば、北朝鮮に対する圧力は不十分だ」
と訴えた。(共同)

http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/784.html#c22

[政治・選挙・NHK295] 石破新首相が大功績上げる可能性(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
65. 秘密のアッコちゃん[795] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月24日 14:16:47 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[360]
<■374行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024年秋・衆院選
日本保守党・百田尚樹代表勇説600キロ 「5議席以上」の予測もあるが「どうなるか分からない…残り時間を一生懸命やるだけ」
2024.10/24 11:41
https://www.zakzak.co.jp/article/20241024-4RG3LLPNRVNX7JM3N6ZOY2X3KA/
衆院選(2024年10月27日投開票)の各社情勢調査で、初の議席獲得の見通しが出ているのが、政治団体
「日本保守党」
だ。
国政政党の要件を満たす
「5議席以上」
との予測もある。
代表で作家の百田尚樹氏(68)は23日、大阪市内などを回って支持を訴えた。
2024年10月21日には選挙戦で初の首都圏入りするなど注目される百田氏の応援行脚約600キロに密着した。 

「今回、国政政党として近畿から最低でも1人、国会議員に送り込みたい」
百田氏は2024年10月23日午後、梅田駅近くの商業施設前で声を張り上げた。
最重点項目として経済政策を掲げ、
「経済が弱くなると国力が弱くなる」
「生活もダメになる」
「経済的な侵略さえ起こる」
「一丁目一番地は経済、そして安全保障で他国の侵略を受けないような強い国にすることだ」
と訴えた。
演説を聞いた大阪市内の公務員の女性(46)は
「減税や庶民目線、拉致問題など全てに共感している」
「やってくれそうだ」
「安倍晋三元首相が亡くなってから自民党は崩れている」
と話す。
同党の比例近畿ブロックでは国際政治学者で福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(67)が名簿順1位、百田氏は3位に名を連ねる。
百田氏は
「拉致問題は経済力、安全保障と同じぐらい重要な問題と位置付けている」
とし、島田氏を
「約700人の国会議員の中で最も拉致問題に詳しい、北朝鮮が最も恐れる男の1人だ」
と紹介した。
支援組織「救う会」副会長も務めた(出馬に伴い退任)島田氏は
「国会が拉致問題を中心とする北朝鮮問題でおかしな方向に行かないよう楔を打ち込んで主導してゆく」と話した。
■2024年10月21日は大宮、横浜へ
百田氏は2024年10月21日には選挙戦で初めて首都圏に乗り込んだ。
さいたま市のJR大宮駅西口では、比例北関東から出馬した伊藤純子元群馬県伊勢崎市議(55)らと街頭に立ち、
「オイルショックまで日本の好景気が続いた」
「毎年10%ぐらいの経済成長率だった」
「日本はこれぐらいの底力がある」
「これを抑えているのが今の自民党だ」
「日本の国益よりも中国の国益を重んじる政治家もたくさんいる」
と声を張り上げた。
続いて横浜市に入り、JR桜木町駅前で比例南関東の小坂英二元東京都荒川区議(51)の応援に立った。
小坂氏は
「党員以外にも興味を持ってくれる人もいる」
「『自民党も立憲民主党も言わない問題を提起しており、期待している』との声は街頭演説のたびに増えている」
と手応えを語る。

日本保守党が複数議席獲得の可能性 衆院愛知1区は河村氏リード、産経・FNN終盤調査
世論調査
2024/10/21 17:44
https://www.sankei.com/article/20241021-XUVAOZ7J35EQHPQ5LPZTHY476A/?outputType=theme_election2024
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した衆院選の終盤情勢調査で、愛知1区は政治団体
「日本保守党」
共同代表の元職、河村たかし前名古屋市長が立憲民主党の前職、吉田統彦氏、自民党の前職、熊田裕通氏らをリードしている。
日本保守党は比例代表でも複数が当選する可能性が出ている。
いずれも実現すれば、昨年2023年10月の設立以来、衆参通じて初の議席獲得となる。
河村氏は平成5年衆院選で初当選し、2021年からは名古屋市長を4期連続で務めた。
今回は同党の公認候補として衆院選へのくら替え出馬を決めた。
▽愛知1区(4人、敬称略)
山本耕一(47)☆元高校教諭 日本維新の会新人
河村たかし(75) 前名古屋市長 諸派元職
熊田裕通(60)☆元総務副大臣 自民党前職
吉田統彦(49)☆元消費者問題特別委員会理事 立憲民主党前職
(届け出順、☆は比例と重複)

衆院選終盤情勢、与党過半数割れも 立民は大幅増 日本保守党が政党要件満たす可能性
世論調査
2024/10/21 16:12
https://www.sankei.com/article/20241021-PQB5OO7ILVMXZKFLNCJZYCDVBA/?outputType=theme_election2024
産経新聞社は2024年10月21日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した衆院選情勢調査(2024年10月19、20両日実施)に取材を加味し、2024年10月27日の投開票に向けた終盤情勢をまとめた。
自民党は大きく議席を減らす見通しで、連立政権を組む公明党と合わせても過半数(233議席)を割り込む可能性がある。
一方、立憲民主党は公示前に比べ大幅に議席を積み増す勢いだ。
衆院選は、全国289小選挙区と11ブロックの比例代表の計465議席を争う。
自民は、公示前の256議席から60議席程度減少する可能性があり、与党全体でも公示前の288議席から70議席程度落ち込みそうだ。
一方、公示前に98議席だった立民は50議席程度を増やし、7議席だった国民民主党は15議席程度を積み増すと見込まれる。
10議席だった共産は数議席を増やす可能性がある。
日本維新の会は、公示前の43議席を維持するのは困難な情勢だ。
小規模の党派が躍進する傾向がみられ、れいわ新選組(公示前3)が数議席を増やすと予想される他、政治団体
「日本保守党」
が公職選挙法上の
「所属国会議員5人以上」
の政党要件を満たす可能性がある。

ユーチューブでも見られる衆院選の政見放送、再生回数トップは日本保守党 自民、立民は…
2024/10/21 12:34
https://www.sankei.com/article/20241021-4IZCAZ5YBNGOVDO7Y5EILYPY7Y/?outputType=theme_election2024
2024年10月27日投開票の衆院選・比例代表の政見放送について、ユーチューブ上で政治情報などを配信している個人アカウントが各党の放送を掲載したところ、日本保守党が再生回数約44万回でトップとなっている。
自民党は約9千回、立憲民主党は約3500回となっている。
このアカウントは、官房長官の定例記者会見などを掲載している「Ripbanwinkle」。
今回、各党の政見放送を収集し、2024年10月17〜19日に順次掲載したところ、2024年10月21日正午時点で日本保守党が再生回数約44万回でトップ。
参政党の約7万9千回、国民民主党の約1万回が続いている。
政見放送は近年、テレビやラジオだけでなくユーチューブ上でも見られるようになっている。
総務省によると、政見放送をインターネット上に掲載することについて公職選挙法上に特段の規定はなく、各党や団体、個人などが個別に掲載している状況という。
■各党の政見放送の再生回数(比例代表)
日本保守党(19日掲載)44万563回
参政党(18日掲載)7万8730回
国民民主党(17日掲載)1万256回
自民党(17日掲載)9182回
社民党(19日掲載)5769回
立憲民主党(17日掲載)3534回
れいわ新選組(19日掲載)2035回
日本維新の会(17日掲載)975回
共産党(19日掲載)569回
公明党(19日掲載)396回
(ユーチューブアカウント「Ripbanwinkle」での再生回数、21日正午時点)

【衆院選2024】日本保守党 政見放送(比例代表)
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%E6%94%BF%E8%A6%8B%E6%94%BE%E9%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9ARipbanwinkle&mid=44486B54B038705694E144486B54B038705694E1&ajaxhist=0

日本保守党 政見放送
2024/10/20
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44232914

日本保守党
https://hoshuto.jp/

自民党、過半数割れの可能性 立憲民主党、公示前より議席上積み 日本保守党、複数議席獲得へ 報道各社、衆院選序盤情勢調査
2024.10/17 11:31
https://www.zakzak.co.jp/article/20241017-WLKH5R2JLFMA3JBPQ2QASGGTBA/
第50回衆院選(27日投開票)について、報道各社の序盤情勢調査が出揃ってきた。
自民党は石破茂首相(総裁)の
「変節」
や、派閥裏金事件などが響き、定数465議席の過半数(233)に届かない可能性が出てきた。
単独過半数割れとなれば、2009年以来となる。
立憲民主党は公示前の98議席から議席を増やし、ベストセラー作家の百田尚樹氏が立ち上げた政治団体
「日本保守党」
は複数議席を獲得しそうだ。
共同通信によると、全289選挙区のうち、自民党(公示前256)がリードしているのは140程度で、接戦区が多い。
比例代表で前回選挙(20年)の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
公明党は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
自民党との連立与党では過半数を維持する見込み。
立憲民主党は公示前の98議席を超える公算が大きい。
日本維新の会は大阪の小選挙区は堅調だが、比例の支持の広がりに欠け、公示前の43議席に手が届かない可能性がある。
共産党は公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民党は小選挙区の1議席死守が課題。
参政党は支持浸透が見られない。

与党過半数巡り攻防 不記載響き自民低調、立民勢い 衆院選序盤情勢
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-AEBKGSGRPZMN7EBF43MGFUUFOI/?outputType=theme_election2024
27日投開票の第50回衆院選について共同通信社は15、16両日、全国の有権者15万6千人を対象に電話調査を実施し、取材を加味して公示直後の序盤情勢を探った。
自民党は派閥パーティー収入不記載事件が響き低調。
公明党も伸び悩む。
立憲民主党は議席増へ勢いを見せる。
定数465議席の過半数(233)を巡り、与野党の攻防が続いている。
小選挙区では投票先未定が3割近くおり、今後、情勢は変わる可能性がある。
全289選挙区のうち、自民(公示前勢力256)がリードしているのは140程度にとどまり、接戦区が多い。
比例代表で令和3年前回選の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
単独過半数を維持できるかどうか予断を許さない。
不記載事件に関係し、公認されなかった候補の大半は厳しい戦い。
重複立候補が認められなかった候補も半数近くが先行されている。
立民は公示前の98議席(比例含む)を超える公算が大きい。
無党派層でも支持が拡大しつつある。
前回選で39だった比例議席も増やしそうだ。
日本維新の会は地盤の大阪府の小選挙区で堅調。
だが全国的に比例の支持の広がりがいまひとつで、公示前の43議席に手が届かない可能性もある。
公明は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
維新と争う大阪府の4小選挙区で苦戦が目立つ。
埼玉14区に出馬した石井啓一代表も激戦。
比例も伸びを欠いており、小選挙区と合わせた公示前の32議席を堅持できるか微妙だ。
共産党は小選挙区1議席を維持しそうだ。
比例次第で、公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。
国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。
れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民は小選挙区の1議席死守へ全力を挙げる。
参政党は支持浸透が見られない。
政治団体
「日本保守党」
は複数議席を得る可能性がある。

日本保守党、初の全国的な国政選挙 有本香氏「選択肢増やす」
毎日新聞
2024/10/15 13:45(最終更新 10/15 13:45)
https://mainichi.jp/articles/20241015/k00/00m/010/079000c
政治団体
「日本保守党」
は15日午前11時頃、JR新橋駅(東京都港区)前で第一声を上げた。
2023年9月の発足以来、初の全国的な国政選挙となり、「SL広場」には数百人の聴衆が集まった。
作家の百田尚樹代表や有本香事務総長らが壇上に立ち、有本氏は
「中国資本がどんどん日本の土地を買収している問題に真面目に取り組む党派は国会にない」
「国民の選択肢を増やしましょう」
などと訴えた。

「日本は世界最高の国だ」 日本保守党・百田尚樹代表が第一声 つなぎ弁士で歴史の講義も
2024/10/15 12:44
https://www.sankei.com/article/20241015-6C7DQDZ355F2ZBYMGF632X7UUE/?outputType=theme_election2024
政治団体
「日本保守党」
の百田尚樹代表は15日午前、衆院選(27日投開票)の公示を受け、東京・JR新橋駅前で第一声をあげた。
「日本は、日本人はもっと幸福になるべきだ」
「日本は世界最高の国だ」
と声を張り上げ、約600人の聴衆が日の丸などを手に拍手を送った。
同党の有本香事務総長は
「北朝鮮による拉致問題や外国資本による不動産買収など真面目にやっている政党はない」
「新しい選択肢を増やしましょう」
と支持を訴えた。
百田氏は党のシンボルカラーである青のジャンパーを着込んで登場。
比例代表の届け出が開始から遅れるハプニングもあり、百田氏は受理の一報が入るまで、聖徳太子や元寇など日本史について語って
「つなぎ弁士」
を務める一幕もあった。
午前10時55分ごろに始まった衆院選の選挙演説で、百田氏は
「我々と一緒にもっともっと幸せになりましょう」
と気勢を上げた。
日本保守党は昨年10月の結党以降、今年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
小選挙区に4人(いずれも愛知)、比例代表に百田氏や有本氏ら26人を擁立した。

橋下氏 自民分裂→高市早苗氏と「日本保守党」合流が「日本にとって最善策」 立憲も割れて石破首相と野田代表で第2グループと
デイリースポーツ によるストーリー • 9 時間
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E6%B0%8F-%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%88%86%E8%A3%82-%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%8B%97%E6%B0%8F%E3%81%A8-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9A-%E5%90%88%E6%B5%81%E3%81%8C-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%9C%80%E5%96%84%E7%AD%96-%E7%AB%8B%E6%86%B2%E3%82%82%E5%89%B2%E3%82%8C%E3%81%A6%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%A8%E9%87%8E%E7%94%B0%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%A7%E7%AC%AC%EF%BC%92%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%A8/ar-AA1s5QuR?ocid=BingNewsVerp
橋下徹弁護士が11日付でX投稿。
政治団体
「日本保守党」
の公認で衆院選愛知1区に立候補するため名古屋市長を辞職する河村たかし氏が、自民・高市早苗氏との合流について語ったとする記事を取り上げ、
「これが日本の政治にとっての最善策」
と投稿した。
橋下氏は、中央政界を
「3つのグループに再編すればスッキリする」
とし
「自民党が割れて高市さんグループと日本保守党が合流」
とした。
更に別投稿で
「立憲も割れて野田さんグループと石破さんグループが合流」
「立憲のいわゆる左派は共産党と合流」
とグループ分けし、
「この3つのグループに整理されると有権者は選択しやすくなる」
「維新、国民なども割れて3つのグループに別れていけばいい」
と記した。

衆院選出馬の河村・名古屋市長の辞職、議会「職務放棄」と不同意 15日自動失職へ
2024/10/11 12:21
https://www.sankei.com/article/20241011-TP3CKYC2TJJLXLEB2UMB6DYFBE/?outputType=theme_election2024
名古屋市議会は11日の本会議で、衆院選出馬を表明した河村たかし市長(75)の辞職の申し出を自民、公明両党会派などの反対多数で不同意とした。
公示日の15日に立候補を届け出た時点で自動失職する。
本会議で、自民市議は
「多くの重要案件が積み残されている」
「任期が残ったまま、やりきったとする振る舞いは職務放棄だ」
と批判した。
地方自治法は、市町村長は退職の20日前までに議会に申し出るよう規定。
議会の同意があれば、それより前に退職できると定めている。
河村氏は散会後
「不同意は残念」
と述べた。
自身が代表を務める地域政党「減税日本」の一部議員も本会議で反対した。
河村氏は9日、市議会に辞表を提出。
市選管によると、市長選は11月中に投開票される見通しという。

河村たかし氏、衆院選「台風の目」可能性「75歳まで来ると有権者の心を信じるに尽きる」
2024/10/1 23:20
https://www.sankei.com/article/20241001-6WLNPES2ZBNRPGZWSGU44D6AI4/
選挙巧者で
「総理を狙う男」
を自称する名古屋市の河村たかし市長が1日、衆院選愛知1区への出馬を表明した。
出馬記者会見で勝算を問われた河村氏は
「75歳まで来ると、有権者の心を信じてやるに尽きる」
「皆さんのためにやってきた」
「必ず分かってくれる」。
国政復帰への意欲を示し続けてきたが、年齢のために今回がラストチャンスとの声も出ている。
河村氏の存在は、衆院選で
「台風の目」
となる可能性を秘める。
2023年4月の市議選では、減税日本の党勢低迷が指摘されながら、自らが前面に出た選挙戦を展開した結果、改選前より議席を増やした。
2023年10月から
「日本保守党」
の共同代表に就任。
名古屋市などの選挙区で候補を擁立すれば、保守層から一定の支持を得られる可能性がある。
地元市議は、自民党総裁選で石破茂新首相が、保守層に人気の高市早苗氏を破ったことで
「自民候補から保守票が逃げる可能性がある」
「自身の年齢も考えれば、最後のチャンスだったのだろう」
と推察する。

名古屋市の河村たかし市長、愛知1区から衆院選出馬へ「総理を狙う男、アゲインという感じ」
2024/10/1 9:27
https://www.sankei.com/article/20241001-3OISJHHS3RLWXM7WY6B2I3OMOA/
名古屋市の河村たかし市長は1日、27日投開票の衆院選に愛知1区から出馬する意向を明らかにした。
記者団の取材に答えた。
河村市長は4期目で市長を退く考えを示していたことを踏まえ、
「4年前、これで最後と言ったので公約を守る」
「総理を狙う男、アゲインという感じだ」
と述べた。

日本保守党が30人擁立、衆院選の秘策=@百田氏の比例3位と小選挙区で愛知注力のワケ 有本香氏は東京1位、島田洋一氏は近畿1位
2024.10/9 11:45
https://www.zakzak.co.jp/article/20241009-5HXGCNPV7VJBVEITHJ2WM3R3AA/
政治団体
「日本保守党」
は8日、次期衆院選で擁立を見込む30人の候補予定者を発表し、党代表で作家の百田尚樹氏(68)と、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)も比例代表で出馬すると明らかにした。
百田氏は衆院選を
「国政政党になれるチャンス」
と位置付け、
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦っていきたい」
と意気込みを見せた。
比例の東京ブロックでは、名簿1位に有本氏、2位に梅原克彦元仙台市長(70)ら4人を擁立する。
近畿ブロックでは福井県立大学の島田洋一名誉教授(66)が1位、百田氏は3位で出馬を予定する。
百田氏は
「誰が一番国会議員になるに相応しい人材であるかを一番優先して考えた」
と説明した。
小選挙区は、愛知で共同代表の河村たかし名古屋市長(75)ら4人を擁立する。
有本氏は
「局地戦で一発勝負なので、強みのある所に絞るのが戦略だ」
と語る。
公約について有本氏は
「国会の中にない選択肢、政策を掲げていく」
と強調、党の重点政策では消費税などの減税や再エネ賦課金の廃止、入管難民法の改正と運用の厳正化などを掲げている。
政治家の世襲については
「どこの政党と言わないが、スッと息子さんに継いでしまうのは国民の納得感がない」
「近い親族が出る場合、選挙区を変更するなど何らかの原則をもって、家業のように引き継ぐのをやめていくべきではないか」
と指摘した。
「政治とカネ」
問題では、政党交付金の引き下げを主張するなど、既存政党に有利な制度の見直しにも言及した。

百田尚樹代表、有本香事務総長ら比例26人 選挙区は4人 日本保守党が候補者名簿を発表
2024/10/8 16:05
https://www.sankei.com/article/20241008-5K2ZQKCTWNC5XGHR2OFQDWYNL4/
日本保守党は8日、衆院選(15日公示、27日投開票予定)に向け、選挙区4人と比例代表26人の候補予定者名簿を発表した。
選挙区の愛知1区には河村たかし・名古屋市長、比例代表には百田尚樹代表、有本香事務総長、国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏らを擁立する。
名簿は以下の通り。
【選挙区】
河村たかし(愛知1区)、大橋とおる(愛知3区)、麻生ちさ(愛知4区)、田中克和(愛知5区)
【比例代表】
北海道ブロック=小野寺まさる、堀田真作
北関東ブロック=伊藤純子、野寺直美、芦沢進、宮入良明
東京ブロック=有本香、梅原克彦、阿部力也、小柳岳志
南関東ブロック=小坂英二、大河内元喜、森健太郎、渡辺紀明、服部徹
東海ブロック=竹上ゆうこ、中川健一、織田敏之、中村憲一、青木崇佳
近畿ブロック=島田洋一、佐々木みのり、百田尚樹、豆谷和男、竹内唯裕、残る1人は通称調整中のため非公表

日本保守党が衆院選で会見 百田、有本両氏ら30人擁立 「『移民』政策見直しを」
2024/10/8 14:45
https://www.sankei.com/article/20241008-KS5HD7W5MVHK7NWTBBK5GRBWEI/
政治団体
「日本保守党」
は8日、衆院選(15日告示、27日投開票予定)について、東京都内で記者会見した。
愛知1区に出馬する共同代表の河村たかし名古屋市長ら4人を選挙区に、比例代表には国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏ら26人、計30人を擁立する方針を明らかにした。
2023年10月に結党して以降、2024年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
百田尚樹代表は比例近畿ブロック、有本香事務総長は比例東京ブロックにそれぞれ擁立する。
公約については、
「スパイ防止法の制定」
「消費税減税」
「共同親権制度の導入」
など結党時に発表した重点政策項目を踏襲。
表現などは練り上げるという。
有本氏は会見で、衆院選について
「願わくば国政政党になりたい」
「国政に行くぞというお披露目でもある」
と述べ、政党要件を満たす5人以上の当選に強い意欲を滲ませた。
その上で、再生可能エネルギー普及のため電気料金に上乗せされている
「再エネ賦課金」
の廃止などを例に挙げて
「国会の中にない政策を掲げていく」
と強調した。
百田氏は
「日本を守り、日本の良さをそのまま残したい」
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦いたい」
と語った。
特に重視する政策については、
「移民」
政策の見直しを挙げて
「『移民』が増えている」
「地域住民とトラブルを抱え、日本の本来守るべきルールを守らない一部の外国人もいる」
「町によっては治安が脅かされている」
「『移民』問題をもう1度考え直すべきではないか」
と述べた。

日本保守党、百田尚樹氏が比例代表の近畿ブロック 有本香氏が東京ブロックから出馬へ 次期衆院選
2024.10/8 13:54
https://www.zakzak.co.jp/article/20241008-PLSYAED6NJO5XDXPNETUCI6HIY/
政治団体
「日本保守党」
は8日、記者会見を開き、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で、党代表で作家の百田尚樹氏(68)が比例代表の近畿ブロックから、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)が東京ブロックから出馬すると明らかにした。
百田氏は
「日本を守りたい、日本の良さを残したいという思いだ」
「『日本を豊かに、強く』という理念に賛同した候補者とともに衆院選を戦っていきたい」
と意気込みを述べた。
北海道ブロックでは元北海道議の小野寺まさる氏(61)、東京ブロックでは元仙台市長の梅原克彦氏(70)、南関東ブロックでは荒川区議の小坂英二氏(51)、近畿ブロックでは福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(66)が名を連ねている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/762.html#c65

[原発・フッ素42] もう隠せない! この事実を知らないのは日本国民だけ(simatyan2のブログ) 赤かぶ
250. 秘密のアッコちゃん[796] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月24日 16:46:16 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[361]
<■347行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
銅で被覆の収納容器 進む地層処分の技術開発
ソロモンの頭巾 長辻象平
2024/10/23 10:00
https://www.sankei.com/article/20241023-KOG5WQWYNRM43NEWJ46XXVZWEQ/
「オーバーパック(OP)」をご存じだろうか。
原子力発電で生じた高レベル放射性廃棄物(HLW)の地層処分に使われる金属容器のことだ。
地下深くの岩盤中に埋設されるが、放射性物質が漏れて地上の環境に影響を及ぼすことがあってはならない。
このためOPには腐食での減肉や地圧による変形にも耐える堅牢性が求められるのだ。
万年単位の地下隔離を確実かつ効率的に実現するためのOP開発が地層処分事業を担当する原子力発電環境整備機構(NUMO)で進行中。
カナダとの共同研究で新展開を見せている。
■カナダで加速中
HLWの地層処分は、フィンランドが最も進んでおり、同国の最終処分場「オンカロ」では2024年8月末から埋設の試験操業が始まっている。
スウェーデンも最終処分地が決定済み。
北欧の先進性が印象的だが、19基の原発を有するカナダも存在感を示している。
同国での処分実施を担うカナダ核燃料廃棄物管理機関(NWMO)の設立は、日本のNUMOより2年遅れの2002年だが、既に日本の概要調査に相当する段階に進んでいる。
2012年までに関心を表明した22自治体から絞り込まれた2自治体でボーリングなどを伴う調査を実施中だ。
日本では2020年以降に北海道と九州の3町村が文献調査を受け入れ、先行した北海道の2町村では次の概要調査への移行の可否が焦点となっている。
■メッキへの転換
カナダではOPの技術開発も進んでいる。
円筒状の炭素鋼(鋼鉄)製の本体の肉厚は5センチ。
その表面が厚さ3ミリの銅メッキでコーティングされている。
円筒部の長さは2.5メートル、外径は40センチというサイズだ。
円筒の両端には銅メッキを施した半球状の鋼鉄製の蓋がつく。
表面の銅は腐食防止、その下の鋼鉄は変形防止の役割だ。
NUMO技術部の鈴木覚・工学技術グループマネージャーによると、鋼鉄と銅を使うOPは、フィンランドやスウェーデンで先に開発されていたが、銅容器の内部に鋼鉄容器を収納する方式だったので銅容器も約5センチと肉厚だった。
フィンランドなどでは使用済み燃料を再処理せず、長さ約4.5メートルの燃料集合体をそのまま長大なOPに収納する都合上、厚みのある銅と鋼鉄の2重容器にしたようだ。
カナダも再処理せず、使用済み燃料をOPに収納するが、同国の原子炉は天然ウランを燃やすCANDU(キャンドゥ)炉。
欧米や日本で主流の軽水炉とは燃料集合体のサイズが異なり、長さは約50センチと非常に短い。
カナダで開発中の小型OPは長さ2.5メートル、外径40センチとコンパクトなのだ。
■国際会議が契機
資源貧国の日本では使用済み燃料を再処理し、燃え残りのウランと運転中に生まれたプルトニウムを回収して混合し、新燃料として使う。
こうした処理で残るHLWをガラス固化体(長さ1.3メートル、直径40センチの円柱形)に加工する。
そのため、OPの内容物(ガラス固化体)はカナダ同様、コンパクト。
NUMOのパンフレットで例示されている日本のOPは鋼鉄製で、長さ1.7メートル、外径80センチ、肉厚19センチ―というものだ。
国際会議でのカナダの専門家との交流を機に、NUMOでは2017年からNWMOとの共同研究の成果を生かした銅コーティングオーバーパックの製造研究を大阪大学と秋田大学とともに進めている。
■複数の国産技術
だが、日本での地層処分に用いられるOPが銅コーティングの鋼鉄製に決まったわけではない。
NUMOでは鍛造による肉厚19センチの鋼鉄製OPをはじめ、鋳造技術による鋳鋼製のOPや板巻鋼によるOPの試作を行い、性能面やコスト面などから多角的な検討を加えている。
銅コーティングのOPは既存の技術群に加わった有力候補という位置づけだ。
銅は耐食性に優れるので鋼鉄部分も薄くできる。
OPの重量軽減は、地下深くでの埋設作業の効率化に大きな意味を持つ。
■銅不適は先入観
日本の地層処分事業で銅への着目が遅れたのは、火山国であるためだ。
硫酸の成分になる硫黄が多いと地下水による銅の腐食速度が増すので日本では適さないと地質学者の間でも考えられていたようだ。
「しかし調べてみると北欧と比較しても硫黄濃度は高くないことが分かってきました」
と鈴木さんは話す。
カナダは当初、北欧タイプのOPを検討していたが、2011年頃から銅コーティングの研究を開始している。
NUMOでは2022年から技術部工学技術グループ主任の小川裕輔さんを半年間NWMOに派遣して、銅コーティングOPに関する知見を深めている。
こうした両国の地層処分機関の交流の一環として2024年9月末にはNWMO・人工バリア科学部門のピーター・キーチさんが来日。
NUMO職員にカナダの地層処分事業の現況や銅コーティングOPの技術開発について紹介している。

OPの表面を覆う銅の層の、酸素や硫化物に対する耐食性は凄い。
鈴木さんや小川さんらによる解析によると腐食の進行は10万年で最大0.9ミリ。
3ミリの厚みがあれば余裕がある。
ただし、将来においては銅の価格が高騰している可能性もある。
そうした場合には鋼鉄製OPの出番。
そこまでを視野に入れて日本の地層処分技術の研究開発は進んでいる。

<主張>原発で日本回復を目指せ 国民生活とAI立国のために
社説
2024/10/20 5:00
https://www.sankei.com/article/20241020-CLMDDPLQJVJXNAJTVGWX5MQGIE/
日本の政治は重要な忘れものをしていないか―。
衆院選の最中であるにもかかわらず、各政党や候補者からエネルギーに関する発言がほとんど聞こえてこないのだ。
ロシアによるウクライナ侵攻や中東での紛争激化に加え、中国の台湾威圧で地政学的な緊張が日々、高まりつつあるのにどうしたことか。
資源貧国で島国の日本は、国際紛争の余波を受けやすい。
国内電力の約7割を占める火力発電の燃料の大半は、輸入天然ガスと石炭に依存している。
タンカーの行く手が塞がれたり、迂回を余儀なくされたりすれば、日本はたちまち電力不足に陥る運命だ。
■安全保障力ある電源は
緊張含みの国際情勢に照らした場合、日本に最も頼りになる電力源は原子力発電だ。
原発は13カ月ごとに止めて定期検査をしているが、必要があれば2年以上の連続運転も可能である。
抜群の安定供給能力などで原子力は準国産エネルギーに位置付けられてきた。
電力の安定供給に最も役立つ原発なのだが、東日本大震災を機に当時の民主党政権によって全面停止に追い込まれた。
国内の原発再稼働は異様に遅い。
大震災前には54基の原発が存在したが、その後に21基が廃炉となった。
残った33基中、再稼働を果たした原発は12基に過ぎないのだ。
こうした減り方を目の当たりにすれば、再稼働の促進や新増設の必要性が痛感されるはずだが、肝心の自民党でさえ頼りない。
「原子力など脱炭素効果の高い電源を最大限活用」
すると公約しているが、目的は
「カーボンニュートラル(脱炭素)」

「エネルギー安全保障」
のためと記す。
順番が違わないか。
原発の必要性を明確に説いているのは唯一、国民民主党だ。
データセンターや半導体工場の増加による電力需要の大幅急増を見据えた上で
「原子力発電所の建て替え・新増設により、輸入に頼らない安価で安定的な電力を確保する」
としている。
立憲民主党は
「原発の新増設は認めない」
と宣言した。
今後4半世紀内に出来る限り早く
化石燃料にも原子力発電にも依存しないカーボンニュートラルを達成」
するという。
■規制委の是正も急務だ
有権者の多くは気付いていないかもしれないが、実は日本の原子力発電は、持続可能性が危ぶまれるほどの深刻な状況に直面している。
13年前2011年の東京電力・福島第1原子力発電所事故の煽りで、既存原発の21基が今も未稼働であることに加え、原発新増設の動きも止まったままだ。
このため原発の部品を供給する企業には廃業に至ったところも少なくない。
国内の原発メーカーである三菱重工業、日立製作所、東芝の3社でも新規プロジェクトが途絶えたことで高度な原発技術の世代間継承に支障を来しつつある。
原発を保有する電力10社でも再稼働を果たしたのは3社に過ぎず、実機での発電経験のない運転員が増しているのだ。
政府は目下、次の
「第7次エネルギー基本計画」
の案を練っている。
衆院選後の新政権には原子力活用に向けての采配を期待する。
現行の6次計画にある
「可能な限り原発依存度を低減する」
との記述などは
「低減」

「増大」
に改めたい。
耳当たりの良い再生可能エネルギーは安定性に欠け、メガソーラーは環境破壊と隣り合わせだ。
原子力発電への消極姿勢を改めなければ電力供給の不足と電気代の値上がりで、国民生活も産業も苦難の道を歩むことになる。
3年前2021年の6次計画策定時点に比べ、エネルギーを取り巻く諸環境は激変している。
国際紛争だけでなく、新産業革命を牽引する人工知能・生成AIの出現も加わった。
AIの開発や運用には膨大な電力需要の発生が予測されており、それへの対応には原発をおいて他にない。
新政権には、再稼働の安全審査に関わる原子力規制委員会の業務遅滞の解決が急務である。
国のエネルギー行政との整合性の回復には規制委設置法の改正も視野に入れるべきだろう。
石破茂首相は就任直後の所信表明演説で
「日本を守る」
など5つの
「守る」
を表明したが、その履行の基盤にはエネルギーが必要だ。
日本の地政学的現況を直視すれば主軸は自ずと原子力エネルギーに帰着する。
各党諸賢には根本原則として胸に刻んでもらいたい。

高浜原発50年超え運転認可 国内初、原子力規制委 今後10年の管理方針を審査
2024/10/16 11:28
https://www.sankei.com/article/20241016-KUO6E3CDFNJ2HODHHI3XEUFLFY/
原子力規制委員会は16日の定例会合で、11月に運転開始50年となる関西電力高浜原発1号機(福井県)について、今後10年間の管理方針を定めた保安規定を認可した。
50年を超える運転の認可は国内初。
高浜1号機は国内で最も古い原発。
2号機と共に、規制委から最長60年までの運転を認められている。
30年を超えて原発を運転する場合、電力会社は10年ごとに安全上重要な機器や構造物の劣化を考慮して管理方針を定め、認可を受ける必要がある。
来年6月に原発の60年を超える運転が可能になる新制度の開始後、改めて60年までの運転について規制委の認可が必要になる。

高浜原発1号機 「保安規定」変更を認可 国内初50年超の運転へ
2024年10月16日 12時00分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241016/k10014610731000.html
国内で運転している原発で最も古い福井県にある関西電力の高浜原子力発電所1号機が11月で運転開始から50年となるのを前に、原子力規制委員会は50年を超えた運転に必要な施設の管理方針などを盛り込んだ
「保安規定」
の変更を認可しました。
1974年に運転を開始した高浜原発1号機は、国内で運転している最も古い原発で、11月14日で運転開始から50年となります。
最長60年までの運転延長が認められていますが、50年を超えて運転するには、施設の劣化状況を考慮した管理方針を策定することが義務づけられていて、関西電力はこの方針を盛り込んだ
「保安規定」
の変更を原子力規制委員会に申請していました。
16日開かれた規制委員会の定例会では、事務局の原子力規制庁から、原子炉内の劣化状況について新たな方法で追加的な評価を行ったことや、一部の部品は交換する方針などが盛り込まれていることが説明され、審議の結果、
「保安規定」
の変更を認可することが全会一致で決定されました。
これにより高浜原発1号機は国内の原発で初めて50年を超えて運転される見通しになりました。
一方、2025年6月には、最長60年に制限されていた原発の運転期間を更に延長できるようになったことに伴う、新たな規制制度が施行されることから、高浜原発1号機についても改めて管理計画を策定し認可を受ける必要があります。

操業始まる使用済み核燃料の中間貯蔵施設、原発活用に不可欠の役割 論説委員・高橋俊一
日曜経済講座
2024/10/13 11:00
https://www.sankei.com/article/20241013-SAXATJ64GVKIXHO3UD5OHBI42Q/
石破茂首相が安全を前提に原子力発電の活用を表明した。
先の自民党総裁選では
「原発ゼロ」
にも言及していたが、生成AI(人工知能)の普及で電力需要の増大が見込まれていることを見据え、原発を
「最大限活用する」
とした岸田文雄前政権の方針を継承する意向を示した。
これを支えるかのように、原発の活用に不可欠な施設が操業に向けて動き始めた。
青森県むつ市に開設された使用済み核燃料の中間貯蔵施設である。
中間貯蔵施設は、原発で発電後に残った使用済み燃料を再処理するまでの間に一時的に保管する施設だ。
むつ市の施設は、東京電力と日本原子力発電が共同出資するリサイクル燃料貯蔵(RFS)が運営する。
東電は9月24日に柏崎刈羽原発(新潟県)の燃料69体(12トン)を初めて搬出し、26日から施設での受け入れが始まった。
操業前に行う検査を経て、11月20日から正式に操業を開始する。
この施設が原発の活用に欠かせないのは、使用済み燃料を保管する貯蔵プールなどの容量が多くの原発で乏しくなっているからだ。
使用済み燃料の行き場がなくなれば、原発を止める他ない。
■再稼働へ重要なステップ
東電は柏崎刈羽原発の再稼働を目指しているが、同原発の貯蔵量は6月末現在で全体の保管容量に対して81%に達していた。
中でも原子力規制委員会の安全審査に合格している6、7号機は9割を超える。
同原発が立地する新潟県柏崎市の桜井雅浩市長は再稼働に同意する条件として、2基の貯蔵率を
「概ね80%以下にすること」
を求めている。
中間貯蔵施設への搬出は、再稼働の重要なステップとなる。
むつ市の施設は使用済み燃料を最長50年間保管する。
3000トンの収容能力を備えており、2000トンを保管できる2棟目の建設も計画されている。
保管は
「乾式貯蔵」
という方法を採用している。
使用済み燃料を金属製の専用容器(キャスク)に密封し、空気の自然対流だけで冷却する。
冷却のための特別な装置や電気も不要なため、安全性も優れているとされる。
使用済み燃料の問題は、稼働している原発を持つ電力会社にとってはより切実だ。
再稼働を果たした原発の貯蔵率はいずれも80%を超えており、関西電力の高浜原発(福井県)では現在の稼働状況が続き、外部にも搬出できなければ、3年ほどで上限に達するという。
事態を打開する手段の1つとして、関電も中間貯蔵施設を視野に入れている。
中国電力が山口県上関町で建設を検討する意向を示し、関電も出資して共同開発を目指している。
2024年4月からは現地でボーリング調査などを進めている段階だ。
■使用済み燃料は「資源」
中国電は2024年12月に島根原発(島根県)で2号機の再稼働を目指しているが、現時点では使用済み燃料の保管容量には余裕がある。
それでも建設を検討しているのは、福島第1原発事故の影響などで中断している上関原発に代わる地域振興策を同町から求められたことがきっかけだった。
ただ、中国電は
「建設費や運営費のコストは課題で、単独では難しい」(広報担当者)
と判断、関電に共同開発を持ちかけたのだという。
電力各社が使用済み燃料に悩んでいるのは、日本原燃の再処理工場(青森県)の完成が遅れていることが根本的な原因だ。
エネルギー資源に乏しい日本では、使用済み燃料からまだ使えるウランやプルトニウムを取り出し、燃料として再利用する
「核燃料サイクル」
を原子力政策の基本として推進してきた。
だが、再処理工場の完成の遅れによって再処理が進まず、使用済み燃料が増え続けているのだ。
日本原燃は2024年8月、令和6年度上期としていた再処理工場の完成目標を8年度内に延期したが、完成目標の延期は27回目だ。
青森県の宮下宗一郎知事が
「新しい工程を直ちには信頼できない」
と批判するなど、地元からの信頼も揺らいでいる。
「地元の方は、使用済み燃料は核のごみ≠ナはなく、資源だからこそ受け入れると言ってくれている」
「我々もその気持ちに応えようと事業を進めている」。
東電で中間貯蔵施設などのサイクル関連業務を担当する山本博通氏はそう話す。
使用済み燃料を資源として生かし、地元の期待に応えるには再処理工場を完成し、サイクルを回す以外にない。
大量の電力を二酸化炭素を排出することなく安定的に供給できる原発は、世界的に重要性が増している。
日常生活と産業活動を支えるエネルギーを確保するために、資源小国の日本は原発をどう活用すべきなのか。
15日に公示される衆院選で各党は改めて議論を深めてほしい。

経団連、原発の最大限活用を要請 「エネルギー基本計画」改定に向け政府に提言
2024/10/11 14:51
https://www.sankei.com/article/20241011-OYPNAS72R5J75D6JVF2DXHD3NU/
経団連は11日、2024年度中に予定されている
「エネルギー基本計画」
の改定に向けた政府への提言を発表した。
2050年までに温室効果ガスを実質ゼロにする政府目標の達成と電力の安定供給のため、原発を最大限活用することを要請。
再稼働促進や新増設・リプレース(建て替え)計画の早期の具体化を求めた。
提言では、原発の新増設や建て替えがなければ40年代から稼働できる原発が急減し、エネルギーの安定供給ができなくなる可能性があると指摘。
原発の新設については運転開始まで十数年から20年の時間がかかるため、今から計画を作成するよう進言した。

<主張>核廃棄物の処分 「拒否条例」論拠は希薄に
社説
2024/10/3 5:00
https://www.sankei.com/article/20241003-IPGHN3QPPJPORMHOBIYPZWJZRE/
原子力発電で発生する高レベル放射性廃棄物(HLW)を地下深くの岩盤中に埋設する最終処分事業の試験操業がフィンランドで始まった。
HLWの処分問題は原発を利用する国々に共通する重要な課題である。
日本では3町村が地下処分施設の候補地探しの第1段階にあるが、第2段階に進めるかどうかの見通しは不明の状態だ。
最終処分を確実にしたフィンランドの歩みを日本が辿るには、第1段階の
「文献調査」
から次の
「概要調査」
に進むことが必要だ。
佐賀県玄海町では今年6月から文献調査が始まったところだが、令和2年からスタートした北海道の寿都町と神恵内村では文献調査の結果が、ほぼまとまり、次の概要調査への移行の可否が焦点になっている。
それを大きく左右するのは、今後意見を求められる鈴木直道・北海道知事の判断だ。
概要調査に進むには町村長だけでなく知事の同意が必要だが、北海道にはHLWなどの持ち込みは受け入れ難いとする条例がある。
鈴木氏はこれを根拠に難色を示して憚らない。
この条例は平成12年に公布されたものだ。
HLWなどを人間環境から長期間、隔離する
「処分方法が十分確立されておらず(中略)処分方法の試験研究を進める必要がある」
ことが、拒否の理由になっている。
だが、それから四半世紀が経っている。
この間に研究が進み、技術が高度化したことでフィンランドでの試験操業が始まったのだ。
今回は実物の使用済み燃料の直前で、実物大の専用容器を地下430メートルの坑道内に埋設する工程の実証だ。
日本でも地下深くの岩盤中にHLWを埋設する基礎研究や技術開発の進展が目覚ましい。
最終処分事業の実施主体は原子力発電環境整備機構(NUMO)である。
こうした現実に照らせば、北海道の通称
「道核抜き条例」
は、その根拠の核心部分が無効化しているではないか。
鈴木氏には北海道の2町村の地下の構造を先端技術で確認する概要調査への道を開いてもらいたい。
処分地探しのプロセスが進めば文献調査に関心を示す市町村が本州でも出現しよう。
核のゴミとも言われるHLW問題は先送りでは解決しない。
次世代の負担を軽減するためにも鈴木氏の英断が必要だ。

<主張>原子力規制委 効率性と対等性の新風を
社説
2024/9/26 5:00
https://www.sankei.com/article/20240926-AQHBAUMRHNLZVFVJHEETKKZXU4/
原子力規制委員会の委員の一部が交代した。
地震・津波対策の審査を担当した石渡明氏と核燃料サイクル施設の審査担当の田中知氏が任期満了で退任し、その後任に地震・火山学者の山岡耕春氏と原子力工学者の長崎晋也氏が就任した。
規制委は山中伸介委員長以下5人の委員で構成され、職員数千人以上の原子力規制庁を従える独立性の高い行政機関だ。
福島事故後の平成24年以降、再稼働を目指す原子力発電所の安全審査などに当たっている。
しかし、その審査は理想からほど遠い。
山岡氏と長崎氏には
「ゼロリスクの虜」
となった感のある規制委に新風を吹き込んでもらいたい。
規制委と規制庁は、原発や再処理施設への安全対策で個々の部分最適を追求するあまり、全体最適から遠ざかり続けていることに気付いていない節がある。
原発の安全審査も異様に遅い。
審査を申請した既存原発25基中、合格は17基に過ぎない。
残る8基は申請から10年前後が過ぎている。
行政手続法での安全審査期間は2年なので、大きな遅れである。
規制側は電力会社の不手際のせいにするが公平性を欠いていないか。
規制委は
「独立した意思決定」
など5項目の活動原則を掲げているが、
「効率性」
を含んでいないのが問題だ。
米原子力規制委員会(NRC)の
「良い規制の原則」
の5項目には
「独立性」
と並んで
「効率性」
が謳われている。
日本では規制側と電力会社の間に対等性がないのも審査での議論の妨げになっている。
官尊民卑はおぞましい。
日本原子力発電の敦賀2号機(福井県)は、再稼働を目指す原発の安全審査で、初の不合格例となった。
この審査の内容は一般からの意見であるパブリックコメントを公募中だ。
2号機から約300メートル離れた断層が活断層で、それが建屋の下まで延びていると見なしての不合格だが、共に
「可能性が否定できない」
という強引な推論に基づく判定だ。
そのため、外部の専門家からの鋭い疑問の提示も予想される。
新体制の規制委にパブコメへの真摯な対応を求めたい。
原発再稼働の遅滞でエネルギー安全保障上の諸リスクが膨張中だ。
規制委が旧態依然であれば国の将来を危うくする。

「審査中の原発9基が心残り」 原子力規制委を退任の石渡明氏が会見
2024/9/18 19:59
https://www.sankei.com/article/20240918-VJNTXUSOFNLJTC4VSEGIH4CHCQ/
原子力規制委員会を任期満了で退任する石渡明委員が18日、記者会見し
「10年間、毎週のように審査会合を開いてきた」
「審査中の原発9基を残してバトンタッチすることになったのは心残りだ」
と振り返った。
石渡氏は平成26年9月に就任、地震や津波対策を担当した。
原子炉建屋直下の活断層問題で、初の審査不合格が確実となっている日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県)については、原発推進側から
「活断層がないと証明するのは悪魔の証明だ」
と批判された。
石渡氏は
「既に12基の原発が、その証明をして再稼働している」
「大した悪魔ではない」
「恣意的な審査はしていない」
と反論した。
岸田政権の原発推進策を受け、60年を超える原発運転を可能にする新制度導入が昨年2月に規制委で諮られた際には、5人の委員で唯一反対した。
「意見が通らなかったのは残念だが、あの時の考えから一切変わっていない」
と述べた。
後任は山岡耕春氏。

http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/369.html#c250

[日本の事件29] <福井女子中学生殺人事件>前川彰司さん:「僕はやってません!僕は無実です。」(1) gataro
2. 秘密のアッコちゃん[798] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月25日 08:36:34 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[363]
19. 秘密のアッコちゃん[797] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月25日 08:36:34 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[362]
<■264行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>福井事件「再審」 これでも法曹は動かぬか
社説
2024/10/25 5:00
https://www.sankei.com/article/20241025-WVBHERV2ZBJBZGRHUZQSLW4DPY/
証拠開示のルールが整っていれば、状況は大きく変わっていたのではないか。
そう思わせる再審開始決定がまた、出された。
福井市で昭和61年に中3女子生徒が自宅で殺害された事件で殺人罪に問われ、懲役7年の判決が確定し、服役した前川彰司さんについて、名古屋高裁金沢支部は再審を開始する決定を出した。
物証がなく、有罪確定判決の根拠は知人らの供述だが、金沢支部は新旧証拠を検討し、供述が信用できないと認定した。
その理由は数々の矛盾と、誘導を強くうかがわせる捜査側の不適切な取り調べだ。
知人らは
「事件当夜、血だらけの前川さんを見た」
と一致して証言していたが、このうち1人が
「事件当夜に見た」
というテレビ番組は、起訴後の捜査で当日放送されていなかったことが判明した。
この誤りを把握しながら明かさず、有罪判決を得た検察官に対し、決定は
「不誠実で罪深い不正」
「到底容認できない」
と厳しく批判した。
この知人は控訴審証言後に、取り調べ警察官から結婚祝いをもらっていた。
決定は
「捜査段階の供述調書通りに証言した謝礼の意味合いがあったと見なされても仕方ない」
と断じた。
更に決定は、検察の開示資料などから他の知人証言を
「警察官の誘導や示唆に迎合した疑いがある」
と認定し、
「警察は捜査の行き詰まりもあって、唯一の情報源だった知人の証言に頼り、他の関係者にこの証言を示唆して誘導し、なりふりかまわず証言を得ようとしていた疑いが濃厚」
とまで言及した。
相当に踏み込んだ指摘である。
決定に一貫するのは捜査への厳しい批判だ。
検察は異議申し立てでなく、再審公判で堂々とこたえるべきではないか。
再審決定を導いた新証拠は第2次請求審で検察が開示した捜査報告メモなど287点に埋もれていた。
裁判長から強く命じられ、開示された。
最初の再審請求から20年後だ。
これがなければ再審の門は開かず、もっと早く開示されていれば状況は変わっていただろう。
確定判決にも影響した可能性もある。
確定判決や第1次再審請求の開始決定取り消しの検証も必要だ。
再審における証拠開示ルールがないことが、日本の刑事司法の信用を貶めている。
それでも法曹はまだ動かないのか。

初開示の証拠287点、突き崩した「有罪」 中3女子殺害再審開始決定、不当な捜査や立証浮き彫りに
2024/10/24 6:30
https://www.sankei.com/article/20241024-FHYWLQ663FOYLFW35HN73JWBY4/
確定審の
「有罪」
を突き崩したのは、初めて開示された287点の膨大な新証拠だった。
福井市で昭和61年、中学3年の女子生徒=当時(15)=が殺害された事件で、前川彰司さん(59)の再審開始を認めた2024年10月23日の名古屋高裁金沢支部決定。
裁判所側は検察側に強い姿勢で開示させた捜査報告書などをつぶさに検証し、供述誘導を含む不当な捜査・立証を浮き彫りにした。
証拠開示の制度化を求める声も今後一層高まりそうだ。
確定判決が有罪の根拠としたのは、主に知人3人の証言だった。
事件の約7カ月後、覚醒剤事件などで逮捕、勾留中に
「事件直後に血の付いた服を着た前川さんから助けを求められた」
と言い始めた元暴力団組員、更に現場付近に前川さんを車で送迎したとされる男性A、元組員の指示でその車を迎えに行ったとされる男性Bだ。
「テレビ番組を見ている時に呼び出された」
男性Bは事件との接点をこう説明した。
公判中に証言は変遷したが、検察側はBが説明した番組のシーンが事件当日に放送されていたことを根拠に信用性を主張。
確定判決もそれを追認した。
ところが、開示された当時の捜査資料で、公判中に警察が検察の指示でテレビ局に照会した結果、そのシーンが別の日の放送だったと把握していたことが判明した。
検察側は事実に反する主張を続けたことになり、山田耕司裁判長は
「不誠実で罪深い不正の所為」
と指弾。
更に、第2次再審請求審で改めて行われたBへの尋問などに基づき、Bが最終的に前川さんの関与を証言後、取り調べ担当の警察官から
「結婚祝い」
として祝儀袋に入った現金を受け取ったことも認定した。
車で送迎したとの男性Aの証言を巡っても、裏付け証言となった
「現場付近で特徴的な車の尾灯を見た」
という別の目撃者が、当初は
「(車を)見た記憶がない」
と話していたことが新証拠で判明するなどした。
山田裁判長はAとBの証言に疑義が生じたことを踏まえ、元組員の証言の信用性やAやBらの供述過程を検討。
元組員は自身の刑の軽減や保釈を狙い、供述を取引材料に留置場へのすしの差し入れや刑務所への移監中止といった
「不当な利益供与」
を得ていたとした上で、警察側が虚偽供述の意欲が強い元組員をBらの取り調べに同席させるなどしたと指摘した。
犯人の摘発に執着する警察官らが捜査に行き詰まり、元組員の供述にすがりついた−。
山田裁判長は警察がこうした姿勢でAやBを誘導し、2人が迎合して虚偽の供述をしたという
「具体的かつ合理的な可能性がある」
と指摘。
他の知人らも含めて証言は信用できず、前川さんが
「犯人であると認めることはできない」
と結論づけた。
■証拠開示、再審可否を左右
38年前に発生した事件にもかかわらず、今回の再審請求審で初めて開示された捜査資料などは287点に上った。
その中に含まれた前川彰司さんに有利な証拠が再審開始決定の決め手となった。
「開示命令に踏み切る用意がある」。
開示を拒否する姿勢だった検察側に対し、山田耕司裁判長は昨年2023年5月、検察側と弁護側との3者協議の場でこのように述べ、事態は大きく動き出した。
弁護団長の吉村悟弁護士(福井弁護士会)は決定後の会見で
「弁護団は説得力のある新証拠を出したつもりだが、再現実験結果などはあくまで間接証拠」
「今回は端的に捜査機関の証拠で決まった」
と述べた。
同様の事態は、他の再審請求事件でも起きている。
袴田巌さん(88)の再審無罪が確定した事件でも、犯行着衣とされた
「5点の衣類」
のカラー写真などが第2次再審請求審中の平成22年に初めて開示。
再審開始に向けて動き出した。
証拠開示は再審請求の結果を左右するとも言えるが、刑事訴訟法には再審に関する手続きを具体的に定めた規定がなく、開示の実現は裁判所と検察の考えに委ねられているのが現状だ。
同じ事件であっても裁判官によって対応は異なり、
「再審格差が生じている」
との批判も根強い。
こうした事態を受け、再審規定(再審法)の整備を求める声は国会でも高まっている。
今年2024年3月には超党派の
「冤罪被害者のための再審法改正を早期に実現する議員連盟」
が発足。
法務省主導で法改正が進まない場合には、議員立法に踏み切ることも視野に入れており、今後議論が本格化する見通しだ。
■公平性確保へ再審法整備を
元裁判官で法政大法科大学院の水野智幸教授(刑事法)
具体的な根拠を挙げて関係者証言の信用性を否定しており、説得的で手堅い決定だ。
きめ細かい判断ができたのは、開示証拠によって、捜査側がどの時点で、どういう情報を知っていたか、といった点が明らかになったことが要因で、証拠開示が非常に重要だった。
今回の再審請求審で、裁判官の訴訟指揮により検察側が証拠を開示したことは評価できる。
ただ、こうした対応は他の再審請求事件でも一律に行われているわけではない。
どの裁判所でも公平に証拠開示がなされるよう直ちに法制化し、再審法を整備すべきだ。
(再審無罪となった)袴田巌さんの事件で証拠の捏造が指摘されたのに続き、有罪にしなければというプレッシャーが捜査機関にかかった時には、不当な捜査や立証が行われ得ることが今回、分かった。
昭和の末期に起きた事件で明らかになったことは、率直にショックでもある。
証拠開示が決め手となる再審開始決定は相次いでおり、開示を認めない理由は最早ない。
今回の決定は刑事司法制度を見直す動きの後押しになるだろう。

裁判所「不誠実で罪深い不正の所為」と検察を痛烈批判 中3女子殺害の再審開始決定
2024/10/23 13:20
https://www.sankei.com/article/20241023-GOYAA22CPFP6PIURSUJNJHWSU4/
福井市で昭和61年、中学3年の女子生徒=当時(15)=が殺害された事件で懲役7年が確定し、服役した前川彰司さん(59)が裁判のやり直しを求めた第2次再審請求審で、再審開始を認めた2024年10月23日の名古屋高裁金沢支部決定。
決定理由で山田耕司裁判長は、検察側の裁判への姿勢を
「不誠実で罪深い不正の所為」
と厳しく批判した。
事件で直接的な物証はなく、
「事件直後に血の付いた服を着た前川さんを見た」
といった複数の知人の証言が有罪の根拠とされた。
一方、山田裁判長は、こうした知人証言について
「捜査に行き詰まった捜査機関が、誘導などの不当な働き掛けを行って形成された疑いが払拭できない」
と信用性を否定した。
知人のうち1人は通常審で、事件当日について
「テレビ番組を見ている時に(別の知人から)呼び出され、血の付いた前川さんを見た」
と証言。
ただ、公判中も証言を大きく変遷させるなど、証言の正確性が焦点となっていた。
決定によると、通常審で証拠採用された警察の捜査報告書では、この知人が
「見た」
とするテレビ番組のシーンが、実際に事件当日に放送されていたという趣旨の記載があった。
一方、今回の再審請求審で開示された新証拠により、捜査当局が当時テレビ局に照会した結果、実際はそうしたシーンは放送されていなかったことが判明した。
しかし、検察側は通常審の審理中にこの事実を把握したのに、捜査報告書の誤りを明らかにせず、番組の内容が実際に放送されたことを前提に裁判を進めていた。
山田裁判長はこうした検察側の立証姿勢を
「検察官としてあるまじき、不誠実で罪深い不正の所為と言わざるを得ず、到底容認することはできない」
と指弾した。
確定判決によると、女子生徒は昭和61年3月19日夜、福井市の市営団地で1人で留守番をしていた際に殺害された。
約7カ月後、前川さんの知人で、当時暴力団組員の男性が
「事件直後の前川さんを見た」
などと証言したことをきっかけに、関与を疑われた。
福井地裁は平成2年、知人らの証言を
「信用できない」
として無罪を宣告したが、名古屋高裁金沢支部は7年、一転して信用性を認定。
前川さんを犯人とした上で、シンナー乱用による心神耗弱状態だったとして懲役7年を言い渡し、その後確定した。
前川さんは平成15年3月に満期出所した。

再審開始決定「浮かれるわけにはいかない」 21歳で逮捕、司法判断が二転三転
2024/10/23 10:54
https://www.sankei.com/article/20241023-4GD62I6YHZO5PAORVYQ73JJMNA/
福井市で昭和61年、中学3年の女子生徒=当時(15)=が殺害された事件で懲役7年が確定し、服役した前川彰司さん(59)が裁判のやり直しを求めた第2次再審請求審で、名古屋高裁金沢支部は23日、再審開始決定を出した。
21歳で逮捕されてから37年超。
一貫して無実を訴えてきた前川さんは決定を受け、
「ほっとしているが、浮かれるわけにはいかない」
と語った。
事件で前川さんが犯人だと示す直接的な物証はなく、
「事件直後に血の付いた服を着た前川さんを見た」
「犯行を打ち明けられた」
といった複数の知人の証言が有罪の根拠とされた。
決定理由で、山田裁判長は、この知人証言について
「捜査に行き詰まった捜査機関が、誘導などの不当な働きがけを行って形成された疑いが払拭できない」
と信用性を否定した。
知人証言の信用性を巡ってはこれまでも司法判断が二転三転してきた。
通常審の1審福井地裁で無罪判決、第1次再審請求審の高裁金沢支部で再審開始決定が出たが、いずれもその後に覆っている。
今回の再審請求審では知人の1人が有罪の根拠となった証言を翻し、
「事件の日に前川さんを見ていない」
と証言。
この内容は初期の供述調書とも同じで、
「福井県警の捜査員に自身の覚醒剤事件を見逃してもらう見返りに記憶と異なる証言をした」
と説明した。
また弁護側は、他の知人らの証言と食い違う再現実験結果や、証言の一部が事実と異なることを示す、新たに開示された複数の捜査資料なども
「新証拠」
として提出。
改めて各証言が
「信用できない」
と訴えていた。
確定判決によると、女子生徒は昭和61年3月19日夜、福井市の市営団地で1人で留守番をしていた際に、顔や首を多数回刺されるなどして殺害された。
約7カ月後、覚醒剤事件などで逮捕、勾留中で前川さんとは知人だった当時暴力団組員の男性が、
「事件直後の前川さんを見た」
などと証言したことをきっかけに、県警が昭和62年3月、21歳だった前川さんを逮捕した。
福井地裁は平成2年9月、知人らの証言が重要部分で変遷し
「信用できない」
として無罪を宣告したが、名古屋高裁金沢支部は7年2月、一転して
「証言は大筋で一貫している」
と認定。
シンナー乱用による心神耗弱状態だったとして懲役7年を言い渡し、その後確定した。
前川さんは平成15年3月に満期出所した。

「捜査機関の不当な働きかけ」言及、福井中3殺害事件で再審開始決定 証言の信用性否定
2024/10/23 10:33
https://www.sankei.com/article/20241023-QTCJQBZVKBLARMXQV2JYTDDFLQ/
福井市で昭和61年、中学3年の女子生徒=当時(15)=が殺害された事件で懲役7年の判決が確定し、服役した前川彰司さん(59)が裁判のやり直しを求めた第2次再審請求審で、名古屋高裁金沢支部(山田耕司裁判長)は2024年10月23日、再審開始を決定した。
前川さんは一貫して否認。
前川さんが犯人だと示す直接的な物証はなく、
「事件直後に血の付いた服を着た前川さんを見た」
「犯行を打ち明けられた」
といった複数の知人の証言が有罪の根拠とされた。
決定理由で、山田裁判長は、この知人証言について
「捜査に行き詰まった捜査機関が、誘導などの不当な働き掛けを行って形成された疑いが払拭できない」
と信用性を否定した。
ただ、これらの証言の信用性を巡っては司法判断が揺れ動いた。
通常審の1審福井地裁で無罪判決、第1次再審請求審の高裁金沢支部で再審開始決定が出たが、いずれもその後に覆っている。
今回の再審請求審では知人の1人が有罪の根拠となった証言を翻し、
「事件の日に前川さんを見ていない」
と証言。
この内容は初期の供述調書とも同じで、
「福井県警の捜査員に自身の覚醒剤事件を見逃してもらう見返りに記憶と異なる証言をした」
と説明した。
また弁護側は、他の知人らの証言と食い違う再現実験結果や、証言の一部が事実と異なることを示す、新たに開示された複数の捜査資料なども
「新証拠」
として提出。
改めて各証言が
「信用できない」
と訴えていた。
確定判決によると、女子生徒は昭和61年3月19日夜、福井市の市営団地で1人で留守番をしていた際に、顔や首を多数回刺されるなどして殺害された。
約7カ月後、覚醒剤事件などで逮捕、勾留中で前川さんとは知人だった当時暴力団組員の男性が、
「事件直後の前川さんを見た」
などと証言したことをきっかけに、県警が昭和62年3月、21歳だった前川さんを逮捕した。
福井地裁は平成2年9月、知人らの証言が重要部分で変遷し
「信用できない」
として無罪を宣告したが、名古屋高裁金沢支部は平成7年2月、一転して
「証言は大筋で一貫している」
と認定。
シンナー乱用による心神耗弱状態だったとして懲役7年を言い渡し、その後確定した。
前川さんは平成15年3月に満期出所した。

38年前の中3女子殺害事件、再審開始を決定 21歳で逮捕の男性無実訴え
2024/10/23 10:09
https://www.sankei.com/article/20241023-IH5GJ7IIOZI75FFEVWGNXQX4CQ/
福井市で昭和61年、中学3年の女子生徒=当時(15)=が殺害された事件で懲役7年の判決が確定し、服役した前川彰司さん(59)が裁判のやり直しを求めた第2次再審請求審で、名古屋高裁金沢支部(山田耕司裁判長)は2024年10月23日、再審開始を決定をした。
前川さんは一貫して否認。
前川さんが犯人だと示す直接的な物証はなく、
「事件直後に血の付いた服を着た前川さんを見た」
「犯行を打ち明けられた」
といった複数の知人の証言が有罪の根拠とされた。
ただ、これらの証言の信用性を巡っては司法判断が揺れ動いた。
通常審の1審福井地裁で無罪判決、第1次再審請求審の高裁金沢支部で再審開始決定が出たが、いずれもその後に覆っている。
今回の再審請求審では知人の1人が有罪の根拠となった証言を翻し、
「事件の日に前川さんを見ていない」
と証言。
この内容は初期の供述調書とも同じで、
「福井県警の捜査員に自身の覚醒剤事件を見逃してもらう見返りに記憶と異なる証言をした」
と説明した。
また弁護側は、他の知人らの証言と食い違う再現実験結果や、証言の一部が事実と異なることを示す、新たに開示された複数の捜査資料なども
「新証拠」
として提出。
改めて各証言が
「信用できない」
と訴えていた。
確定判決によると、女子生徒は昭和61年3月19日夜、福井市の市営団地で1人で留守番をしていた際に、顔や首を多数回刺されるなどして殺害された。
約7カ月後、覚醒剤事件などで逮捕、勾留中で前川さんとは知人だった当時暴力団組員の男性が、
「事件直後の前川さんを見た」
などと証言したことをきっかけに、県警が昭和62年3月、21歳だった前川さんを逮捕した。
福井地裁は平成2年9月、知人らの証言が重要部分で変遷し
「信用できない」
として無罪を宣告したが、名古屋高裁金沢支部は平成7年2月、一転して
「証言は大筋で一貫している」
と認定。
シンナー乱用による心神耗弱状態だったとして懲役7年を言い渡し、その後確定した。
前川さんは平成15年3月に満期出所した。

http://www.asyura2.com/09/nihon29/msg/459.html#c2

[戦争b25] シオニストの行うことは、なぜナチと似ているのか(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
18. 秘密のアッコちゃん[799] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月25日 08:50:36 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[364]
<▽36行くらい>
<主張>特攻隊80年 国を挙げて追悼と顕彰を
社説
2024/10/25 5:00
https://www.sankei.com/article/20241025-5JB2TZTQDFL55HQGLLS5FOESF4/
亡くなった御霊(みたま)に心から頭(こうべ)を垂れたい。
先の大戦(大東亜戦争)の末期、およそ6000人もの特別攻撃(特攻)隊員が、日本を守るために出撃して散華した。
第1陣である海軍の神風(しんぷう)特別攻撃隊がフィリピン・レイテ島沖の米艦隊に突入してから80年を迎えた。
特攻隊員を偲(しの)び、日本の独立と平和を維持する大切さを嚙(か)みしめたい。
先の大戦で日本軍は約230万人が亡くなった。
太平洋の島々での玉砕など多くの壮絶な戦いがあった。
その中で、生還を期さない特攻隊は信じ難いほどの勇気を示した存在として知られる。
昭和19年10月25日、日米海軍の主力が激突したフィリピン沖海戦で、関行男(せきゆきお)大尉率いる敷島隊などの零戦や艦上爆撃機が体当たりし、護衛空母1隻撃沈などの戦果をあげた。
昭和20年3月以降の沖縄戦では、陸海軍の特攻機2571機や空挺隊が出撃した。
人間魚雷「回天」による海中特攻や、小型艇「震洋」による海上特攻も行われた。
生還を期さない特攻は、立案者の大西瀧治郎(たきじろう)海軍中将自身が
「統率の外道」
と認めていたように戦術として正常ではない。
大西中将は終戦直後、介錯なしの切腹で自決している。
特攻は戦後、
「軍国主義の象徴」
などと批判された。
選ばざるを得なかったとはいえ、前途有為の青年の特攻に頼った当時の軍へ批判があるのは当然だろう。
現代日本は特攻のような究極の戦術を取らずとも国を守るため、外交、防衛の手立てを講ずる必要がある。
特攻にさらされた米軍は大きな損害を被った。
特攻は400隻以上もの米艦や多数の米軍将兵に損害を与え、米軍上層部に深刻な危機感を植え付けたことが戦後の研究で明らかになっている。
特攻を
「カミカゼ」
と呼んだ米軍は、異常な戦術と見做す一方、特攻隊員には敬意を払う米軍人も多かった。
特攻は、世界が日本人を強い存在と見做す一因となり、戦後の日本も守ってくれている。
特攻に赴いた将兵1人1人に様々な思いがあったことを想像する時、尊敬と悲しみの念が一緒に浮かんでくる。
日本は、亡くなった隊員を忘れてはならず、国として顕彰と慰霊を厚くしなければならない。

http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/786.html#c18
[政治・選挙・NHK295] 自民党“2000万円給付”に国民激怒!「裏金政党が裏金非公認候補に裏金で裏公認」のトンデモ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
16. 秘密のアッコちゃん[800] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月25日 12:20:37 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[365]
<■152行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
自民非公認候補「選挙に使うなと指示あったのに」 活動費、党勢拡大向けも野党の攻撃材料に
2024/10/25 9:32
https://www.sankei.com/article/20241025-CWKZKBABJ5DGTGHNZWSNR6LUC4/?outputType=theme_election2024
右は自民党非公認候補が支部長を務める支部に出した「支部政党交付金支給通知書」で「党勢拡大のため活動費」と記される。
左は公認候補の政党支部に「公認料」500万円、「活動費」1500万円を支給したという通知書(奥原慎平撮影)
https://www.sankei.com/article/20241025-CWKZKBABJ5DGTGHNZWSNR6LUC4/photo/LMLMC767HVG4RO37FY4LGXFOYQ/
自民党が衆院選(2024年10月27日投開票)で非公認とした前議員が代表を務める政党支部に対し、政党交付金から
「活動費」
名目で2000万円を支出したことが波紋を広げている。
野党は
「偽装非公認だ」
などと厳しく批判するが、自民は党勢拡大の目的で支出したものとして
「(非公認候補の)選挙に使うことはまったくない」(石破茂首相)
と反論する。
実際、非公認の候補は、交付金に一切手を付けなかったり、支出そのものを知らなかったりしたケースが目立っている。
ただ、交付金を選挙期間中に非公認候補が関係する政党支部に支出したことは有権者の誤解を招きかねず、党執行部の認識の甘さも指摘されている。
■目的は「党勢拡大」
政党助成法上、政党本部から支部に支出された政党交付金について、使い道に制限はない。
しかし、支出は政治資金収支報告書で、項目を細かく分けて報告する決まりになっている。
今回は、
「政治活動費」
という分類基準の中で定められている
「選挙関係費」

「組織活動費」
のどちらに該当するかが問題となる。
総務省の資料によると、選挙関係費は
「選挙に関して支出される経費」
と位置付けられ、例として
「公認推薦料」

「陣中見舞い」
など
「選挙に関して行われる政治活動に要する経費」
と定められている。
一方、組織活動費は選挙関係を除く
「政党(支部)の組織活動に要する経費」
と定義。
例として
「大会費」
「行事費」
「組織対策費」
「渉外費」
などが挙げられている。
自民は今回、非公認候補が所属する政党支部に対しては、公認料を含まない
「活動費」
として支出したとする。
2024年10月13日に該当する支部向けに森山裕幹事長名で出した
「支部政党交付金支給通知書」
には、
「貴支部における党勢拡大のため活動費として、ご活用くださいますようお願い申し上げます」
と記している。
党側は、こう太字で強調した
「党勢拡大」
に使う具体例について、小選挙区内の比例代表票の掘り起こしや党の政策のPRなどを挙げている。
これに対し、公認された候補の政党支部には
「公認料」
として500万円、
「活動費」
として1500万円を支給した旨通知している。
この公認料は
「選挙関係費」
に当たり、例えば臨時に設けた選挙事務所の家賃などに使うことも出来るという仕分けだ。
これらを踏まえ、自民は
「非公認となった支部長が無所属候補として立候補した場合は、自身の選挙運動のためにこの交付金を使うことはできない」
と強調。
実際、公認されなかった無所属の前職は産経新聞などの取材に、党支部に振り込まれた2000万円について、
「選挙に使うなという指示があったので、一切使っていない」
「選挙が終了するまで一円たりとも手を付けないということだ」
と語った。
■首相「憤り覚える」というが
「このような時期に、そのような報道が出ることは誠にもって憤りを覚える」
石破茂首相は2024年10月24日の街頭演説で、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が
「裏金非公認に2000万円」
などと報じたことを念頭にこう批判。
「そのような報道、そのような偏った見方に負けるわけにはいかない」
とも語った。
赤旗は2024年10月23日、自民党が非公認とした候補者が代表を務める党支部に対して、公示直後に政党助成金2000万円を振り込んだと報じ、
「裏金づくりという組織的犯罪に無反省な自民党の姿が浮き彫りとなっている」
と批判した。
2024年10月24日付紙面では
「事実上の裏公認であり、有権者を騙した形だ」
と指摘している。
これに便乗する形で、立憲民主党の野田佳彦代表も
「事実上の公認だ」
「(自民は)全く反省していない」
と厳しく指摘した。
今回公認が見送られて無所属で立候補した前議員は、公認候補に比べて1000枚まで貼れる政党用ポスターが掲示できなかったり、政見放送に出演できなかったりハンデを抱える。
非公認では党支持団体の支援などに頼ることが難しい事情もある。
比例代表への重複立候補も認められない。
ただ、衆院選は
「政治とカネ」
の問題が争点の1つになっている。
選挙活動費と誤解されかねない活動費を選挙期間中に支出し、野党に攻撃材料を与えること自体、危機管理上疑問視される面がある。

萩生田光一氏、活動費支給は「ありがた迷惑」 返金も検討 自民執行部に苦言も
2024/10/25 0:04
https://www.sankei.com/article/20241025-7UFVFMFAEFKJLLUR5IMXBPRAFE/?outputType=theme_election2024
自民党派閥のパーティー収入不記載事件を受け、衆院選で自民非公認となった前職の萩生田光一氏は2024年10月24日、自身が代表を務める政党支部に党本部から2000万円の活動費が支給されていたと明らかにした。
支給に関し、
「ありがた迷惑だ」
とX(旧ツイッター)の自身の事務所のアカウントから投稿した動画で述べた。
萩生田氏は、活動費を衆院選の選挙運動には
「使用していない」
と説明。
「返金も含めた対応を党本部と協議していく」
との考えを示した。
非公認候補に対する活動費支給を巡る報道を受けて確認したところ、2024年10月16日付で党本部から振り込まれていたことを初めて把握したという。
また、萩生田氏は不記載関係者への非公認や今回の活動費支給を巡る自民執行部の対応については
「首を傾げざるを得ない」
と苦言を呈した。

石破首相「しんぶん赤旗」に猛反論 非公認候補に2千万円報道に「憤りを覚える」
2024/10/24 19:20
https://www.sankei.com/article/20241024-C2GFVZFB7VIMLHVFJAVPDC5KA4/?outputType=theme_election2024
石破茂首相(自民党総裁)は2024年10月24日、広島市での街頭演説で、派閥パーティー収入不記載事件を巡り、自民が衆院選で非公認とした候補が代表を務める政党支部に対し2000万円を支給したとする共産党機関紙「しんぶん赤旗」の報道について
「政党支部に出しているのであって、非公認候補に出しているのではない」
と反論した。
また、首相は支給した2000万円の使途に関し
「選挙に使うことは全くない」
「このような時期に(赤旗の)報道が出ることは誠に憤りを覚える」
と語気を強めた。
岡山市で開かれた演説会でも
「屈することなく自民の信頼を取り戻す」
と強調した。
自民も赤旗の報道を否定する文書を党内向けに送付。
「(報道は)事実を曲解し、極めて精緻に誤解を誘導するものだ」
「これまでに指摘されている『政治とカネ』の問題とは全く異なり、何ら法律的、倫理的にも後ろ指を指されるものではない」
などと強調した。
2000万円は政党交付金を原資に、党の政策のPRなど党勢拡大のために支給されたものだと説明。
非公認となった無所属候補が衆院選に出馬した場合は、この資金を自身の選挙活動に使うことはできないとした。
一方、立憲民主党の野田佳彦代表は横浜市での演説で、自民は公認候補の支部に
「公認料」500万円

「活動費」1500万円
を支給していると指摘。
「なぜ(非公認の支部も)同額2000万円で、500万円上乗せなのか」
「どう見ても裏公認料だ」
と語った。
首相の反論を踏まえ
「憤っているのは国民だ」
「税金を公認しない人につぎ込むなど論外だ」
と批判した。

維新・藤田幹事長「不遜な態度であり得ない」 自民非公認候補の支部への活動費支給報道で
2024/10/23 19:42
https://www.sankei.com/article/20241023-BDW3VFXMDJNT5M6F2J7Y6QJ7RI/?outputType=theme_election2024
自民党派閥パーティー収入不記載事件を巡り、衆院選で非公認となった候補が代表を務める党支部に、党本部から活動費が支給されていたと報じられた問題について、日本維新の会の藤田文武幹事長は2024年10月23日、
「事実であればあり得ない話だ」
と述べた。
大阪府寝屋川市内で記者団の取材に応じた。
藤田氏は維新ではそうした例がないとした上で、
「表では非公認というパフォーマンスをしておきながら、金銭的には同じ支援をしている」
と指摘。
「国民を騙せると思っているなら、不遜な態度であり得ないことだ」
と断じた。
この問題を巡っては、共産党機関紙「しんぶん赤旗」が同日、非公認となった候補が代表を務める党支部に、衆院選公示直後に政党交付金2000万円が振り込まれたと報じていた。

自民党非公認候補の支部に活動費 森山裕幹事長「党勢拡大のため支給」とコメント
2024/10/23 14:06
https://www.sankei.com/article/20241023-NGCHLQACWFOE5AM6H7K75HOU64/?outputType=theme_election2024
自民党派閥パーティー収入不記載事件を巡り、衆院選で非公認となった候補が代表を務める党支部に党本部から活動費が支給されていたと、共産党機関紙「しんぶん赤旗」が2024年10月23日報じた。
これを受け、自民の森山裕幹事長は
「党勢拡大のため活動して頂きたいという趣旨で支給した」
とのコメントを発表した。
候補者本人に支給したものではないとしている。
しんぶん赤旗は、非公認となった候補が代表を務める党支部に、衆院選公示直後に政党交付金2000万円が振り込まれたと伝えた。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/768.html#c16

[政治・選挙・NHK295] 衆院選は自民に落とし穴…「単独過半数」未達なら石破首相は袋叩き 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
20. 秘密のアッコちゃん[801] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月25日 12:49:35 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[366]
<■429行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
衆院選の投票率低下か 保守票の棄権増え、与党には一転不利か 自民批判も醒めた空気
2024/10/25 12:07
https://www.sankei.com/article/20241025-FIRWCOM5SRDDXJQ5GIRRY5JNB4/?outputType=theme_election2024
2024年10月27日投開票の衆院選を巡り、今回は投票率が前回令和3年の55・93%を下回るとの見方が出ている。
自民党には
「政治とカネ」
問題で逆風が吹いているが、識者は有権者が積極的に投票所に足を運ぶほどの熱量は生まれていないと分析する。
自民にお灸を据えても、政権交代まで求める声は広がっていないとの見方も出ている。
低投票率は組織票の多い与党が有利になる向きがあるが、今回は一定の保守票が棄権に回る傾向があるため、必ずしも従来のシナリオ通りにならないとの指摘もある。
■期日前投票17・5%減
投票率の行方を占うバロメーターとなる期日前投票も、今回の衆院選では伸び悩んでいる。
総務省によると、2024年10月21日現在の投票者数は467万1503人。
令和3年衆院選の同時期(566万6485人)に比べ約17・5%減少している。
今回の選挙は自民の派閥パーティー収入不記載事件が大きく、自民は石破茂首相(総裁)にトップを変えて選挙戦に挑んでいるが、2024年10月1日に発足したばかりの石破内閣の支持率も政権発足時としては低いままだ。
2024年10月5、6両日に行った産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査でも、石破内閣の支持率は53・3%にとどまっている。
しかし、同じ調査では、次期衆院選後の政権について「自民、公明中心の政権の継続」が53・1%で、前月の同じ調査と比べ5・2ポイント増えた。
「今の野党を中心とした政権交代」の35・3%(同5・9ポイント減)を上回っている。
2024年10月15日の公示以降、自民への逆風は更に強まっている感はあるが、上昇ムードにある野党第一党の立憲民主党からも
「野党政権の誕生を願って普段は投票に行かない無党派層が行動に出るほどの盛り上がりはない」(中堅の前衆院議員)
という声がある。
自民の政治姿勢に批判が高まった類似のケースとして、自民が下野した平成21年の衆院選があるが、これと比べると今回の選挙の特徴が浮かび上がる。
財団法人「明るい選挙推進協会」の統計によると、平成21年の衆院選直後に行った世論調査では、当時の衆院選に
「非常に関心を持った」
「多少は関心を持った」
は合わせて92・9%に達していた。
この時の投票率は69・28%。
一方、共同通信が今月2024年10月19、20両日に行った世論調査では、選挙に関心を持っている人は77・1%に留まっている。
■「岩盤保守層は棄権」
報道ベンチャー「JX通信社」(東京)の米重克洋社長は、今回の傾向について、石破首相の誕生から投開票までの期日が極端に短かったことを指摘し、
「政策の違いを吟味するには量も質も欠け、有権者側の準備期間が少な過ぎた」
と強調する。
その上で、自民の岩盤支持層の保守層は
「石破首相へのシンパシーが低いが、だからといって野党に投票するのでなく、投票を避ける傾向がある」
とも分析する。
一方、勝敗のカギを握るとされる無党派層も
「平成21年の衆院選で政権交代が実現しながら、生活が好転しなかった経験を持っているので、野党も自民に代わる『受け皿』と見做していない」
と語った。
自民の党四役経験者は
「野党は『裏金』と連呼することに集中し、政権交代後にどんな政策を行うかの訴えが目立たない」
「野党に政権を任せてもいいという安心感は醸成されておらず、これが図らずも我々を助けている」
と語る。
こうした流れが、
「自民は嫌だが野党には任せたくない」
という空気を作り、投票率の低下傾向に繋がっているようだ。

2024年秋・衆院選
日本保守党・百田尚樹代表勇説600キロ 「5議席以上」の予測もあるが「どうなるか分からない…残り時間を一生懸命やるだけ」
2024.10/24 11:41
https://www.zakzak.co.jp/article/20241024-4RG3LLPNRVNX7JM3N6ZOY2X3KA/
衆院選(2024年10月27日投開票)の各社情勢調査で、初の議席獲得の見通しが出ているのが、政治団体
「日本保守党」
だ。
国政政党の要件を満たす
「5議席以上」
との予測もある。
代表で作家の百田尚樹氏(68)は23日、大阪市内などを回って支持を訴えた。
2024年10月21日には選挙戦で初の首都圏入りするなど注目される百田氏の応援行脚約600キロに密着した。 

「今回、国政政党として近畿から最低でも1人、国会議員に送り込みたい」
百田氏は2024年10月23日午後、梅田駅近くの商業施設前で声を張り上げた。
最重点項目として経済政策を掲げ、
「経済が弱くなると国力が弱くなる」
「生活もダメになる」
「経済的な侵略さえ起こる」
「一丁目一番地は経済、そして安全保障で他国の侵略を受けないような強い国にすることだ」
と訴えた。
演説を聞いた大阪市内の公務員の女性(46)は
「減税や庶民目線、拉致問題など全てに共感している」
「やってくれそうだ」
「安倍晋三元首相が亡くなってから自民党は崩れている」
と話す。
同党の比例近畿ブロックでは国際政治学者で福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(67)が名簿順1位、百田氏は3位に名を連ねる。
百田氏は
「拉致問題は経済力、安全保障と同じぐらい重要な問題と位置付けている」
とし、島田氏を
「約700人の国会議員の中で最も拉致問題に詳しい、北朝鮮が最も恐れる男の1人だ」
と紹介した。
支援組織「救う会」副会長も務めた(出馬に伴い退任)島田氏は
「国会が拉致問題を中心とする北朝鮮問題でおかしな方向に行かないよう楔を打ち込んで主導してゆく」と話した。
■2024年10月21日は大宮、横浜へ
百田氏は2024年10月21日には選挙戦で初めて首都圏に乗り込んだ。
さいたま市のJR大宮駅西口では、比例北関東から出馬した伊藤純子元群馬県伊勢崎市議(55)らと街頭に立ち、
「オイルショックまで日本の好景気が続いた」
「毎年10%ぐらいの経済成長率だった」
「日本はこれぐらいの底力がある」
「これを抑えているのが今の自民党だ」
「日本の国益よりも中国の国益を重んじる政治家もたくさんいる」
と声を張り上げた。
続いて横浜市に入り、JR桜木町駅前で比例南関東の小坂英二元東京都荒川区議(51)の応援に立った。
小坂氏は
「党員以外にも興味を持ってくれる人もいる」
「『自民党も立憲民主党も言わない問題を提起しており、期待している』との声は街頭演説のたびに増えている」
と手応えを語る。

日本保守党が複数議席獲得の可能性 衆院愛知1区は河村氏リード、産経・FNN終盤調査
世論調査
2024/10/21 17:44
https://www.sankei.com/article/20241021-XUVAOZ7J35EQHPQ5LPZTHY476A/?outputType=theme_election2024
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した衆院選の終盤情勢調査で、愛知1区は政治団体
「日本保守党」
共同代表の元職、河村たかし前名古屋市長が立憲民主党の前職、吉田統彦氏、自民党の前職、熊田裕通氏らをリードしている。
日本保守党は比例代表でも複数が当選する可能性が出ている。
いずれも実現すれば、昨年2023年10月の設立以来、衆参通じて初の議席獲得となる。
河村氏は平成5年衆院選で初当選し、2021年からは名古屋市長を4期連続で務めた。
今回は同党の公認候補として衆院選へのくら替え出馬を決めた。
▽愛知1区(4人、敬称略)
山本耕一(47)☆元高校教諭 日本維新の会新人
河村たかし(75) 前名古屋市長 諸派元職
熊田裕通(60)☆元総務副大臣 自民党前職
吉田統彦(49)☆元消費者問題特別委員会理事 立憲民主党前職
(届け出順、☆は比例と重複)

衆院選終盤情勢、与党過半数割れも 立民は大幅増 日本保守党が政党要件満たす可能性
世論調査
2024/10/21 16:12
https://www.sankei.com/article/20241021-PQB5OO7ILVMXZKFLNCJZYCDVBA/?outputType=theme_election2024
産経新聞社は2024年10月21日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した衆院選情勢調査(2024年10月19、20両日実施)に取材を加味し、2024年10月27日の投開票に向けた終盤情勢をまとめた。
自民党は大きく議席を減らす見通しで、連立政権を組む公明党と合わせても過半数(233議席)を割り込む可能性がある。
一方、立憲民主党は公示前に比べ大幅に議席を積み増す勢いだ。
衆院選は、全国289小選挙区と11ブロックの比例代表の計465議席を争う。
自民は、公示前の256議席から60議席程度減少する可能性があり、与党全体でも公示前の288議席から70議席程度落ち込みそうだ。
一方、公示前に98議席だった立民は50議席程度を増やし、7議席だった国民民主党は15議席程度を積み増すと見込まれる。
10議席だった共産は数議席を増やす可能性がある。
日本維新の会は、公示前の43議席を維持するのは困難な情勢だ。
小規模の党派が躍進する傾向がみられ、れいわ新選組(公示前3)が数議席を増やすと予想される他、政治団体
「日本保守党」
が公職選挙法上の
「所属国会議員5人以上」
の政党要件を満たす可能性がある。

ユーチューブでも見られる衆院選の政見放送、再生回数トップは日本保守党 自民、立民は…
2024/10/21 12:34
https://www.sankei.com/article/20241021-4IZCAZ5YBNGOVDO7Y5EILYPY7Y/?outputType=theme_election2024
2024年10月27日投開票の衆院選・比例代表の政見放送について、ユーチューブ上で政治情報などを配信している個人アカウントが各党の放送を掲載したところ、日本保守党が再生回数約44万回でトップとなっている。
自民党は約9千回、立憲民主党は約3500回となっている。
このアカウントは、官房長官の定例記者会見などを掲載している「Ripbanwinkle」。
今回、各党の政見放送を収集し、2024年10月17〜19日に順次掲載したところ、2024年10月21日正午時点で日本保守党が再生回数約44万回でトップ。
参政党の約7万9千回、国民民主党の約1万回が続いている。
政見放送は近年、テレビやラジオだけでなくユーチューブ上でも見られるようになっている。
総務省によると、政見放送をインターネット上に掲載することについて公職選挙法上に特段の規定はなく、各党や団体、個人などが個別に掲載している状況という。
■各党の政見放送の再生回数(比例代表)
日本保守党(19日掲載)44万563回
参政党(18日掲載)7万8730回
国民民主党(17日掲載)1万256回
自民党(17日掲載)9182回
社民党(19日掲載)5769回
立憲民主党(17日掲載)3534回
れいわ新選組(19日掲載)2035回
日本維新の会(17日掲載)975回
共産党(19日掲載)569回
公明党(19日掲載)396回
(ユーチューブアカウント「Ripbanwinkle」での再生回数、21日正午時点)

【衆院選2024】日本保守党 政見放送(比例代表)
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%E6%94%BF%E8%A6%8B%E6%94%BE%E9%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9ARipbanwinkle&mid=44486B54B038705694E144486B54B038705694E1&ajaxhist=0

日本保守党 政見放送
2024/10/20
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44232914

日本保守党
https://hoshuto.jp/

自民党、過半数割れの可能性 立憲民主党、公示前より議席上積み 日本保守党、複数議席獲得へ 報道各社、衆院選序盤情勢調査
2024.10/17 11:31
https://www.zakzak.co.jp/article/20241017-WLKH5R2JLFMA3JBPQ2QASGGTBA/
第50回衆院選(27日投開票)について、報道各社の序盤情勢調査が出揃ってきた。
自民党は石破茂首相(総裁)の
「変節」
や、派閥裏金事件などが響き、定数465議席の過半数(233)に届かない可能性が出てきた。
単独過半数割れとなれば、2009年以来となる。
立憲民主党は公示前の98議席から議席を増やし、ベストセラー作家の百田尚樹氏が立ち上げた政治団体
「日本保守党」
は複数議席を獲得しそうだ。
共同通信によると、全289選挙区のうち、自民党(公示前256)がリードしているのは140程度で、接戦区が多い。
比例代表で前回選挙(20年)の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
公明党は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
自民党との連立与党では過半数を維持する見込み。
立憲民主党は公示前の98議席を超える公算が大きい。
日本維新の会は大阪の小選挙区は堅調だが、比例の支持の広がりに欠け、公示前の43議席に手が届かない可能性がある。
共産党は公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民党は小選挙区の1議席死守が課題。
参政党は支持浸透が見られない。

与党過半数巡り攻防 不記載響き自民低調、立民勢い 衆院選序盤情勢
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-AEBKGSGRPZMN7EBF43MGFUUFOI/?outputType=theme_election2024
27日投開票の第50回衆院選について共同通信社は15、16両日、全国の有権者15万6千人を対象に電話調査を実施し、取材を加味して公示直後の序盤情勢を探った。
自民党は派閥パーティー収入不記載事件が響き低調。
公明党も伸び悩む。
立憲民主党は議席増へ勢いを見せる。
定数465議席の過半数(233)を巡り、与野党の攻防が続いている。
小選挙区では投票先未定が3割近くおり、今後、情勢は変わる可能性がある。
全289選挙区のうち、自民(公示前勢力256)がリードしているのは140程度にとどまり、接戦区が多い。
比例代表で令和3年前回選の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
単独過半数を維持できるかどうか予断を許さない。
不記載事件に関係し、公認されなかった候補の大半は厳しい戦い。
重複立候補が認められなかった候補も半数近くが先行されている。
立民は公示前の98議席(比例含む)を超える公算が大きい。
無党派層でも支持が拡大しつつある。
前回選で39だった比例議席も増やしそうだ。
日本維新の会は地盤の大阪府の小選挙区で堅調。
だが全国的に比例の支持の広がりがいまひとつで、公示前の43議席に手が届かない可能性もある。
公明は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
維新と争う大阪府の4小選挙区で苦戦が目立つ。
埼玉14区に出馬した石井啓一代表も激戦。
比例も伸びを欠いており、小選挙区と合わせた公示前の32議席を堅持できるか微妙だ。
共産党は小選挙区1議席を維持しそうだ。
比例次第で、公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。
国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。
れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民は小選挙区の1議席死守へ全力を挙げる。
参政党は支持浸透が見られない。
政治団体
「日本保守党」
は複数議席を得る可能性がある。

日本保守党、初の全国的な国政選挙 有本香氏「選択肢増やす」
毎日新聞
2024/10/15 13:45(最終更新 10/15 13:45)
https://mainichi.jp/articles/20241015/k00/00m/010/079000c
政治団体
「日本保守党」
は15日午前11時頃、JR新橋駅(東京都港区)前で第一声を上げた。
2023年9月の発足以来、初の全国的な国政選挙となり、「SL広場」には数百人の聴衆が集まった。
作家の百田尚樹代表や有本香事務総長らが壇上に立ち、有本氏は
「中国資本がどんどん日本の土地を買収している問題に真面目に取り組む党派は国会にない」
「国民の選択肢を増やしましょう」
などと訴えた。

「日本は世界最高の国だ」 日本保守党・百田尚樹代表が第一声 つなぎ弁士で歴史の講義も
2024/10/15 12:44
https://www.sankei.com/article/20241015-6C7DQDZ355F2ZBYMGF632X7UUE/?outputType=theme_election2024
政治団体
「日本保守党」
の百田尚樹代表は15日午前、衆院選(27日投開票)の公示を受け、東京・JR新橋駅前で第一声をあげた。
「日本は、日本人はもっと幸福になるべきだ」
「日本は世界最高の国だ」
と声を張り上げ、約600人の聴衆が日の丸などを手に拍手を送った。
同党の有本香事務総長は
「北朝鮮による拉致問題や外国資本による不動産買収など真面目にやっている政党はない」
「新しい選択肢を増やしましょう」
と支持を訴えた。
百田氏は党のシンボルカラーである青のジャンパーを着込んで登場。
比例代表の届け出が開始から遅れるハプニングもあり、百田氏は受理の一報が入るまで、聖徳太子や元寇など日本史について語って
「つなぎ弁士」
を務める一幕もあった。
午前10時55分ごろに始まった衆院選の選挙演説で、百田氏は
「我々と一緒にもっともっと幸せになりましょう」
と気勢を上げた。
日本保守党は昨年10月の結党以降、今年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
小選挙区に4人(いずれも愛知)、比例代表に百田氏や有本氏ら26人を擁立した。

橋下氏 自民分裂→高市早苗氏と「日本保守党」合流が「日本にとって最善策」 立憲も割れて石破首相と野田代表で第2グループと
デイリースポーツ によるストーリー • 9 時間
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E6%B0%8F-%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%88%86%E8%A3%82-%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%8B%97%E6%B0%8F%E3%81%A8-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9A-%E5%90%88%E6%B5%81%E3%81%8C-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%9C%80%E5%96%84%E7%AD%96-%E7%AB%8B%E6%86%B2%E3%82%82%E5%89%B2%E3%82%8C%E3%81%A6%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%A8%E9%87%8E%E7%94%B0%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%A7%E7%AC%AC%EF%BC%92%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%A8/ar-AA1s5QuR?ocid=BingNewsVerp
橋下徹弁護士が11日付でX投稿。
政治団体
「日本保守党」
の公認で衆院選愛知1区に立候補するため名古屋市長を辞職する河村たかし氏が、自民・高市早苗氏との合流について語ったとする記事を取り上げ、
「これが日本の政治にとっての最善策」
と投稿した。
橋下氏は、中央政界を
「3つのグループに再編すればスッキリする」
とし
「自民党が割れて高市さんグループと日本保守党が合流」
とした。
更に別投稿で
「立憲も割れて野田さんグループと石破さんグループが合流」
「立憲のいわゆる左派は共産党と合流」
とグループ分けし、
「この3つのグループに整理されると有権者は選択しやすくなる」
「維新、国民なども割れて3つのグループに別れていけばいい」
と記した。

衆院選出馬の河村・名古屋市長の辞職、議会「職務放棄」と不同意 15日自動失職へ
2024/10/11 12:21
https://www.sankei.com/article/20241011-TP3CKYC2TJJLXLEB2UMB6DYFBE/?outputType=theme_election2024
名古屋市議会は11日の本会議で、衆院選出馬を表明した河村たかし市長(75)の辞職の申し出を自民、公明両党会派などの反対多数で不同意とした。
公示日の15日に立候補を届け出た時点で自動失職する。
本会議で、自民市議は
「多くの重要案件が積み残されている」
「任期が残ったまま、やりきったとする振る舞いは職務放棄だ」
と批判した。
地方自治法は、市町村長は退職の20日前までに議会に申し出るよう規定。
議会の同意があれば、それより前に退職できると定めている。
河村氏は散会後
「不同意は残念」
と述べた。
自身が代表を務める地域政党「減税日本」の一部議員も本会議で反対した。
河村氏は9日、市議会に辞表を提出。
市選管によると、市長選は11月中に投開票される見通しという。

河村たかし氏、衆院選「台風の目」可能性「75歳まで来ると有権者の心を信じるに尽きる」
2024/10/1 23:20
https://www.sankei.com/article/20241001-6WLNPES2ZBNRPGZWSGU44D6AI4/
選挙巧者で
「総理を狙う男」
を自称する名古屋市の河村たかし市長が1日、衆院選愛知1区への出馬を表明した。
出馬記者会見で勝算を問われた河村氏は
「75歳まで来ると、有権者の心を信じてやるに尽きる」
「皆さんのためにやってきた」
「必ず分かってくれる」。
国政復帰への意欲を示し続けてきたが、年齢のために今回がラストチャンスとの声も出ている。
河村氏の存在は、衆院選で
「台風の目」
となる可能性を秘める。
2023年4月の市議選では、減税日本の党勢低迷が指摘されながら、自らが前面に出た選挙戦を展開した結果、改選前より議席を増やした。
2023年10月から
「日本保守党」
の共同代表に就任。
名古屋市などの選挙区で候補を擁立すれば、保守層から一定の支持を得られる可能性がある。
地元市議は、自民党総裁選で石破茂新首相が、保守層に人気の高市早苗氏を破ったことで
「自民候補から保守票が逃げる可能性がある」
「自身の年齢も考えれば、最後のチャンスだったのだろう」
と推察する。

名古屋市の河村たかし市長、愛知1区から衆院選出馬へ「総理を狙う男、アゲインという感じ」
2024/10/1 9:27
https://www.sankei.com/article/20241001-3OISJHHS3RLWXM7WY6B2I3OMOA/
名古屋市の河村たかし市長は1日、27日投開票の衆院選に愛知1区から出馬する意向を明らかにした。
記者団の取材に答えた。
河村市長は4期目で市長を退く考えを示していたことを踏まえ、
「4年前、これで最後と言ったので公約を守る」
「総理を狙う男、アゲインという感じだ」
と述べた。

日本保守党が30人擁立、衆院選の秘策=@百田氏の比例3位と小選挙区で愛知注力のワケ 有本香氏は東京1位、島田洋一氏は近畿1位
2024.10/9 11:45
https://www.zakzak.co.jp/article/20241009-5HXGCNPV7VJBVEITHJ2WM3R3AA/
政治団体
「日本保守党」
は8日、次期衆院選で擁立を見込む30人の候補予定者を発表し、党代表で作家の百田尚樹氏(68)と、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)も比例代表で出馬すると明らかにした。
百田氏は衆院選を
「国政政党になれるチャンス」
と位置付け、
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦っていきたい」
と意気込みを見せた。
比例の東京ブロックでは、名簿1位に有本氏、2位に梅原克彦元仙台市長(70)ら4人を擁立する。
近畿ブロックでは福井県立大学の島田洋一名誉教授(66)が1位、百田氏は3位で出馬を予定する。
百田氏は
「誰が一番国会議員になるに相応しい人材であるかを一番優先して考えた」
と説明した。
小選挙区は、愛知で共同代表の河村たかし名古屋市長(75)ら4人を擁立する。
有本氏は
「局地戦で一発勝負なので、強みのある所に絞るのが戦略だ」
と語る。
公約について有本氏は
「国会の中にない選択肢、政策を掲げていく」
と強調、党の重点政策では消費税などの減税や再エネ賦課金の廃止、入管難民法の改正と運用の厳正化などを掲げている。
政治家の世襲については
「どこの政党と言わないが、スッと息子さんに継いでしまうのは国民の納得感がない」
「近い親族が出る場合、選挙区を変更するなど何らかの原則をもって、家業のように引き継ぐのをやめていくべきではないか」
と指摘した。
「政治とカネ」
問題では、政党交付金の引き下げを主張するなど、既存政党に有利な制度の見直しにも言及した。

百田尚樹代表、有本香事務総長ら比例26人 選挙区は4人 日本保守党が候補者名簿を発表
2024/10/8 16:05
https://www.sankei.com/article/20241008-5K2ZQKCTWNC5XGHR2OFQDWYNL4/
日本保守党は8日、衆院選(15日公示、27日投開票予定)に向け、選挙区4人と比例代表26人の候補予定者名簿を発表した。
選挙区の愛知1区には河村たかし・名古屋市長、比例代表には百田尚樹代表、有本香事務総長、国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏らを擁立する。
名簿は以下の通り。
【選挙区】
河村たかし(愛知1区)、大橋とおる(愛知3区)、麻生ちさ(愛知4区)、田中克和(愛知5区)
【比例代表】
北海道ブロック=小野寺まさる、堀田真作
北関東ブロック=伊藤純子、野寺直美、芦沢進、宮入良明
東京ブロック=有本香、梅原克彦、阿部力也、小柳岳志
南関東ブロック=小坂英二、大河内元喜、森健太郎、渡辺紀明、服部徹
東海ブロック=竹上ゆうこ、中川健一、織田敏之、中村憲一、青木崇佳
近畿ブロック=島田洋一、佐々木みのり、百田尚樹、豆谷和男、竹内唯裕、残る1人は通称調整中のため非公表

日本保守党が衆院選で会見 百田、有本両氏ら30人擁立 「『移民』政策見直しを」
2024/10/8 14:45
https://www.sankei.com/article/20241008-KS5HD7W5MVHK7NWTBBK5GRBWEI/
政治団体
「日本保守党」
は8日、衆院選(15日告示、27日投開票予定)について、東京都内で記者会見した。
愛知1区に出馬する共同代表の河村たかし名古屋市長ら4人を選挙区に、比例代表には国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏ら26人、計30人を擁立する方針を明らかにした。
2023年10月に結党して以降、2024年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
百田尚樹代表は比例近畿ブロック、有本香事務総長は比例東京ブロックにそれぞれ擁立する。
公約については、
「スパイ防止法の制定」
「消費税減税」
「共同親権制度の導入」
など結党時に発表した重点政策項目を踏襲。
表現などは練り上げるという。
有本氏は会見で、衆院選について
「願わくば国政政党になりたい」
「国政に行くぞというお披露目でもある」
と述べ、政党要件を満たす5人以上の当選に強い意欲を滲ませた。
その上で、再生可能エネルギー普及のため電気料金に上乗せされている
「再エネ賦課金」
の廃止などを例に挙げて
「国会の中にない政策を掲げていく」
と強調した。
百田氏は
「日本を守り、日本の良さをそのまま残したい」
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦いたい」
と語った。
特に重視する政策については、
「移民」
政策の見直しを挙げて
「『移民』が増えている」
「地域住民とトラブルを抱え、日本の本来守るべきルールを守らない一部の外国人もいる」
「町によっては治安が脅かされている」
「『移民』問題をもう1度考え直すべきではないか」
と述べた。

日本保守党、百田尚樹氏が比例代表の近畿ブロック 有本香氏が東京ブロックから出馬へ 次期衆院選
2024.10/8 13:54
https://www.zakzak.co.jp/article/20241008-PLSYAED6NJO5XDXPNETUCI6HIY/
政治団体
「日本保守党」
は8日、記者会見を開き、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で、党代表で作家の百田尚樹氏(68)が比例代表の近畿ブロックから、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)が東京ブロックから出馬すると明らかにした。
百田氏は
「日本を守りたい、日本の良さを残したいという思いだ」
「『日本を豊かに、強く』という理念に賛同した候補者とともに衆院選を戦っていきたい」
と意気込みを述べた。
北海道ブロックでは元北海道議の小野寺まさる氏(61)、東京ブロックでは元仙台市長の梅原克彦氏(70)、南関東ブロックでは荒川区議の小坂英二氏(51)、近畿ブロックでは福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(66)が名を連ねている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/765.html#c20

[国際35] 北朝鮮部隊、まもなくロシア南西部到着か ウクライナ情報機関トップ/ 朝日新聞 仁王像
8. 秘密のアッコちゃん[802] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月25日 13:49:16 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[367]
<■1087行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
北朝鮮によるロシアへの派兵「信じるに足る情報を確認」 岩屋毅外相
2024/10/25 12:00
https://www.sankei.com/article/20241025-TRJGENQ3B5K47LJUNGALBMOOBY/
岩屋毅外相は2024年10月25日の記者会見で、北朝鮮の兵士がロシアに派遣されているとの情報について
「米国、韓国とも協力して関連情報の収集、分析を進めた結果、北朝鮮が兵士をロシア東部に派遣し、軍事訓練に関与していると信じるに足る情報が確認された」
と述べた。
その上で岩屋氏は
「最近の露朝軍事協力の進展の動きはウクライナ情勢の更なる悪化を招くのみならず、我が国を取り巻く地域の安全保障に与える影響の観点からも深刻に憂慮すべきものだ」
と指摘し、引き続き関連情報の収集、分析を進める考えを示した。

中谷防衛相「北朝鮮がロシア東部へ派兵」 政府分析、ウクライナ侵略に加担懸念
2024/10/25 11:35
https://www.sankei.com/article/20241025-RMP7GMNFYVIALNRJOGHLOMOAMQ/
中谷元防衛相は2024年10月25日の記者会見で、ウクライナ侵略を続けるロシアへの北朝鮮による派兵に関し、米国などと協力して情報の収集、分析を進めた結果、
「北朝鮮の兵士がロシア東部へ派遣され、訓練を行っているものと考えている」
との認識を示した。
その上で
「ウクライナ侵略に加担する可能性を含め、深刻な懸念を持って注視している」
と述べた。
中谷氏は、ロシアと北朝鮮による軍事協力の進展が、ウクライナ情勢の更なる悪化を招くだけでなく、日本周辺の安全保障環境にも影響を与えると指摘し、
「深刻に憂慮すべきだ」
と強調した。

林官房長官、ロシアへの北朝鮮の派兵「深刻な懸念、憂慮すべきもの」
2024/10/25 11:33
https://www.sankei.com/article/20241025-BUSKMSTUGFKEFBP2TAFDU7P6NU/
林芳正官房長官は2024年10月25日の記者会見で、ウクライナ侵略を続けるロシアへの北朝鮮による派兵について
「ウクライナ侵略に加担する可能性も含め、深刻な懸念を持って注視している」
と述べた。
「最近の露朝軍事協力の進展の動きはウクライナ情勢の更なる悪化を招くのみならず、我が国を取り巻く地域の安全保障に与える影響の観点からも深刻に憂慮すべきものだ」
とも語った。

「北朝鮮軍が戦闘地域入り」ロシア西部クルスク州 ウクライナ発表 極東で訓練終え
2024/10/25 11:28
https://www.sankei.com/article/20241025-4GV5AE2ZCFP65IRBTRTC2EEQ4U/
ロシアによるウクライナ侵略への北朝鮮軍の参戦を巡り、ウクライナ国防省情報総局は2024年10月24日、露極東での軍事訓練を終えた北朝鮮軍部隊の第1陣が戦闘地域に派遣されたことが確認されたと発表した。
場所はウクライナ軍が越境攻撃で一部を占領下に置いている露西部クルスク州で、2024年10月23日に確認されたとした。
情報総局は、ロシアに入国した北朝鮮軍の規模が
「約1万2000人」
だと推計されていると指摘。
その中には3人の将官と500人の士官も含まれているとした。
また、ロシアが北朝鮮軍兵士に弾薬や寝具、冬着、靴、トイレットペーパー、石鹸など衛生用品を配給しているとも報告した。
ロシアへの北朝鮮軍の入国はこれまでにウクライナや米国、韓国が確認。
一方、ロシアは虚偽だと主張している。

プーチン露大統領「われわれの問題」 北朝鮮軍の露入国を否定せず BRICSの拡大も
2024/10/25 9:50
https://www.sankei.com/article/20241025-ROYHNQYRU5M65A6R3YGBAHRV7Y/
ロシアのプーチン大統領は2024年10月24日、中国やロシアなど主要新興国でつくる「BRICS」の首脳会議が同日、露中部カザンで閉幕したことに合わせ、記者会見を開いた。
北朝鮮軍がロシアに入国し、ロシア側でウクライナ侵略に参戦する可能性があるとする情報の真偽に関する質問に対し、
「私たち(露朝)が何をどうするかは私たちの問題だ」
と述べ、明確に否定しなかった。
「北朝鮮軍の露入国が衛星写真で確認されている」
「紛争の激化ではないか」
とする米メディアの質問に答えた。
プーチン氏は、ロシアが対ウクライナ軍事作戦を始める以前から、北大西洋条約機構(NATO)諸国がウクライナを
「武装化」
してきたと指摘。
現在の戦場でもNATOの軍人がウクライナに供与した兵器の運用に携わるなど
「(紛争に)直接参加している」
とし、
「紛争を激化させてきたのは欧米側だ」
と主張した。
その上で、露朝が事実上の軍事同盟条約となる
「包括的戦略パートナーシップ条約」
を結んだことに言及。
条約に基づき露朝は連絡を取り合い、行動していくとした。
会見でプーチン氏は、BRICSの拡大を視野に
「パートナー国」
資格の新設を支持したことにも言及。
パートナー国候補のリストは合意済みだとし、今後、各国に招待状を送り、同意を得た上で公表するとした。
ロシア側はパートナー国候補を
「13カ国」
だと説明。
一部メディアは、
トルコ▽インドネシア▽アルジェリア▽ベラルーシ▽キューバ▽ボリビア▽マレーシア▽ウズベキスタン▽カザフスタン▽タイ▽ベトナム▽ナイジェリア▽ウガンダ
だと報じている。

訓練終えた北朝鮮部隊がロシア西部クルスク州に到着 プーチン氏、派兵否定せず
2024/10/25 6:44
https://www.sankei.com/article/20241025-FNEQQCKYSZPHLNIM736AMAB5IY/
ウクライナ国防省情報総局は2024年10月24日、ロシア東部で訓練を終えた北朝鮮軍部隊が、ウクライナが越境攻撃しているロシア西部クルスク州に到着したと発表した。
人数は不明。
プーチン大統領はロシア中部カザンでの記者会見で、北朝鮮の派兵について問われ、否定しなかった。
プーチン氏は会見で、衛星画像などを根拠に韓国や米国が北朝鮮兵士がロシアに派遣されたと主張していることに関して
「画像というのは重要なものだ」
「何かを反映している」
と述べた。
ロ朝両首脳は2024年6月、有事の軍事援助を定めた包括的戦略パートナーシップ条約に署名。
プーチン氏は、条約に基づき
「北朝鮮指導部が真剣に対応していることを疑ったことがない」
と強調した。
武力侵攻を受け戦争状態になった場合の軍事援助を明記した条約第4条に言及し
「この条文の枠内で何をどのようにするかは我々の問題だ」
と指摘した。

北朝鮮部隊がロシア西部クルクス州に到着、ウクライナ国防省が発表 人数は不明
2024/10/25 1:24
https://www.sankei.com/article/20241025-5WIUQXNGC5IWJDG7TI2KD5BYBA/
ウクライナ国防省情報総局は2024年10月24日、北朝鮮の軍部隊が同日までにロシア西部クルスク州に到着したと発表した。
人数は不明。
一方、米政府は2024年10月23日、2024年10月上旬〜中旬にロシアに渡航した北朝鮮兵少なくとも3000人が、ロシア東部の複数の軍事施設で訓練を受けていると発表した。
ウクライナ軍筋によると、西部に向かった約2000人はクルスク州か、同じくウクライナ国境に接するロストフ州に向かっている可能性がある。
ロシア国内で訓練を終えた北朝鮮軍の具体的な動きが判明したのは初めて。
先遣隊は士官ら約10人で構成。
クルスク州では、北朝鮮兵を受け入れる拠点の確保や通信網の整備の他、周辺の安全確認などを行っているとみられる。
2000人の到着は確認されていない。(共同)

北朝鮮派兵に懐疑的 ロシア同盟国のベラルーシ大統領「プーチン氏の性格知っている」
2024/10/24 21:25
https://www.sankei.com/article/20241024-FBDJDU75E5IMFLFCYVGGUAOB2U/
英BBC放送は2024年10月24日までに、ロシアの同盟国ベラルーシのルカシェンコ大統領のインタビューを伝えた。
北朝鮮の兵士がウクライナ侵攻を続けるロシアに派遣されたとの情報について
「プーチン大統領の性格を知っているが、彼は如何なる国の軍隊にも特別軍事作戦に引きこむような説得を決してしない」
と述べ、懐疑的な見方を示した。
2024年10月23日に滞在先のロシア中部カザンで答えた。
一方で北朝鮮兵が実際にロシアに派遣されていれば
「それはエスカレーションへの一歩だ」
と指摘した。
ルカシェンコ氏はベラルーシに対しては、プーチン氏だけでなくショイグ前国防相もベロウソフ国防相も、侵攻支援のためにベラルーシ軍を派遣するように要請したことはないと語った。(共同)

ウクライナ、露派兵の北朝鮮兵に動画で投降呼びかけ 「意味なく死んではいけない」
2024/10/24 21:17
https://www.sankei.com/article/20241024-TC2LFFARWBJJ3BJLOXXI5CLEYU/
ウクライナ当局は2024年10月23日、ロシアのウクライナ侵攻を支援するために派兵されたとされる北朝鮮兵士に向け、早くも朝鮮語で投降を呼びかける動画を公開した。
「外国の地で意味もなく死んではいけない」
と強調。
ベッドや食事を盛り付ける様子が写り、投降すれば
「安全な場所で食事と医療が提供される」
と訴えている。
動画を公開したのはウクライナ当局がロシア兵の投降推進を目的に運営する
「私は生きたい」
プロジェクト。
投降希望者を対象に24時間態勢の電話相談窓口を設置し、捕虜の人道的扱いを定めたジュネーブ条約に基づく対応を約束してきた。
北朝鮮兵にも対象を拡大し、準備を進める。
ウクライナ軍筋によると、ロシア東部の演習場で訓練を終了した北朝鮮兵約2000人が、ウクライナ国境に近いロシア西部に向けて列車などで移動。
米政府も少なくとも3000人の北朝鮮兵が、ロシアで訓練を受けていると発表している。(共同)

北朝鮮兵2000人がロシア西部へ 先遣隊準備とウクライナ軍 東部で訓練、米国が確認
2024/10/24 19:56
https://www.sankei.com/article/20241024-DLZLPODWYBPHBH5OETPSGBXILA/
ロシア東部の演習場で訓練を終了した北朝鮮兵約2000人が、ウクライナ国境に近いロシア西部に向けて列車などで移動していることが2024年10月24日、分かった。
ウクライナ軍筋が共同通信に明らかにした。
ウクライナが越境攻撃を行っているロシア西部クルスク州には2024年10月初め頃、北朝鮮軍の士官らが先遣隊として入り、受け入れ準備を進めていることも判明した。
ロシア国内で訓練を終えた北朝鮮軍の具体的な動きが判明したのは初めて。
約2000人はクルスク州かロシア南部ロストフ州に向かっている可能性がある。
米政府は2024年10月23日、2024年10月上旬〜中旬にロシアに渡航した北朝鮮兵少なくとも3000人が、ロシア東部の複数の軍事施設で訓練を受けていると発表した。
ウクライナ軍筋によると、先遣隊は士官ら約10人で構成されている。
クルスク州では、北朝鮮兵を受け入れる拠点の確保や通信網の整備の他、周辺の安全確認などを行っているとみられる。(共同)

米、北朝鮮の約3000人派兵確認 ロシア東部基地で訓練後参戦へ 「インド太平洋情勢に影響」懸念
2024/10/24 8:18
https://www.sankei.com/article/20241024-JBJ67JKKNVK7VIM3YZ3YIDKNFE/
バイデン米政権は2024年10月23日、北朝鮮がロシアのウクライナ侵略を支援するためロシアに約3000人の部隊を派兵したとの調査結果を明らかにした。
部隊は露東部の基地で訓練を受けているとし、兵力の消耗が激しい露軍の補充として戦線に投入されるとみている。
インド太平洋地域の安全保障に影響が生じる可能性もあるとみて、同盟諸国と監視を強化する構えだ。
ウクライナの最大支援国の米国は北大西洋条約機構(NATO)加盟国や韓国などと、北朝鮮参戦の実態把握を続ける。
韓国情報機関の国家情報院も2024年10月23日、朝鮮人民軍3000人規模が派兵されたと明らかにした。
カービー米大統領補佐官は2024年10月23日の記者会見で、北朝鮮の部隊約3000人が2024年10月中旬に北朝鮮の元山から露極東ウラジオストクに船で輸送され、戦闘訓練を受けていると指摘。
訓練が終了すれば露西部に移動しウクライナ軍との戦闘に参戦する可能性があると述べた。
カービー氏はまた、北朝鮮の派兵は2022年2月にロシアが開始したウクライナ侵略の
「劇的な変化だ」
と指摘。
同盟諸国と対応を協議し、今後更なる情報開示を行うと共に、制裁を含む対抗措置を明らかにすると述べた。
カービー氏は更に、北朝鮮の参戦は、戦場における露軍の激しい兵力損失と、それに伴う北朝鮮との軍事協力の進展を明示していると指摘。
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が実際に流血の伴う兵力提供に応じたことで、ロシアから軍事上の見返りを得る可能性があるとし、ウクライナ情勢に加え
「インド太平洋地域に安全保障上の影響が生じる」
との懸念を示した。

ロシアの北朝鮮兵に投降呼びかけ ウクライナ、朝鮮語で動画
2024/10/24 7:04
https://www.sankei.com/article/20241024-2RKSKSE6OBJPLK4S22GXV57GME/
ウクライナ当局は2024年10月23日、ロシアのウクライナ侵攻を支援するために派兵されたとされる北朝鮮兵士に向け、朝鮮語で投降を呼びかける動画を公開した。
「外国の地で意味も無く死んではいけない」
と強調。
ベッドや食事を盛り付ける様子が映り、投降すれば
「安全な場所で食事と医療が提供される」
と訴えている。
動画を公開したのはウクライナ当局がロシア兵の投降推進を目的に運営する
「私は生きたい」
プロジェクト。
投降希望者を対象に24時間態勢の電話相談窓口を設置し、捕虜の人道的扱いを定めたジュネーブ条約に基づく対応を約束してきた。
北朝鮮の派兵を巡っては、ウクライナや韓国、米国がロシアへの移動を確認。
カービー米大統領補佐官は2024年10月23日の記者会見で、今月2024年10月上〜中旬にロシアに渡航した北朝鮮兵少なくとも3000人がロシアの複数の軍事施設で訓練を受けているとの分析を表明した。
訓練後、戦地に向かう可能性がある。(共同)

北朝鮮のロシア派兵、米国も確認 国防長官「証拠ある」 実態把握急ぐ
2024/10/23 21:48
https://www.sankei.com/article/20241023-SW4E4LOS7BLCHMGFGDQZRTOFDY/
オースティン米国防長官は2024年10月23日、北朝鮮がロシアによるウクライナへの侵略を支援するためロシアへ地上部隊を派兵した
「証拠がある」
と述べた。
バイデン政権は同盟諸国と共に、北朝鮮軍の派兵の事実関係を調査しており、米政府として北朝鮮の参戦を認めたのは初めて。
ロイター通信によると、オースティン氏は訪問先のイタリア・ローマで記者団に対し
「北朝鮮の部隊がロシアにいる証拠がある」
と述べ、派兵の具体的な目的や行動について情報を精査する必要性を強調した。
米政府は、ウクライナや北大西洋条約機構(NATO)加盟国、韓国の情報機関などと協議し、北朝鮮の派兵の実態の把握を急いでいる。
カービー大統領補佐官は2024年10月21日、
「事実であれば極めて憂慮すべき事態」
として、近日中に調査内容を明らかにする計画があると述べた。

ロシア入りした北朝鮮兵力3千人に 韓国情報機関分析「戦線投入時は多数の死傷者」
2024/10/23 19:34
https://www.sankei.com/article/20241023-AXQFOWRIZJKLPDR5HR3IAF3RQA/
2024年10月18日、ウクライナ文化情報省傘下の機関が公開した北朝鮮兵とされる映像の一場面。ロシア極東の軍事施設で装備品を受け取る様子としている(共同)
https://www.sankei.com/article/20241023-AXQFOWRIZJKLPDR5HR3IAF3RQA/photo/N24OXH6ZGFK67EXHVMP752D4SY/
韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は2024年10月23日、ウクライナへの侵略戦争に参戦するため、ロシア入りした北朝鮮の朝鮮人民軍の兵力が計3000人余りになったとの情報を明らかにした。
趙太庸(チョ・テヨン)国情院長から報告を受けた与野党議員が記者団に発表した。
国情院は、2024年12月頃には北朝鮮からの派兵総数が1万余りに達するとの見通しを示した。
国情院は2024年10月18日、特殊部隊の将兵ら約1500人が2024年10月8〜13日に露海軍の艦艇で露極東地域に移ったと発表していた。
新たに約1500人のロシア入りが確認された。
将兵らはロシア内の複数の施設に分かれて適応訓練を受けており、現段階ではまだ戦線に投入されていないと国情院はみている。
北朝鮮の兵士らは士気が高く、体力に長じているが、無人機攻撃など現代戦に対する理解が不足し、戦線投入時には死傷者が多数出るとの露側教官の見方も報告した。
北朝鮮国内では今回の派兵に関して厳しい情報統制を敷いているが、噂も広がり始めているという。
派兵部隊に選抜された兵士らの家族を通じて情報が拡散しないよう、家族らを隔離する動きもあるという。
露朝は2024年6月に有事の際の軍事援助を盛り込んだ
「包括的戦略パートナーシップ条約」
に両国首脳が署名した後、派兵を巡る具体的協議に入ったと国情院は分析している。

北朝鮮兵のロシア支援、訓練情報把握 ゼレンスキー氏
2024/10/23 8:26
https://www.sankei.com/article/20241023-KWLERGCYQRJBDI5UNK5YFAYDTA/
2024年10月18日、ウクライナ文化情報省傘下の機関が公開した北朝鮮兵とされる映像の一場面。
ロシア極東の軍事施設で装備品を受け取る様子としている(共同)
https://www.sankei.com/article/20241023-KWLERGCYQRJBDI5UNK5YFAYDTA/photo/JBT5PMCH6NNBLJOECUZ7E65XRM/
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月22日の声明で、北朝鮮によるロシア支援の派兵を巡り、大規模な訓練が既に始まっているとの情報をウクライナ側が持っていると明らかにした。
声明で、各国が北朝鮮を非難していることに謝意を示し
「言葉だけではない具体的な対応」
も求めた。
「北朝鮮が欧州の戦争に介入できるのであれば、北朝鮮に対する圧力は不十分だ」
と訴えた。(共同)

北の露派兵 同盟諸国と事実関係を協議 露軍犠牲1日1200人超との概算も 米補佐官
2024/10/22 11:48
https://www.sankei.com/article/20241022-ACC7VAVO2JPRJFDUXHSMWE3RK4/
カービー米大統領補佐官は2024年10月21日の記者会見で、北朝鮮がウクライナへの侵略を続けるロシアに地上部隊を派兵したとされる問題で、事実関係を調査するため同盟諸国と協議していると明らかにした。
近日中にも調査内容を公表する計画があるとも述べた。
北朝鮮のロシア派兵は欧米メディアが相次ぎ報道し、ウクライナのゼレンスキー大統領が議会演説で北朝鮮が侵略に
「参戦している」
と明言。
韓国の情報機関、国家情報院も、特殊部隊がロシアに派兵されたとの情報を明らかにした。
カービー補佐官は協議中の国名に触れなかったが、ウクライナや北大西洋条約機構(NATO)加盟国に加え、北朝鮮の軍動向を監視する韓国とも情報を精査している可能性がある。
派兵規模は最終的に数千人から1万人超に上るとの見方がある。
カービー氏は
「侵略への参戦を目的とした北朝鮮のロシア派兵が事実であれば、危険かつ極めて憂慮すべき事態だ」
とし、同盟諸国と実態把握に務めていると述べた。
カービー氏はまた、ウクライナでの露軍の死傷者数が
「1日当たり1200人超」
に上るとの概算を示し、
「歴史的な数だ」
と指摘。
ロシアが国際社会で孤立し、戦場での犠牲も増加していることが、北朝鮮やイランなどとの軍事協力を急速に強める背景との見解を示した。
ロシアに対しイランは大量の無人機を、北朝鮮は弾道ミサイルや砲弾をそれぞれ供与している。

北朝鮮派兵に懸念相次ぐ 安保理、ロシア「恐怖をあおるデマだ」と否定
2024/10/22 8:31
https://www.sankei.com/article/20241022-ZLLQUCW3JFPFVMMRS5RTZUHTQQ/
国連安全保障理事会は21日、ロシアによるウクライナ侵攻を協議する緊急会合を開いた。
韓国やウクライナは北朝鮮がロシアへの派兵を始めたと指摘し、米国や日本などは派兵情報への懸念を表明。
ロシアは
「恐怖を煽るデマだ」
と否定した。
韓国の黄浚局国連大使は、ロシアに派兵した北朝鮮は
「積極的な交戦国」
だと非難。
ウクライナのキスリツァ国連大使は
「ロシア東部で約1万1千人の北朝鮮兵が訓練を受けている」
とし、2024年11月1日までに実戦投入される見通しだと主張した。
ロシアのネベンジャ国連大使は、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟は絶対に受け入れられないと強調。
劣勢のウクライナが
「ロシアとNATOの直接対決を引き起こそうとしている」
と訴えた。(共同)

NATOと韓国が北朝鮮の露派兵で連携へ 韓国は露大使呼び抗議
2024/10/21 20:10
https://www.sankei.com/article/20241021-6E2WNCGOJJMODOCRUOB5WJ4CNU/
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月21日、電話で会談し、ウクライナを侵略するロシアに北朝鮮が部隊を派兵したとされる問題を巡り意見交換した。
ルッテ氏は、派兵は国際法と国連安全保障理事会決議に反するとして、深刻な懸念を表明した。
韓国大統領府が発表した。
尹氏は、北朝鮮が派兵した特殊部隊約1500人がロシアで適応訓練を受けているといった詳細情報を説明。
露朝の軍事協力は
「国際秩序を根本的に揺るがし、朝鮮半島や世界の平和をも脅かしており、決して座視しない」
と強調した。
両氏は詳細な情報を共有するため、韓国がNATOに代表団を派遣するなど連携を強化することで合意した。
韓国政府は2024年10月18日に情報機関を通じて派兵について発表したが、直後にルッテ氏は
「証拠は確認できない」
と述べていた。
尹氏の説明を受け、派兵に関して確信を強めたとみられる。
一方、韓国外務省は2024年10月21日、ロシアのジノビエフ駐韓大使を呼び、北朝鮮の派兵を厳しく非難し、朝鮮人民軍の即時撤退と軍事協力の中止を強く求めた。
露大使館によると、ジノビエフ氏は
「露朝間の協力は国際法の枠内で行われ、韓国の安保の利益に反するものではない」
と反論した。
韓国政府が露朝への対応策を検討する中、これまで控えてきたウクライナへの殺傷兵器の提供に踏み切るのか注目されている。

北朝鮮兵映像「本物と確認した」 ウクライナ、ロシア軍人が撮影と説明
2024/10/21 18:05
https://www.sankei.com/article/20241021-FXFX3RKAZZMOHHYATLPFKHN2KM/
北朝鮮兵の姿がロシア軍施設で確認されたとの映像を公開したウクライナ文化情報省傘下機関トップのイゴル・ソロベイ氏は2024年12月20日、映像について
「現場にいたロシア軍兵士が撮影した」
「信頼できる情報源から入手した」
と述べた。
北朝鮮がウクライナ侵攻に
「参戦」
した証拠になるとの見方を示し
「公開情報オシントを活用して本物と確認した」
と主張した。
共同通信のオンラインインタビューに答えた。
ソロベイ氏は文化情報省の戦略コミュニケーション・情報セキュリティーセンターの所長。
ゼレンスキー政権や韓国の情報機関、国家情報院は北朝鮮がロシアへの派兵を始めたと分析している。
ただ、オースティン米国防長官は2024年10月19日の記者会見で
「現時点で確認できていない」
「調査を続ける」
「事実なら深刻だ」
と述べるにとどめた。
同センターは2024年10月18日、ロシア極東の軍事施設で北朝鮮兵士が装備品を受け取る様子だとする映像を公開した。(共同)

ロシア国境付近で北朝鮮兵士18人集団脱走 派遣兵か 韓国紙報道
毎日新聞
2024/10/16 13:28(最終更新 10/16 18:20)
https://mainichi.jp/articles/20241016/k00/00m/030/058000c
韓国紙の朝鮮日報は2024年10月16日、ウクライナ軍高官の話として、ロシア西部ブリャンスク、クルスク両州のウクライナとの国境付近で、北朝鮮軍兵士18人が集団脱走したと報じた。
ウクライナ軍は、脱走したのは北朝鮮が対露軍事協力の一環で派遣した兵士らで、まだ拘束されていないとみているという。
露朝両国は2024年6月の首脳会談で、有事の際の軍事援助を規定した包括的戦略パートナーシップ条約を締結。
軍事協力を進展させる可能性が指摘されていた。
韓国の金龍顕(キムヨンヒョン)国防相は2024年10月8日、
「(北朝鮮が対露協力のため)正規軍をウクライナに派遣する可能性が高い」
との見方を示した。
北朝鮮の派兵を巡っては、露政府は否定しているが、ウクライナ側からの情報発信が相次いでいる。
米紙ワシントン・ポストは2024年10月11日、ウクライナ軍関係者の証言として
「数千人規模の北朝鮮の歩兵部隊が露国内で訓練を受けている」
と伝えた。
2024年年末までに前線に配置される可能性があるという。
また、ウクライナメディアは2024年10月上旬、東部ドネツク州の露側占領地域で、北朝鮮軍の将校6人がウクライナのミサイル攻撃で死亡したと報じた。
米CNNは、北朝鮮がロシアに兵器を供給していることから、これらの兵器に関する工学的な支援や情報交換のために兵士が派遣されたとの情報を伝えている。【ソウル日下部元美】

北朝鮮のロシア派兵に「明確な証拠」ゼレンスキー大統領 米は「調査を継続」
2024/10/21 7:08
https://www.sankei.com/article/20241021-HLVLS35425OXTKCTRMZPIFCSR4/
ウクライナのゼレンスキー大統領は20日の声明で、北朝鮮がロシアに兵士を派遣している「明確な証拠」があるとして、北朝鮮がウクライナ侵攻に「参戦」していると改めて主張した。衛星情報やロシアからの映像が証拠だとしており、各国に対抗措置を取るよう訴えた。
ゼレンスキー政権や韓国の情報機関、国家情報院は北朝鮮が派兵を始めたと分析している。ただ米国のオースティン国防長官は19日の記者会見で「現時点で確認できていない。調査を継続する。事実だとすれば深刻だ」と述べるにとどめた。
ゼレンスキー氏は声明で「北朝鮮が現代の戦争の特徴を学び始めれば、脅威が大きく増すだろう」と指摘。「世界が沈黙を続け、われわれが北朝鮮兵士と前線で対峙することになれば、世界の誰の得にもならないし、戦争が長期化するだけだ」と主張した。
ウクライナ文化情報省の戦略コミュニケーション・情報セキュリティーセンターは18日、ロシア極東の軍事関連施設で北朝鮮の兵士らが装備品を受け取る様子だとする映像を公開した。20日には、ロシア軍が軍服や靴などのサイズを質問する朝鮮語の調査票を用意していたと明らかにした。(共同)

ウクライナ、東部の集落奪還と発表 北朝鮮軍は越境攻撃下の露西部クルスク州に投入か
2024/10/19 8:54
https://www.sankei.com/article/20241019-FS6BVMUHLNIQLAVF2Z4KHHBB3E/
ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ国防省情報総局は2024年10月18日、同国軍が東部ハリコフ州の集落クルグリャコフカを露軍から奪還したと発表した。
ウクライナメディアが伝えた。
クルグリャコフカは露軍が制圧を狙う同州の都市クピャンスク方面に位置している。
東部では戦力に勝る露軍が徐々に前進しているが、ウクライナも反撃を試みているもようだ。
一方、ロシア側での参戦を決めた北朝鮮が軍の人員をロシアに派遣したとされる問題で、ウクライナメディアは2024年10月18日、同国軍情報当局筋の話として、北朝鮮軍がハバロフスクやウラジオストクなど露極東の4都市で実戦投入に向けた訓練を受けていると報じた。
米軍事メディア「ウォーゾーン」によると、ウクライナ国防省情報総局のブダノフ局長は、ロシアに派遣された北朝鮮軍の規模を
「1万1000人」
だと指摘。
ブダノフ氏はまた、北朝鮮軍が2024年11月1日までに訓練を完了し、うち2600人がウクライナ軍の越境攻撃を受ける露西部クルスク州に投入される見通しだと明らかにした。

プーチン氏、G20首脳会議の欠席表明 ICC逮捕状巡る「混乱回避」理由に
2024/10/19 8:44
https://www.sankei.com/article/20241019-4D6CGK3STRK2BNVZD7LVNPUVUQ/
ロシアのプーチン大統領は2024年10月18日、2024年11月にブラジルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に欠席すると表明した。
理由に関し、ウクライナ侵略を巡る戦争犯罪容疑で国際刑事裁判所(ICC)が自身に逮捕状を出していることに言及。
「私が行けば、G20の議論はそれ(逮捕問題)ばかりになってしまう」
とし、自身の出席により首脳会議が混乱する事態を防ぐための決定だと主張した。
今月2024年10月22〜24日に露中部カザンで開かれる主要新興国の枠組み「BRICS」の首脳会議に先立つBRICS諸国の報道機関との会見で発言した。
ICC加盟国のブラジルには、プーチン氏が入国した場合、逮捕する義務が生じる。
一方でプーチン氏は
「逮捕を回避することは簡単だ」
「(逮捕しないという)政府間合意を結ぶだけだ」
とも指摘。
逮捕を懸念した欠席ではないと強調した。
プーチン氏はウクライナ情勢にも言及。
将来的な停戦について
「1年間や2年間の停戦であるべきではない」
「その間に北大西洋条約機構(NATO)が兵器を蓄え、(ウクライナに)移転するためだ」
と述べた。
その上で
「長期的で持続可能な平和」
の実現に向けて
「ロシアは戦い続け、勝利する」
と主張した。
プーチン氏はウクライナの
「中立化」
「非軍事化」
といった目標を達成するまで軍事作戦を継続する意思を改めて示した形だ。

「現段階で確認できない」NATO事務総長、ウクライナへの北朝鮮派兵報道で
2024/10/18 22:56
https://www.sankei.com/article/20241018-OZTEJIQNSRIOTGHKQN5MCDZD3M/
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月18日
「北朝鮮人が兵士としてウクライナでの戦争に参加しているという報道について現段階では確認できていない」
と述べた。
ブリュッセルで記者団に語った。
ルッテ氏は、NATOが韓国などと緊密に連絡を取り合っており
「この見解は変わる可能性がある」
と指摘し、動向を注視する考えを示した。(共同)

北朝鮮がウクライナ侵攻「参戦」 軍特殊部隊1500人露極東入り 韓国情報機関
2024/10/18 22:29
https://www.sankei.com/article/20241018-TSZJ7GK24NIBZE7OJV4PBVC3A4/
韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は2024年10月18日、北朝鮮がウクライナ侵略を続けるロシアを支援するため、朝鮮人民軍の大規模派兵を決め、既に第1陣約1500人が露極東地域に入ったとの情報を明らかにした。
韓国当局は、北朝鮮が参戦を始めたと判断した。
聯合ニュースが伝えた。
北朝鮮による地上軍の大規模な海外派兵は初めてとされ、ウクライナの戦局にも影響を与える可能性がある。
派兵されたのは、軍特殊作戦部隊である
「第11軍団」
所属の将兵で、近く第2陣の兵員輸送も行われる見通し。
第11軍団は
「暴風軍団」
との異名を持つ最精鋭部隊。
最終的に4個旅団計約1万2000人規模の兵力がウクライナの戦場に投入されると予想されている。
北朝鮮が日米韓への敵対姿勢を強める中、軍の特殊部隊が戦場で実戦経験を積むことになれば、日韓の安全保障情勢にも影響を及ぼしかねない。
国情院によると、第1陣は今月2024年10月8日〜13日に北朝鮮北東部の清津(チョンジン)や東部、咸興(ハムフン)付近の地域から露太平洋艦隊の揚陸艦4隻と護衛艦3隻に乗船し、露極東ウラジオストクに移った。
ウラジオストクの他、ウスリスクやハバロフスクなど極東地域の複数の拠点に駐留。
訓練を終え次第、戦地に送られる模様だ。
北朝鮮の兵士らはロシア人兵士を装うため、ロシアの軍服やロシア製武器、シベリア地域の住民を装う偽身分証も受け取ったとされる。

来年日本で地雷国際会議 ウクライナの除去支援
2024/10/18 19:53
https://www.sankei.com/article/20241018-OZWVQFXBP5ONXEFBSXUIO4AOLY/
スイス西部ローザンヌで2024年10月17日、ウクライナの地雷除去に関する国際会議が開かれ、日本から参加した柘植芳文外務副大臣は来年に日本で同会議を開催すると発表した。
会議には60以上の国・国際機関が参加した。
ウクライナのシュミハリ首相は、国土のおよそ4分の1に地雷や不発弾が埋まっている可能性がある状況に触れ
「地雷除去の分野で支援を強めてほしい」
と訴えた。
柘植氏はスイスやウクライナとの共同記者会見で
「人道支援の効果を最大化させる」
と話し、地雷探知機の供与や専門家育成での協力を強化する考えを示した。(共同)

北朝鮮が特殊部隊など1万2千人派兵決定、移動開始 韓国情報機関
2024/10/18 19:26
https://www.sankei.com/article/20241018-I4KDNLXG6NJSFBPACPPKTFGGDU/
韓国の情報機関、国家情報院は2024年10月18日、北朝鮮が最近、ロシアを支援するため、朝鮮人民軍の特殊部隊など4個旅団計約1万2000人規模の兵力をウクライナの戦場へ派兵することを決定したとの情報を明らかにした。
複数の韓国メディアが伝えた。
既に兵力の移動を開始しているとしている。
北朝鮮とロシアは2024年6月に実質的な軍事同盟となる
「包括的戦略パートナーシップ条約」
を締結し、軍事的協力を急速に深めている。

フランス新型自爆ドローン開発 ウクライナへ「数週間内」に供与
2024/10/18 16:54
https://www.sankei.com/article/20241018-FZR2MHE7JZJSTATRUWAXLCFRXE/
フランス政府が、新開発の自爆ドローン(無人機)をウクライナに近く供与すると発表した。
ルコルニュ国防相が2024年10月16日にX(旧ツイッター)で、
「弾薬を乗せて遠隔操縦できる『カミカゼ・ドローン』第1号の試験に成功した」
と書き込み、
「今後、数週間以内」
に仏軍とウクライナに納入されると明かした。
仏紙フィガロによると、この自爆ドローンは45分間自律飛行でき、5キロ先の標的を攻撃できる。
1機当たりの価格は2万ユーロ(約325万円)以下という。
仏国防省は今年2024年3月、自爆ドローン2000機を発注し、このうち100機をウクライナに供与すると表明していた。

ノルウェー、近くF16戦闘機6機をウクライナに供与 欧米、「戦勝計画」に慎重姿勢
2024/10/18 11:26
https://www.sankei.com/article/20241018-PC7XFHL6KRPOVMJEANBJPE4NFA/
ロシアの侵略を受けるウクライナのウメロフ国防相は2024年10月17日、ベルギー・ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)国防相会合でノルウェーのグラム国防相と会談した。
会談後、ウメロフ氏はSNSを通じ、ノルウェーから
「近い将来」
に6機の米国製戦闘機F16がウクライナに供与されると発表した。
ウクライナへのF16供与はこれで、ベルギー、オランダ、デンマーク、ノルウェーの4カ国が表明。
既に少なくとも6機が供与されたとされるが、ウクライナは2024年8月、1機が任務中に墜落したと公表した。
ノルウェーからのF16供与が実現すれば、ウクライナの防空力の向上が見込まれる。
ウクライナメディアによると、F16は2028年までに約80機が同国に供与される予定。
供与は段階的に行われ、2024年今年中に24機、25年末までに40〜50機程度となる見通しだとしている。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、ブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議とNATO国防相会合に出席し、ロシアに対する
「戦勝計画」
を説明した。
計画は、NATOがウクライナの加盟に向けた手続きを即座に開始することや、欧米製の長距離ミサイルによる露国内攻撃の解禁などを含んでいる。
ただ、ロイター通信によると、EUとNATOはウクライナ支援の継続を約束する一方、即座のNATO加盟手続きの開始には慎重姿勢を維持した。
ゼレンスキー氏は
「仮に計画への支持が得られなくとも、ウクライナはロシアの侵略と戦い続ける」
と表明した。
戦勝計画について、ペスコフ露大統領報道官は同日、
「狙いはNATOを紛争に公式に引き込むことであり、ロシアとNATOの直接衝突を招く」
と警告した。

「ウクライナは負ける」とトランプ氏 ゼレンスキー氏は「最も偉大なセールスマン」
2024/10/18 11:24
https://www.sankei.com/article/20241018-TLAV2B7UW5JTDITXSV3CT33IB4/
米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領は17日放送のポッドキャスト番組のインタビューで、ロシアが侵略するウクライナのゼレンスキー大統領について
「戦争を始めるべきではなかった」
「負け戦だ」
と批判した。
ロシアが侵略を始めたことを否定する発言とも受け取れ、民主党候補のハリス副大統領陣営が反発を強めるとみられる。
トランプ氏はロシアのプーチン大統領を指導者として高く評価しており、2021年の離任後にも対話したと報じられている。
侵略を正当化するプーチン氏寄りの姿勢が顕著で、ウクライナを支援する欧州の米同盟国に動揺が広がりそうだ。
ウクライナへの軍事支援に消極的なトランプ氏はゼレンスキー氏について
「最も偉大なセールスマンだ」
「米国に来る度、我々が1000億ドル(約15兆円)を与えている」
と誇張して皮肉る一方
「ウクライナ人を気の毒に思う」
「彼を助けたくないと言っているわけではない」
とも述べた。(共同)

中露を念頭、現状変更に反対 中谷防衛相、NATO会合で連携強化を呼びかけ
2024/10/18 10:04
https://www.sankei.com/article/20241018-FUE3PW4CSZPQ3OS5AGCXDFJ7IQ/
中谷元・防衛相は17日(日本時間同)、北大西洋条約機構(NATO)とインド太平洋地域のパートナー国との国防相会合に初めて出席した。
中国やロシアを念頭に、力による現状変更の試みに反対し、対抗するための連携強化を呼び掛けた。
「厳しい国際情勢だからこそ、基本的価値と戦略的利益を共有する日本とNATOの協力が重要だ」
と述べた。
ロシアのウクライナ侵略を
「国連憲章の原則が踏みにじられた暴挙だ」
と非難。
日本は引き続きウクライナ支援を続けるとして、自衛隊車両を追加提供する考えを示した。
ウクライナのウメロフ国防相との会談でもこうした方針を伝えた。
会合では
「インド太平洋地域でも力や威圧による一方的な現状変更の試みが強化されている」
と述べ、中国軍が2024年10月14日に台湾を包囲する形で実施した軍事演習に言及した。(共同)

NATO国防相会合、ウクライナの加盟で温度差 ゼレンスキー氏の戦勝計画、多難な前途
2024/10/18 9:59
https://www.sankei.com/article/20241018-RVHP6SP63VJIPLKL7CSR6QGYKU/
ブリュッセルで2024年10月18日まで開かれている北大西洋条約機構(NATO)国防相会合は、ロシアに侵略されたウクライナへの
「揺るぎない支援」
が改めて打ち出されたのとは裏腹に、ウクライナのゼレンスキー大統領が2024年10月16日公表の対露戦争計画で求めた
「NATOへの即時無条件加盟への招待」
を巡る加盟国間の温度差が目立ち、前途の多難さを印象付けた。
2024年10月1日に事務総長に就任し、今回初めてNATO会合を主催するルッテ氏は2024年10月17日、
「ウクライナをこれまで以上にNATOに近づける」
と述べるとともに、加盟が実現するまでは、ウクライナの勝利を確実にするため
「あらゆる手立てを講じ続ける」
と強調した。
会合では、初参加のオーストラリアが退役を控えた豪陸軍のM1エーブラムス戦車49両をウクライナに供与すると表明した。
また、加盟国が年間400億ユーロ(6兆5100億円)規模の対ウクライナ軍事支援を続けていくとの目標について、達成されるとの見通しが示された。
一方、ウクライナのNATO加盟を巡っては、エストニアのペブクル国防相やラトビアのスプルーズ国防相が、ゼレンスキー氏の戦勝計画を支持する立場からウクライナのNATO加盟実現を早急に具体化させるべきだと表明した。
ゼレンスキー氏は2024年10月17日、NATO会合に先立ちブリュッセルの欧州連合(EU)首脳会議で演説し、ウクライナのNATO加盟も含めて戦勝計画を今から実行に移せば
「戦争は遅くとも2025年までに終結する」
と主張した。
NATOは2024年7月に米ワシントンで開いた首脳会議で
「ウクライナのNATO加盟は不可逆的だ」
とし、将来のNATO加盟を確約している。
ただし、加盟に向けた実質的な動きは出ていない。
加盟国の間では、NATOの中心国である米国で2024年11月に実施される大統領選の行方を見極めたいとの思惑が強い。
加えて米国とドイツは、現時点でウクライナを加盟させればロシアが反発し、核兵器使用の恐れも含めて戦火が拡大しかねないとの懸念から
「ウクライナの加盟は戦争終結後であるべきだ」
と他の加盟国を説得しているという。
ウクライナが加盟するにしても、他国からの攻撃をNATO全体への攻撃と見なすNATO条約第5条の適用範囲を明確化させるため、ウクライナとロシアとの国境または境界線が明確に確定されていることが加盟の前提となるなど、加盟実現へのハードルは尚高いのが実情だ。

米、攻撃用無人機生産で中国企業に制裁 ウクライナ侵略でロシアが使用
2024/10/18 8:52
https://www.sankei.com/article/20241018-KEX2TZTNYNO5JM5PLNDBZN6L3U/
米財務省は2024年10月17日、ロシアがウクライナ侵略で使用する長距離の攻撃用無人機の生産に関与したとして、中国などに拠点を置く3企業と1個人に制裁を科した。
米国内の資産が凍結される。
ロシアに武器を直接供給する中国企業が制裁対象となるのは初めてとしている。
ミラー国務省報道官は声明で、ロシア企業の協力の下、中国で生産された無人機がウクライナで重要インフラの破壊や多数の負傷者を生み出していると指摘。
「ロシアに対する軍事的支援には引き続き代償を負わせる」
と警告した。
財務省によると、今回制裁対象となった企業は無人機のエンジン生産に加え、今年2024年初めから無人機の部品となる電子機器の輸出にも関わっていた。
米政権高官らは、中国最高指導部がロシアへの軍事産業支援を進めていると非難している。(共同)

北朝鮮部隊1万人派遣準備 ゼレンスキー氏、露との連携に懸念 NATO国防相会合閉幕へ
2024/10/18 7:56
https://www.sankei.com/article/20241018-AKLNYDTKORI65D3SZWD7XFDSI4/
ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)国防相会合は2024年10月18日、ロシアに侵略されたウクライナに対する軍事支援の強化と、ウクライナの将来的なNATO加盟を確認して閉幕する。
2024年10月17日のウクライナ関連会合に出席した同国のゼレンスキー大統領は記者会見で、ウクライナ領内に北朝鮮軍の要員が送り込まれていると指摘し、ウクライナ戦争でのロシアと北朝鮮の連携に強い懸念を示した。
ゼレンスキー氏はウクライナの情報機関が入手した情報として
「北朝鮮がウクライナ領内の露支配地域に戦術要員と将校を送り込んだ」
と述べた。
また、北朝鮮が総勢1万人規模の部隊をロシアとウクライナの露占領地域に派遣する準備を進めているとした。
記者会見に同席したNATOのルッテ事務総長は
「北朝鮮の兵士が(ウクライナでの)戦闘に関与している証拠はない」
と述べる一方で、北朝鮮がロシアにミサイルなどの兵器や機器の供与といった多様な支援を展開しており
「非常に懸念している」
と語った。
ルッテ氏はまた
「中国はロシアの対ウクライナ戦争の決定的な支援者と化した」
と批判。
2024年10月17日の会合に中谷元・防衛相ら日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相が出席したのを踏まえ、NATO加盟国とインド太平洋地域のパートナー諸国が対中国を含めた幅広い分野で連携を深めていくべきだと強調した。
ルッテ氏は4カ国を交えた会合は
「意義深かった」
とし、防衛産業の生産能力強化、偽情報工作を駆使したハイブリッド戦争への対応、サイバー攻撃対策で協力強化を図るとした。
ゼレンスキー氏は日本からの支援に関し
「日本は本当に力強い相棒だ」
「日本がいなければ生き残れなかった」
と謝意を表明した。

<主張>ウクライナへ派兵 北の脅威をもっと論じよ
社説
2024/10/18 5:00
https://www.sankei.com/article/20241018-7IRDVZ74WBLD7KQSOTUO4KCUJA/
ウクライナのゼレンスキー大統領が2024年10月16日、最高会議(国会)の演説で
「ロシアによる侵略に北朝鮮が参戦している」
と明言した。
2024年10月13日の声明でも
「(北朝鮮からロシアへ)もはや武器だけでなく人が派遣されている」
と指摘していた。
複数のウクライナメディアは、ロシア軍が北朝鮮人で作る3000人規模の部隊を編成し、国境地帯に配備したと報じた。
北朝鮮兵1万人がロシアに派遣されたとの報道もある。
北朝鮮は弾道ミサイルや数百万発の砲弾をロシアに輸出し、ウクライナの戦場で使用されている。
ロシアは否定するが、実際に北朝鮮が派兵までしたのであれば、侵略への加担どころか侵略者になったことになる。
事実なら明白な国連憲章違反であり許されない。
北朝鮮は直ちに将兵を自国に戻し、武器弾薬の輸出も停止すべきだ。
北朝鮮軍の派遣について、カービー米大統領補佐官は
「露軍は毎日1000人超が死傷するなど大きな困難に直面している」
「その中で出てきた」
との見方を示し、露朝の軍事協力に懸念を表明した。
懸念されるのはウクライナへの侵略激化だけではない。
2024年6月に露朝が結んだ
「包括的戦略パートナーシップ条約」
には
「一方が戦争状態になれば、遅滞なく軍事的、またはその他の援助を提供する」
とある。
朝鮮半島有事になれば、ロシア軍の参戦の可能性があるということだ。
北朝鮮は韓国との対決姿勢を強めているが、南北の衝突がロシアを含む日本有事へ拡大することもあり得る。
日本にとって他人事ではない。
青木一彦官房副長官は記者会見でウクライナを巡る露朝軍事協力進展について、ウクライナだけでなく日本周辺の安全保障環境に与える影響の観点から
「深刻に憂慮すべきものだ」
と語った。
だが、石破茂首相や与野党からは危機感の表明や露朝両国への批判はほとんどない。
一体どうしたことか。
どの党も候補者も、日本を守る、国民を守る―と連呼する衆院選の最中であるにもかかわらず、この鈍さは理解に苦しむ。
石破首相は外務、防衛両省に北の派兵の詳細をウクライナ政府に確認するよう指示すべきだ。
その上で関係各国に露朝両国への制裁を呼び掛け、日本自身も急ぎ発動すべきである。

ウクライナ軍前総司令官、早期終戦に否定的 欧米が武器供給せず「勝利の機会失った」
2024/10/17 21:49
https://www.sankei.com/article/20241017-NWWI25AG4NPKZMFMBAT4R2NSEQ/
ウクライナ軍前総司令官のザルジニー駐英大使が2024年10月17日、ロンドンで講演し
「ロシアとの長期戦から抜け出すのは、ほぼ不可能に思える」
と述べ、早期の戦闘終結に否定的な見解を示した。
欧米が2023年、ウクライナに必要な武器を供給しなかったため、勝利の機会を失ったとも指摘した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月17日の欧州連合(EU)首脳会議で、対ロシア戦の
「勝利計画」
について演説し、計画に今すぐ着手すれば、2025年中に戦闘終結が可能だと主張した。
ザルジニー氏は軍総司令官だった2023年11月に英誌エコノミストが報じたインタビューで、戦闘が
「膠着状態」
にあると発言。
ゼレンスキー氏が
「膠着ではない」
と否定し、両者間の亀裂が指摘された。
ゼレンスキー氏は2024年2月、ザルジニー氏を解任した。(共同)

米、ウクライナのF16要員養成で若手重視に転換 欧米式訓練に柔軟対応も訓練長期化か
2024/10/17 17:02
https://www.sankei.com/article/20241017-NOBKFZHIQJKIXEQNVC6NXHXDKM/
米紙ウォールストリート・ジャーナルは17日、ウクライナ空軍に供与された米国製F16戦闘機の操縦士養成に関し、米国が若手に重点を置く方針に転換したと伝えた。
訓練のためにウクライナを離れることが可能で必要な英語能力がある経験豊富な操縦士の不足が理由。
若手の場合、訓練に時間がかかり、F16による防空態勢の強化が遅れる可能性もある。
ウクライナでは2024年8月下旬にF16が墜落し、ベテラン操縦士が死亡した。
この操縦士は通常数年かかる訓練を6カ月で終えて前線に投入されたばかりだったことから、米国などは訓練の在り方を協議していた。
同紙によると、若手の方が欧米式の訓練に柔軟に対応できるとの意見もあるが、F16の訓練課程に進む前に英国とフランスの施設で1年間の基礎的な飛行訓練を終える必要がある。
方針転換前から、ウクライナ空軍が20機のF16と操縦士40人で構成する飛行隊を配備するには、早くとも来年2025年春までかかる見通しだったという。(共同)

米ウクライナ首脳、対露戦勝計画を協議 米は長射程攻撃で慎重維持、「北派兵」懸念共有か
2024/10/17 8:19
https://www.sankei.com/article/20241017-JYTHWXWJ5NIEVM42XJ6VJ2FSXU/
バイデン米大統領は2024年10月16日、ロシアの侵略が続くウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、4億2500万ドル(約636億円)の追加軍事支援を表明した。
ゼレンスキー氏は同日、最高会議(議会)演説で公表した対露戦勝計画を巡る最新状況を説明。
同氏が計画の柱とする米国製長射程兵器による露領内攻撃容認について、米側は慎重姿勢を維持したとみられる。
ウクライナ情勢を巡っては、ロシアに弾道ミサイルなどを供給する北朝鮮が部隊をロシアに派遣したと複数の欧米メディアが報道
ゼレンスキー氏は議会演説で北朝鮮が侵略に
「参戦している」
と表明しており、バイデン氏にも懸念を伝えた可能性がある。
米国家安全保障会議(NSC)のサベット報道官は
「ロシアの代わりに戦う北朝鮮兵士に関する報道に憂慮している」
「事実なら、両国の軍事関係の著しい増強を示すことになる」
と述べた。
また、ホワイトハウスは、バイデン氏が2024年10月17〜18日の日程でドイツを訪問、ショルツ首相らとウクライナや中東情勢などを協議すると発表。
2024年11月にはバイデン氏がウクライナ支援国によるオンラインの首脳級会合を主宰するとも明らかにした。
同月2024年11月の米大統領選に向け、現政権のウクライナ支援姿勢を継承する民主党候補ハリス副大統領と、対露交渉による早期停戦を唱える共和党候補トランプ前大統領との接戦が続いている。
一方でイランや北朝鮮、中国がロシアと軍事的連携を強めており、バイデン氏は支援国の首脳らとの協議を通じ、選挙結果にかかわらず、対露戦勝利に必要な支援をウクライナが確保できるよう、危機意識の共有を図るものとみられる。

NATO国防相会議が開幕へ 日韓など4カ国が初参加 ウクライナの「戦勝計画」など協議
2024/10/17 8:18
https://www.sankei.com/article/20241017-4WFOTPTSMRPXHBJIG7FUA4FQRM/
北大西洋条約機構(NATO)の国防相会合が2024年10月17日、ブリュッセルのNATO本部で2日間の日程で始まる。
2024年10月19日からイタリア南部のナポリで開かれる初の先進7カ国(G7)国防相会合と合わせ、ロシアに侵略されたウクライナへの軍事支援の推進を確認する。
2024年10月17日の会合にはウクライナのゼレンスキー大統領も出席する。
NATO会合には中谷元防衛相を含め日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相が初参加する。
NATOのルッテ事務総長は2024年10月16日の記者会見で、日本など4カ国の国防相との協議では防衛産業分野での協力に関して話し合うとしており、増産が急務となっているウクライナ向けの弾薬の供給拡大に向けた連携や、先端技術協力などが議題に上るとみられる。
ルッテ氏は4カ国との協力について
「次の段階として何をするかを描き出すことが重要だ」
と指摘。
日本との関係では
「日本はウクライナとの強い連帯を打ち出している」
「中国の軍備増強についても共通の懸念を抱いている」
と述べた。
ウクライナを巡る討議では、ゼレンスキー氏が2024年10月16日に初公表したロシアに対する
「戦勝計画」
への対応などが主要議題となる。
ルッテ氏は戦勝計画に関し
「ウクライナのNATOへの即時無条件の招待」
などが盛り込まれていることを念頭に
「計画を全面的に支持するとは言えない」
と語り、慎重姿勢を示した。

ウクライナの対ロシア「勝利計画」に慎重姿勢 NATO事務総長 国防相理事会で議題に
2024/10/17 7:37
https://www.sankei.com/article/20241017-FWBDEPL4BZIMJEDZUK32CECGOE/
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月16日、ウクライナのゼレンスキー大統領が公表した対ロシア戦争の
「勝利計画」
について
「私は計画全体を支持しているとは言えない」
と述べ、慎重な姿勢を示した。
ブリュッセルで記者会見した。
勝利計画は、ウクライナのNATO加盟交渉に同国を招待することも要求している。
ルッテ氏は
「深く掘り下げ、その背景を理解しなければならない項目が数多くある」
と指摘。
2024年10月17〜18日に開くNATO国防相理事会で
「間違いなく議題に上る」
と述べた。
加盟国が表明したウクライナ軍事支援が今年前半だけで209億ユーロ(約3兆4千億円)に上るとして、来年も400億ユーロ規模の支援を継続するという目標を達成できるとの見通しを示した。(共同)

防衛産業協力を協議へ NATO、日韓豪NZの国防相と 実務的な関係深める狙い
2024/10/17 7:14
https://www.sankei.com/article/20241017-6NXEMG2KVNIK5I75KRYMQRSMJ4/
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月16日、ブリュッセルで2024年10月17〜18日に開催する国防相理事会に招待した日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相と
「工業生産や技術革新の協力の在り方について協議する」
と明らかにした。
防衛産業分野の協力を進める。
理事会を前に記者会見した。
NATOは2022年から3年連続で4カ国の首脳を招待しているが、国防相理事会に4カ国の国防相を招くのは初めて。
ロシアのウクライナ侵攻を支援する中国に対する懸念を共有するだけでなく、実務的な協力関係を深める狙いがある。
欧州のNATO加盟国はウクライナに対する弾薬などの軍事支援に注力しているが、防衛企業による生産が追い付かず、供給能力不足の克服が課題となっている。(共同)

米、ロシア領長射程攻撃で慎重姿勢を維持 ウクライナ支援の継続を約束
2024/10/17 7:02
https://www.sankei.com/article/20241017-MQKMTR4H5VNN3LEQGWJOG5C544/
ジャンピエール米大統領報道官は2024年10月16日の記者会見で、ウクライナに米国製長射程兵器によるロシア領攻撃を認めるかどうかについて慎重な姿勢を維持した。
バイデン大統領はゼレンスキー大統領と電話会談し、4億2500万ドル(約636億円)の追加軍事支援を表明。
来年2025年1月の任期切れまで支援を続けると約束した。
米政府はバイデン氏が2024年10月17〜18日にドイツを訪れ、ショルツ首相とウクライナや中東の情勢を協議すると正式に発表した。
2024年10月11月にウクライナ防衛支援に関する首脳級会合をオンラインで主催するとも明らかにした。
ゼレンスキー氏は電話会談に先立ち、対ロシア戦争の
「勝利計画」
を初めて公表し、長射程兵器によるロシア領内への攻撃容認も強く求めた。
ジャンピエール氏は
「米国の方針は変わっていないし、今後も変わらない」
と述べた。
米国は使用容認が戦況を好転させるとの見方に否定的で、ロシアを過度に刺激しかねないと懸念している。(共同)

ゼレンスキー氏、対ロシア戦勝計画を初公表 実現なら「来年中にも終戦」と見通し
2024/10/16 23:28
小野田 雄一の写真
https://www.sankei.com/article/20241016-BQW7TIMJYBL67IRQERZPGMOSGE/
ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月16日、同国最高会議(議会)で演説し、ロシアに対する
「戦勝計画」
を公表した。
これまで計画の一部に言及していたが、全体像を明らかにしたのは初めて。
ゼレンスキー氏は、計画を実現して
「ウクライナが今、強くならなければ、ロシアは更に強大化し、外交(による停戦)を永久に放棄するだろう」
と指摘。
一方、計画が実現されれば2025年来年中にも戦争は終結するとの見通しを示した。
ゼレンスキー氏によると、戦勝計画ではウクライナの北大西洋条約機構(NATO)への即時かつ無条件の招待を求めた。
その他、
▽露西部クルスク州の占領地域の維持
▽再侵略を予防するための欧米諸国と協力した戦略的措置
▽経済力強化
▽欧米が供与した長距離ミサイルによるロシア国内への攻撃の解禁
などが盛り込まれている。
NATOへの招待とは、将来的な加盟の確約を事実上求めたものとみられる。
NATO諸国などとの連携を強化することでロシアに侵略継続を断念させ、停戦交渉の場にロシアを引き出したいウクライナの思惑を示した。
戦勝計画の策定は2024年8月下旬にゼレンスキー氏が発表。
これまでに米国や英国、フランス、ドイツ、イタリアに提示し、関与を求めてきた。
ゼレンスキー氏は今月2024年10月17〜18日にベルギー・ブリュッセルで開かれる欧州連合(EU)首脳会議でも計画を説明する。
ただ、ロシアは、停戦にはウクライナがNATO加盟を断念して
「中立化」
することや、ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東・南部4州の領有権を放棄することが不可欠だと主張。
戦勝計画が実現する前にウクライナを降伏に追い込む思惑だとみられる。
NATO諸国の間でもウクライナのNATO加盟には慎重論が根強く、戦勝計画の実現可能性は不透明だ。

独ショルツ首相、ロシアのプーチン大統領と協議も 戦争終結へ「あらゆること模索」
2024/10/16 23:20
https://www.sankei.com/article/20241016-7TV3NHHSMFL7XE7AZ4YB4NJNIA/
ドイツのショルツ首相は16日、連邦議会での演説で、ロシアとウクライナの戦争終結に向け、ロシアのプーチン大統領との話し合いに前向きな姿勢を示した。
一方で
「ウクライナの頭越しや同盟国の合意なしに決定が下されることは決してない」
とも強調した。
ショルツ氏は、ウクライナへの支持は明確だとした上で
「戦争がいつまでも続かないようにするために、あらゆることを模索しなければならない時が来た」
と述べた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月11日、ベルリンでショルツ氏に対ロシア戦争の
「勝利計画」
を説明。
欧米の支援を得て軍事的優位を固めてロシアを交渉の席に着かせ、ウクライナ主導で和平を受け入れさせることが狙いだとされる。(共同)

G7初の国防相会合、伊ナポリで19日開催 ウクライナなど紛争多く安全保障面で連携強化
2024/10/16 18:36
https://www.sankei.com/article/20241016-INA6WJQGFRNJHJMJYIWMUMXWOM/
日米欧の先進7カ国(G7)は19日、初の国防相会合をイタリア南部ナポリで開催する。
議長国イタリアによると、ロシアによるウクライナ侵略などの紛争が相次ぐ中、安全保障面での連携強化が目的。
ウクライナの防衛支援や緊張が高まる中東情勢が主要議題となる。
イタリア政府関係者は
「会合を通じて、防衛分野でのG7の結束を示す」
と強調。
ウクライナ支援で防衛産業の生産能力が不足した経験を踏まえ、産業基盤の強化もテーマになる。
ウクライナは砲弾など物量で優位に立つロシア軍に対して劣勢を強いられている。
ゼレンスキー大統領が2024年10月今月、英独仏伊の4カ国を訪問した際、各国はウクライナの防空や防衛産業などへの支援を表明。
今回の会合でも支援継続のメッセージを発信するとみられる。
中東情勢を巡っては、イスラエル軍がレバノン南部に地上侵攻し、駐留する国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の施設が攻撃を受けた。
G7として対応を議論する。(共同)

ロシア、北朝鮮人部隊を編成か 3000〜1万人規模 ウクライナ複数メディア報道
2024/10/16 8:26
https://www.sankei.com/article/20241016-GRWSIK5GKJKE3AFD2BYQYFH72I/
ロシアの侵略を受けるウクライナの複数メディアは15日、露軍が北朝鮮人で構成する部隊を編成し、ウクライナとの国境地帯に配備していると報じた。
ウクライナ軍の情報当局筋の話だとしている。
事実であれば、露軍の損耗拡大を背景とした動きの可能性がある。
部隊に配属された北朝鮮人18人が逃亡し、露軍が捜索しているとの情報があるとも報じている。
現地紙ウクラインスカヤ・プラウダによると、北朝鮮人で構成された部隊の名称は
「特別ブリヤート大隊」。
推定3000人規模だとした。
部隊名はロシアのアジア系少数民族、ブリヤート人に由来するとみられる。
ウクライナの英字紙キーウ・インディペンデントは15日、北朝鮮からロシアに
「兵士1万人」
が派遣されたと欧米側外交筋が話したと伝えた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は最近、北朝鮮がロシアに兵器を供給するだけでなく、実際の戦闘に人員を関与させていると指摘。
複数の欧米メディアも、北朝鮮がロシアに供給した短距離弾道ミサイルの運用に携わる人員を露軍に派遣している他、
「数千人」
の北朝鮮人が露国内で訓練を受けており、年内にも前線に配備される可能性があると伝えていた。
露朝は今年6月、事実上の軍事同盟となる
「包括的戦略パートナーシップ条約」
に署名するなど、安全保障協力を拡大している。

ウクライナ関係「強力に」 ジェトロ、首都キーウで事務所開所式
2024/10/11 10:57
https://www.sankei.com/article/20241011-DCN75SPATZNWDA4OEZSRY2RW3Y/
日本貿易振興機構(ジェトロ)は10日、ロシアの侵攻が続くウクライナの首都キーウに事務所を設け、中心部のホテルで開所式を実施した。
日本とウクライナの企業関係者ら約280人が出席。
柴田哲男所長は
「両国のより強力な結び付きの始まりとなる」
と挨拶した。
ウクライナ進出を検討中の日系企業10社も参加。
新しい有機肥料の開発に取り組むスタートアップ企業WAKU(岡山県高梁市)の代表取締役CEO姫野亮佑さんは、ウクライナの農業生産法人と実証実験を進めたい考え。
戦闘が続く中でも
「他の企業が入ってくる前に、できるだけ早く進出したい」
と意気込みを語った。
ウクライナの電力会社の男性社員は
「経済は全ての土台」
「発展するほど勝利に近づける」
と日本の支援に謝意を示した。(共同)

露軍、ウクライナ港湾インフラに3カ月で60回攻撃 副首相「食料危機を引き起こす」と非難
2024/10/11 10:50
https://www.sankei.com/article/20241011-VHYYJBTN6ZKYRC7IKTYSPVSSGM/
ウクライナのクレバ副首相は10日、ロシア軍が直近の3カ月で、ウクライナの港湾インフラを約60回攻撃したと明らかにした。
農業大国ウクライナは黒海を通じた穀物輸出を継続しており、クレバ氏は
「ウクライナの輸出能力を破壊するのが狙いだ」
「食料危機を引き起こす挑発だ」
と非難した。
一連の攻撃で約300の港湾施設、車両177台、船舶22隻が破壊されたという。
港湾作業員や船員ら79人が負傷した。
クレバ氏によると、ウクライナは現在40カ国以上に穀物を輸出している。
輸出先には中国、インドネシア、ベトナムといったアジア諸国のほか、エジプト、リビア、チュニジア、アルジェリア、トルコ、オランダ、スペインが含まれる。(共同)

ロシアでアフリカ女性ら200人が無人機製造か 虚偽広告で渡航 監視下で従事
2024/10/11 10:30
https://www.sankei.com/article/20241011-HOOZHSP2HJKR5ACPO74MYM3SNI/
AP通信は10日、無料航空券や接客業などの仕事を約束するソーシャルメディアの広告を見てロシアに渡航したアフリカ出身の女性ら約200人が、ウクライナ侵攻で多用される無人機の製造に従事させられていると、当事者の話を引用して報じた。
APによると、女性はウガンダやルワンダ、ケニアなどアフリカ諸国やスリランカの出身で年齢は18〜22歳。
ロシア中部タタルスタン共和国アラブガの経済特区にある工場で、イラン製の無人機
「シャヘド」
の組み立てに1日12時間従事させられているとした。
ロシア人や中央アジア諸国の学生も働いているという。
女性らは職場や寮で常に監視下に置かれ、約束された賃金も支払われていないと訴えている。
国際人権団体
「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」
によると、ロシアは侵攻継続のため、仕事の内容を十分に説明せず、アフリカやインドから労働者を募集している。(共同)

ゼレンスキー氏が英仏首脳と会談 トランプ氏当選を視野に「勝利計画」への支持取り付けへ
2024/10/11 8:58
https://www.sankei.com/article/20241011-DMYT6OAAQ5JKDDYURBLTJ5ES4Q/
ロシアに侵略されたウクライナのゼレンスキー大統領は10日、欧州歴訪を開始し、英国とフランスでスターマー英首相、マクロン仏大統領とそれぞれ会談した。
ゼレンスキー氏は歴訪を通じ、各国から軍事支援強化の確約と、戦争終結に向けてウクライナが策定した
「勝利計画」
への支持を取り付けたい考えだ。
英メディアなどによると、ゼレンスキー氏はスターマー氏との会談で、戦勝計画の説明に加え、英国がウクライナに供与した巡航ミサイル
「ストームシャドー」
などの長距離攻撃兵器について露領内に対する使用制限を撤廃するよう改めて要請した。
1日に就任した北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長も会談に同席した。
ルッテ氏が就任後、NATO加盟国を訪れるのは初めて。
ルッテ氏は会談後、記者団に
「ウクライナを支援することは、NATO加盟各国にとって死活的に重要だ」
と訴えた。
戦況については、ロシア軍がウクライナ東部で徐々に前進しており、情勢は
「厳しい」
との認識を示した。
ウクライナによるロシアへの越境攻撃は
「合法的行動だ」
と明言しつつ、長距離兵器の使用制限の緩和の判断は
「供与国次第だ」
と述べるにとどめた。
ゼレンスキー氏は英仏に続いてイタリアとドイツも訪問。
11日のショルツ独首相との会談ではドイツが主導する弾薬の増産などが議題となる見通しだ。
ゼレンスキー氏としては投開票まで1カ月を切った米大統領選でウクライナ支援に懐疑的な共和党のトランプ前大統領が当選した場合を想定し、米欧の主要国との間でウクライナ支援の継続と、ロシアに侵略の利得を与えない形での戦争の終結に向けた合意を固めておきたい思惑がある。
トランプ氏は先月27日にニューヨークでゼレンスキー氏と会談した際、
「戦争は終わらせるべきだ」
「私なら直ちに終結させられる」
と戦いの幕引きに前のめりな姿勢を鮮明にしていた。
これに危機感を強めたゼレンスキー氏が今回の歴訪で改めて支持固めに走ったとみられる。
ただ、バイデン米大統領も含め12日にドイツで予定された米英独仏首脳とゼレンスキー氏との会談は、バイデン氏が米南部を襲ったハリケーンの対応のため出席できないとして見送られ、ゼレンスキー氏としては目算が外れた恰好だ。

「領土放棄してNATO加盟」形式の停戦案報道、ゼレンスキー氏が否定
2024/10/11 8:34
https://www.sankei.com/article/20241011-NMFXYW6N3ZMV3KM6YGTNFODFHM/
ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は10日、被占領地域の実効支配をロシアに認めるのと引き換えにウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟して安全を確保するという形での停戦案が検討されているという一部メディアの報道について、
「停戦に関する如何なる議論も行われていない」
と否定した。
パリで同日行われたフランスのマクロン大統領との会談後の記者会見での発言としてウクライナメディアが伝えた。
欧州歴訪中のゼレンスキー氏は
「私が停戦を協議するために支援国を訪問していると一部メディアが報じているが、事実ではない」
とも述べた。
ゼレンスキー氏はマクロン氏との会談で、ロシアに対する
「戦勝計画」
を説明し、支援を改めて要請した。
ゼレンスキー氏は同日、訪仏に先立ち英国も訪問。スターマー英首相に戦勝計画を説明した他、NATO加盟を望むウクライナの立場を改めて伝達した。
英紙フィナンシャル・タイムズなど一部メディアは最近、ウクライナや欧米当局者の間で、ウクライナが被占領地域を事実上放棄するのと引き換えに、NATOがウクライナの安全を保証するという形での停戦案が浮上していると報じていた。
ただ、ウクライナは報道を否定。
ロシアも停戦にはウクライナの
「中立化」
が必要だとし、NATO加盟は容認できないとの立場を示している。
一方、ウクライナの有力軍事メディア「ディープステート」は10日、露軍がウクライナ東部ドネツク州の集落3カ所とルガンスク州の集落1カ所を新たに制圧したと伝えた。

ウクライナ最高会議、戦費調達の増税法案可決 財源確保が課題
2024/10/10 21:06
https://www.sankei.com/article/20241010-D2GLGNSM7BMVJEZ4ZWW4CVUHLA/
ウクライナ最高会議(議会)は10日、戦費調達のための増税法案を賛成多数で可決した。
発効にはゼレンスキー大統領の署名が必要となる。
ウクライナメディアなどが伝えた。
ロシアが2022年2月にウクライナに全面侵攻を始めて以降、ウクライナの国防予算は急増し、ゼレンスキー政権は財源の確保を迫られている。(共同)

露南部にドローン攻撃 ウクライナ、「燃料施設を破壊」と発表
2024/10/10 19:50
https://www.sankei.com/article/20241010-M54NUCMUPBOH7EWAKUTWJ3PT5A/
ロシア南部アディゲ共和国のクムピロフ首長は10日、同共和国の都市マイコープ郊外にドローン(無人機)攻撃があり、住民の避難を実施しているとSNSで発表した。
死傷者はないとした。
ウクライナ軍高官のコバレンコ氏は同日、マイコープ近郊の軍用飛行場の燃料貯蔵施設を破壊したとSNSで発表。
飛行場で爆発が起きた様子を撮影したとする動画も投稿した。
ウクライナ軍は最近、露軍の燃料貯蔵施設や弾薬庫への攻撃を激化。露軍の継戦能力を低下させるための作戦だとしている。

プーチン露大統領、「露朝戦略条約」法案を国会提出 北朝鮮と事実上の同盟締結へ
2024/10/15 8:23
https://www.sankei.com/article/20241015-HTQPRFXU7VNN3LOMIIC3BP4KUM/
ロシアのプーチン大統領は14日、北朝鮮と安全保障協力の拡大などを定める
「包括的戦略パートナーシップ条約」
を批准する法案を露下院に提出した。
条約は、どちらか一方の国が武力攻撃を受ける恐れが生じた場合に即座に協議を行うことや、実際に武力攻撃を受けた場合に相互が軍事支援を行うことなどを規定。
一方が他方に不利益を与える協定などを第三国と結ばないことも定めている。
ロシアは北朝鮮と事実上の軍事同盟を結ぶ形。
ウクライナ侵略で欧米諸国と決定的に対立したロシアは、核兵器開発や人権問題などを巡って同じく欧米と敵対する北朝鮮と関係を深め、欧米に対抗する思惑を改めて鮮明にした。
露朝の関係強化は、両国の軍事的威圧と対峙する日本にとっても脅威となる。
法案は今後、露下院と上院で可決された後、プーチン氏の署名により成立する見通し。
米国やウクライナによると、ロシアは北朝鮮から調達した弾道ミサイルや砲弾をウクライナの戦場で使用。
ロシアは見返りにロケットエンジン技術などを北朝鮮に提供していると観測されている。
露朝間の包括的戦略パートナーシップ条約は、6月に24年ぶりに訪朝したプーチン氏が、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記とともに署名していた。

http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/139.html#c8

[政治・選挙・NHK295] 小池都知事が衆院選終盤に乱入!木原誠二、萩生田光一氏ら自民候補続々応援のしたたかな狙い(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
33. 秘密のアッコちゃん[803] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月25日 13:58:35 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[368]
<■392行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
愛知1区で保守河村氏が先行 静岡1区は自民上川氏リード 三重2区は自民立民の競り合い
衆院選2024 終盤情勢 東海
2024/10/24 17:10
https://www.sankei.com/article/20241024-OHOAWE4LFFIPXPW2Y3RKQRUKWM/?outputType=theme_election2024
愛知
1区は政治団体「日本保守党」の河村が大きく先行し、立民吉田と自民熊田が追う。
2区は国民古川が盤石な態勢で自民中川らを引き離す。
3区も立民近藤が大きくリードし、自民水野らが追う展開。
4区は立民牧がリードする。
5区も立民西川が大きく先行。
6区は自民丹羽が独走状態に入っている。
7区は国民日野が自民鈴木に先行している。
8区は立民伴野が復興相の自民伊藤をリード。
9区は先行する立民岡本を自民長坂が追う。
10区は立民藤原がわずかに先行。
11区は国民丹野と自民八木が激しく競る。無党派層の支持獲得が鍵となりそうだ。
12区は立民重徳が自民青山を大きくリード。
13区も立民大西が抜けている。
14区は自民今枝、15区は自民根本がそれぞれ大きくリード。
16区は先行する立民松田を国民福田、公明犬飼が追う。

2024年秋・衆院選
日本保守党・百田尚樹代表勇説600キロ 「5議席以上」の予測もあるが「どうなるか分からない…残り時間を一生懸命やるだけ」
2024.10/24 11:41
https://www.zakzak.co.jp/article/20241024-4RG3LLPNRVNX7JM3N6ZOY2X3KA/
衆院選(2024年10月27日投開票)の各社情勢調査で、初の議席獲得の見通しが出ているのが、政治団体
「日本保守党」
だ。
国政政党の要件を満たす
「5議席以上」
との予測もある。
代表で作家の百田尚樹氏(68)は23日、大阪市内などを回って支持を訴えた。
2024年10月21日には選挙戦で初の首都圏入りするなど注目される百田氏の応援行脚約600キロに密着した。 

「今回、国政政党として近畿から最低でも1人、国会議員に送り込みたい」
百田氏は2024年10月23日午後、梅田駅近くの商業施設前で声を張り上げた。
最重点項目として経済政策を掲げ、
「経済が弱くなると国力が弱くなる」
「生活もダメになる」
「経済的な侵略さえ起こる」
「一丁目一番地は経済、そして安全保障で他国の侵略を受けないような強い国にすることだ」
と訴えた。
演説を聞いた大阪市内の公務員の女性(46)は
「減税や庶民目線、拉致問題など全てに共感している」
「やってくれそうだ」
「安倍晋三元首相が亡くなってから自民党は崩れている」
と話す。
同党の比例近畿ブロックでは国際政治学者で福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(67)が名簿順1位、百田氏は3位に名を連ねる。
百田氏は
「拉致問題は経済力、安全保障と同じぐらい重要な問題と位置付けている」
とし、島田氏を
「約700人の国会議員の中で最も拉致問題に詳しい、北朝鮮が最も恐れる男の1人だ」
と紹介した。
支援組織「救う会」副会長も務めた(出馬に伴い退任)島田氏は
「国会が拉致問題を中心とする北朝鮮問題でおかしな方向に行かないよう楔を打ち込んで主導してゆく」と話した。
■2024年10月21日は大宮、横浜へ
百田氏は2024年10月21日には選挙戦で初めて首都圏に乗り込んだ。
さいたま市のJR大宮駅西口では、比例北関東から出馬した伊藤純子元群馬県伊勢崎市議(55)らと街頭に立ち、
「オイルショックまで日本の好景気が続いた」
「毎年10%ぐらいの経済成長率だった」
「日本はこれぐらいの底力がある」
「これを抑えているのが今の自民党だ」
「日本の国益よりも中国の国益を重んじる政治家もたくさんいる」
と声を張り上げた。
続いて横浜市に入り、JR桜木町駅前で比例南関東の小坂英二元東京都荒川区議(51)の応援に立った。
小坂氏は
「党員以外にも興味を持ってくれる人もいる」
「『自民党も立憲民主党も言わない問題を提起しており、期待している』との声は街頭演説のたびに増えている」
と手応えを語る。

日本保守党が複数議席獲得の可能性 衆院愛知1区は河村氏リード、産経・FNN終盤調査
世論調査
2024/10/21 17:44
https://www.sankei.com/article/20241021-XUVAOZ7J35EQHPQ5LPZTHY476A/?outputType=theme_election2024
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した衆院選の終盤情勢調査で、愛知1区は政治団体
「日本保守党」
共同代表の元職、河村たかし前名古屋市長が立憲民主党の前職、吉田統彦氏、自民党の前職、熊田裕通氏らをリードしている。
日本保守党は比例代表でも複数が当選する可能性が出ている。
いずれも実現すれば、昨年2023年10月の設立以来、衆参通じて初の議席獲得となる。
河村氏は平成5年衆院選で初当選し、2021年からは名古屋市長を4期連続で務めた。
今回は同党の公認候補として衆院選へのくら替え出馬を決めた。
▽愛知1区(4人、敬称略)
山本耕一(47)☆元高校教諭 日本維新の会新人
河村たかし(75) 前名古屋市長 諸派元職
熊田裕通(60)☆元総務副大臣 自民党前職
吉田統彦(49)☆元消費者問題特別委員会理事 立憲民主党前職
(届け出順、☆は比例と重複)

衆院選終盤情勢、与党過半数割れも 立民は大幅増 日本保守党が政党要件満たす可能性
世論調査
2024/10/21 16:12
https://www.sankei.com/article/20241021-PQB5OO7ILVMXZKFLNCJZYCDVBA/?outputType=theme_election2024
産経新聞社は2024年10月21日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した衆院選情勢調査(2024年10月19、20両日実施)に取材を加味し、2024年10月27日の投開票に向けた終盤情勢をまとめた。
自民党は大きく議席を減らす見通しで、連立政権を組む公明党と合わせても過半数(233議席)を割り込む可能性がある。
一方、立憲民主党は公示前に比べ大幅に議席を積み増す勢いだ。
衆院選は、全国289小選挙区と11ブロックの比例代表の計465議席を争う。
自民は、公示前の256議席から60議席程度減少する可能性があり、与党全体でも公示前の288議席から70議席程度落ち込みそうだ。
一方、公示前に98議席だった立民は50議席程度を増やし、7議席だった国民民主党は15議席程度を積み増すと見込まれる。
10議席だった共産は数議席を増やす可能性がある。
日本維新の会は、公示前の43議席を維持するのは困難な情勢だ。
小規模の党派が躍進する傾向がみられ、れいわ新選組(公示前3)が数議席を増やすと予想される他、政治団体
「日本保守党」
が公職選挙法上の
「所属国会議員5人以上」
の政党要件を満たす可能性がある。

ユーチューブでも見られる衆院選の政見放送、再生回数トップは日本保守党 自民、立民は…
2024/10/21 12:34
https://www.sankei.com/article/20241021-4IZCAZ5YBNGOVDO7Y5EILYPY7Y/?outputType=theme_election2024
2024年10月27日投開票の衆院選・比例代表の政見放送について、ユーチューブ上で政治情報などを配信している個人アカウントが各党の放送を掲載したところ、日本保守党が再生回数約44万回でトップとなっている。
自民党は約9千回、立憲民主党は約3500回となっている。
このアカウントは、官房長官の定例記者会見などを掲載している「Ripbanwinkle」。
今回、各党の政見放送を収集し、2024年10月17〜19日に順次掲載したところ、2024年10月21日正午時点で日本保守党が再生回数約44万回でトップ。
参政党の約7万9千回、国民民主党の約1万回が続いている。
政見放送は近年、テレビやラジオだけでなくユーチューブ上でも見られるようになっている。
総務省によると、政見放送をインターネット上に掲載することについて公職選挙法上に特段の規定はなく、各党や団体、個人などが個別に掲載している状況という。
■各党の政見放送の再生回数(比例代表)
日本保守党(19日掲載)44万563回
参政党(18日掲載)7万8730回
国民民主党(17日掲載)1万256回
自民党(17日掲載)9182回
社民党(19日掲載)5769回
立憲民主党(17日掲載)3534回
れいわ新選組(19日掲載)2035回
日本維新の会(17日掲載)975回
共産党(19日掲載)569回
公明党(19日掲載)396回
(ユーチューブアカウント「Ripbanwinkle」での再生回数、21日正午時点)

【衆院選2024】日本保守党 政見放送(比例代表)
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%E6%94%BF%E8%A6%8B%E6%94%BE%E9%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9ARipbanwinkle&mid=44486B54B038705694E144486B54B038705694E1&ajaxhist=0

日本保守党 政見放送
2024/10/20
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44232914

日本保守党
https://hoshuto.jp/

自民党、過半数割れの可能性 立憲民主党、公示前より議席上積み 日本保守党、複数議席獲得へ 報道各社、衆院選序盤情勢調査
2024.10/17 11:31
https://www.zakzak.co.jp/article/20241017-WLKH5R2JLFMA3JBPQ2QASGGTBA/
第50回衆院選(27日投開票)について、報道各社の序盤情勢調査が出揃ってきた。
自民党は石破茂首相(総裁)の
「変節」
や、派閥裏金事件などが響き、定数465議席の過半数(233)に届かない可能性が出てきた。
単独過半数割れとなれば、2009年以来となる。
立憲民主党は公示前の98議席から議席を増やし、ベストセラー作家の百田尚樹氏が立ち上げた政治団体
「日本保守党」
は複数議席を獲得しそうだ。
共同通信によると、全289選挙区のうち、自民党(公示前256)がリードしているのは140程度で、接戦区が多い。
比例代表で前回選挙(20年)の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
公明党は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
自民党との連立与党では過半数を維持する見込み。
立憲民主党は公示前の98議席を超える公算が大きい。
日本維新の会は大阪の小選挙区は堅調だが、比例の支持の広がりに欠け、公示前の43議席に手が届かない可能性がある。
共産党は公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民党は小選挙区の1議席死守が課題。
参政党は支持浸透が見られない。

与党過半数巡り攻防 不記載響き自民低調、立民勢い 衆院選序盤情勢
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-AEBKGSGRPZMN7EBF43MGFUUFOI/?outputType=theme_election2024
27日投開票の第50回衆院選について共同通信社は15、16両日、全国の有権者15万6千人を対象に電話調査を実施し、取材を加味して公示直後の序盤情勢を探った。
自民党は派閥パーティー収入不記載事件が響き低調。
公明党も伸び悩む。
立憲民主党は議席増へ勢いを見せる。
定数465議席の過半数(233)を巡り、与野党の攻防が続いている。
小選挙区では投票先未定が3割近くおり、今後、情勢は変わる可能性がある。
全289選挙区のうち、自民(公示前勢力256)がリードしているのは140程度にとどまり、接戦区が多い。
比例代表で令和3年前回選の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
単独過半数を維持できるかどうか予断を許さない。
不記載事件に関係し、公認されなかった候補の大半は厳しい戦い。
重複立候補が認められなかった候補も半数近くが先行されている。
立民は公示前の98議席(比例含む)を超える公算が大きい。
無党派層でも支持が拡大しつつある。
前回選で39だった比例議席も増やしそうだ。
日本維新の会は地盤の大阪府の小選挙区で堅調。
だが全国的に比例の支持の広がりがいまひとつで、公示前の43議席に手が届かない可能性もある。
公明は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
維新と争う大阪府の4小選挙区で苦戦が目立つ。
埼玉14区に出馬した石井啓一代表も激戦。
比例も伸びを欠いており、小選挙区と合わせた公示前の32議席を堅持できるか微妙だ。
共産党は小選挙区1議席を維持しそうだ。
比例次第で、公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。
国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。
れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民は小選挙区の1議席死守へ全力を挙げる。
参政党は支持浸透が見られない。
政治団体
「日本保守党」
は複数議席を得る可能性がある。

日本保守党、初の全国的な国政選挙 有本香氏「選択肢増やす」
毎日新聞
2024/10/15 13:45(最終更新 10/15 13:45)
https://mainichi.jp/articles/20241015/k00/00m/010/079000c
政治団体
「日本保守党」
は15日午前11時頃、JR新橋駅(東京都港区)前で第一声を上げた。
2023年9月の発足以来、初の全国的な国政選挙となり、「SL広場」には数百人の聴衆が集まった。
作家の百田尚樹代表や有本香事務総長らが壇上に立ち、有本氏は
「中国資本がどんどん日本の土地を買収している問題に真面目に取り組む党派は国会にない」
「国民の選択肢を増やしましょう」
などと訴えた。

「日本は世界最高の国だ」 日本保守党・百田尚樹代表が第一声 つなぎ弁士で歴史の講義も
2024/10/15 12:44
https://www.sankei.com/article/20241015-6C7DQDZ355F2ZBYMGF632X7UUE/?outputType=theme_election2024
政治団体
「日本保守党」
の百田尚樹代表は15日午前、衆院選(27日投開票)の公示を受け、東京・JR新橋駅前で第一声をあげた。
「日本は、日本人はもっと幸福になるべきだ」
「日本は世界最高の国だ」
と声を張り上げ、約600人の聴衆が日の丸などを手に拍手を送った。
同党の有本香事務総長は
「北朝鮮による拉致問題や外国資本による不動産買収など真面目にやっている政党はない」
「新しい選択肢を増やしましょう」
と支持を訴えた。
百田氏は党のシンボルカラーである青のジャンパーを着込んで登場。
比例代表の届け出が開始から遅れるハプニングもあり、百田氏は受理の一報が入るまで、聖徳太子や元寇など日本史について語って
「つなぎ弁士」
を務める一幕もあった。
午前10時55分ごろに始まった衆院選の選挙演説で、百田氏は
「我々と一緒にもっともっと幸せになりましょう」
と気勢を上げた。
日本保守党は昨年10月の結党以降、今年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
小選挙区に4人(いずれも愛知)、比例代表に百田氏や有本氏ら26人を擁立した。

橋下氏 自民分裂→高市早苗氏と「日本保守党」合流が「日本にとって最善策」 立憲も割れて石破首相と野田代表で第2グループと
デイリースポーツ によるストーリー • 9 時間
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E6%B0%8F-%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%88%86%E8%A3%82-%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%8B%97%E6%B0%8F%E3%81%A8-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9A-%E5%90%88%E6%B5%81%E3%81%8C-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%9C%80%E5%96%84%E7%AD%96-%E7%AB%8B%E6%86%B2%E3%82%82%E5%89%B2%E3%82%8C%E3%81%A6%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%A8%E9%87%8E%E7%94%B0%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%A7%E7%AC%AC%EF%BC%92%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%A8/ar-AA1s5QuR?ocid=BingNewsVerp
橋下徹弁護士が11日付でX投稿。
政治団体
「日本保守党」
の公認で衆院選愛知1区に立候補するため名古屋市長を辞職する河村たかし氏が、自民・高市早苗氏との合流について語ったとする記事を取り上げ、
「これが日本の政治にとっての最善策」
と投稿した。
橋下氏は、中央政界を
「3つのグループに再編すればスッキリする」
とし
「自民党が割れて高市さんグループと日本保守党が合流」
とした。
更に別投稿で
「立憲も割れて野田さんグループと石破さんグループが合流」
「立憲のいわゆる左派は共産党と合流」
とグループ分けし、
「この3つのグループに整理されると有権者は選択しやすくなる」
「維新、国民なども割れて3つのグループに別れていけばいい」
と記した。

衆院選出馬の河村・名古屋市長の辞職、議会「職務放棄」と不同意 15日自動失職へ
2024/10/11 12:21
https://www.sankei.com/article/20241011-TP3CKYC2TJJLXLEB2UMB6DYFBE/?outputType=theme_election2024
名古屋市議会は11日の本会議で、衆院選出馬を表明した河村たかし市長(75)の辞職の申し出を自民、公明両党会派などの反対多数で不同意とした。
公示日の15日に立候補を届け出た時点で自動失職する。
本会議で、自民市議は
「多くの重要案件が積み残されている」
「任期が残ったまま、やりきったとする振る舞いは職務放棄だ」
と批判した。
地方自治法は、市町村長は退職の20日前までに議会に申し出るよう規定。
議会の同意があれば、それより前に退職できると定めている。
河村氏は散会後
「不同意は残念」
と述べた。
自身が代表を務める地域政党「減税日本」の一部議員も本会議で反対した。
河村氏は9日、市議会に辞表を提出。
市選管によると、市長選は11月中に投開票される見通しという。

河村たかし氏、衆院選「台風の目」可能性「75歳まで来ると有権者の心を信じるに尽きる」
2024/10/1 23:20
https://www.sankei.com/article/20241001-6WLNPES2ZBNRPGZWSGU44D6AI4/
選挙巧者で
「総理を狙う男」
を自称する名古屋市の河村たかし市長が1日、衆院選愛知1区への出馬を表明した。
出馬記者会見で勝算を問われた河村氏は
「75歳まで来ると、有権者の心を信じてやるに尽きる」
「皆さんのためにやってきた」
「必ず分かってくれる」。
国政復帰への意欲を示し続けてきたが、年齢のために今回がラストチャンスとの声も出ている。
河村氏の存在は、衆院選で
「台風の目」
となる可能性を秘める。
2023年4月の市議選では、減税日本の党勢低迷が指摘されながら、自らが前面に出た選挙戦を展開した結果、改選前より議席を増やした。
2023年10月から
「日本保守党」
の共同代表に就任。
名古屋市などの選挙区で候補を擁立すれば、保守層から一定の支持を得られる可能性がある。
地元市議は、自民党総裁選で石破茂新首相が、保守層に人気の高市早苗氏を破ったことで
「自民候補から保守票が逃げる可能性がある」
「自身の年齢も考えれば、最後のチャンスだったのだろう」
と推察する。

名古屋市の河村たかし市長、愛知1区から衆院選出馬へ「総理を狙う男、アゲインという感じ」
2024/10/1 9:27
https://www.sankei.com/article/20241001-3OISJHHS3RLWXM7WY6B2I3OMOA/
名古屋市の河村たかし市長は1日、27日投開票の衆院選に愛知1区から出馬する意向を明らかにした。
記者団の取材に答えた。
河村市長は4期目で市長を退く考えを示していたことを踏まえ、
「4年前、これで最後と言ったので公約を守る」
「総理を狙う男、アゲインという感じだ」
と述べた。

日本保守党が30人擁立、衆院選の秘策=@百田氏の比例3位と小選挙区で愛知注力のワケ 有本香氏は東京1位、島田洋一氏は近畿1位
2024.10/9 11:45
https://www.zakzak.co.jp/article/20241009-5HXGCNPV7VJBVEITHJ2WM3R3AA/
政治団体
「日本保守党」
は8日、次期衆院選で擁立を見込む30人の候補予定者を発表し、党代表で作家の百田尚樹氏(68)と、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)も比例代表で出馬すると明らかにした。
百田氏は衆院選を
「国政政党になれるチャンス」
と位置付け、
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦っていきたい」
と意気込みを見せた。
比例の東京ブロックでは、名簿1位に有本氏、2位に梅原克彦元仙台市長(70)ら4人を擁立する。
近畿ブロックでは福井県立大学の島田洋一名誉教授(66)が1位、百田氏は3位で出馬を予定する。
百田氏は
「誰が一番国会議員になるに相応しい人材であるかを一番優先して考えた」
と説明した。
小選挙区は、愛知で共同代表の河村たかし名古屋市長(75)ら4人を擁立する。
有本氏は
「局地戦で一発勝負なので、強みのある所に絞るのが戦略だ」
と語る。
公約について有本氏は
「国会の中にない選択肢、政策を掲げていく」
と強調、党の重点政策では消費税などの減税や再エネ賦課金の廃止、入管難民法の改正と運用の厳正化などを掲げている。
政治家の世襲については
「どこの政党と言わないが、スッと息子さんに継いでしまうのは国民の納得感がない」
「近い親族が出る場合、選挙区を変更するなど何らかの原則をもって、家業のように引き継ぐのをやめていくべきではないか」
と指摘した。
「政治とカネ」
問題では、政党交付金の引き下げを主張するなど、既存政党に有利な制度の見直しにも言及した。

百田尚樹代表、有本香事務総長ら比例26人 選挙区は4人 日本保守党が候補者名簿を発表
2024/10/8 16:05
https://www.sankei.com/article/20241008-5K2ZQKCTWNC5XGHR2OFQDWYNL4/
日本保守党は8日、衆院選(15日公示、27日投開票予定)に向け、選挙区4人と比例代表26人の候補予定者名簿を発表した。
選挙区の愛知1区には河村たかし・名古屋市長、比例代表には百田尚樹代表、有本香事務総長、国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏らを擁立する。
名簿は以下の通り。
【選挙区】
河村たかし(愛知1区)、大橋とおる(愛知3区)、麻生ちさ(愛知4区)、田中克和(愛知5区)
【比例代表】
北海道ブロック=小野寺まさる、堀田真作
北関東ブロック=伊藤純子、野寺直美、芦沢進、宮入良明
東京ブロック=有本香、梅原克彦、阿部力也、小柳岳志
南関東ブロック=小坂英二、大河内元喜、森健太郎、渡辺紀明、服部徹
東海ブロック=竹上ゆうこ、中川健一、織田敏之、中村憲一、青木崇佳
近畿ブロック=島田洋一、佐々木みのり、百田尚樹、豆谷和男、竹内唯裕、残る1人は通称調整中のため非公表

日本保守党が衆院選で会見 百田、有本両氏ら30人擁立 「『移民』政策見直しを」
2024/10/8 14:45
https://www.sankei.com/article/20241008-KS5HD7W5MVHK7NWTBBK5GRBWEI/
政治団体
「日本保守党」
は8日、衆院選(15日告示、27日投開票予定)について、東京都内で記者会見した。
愛知1区に出馬する共同代表の河村たかし名古屋市長ら4人を選挙区に、比例代表には国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏ら26人、計30人を擁立する方針を明らかにした。
2023年10月に結党して以降、2024年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
百田尚樹代表は比例近畿ブロック、有本香事務総長は比例東京ブロックにそれぞれ擁立する。
公約については、
「スパイ防止法の制定」
「消費税減税」
「共同親権制度の導入」
など結党時に発表した重点政策項目を踏襲。
表現などは練り上げるという。
有本氏は会見で、衆院選について
「願わくば国政政党になりたい」
「国政に行くぞというお披露目でもある」
と述べ、政党要件を満たす5人以上の当選に強い意欲を滲ませた。
その上で、再生可能エネルギー普及のため電気料金に上乗せされている
「再エネ賦課金」
の廃止などを例に挙げて
「国会の中にない政策を掲げていく」
と強調した。
百田氏は
「日本を守り、日本の良さをそのまま残したい」
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦いたい」
と語った。
特に重視する政策については、
「移民」
政策の見直しを挙げて
「『移民』が増えている」
「地域住民とトラブルを抱え、日本の本来守るべきルールを守らない一部の外国人もいる」
「町によっては治安が脅かされている」
「『移民』問題をもう1度考え直すべきではないか」
と述べた。

日本保守党、百田尚樹氏が比例代表の近畿ブロック 有本香氏が東京ブロックから出馬へ 次期衆院選
2024.10/8 13:54
https://www.zakzak.co.jp/article/20241008-PLSYAED6NJO5XDXPNETUCI6HIY/
政治団体
「日本保守党」
は8日、記者会見を開き、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で、党代表で作家の百田尚樹氏(68)が比例代表の近畿ブロックから、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)が東京ブロックから出馬すると明らかにした。
百田氏は
「日本を守りたい、日本の良さを残したいという思いだ」
「『日本を豊かに、強く』という理念に賛同した候補者とともに衆院選を戦っていきたい」
と意気込みを述べた。
北海道ブロックでは元北海道議の小野寺まさる氏(61)、東京ブロックでは元仙台市長の梅原克彦氏(70)、南関東ブロックでは荒川区議の小坂英二氏(51)、近畿ブロックでは福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(66)が名を連ねている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/766.html#c33

[政治・選挙・NHK295] これは腐敗墜落政党にトドメだろう 自民、スッパ抜かれた「偽装非公認」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
38. 秘密のアッコちゃん[804] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月26日 06:55:09 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[369]
<■455行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>衆院選あす投票 「日本の針路」を一票に 国民守り抜く政策見極めたい
社説
2024/10/26 5:00
https://www.sankei.com/article/20241026-DM2ZSKO7ZFPXHL3XCCZHRHPMAE/
衆院選は2024年10月27日、投開票日を迎える。
自民、公明両党の連立による石破茂政権の信を問う選挙である。
世界が激動の時代を迎え、混沌とする中、日本の独立と繁栄、国民の生命と暮らしをどの政党、候補者に託すかを、有権者はしっかり吟味して1票を投じてもらいたい。
公正な選挙の実施は民主主義の基本である。
だが、投票率は近年、低下傾向にある。
衆院選はこれまで4回続けて50%台で、令和3年の前回は55・93%と戦後3番目に低かった。
有権者の半数程度しか投票に行かない状態が続いているのは、民主主義の危機といっても言いだろう。
日本の針路を決める政権選択選挙に無関心であっていいはずがない。
低い投票率を危惧する
とりわけ気になるのは若者の投票率の低さだ。
選挙権年齢を
「20歳以上」
から
「18歳以上」
に引き下げる改正公職選挙法が平成28年に施行されてから3回目の衆院選である。
前回10代は43・23%で、20代は36・50%と更に低かった。
最も高かったのは、60代の71・38%だった。
全ての世代が投票に行き、日本の未来に責任を持つべきだが、特に将来を背負って立つ若い世代には投票を通じ積極的に政治に参画してほしい。
「1票の格差」
是正のため、小選挙区定数を
「10増10減」
するなど、25都道府県の140小選挙区で区割りが大きく変わった。
投票の際、候補者名を間違えないよう注意したい。
衆院選は
「政治とカネ」
の問題が争点となった。
政治資金の透明性確保やパーティー収入不記載事件の再発防止は、信頼を取り戻す上で重要だ。
事件の全容解明が道半ばであることも、自民は忘れてはならない。
その一方で残念なのは、日本の独立と繁栄の基盤となる安全保障の論議が深まらなかったことだ。
与野党は日本を如何に守り抜くかを、もっと国民に訴え掛けなければならなかった。
2024年8月には中国軍機が日本の領空を侵犯し、2024年9月には空母「遼寧」が一時日本の接続水域に入り、ロシア軍機が領空侵犯した。
北朝鮮も弾道ミサイルを複数発射している。
核武装している反日的な専制国家が日本の周辺で挑発行為を繰り返しているにもかかわらず、各党や候補者から安保情勢を巡る危機認識や、抑止力の向上と防衛力の抜本的強化の具体策について余り聞かれなかったのは理解に苦しむ。
石破首相は、募集難解決のため、2024年10月25日に自衛官の処遇改善に向けた関係閣僚会議の初会合を開いた。
それはよいとしても、地域や世界の平和を保つため、日本がどのような役割を果たすかも語るべきだった。
政権能力も判断材料だ
立憲民主党は政権を担うことを目指しているが、公約で
「急増した防衛予算を精査する」
と記し、集団的自衛権の限定行使は
「憲法違反」
との立場を崩していない。
これで国民を守ることができるのか。
日米同盟を揺るがしかねない。
国の根幹をなす憲法改正を巡っては、自衛隊明記や緊急事態条項の創設について十分な議論にならず物足りなかった。
南海トラフ巨大地震などの大規模災害はいつ起きるか分からない。
台湾有事の懸念も高まっている中で、緊急事態条項の創設が急務なのは論を俟(ま)たない。
日本維新の会も国民民主党も憲法改正に前向きだ。
与野党論議を主導すべき立場の石破首相には、改憲の必要性をもっと説いてもらいたかった。
投票の判断材料は他にもある。
北朝鮮による拉致問題の解決策、物価高に負けない持続的な賃上げによるデフレからの完全脱却の方策、少子化対策や人口減少社会のあるべき姿、原発を含むエネルギー政策など論点は尽きない。
臨時国会は予算委員会を開かず議論が不十分なまま閉会した。
衆院選は首相就任から8日後の解散、26日後の投開票という戦後最短の日程となった。
有権者は公約を改めて比較し、日本と国民を守り抜くことができる政党、候補者を選びたい。
衆院選の投票日には最高裁裁判官の国民審査も行われる。
辞めさせたい裁判官の欄に「×」印を書き、有効投票の過半数となった裁判官は罷免される。
「×」以外を記入すると無効となるため注意してほしい。

愛知1区で保守河村氏が先行 静岡1区は自民上川氏リード 三重2区は自民立民の競り合い
衆院選2024 終盤情勢 東海
2024/10/24 17:10
https://www.sankei.com/article/20241024-OHOAWE4LFFIPXPW2Y3RKQRUKWM/?outputType=theme_election2024
愛知
1区は政治団体「日本保守党」の河村が大きく先行し、立民吉田と自民熊田が追う。
2区は国民古川が盤石な態勢で自民中川らを引き離す。
3区も立民近藤が大きくリードし、自民水野らが追う展開。
4区は立民牧がリードする。
5区も立民西川が大きく先行。
6区は自民丹羽が独走状態に入っている。
7区は国民日野が自民鈴木に先行している。
8区は立民伴野が復興相の自民伊藤をリード。
9区は先行する立民岡本を自民長坂が追う。
10区は立民藤原がわずかに先行。
11区は国民丹野と自民八木が激しく競る。無党派層の支持獲得が鍵となりそうだ。
12区は立民重徳が自民青山を大きくリード。
13区も立民大西が抜けている。
14区は自民今枝、15区は自民根本がそれぞれ大きくリード。
16区は先行する立民松田を国民福田、公明犬飼が追う。

2024年秋・衆院選
日本保守党・百田尚樹代表勇説600キロ 「5議席以上」の予測もあるが「どうなるか分からない…残り時間を一生懸命やるだけ」
2024.10/24 11:41
https://www.zakzak.co.jp/article/20241024-4RG3LLPNRVNX7JM3N6ZOY2X3KA/
衆院選(2024年10月27日投開票)の各社情勢調査で、初の議席獲得の見通しが出ているのが、政治団体
「日本保守党」
だ。
国政政党の要件を満たす
「5議席以上」
との予測もある。
代表で作家の百田尚樹氏(68)は23日、大阪市内などを回って支持を訴えた。
2024年10月21日には選挙戦で初の首都圏入りするなど注目される百田氏の応援行脚約600キロに密着した。 

「今回、国政政党として近畿から最低でも1人、国会議員に送り込みたい」
百田氏は2024年10月23日午後、梅田駅近くの商業施設前で声を張り上げた。
最重点項目として経済政策を掲げ、
「経済が弱くなると国力が弱くなる」
「生活もダメになる」
「経済的な侵略さえ起こる」
「一丁目一番地は経済、そして安全保障で他国の侵略を受けないような強い国にすることだ」
と訴えた。
演説を聞いた大阪市内の公務員の女性(46)は
「減税や庶民目線、拉致問題など全てに共感している」
「やってくれそうだ」
「安倍晋三元首相が亡くなってから自民党は崩れている」
と話す。
同党の比例近畿ブロックでは国際政治学者で福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(67)が名簿順1位、百田氏は3位に名を連ねる。
百田氏は
「拉致問題は経済力、安全保障と同じぐらい重要な問題と位置付けている」
とし、島田氏を
「約700人の国会議員の中で最も拉致問題に詳しい、北朝鮮が最も恐れる男の1人だ」
と紹介した。
支援組織「救う会」副会長も務めた(出馬に伴い退任)島田氏は
「国会が拉致問題を中心とする北朝鮮問題でおかしな方向に行かないよう楔を打ち込んで主導してゆく」と話した。
■2024年10月21日は大宮、横浜へ
百田氏は2024年10月21日には選挙戦で初めて首都圏に乗り込んだ。
さいたま市のJR大宮駅西口では、比例北関東から出馬した伊藤純子元群馬県伊勢崎市議(55)らと街頭に立ち、
「オイルショックまで日本の好景気が続いた」
「毎年10%ぐらいの経済成長率だった」
「日本はこれぐらいの底力がある」
「これを抑えているのが今の自民党だ」
「日本の国益よりも中国の国益を重んじる政治家もたくさんいる」
と声を張り上げた。
続いて横浜市に入り、JR桜木町駅前で比例南関東の小坂英二元東京都荒川区議(51)の応援に立った。
小坂氏は
「党員以外にも興味を持ってくれる人もいる」
「『自民党も立憲民主党も言わない問題を提起しており、期待している』との声は街頭演説のたびに増えている」
と手応えを語る。

日本保守党が複数議席獲得の可能性 衆院愛知1区は河村氏リード、産経・FNN終盤調査
世論調査
2024/10/21 17:44
https://www.sankei.com/article/20241021-XUVAOZ7J35EQHPQ5LPZTHY476A/?outputType=theme_election2024
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した衆院選の終盤情勢調査で、愛知1区は政治団体
「日本保守党」
共同代表の元職、河村たかし前名古屋市長が立憲民主党の前職、吉田統彦氏、自民党の前職、熊田裕通氏らをリードしている。
日本保守党は比例代表でも複数が当選する可能性が出ている。
いずれも実現すれば、昨年2023年10月の設立以来、衆参通じて初の議席獲得となる。
河村氏は平成5年衆院選で初当選し、2021年からは名古屋市長を4期連続で務めた。
今回は同党の公認候補として衆院選へのくら替え出馬を決めた。
▽愛知1区(4人、敬称略)
山本耕一(47)☆元高校教諭 日本維新の会新人
河村たかし(75) 前名古屋市長 諸派元職
熊田裕通(60)☆元総務副大臣 自民党前職
吉田統彦(49)☆元消費者問題特別委員会理事 立憲民主党前職
(届け出順、☆は比例と重複)

衆院選終盤情勢、与党過半数割れも 立民は大幅増 日本保守党が政党要件満たす可能性
世論調査
2024/10/21 16:12
https://www.sankei.com/article/20241021-PQB5OO7ILVMXZKFLNCJZYCDVBA/?outputType=theme_election2024
産経新聞社は2024年10月21日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した衆院選情勢調査(2024年10月19、20両日実施)に取材を加味し、2024年10月27日の投開票に向けた終盤情勢をまとめた。
自民党は大きく議席を減らす見通しで、連立政権を組む公明党と合わせても過半数(233議席)を割り込む可能性がある。
一方、立憲民主党は公示前に比べ大幅に議席を積み増す勢いだ。
衆院選は、全国289小選挙区と11ブロックの比例代表の計465議席を争う。
自民は、公示前の256議席から60議席程度減少する可能性があり、与党全体でも公示前の288議席から70議席程度落ち込みそうだ。
一方、公示前に98議席だった立民は50議席程度を増やし、7議席だった国民民主党は15議席程度を積み増すと見込まれる。
10議席だった共産は数議席を増やす可能性がある。
日本維新の会は、公示前の43議席を維持するのは困難な情勢だ。
小規模の党派が躍進する傾向がみられ、れいわ新選組(公示前3)が数議席を増やすと予想される他、政治団体
「日本保守党」
が公職選挙法上の
「所属国会議員5人以上」
の政党要件を満たす可能性がある。

ユーチューブでも見られる衆院選の政見放送、再生回数トップは日本保守党 自民、立民は…
2024/10/21 12:34
https://www.sankei.com/article/20241021-4IZCAZ5YBNGOVDO7Y5EILYPY7Y/?outputType=theme_election2024
2024年10月27日投開票の衆院選・比例代表の政見放送について、ユーチューブ上で政治情報などを配信している個人アカウントが各党の放送を掲載したところ、日本保守党が再生回数約44万回でトップとなっている。
自民党は約9千回、立憲民主党は約3500回となっている。
このアカウントは、官房長官の定例記者会見などを掲載している「Ripbanwinkle」。
今回、各党の政見放送を収集し、2024年10月17〜19日に順次掲載したところ、2024年10月21日正午時点で日本保守党が再生回数約44万回でトップ。
参政党の約7万9千回、国民民主党の約1万回が続いている。
政見放送は近年、テレビやラジオだけでなくユーチューブ上でも見られるようになっている。
総務省によると、政見放送をインターネット上に掲載することについて公職選挙法上に特段の規定はなく、各党や団体、個人などが個別に掲載している状況という。
■各党の政見放送の再生回数(比例代表)
日本保守党(19日掲載)44万563回
参政党(18日掲載)7万8730回
国民民主党(17日掲載)1万256回
自民党(17日掲載)9182回
社民党(19日掲載)5769回
立憲民主党(17日掲載)3534回
れいわ新選組(19日掲載)2035回
日本維新の会(17日掲載)975回
共産党(19日掲載)569回
公明党(19日掲載)396回
(ユーチューブアカウント「Ripbanwinkle」での再生回数、21日正午時点)

【衆院選2024】日本保守党 政見放送(比例代表)
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%E6%94%BF%E8%A6%8B%E6%94%BE%E9%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9ARipbanwinkle&mid=44486B54B038705694E144486B54B038705694E1&ajaxhist=0

日本保守党 政見放送
2024/10/20
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44232914

日本保守党
https://hoshuto.jp/

自民党、過半数割れの可能性 立憲民主党、公示前より議席上積み 日本保守党、複数議席獲得へ 報道各社、衆院選序盤情勢調査
2024.10/17 11:31
https://www.zakzak.co.jp/article/20241017-WLKH5R2JLFMA3JBPQ2QASGGTBA/
第50回衆院選(27日投開票)について、報道各社の序盤情勢調査が出揃ってきた。
自民党は石破茂首相(総裁)の
「変節」
や、派閥裏金事件などが響き、定数465議席の過半数(233)に届かない可能性が出てきた。
単独過半数割れとなれば、2009年以来となる。
立憲民主党は公示前の98議席から議席を増やし、ベストセラー作家の百田尚樹氏が立ち上げた政治団体
「日本保守党」
は複数議席を獲得しそうだ。
共同通信によると、全289選挙区のうち、自民党(公示前256)がリードしているのは140程度で、接戦区が多い。
比例代表で前回選挙(20年)の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
公明党は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
自民党との連立与党では過半数を維持する見込み。
立憲民主党は公示前の98議席を超える公算が大きい。
日本維新の会は大阪の小選挙区は堅調だが、比例の支持の広がりに欠け、公示前の43議席に手が届かない可能性がある。
共産党は公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民党は小選挙区の1議席死守が課題。
参政党は支持浸透が見られない。

与党過半数巡り攻防 不記載響き自民低調、立民勢い 衆院選序盤情勢
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-AEBKGSGRPZMN7EBF43MGFUUFOI/?outputType=theme_election2024
27日投開票の第50回衆院選について共同通信社は15、16両日、全国の有権者15万6千人を対象に電話調査を実施し、取材を加味して公示直後の序盤情勢を探った。
自民党は派閥パーティー収入不記載事件が響き低調。
公明党も伸び悩む。
立憲民主党は議席増へ勢いを見せる。
定数465議席の過半数(233)を巡り、与野党の攻防が続いている。
小選挙区では投票先未定が3割近くおり、今後、情勢は変わる可能性がある。
全289選挙区のうち、自民(公示前勢力256)がリードしているのは140程度にとどまり、接戦区が多い。
比例代表で令和3年前回選の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
単独過半数を維持できるかどうか予断を許さない。
不記載事件に関係し、公認されなかった候補の大半は厳しい戦い。
重複立候補が認められなかった候補も半数近くが先行されている。
立民は公示前の98議席(比例含む)を超える公算が大きい。
無党派層でも支持が拡大しつつある。
前回選で39だった比例議席も増やしそうだ。
日本維新の会は地盤の大阪府の小選挙区で堅調。
だが全国的に比例の支持の広がりがいまひとつで、公示前の43議席に手が届かない可能性もある。
公明は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
維新と争う大阪府の4小選挙区で苦戦が目立つ。
埼玉14区に出馬した石井啓一代表も激戦。
比例も伸びを欠いており、小選挙区と合わせた公示前の32議席を堅持できるか微妙だ。
共産党は小選挙区1議席を維持しそうだ。
比例次第で、公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。
国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。
れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民は小選挙区の1議席死守へ全力を挙げる。
参政党は支持浸透が見られない。
政治団体
「日本保守党」
は複数議席を得る可能性がある。

日本保守党、初の全国的な国政選挙 有本香氏「選択肢増やす」
毎日新聞
2024/10/15 13:45(最終更新 10/15 13:45)
https://mainichi.jp/articles/20241015/k00/00m/010/079000c
政治団体
「日本保守党」
は15日午前11時頃、JR新橋駅(東京都港区)前で第一声を上げた。
2023年9月の発足以来、初の全国的な国政選挙となり、「SL広場」には数百人の聴衆が集まった。
作家の百田尚樹代表や有本香事務総長らが壇上に立ち、有本氏は
「中国資本がどんどん日本の土地を買収している問題に真面目に取り組む党派は国会にない」
「国民の選択肢を増やしましょう」
などと訴えた。

「日本は世界最高の国だ」 日本保守党・百田尚樹代表が第一声 つなぎ弁士で歴史の講義も
2024/10/15 12:44
https://www.sankei.com/article/20241015-6C7DQDZ355F2ZBYMGF632X7UUE/?outputType=theme_election2024
政治団体
「日本保守党」
の百田尚樹代表は15日午前、衆院選(27日投開票)の公示を受け、東京・JR新橋駅前で第一声をあげた。
「日本は、日本人はもっと幸福になるべきだ」
「日本は世界最高の国だ」
と声を張り上げ、約600人の聴衆が日の丸などを手に拍手を送った。
同党の有本香事務総長は
「北朝鮮による拉致問題や外国資本による不動産買収など真面目にやっている政党はない」
「新しい選択肢を増やしましょう」
と支持を訴えた。
百田氏は党のシンボルカラーである青のジャンパーを着込んで登場。
比例代表の届け出が開始から遅れるハプニングもあり、百田氏は受理の一報が入るまで、聖徳太子や元寇など日本史について語って
「つなぎ弁士」
を務める一幕もあった。
午前10時55分ごろに始まった衆院選の選挙演説で、百田氏は
「我々と一緒にもっともっと幸せになりましょう」
と気勢を上げた。
日本保守党は昨年10月の結党以降、今年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
小選挙区に4人(いずれも愛知)、比例代表に百田氏や有本氏ら26人を擁立した。

橋下氏 自民分裂→高市早苗氏と「日本保守党」合流が「日本にとって最善策」 立憲も割れて石破首相と野田代表で第2グループと
デイリースポーツ によるストーリー • 9 時間
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E6%B0%8F-%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%88%86%E8%A3%82-%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%8B%97%E6%B0%8F%E3%81%A8-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9A-%E5%90%88%E6%B5%81%E3%81%8C-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%9C%80%E5%96%84%E7%AD%96-%E7%AB%8B%E6%86%B2%E3%82%82%E5%89%B2%E3%82%8C%E3%81%A6%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%A8%E9%87%8E%E7%94%B0%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%A7%E7%AC%AC%EF%BC%92%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%A8/ar-AA1s5QuR?ocid=BingNewsVerp
橋下徹弁護士が11日付でX投稿。
政治団体
「日本保守党」
の公認で衆院選愛知1区に立候補するため名古屋市長を辞職する河村たかし氏が、自民・高市早苗氏との合流について語ったとする記事を取り上げ、
「これが日本の政治にとっての最善策」
と投稿した。
橋下氏は、中央政界を
「3つのグループに再編すればスッキリする」
とし
「自民党が割れて高市さんグループと日本保守党が合流」
とした。
更に別投稿で
「立憲も割れて野田さんグループと石破さんグループが合流」
「立憲のいわゆる左派は共産党と合流」
とグループ分けし、
「この3つのグループに整理されると有権者は選択しやすくなる」
「維新、国民なども割れて3つのグループに別れていけばいい」
と記した。

衆院選出馬の河村・名古屋市長の辞職、議会「職務放棄」と不同意 15日自動失職へ
2024/10/11 12:21
https://www.sankei.com/article/20241011-TP3CKYC2TJJLXLEB2UMB6DYFBE/?outputType=theme_election2024
名古屋市議会は11日の本会議で、衆院選出馬を表明した河村たかし市長(75)の辞職の申し出を自民、公明両党会派などの反対多数で不同意とした。
公示日の15日に立候補を届け出た時点で自動失職する。
本会議で、自民市議は
「多くの重要案件が積み残されている」
「任期が残ったまま、やりきったとする振る舞いは職務放棄だ」
と批判した。
地方自治法は、市町村長は退職の20日前までに議会に申し出るよう規定。
議会の同意があれば、それより前に退職できると定めている。
河村氏は散会後
「不同意は残念」
と述べた。
自身が代表を務める地域政党「減税日本」の一部議員も本会議で反対した。
河村氏は9日、市議会に辞表を提出。
市選管によると、市長選は11月中に投開票される見通しという。

河村たかし氏、衆院選「台風の目」可能性「75歳まで来ると有権者の心を信じるに尽きる」
2024/10/1 23:20
https://www.sankei.com/article/20241001-6WLNPES2ZBNRPGZWSGU44D6AI4/
選挙巧者で
「総理を狙う男」
を自称する名古屋市の河村たかし市長が1日、衆院選愛知1区への出馬を表明した。
出馬記者会見で勝算を問われた河村氏は
「75歳まで来ると、有権者の心を信じてやるに尽きる」
「皆さんのためにやってきた」
「必ず分かってくれる」。
国政復帰への意欲を示し続けてきたが、年齢のために今回がラストチャンスとの声も出ている。
河村氏の存在は、衆院選で
「台風の目」
となる可能性を秘める。
2023年4月の市議選では、減税日本の党勢低迷が指摘されながら、自らが前面に出た選挙戦を展開した結果、改選前より議席を増やした。
2023年10月から
「日本保守党」
の共同代表に就任。
名古屋市などの選挙区で候補を擁立すれば、保守層から一定の支持を得られる可能性がある。
地元市議は、自民党総裁選で石破茂新首相が、保守層に人気の高市早苗氏を破ったことで
「自民候補から保守票が逃げる可能性がある」
「自身の年齢も考えれば、最後のチャンスだったのだろう」
と推察する。

名古屋市の河村たかし市長、愛知1区から衆院選出馬へ「総理を狙う男、アゲインという感じ」
2024/10/1 9:27
https://www.sankei.com/article/20241001-3OISJHHS3RLWXM7WY6B2I3OMOA/
名古屋市の河村たかし市長は1日、27日投開票の衆院選に愛知1区から出馬する意向を明らかにした。
記者団の取材に答えた。
河村市長は4期目で市長を退く考えを示していたことを踏まえ、
「4年前、これで最後と言ったので公約を守る」
「総理を狙う男、アゲインという感じだ」
と述べた。

日本保守党が30人擁立、衆院選の秘策=@百田氏の比例3位と小選挙区で愛知注力のワケ 有本香氏は東京1位、島田洋一氏は近畿1位
2024.10/9 11:45
https://www.zakzak.co.jp/article/20241009-5HXGCNPV7VJBVEITHJ2WM3R3AA/
政治団体
「日本保守党」
は8日、次期衆院選で擁立を見込む30人の候補予定者を発表し、党代表で作家の百田尚樹氏(68)と、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)も比例代表で出馬すると明らかにした。
百田氏は衆院選を
「国政政党になれるチャンス」
と位置付け、
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦っていきたい」
と意気込みを見せた。
比例の東京ブロックでは、名簿1位に有本氏、2位に梅原克彦元仙台市長(70)ら4人を擁立する。
近畿ブロックでは福井県立大学の島田洋一名誉教授(66)が1位、百田氏は3位で出馬を予定する。
百田氏は
「誰が一番国会議員になるに相応しい人材であるかを一番優先して考えた」
と説明した。
小選挙区は、愛知で共同代表の河村たかし名古屋市長(75)ら4人を擁立する。
有本氏は
「局地戦で一発勝負なので、強みのある所に絞るのが戦略だ」
と語る。
公約について有本氏は
「国会の中にない選択肢、政策を掲げていく」
と強調、党の重点政策では消費税などの減税や再エネ賦課金の廃止、入管難民法の改正と運用の厳正化などを掲げている。
政治家の世襲については
「どこの政党と言わないが、スッと息子さんに継いでしまうのは国民の納得感がない」
「近い親族が出る場合、選挙区を変更するなど何らかの原則をもって、家業のように引き継ぐのをやめていくべきではないか」
と指摘した。
「政治とカネ」
問題では、政党交付金の引き下げを主張するなど、既存政党に有利な制度の見直しにも言及した。

百田尚樹代表、有本香事務総長ら比例26人 選挙区は4人 日本保守党が候補者名簿を発表
2024/10/8 16:05
https://www.sankei.com/article/20241008-5K2ZQKCTWNC5XGHR2OFQDWYNL4/
日本保守党は8日、衆院選(15日公示、27日投開票予定)に向け、選挙区4人と比例代表26人の候補予定者名簿を発表した。
選挙区の愛知1区には河村たかし・名古屋市長、比例代表には百田尚樹代表、有本香事務総長、国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏らを擁立する。
名簿は以下の通り。
【選挙区】
河村たかし(愛知1区)、大橋とおる(愛知3区)、麻生ちさ(愛知4区)、田中克和(愛知5区)
【比例代表】
北海道ブロック=小野寺まさる、堀田真作
北関東ブロック=伊藤純子、野寺直美、芦沢進、宮入良明
東京ブロック=有本香、梅原克彦、阿部力也、小柳岳志
南関東ブロック=小坂英二、大河内元喜、森健太郎、渡辺紀明、服部徹
東海ブロック=竹上ゆうこ、中川健一、織田敏之、中村憲一、青木崇佳
近畿ブロック=島田洋一、佐々木みのり、百田尚樹、豆谷和男、竹内唯裕、残る1人は通称調整中のため非公表

日本保守党が衆院選で会見 百田、有本両氏ら30人擁立 「『移民』政策見直しを」
2024/10/8 14:45
https://www.sankei.com/article/20241008-KS5HD7W5MVHK7NWTBBK5GRBWEI/
政治団体
「日本保守党」
は8日、衆院選(15日告示、27日投開票予定)について、東京都内で記者会見した。
愛知1区に出馬する共同代表の河村たかし名古屋市長ら4人を選挙区に、比例代表には国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏ら26人、計30人を擁立する方針を明らかにした。
2023年10月に結党して以降、2024年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
百田尚樹代表は比例近畿ブロック、有本香事務総長は比例東京ブロックにそれぞれ擁立する。
公約については、
「スパイ防止法の制定」
「消費税減税」
「共同親権制度の導入」
など結党時に発表した重点政策項目を踏襲。
表現などは練り上げるという。
有本氏は会見で、衆院選について
「願わくば国政政党になりたい」
「国政に行くぞというお披露目でもある」
と述べ、政党要件を満たす5人以上の当選に強い意欲を滲ませた。
その上で、再生可能エネルギー普及のため電気料金に上乗せされている
「再エネ賦課金」
の廃止などを例に挙げて
「国会の中にない政策を掲げていく」
と強調した。
百田氏は
「日本を守り、日本の良さをそのまま残したい」
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦いたい」
と語った。
特に重視する政策については、
「移民」
政策の見直しを挙げて
「『移民』が増えている」
「地域住民とトラブルを抱え、日本の本来守るべきルールを守らない一部の外国人もいる」
「町によっては治安が脅かされている」
「『移民』問題をもう1度考え直すべきではないか」
と述べた。

日本保守党、百田尚樹氏が比例代表の近畿ブロック 有本香氏が東京ブロックから出馬へ 次期衆院選
2024.10/8 13:54
https://www.zakzak.co.jp/article/20241008-PLSYAED6NJO5XDXPNETUCI6HIY/
政治団体
「日本保守党」
は8日、記者会見を開き、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で、党代表で作家の百田尚樹氏(68)が比例代表の近畿ブロックから、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)が東京ブロックから出馬すると明らかにした。
百田氏は
「日本を守りたい、日本の良さを残したいという思いだ」
「『日本を豊かに、強く』という理念に賛同した候補者とともに衆院選を戦っていきたい」
と意気込みを述べた。
北海道ブロックでは元北海道議の小野寺まさる氏(61)、東京ブロックでは元仙台市長の梅原克彦氏(70)、南関東ブロックでは荒川区議の小坂英二氏(51)、近畿ブロックでは福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(66)が名を連ねている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/769.html#c38

[国際35] 習近平主席、BRICS首脳会議で重要演説/ 新華社 仁王像
2. 秘密のアッコちゃん[805] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月26日 07:22:52 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[370]
<■1164行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
北朝鮮、ロシア派兵否定せず 外務省次官が「確認する必要を感じない」と見解
2024/10/25 22:20
https://www.sankei.com/article/20241025-BREZ3DSU25MUNC2SEYTWIB3NE4/
北朝鮮の朝鮮中央通信は2024年10月25日夜、外務省のキム・ジョンギュ・ロシア担当次官が、ロシアのウクライナ侵攻を支援するための派兵に関し
「確認する必要を感じない」
との見解を示したと伝えた。
派兵があったとすれば
「国際法規に則した行動だろう」
とも述べた。
派兵を否定しなかった。
キム氏は同通信の質問に答える形で、各国のメディアが派兵について報じていることに注意していると説明。
所管は国防省であり、外務省は直接的に関与していないとした。
更に、派兵が違法行為であるように伝えたい勢力が
「間違いなく存在するだろう」
とも主張した。(共同)

「プーチン氏が停戦模索」とトルコ大統領 首脳会談でウクライナ産穀物輸出など話し合い
2024/10/25 21:56
https://www.sankei.com/article/20241025-ZXMGISQYT5JI7BQAQPCW6Y3TZY/
トルコのエルドアン大統領は、ロシアのプーチン大統領と2024年10月23日に行った会談を巡り、同氏が
「恒久停戦実現を模索していると感じた」
と述べた。
トルコメディアが2024年10月25日伝えた。
ウクライナ情勢を協議し、黒海を通じたウクライナ産穀物輸出や機雷撤去、捕虜交換などについて話し合ったという。
ロシア中部カザンで開かれたBRICS首脳会議後の機中で記者団に語った。
トルコは北大西洋条約機構(NATO)加盟国だが、ロシアと友好関係を続け、BRICS加盟を希望しているとされる。
エルドアン氏はBRICSとの協力を強化し
「双方に利益をもたらす」
と訴えた。
中国の習近平国家主席のトルコ訪問にも期待を示した。
黒海経由の穀物輸出について、ロシア、ウクライナ双方は2022年、トルコと国連の仲介により輸出再開で合意したが、ロシアは2023年に離脱した。
エルドアン氏は度々プーチン氏に合意復帰を働き掛けている。(共同)

親露派「ハクティビスト」が日本を標的に攻撃呼びかけ 衆院選投開票日にも注意
2024/10/25 18:57
https://www.sankei.com/article/20241025-4JVJMMXADNIMLPVWE3X4NV5VYI/?outputType=theme_election2024
ウクライナ支援国に対するサイバー攻撃を行う親ロシア派の
「ハクティビスト」
が、日本への攻撃も活発化させている。
衆院選公示日2024年10月15日に、自民党公式ホームページ(HP)が閲覧できなくなり、グループが攻撃したとの声明を出した。
ハクティビスト同士が連携して攻撃を繰り返す傾向もあり、27日の衆院選投開票日の攻撃も懸念されている。
■自民党にDDoS攻撃、犯行声明
自民党のHPが狙われたのは公示日の2024年10月15日午後4時半頃だった。
大量のデータ送信でシステム障害を引き起こす
「DDoS(ディードス)攻撃」
が仕掛けられたとみられ、衆院選の特設サイトにも繋がるトップページが表示されない状態に陥った。
復旧までには、約5時間を要したという。
その後、ハクティビストグループ
「NoName(ノーネーム)057(16)」
が交流サイト(SNS)上で犯行声明を出した。
ハクティビストは、オンライン上でコンピューターに攻撃を加えるハッカーと、活動家を意味する「アクティビスト」を掛け合わせた造語。
ロシアによるウクライナ侵略が始まって以降、親ロシア派のハクティビストがウクライナや支持国へのサイバー攻撃を活発化させている。
■日商、日弁連、造船企業や銀行も標的
トレンドマイクロの調査によると、このNoName057(16)は近年、活発な活動がみられる。
DDoS攻撃を中心にし、攻撃を仕掛けることができるソフトなどのツールを支援者にも配布し、支持者に攻撃を協力させている。
日本への攻撃は2024年9月18日以降、断続的に行っているとみられる。
これまでに自らの攻撃だと報告しているのは、自民の他、日本商工会議所や日本弁護士連合会、北海道に関連する造船企業や青森の銀行などがある。
■日米合同軍事演習への抗議も
トレンドマイクロによると、今月2024年10月下旬に自衛隊と米軍がロシア国境付近の北海道などで実施予定の合同軍事演習についての抗議のために日本を標的にしているという。
また、別のハクティビストグループも日本への攻撃を表明。
ただこのグループは、攻撃表明した企業が実際は被害を受けていないケースも確認されるなど、声明の信憑性は高くない。
トレンドマイクロは、衆院選の投開票日も狙われる可能性もあるとして、注意を呼び掛けている。

情報セキュリティー会社、トレンドマイクロの岡本勝之氏の話
ハクティビストは自分たちの主張を広めることが目的だ。
実際に攻撃しているか信用できない部分もあり、投稿を拡散しない方がよい。
万が一、標的とされた場合でも被害を低減させるための対策が必要だ。
サービスを提供していない国のIPアドレスからのアクセスを制限したり、サーバーを分散して攻撃を緩和したりするなど、事前に対策を講じておくことが重要となる。

北朝鮮によるロシアへの派兵「信じるに足る情報を確認」 岩屋毅外相
2024/10/25 12:00
https://www.sankei.com/article/20241025-TRJGENQ3B5K47LJUNGALBMOOBY/
岩屋毅外相は2024年10月25日の記者会見で、北朝鮮の兵士がロシアに派遣されているとの情報について
「米国、韓国とも協力して関連情報の収集、分析を進めた結果、北朝鮮が兵士をロシア東部に派遣し、軍事訓練に関与していると信じるに足る情報が確認された」
と述べた。
その上で岩屋氏は
「最近の露朝軍事協力の進展の動きはウクライナ情勢の更なる悪化を招くのみならず、我が国を取り巻く地域の安全保障に与える影響の観点からも深刻に憂慮すべきものだ」
と指摘し、引き続き関連情報の収集、分析を進める考えを示した。

中谷防衛相「北朝鮮がロシア東部へ派兵」 政府分析、ウクライナ侵略に加担懸念
2024/10/25 11:35
https://www.sankei.com/article/20241025-RMP7GMNFYVIALNRJOGHLOMOAMQ/
中谷元防衛相は2024年10月25日の記者会見で、ウクライナ侵略を続けるロシアへの北朝鮮による派兵に関し、米国などと協力して情報の収集、分析を進めた結果、
「北朝鮮の兵士がロシア東部へ派遣され、訓練を行っているものと考えている」
との認識を示した。
その上で
「ウクライナ侵略に加担する可能性を含め、深刻な懸念を持って注視している」
と述べた。
中谷氏は、ロシアと北朝鮮による軍事協力の進展が、ウクライナ情勢の更なる悪化を招くだけでなく、日本周辺の安全保障環境にも影響を与えると指摘し、
「深刻に憂慮すべきだ」
と強調した。

林官房長官、ロシアへの北朝鮮の派兵「深刻な懸念、憂慮すべきもの」
2024/10/25 11:33
https://www.sankei.com/article/20241025-BUSKMSTUGFKEFBP2TAFDU7P6NU/
林芳正官房長官は2024年10月25日の記者会見で、ウクライナ侵略を続けるロシアへの北朝鮮による派兵について
「ウクライナ侵略に加担する可能性も含め、深刻な懸念を持って注視している」
と述べた。
「最近の露朝軍事協力の進展の動きはウクライナ情勢の更なる悪化を招くのみならず、我が国を取り巻く地域の安全保障に与える影響の観点からも深刻に憂慮すべきものだ」
とも語った。

「北朝鮮軍が戦闘地域入り」ロシア西部クルスク州 ウクライナ発表 極東で訓練終え
2024/10/25 11:28
https://www.sankei.com/article/20241025-4GV5AE2ZCFP65IRBTRTC2EEQ4U/
ロシアによるウクライナ侵略への北朝鮮軍の参戦を巡り、ウクライナ国防省情報総局は2024年10月24日、露極東での軍事訓練を終えた北朝鮮軍部隊の第1陣が戦闘地域に派遣されたことが確認されたと発表した。
場所はウクライナ軍が越境攻撃で一部を占領下に置いている露西部クルスク州で、2024年10月23日に確認されたとした。
情報総局は、ロシアに入国した北朝鮮軍の規模が
「約1万2000人」
だと推計されていると指摘。
その中には3人の将官と500人の士官も含まれているとした。
また、ロシアが北朝鮮軍兵士に弾薬や寝具、冬着、靴、トイレットペーパー、石鹸など衛生用品を配給しているとも報告した。
ロシアへの北朝鮮軍の入国はこれまでにウクライナや米国、韓国が確認。
一方、ロシアは虚偽だと主張している。

プーチン露大統領「われわれの問題」 北朝鮮軍の露入国を否定せず BRICSの拡大も
2024/10/25 9:50
https://www.sankei.com/article/20241025-ROYHNQYRU5M65A6R3YGBAHRV7Y/
ロシアのプーチン大統領は2024年10月24日、中国やロシアなど主要新興国でつくる「BRICS」の首脳会議が同日、露中部カザンで閉幕したことに合わせ、記者会見を開いた。
北朝鮮軍がロシアに入国し、ロシア側でウクライナ侵略に参戦する可能性があるとする情報の真偽に関する質問に対し、
「私たち(露朝)が何をどうするかは私たちの問題だ」
と述べ、明確に否定しなかった。
「北朝鮮軍の露入国が衛星写真で確認されている」
「紛争の激化ではないか」
とする米メディアの質問に答えた。
プーチン氏は、ロシアが対ウクライナ軍事作戦を始める以前から、北大西洋条約機構(NATO)諸国がウクライナを
「武装化」
してきたと指摘。
現在の戦場でもNATOの軍人がウクライナに供与した兵器の運用に携わるなど
「(紛争に)直接参加している」
とし、
「紛争を激化させてきたのは欧米側だ」
と主張した。
その上で、露朝が事実上の軍事同盟条約となる
「包括的戦略パートナーシップ条約」
を結んだことに言及。
条約に基づき露朝は連絡を取り合い、行動していくとした。
会見でプーチン氏は、BRICSの拡大を視野に
「パートナー国」
資格の新設を支持したことにも言及。
パートナー国候補のリストは合意済みだとし、今後、各国に招待状を送り、同意を得た上で公表するとした。
ロシア側はパートナー国候補を
「13カ国」
だと説明。
一部メディアは、
トルコ▽インドネシア▽アルジェリア▽ベラルーシ▽キューバ▽ボリビア▽マレーシア▽ウズベキスタン▽カザフスタン▽タイ▽ベトナム▽ナイジェリア▽ウガンダ
だと報じている。

訓練終えた北朝鮮部隊がロシア西部クルスク州に到着 プーチン氏、派兵否定せず
2024/10/25 6:44
https://www.sankei.com/article/20241025-FNEQQCKYSZPHLNIM736AMAB5IY/
ウクライナ国防省情報総局は2024年10月24日、ロシア東部で訓練を終えた北朝鮮軍部隊が、ウクライナが越境攻撃しているロシア西部クルスク州に到着したと発表した。
人数は不明。
プーチン大統領はロシア中部カザンでの記者会見で、北朝鮮の派兵について問われ、否定しなかった。
プーチン氏は会見で、衛星画像などを根拠に韓国や米国が北朝鮮兵士がロシアに派遣されたと主張していることに関して
「画像というのは重要なものだ」
「何かを反映している」
と述べた。
ロ朝両首脳は2024年6月、有事の軍事援助を定めた包括的戦略パートナーシップ条約に署名。
プーチン氏は、条約に基づき
「北朝鮮指導部が真剣に対応していることを疑ったことがない」
と強調した。
武力侵攻を受け戦争状態になった場合の軍事援助を明記した条約第4条に言及し
「この条文の枠内で何をどのようにするかは我々の問題だ」
と指摘した。

北朝鮮部隊がロシア西部クルクス州に到着、ウクライナ国防省が発表 人数は不明
2024/10/25 1:24
https://www.sankei.com/article/20241025-5WIUQXNGC5IWJDG7TI2KD5BYBA/
ウクライナ国防省情報総局は2024年10月24日、北朝鮮の軍部隊が同日までにロシア西部クルスク州に到着したと発表した。
人数は不明。
一方、米政府は2024年10月23日、2024年10月上旬〜中旬にロシアに渡航した北朝鮮兵少なくとも3000人が、ロシア東部の複数の軍事施設で訓練を受けていると発表した。
ウクライナ軍筋によると、西部に向かった約2000人はクルスク州か、同じくウクライナ国境に接するロストフ州に向かっている可能性がある。
ロシア国内で訓練を終えた北朝鮮軍の具体的な動きが判明したのは初めて。
先遣隊は士官ら約10人で構成。
クルスク州では、北朝鮮兵を受け入れる拠点の確保や通信網の整備の他、周辺の安全確認などを行っているとみられる。
2000人の到着は確認されていない。(共同)

北朝鮮派兵に懐疑的 ロシア同盟国のベラルーシ大統領「プーチン氏の性格知っている」
2024/10/24 21:25
https://www.sankei.com/article/20241024-FBDJDU75E5IMFLFCYVGGUAOB2U/
英BBC放送は2024年10月24日までに、ロシアの同盟国ベラルーシのルカシェンコ大統領のインタビューを伝えた。
北朝鮮の兵士がウクライナ侵攻を続けるロシアに派遣されたとの情報について
「プーチン大統領の性格を知っているが、彼は如何なる国の軍隊にも特別軍事作戦に引きこむような説得を決してしない」
と述べ、懐疑的な見方を示した。
2024年10月23日に滞在先のロシア中部カザンで答えた。
一方で北朝鮮兵が実際にロシアに派遣されていれば
「それはエスカレーションへの一歩だ」
と指摘した。
ルカシェンコ氏はベラルーシに対しては、プーチン氏だけでなくショイグ前国防相もベロウソフ国防相も、侵攻支援のためにベラルーシ軍を派遣するように要請したことはないと語った。(共同)

ウクライナ、露派兵の北朝鮮兵に動画で投降呼びかけ 「意味なく死んではいけない」
2024/10/24 21:17
https://www.sankei.com/article/20241024-TC2LFFARWBJJ3BJLOXXI5CLEYU/
ウクライナ当局は2024年10月23日、ロシアのウクライナ侵攻を支援するために派兵されたとされる北朝鮮兵士に向け、早くも朝鮮語で投降を呼びかける動画を公開した。
「外国の地で意味もなく死んではいけない」
と強調。
ベッドや食事を盛り付ける様子が写り、投降すれば
「安全な場所で食事と医療が提供される」
と訴えている。
動画を公開したのはウクライナ当局がロシア兵の投降推進を目的に運営する
「私は生きたい」
プロジェクト。
投降希望者を対象に24時間態勢の電話相談窓口を設置し、捕虜の人道的扱いを定めたジュネーブ条約に基づく対応を約束してきた。
北朝鮮兵にも対象を拡大し、準備を進める。
ウクライナ軍筋によると、ロシア東部の演習場で訓練を終了した北朝鮮兵約2000人が、ウクライナ国境に近いロシア西部に向けて列車などで移動。
米政府も少なくとも3000人の北朝鮮兵が、ロシアで訓練を受けていると発表している。(共同)

北朝鮮兵2000人がロシア西部へ 先遣隊準備とウクライナ軍 東部で訓練、米国が確認
2024/10/24 19:56
https://www.sankei.com/article/20241024-DLZLPODWYBPHBH5OETPSGBXILA/
ロシア東部の演習場で訓練を終了した北朝鮮兵約2000人が、ウクライナ国境に近いロシア西部に向けて列車などで移動していることが2024年10月24日、分かった。
ウクライナ軍筋が共同通信に明らかにした。
ウクライナが越境攻撃を行っているロシア西部クルスク州には2024年10月初め頃、北朝鮮軍の士官らが先遣隊として入り、受け入れ準備を進めていることも判明した。
ロシア国内で訓練を終えた北朝鮮軍の具体的な動きが判明したのは初めて。
約2000人はクルスク州かロシア南部ロストフ州に向かっている可能性がある。
米政府は2024年10月23日、2024年10月上旬〜中旬にロシアに渡航した北朝鮮兵少なくとも3000人が、ロシア東部の複数の軍事施設で訓練を受けていると発表した。
ウクライナ軍筋によると、先遣隊は士官ら約10人で構成されている。
クルスク州では、北朝鮮兵を受け入れる拠点の確保や通信網の整備の他、周辺の安全確認などを行っているとみられる。(共同)

米、北朝鮮の約3000人派兵確認 ロシア東部基地で訓練後参戦へ 「インド太平洋情勢に影響」懸念
2024/10/24 8:18
https://www.sankei.com/article/20241024-JBJ67JKKNVK7VIM3YZ3YIDKNFE/
バイデン米政権は2024年10月23日、北朝鮮がロシアのウクライナ侵略を支援するためロシアに約3000人の部隊を派兵したとの調査結果を明らかにした。
部隊は露東部の基地で訓練を受けているとし、兵力の消耗が激しい露軍の補充として戦線に投入されるとみている。
インド太平洋地域の安全保障に影響が生じる可能性もあるとみて、同盟諸国と監視を強化する構えだ。
ウクライナの最大支援国の米国は北大西洋条約機構(NATO)加盟国や韓国などと、北朝鮮参戦の実態把握を続ける。
韓国情報機関の国家情報院も2024年10月23日、朝鮮人民軍3000人規模が派兵されたと明らかにした。
カービー米大統領補佐官は2024年10月23日の記者会見で、北朝鮮の部隊約3000人が2024年10月中旬に北朝鮮の元山から露極東ウラジオストクに船で輸送され、戦闘訓練を受けていると指摘。
訓練が終了すれば露西部に移動しウクライナ軍との戦闘に参戦する可能性があると述べた。
カービー氏はまた、北朝鮮の派兵は2022年2月にロシアが開始したウクライナ侵略の
「劇的な変化だ」
と指摘。
同盟諸国と対応を協議し、今後更なる情報開示を行うと共に、制裁を含む対抗措置を明らかにすると述べた。
カービー氏は更に、北朝鮮の参戦は、戦場における露軍の激しい兵力損失と、それに伴う北朝鮮との軍事協力の進展を明示していると指摘。
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が実際に流血の伴う兵力提供に応じたことで、ロシアから軍事上の見返りを得る可能性があるとし、ウクライナ情勢に加え
「インド太平洋地域に安全保障上の影響が生じる」
との懸念を示した。

ロシアの北朝鮮兵に投降呼びかけ ウクライナ、朝鮮語で動画
2024/10/24 7:04
https://www.sankei.com/article/20241024-2RKSKSE6OBJPLK4S22GXV57GME/
ウクライナ当局は2024年10月23日、ロシアのウクライナ侵攻を支援するために派兵されたとされる北朝鮮兵士に向け、朝鮮語で投降を呼びかける動画を公開した。
「外国の地で意味も無く死んではいけない」
と強調。
ベッドや食事を盛り付ける様子が映り、投降すれば
「安全な場所で食事と医療が提供される」
と訴えている。
動画を公開したのはウクライナ当局がロシア兵の投降推進を目的に運営する
「私は生きたい」
プロジェクト。
投降希望者を対象に24時間態勢の電話相談窓口を設置し、捕虜の人道的扱いを定めたジュネーブ条約に基づく対応を約束してきた。
北朝鮮の派兵を巡っては、ウクライナや韓国、米国がロシアへの移動を確認。
カービー米大統領補佐官は2024年10月23日の記者会見で、今月2024年10月上〜中旬にロシアに渡航した北朝鮮兵少なくとも3000人がロシアの複数の軍事施設で訓練を受けているとの分析を表明した。
訓練後、戦地に向かう可能性がある。(共同)

北朝鮮のロシア派兵、米国も確認 国防長官「証拠ある」 実態把握急ぐ
2024/10/23 21:48
https://www.sankei.com/article/20241023-SW4E4LOS7BLCHMGFGDQZRTOFDY/
オースティン米国防長官は2024年10月23日、北朝鮮がロシアによるウクライナへの侵略を支援するためロシアへ地上部隊を派兵した
「証拠がある」
と述べた。
バイデン政権は同盟諸国と共に、北朝鮮軍の派兵の事実関係を調査しており、米政府として北朝鮮の参戦を認めたのは初めて。
ロイター通信によると、オースティン氏は訪問先のイタリア・ローマで記者団に対し
「北朝鮮の部隊がロシアにいる証拠がある」
と述べ、派兵の具体的な目的や行動について情報を精査する必要性を強調した。
米政府は、ウクライナや北大西洋条約機構(NATO)加盟国、韓国の情報機関などと協議し、北朝鮮の派兵の実態の把握を急いでいる。
カービー大統領補佐官は2024年10月21日、
「事実であれば極めて憂慮すべき事態」
として、近日中に調査内容を明らかにする計画があると述べた。

ロシア入りした北朝鮮兵力3千人に 韓国情報機関分析「戦線投入時は多数の死傷者」
2024/10/23 19:34
https://www.sankei.com/article/20241023-AXQFOWRIZJKLPDR5HR3IAF3RQA/
2024年10月18日、ウクライナ文化情報省傘下の機関が公開した北朝鮮兵とされる映像の一場面。ロシア極東の軍事施設で装備品を受け取る様子としている(共同)
https://www.sankei.com/article/20241023-AXQFOWRIZJKLPDR5HR3IAF3RQA/photo/N24OXH6ZGFK67EXHVMP752D4SY/
韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は2024年10月23日、ウクライナへの侵略戦争に参戦するため、ロシア入りした北朝鮮の朝鮮人民軍の兵力が計3000人余りになったとの情報を明らかにした。
趙太庸(チョ・テヨン)国情院長から報告を受けた与野党議員が記者団に発表した。
国情院は、2024年12月頃には北朝鮮からの派兵総数が1万余りに達するとの見通しを示した。
国情院は2024年10月18日、特殊部隊の将兵ら約1500人が2024年10月8〜13日に露海軍の艦艇で露極東地域に移ったと発表していた。
新たに約1500人のロシア入りが確認された。
将兵らはロシア内の複数の施設に分かれて適応訓練を受けており、現段階ではまだ戦線に投入されていないと国情院はみている。
北朝鮮の兵士らは士気が高く、体力に長じているが、無人機攻撃など現代戦に対する理解が不足し、戦線投入時には死傷者が多数出るとの露側教官の見方も報告した。
北朝鮮国内では今回の派兵に関して厳しい情報統制を敷いているが、噂も広がり始めているという。
派兵部隊に選抜された兵士らの家族を通じて情報が拡散しないよう、家族らを隔離する動きもあるという。
露朝は2024年6月に有事の際の軍事援助を盛り込んだ
「包括的戦略パートナーシップ条約」
に両国首脳が署名した後、派兵を巡る具体的協議に入ったと国情院は分析している。

北朝鮮兵のロシア支援、訓練情報把握 ゼレンスキー氏
2024/10/23 8:26
https://www.sankei.com/article/20241023-KWLERGCYQRJBDI5UNK5YFAYDTA/
2024年10月18日、ウクライナ文化情報省傘下の機関が公開した北朝鮮兵とされる映像の一場面。
ロシア極東の軍事施設で装備品を受け取る様子としている(共同)
https://www.sankei.com/article/20241023-KWLERGCYQRJBDI5UNK5YFAYDTA/photo/JBT5PMCH6NNBLJOECUZ7E65XRM/
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月22日の声明で、北朝鮮によるロシア支援の派兵を巡り、大規模な訓練が既に始まっているとの情報をウクライナ側が持っていると明らかにした。
声明で、各国が北朝鮮を非難していることに謝意を示し
「言葉だけではない具体的な対応」
も求めた。
「北朝鮮が欧州の戦争に介入できるのであれば、北朝鮮に対する圧力は不十分だ」
と訴えた。(共同)

北の露派兵 同盟諸国と事実関係を協議 露軍犠牲1日1200人超との概算も 米補佐官
2024/10/22 11:48
https://www.sankei.com/article/20241022-ACC7VAVO2JPRJFDUXHSMWE3RK4/
カービー米大統領補佐官は2024年10月21日の記者会見で、北朝鮮がウクライナへの侵略を続けるロシアに地上部隊を派兵したとされる問題で、事実関係を調査するため同盟諸国と協議していると明らかにした。
近日中にも調査内容を公表する計画があるとも述べた。
北朝鮮のロシア派兵は欧米メディアが相次ぎ報道し、ウクライナのゼレンスキー大統領が議会演説で北朝鮮が侵略に
「参戦している」
と明言。
韓国の情報機関、国家情報院も、特殊部隊がロシアに派兵されたとの情報を明らかにした。
カービー補佐官は協議中の国名に触れなかったが、ウクライナや北大西洋条約機構(NATO)加盟国に加え、北朝鮮の軍動向を監視する韓国とも情報を精査している可能性がある。
派兵規模は最終的に数千人から1万人超に上るとの見方がある。
カービー氏は
「侵略への参戦を目的とした北朝鮮のロシア派兵が事実であれば、危険かつ極めて憂慮すべき事態だ」
とし、同盟諸国と実態把握に務めていると述べた。
カービー氏はまた、ウクライナでの露軍の死傷者数が
「1日当たり1200人超」
に上るとの概算を示し、
「歴史的な数だ」
と指摘。
ロシアが国際社会で孤立し、戦場での犠牲も増加していることが、北朝鮮やイランなどとの軍事協力を急速に強める背景との見解を示した。
ロシアに対しイランは大量の無人機を、北朝鮮は弾道ミサイルや砲弾をそれぞれ供与している。

北朝鮮派兵に懸念相次ぐ 安保理、ロシア「恐怖をあおるデマだ」と否定
2024/10/22 8:31
https://www.sankei.com/article/20241022-ZLLQUCW3JFPFVMMRS5RTZUHTQQ/
国連安全保障理事会は21日、ロシアによるウクライナ侵攻を協議する緊急会合を開いた。
韓国やウクライナは北朝鮮がロシアへの派兵を始めたと指摘し、米国や日本などは派兵情報への懸念を表明。
ロシアは
「恐怖を煽るデマだ」
と否定した。
韓国の黄浚局国連大使は、ロシアに派兵した北朝鮮は
「積極的な交戦国」
だと非難。
ウクライナのキスリツァ国連大使は
「ロシア東部で約1万1千人の北朝鮮兵が訓練を受けている」
とし、2024年11月1日までに実戦投入される見通しだと主張した。
ロシアのネベンジャ国連大使は、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟は絶対に受け入れられないと強調。
劣勢のウクライナが
「ロシアとNATOの直接対決を引き起こそうとしている」
と訴えた。(共同)

NATOと韓国が北朝鮮の露派兵で連携へ 韓国は露大使呼び抗議
2024/10/21 20:10
https://www.sankei.com/article/20241021-6E2WNCGOJJMODOCRUOB5WJ4CNU/
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月21日、電話で会談し、ウクライナを侵略するロシアに北朝鮮が部隊を派兵したとされる問題を巡り意見交換した。
ルッテ氏は、派兵は国際法と国連安全保障理事会決議に反するとして、深刻な懸念を表明した。
韓国大統領府が発表した。
尹氏は、北朝鮮が派兵した特殊部隊約1500人がロシアで適応訓練を受けているといった詳細情報を説明。
露朝の軍事協力は
「国際秩序を根本的に揺るがし、朝鮮半島や世界の平和をも脅かしており、決して座視しない」
と強調した。
両氏は詳細な情報を共有するため、韓国がNATOに代表団を派遣するなど連携を強化することで合意した。
韓国政府は2024年10月18日に情報機関を通じて派兵について発表したが、直後にルッテ氏は
「証拠は確認できない」
と述べていた。
尹氏の説明を受け、派兵に関して確信を強めたとみられる。
一方、韓国外務省は2024年10月21日、ロシアのジノビエフ駐韓大使を呼び、北朝鮮の派兵を厳しく非難し、朝鮮人民軍の即時撤退と軍事協力の中止を強く求めた。
露大使館によると、ジノビエフ氏は
「露朝間の協力は国際法の枠内で行われ、韓国の安保の利益に反するものではない」
と反論した。
韓国政府が露朝への対応策を検討する中、これまで控えてきたウクライナへの殺傷兵器の提供に踏み切るのか注目されている。

北朝鮮兵映像「本物と確認した」 ウクライナ、ロシア軍人が撮影と説明
2024/10/21 18:05
https://www.sankei.com/article/20241021-FXFX3RKAZZMOHHYATLPFKHN2KM/
北朝鮮兵の姿がロシア軍施設で確認されたとの映像を公開したウクライナ文化情報省傘下機関トップのイゴル・ソロベイ氏は2024年12月20日、映像について
「現場にいたロシア軍兵士が撮影した」
「信頼できる情報源から入手した」
と述べた。
北朝鮮がウクライナ侵攻に
「参戦」
した証拠になるとの見方を示し
「公開情報オシントを活用して本物と確認した」
と主張した。
共同通信のオンラインインタビューに答えた。
ソロベイ氏は文化情報省の戦略コミュニケーション・情報セキュリティーセンターの所長。
ゼレンスキー政権や韓国の情報機関、国家情報院は北朝鮮がロシアへの派兵を始めたと分析している。
ただ、オースティン米国防長官は2024年10月19日の記者会見で
「現時点で確認できていない」
「調査を続ける」
「事実なら深刻だ」
と述べるにとどめた。
同センターは2024年10月18日、ロシア極東の軍事施設で北朝鮮兵士が装備品を受け取る様子だとする映像を公開した。(共同)

ロシア国境付近で北朝鮮兵士18人集団脱走 派遣兵か 韓国紙報道
毎日新聞
2024/10/16 13:28(最終更新 10/16 18:20)
https://mainichi.jp/articles/20241016/k00/00m/030/058000c
韓国紙の朝鮮日報は2024年10月16日、ウクライナ軍高官の話として、ロシア西部ブリャンスク、クルスク両州のウクライナとの国境付近で、北朝鮮軍兵士18人が集団脱走したと報じた。
ウクライナ軍は、脱走したのは北朝鮮が対露軍事協力の一環で派遣した兵士らで、まだ拘束されていないとみているという。
露朝両国は2024年6月の首脳会談で、有事の際の軍事援助を規定した包括的戦略パートナーシップ条約を締結。
軍事協力を進展させる可能性が指摘されていた。
韓国の金龍顕(キムヨンヒョン)国防相は2024年10月8日、
「(北朝鮮が対露協力のため)正規軍をウクライナに派遣する可能性が高い」
との見方を示した。
北朝鮮の派兵を巡っては、露政府は否定しているが、ウクライナ側からの情報発信が相次いでいる。
米紙ワシントン・ポストは2024年10月11日、ウクライナ軍関係者の証言として
「数千人規模の北朝鮮の歩兵部隊が露国内で訓練を受けている」
と伝えた。
2024年年末までに前線に配置される可能性があるという。
また、ウクライナメディアは2024年10月上旬、東部ドネツク州の露側占領地域で、北朝鮮軍の将校6人がウクライナのミサイル攻撃で死亡したと報じた。
米CNNは、北朝鮮がロシアに兵器を供給していることから、これらの兵器に関する工学的な支援や情報交換のために兵士が派遣されたとの情報を伝えている。【ソウル日下部元美】

北朝鮮のロシア派兵に「明確な証拠」ゼレンスキー大統領 米は「調査を継続」
2024/10/21 7:08
https://www.sankei.com/article/20241021-HLVLS35425OXTKCTRMZPIFCSR4/
ウクライナのゼレンスキー大統領は20日の声明で、北朝鮮がロシアに兵士を派遣している「明確な証拠」があるとして、北朝鮮がウクライナ侵攻に「参戦」していると改めて主張した。衛星情報やロシアからの映像が証拠だとしており、各国に対抗措置を取るよう訴えた。
ゼレンスキー政権や韓国の情報機関、国家情報院は北朝鮮が派兵を始めたと分析している。ただ米国のオースティン国防長官は19日の記者会見で「現時点で確認できていない。調査を継続する。事実だとすれば深刻だ」と述べるにとどめた。
ゼレンスキー氏は声明で「北朝鮮が現代の戦争の特徴を学び始めれば、脅威が大きく増すだろう」と指摘。「世界が沈黙を続け、われわれが北朝鮮兵士と前線で対峙することになれば、世界の誰の得にもならないし、戦争が長期化するだけだ」と主張した。
ウクライナ文化情報省の戦略コミュニケーション・情報セキュリティーセンターは18日、ロシア極東の軍事関連施設で北朝鮮の兵士らが装備品を受け取る様子だとする映像を公開した。20日には、ロシア軍が軍服や靴などのサイズを質問する朝鮮語の調査票を用意していたと明らかにした。(共同)

ウクライナ、東部の集落奪還と発表 北朝鮮軍は越境攻撃下の露西部クルスク州に投入か
2024/10/19 8:54
https://www.sankei.com/article/20241019-FS6BVMUHLNIQLAVF2Z4KHHBB3E/
ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ国防省情報総局は2024年10月18日、同国軍が東部ハリコフ州の集落クルグリャコフカを露軍から奪還したと発表した。
ウクライナメディアが伝えた。
クルグリャコフカは露軍が制圧を狙う同州の都市クピャンスク方面に位置している。
東部では戦力に勝る露軍が徐々に前進しているが、ウクライナも反撃を試みているもようだ。
一方、ロシア側での参戦を決めた北朝鮮が軍の人員をロシアに派遣したとされる問題で、ウクライナメディアは2024年10月18日、同国軍情報当局筋の話として、北朝鮮軍がハバロフスクやウラジオストクなど露極東の4都市で実戦投入に向けた訓練を受けていると報じた。
米軍事メディア「ウォーゾーン」によると、ウクライナ国防省情報総局のブダノフ局長は、ロシアに派遣された北朝鮮軍の規模を
「1万1000人」
だと指摘。
ブダノフ氏はまた、北朝鮮軍が2024年11月1日までに訓練を完了し、うち2600人がウクライナ軍の越境攻撃を受ける露西部クルスク州に投入される見通しだと明らかにした。

プーチン氏、G20首脳会議の欠席表明 ICC逮捕状巡る「混乱回避」理由に
2024/10/19 8:44
https://www.sankei.com/article/20241019-4D6CGK3STRK2BNVZD7LVNPUVUQ/
ロシアのプーチン大統領は2024年10月18日、2024年11月にブラジルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に欠席すると表明した。
理由に関し、ウクライナ侵略を巡る戦争犯罪容疑で国際刑事裁判所(ICC)が自身に逮捕状を出していることに言及。
「私が行けば、G20の議論はそれ(逮捕問題)ばかりになってしまう」
とし、自身の出席により首脳会議が混乱する事態を防ぐための決定だと主張した。
今月2024年10月22〜24日に露中部カザンで開かれる主要新興国の枠組み「BRICS」の首脳会議に先立つBRICS諸国の報道機関との会見で発言した。
ICC加盟国のブラジルには、プーチン氏が入国した場合、逮捕する義務が生じる。
一方でプーチン氏は
「逮捕を回避することは簡単だ」
「(逮捕しないという)政府間合意を結ぶだけだ」
とも指摘。
逮捕を懸念した欠席ではないと強調した。
プーチン氏はウクライナ情勢にも言及。
将来的な停戦について
「1年間や2年間の停戦であるべきではない」
「その間に北大西洋条約機構(NATO)が兵器を蓄え、(ウクライナに)移転するためだ」
と述べた。
その上で
「長期的で持続可能な平和」
の実現に向けて
「ロシアは戦い続け、勝利する」
と主張した。
プーチン氏はウクライナの
「中立化」
「非軍事化」
といった目標を達成するまで軍事作戦を継続する意思を改めて示した形だ。

「現段階で確認できない」NATO事務総長、ウクライナへの北朝鮮派兵報道で
2024/10/18 22:56
https://www.sankei.com/article/20241018-OZTEJIQNSRIOTGHKQN5MCDZD3M/
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月18日
「北朝鮮人が兵士としてウクライナでの戦争に参加しているという報道について現段階では確認できていない」
と述べた。
ブリュッセルで記者団に語った。
ルッテ氏は、NATOが韓国などと緊密に連絡を取り合っており
「この見解は変わる可能性がある」
と指摘し、動向を注視する考えを示した。(共同)

北朝鮮がウクライナ侵攻「参戦」 軍特殊部隊1500人露極東入り 韓国情報機関
2024/10/18 22:29
https://www.sankei.com/article/20241018-TSZJ7GK24NIBZE7OJV4PBVC3A4/
韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は2024年10月18日、北朝鮮がウクライナ侵略を続けるロシアを支援するため、朝鮮人民軍の大規模派兵を決め、既に第1陣約1500人が露極東地域に入ったとの情報を明らかにした。
韓国当局は、北朝鮮が参戦を始めたと判断した。
聯合ニュースが伝えた。
北朝鮮による地上軍の大規模な海外派兵は初めてとされ、ウクライナの戦局にも影響を与える可能性がある。
派兵されたのは、軍特殊作戦部隊である
「第11軍団」
所属の将兵で、近く第2陣の兵員輸送も行われる見通し。
第11軍団は
「暴風軍団」
との異名を持つ最精鋭部隊。
最終的に4個旅団計約1万2000人規模の兵力がウクライナの戦場に投入されると予想されている。
北朝鮮が日米韓への敵対姿勢を強める中、軍の特殊部隊が戦場で実戦経験を積むことになれば、日韓の安全保障情勢にも影響を及ぼしかねない。
国情院によると、第1陣は今月2024年10月8日〜13日に北朝鮮北東部の清津(チョンジン)や東部、咸興(ハムフン)付近の地域から露太平洋艦隊の揚陸艦4隻と護衛艦3隻に乗船し、露極東ウラジオストクに移った。
ウラジオストクの他、ウスリスクやハバロフスクなど極東地域の複数の拠点に駐留。
訓練を終え次第、戦地に送られる模様だ。
北朝鮮の兵士らはロシア人兵士を装うため、ロシアの軍服やロシア製武器、シベリア地域の住民を装う偽身分証も受け取ったとされる。

来年日本で地雷国際会議 ウクライナの除去支援
2024/10/18 19:53
https://www.sankei.com/article/20241018-OZWVQFXBP5ONXEFBSXUIO4AOLY/
スイス西部ローザンヌで2024年10月17日、ウクライナの地雷除去に関する国際会議が開かれ、日本から参加した柘植芳文外務副大臣は来年に日本で同会議を開催すると発表した。
会議には60以上の国・国際機関が参加した。
ウクライナのシュミハリ首相は、国土のおよそ4分の1に地雷や不発弾が埋まっている可能性がある状況に触れ
「地雷除去の分野で支援を強めてほしい」
と訴えた。
柘植氏はスイスやウクライナとの共同記者会見で
「人道支援の効果を最大化させる」
と話し、地雷探知機の供与や専門家育成での協力を強化する考えを示した。(共同)

北朝鮮が特殊部隊など1万2千人派兵決定、移動開始 韓国情報機関
2024/10/18 19:26
https://www.sankei.com/article/20241018-I4KDNLXG6NJSFBPACPPKTFGGDU/
韓国の情報機関、国家情報院は2024年10月18日、北朝鮮が最近、ロシアを支援するため、朝鮮人民軍の特殊部隊など4個旅団計約1万2000人規模の兵力をウクライナの戦場へ派兵することを決定したとの情報を明らかにした。
複数の韓国メディアが伝えた。
既に兵力の移動を開始しているとしている。
北朝鮮とロシアは2024年6月に実質的な軍事同盟となる
「包括的戦略パートナーシップ条約」
を締結し、軍事的協力を急速に深めている。

フランス新型自爆ドローン開発 ウクライナへ「数週間内」に供与
2024/10/18 16:54
https://www.sankei.com/article/20241018-FZR2MHE7JZJSTATRUWAXLCFRXE/
フランス政府が、新開発の自爆ドローン(無人機)をウクライナに近く供与すると発表した。
ルコルニュ国防相が2024年10月16日にX(旧ツイッター)で、
「弾薬を乗せて遠隔操縦できる『カミカゼ・ドローン』第1号の試験に成功した」
と書き込み、
「今後、数週間以内」
に仏軍とウクライナに納入されると明かした。
仏紙フィガロによると、この自爆ドローンは45分間自律飛行でき、5キロ先の標的を攻撃できる。
1機当たりの価格は2万ユーロ(約325万円)以下という。
仏国防省は今年2024年3月、自爆ドローン2000機を発注し、このうち100機をウクライナに供与すると表明していた。

ノルウェー、近くF16戦闘機6機をウクライナに供与 欧米、「戦勝計画」に慎重姿勢
2024/10/18 11:26
https://www.sankei.com/article/20241018-PC7XFHL6KRPOVMJEANBJPE4NFA/
ロシアの侵略を受けるウクライナのウメロフ国防相は2024年10月17日、ベルギー・ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)国防相会合でノルウェーのグラム国防相と会談した。
会談後、ウメロフ氏はSNSを通じ、ノルウェーから
「近い将来」
に6機の米国製戦闘機F16がウクライナに供与されると発表した。
ウクライナへのF16供与はこれで、ベルギー、オランダ、デンマーク、ノルウェーの4カ国が表明。
既に少なくとも6機が供与されたとされるが、ウクライナは2024年8月、1機が任務中に墜落したと公表した。
ノルウェーからのF16供与が実現すれば、ウクライナの防空力の向上が見込まれる。
ウクライナメディアによると、F16は2028年までに約80機が同国に供与される予定。
供与は段階的に行われ、2024年今年中に24機、25年末までに40〜50機程度となる見通しだとしている。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、ブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議とNATO国防相会合に出席し、ロシアに対する
「戦勝計画」
を説明した。
計画は、NATOがウクライナの加盟に向けた手続きを即座に開始することや、欧米製の長距離ミサイルによる露国内攻撃の解禁などを含んでいる。
ただ、ロイター通信によると、EUとNATOはウクライナ支援の継続を約束する一方、即座のNATO加盟手続きの開始には慎重姿勢を維持した。
ゼレンスキー氏は
「仮に計画への支持が得られなくとも、ウクライナはロシアの侵略と戦い続ける」
と表明した。
戦勝計画について、ペスコフ露大統領報道官は同日、
「狙いはNATOを紛争に公式に引き込むことであり、ロシアとNATOの直接衝突を招く」
と警告した。

「ウクライナは負ける」とトランプ氏 ゼレンスキー氏は「最も偉大なセールスマン」
2024/10/18 11:24
https://www.sankei.com/article/20241018-TLAV2B7UW5JTDITXSV3CT33IB4/
米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領は17日放送のポッドキャスト番組のインタビューで、ロシアが侵略するウクライナのゼレンスキー大統領について
「戦争を始めるべきではなかった」
「負け戦だ」
と批判した。
ロシアが侵略を始めたことを否定する発言とも受け取れ、民主党候補のハリス副大統領陣営が反発を強めるとみられる。
トランプ氏はロシアのプーチン大統領を指導者として高く評価しており、2021年の離任後にも対話したと報じられている。
侵略を正当化するプーチン氏寄りの姿勢が顕著で、ウクライナを支援する欧州の米同盟国に動揺が広がりそうだ。
ウクライナへの軍事支援に消極的なトランプ氏はゼレンスキー氏について
「最も偉大なセールスマンだ」
「米国に来る度、我々が1000億ドル(約15兆円)を与えている」
と誇張して皮肉る一方
「ウクライナ人を気の毒に思う」
「彼を助けたくないと言っているわけではない」
とも述べた。(共同)

中露を念頭、現状変更に反対 中谷防衛相、NATO会合で連携強化を呼びかけ
2024/10/18 10:04
https://www.sankei.com/article/20241018-FUE3PW4CSZPQ3OS5AGCXDFJ7IQ/
中谷元・防衛相は17日(日本時間同)、北大西洋条約機構(NATO)とインド太平洋地域のパートナー国との国防相会合に初めて出席した。
中国やロシアを念頭に、力による現状変更の試みに反対し、対抗するための連携強化を呼び掛けた。
「厳しい国際情勢だからこそ、基本的価値と戦略的利益を共有する日本とNATOの協力が重要だ」
と述べた。
ロシアのウクライナ侵略を
「国連憲章の原則が踏みにじられた暴挙だ」
と非難。
日本は引き続きウクライナ支援を続けるとして、自衛隊車両を追加提供する考えを示した。
ウクライナのウメロフ国防相との会談でもこうした方針を伝えた。
会合では
「インド太平洋地域でも力や威圧による一方的な現状変更の試みが強化されている」
と述べ、中国軍が2024年10月14日に台湾を包囲する形で実施した軍事演習に言及した。(共同)

NATO国防相会合、ウクライナの加盟で温度差 ゼレンスキー氏の戦勝計画、多難な前途
2024/10/18 9:59
https://www.sankei.com/article/20241018-RVHP6SP63VJIPLKL7CSR6QGYKU/
ブリュッセルで2024年10月18日まで開かれている北大西洋条約機構(NATO)国防相会合は、ロシアに侵略されたウクライナへの
「揺るぎない支援」
が改めて打ち出されたのとは裏腹に、ウクライナのゼレンスキー大統領が2024年10月16日公表の対露戦争計画で求めた
「NATOへの即時無条件加盟への招待」
を巡る加盟国間の温度差が目立ち、前途の多難さを印象付けた。
2024年10月1日に事務総長に就任し、今回初めてNATO会合を主催するルッテ氏は2024年10月17日、
「ウクライナをこれまで以上にNATOに近づける」
と述べるとともに、加盟が実現するまでは、ウクライナの勝利を確実にするため
「あらゆる手立てを講じ続ける」
と強調した。
会合では、初参加のオーストラリアが退役を控えた豪陸軍のM1エーブラムス戦車49両をウクライナに供与すると表明した。
また、加盟国が年間400億ユーロ(6兆5100億円)規模の対ウクライナ軍事支援を続けていくとの目標について、達成されるとの見通しが示された。
一方、ウクライナのNATO加盟を巡っては、エストニアのペブクル国防相やラトビアのスプルーズ国防相が、ゼレンスキー氏の戦勝計画を支持する立場からウクライナのNATO加盟実現を早急に具体化させるべきだと表明した。
ゼレンスキー氏は2024年10月17日、NATO会合に先立ちブリュッセルの欧州連合(EU)首脳会議で演説し、ウクライナのNATO加盟も含めて戦勝計画を今から実行に移せば
「戦争は遅くとも2025年までに終結する」
と主張した。
NATOは2024年7月に米ワシントンで開いた首脳会議で
「ウクライナのNATO加盟は不可逆的だ」
とし、将来のNATO加盟を確約している。
ただし、加盟に向けた実質的な動きは出ていない。
加盟国の間では、NATOの中心国である米国で2024年11月に実施される大統領選の行方を見極めたいとの思惑が強い。
加えて米国とドイツは、現時点でウクライナを加盟させればロシアが反発し、核兵器使用の恐れも含めて戦火が拡大しかねないとの懸念から
「ウクライナの加盟は戦争終結後であるべきだ」
と他の加盟国を説得しているという。
ウクライナが加盟するにしても、他国からの攻撃をNATO全体への攻撃と見なすNATO条約第5条の適用範囲を明確化させるため、ウクライナとロシアとの国境または境界線が明確に確定されていることが加盟の前提となるなど、加盟実現へのハードルは尚高いのが実情だ。

米、攻撃用無人機生産で中国企業に制裁 ウクライナ侵略でロシアが使用
2024/10/18 8:52
https://www.sankei.com/article/20241018-KEX2TZTNYNO5JM5PLNDBZN6L3U/
米財務省は2024年10月17日、ロシアがウクライナ侵略で使用する長距離の攻撃用無人機の生産に関与したとして、中国などに拠点を置く3企業と1個人に制裁を科した。
米国内の資産が凍結される。
ロシアに武器を直接供給する中国企業が制裁対象となるのは初めてとしている。
ミラー国務省報道官は声明で、ロシア企業の協力の下、中国で生産された無人機がウクライナで重要インフラの破壊や多数の負傷者を生み出していると指摘。
「ロシアに対する軍事的支援には引き続き代償を負わせる」
と警告した。
財務省によると、今回制裁対象となった企業は無人機のエンジン生産に加え、今年2024年初めから無人機の部品となる電子機器の輸出にも関わっていた。
米政権高官らは、中国最高指導部がロシアへの軍事産業支援を進めていると非難している。(共同)

北朝鮮部隊1万人派遣準備 ゼレンスキー氏、露との連携に懸念 NATO国防相会合閉幕へ
2024/10/18 7:56
https://www.sankei.com/article/20241018-AKLNYDTKORI65D3SZWD7XFDSI4/
ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)国防相会合は2024年10月18日、ロシアに侵略されたウクライナに対する軍事支援の強化と、ウクライナの将来的なNATO加盟を確認して閉幕する。
2024年10月17日のウクライナ関連会合に出席した同国のゼレンスキー大統領は記者会見で、ウクライナ領内に北朝鮮軍の要員が送り込まれていると指摘し、ウクライナ戦争でのロシアと北朝鮮の連携に強い懸念を示した。
ゼレンスキー氏はウクライナの情報機関が入手した情報として
「北朝鮮がウクライナ領内の露支配地域に戦術要員と将校を送り込んだ」
と述べた。
また、北朝鮮が総勢1万人規模の部隊をロシアとウクライナの露占領地域に派遣する準備を進めているとした。
記者会見に同席したNATOのルッテ事務総長は
「北朝鮮の兵士が(ウクライナでの)戦闘に関与している証拠はない」
と述べる一方で、北朝鮮がロシアにミサイルなどの兵器や機器の供与といった多様な支援を展開しており
「非常に懸念している」
と語った。
ルッテ氏はまた
「中国はロシアの対ウクライナ戦争の決定的な支援者と化した」
と批判。
2024年10月17日の会合に中谷元・防衛相ら日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相が出席したのを踏まえ、NATO加盟国とインド太平洋地域のパートナー諸国が対中国を含めた幅広い分野で連携を深めていくべきだと強調した。
ルッテ氏は4カ国を交えた会合は
「意義深かった」
とし、防衛産業の生産能力強化、偽情報工作を駆使したハイブリッド戦争への対応、サイバー攻撃対策で協力強化を図るとした。
ゼレンスキー氏は日本からの支援に関し
「日本は本当に力強い相棒だ」
「日本がいなければ生き残れなかった」
と謝意を表明した。

<主張>ウクライナへ派兵 北の脅威をもっと論じよ
社説
2024/10/18 5:00
https://www.sankei.com/article/20241018-7IRDVZ74WBLD7KQSOTUO4KCUJA/
ウクライナのゼレンスキー大統領が2024年10月16日、最高会議(国会)の演説で
「ロシアによる侵略に北朝鮮が参戦している」
と明言した。
2024年10月13日の声明でも
「(北朝鮮からロシアへ)もはや武器だけでなく人が派遣されている」
と指摘していた。
複数のウクライナメディアは、ロシア軍が北朝鮮人で作る3000人規模の部隊を編成し、国境地帯に配備したと報じた。
北朝鮮兵1万人がロシアに派遣されたとの報道もある。
北朝鮮は弾道ミサイルや数百万発の砲弾をロシアに輸出し、ウクライナの戦場で使用されている。
ロシアは否定するが、実際に北朝鮮が派兵までしたのであれば、侵略への加担どころか侵略者になったことになる。
事実なら明白な国連憲章違反であり許されない。
北朝鮮は直ちに将兵を自国に戻し、武器弾薬の輸出も停止すべきだ。
北朝鮮軍の派遣について、カービー米大統領補佐官は
「露軍は毎日1000人超が死傷するなど大きな困難に直面している」
「その中で出てきた」
との見方を示し、露朝の軍事協力に懸念を表明した。
懸念されるのはウクライナへの侵略激化だけではない。
2024年6月に露朝が結んだ
「包括的戦略パートナーシップ条約」
には
「一方が戦争状態になれば、遅滞なく軍事的、またはその他の援助を提供する」
とある。
朝鮮半島有事になれば、ロシア軍の参戦の可能性があるということだ。
北朝鮮は韓国との対決姿勢を強めているが、南北の衝突がロシアを含む日本有事へ拡大することもあり得る。
日本にとって他人事ではない。
青木一彦官房副長官は記者会見でウクライナを巡る露朝軍事協力進展について、ウクライナだけでなく日本周辺の安全保障環境に与える影響の観点から
「深刻に憂慮すべきものだ」
と語った。
だが、石破茂首相や与野党からは危機感の表明や露朝両国への批判はほとんどない。
一体どうしたことか。
どの党も候補者も、日本を守る、国民を守る―と連呼する衆院選の最中であるにもかかわらず、この鈍さは理解に苦しむ。
石破首相は外務、防衛両省に北の派兵の詳細をウクライナ政府に確認するよう指示すべきだ。
その上で関係各国に露朝両国への制裁を呼び掛け、日本自身も急ぎ発動すべきである。

ウクライナ軍前総司令官、早期終戦に否定的 欧米が武器供給せず「勝利の機会失った」
2024/10/17 21:49
https://www.sankei.com/article/20241017-NWWI25AG4NPKZMFMBAT4R2NSEQ/
ウクライナ軍前総司令官のザルジニー駐英大使が2024年10月17日、ロンドンで講演し
「ロシアとの長期戦から抜け出すのは、ほぼ不可能に思える」
と述べ、早期の戦闘終結に否定的な見解を示した。
欧米が2023年、ウクライナに必要な武器を供給しなかったため、勝利の機会を失ったとも指摘した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月17日の欧州連合(EU)首脳会議で、対ロシア戦の
「勝利計画」
について演説し、計画に今すぐ着手すれば、2025年中に戦闘終結が可能だと主張した。
ザルジニー氏は軍総司令官だった2023年11月に英誌エコノミストが報じたインタビューで、戦闘が
「膠着状態」
にあると発言。
ゼレンスキー氏が
「膠着ではない」
と否定し、両者間の亀裂が指摘された。
ゼレンスキー氏は2024年2月、ザルジニー氏を解任した。(共同)

米、ウクライナのF16要員養成で若手重視に転換 欧米式訓練に柔軟対応も訓練長期化か
2024/10/17 17:02
https://www.sankei.com/article/20241017-NOBKFZHIQJKIXEQNVC6NXHXDKM/
米紙ウォールストリート・ジャーナルは17日、ウクライナ空軍に供与された米国製F16戦闘機の操縦士養成に関し、米国が若手に重点を置く方針に転換したと伝えた。
訓練のためにウクライナを離れることが可能で必要な英語能力がある経験豊富な操縦士の不足が理由。
若手の場合、訓練に時間がかかり、F16による防空態勢の強化が遅れる可能性もある。
ウクライナでは2024年8月下旬にF16が墜落し、ベテラン操縦士が死亡した。
この操縦士は通常数年かかる訓練を6カ月で終えて前線に投入されたばかりだったことから、米国などは訓練の在り方を協議していた。
同紙によると、若手の方が欧米式の訓練に柔軟に対応できるとの意見もあるが、F16の訓練課程に進む前に英国とフランスの施設で1年間の基礎的な飛行訓練を終える必要がある。
方針転換前から、ウクライナ空軍が20機のF16と操縦士40人で構成する飛行隊を配備するには、早くとも来年2025年春までかかる見通しだったという。(共同)

米ウクライナ首脳、対露戦勝計画を協議 米は長射程攻撃で慎重維持、「北派兵」懸念共有か
2024/10/17 8:19
https://www.sankei.com/article/20241017-JYTHWXWJ5NIEVM42XJ6VJ2FSXU/
バイデン米大統領は2024年10月16日、ロシアの侵略が続くウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、4億2500万ドル(約636億円)の追加軍事支援を表明した。
ゼレンスキー氏は同日、最高会議(議会)演説で公表した対露戦勝計画を巡る最新状況を説明。
同氏が計画の柱とする米国製長射程兵器による露領内攻撃容認について、米側は慎重姿勢を維持したとみられる。
ウクライナ情勢を巡っては、ロシアに弾道ミサイルなどを供給する北朝鮮が部隊をロシアに派遣したと複数の欧米メディアが報道
ゼレンスキー氏は議会演説で北朝鮮が侵略に
「参戦している」
と表明しており、バイデン氏にも懸念を伝えた可能性がある。
米国家安全保障会議(NSC)のサベット報道官は
「ロシアの代わりに戦う北朝鮮兵士に関する報道に憂慮している」
「事実なら、両国の軍事関係の著しい増強を示すことになる」
と述べた。
また、ホワイトハウスは、バイデン氏が2024年10月17〜18日の日程でドイツを訪問、ショルツ首相らとウクライナや中東情勢などを協議すると発表。
2024年11月にはバイデン氏がウクライナ支援国によるオンラインの首脳級会合を主宰するとも明らかにした。
同月2024年11月の米大統領選に向け、現政権のウクライナ支援姿勢を継承する民主党候補ハリス副大統領と、対露交渉による早期停戦を唱える共和党候補トランプ前大統領との接戦が続いている。
一方でイランや北朝鮮、中国がロシアと軍事的連携を強めており、バイデン氏は支援国の首脳らとの協議を通じ、選挙結果にかかわらず、対露戦勝利に必要な支援をウクライナが確保できるよう、危機意識の共有を図るものとみられる。

NATO国防相会議が開幕へ 日韓など4カ国が初参加 ウクライナの「戦勝計画」など協議
2024/10/17 8:18
https://www.sankei.com/article/20241017-4WFOTPTSMRPXHBJIG7FUA4FQRM/
北大西洋条約機構(NATO)の国防相会合が2024年10月17日、ブリュッセルのNATO本部で2日間の日程で始まる。
2024年10月19日からイタリア南部のナポリで開かれる初の先進7カ国(G7)国防相会合と合わせ、ロシアに侵略されたウクライナへの軍事支援の推進を確認する。
2024年10月17日の会合にはウクライナのゼレンスキー大統領も出席する。
NATO会合には中谷元防衛相を含め日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相が初参加する。
NATOのルッテ事務総長は2024年10月16日の記者会見で、日本など4カ国の国防相との協議では防衛産業分野での協力に関して話し合うとしており、増産が急務となっているウクライナ向けの弾薬の供給拡大に向けた連携や、先端技術協力などが議題に上るとみられる。
ルッテ氏は4カ国との協力について
「次の段階として何をするかを描き出すことが重要だ」
と指摘。
日本との関係では
「日本はウクライナとの強い連帯を打ち出している」
「中国の軍備増強についても共通の懸念を抱いている」
と述べた。
ウクライナを巡る討議では、ゼレンスキー氏が2024年10月16日に初公表したロシアに対する
「戦勝計画」
への対応などが主要議題となる。
ルッテ氏は戦勝計画に関し
「ウクライナのNATOへの即時無条件の招待」
などが盛り込まれていることを念頭に
「計画を全面的に支持するとは言えない」
と語り、慎重姿勢を示した。

ウクライナの対ロシア「勝利計画」に慎重姿勢 NATO事務総長 国防相理事会で議題に
2024/10/17 7:37
https://www.sankei.com/article/20241017-FWBDEPL4BZIMJEDZUK32CECGOE/
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月16日、ウクライナのゼレンスキー大統領が公表した対ロシア戦争の
「勝利計画」
について
「私は計画全体を支持しているとは言えない」
と述べ、慎重な姿勢を示した。
ブリュッセルで記者会見した。
勝利計画は、ウクライナのNATO加盟交渉に同国を招待することも要求している。
ルッテ氏は
「深く掘り下げ、その背景を理解しなければならない項目が数多くある」
と指摘。
2024年10月17〜18日に開くNATO国防相理事会で
「間違いなく議題に上る」
と述べた。
加盟国が表明したウクライナ軍事支援が今年前半だけで209億ユーロ(約3兆4千億円)に上るとして、来年も400億ユーロ規模の支援を継続するという目標を達成できるとの見通しを示した。(共同)

防衛産業協力を協議へ NATO、日韓豪NZの国防相と 実務的な関係深める狙い
2024/10/17 7:14
https://www.sankei.com/article/20241017-6NXEMG2KVNIK5I75KRYMQRSMJ4/
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月16日、ブリュッセルで2024年10月17〜18日に開催する国防相理事会に招待した日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相と
「工業生産や技術革新の協力の在り方について協議する」
と明らかにした。
防衛産業分野の協力を進める。
理事会を前に記者会見した。
NATOは2022年から3年連続で4カ国の首脳を招待しているが、国防相理事会に4カ国の国防相を招くのは初めて。
ロシアのウクライナ侵攻を支援する中国に対する懸念を共有するだけでなく、実務的な協力関係を深める狙いがある。
欧州のNATO加盟国はウクライナに対する弾薬などの軍事支援に注力しているが、防衛企業による生産が追い付かず、供給能力不足の克服が課題となっている。(共同)

米、ロシア領長射程攻撃で慎重姿勢を維持 ウクライナ支援の継続を約束
2024/10/17 7:02
https://www.sankei.com/article/20241017-MQKMTR4H5VNN3LEQGWJOG5C544/
ジャンピエール米大統領報道官は2024年10月16日の記者会見で、ウクライナに米国製長射程兵器によるロシア領攻撃を認めるかどうかについて慎重な姿勢を維持した。
バイデン大統領はゼレンスキー大統領と電話会談し、4億2500万ドル(約636億円)の追加軍事支援を表明。
来年2025年1月の任期切れまで支援を続けると約束した。
米政府はバイデン氏が2024年10月17〜18日にドイツを訪れ、ショルツ首相とウクライナや中東の情勢を協議すると正式に発表した。
2024年10月11月にウクライナ防衛支援に関する首脳級会合をオンラインで主催するとも明らかにした。
ゼレンスキー氏は電話会談に先立ち、対ロシア戦争の
「勝利計画」
を初めて公表し、長射程兵器によるロシア領内への攻撃容認も強く求めた。
ジャンピエール氏は
「米国の方針は変わっていないし、今後も変わらない」
と述べた。
米国は使用容認が戦況を好転させるとの見方に否定的で、ロシアを過度に刺激しかねないと懸念している。(共同)

ゼレンスキー氏、対ロシア戦勝計画を初公表 実現なら「来年中にも終戦」と見通し
2024/10/16 23:28
小野田 雄一の写真
https://www.sankei.com/article/20241016-BQW7TIMJYBL67IRQERZPGMOSGE/
ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月16日、同国最高会議(議会)で演説し、ロシアに対する
「戦勝計画」
を公表した。
これまで計画の一部に言及していたが、全体像を明らかにしたのは初めて。
ゼレンスキー氏は、計画を実現して
「ウクライナが今、強くならなければ、ロシアは更に強大化し、外交(による停戦)を永久に放棄するだろう」
と指摘。
一方、計画が実現されれば2025年来年中にも戦争は終結するとの見通しを示した。
ゼレンスキー氏によると、戦勝計画ではウクライナの北大西洋条約機構(NATO)への即時かつ無条件の招待を求めた。
その他、
▽露西部クルスク州の占領地域の維持
▽再侵略を予防するための欧米諸国と協力した戦略的措置
▽経済力強化
▽欧米が供与した長距離ミサイルによるロシア国内への攻撃の解禁
などが盛り込まれている。
NATOへの招待とは、将来的な加盟の確約を事実上求めたものとみられる。
NATO諸国などとの連携を強化することでロシアに侵略継続を断念させ、停戦交渉の場にロシアを引き出したいウクライナの思惑を示した。
戦勝計画の策定は2024年8月下旬にゼレンスキー氏が発表。
これまでに米国や英国、フランス、ドイツ、イタリアに提示し、関与を求めてきた。
ゼレンスキー氏は今月2024年10月17〜18日にベルギー・ブリュッセルで開かれる欧州連合(EU)首脳会議でも計画を説明する。
ただ、ロシアは、停戦にはウクライナがNATO加盟を断念して
「中立化」
することや、ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東・南部4州の領有権を放棄することが不可欠だと主張。
戦勝計画が実現する前にウクライナを降伏に追い込む思惑だとみられる。
NATO諸国の間でもウクライナのNATO加盟には慎重論が根強く、戦勝計画の実現可能性は不透明だ。

独ショルツ首相、ロシアのプーチン大統領と協議も 戦争終結へ「あらゆること模索」
2024/10/16 23:20
https://www.sankei.com/article/20241016-7TV3NHHSMFL7XE7AZ4YB4NJNIA/
ドイツのショルツ首相は16日、連邦議会での演説で、ロシアとウクライナの戦争終結に向け、ロシアのプーチン大統領との話し合いに前向きな姿勢を示した。
一方で
「ウクライナの頭越しや同盟国の合意なしに決定が下されることは決してない」
とも強調した。
ショルツ氏は、ウクライナへの支持は明確だとした上で
「戦争がいつまでも続かないようにするために、あらゆることを模索しなければならない時が来た」
と述べた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月11日、ベルリンでショルツ氏に対ロシア戦争の
「勝利計画」
を説明。
欧米の支援を得て軍事的優位を固めてロシアを交渉の席に着かせ、ウクライナ主導で和平を受け入れさせることが狙いだとされる。(共同)

G7初の国防相会合、伊ナポリで19日開催 ウクライナなど紛争多く安全保障面で連携強化
2024/10/16 18:36
https://www.sankei.com/article/20241016-INA6WJQGFRNJHJMJYIWMUMXWOM/
日米欧の先進7カ国(G7)は19日、初の国防相会合をイタリア南部ナポリで開催する。
議長国イタリアによると、ロシアによるウクライナ侵略などの紛争が相次ぐ中、安全保障面での連携強化が目的。
ウクライナの防衛支援や緊張が高まる中東情勢が主要議題となる。
イタリア政府関係者は
「会合を通じて、防衛分野でのG7の結束を示す」
と強調。
ウクライナ支援で防衛産業の生産能力が不足した経験を踏まえ、産業基盤の強化もテーマになる。
ウクライナは砲弾など物量で優位に立つロシア軍に対して劣勢を強いられている。
ゼレンスキー大統領が2024年10月今月、英独仏伊の4カ国を訪問した際、各国はウクライナの防空や防衛産業などへの支援を表明。
今回の会合でも支援継続のメッセージを発信するとみられる。
中東情勢を巡っては、イスラエル軍がレバノン南部に地上侵攻し、駐留する国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の施設が攻撃を受けた。
G7として対応を議論する。(共同)

ロシア、北朝鮮人部隊を編成か 3000〜1万人規模 ウクライナ複数メディア報道
2024/10/16 8:26
https://www.sankei.com/article/20241016-GRWSIK5GKJKE3AFD2BYQYFH72I/
ロシアの侵略を受けるウクライナの複数メディアは15日、露軍が北朝鮮人で構成する部隊を編成し、ウクライナとの国境地帯に配備していると報じた。
ウクライナ軍の情報当局筋の話だとしている。
事実であれば、露軍の損耗拡大を背景とした動きの可能性がある。
部隊に配属された北朝鮮人18人が逃亡し、露軍が捜索しているとの情報があるとも報じている。
現地紙ウクラインスカヤ・プラウダによると、北朝鮮人で構成された部隊の名称は
「特別ブリヤート大隊」。
推定3000人規模だとした。
部隊名はロシアのアジア系少数民族、ブリヤート人に由来するとみられる。
ウクライナの英字紙キーウ・インディペンデントは15日、北朝鮮からロシアに
「兵士1万人」
が派遣されたと欧米側外交筋が話したと伝えた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は最近、北朝鮮がロシアに兵器を供給するだけでなく、実際の戦闘に人員を関与させていると指摘。
複数の欧米メディアも、北朝鮮がロシアに供給した短距離弾道ミサイルの運用に携わる人員を露軍に派遣している他、
「数千人」
の北朝鮮人が露国内で訓練を受けており、年内にも前線に配備される可能性があると伝えていた。
露朝は今年6月、事実上の軍事同盟となる
「包括的戦略パートナーシップ条約」
に署名するなど、安全保障協力を拡大している。

ウクライナ関係「強力に」 ジェトロ、首都キーウで事務所開所式
2024/10/11 10:57
https://www.sankei.com/article/20241011-DCN75SPATZNWDA4OEZSRY2RW3Y/
日本貿易振興機構(ジェトロ)は10日、ロシアの侵攻が続くウクライナの首都キーウに事務所を設け、中心部のホテルで開所式を実施した。
日本とウクライナの企業関係者ら約280人が出席。
柴田哲男所長は
「両国のより強力な結び付きの始まりとなる」
と挨拶した。
ウクライナ進出を検討中の日系企業10社も参加。
新しい有機肥料の開発に取り組むスタートアップ企業WAKU(岡山県高梁市)の代表取締役CEO姫野亮佑さんは、ウクライナの農業生産法人と実証実験を進めたい考え。
戦闘が続く中でも
「他の企業が入ってくる前に、できるだけ早く進出したい」
と意気込みを語った。
ウクライナの電力会社の男性社員は
「経済は全ての土台」
「発展するほど勝利に近づける」
と日本の支援に謝意を示した。(共同)

露軍、ウクライナ港湾インフラに3カ月で60回攻撃 副首相「食料危機を引き起こす」と非難
2024/10/11 10:50
https://www.sankei.com/article/20241011-VHYYJBTN6ZKYRC7IKTYSPVSSGM/
ウクライナのクレバ副首相は10日、ロシア軍が直近の3カ月で、ウクライナの港湾インフラを約60回攻撃したと明らかにした。
農業大国ウクライナは黒海を通じた穀物輸出を継続しており、クレバ氏は
「ウクライナの輸出能力を破壊するのが狙いだ」
「食料危機を引き起こす挑発だ」
と非難した。
一連の攻撃で約300の港湾施設、車両177台、船舶22隻が破壊されたという。
港湾作業員や船員ら79人が負傷した。
クレバ氏によると、ウクライナは現在40カ国以上に穀物を輸出している。
輸出先には中国、インドネシア、ベトナムといったアジア諸国のほか、エジプト、リビア、チュニジア、アルジェリア、トルコ、オランダ、スペインが含まれる。(共同)

ロシアでアフリカ女性ら200人が無人機製造か 虚偽広告で渡航 監視下で従事
2024/10/11 10:30
https://www.sankei.com/article/20241011-HOOZHSP2HJKR5ACPO74MYM3SNI/
AP通信は10日、無料航空券や接客業などの仕事を約束するソーシャルメディアの広告を見てロシアに渡航したアフリカ出身の女性ら約200人が、ウクライナ侵攻で多用される無人機の製造に従事させられていると、当事者の話を引用して報じた。
APによると、女性はウガンダやルワンダ、ケニアなどアフリカ諸国やスリランカの出身で年齢は18〜22歳。
ロシア中部タタルスタン共和国アラブガの経済特区にある工場で、イラン製の無人機
「シャヘド」
の組み立てに1日12時間従事させられているとした。
ロシア人や中央アジア諸国の学生も働いているという。
女性らは職場や寮で常に監視下に置かれ、約束された賃金も支払われていないと訴えている。
国際人権団体
「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」
によると、ロシアは侵攻継続のため、仕事の内容を十分に説明せず、アフリカやインドから労働者を募集している。(共同)

ゼレンスキー氏が英仏首脳と会談 トランプ氏当選を視野に「勝利計画」への支持取り付けへ
2024/10/11 8:58
https://www.sankei.com/article/20241011-DMYT6OAAQ5JKDDYURBLTJ5ES4Q/
ロシアに侵略されたウクライナのゼレンスキー大統領は10日、欧州歴訪を開始し、英国とフランスでスターマー英首相、マクロン仏大統領とそれぞれ会談した。
ゼレンスキー氏は歴訪を通じ、各国から軍事支援強化の確約と、戦争終結に向けてウクライナが策定した
「勝利計画」
への支持を取り付けたい考えだ。
英メディアなどによると、ゼレンスキー氏はスターマー氏との会談で、戦勝計画の説明に加え、英国がウクライナに供与した巡航ミサイル
「ストームシャドー」
などの長距離攻撃兵器について露領内に対する使用制限を撤廃するよう改めて要請した。
1日に就任した北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長も会談に同席した。
ルッテ氏が就任後、NATO加盟国を訪れるのは初めて。
ルッテ氏は会談後、記者団に
「ウクライナを支援することは、NATO加盟各国にとって死活的に重要だ」
と訴えた。
戦況については、ロシア軍がウクライナ東部で徐々に前進しており、情勢は
「厳しい」
との認識を示した。
ウクライナによるロシアへの越境攻撃は
「合法的行動だ」
と明言しつつ、長距離兵器の使用制限の緩和の判断は
「供与国次第だ」
と述べるにとどめた。
ゼレンスキー氏は英仏に続いてイタリアとドイツも訪問。
11日のショルツ独首相との会談ではドイツが主導する弾薬の増産などが議題となる見通しだ。
ゼレンスキー氏としては投開票まで1カ月を切った米大統領選でウクライナ支援に懐疑的な共和党のトランプ前大統領が当選した場合を想定し、米欧の主要国との間でウクライナ支援の継続と、ロシアに侵略の利得を与えない形での戦争の終結に向けた合意を固めておきたい思惑がある。
トランプ氏は先月27日にニューヨークでゼレンスキー氏と会談した際、
「戦争は終わらせるべきだ」
「私なら直ちに終結させられる」
と戦いの幕引きに前のめりな姿勢を鮮明にしていた。
これに危機感を強めたゼレンスキー氏が今回の歴訪で改めて支持固めに走ったとみられる。
ただ、バイデン米大統領も含め12日にドイツで予定された米英独仏首脳とゼレンスキー氏との会談は、バイデン氏が米南部を襲ったハリケーンの対応のため出席できないとして見送られ、ゼレンスキー氏としては目算が外れた恰好だ。

「領土放棄してNATO加盟」形式の停戦案報道、ゼレンスキー氏が否定
2024/10/11 8:34
https://www.sankei.com/article/20241011-NMFXYW6N3ZMV3KM6YGTNFODFHM/
ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は10日、被占領地域の実効支配をロシアに認めるのと引き換えにウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟して安全を確保するという形での停戦案が検討されているという一部メディアの報道について、
「停戦に関する如何なる議論も行われていない」
と否定した。
パリで同日行われたフランスのマクロン大統領との会談後の記者会見での発言としてウクライナメディアが伝えた。
欧州歴訪中のゼレンスキー氏は
「私が停戦を協議するために支援国を訪問していると一部メディアが報じているが、事実ではない」
とも述べた。
ゼレンスキー氏はマクロン氏との会談で、ロシアに対する
「戦勝計画」
を説明し、支援を改めて要請した。
ゼレンスキー氏は同日、訪仏に先立ち英国も訪問。スターマー英首相に戦勝計画を説明した他、NATO加盟を望むウクライナの立場を改めて伝達した。
英紙フィナンシャル・タイムズなど一部メディアは最近、ウクライナや欧米当局者の間で、ウクライナが被占領地域を事実上放棄するのと引き換えに、NATOがウクライナの安全を保証するという形での停戦案が浮上していると報じていた。
ただ、ウクライナは報道を否定。
ロシアも停戦にはウクライナの
「中立化」
が必要だとし、NATO加盟は容認できないとの立場を示している。
一方、ウクライナの有力軍事メディア「ディープステート」は10日、露軍がウクライナ東部ドネツク州の集落3カ所とルガンスク州の集落1カ所を新たに制圧したと伝えた。

ウクライナ最高会議、戦費調達の増税法案可決 財源確保が課題
2024/10/10 21:06
https://www.sankei.com/article/20241010-D2GLGNSM7BMVJEZ4ZWW4CVUHLA/
ウクライナ最高会議(議会)は10日、戦費調達のための増税法案を賛成多数で可決した。
発効にはゼレンスキー大統領の署名が必要となる。
ウクライナメディアなどが伝えた。
ロシアが2022年2月にウクライナに全面侵攻を始めて以降、ウクライナの国防予算は急増し、ゼレンスキー政権は財源の確保を迫られている。(共同)

露南部にドローン攻撃 ウクライナ、「燃料施設を破壊」と発表
2024/10/10 19:50
https://www.sankei.com/article/20241010-M54NUCMUPBOH7EWAKUTWJ3PT5A/
ロシア南部アディゲ共和国のクムピロフ首長は10日、同共和国の都市マイコープ郊外にドローン(無人機)攻撃があり、住民の避難を実施しているとSNSで発表した。
死傷者はないとした。
ウクライナ軍高官のコバレンコ氏は同日、マイコープ近郊の軍用飛行場の燃料貯蔵施設を破壊したとSNSで発表。
飛行場で爆発が起きた様子を撮影したとする動画も投稿した。
ウクライナ軍は最近、露軍の燃料貯蔵施設や弾薬庫への攻撃を激化。露軍の継戦能力を低下させるための作戦だとしている。

プーチン露大統領、「露朝戦略条約」法案を国会提出 北朝鮮と事実上の同盟締結へ
2024/10/15 8:23
https://www.sankei.com/article/20241015-HTQPRFXU7VNN3LOMIIC3BP4KUM/
ロシアのプーチン大統領は14日、北朝鮮と安全保障協力の拡大などを定める
「包括的戦略パートナーシップ条約」
を批准する法案を露下院に提出した。
条約は、どちらか一方の国が武力攻撃を受ける恐れが生じた場合に即座に協議を行うことや、実際に武力攻撃を受けた場合に相互が軍事支援を行うことなどを規定。
一方が他方に不利益を与える協定などを第三国と結ばないことも定めている。
ロシアは北朝鮮と事実上の軍事同盟を結ぶ形。
ウクライナ侵略で欧米諸国と決定的に対立したロシアは、核兵器開発や人権問題などを巡って同じく欧米と敵対する北朝鮮と関係を深め、欧米に対抗する思惑を改めて鮮明にした。
露朝の関係強化は、両国の軍事的威圧と対峙する日本にとっても脅威となる。
法案は今後、露下院と上院で可決された後、プーチン氏の署名により成立する見通し。
米国やウクライナによると、ロシアは北朝鮮から調達した弾道ミサイルや砲弾をウクライナの戦場で使用。
ロシアは見返りにロケットエンジン技術などを北朝鮮に提供していると観測されている。
露朝間の包括的戦略パートナーシップ条約は、6月に24年ぶりに訪朝したプーチン氏が、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記とともに署名していた。

http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/140.html#c2

[戦争b25] ウ軍を傀儡として使うNATOは兵士も兵器も不足、朝鮮兵をカモフラージュに使う(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
16. 秘密のアッコちゃん[806] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月26日 07:36:06 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[371]
<■1199行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<産経抄>北朝鮮のロシア派兵 兵士大量脱走の可能性も
2024/10/26 5:00
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https://www.sankei.com/article/20241026-TH6SQ75HINJGTPMTBVI3V5PQSE/
18日、ウクライナ文化情報省傘下の機関が公開した北朝鮮兵とされる映像の一場面。ロシア極東の軍事施設で装備品を受け取る様子としている(共同)
https://www.sankei.com/article/20241026-TH6SQ75HINJGTPMTBVI3V5PQSE/photo/N24OXH6ZGFK67EXHVMP752D4SY/
「ウクライナ侵略に加担する可能性も含め、深刻な懸念を持って注視している」。
林芳正官房長官、岩屋毅外相、中谷元(げん)防衛相は2024年10月25日の記者会見で、北朝鮮によるロシアへの派兵について異口同音に述べた。
どうやら政府内で、質問にはこう答えると打ち合わせ済みだったのだろう。
▼韓国の情報機関、国家情報院は既に
「北特殊部隊の暴風軍団を含む4個旅団1万2000人以上の兵力がロシアに派遣される」
と正式に発表している。
極東情勢にも重大な影響を及ぼしかねない事態であり、閣僚らが慎重な物言いになるのも当然かもしれない。
▼ただ、北では1990年代後半の大飢饉後、食料などの配給制が崩れ、それ以降に育った世代は「金王朝」から恩恵を受けていない。
従って元々忠誠心は薄い上に、韓国ドラマなどを通して韓国の豊かさも広まってきた。
遠い異国の地で、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記のために命懸けで戦えといわれても、士気は上がるだろうか。
▼ウクライナの報道機関は、脱走した北兵士18人が、ロシア当局に拘禁されたと伝えている。
数日間食糧を与えられなかったため、陣地を離れたとのことだが、確かに腹が減っては戦ができない。
これから寒い冬を迎えるとあっては、尚更だろう。
▼韓国紙、朝鮮日報によるとウクライナ軍は北兵士に対して
「投降せよ! ウクライナは休息できる空間、食事、暖かさを提供する」
と投降や亡命を呼び掛け始めた。
本国でもロシアでも飢えに苦しむ北兵士にとってかなり魅力的な提案なのではないか。
▼北がロシアが求める派兵をこれまで渋ってきたのは、兵士の脱走を恐れたためだとの説もある。
もしそれが現実のものとなれば、金総書記にとって大打撃となろう。

北朝鮮、ロシア派兵否定せず 外務省次官が「確認する必要を感じない」と見解
2024/10/25 22:20
https://www.sankei.com/article/20241025-BREZ3DSU25MUNC2SEYTWIB3NE4/
北朝鮮の朝鮮中央通信は2024年10月25日夜、外務省のキム・ジョンギュ・ロシア担当次官が、ロシアのウクライナ侵攻を支援するための派兵に関し
「確認する必要を感じない」
との見解を示したと伝えた。
派兵があったとすれば
「国際法規に則した行動だろう」
とも述べた。
派兵を否定しなかった。
キム氏は同通信の質問に答える形で、各国のメディアが派兵について報じていることに注意していると説明。
所管は国防省であり、外務省は直接的に関与していないとした。
更に、派兵が違法行為であるように伝えたい勢力が
「間違いなく存在するだろう」
とも主張した。(共同)

「プーチン氏が停戦模索」とトルコ大統領 首脳会談でウクライナ産穀物輸出など話し合い
2024/10/25 21:56
https://www.sankei.com/article/20241025-ZXMGISQYT5JI7BQAQPCW6Y3TZY/
トルコのエルドアン大統領は、ロシアのプーチン大統領と2024年10月23日に行った会談を巡り、同氏が
「恒久停戦実現を模索していると感じた」
と述べた。
トルコメディアが2024年10月25日伝えた。
ウクライナ情勢を協議し、黒海を通じたウクライナ産穀物輸出や機雷撤去、捕虜交換などについて話し合ったという。
ロシア中部カザンで開かれたBRICS首脳会議後の機中で記者団に語った。
トルコは北大西洋条約機構(NATO)加盟国だが、ロシアと友好関係を続け、BRICS加盟を希望しているとされる。
エルドアン氏はBRICSとの協力を強化し
「双方に利益をもたらす」
と訴えた。
中国の習近平国家主席のトルコ訪問にも期待を示した。
黒海経由の穀物輸出について、ロシア、ウクライナ双方は2022年、トルコと国連の仲介により輸出再開で合意したが、ロシアは2023年に離脱した。
エルドアン氏は度々プーチン氏に合意復帰を働き掛けている。(共同)

親露派「ハクティビスト」が日本を標的に攻撃呼びかけ 衆院選投開票日にも注意
2024/10/25 18:57
https://www.sankei.com/article/20241025-4JVJMMXADNIMLPVWE3X4NV5VYI/?outputType=theme_election2024
ウクライナ支援国に対するサイバー攻撃を行う親ロシア派の
「ハクティビスト」
が、日本への攻撃も活発化させている。
衆院選公示日2024年10月15日に、自民党公式ホームページ(HP)が閲覧できなくなり、グループが攻撃したとの声明を出した。
ハクティビスト同士が連携して攻撃を繰り返す傾向もあり、27日の衆院選投開票日の攻撃も懸念されている。
■自民党にDDoS攻撃、犯行声明
自民党のHPが狙われたのは公示日の2024年10月15日午後4時半頃だった。
大量のデータ送信でシステム障害を引き起こす
「DDoS(ディードス)攻撃」
が仕掛けられたとみられ、衆院選の特設サイトにも繋がるトップページが表示されない状態に陥った。
復旧までには、約5時間を要したという。
その後、ハクティビストグループ
「NoName(ノーネーム)057(16)」
が交流サイト(SNS)上で犯行声明を出した。
ハクティビストは、オンライン上でコンピューターに攻撃を加えるハッカーと、活動家を意味する「アクティビスト」を掛け合わせた造語。
ロシアによるウクライナ侵略が始まって以降、親ロシア派のハクティビストがウクライナや支持国へのサイバー攻撃を活発化させている。
■日商、日弁連、造船企業や銀行も標的
トレンドマイクロの調査によると、このNoName057(16)は近年、活発な活動がみられる。
DDoS攻撃を中心にし、攻撃を仕掛けることができるソフトなどのツールを支援者にも配布し、支持者に攻撃を協力させている。
日本への攻撃は2024年9月18日以降、断続的に行っているとみられる。
これまでに自らの攻撃だと報告しているのは、自民の他、日本商工会議所や日本弁護士連合会、北海道に関連する造船企業や青森の銀行などがある。
■日米合同軍事演習への抗議も
トレンドマイクロによると、今月2024年10月下旬に自衛隊と米軍がロシア国境付近の北海道などで実施予定の合同軍事演習についての抗議のために日本を標的にしているという。
また、別のハクティビストグループも日本への攻撃を表明。
ただこのグループは、攻撃表明した企業が実際は被害を受けていないケースも確認されるなど、声明の信憑性は高くない。
トレンドマイクロは、衆院選の投開票日も狙われる可能性もあるとして、注意を呼び掛けている。

情報セキュリティー会社、トレンドマイクロの岡本勝之氏の話
ハクティビストは自分たちの主張を広めることが目的だ。
実際に攻撃しているか信用できない部分もあり、投稿を拡散しない方がよい。
万が一、標的とされた場合でも被害を低減させるための対策が必要だ。
サービスを提供していない国のIPアドレスからのアクセスを制限したり、サーバーを分散して攻撃を緩和したりするなど、事前に対策を講じておくことが重要となる。

北朝鮮によるロシアへの派兵「信じるに足る情報を確認」 岩屋毅外相
2024/10/25 12:00
https://www.sankei.com/article/20241025-TRJGENQ3B5K47LJUNGALBMOOBY/
岩屋毅外相は2024年10月25日の記者会見で、北朝鮮の兵士がロシアに派遣されているとの情報について
「米国、韓国とも協力して関連情報の収集、分析を進めた結果、北朝鮮が兵士をロシア東部に派遣し、軍事訓練に関与していると信じるに足る情報が確認された」
と述べた。
その上で岩屋氏は
「最近の露朝軍事協力の進展の動きはウクライナ情勢の更なる悪化を招くのみならず、我が国を取り巻く地域の安全保障に与える影響の観点からも深刻に憂慮すべきものだ」
と指摘し、引き続き関連情報の収集、分析を進める考えを示した。

中谷防衛相「北朝鮮がロシア東部へ派兵」 政府分析、ウクライナ侵略に加担懸念
2024/10/25 11:35
https://www.sankei.com/article/20241025-RMP7GMNFYVIALNRJOGHLOMOAMQ/
中谷元防衛相は2024年10月25日の記者会見で、ウクライナ侵略を続けるロシアへの北朝鮮による派兵に関し、米国などと協力して情報の収集、分析を進めた結果、
「北朝鮮の兵士がロシア東部へ派遣され、訓練を行っているものと考えている」
との認識を示した。
その上で
「ウクライナ侵略に加担する可能性を含め、深刻な懸念を持って注視している」
と述べた。
中谷氏は、ロシアと北朝鮮による軍事協力の進展が、ウクライナ情勢の更なる悪化を招くだけでなく、日本周辺の安全保障環境にも影響を与えると指摘し、
「深刻に憂慮すべきだ」
と強調した。

林官房長官、ロシアへの北朝鮮の派兵「深刻な懸念、憂慮すべきもの」
2024/10/25 11:33
https://www.sankei.com/article/20241025-BUSKMSTUGFKEFBP2TAFDU7P6NU/
林芳正官房長官は2024年10月25日の記者会見で、ウクライナ侵略を続けるロシアへの北朝鮮による派兵について
「ウクライナ侵略に加担する可能性も含め、深刻な懸念を持って注視している」
と述べた。
「最近の露朝軍事協力の進展の動きはウクライナ情勢の更なる悪化を招くのみならず、我が国を取り巻く地域の安全保障に与える影響の観点からも深刻に憂慮すべきものだ」
とも語った。

「北朝鮮軍が戦闘地域入り」ロシア西部クルスク州 ウクライナ発表 極東で訓練終え
2024/10/25 11:28
https://www.sankei.com/article/20241025-4GV5AE2ZCFP65IRBTRTC2EEQ4U/
ロシアによるウクライナ侵略への北朝鮮軍の参戦を巡り、ウクライナ国防省情報総局は2024年10月24日、露極東での軍事訓練を終えた北朝鮮軍部隊の第1陣が戦闘地域に派遣されたことが確認されたと発表した。
場所はウクライナ軍が越境攻撃で一部を占領下に置いている露西部クルスク州で、2024年10月23日に確認されたとした。
情報総局は、ロシアに入国した北朝鮮軍の規模が
「約1万2000人」
だと推計されていると指摘。
その中には3人の将官と500人の士官も含まれているとした。
また、ロシアが北朝鮮軍兵士に弾薬や寝具、冬着、靴、トイレットペーパー、石鹸など衛生用品を配給しているとも報告した。
ロシアへの北朝鮮軍の入国はこれまでにウクライナや米国、韓国が確認。
一方、ロシアは虚偽だと主張している。

プーチン露大統領「われわれの問題」 北朝鮮軍の露入国を否定せず BRICSの拡大も
2024/10/25 9:50
https://www.sankei.com/article/20241025-ROYHNQYRU5M65A6R3YGBAHRV7Y/
ロシアのプーチン大統領は2024年10月24日、中国やロシアなど主要新興国でつくる「BRICS」の首脳会議が同日、露中部カザンで閉幕したことに合わせ、記者会見を開いた。
北朝鮮軍がロシアに入国し、ロシア側でウクライナ侵略に参戦する可能性があるとする情報の真偽に関する質問に対し、
「私たち(露朝)が何をどうするかは私たちの問題だ」
と述べ、明確に否定しなかった。
「北朝鮮軍の露入国が衛星写真で確認されている」
「紛争の激化ではないか」
とする米メディアの質問に答えた。
プーチン氏は、ロシアが対ウクライナ軍事作戦を始める以前から、北大西洋条約機構(NATO)諸国がウクライナを
「武装化」
してきたと指摘。
現在の戦場でもNATOの軍人がウクライナに供与した兵器の運用に携わるなど
「(紛争に)直接参加している」
とし、
「紛争を激化させてきたのは欧米側だ」
と主張した。
その上で、露朝が事実上の軍事同盟条約となる
「包括的戦略パートナーシップ条約」
を結んだことに言及。
条約に基づき露朝は連絡を取り合い、行動していくとした。
会見でプーチン氏は、BRICSの拡大を視野に
「パートナー国」
資格の新設を支持したことにも言及。
パートナー国候補のリストは合意済みだとし、今後、各国に招待状を送り、同意を得た上で公表するとした。
ロシア側はパートナー国候補を
「13カ国」
だと説明。
一部メディアは、
トルコ▽インドネシア▽アルジェリア▽ベラルーシ▽キューバ▽ボリビア▽マレーシア▽ウズベキスタン▽カザフスタン▽タイ▽ベトナム▽ナイジェリア▽ウガンダ
だと報じている。

訓練終えた北朝鮮部隊がロシア西部クルスク州に到着 プーチン氏、派兵否定せず
2024/10/25 6:44
https://www.sankei.com/article/20241025-FNEQQCKYSZPHLNIM736AMAB5IY/
ウクライナ国防省情報総局は2024年10月24日、ロシア東部で訓練を終えた北朝鮮軍部隊が、ウクライナが越境攻撃しているロシア西部クルスク州に到着したと発表した。
人数は不明。
プーチン大統領はロシア中部カザンでの記者会見で、北朝鮮の派兵について問われ、否定しなかった。
プーチン氏は会見で、衛星画像などを根拠に韓国や米国が北朝鮮兵士がロシアに派遣されたと主張していることに関して
「画像というのは重要なものだ」
「何かを反映している」
と述べた。
ロ朝両首脳は2024年6月、有事の軍事援助を定めた包括的戦略パートナーシップ条約に署名。
プーチン氏は、条約に基づき
「北朝鮮指導部が真剣に対応していることを疑ったことがない」
と強調した。
武力侵攻を受け戦争状態になった場合の軍事援助を明記した条約第4条に言及し
「この条文の枠内で何をどのようにするかは我々の問題だ」
と指摘した。

北朝鮮部隊がロシア西部クルクス州に到着、ウクライナ国防省が発表 人数は不明
2024/10/25 1:24
https://www.sankei.com/article/20241025-5WIUQXNGC5IWJDG7TI2KD5BYBA/
ウクライナ国防省情報総局は2024年10月24日、北朝鮮の軍部隊が同日までにロシア西部クルスク州に到着したと発表した。
人数は不明。
一方、米政府は2024年10月23日、2024年10月上旬〜中旬にロシアに渡航した北朝鮮兵少なくとも3000人が、ロシア東部の複数の軍事施設で訓練を受けていると発表した。
ウクライナ軍筋によると、西部に向かった約2000人はクルスク州か、同じくウクライナ国境に接するロストフ州に向かっている可能性がある。
ロシア国内で訓練を終えた北朝鮮軍の具体的な動きが判明したのは初めて。
先遣隊は士官ら約10人で構成。
クルスク州では、北朝鮮兵を受け入れる拠点の確保や通信網の整備の他、周辺の安全確認などを行っているとみられる。
2000人の到着は確認されていない。(共同)

北朝鮮派兵に懐疑的 ロシア同盟国のベラルーシ大統領「プーチン氏の性格知っている」
2024/10/24 21:25
https://www.sankei.com/article/20241024-FBDJDU75E5IMFLFCYVGGUAOB2U/
英BBC放送は2024年10月24日までに、ロシアの同盟国ベラルーシのルカシェンコ大統領のインタビューを伝えた。
北朝鮮の兵士がウクライナ侵攻を続けるロシアに派遣されたとの情報について
「プーチン大統領の性格を知っているが、彼は如何なる国の軍隊にも特別軍事作戦に引きこむような説得を決してしない」
と述べ、懐疑的な見方を示した。
2024年10月23日に滞在先のロシア中部カザンで答えた。
一方で北朝鮮兵が実際にロシアに派遣されていれば
「それはエスカレーションへの一歩だ」
と指摘した。
ルカシェンコ氏はベラルーシに対しては、プーチン氏だけでなくショイグ前国防相もベロウソフ国防相も、侵攻支援のためにベラルーシ軍を派遣するように要請したことはないと語った。(共同)

ウクライナ、露派兵の北朝鮮兵に動画で投降呼びかけ 「意味なく死んではいけない」
2024/10/24 21:17
https://www.sankei.com/article/20241024-TC2LFFARWBJJ3BJLOXXI5CLEYU/
ウクライナ当局は2024年10月23日、ロシアのウクライナ侵攻を支援するために派兵されたとされる北朝鮮兵士に向け、早くも朝鮮語で投降を呼びかける動画を公開した。
「外国の地で意味もなく死んではいけない」
と強調。
ベッドや食事を盛り付ける様子が写り、投降すれば
「安全な場所で食事と医療が提供される」
と訴えている。
動画を公開したのはウクライナ当局がロシア兵の投降推進を目的に運営する
「私は生きたい」
プロジェクト。
投降希望者を対象に24時間態勢の電話相談窓口を設置し、捕虜の人道的扱いを定めたジュネーブ条約に基づく対応を約束してきた。
北朝鮮兵にも対象を拡大し、準備を進める。
ウクライナ軍筋によると、ロシア東部の演習場で訓練を終了した北朝鮮兵約2000人が、ウクライナ国境に近いロシア西部に向けて列車などで移動。
米政府も少なくとも3000人の北朝鮮兵が、ロシアで訓練を受けていると発表している。(共同)

北朝鮮兵2000人がロシア西部へ 先遣隊準備とウクライナ軍 東部で訓練、米国が確認
2024/10/24 19:56
https://www.sankei.com/article/20241024-DLZLPODWYBPHBH5OETPSGBXILA/
ロシア東部の演習場で訓練を終了した北朝鮮兵約2000人が、ウクライナ国境に近いロシア西部に向けて列車などで移動していることが2024年10月24日、分かった。
ウクライナ軍筋が共同通信に明らかにした。
ウクライナが越境攻撃を行っているロシア西部クルスク州には2024年10月初め頃、北朝鮮軍の士官らが先遣隊として入り、受け入れ準備を進めていることも判明した。
ロシア国内で訓練を終えた北朝鮮軍の具体的な動きが判明したのは初めて。
約2000人はクルスク州かロシア南部ロストフ州に向かっている可能性がある。
米政府は2024年10月23日、2024年10月上旬〜中旬にロシアに渡航した北朝鮮兵少なくとも3000人が、ロシア東部の複数の軍事施設で訓練を受けていると発表した。
ウクライナ軍筋によると、先遣隊は士官ら約10人で構成されている。
クルスク州では、北朝鮮兵を受け入れる拠点の確保や通信網の整備の他、周辺の安全確認などを行っているとみられる。(共同)

米、北朝鮮の約3000人派兵確認 ロシア東部基地で訓練後参戦へ 「インド太平洋情勢に影響」懸念
2024/10/24 8:18
https://www.sankei.com/article/20241024-JBJ67JKKNVK7VIM3YZ3YIDKNFE/
バイデン米政権は2024年10月23日、北朝鮮がロシアのウクライナ侵略を支援するためロシアに約3000人の部隊を派兵したとの調査結果を明らかにした。
部隊は露東部の基地で訓練を受けているとし、兵力の消耗が激しい露軍の補充として戦線に投入されるとみている。
インド太平洋地域の安全保障に影響が生じる可能性もあるとみて、同盟諸国と監視を強化する構えだ。
ウクライナの最大支援国の米国は北大西洋条約機構(NATO)加盟国や韓国などと、北朝鮮参戦の実態把握を続ける。
韓国情報機関の国家情報院も2024年10月23日、朝鮮人民軍3000人規模が派兵されたと明らかにした。
カービー米大統領補佐官は2024年10月23日の記者会見で、北朝鮮の部隊約3000人が2024年10月中旬に北朝鮮の元山から露極東ウラジオストクに船で輸送され、戦闘訓練を受けていると指摘。
訓練が終了すれば露西部に移動しウクライナ軍との戦闘に参戦する可能性があると述べた。
カービー氏はまた、北朝鮮の派兵は2022年2月にロシアが開始したウクライナ侵略の
「劇的な変化だ」
と指摘。
同盟諸国と対応を協議し、今後更なる情報開示を行うと共に、制裁を含む対抗措置を明らかにすると述べた。
カービー氏は更に、北朝鮮の参戦は、戦場における露軍の激しい兵力損失と、それに伴う北朝鮮との軍事協力の進展を明示していると指摘。
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が実際に流血の伴う兵力提供に応じたことで、ロシアから軍事上の見返りを得る可能性があるとし、ウクライナ情勢に加え
「インド太平洋地域に安全保障上の影響が生じる」
との懸念を示した。

ロシアの北朝鮮兵に投降呼びかけ ウクライナ、朝鮮語で動画
2024/10/24 7:04
https://www.sankei.com/article/20241024-2RKSKSE6OBJPLK4S22GXV57GME/
ウクライナ当局は2024年10月23日、ロシアのウクライナ侵攻を支援するために派兵されたとされる北朝鮮兵士に向け、朝鮮語で投降を呼びかける動画を公開した。
「外国の地で意味も無く死んではいけない」
と強調。
ベッドや食事を盛り付ける様子が映り、投降すれば
「安全な場所で食事と医療が提供される」
と訴えている。
動画を公開したのはウクライナ当局がロシア兵の投降推進を目的に運営する
「私は生きたい」
プロジェクト。
投降希望者を対象に24時間態勢の電話相談窓口を設置し、捕虜の人道的扱いを定めたジュネーブ条約に基づく対応を約束してきた。
北朝鮮の派兵を巡っては、ウクライナや韓国、米国がロシアへの移動を確認。
カービー米大統領補佐官は2024年10月23日の記者会見で、今月2024年10月上〜中旬にロシアに渡航した北朝鮮兵少なくとも3000人がロシアの複数の軍事施設で訓練を受けているとの分析を表明した。
訓練後、戦地に向かう可能性がある。(共同)

北朝鮮のロシア派兵、米国も確認 国防長官「証拠ある」 実態把握急ぐ
2024/10/23 21:48
https://www.sankei.com/article/20241023-SW4E4LOS7BLCHMGFGDQZRTOFDY/
オースティン米国防長官は2024年10月23日、北朝鮮がロシアによるウクライナへの侵略を支援するためロシアへ地上部隊を派兵した
「証拠がある」
と述べた。
バイデン政権は同盟諸国と共に、北朝鮮軍の派兵の事実関係を調査しており、米政府として北朝鮮の参戦を認めたのは初めて。
ロイター通信によると、オースティン氏は訪問先のイタリア・ローマで記者団に対し
「北朝鮮の部隊がロシアにいる証拠がある」
と述べ、派兵の具体的な目的や行動について情報を精査する必要性を強調した。
米政府は、ウクライナや北大西洋条約機構(NATO)加盟国、韓国の情報機関などと協議し、北朝鮮の派兵の実態の把握を急いでいる。
カービー大統領補佐官は2024年10月21日、
「事実であれば極めて憂慮すべき事態」
として、近日中に調査内容を明らかにする計画があると述べた。

ロシア入りした北朝鮮兵力3千人に 韓国情報機関分析「戦線投入時は多数の死傷者」
2024/10/23 19:34
https://www.sankei.com/article/20241023-AXQFOWRIZJKLPDR5HR3IAF3RQA/
2024年10月18日、ウクライナ文化情報省傘下の機関が公開した北朝鮮兵とされる映像の一場面。ロシア極東の軍事施設で装備品を受け取る様子としている(共同)
https://www.sankei.com/article/20241023-AXQFOWRIZJKLPDR5HR3IAF3RQA/photo/N24OXH6ZGFK67EXHVMP752D4SY/
韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は2024年10月23日、ウクライナへの侵略戦争に参戦するため、ロシア入りした北朝鮮の朝鮮人民軍の兵力が計3000人余りになったとの情報を明らかにした。
趙太庸(チョ・テヨン)国情院長から報告を受けた与野党議員が記者団に発表した。
国情院は、2024年12月頃には北朝鮮からの派兵総数が1万余りに達するとの見通しを示した。
国情院は2024年10月18日、特殊部隊の将兵ら約1500人が2024年10月8〜13日に露海軍の艦艇で露極東地域に移ったと発表していた。
新たに約1500人のロシア入りが確認された。
将兵らはロシア内の複数の施設に分かれて適応訓練を受けており、現段階ではまだ戦線に投入されていないと国情院はみている。
北朝鮮の兵士らは士気が高く、体力に長じているが、無人機攻撃など現代戦に対する理解が不足し、戦線投入時には死傷者が多数出るとの露側教官の見方も報告した。
北朝鮮国内では今回の派兵に関して厳しい情報統制を敷いているが、噂も広がり始めているという。
派兵部隊に選抜された兵士らの家族を通じて情報が拡散しないよう、家族らを隔離する動きもあるという。
露朝は2024年6月に有事の際の軍事援助を盛り込んだ
「包括的戦略パートナーシップ条約」
に両国首脳が署名した後、派兵を巡る具体的協議に入ったと国情院は分析している。

北朝鮮兵のロシア支援、訓練情報把握 ゼレンスキー氏
2024/10/23 8:26
https://www.sankei.com/article/20241023-KWLERGCYQRJBDI5UNK5YFAYDTA/
2024年10月18日、ウクライナ文化情報省傘下の機関が公開した北朝鮮兵とされる映像の一場面。
ロシア極東の軍事施設で装備品を受け取る様子としている(共同)
https://www.sankei.com/article/20241023-KWLERGCYQRJBDI5UNK5YFAYDTA/photo/JBT5PMCH6NNBLJOECUZ7E65XRM/
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月22日の声明で、北朝鮮によるロシア支援の派兵を巡り、大規模な訓練が既に始まっているとの情報をウクライナ側が持っていると明らかにした。
声明で、各国が北朝鮮を非難していることに謝意を示し
「言葉だけではない具体的な対応」
も求めた。
「北朝鮮が欧州の戦争に介入できるのであれば、北朝鮮に対する圧力は不十分だ」
と訴えた。(共同)

北の露派兵 同盟諸国と事実関係を協議 露軍犠牲1日1200人超との概算も 米補佐官
2024/10/22 11:48
https://www.sankei.com/article/20241022-ACC7VAVO2JPRJFDUXHSMWE3RK4/
カービー米大統領補佐官は2024年10月21日の記者会見で、北朝鮮がウクライナへの侵略を続けるロシアに地上部隊を派兵したとされる問題で、事実関係を調査するため同盟諸国と協議していると明らかにした。
近日中にも調査内容を公表する計画があるとも述べた。
北朝鮮のロシア派兵は欧米メディアが相次ぎ報道し、ウクライナのゼレンスキー大統領が議会演説で北朝鮮が侵略に
「参戦している」
と明言。
韓国の情報機関、国家情報院も、特殊部隊がロシアに派兵されたとの情報を明らかにした。
カービー補佐官は協議中の国名に触れなかったが、ウクライナや北大西洋条約機構(NATO)加盟国に加え、北朝鮮の軍動向を監視する韓国とも情報を精査している可能性がある。
派兵規模は最終的に数千人から1万人超に上るとの見方がある。
カービー氏は
「侵略への参戦を目的とした北朝鮮のロシア派兵が事実であれば、危険かつ極めて憂慮すべき事態だ」
とし、同盟諸国と実態把握に務めていると述べた。
カービー氏はまた、ウクライナでの露軍の死傷者数が
「1日当たり1200人超」
に上るとの概算を示し、
「歴史的な数だ」
と指摘。
ロシアが国際社会で孤立し、戦場での犠牲も増加していることが、北朝鮮やイランなどとの軍事協力を急速に強める背景との見解を示した。
ロシアに対しイランは大量の無人機を、北朝鮮は弾道ミサイルや砲弾をそれぞれ供与している。

北朝鮮派兵に懸念相次ぐ 安保理、ロシア「恐怖をあおるデマだ」と否定
2024/10/22 8:31
https://www.sankei.com/article/20241022-ZLLQUCW3JFPFVMMRS5RTZUHTQQ/
国連安全保障理事会は21日、ロシアによるウクライナ侵攻を協議する緊急会合を開いた。
韓国やウクライナは北朝鮮がロシアへの派兵を始めたと指摘し、米国や日本などは派兵情報への懸念を表明。
ロシアは
「恐怖を煽るデマだ」
と否定した。
韓国の黄浚局国連大使は、ロシアに派兵した北朝鮮は
「積極的な交戦国」
だと非難。
ウクライナのキスリツァ国連大使は
「ロシア東部で約1万1千人の北朝鮮兵が訓練を受けている」
とし、2024年11月1日までに実戦投入される見通しだと主張した。
ロシアのネベンジャ国連大使は、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟は絶対に受け入れられないと強調。
劣勢のウクライナが
「ロシアとNATOの直接対決を引き起こそうとしている」
と訴えた。(共同)

NATOと韓国が北朝鮮の露派兵で連携へ 韓国は露大使呼び抗議
2024/10/21 20:10
https://www.sankei.com/article/20241021-6E2WNCGOJJMODOCRUOB5WJ4CNU/
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月21日、電話で会談し、ウクライナを侵略するロシアに北朝鮮が部隊を派兵したとされる問題を巡り意見交換した。
ルッテ氏は、派兵は国際法と国連安全保障理事会決議に反するとして、深刻な懸念を表明した。
韓国大統領府が発表した。
尹氏は、北朝鮮が派兵した特殊部隊約1500人がロシアで適応訓練を受けているといった詳細情報を説明。
露朝の軍事協力は
「国際秩序を根本的に揺るがし、朝鮮半島や世界の平和をも脅かしており、決して座視しない」
と強調した。
両氏は詳細な情報を共有するため、韓国がNATOに代表団を派遣するなど連携を強化することで合意した。
韓国政府は2024年10月18日に情報機関を通じて派兵について発表したが、直後にルッテ氏は
「証拠は確認できない」
と述べていた。
尹氏の説明を受け、派兵に関して確信を強めたとみられる。
一方、韓国外務省は2024年10月21日、ロシアのジノビエフ駐韓大使を呼び、北朝鮮の派兵を厳しく非難し、朝鮮人民軍の即時撤退と軍事協力の中止を強く求めた。
露大使館によると、ジノビエフ氏は
「露朝間の協力は国際法の枠内で行われ、韓国の安保の利益に反するものではない」
と反論した。
韓国政府が露朝への対応策を検討する中、これまで控えてきたウクライナへの殺傷兵器の提供に踏み切るのか注目されている。

北朝鮮兵映像「本物と確認した」 ウクライナ、ロシア軍人が撮影と説明
2024/10/21 18:05
https://www.sankei.com/article/20241021-FXFX3RKAZZMOHHYATLPFKHN2KM/
北朝鮮兵の姿がロシア軍施設で確認されたとの映像を公開したウクライナ文化情報省傘下機関トップのイゴル・ソロベイ氏は2024年12月20日、映像について
「現場にいたロシア軍兵士が撮影した」
「信頼できる情報源から入手した」
と述べた。
北朝鮮がウクライナ侵攻に
「参戦」
した証拠になるとの見方を示し
「公開情報オシントを活用して本物と確認した」
と主張した。
共同通信のオンラインインタビューに答えた。
ソロベイ氏は文化情報省の戦略コミュニケーション・情報セキュリティーセンターの所長。
ゼレンスキー政権や韓国の情報機関、国家情報院は北朝鮮がロシアへの派兵を始めたと分析している。
ただ、オースティン米国防長官は2024年10月19日の記者会見で
「現時点で確認できていない」
「調査を続ける」
「事実なら深刻だ」
と述べるにとどめた。
同センターは2024年10月18日、ロシア極東の軍事施設で北朝鮮兵士が装備品を受け取る様子だとする映像を公開した。(共同)

ロシア国境付近で北朝鮮兵士18人集団脱走 派遣兵か 韓国紙報道
毎日新聞
2024/10/16 13:28(最終更新 10/16 18:20)
https://mainichi.jp/articles/20241016/k00/00m/030/058000c
韓国紙の朝鮮日報は2024年10月16日、ウクライナ軍高官の話として、ロシア西部ブリャンスク、クルスク両州のウクライナとの国境付近で、北朝鮮軍兵士18人が集団脱走したと報じた。
ウクライナ軍は、脱走したのは北朝鮮が対露軍事協力の一環で派遣した兵士らで、まだ拘束されていないとみているという。
露朝両国は2024年6月の首脳会談で、有事の際の軍事援助を規定した包括的戦略パートナーシップ条約を締結。
軍事協力を進展させる可能性が指摘されていた。
韓国の金龍顕(キムヨンヒョン)国防相は2024年10月8日、
「(北朝鮮が対露協力のため)正規軍をウクライナに派遣する可能性が高い」
との見方を示した。
北朝鮮の派兵を巡っては、露政府は否定しているが、ウクライナ側からの情報発信が相次いでいる。
米紙ワシントン・ポストは2024年10月11日、ウクライナ軍関係者の証言として
「数千人規模の北朝鮮の歩兵部隊が露国内で訓練を受けている」
と伝えた。
2024年年末までに前線に配置される可能性があるという。
また、ウクライナメディアは2024年10月上旬、東部ドネツク州の露側占領地域で、北朝鮮軍の将校6人がウクライナのミサイル攻撃で死亡したと報じた。
米CNNは、北朝鮮がロシアに兵器を供給していることから、これらの兵器に関する工学的な支援や情報交換のために兵士が派遣されたとの情報を伝えている。【ソウル日下部元美】

北朝鮮のロシア派兵に「明確な証拠」ゼレンスキー大統領 米は「調査を継続」
2024/10/21 7:08
https://www.sankei.com/article/20241021-HLVLS35425OXTKCTRMZPIFCSR4/
ウクライナのゼレンスキー大統領は20日の声明で、北朝鮮がロシアに兵士を派遣している「明確な証拠」があるとして、北朝鮮がウクライナ侵攻に「参戦」していると改めて主張した。衛星情報やロシアからの映像が証拠だとしており、各国に対抗措置を取るよう訴えた。
ゼレンスキー政権や韓国の情報機関、国家情報院は北朝鮮が派兵を始めたと分析している。ただ米国のオースティン国防長官は19日の記者会見で「現時点で確認できていない。調査を継続する。事実だとすれば深刻だ」と述べるにとどめた。
ゼレンスキー氏は声明で「北朝鮮が現代の戦争の特徴を学び始めれば、脅威が大きく増すだろう」と指摘。「世界が沈黙を続け、われわれが北朝鮮兵士と前線で対峙することになれば、世界の誰の得にもならないし、戦争が長期化するだけだ」と主張した。
ウクライナ文化情報省の戦略コミュニケーション・情報セキュリティーセンターは18日、ロシア極東の軍事関連施設で北朝鮮の兵士らが装備品を受け取る様子だとする映像を公開した。20日には、ロシア軍が軍服や靴などのサイズを質問する朝鮮語の調査票を用意していたと明らかにした。(共同)

ウクライナ、東部の集落奪還と発表 北朝鮮軍は越境攻撃下の露西部クルスク州に投入か
2024/10/19 8:54
https://www.sankei.com/article/20241019-FS6BVMUHLNIQLAVF2Z4KHHBB3E/
ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ国防省情報総局は2024年10月18日、同国軍が東部ハリコフ州の集落クルグリャコフカを露軍から奪還したと発表した。
ウクライナメディアが伝えた。
クルグリャコフカは露軍が制圧を狙う同州の都市クピャンスク方面に位置している。
東部では戦力に勝る露軍が徐々に前進しているが、ウクライナも反撃を試みているもようだ。
一方、ロシア側での参戦を決めた北朝鮮が軍の人員をロシアに派遣したとされる問題で、ウクライナメディアは2024年10月18日、同国軍情報当局筋の話として、北朝鮮軍がハバロフスクやウラジオストクなど露極東の4都市で実戦投入に向けた訓練を受けていると報じた。
米軍事メディア「ウォーゾーン」によると、ウクライナ国防省情報総局のブダノフ局長は、ロシアに派遣された北朝鮮軍の規模を
「1万1000人」
だと指摘。
ブダノフ氏はまた、北朝鮮軍が2024年11月1日までに訓練を完了し、うち2600人がウクライナ軍の越境攻撃を受ける露西部クルスク州に投入される見通しだと明らかにした。

プーチン氏、G20首脳会議の欠席表明 ICC逮捕状巡る「混乱回避」理由に
2024/10/19 8:44
https://www.sankei.com/article/20241019-4D6CGK3STRK2BNVZD7LVNPUVUQ/
ロシアのプーチン大統領は2024年10月18日、2024年11月にブラジルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に欠席すると表明した。
理由に関し、ウクライナ侵略を巡る戦争犯罪容疑で国際刑事裁判所(ICC)が自身に逮捕状を出していることに言及。
「私が行けば、G20の議論はそれ(逮捕問題)ばかりになってしまう」
とし、自身の出席により首脳会議が混乱する事態を防ぐための決定だと主張した。
今月2024年10月22〜24日に露中部カザンで開かれる主要新興国の枠組み「BRICS」の首脳会議に先立つBRICS諸国の報道機関との会見で発言した。
ICC加盟国のブラジルには、プーチン氏が入国した場合、逮捕する義務が生じる。
一方でプーチン氏は
「逮捕を回避することは簡単だ」
「(逮捕しないという)政府間合意を結ぶだけだ」
とも指摘。
逮捕を懸念した欠席ではないと強調した。
プーチン氏はウクライナ情勢にも言及。
将来的な停戦について
「1年間や2年間の停戦であるべきではない」
「その間に北大西洋条約機構(NATO)が兵器を蓄え、(ウクライナに)移転するためだ」
と述べた。
その上で
「長期的で持続可能な平和」
の実現に向けて
「ロシアは戦い続け、勝利する」
と主張した。
プーチン氏はウクライナの
「中立化」
「非軍事化」
といった目標を達成するまで軍事作戦を継続する意思を改めて示した形だ。

「現段階で確認できない」NATO事務総長、ウクライナへの北朝鮮派兵報道で
2024/10/18 22:56
https://www.sankei.com/article/20241018-OZTEJIQNSRIOTGHKQN5MCDZD3M/
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月18日
「北朝鮮人が兵士としてウクライナでの戦争に参加しているという報道について現段階では確認できていない」
と述べた。
ブリュッセルで記者団に語った。
ルッテ氏は、NATOが韓国などと緊密に連絡を取り合っており
「この見解は変わる可能性がある」
と指摘し、動向を注視する考えを示した。(共同)

北朝鮮がウクライナ侵攻「参戦」 軍特殊部隊1500人露極東入り 韓国情報機関
2024/10/18 22:29
https://www.sankei.com/article/20241018-TSZJ7GK24NIBZE7OJV4PBVC3A4/
韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は2024年10月18日、北朝鮮がウクライナ侵略を続けるロシアを支援するため、朝鮮人民軍の大規模派兵を決め、既に第1陣約1500人が露極東地域に入ったとの情報を明らかにした。
韓国当局は、北朝鮮が参戦を始めたと判断した。
聯合ニュースが伝えた。
北朝鮮による地上軍の大規模な海外派兵は初めてとされ、ウクライナの戦局にも影響を与える可能性がある。
派兵されたのは、軍特殊作戦部隊である
「第11軍団」
所属の将兵で、近く第2陣の兵員輸送も行われる見通し。
第11軍団は
「暴風軍団」
との異名を持つ最精鋭部隊。
最終的に4個旅団計約1万2000人規模の兵力がウクライナの戦場に投入されると予想されている。
北朝鮮が日米韓への敵対姿勢を強める中、軍の特殊部隊が戦場で実戦経験を積むことになれば、日韓の安全保障情勢にも影響を及ぼしかねない。
国情院によると、第1陣は今月2024年10月8日〜13日に北朝鮮北東部の清津(チョンジン)や東部、咸興(ハムフン)付近の地域から露太平洋艦隊の揚陸艦4隻と護衛艦3隻に乗船し、露極東ウラジオストクに移った。
ウラジオストクの他、ウスリスクやハバロフスクなど極東地域の複数の拠点に駐留。
訓練を終え次第、戦地に送られる模様だ。
北朝鮮の兵士らはロシア人兵士を装うため、ロシアの軍服やロシア製武器、シベリア地域の住民を装う偽身分証も受け取ったとされる。

来年日本で地雷国際会議 ウクライナの除去支援
2024/10/18 19:53
https://www.sankei.com/article/20241018-OZWVQFXBP5ONXEFBSXUIO4AOLY/
スイス西部ローザンヌで2024年10月17日、ウクライナの地雷除去に関する国際会議が開かれ、日本から参加した柘植芳文外務副大臣は来年に日本で同会議を開催すると発表した。
会議には60以上の国・国際機関が参加した。
ウクライナのシュミハリ首相は、国土のおよそ4分の1に地雷や不発弾が埋まっている可能性がある状況に触れ
「地雷除去の分野で支援を強めてほしい」
と訴えた。
柘植氏はスイスやウクライナとの共同記者会見で
「人道支援の効果を最大化させる」
と話し、地雷探知機の供与や専門家育成での協力を強化する考えを示した。(共同)

北朝鮮が特殊部隊など1万2千人派兵決定、移動開始 韓国情報機関
2024/10/18 19:26
https://www.sankei.com/article/20241018-I4KDNLXG6NJSFBPACPPKTFGGDU/
韓国の情報機関、国家情報院は2024年10月18日、北朝鮮が最近、ロシアを支援するため、朝鮮人民軍の特殊部隊など4個旅団計約1万2000人規模の兵力をウクライナの戦場へ派兵することを決定したとの情報を明らかにした。
複数の韓国メディアが伝えた。
既に兵力の移動を開始しているとしている。
北朝鮮とロシアは2024年6月に実質的な軍事同盟となる
「包括的戦略パートナーシップ条約」
を締結し、軍事的協力を急速に深めている。

フランス新型自爆ドローン開発 ウクライナへ「数週間内」に供与
2024/10/18 16:54
https://www.sankei.com/article/20241018-FZR2MHE7JZJSTATRUWAXLCFRXE/
フランス政府が、新開発の自爆ドローン(無人機)をウクライナに近く供与すると発表した。
ルコルニュ国防相が2024年10月16日にX(旧ツイッター)で、
「弾薬を乗せて遠隔操縦できる『カミカゼ・ドローン』第1号の試験に成功した」
と書き込み、
「今後、数週間以内」
に仏軍とウクライナに納入されると明かした。
仏紙フィガロによると、この自爆ドローンは45分間自律飛行でき、5キロ先の標的を攻撃できる。
1機当たりの価格は2万ユーロ(約325万円)以下という。
仏国防省は今年2024年3月、自爆ドローン2000機を発注し、このうち100機をウクライナに供与すると表明していた。

ノルウェー、近くF16戦闘機6機をウクライナに供与 欧米、「戦勝計画」に慎重姿勢
2024/10/18 11:26
https://www.sankei.com/article/20241018-PC7XFHL6KRPOVMJEANBJPE4NFA/
ロシアの侵略を受けるウクライナのウメロフ国防相は2024年10月17日、ベルギー・ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)国防相会合でノルウェーのグラム国防相と会談した。
会談後、ウメロフ氏はSNSを通じ、ノルウェーから
「近い将来」
に6機の米国製戦闘機F16がウクライナに供与されると発表した。
ウクライナへのF16供与はこれで、ベルギー、オランダ、デンマーク、ノルウェーの4カ国が表明。
既に少なくとも6機が供与されたとされるが、ウクライナは2024年8月、1機が任務中に墜落したと公表した。
ノルウェーからのF16供与が実現すれば、ウクライナの防空力の向上が見込まれる。
ウクライナメディアによると、F16は2028年までに約80機が同国に供与される予定。
供与は段階的に行われ、2024年今年中に24機、25年末までに40〜50機程度となる見通しだとしている。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、ブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議とNATO国防相会合に出席し、ロシアに対する
「戦勝計画」
を説明した。
計画は、NATOがウクライナの加盟に向けた手続きを即座に開始することや、欧米製の長距離ミサイルによる露国内攻撃の解禁などを含んでいる。
ただ、ロイター通信によると、EUとNATOはウクライナ支援の継続を約束する一方、即座のNATO加盟手続きの開始には慎重姿勢を維持した。
ゼレンスキー氏は
「仮に計画への支持が得られなくとも、ウクライナはロシアの侵略と戦い続ける」
と表明した。
戦勝計画について、ペスコフ露大統領報道官は同日、
「狙いはNATOを紛争に公式に引き込むことであり、ロシアとNATOの直接衝突を招く」
と警告した。

「ウクライナは負ける」とトランプ氏 ゼレンスキー氏は「最も偉大なセールスマン」
2024/10/18 11:24
https://www.sankei.com/article/20241018-TLAV2B7UW5JTDITXSV3CT33IB4/
米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領は17日放送のポッドキャスト番組のインタビューで、ロシアが侵略するウクライナのゼレンスキー大統領について
「戦争を始めるべきではなかった」
「負け戦だ」
と批判した。
ロシアが侵略を始めたことを否定する発言とも受け取れ、民主党候補のハリス副大統領陣営が反発を強めるとみられる。
トランプ氏はロシアのプーチン大統領を指導者として高く評価しており、2021年の離任後にも対話したと報じられている。
侵略を正当化するプーチン氏寄りの姿勢が顕著で、ウクライナを支援する欧州の米同盟国に動揺が広がりそうだ。
ウクライナへの軍事支援に消極的なトランプ氏はゼレンスキー氏について
「最も偉大なセールスマンだ」
「米国に来る度、我々が1000億ドル(約15兆円)を与えている」
と誇張して皮肉る一方
「ウクライナ人を気の毒に思う」
「彼を助けたくないと言っているわけではない」
とも述べた。(共同)

中露を念頭、現状変更に反対 中谷防衛相、NATO会合で連携強化を呼びかけ
2024/10/18 10:04
https://www.sankei.com/article/20241018-FUE3PW4CSZPQ3OS5AGCXDFJ7IQ/
中谷元・防衛相は17日(日本時間同)、北大西洋条約機構(NATO)とインド太平洋地域のパートナー国との国防相会合に初めて出席した。
中国やロシアを念頭に、力による現状変更の試みに反対し、対抗するための連携強化を呼び掛けた。
「厳しい国際情勢だからこそ、基本的価値と戦略的利益を共有する日本とNATOの協力が重要だ」
と述べた。
ロシアのウクライナ侵略を
「国連憲章の原則が踏みにじられた暴挙だ」
と非難。
日本は引き続きウクライナ支援を続けるとして、自衛隊車両を追加提供する考えを示した。
ウクライナのウメロフ国防相との会談でもこうした方針を伝えた。
会合では
「インド太平洋地域でも力や威圧による一方的な現状変更の試みが強化されている」
と述べ、中国軍が2024年10月14日に台湾を包囲する形で実施した軍事演習に言及した。(共同)

NATO国防相会合、ウクライナの加盟で温度差 ゼレンスキー氏の戦勝計画、多難な前途
2024/10/18 9:59
https://www.sankei.com/article/20241018-RVHP6SP63VJIPLKL7CSR6QGYKU/
ブリュッセルで2024年10月18日まで開かれている北大西洋条約機構(NATO)国防相会合は、ロシアに侵略されたウクライナへの
「揺るぎない支援」
が改めて打ち出されたのとは裏腹に、ウクライナのゼレンスキー大統領が2024年10月16日公表の対露戦争計画で求めた
「NATOへの即時無条件加盟への招待」
を巡る加盟国間の温度差が目立ち、前途の多難さを印象付けた。
2024年10月1日に事務総長に就任し、今回初めてNATO会合を主催するルッテ氏は2024年10月17日、
「ウクライナをこれまで以上にNATOに近づける」
と述べるとともに、加盟が実現するまでは、ウクライナの勝利を確実にするため
「あらゆる手立てを講じ続ける」
と強調した。
会合では、初参加のオーストラリアが退役を控えた豪陸軍のM1エーブラムス戦車49両をウクライナに供与すると表明した。
また、加盟国が年間400億ユーロ(6兆5100億円)規模の対ウクライナ軍事支援を続けていくとの目標について、達成されるとの見通しが示された。
一方、ウクライナのNATO加盟を巡っては、エストニアのペブクル国防相やラトビアのスプルーズ国防相が、ゼレンスキー氏の戦勝計画を支持する立場からウクライナのNATO加盟実現を早急に具体化させるべきだと表明した。
ゼレンスキー氏は2024年10月17日、NATO会合に先立ちブリュッセルの欧州連合(EU)首脳会議で演説し、ウクライナのNATO加盟も含めて戦勝計画を今から実行に移せば
「戦争は遅くとも2025年までに終結する」
と主張した。
NATOは2024年7月に米ワシントンで開いた首脳会議で
「ウクライナのNATO加盟は不可逆的だ」
とし、将来のNATO加盟を確約している。
ただし、加盟に向けた実質的な動きは出ていない。
加盟国の間では、NATOの中心国である米国で2024年11月に実施される大統領選の行方を見極めたいとの思惑が強い。
加えて米国とドイツは、現時点でウクライナを加盟させればロシアが反発し、核兵器使用の恐れも含めて戦火が拡大しかねないとの懸念から
「ウクライナの加盟は戦争終結後であるべきだ」
と他の加盟国を説得しているという。
ウクライナが加盟するにしても、他国からの攻撃をNATO全体への攻撃と見なすNATO条約第5条の適用範囲を明確化させるため、ウクライナとロシアとの国境または境界線が明確に確定されていることが加盟の前提となるなど、加盟実現へのハードルは尚高いのが実情だ。

米、攻撃用無人機生産で中国企業に制裁 ウクライナ侵略でロシアが使用
2024/10/18 8:52
https://www.sankei.com/article/20241018-KEX2TZTNYNO5JM5PLNDBZN6L3U/
米財務省は2024年10月17日、ロシアがウクライナ侵略で使用する長距離の攻撃用無人機の生産に関与したとして、中国などに拠点を置く3企業と1個人に制裁を科した。
米国内の資産が凍結される。
ロシアに武器を直接供給する中国企業が制裁対象となるのは初めてとしている。
ミラー国務省報道官は声明で、ロシア企業の協力の下、中国で生産された無人機がウクライナで重要インフラの破壊や多数の負傷者を生み出していると指摘。
「ロシアに対する軍事的支援には引き続き代償を負わせる」
と警告した。
財務省によると、今回制裁対象となった企業は無人機のエンジン生産に加え、今年2024年初めから無人機の部品となる電子機器の輸出にも関わっていた。
米政権高官らは、中国最高指導部がロシアへの軍事産業支援を進めていると非難している。(共同)

北朝鮮部隊1万人派遣準備 ゼレンスキー氏、露との連携に懸念 NATO国防相会合閉幕へ
2024/10/18 7:56
https://www.sankei.com/article/20241018-AKLNYDTKORI65D3SZWD7XFDSI4/
ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)国防相会合は2024年10月18日、ロシアに侵略されたウクライナに対する軍事支援の強化と、ウクライナの将来的なNATO加盟を確認して閉幕する。
2024年10月17日のウクライナ関連会合に出席した同国のゼレンスキー大統領は記者会見で、ウクライナ領内に北朝鮮軍の要員が送り込まれていると指摘し、ウクライナ戦争でのロシアと北朝鮮の連携に強い懸念を示した。
ゼレンスキー氏はウクライナの情報機関が入手した情報として
「北朝鮮がウクライナ領内の露支配地域に戦術要員と将校を送り込んだ」
と述べた。
また、北朝鮮が総勢1万人規模の部隊をロシアとウクライナの露占領地域に派遣する準備を進めているとした。
記者会見に同席したNATOのルッテ事務総長は
「北朝鮮の兵士が(ウクライナでの)戦闘に関与している証拠はない」
と述べる一方で、北朝鮮がロシアにミサイルなどの兵器や機器の供与といった多様な支援を展開しており
「非常に懸念している」
と語った。
ルッテ氏はまた
「中国はロシアの対ウクライナ戦争の決定的な支援者と化した」
と批判。
2024年10月17日の会合に中谷元・防衛相ら日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相が出席したのを踏まえ、NATO加盟国とインド太平洋地域のパートナー諸国が対中国を含めた幅広い分野で連携を深めていくべきだと強調した。
ルッテ氏は4カ国を交えた会合は
「意義深かった」
とし、防衛産業の生産能力強化、偽情報工作を駆使したハイブリッド戦争への対応、サイバー攻撃対策で協力強化を図るとした。
ゼレンスキー氏は日本からの支援に関し
「日本は本当に力強い相棒だ」
「日本がいなければ生き残れなかった」
と謝意を表明した。

<主張>ウクライナへ派兵 北の脅威をもっと論じよ
社説
2024/10/18 5:00
https://www.sankei.com/article/20241018-7IRDVZ74WBLD7KQSOTUO4KCUJA/
ウクライナのゼレンスキー大統領が2024年10月16日、最高会議(国会)の演説で
「ロシアによる侵略に北朝鮮が参戦している」
と明言した。
2024年10月13日の声明でも
「(北朝鮮からロシアへ)もはや武器だけでなく人が派遣されている」
と指摘していた。
複数のウクライナメディアは、ロシア軍が北朝鮮人で作る3000人規模の部隊を編成し、国境地帯に配備したと報じた。
北朝鮮兵1万人がロシアに派遣されたとの報道もある。
北朝鮮は弾道ミサイルや数百万発の砲弾をロシアに輸出し、ウクライナの戦場で使用されている。
ロシアは否定するが、実際に北朝鮮が派兵までしたのであれば、侵略への加担どころか侵略者になったことになる。
事実なら明白な国連憲章違反であり許されない。
北朝鮮は直ちに将兵を自国に戻し、武器弾薬の輸出も停止すべきだ。
北朝鮮軍の派遣について、カービー米大統領補佐官は
「露軍は毎日1000人超が死傷するなど大きな困難に直面している」
「その中で出てきた」
との見方を示し、露朝の軍事協力に懸念を表明した。
懸念されるのはウクライナへの侵略激化だけではない。
2024年6月に露朝が結んだ
「包括的戦略パートナーシップ条約」
には
「一方が戦争状態になれば、遅滞なく軍事的、またはその他の援助を提供する」
とある。
朝鮮半島有事になれば、ロシア軍の参戦の可能性があるということだ。
北朝鮮は韓国との対決姿勢を強めているが、南北の衝突がロシアを含む日本有事へ拡大することもあり得る。
日本にとって他人事ではない。
青木一彦官房副長官は記者会見でウクライナを巡る露朝軍事協力進展について、ウクライナだけでなく日本周辺の安全保障環境に与える影響の観点から
「深刻に憂慮すべきものだ」
と語った。
だが、石破茂首相や与野党からは危機感の表明や露朝両国への批判はほとんどない。
一体どうしたことか。
どの党も候補者も、日本を守る、国民を守る―と連呼する衆院選の最中であるにもかかわらず、この鈍さは理解に苦しむ。
石破首相は外務、防衛両省に北の派兵の詳細をウクライナ政府に確認するよう指示すべきだ。
その上で関係各国に露朝両国への制裁を呼び掛け、日本自身も急ぎ発動すべきである。

ウクライナ軍前総司令官、早期終戦に否定的 欧米が武器供給せず「勝利の機会失った」
2024/10/17 21:49
https://www.sankei.com/article/20241017-NWWI25AG4NPKZMFMBAT4R2NSEQ/
ウクライナ軍前総司令官のザルジニー駐英大使が2024年10月17日、ロンドンで講演し
「ロシアとの長期戦から抜け出すのは、ほぼ不可能に思える」
と述べ、早期の戦闘終結に否定的な見解を示した。
欧米が2023年、ウクライナに必要な武器を供給しなかったため、勝利の機会を失ったとも指摘した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月17日の欧州連合(EU)首脳会議で、対ロシア戦の
「勝利計画」
について演説し、計画に今すぐ着手すれば、2025年中に戦闘終結が可能だと主張した。
ザルジニー氏は軍総司令官だった2023年11月に英誌エコノミストが報じたインタビューで、戦闘が
「膠着状態」
にあると発言。
ゼレンスキー氏が
「膠着ではない」
と否定し、両者間の亀裂が指摘された。
ゼレンスキー氏は2024年2月、ザルジニー氏を解任した。(共同)

米、ウクライナのF16要員養成で若手重視に転換 欧米式訓練に柔軟対応も訓練長期化か
2024/10/17 17:02
https://www.sankei.com/article/20241017-NOBKFZHIQJKIXEQNVC6NXHXDKM/
米紙ウォールストリート・ジャーナルは17日、ウクライナ空軍に供与された米国製F16戦闘機の操縦士養成に関し、米国が若手に重点を置く方針に転換したと伝えた。
訓練のためにウクライナを離れることが可能で必要な英語能力がある経験豊富な操縦士の不足が理由。
若手の場合、訓練に時間がかかり、F16による防空態勢の強化が遅れる可能性もある。
ウクライナでは2024年8月下旬にF16が墜落し、ベテラン操縦士が死亡した。
この操縦士は通常数年かかる訓練を6カ月で終えて前線に投入されたばかりだったことから、米国などは訓練の在り方を協議していた。
同紙によると、若手の方が欧米式の訓練に柔軟に対応できるとの意見もあるが、F16の訓練課程に進む前に英国とフランスの施設で1年間の基礎的な飛行訓練を終える必要がある。
方針転換前から、ウクライナ空軍が20機のF16と操縦士40人で構成する飛行隊を配備するには、早くとも来年2025年春までかかる見通しだったという。(共同)

米ウクライナ首脳、対露戦勝計画を協議 米は長射程攻撃で慎重維持、「北派兵」懸念共有か
2024/10/17 8:19
https://www.sankei.com/article/20241017-JYTHWXWJ5NIEVM42XJ6VJ2FSXU/
バイデン米大統領は2024年10月16日、ロシアの侵略が続くウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、4億2500万ドル(約636億円)の追加軍事支援を表明した。
ゼレンスキー氏は同日、最高会議(議会)演説で公表した対露戦勝計画を巡る最新状況を説明。
同氏が計画の柱とする米国製長射程兵器による露領内攻撃容認について、米側は慎重姿勢を維持したとみられる。
ウクライナ情勢を巡っては、ロシアに弾道ミサイルなどを供給する北朝鮮が部隊をロシアに派遣したと複数の欧米メディアが報道
ゼレンスキー氏は議会演説で北朝鮮が侵略に
「参戦している」
と表明しており、バイデン氏にも懸念を伝えた可能性がある。
米国家安全保障会議(NSC)のサベット報道官は
「ロシアの代わりに戦う北朝鮮兵士に関する報道に憂慮している」
「事実なら、両国の軍事関係の著しい増強を示すことになる」
と述べた。
また、ホワイトハウスは、バイデン氏が2024年10月17〜18日の日程でドイツを訪問、ショルツ首相らとウクライナや中東情勢などを協議すると発表。
2024年11月にはバイデン氏がウクライナ支援国によるオンラインの首脳級会合を主宰するとも明らかにした。
同月2024年11月の米大統領選に向け、現政権のウクライナ支援姿勢を継承する民主党候補ハリス副大統領と、対露交渉による早期停戦を唱える共和党候補トランプ前大統領との接戦が続いている。
一方でイランや北朝鮮、中国がロシアと軍事的連携を強めており、バイデン氏は支援国の首脳らとの協議を通じ、選挙結果にかかわらず、対露戦勝利に必要な支援をウクライナが確保できるよう、危機意識の共有を図るものとみられる。

NATO国防相会議が開幕へ 日韓など4カ国が初参加 ウクライナの「戦勝計画」など協議
2024/10/17 8:18
https://www.sankei.com/article/20241017-4WFOTPTSMRPXHBJIG7FUA4FQRM/
北大西洋条約機構(NATO)の国防相会合が2024年10月17日、ブリュッセルのNATO本部で2日間の日程で始まる。
2024年10月19日からイタリア南部のナポリで開かれる初の先進7カ国(G7)国防相会合と合わせ、ロシアに侵略されたウクライナへの軍事支援の推進を確認する。
2024年10月17日の会合にはウクライナのゼレンスキー大統領も出席する。
NATO会合には中谷元防衛相を含め日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相が初参加する。
NATOのルッテ事務総長は2024年10月16日の記者会見で、日本など4カ国の国防相との協議では防衛産業分野での協力に関して話し合うとしており、増産が急務となっているウクライナ向けの弾薬の供給拡大に向けた連携や、先端技術協力などが議題に上るとみられる。
ルッテ氏は4カ国との協力について
「次の段階として何をするかを描き出すことが重要だ」
と指摘。
日本との関係では
「日本はウクライナとの強い連帯を打ち出している」
「中国の軍備増強についても共通の懸念を抱いている」
と述べた。
ウクライナを巡る討議では、ゼレンスキー氏が2024年10月16日に初公表したロシアに対する
「戦勝計画」
への対応などが主要議題となる。
ルッテ氏は戦勝計画に関し
「ウクライナのNATOへの即時無条件の招待」
などが盛り込まれていることを念頭に
「計画を全面的に支持するとは言えない」
と語り、慎重姿勢を示した。

ウクライナの対ロシア「勝利計画」に慎重姿勢 NATO事務総長 国防相理事会で議題に
2024/10/17 7:37
https://www.sankei.com/article/20241017-FWBDEPL4BZIMJEDZUK32CECGOE/
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月16日、ウクライナのゼレンスキー大統領が公表した対ロシア戦争の
「勝利計画」
について
「私は計画全体を支持しているとは言えない」
と述べ、慎重な姿勢を示した。
ブリュッセルで記者会見した。
勝利計画は、ウクライナのNATO加盟交渉に同国を招待することも要求している。
ルッテ氏は
「深く掘り下げ、その背景を理解しなければならない項目が数多くある」
と指摘。
2024年10月17〜18日に開くNATO国防相理事会で
「間違いなく議題に上る」
と述べた。
加盟国が表明したウクライナ軍事支援が今年前半だけで209億ユーロ(約3兆4千億円)に上るとして、来年も400億ユーロ規模の支援を継続するという目標を達成できるとの見通しを示した。(共同)

防衛産業協力を協議へ NATO、日韓豪NZの国防相と 実務的な関係深める狙い
2024/10/17 7:14
https://www.sankei.com/article/20241017-6NXEMG2KVNIK5I75KRYMQRSMJ4/
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月16日、ブリュッセルで2024年10月17〜18日に開催する国防相理事会に招待した日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相と
「工業生産や技術革新の協力の在り方について協議する」
と明らかにした。
防衛産業分野の協力を進める。
理事会を前に記者会見した。
NATOは2022年から3年連続で4カ国の首脳を招待しているが、国防相理事会に4カ国の国防相を招くのは初めて。
ロシアのウクライナ侵攻を支援する中国に対する懸念を共有するだけでなく、実務的な協力関係を深める狙いがある。
欧州のNATO加盟国はウクライナに対する弾薬などの軍事支援に注力しているが、防衛企業による生産が追い付かず、供給能力不足の克服が課題となっている。(共同)

米、ロシア領長射程攻撃で慎重姿勢を維持 ウクライナ支援の継続を約束
2024/10/17 7:02
https://www.sankei.com/article/20241017-MQKMTR4H5VNN3LEQGWJOG5C544/
ジャンピエール米大統領報道官は2024年10月16日の記者会見で、ウクライナに米国製長射程兵器によるロシア領攻撃を認めるかどうかについて慎重な姿勢を維持した。
バイデン大統領はゼレンスキー大統領と電話会談し、4億2500万ドル(約636億円)の追加軍事支援を表明。
来年2025年1月の任期切れまで支援を続けると約束した。
米政府はバイデン氏が2024年10月17〜18日にドイツを訪れ、ショルツ首相とウクライナや中東の情勢を協議すると正式に発表した。
2024年10月11月にウクライナ防衛支援に関する首脳級会合をオンラインで主催するとも明らかにした。
ゼレンスキー氏は電話会談に先立ち、対ロシア戦争の
「勝利計画」
を初めて公表し、長射程兵器によるロシア領内への攻撃容認も強く求めた。
ジャンピエール氏は
「米国の方針は変わっていないし、今後も変わらない」
と述べた。
米国は使用容認が戦況を好転させるとの見方に否定的で、ロシアを過度に刺激しかねないと懸念している。(共同)

ゼレンスキー氏、対ロシア戦勝計画を初公表 実現なら「来年中にも終戦」と見通し
2024/10/16 23:28
小野田 雄一の写真
https://www.sankei.com/article/20241016-BQW7TIMJYBL67IRQERZPGMOSGE/
ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月16日、同国最高会議(議会)で演説し、ロシアに対する
「戦勝計画」
を公表した。
これまで計画の一部に言及していたが、全体像を明らかにしたのは初めて。
ゼレンスキー氏は、計画を実現して
「ウクライナが今、強くならなければ、ロシアは更に強大化し、外交(による停戦)を永久に放棄するだろう」
と指摘。
一方、計画が実現されれば2025年来年中にも戦争は終結するとの見通しを示した。
ゼレンスキー氏によると、戦勝計画ではウクライナの北大西洋条約機構(NATO)への即時かつ無条件の招待を求めた。
その他、
▽露西部クルスク州の占領地域の維持
▽再侵略を予防するための欧米諸国と協力した戦略的措置
▽経済力強化
▽欧米が供与した長距離ミサイルによるロシア国内への攻撃の解禁
などが盛り込まれている。
NATOへの招待とは、将来的な加盟の確約を事実上求めたものとみられる。
NATO諸国などとの連携を強化することでロシアに侵略継続を断念させ、停戦交渉の場にロシアを引き出したいウクライナの思惑を示した。
戦勝計画の策定は2024年8月下旬にゼレンスキー氏が発表。
これまでに米国や英国、フランス、ドイツ、イタリアに提示し、関与を求めてきた。
ゼレンスキー氏は今月2024年10月17〜18日にベルギー・ブリュッセルで開かれる欧州連合(EU)首脳会議でも計画を説明する。
ただ、ロシアは、停戦にはウクライナがNATO加盟を断念して
「中立化」
することや、ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東・南部4州の領有権を放棄することが不可欠だと主張。
戦勝計画が実現する前にウクライナを降伏に追い込む思惑だとみられる。
NATO諸国の間でもウクライナのNATO加盟には慎重論が根強く、戦勝計画の実現可能性は不透明だ。

独ショルツ首相、ロシアのプーチン大統領と協議も 戦争終結へ「あらゆること模索」
2024/10/16 23:20
https://www.sankei.com/article/20241016-7TV3NHHSMFL7XE7AZ4YB4NJNIA/
ドイツのショルツ首相は16日、連邦議会での演説で、ロシアとウクライナの戦争終結に向け、ロシアのプーチン大統領との話し合いに前向きな姿勢を示した。
一方で
「ウクライナの頭越しや同盟国の合意なしに決定が下されることは決してない」
とも強調した。
ショルツ氏は、ウクライナへの支持は明確だとした上で
「戦争がいつまでも続かないようにするために、あらゆることを模索しなければならない時が来た」
と述べた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月11日、ベルリンでショルツ氏に対ロシア戦争の
「勝利計画」
を説明。
欧米の支援を得て軍事的優位を固めてロシアを交渉の席に着かせ、ウクライナ主導で和平を受け入れさせることが狙いだとされる。(共同)

G7初の国防相会合、伊ナポリで19日開催 ウクライナなど紛争多く安全保障面で連携強化
2024/10/16 18:36
https://www.sankei.com/article/20241016-INA6WJQGFRNJHJMJYIWMUMXWOM/
日米欧の先進7カ国(G7)は19日、初の国防相会合をイタリア南部ナポリで開催する。
議長国イタリアによると、ロシアによるウクライナ侵略などの紛争が相次ぐ中、安全保障面での連携強化が目的。
ウクライナの防衛支援や緊張が高まる中東情勢が主要議題となる。
イタリア政府関係者は
「会合を通じて、防衛分野でのG7の結束を示す」
と強調。
ウクライナ支援で防衛産業の生産能力が不足した経験を踏まえ、産業基盤の強化もテーマになる。
ウクライナは砲弾など物量で優位に立つロシア軍に対して劣勢を強いられている。
ゼレンスキー大統領が2024年10月今月、英独仏伊の4カ国を訪問した際、各国はウクライナの防空や防衛産業などへの支援を表明。
今回の会合でも支援継続のメッセージを発信するとみられる。
中東情勢を巡っては、イスラエル軍がレバノン南部に地上侵攻し、駐留する国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の施設が攻撃を受けた。
G7として対応を議論する。(共同)

ロシア、北朝鮮人部隊を編成か 3000〜1万人規模 ウクライナ複数メディア報道
2024/10/16 8:26
https://www.sankei.com/article/20241016-GRWSIK5GKJKE3AFD2BYQYFH72I/
ロシアの侵略を受けるウクライナの複数メディアは15日、露軍が北朝鮮人で構成する部隊を編成し、ウクライナとの国境地帯に配備していると報じた。
ウクライナ軍の情報当局筋の話だとしている。
事実であれば、露軍の損耗拡大を背景とした動きの可能性がある。
部隊に配属された北朝鮮人18人が逃亡し、露軍が捜索しているとの情報があるとも報じている。
現地紙ウクラインスカヤ・プラウダによると、北朝鮮人で構成された部隊の名称は
「特別ブリヤート大隊」。
推定3000人規模だとした。
部隊名はロシアのアジア系少数民族、ブリヤート人に由来するとみられる。
ウクライナの英字紙キーウ・インディペンデントは15日、北朝鮮からロシアに
「兵士1万人」
が派遣されたと欧米側外交筋が話したと伝えた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は最近、北朝鮮がロシアに兵器を供給するだけでなく、実際の戦闘に人員を関与させていると指摘。
複数の欧米メディアも、北朝鮮がロシアに供給した短距離弾道ミサイルの運用に携わる人員を露軍に派遣している他、
「数千人」
の北朝鮮人が露国内で訓練を受けており、年内にも前線に配備される可能性があると伝えていた。
露朝は今年6月、事実上の軍事同盟となる
「包括的戦略パートナーシップ条約」
に署名するなど、安全保障協力を拡大している。

ウクライナ関係「強力に」 ジェトロ、首都キーウで事務所開所式
2024/10/11 10:57
https://www.sankei.com/article/20241011-DCN75SPATZNWDA4OEZSRY2RW3Y/
日本貿易振興機構(ジェトロ)は10日、ロシアの侵攻が続くウクライナの首都キーウに事務所を設け、中心部のホテルで開所式を実施した。
日本とウクライナの企業関係者ら約280人が出席。
柴田哲男所長は
「両国のより強力な結び付きの始まりとなる」
と挨拶した。
ウクライナ進出を検討中の日系企業10社も参加。
新しい有機肥料の開発に取り組むスタートアップ企業WAKU(岡山県高梁市)の代表取締役CEO姫野亮佑さんは、ウクライナの農業生産法人と実証実験を進めたい考え。
戦闘が続く中でも
「他の企業が入ってくる前に、できるだけ早く進出したい」
と意気込みを語った。
ウクライナの電力会社の男性社員は
「経済は全ての土台」
「発展するほど勝利に近づける」
と日本の支援に謝意を示した。(共同)

露軍、ウクライナ港湾インフラに3カ月で60回攻撃 副首相「食料危機を引き起こす」と非難
2024/10/11 10:50
https://www.sankei.com/article/20241011-VHYYJBTN6ZKYRC7IKTYSPVSSGM/
ウクライナのクレバ副首相は10日、ロシア軍が直近の3カ月で、ウクライナの港湾インフラを約60回攻撃したと明らかにした。
農業大国ウクライナは黒海を通じた穀物輸出を継続しており、クレバ氏は
「ウクライナの輸出能力を破壊するのが狙いだ」
「食料危機を引き起こす挑発だ」
と非難した。
一連の攻撃で約300の港湾施設、車両177台、船舶22隻が破壊されたという。
港湾作業員や船員ら79人が負傷した。
クレバ氏によると、ウクライナは現在40カ国以上に穀物を輸出している。
輸出先には中国、インドネシア、ベトナムといったアジア諸国のほか、エジプト、リビア、チュニジア、アルジェリア、トルコ、オランダ、スペインが含まれる。(共同)

ロシアでアフリカ女性ら200人が無人機製造か 虚偽広告で渡航 監視下で従事
2024/10/11 10:30
https://www.sankei.com/article/20241011-HOOZHSP2HJKR5ACPO74MYM3SNI/
AP通信は10日、無料航空券や接客業などの仕事を約束するソーシャルメディアの広告を見てロシアに渡航したアフリカ出身の女性ら約200人が、ウクライナ侵攻で多用される無人機の製造に従事させられていると、当事者の話を引用して報じた。
APによると、女性はウガンダやルワンダ、ケニアなどアフリカ諸国やスリランカの出身で年齢は18〜22歳。
ロシア中部タタルスタン共和国アラブガの経済特区にある工場で、イラン製の無人機
「シャヘド」
の組み立てに1日12時間従事させられているとした。
ロシア人や中央アジア諸国の学生も働いているという。
女性らは職場や寮で常に監視下に置かれ、約束された賃金も支払われていないと訴えている。
国際人権団体
「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」
によると、ロシアは侵攻継続のため、仕事の内容を十分に説明せず、アフリカやインドから労働者を募集している。(共同)

ゼレンスキー氏が英仏首脳と会談 トランプ氏当選を視野に「勝利計画」への支持取り付けへ
2024/10/11 8:58
https://www.sankei.com/article/20241011-DMYT6OAAQ5JKDDYURBLTJ5ES4Q/
ロシアに侵略されたウクライナのゼレンスキー大統領は10日、欧州歴訪を開始し、英国とフランスでスターマー英首相、マクロン仏大統領とそれぞれ会談した。
ゼレンスキー氏は歴訪を通じ、各国から軍事支援強化の確約と、戦争終結に向けてウクライナが策定した
「勝利計画」
への支持を取り付けたい考えだ。
英メディアなどによると、ゼレンスキー氏はスターマー氏との会談で、戦勝計画の説明に加え、英国がウクライナに供与した巡航ミサイル
「ストームシャドー」
などの長距離攻撃兵器について露領内に対する使用制限を撤廃するよう改めて要請した。
1日に就任した北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長も会談に同席した。
ルッテ氏が就任後、NATO加盟国を訪れるのは初めて。
ルッテ氏は会談後、記者団に
「ウクライナを支援することは、NATO加盟各国にとって死活的に重要だ」
と訴えた。
戦況については、ロシア軍がウクライナ東部で徐々に前進しており、情勢は
「厳しい」
との認識を示した。
ウクライナによるロシアへの越境攻撃は
「合法的行動だ」
と明言しつつ、長距離兵器の使用制限の緩和の判断は
「供与国次第だ」
と述べるにとどめた。
ゼレンスキー氏は英仏に続いてイタリアとドイツも訪問。
11日のショルツ独首相との会談ではドイツが主導する弾薬の増産などが議題となる見通しだ。
ゼレンスキー氏としては投開票まで1カ月を切った米大統領選でウクライナ支援に懐疑的な共和党のトランプ前大統領が当選した場合を想定し、米欧の主要国との間でウクライナ支援の継続と、ロシアに侵略の利得を与えない形での戦争の終結に向けた合意を固めておきたい思惑がある。
トランプ氏は先月27日にニューヨークでゼレンスキー氏と会談した際、
「戦争は終わらせるべきだ」
「私なら直ちに終結させられる」
と戦いの幕引きに前のめりな姿勢を鮮明にしていた。
これに危機感を強めたゼレンスキー氏が今回の歴訪で改めて支持固めに走ったとみられる。
ただ、バイデン米大統領も含め12日にドイツで予定された米英独仏首脳とゼレンスキー氏との会談は、バイデン氏が米南部を襲ったハリケーンの対応のため出席できないとして見送られ、ゼレンスキー氏としては目算が外れた恰好だ。

「領土放棄してNATO加盟」形式の停戦案報道、ゼレンスキー氏が否定
2024/10/11 8:34
https://www.sankei.com/article/20241011-NMFXYW6N3ZMV3KM6YGTNFODFHM/
ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は10日、被占領地域の実効支配をロシアに認めるのと引き換えにウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟して安全を確保するという形での停戦案が検討されているという一部メディアの報道について、
「停戦に関する如何なる議論も行われていない」
と否定した。
パリで同日行われたフランスのマクロン大統領との会談後の記者会見での発言としてウクライナメディアが伝えた。
欧州歴訪中のゼレンスキー氏は
「私が停戦を協議するために支援国を訪問していると一部メディアが報じているが、事実ではない」
とも述べた。
ゼレンスキー氏はマクロン氏との会談で、ロシアに対する
「戦勝計画」
を説明し、支援を改めて要請した。
ゼレンスキー氏は同日、訪仏に先立ち英国も訪問。スターマー英首相に戦勝計画を説明した他、NATO加盟を望むウクライナの立場を改めて伝達した。
英紙フィナンシャル・タイムズなど一部メディアは最近、ウクライナや欧米当局者の間で、ウクライナが被占領地域を事実上放棄するのと引き換えに、NATOがウクライナの安全を保証するという形での停戦案が浮上していると報じていた。
ただ、ウクライナは報道を否定。
ロシアも停戦にはウクライナの
「中立化」
が必要だとし、NATO加盟は容認できないとの立場を示している。
一方、ウクライナの有力軍事メディア「ディープステート」は10日、露軍がウクライナ東部ドネツク州の集落3カ所とルガンスク州の集落1カ所を新たに制圧したと伝えた。

ウクライナ最高会議、戦費調達の増税法案可決 財源確保が課題
2024/10/10 21:06
https://www.sankei.com/article/20241010-D2GLGNSM7BMVJEZ4ZWW4CVUHLA/
ウクライナ最高会議(議会)は10日、戦費調達のための増税法案を賛成多数で可決した。
発効にはゼレンスキー大統領の署名が必要となる。
ウクライナメディアなどが伝えた。
ロシアが2022年2月にウクライナに全面侵攻を始めて以降、ウクライナの国防予算は急増し、ゼレンスキー政権は財源の確保を迫られている。(共同)

露南部にドローン攻撃 ウクライナ、「燃料施設を破壊」と発表
2024/10/10 19:50
https://www.sankei.com/article/20241010-M54NUCMUPBOH7EWAKUTWJ3PT5A/
ロシア南部アディゲ共和国のクムピロフ首長は10日、同共和国の都市マイコープ郊外にドローン(無人機)攻撃があり、住民の避難を実施しているとSNSで発表した。
死傷者はないとした。
ウクライナ軍高官のコバレンコ氏は同日、マイコープ近郊の軍用飛行場の燃料貯蔵施設を破壊したとSNSで発表。
飛行場で爆発が起きた様子を撮影したとする動画も投稿した。
ウクライナ軍は最近、露軍の燃料貯蔵施設や弾薬庫への攻撃を激化。露軍の継戦能力を低下させるための作戦だとしている。

プーチン露大統領、「露朝戦略条約」法案を国会提出 北朝鮮と事実上の同盟締結へ
2024/10/15 8:23
https://www.sankei.com/article/20241015-HTQPRFXU7VNN3LOMIIC3BP4KUM/
ロシアのプーチン大統領は14日、北朝鮮と安全保障協力の拡大などを定める
「包括的戦略パートナーシップ条約」
を批准する法案を露下院に提出した。
条約は、どちらか一方の国が武力攻撃を受ける恐れが生じた場合に即座に協議を行うことや、実際に武力攻撃を受けた場合に相互が軍事支援を行うことなどを規定。
一方が他方に不利益を与える協定などを第三国と結ばないことも定めている。
ロシアは北朝鮮と事実上の軍事同盟を結ぶ形。
ウクライナ侵略で欧米諸国と決定的に対立したロシアは、核兵器開発や人権問題などを巡って同じく欧米と敵対する北朝鮮と関係を深め、欧米に対抗する思惑を改めて鮮明にした。
露朝の関係強化は、両国の軍事的威圧と対峙する日本にとっても脅威となる。
法案は今後、露下院と上院で可決された後、プーチン氏の署名により成立する見通し。
米国やウクライナによると、ロシアは北朝鮮から調達した弾道ミサイルや砲弾をウクライナの戦場で使用。
ロシアは見返りにロケットエンジン技術などを北朝鮮に提供していると観測されている。
露朝間の包括的戦略パートナーシップ条約は、6月に24年ぶりに訪朝したプーチン氏が、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記とともに署名していた。

http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/788.html#c16

[国際35] 北朝鮮部隊、まもなくロシア南西部到着か ウクライナ情報機関トップ/ 朝日新聞 仁王像
10. 秘密のアッコちゃん[807] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月26日 08:35:59 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[372]
<■152行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
ロシア入りした北朝鮮兵は「弾除けの傭兵にすぎない」 派兵を秘匿…精鋭部隊の特異な実態
2024/10/25 18:40
https://www.sankei.com/article/20241025-BAYY3ILPHBPTVHBMOUYQ7LKCME/
北朝鮮がウクライナを侵略するロシアに派遣したのは、朝鮮人民軍の精鋭特殊部隊とされる。
だが、韓国当局の分析からは、北朝鮮内で派兵について固く秘匿されるなど、特異な対応が取られている実態も浮かび上がってきた。
■露軍統制下で作戦権限なし
「弾除けの傭兵に過ぎない」。
韓国の金竜顕(キム・ヨンヒョン)国防相は2024年10月24日、国会で北朝鮮の派兵部隊をこう表現し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が
「軍隊を違法な侵略戦争に売り渡した」
「自身の独裁体制を強固にするためだ」
と非難した。
派兵は本来、派遣国の指揮体系を維持し、その国の軍服や国旗を明示する。
だが、北朝鮮の部隊はロシア軍の軍服を着て露軍将兵に偽装し、
「露軍の統制下で何の作戦権限もなく言われるまま動いている」。
金国防相はこのため、
「傭兵」
と表現したのだという。
韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は、北朝鮮が派兵の対価として1人当たり2000ドル(約30万円)相当を得るとの見方を示し、見返りに経済難の打開や朝鮮半島有事でのロシアの介入を期待していると北朝鮮の思惑を分析した。
■現代戦の理解不足、死傷者多発か
露朝首脳は6月、両国の一方が戦争状態となった際の軍事援助を盛り込んだ
「包括的戦略パートナーシップ条約」
に署名したが、露下院が条約批准を可決したのは今月2024年10月24日だ。
露朝は条約の発効を待たずに、いわば密約≠フ形で派兵準備を進めてきたことになる。
派兵されたのは
「暴風軍団」
とも呼ばれる精鋭部隊とされる。
ただ、韓国当局では、北朝鮮が主に10〜20代の新米兵を派兵したとの見方も出ている。
国会では、ウクライナ側が公開した北朝鮮兵とされる映像を見た議員から
「体格は小さく、あどけない」
との指摘があった。
国情院は、北朝鮮が派兵の噂が国内で拡散しないよう厳しい情報統制を敷いていると報告した。
だが、派兵部隊に選抜された兵士の家族が
「嗚咽(おえつ)して顔がやつれた」
との話が出回り、兵士らの家族を集団移住させ、隔離しようとする動きがあるとも説明した。
国情院は、兵士らは体力があり士気は高いものの、無人機からの攻撃など現代戦への理解が不足しており、戦線に出れば死傷者が多数発生するとのロシア側の予想も明らかにした。
派兵部隊に実際に多数の死傷者が出て北朝鮮内にその情報が伝われば、金正恩体制にとっての不安定要素となる可能性も否定できない。

<産経抄>北朝鮮のロシア派兵 兵士大量脱走の可能性も
2024/10/26 5:00
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https://www.sankei.com/article/20241026-TH6SQ75HINJGTPMTBVI3V5PQSE/
18日、ウクライナ文化情報省傘下の機関が公開した北朝鮮兵とされる映像の一場面。ロシア極東の軍事施設で装備品を受け取る様子としている(共同)
https://www.sankei.com/article/20241026-TH6SQ75HINJGTPMTBVI3V5PQSE/photo/N24OXH6ZGFK67EXHVMP752D4SY/
「ウクライナ侵略に加担する可能性も含め、深刻な懸念を持って注視している」。
林芳正官房長官、岩屋毅外相、中谷元(げん)防衛相は2024年10月25日の記者会見で、北朝鮮によるロシアへの派兵について異口同音に述べた。
どうやら政府内で、質問にはこう答えると打ち合わせ済みだったのだろう。
▼韓国の情報機関、国家情報院は既に
「北特殊部隊の暴風軍団を含む4個旅団1万2000人以上の兵力がロシアに派遣される」
と正式に発表している。
極東情勢にも重大な影響を及ぼしかねない事態であり、閣僚らが慎重な物言いになるのも当然かもしれない。
▼ただ、北では1990年代後半の大飢饉後、食料などの配給制が崩れ、それ以降に育った世代は「金王朝」から恩恵を受けていない。
従って元々忠誠心は薄い上に、韓国ドラマなどを通して韓国の豊かさも広まってきた。
遠い異国の地で、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記のために命懸けで戦えといわれても、士気は上がるだろうか。
▼ウクライナの報道機関は、脱走した北兵士18人が、ロシア当局に拘禁されたと伝えている。
数日間食糧を与えられなかったため、陣地を離れたとのことだが、確かに腹が減っては戦ができない。
これから寒い冬を迎えるとあっては、尚更だろう。
▼韓国紙、朝鮮日報によるとウクライナ軍は北兵士に対して
「投降せよ! ウクライナは休息できる空間、食事、暖かさを提供する」
と投降や亡命を呼び掛け始めた。
本国でもロシアでも飢えに苦しむ北兵士にとってかなり魅力的な提案なのではないか。
▼北がロシアが求める派兵をこれまで渋ってきたのは、兵士の脱走を恐れたためだとの説もある。
もしそれが現実のものとなれば、金総書記にとって大打撃となろう。

北朝鮮、ロシア派兵否定せず 外務省次官が「確認する必要を感じない」と見解
2024/10/25 22:20
https://www.sankei.com/article/20241025-BREZ3DSU25MUNC2SEYTWIB3NE4/
北朝鮮の朝鮮中央通信は2024年10月25日夜、外務省のキム・ジョンギュ・ロシア担当次官が、ロシアのウクライナ侵攻を支援するための派兵に関し
「確認する必要を感じない」
との見解を示したと伝えた。
派兵があったとすれば
「国際法規に則した行動だろう」
とも述べた。
派兵を否定しなかった。
キム氏は同通信の質問に答える形で、各国のメディアが派兵について報じていることに注意していると説明。
所管は国防省であり、外務省は直接的に関与していないとした。
更に、派兵が違法行為であるように伝えたい勢力が
「間違いなく存在するだろう」
とも主張した。(共同)

「プーチン氏が停戦模索」とトルコ大統領 首脳会談でウクライナ産穀物輸出など話し合い
2024/10/25 21:56
https://www.sankei.com/article/20241025-ZXMGISQYT5JI7BQAQPCW6Y3TZY/
トルコのエルドアン大統領は、ロシアのプーチン大統領と2024年10月23日に行った会談を巡り、同氏が
「恒久停戦実現を模索していると感じた」
と述べた。
トルコメディアが2024年10月25日伝えた。
ウクライナ情勢を協議し、黒海を通じたウクライナ産穀物輸出や機雷撤去、捕虜交換などについて話し合ったという。
ロシア中部カザンで開かれたBRICS首脳会議後の機中で記者団に語った。
トルコは北大西洋条約機構(NATO)加盟国だが、ロシアと友好関係を続け、BRICS加盟を希望しているとされる。
エルドアン氏はBRICSとの協力を強化し
「双方に利益をもたらす」
と訴えた。
中国の習近平国家主席のトルコ訪問にも期待を示した。
黒海経由の穀物輸出について、ロシア、ウクライナ双方は2022年、トルコと国連の仲介により輸出再開で合意したが、ロシアは2023年に離脱した。
エルドアン氏は度々プーチン氏に合意復帰を働き掛けている。(共同)

親露派「ハクティビスト」が日本を標的に攻撃呼びかけ 衆院選投開票日にも注意
2024/10/25 18:57
https://www.sankei.com/article/20241025-4JVJMMXADNIMLPVWE3X4NV5VYI/?outputType=theme_election2024
ウクライナ支援国に対するサイバー攻撃を行う親ロシア派の
「ハクティビスト」
が、日本への攻撃も活発化させている。
衆院選公示日2024年10月15日に、自民党公式ホームページ(HP)が閲覧できなくなり、グループが攻撃したとの声明を出した。
ハクティビスト同士が連携して攻撃を繰り返す傾向もあり、27日の衆院選投開票日の攻撃も懸念されている。
■自民党にDDoS攻撃、犯行声明
自民党のHPが狙われたのは公示日の2024年10月15日午後4時半頃だった。
大量のデータ送信でシステム障害を引き起こす
「DDoS(ディードス)攻撃」
が仕掛けられたとみられ、衆院選の特設サイトにも繋がるトップページが表示されない状態に陥った。
復旧までには、約5時間を要したという。
その後、ハクティビストグループ
「NoName(ノーネーム)057(16)」
が交流サイト(SNS)上で犯行声明を出した。
ハクティビストは、オンライン上でコンピューターに攻撃を加えるハッカーと、活動家を意味する「アクティビスト」を掛け合わせた造語。
ロシアによるウクライナ侵略が始まって以降、親ロシア派のハクティビストがウクライナや支持国へのサイバー攻撃を活発化させている。
■日商、日弁連、造船企業や銀行も標的
トレンドマイクロの調査によると、このNoName057(16)は近年、活発な活動がみられる。
DDoS攻撃を中心にし、攻撃を仕掛けることができるソフトなどのツールを支援者にも配布し、支持者に攻撃を協力させている。
日本への攻撃は2024年9月18日以降、断続的に行っているとみられる。
これまでに自らの攻撃だと報告しているのは、自民の他、日本商工会議所や日本弁護士連合会、北海道に関連する造船企業や青森の銀行などがある。
■日米合同軍事演習への抗議も
トレンドマイクロによると、今月2024年10月下旬に自衛隊と米軍がロシア国境付近の北海道などで実施予定の合同軍事演習についての抗議のために日本を標的にしているという。
また、別のハクティビストグループも日本への攻撃を表明。
ただこのグループは、攻撃表明した企業が実際は被害を受けていないケースも確認されるなど、声明の信憑性は高くない。
トレンドマイクロは、衆院選の投開票日も狙われる可能性もあるとして、注意を呼び掛けている。

情報セキュリティー会社、トレンドマイクロの岡本勝之氏の話
ハクティビストは自分たちの主張を広めることが目的だ。
実際に攻撃しているか信用できない部分もあり、投稿を拡散しない方がよい。
万が一、標的とされた場合でも被害を低減させるための対策が必要だ。
サービスを提供していない国のIPアドレスからのアクセスを制限したり、サーバーを分散して攻撃を緩和したりするなど、事前に対策を講じておくことが重要となる。

http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/139.html#c10

[政治・選挙・NHK295] 河野太郎氏がご乱心? 応援演説で聴衆に敵意ムキ出し「独裁政権」「工作員」のナゾ発言も(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
43. 秘密のアッコちゃん[808] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月26日 12:21:53 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[373]
<■1470行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
家族観揺るがす「選択的」夫婦別姓 ファミリーネームを守ろう
風を読む 論説副委員長・川瀬弘至
2024/10/26 10:00
https://www.sankei.com/article/20241026-2UX5TUHXUFNMRL43R474FGD3TM/
国連の女性差別撤廃委員会が2024年10月中旬、日本の女性政策に関する会合を開き、選択的夫婦別姓などについて審査した。
近く最終見解をまとめ、日本に法改正などを勧告する可能性が高いという。
内政干渉であり、余計なお世話だと言いたいところだが、今回の衆院選でも選択的夫婦別姓の導入を訴える候補者は多い。
選挙後の国会で焦点となるのは必至だろう。
だが、
「選択的」
という言葉に誤魔化されてはならない。
導入派は夫婦同姓の現行制度を、女性差別だと主張しているからだ。
現行でも夫か妻の姓を
「選択」
できる。
にもかかわらず女性差別になるなら、同姓を
「選択」
しても女性差別と言われかねない。
もしも選択的夫婦別姓が導入されればどうなるか。
別姓を
「選択」
せよと、社会的圧力が確実に増す。
ファミリーネームが喪失し、子供の姓もバラバラになる。
家族の一体性という、日本人の倫理観の根底にあるものが崩れてしまうのだ。
政府は、現行制度のまま旧姓の
「通称使用」
拡大を進め、住民票や運転免許証、パスポートなどに旧姓を併記できるようにしてきたが、抜本的な解決策ではないと批判する別姓論者の鼻息は荒い。
この問題に詳しい弁護士の高池勝彦氏によれば、現行制度を合憲としてきた最高裁の判断が覆り、通称拡大でも違憲となる恐れがあるという。
そうなれば万事休すだ。
選択的夫婦別姓を回避し、家族の一体性を守る策はないか。
「1つある」
と、高池氏は言う。
「婚前氏(こんぜんし)続称制度」
を新設するのである。
結婚する際に旧姓(婚前氏)の使用継続を届け出れば、戸籍にその旨を記し、公的にも使用できるようにする案だ。
ただし戸籍上の
「氏」
は夫婦同じで、別姓ではない。
子供の学校行事などはファミリーネームで、仕事は旧姓でと、使い分けることができるように民法を改正するのである。
婚前氏続称制度の新設は、数年前から稲田朋美元防衛相が提唱している。
稲田氏はLGBT法推進などで保守派の反感を買い、この案も保守派には余り浸透していないようだが、検討する価値はあるだろう。
このままではファミリーネームを守れないと、保守派は肝に銘じたい。

自民党総裁選の失敗…なぜ「夫婦別姓」だったのか 阿比留瑠比
正論10月号 「政界なんだかなあ」
2024/10/2 7:00
https://www.sankei.com/article/20241002-UZSDGX2IWZFGXM6JFOTIFZEOHU/?outputType=theme_monthly-seiron
今回の自民党総裁選で、1つの争点として再浮上した問題が、選択的夫婦別姓を認めるか否かだった。
私は元々こうした家族や性の在り方といった心に関する問題に、政治が介入するのは極めて慎重であるべきだと考えるが、次期衆院選が近い現在、わざわざこの問題を持ち出すのは政治的にも下手なやり方だと感じた。
私は本誌の令和5年4月号で、安倍晋三元首相がこの問題と政治家の
「大局観」
について、次のように話したエピソードを紹介したのでその部分を再掲する。
《建前とはいえ保守政党を名乗る自民党が、時代の流れだからとばかりに安易にリベラル派に同調することは、政治的にも愚策ではないか。
安倍氏は嘆いていた。
「LGBT問題や夫婦別姓に関しては、野党側ははなから一枚岩なんだから、自民党が揉めている姿を晒しても野党を利するだけではないか」
「そういう大局を見渡せる政治家が今は少ない」
活動家たちは、自民党議員が自分たちの意見を取り入れたら拍手喝采はするだろうが、決して自民党には投票しない。
「多様性を巡る象徴的なテーマである選択的夫婦別姓を認める決断をすれば自民党は道が開けるのではないか」
小泉進次郎元環境相は神奈川新聞のインタビューでこう述べていたが、これこそ典型的な勘違いだと言える。
左にウイングを延ばしてもそこに票田はない。
選択的夫婦別姓もまた、別姓を選んだ夫婦と同姓を選んだ夫婦との間で心理的な断絶を生みかねない。
安倍氏は岸田文雄首相について、こう語っていた。
「岸田さんはそうリベラルではないんだ」
「以前、夫婦別姓の議論が高まった時に『(片方の親とは別姓になる)子供の視点が全然ない』と話していた」》
それから僅か1年半後、小泉氏は選択的夫婦別姓を主要政策の1つに掲げて総裁選に出馬した。
恐れていた通りに事態が進展したのである。
リベラル政策を推進する一部自民党議員の頑迷さには、ほとほと手を焼く。
自民党がLGBT法や選択的夫婦別姓問題で立憲民主党など野党と同じか近いスタンスを取るならば、自民党の存在意義自体が問われることになるのが、どうして分からないのか。
■基本的な事実誤認
小泉氏は9月6日の出馬表明記者会見で、
「多様な人生」
「多様な選択肢」
を掲げて明言した。
「経済界も早急な対応を求めている」
「最近の世論調査を見れば、選択制であれば別姓という選択肢を認めてよいのではないかという意見が増えている」
「1人1人の願いを聞かず議論を続けて30年」
「もう議論ではなく決着をつける時ではないだろうか」
「私が首相になったら選択的夫婦別姓を認める法案を国会に提出し、国民的な議論を進める」
「(1年以内に)30年以上議論を続けてきたこの問題に決着をつけ、1人1人の人生の選択肢を広げる」
「党議拘束をかけずに、この法案の採決に挑む」
「旧姓使用で対応可能なのではないかという声は、私も承知している」
「ただ、多くの金融機関では旧姓で銀行口座やクレジットカードを作ることはできない」
「そして、不動産登記ができない」
「契約書のサインも認められない場合がある」
「研究者については、論文や特許の取得時に戸籍上の氏名を用いる必要があって、旧姓は利用できないということだ」
この小泉氏の言葉に対しては、やはり総裁選に出馬していた高市早苗経済安全保障担当相がこう事実誤認を指摘し、話題となった。
「選択的夫婦別氏制度を実現するという候補予定者に『(旧姓では)不動産登記ができない』と答えた人がいたが、4月から不動産登記は旧姓でできる」
更に、高市氏の指摘に関して自民の長尾たかし前衆院議員がX(旧ツイッター)で、こんな補足をしていた。
「小泉氏は法改正されていることを知らなかった」
「因みに銀行口座も金融庁からの通知で順次作れるように移行されているのに作れないと説明していました」
「間違って作られた経団連の資料をそのまま説明したからです」
そこで、経団連が6月に公表した選択的夫婦別姓の実現を求める提言
「選択肢のある社会の実現を目指して」
を見ると、
「ビジネスの現場における通称利用の弊害が生じる場面(例)」
として、確かに
「口座やクレジットカードの作成時」
「不動産登記を行う時」
「研究者は、論文や特許取得時に戸籍上の氏名が必須」
などと書かれていた。
小泉氏は選択的夫婦別姓の推進理由について
「経済界も早急な対応を求めている」
と話しており、やはり経団連の提言を見たのであろう。
9月10日に行われた立憲民主党の4人の立候補者と党所属女性議員との討論会でも、4人全員が選択的夫婦別姓に賛意を示した他、そのうちの1人である野田佳彦元首相がこう述べていた。
「経団連も早期実現を主張するようになった」
「チャンスを逃してはいけない」
更に、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」(7月14日号)も1面トップ記事で
「経団連本部訪ねて聞いてみた 選択的夫婦別姓」
と大きく取り上げている。
間違いを流布した経団連の罪は重く、結果的に小泉氏に恥をかかせたことになる。
実際には、高市氏らが指摘したように事実関係は以下の通りである。
一、今年4月から「旧姓併記」での不動産登記が可能。
一、令和3年10から「旧姓併記」での特許申請が可能。
一、全国の6割の銀行や信用金庫で旧姓名義の口座開設が可能。
一、世界で1000万人が利用するORCID(オーキッド)システムへの登録により、「旧姓」や「別名」でも論文発表が可能。
つまり、経団連や小泉氏がいう旧姓(通称)使用による不便さの多くは既に解消されているか、徐々に解消へ向かうかしているというわけである。
■子供への配慮がない
また、小泉氏は
「議論を続けて30年」
になるから決着を着けると言うが、30年も決着が着かなかったのにはそれだけの理由があるからだろう。
人の心や家族の問題を、何でも簡単にぶった切ればいいというものではない。
この点について今回の総裁選で注目すべき論点を挙げたのが上川陽子外相だった。
上川氏は9月14日の日本記者クラブ主催の討論会で、選択的夫婦別姓には
「個人的には賛成」
だとしつつ、次のように慎重論を説いていた。
「社会が分断をしてしまう」
「深い分断に陥る危険性、リスクについては、しっかりと納得をしていくプロセス、これを更に深めていく必要があるのではないか」
「こういった1つの事柄で社会全体が分断をしてしまうような案件を賛成反対、更には分断をしてしまうのではないかという状態を残したまま、決定してしまうということは、日本の国の力を削ぐことにも繋がりかねない」
これは冒頭に紹介した安倍氏の言葉にも通じる所があり、的を射ている。
実際、選択的夫婦別姓問題が浮上する度に自民党は分断を繰り返してきた。
それが法案を提出して採決となれば、日本社会全体に対立の構図を新たに作ることになってしまう。
もしこれが成立し、施行されれば夫婦同姓を選ぶか、別姓を選ぶかという対立軸も生まれる。
別姓を選んだら民主的・進歩的で、同姓派は守旧派呼ばわりされる場面も出てきそうである。
家同士、親族同士の対立も容易に想定できる。
夫婦別姓となれば、必然的に片方の親とは別姓になる他、制度の組み立て方によっては兄弟で別姓ということもあり得るが、それを子供がどう受け止めるという問題も重要である。
また、安倍氏が岸田氏の言葉として紹介した
「子供の視点が全然ない」
のが、これまでの夫婦別姓論議だったが、今回の総裁選でそこを小林鷹之元経済安保担当相が指摘したのも良かった。
9月15日の討論会ではこう語った。
「令和3年に内閣府がやったアンケートに、調査によってもその同姓を維持すべき方と、同姓を維持しつつ旧姓の通称使用を法制化するという方、これが4割ぐらいいる」
「そこを合わせると7割いる」
「そういうまだコンセンサスが形成されてない中で、早急にばんと決断するということは、政治の在り方として適切ではない」
「重要なのは大人の選択の権利を認めるにしても、生まれてくる子供たちの視点を、私たち政治家は無視してはいけない」
「家族、兄弟姉妹の中で姓が異なる家庭が出てくる可能性がある以上、そうした子供たちの視点にも立って慎重にコンセンサスを丁寧に粘り強く作っていくのが政治の本質だ」
この当事者である子供の視点に関する議論が、これまで政治家の公の場での議論やマスコミで取り上げられることはほとんどなかった。
経団連のような経済合理性だけで割り切れる話ではそもそもないのである。
■思考の深さが見える
ちなみに小林氏が挙げた内閣府の調査
「家族の法制に関する世論調査」
では、選択的夫婦別姓制度導入を求める回答は28.9%にとどまっている。
一方、
「夫婦同姓制度を維持した方がよい」(27.0%)

「夫婦同姓制度を維持した上で、旧姓の通称使用についての法制度を設けた方がよい」(42.2%)
で、夫婦同姓制度の維持派が7割近くに達する。
夫婦の姓が異なることでの子供への影響に関しては、
「好ましくない影響があると思う」が69.0%で、
「影響はないと思う」は30.3%にとどまる。
今回の総裁選に当たり、読売新聞が9月13日から15日まで実施した世論調査でも、夫婦の名字に関し同様の傾向が表れている。
それによると、
「夫婦は同じ名字とする制度を維持しつつ、通称として結婚前の名字を使える機会を拡大する」(47%)

「夫婦は同じ名字とする今の制度を維持する」(20%)
を合計すると67%で7割近くとなる。
「法律を改正して、選択的夫婦別姓制度を導入する」は28%
と、内閣府の調査と符合する。
小泉氏が出馬表明記者会見で述べた
「最近の世論調査」
とは何を指すのだろうか。
しかも子供に対して直接意見を聴いた世論調査は寡聞にしてほとんど知らないし、見当たらない。
このこと自体が、これまでの選択的夫婦別姓論議の根本的な偏りを示しているといえよう。
ただ、NHK放送文化研究所が令和4年に実施した調査(1183人回答)の
「中学生・高校生の生活と意識調査」
を見ると、別姓に関する設問が一問だけあり、こんな問いがあった。
「結婚後、名字をどのようにしたいか」
これに対する回答で一番多かったのは
「自分の名字でも、相手の名字でも、どちらでも構わない」
で58.7%に上り、姓への拘りの薄さを示している。
「自分の名字を、相手の名字に変えたい」
という積極的な改姓派も14.8%いた。
その一方で、夫婦別姓を求める
「自分も相手も、名字を変えずにそのままでいたい」
は僅か7.0%にとどまっていたのである。
そんな子供らが、果たして
「片親別姓」

「兄弟別姓」
を望むだろうか。
わざわざ日本からファミリーネームを消し去ることに何の意味があるのだろうか。
高市氏は既に平成14年と令和2年の2度に渡り、党法務部会に
「婚姻前の氏の通称使用に関する法律案」
を提出している。
これを成立させれば、国、地方公共団体、事業者などに通称使用のための
「必要な措置」
を講ずる責務があるとの法的根拠が生まれる。
また、総裁選立候補者の加藤勝信元官房長官も産経新聞のインタビューにこう答えている。
「『旧姓続称制度』を提案した」
「法律に旧姓使用を書き込むことで政府の様々な手続きで『旧姓でよい』という形にする」
「家族制度の基本はしっかり守り、今ある不都合を解消していく」
旗色が悪くなったと感じたのか、小泉氏は9月15日には産経新聞のインタビューで、高市氏が求める旧姓の通称使用法案も同時に国会で採決する可能性も排除しない考えを示した。
このままでは自民党議員、党員の中に少なくない選択的夫婦別姓反対・慎重派の票が逃げるとみたのだろうが場当たり的である。
それぞれの候補が、物事をどれくらい考えているかが分かる総裁選でもあった。
(月刊「正論」11月号から)
あびる・るい

<正論>自由主義からの「夫婦別姓」反対 
青山学院大学教授・福井義高
2024/9/20 8:00
https://www.sankei.com/article/20240920-VE7CYZ4YORI6LLBAB6DFBHQXSM/
■本来のリベラルの立場から
自民党総裁選でにわかに争点化された選択的夫婦別姓を巡っては、導入賛成のリベラルと同姓維持を求める保守の対立という構図で語られるのが通例である。
しかし、ここでは、夫婦同姓は日本国憲法の思想的基盤でもある古典的自由主義即ち本来のリベラルの立場からも支持できるものであることを示す。
何かと国家(ステート)を利用して自らの主張を実現しようとする今日、リベラルと呼ばれる人たちと異なり、本来のリベラルは国家に懐疑的であり、特定の設計図に基づいて社会を改造しようとすることは、人知を超えた傲慢とみなす。
我々の予測能力は極めて限定的であり、新たな制度を導入した場合、意図しない結果が生じることがむしろ常なのである。
現行制度は何かと欠点が目立つ一方、新しい制度はメリットばかりが強調される。
しかし、郵政民営化などと違い、家族に関する制度の変更は、事前には想定できなかった大きなデメリットが明らかになっても後戻りできない。
従って、その変更にはより慎重であるべきで、旧姓の広範な使用など、夫婦同姓を維持したまま柔軟に対応することこそ、本来のリベラルが取るべき道であろう。
異性間であれ同性間であれ、個人の感情の問題に国家が関与すべきではない。
法制度としての結婚は、個人間の愛情を国家が承認するためのものではなく、家族という社会の基本単位を法的に保護し、子供の健全な発達を支えるためのものである。
本来のリベラルは、共同体を維持発展させるための道具に過ぎない国家を相対化し、その暴走を防ぐためにも、個人と国家の間に様々な中間団体が並立することが不可欠と考える。
その中で最重要な存在が核家族なのだ。
尚、家族の在り方が多様化した米国でも、事実婚ではなく正式に結婚した実の両親と一緒に暮らすことが子供の発達に最善というのは、実証研究のコンセンサスとなっている。
■別姓下の究極の女性差別
基本単位を家族ではなく核家族としたのは、あくまで夫婦(両親)と子供で1つの単位であり、祖父母など親類はその外側に位置する2次的な存在だからである。
夫婦別姓の導入は、家制度的発想に基づき、子供の姓を巡って、こうした外側からの介入を促すことになろう。
同じ儒教圏として日中韓台を文化的に同一視する見方があるけれど、夫婦同姓の日本には、日本より遥かに家系を重視する別姓の中韓台で深刻な問題となった究極の女性差別も存在しない。
医療技術の進歩で出生前に性別が分かるようになったため、中韓台では女児に限り中絶することが男女比を大きく歪める(男児過多・女児過少)ほどの規模で行われるようになったのである。
儒教的家族観が一定の影響を持つ日本では、夫婦同姓はむしろ女性の立場を守るとも言える。
進化心理学、行動遺伝学の観点からも、女性を守る家族制度という点が重要である。
とはいえ自らの主張を絶対視しないのが、本来のリベラルの立場である。
夫婦別姓の是非を巡っても同様で、最後は民意に基づき決めるのがあるべき姿であろう。
■エリートの家族観との乖離
議会制民主制においては、直接投票で選ばれる議会を通じた間接的政治決定が原則である。
しかしメディアのみならず、行政や司法を通じたエリートによる価値観の押し付けが顕著な今日、これまでデモクラシーにおける懸念事項とされてきた大衆の暴走ではなく、民意と乖離したエリートの暴走の抑止が重要となってきている。
従って、財政や国防などと違い、イエスかノーかで答えることができる価値観に関わる問題については、国民に直接問うことが望ましい。
今日のエリートと一般国民の価値観の乖離の大きさを示す実例が、2024年3月にEU加盟国であるアイルランドで行われた、家族・子育てに関する条項の憲法改正に伴う国民投票の顚末である。
議会を通過した改正案は大きく3つからなる。
まず結婚に基づく家族を国家の保護対象とするという条項に、結婚に限定せず別の家族の在り方も含める。
また家庭(ホーム)における女性の貢献が不可欠という条項から、女性と家庭という言葉を削除し、家族のメンバーによるケアと書き換える。
そして母親が経済的必要性から家庭での務めを犠牲にすることがないよう国家が配慮するという条項を削除するというものである。
要するに日本とも共通するエリートのコンセンサスである「新しい」家族観の明文化である。
ところが、投票結果は反対が賛成の倍以上となり、民意によって憲法改正は退けられたのだ。
選択的夫婦別姓に限らず、価値観に関わる問題については、賛成反対どちらの立場であっても、国民投票で決めるのであれば、しこりを残すことなく、ほとんどの国民は、その結果に納得するのではなかろうか。

自民総裁選「選択的夫婦別姓より、話すべきことあるはず」 仏紙東京特派員アルノー氏
2024/9/18 11:04
https://www.sankei.com/article/20240918-EOERMIHNK5CJDICIHRLTD4UJGA/
自民党総裁選を知日派の外国人はどう見ているのかー。
フランスの主要紙フィガロの東京特派員、レギス・アルノー氏が産経新聞のインタビューに応じ、
「日本にとって真に重要な問題が議論されていないことに驚く」
と候補者討論に疑問を呈した。
ーー総裁選をどうみる
今の日本が直面する重要問題が全く討議されていないと感じる。
人口減少に伴い、移民受け入れはどうするのか。
秋になっても連日、気温が30度を超える異常気象が続き、エネルギー計画も喫緊の課題となっている。
国民はスーパーで主食のコメが買えずにいるというのに、どうしたことか。
候補者討論では『選択的夫婦別姓』が議題になった。
しかし、誰も戸籍制度をなくすとは言わない。
小手先の改革なら、他に話すことがあるだろう。
衣料品店『ユニクロ』を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が『このままでは日本人は滅びる』というほど、国を取り巻く環境は深刻だ。
■変わり映えしない政治…「以前は違った」
ーー自民党政治については
総裁選は『次の首相』を選ぶ重要な選挙だが、国民は投票できず、まるで水族館の水槽を眺めているように見える。
パリの編集部に記事を売り込んだら、『結果を書けばよい』と言われた。
変わり映えのしない自民党政治に対し、フランスで関心は極めて薄い。
自民党も以前は違った。
2000年代、小泉純一郎首相(当時)は『自民党をぶっ壊す』と言い、公約の郵政改革を進めて国民の支持を集めた。
皇室改革論議も始まり、二階俊博幹事長(同)は女性天皇の容認に踏み込んだ。
現在、小泉進次郎元環境相は党内リベラル派と言われるが、皇位継承の在り方を巡って明確な発言を避ける。
他の候補も同じだ。
批判されるのが怖いのだろうか。
野党は政権奪回の兆しすら見えず、現状ではNGO(非政府組織)と変わらない。
ーー日本の現状をどうみる
新型コロナウイルス流行後、非常に保守的になったと感じる。
内向きになったということだ。
コロナ対策で日本は欧州のように都市封鎖をせず、皆が行動を自制することで乗り切った。
結束の強さは安全な社会を作る一方、異論を嫌う性格を強めた。
民主主義国家なのに、環境保護や女性の権利を声高に訴えると、社会で孤立を強いられる。
移民については門戸を閉ざしたままで、姿勢はフランスの極右に近い。
レギス・アルノー氏
仏紙フィガロ東京特派員。
日仏2カ国語ビジネス誌「フランス・ジャポン・エコー」編集長。
著作は「誰も知らないカルロス・ゴーンの真実」(2020年、共著)など。

選択的夫婦別姓は争点か 銀行、国家資格、パスポート…「不都合な状態」ほぼ解決済み
2024/9/17 14:26
https://www.sankei.com/article/20240917-FMNXIISCNJA3DAR4V52ZK4FYHM/
自民党総裁選に立候補した小泉進次郎元環境相が表明したことによって、一大争点のようにメディアで取り扱われ始めた選択的夫婦別姓制度導入。
小泉氏は
「長年議論して決着がついていない」
と言うが、自民党は過去の国政選挙の公約などでは結婚前の旧姓(戸籍名)使用の幅広い導入を掲げ、実現してきた。
そもそも争点化されるべきテーマなのか。
夫婦別姓をめぐる議論は、働く女性が増えたことで、婚姻後の職場での旧姓呼称や国家資格、免許証などの旧姓使用を認めるべきという考え方からスタートした。
内閣府男女共同参画局が令和6年6月27日付で出した
「各種国家資格、免許等における旧姓使用の現状等について」
によると、2024年5月31日現在、320の国家資格、免許などのうち317で資格取得時から旧姓使用ができる。
残る3資格は
「資格取得後に改姓した場合は旧姓使用ができる」
となっており、旧姓使用ができないものはゼロだ。
マイナンバーカード、運転免許証、パスポートも既に旧姓併記ができるようになっている。
パスポートは
「旧姓/Former surname」
の説明が付記される。
一方、夫婦別姓の導入を呼びかけている経団連が2024年6月に出した資料には
「ビジネスの現場における通称利用の弊害例」
がある。
一部の弊害例に対する現状は次のとおりだ。
【例:多くの金融機関では、ビジネスネームで口座をつくることや、クレジットカードを作ることができない】
多くの金融機関ではできる。
令和4年3月に内閣府と金融庁が金融機関に行った
「旧姓による預金口座開設等に係るアンケート」
によると、銀行の約7割、信用金庫の約6割が、旧姓名義による口座開設と、婚姻などで改姓した場合、既存口座の旧姓名義による取引を認めていると回答した。
信用組合は1割超にとどまっているが、これは
「共同センターのシステムが未対応となっていることなどから」
という。
【例:通称では不動産登記ができない】
2023年の法務省令改正により、旧姓併記でできるようになった。
【例:研究者は論文や特許取得時に戸籍上の氏名が必須であり、キャリアの分断や不利益が生じる】
旧姓での論文執筆はほとんどの研究機関で認められている。
特許出願については旧姓併記が可能になったが、旧姓のみでの出願はできない。
■まずは周知徹底を
一方、2024年8月24日配信の共同通信によると、主要企業111社に実施したアンケートで、選択的夫婦別姓を
「早期に実現すべきだ」との回答は17%、
「将来的には実現するべきだ」は4%
で計21%にとどまった。
「結論を急がず慎重に議論を進めるべきだ」(9%)、
「夫婦同姓を維持した上、通称使用の法制度を設けるべきだ」(3%)
といった回答は計12%で、
67%は「その他・無回答」だった。
経団連が制度導入に前向きであるにもかかわらず、アンケートは傾向が違った。
共同通信も
「個別企業では慎重な姿勢が根強く、無回答も目立つ」
と伝えている。
もっとも、こうした旧姓使用や旧姓併記が完全に周知されているとは言えない。
政府は引き続き周知を行う必要がある。
また、経団連は金融機関をはじめとする会員企業にまずは旧姓併記の対応を促すべきではないのか。
親子間で姓が異なってしまうことも、更に議論が必要だ。
「選択的」
とは、あくまで夫婦の選択であり、生まれてくる子供に選択の余地はないまま
「親子別姓」
「家族別姓」
となる。
婚姻は
「両性の合意に基づく」
と憲法に書かれているとはいえ、別姓をめぐって双方の両親などを巻き込むトラブルに発展するケースもないとは言えないだろう。

<主張>自民総裁選告示 日本を守る政策競い合え 「夫婦別姓」には賛成できない
社説
2024/9/13 5:00
https://www.sankei.com/article/20240913-3EWZIUNIWVKNJGCH5AYNPRJ2LM/
自民党総裁選が告示され、過去最多の9人が立候補した。
多くの派閥が解散を決め、名乗りを上げやすい環境になったことなどが背景にある。
投開票は27日で、岸田文雄首相の後継選びだ。
有権者である自民党の国会議員と党員・党友には、1億2千万人が暮らす日本の舵取り役には誰が最も相応しいかを考え、投票してもらいたい。
目先の人気投票は禁物である。
世界は激動の時代を迎えている。
日本は、反日的で核武装している専制国家の中国とロシア、北朝鮮に囲まれている。
■転換期を担う自覚持て
ロシアが侵略するウクライナ、紛争の絶えない中東を除き日本は世界で最も厳しい安全保障環境にある。
冷戦期の東西対立の最前線は欧州だったが、現代のそれは日本を含む北東アジアである。
先進7カ国(G7)の一員である日本には、自国の防衛に加えて、地域と世界の平和と秩序を守る責務がある。
経済では、成長力強化が急務だ。
「失われた30年」
とされる長期停滞から真に脱却できるかが問われている。
人口減少への対応や持続可能な社会保障制度の改革も待ったなしだ。
候補者は重大な転換期に政権を担う自覚を持ち、志と具体的な政策を語らねばならない。
早期の衆院解散・総選挙が想定されるが、聞こえのよい政策を羅列するだけでは無責任の誹りを免れない。
選挙後の政権運営の構想と実行力こそが重要だ。
今や、誰が首相になっても同じという時代ではない。
安倍晋三元首相は
「自由で開かれたインド太平洋」
構想を世界に提示し、限定的ながら集団的自衛権の行使容認を実現した。
菅義偉前首相は米国と共に
「台湾海峡の平和と安定の重要性」
を打ち出した。
岸田文雄首相は5年間の防衛費43兆円、反撃能力の保有を決め、防衛力の抜本的強化を開始した。
彼らの決断と行動がなければ日本は中国や北朝鮮の脅威、ロシアのウクライナ侵略を前に立ち往生していただろう。
候補者は岸田氏が語った
「ウクライナは明日の東アジアかもしれない」
という危機感を共有し、安倍氏以来の外交安保政策の確実な継承と発展を約束すべきである。
高市早苗経済安全保障担当相が提案した内閣情報局、内閣情報会議創設は日本と国民の安全を高めるだろう。
台湾有事は令和9(2027)年までにあるかもしれないと懸念されている。
抑止力と対処力向上へ残された時間は短く、理念的な法改正に走っている余裕はない。
米国との同盟や有志国との協力を強めつつ、地に足の着いた防衛、国民保護策を推進すべきである。
一方で、千年、二千年の視野で日本を守るため、安定的な皇位の継承策を整えたい。
岸田内閣は、男系男子による継承を堅持する内容の報告書を国会へ提示した。
自民は報告書に賛同している。
男系(父系)継承を一度の例外もなく貫いてきた皇統を守らねばならない。
■男系継承の皇統を守れ
憲法改正は自民の党是だ。
自衛隊明記や緊急事態条項創設などをいつまでに実現したいかを語ってほしい。
首相になっても憲法改正を論ずるのは何の問題もない。
公明など他党を説得していく決意も披露すべきだ。
北朝鮮による拉致被害者全員救出の強い決意を示すことが求められよう。
争点の1つに選択的夫婦別姓導入の是非がある。
家族や社会の有り様に関わる問題だ。
国民的合意を欠いたまま結論を急げば、社会に分断を招く。
選択的夫婦別姓が導入されれば、姓は砂粒のような個人の呼称へと変貌しかねない。
世代を重ねていく家族の呼称としての姓でなければ、姓を名乗る必要があるのだろうか。
夫婦別姓は片方の親と子の別姓でもある。
祖父母らも絡み、家族の歴史や絆が断ち切られ、戸籍制度も揺らぐ。
「選択的」
と言っても個人の自由の問題ではない。
小泉進次郎元環境相は1年以内に実現したいと語ったが、賛成できない。
旧姓使用の充実で対応できる話だ。
「政治とカネ」
を巡る問題は重要だ。
信頼を回復しなければ自民は強い政策推進力を保てまい。
再発防止や政治資金の透明性確保はもちろん、派閥解散に伴う党内統治の在り方も含め政治改革論議を深めてほしい。
国内外で政治家を狙うテロが相次いでいる。
遊説警備に万全を尽くしてもらいたい。

自民党総裁選で急浮上の夫婦別姓、経団連の間違い
阿比留瑠比の極言御免
2024/9/12 1:00
https://www.sankei.com/article/20240912-6AWPKWND65P33HQYWVB3XSBWSI/
国会議員と一般国民との意識の乖離を感じることは少なくない。
2023年のLGBT理解増進法騒動の時もそうだったが、議員たちは時に、国民の関心がさほど高くもない問題について、まるで最優先課題であるかのように熱心になる。
今回の自民党総裁選での選択的夫婦別姓問題の急浮上も、その1つだろう。
「旧姓使用のままだと、多くの金融機関では銀行口座やクレジットカードを作ることはできない」
「そして、旧姓では不動産登記ができない」
小泉進次郎元環境相は2024年9月6日の出馬表明記者会見でこう述べ、首相に就いたら夫婦別姓を認める法案を国会に提出すると明言した。
そしてこの小泉氏の意気込みに押され、選択的夫婦別姓問題が総裁選の大きなテーマになった感があるが、国民の関心はどうか。
NHKが2024年9月9日に発表した世論調査で、自民党総裁選で最も深めてほしい政治課題として6つの選択肢を挙げた結果が興味深い。
それによると
「年金など社会保障制度」が35%
でトップで
「経済・財政政策」(26%)
が続き、
「選択的夫婦別姓」は僅か1%
で最下位だった。
1%だから無視していいというわけではないが、優先的に取り組むべき喫緊の課題だとは言えない。
また、小泉氏の言葉に対しては高市早苗経済安全保障担当相がこう事実誤認を指摘し、話題となった。
「選択的夫婦別氏制度を実現するという候補予定者に『(旧姓では)不動産登記ができない』と答えた人がいたが、2024年4月から不動産登記は旧姓でできる」
更に、高市氏の指摘に関して自民の長尾敬前衆院議員がX(旧ツイッター)で、こんな補足をしていた。
「小泉氏は法改正されていることを知らなかった」
「因みに銀行口座も金融庁からの通知で順次作れるように移行されているのに作れないと説明していました」
「間違って作られた経団連の資料をそのまま説明したからです」
そこで、経団連が2024年6月に公表した選択的夫婦別姓の実現を求める提言
「選択肢のある社会の実現を目指して」
を見ると、
「ビジネスの現場における通称利用の弊害が生じる場面(例)」
という図表に、確かに
「口座やクレジットカードの作成時」
「不動産登記を行う時」
と書かれていた。
小泉氏が本当に経団連の資料を基に発言したかどうかは分からない。
ただいずれにしろ、経団連の提言自体が誤った認識に基づいていたことになる。
この2024年9月10日には、立憲民主党の4人の代表選候補者と党所属女性議員との討論会が開かれた。
4人全員が選択的夫婦別姓に賛成している点が立民らしいが、その中で野田佳彦元首相がこう述べているのが気になった。
「経団連も早期実現を主張するようになった」
「チャンスを逃してはいけない」
この経団連の提言に関しては、2024年7月14日の共産党の機関紙『しんぶん赤旗』も1面トップで
「経団連本部訪ねて聞いてみた 選択的夫婦別姓」
と大きく取り上げていた。
国会は、与野党共に経団連の事実誤認が含まれた提言に影響されているように見える。
このまま国民の42・2%(令和3年の内閣府調査)が求める
「旧姓の通称使用についての法制度」
を無視した形で、
「選択的夫婦別姓」
実現へと突き進むのであれば、国民との意識のズレはさらに増すばかりだろう。

岸田内閣 支持は20%で発足後最低 不支持は60% 政党支持率は
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240909/k10014577111000.html#:~:text=

選択肢のある社会の実現を目指して
〜女性活躍に対する制度の壁を乗り越える〜
2024年6月18日
一般社団法人 日本経済団体連合会
https://www.keidanren.or.jp/policy/2024/044_honbun.html

高市早苗氏、通称使用に根拠与える法案を 「選択的夫婦別姓賛成の人は議員立法なかった」
2024/9/10 12:15
https://www.sankei.com/article/20240910-JZ4633HTQJD2FAIGT4GLEI5Y5I/
自民党総裁選(12日告示、27日投開票)に出馬する高市早苗経済安全保障担当相(63)は9日夜、BSフジ番組で、首相就任時に旧姓を通称使用できる措置を国や地方公共団体、公私の団体、事業者に義務付ける
「婚姻前の氏の通称使用に関する法律案」
を政府提出法案として国会に提出する考えを示した。
「この法案が通れば、ほぼほぼ結婚で姓が変わることによる不便はなくなる」
と指摘した。
高市氏は平成14年、令和2年の過去2回、同法案を議員立法として党法務部会に提出したが、党議決定には至らなかった。
その上で、高市氏は
「これまで選択的夫婦別姓に賛成だと仰っていた方々が、自ら議員立法の形で法案を書いて、党政調会に提出していたなら、ともかく、これまで提出されていなかった」
と述べ、選択的夫婦別姓の制度化を主張する党所属議員の手法を疑問視した。
総裁選では、出馬表明した小泉進次郎元環境相(43)が首相就任時の選択的夫婦別姓制度の導入法案の国会提出を明言し、党議拘束をかけない考えを示している。
高市氏は
「そういう方向もあるのだろう」
と述べた上で、婚姻前の氏の通称使用に関する法律案についても
「(党議拘束)かけなくてもいい」
と語った。

高市氏は小泉氏念頭に皮肉も 選択的夫婦別姓導入巡り自民総裁選の立候補予定者が対立
2024/9/9 20:30
https://www.sankei.com/article/20240909-2YNDBMGC35ILBDLNK4HLK6TJDQ/
自民党総裁選(12日告示、27日投開票)で、夫婦同姓か夫婦別姓を選べる
「選択的夫婦別姓制度」
の導入について、立候補予定者の意見が割れている。
9日に出馬を表明した高市早苗経済安全保障担当相(63)は反対の立場で、早期実現方針を表明した小泉進次郎元環境相(43)の事実誤認を指摘した。
党内には慎重論も根強く、賛成派が押し切ろうとすれば分断を生む可能性がある。
「少し正しく皆さまに知識を持ってもらいたい」
高市氏は9日の記者会見で、こう語った。
念頭にあるのは6日の会見で
「旧姓では不動産登記ができない」
と発言した小泉氏だ。
高市氏は
「選択的夫婦別氏制度を実現するという候補予定者に『(旧姓で)不動産登記ができない』と答えた人がいたが、4月から不動産登記は旧姓でできる」
と指摘した。
高市氏は住民票などへの旧姓併記が広がっていることや、旧姓の通称使用の拡大に向けた法案作りに取り組んできたことを挙げ、
「私が提出したような法案が通れば、ほとんどの不便は解消される」
と述べた。
小林鷹之前経済安保担当相(49)も8月19日の会見で、
「旧姓の併記が認められる制度がある」
「ただ、周知されていないと思うので、もっと周知を徹底する形でニーズに応えたい」
と述べている。
小泉氏は9日、経団連の十倉雅和会長と東京都内で面会した。
経団連は選択的夫婦別姓の実現を政府・与党に働きかけている。
小泉氏は面会後、記者団に
「家族の中で名字が違うことが、家族の絆の崩壊に繋がるというのは必ずしも違うと思う」
と語った。
石破茂元幹事長(67)は6日、東京都内で記者団に
「実現は早ければ早いに越したことはない」
と小泉氏に同調した。
河野太郎デジタル相(61)も8月26日の会見で
「認めた方がいい」
と述べている。
一方、過去に前向きな発言をしたことがある茂木敏充幹事長(68)は今月4日の会見では
「国民の間でも様々な意見がある」
「更なる検討を進めていきたい」
と述べるにとどめた。
林芳正官房長官(63)も
「個人的にはあってもいいが、色々な意見がある」
としている。

高市早苗氏、選択的夫婦別姓で小泉進次郎氏に反論「不動産登記できる」解雇規制緩和も反対
2024/9/9 17:23
https://www.sankei.com/article/20240909-TZREDMPC75CKZNZKXM66THI7RU/
自民党の高市早苗経済安全保障担当相(63)=衆院奈良2区=は9日、党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を表明した記者会見で、選択的夫婦別姓の制度化に慎重な考えを示した上で、
「少し正しく皆さまに知識を持ってもらいたい」
と述べ、
「選択的夫婦別氏制度を実現すると言う候補予定者に『(旧姓で)不動産登記ができない』と答えた人がいたが、4月から不動産登記は旧姓でできる」
と指摘した。
■「正しい知識を」
選択的夫婦別姓を巡っては、小泉進次郎元環境相が総裁選に出馬表明した6日の記者会見で、制度の導入法案を提出する考えを明言し、
「旧姓では不動産登記ができない」
などと語っていた。
その上で、高市氏は
「婚姻で姓が変わることによる不自由を解消したい」
「私が提出したような法案が通れば、ほとんどの不便は解消される」
と述べ、旧姓の通称使用に法的根拠を与える法整備の必要性に重ねて言及した。
高市氏は平成14年と令和2年、それぞれ党法務部会に、旧姓の通称使用に法的根拠を与える
「婚姻前の氏の通称使用に関する法律案」
を提出した。
しかし、党議決定には至っていない。
旧姓の通称使用の法制度化を重視する理由には世論調査の結果を上げた。
そのうち、内閣府の令和3年12月の調査は
「夫婦同姓制度を維持した上で、旧姓の通称使用についての法制度を設けた方がよい」
との回答は42・2%で、
「選択的夫婦別姓制度を導入した方がよい」
の28・9%を上回っている。
高市氏は、旧姓の通称使用に関する総務相時代の自身の取り組みもアピールし、「総務省関係でやることができる全ての手続き1142件について、婚姻前の姓で対応できるように変えた」などと語った。
■解雇規制「日本は緩い方」
また高市氏は、小泉氏が掲げる大企業の解雇規制の緩和に関しても「反対だ」と明言した。
「G7(先進7か国)と比較しても、日本の規制はきつくない]
「(規制は)労働者を守る意味だが、様々な指標を見ると、(日本は)緩い方だ」
と語った。

<産経抄>多様性、多様性というけれど
2024/9/7 5:00
https://www.sankei.com/article/20240907-KZZFCTKANRNW7JW2QWLUV7TBFI/
世は多様性の時代と言われる。
「首相になったら選択的夫婦別姓を認める法案を国会に提出し、国民的議論を進める」。
小泉進次郎元環境相は6日、自民党総裁選への出馬表明記者会見でこう述べ、
「多様な人生」
「多様な選択肢」
の拡大を訴えた。
▼いつしか日本社会に、多様性を主張されると異議は唱えにくい
「空気」
が醸成されてしまった。
国会質疑からテレビコマーシャルまで、多様性という言葉を聞かない日はない。
とはいえ抄子は天邪鬼(あまのじゃく)なので、
「猫もしゃくしも多様性を礼賛する社会のどこが多様なのか」
と言いたくなる。
▼レオナルド・ダビンチの名画「最後の晩餐」を揶揄した性的少数者の宴らしきものや、切り落とされた自らの生首を手に持つマリー・アントワネットが登場して物議を醸したパリ五輪開会式も、多様性を表現したものだった。
評価は分かれようが、少なくとも抄子の目にはグロテスクに映った。
▼選択的夫婦別姓については、自民党総裁選への出馬を表明している者の中で小泉氏の他に石破茂元幹事長や河野太郎デジタル相も前向きである。
経団連も選択的夫婦別姓の早期実現を求め、まるでそれが時代の趨勢であるかのような提言も発表したが、本当にそうなのか。
▼NHK放送文化研究所が中高校生を対象に令和4年に実施した調査(1183人回答)では、結婚後に夫婦別姓を望む回答はわずか7・0%しかいない。
調査自体が見当たらないので確たることは言えないが、子供たちが夫婦別姓に伴う
「片親との別姓」

「兄弟別姓」
を歓迎するだろうか。
▼世界の潮流に乗り遅れるとの意見も承知しているが、こう愚考している。
日本は日本のやり方でいいと認めるのもまた多様性ではないかと。

夫婦別姓、LGBT問題でも共産党と似てきた経団連 自民党も加われば「多様性の統一」
阿比留瑠比の極言御免
2024/7/4 1:00
https://www.sankei.com/article/20240704-ORCW5C7MEFIC7EJPSH6XFP45ZI/
前回、2024年6月27日付の当欄『夫婦別姓で失う自民の価値』で筆者は、選択的夫婦別姓制度を巡る議論には当事者である子供の視点が欠けていると指摘した。
その際、次のように記し、過去の調査では両親が別姓となることに否定的な意見を持つ中高生が3分の2に及んだことに言及していた。
「平成13年に民間団体が中高生を対象に実施したアンケート結果を紹介する」
「子供対象の世論調査自体が珍しく、古い調査だが寡聞にして他に知らないのでご容赦願いたい」
すると、親切な読者がNHK放送文化研究所が令和4年に実施した調査(1183人回答)があると教えてくれた。
その
「中学生・高校生の生活と意識調査」
を見ると、別姓に関する設問は1問だけだったが、こんな問いがあった。
「結婚後、名字をどのようにしたいか」
これに対する回答で一番多かったのは
「相手が自分の名字になっても、自分が相手の名字になっても、どちらでも構わない」
で58.7%に上り、姓への拘りの薄さを示している。
「自分の名字を相手の名字に変えたい」
という積極的な改正派も14.8%いた。
その一方で、夫婦別姓を求める
「自分も相手も、名字を変えずにそのままでいたい」
は僅か7.0%に留まっていたのである。
やはり、こうした子供たちの意見を無視すべきではないのではないか。
国会や司法、経済界やマスコミでの議論は、この点が欠落していて余りに功利的に見える。
夫婦別姓は必然的に片方の親と子供の姓が異なる親子別姓となるし、制度の構築の仕方によっては兄弟別姓にもなり得る。
■高市法案の提出を
そもそも今回、またぞろ夫婦別姓問題が浮上したのは2024年6月、経団連が選択的夫婦別姓制度の早期実現を求める提言を発表したからだが、そこには案の定、子供の視点や立場は全く取り入れてられていなかった。
その
「はじめに」
の部分には一読、呆れた。
「ダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包摂性)、(DEI)は、イノベーションの源泉であり、社会・経済のサスティナブルな成長に欠かせない要素であるとともに、先き不透明な時代の中で、企業のレジリエンスを高めるうえでも必要不可欠である」
短い一文の中に、6つも片仮名言葉が出てくる。
こんな不自然な言葉遣いをする者は普通、社会では敬遠されて相手にされない。
「我が国経済の自立的な発展と国民生活の向上に寄与すること」
を使命とするはずの経団連は、LGBT問題でも夫婦別姓問題でも、段々と日本共産党と似てきたのではないか。
その輪の中にもし自民党も加わるとしたら、それは多様性ではなく共産党が主張する
「多様性の統一」
だろう。
実際、共産党の田村智子委員長は2024年6月19日の党首討論で、経団連が政府に選択的夫婦別姓制度の早期実現を要請したことに言及し、
「長年に渡る女性たちの訴えが遂に経済界も動かした」
と胸を張った。
自民党はまず、高市早苗経済安全保障担当相が平成14年と令和2年の2度に渡り、党法務部会に提出した
「婚姻前の氏の通称使用に関する法律案」
を審議し、国会に提出すべきである。
これにより、
「国、地方公共団体、事業者」
などは通称使用のために
「必要な措置を講ずる責務を有する」
と定めて通称使用に法的根拠を与えれば、経団連が懸念する
「職業生活上の不便・不利益」
の多くは解消するのではないか。

調査概要・グラフについて
「中学生・高校生の生活と意識調査」とは?
https://www.nhk.or.jp/bunken/yoron-isiki/tyuko/about.html
回答者数
中高生の結果:中高別の全調査結果はこちら(PDF)から
https://www.nhk.or.jp/bunken/yoron-isiki/tyuko/assets/pdf/cyukousei.pdf
―結婚後、名字をどのようにしたいか―
第51問〔全員に〕あなたは、将来、結婚したとしたら、名字をどのようにしたいと思いますか。次の中から、あてはまるものに、1つだけ〇を
つけてください。
@1982年A1987年B1992年C2002年D2012年E2022年
1.相手の名字を、自分の名字に変えてほしい
中学生@ ――A ――B ――C ――D ――E19.6
高校生@ ――A ――B ――C ――D ――E16.0
2.自分の名字を、相手の名字に変えたい
中学生@ ――A ――B ――C ――D ――E13.1
高校生@ ――A ――B ――C ――D ――E16.2
3.相手が自分の名字になっても、自分が相手の名字になっても、どちらでも構わない
中学生@ ――A ――B ――C ――D ――E59.2
高校生@ ――A ――B ――C ――D ――E59.9
4.自分も相手も、名字を変えずにそのままでいたい
中学生@ ――A ――B ――C ――D ――E7.0
高校生@ ――A ――B ――C ――D ――E6.1
5.無回答
中学生@ ――A ――B ――C ――D ――E1.0
高校生@ ――A ――B ――C ――D ――E1.8

別姓で自己否定する自民
阿比留瑠比の極言御免
2024/6/27 1:00
https://www.sankei.com/article/20240627-TWC52YKBYNKC7DKHOP5EBO4BQU/
自民党が性懲りもなく選択的夫婦別姓に関する党内議論を再開させるという。
経団連や経済同友会のビジネス的見地からの要請に後押しされた形だが、不必要だったLGBT理解増進法に続いて夫婦別姓にまで突き進むとしたら、自民の存在価値をまた1つ自己否定することになろう。
「多様性」
というはやりの聞こえのいい掛け声に目が眩み、安易に取り込もうとするのでは、立憲民主党や共産党、社民党と最早選ぶ所がない。
もっとも、岸田文雄首相は2024年6月21日の記者会見で、選択的夫婦別姓については次のように慎重だった。
「様々な立場の方に大きな影響を与える問題だ」
「だからこそ世論調査でも意見が分かれている」
「前向きな意見の方の一方、家族の一体感や子供の姓をどうするかなどに関心を持つ消極的な意見もある」
LGBT法を巡っては、元首相秘書官の性的少数者差別とも受け取られかねない発言や米民主党政権の圧力に屈して成立に前のめりになった首相だが、今度はぶれないでもらいたい。
安倍晋三元首相もかつてこの問題に関し、首相にこう信頼を示していた。
「岸田さんはそうリベラルではないんだ」
「以前、夫婦別姓の議論が高まった時に
「子供の視点が全然ない」
と話していた。
■アンケートでは
やはりこの点が重要だと考えるので、平成13年に民間団体が中高生を対象に実施したアンケート結果を紹介する。
子供対象の世論調査自体が珍しく、古い調査だが寡聞にして他に知らないのでご容赦願いたい。
それによると、両親が別姓となったら
「嫌だと思う」(41.6%)
「変な感じがする」(24.8%)
の否定的な意見が、合わせて3分の2に達した。
一方で
「嬉しい」
は僅か2.2%しかいなかった。
また、成人を対象とした令和3年実施の内閣府の
「家族の法制に関する世論調査」
結果を見ても、選択的夫婦別姓制度導入を求める回答は28.6%に留まった。
「夫婦同姓制度を維持した方が良い」が27.0%、
「夫婦同姓制度を維持した上で、旧姓の通称使用についての法制度を設けた方が良い」が42.2%で、
夫婦同姓維持派が7割近くに達している。
夫婦の姓が異なることでの子供への影響に関しては
「好ましくない影響があると思う」と答えた者の割合が69.0%で
「影響はないと思う」は30.3%
に留まっている。
留意すべきは
「兄弟の姓が異なっても構わない」が僅か13.8%で、
「姓は同じにするべきだ」が63.5%
に上ることだろう。
夫婦どちらの姓を名乗らせるかを巡り、親族間のトラブルも予想される。
■フェミニストの議論
選択的夫婦別姓については、
「選択的」
だから別に同性を選びたい人はそうすればいいだけだという意見もあるが、事はそう単純ではないだろう。
既に平成17年刊行の
「ザ・フェミニズム」(上野千鶴子、小倉千加子著)
で、フェミニスト【フェミニストとは、全ての性が平等な権利を持つべきだという理由から女性の権利を主張する行為(フェミニズム)を支持する人のことだと、英オックスフォード辞書で定義されている】である小倉氏がこんな議論をしている。
「(選択的)夫婦別姓になったら、まるで夫婦別姓をしている人の方が進んでいて、夫婦同姓の人の方が遅れているみたいになりかねない」
「そこでまた1つの差別化が行われるわけじゃないですか」
女優でタレントの橋本マナミさんが2024年6月
「私は一緒の名字がいいです」
「好きで結婚したから」
とテレビで発言しただけでニュースとして取り上げられる現状を見ると別姓導入で同性夫婦が肩身の狭い思いをする日が来るかもしれない。
(論説委員兼政治部編集委員)

阿比留瑠比の極言御免
日経、朝日のコラムに異議あり 夫婦別姓論議に欠ける子供の視点
2015/11/9 5:00
https://www.sankei.com/article/20151109-Q7P53O3IFNNVLFLL3DOXYENVFM/
2015年11月4日は最高裁大法廷で夫婦別姓(氏)を巡る訴訟の弁論が開かれるとあって、日経新聞と朝日新聞の朝刊1面コラムが、それぞれこの問題を取り上げていた。
夫婦別姓に賛成・推進する立場で書かれたこの2つのコラムを読んで感じたのは、立論の前提、出発点が異なり、議論が噛み合わないもどかしさだった。
「誰かに迷惑もかけない」
「コストも知れている」
「歩みの遅さを合理的に説明するのは難しい」
日経はこう書いていたが、夫婦別姓論議でいつも気になるのが、当事者である子供の視点の欠落だ。
子供の意見を反映した調査がなかなか見当たらないので少し古くなって恐縮だが、平成13年に民間団体が中高生を対象に実施したアンケート結果を引用したい。
それによると、両親が別姓となったら
「嫌だと思う」(41.6%)

「変な感じがする」(24.8%)
との否定的な意見が、合わせてほぼ3分の2に達している。
一方、
「嬉しい」は僅か2.2%
しかいなかった。
また、20歳以上の成人を対象とする内閣府の世論調査(平成24年12月実施)でも、夫婦の名字が違うと
「子供にとって好ましくない影響があると思う」と答えた人が67.1%
に上り、
「影響はないと思う」(28.4%)
を大きく上回った。
夫婦別姓と言うと、両性が納得すればいいと思いがちだが、夫婦が別姓を選択した場合、子供は必ず片方の親と別姓になる。
事は夫婦の在り方だけの問題ではなく、簡単に
「誰かに迷惑もかけない」
と言い切れるような話ではない。
日経コラムは更に、こうも書いている。
「反発する人の声から『自分と違う価値観を持つ人間が、とにかく許せない』との響きを感じることがある」
どう感じようと自由ではあるが、この見解はかなり一方的だろう。
10年以上前のことだが、夫婦別姓を議論していた自民党の会議を取材した同僚記者は、夫婦別姓推進派で、現在は党総裁候補の1人と言われる議員から、こう面罵された。
「(夫婦別姓に慎重論を唱える)産経新聞は、新聞じゃない」
当たり前のことだが、自分と違う価値観が許せないのは、何も夫婦別姓に
「反発する人」
に限らないということである。
多様な価値観を説く人が、異なる価値観を否定するという矛盾を犯すのは珍しくない。
ちなみに、朝日のコラムにはこうあった。
「結婚や家族の多様化、個の尊重という冒頭に引いた変化(※国民意識の多様化、個人の尊重)は、別姓の議論にもそのまま当てはまる」
「社会は旧姓使用を広げる方向に動く」
確かに一般論としては、社会の多様化は歓迎すべきことなのだろう。
多様性を失えば硬直化し、やがては行き詰まっていく。
とはいえ、何でもかんでも
「多様化」
という言葉で正当化しても、そこで思考停止することになる。
また、夫婦別姓を法的に位置付ける事と、旧姓使用は全く別物である。
現在、夫婦同姓制度の下で通称使用が大きく緩和され、旧姓使用が広がっていることがその証左だと言える。
いずれにしてもこの問題を考える時は、直接影響を受けることになる子供の意見をもっと聞いた方がいい。
政府にも、今度調査する時は是非その視点を盛り込むようお願いしたい。
(論説委員兼政治部編集委員)

安倍元総理の三回忌を前に 「夫婦別氏」よりも「婚姻前の氏の使用」の利便化で
WiLL2024年8月号 経済安全保障担当大臣 高市早苗
■安倍元総理が夢に
2024年7月8日には、2022年の参議院選挙応援中に凶弾に倒れ、逝去された安倍晋三元総理の三回忌を迎えますね。
度々つまらない口喧嘩をしたり、仲直りをしたりの繰り返しでしたが、それも叶わなくなった今は、しみじみ淋しくなります。
先般、疲労が極限に達した時に、亡き両親と安倍元総理が一緒に夢に出てきたので、
「迎えに来たのかな」
と感じましたが、その夢には昭恵夫人も登場していたことを思い出して一安心!
安倍元総理も懸命に応援して下さった2021年9月の自民党総裁選以降、土日は党務か政務で地方講演、平日は仕事、深夜には大量の資料読みや原稿書き・・・と休みなく働き続けていて、人間ドックなど健康診断も3年以上は受けていないので、注意喚起のために夢に出て来て下さったのかなとも思いました。
2024年夏は、各方面との調整がつけば、安倍元総理の御命日に出国して、G7科学技術大臣会合に出席しますが、イタリアから帰国したら、1日だけは休みを確保して健康診断に行ってみようと考えています。
■経済界が夫婦別氏制度導入を要望
安倍元総理が何度も仰っていたことがありました。
「選択的夫婦別氏だけどさ、あれは駄目だよ」
「高市さんが法務部会に提出している法案を早く成立させればいいんだよ」
私が自民党政調会長の法務部会に提出した法律案というのは、
『婚姻前の氏の通称使用に関する法律案』
のことです。
この法律案では、戸籍上の夫婦親子の氏が同一であること(ファミリー・ネーム)は維持しつつ、
「婚姻前の氏を通称として称する旨の届出をした者」
について、
「国、地方公共団体、事業者、公私の団体」

「婚姻前の氏を通称として称するために必要な措置を講ずる責務を有する」
としたものです。
この法律案を、2002年と2020年の2回に渡って法務部会に提出しましたが、1回目は
「戸籍の氏も住所も別々にするべきだ」
といった強烈な反対意見が出て党議決定には至らず、2回目は、審査もされないまま放置されています。
私は、足掛け約4年の総務大臣任期期間の後半(2019年9月からの約1年間)で、『住民基本台帳法』『地方自治法』『公職選挙法』『消防法』『放送法』『電気通信事業法』をはじめ総務省が所管する全法令をチェックし、資格や各種申請など事務手続きに戸籍氏しか使えなかったものを、全て婚姻前の氏の単記か併記で対応できるように変更しました。
総務省単独の判断で変更できたものだけでも、合計1142件でした。
仮に全府省庁が阻害と同じ取り組みを実施し、地方公共団体や公私の団体や企業も同じ取り組みを実施すれば、婚姻による戸籍氏の変更によって社会生活で不便を感じることはなくなると考えます。
例えば、金融庁や厚生労働省。
私自身の経験では、銀行の預金通帳でしたが、婚姻前の氏のままで使える銀行と戸籍氏に作り直すよう求める銀行が混在していました。
数年前に年金受給者の方から伺った話ですが、通称使用届けを出して戸籍氏と婚姻前の氏が併記された住民票を提示したのに、厚生労働省の方針として
「戸籍氏の通帳でなければ年金を振り込めない」
とされ、通帳を作り直したということです。
こういった所管府省庁によってバラバラの対応が残っている現状を改善するためにも、私が起草した法律案によって、
「国、地方公共団体、事業者、公私の団体」

「婚姻前の氏を通称として称するために必要な措置を講ずる責務を有する」
ことを明確にするべきだと思っていました。
2024年6月、経団連会長が
「選択的夫婦別氏制度の導入」
を要望する
「提言」
を公表されました。
報道で知る限りの理由は、働く女性の不便解消や国際社会での活躍のためにということらしいのですが、先ずは前記したような法整備を行うということでは不十分でしょうか。
既に、マイナンバーカード、パスポート、運転免許証、住民票、印鑑登録証明書は、戸籍氏と婚姻前の氏の併記が可能になっています。
仕業・師業と呼ばれる国家資格の殆どで、免許証などへの婚姻前の単記や併記が可能になっています。
国際社会での活躍についても、同氏や別氏だけではなく、複合氏を使う国もあれば、氏が無い国もあり、様々です。
■「子の氏の安定性」
最近は、
「夫婦別氏制度」
の導入に賛成する政治家は
「改革派=善」、
反対する政治家は
「守旧派=悪」
といったレッテル貼りがされているように感じますので、私のような考え方は変だと思われる方も多いのかもしれません。
私が選択的であったとしても
「夫婦別氏制度」
の導入に慎重な姿勢を続けてきた最大の理由は、
「子の氏の安定性」
が損なわれる可能性があると思うからです。
現行制度では、婚姻届けを提出した夫婦の戸籍は全て同氏ですから、子も出生と同時に両親と同氏になることが確定しています。
法改正によって戸籍上も別氏の夫婦が出現した場合、子の氏の決め方について、
「全ての別氏夫婦が納得できるルール」
が必要になります。
仮に
「別氏夫婦が子の氏を取り合って、協議が調わない場合」
には子の氏が定まらないので、『戸籍法』が規定する
「出生の届出は、14日以内」
というルールも見直す必要があるのではないでしょうか。
これまでに衆議院に提出された
「夫婦別氏制度」
の導入を可能にする
「民法の一部を改正する法律案」(立憲民主党案)
を拝見すると、
「別氏夫婦の子は、その出生の際に父母の協議で定める父又は母の氏を称する」
「協議が調わない時は、家庭裁判所は、協議に代わる審判をすることができる」
とされています。
同法律案でも、別氏夫婦が子の氏を取り合って決められないケースを想定しているわけですが、果たして、この争いを持ち込まれる家庭裁判所は、一体どのような判断基準で審判を行うのでしょうか。
離婚の際に子の親権を争う裁判でしたら、法律に判断基準は明記されていないものの、過去の裁判例では
「子を養う経済力」
「子と過ごす時間を確保できるのか」
「子との関わりや愛情」
「子の年齢によっては子の意思」
「健康状態」
「教育・居住環境」
などの要素を総合的に考慮して判断されているようです。
しかし、出生直後の子の氏を争っている場合、家庭裁判所が如何なる審判をしたとしても、夫婦双方が納得できる理由を示すことができるとは考えられません。
裁判官、検事、法務省大臣官房審議官としても活躍された小池信行弁護士は、
「夫婦の協議で決まらない時の補充的な決定方法を定めておく必要がある」
として、スウェーデンでは
「出生から3カ月以内に決まらない時は母の氏を称するとしている」
ことを例示しておられました。
私は、幸せであるはずの出産直後に、子の氏を巡る争いの種を作ることを、特に懸念していました。
「夫婦別氏制度」
の導入を求める方々からは
「余計なお世話だ」
と批判されるのでしょうが・・・。
■世界に誇れる日本の戸籍制度
「そもそも、戸籍制度を廃止するべきだ」
と主張される方々もおられますが、私は、日本の
「戸籍制度」
は、世界に誇れる見事なシステムだと思っています。
戸籍は、重要な身分関係を明確にするために、血族・姻族・配偶関係を記載した公簿です。
新戸籍と旧戸籍の双方に相手方戸籍を特定表示することから、相手方戸籍を相互に索出でき、両戸籍を連結する記載が可能で、無限の親族関係の広がりを証明することができます。
よって、戸籍の
「公証力」
は、非常に強いものです。
例えば、遺産相続の分割協議手続きでは、
「隠れた法定相続人」
の存否を確認するため、死亡者の戸籍謄本を全て遡ることによって親族関係を確定できます。
重要な契約事も、戸籍で証明するものが多くあります。
この他、戸籍は、近親婚の防止、婚姻要件の調査、出生、死亡、離婚、任意認知、母子家庭の児童扶養手当、障害児童の特別児童扶養手当、母子父子寡婦福祉資金貸付、戦没者遺族に対する特別弔慰金、成年後見の申立手続き、家事調停事件手続きなど、様々な場面で行政・司法の基礎となっています。
20年以上婚姻関係を継続している夫婦間で居住用不動産を贈与した時の配偶者控除の制度でも、戸籍によって、20年以上に及ぶ婚姻関係を把握し立証します。
「他国に例を見ない戸籍制度だから、廃止するべき」
なのではなくて、
「他国に誇れる極めて優れた制度だから、守り抜くべき」
だと考えています。

愚か者! 経団連「夫婦別姓」提言
WiLL2024年8月号 副県立大学名誉教授 島田洋一
2024年6月10日、経団連がいわゆる
「選択的夫婦別姓」

「早期実現」
を政府に求める提言を出した(具体的には民法750条の改正)。
経団連は、夫婦が妻の姓を選ぶことも可能ではあるものの、
「実際には95%の夫婦が夫の姓を選び、妻が姓を改めている」
「そのため、アイデンティティの喪失や自己の存在を証することが出来ないことによる日常生活・職業生活上の不便・不利益といった、改姓による負担が、女性に偏っている」
と言う。
経団連によれば、
「女性のエンパワーメント(強化)において、我が国は世界に大きく立ち遅れており」、
その背後に、
「各社の取り組みだけでは解決できない、女性活躍を阻害する社会制度」
がある。
その代表的なものが夫婦同氏制度だというのである。
まず最初の疑問だが、女性の活躍に関して日本が
「世界に大きく立ち遅れて」
いるというのは本当か。
経団連・十倉雅和会長の頭にある
「世界」
がどの範囲なのか知らないが、少なくとも相当怪しい
「世界観」
だろう。
実際日本において、実力ある女性の活躍が、男の場合以上に阻害されているとすれば、
「女を下に見る」
不見識な経営者や重役が各所に残るでいではないか。
だとすれば、経済界の頂点に位置する経団連会長の責任が相当大きいと言わざるを得ない。
まずは自らの指導力不足を反省すべきだろう。
経団連提言で最も問題なのは、従来
「夫婦別姓」
法制化論で常に論点となってきた、
@親子や兄弟姉妹の間で姓が異なって良いのか
A明治以来の戸籍制度を崩すことにならないか
といった懸念に全く答えていないことである。
そもそも言及自体ない。
これは無責任だろう。
近年、パスポート、マイナンバーカードを始め、旧姓の通称使用が拡大されてきた。
経団連提言も、
「官民の職場では、女性の社会進出の進展を踏まえ、改姓によるキャリアの分断等を避けるため、職場における旧姓の通称としての使用を推進してきた」
「公的証明書や各種国家資格等でも婚姻前の姓(旧姓)の併記が可能になるなど、政府の施策としても通称使用が拡大され、経済界においても、通称使用は定着している」
と述べている。
「経団連調査では91%の企業が通称使用を認めている」
とも言う。
まだ不十分と言うなら、100%になるよう、経団連が強い姿勢で
「立ち遅れている」
経営者を叱咤すべきだろう。
そのための経済団体ではないか。
この問題で慎重論の先頭に立ってきた高市早苗議員は次のように言う。
「結婚すると、夫婦やその間に生まれる子供は同じ戸籍に登載され、姓は『家族の名称』という意味を持つ」
「だが、別姓になれば姓は単なる『個人の名称』になる」
「たとえ『選択制』にしても、家族の呼称を持たない存在を認める以上、結局は制度としての家族の呼称は廃止せざるを得なくなるだろう」
「事は家族の根幹に関わる」
(産経新聞・2021年3月18日)
「国際的トレンド」
云々についても高市氏は、
「日本は日本」
と一蹴する。
経団連は、旧姓の通称使用では問題解決にならない例として次のような
「トラブル」
を挙げる。
カッコ内は私のコメントである。
・クレジットカードの名義が戸籍上の場合、ホテルの予約等もカードの名義である戸籍姓に合わせざるを得ない。
(合わせたら良いではないか。合わせると女性活躍が阻害されるのか)。
・国際機関で働く場合、公的な氏名での登録が求められるため、姓が変わると別人格として見做され、キャリアの分断や不利益が生じる。
(結婚したから姓が変わったと言えば済む話、国際機関を馬鹿にし過ぎてはいないか)
・社内ではビジネスネーム(通称)が浸透しているため、現地スタッフが通称でホテルを予約した。
その結果、チェックイン時にパスポートの姓名と異なるという理由から、宿泊を断られた。
(現地スタッフとの意思疎通をより密にすれば良いだけ。あるいはパスポートに旧姓を併記すればよい。令和3年4月1日以降、申請が非常に簡略化された)
これが、女性にとって
「アイデンティティの喪失」

「自己の存在を証することができない」
ほどの不条理であり、家族別姓しか解決策がない次元の
「トラブル」
だろうか。
この程度の事象にも効果的に対処のマニュアルを示せない経団連では、日本経済停滞も無理はない。

民法
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089
第七百五十条 夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する。

選択肢のある社会の実現を目指して
〜女性活躍に対する制度の壁を乗り越える〜
2024年6月18日
一般社団法人 日本経済団体連合会
https://www.keidanren.or.jp/policy/2024/044_honbun.html

選択的夫婦別姓 経団連・十倉雅和会長「スピーディーに議論を」自民に要求
2024/6/25 23:24
https://www.sankei.com/article/20240625-GN2CKAAVRFIKFERTR7RAD7JTXQ/
経団連の十倉雅和会長は2024年6月25日の定例記者会見で、自民党が
「選択的夫婦別姓制度」
に関する党内議論を本格化する意向を示したことについて、
「女性の社会進出、社会での活躍を進めたいという思いは一緒だと思う」
「オープンでスピーディーに議論してほしい」
と述べた。
経団連は結婚後も希望すれば夫婦それぞれが生まれ持った姓を戸籍上の姓として名乗り続けられる同制度の早期実現を求める提言を2024年6月10日に発表し、2024年6月21日に自民党に提言を提出していた。
経済同友会の新浪剛史代表幹事も2024年6月18日の定例会見で、
「1つの姓を選ばなくてはいけないという非常に不都合なことがずっと放置されたままだ」
と指摘。
「政治が解決しないのであれば経済界がモノを言っていかなければならない」
との認識を示していた。

選択的夫婦別姓議論、自民が3年ぶり再開 慎重派は懸念「保守離れ加速する」
2024/6/25 22:34
https://www.sankei.com/article/20240625-SMJK6OPPEZNVLKMZIZFF2O5VYQ/
選択的夫婦別姓を巡る議論の経緯
https://www.sankei.com/article/20240625-SMJK6OPPEZNVLKMZIZFF2O5VYQ/photo/TNK63PLFCRO4BDS2LNDI5YSMIU/
自民党は近く選択的夫婦別姓を巡る党内議論を3年ぶりに再開させる。
経団連が早期実現を求める提言を発表するなど、家族の多様性を尊重する風潮が背景にある。
とはいえ、保守層を中心に家族の一体感が失われるとして慎重論も少なくない。
保守層が求める早期の憲法改正が一向に進まない中で推進論に傾けば、
「自民離れ」
が加速するのは必至だ。
自民の茂木敏充幹事長は2024年6月25日の記者会見で、
「多様な人材の活躍は社会活力の源だ」
「選択的夫婦別姓は社会全体にも関わる問題であり、国民の幅広い意見も踏まえて、しっかり議論を進めていきたい」
と述べた。
自民の渡海紀三朗政調会長は2024年6月21日、選択的夫婦別姓を含む
「氏制度のあり方に関するワーキングチーム(WT)」
で議論に着手すると表明した。
新たな座長には逢沢一郎党紀委員長を起用する方針だ。
党幹部は
「政権与党として、いつまでも夫婦別姓の議論を棚ざらしというわけにはいかない」
と議論再開の必要性を強調する。
自民は菅義偉政権下の令和3年4月にWTの初会合を開催。
令和3年6月に論点整理をまとめたが、議論が紛糾したため制度導入の是非には踏み込まず、結論を先送りしていた。
しかし、経団連が2024年6月10日、早期実現を訴える政府への提言を発表したことを受け、党内では再び推進派と慎重派が動きを活発化させている。
自民の有志議員で作る
「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」(会長・浜田靖一国対委員長)
は2024年6月21日、国会内で会合を開き、経団連から提言を受け取った。
浜田氏は
「大変心強い」
「時代の要請として受け止めていく」
と語った。
一方、慎重派で作る
「婚姻前の氏の通称使用拡大・周知を促進する議員連盟」(会長・中曽根弘文元外相)
は2024年6月19日に党本部で会合を開き、結婚前の氏を通称として幅広く使用できる環境整備を進めることを確認。
慎重派の議員は
「拙速に議論を進めれば『岩盤保守層』の更なる離反を招きかねない」
と不安を口にする。
岸田文雄首相(自民総裁)も2024年6月21日の会見で、慎重な姿勢を示した。
対立の激化は自民分断の芽となりかねず、党重鎮は
「経団連の手前、議論はしなければならないが、明確な方向性を示すことは難しいのではないか」
と述べた。

<主張>経団連「夫婦別姓」 家族の呼称をなくすのか
社説
2024/6/19 5:00
https://www.sankei.com/article/20240619-I4Q7IU7X5FJQTNZ3V4LDQESQHQ/
結婚後に夫婦が同じ姓を名乗るか、旧姓を維持するか選べる
「選択的夫婦別姓」
について経団連が早期実現を提言した。
十倉雅和会長は、女性の社会進出が進む中で
「国会でスピーディーに議論してほしい」
と述べたが、国民の合意を欠いたまま、急ぐ問題ではない。
経団連は従来、夫婦同姓の下で職場での通称使用で対応できるとの立場だった。
別姓推進に転じたのは
「ビジネス上のリスク」
などが理由だ。
経団連が行ったアンケートなどでは職場で旧姓の通称使用が増えている一方、通称では銀行口座などが作れないことや海外渡航、契約で戸籍上の姓と異なることでトラブルが生じていることを指摘した。
だが夫婦が同じ姓を名乗る民法の規定を変えることは、家族や社会の有り様に関わる。
岸田文雄首相が2024年6月17日の衆院決算行政監視委員会で、選択的夫婦別姓の早期導入の提言に慎重な考えを示し、
「家族の一体感や子供の利益に関わる問題であり、国民の理解が重要だ」
と述べたのは、もっともだ。
夫婦別姓を認めない民法の規定を
「違憲」
だとする訴えに対し、最高裁は平成27年と令和3年に合憲の判断を示し、夫婦同一の姓は社会に定着し、家族の呼称として意義があることを認めている。
別姓制が導入されれば、こうした姓の意義が、砂粒のような個人の呼称へと大きく変わる。
専門家によると姓は血縁血統を表すもので、家族の歴史や絆が断ち切られかねない。
同じ姓の人を記載する戸籍の編製方法も見直す必要がある。
「選択」
と言っても別姓を希望しない人も含め社会に関わる問題だ。
別姓推進論は子供からの視点にも欠ける。
夫婦別姓では、どちらかの親と子が別姓になる。
子供の姓をどうするのか。
祖父母らも絡み、いさかいや分断が起きるのは見たくない。
最高裁の判決では、姓の在り方について国の伝統や国民感情を含め総合的な判断によって定められるべきだ、としている。
深く理解すべきだ。
住民票や運転免許証、パスポートなどで旧姓を併記できる制度も広がっている。
経団連は、トラブルを嘆くより、我が国の夫婦同姓の意義を国際的に発信し、問題を解消してほしい。

<産経抄>経団連の「夫婦別姓提言」に異議あり       
2024/6/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20240617-BKNKSTIQ3FJ2DDKD2AI3HWGCEQ/
夫婦別姓が叶わなくとも、パートナーを守る方法はある
経団連は
「選択的夫婦別姓」
の早期実現を求める提言を発表したが、法制化には国民の合意が必要だ
2024年6月の第3日曜は
「父の日」
だったが、
「母の日」
に比べ影が薄い。
父親の地位低下が指摘され久しい。
▼ゲームに押されて、子供のおままごと遊びはあまり見かけなくなったが、やってみてもパパ役はママに叱られ、オタオタする様子を真似するのだとか。
「正論」
を重んじる同僚も、家では言いたいことを言えず、妻や娘たちに阿る日々だという。
それも平和を守る知恵か。
▼だがこちらは黙って見過ごせない問題だ。
経団連が
「選択的夫婦別姓」
の早期実現を求める提言を先日、発表した。
十倉雅和会長は
「国会でスピーディーに議論してほしい」
と述べたが、拙速に進めては禍根を残す。
▼選択的夫婦別姓は夫婦で同じ姓(氏)にするか、旧姓を名乗るかを選べる制度だ。
民法の改正などが必要となる。
女性の社会進出に伴い、平成8年に法制審議会が導入を求める答申をした。
30年近く経っても法制化に至らないのは、国民の合意が得られないからだ。
財界が
「急げ」
と号令をかける話なのか。
▼最高裁は平成27年と令和3年に、夫婦別姓を認めない民法の規定について
「合憲」
とする判断を示した。
夫婦同一の姓は社会に定着し、家族の呼称として意義があることを認めている。
選べるならいいじゃないか、別姓を希望しない人には関係ない、と考えるのは早計だ。
専門家からは、姓について家族の呼称から個人の呼称へと大きく変質することが指摘されている。
▼同じ戸籍に同じ姓の人を記載する戸籍の編製方法も見直す必要があり、社会全体に関わる。
夫婦同姓は子供も両親と姓を同じくすることで利益を享受しやすい意義もある。
別姓では子の姓をどうするか。
双方の祖父母も絡み、決まらない混乱も予想される。

「国民の意見さまざま」 法相、選択的別姓に慎重
2024/6/11 11:24
https://www.sankei.com/article/20240611-JHRCRF76CFIA3LM3MAVGM7R5GY/
小泉龍司法相は2024年6月11日の閣議後記者会見で、選択的夫婦別姓制度の早期実現を求めた経団連の提言に対し
「国民の間にまださまざまな意見がある」
とした上で
「積極的に動きを見極め、対応を検討していくことが必要だ」
と述べ、慎重な姿勢を示した。
法相の諮問機関の法制審議会は1996年、結婚後もそれぞれ婚姻前の名字を使える選択的別姓制度の導入を含む民法改正案を答申。
だが、保守系議員の反対などで法案は提出されなかった。
小泉氏はこの点にも触れ
「国会議員の方々の間でもしっかりと議論をし、幅広い理解を得ていただくため、法務省として積極的な情報提供をしたい」
とした。

「夫婦別姓制度、早期実現を」経団連が初の提言 通称は海外で理解得られずトラブルも
2024/6/10 18:29
https://www.sankei.com/article/20240610-PLZOKGZSLVKTZKDUTL3OBW74UQ/
経団連は2024年6月10日、選択的夫婦別姓制度の実現を求める提言を発表した。
希望すれば生まれ持った姓を戸籍上の姓として名乗り続けられる制度の早期実現を要求。
政府に対し
「一刻も早く改正法案を提出し、国会で建設的な議論を期待する」
とした。
経団連による同制度に関する提言は初めて。
十倉雅和会長は2024年6月10日の定例記者会見で
「世の中は大きく変わっている」
「国会でスピーディーに議論してほしい」
と述べた。
現在は婚姻時に夫か妻のいずれかの姓を選べるが、妻が改姓することが圧倒的に多い。
提言では
「生活上の不便、不利益といった改姓による負担が女性に偏っているのが現実」
と訴えた。
経団連の調査では、国内の91%の企業は旧姓などを通称として使用することを認めているものの、通称は海外では理解されづらく、トラブルの原因になることがあると指摘。
「企業にとってもビジネス上のリスクとなり得る」
とした。

主張
夫婦同姓は合憲 家族制度の原則を守った
2021/6/24 5:00
https://www.sankei.com/article/20210624-BGWW7J52VRJMJFEQ5FVP7KQAZQ/
最高裁大法廷は、
「夫婦別姓」
を認めない民法の規定を再び
「合憲」
と判断した。
夫婦同一の姓は社会に定着し、家族の呼称として意義があることを認めた平成27(2015)年の最高裁判決を踏襲した。
妥当な判断である。
事実婚の男女3組が、夫婦別姓を希望して婚姻届を提出したが、不受理となり、家事審判を申し立て、最高裁に特別抗告していた。
女性の社会進出や世論など最近の情勢変化を踏まえた判断が注目されたが、最高裁は決定理由で、社会や国民の意識の変化といった諸事情を踏まえても、6年前の判断を変更すべきとは認められない―と判示した。
平成27(2015)年の最高裁の判断を通し、夫婦同一の姓について、男女差別を助長したり、人格を傷付けたりする制度ではないことも明確になっている。
最高裁はこの時と同様、
「制度の在り方は国会で論ぜられ判断されるべき事柄」
と指摘した。
平成8(1996)年に法制審議会が、夫婦で同じ姓にするか、旧姓をそれぞれ名乗るか選べる選択的夫婦別姓の導入を答申して25年経つ。
法制化に至らなかったのは、立法府が問題を放置しているというより、国民の十分な合意が得られないからである。
選択的夫婦別姓について、個人の自由で選択の幅が広がる―などと歓迎するのは考え違いである。
導入されれば夫婦同一姓を原則とした戸籍制度が崩れかねず、全国民に影響が及ぶ。
親子が別々の姓になる事態も起きる。
子供の姓を両親どちらの姓にするかなど、諍いや混乱も予想される。
平成29(2017)年に行われた内閣府の世論調査では、夫婦別姓が子供に与える影響について、6割以上が
「子供にとって好ましくない影響があると思う」
と答えていた。
社会情勢の変化と言うなら、旧姓が通称使用できる企業は増えている。
2年前の2019年には住民票やマイナンバーカードなどで旧姓を併記できるようにするため、政令改正が行われた。
パスポート(旅券)についても旧姓併記の申請が容易になるよう緩和された。
日本の伝統や文化に根差した家族制度の原則を崩す必要はなく、更に働きやすい職場作りなどに知恵を絞る方が現実的だ。
国や社会の基盤である家族の意義に理解を深くしたい。

夫婦別姓認めぬ規定、再び「合憲」 最高裁
2021/6/23 21:54
https://www.sankei.com/article/20210623-WTZ3HHNALJO5RNCEOMMHNPXNAI/
夫婦別姓を認めない民法と戸籍法の規定は違憲として、東京都内に住む事実婚の男女3組が起こした家事審判の特別抗告審で、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人長官)は2021年6月23日、規定は
「合憲」
とする判断を示した。
最高裁は平成27(2015)年にも夫婦同姓を定めた民法の規定を合憲としており、今回は2度目の判断。
15人中4人は違憲とする意見や反対意見を出した。
決定理由で最高裁は、家族が同じ姓を名乗るのは日本社会に定着しており、規定に男女の不平等はないとした平成27(2015)年の判断について
「社会や国民の意識の変化といった諸事情を踏まえても、変更すべきとは認められない」
と指摘。
一方で、夫婦の姓を巡りどのような制度が妥当なのかという問題と、憲法違反かどうかを審査する問題とは
「次元が異なる」
とした上で
「国会で論じられ、判断されるべき事柄だ」
と、前回判断に続き、改めて立法での議論を促した。
合憲とした深山卓也裁判官、岡村和美裁判官、長嶺安政裁判官の3人は
「今回の判断は、国会での選択的夫婦別姓制度を含む法制度の検討を妨げるものではなく、国民の様々な意見や社会の状況変化などを十分に踏まえた真摯な議論がされることを期待する」
と、共同補足意見で述べた。
一方、違憲とした宮崎裕子裁判官と宇賀克也裁判官は
「結婚に対する当事者の意思決定は自由かつ平等であるべきで、規定は不当な国家介入に当たる」
などと述べた。
事実婚の3組は、婚姻届に
「夫は夫の氏、妻は妻の氏を希望します」
と付記して自治体に提出したが不受理となり平成30(2018)年3月、東京家裁などに家事審判を申し立てたが、却下された。
2審東京高裁でも棄却され、最高裁に特別抗告していた。
結婚後の姓を巡っては、平成8(1996)年に法相の諮問機関・法制審議会が、選択的夫婦別姓制度を盛り込んだ民法改正案を答申したが、法案提出には至らなかった。
2021年に入り自民党がワーキングチームを設置し本格的な議論が始まったが、実現への目処は立っていない。

■夫婦同姓の規定
民法750条は、結婚した夫婦は
「夫または妻の氏」
を名乗るよう規定。
戸籍法でも、結婚時に
「夫婦が称する氏」
を提出書類に記載するよう定めている。
昭和22(1947)年に改正される前の明治民法では
「家の姓を名乗る」
とされていた。
厚生労働省の統計では、平成27(2015)年に結婚した夫婦のうち、96%が夫の姓を選択。
改姓による社会的な不便・不利益が指摘されてきたことなどを背景に、夫婦が希望する場合には結婚後に姓を変えない
「選択的夫婦別姓制度」
の導入を求める声が強まっている。

夫婦別姓認めぬ最高裁判断「家族に一体感」安堵の声も
2021/6/23 20:45
https://www.sankei.com/article/20210623-CEFJAVRIAZIRPHCEU6S7ZFUAEI/
最高裁大法廷が2021年6月23日、6年前に続き、
「夫婦別姓」
を認めない民法の規定を
「合憲」
とする判断を示した。
この間の社会情勢や国民の意識の変化を踏まえつつ、国会に議論を委ねた形に。
「違憲」
となれば、新たな対応を迫られる現場からは安堵の声も聞かれた一方、申立人からは決定に不満が漏れた。
「結婚して姓が一緒になることで、家族としての一体感が生まれる」。
結婚生活40年以上になる東京都江東区の男性(71)は、合憲判断に納得の表情を浮かべた。
「子供のことを考えれば、両親が違う姓だと違和感を覚えるのではないか」
とも指摘した。
内閣府の平成29年の調査では、選択的夫婦別姓の導入に向けた法改正42.5%が賛成と答え、反対の29.3%を上回った。
ただ、賛成派に実際に別姓とするかを尋ねたところ、希望するが19.8%、希望しないが47.4%だった。
夫婦別姓が認められれば、子供への心理的影響も懸念される教育現場。
最高裁の決定に注目していた千代田区の幼稚園園長は
「途中で姓が変わった場合に、子供たちの間に動揺が広がらないようにケアするなど、新たな対応が必要になってくるだろうと思っていた」
と打ち明ける。
一方、先祖代々の墓を管理する寺院は、家族観の変化に危機感を抱いていた。
豊川稲荷(愛知県豊川市)によると、旧姓と結婚後の姓の両方を墓石に刻む女性が増えてきているといい、同寺の男性役員(53)は
「夫婦別姓になると、家という概念が失われる可能性がある」
「別姓が認められるのは難しいと思っていた」
と話した。
夫婦別姓には、財産をめぐる問題が持ち上がる可能性もある。
生命保険の受取人は原則戸籍上の配偶者や2親等以内の血縁者に限られており、ライフネット生命保険(東京)の担当者は
「姓が異なる場合、配偶者であることの確認が課題になる」。
同社では事実婚のパートナーらを保険金の受取人にできる仕組みを作っており、
「今後も社会の変化に合わせて検討していきたい」
と話した。

選択的夫婦別姓 社会混乱の引き金に 八木秀次×小島新一・大阪正論室長
ラジオ大阪ぶっちゃけ正論
2021/6/17 8:00
https://www.sankei.com/article/20210617-C2ELAEDPJ5MIHI5KLUORROEF4A/
■家族名が消える
小島
選択的夫婦別姓制度を導入すべきだという議論が昨年から国会で盛んになりました。
八木
選択的夫婦別姓とは、夫婦同姓、親子同姓という民法の考え方をふまえ、同姓にしたい人はこれまで通り同姓だけど、別姓にしたい夫婦は別姓を選んでもいい。
選択ができるという仕組みです。
一見よさそうに思えるんですよ。
小島
自分たち夫婦、家族は同姓でいたいと考えている人たちも、自分たちの同姓が守られるのならと考えてしまいますよね。
八木
ところが選択的であったとしても、その影響は別姓夫婦にとどまりません。
別姓では、1つの戸籍の中に2つの姓が存在することになります。
戸籍から、家族に共通の姓、ファミリーネーム、家族名がなくなるわけです。
小島
家族名がある戸籍とない戸籍、ある人とない人が共存することはないので、全体として家族名はなくなると。
八木
「氏名」の性格が根本的に変わるんです。
氏名とは、家族名に個人の名前を合わせたものです。
家族名がなくなれば、氏名は純粋な個人の名前になる。
すべての家族から家族名が奪われ、戸籍上、姓が同じ夫婦や子供も、各人の名前の上の部分が重なっているにすぎなくなる。
小島
たまたま上の名が同じということですね。
八木
ええ。
たいした問題ではないと思う人がいるかもしれませんが、社会制度や慣行に影響が及びます。
家族単位、世帯単位で主になされてきたものが崩れて個人単位になる。
■3つの姓から選択も
八木
別姓夫婦だと、子供の姓をいつ決めるのかという問題もあります。
兄弟姉妹で姓は統一なのか、バラバラなのか。
子供が1人だけだと、夫婦で子供の姓の取り合い、押し付け合いにならないか。
すでに結婚して同姓の夫婦も、1年あるいは3年の経過措置期間を設けて別姓を選ぶことができるとしています。
妻、あるいは夫が旧姓を名乗りたいとなった場合、夫婦の間に生まれた子供の姓の選び直しも行われることになる。
複数世代にわたる姓の変更を認めるのかという問題も想定されます。
子供のいる夫婦の妻側の母親、おばあちゃんが実家の姓に戻すという選択をした場合、連動して、妻の姓もおばあちゃんの旧姓に変えられるのか。
旧姓に戻す決断をしたおばあちゃんの娘である妻や孫は3つの姓から選ぶということになりかねない。
おばあちゃんの旧姓、夫の姓、妻の旧姓です。
小島
社会が大混乱しますね。
八木
自民党内では一時、選択的夫婦別姓の導入機運が高まりましたが、こうした現実的な問題点への理解が広まり、賛成意見はしぼみつつあります。

櫻井よしこ氏「保守政党らしからぬ提言に危機感」
2021/5/19 16:40
https://www.sankei.com/article/20210519-FRWVDCNTRVN7PLO57QDGPU2CK4/
選択的夫婦別姓制度の導入に慎重な自民党有志議員を中心に作る
「婚姻前の氏の通称使用拡大・周知を促進する議員連盟」
が2021年5月19日、ジャーナリストの櫻井よしこ、麗澤大学教授の八木秀次の両氏を講師に招いて国会内で会合を開いた。
櫻井氏は
「保守政党としての自民党の矜持」
と題して講演。
安倍晋三政権から菅義偉政権に代わったことで党内に変化が生じていると指摘し、
「保守政党らしからぬ政策提言、法案の提出、そしてそれを通そうとする非常に強い動きに大変な危機感を感じている」
と強調した。
「保守は、よりよい社会や国をつくるために変化はするが、その本質は変えず守っていくことだ」
とも語った。
八木氏は、選択的夫婦別姓を導入した場合の課題について
「多くの人は子供の氏が決まらないことや、氏の取り合いが起こることを懸念して結婚や出産を躊躇する」
「逆に少子化が進む可能性がある」
と指摘。
「現在の戸籍制度の下では、旧姓の通称使用を拡充することが最も現実的な解決策だ」
と訴えた。
一方、会合ではLGBTなど性的少数者をめぐる
「理解増進」
法案についても取り上げられた。
法案をめぐっては、稲田朋美元防衛相が委員長を務める
「性的指向・性自認に関する特命委員会」
が中心となり、立憲民主党などと協議して今国会での成立を目指している。
これについて、山谷えり子参院議員は
「もともとの自民党案は国柄に基づいた内容だったが、超党派の議員立法でガラッと哲学がかわってしまった」
「自民党として認めるには大きな議論が必要だ」
と語った。

異論暴論
正論6月号好評販売中 やるべきことは「夫婦別姓」か?
2021/5/3 10:00
https://www.sankei.com/article/20210503-QHTMRK3OE5KWVOEUGDN5FVJWZE/
自民党内で選択的夫婦別姓をめぐる論議が起きている。
推進論者からは結婚に伴う改姓によって生じる生活上の不都合や不便が強調されるのだが、そもそも夫婦が別姓になれば親子は別姓を余儀なくされる。
これまでの家族観や結婚観は変わり、子供に与える影響も無視できないはずだ。
正論2021年6月号では
「やるべきことは『夫婦別姓』か?」
を特集した。
高市早苗衆院議員(自民党)は、自民党のこれまでの選挙公約の実現に向け、自身が起草した
「婚姻前の氏の通称使用に関する法律案」
の成立の必要性を強調する。
高橋史朗・麗澤大学大学院客員教授と池谷和子・長崎大学准教授の論文は、推進者たちの主張の見せ方がいかに一面的で、良い面ばかりが強調されたものかを考えさせられる。
ジャーナリスト、平野まつじ氏は夫婦別姓が現実になると、何がもたらされ、どんな弊害が起こるのか、具体的に考えた。
子供の最善の利益をどうするか、という視点がいかに蔑ろにされ、議論のあり方として極めて危ういかがわかる。
党内で提唱される
「婚前氏続称制度」
「ミドルネーム案(結合氏制度)」
など歯牙にかけるに値しない。
選択的であろうが、夫婦別姓の導入は必要ない。

正論
国民の大多数は夫婦別姓望まず 国士舘大学特任教授 日本大学名誉教授・百地章
2021/7/6 8:00
https://www.sankei.com/article/20210706-2KVYJSZJQNPT3OSBPGFYEMTHXA/
■最高裁は合憲判断を維持
2021年6月23日、最高裁大法廷は予想通り夫婦同姓(氏)制は憲法に違反しないと判断した。
しかも合憲とした裁判官は11人と前回の平成27年判決より1人増えている。
平成27年の最高裁判決は、氏には
「家族の呼称」
としての意義があり、その呼称を一つに定める夫婦同姓制には合理性があるとして現行制度を合憲とした。
その上で、夫婦の姓の在り方は国会で判断すべきだとして、国会の立法政策に委ねた。
今回の最高裁決定は、この平成27年判決の立場を維持し、夫婦同姓を定めた民法750条や戸籍法を合憲とした上で、その後の社会の変化や国民の意識の変化を踏まえても、合憲判断を変更する必要はないとした。
これも妥当と言えよう。
ところがマスメディアの中には各種世論調査を引き合いに、別姓支持が国民多数の声であり、夫婦別姓の実現へと誘導するような報道があふれている。
そのため同姓支持を主張することがはばかられるような雰囲気さえある。
確かに内閣府の調査でも別姓支持が平成24年には35.5%だったものが、平成29年には42.5%に増加しており、その傾向は否定できない。
しかし、平成29年の調査でも、
「夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきだ」が29.3%、
「夫婦は必ず同じ名字を名乗るべきだが旧姓を通称として使用するのは構わない」が24.4%
あった。
つまり、同姓支持は計53.7%もあり、別姓支持を上回っている。
■別姓望む国民はわずか8%
さらに、別姓支持者の中で自ら
「別姓を希望する」と答えた者は19.8%
にとどまる。
つまり、別姓希望者は支持者(42.5%)の19.8%だから全体でいえば0.08、つまり国民のわずか8%が別姓を希望しているだけである。
平成24年の調査でも別姓希望者は全体の8%にすぎないから、別姓希望者は全く増えていないことが分かる。
そのようなごく少数の希望者のために、明治以来120年以上の伝統を有し、国民の中に広く定着している夫婦同姓制度を改正してしまうのは乱暴ではないか。
この問題は慎重な上にも慎重に対処すべきだ。
夫婦別姓希望者のために、現在では運転免許証、パスポート、さらにマイナンバーカードまで、旧姓を通称として併記することが認められている。
だから、日常生活における彼らの不便はほぼ解消しているはずだ。
にもかかわらず彼らが別姓にこだわるのはなぜか。
今回の決定において反対意見を述べた裁判官の中には、
「家族」
の定義は不明確であるとして否定的に解し、
「姓」

「個人の呼称」
の一部と考えて、夫婦同姓制度は
「個人の尊厳」
の侵害に当たると主張する者もいる。
■「家族呼称」か「個人呼称」か
確かに、憲法24条2項は家族について
「個人の尊厳と両性の本質的平等」
に立脚して制定するよう定めているが、憲法は
「家族の保護」
を否定するものではない。
それどころか、憲法制定時の議会においては
「従来の良き意味の家族制度はどこまでも尊重していかなければならぬ」
(木村篤太郎司法大臣)
との答弁がある。
わが国が批准している国際人権規約でも
「できる限り広範な保護及び援助が、社会の自然かつ基礎的な単位である家族に対し…与えられるべきである」
としている。
それ故、わが国の家族制度は、
「個人の尊厳」

「家族の保護」
によって支えられていると見なければならない。
だからこそ、平成27年の最高裁大法廷判決も、
「家族は社会の自然的かつ基礎的な集団単位であり、氏には家族の呼称としての意義があり、氏の在り方については国の伝統や国民感情を含め総合的な判断によって定められるべきである」
とした。
それでは、家族制度の基本にかかわる
「姓(名字)」
について、国民はどのように考えているだろうか。
先の内閣府の調査(平成29年)によれば、国民の56.9%は姓を
「先祖から受け継がれてきた名称」
ないし
「夫婦を中心とした家族の名称」
と答えている。
これに対して姓は
「他の人と区別して自分を表す名称の一部」
と考える者は、全体のわずか13.4%にすぎない。
つまり、姓を
「個人の呼称」
の一部と考え、
「個人の尊厳」
を強調する反対意見は、姓を先祖伝来の
「家」

「家族」
の呼称と考える多数国民の意識と相当ズレていることが分かる。
以前、本欄で述べたように夫婦の姓をどう決めるかは、個人個人の問題であると同時に、わが国の家族制度の基本にかかわる公的制度の問題である。
しかも選択的夫婦別姓制は
「ファミリー・ネームの廃止」
につながり
「戸籍解体」
の恐れさえある(「『戸籍の解体』を招く夫婦別姓制」2021年3月29日)。
したがって、自らは希望しないにもかかわらず、
「選択的だから」
「望む人が別姓を名乗るだけだから」
などといった安易な発想で賛成してしまうのは、推進派を利するだけであり、非常に疑問といわざるを得ないであろう。

次世代の党、夫婦同姓規定「合憲」判断を「歓迎」
2015/12/16 19:12
https://www.sankei.com/article/20151216-JTCPST5AN5IUNNFTBEMB2AHLCU/
次世代の党は2015年12月16日、最高裁が夫婦別姓を認めない民法の規定を合憲と判断したことについて、中野正志幹事長名で
「判断を歓迎する」
との談話を出した。
談話では
「日本社会においては、夫婦、親子が同じ姓を名乗ることが家族の基本であり、家族の一体感を高めてきた」
「一方、夫婦別姓を求める運動では、家族が同じ姓を名乗ることを子供が望んでいることは省みられていない」
と指摘。
その上で
「日本は、既に職場などでの通称使用(旧姓使用)が否定されない社会になった」
「旧姓に拘りを持つ方は通称を用いることが可能であるし、結婚時に夫が妻の姓を選択することも可能である」
としている。

夫婦同姓規定は合憲 再婚禁止6カ月は違憲 最高裁が初判断
2015/12/16 15:24
https://www.sankei.com/article/20151216-EIZGWR6BTRIYTNB6YH7JAHKFYU/
【産経新聞号外】夫婦同姓「合憲」[PDF]
https://www.sankei.com/module/edit/pdf/2015/12/20151216iken.pdf
民法で定めた
「夫婦別姓を認めない」
とする規定の違憲性が争われた訴訟の上告審判決で最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)は2015年12月16日、
「規定は合憲」
とする初めての判断を示した上で、原告側の請求を棄却した。
原告は
「時代の変化に従って選択的夫婦別姓を認めるべきだ」
などと主張したが、
「夫婦や親子など家族の在り方が損なわれる」
との慎重論は多く、世論調査も賛成・反対が拮抗してきた。
一方、
「女性は離婚後6カ月間、再婚できない」
とする規定を巡る訴訟で、大法廷は
「規定は違憲」
と初判断。
100日間を超える部分は違憲だとしたことで、国は法改正を迫られる。
最高裁が法律を違憲と判断したのは戦後10件目。
夫婦の姓について原告側は
「選択的夫婦別姓を認めないことは、婚姻の自由を不合理に制約していて、両性の本質的平等に立脚していない」
と主張。
「規定は違憲で、国会の高度な立法不作為に当たる」
と指摘していた。
国側は
「民法では、結婚後にどちらの姓を名乗るかについて、夫婦の協議による決定に委ねている」
「婚姻の自由や男女の平等を侵害していない」
と反論。
規定に違憲性はなく国会の立法不作為にも当たらないと主張していた。
両規定を巡っては、法相の諮問機関の法制審議会が平成8年、選択的夫婦別姓を導入し、再婚禁止期間も100日に短縮するよう答申した。
しかし、国会や世論の反対が多く、改正は見送られた。
民主党政権時代にも改正の動きがあったが、閣内の反対などで法案提出には至っていない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/775.html#c43

[政治・選挙・NHK295] 旧統一教会にモーレツ支援された自民候補にトドメ!内部資料&証拠写真を鈴木エイト氏が入手(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
23. 秘密のアッコちゃん[809] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月26日 14:14:23 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[374]
<■560行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<正論>衆院選で語られない対中国戦略
文化人類学者、静岡大学教授・楊海英
2024/10/21 8:00
https://www.sankei.com/article/20241021-PT5OSHPAKFK4RE2NRBZIFSEZLQ/
衆院選が公示される2日前の2024年10月13日から中国は台湾を包囲する軍事演習を強行し、
「成功裏に終了した」
と宣言した。
日本を取り巻く未曽有の国際危機の下で実施される選挙戦で候補者には対中戦略を大いに語ってほしいものである。
■世界史の中の日本と台湾
台湾有事は日本有事である。
日本が生んだ世界的な指導者・安倍晋三元首相の深い洞察から生まれたこの認識は今や、大方の国民に共有されている。
台湾周辺は中東から日本へ運ばれてくるエネルギーと日本から輸出される製品が通るシーレーンであるだけでなく、日本と世界を結ぶ歴史的、政治的大動脈でもあるからだ。
13世紀にモンゴル帝国が東西の海上ルートを初めて打開したのを受け、大航海時代から近現代に至るまでの
「日本―台湾―マラッカ海峡」
は太平洋からインド洋へ通ずる世界史の航路であって、決して
「中国の内海」
ではなかった。
別のミクロの視点から見ても、多国籍・多民族の海賊兼武装貿易船団の倭寇と、それに続く西洋列強が西太平洋の地政学上のメジャープレーヤーに変わった時でさえ、明朝と清朝はそもそも海に関心がなかった。
台湾周辺はシーパワーの世界で、中国が属するランドパワーと無縁であった。
海禁政策に満足していた中国人が海に目を向け始めたのは、僅か数十年前の話に過ぎない。
海洋世界では陸上のように勢力範囲を確定する国際条約が交わされてこなかったため、中国の無法な主張に国際社会も困惑している。
国連をはじめ、国際社会が
「やくざ国家・中国」
の覇権主義的拡張に無策な今だからこそ、日本は先頭に立ち対抗措置を取るべきである。
■「琉球」への中国の野心
まず日本の領土である沖縄県の尖閣諸島に対する中国の脅威に日本はどう対応すべきか、候補者は明確なビジョンを示してほしい。
中国海警の艦船が武器を搭載して巡航し、自国の管理下にあるという既成事実を誇示しようとしているのに、永田町の政治家は沈黙を通してきたのではないか。
有志数人がたまに民間の船に乗って視察に行った際も応援の声もないし、場合によっては
「右翼の蛮勇」
だと貶(けな)す人物すらいる。
現地の漁民の生活が如何に中国の脅威に晒されているかについても冷淡である。
その冷淡さの背後には更に
「沖縄蔑視」
があるのではないか、と現地で受け止められている。
事実なら危険な兆候である。
沖縄を軽く見る本土政治家の態度は見事に中国に利用されている。
数年も前から
「琉球の帰属は未定」
との趣旨の論文が中国の国営研究機関に属する研究者によって書かれ公開されている。
軽い揺さぶりだろうと楽観していたら、今年2024年に入って大連海事大学が
「琉球研究センター」
の設立を計画中であることが明らかになった。
大連には日露戦争時から各国海軍が理想とする最良の軍港があり、日本帝国海軍と帝政ロシア海軍も拠点としていたし、今や中国海軍の母港の1つである。
大連から東の日本、そして西太平洋全体を視野に入れた台湾併吞の作戦が発動された際に沖縄は要衝となる。
沖縄と呼ばずに、琉球と表現している点に中国の野心が表れている。
今後、大連から南へと、福建省までの沿岸に多数の海洋研究所が出現し、海上覇権を確立するための背後の情報拠点となっていくことが予想される。

台湾封鎖しようとすれば「戦争行為」に 国防部長が中国を牽制
2024/10/23 18:08
https://www.sankei.com/article/20241023-JLU5BDDMCJN55PRN62AIYJMCOQ/
台湾の顧立雄国防部長(国防相)は2024年10月23日、中国軍が2024年10月14日に台湾を包囲する形で実施した軍事演習に関連し、実際に台湾を封鎖しようとすれば
「戦争行為」
になるだろうと述べ、牽制した。立法院(国会)で記者団の取材に答えた。
顧氏によると、2024年10月14日の中国軍の演習
「連合利剣―2024B」
では台湾を囲むように演習区域を設定したが、海空の航行・飛行の禁止措置は取らなかった。
顧氏は実際に航行・飛行を禁止し、台湾を封鎖すれば、国連決議に基づき戦争行為になると説明した。
一方、台湾国防部(国防省)は2024年10月23日、中国海軍の空母「遼寧」の艦隊が2024年10月22日夜、台湾が実効支配する東沙諸島の周辺海域から台湾海峡を北へ向けて航行したと発表した。
顧氏によると、台湾海峡の暗黙の
「休戦ライン」
である中間線の中国側を航行した。
遼寧が台湾海峡を航行するのは初めてではないという。
遼寧は2024年10月14日の演習で台湾南東の海域に展開し、艦載機も演習に参加した。(共同)

<主張>台湾包囲の演習 中国は「火遊び」をやめよ
社説
2024/10/16 5:00
https://www.sankei.com/article/20241016-JKOH2QKKYZMCPN6CTZUYFSF7GM/
中国が台湾を包囲する形の大規模な軍事演習を行った。
日本周辺の平和と安定を乱す暴挙で許されない。
中国軍は14日、台湾周辺海空域へ空母「遼寧」など軍艦17隻、戦闘機など軍用機153機を展開して演習を実施した。
陸軍や核ミサイルを管轄するロケット軍も参加した。
海警局船17隻は台湾の周囲を巡回した。
軍用機は1日に確認された数としては過去最多だ。
中国で台湾政策を担当する台湾事務弁公室の報道官は演習について、頼清徳台湾総統を呼び捨てにした上で、頼総統が台湾独立の
「謬論(びゅうろん)」
をでっち上げていることへの
「懲戒」
で、
「正義の行動」
だと主張した。
頼総統は10日、台湾が正式名称とする中華民国の双十節(建国記念日)の式典で
「中華人民共和国には台湾を代表する権利はない」
と演説し、中国政府は反発していた。
中台関係を巡り、台湾と考え方が違うからといって中国が軍事演習で威嚇していいわけがない。
そもそも大規模な軍事演習は数日で準備できない。
頼総統の演説は口実にしただけで、この時期に台湾の人々を威嚇する計画は以前から練っていたのだろう。
頼総統がフェイスブックで
「地域の平和と安定を破壊するものだ」
と中国軍の演習を非難したのは当然だ。
中国は軍事挑発を重ね、併吞に向けて台湾の人々を屈服させたいのだろう。
だが、台湾を本当に封鎖したり、侵攻したりする暴挙に出れば大陸沿岸が逆に封鎖されても仕方あるまい。
米軍などが大陸の主要港湾への航路に機雷を撒くなどすれば、海を介した中国の輸出入の大半は途絶する。
中国が必要とする食料、エネルギーは供給されなくなる。
中国共産党独裁体制を覆す騒乱も予想される。
中国は台湾への危険な火遊びをやめた方がよい。
青木一彦官房副長官は会見で中国の演習について
「中国側に我が国の懸念を伝達した」
と語った。
一方、石破茂首相は
「台湾海峡や周辺の平和と安全は地域にとって極めて重要な問題だ」
「我が国はこの状況を注視する」
と述べるだけだった。
「台湾有事は日本有事」
である。
日本は対中抑止力を高めると共に、首相自身がはっきり中国を批判し、窘めるべきだ。

中国の軍事演習は「無責任」 米国防総省が非難声明
2024/10/15 9:32
https://www.sankei.com/article/20241015-GJBIJP3CRJJPHCTTAVWHOOXUVE/
米国防総省は14日、中国人民解放軍が台湾を取り囲むような形で軍事演習を実施したことを受け、
「無責任で、(地域を)不安定化させる」
と非難する声明を発表した。
国防総省のライダー報道官は声明で、中国の軍事演習について
「注意深く監視した」
と説明。
台湾の建国記念日に当たる
「双十節」
の10日、記念式典で頼清徳総統が演説したことを、中国が
「挑発的な軍事行動の機会」
にしていると批判した。
台湾の総統が10月10日に演説するのは
「長年の伝統」
であり、
「いつもの地域向けの演説だ」
とも述べ、中国側の挑発的な対応であることを強調した。
声明は
「インド太平洋における抑止力は依然として強力だ」
と指摘。
米軍の態勢に
「自信を持っている」
とも強調し、中国を牽制した。
また、「台湾海峡の平和と安定」を重視する国が増えているとし、「『自由で開かれたインド太平洋』を推進するため同盟国やパートナーと協力し続ける」と述べた。
米国務省のミラー報道官も米東部時間13日の声明で、軍事演習を「緊張をエスカレートさせる行為」と批判。米国の「一つの中国」政策は変わらないと説明した。

米、中国に「深刻な懸念」 台湾包囲の軍事演習注視
2024/10/15 7:36
https://www.sankei.com/article/20241015-GGSNMZMXOVJW3BW7JEDGXM56A4/
米国務省のミラー報道官は13日の声明で、中国軍による台湾包囲の軍事演習に対して
「深刻な懸念」
を表明した。
同盟・友好国と共に中国軍の動きを注視すると強調。
台湾海峡の平和と安定を損なう可能性のある行為を自制するよう中国に求めた。
ミラー氏は、台湾総統による双十節(建国記念日)祝賀式典での演説を受けた軍事圧力は
「不当で、緊張をエスカレートさせる行為だ」
と憂慮。
中台を不可分の領土だとする中国の原則に留意してきた米国の
「1つの中国」
政策は変わらないとの立場も示した。
国防総省のライダー報道官は14日の声明で、中国軍の軍事演習は
「無責任で、地域を不安定化させるものだ」
と批判。
演習を注意深く監視したとし
「米軍の抑止力は依然として強く、地域における現在の戦力態勢と作戦に引き続き自信を持っている」
と強調した。(共同)

中露国防相が北京で会談 台湾周辺の軍事演習と同日、中国「戦略的協力を深化」
2024/10/14 21:46
https://www.sankei.com/article/20241014-GHAH66G4IRLTHNMYROTP3JX4JI/
中国の董軍(とう・ぐん)国防相は14日、ロシアのベロウソフ国防相と北京で会談した。
中国国防省によると、董氏は中露両軍が
「戦略的な協力を深めるべきだ」
と露側に呼び掛けた。
両軍で
「両国の共通利益」

「世界の戦略的安定」
を守ることも訴えており、中露両国に圧力を強めている米国に共同で対応していくことを改めて確認したとみられる。
中国側によると、ベロウソフ氏は
「ロシアと中国の軍事協力は、世界と地域の平和、安定を守る重要な要因だ」
と述べた。
中国側との協力を強化することに意欲を示した。
両者の会談は、中国人民解放軍が台湾を包囲する海空域で軍事演習を実施したのと同じ日に行われた。
中国国防省の発表は台湾や軍事演習については触れていない。
ベロウソフ氏は、前国防相のショイグ氏が国家安全保障会議書記に転じたことを受け、今年5月に国防相に就任した。
プーチン露大統領が5月に北京を訪問して中国の習近平国家主席と会談した際、ベロウソフ氏も代表団の一員として訪中した。

台湾周辺で中国軍機125機を確認、過去最多 14日の中国演習、空母から艦載機も接近
2024/10/14 21:42
https://www.sankei.com/article/20241014-A3HV3LYWKJOL5HRL2RGRN4XYUU/
中国軍が14日実施した大規模軍事演習を巡り、台湾の国防部(国防省に相当)は14日夕に記者会見を開き、同日午後4時半(日本時間同5時半)までに中国の軍用機延べ125機が台湾周辺で活動したのを確認したと発表した。
1日の数としては過去最多という。
このうち延べ90機が台湾海峡の暗黙の
「休戦ライン」
である中間線やその延長線を越えるなどした。
この他、中国の軍艦17隻と中国海警局の船17隻も台湾周辺で確認された。
中国の空母「遼寧」の艦隊は台湾本島の南東沖で確認され、艦載戦闘機の「殲15」が台湾本島南東の空域に進入したとしている。
一方で国防部は、台湾が設定する
「領海」

「接続水域」、
その上空への中国軍艦と軍用機による進入はなかったと説明した。
また
「台湾海峡周辺での海運と空運の状況は正常だ」
とし、軍事演習による民間機や船舶の航行への影響はなかったとの見方を示した。
また、中国軍でミサイルを運用するロケット軍の動向を
「注視している」
としつつ、ミサイル発射の前に行われることがある航行禁止区域の設定などは確認されていないと説明した。

中国軍が軍事演習の完了を宣言 台湾に対し「戦争準備の強化継続」も表明
2024/10/14 20:22
https://www.sankei.com/article/20241014-VGUANWPAPZK4VLQSXS7KIA5CHE/
中国人民解放軍で台湾方面を管轄する東部戦区は14日夕、台湾の周辺で同日実施した軍事演習の完了を宣言した。
東部戦区の報道官は談話で、統合作戦能力の全面的な検証を行ったと説明。
その上で
「訓練と戦争準備を強化し続け、『台湾独立』分裂行動を断固として打ち砕く」
と強調した。
東部戦区は今回の軍事演習を
「連合利剣−2024B」
と名付けて14日朝から実施した。
「『台湾独立』分裂勢力が『独立』を画策する行動を取っているので強力に震え上がらせる」
としており、台湾の頼清徳総統が10日の演説で
「国家の主権を堅持し、侵略と併呑を許さない」
と述べたことへの対抗措置と位置付けた。
陸海空軍と戦略ミサイルを運用するロケット軍などの兵力を動員し、台湾本島の北方や南方、東方の他、台湾海峡を演習地域とした。
要衝となる港や地域の封鎖能力などを検証した。
演習には空母「遼寧」も参加した。
中国で海上警備を担う中国海警局(海警)も軍と歩調を合わせ、台湾の周辺で船隊がパトロールを行った。
中国軍は今年5月にも台湾周辺で軍事演習
「連合利剣−2024A」
を行っている。
5月の軍事演習は2日間に渡り行っていたため、今回は14日のみで終了するのか注目されていた。

中国、米国の懸念に反発「いかなる外からの干渉も許さない」 台湾周辺の軍事演習
2024/10/14 17:51
https://www.sankei.com/article/20241014-HZSKNF6YNBKYLGGNOF5EUQXLHU/
中国人民解放軍による台湾周辺での軍事演習に米国務省が懸念を表明したことについて、中国外務省の毛寧(もう・ねい)報道官は14日、
「台湾は中国の一部だ」
「台湾問題は中国の内政であり、如何なる外からの干渉も許さない」
と記者会見で述べて反発した。
毛氏は、米側に台湾への武器売却を停止するよう要求した他、
「『台湾独立』分裂勢力に誤ったシグナルを発する」
ことをやめるよう求めた。
毛氏は、軍事演習に関して
「台湾独立と台湾海峡の平和は、水と火のように相容れないものだ」
と述べた。
中国当局は
「台湾独立」
派とみなす台湾の頼清徳政権を非難しており、毛氏は
「台湾海峡の平和と安定を重視するならば、まず初めにやるべきことは台湾独立に反対することだ」
と海外からの懸念を一切受け入れない姿勢を示した。

石破茂首相、中国の台湾包囲軍事演習に「推移を注意深く見守る」
2024/10/14 15:47
https://www.sankei.com/article/20241014-2JGUDFDJF5KW3FWL7V27SSJ3B4/
石破茂首相は14日、中国軍による台湾包囲の軍事演習について
「台湾周辺の平和と安全は、我が国のみならず地域にとって極めて重要な問題だ」
「推移を注意深く見守りながら、どういう事態にも対応できるような態勢を整えておく」
と述べた。
東京・永田町の自民党本部で記者団の取材に応えた。
また、首相は同日、党本部で中谷元・防衛相と岩屋毅外相と面会し、外交・安全保障上の問題について意見交換した。
首相は、自身が提唱するアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想を巡り、外務省や防衛省と調整しながら議論を進める意向を伝えた。

台湾周辺での中国軍事演習、空母「遼寧」も参加 中国軍発表、台湾の東側に展開
2024/10/14 15:44
https://www.sankei.com/article/20241014-YZVK5TAJ2VPQFBOWUPPTCWFGEQ/
中国人民解放軍で台湾方面を管轄する東部戦区は14日、台湾の周辺で同日実施した軍事演習に空母「遼寧」も参加したと発表した。
東部戦区の報道官によると、遼寧を中心とした艦隊は台湾本島の東側に展開した。
陸海空軍やロケット軍が共同で海上や陸上への攻撃などについて訓練し、統合作戦能力の検証を行ったと説明している。
台湾メディアによると、台湾の国防部(国防省に相当)は13日、遼寧などの艦隊が台湾とフィリピンの間のバシー海峡の海域に同日入ったと発表していた。
西太平洋で活動を行う可能性があるとの見方が出ていた。
中国軍が2023年4月に台湾周辺で行った軍事演習では、中国初の国産空母「山東」も参加した。
2024年5月に台湾周辺で行った演習では空母の参加は伝えられていなかった。
遼寧は、旧ソ連製を改修して2012年に就役した中国初の空母。
艦首部分に傾斜をつけた甲板から艦載機を発進させるスキージャンプ式を採用している。
2024年9月には沖縄県の西表島と与那国島の間の接続水域を航行。
中国海軍の空母が日本の接続水域を航行するのは初めてだった。

中国の軍事演習、台湾海峡の「内海化」誇示か 空母遼寧も西太平洋へ 海警局も参加
2024/10/14 15:02
https://www.sankei.com/article/20241014-Z3KPXQF5LRJW5BFRC5ESK24HBI/
台湾の海巡署(海上保安庁に相当)は14日、中国軍東部戦区が実施を公表した軍事演習に中国海警局の4つの編隊が参加し、台湾の周辺海域でパトロールを行ったと発表した。
この他、海警局の2つの編隊が台湾の離島、馬祖列島の周辺に台湾側が設定している
「制限水域」
に進入し、海巡署の巡視艇が追い払ったとした。
台湾の国防部(国防省)は13日、中国の空母「遼寧」が台湾南方のバシー海峡を通過して西太平洋に入ったと発表。
近日中に中国軍が大規模演習を実施するとみて警戒していた。
遼寧などの空母艦隊は実際の台湾有事の際、太平洋に展開して米軍などの介入を阻止する役割も担っているとみられる。
中国軍は今年5月の台湾周辺での演習で、初めて海警局の部隊を台湾海峡周辺や台湾の離島付近に動員してパトロールを実施。中国側が台湾周辺海域での「管轄権と法執行権」を誇示し、「台湾海峡の内海化」という虚像をつくりだそうとしていると台湾側は分析していた。
中国側は海警局などによる法執行を名目として、台湾に向かう船舶や航空機を制限して台湾を孤立させる「隔離」の訓練を行う可能性もある。

中谷防衛相「重大な関心を持って注視」 中国が台湾周辺で軍事演習
2024/10/14 13:57
https://www.sankei.com/article/20241014-E2I6EUW2P5IV5AL6CVWK2WZFIA/
中谷元防衛相は14日、中国軍が同日に開始した台湾周辺での軍事演習について
「重大な関心を持って注視している」
「情報収集や警戒監視に引き続き万全を期したい」
と述べた。
現時点で日本の排他的経済水域(EEZ)への弾道ミサイルの落下などは確認されていないとも説明した。
自民党本部で記者団に語った。
岩屋毅外相も同党本部で記者団に
「台湾海峡の平和と安定が、アジア全体の平和と安定にとって極めて重要だ」
と強調した。
中国軍が2022年8月に台湾周辺で行った大規模な軍事演習では、弾道ミサイル5発が日本のEEZ内に落下した。

中国海警局も台湾周辺でパトロール、人民解放軍と歩調合わせ「台湾をコントロール」
2024/10/14 13:43
https://www.sankei.com/article/20241014-FBX3PE7ZV5IORGUU4AYEIWLHVQ/
中国で海上警備を担う中国海警局(海警)は14日、台湾の周辺を船隊がパトロールしたと発表した。
中国人民解放軍が台湾の周辺を取り囲む形で同日実施した軍事演習に合わせた。
海警の劉徳軍(りゅう・とくぐん)報道官は談話で、パトロールについて
「1つの中国」
原則に基づいて台湾を
「法に照らしてコントロールする実際の行動」
だと強調している。
パトロールは4つの編隊が台湾本島を一周する形で実施したという。
また、台湾が実効支配する中国大陸に近い離島の馬祖島や東引島の周辺海域でも臨検などの訓練を行ったと発表した。
海警は、中国軍が5月に台湾周辺で行った軍事演習
「連合利剣―2024A」
の際にも歩調を合わせて訓練を行っている。
海警は中央軍事委員会の指揮下にあり、装備、組織の両面で
「第2海軍」
化が進んでいる。
中国人民解放軍で台湾方面を管轄する東部戦区は14日に実施した今回の軍事演習を
「連合利剣―2024B」
と名付けており、5月の軍事演習に続く位置付けだ。
5月の軍事演習は2日間に渡り行ったが、今回は終了時期について明言していない。
14日のみで終了するのか、15日以降も続くのか注視される。
2022年8月にペロシ米下院議長(当時)が訪台した際に中国軍が台湾周辺で行った軍事演習は7日間にわたり続き、弾道ミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)にも着弾して地域の緊張が高まった。
今回は、現時点で弾道ミサイルの発射など実弾を使った演習は確認されていない。

米、中国に「深刻な懸念」 台湾包囲の軍事演習注視
2024/10/14 13:07
https://www.sankei.com/article/20241014-53IT77XV5ZJHPGT4SP7AEN53H4/
米国務省のミラー報道官は13日の声明で、中国軍による台湾包囲の軍事演習に対して
「深刻な懸念」
を表明した。
同盟・友好国と共に中国軍の動きを注視すると強調。
台湾海峡の平和と安定を損なう可能性のある行為を自制するよう中国に求めた。
ミラー氏は、台湾総統による双十節(建国記念日)祝賀式典での演説を受けた軍事圧力は
「不当で、緊張をエスカレートさせる行為だ」
と憂慮。
中台を不可分の領土だとする中国の原則に留意してきた米国の
「1つの中国」
政策は変わらないとの立場も示した。(共同)

中国軍 “台湾周辺海域で軍事演習”と発表 台湾は強く非難
2024年10月14日 16時02分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241014/k10014609221000.html
中国軍は14日朝、台湾周辺の海域で大規模な軍事演習を開始すると発表し
「台湾の『独立勢力』が『独立』を企てる行為に対する強い警告だ」
としてします。
中国海警局の船も軍と連携する形でパトロールを行うとしていて、台湾国防部は
「理性のない挑発行為だ」
と強く非難しています。
目次
中国国営テレビ 軍事演習の動画を公開 空母も参加
■台湾国防部「理性のない挑発行為 強く非難」
中国軍で台湾を含む東シナ海などを管轄する東部戦区は日本時間の14日午前6時、台湾海峡や台湾の北部、南部、それに東部の海域で軍事演習を開始すると発表しました。
対象とする海域は台湾をほぼ取り囲む形となっています。
発表によりますと、軍事演習には陸海空軍とロケット軍などが参加し、合同作戦の実行能力を検証するということで、主要な港などの封鎖や海上や地上の標的を攻撃するための訓練を行うとしています。
また、軍の動きと連携する形で中国海警局も4つの編隊を組み、台湾を取り囲むようにパトロールを行うと発表しました。
台湾の頼清徳総統は今月10日の演説で
「中華人民共和国は台湾を代表する権利はない」
「国家の主権を堅持し、侵犯や併合を許さない」
などと述べ、これに対し、台湾統一を目指す中国は強く反発していました。
中国は頼総統を
「台湾独立派」
と見なして非難していて、中国軍は今回の演習について、
「台湾の『独立勢力』が『独立』を企てる行為に対する強い警告であり、国家主権と国家の統一を守るための正当な行為だ」
としています。
■中国国営テレビ 軍事演習の動画を公開 空母も参加
中国の国営テレビは中国軍が台湾周辺の海域で行うと発表した大規模な軍事演習のものだとする動画を公開し、演習は既に始まっているとみられます。
公開された動画には、明け方に多くの兵士が参集し、軍用車両に乗り込んでいく様子や戦闘機や艦艇などが次々と出動していく様子が写っています。
また、ミサイルの発射準備が進められているような場面や、空母から艦載機が飛び立つ場面も確認できます。
中国中央テレビは、陸海空軍とロケット軍などの部隊が予定どおり軍事演習の対象となる海域や空域に展開し、訓練が進められていると伝えています。
一方、演習を実施している東部戦区の報道官は、中国海軍の空母「遼寧」が台湾本島の東部沖で演習に参加していることを明らかにしました。
■台湾国防部「理性のない挑発行為 強く非難」
台湾国防部は
「このような理性のない挑発行為に対し、強い非難を表明する」
とした上で、台湾軍は強い意志を保ち、防衛力を構築して安全を確保するとしています。
中国軍は、2024年5月に頼総統が就任した直後にも台湾をほぼ取り囲む形で大規模な軍事演習を行っています。
■台湾国防部14日の発表「中国軍機のべ25機 台湾周辺空域で活動」
台湾国防部は毎日午前中に台湾周辺における中国軍の活動の状況を発表しています。
14日の発表によりますと、日本時間の13日午前7時から14日午前9時までの間に、中国軍機のべ25機が台湾周辺の空域で活動し、このうち延べ16機が台湾海峡の
「中間線」
を越え台湾の南西部や東部の空域に進入したということです。
また、中国の軍の艦艇7隻と公船4隻の活動も確認したということで、台湾軍の航空機や艦艇などが監視を行っているとしています。
■中国軍SNS上に演習実施範囲の地図を掲載
台湾周辺での大規模な軍事演習について中国軍は、SNS上に実施範囲を示した地図を掲載し
「挑発が増せば増すほど締め付けはきつくなる」
と強調しています。
地図では2022年8月と2024年5月、そして今回の演習範囲をそれぞれ示していて、3回の演習を重ね合わせると台湾本島の周辺をほぼ隙間無く囲い込んでいることが分かります。
中国としては台湾への軍事的な圧力を視覚的にも示す狙いがあるとみられます。
■中国海警局も台湾周辺でパトロール
中国海警局は日本時間の14日午前9時に海警局が4つの編隊を組み台湾本島の周辺海域でパトロールを行うと発表しました。
海警局のホームページには4つの編隊が台湾本島の周りを囲うように航行するルートが地図に示され
「『1つの中国』の原則に従って台湾を法に基づいてコントロ−ルする実際の行動だ」
としています。
一方、台湾の沿岸警備を担当する海巡署は中国海警局の船が13日から台湾海峡の
「中間線」
を越え、編隊を組んで台湾の北部や南西部、それに東部の海域に留まっているなどの異常な動きを確認していると14日朝、発表しました。
台湾海巡署は国防部と連携して監視するとともに、付近の海域を航行する船舶や漁船に警戒を呼び掛けています。
■台湾 沿岸警備 中国海警局の船とする動画を公開
台湾の沿岸警備を担当する海巡署は14日午前、中国海警局の船が4つの編隊を組んで台湾周辺の海域を航行していると発表し、職員が中国海警局の船を監視しているとする画像を公開しました。
また、台湾の離島、馬祖島の沿岸では14日朝、中国海警局の船4隻が台湾当局の設定した接続水域に当たる
「制限水域」
を航行したということです。
台湾海巡署が公開した動画では、海巡署の船が中国海警局の船に対して、制限水域に無許可で入らないよう呼び掛けていて、台湾側は、中国の船を監視し、追い払ったとしています。
■台湾 安全保障部門トップ「理念の近い国々と意思疎通」
台湾の安全保障政策の諮問機関のトップを務める、呉※ショウ燮国家安全会議秘書長は報道陣の取材に応じ
「中国の演習については、頼総統が既に安全保障のハイレベル会議を開き、中国の軍事的な脅威に対して明確な指示を出した」
と述べ、対応は万全だとして台湾の人々に安心するよう呼び掛けました。
また
「我々は理念の近い国々と密接な意思疎通を続けている」
「台湾に対する支持は疑いのないものだと信じている」
と強調しました。
※ショウは「かねへん」に「りっとう」
■台北市民からは冷静な声 「心配しても何も変わらない」
中国軍が演習を開始すると発表した後も、台湾の台北では、鉄道やバスなどの公共交通機関は平常通り運行していて、市民からは冷静に受け止める声が聞かれました。
通勤途中の50代の男性は
「演習について全く知りませんでした」
「もうかなり慣れてしまい、心配しても何も変わりません」
と話していました。
また、60代の女性は
「中国が演習をやりたいなら、やればいいと思います」
「もし、中国が本当に台湾に上陸したら私たちは抵抗するか、何らかの方法で撃退します」
と話していました。
■中国国営メディア「3つの特徴」専門家の見解伝える
今回の軍事演習について中国の国営メディアは軍のシンクタンクの専門家の見方を伝えています。
このうち、海軍研究院の鄭宏氏はこれまでの演習と比較して3つの特徴があると指摘しています。
1つめはより立体的に兵力を配置し、台湾本島の北部や南西部、それに東部など様々な方角から同時に台湾本島に接近しているとしています。
2つめは海域や空域での警戒や主要な港や地域の封鎖、それに制海権や制空権の奪取など演習の項目がより多くなっているとしています。
3つめは今回の演習は夜間に行動を開始して迅速に展開しており、いつでも訓練から戦闘に移行できる実戦能力を十分に示しているとしています。
この点について軍事科学院の付征南氏は中国中央テレビで
「今回の演習は早朝、夜間に行動を始めていて、部隊の展開から近距離の射撃までいつでも訓練から実戦に移行できる」
「『台湾独立分子』が挑発すれば軍は更に踏み出した行動を取るだろう」
と述べています。
また、国営メディアは中国海警局が実施している台湾本島や離島周辺でのパトロールについては、海警局の最大級の船で
「モンスター船」
とも呼ばれる
「海警2901」
が初めて台湾周辺での任務に当たっていると伝えています。
更に台湾の離島、馬祖島では台湾当局が設定している接続水域に当たる
「制限水域」
に海警局の船が進入したとしています。
海警局の船が馬祖島周辺の
「制限水域」
に入るのは初めてだとしていて、将来的に活動を常態化させる可能性があると伝えています。
■中国軍 近年大規模な軍事演習繰り返し 台湾に圧力
中国軍は近年、台湾周辺での大規模な軍事演習を繰り返し、台湾への圧力を強めてきました。
【2022年8月4〜10日】
2022年8月には、当時のアメリカのペロシ下院議長が台湾を訪問したことへの対抗措置だとして、中国軍が台湾を取り囲むようにあわせて6か所の海域とその上空で、7日間に渡って軍事演習を行いました。
この演習では、中国軍が発射した弾道ミサイルのうち5発が日本のEEZ=排他的経済水域の内側に落下し、日本政府が中国に抗議しました。
また、ペロシ氏が台湾を訪問して以降、中国は軍用機を台湾海峡の
「中間線」
を越えて台湾側に飛行させる活動を常態化させるようになりました。
【2023年4月8〜10日】
2023年4月には、台湾の蔡英文総統がアメリカでマッカーシー下院議長と会談したことを受けて、中国軍が台湾周辺で3日間、軍事演習を行いました。
この演習には、中国初の国産空母「山東」も参加して空母から艦載機が飛び立つ様子だとする映像なども公開されました。
【2024年5月23〜24日】
ことし5月には、台湾の頼清徳総統が就任演説をした3日後に、台湾を取り囲むように設定した海域と複数の台湾の離島周辺で2日間、軍事演習を行いました。
この演習では、太平洋に面した台湾の東側にも複数の爆撃機が展開したほか、中国海警局の艦艇も台湾東部沖の海域で訓練を実施しました。
中国メディアはこの演習について、台北を中心とする台湾北部では民進党当局に打撃を与え、東部ではエネルギー資源の補給や外部からの支援のルートを断つことを狙いとしたものだという専門家の見方を伝えていました。
5月の頼清徳総統の就任直後の軍事演習について中国軍は
「連合利剣ー2024A」
という名前を付けていましたが、14日に発表した今回の演習は
「連合利剣ー2024B」
だとしていて、中国が
「台湾独立派」
と見做す頼総統への圧力を強めるための一連の対応であることを窺わせています。
■アメリカ国務省「深刻な懸念を抱いている」
アメリカ国務省のミラー報道官は13日、声明を発表し
「アメリカは台湾周辺の海域での中国軍による軍事演習に深刻な懸念を抱いている」
「年に1度の定例演説に対して中国が軍事的な挑発を行うことに正当な理由はなく、事態が悪化する恐れがある」
として、軍事演習が頼総統の演説への反発だという見方を示し、懸念を表明しました。
その上で
「我々は中国に対し、自制と共に、台湾海峡や地域の平和と安定を損なうようなこれ以上の行動を避けるよう求める」
「それは地域の平和と繁栄にとって不可欠であり、国際的な懸念でもある」
としています。
■岩屋外務相「今後の動向を注視」
岩屋外務大臣は、自民党本部で記者団に対し
「台湾海峡の平和と安定が、アジア全体の平和と安定にとって極めて重要なので、今後の動向をしっかり注視したい」
と述べました。
■中谷防衛相「警戒・監視を続けていく」
中谷防衛大臣は、自民党本部で記者団に対し
「重大な関心を持って注視していく」
「我が国のEEZ=排他的経済水域の中にミサイルが飛んできた事例もあるので、そういう点も含めて、警戒・監視を続けていく」
と述べました。

台湾・頼総統「侵略と併呑許さぬ」 中台「互いに隷属せず」再び強調 双十節で演説
2024/10/10 13:10
https://www.sankei.com/article/20241010-BNNJQNN3TRODPP3NF2DZFY3TWQ/
台湾の頼清徳総統は10日、台北の総統府前で行われた建国記念日に当たる
「双十節」
の式典で演説し、
「私の使命は国の生存と発展を確保し、2300万人の台湾人民を団結させることだ」
と述べ、統一圧力を強める中国を念頭に
「国家の主権を堅持し、侵略と併呑を許さない」
と決意を示した。
頼氏は
「台湾海峡の平和と安定という現状を維持する我々の努力は変わらない」
とも言及し、対中政策は現状維持路線を継続する姿勢を改めて示した。
頼氏は
「中華民国(台湾)は既に台澎金馬(台湾本島と澎湖諸島、金門島、馬祖列島)に根を下ろしており、中華人民共和国(中国)とは互いに隷属していない」
と述べた。
5月の就任演説で強調した
「中華民国と中華人民共和国は互いに隷属していない」
との立場を改めて示した形だ。
中国はこの頼氏の主張について
「新たな(中国と台湾は国と国との関係だという)二国論」
だとして反発している。
頼氏は10日の演説で
「民主主義と自由がこの地(台湾)でしっかり育った」
「中華人民共和国に台湾を代表する権利はない」
と述べた。
一方、中国との間で
「互いに受け入れあい、手を携えて前進することを一貫して願っている」
とも強調した。
頼氏は
「国の呼び方として中華民国、台湾、中華民国台湾のいずれを好むとしても、我々には共通の信念が必要だ」
と述べ、政治的立場により分断されがちな台湾人に団結を求めた。

台湾の頼総統、あえて「中華民国」前面に 中国の統一圧力に対抗、注目集める「祖国論」
2024/10/9 13:54
https://www.sankei.com/article/20241009-5V4ILEUTAVLX3JUZFNLE4SVIC4/
台湾の頼清徳総統が
「中華人民共和国(中国)は、中華民国(台湾)の人々の祖国には絶対になり得ない」
と発言し注目を集めている。
与党、民主進歩党の支持層が距離を置く
「中華民国」
という概念をあえて前面に出し、中国による台湾統一の主張に反論しているのが特徴だ。
「台湾独立」
論に否定的な中間層を取り込み、世論を団結させて習近平政権の統一圧力に対抗する狙いがあるとみられる。
頼氏は5日の
「双十節」(建国記念日に相当)
の祝賀イベントで演説。
1911年に始まった辛亥革命で誕生した中華民国は、1949年に成立した中国共産党の中華人民共和国よりも歴史が長いと指摘し、同国発足以前に生まれた75歳以上の中国人は
「中華民国が祖国になり得る」
とも述べた。
頼氏の主張は
「台湾は祖国の懐にかえるべきだ」
と訴える中国側の論理破綻を突いたものだ。
一方、中国側が
「頑固な台湾独立派」
と敵視する頼氏が自ら、旧来の
「台湾独立」
論を否定した側面もある。
中国共産党と台湾の最大野党、中国国民党に共通する
「国共内戦が完全には終結していない」
という歴史観は、1つの中国という理念の根拠になっている。
これに対して
「台湾独立」
派は従来、1949年に台湾に逃れてきた外来政権の中華民国を消滅させて台湾共和国を建国し、
「1つの中国」
という枠組みから明確に離脱する理想を掲げていた。
しかし現実的には、
「台湾独立」
に向けた憲法改正に必要な有権者の過半数の支持を得るのは困難だ。
台湾の清華大栄誉講座教授、小笠原欣幸氏は
「頼氏の現状認識は中国との統一か独立かではなく、台湾の現状を守り切れるか、圧力を強める中国に統一されてしまうかだ」
と指摘。
「台湾の世論が割れたままでは中国に隙を突かれるので、国民党の看板である中華民国を利用して統一反対という多数派の世論をまとめ、中国からの圧力をかわすというのが頼政権の狙いではないか」
と分析する。
国民党からは批判の声も出ている。
同党の馬英九元政権下で対外政策の立案に関わった政治大教授の黄奎博氏は、
「中華人民共和国が中華民国の人々の祖国にはなり得ない」
という頼氏の主張は
「歴史的事実」
と認める一方、頼氏が
「中華民国と中国大陸との民族、法理、歴史的関係」
を切り捨てていると批判した。
国民党は頼氏の発言を全面否定するわけにもいかず、対応に苦慮しているもようだ。
小笠原氏は
「頼氏の『変化球』が狙い通りに中間層の有権者の支持を広げることに繋がるのか注目したい」
と指摘する。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/774.html#c23

[政治・選挙・NHK295] 自公の過半数割れに現実味…衆院選のカギ握る「大激戦43選挙区」はココだ<一覧付き>(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
14. 秘密のアッコちゃん[810] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月26日 14:41:36 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[375]
<■498行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<正論>若者よ!投票で政治と向き合え 
日本財団会長・笹川陽平
2024/10/24 08:00
https://www.sankei.com/article/20241024-XFX7KW2L2RKNZM5DU7L62ECSFI/?outputType=theme_election2024
第50回衆議院議員総選挙の投開票が迫った。
国際社会が激しく揺れ動く中、我が国は経済、安全保障から少子化に伴う人口減少まで難題に直面している。
■低迷する政治の立て直し
総選挙は政権選択の意味合いを持ち、国の今後の針路を左右する。
とりわけ今回は、低迷する政治を立て直す上でも有権者、中でも次代を担う若者の積極的な投票参加を求めたい。
衆院選の全体投票率は過去4回60%割れが続き、令和3年秋の前回は55・93%。
中でも10代は43・23%、20代36・50%と低く、最も投票率が高かった60代(71・38%)と20代では2倍近い差があった。
若年層の投票率が他世代より低いのは、スウェーデンなど北欧の3国を除き、先進国にほぼ共通する現象のようだ。
ただし日本の若者の投票率はその中でも低く、世代間の投票率ギャップも大きい。
少子高齢化で高齢者が多い逆ピラミッド型の人口構成が一段と進んだ結果、投票率が高い高齢層の票が全体に占める割合が更に高くなっている。
政治の世界で
「数の力」
が持つ意味は大きく、これでは若者の意見が政治に反映されにくい。
近年、政治に対する日本の若者の無関心を懸念する声が目立つ。
海外に目を向けると欧米各国や日本と社会環境が似た韓国や台湾でも、移民問題や格差解消、法律改正などをめぐり大規模なデモが頻発している。
海外に行くと、我が国の治安の良さに絡め日本の若者のおとなしさ≠指摘する声も耳にする。
若者が1960年安保闘争(昭和35年)や学園紛争で激しい抗議デモを行った時代に比べ隔世の感がある。
以前、本欄でも触れたが、令和元年に日本財団が米国、中国、インド、韓国など9カ国の若者(17〜19歳)各1000人を対象に行った意識調査で、
「自分で国や社会を変えられると思う」
と答えた日本の若者は僅かに18%。
日本に次いで低かった韓国に比べても半分以下で、余りの数字の低さが大きな波紋を呼んだ。
うち6カ国を対象にした今年2024年春の調査でも、自国の将来について「良くなる」と答えた日本の若者は15%、「悪くなる」がその2倍に上った。
■なぜ、声を挙げないのか
政治にどう向き合おうと、国や社会の将来を左右する政治の影響から逃れることは誰もできない。
とりわけ次の時代を背負って立つ若者には重く圧し掛かる。
なぜ、声を挙げ行動しないのか、歯がゆささえ覚える。
若者が声を挙げない国、元気のない国はやがて衰退する。
今回の選挙は
「政治とカネ」
が最大の焦点。
与野党の攻防、メディアの報道もほぼこの一点に収斂されている。
しかし、石破茂首相が所信表明演説で
「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」
と述べたように安全保障環境は厳しさを増している。
国債と借入金などを合計した
「国の借金」
が国内総生産(GDP)の2倍を超えた財政の再建も待ったなし≠セ。
「静かなる有事」
と表現される少子化問題には何の解決策も見えていない。
政治とカネの問題を軽く見る気はないが、マスコミ各社には、こうした争点について、各党の政策がどう違い、どこまで実現性があり、どんな問題があるのか、もう少し分かりやすく掘り下げた報道をしてほしかった。
一方で近年、若者の新聞・雑誌離れが顕著といわれる。
ならばフェイスブックやインスタグラムなど得意のSNSサービスを使って政治や社会問題を議論し、互いに声を掛け合って投票に参加する積極性があってもいいのではないか。
政治とカネの問題に関して言えば、過去にも繰り返し浮上し、その都度、政治は混乱してきた。
なぜ、いつまでも解決できないのか。
若者の政治に対する失望感が投票率の低さを招いているとの指摘もある。
しかし、そうした消極的な姿勢では何も解決しない。
立憲民主党代表選、自民党総裁選の直前に全国の17〜19歳1000人を対象に日本財団が行った調査では、ほぼ半数が
「政治に対する関心が高まった」、
半数超が
「投票に行くと思う」
と答えた。
前回衆院選より少しでも若者の投票率が上積みされるよう期待したい。
スイスの国際経営開発研究所(IMD)が2024年6月に発表した世界競争力ランキングで1990年代初頭に首位だった日本は、過去最低の38位まで落ちた。
筆者も海外を訪れる度に、日本の影響力・存在感の低下を強く感じる。
■「危機は変革のチャンス」
それでもなお筆者は、この国が秘める大きな可能性、潜在力を信じたく思う。
社会はいつの時代も若者が掲げる高い理想をエネルギーに発展してきた。
「危機は変革のチャンス」
という。
そのためにも若い人たちの奮起と新しい時代を切り拓く力に期待したい。
今こそ若い人たちの積極的な発言と行動を求める。
力を発揮する場と方法はいくつでもある。
積極的な投票参加もその1つである。

「石破リスク」注視が必要 群馬「正論」懇話会・詳報 産経新聞の有元隆志特別記者が講演
2024/10/20 15:52
https://www.sankei.com/article/20241020-DIQ7FCV66FMDHCIRMPCHCBG3UQ/
群馬「正論」懇話会の第67回講演会が2024年10月15日、前橋市の前橋商工会議所会館で開かれ、産経新聞特別記者で元政治部長の有元隆志氏が
「新総理の国家戦略を問う」
と題して講演した。
有元氏は、かつての東西冷戦期以上に厳しい現下の世界情勢に石破茂内閣が対応できるのか、2024年9月の自民党総裁選直前の石破氏の具体的言動を挙げて検証した。
石破氏は2024年9月27日付で米国の保守系シンクタンクのホームページに掲載された寄稿で、アジア版NATO(北大西洋条約機構)構想について言及したが、米国では
「日本の新首相の見解として波紋を広げている」
と有元氏は指摘。
「実現不可能」
との見解が出ている他、今夏の台湾訪問でも頼清徳総統に同様の見解を披露したが
「何の反応も得られなかった」
とした。
台湾の有識者の間では、石破氏の安全保障観に疑念が生じているという。
総裁選で掲げた日米地位協定の改定についても、有元氏は
「思いは理解するが、日米で一致して中国に相対すべき時に、この問題を持ち出すのは得策ではない」
との見方を示した。
この他、選択肢として排除しない考えを示していた
「女系天皇」
や、総裁選で言及していた
「原発ゼロ」、
かつて唱えた
「金融所得課税の強化」
などを巡っても、首相となった石破氏は現時点で発信は控えている。
ただ有元氏は、アジア版NATO構想と共に
「石破リスク」
として「注視していく必要がある」と述べた。
中国軍による2024年9月14日の大規模な軍事演習の脅威に見舞われた台湾から、講演当日の2024年9月15日に帰国した有元氏。
現地で感じた緊迫感と、
「政治とカネ」
の問題ばかりが連呼されている日本の衆院選との落差に
「大きな違和感を覚える」
とした。
また有元氏は、内閣支持率が予想以上に低いことに石破氏が危機感を抱いたとの見方を示した上で
「基準のよく分からない(衆院選での)非公認問題を持ち出してしまった」
「党内を混乱させ、禍根を残すだろう」
と語った。

愛知1区で保守河村氏が先行 静岡1区は自民上川氏リード 三重2区は自民立民の競り合い
衆院選2024 終盤情勢 東海
2024/10/24 17:10
https://www.sankei.com/article/20241024-OHOAWE4LFFIPXPW2Y3RKQRUKWM/?outputType=theme_election2024
愛知
1区は政治団体「日本保守党」の河村が大きく先行し、立民吉田と自民熊田が追う。
2区は国民古川が盤石な態勢で自民中川らを引き離す。
3区も立民近藤が大きくリードし、自民水野らが追う展開。
4区は立民牧がリードする。
5区も立民西川が大きく先行。
6区は自民丹羽が独走状態に入っている。
7区は国民日野が自民鈴木に先行している。
8区は立民伴野が復興相の自民伊藤をリード。
9区は先行する立民岡本を自民長坂が追う。
10区は立民藤原がわずかに先行。
11区は国民丹野と自民八木が激しく競る。無党派層の支持獲得が鍵となりそうだ。
12区は立民重徳が自民青山を大きくリード。
13区も立民大西が抜けている。
14区は自民今枝、15区は自民根本がそれぞれ大きくリード。
16区は先行する立民松田を国民福田、公明犬飼が追う。

2024年秋・衆院選
日本保守党・百田尚樹代表勇説600キロ 「5議席以上」の予測もあるが「どうなるか分からない…残り時間を一生懸命やるだけ」
2024.10/24 11:41
https://www.zakzak.co.jp/article/20241024-4RG3LLPNRVNX7JM3N6ZOY2X3KA/
衆院選(2024年10月27日投開票)の各社情勢調査で、初の議席獲得の見通しが出ているのが、政治団体
「日本保守党」
だ。
国政政党の要件を満たす
「5議席以上」
との予測もある。
代表で作家の百田尚樹氏(68)は23日、大阪市内などを回って支持を訴えた。
2024年10月21日には選挙戦で初の首都圏入りするなど注目される百田氏の応援行脚約600キロに密着した。 

「今回、国政政党として近畿から最低でも1人、国会議員に送り込みたい」
百田氏は2024年10月23日午後、梅田駅近くの商業施設前で声を張り上げた。
最重点項目として経済政策を掲げ、
「経済が弱くなると国力が弱くなる」
「生活もダメになる」
「経済的な侵略さえ起こる」
「一丁目一番地は経済、そして安全保障で他国の侵略を受けないような強い国にすることだ」
と訴えた。
演説を聞いた大阪市内の公務員の女性(46)は
「減税や庶民目線、拉致問題など全てに共感している」
「やってくれそうだ」
「安倍晋三元首相が亡くなってから自民党は崩れている」
と話す。
同党の比例近畿ブロックでは国際政治学者で福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(67)が名簿順1位、百田氏は3位に名を連ねる。
百田氏は
「拉致問題は経済力、安全保障と同じぐらい重要な問題と位置付けている」
とし、島田氏を
「約700人の国会議員の中で最も拉致問題に詳しい、北朝鮮が最も恐れる男の1人だ」
と紹介した。
支援組織「救う会」副会長も務めた(出馬に伴い退任)島田氏は
「国会が拉致問題を中心とする北朝鮮問題でおかしな方向に行かないよう楔を打ち込んで主導してゆく」と話した。
■2024年10月21日は大宮、横浜へ
百田氏は2024年10月21日には選挙戦で初めて首都圏に乗り込んだ。
さいたま市のJR大宮駅西口では、比例北関東から出馬した伊藤純子元群馬県伊勢崎市議(55)らと街頭に立ち、
「オイルショックまで日本の好景気が続いた」
「毎年10%ぐらいの経済成長率だった」
「日本はこれぐらいの底力がある」
「これを抑えているのが今の自民党だ」
「日本の国益よりも中国の国益を重んじる政治家もたくさんいる」
と声を張り上げた。
続いて横浜市に入り、JR桜木町駅前で比例南関東の小坂英二元東京都荒川区議(51)の応援に立った。
小坂氏は
「党員以外にも興味を持ってくれる人もいる」
「『自民党も立憲民主党も言わない問題を提起しており、期待している』との声は街頭演説のたびに増えている」
と手応えを語る。

日本保守党が複数議席獲得の可能性 衆院愛知1区は河村氏リード、産経・FNN終盤調査
世論調査
2024/10/21 17:44
https://www.sankei.com/article/20241021-XUVAOZ7J35EQHPQ5LPZTHY476A/?outputType=theme_election2024
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した衆院選の終盤情勢調査で、愛知1区は政治団体
「日本保守党」
共同代表の元職、河村たかし前名古屋市長が立憲民主党の前職、吉田統彦氏、自民党の前職、熊田裕通氏らをリードしている。
日本保守党は比例代表でも複数が当選する可能性が出ている。
いずれも実現すれば、昨年2023年10月の設立以来、衆参通じて初の議席獲得となる。
河村氏は平成5年衆院選で初当選し、2021年からは名古屋市長を4期連続で務めた。
今回は同党の公認候補として衆院選へのくら替え出馬を決めた。
▽愛知1区(4人、敬称略)
山本耕一(47)☆元高校教諭 日本維新の会新人
河村たかし(75) 前名古屋市長 諸派元職
熊田裕通(60)☆元総務副大臣 自民党前職
吉田統彦(49)☆元消費者問題特別委員会理事 立憲民主党前職
(届け出順、☆は比例と重複)

衆院選終盤情勢、与党過半数割れも 立民は大幅増 日本保守党が政党要件満たす可能性
世論調査
2024/10/21 16:12
https://www.sankei.com/article/20241021-PQB5OO7ILVMXZKFLNCJZYCDVBA/?outputType=theme_election2024
産経新聞社は2024年10月21日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した衆院選情勢調査(2024年10月19、20両日実施)に取材を加味し、2024年10月27日の投開票に向けた終盤情勢をまとめた。
自民党は大きく議席を減らす見通しで、連立政権を組む公明党と合わせても過半数(233議席)を割り込む可能性がある。
一方、立憲民主党は公示前に比べ大幅に議席を積み増す勢いだ。
衆院選は、全国289小選挙区と11ブロックの比例代表の計465議席を争う。
自民は、公示前の256議席から60議席程度減少する可能性があり、与党全体でも公示前の288議席から70議席程度落ち込みそうだ。
一方、公示前に98議席だった立民は50議席程度を増やし、7議席だった国民民主党は15議席程度を積み増すと見込まれる。
10議席だった共産は数議席を増やす可能性がある。
日本維新の会は、公示前の43議席を維持するのは困難な情勢だ。
小規模の党派が躍進する傾向がみられ、れいわ新選組(公示前3)が数議席を増やすと予想される他、政治団体
「日本保守党」
が公職選挙法上の
「所属国会議員5人以上」
の政党要件を満たす可能性がある。

ユーチューブでも見られる衆院選の政見放送、再生回数トップは日本保守党 自民、立民は…
2024/10/21 12:34
https://www.sankei.com/article/20241021-4IZCAZ5YBNGOVDO7Y5EILYPY7Y/?outputType=theme_election2024
2024年10月27日投開票の衆院選・比例代表の政見放送について、ユーチューブ上で政治情報などを配信している個人アカウントが各党の放送を掲載したところ、日本保守党が再生回数約44万回でトップとなっている。
自民党は約9千回、立憲民主党は約3500回となっている。
このアカウントは、官房長官の定例記者会見などを掲載している「Ripbanwinkle」。
今回、各党の政見放送を収集し、2024年10月17〜19日に順次掲載したところ、2024年10月21日正午時点で日本保守党が再生回数約44万回でトップ。
参政党の約7万9千回、国民民主党の約1万回が続いている。
政見放送は近年、テレビやラジオだけでなくユーチューブ上でも見られるようになっている。
総務省によると、政見放送をインターネット上に掲載することについて公職選挙法上に特段の規定はなく、各党や団体、個人などが個別に掲載している状況という。
■各党の政見放送の再生回数(比例代表)
日本保守党(19日掲載)44万563回
参政党(18日掲載)7万8730回
国民民主党(17日掲載)1万256回
自民党(17日掲載)9182回
社民党(19日掲載)5769回
立憲民主党(17日掲載)3534回
れいわ新選組(19日掲載)2035回
日本維新の会(17日掲載)975回
共産党(19日掲載)569回
公明党(19日掲載)396回
(ユーチューブアカウント「Ripbanwinkle」での再生回数、21日正午時点)

【衆院選2024】日本保守党 政見放送(比例代表)
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%E6%94%BF%E8%A6%8B%E6%94%BE%E9%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9ARipbanwinkle&mid=44486B54B038705694E144486B54B038705694E1&ajaxhist=0

日本保守党 政見放送
2024/10/20
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44232914

日本保守党
https://hoshuto.jp/

自民党、過半数割れの可能性 立憲民主党、公示前より議席上積み 日本保守党、複数議席獲得へ 報道各社、衆院選序盤情勢調査
2024.10/17 11:31
https://www.zakzak.co.jp/article/20241017-WLKH5R2JLFMA3JBPQ2QASGGTBA/
第50回衆院選(27日投開票)について、報道各社の序盤情勢調査が出揃ってきた。
自民党は石破茂首相(総裁)の
「変節」
や、派閥裏金事件などが響き、定数465議席の過半数(233)に届かない可能性が出てきた。
単独過半数割れとなれば、2009年以来となる。
立憲民主党は公示前の98議席から議席を増やし、ベストセラー作家の百田尚樹氏が立ち上げた政治団体
「日本保守党」
は複数議席を獲得しそうだ。
共同通信によると、全289選挙区のうち、自民党(公示前256)がリードしているのは140程度で、接戦区が多い。
比例代表で前回選挙(20年)の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
公明党は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
自民党との連立与党では過半数を維持する見込み。
立憲民主党は公示前の98議席を超える公算が大きい。
日本維新の会は大阪の小選挙区は堅調だが、比例の支持の広がりに欠け、公示前の43議席に手が届かない可能性がある。
共産党は公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民党は小選挙区の1議席死守が課題。
参政党は支持浸透が見られない。

与党過半数巡り攻防 不記載響き自民低調、立民勢い 衆院選序盤情勢
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-AEBKGSGRPZMN7EBF43MGFUUFOI/?outputType=theme_election2024
27日投開票の第50回衆院選について共同通信社は15、16両日、全国の有権者15万6千人を対象に電話調査を実施し、取材を加味して公示直後の序盤情勢を探った。
自民党は派閥パーティー収入不記載事件が響き低調。
公明党も伸び悩む。
立憲民主党は議席増へ勢いを見せる。
定数465議席の過半数(233)を巡り、与野党の攻防が続いている。
小選挙区では投票先未定が3割近くおり、今後、情勢は変わる可能性がある。
全289選挙区のうち、自民(公示前勢力256)がリードしているのは140程度にとどまり、接戦区が多い。
比例代表で令和3年前回選の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
単独過半数を維持できるかどうか予断を許さない。
不記載事件に関係し、公認されなかった候補の大半は厳しい戦い。
重複立候補が認められなかった候補も半数近くが先行されている。
立民は公示前の98議席(比例含む)を超える公算が大きい。
無党派層でも支持が拡大しつつある。
前回選で39だった比例議席も増やしそうだ。
日本維新の会は地盤の大阪府の小選挙区で堅調。
だが全国的に比例の支持の広がりがいまひとつで、公示前の43議席に手が届かない可能性もある。
公明は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
維新と争う大阪府の4小選挙区で苦戦が目立つ。
埼玉14区に出馬した石井啓一代表も激戦。
比例も伸びを欠いており、小選挙区と合わせた公示前の32議席を堅持できるか微妙だ。
共産党は小選挙区1議席を維持しそうだ。
比例次第で、公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。
国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。
れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民は小選挙区の1議席死守へ全力を挙げる。
参政党は支持浸透が見られない。
政治団体
「日本保守党」
は複数議席を得る可能性がある。

日本保守党、初の全国的な国政選挙 有本香氏「選択肢増やす」
毎日新聞
2024/10/15 13:45(最終更新 10/15 13:45)
https://mainichi.jp/articles/20241015/k00/00m/010/079000c
政治団体
「日本保守党」
は15日午前11時頃、JR新橋駅(東京都港区)前で第一声を上げた。
2023年9月の発足以来、初の全国的な国政選挙となり、「SL広場」には数百人の聴衆が集まった。
作家の百田尚樹代表や有本香事務総長らが壇上に立ち、有本氏は
「中国資本がどんどん日本の土地を買収している問題に真面目に取り組む党派は国会にない」
「国民の選択肢を増やしましょう」
などと訴えた。

「日本は世界最高の国だ」 日本保守党・百田尚樹代表が第一声 つなぎ弁士で歴史の講義も
2024/10/15 12:44
https://www.sankei.com/article/20241015-6C7DQDZ355F2ZBYMGF632X7UUE/?outputType=theme_election2024
政治団体
「日本保守党」
の百田尚樹代表は15日午前、衆院選(27日投開票)の公示を受け、東京・JR新橋駅前で第一声をあげた。
「日本は、日本人はもっと幸福になるべきだ」
「日本は世界最高の国だ」
と声を張り上げ、約600人の聴衆が日の丸などを手に拍手を送った。
同党の有本香事務総長は
「北朝鮮による拉致問題や外国資本による不動産買収など真面目にやっている政党はない」
「新しい選択肢を増やしましょう」
と支持を訴えた。
百田氏は党のシンボルカラーである青のジャンパーを着込んで登場。
比例代表の届け出が開始から遅れるハプニングもあり、百田氏は受理の一報が入るまで、聖徳太子や元寇など日本史について語って
「つなぎ弁士」
を務める一幕もあった。
午前10時55分ごろに始まった衆院選の選挙演説で、百田氏は
「我々と一緒にもっともっと幸せになりましょう」
と気勢を上げた。
日本保守党は昨年10月の結党以降、今年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
小選挙区に4人(いずれも愛知)、比例代表に百田氏や有本氏ら26人を擁立した。

橋下氏 自民分裂→高市早苗氏と「日本保守党」合流が「日本にとって最善策」 立憲も割れて石破首相と野田代表で第2グループと
デイリースポーツ によるストーリー • 9 時間
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E6%B0%8F-%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%88%86%E8%A3%82-%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%8B%97%E6%B0%8F%E3%81%A8-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9A-%E5%90%88%E6%B5%81%E3%81%8C-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%9C%80%E5%96%84%E7%AD%96-%E7%AB%8B%E6%86%B2%E3%82%82%E5%89%B2%E3%82%8C%E3%81%A6%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%A8%E9%87%8E%E7%94%B0%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%A7%E7%AC%AC%EF%BC%92%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%A8/ar-AA1s5QuR?ocid=BingNewsVerp
橋下徹弁護士が11日付でX投稿。
政治団体
「日本保守党」
の公認で衆院選愛知1区に立候補するため名古屋市長を辞職する河村たかし氏が、自民・高市早苗氏との合流について語ったとする記事を取り上げ、
「これが日本の政治にとっての最善策」
と投稿した。
橋下氏は、中央政界を
「3つのグループに再編すればスッキリする」
とし
「自民党が割れて高市さんグループと日本保守党が合流」
とした。
更に別投稿で
「立憲も割れて野田さんグループと石破さんグループが合流」
「立憲のいわゆる左派は共産党と合流」
とグループ分けし、
「この3つのグループに整理されると有権者は選択しやすくなる」
「維新、国民なども割れて3つのグループに別れていけばいい」
と記した。

衆院選出馬の河村・名古屋市長の辞職、議会「職務放棄」と不同意 15日自動失職へ
2024/10/11 12:21
https://www.sankei.com/article/20241011-TP3CKYC2TJJLXLEB2UMB6DYFBE/?outputType=theme_election2024
名古屋市議会は11日の本会議で、衆院選出馬を表明した河村たかし市長(75)の辞職の申し出を自民、公明両党会派などの反対多数で不同意とした。
公示日の15日に立候補を届け出た時点で自動失職する。
本会議で、自民市議は
「多くの重要案件が積み残されている」
「任期が残ったまま、やりきったとする振る舞いは職務放棄だ」
と批判した。
地方自治法は、市町村長は退職の20日前までに議会に申し出るよう規定。
議会の同意があれば、それより前に退職できると定めている。
河村氏は散会後
「不同意は残念」
と述べた。
自身が代表を務める地域政党「減税日本」の一部議員も本会議で反対した。
河村氏は9日、市議会に辞表を提出。
市選管によると、市長選は11月中に投開票される見通しという。

河村たかし氏、衆院選「台風の目」可能性「75歳まで来ると有権者の心を信じるに尽きる」
2024/10/1 23:20
https://www.sankei.com/article/20241001-6WLNPES2ZBNRPGZWSGU44D6AI4/
選挙巧者で
「総理を狙う男」
を自称する名古屋市の河村たかし市長が1日、衆院選愛知1区への出馬を表明した。
出馬記者会見で勝算を問われた河村氏は
「75歳まで来ると、有権者の心を信じてやるに尽きる」
「皆さんのためにやってきた」
「必ず分かってくれる」。
国政復帰への意欲を示し続けてきたが、年齢のために今回がラストチャンスとの声も出ている。
河村氏の存在は、衆院選で
「台風の目」
となる可能性を秘める。
2023年4月の市議選では、減税日本の党勢低迷が指摘されながら、自らが前面に出た選挙戦を展開した結果、改選前より議席を増やした。
2023年10月から
「日本保守党」
の共同代表に就任。
名古屋市などの選挙区で候補を擁立すれば、保守層から一定の支持を得られる可能性がある。
地元市議は、自民党総裁選で石破茂新首相が、保守層に人気の高市早苗氏を破ったことで
「自民候補から保守票が逃げる可能性がある」
「自身の年齢も考えれば、最後のチャンスだったのだろう」
と推察する。

名古屋市の河村たかし市長、愛知1区から衆院選出馬へ「総理を狙う男、アゲインという感じ」
2024/10/1 9:27
https://www.sankei.com/article/20241001-3OISJHHS3RLWXM7WY6B2I3OMOA/
名古屋市の河村たかし市長は1日、27日投開票の衆院選に愛知1区から出馬する意向を明らかにした。
記者団の取材に答えた。
河村市長は4期目で市長を退く考えを示していたことを踏まえ、
「4年前、これで最後と言ったので公約を守る」
「総理を狙う男、アゲインという感じだ」
と述べた。

日本保守党が30人擁立、衆院選の秘策=@百田氏の比例3位と小選挙区で愛知注力のワケ 有本香氏は東京1位、島田洋一氏は近畿1位
2024.10/9 11:45
https://www.zakzak.co.jp/article/20241009-5HXGCNPV7VJBVEITHJ2WM3R3AA/
政治団体
「日本保守党」
は8日、次期衆院選で擁立を見込む30人の候補予定者を発表し、党代表で作家の百田尚樹氏(68)と、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)も比例代表で出馬すると明らかにした。
百田氏は衆院選を
「国政政党になれるチャンス」
と位置付け、
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦っていきたい」
と意気込みを見せた。
比例の東京ブロックでは、名簿1位に有本氏、2位に梅原克彦元仙台市長(70)ら4人を擁立する。
近畿ブロックでは福井県立大学の島田洋一名誉教授(66)が1位、百田氏は3位で出馬を予定する。
百田氏は
「誰が一番国会議員になるに相応しい人材であるかを一番優先して考えた」
と説明した。
小選挙区は、愛知で共同代表の河村たかし名古屋市長(75)ら4人を擁立する。
有本氏は
「局地戦で一発勝負なので、強みのある所に絞るのが戦略だ」
と語る。
公約について有本氏は
「国会の中にない選択肢、政策を掲げていく」
と強調、党の重点政策では消費税などの減税や再エネ賦課金の廃止、入管難民法の改正と運用の厳正化などを掲げている。
政治家の世襲については
「どこの政党と言わないが、スッと息子さんに継いでしまうのは国民の納得感がない」
「近い親族が出る場合、選挙区を変更するなど何らかの原則をもって、家業のように引き継ぐのをやめていくべきではないか」
と指摘した。
「政治とカネ」
問題では、政党交付金の引き下げを主張するなど、既存政党に有利な制度の見直しにも言及した。

百田尚樹代表、有本香事務総長ら比例26人 選挙区は4人 日本保守党が候補者名簿を発表
2024/10/8 16:05
https://www.sankei.com/article/20241008-5K2ZQKCTWNC5XGHR2OFQDWYNL4/
日本保守党は8日、衆院選(15日公示、27日投開票予定)に向け、選挙区4人と比例代表26人の候補予定者名簿を発表した。
選挙区の愛知1区には河村たかし・名古屋市長、比例代表には百田尚樹代表、有本香事務総長、国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏らを擁立する。
名簿は以下の通り。
【選挙区】
河村たかし(愛知1区)、大橋とおる(愛知3区)、麻生ちさ(愛知4区)、田中克和(愛知5区)
【比例代表】
北海道ブロック=小野寺まさる、堀田真作
北関東ブロック=伊藤純子、野寺直美、芦沢進、宮入良明
東京ブロック=有本香、梅原克彦、阿部力也、小柳岳志
南関東ブロック=小坂英二、大河内元喜、森健太郎、渡辺紀明、服部徹
東海ブロック=竹上ゆうこ、中川健一、織田敏之、中村憲一、青木崇佳
近畿ブロック=島田洋一、佐々木みのり、百田尚樹、豆谷和男、竹内唯裕、残る1人は通称調整中のため非公表

日本保守党が衆院選で会見 百田、有本両氏ら30人擁立 「『移民』政策見直しを」
2024/10/8 14:45
https://www.sankei.com/article/20241008-KS5HD7W5MVHK7NWTBBK5GRBWEI/
政治団体
「日本保守党」
は8日、衆院選(15日告示、27日投開票予定)について、東京都内で記者会見した。
愛知1区に出馬する共同代表の河村たかし名古屋市長ら4人を選挙区に、比例代表には国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏ら26人、計30人を擁立する方針を明らかにした。
2023年10月に結党して以降、2024年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
百田尚樹代表は比例近畿ブロック、有本香事務総長は比例東京ブロックにそれぞれ擁立する。
公約については、
「スパイ防止法の制定」
「消費税減税」
「共同親権制度の導入」
など結党時に発表した重点政策項目を踏襲。
表現などは練り上げるという。
有本氏は会見で、衆院選について
「願わくば国政政党になりたい」
「国政に行くぞというお披露目でもある」
と述べ、政党要件を満たす5人以上の当選に強い意欲を滲ませた。
その上で、再生可能エネルギー普及のため電気料金に上乗せされている
「再エネ賦課金」
の廃止などを例に挙げて
「国会の中にない政策を掲げていく」
と強調した。
百田氏は
「日本を守り、日本の良さをそのまま残したい」
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦いたい」
と語った。
特に重視する政策については、
「移民」
政策の見直しを挙げて
「『移民』が増えている」
「地域住民とトラブルを抱え、日本の本来守るべきルールを守らない一部の外国人もいる」
「町によっては治安が脅かされている」
「『移民』問題をもう1度考え直すべきではないか」
と述べた。

日本保守党、百田尚樹氏が比例代表の近畿ブロック 有本香氏が東京ブロックから出馬へ 次期衆院選
2024.10/8 13:54
https://www.zakzak.co.jp/article/20241008-PLSYAED6NJO5XDXPNETUCI6HIY/
政治団体
「日本保守党」
は8日、記者会見を開き、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で、党代表で作家の百田尚樹氏(68)が比例代表の近畿ブロックから、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)が東京ブロックから出馬すると明らかにした。
百田氏は
「日本を守りたい、日本の良さを残したいという思いだ」
「『日本を豊かに、強く』という理念に賛同した候補者とともに衆院選を戦っていきたい」
と意気込みを述べた。
北海道ブロックでは元北海道議の小野寺まさる氏(61)、東京ブロックでは元仙台市長の梅原克彦氏(70)、南関東ブロックでは荒川区議の小坂英二氏(51)、近畿ブロックでは福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(66)が名を連ねている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/770.html#c14

[国際33] プーチン氏とハグし談笑 インドネシア大統領/ 共同通信社 仁王像
4. 秘密のアッコちゃん[811] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月26日 15:06:50 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[376]
<■1318行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
北朝鮮「労働新聞」、ロシアへの派兵を伝えず 国外向けの朝鮮中央通信は報道
2024/10/26 13:51
https://www.sankei.com/article/20241026-WRTZCPVEMFOGHBIZGK37AOLHLA/
ウクライナ文化情報省傘下の機関が公開した北朝鮮兵とされる映像の一場面。ロシア極東の軍事施設で装備品を受け取る様子としている(共同)
https://www.sankei.com/article/20241026-WRTZCPVEMFOGHBIZGK37AOLHLA/photo/N24OXH6ZGFK67EXHVMP752D4SY/
北朝鮮の国内向けメディアである朝鮮労働党機関紙、労働新聞は2024年10月26日、同国外務省のロシア担当次官がロシアのウクライナ侵略を支援するための派兵を否定しなかったとの見解を報じなかった。
国外向けの朝鮮中央通信は2024年10月25日夜に伝えていた。
北朝鮮の住民には派兵の問題を知らせていないことになる。
担当次官は、北朝鮮から派兵があったとすれば
「国際法規に則した行動だ」
と主張。
ただ明確な事実確認は避けた。
2024年10月26日の労働新聞は1面トップに、朝鮮戦争に中国人民義勇軍が参戦したとされる日から74年となる2024年10月25日に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が平壌市内の記念碑に花輪を送ったとの記事を掲載。
他に崔善姫(チェ・ソンヒ)外相が2024年10月25日、訪朝したベトナム外務次官率いる代表団と会談したことや、外務省の対外政策室長が米韓の軍事訓練を談話で批判したことを伝えた。(共同)

北朝鮮のロシア派兵にEUでも懸念「欧州安保に直接影響」 外交官呼び出して抗議も
2024/10/26 9:55
https://www.sankei.com/article/20241026-GZM5L4DP6RLLDHRAAPQ52AYM7E/
ウクライナを侵略するロシアに北朝鮮が兵士を送ったことで、欧州にも危機感が広がった。
2024年10月25日にはドイツ、フランス両国がそれぞれ
「紛争をエスカレートさせる」
と懸念を表明。
欧州連合(EU)では北朝鮮と国交を持つ国が多く、北朝鮮外交官を呼び出し、直接抗議する動きも出ている。
ドイツ公共放送ARDによると、ショルツ独首相は2024年10月25日、訪問先のインドで、北朝鮮兵のロシア派遣を
「過小評価すべきではない」
と述べた。
「紛争をエスカレートさせる動きである一方、プーチン露大統領が苦境に立っていることの表れでもある」
との見方を示した。
フランス外務省は2024年10月25日の声明で、
「欧州の安全保障に直接影響をもたらす敵対的行為だ」
として北朝鮮を非難した。
ロシア軍に北朝鮮兵が加わることで紛争が国際化し、更なる激化に向けた新段階になり得ると警告した。
ドイツとオーストリア両国の外務省は2024年10月23日、それぞれの国内に駐在する北朝鮮外交官を呼び出した。
オーストリアは
「北朝鮮大使に我々の深刻な懸念を伝えた」
と発表した。
ドイツは旧東独時代から北朝鮮との国交を維持しており、中立国オーストリアも大使を交換している。
EUは2024年10月24日の声明で、北朝鮮に
「違法戦争への支援をやめよ」
と要求した。
ロシアについては
「交渉の意欲があると言いながら、永続的な和平構築には関心がないことを露呈した」
と批判した。
EUはまた、北朝鮮とロシアの関係緊密化で、欧州とインド太平洋の安全保障は緊密に結び付いていることが示されたとし、パートナー国との連携の重要性を訴えた。

北朝鮮のロシア派兵は「戦争の影響をインド太平洋に拡大」と非難 日米韓高官協議
2024/10/26 9:02
https://www.sankei.com/article/20241026-XONYOYCYHRN5LPMCGYRHE75SIU/
日米韓3カ国は2024年10月25日、安全保障を担当する高官協議を米ワシントンで開き、ウクライナを侵略するロシアに北朝鮮が派兵したことへの
「重大な懸念」
を表明し、
「ロシアの違法な戦争の影響をインド太平洋に拡大させるだけだ」
と非難した。
日米韓協力の促進に向け3カ国首脳会談の早期開催を目指すことを確認した。
協議にはサリバン米大統領補佐官、日本の秋葉剛男国家安全保障局長、韓国の申源G(シン・ウォンシク)国家安保室長が参加した。
国連安全保障理事会の決議に違反する北朝鮮のロシアに対する弾道ミサイルや武器の支援も批判し、露朝に軍事協力をやめるよう求めた。
北朝鮮の完全な非核化に向けた
「緊密な連携の重要性」
を確認。秋葉氏は日本人拉致問題への協力を求め、米韓から支持を得た。
日米韓で昨年2023年12月に始動した北朝鮮の弾道ミサイル情報を即時共有するシステムや、共同訓練などの防衛協力が進んでいることを歓迎した。
また、東・南シナ海で軍事圧力を強める中国を念頭に
「力や威圧による一方的な現状変更への試みに強い反対」
を表明。
「台湾海峡の平和と安定の維持の重要性」
を確認し、中国を牽制した。
2024年11月5日の米大統領選を受けて来年2025年1月に新政権が発足することを踏まえ、安保分野の日米韓連携を今後も進めていくことも確認した。
サリバン氏は秋葉氏と個別に会談。
秋葉氏は石破茂政権の外交・安保政策の最優先事項として
「日米同盟の強化」
を掲げていることを説明した。
サリバン氏は申氏とも個別会談した。

<産経抄>北朝鮮のロシア派兵 兵士大量脱走の可能性も
2024/10/26 5:00
無料会員記事
https://www.sankei.com/article/20241026-TH6SQ75HINJGTPMTBVI3V5PQSE/
18日、ウクライナ文化情報省傘下の機関が公開した北朝鮮兵とされる映像の一場面。ロシア極東の軍事施設で装備品を受け取る様子としている(共同)
https://www.sankei.com/article/20241026-TH6SQ75HINJGTPMTBVI3V5PQSE/photo/N24OXH6ZGFK67EXHVMP752D4SY/
「ウクライナ侵略に加担する可能性も含め、深刻な懸念を持って注視している」。
林芳正官房長官、岩屋毅外相、中谷元(げん)防衛相は2024年10月25日の記者会見で、北朝鮮によるロシアへの派兵について異口同音に述べた。
どうやら政府内で、質問にはこう答えると打ち合わせ済みだったのだろう。
▼韓国の情報機関、国家情報院は既に
「北特殊部隊の暴風軍団を含む4個旅団1万2000人以上の兵力がロシアに派遣される」
と正式に発表している。
極東情勢にも重大な影響を及ぼしかねない事態であり、閣僚らが慎重な物言いになるのも当然かもしれない。
▼ただ、北では1990年代後半の大飢饉後、食料などの配給制が崩れ、それ以降に育った世代は「金王朝」から恩恵を受けていない。
従って元々忠誠心は薄い上に、韓国ドラマなどを通して韓国の豊かさも広まってきた。
遠い異国の地で、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記のために命懸けで戦えといわれても、士気は上がるだろうか。
▼ウクライナの報道機関は、脱走した北兵士18人が、ロシア当局に拘禁されたと伝えている。
数日間食糧を与えられなかったため、陣地を離れたとのことだが、確かに腹が減っては戦ができない。
これから寒い冬を迎えるとあっては、尚更だろう。
▼韓国紙、朝鮮日報によるとウクライナ軍は北兵士に対して
「投降せよ! ウクライナは休息できる空間、食事、暖かさを提供する」
と投降や亡命を呼び掛け始めた。
本国でもロシアでも飢えに苦しむ北兵士にとってかなり魅力的な提案なのではないか。
▼北がロシアが求める派兵をこれまで渋ってきたのは、兵士の脱走を恐れたためだとの説もある。
もしそれが現実のものとなれば、金総書記にとって大打撃となろう。

北朝鮮、ロシア派兵否定せず 外務省次官が「確認する必要を感じない」と見解
2024/10/25 22:20
https://www.sankei.com/article/20241025-BREZ3DSU25MUNC2SEYTWIB3NE4/
北朝鮮の朝鮮中央通信は2024年10月25日夜、外務省のキム・ジョンギュ・ロシア担当次官が、ロシアのウクライナ侵攻を支援するための派兵に関し
「確認する必要を感じない」
との見解を示したと伝えた。
派兵があったとすれば
「国際法規に則した行動だろう」
とも述べた。
派兵を否定しなかった。
キム氏は同通信の質問に答える形で、各国のメディアが派兵について報じていることに注意していると説明。
所管は国防省であり、外務省は直接的に関与していないとした。
更に、派兵が違法行為であるように伝えたい勢力が
「間違いなく存在するだろう」
とも主張した。(共同)

「プーチン氏が停戦模索」とトルコ大統領 首脳会談でウクライナ産穀物輸出など話し合い
2024/10/25 21:56
https://www.sankei.com/article/20241025-ZXMGISQYT5JI7BQAQPCW6Y3TZY/
トルコのエルドアン大統領は、ロシアのプーチン大統領と2024年10月23日に行った会談を巡り、同氏が
「恒久停戦実現を模索していると感じた」
と述べた。
トルコメディアが2024年10月25日伝えた。
ウクライナ情勢を協議し、黒海を通じたウクライナ産穀物輸出や機雷撤去、捕虜交換などについて話し合ったという。
ロシア中部カザンで開かれたBRICS首脳会議後の機中で記者団に語った。
トルコは北大西洋条約機構(NATO)加盟国だが、ロシアと友好関係を続け、BRICS加盟を希望しているとされる。
エルドアン氏はBRICSとの協力を強化し
「双方に利益をもたらす」
と訴えた。
中国の習近平国家主席のトルコ訪問にも期待を示した。
黒海経由の穀物輸出について、ロシア、ウクライナ双方は2022年、トルコと国連の仲介により輸出再開で合意したが、ロシアは2023年に離脱した。
エルドアン氏は度々プーチン氏に合意復帰を働き掛けている。(共同)

親露派「ハクティビスト」が日本を標的に攻撃呼びかけ 衆院選投開票日にも注意
2024/10/25 18:57
https://www.sankei.com/article/20241025-4JVJMMXADNIMLPVWE3X4NV5VYI/?outputType=theme_election2024
ウクライナ支援国に対するサイバー攻撃を行う親ロシア派の
「ハクティビスト」
が、日本への攻撃も活発化させている。
衆院選公示日2024年10月15日に、自民党公式ホームページ(HP)が閲覧できなくなり、グループが攻撃したとの声明を出した。
ハクティビスト同士が連携して攻撃を繰り返す傾向もあり、27日の衆院選投開票日の攻撃も懸念されている。
■自民党にDDoS攻撃、犯行声明
自民党のHPが狙われたのは公示日の2024年10月15日午後4時半頃だった。
大量のデータ送信でシステム障害を引き起こす
「DDoS(ディードス)攻撃」
が仕掛けられたとみられ、衆院選の特設サイトにも繋がるトップページが表示されない状態に陥った。
復旧までには、約5時間を要したという。
その後、ハクティビストグループ
「NoName(ノーネーム)057(16)」
が交流サイト(SNS)上で犯行声明を出した。
ハクティビストは、オンライン上でコンピューターに攻撃を加えるハッカーと、活動家を意味する「アクティビスト」を掛け合わせた造語。
ロシアによるウクライナ侵略が始まって以降、親ロシア派のハクティビストがウクライナや支持国へのサイバー攻撃を活発化させている。
■日商、日弁連、造船企業や銀行も標的
トレンドマイクロの調査によると、このNoName057(16)は近年、活発な活動がみられる。
DDoS攻撃を中心にし、攻撃を仕掛けることができるソフトなどのツールを支援者にも配布し、支持者に攻撃を協力させている。
日本への攻撃は2024年9月18日以降、断続的に行っているとみられる。
これまでに自らの攻撃だと報告しているのは、自民の他、日本商工会議所や日本弁護士連合会、北海道に関連する造船企業や青森の銀行などがある。
■日米合同軍事演習への抗議も
トレンドマイクロによると、今月2024年10月下旬に自衛隊と米軍がロシア国境付近の北海道などで実施予定の合同軍事演習についての抗議のために日本を標的にしているという。
また、別のハクティビストグループも日本への攻撃を表明。
ただこのグループは、攻撃表明した企業が実際は被害を受けていないケースも確認されるなど、声明の信憑性は高くない。
トレンドマイクロは、衆院選の投開票日も狙われる可能性もあるとして、注意を呼び掛けている。

情報セキュリティー会社、トレンドマイクロの岡本勝之氏の話
ハクティビストは自分たちの主張を広めることが目的だ。
実際に攻撃しているか信用できない部分もあり、投稿を拡散しない方がよい。
万が一、標的とされた場合でも被害を低減させるための対策が必要だ。
サービスを提供していない国のIPアドレスからのアクセスを制限したり、サーバーを分散して攻撃を緩和したりするなど、事前に対策を講じておくことが重要となる。

ロシア入りした北朝鮮兵は「弾除けの傭兵にすぎない」 派兵を秘匿…精鋭部隊の特異な実態
2024/10/25 18:40
https://www.sankei.com/article/20241025-BAYY3ILPHBPTVHBMOUYQ7LKCME/
北朝鮮がウクライナを侵略するロシアに派遣したのは、朝鮮人民軍の精鋭特殊部隊とされる。
だが、韓国当局の分析からは、北朝鮮内で派兵について固く秘匿されるなど、特異な対応が取られている実態も浮かび上がってきた。
■露軍統制下で作戦権限なし
「弾除けの傭兵に過ぎない」。
韓国の金竜顕(キム・ヨンヒョン)国防相は2024年10月24日、国会で北朝鮮の派兵部隊をこう表現し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が
「軍隊を違法な侵略戦争に売り渡した」
「自身の独裁体制を強固にするためだ」
と非難した。
派兵は本来、派遣国の指揮体系を維持し、その国の軍服や国旗を明示する。
だが、北朝鮮の部隊はロシア軍の軍服を着て露軍将兵に偽装し、
「露軍の統制下で何の作戦権限もなく言われるまま動いている」。
金国防相はこのため、
「傭兵」
と表現したのだという。
韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は、北朝鮮が派兵の対価として1人当たり2000ドル(約30万円)相当を得るとの見方を示し、見返りに経済難の打開や朝鮮半島有事でのロシアの介入を期待していると北朝鮮の思惑を分析した。
■現代戦の理解不足、死傷者多発か
露朝首脳は6月、両国の一方が戦争状態となった際の軍事援助を盛り込んだ
「包括的戦略パートナーシップ条約」
に署名したが、露下院が条約批准を可決したのは今月2024年10月24日だ。
露朝は条約の発効を待たずに、いわば密約≠フ形で派兵準備を進めてきたことになる。
派兵されたのは
「暴風軍団」
とも呼ばれる精鋭部隊とされる。
ただ、韓国当局では、北朝鮮が主に10〜20代の新米兵を派兵したとの見方も出ている。
国会では、ウクライナ側が公開した北朝鮮兵とされる映像を見た議員から
「体格は小さく、あどけない」
との指摘があった。
国情院は、北朝鮮が派兵の噂が国内で拡散しないよう厳しい情報統制を敷いていると報告した。
だが、派兵部隊に選抜された兵士の家族が
「嗚咽(おえつ)して顔がやつれた」
との話が出回り、兵士らの家族を集団移住させ、隔離しようとする動きがあるとも説明した。
国情院は、兵士らは体力があり士気は高いものの、無人機からの攻撃など現代戦への理解が不足しており、戦線に出れば死傷者が多数発生するとのロシア側の予想も明らかにした。
派兵部隊に実際に多数の死傷者が出て北朝鮮内にその情報が伝われば、金正恩体制にとっての不安定要素となる可能性も否定できない。

北朝鮮によるロシアへの派兵「信じるに足る情報を確認」 岩屋毅外相
2024/10/25 12:00
https://www.sankei.com/article/20241025-TRJGENQ3B5K47LJUNGALBMOOBY/
岩屋毅外相は2024年10月25日の記者会見で、北朝鮮の兵士がロシアに派遣されているとの情報について
「米国、韓国とも協力して関連情報の収集、分析を進めた結果、北朝鮮が兵士をロシア東部に派遣し、軍事訓練に関与していると信じるに足る情報が確認された」
と述べた。
その上で岩屋氏は
「最近の露朝軍事協力の進展の動きはウクライナ情勢の更なる悪化を招くのみならず、我が国を取り巻く地域の安全保障に与える影響の観点からも深刻に憂慮すべきものだ」
と指摘し、引き続き関連情報の収集、分析を進める考えを示した。

中谷防衛相「北朝鮮がロシア東部へ派兵」 政府分析、ウクライナ侵略に加担懸念
2024/10/25 11:35
https://www.sankei.com/article/20241025-RMP7GMNFYVIALNRJOGHLOMOAMQ/
中谷元防衛相は2024年10月25日の記者会見で、ウクライナ侵略を続けるロシアへの北朝鮮による派兵に関し、米国などと協力して情報の収集、分析を進めた結果、
「北朝鮮の兵士がロシア東部へ派遣され、訓練を行っているものと考えている」
との認識を示した。
その上で
「ウクライナ侵略に加担する可能性を含め、深刻な懸念を持って注視している」
と述べた。
中谷氏は、ロシアと北朝鮮による軍事協力の進展が、ウクライナ情勢の更なる悪化を招くだけでなく、日本周辺の安全保障環境にも影響を与えると指摘し、
「深刻に憂慮すべきだ」
と強調した。

林官房長官、ロシアへの北朝鮮の派兵「深刻な懸念、憂慮すべきもの」
2024/10/25 11:33
https://www.sankei.com/article/20241025-BUSKMSTUGFKEFBP2TAFDU7P6NU/
林芳正官房長官は2024年10月25日の記者会見で、ウクライナ侵略を続けるロシアへの北朝鮮による派兵について
「ウクライナ侵略に加担する可能性も含め、深刻な懸念を持って注視している」
と述べた。
「最近の露朝軍事協力の進展の動きはウクライナ情勢の更なる悪化を招くのみならず、我が国を取り巻く地域の安全保障に与える影響の観点からも深刻に憂慮すべきものだ」
とも語った。

「北朝鮮軍が戦闘地域入り」ロシア西部クルスク州 ウクライナ発表 極東で訓練終え
2024/10/25 11:28
https://www.sankei.com/article/20241025-4GV5AE2ZCFP65IRBTRTC2EEQ4U/
ロシアによるウクライナ侵略への北朝鮮軍の参戦を巡り、ウクライナ国防省情報総局は2024年10月24日、露極東での軍事訓練を終えた北朝鮮軍部隊の第1陣が戦闘地域に派遣されたことが確認されたと発表した。
場所はウクライナ軍が越境攻撃で一部を占領下に置いている露西部クルスク州で、2024年10月23日に確認されたとした。
情報総局は、ロシアに入国した北朝鮮軍の規模が
「約1万2000人」
だと推計されていると指摘。
その中には3人の将官と500人の士官も含まれているとした。
また、ロシアが北朝鮮軍兵士に弾薬や寝具、冬着、靴、トイレットペーパー、石鹸など衛生用品を配給しているとも報告した。
ロシアへの北朝鮮軍の入国はこれまでにウクライナや米国、韓国が確認。
一方、ロシアは虚偽だと主張している。

プーチン露大統領「われわれの問題」 北朝鮮軍の露入国を否定せず BRICSの拡大も
2024/10/25 9:50
https://www.sankei.com/article/20241025-ROYHNQYRU5M65A6R3YGBAHRV7Y/
ロシアのプーチン大統領は2024年10月24日、中国やロシアなど主要新興国でつくる「BRICS」の首脳会議が同日、露中部カザンで閉幕したことに合わせ、記者会見を開いた。
北朝鮮軍がロシアに入国し、ロシア側でウクライナ侵略に参戦する可能性があるとする情報の真偽に関する質問に対し、
「私たち(露朝)が何をどうするかは私たちの問題だ」
と述べ、明確に否定しなかった。
「北朝鮮軍の露入国が衛星写真で確認されている」
「紛争の激化ではないか」
とする米メディアの質問に答えた。
プーチン氏は、ロシアが対ウクライナ軍事作戦を始める以前から、北大西洋条約機構(NATO)諸国がウクライナを
「武装化」
してきたと指摘。
現在の戦場でもNATOの軍人がウクライナに供与した兵器の運用に携わるなど
「(紛争に)直接参加している」
とし、
「紛争を激化させてきたのは欧米側だ」
と主張した。
その上で、露朝が事実上の軍事同盟条約となる
「包括的戦略パートナーシップ条約」
を結んだことに言及。
条約に基づき露朝は連絡を取り合い、行動していくとした。
会見でプーチン氏は、BRICSの拡大を視野に
「パートナー国」
資格の新設を支持したことにも言及。
パートナー国候補のリストは合意済みだとし、今後、各国に招待状を送り、同意を得た上で公表するとした。
ロシア側はパートナー国候補を
「13カ国」
だと説明。
一部メディアは、
トルコ▽インドネシア▽アルジェリア▽ベラルーシ▽キューバ▽ボリビア▽マレーシア▽ウズベキスタン▽カザフスタン▽タイ▽ベトナム▽ナイジェリア▽ウガンダ
だと報じている。

訓練終えた北朝鮮部隊がロシア西部クルスク州に到着 プーチン氏、派兵否定せず
2024/10/25 6:44
https://www.sankei.com/article/20241025-FNEQQCKYSZPHLNIM736AMAB5IY/
ウクライナ国防省情報総局は2024年10月24日、ロシア東部で訓練を終えた北朝鮮軍部隊が、ウクライナが越境攻撃しているロシア西部クルスク州に到着したと発表した。
人数は不明。
プーチン大統領はロシア中部カザンでの記者会見で、北朝鮮の派兵について問われ、否定しなかった。
プーチン氏は会見で、衛星画像などを根拠に韓国や米国が北朝鮮兵士がロシアに派遣されたと主張していることに関して
「画像というのは重要なものだ」
「何かを反映している」
と述べた。
ロ朝両首脳は2024年6月、有事の軍事援助を定めた包括的戦略パートナーシップ条約に署名。
プーチン氏は、条約に基づき
「北朝鮮指導部が真剣に対応していることを疑ったことがない」
と強調した。
武力侵攻を受け戦争状態になった場合の軍事援助を明記した条約第4条に言及し
「この条文の枠内で何をどのようにするかは我々の問題だ」
と指摘した。

北朝鮮部隊がロシア西部クルクス州に到着、ウクライナ国防省が発表 人数は不明
2024/10/25 1:24
https://www.sankei.com/article/20241025-5WIUQXNGC5IWJDG7TI2KD5BYBA/
ウクライナ国防省情報総局は2024年10月24日、北朝鮮の軍部隊が同日までにロシア西部クルスク州に到着したと発表した。
人数は不明。
一方、米政府は2024年10月23日、2024年10月上旬〜中旬にロシアに渡航した北朝鮮兵少なくとも3000人が、ロシア東部の複数の軍事施設で訓練を受けていると発表した。
ウクライナ軍筋によると、西部に向かった約2000人はクルスク州か、同じくウクライナ国境に接するロストフ州に向かっている可能性がある。
ロシア国内で訓練を終えた北朝鮮軍の具体的な動きが判明したのは初めて。
先遣隊は士官ら約10人で構成。
クルスク州では、北朝鮮兵を受け入れる拠点の確保や通信網の整備の他、周辺の安全確認などを行っているとみられる。
2000人の到着は確認されていない。(共同)

北朝鮮派兵に懐疑的 ロシア同盟国のベラルーシ大統領「プーチン氏の性格知っている」
2024/10/24 21:25
https://www.sankei.com/article/20241024-FBDJDU75E5IMFLFCYVGGUAOB2U/
英BBC放送は2024年10月24日までに、ロシアの同盟国ベラルーシのルカシェンコ大統領のインタビューを伝えた。
北朝鮮の兵士がウクライナ侵攻を続けるロシアに派遣されたとの情報について
「プーチン大統領の性格を知っているが、彼は如何なる国の軍隊にも特別軍事作戦に引きこむような説得を決してしない」
と述べ、懐疑的な見方を示した。
2024年10月23日に滞在先のロシア中部カザンで答えた。
一方で北朝鮮兵が実際にロシアに派遣されていれば
「それはエスカレーションへの一歩だ」
と指摘した。
ルカシェンコ氏はベラルーシに対しては、プーチン氏だけでなくショイグ前国防相もベロウソフ国防相も、侵攻支援のためにベラルーシ軍を派遣するように要請したことはないと語った。(共同)

ウクライナ、露派兵の北朝鮮兵に動画で投降呼びかけ 「意味なく死んではいけない」
2024/10/24 21:17
https://www.sankei.com/article/20241024-TC2LFFARWBJJ3BJLOXXI5CLEYU/
ウクライナ当局は2024年10月23日、ロシアのウクライナ侵攻を支援するために派兵されたとされる北朝鮮兵士に向け、早くも朝鮮語で投降を呼びかける動画を公開した。
「外国の地で意味もなく死んではいけない」
と強調。
ベッドや食事を盛り付ける様子が写り、投降すれば
「安全な場所で食事と医療が提供される」
と訴えている。
動画を公開したのはウクライナ当局がロシア兵の投降推進を目的に運営する
「私は生きたい」
プロジェクト。
投降希望者を対象に24時間態勢の電話相談窓口を設置し、捕虜の人道的扱いを定めたジュネーブ条約に基づく対応を約束してきた。
北朝鮮兵にも対象を拡大し、準備を進める。
ウクライナ軍筋によると、ロシア東部の演習場で訓練を終了した北朝鮮兵約2000人が、ウクライナ国境に近いロシア西部に向けて列車などで移動。
米政府も少なくとも3000人の北朝鮮兵が、ロシアで訓練を受けていると発表している。(共同)

北朝鮮兵2000人がロシア西部へ 先遣隊準備とウクライナ軍 東部で訓練、米国が確認
2024/10/24 19:56
https://www.sankei.com/article/20241024-DLZLPODWYBPHBH5OETPSGBXILA/
ロシア東部の演習場で訓練を終了した北朝鮮兵約2000人が、ウクライナ国境に近いロシア西部に向けて列車などで移動していることが2024年10月24日、分かった。
ウクライナ軍筋が共同通信に明らかにした。
ウクライナが越境攻撃を行っているロシア西部クルスク州には2024年10月初め頃、北朝鮮軍の士官らが先遣隊として入り、受け入れ準備を進めていることも判明した。
ロシア国内で訓練を終えた北朝鮮軍の具体的な動きが判明したのは初めて。
約2000人はクルスク州かロシア南部ロストフ州に向かっている可能性がある。
米政府は2024年10月23日、2024年10月上旬〜中旬にロシアに渡航した北朝鮮兵少なくとも3000人が、ロシア東部の複数の軍事施設で訓練を受けていると発表した。
ウクライナ軍筋によると、先遣隊は士官ら約10人で構成されている。
クルスク州では、北朝鮮兵を受け入れる拠点の確保や通信網の整備の他、周辺の安全確認などを行っているとみられる。(共同)

米、北朝鮮の約3000人派兵確認 ロシア東部基地で訓練後参戦へ 「インド太平洋情勢に影響」懸念
2024/10/24 8:18
https://www.sankei.com/article/20241024-JBJ67JKKNVK7VIM3YZ3YIDKNFE/
バイデン米政権は2024年10月23日、北朝鮮がロシアのウクライナ侵略を支援するためロシアに約3000人の部隊を派兵したとの調査結果を明らかにした。
部隊は露東部の基地で訓練を受けているとし、兵力の消耗が激しい露軍の補充として戦線に投入されるとみている。
インド太平洋地域の安全保障に影響が生じる可能性もあるとみて、同盟諸国と監視を強化する構えだ。
ウクライナの最大支援国の米国は北大西洋条約機構(NATO)加盟国や韓国などと、北朝鮮参戦の実態把握を続ける。
韓国情報機関の国家情報院も2024年10月23日、朝鮮人民軍3000人規模が派兵されたと明らかにした。
カービー米大統領補佐官は2024年10月23日の記者会見で、北朝鮮の部隊約3000人が2024年10月中旬に北朝鮮の元山から露極東ウラジオストクに船で輸送され、戦闘訓練を受けていると指摘。
訓練が終了すれば露西部に移動しウクライナ軍との戦闘に参戦する可能性があると述べた。
カービー氏はまた、北朝鮮の派兵は2022年2月にロシアが開始したウクライナ侵略の
「劇的な変化だ」
と指摘。
同盟諸国と対応を協議し、今後更なる情報開示を行うと共に、制裁を含む対抗措置を明らかにすると述べた。
カービー氏は更に、北朝鮮の参戦は、戦場における露軍の激しい兵力損失と、それに伴う北朝鮮との軍事協力の進展を明示していると指摘。
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が実際に流血の伴う兵力提供に応じたことで、ロシアから軍事上の見返りを得る可能性があるとし、ウクライナ情勢に加え
「インド太平洋地域に安全保障上の影響が生じる」
との懸念を示した。

ロシアの北朝鮮兵に投降呼びかけ ウクライナ、朝鮮語で動画
2024/10/24 7:04
https://www.sankei.com/article/20241024-2RKSKSE6OBJPLK4S22GXV57GME/
ウクライナ当局は2024年10月23日、ロシアのウクライナ侵攻を支援するために派兵されたとされる北朝鮮兵士に向け、朝鮮語で投降を呼びかける動画を公開した。
「外国の地で意味も無く死んではいけない」
と強調。
ベッドや食事を盛り付ける様子が映り、投降すれば
「安全な場所で食事と医療が提供される」
と訴えている。
動画を公開したのはウクライナ当局がロシア兵の投降推進を目的に運営する
「私は生きたい」
プロジェクト。
投降希望者を対象に24時間態勢の電話相談窓口を設置し、捕虜の人道的扱いを定めたジュネーブ条約に基づく対応を約束してきた。
北朝鮮の派兵を巡っては、ウクライナや韓国、米国がロシアへの移動を確認。
カービー米大統領補佐官は2024年10月23日の記者会見で、今月2024年10月上〜中旬にロシアに渡航した北朝鮮兵少なくとも3000人がロシアの複数の軍事施設で訓練を受けているとの分析を表明した。
訓練後、戦地に向かう可能性がある。(共同)

北朝鮮のロシア派兵、米国も確認 国防長官「証拠ある」 実態把握急ぐ
2024/10/23 21:48
https://www.sankei.com/article/20241023-SW4E4LOS7BLCHMGFGDQZRTOFDY/
オースティン米国防長官は2024年10月23日、北朝鮮がロシアによるウクライナへの侵略を支援するためロシアへ地上部隊を派兵した
「証拠がある」
と述べた。
バイデン政権は同盟諸国と共に、北朝鮮軍の派兵の事実関係を調査しており、米政府として北朝鮮の参戦を認めたのは初めて。
ロイター通信によると、オースティン氏は訪問先のイタリア・ローマで記者団に対し
「北朝鮮の部隊がロシアにいる証拠がある」
と述べ、派兵の具体的な目的や行動について情報を精査する必要性を強調した。
米政府は、ウクライナや北大西洋条約機構(NATO)加盟国、韓国の情報機関などと協議し、北朝鮮の派兵の実態の把握を急いでいる。
カービー大統領補佐官は2024年10月21日、
「事実であれば極めて憂慮すべき事態」
として、近日中に調査内容を明らかにする計画があると述べた。

ロシア入りした北朝鮮兵力3千人に 韓国情報機関分析「戦線投入時は多数の死傷者」
2024/10/23 19:34
https://www.sankei.com/article/20241023-AXQFOWRIZJKLPDR5HR3IAF3RQA/
2024年10月18日、ウクライナ文化情報省傘下の機関が公開した北朝鮮兵とされる映像の一場面。ロシア極東の軍事施設で装備品を受け取る様子としている(共同)
https://www.sankei.com/article/20241023-AXQFOWRIZJKLPDR5HR3IAF3RQA/photo/N24OXH6ZGFK67EXHVMP752D4SY/
韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は2024年10月23日、ウクライナへの侵略戦争に参戦するため、ロシア入りした北朝鮮の朝鮮人民軍の兵力が計3000人余りになったとの情報を明らかにした。
趙太庸(チョ・テヨン)国情院長から報告を受けた与野党議員が記者団に発表した。
国情院は、2024年12月頃には北朝鮮からの派兵総数が1万余りに達するとの見通しを示した。
国情院は2024年10月18日、特殊部隊の将兵ら約1500人が2024年10月8〜13日に露海軍の艦艇で露極東地域に移ったと発表していた。
新たに約1500人のロシア入りが確認された。
将兵らはロシア内の複数の施設に分かれて適応訓練を受けており、現段階ではまだ戦線に投入されていないと国情院はみている。
北朝鮮の兵士らは士気が高く、体力に長じているが、無人機攻撃など現代戦に対する理解が不足し、戦線投入時には死傷者が多数出るとの露側教官の見方も報告した。
北朝鮮国内では今回の派兵に関して厳しい情報統制を敷いているが、噂も広がり始めているという。
派兵部隊に選抜された兵士らの家族を通じて情報が拡散しないよう、家族らを隔離する動きもあるという。
露朝は2024年6月に有事の際の軍事援助を盛り込んだ
「包括的戦略パートナーシップ条約」
に両国首脳が署名した後、派兵を巡る具体的協議に入ったと国情院は分析している。

北朝鮮兵のロシア支援、訓練情報把握 ゼレンスキー氏
2024/10/23 8:26
https://www.sankei.com/article/20241023-KWLERGCYQRJBDI5UNK5YFAYDTA/
2024年10月18日、ウクライナ文化情報省傘下の機関が公開した北朝鮮兵とされる映像の一場面。
ロシア極東の軍事施設で装備品を受け取る様子としている(共同)
https://www.sankei.com/article/20241023-KWLERGCYQRJBDI5UNK5YFAYDTA/photo/JBT5PMCH6NNBLJOECUZ7E65XRM/
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月22日の声明で、北朝鮮によるロシア支援の派兵を巡り、大規模な訓練が既に始まっているとの情報をウクライナ側が持っていると明らかにした。
声明で、各国が北朝鮮を非難していることに謝意を示し
「言葉だけではない具体的な対応」
も求めた。
「北朝鮮が欧州の戦争に介入できるのであれば、北朝鮮に対する圧力は不十分だ」
と訴えた。(共同)

北の露派兵 同盟諸国と事実関係を協議 露軍犠牲1日1200人超との概算も 米補佐官
2024/10/22 11:48
https://www.sankei.com/article/20241022-ACC7VAVO2JPRJFDUXHSMWE3RK4/
カービー米大統領補佐官は2024年10月21日の記者会見で、北朝鮮がウクライナへの侵略を続けるロシアに地上部隊を派兵したとされる問題で、事実関係を調査するため同盟諸国と協議していると明らかにした。
近日中にも調査内容を公表する計画があるとも述べた。
北朝鮮のロシア派兵は欧米メディアが相次ぎ報道し、ウクライナのゼレンスキー大統領が議会演説で北朝鮮が侵略に
「参戦している」
と明言。
韓国の情報機関、国家情報院も、特殊部隊がロシアに派兵されたとの情報を明らかにした。
カービー補佐官は協議中の国名に触れなかったが、ウクライナや北大西洋条約機構(NATO)加盟国に加え、北朝鮮の軍動向を監視する韓国とも情報を精査している可能性がある。
派兵規模は最終的に数千人から1万人超に上るとの見方がある。
カービー氏は
「侵略への参戦を目的とした北朝鮮のロシア派兵が事実であれば、危険かつ極めて憂慮すべき事態だ」
とし、同盟諸国と実態把握に務めていると述べた。
カービー氏はまた、ウクライナでの露軍の死傷者数が
「1日当たり1200人超」
に上るとの概算を示し、
「歴史的な数だ」
と指摘。
ロシアが国際社会で孤立し、戦場での犠牲も増加していることが、北朝鮮やイランなどとの軍事協力を急速に強める背景との見解を示した。
ロシアに対しイランは大量の無人機を、北朝鮮は弾道ミサイルや砲弾をそれぞれ供与している。

北朝鮮派兵に懸念相次ぐ 安保理、ロシア「恐怖をあおるデマだ」と否定
2024/10/22 8:31
https://www.sankei.com/article/20241022-ZLLQUCW3JFPFVMMRS5RTZUHTQQ/
国連安全保障理事会は21日、ロシアによるウクライナ侵攻を協議する緊急会合を開いた。
韓国やウクライナは北朝鮮がロシアへの派兵を始めたと指摘し、米国や日本などは派兵情報への懸念を表明。
ロシアは
「恐怖を煽るデマだ」
と否定した。
韓国の黄浚局国連大使は、ロシアに派兵した北朝鮮は
「積極的な交戦国」
だと非難。
ウクライナのキスリツァ国連大使は
「ロシア東部で約1万1千人の北朝鮮兵が訓練を受けている」
とし、2024年11月1日までに実戦投入される見通しだと主張した。
ロシアのネベンジャ国連大使は、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟は絶対に受け入れられないと強調。
劣勢のウクライナが
「ロシアとNATOの直接対決を引き起こそうとしている」
と訴えた。(共同)

NATOと韓国が北朝鮮の露派兵で連携へ 韓国は露大使呼び抗議
2024/10/21 20:10
https://www.sankei.com/article/20241021-6E2WNCGOJJMODOCRUOB5WJ4CNU/
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月21日、電話で会談し、ウクライナを侵略するロシアに北朝鮮が部隊を派兵したとされる問題を巡り意見交換した。
ルッテ氏は、派兵は国際法と国連安全保障理事会決議に反するとして、深刻な懸念を表明した。
韓国大統領府が発表した。
尹氏は、北朝鮮が派兵した特殊部隊約1500人がロシアで適応訓練を受けているといった詳細情報を説明。
露朝の軍事協力は
「国際秩序を根本的に揺るがし、朝鮮半島や世界の平和をも脅かしており、決して座視しない」
と強調した。
両氏は詳細な情報を共有するため、韓国がNATOに代表団を派遣するなど連携を強化することで合意した。
韓国政府は2024年10月18日に情報機関を通じて派兵について発表したが、直後にルッテ氏は
「証拠は確認できない」
と述べていた。
尹氏の説明を受け、派兵に関して確信を強めたとみられる。
一方、韓国外務省は2024年10月21日、ロシアのジノビエフ駐韓大使を呼び、北朝鮮の派兵を厳しく非難し、朝鮮人民軍の即時撤退と軍事協力の中止を強く求めた。
露大使館によると、ジノビエフ氏は
「露朝間の協力は国際法の枠内で行われ、韓国の安保の利益に反するものではない」
と反論した。
韓国政府が露朝への対応策を検討する中、これまで控えてきたウクライナへの殺傷兵器の提供に踏み切るのか注目されている。

北朝鮮兵映像「本物と確認した」 ウクライナ、ロシア軍人が撮影と説明
2024/10/21 18:05
https://www.sankei.com/article/20241021-FXFX3RKAZZMOHHYATLPFKHN2KM/
北朝鮮兵の姿がロシア軍施設で確認されたとの映像を公開したウクライナ文化情報省傘下機関トップのイゴル・ソロベイ氏は2024年12月20日、映像について
「現場にいたロシア軍兵士が撮影した」
「信頼できる情報源から入手した」
と述べた。
北朝鮮がウクライナ侵攻に
「参戦」
した証拠になるとの見方を示し
「公開情報オシントを活用して本物と確認した」
と主張した。
共同通信のオンラインインタビューに答えた。
ソロベイ氏は文化情報省の戦略コミュニケーション・情報セキュリティーセンターの所長。
ゼレンスキー政権や韓国の情報機関、国家情報院は北朝鮮がロシアへの派兵を始めたと分析している。
ただ、オースティン米国防長官は2024年10月19日の記者会見で
「現時点で確認できていない」
「調査を続ける」
「事実なら深刻だ」
と述べるにとどめた。
同センターは2024年10月18日、ロシア極東の軍事施設で北朝鮮兵士が装備品を受け取る様子だとする映像を公開した。(共同)

ロシア国境付近で北朝鮮兵士18人集団脱走 派遣兵か 韓国紙報道
毎日新聞
2024/10/16 13:28(最終更新 10/16 18:20)
https://mainichi.jp/articles/20241016/k00/00m/030/058000c
韓国紙の朝鮮日報は2024年10月16日、ウクライナ軍高官の話として、ロシア西部ブリャンスク、クルスク両州のウクライナとの国境付近で、北朝鮮軍兵士18人が集団脱走したと報じた。
ウクライナ軍は、脱走したのは北朝鮮が対露軍事協力の一環で派遣した兵士らで、まだ拘束されていないとみているという。
露朝両国は2024年6月の首脳会談で、有事の際の軍事援助を規定した包括的戦略パートナーシップ条約を締結。
軍事協力を進展させる可能性が指摘されていた。
韓国の金龍顕(キムヨンヒョン)国防相は2024年10月8日、
「(北朝鮮が対露協力のため)正規軍をウクライナに派遣する可能性が高い」
との見方を示した。
北朝鮮の派兵を巡っては、露政府は否定しているが、ウクライナ側からの情報発信が相次いでいる。
米紙ワシントン・ポストは2024年10月11日、ウクライナ軍関係者の証言として
「数千人規模の北朝鮮の歩兵部隊が露国内で訓練を受けている」
と伝えた。
2024年年末までに前線に配置される可能性があるという。
また、ウクライナメディアは2024年10月上旬、東部ドネツク州の露側占領地域で、北朝鮮軍の将校6人がウクライナのミサイル攻撃で死亡したと報じた。
米CNNは、北朝鮮がロシアに兵器を供給していることから、これらの兵器に関する工学的な支援や情報交換のために兵士が派遣されたとの情報を伝えている。【ソウル日下部元美】

北朝鮮のロシア派兵に「明確な証拠」ゼレンスキー大統領 米は「調査を継続」
2024/10/21 7:08
https://www.sankei.com/article/20241021-HLVLS35425OXTKCTRMZPIFCSR4/
ウクライナのゼレンスキー大統領は20日の声明で、北朝鮮がロシアに兵士を派遣している「明確な証拠」があるとして、北朝鮮がウクライナ侵攻に「参戦」していると改めて主張した。衛星情報やロシアからの映像が証拠だとしており、各国に対抗措置を取るよう訴えた。
ゼレンスキー政権や韓国の情報機関、国家情報院は北朝鮮が派兵を始めたと分析している。ただ米国のオースティン国防長官は19日の記者会見で「現時点で確認できていない。調査を継続する。事実だとすれば深刻だ」と述べるにとどめた。
ゼレンスキー氏は声明で「北朝鮮が現代の戦争の特徴を学び始めれば、脅威が大きく増すだろう」と指摘。「世界が沈黙を続け、われわれが北朝鮮兵士と前線で対峙することになれば、世界の誰の得にもならないし、戦争が長期化するだけだ」と主張した。
ウクライナ文化情報省の戦略コミュニケーション・情報セキュリティーセンターは18日、ロシア極東の軍事関連施設で北朝鮮の兵士らが装備品を受け取る様子だとする映像を公開した。20日には、ロシア軍が軍服や靴などのサイズを質問する朝鮮語の調査票を用意していたと明らかにした。(共同)

ウクライナ、東部の集落奪還と発表 北朝鮮軍は越境攻撃下の露西部クルスク州に投入か
2024/10/19 8:54
https://www.sankei.com/article/20241019-FS6BVMUHLNIQLAVF2Z4KHHBB3E/
ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ国防省情報総局は2024年10月18日、同国軍が東部ハリコフ州の集落クルグリャコフカを露軍から奪還したと発表した。
ウクライナメディアが伝えた。
クルグリャコフカは露軍が制圧を狙う同州の都市クピャンスク方面に位置している。
東部では戦力に勝る露軍が徐々に前進しているが、ウクライナも反撃を試みているもようだ。
一方、ロシア側での参戦を決めた北朝鮮が軍の人員をロシアに派遣したとされる問題で、ウクライナメディアは2024年10月18日、同国軍情報当局筋の話として、北朝鮮軍がハバロフスクやウラジオストクなど露極東の4都市で実戦投入に向けた訓練を受けていると報じた。
米軍事メディア「ウォーゾーン」によると、ウクライナ国防省情報総局のブダノフ局長は、ロシアに派遣された北朝鮮軍の規模を
「1万1000人」
だと指摘。
ブダノフ氏はまた、北朝鮮軍が2024年11月1日までに訓練を完了し、うち2600人がウクライナ軍の越境攻撃を受ける露西部クルスク州に投入される見通しだと明らかにした。

プーチン氏、G20首脳会議の欠席表明 ICC逮捕状巡る「混乱回避」理由に
2024/10/19 8:44
https://www.sankei.com/article/20241019-4D6CGK3STRK2BNVZD7LVNPUVUQ/
ロシアのプーチン大統領は2024年10月18日、2024年11月にブラジルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に欠席すると表明した。
理由に関し、ウクライナ侵略を巡る戦争犯罪容疑で国際刑事裁判所(ICC)が自身に逮捕状を出していることに言及。
「私が行けば、G20の議論はそれ(逮捕問題)ばかりになってしまう」
とし、自身の出席により首脳会議が混乱する事態を防ぐための決定だと主張した。
今月2024年10月22〜24日に露中部カザンで開かれる主要新興国の枠組み「BRICS」の首脳会議に先立つBRICS諸国の報道機関との会見で発言した。
ICC加盟国のブラジルには、プーチン氏が入国した場合、逮捕する義務が生じる。
一方でプーチン氏は
「逮捕を回避することは簡単だ」
「(逮捕しないという)政府間合意を結ぶだけだ」
とも指摘。
逮捕を懸念した欠席ではないと強調した。
プーチン氏はウクライナ情勢にも言及。
将来的な停戦について
「1年間や2年間の停戦であるべきではない」
「その間に北大西洋条約機構(NATO)が兵器を蓄え、(ウクライナに)移転するためだ」
と述べた。
その上で
「長期的で持続可能な平和」
の実現に向けて
「ロシアは戦い続け、勝利する」
と主張した。
プーチン氏はウクライナの
「中立化」
「非軍事化」
といった目標を達成するまで軍事作戦を継続する意思を改めて示した形だ。

「現段階で確認できない」NATO事務総長、ウクライナへの北朝鮮派兵報道で
2024/10/18 22:56
https://www.sankei.com/article/20241018-OZTEJIQNSRIOTGHKQN5MCDZD3M/
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月18日
「北朝鮮人が兵士としてウクライナでの戦争に参加しているという報道について現段階では確認できていない」
と述べた。
ブリュッセルで記者団に語った。
ルッテ氏は、NATOが韓国などと緊密に連絡を取り合っており
「この見解は変わる可能性がある」
と指摘し、動向を注視する考えを示した。(共同)

北朝鮮がウクライナ侵攻「参戦」 軍特殊部隊1500人露極東入り 韓国情報機関
2024/10/18 22:29
https://www.sankei.com/article/20241018-TSZJ7GK24NIBZE7OJV4PBVC3A4/
韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は2024年10月18日、北朝鮮がウクライナ侵略を続けるロシアを支援するため、朝鮮人民軍の大規模派兵を決め、既に第1陣約1500人が露極東地域に入ったとの情報を明らかにした。
韓国当局は、北朝鮮が参戦を始めたと判断した。
聯合ニュースが伝えた。
北朝鮮による地上軍の大規模な海外派兵は初めてとされ、ウクライナの戦局にも影響を与える可能性がある。
派兵されたのは、軍特殊作戦部隊である
「第11軍団」
所属の将兵で、近く第2陣の兵員輸送も行われる見通し。
第11軍団は
「暴風軍団」
との異名を持つ最精鋭部隊。
最終的に4個旅団計約1万2000人規模の兵力がウクライナの戦場に投入されると予想されている。
北朝鮮が日米韓への敵対姿勢を強める中、軍の特殊部隊が戦場で実戦経験を積むことになれば、日韓の安全保障情勢にも影響を及ぼしかねない。
国情院によると、第1陣は今月2024年10月8日〜13日に北朝鮮北東部の清津(チョンジン)や東部、咸興(ハムフン)付近の地域から露太平洋艦隊の揚陸艦4隻と護衛艦3隻に乗船し、露極東ウラジオストクに移った。
ウラジオストクの他、ウスリスクやハバロフスクなど極東地域の複数の拠点に駐留。
訓練を終え次第、戦地に送られる模様だ。
北朝鮮の兵士らはロシア人兵士を装うため、ロシアの軍服やロシア製武器、シベリア地域の住民を装う偽身分証も受け取ったとされる。

来年日本で地雷国際会議 ウクライナの除去支援
2024/10/18 19:53
https://www.sankei.com/article/20241018-OZWVQFXBP5ONXEFBSXUIO4AOLY/
スイス西部ローザンヌで2024年10月17日、ウクライナの地雷除去に関する国際会議が開かれ、日本から参加した柘植芳文外務副大臣は来年に日本で同会議を開催すると発表した。
会議には60以上の国・国際機関が参加した。
ウクライナのシュミハリ首相は、国土のおよそ4分の1に地雷や不発弾が埋まっている可能性がある状況に触れ
「地雷除去の分野で支援を強めてほしい」
と訴えた。
柘植氏はスイスやウクライナとの共同記者会見で
「人道支援の効果を最大化させる」
と話し、地雷探知機の供与や専門家育成での協力を強化する考えを示した。(共同)

北朝鮮が特殊部隊など1万2千人派兵決定、移動開始 韓国情報機関
2024/10/18 19:26
https://www.sankei.com/article/20241018-I4KDNLXG6NJSFBPACPPKTFGGDU/
韓国の情報機関、国家情報院は2024年10月18日、北朝鮮が最近、ロシアを支援するため、朝鮮人民軍の特殊部隊など4個旅団計約1万2000人規模の兵力をウクライナの戦場へ派兵することを決定したとの情報を明らかにした。
複数の韓国メディアが伝えた。
既に兵力の移動を開始しているとしている。
北朝鮮とロシアは2024年6月に実質的な軍事同盟となる
「包括的戦略パートナーシップ条約」
を締結し、軍事的協力を急速に深めている。

フランス新型自爆ドローン開発 ウクライナへ「数週間内」に供与
2024/10/18 16:54
https://www.sankei.com/article/20241018-FZR2MHE7JZJSTATRUWAXLCFRXE/
フランス政府が、新開発の自爆ドローン(無人機)をウクライナに近く供与すると発表した。
ルコルニュ国防相が2024年10月16日にX(旧ツイッター)で、
「弾薬を乗せて遠隔操縦できる『カミカゼ・ドローン』第1号の試験に成功した」
と書き込み、
「今後、数週間以内」
に仏軍とウクライナに納入されると明かした。
仏紙フィガロによると、この自爆ドローンは45分間自律飛行でき、5キロ先の標的を攻撃できる。
1機当たりの価格は2万ユーロ(約325万円)以下という。
仏国防省は今年2024年3月、自爆ドローン2000機を発注し、このうち100機をウクライナに供与すると表明していた。

ノルウェー、近くF16戦闘機6機をウクライナに供与 欧米、「戦勝計画」に慎重姿勢
2024/10/18 11:26
https://www.sankei.com/article/20241018-PC7XFHL6KRPOVMJEANBJPE4NFA/
ロシアの侵略を受けるウクライナのウメロフ国防相は2024年10月17日、ベルギー・ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)国防相会合でノルウェーのグラム国防相と会談した。
会談後、ウメロフ氏はSNSを通じ、ノルウェーから
「近い将来」
に6機の米国製戦闘機F16がウクライナに供与されると発表した。
ウクライナへのF16供与はこれで、ベルギー、オランダ、デンマーク、ノルウェーの4カ国が表明。
既に少なくとも6機が供与されたとされるが、ウクライナは2024年8月、1機が任務中に墜落したと公表した。
ノルウェーからのF16供与が実現すれば、ウクライナの防空力の向上が見込まれる。
ウクライナメディアによると、F16は2028年までに約80機が同国に供与される予定。
供与は段階的に行われ、2024年今年中に24機、25年末までに40〜50機程度となる見通しだとしている。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、ブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議とNATO国防相会合に出席し、ロシアに対する
「戦勝計画」
を説明した。
計画は、NATOがウクライナの加盟に向けた手続きを即座に開始することや、欧米製の長距離ミサイルによる露国内攻撃の解禁などを含んでいる。
ただ、ロイター通信によると、EUとNATOはウクライナ支援の継続を約束する一方、即座のNATO加盟手続きの開始には慎重姿勢を維持した。
ゼレンスキー氏は
「仮に計画への支持が得られなくとも、ウクライナはロシアの侵略と戦い続ける」
と表明した。
戦勝計画について、ペスコフ露大統領報道官は同日、
「狙いはNATOを紛争に公式に引き込むことであり、ロシアとNATOの直接衝突を招く」
と警告した。

「ウクライナは負ける」とトランプ氏 ゼレンスキー氏は「最も偉大なセールスマン」
2024/10/18 11:24
https://www.sankei.com/article/20241018-TLAV2B7UW5JTDITXSV3CT33IB4/
米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領は17日放送のポッドキャスト番組のインタビューで、ロシアが侵略するウクライナのゼレンスキー大統領について
「戦争を始めるべきではなかった」
「負け戦だ」
と批判した。
ロシアが侵略を始めたことを否定する発言とも受け取れ、民主党候補のハリス副大統領陣営が反発を強めるとみられる。
トランプ氏はロシアのプーチン大統領を指導者として高く評価しており、2021年の離任後にも対話したと報じられている。
侵略を正当化するプーチン氏寄りの姿勢が顕著で、ウクライナを支援する欧州の米同盟国に動揺が広がりそうだ。
ウクライナへの軍事支援に消極的なトランプ氏はゼレンスキー氏について
「最も偉大なセールスマンだ」
「米国に来る度、我々が1000億ドル(約15兆円)を与えている」
と誇張して皮肉る一方
「ウクライナ人を気の毒に思う」
「彼を助けたくないと言っているわけではない」
とも述べた。(共同)

中露を念頭、現状変更に反対 中谷防衛相、NATO会合で連携強化を呼びかけ
2024/10/18 10:04
https://www.sankei.com/article/20241018-FUE3PW4CSZPQ3OS5AGCXDFJ7IQ/
中谷元・防衛相は17日(日本時間同)、北大西洋条約機構(NATO)とインド太平洋地域のパートナー国との国防相会合に初めて出席した。
中国やロシアを念頭に、力による現状変更の試みに反対し、対抗するための連携強化を呼び掛けた。
「厳しい国際情勢だからこそ、基本的価値と戦略的利益を共有する日本とNATOの協力が重要だ」
と述べた。
ロシアのウクライナ侵略を
「国連憲章の原則が踏みにじられた暴挙だ」
と非難。
日本は引き続きウクライナ支援を続けるとして、自衛隊車両を追加提供する考えを示した。
ウクライナのウメロフ国防相との会談でもこうした方針を伝えた。
会合では
「インド太平洋地域でも力や威圧による一方的な現状変更の試みが強化されている」
と述べ、中国軍が2024年10月14日に台湾を包囲する形で実施した軍事演習に言及した。(共同)

NATO国防相会合、ウクライナの加盟で温度差 ゼレンスキー氏の戦勝計画、多難な前途
2024/10/18 9:59
https://www.sankei.com/article/20241018-RVHP6SP63VJIPLKL7CSR6QGYKU/
ブリュッセルで2024年10月18日まで開かれている北大西洋条約機構(NATO)国防相会合は、ロシアに侵略されたウクライナへの
「揺るぎない支援」
が改めて打ち出されたのとは裏腹に、ウクライナのゼレンスキー大統領が2024年10月16日公表の対露戦争計画で求めた
「NATOへの即時無条件加盟への招待」
を巡る加盟国間の温度差が目立ち、前途の多難さを印象付けた。
2024年10月1日に事務総長に就任し、今回初めてNATO会合を主催するルッテ氏は2024年10月17日、
「ウクライナをこれまで以上にNATOに近づける」
と述べるとともに、加盟が実現するまでは、ウクライナの勝利を確実にするため
「あらゆる手立てを講じ続ける」
と強調した。
会合では、初参加のオーストラリアが退役を控えた豪陸軍のM1エーブラムス戦車49両をウクライナに供与すると表明した。
また、加盟国が年間400億ユーロ(6兆5100億円)規模の対ウクライナ軍事支援を続けていくとの目標について、達成されるとの見通しが示された。
一方、ウクライナのNATO加盟を巡っては、エストニアのペブクル国防相やラトビアのスプルーズ国防相が、ゼレンスキー氏の戦勝計画を支持する立場からウクライナのNATO加盟実現を早急に具体化させるべきだと表明した。
ゼレンスキー氏は2024年10月17日、NATO会合に先立ちブリュッセルの欧州連合(EU)首脳会議で演説し、ウクライナのNATO加盟も含めて戦勝計画を今から実行に移せば
「戦争は遅くとも2025年までに終結する」
と主張した。
NATOは2024年7月に米ワシントンで開いた首脳会議で
「ウクライナのNATO加盟は不可逆的だ」
とし、将来のNATO加盟を確約している。
ただし、加盟に向けた実質的な動きは出ていない。
加盟国の間では、NATOの中心国である米国で2024年11月に実施される大統領選の行方を見極めたいとの思惑が強い。
加えて米国とドイツは、現時点でウクライナを加盟させればロシアが反発し、核兵器使用の恐れも含めて戦火が拡大しかねないとの懸念から
「ウクライナの加盟は戦争終結後であるべきだ」
と他の加盟国を説得しているという。
ウクライナが加盟するにしても、他国からの攻撃をNATO全体への攻撃と見なすNATO条約第5条の適用範囲を明確化させるため、ウクライナとロシアとの国境または境界線が明確に確定されていることが加盟の前提となるなど、加盟実現へのハードルは尚高いのが実情だ。

米、攻撃用無人機生産で中国企業に制裁 ウクライナ侵略でロシアが使用
2024/10/18 8:52
https://www.sankei.com/article/20241018-KEX2TZTNYNO5JM5PLNDBZN6L3U/
米財務省は2024年10月17日、ロシアがウクライナ侵略で使用する長距離の攻撃用無人機の生産に関与したとして、中国などに拠点を置く3企業と1個人に制裁を科した。
米国内の資産が凍結される。
ロシアに武器を直接供給する中国企業が制裁対象となるのは初めてとしている。
ミラー国務省報道官は声明で、ロシア企業の協力の下、中国で生産された無人機がウクライナで重要インフラの破壊や多数の負傷者を生み出していると指摘。
「ロシアに対する軍事的支援には引き続き代償を負わせる」
と警告した。
財務省によると、今回制裁対象となった企業は無人機のエンジン生産に加え、今年2024年初めから無人機の部品となる電子機器の輸出にも関わっていた。
米政権高官らは、中国最高指導部がロシアへの軍事産業支援を進めていると非難している。(共同)

北朝鮮部隊1万人派遣準備 ゼレンスキー氏、露との連携に懸念 NATO国防相会合閉幕へ
2024/10/18 7:56
https://www.sankei.com/article/20241018-AKLNYDTKORI65D3SZWD7XFDSI4/
ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)国防相会合は2024年10月18日、ロシアに侵略されたウクライナに対する軍事支援の強化と、ウクライナの将来的なNATO加盟を確認して閉幕する。
2024年10月17日のウクライナ関連会合に出席した同国のゼレンスキー大統領は記者会見で、ウクライナ領内に北朝鮮軍の要員が送り込まれていると指摘し、ウクライナ戦争でのロシアと北朝鮮の連携に強い懸念を示した。
ゼレンスキー氏はウクライナの情報機関が入手した情報として
「北朝鮮がウクライナ領内の露支配地域に戦術要員と将校を送り込んだ」
と述べた。
また、北朝鮮が総勢1万人規模の部隊をロシアとウクライナの露占領地域に派遣する準備を進めているとした。
記者会見に同席したNATOのルッテ事務総長は
「北朝鮮の兵士が(ウクライナでの)戦闘に関与している証拠はない」
と述べる一方で、北朝鮮がロシアにミサイルなどの兵器や機器の供与といった多様な支援を展開しており
「非常に懸念している」
と語った。
ルッテ氏はまた
「中国はロシアの対ウクライナ戦争の決定的な支援者と化した」
と批判。
2024年10月17日の会合に中谷元・防衛相ら日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相が出席したのを踏まえ、NATO加盟国とインド太平洋地域のパートナー諸国が対中国を含めた幅広い分野で連携を深めていくべきだと強調した。
ルッテ氏は4カ国を交えた会合は
「意義深かった」
とし、防衛産業の生産能力強化、偽情報工作を駆使したハイブリッド戦争への対応、サイバー攻撃対策で協力強化を図るとした。
ゼレンスキー氏は日本からの支援に関し
「日本は本当に力強い相棒だ」
「日本がいなければ生き残れなかった」
と謝意を表明した。

<主張>ウクライナへ派兵 北の脅威をもっと論じよ
社説
2024/10/18 5:00
https://www.sankei.com/article/20241018-7IRDVZ74WBLD7KQSOTUO4KCUJA/
ウクライナのゼレンスキー大統領が2024年10月16日、最高会議(国会)の演説で
「ロシアによる侵略に北朝鮮が参戦している」
と明言した。
2024年10月13日の声明でも
「(北朝鮮からロシアへ)もはや武器だけでなく人が派遣されている」
と指摘していた。
複数のウクライナメディアは、ロシア軍が北朝鮮人で作る3000人規模の部隊を編成し、国境地帯に配備したと報じた。
北朝鮮兵1万人がロシアに派遣されたとの報道もある。
北朝鮮は弾道ミサイルや数百万発の砲弾をロシアに輸出し、ウクライナの戦場で使用されている。
ロシアは否定するが、実際に北朝鮮が派兵までしたのであれば、侵略への加担どころか侵略者になったことになる。
事実なら明白な国連憲章違反であり許されない。
北朝鮮は直ちに将兵を自国に戻し、武器弾薬の輸出も停止すべきだ。
北朝鮮軍の派遣について、カービー米大統領補佐官は
「露軍は毎日1000人超が死傷するなど大きな困難に直面している」
「その中で出てきた」
との見方を示し、露朝の軍事協力に懸念を表明した。
懸念されるのはウクライナへの侵略激化だけではない。
2024年6月に露朝が結んだ
「包括的戦略パートナーシップ条約」
には
「一方が戦争状態になれば、遅滞なく軍事的、またはその他の援助を提供する」
とある。
朝鮮半島有事になれば、ロシア軍の参戦の可能性があるということだ。
北朝鮮は韓国との対決姿勢を強めているが、南北の衝突がロシアを含む日本有事へ拡大することもあり得る。
日本にとって他人事ではない。
青木一彦官房副長官は記者会見でウクライナを巡る露朝軍事協力進展について、ウクライナだけでなく日本周辺の安全保障環境に与える影響の観点から
「深刻に憂慮すべきものだ」
と語った。
だが、石破茂首相や与野党からは危機感の表明や露朝両国への批判はほとんどない。
一体どうしたことか。
どの党も候補者も、日本を守る、国民を守る―と連呼する衆院選の最中であるにもかかわらず、この鈍さは理解に苦しむ。
石破首相は外務、防衛両省に北の派兵の詳細をウクライナ政府に確認するよう指示すべきだ。
その上で関係各国に露朝両国への制裁を呼び掛け、日本自身も急ぎ発動すべきである。

ウクライナ軍前総司令官、早期終戦に否定的 欧米が武器供給せず「勝利の機会失った」
2024/10/17 21:49
https://www.sankei.com/article/20241017-NWWI25AG4NPKZMFMBAT4R2NSEQ/
ウクライナ軍前総司令官のザルジニー駐英大使が2024年10月17日、ロンドンで講演し
「ロシアとの長期戦から抜け出すのは、ほぼ不可能に思える」
と述べ、早期の戦闘終結に否定的な見解を示した。
欧米が2023年、ウクライナに必要な武器を供給しなかったため、勝利の機会を失ったとも指摘した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月17日の欧州連合(EU)首脳会議で、対ロシア戦の
「勝利計画」
について演説し、計画に今すぐ着手すれば、2025年中に戦闘終結が可能だと主張した。
ザルジニー氏は軍総司令官だった2023年11月に英誌エコノミストが報じたインタビューで、戦闘が
「膠着状態」
にあると発言。
ゼレンスキー氏が
「膠着ではない」
と否定し、両者間の亀裂が指摘された。
ゼレンスキー氏は2024年2月、ザルジニー氏を解任した。(共同)

米、ウクライナのF16要員養成で若手重視に転換 欧米式訓練に柔軟対応も訓練長期化か
2024/10/17 17:02
https://www.sankei.com/article/20241017-NOBKFZHIQJKIXEQNVC6NXHXDKM/
米紙ウォールストリート・ジャーナルは17日、ウクライナ空軍に供与された米国製F16戦闘機の操縦士養成に関し、米国が若手に重点を置く方針に転換したと伝えた。
訓練のためにウクライナを離れることが可能で必要な英語能力がある経験豊富な操縦士の不足が理由。
若手の場合、訓練に時間がかかり、F16による防空態勢の強化が遅れる可能性もある。
ウクライナでは2024年8月下旬にF16が墜落し、ベテラン操縦士が死亡した。
この操縦士は通常数年かかる訓練を6カ月で終えて前線に投入されたばかりだったことから、米国などは訓練の在り方を協議していた。
同紙によると、若手の方が欧米式の訓練に柔軟に対応できるとの意見もあるが、F16の訓練課程に進む前に英国とフランスの施設で1年間の基礎的な飛行訓練を終える必要がある。
方針転換前から、ウクライナ空軍が20機のF16と操縦士40人で構成する飛行隊を配備するには、早くとも来年2025年春までかかる見通しだったという。(共同)

米ウクライナ首脳、対露戦勝計画を協議 米は長射程攻撃で慎重維持、「北派兵」懸念共有か
2024/10/17 8:19
https://www.sankei.com/article/20241017-JYTHWXWJ5NIEVM42XJ6VJ2FSXU/
バイデン米大統領は2024年10月16日、ロシアの侵略が続くウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、4億2500万ドル(約636億円)の追加軍事支援を表明した。
ゼレンスキー氏は同日、最高会議(議会)演説で公表した対露戦勝計画を巡る最新状況を説明。
同氏が計画の柱とする米国製長射程兵器による露領内攻撃容認について、米側は慎重姿勢を維持したとみられる。
ウクライナ情勢を巡っては、ロシアに弾道ミサイルなどを供給する北朝鮮が部隊をロシアに派遣したと複数の欧米メディアが報道
ゼレンスキー氏は議会演説で北朝鮮が侵略に
「参戦している」
と表明しており、バイデン氏にも懸念を伝えた可能性がある。
米国家安全保障会議(NSC)のサベット報道官は
「ロシアの代わりに戦う北朝鮮兵士に関する報道に憂慮している」
「事実なら、両国の軍事関係の著しい増強を示すことになる」
と述べた。
また、ホワイトハウスは、バイデン氏が2024年10月17〜18日の日程でドイツを訪問、ショルツ首相らとウクライナや中東情勢などを協議すると発表。
2024年11月にはバイデン氏がウクライナ支援国によるオンラインの首脳級会合を主宰するとも明らかにした。
同月2024年11月の米大統領選に向け、現政権のウクライナ支援姿勢を継承する民主党候補ハリス副大統領と、対露交渉による早期停戦を唱える共和党候補トランプ前大統領との接戦が続いている。
一方でイランや北朝鮮、中国がロシアと軍事的連携を強めており、バイデン氏は支援国の首脳らとの協議を通じ、選挙結果にかかわらず、対露戦勝利に必要な支援をウクライナが確保できるよう、危機意識の共有を図るものとみられる。

NATO国防相会議が開幕へ 日韓など4カ国が初参加 ウクライナの「戦勝計画」など協議
2024/10/17 8:18
https://www.sankei.com/article/20241017-4WFOTPTSMRPXHBJIG7FUA4FQRM/
北大西洋条約機構(NATO)の国防相会合が2024年10月17日、ブリュッセルのNATO本部で2日間の日程で始まる。
2024年10月19日からイタリア南部のナポリで開かれる初の先進7カ国(G7)国防相会合と合わせ、ロシアに侵略されたウクライナへの軍事支援の推進を確認する。
2024年10月17日の会合にはウクライナのゼレンスキー大統領も出席する。
NATO会合には中谷元防衛相を含め日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相が初参加する。
NATOのルッテ事務総長は2024年10月16日の記者会見で、日本など4カ国の国防相との協議では防衛産業分野での協力に関して話し合うとしており、増産が急務となっているウクライナ向けの弾薬の供給拡大に向けた連携や、先端技術協力などが議題に上るとみられる。
ルッテ氏は4カ国との協力について
「次の段階として何をするかを描き出すことが重要だ」
と指摘。
日本との関係では
「日本はウクライナとの強い連帯を打ち出している」
「中国の軍備増強についても共通の懸念を抱いている」
と述べた。
ウクライナを巡る討議では、ゼレンスキー氏が2024年10月16日に初公表したロシアに対する
「戦勝計画」
への対応などが主要議題となる。
ルッテ氏は戦勝計画に関し
「ウクライナのNATOへの即時無条件の招待」
などが盛り込まれていることを念頭に
「計画を全面的に支持するとは言えない」
と語り、慎重姿勢を示した。

ウクライナの対ロシア「勝利計画」に慎重姿勢 NATO事務総長 国防相理事会で議題に
2024/10/17 7:37
https://www.sankei.com/article/20241017-FWBDEPL4BZIMJEDZUK32CECGOE/
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月16日、ウクライナのゼレンスキー大統領が公表した対ロシア戦争の
「勝利計画」
について
「私は計画全体を支持しているとは言えない」
と述べ、慎重な姿勢を示した。
ブリュッセルで記者会見した。
勝利計画は、ウクライナのNATO加盟交渉に同国を招待することも要求している。
ルッテ氏は
「深く掘り下げ、その背景を理解しなければならない項目が数多くある」
と指摘。
2024年10月17〜18日に開くNATO国防相理事会で
「間違いなく議題に上る」
と述べた。
加盟国が表明したウクライナ軍事支援が今年前半だけで209億ユーロ(約3兆4千億円)に上るとして、来年も400億ユーロ規模の支援を継続するという目標を達成できるとの見通しを示した。(共同)

防衛産業協力を協議へ NATO、日韓豪NZの国防相と 実務的な関係深める狙い
2024/10/17 7:14
https://www.sankei.com/article/20241017-6NXEMG2KVNIK5I75KRYMQRSMJ4/
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月16日、ブリュッセルで2024年10月17〜18日に開催する国防相理事会に招待した日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相と
「工業生産や技術革新の協力の在り方について協議する」
と明らかにした。
防衛産業分野の協力を進める。
理事会を前に記者会見した。
NATOは2022年から3年連続で4カ国の首脳を招待しているが、国防相理事会に4カ国の国防相を招くのは初めて。
ロシアのウクライナ侵攻を支援する中国に対する懸念を共有するだけでなく、実務的な協力関係を深める狙いがある。
欧州のNATO加盟国はウクライナに対する弾薬などの軍事支援に注力しているが、防衛企業による生産が追い付かず、供給能力不足の克服が課題となっている。(共同)

米、ロシア領長射程攻撃で慎重姿勢を維持 ウクライナ支援の継続を約束
2024/10/17 7:02
https://www.sankei.com/article/20241017-MQKMTR4H5VNN3LEQGWJOG5C544/
ジャンピエール米大統領報道官は2024年10月16日の記者会見で、ウクライナに米国製長射程兵器によるロシア領攻撃を認めるかどうかについて慎重な姿勢を維持した。
バイデン大統領はゼレンスキー大統領と電話会談し、4億2500万ドル(約636億円)の追加軍事支援を表明。
来年2025年1月の任期切れまで支援を続けると約束した。
米政府はバイデン氏が2024年10月17〜18日にドイツを訪れ、ショルツ首相とウクライナや中東の情勢を協議すると正式に発表した。
2024年10月11月にウクライナ防衛支援に関する首脳級会合をオンラインで主催するとも明らかにした。
ゼレンスキー氏は電話会談に先立ち、対ロシア戦争の
「勝利計画」
を初めて公表し、長射程兵器によるロシア領内への攻撃容認も強く求めた。
ジャンピエール氏は
「米国の方針は変わっていないし、今後も変わらない」
と述べた。
米国は使用容認が戦況を好転させるとの見方に否定的で、ロシアを過度に刺激しかねないと懸念している。(共同)

ゼレンスキー氏、対ロシア戦勝計画を初公表 実現なら「来年中にも終戦」と見通し
2024/10/16 23:28
小野田 雄一の写真
https://www.sankei.com/article/20241016-BQW7TIMJYBL67IRQERZPGMOSGE/
ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月16日、同国最高会議(議会)で演説し、ロシアに対する
「戦勝計画」
を公表した。
これまで計画の一部に言及していたが、全体像を明らかにしたのは初めて。
ゼレンスキー氏は、計画を実現して
「ウクライナが今、強くならなければ、ロシアは更に強大化し、外交(による停戦)を永久に放棄するだろう」
と指摘。
一方、計画が実現されれば2025年来年中にも戦争は終結するとの見通しを示した。
ゼレンスキー氏によると、戦勝計画ではウクライナの北大西洋条約機構(NATO)への即時かつ無条件の招待を求めた。
その他、
▽露西部クルスク州の占領地域の維持
▽再侵略を予防するための欧米諸国と協力した戦略的措置
▽経済力強化
▽欧米が供与した長距離ミサイルによるロシア国内への攻撃の解禁
などが盛り込まれている。
NATOへの招待とは、将来的な加盟の確約を事実上求めたものとみられる。
NATO諸国などとの連携を強化することでロシアに侵略継続を断念させ、停戦交渉の場にロシアを引き出したいウクライナの思惑を示した。
戦勝計画の策定は2024年8月下旬にゼレンスキー氏が発表。
これまでに米国や英国、フランス、ドイツ、イタリアに提示し、関与を求めてきた。
ゼレンスキー氏は今月2024年10月17〜18日にベルギー・ブリュッセルで開かれる欧州連合(EU)首脳会議でも計画を説明する。
ただ、ロシアは、停戦にはウクライナがNATO加盟を断念して
「中立化」
することや、ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東・南部4州の領有権を放棄することが不可欠だと主張。
戦勝計画が実現する前にウクライナを降伏に追い込む思惑だとみられる。
NATO諸国の間でもウクライナのNATO加盟には慎重論が根強く、戦勝計画の実現可能性は不透明だ。

独ショルツ首相、ロシアのプーチン大統領と協議も 戦争終結へ「あらゆること模索」
2024/10/16 23:20
https://www.sankei.com/article/20241016-7TV3NHHSMFL7XE7AZ4YB4NJNIA/
ドイツのショルツ首相は16日、連邦議会での演説で、ロシアとウクライナの戦争終結に向け、ロシアのプーチン大統領との話し合いに前向きな姿勢を示した。
一方で
「ウクライナの頭越しや同盟国の合意なしに決定が下されることは決してない」
とも強調した。
ショルツ氏は、ウクライナへの支持は明確だとした上で
「戦争がいつまでも続かないようにするために、あらゆることを模索しなければならない時が来た」
と述べた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月11日、ベルリンでショルツ氏に対ロシア戦争の
「勝利計画」
を説明。
欧米の支援を得て軍事的優位を固めてロシアを交渉の席に着かせ、ウクライナ主導で和平を受け入れさせることが狙いだとされる。(共同)

G7初の国防相会合、伊ナポリで19日開催 ウクライナなど紛争多く安全保障面で連携強化
2024/10/16 18:36
https://www.sankei.com/article/20241016-INA6WJQGFRNJHJMJYIWMUMXWOM/
日米欧の先進7カ国(G7)は19日、初の国防相会合をイタリア南部ナポリで開催する。
議長国イタリアによると、ロシアによるウクライナ侵略などの紛争が相次ぐ中、安全保障面での連携強化が目的。
ウクライナの防衛支援や緊張が高まる中東情勢が主要議題となる。
イタリア政府関係者は
「会合を通じて、防衛分野でのG7の結束を示す」
と強調。
ウクライナ支援で防衛産業の生産能力が不足した経験を踏まえ、産業基盤の強化もテーマになる。
ウクライナは砲弾など物量で優位に立つロシア軍に対して劣勢を強いられている。
ゼレンスキー大統領が2024年10月今月、英独仏伊の4カ国を訪問した際、各国はウクライナの防空や防衛産業などへの支援を表明。
今回の会合でも支援継続のメッセージを発信するとみられる。
中東情勢を巡っては、イスラエル軍がレバノン南部に地上侵攻し、駐留する国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の施設が攻撃を受けた。
G7として対応を議論する。(共同)

ロシア、北朝鮮人部隊を編成か 3000〜1万人規模 ウクライナ複数メディア報道
2024/10/16 8:26
https://www.sankei.com/article/20241016-GRWSIK5GKJKE3AFD2BYQYFH72I/
ロシアの侵略を受けるウクライナの複数メディアは15日、露軍が北朝鮮人で構成する部隊を編成し、ウクライナとの国境地帯に配備していると報じた。
ウクライナ軍の情報当局筋の話だとしている。
事実であれば、露軍の損耗拡大を背景とした動きの可能性がある。
部隊に配属された北朝鮮人18人が逃亡し、露軍が捜索しているとの情報があるとも報じている。
現地紙ウクラインスカヤ・プラウダによると、北朝鮮人で構成された部隊の名称は
「特別ブリヤート大隊」。
推定3000人規模だとした。
部隊名はロシアのアジア系少数民族、ブリヤート人に由来するとみられる。
ウクライナの英字紙キーウ・インディペンデントは15日、北朝鮮からロシアに
「兵士1万人」
が派遣されたと欧米側外交筋が話したと伝えた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は最近、北朝鮮がロシアに兵器を供給するだけでなく、実際の戦闘に人員を関与させていると指摘。
複数の欧米メディアも、北朝鮮がロシアに供給した短距離弾道ミサイルの運用に携わる人員を露軍に派遣している他、
「数千人」
の北朝鮮人が露国内で訓練を受けており、年内にも前線に配備される可能性があると伝えていた。
露朝は今年6月、事実上の軍事同盟となる
「包括的戦略パートナーシップ条約」
に署名するなど、安全保障協力を拡大している。

ウクライナ関係「強力に」 ジェトロ、首都キーウで事務所開所式
2024/10/11 10:57
https://www.sankei.com/article/20241011-DCN75SPATZNWDA4OEZSRY2RW3Y/
日本貿易振興機構(ジェトロ)は10日、ロシアの侵攻が続くウクライナの首都キーウに事務所を設け、中心部のホテルで開所式を実施した。
日本とウクライナの企業関係者ら約280人が出席。
柴田哲男所長は
「両国のより強力な結び付きの始まりとなる」
と挨拶した。
ウクライナ進出を検討中の日系企業10社も参加。
新しい有機肥料の開発に取り組むスタートアップ企業WAKU(岡山県高梁市)の代表取締役CEO姫野亮佑さんは、ウクライナの農業生産法人と実証実験を進めたい考え。
戦闘が続く中でも
「他の企業が入ってくる前に、できるだけ早く進出したい」
と意気込みを語った。
ウクライナの電力会社の男性社員は
「経済は全ての土台」
「発展するほど勝利に近づける」
と日本の支援に謝意を示した。(共同)

露軍、ウクライナ港湾インフラに3カ月で60回攻撃 副首相「食料危機を引き起こす」と非難
2024/10/11 10:50
https://www.sankei.com/article/20241011-VHYYJBTN6ZKYRC7IKTYSPVSSGM/
ウクライナのクレバ副首相は10日、ロシア軍が直近の3カ月で、ウクライナの港湾インフラを約60回攻撃したと明らかにした。
農業大国ウクライナは黒海を通じた穀物輸出を継続しており、クレバ氏は
「ウクライナの輸出能力を破壊するのが狙いだ」
「食料危機を引き起こす挑発だ」
と非難した。
一連の攻撃で約300の港湾施設、車両177台、船舶22隻が破壊されたという。
港湾作業員や船員ら79人が負傷した。
クレバ氏によると、ウクライナは現在40カ国以上に穀物を輸出している。
輸出先には中国、インドネシア、ベトナムといったアジア諸国のほか、エジプト、リビア、チュニジア、アルジェリア、トルコ、オランダ、スペインが含まれる。(共同)

ロシアでアフリカ女性ら200人が無人機製造か 虚偽広告で渡航 監視下で従事
2024/10/11 10:30
https://www.sankei.com/article/20241011-HOOZHSP2HJKR5ACPO74MYM3SNI/
AP通信は10日、無料航空券や接客業などの仕事を約束するソーシャルメディアの広告を見てロシアに渡航したアフリカ出身の女性ら約200人が、ウクライナ侵攻で多用される無人機の製造に従事させられていると、当事者の話を引用して報じた。
APによると、女性はウガンダやルワンダ、ケニアなどアフリカ諸国やスリランカの出身で年齢は18〜22歳。
ロシア中部タタルスタン共和国アラブガの経済特区にある工場で、イラン製の無人機
「シャヘド」
の組み立てに1日12時間従事させられているとした。
ロシア人や中央アジア諸国の学生も働いているという。
女性らは職場や寮で常に監視下に置かれ、約束された賃金も支払われていないと訴えている。
国際人権団体
「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」
によると、ロシアは侵攻継続のため、仕事の内容を十分に説明せず、アフリカやインドから労働者を募集している。(共同)

ゼレンスキー氏が英仏首脳と会談 トランプ氏当選を視野に「勝利計画」への支持取り付けへ
2024/10/11 8:58
https://www.sankei.com/article/20241011-DMYT6OAAQ5JKDDYURBLTJ5ES4Q/
ロシアに侵略されたウクライナのゼレンスキー大統領は10日、欧州歴訪を開始し、英国とフランスでスターマー英首相、マクロン仏大統領とそれぞれ会談した。
ゼレンスキー氏は歴訪を通じ、各国から軍事支援強化の確約と、戦争終結に向けてウクライナが策定した
「勝利計画」
への支持を取り付けたい考えだ。
英メディアなどによると、ゼレンスキー氏はスターマー氏との会談で、戦勝計画の説明に加え、英国がウクライナに供与した巡航ミサイル
「ストームシャドー」
などの長距離攻撃兵器について露領内に対する使用制限を撤廃するよう改めて要請した。
1日に就任した北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長も会談に同席した。
ルッテ氏が就任後、NATO加盟国を訪れるのは初めて。
ルッテ氏は会談後、記者団に
「ウクライナを支援することは、NATO加盟各国にとって死活的に重要だ」
と訴えた。
戦況については、ロシア軍がウクライナ東部で徐々に前進しており、情勢は
「厳しい」
との認識を示した。
ウクライナによるロシアへの越境攻撃は
「合法的行動だ」
と明言しつつ、長距離兵器の使用制限の緩和の判断は
「供与国次第だ」
と述べるにとどめた。
ゼレンスキー氏は英仏に続いてイタリアとドイツも訪問。
11日のショルツ独首相との会談ではドイツが主導する弾薬の増産などが議題となる見通しだ。
ゼレンスキー氏としては投開票まで1カ月を切った米大統領選でウクライナ支援に懐疑的な共和党のトランプ前大統領が当選した場合を想定し、米欧の主要国との間でウクライナ支援の継続と、ロシアに侵略の利得を与えない形での戦争の終結に向けた合意を固めておきたい思惑がある。
トランプ氏は先月27日にニューヨークでゼレンスキー氏と会談した際、
「戦争は終わらせるべきだ」
「私なら直ちに終結させられる」
と戦いの幕引きに前のめりな姿勢を鮮明にしていた。
これに危機感を強めたゼレンスキー氏が今回の歴訪で改めて支持固めに走ったとみられる。
ただ、バイデン米大統領も含め12日にドイツで予定された米英独仏首脳とゼレンスキー氏との会談は、バイデン氏が米南部を襲ったハリケーンの対応のため出席できないとして見送られ、ゼレンスキー氏としては目算が外れた恰好だ。

「領土放棄してNATO加盟」形式の停戦案報道、ゼレンスキー氏が否定
2024/10/11 8:34
https://www.sankei.com/article/20241011-NMFXYW6N3ZMV3KM6YGTNFODFHM/
ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は10日、被占領地域の実効支配をロシアに認めるのと引き換えにウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟して安全を確保するという形での停戦案が検討されているという一部メディアの報道について、
「停戦に関する如何なる議論も行われていない」
と否定した。
パリで同日行われたフランスのマクロン大統領との会談後の記者会見での発言としてウクライナメディアが伝えた。
欧州歴訪中のゼレンスキー氏は
「私が停戦を協議するために支援国を訪問していると一部メディアが報じているが、事実ではない」
とも述べた。
ゼレンスキー氏はマクロン氏との会談で、ロシアに対する
「戦勝計画」
を説明し、支援を改めて要請した。
ゼレンスキー氏は同日、訪仏に先立ち英国も訪問。スターマー英首相に戦勝計画を説明した他、NATO加盟を望むウクライナの立場を改めて伝達した。
英紙フィナンシャル・タイムズなど一部メディアは最近、ウクライナや欧米当局者の間で、ウクライナが被占領地域を事実上放棄するのと引き換えに、NATOがウクライナの安全を保証するという形での停戦案が浮上していると報じていた。
ただ、ウクライナは報道を否定。
ロシアも停戦にはウクライナの
「中立化」
が必要だとし、NATO加盟は容認できないとの立場を示している。
一方、ウクライナの有力軍事メディア「ディープステート」は10日、露軍がウクライナ東部ドネツク州の集落3カ所とルガンスク州の集落1カ所を新たに制圧したと伝えた。

ウクライナ最高会議、戦費調達の増税法案可決 財源確保が課題
2024/10/10 21:06
https://www.sankei.com/article/20241010-D2GLGNSM7BMVJEZ4ZWW4CVUHLA/
ウクライナ最高会議(議会)は10日、戦費調達のための増税法案を賛成多数で可決した。
発効にはゼレンスキー大統領の署名が必要となる。
ウクライナメディアなどが伝えた。
ロシアが2022年2月にウクライナに全面侵攻を始めて以降、ウクライナの国防予算は急増し、ゼレンスキー政権は財源の確保を迫られている。(共同)

露南部にドローン攻撃 ウクライナ、「燃料施設を破壊」と発表
2024/10/10 19:50
https://www.sankei.com/article/20241010-M54NUCMUPBOH7EWAKUTWJ3PT5A/
ロシア南部アディゲ共和国のクムピロフ首長は10日、同共和国の都市マイコープ郊外にドローン(無人機)攻撃があり、住民の避難を実施しているとSNSで発表した。
死傷者はないとした。
ウクライナ軍高官のコバレンコ氏は同日、マイコープ近郊の軍用飛行場の燃料貯蔵施設を破壊したとSNSで発表。
飛行場で爆発が起きた様子を撮影したとする動画も投稿した。
ウクライナ軍は最近、露軍の燃料貯蔵施設や弾薬庫への攻撃を激化。露軍の継戦能力を低下させるための作戦だとしている。

プーチン露大統領、「露朝戦略条約」法案を国会提出 北朝鮮と事実上の同盟締結へ
2024/10/15 8:23
https://www.sankei.com/article/20241015-HTQPRFXU7VNN3LOMIIC3BP4KUM/
ロシアのプーチン大統領は14日、北朝鮮と安全保障協力の拡大などを定める
「包括的戦略パートナーシップ条約」
を批准する法案を露下院に提出した。
条約は、どちらか一方の国が武力攻撃を受ける恐れが生じた場合に即座に協議を行うことや、実際に武力攻撃を受けた場合に相互が軍事支援を行うことなどを規定。
一方が他方に不利益を与える協定などを第三国と結ばないことも定めている。
ロシアは北朝鮮と事実上の軍事同盟を結ぶ形。
ウクライナ侵略で欧米諸国と決定的に対立したロシアは、核兵器開発や人権問題などを巡って同じく欧米と敵対する北朝鮮と関係を深め、欧米に対抗する思惑を改めて鮮明にした。
露朝の関係強化は、両国の軍事的威圧と対峙する日本にとっても脅威となる。
法案は今後、露下院と上院で可決された後、プーチン氏の署名により成立する見通し。
米国やウクライナによると、ロシアは北朝鮮から調達した弾道ミサイルや砲弾をウクライナの戦場で使用。
ロシアは見返りにロケットエンジン技術などを北朝鮮に提供していると観測されている。
露朝間の包括的戦略パートナーシップ条約は、6月に24年ぶりに訪朝したプーチン氏が、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記とともに署名していた。

http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/588.html#c4

[政治・選挙・NHK295] 選挙支援をアテにできない自民“カルト議員”は壊滅状態…萩生田帝国の崩壊も秒読み(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
31. 秘密のアッコちゃん[812] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月26日 16:24:43 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[377]
<■417行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
日本保守党、首相官邸前で演説 有本香氏「しがらみ、利権政治に絶対に負けない」衆院選情勢調査、複数議席獲得との予測も
2024.10/26 14:17
https://www.zakzak.co.jp/article/20241026-VRV2X7JR5BNFXCA3NARHHYVU6Y/
衆院選に政治団体
「日本保守党」
から比例東京ブロックで出馬したジャーナリストで同党事務総長の有本香氏(62)らが2024年10月25日、東京・永田町の首相官邸前で街頭演説を行った。
有本氏は政策の違いを訴え、自民党の石破茂首相(総裁)に対峙する姿勢をみせた。
「石破総理、私たちはあなたの発言には何1つ納得しておりません」
「しかし、考えを変えて、私たちと同じように本当に日本を強く、豊かに強くする政策に舵を切るというのであればもちろん協力します」
「でも、恐らくそれはなさらないでしょう」
有本氏は、官邸の方向を向きながら話した。
減税や製造業の国内回帰による経済成長、入国管理の厳格化などの政策を訴え、
「国民の豊かさ、日本国の国益、国民の安全、生命、財産を守ること、領土・領海・領空を守ること、そして日本の産業を輝かしく、再び日本を世界でナンバーワンの国にする、そのために私たちは一心に働きます」
「私たちは決してあなたたちのように何かのしがらみや利権、そういうものに捉われている政治に絶対に負けない」
と自民党との違いを強調した。
演説を聞いていた男性(54)は
「この時期にこの場所で訴えるのは有本さんらしい」
と語る。
各種情勢調査では、日本保守党が複数議席を獲得するとの予測もある。
ただ、有本氏は
「分からない。そんな実感は全くない」
と話した。

愛知1区で保守河村氏が先行 静岡1区は自民上川氏リード 三重2区は自民立民の競り合い
衆院選2024 終盤情勢 東海
2024/10/24 17:10
https://www.sankei.com/article/20241024-OHOAWE4LFFIPXPW2Y3RKQRUKWM/?outputType=theme_election2024
愛知
1区は政治団体「日本保守党」の河村が大きく先行し、立民吉田と自民熊田が追う。
2区は国民古川が盤石な態勢で自民中川らを引き離す。
3区も立民近藤が大きくリードし、自民水野らが追う展開。
4区は立民牧がリードする。
5区も立民西川が大きく先行。
6区は自民丹羽が独走状態に入っている。
7区は国民日野が自民鈴木に先行している。
8区は立民伴野が復興相の自民伊藤をリード。
9区は先行する立民岡本を自民長坂が追う。
10区は立民藤原がわずかに先行。
11区は国民丹野と自民八木が激しく競る。無党派層の支持獲得が鍵となりそうだ。
12区は立民重徳が自民青山を大きくリード。
13区も立民大西が抜けている。
14区は自民今枝、15区は自民根本がそれぞれ大きくリード。
16区は先行する立民松田を国民福田、公明犬飼が追う。

2024年秋・衆院選
日本保守党・百田尚樹代表勇説600キロ 「5議席以上」の予測もあるが「どうなるか分からない…残り時間を一生懸命やるだけ」
2024.10/24 11:41
https://www.zakzak.co.jp/article/20241024-4RG3LLPNRVNX7JM3N6ZOY2X3KA/
衆院選(2024年10月27日投開票)の各社情勢調査で、初の議席獲得の見通しが出ているのが、政治団体
「日本保守党」
だ。
国政政党の要件を満たす
「5議席以上」
との予測もある。
代表で作家の百田尚樹氏(68)は23日、大阪市内などを回って支持を訴えた。
2024年10月21日には選挙戦で初の首都圏入りするなど注目される百田氏の応援行脚約600キロに密着した。 

「今回、国政政党として近畿から最低でも1人、国会議員に送り込みたい」
百田氏は2024年10月23日午後、梅田駅近くの商業施設前で声を張り上げた。
最重点項目として経済政策を掲げ、
「経済が弱くなると国力が弱くなる」
「生活もダメになる」
「経済的な侵略さえ起こる」
「一丁目一番地は経済、そして安全保障で他国の侵略を受けないような強い国にすることだ」
と訴えた。
演説を聞いた大阪市内の公務員の女性(46)は
「減税や庶民目線、拉致問題など全てに共感している」
「やってくれそうだ」
「安倍晋三元首相が亡くなってから自民党は崩れている」
と話す。
同党の比例近畿ブロックでは国際政治学者で福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(67)が名簿順1位、百田氏は3位に名を連ねる。
百田氏は
「拉致問題は経済力、安全保障と同じぐらい重要な問題と位置付けている」
とし、島田氏を
「約700人の国会議員の中で最も拉致問題に詳しい、北朝鮮が最も恐れる男の1人だ」
と紹介した。
支援組織「救う会」副会長も務めた(出馬に伴い退任)島田氏は
「国会が拉致問題を中心とする北朝鮮問題でおかしな方向に行かないよう楔を打ち込んで主導してゆく」と話した。
■2024年10月21日は大宮、横浜へ
百田氏は2024年10月21日には選挙戦で初めて首都圏に乗り込んだ。
さいたま市のJR大宮駅西口では、比例北関東から出馬した伊藤純子元群馬県伊勢崎市議(55)らと街頭に立ち、
「オイルショックまで日本の好景気が続いた」
「毎年10%ぐらいの経済成長率だった」
「日本はこれぐらいの底力がある」
「これを抑えているのが今の自民党だ」
「日本の国益よりも中国の国益を重んじる政治家もたくさんいる」
と声を張り上げた。
続いて横浜市に入り、JR桜木町駅前で比例南関東の小坂英二元東京都荒川区議(51)の応援に立った。
小坂氏は
「党員以外にも興味を持ってくれる人もいる」
「『自民党も立憲民主党も言わない問題を提起しており、期待している』との声は街頭演説のたびに増えている」
と手応えを語る。

日本保守党が複数議席獲得の可能性 衆院愛知1区は河村氏リード、産経・FNN終盤調査
世論調査
2024/10/21 17:44
https://www.sankei.com/article/20241021-XUVAOZ7J35EQHPQ5LPZTHY476A/?outputType=theme_election2024
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した衆院選の終盤情勢調査で、愛知1区は政治団体
「日本保守党」
共同代表の元職、河村たかし前名古屋市長が立憲民主党の前職、吉田統彦氏、自民党の前職、熊田裕通氏らをリードしている。
日本保守党は比例代表でも複数が当選する可能性が出ている。
いずれも実現すれば、昨年2023年10月の設立以来、衆参通じて初の議席獲得となる。
河村氏は平成5年衆院選で初当選し、2021年からは名古屋市長を4期連続で務めた。
今回は同党の公認候補として衆院選へのくら替え出馬を決めた。
▽愛知1区(4人、敬称略)
山本耕一(47)☆元高校教諭 日本維新の会新人
河村たかし(75) 前名古屋市長 諸派元職
熊田裕通(60)☆元総務副大臣 自民党前職
吉田統彦(49)☆元消費者問題特別委員会理事 立憲民主党前職
(届け出順、☆は比例と重複)

衆院選終盤情勢、与党過半数割れも 立民は大幅増 日本保守党が政党要件満たす可能性
世論調査
2024/10/21 16:12
https://www.sankei.com/article/20241021-PQB5OO7ILVMXZKFLNCJZYCDVBA/?outputType=theme_election2024
産経新聞社は2024年10月21日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した衆院選情勢調査(2024年10月19、20両日実施)に取材を加味し、2024年10月27日の投開票に向けた終盤情勢をまとめた。
自民党は大きく議席を減らす見通しで、連立政権を組む公明党と合わせても過半数(233議席)を割り込む可能性がある。
一方、立憲民主党は公示前に比べ大幅に議席を積み増す勢いだ。
衆院選は、全国289小選挙区と11ブロックの比例代表の計465議席を争う。
自民は、公示前の256議席から60議席程度減少する可能性があり、与党全体でも公示前の288議席から70議席程度落ち込みそうだ。
一方、公示前に98議席だった立民は50議席程度を増やし、7議席だった国民民主党は15議席程度を積み増すと見込まれる。
10議席だった共産は数議席を増やす可能性がある。
日本維新の会は、公示前の43議席を維持するのは困難な情勢だ。
小規模の党派が躍進する傾向がみられ、れいわ新選組(公示前3)が数議席を増やすと予想される他、政治団体
「日本保守党」
が公職選挙法上の
「所属国会議員5人以上」
の政党要件を満たす可能性がある。

ユーチューブでも見られる衆院選の政見放送、再生回数トップは日本保守党 自民、立民は…
2024/10/21 12:34
https://www.sankei.com/article/20241021-4IZCAZ5YBNGOVDO7Y5EILYPY7Y/?outputType=theme_election2024
2024年10月27日投開票の衆院選・比例代表の政見放送について、ユーチューブ上で政治情報などを配信している個人アカウントが各党の放送を掲載したところ、日本保守党が再生回数約44万回でトップとなっている。
自民党は約9千回、立憲民主党は約3500回となっている。
このアカウントは、官房長官の定例記者会見などを掲載している「Ripbanwinkle」。
今回、各党の政見放送を収集し、2024年10月17〜19日に順次掲載したところ、2024年10月21日正午時点で日本保守党が再生回数約44万回でトップ。
参政党の約7万9千回、国民民主党の約1万回が続いている。
政見放送は近年、テレビやラジオだけでなくユーチューブ上でも見られるようになっている。
総務省によると、政見放送をインターネット上に掲載することについて公職選挙法上に特段の規定はなく、各党や団体、個人などが個別に掲載している状況という。
■各党の政見放送の再生回数(比例代表)
日本保守党(19日掲載)44万563回
参政党(18日掲載)7万8730回
国民民主党(17日掲載)1万256回
自民党(17日掲載)9182回
社民党(19日掲載)5769回
立憲民主党(17日掲載)3534回
れいわ新選組(19日掲載)2035回
日本維新の会(17日掲載)975回
共産党(19日掲載)569回
公明党(19日掲載)396回
(ユーチューブアカウント「Ripbanwinkle」での再生回数、21日正午時点)

【衆院選2024】日本保守党 政見放送(比例代表)
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%E6%94%BF%E8%A6%8B%E6%94%BE%E9%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9ARipbanwinkle&mid=44486B54B038705694E144486B54B038705694E1&ajaxhist=0

日本保守党 政見放送
2024/10/20
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44232914

日本保守党
https://hoshuto.jp/

自民党、過半数割れの可能性 立憲民主党、公示前より議席上積み 日本保守党、複数議席獲得へ 報道各社、衆院選序盤情勢調査
2024.10/17 11:31
https://www.zakzak.co.jp/article/20241017-WLKH5R2JLFMA3JBPQ2QASGGTBA/
第50回衆院選(27日投開票)について、報道各社の序盤情勢調査が出揃ってきた。
自民党は石破茂首相(総裁)の
「変節」
や、派閥裏金事件などが響き、定数465議席の過半数(233)に届かない可能性が出てきた。
単独過半数割れとなれば、2009年以来となる。
立憲民主党は公示前の98議席から議席を増やし、ベストセラー作家の百田尚樹氏が立ち上げた政治団体
「日本保守党」
は複数議席を獲得しそうだ。
共同通信によると、全289選挙区のうち、自民党(公示前256)がリードしているのは140程度で、接戦区が多い。
比例代表で前回選挙(20年)の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
公明党は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
自民党との連立与党では過半数を維持する見込み。
立憲民主党は公示前の98議席を超える公算が大きい。
日本維新の会は大阪の小選挙区は堅調だが、比例の支持の広がりに欠け、公示前の43議席に手が届かない可能性がある。
共産党は公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民党は小選挙区の1議席死守が課題。
参政党は支持浸透が見られない。

与党過半数巡り攻防 不記載響き自民低調、立民勢い 衆院選序盤情勢
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-AEBKGSGRPZMN7EBF43MGFUUFOI/?outputType=theme_election2024
27日投開票の第50回衆院選について共同通信社は15、16両日、全国の有権者15万6千人を対象に電話調査を実施し、取材を加味して公示直後の序盤情勢を探った。
自民党は派閥パーティー収入不記載事件が響き低調。
公明党も伸び悩む。
立憲民主党は議席増へ勢いを見せる。
定数465議席の過半数(233)を巡り、与野党の攻防が続いている。
小選挙区では投票先未定が3割近くおり、今後、情勢は変わる可能性がある。
全289選挙区のうち、自民(公示前勢力256)がリードしているのは140程度にとどまり、接戦区が多い。
比例代表で令和3年前回選の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
単独過半数を維持できるかどうか予断を許さない。
不記載事件に関係し、公認されなかった候補の大半は厳しい戦い。
重複立候補が認められなかった候補も半数近くが先行されている。
立民は公示前の98議席(比例含む)を超える公算が大きい。
無党派層でも支持が拡大しつつある。
前回選で39だった比例議席も増やしそうだ。
日本維新の会は地盤の大阪府の小選挙区で堅調。
だが全国的に比例の支持の広がりがいまひとつで、公示前の43議席に手が届かない可能性もある。
公明は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
維新と争う大阪府の4小選挙区で苦戦が目立つ。
埼玉14区に出馬した石井啓一代表も激戦。
比例も伸びを欠いており、小選挙区と合わせた公示前の32議席を堅持できるか微妙だ。
共産党は小選挙区1議席を維持しそうだ。
比例次第で、公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。
国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。
れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民は小選挙区の1議席死守へ全力を挙げる。
参政党は支持浸透が見られない。
政治団体
「日本保守党」
は複数議席を得る可能性がある。

日本保守党、初の全国的な国政選挙 有本香氏「選択肢増やす」
毎日新聞
2024/10/15 13:45(最終更新 10/15 13:45)
https://mainichi.jp/articles/20241015/k00/00m/010/079000c
政治団体
「日本保守党」
は15日午前11時頃、JR新橋駅(東京都港区)前で第一声を上げた。
2023年9月の発足以来、初の全国的な国政選挙となり、「SL広場」には数百人の聴衆が集まった。
作家の百田尚樹代表や有本香事務総長らが壇上に立ち、有本氏は
「中国資本がどんどん日本の土地を買収している問題に真面目に取り組む党派は国会にない」
「国民の選択肢を増やしましょう」
などと訴えた。

「日本は世界最高の国だ」 日本保守党・百田尚樹代表が第一声 つなぎ弁士で歴史の講義も
2024/10/15 12:44
https://www.sankei.com/article/20241015-6C7DQDZ355F2ZBYMGF632X7UUE/?outputType=theme_election2024
政治団体
「日本保守党」
の百田尚樹代表は15日午前、衆院選(27日投開票)の公示を受け、東京・JR新橋駅前で第一声をあげた。
「日本は、日本人はもっと幸福になるべきだ」
「日本は世界最高の国だ」
と声を張り上げ、約600人の聴衆が日の丸などを手に拍手を送った。
同党の有本香事務総長は
「北朝鮮による拉致問題や外国資本による不動産買収など真面目にやっている政党はない」
「新しい選択肢を増やしましょう」
と支持を訴えた。
百田氏は党のシンボルカラーである青のジャンパーを着込んで登場。
比例代表の届け出が開始から遅れるハプニングもあり、百田氏は受理の一報が入るまで、聖徳太子や元寇など日本史について語って
「つなぎ弁士」
を務める一幕もあった。
午前10時55分ごろに始まった衆院選の選挙演説で、百田氏は
「我々と一緒にもっともっと幸せになりましょう」
と気勢を上げた。
日本保守党は昨年10月の結党以降、今年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
小選挙区に4人(いずれも愛知)、比例代表に百田氏や有本氏ら26人を擁立した。

橋下氏 自民分裂→高市早苗氏と「日本保守党」合流が「日本にとって最善策」 立憲も割れて石破首相と野田代表で第2グループと
デイリースポーツ によるストーリー • 9 時間
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E6%B0%8F-%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%88%86%E8%A3%82-%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%8B%97%E6%B0%8F%E3%81%A8-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9A-%E5%90%88%E6%B5%81%E3%81%8C-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%9C%80%E5%96%84%E7%AD%96-%E7%AB%8B%E6%86%B2%E3%82%82%E5%89%B2%E3%82%8C%E3%81%A6%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%A8%E9%87%8E%E7%94%B0%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%A7%E7%AC%AC%EF%BC%92%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%A8/ar-AA1s5QuR?ocid=BingNewsVerp
橋下徹弁護士が11日付でX投稿。
政治団体
「日本保守党」
の公認で衆院選愛知1区に立候補するため名古屋市長を辞職する河村たかし氏が、自民・高市早苗氏との合流について語ったとする記事を取り上げ、
「これが日本の政治にとっての最善策」
と投稿した。
橋下氏は、中央政界を
「3つのグループに再編すればスッキリする」
とし
「自民党が割れて高市さんグループと日本保守党が合流」
とした。
更に別投稿で
「立憲も割れて野田さんグループと石破さんグループが合流」
「立憲のいわゆる左派は共産党と合流」
とグループ分けし、
「この3つのグループに整理されると有権者は選択しやすくなる」
「維新、国民なども割れて3つのグループに別れていけばいい」
と記した。

衆院選出馬の河村・名古屋市長の辞職、議会「職務放棄」と不同意 15日自動失職へ
2024/10/11 12:21
https://www.sankei.com/article/20241011-TP3CKYC2TJJLXLEB2UMB6DYFBE/?outputType=theme_election2024
名古屋市議会は11日の本会議で、衆院選出馬を表明した河村たかし市長(75)の辞職の申し出を自民、公明両党会派などの反対多数で不同意とした。
公示日の15日に立候補を届け出た時点で自動失職する。
本会議で、自民市議は
「多くの重要案件が積み残されている」
「任期が残ったまま、やりきったとする振る舞いは職務放棄だ」
と批判した。
地方自治法は、市町村長は退職の20日前までに議会に申し出るよう規定。
議会の同意があれば、それより前に退職できると定めている。
河村氏は散会後
「不同意は残念」
と述べた。
自身が代表を務める地域政党「減税日本」の一部議員も本会議で反対した。
河村氏は9日、市議会に辞表を提出。
市選管によると、市長選は11月中に投開票される見通しという。

河村たかし氏、衆院選「台風の目」可能性「75歳まで来ると有権者の心を信じるに尽きる」
2024/10/1 23:20
https://www.sankei.com/article/20241001-6WLNPES2ZBNRPGZWSGU44D6AI4/
選挙巧者で
「総理を狙う男」
を自称する名古屋市の河村たかし市長が1日、衆院選愛知1区への出馬を表明した。
出馬記者会見で勝算を問われた河村氏は
「75歳まで来ると、有権者の心を信じてやるに尽きる」
「皆さんのためにやってきた」
「必ず分かってくれる」。
国政復帰への意欲を示し続けてきたが、年齢のために今回がラストチャンスとの声も出ている。
河村氏の存在は、衆院選で
「台風の目」
となる可能性を秘める。
2023年4月の市議選では、減税日本の党勢低迷が指摘されながら、自らが前面に出た選挙戦を展開した結果、改選前より議席を増やした。
2023年10月から
「日本保守党」
の共同代表に就任。
名古屋市などの選挙区で候補を擁立すれば、保守層から一定の支持を得られる可能性がある。
地元市議は、自民党総裁選で石破茂新首相が、保守層に人気の高市早苗氏を破ったことで
「自民候補から保守票が逃げる可能性がある」
「自身の年齢も考えれば、最後のチャンスだったのだろう」
と推察する。

名古屋市の河村たかし市長、愛知1区から衆院選出馬へ「総理を狙う男、アゲインという感じ」
2024/10/1 9:27
https://www.sankei.com/article/20241001-3OISJHHS3RLWXM7WY6B2I3OMOA/
名古屋市の河村たかし市長は1日、27日投開票の衆院選に愛知1区から出馬する意向を明らかにした。
記者団の取材に答えた。
河村市長は4期目で市長を退く考えを示していたことを踏まえ、
「4年前、これで最後と言ったので公約を守る」
「総理を狙う男、アゲインという感じだ」
と述べた。

日本保守党が30人擁立、衆院選の秘策=@百田氏の比例3位と小選挙区で愛知注力のワケ 有本香氏は東京1位、島田洋一氏は近畿1位
2024.10/9 11:45
https://www.zakzak.co.jp/article/20241009-5HXGCNPV7VJBVEITHJ2WM3R3AA/
政治団体
「日本保守党」
は8日、次期衆院選で擁立を見込む30人の候補予定者を発表し、党代表で作家の百田尚樹氏(68)と、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)も比例代表で出馬すると明らかにした。
百田氏は衆院選を
「国政政党になれるチャンス」
と位置付け、
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦っていきたい」
と意気込みを見せた。
比例の東京ブロックでは、名簿1位に有本氏、2位に梅原克彦元仙台市長(70)ら4人を擁立する。
近畿ブロックでは福井県立大学の島田洋一名誉教授(66)が1位、百田氏は3位で出馬を予定する。
百田氏は
「誰が一番国会議員になるに相応しい人材であるかを一番優先して考えた」
と説明した。
小選挙区は、愛知で共同代表の河村たかし名古屋市長(75)ら4人を擁立する。
有本氏は
「局地戦で一発勝負なので、強みのある所に絞るのが戦略だ」
と語る。
公約について有本氏は
「国会の中にない選択肢、政策を掲げていく」
と強調、党の重点政策では消費税などの減税や再エネ賦課金の廃止、入管難民法の改正と運用の厳正化などを掲げている。
政治家の世襲については
「どこの政党と言わないが、スッと息子さんに継いでしまうのは国民の納得感がない」
「近い親族が出る場合、選挙区を変更するなど何らかの原則をもって、家業のように引き継ぐのをやめていくべきではないか」
と指摘した。
「政治とカネ」
問題では、政党交付金の引き下げを主張するなど、既存政党に有利な制度の見直しにも言及した。

百田尚樹代表、有本香事務総長ら比例26人 選挙区は4人 日本保守党が候補者名簿を発表
2024/10/8 16:05
https://www.sankei.com/article/20241008-5K2ZQKCTWNC5XGHR2OFQDWYNL4/
日本保守党は8日、衆院選(15日公示、27日投開票予定)に向け、選挙区4人と比例代表26人の候補予定者名簿を発表した。
選挙区の愛知1区には河村たかし・名古屋市長、比例代表には百田尚樹代表、有本香事務総長、国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏らを擁立する。
名簿は以下の通り。
【選挙区】
河村たかし(愛知1区)、大橋とおる(愛知3区)、麻生ちさ(愛知4区)、田中克和(愛知5区)
【比例代表】
北海道ブロック=小野寺まさる、堀田真作
北関東ブロック=伊藤純子、野寺直美、芦沢進、宮入良明
東京ブロック=有本香、梅原克彦、阿部力也、小柳岳志
南関東ブロック=小坂英二、大河内元喜、森健太郎、渡辺紀明、服部徹
東海ブロック=竹上ゆうこ、中川健一、織田敏之、中村憲一、青木崇佳
近畿ブロック=島田洋一、佐々木みのり、百田尚樹、豆谷和男、竹内唯裕、残る1人は通称調整中のため非公表

日本保守党が衆院選で会見 百田、有本両氏ら30人擁立 「『移民』政策見直しを」
2024/10/8 14:45
https://www.sankei.com/article/20241008-KS5HD7W5MVHK7NWTBBK5GRBWEI/
政治団体
「日本保守党」
は8日、衆院選(15日告示、27日投開票予定)について、東京都内で記者会見した。
愛知1区に出馬する共同代表の河村たかし名古屋市長ら4人を選挙区に、比例代表には国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏ら26人、計30人を擁立する方針を明らかにした。
2023年10月に結党して以降、2024年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
百田尚樹代表は比例近畿ブロック、有本香事務総長は比例東京ブロックにそれぞれ擁立する。
公約については、
「スパイ防止法の制定」
「消費税減税」
「共同親権制度の導入」
など結党時に発表した重点政策項目を踏襲。
表現などは練り上げるという。
有本氏は会見で、衆院選について
「願わくば国政政党になりたい」
「国政に行くぞというお披露目でもある」
と述べ、政党要件を満たす5人以上の当選に強い意欲を滲ませた。
その上で、再生可能エネルギー普及のため電気料金に上乗せされている
「再エネ賦課金」
の廃止などを例に挙げて
「国会の中にない政策を掲げていく」
と強調した。
百田氏は
「日本を守り、日本の良さをそのまま残したい」
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦いたい」
と語った。
特に重視する政策については、
「移民」
政策の見直しを挙げて
「『移民』が増えている」
「地域住民とトラブルを抱え、日本の本来守るべきルールを守らない一部の外国人もいる」
「町によっては治安が脅かされている」
「『移民』問題をもう1度考え直すべきではないか」
と述べた。

日本保守党、百田尚樹氏が比例代表の近畿ブロック 有本香氏が東京ブロックから出馬へ 次期衆院選
2024.10/8 13:54
https://www.zakzak.co.jp/article/20241008-PLSYAED6NJO5XDXPNETUCI6HIY/
政治団体
「日本保守党」
は8日、記者会見を開き、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で、党代表で作家の百田尚樹氏(68)が比例代表の近畿ブロックから、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)が東京ブロックから出馬すると明らかにした。
百田氏は
「日本を守りたい、日本の良さを残したいという思いだ」
「『日本を豊かに、強く』という理念に賛同した候補者とともに衆院選を戦っていきたい」
と意気込みを述べた。
北海道ブロックでは元北海道議の小野寺まさる氏(61)、東京ブロックでは元仙台市長の梅原克彦氏(70)、南関東ブロックでは荒川区議の小坂英二氏(51)、近畿ブロックでは福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(66)が名を連ねている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/772.html#c31

[政治・選挙・NHK295] 衆院選最終盤「自民大物33人」が落選危機…牧原法相ら現職閣僚5人も崖っぷち<一覧付き>(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
20. 秘密のアッコちゃん[813] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月26日 16:38:58 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[378]
<■600行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
高橋洋一「日本の解き方」
衆院選で深まらなかった外交・安全保障や経済政策論 とりあえずの投票先を決める簡単なやり方、2回投票の利点生かすべき
2024.10/26 10:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20241026-NM56K7RE5VNV3NNIRJVOJUY66U/
衆院選では
「政治とカネ」
の問題がクローズアップされているが、外交・安全保障や経済政策などについて、議論は深まったのか。
有権者は迷った場合、何を基準に判断すればいいのだろうか。
石破茂政権の発足から衆院選公示までの期間の短さや、首相の発言のブレもあり、有権者は困っている。
しかも、マスコミは
「政治とカネ」
の報道が多く、役に立たない。
本コラムで既に指摘しているが、
「政治とカネ」
は過去の話だ。
「裏金」
と言うが、政治資金収支報告書への不記載であり、捜査当局は不記載額「3500万円」という基準で立件するかどうか判断しているとの見方もある。
過去には、鳩山由紀夫氏や小沢一郎氏、小渕優子氏らの関連団体について、億を超える額の不記載があったが、政治家は不起訴で、元秘書らが立件された。
当時と比べると立件基準は下がっているが、少額で立件とはいかない。
いずれにしても、今回は処分済みであり、議論すべき問題はそこではないというのは、NHKなどの各種世論調査にも出ている。
「政治とカネ」
に焦点が当たっているのは、処分済み案件に追加処分して、どんな組織でも基本原則である
「一事不再理」
を石破政権が破ったからだ。
世論に迎合したのだろうが、
「処分は足りない」
という声が出て収拾がつかなくなった。
しかも、この追加処分が身内優先のダブルスタンダードだった。
加えて、石破首相の発言や方針があらゆる所でブレるから、追加処分への変な期待が加速した。
結果として
「政治とカネ」
に時間を奪われ、外交・安全保障や経済政策の議論は全く深まっていない。
更にはっきり言えば、石破政権の公約すら信じられないと有権者に思われていることも、外交・安全保障や経済政策が議論されない理由だ。
自民党総裁選中に言ったことをこれほどまでひっくり返したら、何を信じていいのか誰にも分からない。
とりあえず、選挙公報に掲載されているものを判断材料とするしかない。
まず比例での政党から考えてみたい。
政党が掲げる公約が色々書いてあるが、一番大きな字の1行だけを全政党分、読み比べる。
後は主観でいいが、一番気に食わない党を選ぶ。
それを排除してやはり一番気に食わない党を選ぶ。
こうした消去法により、最後に残った党を比例で投票するのが手だ。
次に小選挙区だ。
これも比例と同じで、選挙公約で一番言いたいことに着目して消去法で選ぶ。
ただし、自民党の候補者については注意が必要だ。
石破首相は余りにブレ過ぎているため判断が難しい。
いずれにしても自民党の追加処分は戦術的に稚拙だし組織ガバナンスの点でも問題だ。
総裁選で石破氏に投票した人の見識も問われる事態だが、有権者はどう考えるだろうか。
日本の制度は、小選挙区比例代表並立制だ。
2回投票できるので、有権者はメリットを最大限に生かすべきだ。
 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

<主張>衆院選あす投票 「日本の針路」を一票に 国民守り抜く政策見極めたい
社説
2024/10/26 5:00
https://www.sankei.com/article/20241026-DM2ZSKO7ZFPXHL3XCCZHRHPMAE/
衆院選は2024年10月27日、投開票日を迎える。
自民、公明両党の連立による石破茂政権の信を問う選挙である。
世界が激動の時代を迎え、混沌とする中、日本の独立と繁栄、国民の生命と暮らしをどの政党、候補者に託すかを、有権者はしっかり吟味して1票を投じてもらいたい。
公正な選挙の実施は民主主義の基本である。
だが、投票率は近年、低下傾向にある。
衆院選はこれまで4回続けて50%台で、令和3年の前回は55・93%と戦後3番目に低かった。
有権者の半数程度しか投票に行かない状態が続いているのは、民主主義の危機といっても言いだろう。
日本の針路を決める政権選択選挙に無関心であっていいはずがない。
低い投票率を危惧する
とりわけ気になるのは若者の投票率の低さだ。
選挙権年齢を
「20歳以上」
から
「18歳以上」
に引き下げる改正公職選挙法が平成28年に施行されてから3回目の衆院選である。
前回10代は43・23%で、20代は36・50%と更に低かった。
最も高かったのは、60代の71・38%だった。
全ての世代が投票に行き、日本の未来に責任を持つべきだが、特に将来を背負って立つ若い世代には投票を通じ積極的に政治に参画してほしい。
「1票の格差」
是正のため、小選挙区定数を
「10増10減」
するなど、25都道府県の140小選挙区で区割りが大きく変わった。
投票の際、候補者名を間違えないよう注意したい。
衆院選は
「政治とカネ」
の問題が争点となった。
政治資金の透明性確保やパーティー収入不記載事件の再発防止は、信頼を取り戻す上で重要だ。
事件の全容解明が道半ばであることも、自民は忘れてはならない。
その一方で残念なのは、日本の独立と繁栄の基盤となる安全保障の論議が深まらなかったことだ。
与野党は日本を如何に守り抜くかを、もっと国民に訴え掛けなければならなかった。
2024年8月には中国軍機が日本の領空を侵犯し、2024年9月には空母「遼寧」が一時日本の接続水域に入り、ロシア軍機が領空侵犯した。
北朝鮮も弾道ミサイルを複数発射している。
核武装している反日的な専制国家が日本の周辺で挑発行為を繰り返しているにもかかわらず、各党や候補者から安保情勢を巡る危機認識や、抑止力の向上と防衛力の抜本的強化の具体策について余り聞かれなかったのは理解に苦しむ。
石破首相は、募集難解決のため、2024年10月25日に自衛官の処遇改善に向けた関係閣僚会議の初会合を開いた。
それはよいとしても、地域や世界の平和を保つため、日本がどのような役割を果たすかも語るべきだった。
政権能力も判断材料だ
立憲民主党は政権を担うことを目指しているが、公約で
「急増した防衛予算を精査する」
と記し、集団的自衛権の限定行使は
「憲法違反」
との立場を崩していない。
これで国民を守ることができるのか。
日米同盟を揺るがしかねない。
国の根幹をなす憲法改正を巡っては、自衛隊明記や緊急事態条項の創設について十分な議論にならず物足りなかった。
南海トラフ巨大地震などの大規模災害はいつ起きるか分からない。
台湾有事の懸念も高まっている中で、緊急事態条項の創設が急務なのは論を俟(ま)たない。
日本維新の会も国民民主党も憲法改正に前向きだ。
与野党論議を主導すべき立場の石破首相には、改憲の必要性をもっと説いてもらいたかった。
投票の判断材料は他にもある。
北朝鮮による拉致問題の解決策、物価高に負けない持続的な賃上げによるデフレからの完全脱却の方策、少子化対策や人口減少社会のあるべき姿、原発を含むエネルギー政策など論点は尽きない。
臨時国会は予算委員会を開かず議論が不十分なまま閉会した。
衆院選は首相就任から8日後の解散、26日後の投開票という戦後最短の日程となった。
有権者は公約を改めて比較し、日本と国民を守り抜くことができる政党、候補者を選びたい。
衆院選の投票日には最高裁裁判官の国民審査も行われる。
辞めさせたい裁判官の欄に「×」印を書き、有効投票の過半数となった裁判官は罷免される。
「×」以外を記入すると無効となるため注意してほしい。

<正論>若者よ!投票で政治と向き合え 
日本財団会長・笹川陽平
2024/10/24 8:00
https://www.sankei.com/article/20241024-XFX7KW2L2RKNZM5DU7L62ECSFI/?outputType=theme_election2024
第50回衆議院議員総選挙の投開票が迫った。
国際社会が激しく揺れ動く中、我が国は経済、安全保障から少子化に伴う人口減少まで難題に直面している。
■低迷する政治の立て直し
総選挙は政権選択の意味合いを持ち、国の今後の針路を左右する。
とりわけ今回は、低迷する政治を立て直す上でも有権者、中でも次代を担う若者の積極的な投票参加を求めたい。
衆院選の全体投票率は過去4回60%割れが続き、令和3年秋の前回は55・93%。
中でも10代は43・23%、20代36・50%と低く、最も投票率が高かった60代(71・38%)と20代では2倍近い差があった。
若年層の投票率が他世代より低いのは、スウェーデンなど北欧の3国を除き、先進国にほぼ共通する現象のようだ。
ただし日本の若者の投票率はその中でも低く、世代間の投票率ギャップも大きい。
少子高齢化で高齢者が多い逆ピラミッド型の人口構成が一段と進んだ結果、投票率が高い高齢層の票が全体に占める割合が更に高くなっている。
政治の世界で
「数の力」
が持つ意味は大きく、これでは若者の意見が政治に反映されにくい。
近年、政治に対する日本の若者の無関心を懸念する声が目立つ。
海外に目を向けると欧米各国や日本と社会環境が似た韓国や台湾でも、移民問題や格差解消、法律改正などをめぐり大規模なデモが頻発している。
海外に行くと、我が国の治安の良さに絡め日本の若者のおとなしさ≠指摘する声も耳にする。
若者が1960年安保闘争(昭和35年)や学園紛争で激しい抗議デモを行った時代に比べ隔世の感がある。
以前、本欄でも触れたが、令和元年に日本財団が米国、中国、インド、韓国など9カ国の若者(17〜19歳)各1000人を対象に行った意識調査で、
「自分で国や社会を変えられると思う」
と答えた日本の若者は僅かに18%。
日本に次いで低かった韓国に比べても半分以下で、余りの数字の低さが大きな波紋を呼んだ。
うち6カ国を対象にした今年2024年春の調査でも、自国の将来について「良くなる」と答えた日本の若者は15%、「悪くなる」がその2倍に上った。
■なぜ、声を挙げないのか
政治にどう向き合おうと、国や社会の将来を左右する政治の影響から逃れることは誰もできない。
とりわけ次の時代を背負って立つ若者には重く圧し掛かる。
なぜ、声を挙げ行動しないのか、歯がゆささえ覚える。
若者が声を挙げない国、元気のない国はやがて衰退する。
今回の選挙は
「政治とカネ」
が最大の焦点。
与野党の攻防、メディアの報道もほぼこの一点に収斂されている。
しかし、石破茂首相が所信表明演説で
「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」
と述べたように安全保障環境は厳しさを増している。
国債と借入金などを合計した
「国の借金」
が国内総生産(GDP)の2倍を超えた財政の再建も待ったなし≠セ。
「静かなる有事」
と表現される少子化問題には何の解決策も見えていない。
政治とカネの問題を軽く見る気はないが、マスコミ各社には、こうした争点について、各党の政策がどう違い、どこまで実現性があり、どんな問題があるのか、もう少し分かりやすく掘り下げた報道をしてほしかった。
一方で近年、若者の新聞・雑誌離れが顕著といわれる。
ならばフェイスブックやインスタグラムなど得意のSNSサービスを使って政治や社会問題を議論し、互いに声を掛け合って投票に参加する積極性があってもいいのではないか。
政治とカネの問題に関して言えば、過去にも繰り返し浮上し、その都度、政治は混乱してきた。
なぜ、いつまでも解決できないのか。
若者の政治に対する失望感が投票率の低さを招いているとの指摘もある。
しかし、そうした消極的な姿勢では何も解決しない。
立憲民主党代表選、自民党総裁選の直前に全国の17〜19歳1000人を対象に日本財団が行った調査では、ほぼ半数が
「政治に対する関心が高まった」、
半数超が
「投票に行くと思う」
と答えた。
前回衆院選より少しでも若者の投票率が上積みされるよう期待したい。
スイスの国際経営開発研究所(IMD)が2024年6月に発表した世界競争力ランキングで1990年代初頭に首位だった日本は、過去最低の38位まで落ちた。
筆者も海外を訪れる度に、日本の影響力・存在感の低下を強く感じる。
■「危機は変革のチャンス」
それでもなお筆者は、この国が秘める大きな可能性、潜在力を信じたく思う。
社会はいつの時代も若者が掲げる高い理想をエネルギーに発展してきた。
「危機は変革のチャンス」
という。
そのためにも若い人たちの奮起と新しい時代を切り拓く力に期待したい。
今こそ若い人たちの積極的な発言と行動を求める。
力を発揮する場と方法はいくつでもある。
積極的な投票参加もその1つである。

日本保守党、首相官邸前で演説 有本香氏「しがらみ、利権政治に絶対に負けない」衆院選情勢調査、複数議席獲得との予測も
2024.10/26 14:17
https://www.zakzak.co.jp/article/20241026-VRV2X7JR5BNFXCA3NARHHYVU6Y/
衆院選に政治団体
「日本保守党」
から比例東京ブロックで出馬したジャーナリストで同党事務総長の有本香氏(62)らが2024年10月25日、東京・永田町の首相官邸前で街頭演説を行った。
有本氏は政策の違いを訴え、自民党の石破茂首相(総裁)に対峙する姿勢をみせた。
「石破総理、私たちはあなたの発言には何1つ納得しておりません」
「しかし、考えを変えて、私たちと同じように本当に日本を強く、豊かに強くする政策に舵を切るというのであればもちろん協力します」
「でも、恐らくそれはなさらないでしょう」
有本氏は、官邸の方向を向きながら話した。
減税や製造業の国内回帰による経済成長、入国管理の厳格化などの政策を訴え、
「国民の豊かさ、日本国の国益、国民の安全、生命、財産を守ること、領土・領海・領空を守ること、そして日本の産業を輝かしく、再び日本を世界でナンバーワンの国にする、そのために私たちは一心に働きます」
「私たちは決してあなたたちのように何かのしがらみや利権、そういうものに捉われている政治に絶対に負けない」
と自民党との違いを強調した。
演説を聞いていた男性(54)は
「この時期にこの場所で訴えるのは有本さんらしい」
と語る。
各種情勢調査では、日本保守党が複数議席を獲得するとの予測もある。
ただ、有本氏は
「分からない。そんな実感は全くない」
と話した。

愛知1区で保守河村氏が先行 静岡1区は自民上川氏リード 三重2区は自民立民の競り合い
衆院選2024 終盤情勢 東海
2024/10/24 17:10
https://www.sankei.com/article/20241024-OHOAWE4LFFIPXPW2Y3RKQRUKWM/?outputType=theme_election2024
愛知
1区は政治団体「日本保守党」の河村が大きく先行し、立民吉田と自民熊田が追う。
2区は国民古川が盤石な態勢で自民中川らを引き離す。
3区も立民近藤が大きくリードし、自民水野らが追う展開。
4区は立民牧がリードする。
5区も立民西川が大きく先行。
6区は自民丹羽が独走状態に入っている。
7区は国民日野が自民鈴木に先行している。
8区は立民伴野が復興相の自民伊藤をリード。
9区は先行する立民岡本を自民長坂が追う。
10区は立民藤原がわずかに先行。
11区は国民丹野と自民八木が激しく競る。無党派層の支持獲得が鍵となりそうだ。
12区は立民重徳が自民青山を大きくリード。
13区も立民大西が抜けている。
14区は自民今枝、15区は自民根本がそれぞれ大きくリード。
16区は先行する立民松田を国民福田、公明犬飼が追う。

2024年秋・衆院選
日本保守党・百田尚樹代表勇説600キロ 「5議席以上」の予測もあるが「どうなるか分からない…残り時間を一生懸命やるだけ」
2024.10/24 11:41
https://www.zakzak.co.jp/article/20241024-4RG3LLPNRVNX7JM3N6ZOY2X3KA/
衆院選(2024年10月27日投開票)の各社情勢調査で、初の議席獲得の見通しが出ているのが、政治団体
「日本保守党」
だ。
国政政党の要件を満たす
「5議席以上」
との予測もある。
代表で作家の百田尚樹氏(68)は23日、大阪市内などを回って支持を訴えた。
2024年10月21日には選挙戦で初の首都圏入りするなど注目される百田氏の応援行脚約600キロに密着した。 

「今回、国政政党として近畿から最低でも1人、国会議員に送り込みたい」
百田氏は2024年10月23日午後、梅田駅近くの商業施設前で声を張り上げた。
最重点項目として経済政策を掲げ、
「経済が弱くなると国力が弱くなる」
「生活もダメになる」
「経済的な侵略さえ起こる」
「一丁目一番地は経済、そして安全保障で他国の侵略を受けないような強い国にすることだ」
と訴えた。
演説を聞いた大阪市内の公務員の女性(46)は
「減税や庶民目線、拉致問題など全てに共感している」
「やってくれそうだ」
「安倍晋三元首相が亡くなってから自民党は崩れている」
と話す。
同党の比例近畿ブロックでは国際政治学者で福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(67)が名簿順1位、百田氏は3位に名を連ねる。
百田氏は
「拉致問題は経済力、安全保障と同じぐらい重要な問題と位置付けている」
とし、島田氏を
「約700人の国会議員の中で最も拉致問題に詳しい、北朝鮮が最も恐れる男の1人だ」
と紹介した。
支援組織「救う会」副会長も務めた(出馬に伴い退任)島田氏は
「国会が拉致問題を中心とする北朝鮮問題でおかしな方向に行かないよう楔を打ち込んで主導してゆく」と話した。
■2024年10月21日は大宮、横浜へ
百田氏は2024年10月21日には選挙戦で初めて首都圏に乗り込んだ。
さいたま市のJR大宮駅西口では、比例北関東から出馬した伊藤純子元群馬県伊勢崎市議(55)らと街頭に立ち、
「オイルショックまで日本の好景気が続いた」
「毎年10%ぐらいの経済成長率だった」
「日本はこれぐらいの底力がある」
「これを抑えているのが今の自民党だ」
「日本の国益よりも中国の国益を重んじる政治家もたくさんいる」
と声を張り上げた。
続いて横浜市に入り、JR桜木町駅前で比例南関東の小坂英二元東京都荒川区議(51)の応援に立った。
小坂氏は
「党員以外にも興味を持ってくれる人もいる」
「『自民党も立憲民主党も言わない問題を提起しており、期待している』との声は街頭演説のたびに増えている」
と手応えを語る。

日本保守党が複数議席獲得の可能性 衆院愛知1区は河村氏リード、産経・FNN終盤調査
世論調査
2024/10/21 17:44
https://www.sankei.com/article/20241021-XUVAOZ7J35EQHPQ5LPZTHY476A/?outputType=theme_election2024
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した衆院選の終盤情勢調査で、愛知1区は政治団体
「日本保守党」
共同代表の元職、河村たかし前名古屋市長が立憲民主党の前職、吉田統彦氏、自民党の前職、熊田裕通氏らをリードしている。
日本保守党は比例代表でも複数が当選する可能性が出ている。
いずれも実現すれば、昨年2023年10月の設立以来、衆参通じて初の議席獲得となる。
河村氏は平成5年衆院選で初当選し、2021年からは名古屋市長を4期連続で務めた。
今回は同党の公認候補として衆院選へのくら替え出馬を決めた。
▽愛知1区(4人、敬称略)
山本耕一(47)☆元高校教諭 日本維新の会新人
河村たかし(75) 前名古屋市長 諸派元職
熊田裕通(60)☆元総務副大臣 自民党前職
吉田統彦(49)☆元消費者問題特別委員会理事 立憲民主党前職
(届け出順、☆は比例と重複)

衆院選終盤情勢、与党過半数割れも 立民は大幅増 日本保守党が政党要件満たす可能性
世論調査
2024/10/21 16:12
https://www.sankei.com/article/20241021-PQB5OO7ILVMXZKFLNCJZYCDVBA/?outputType=theme_election2024
産経新聞社は2024年10月21日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した衆院選情勢調査(2024年10月19、20両日実施)に取材を加味し、2024年10月27日の投開票に向けた終盤情勢をまとめた。
自民党は大きく議席を減らす見通しで、連立政権を組む公明党と合わせても過半数(233議席)を割り込む可能性がある。
一方、立憲民主党は公示前に比べ大幅に議席を積み増す勢いだ。
衆院選は、全国289小選挙区と11ブロックの比例代表の計465議席を争う。
自民は、公示前の256議席から60議席程度減少する可能性があり、与党全体でも公示前の288議席から70議席程度落ち込みそうだ。
一方、公示前に98議席だった立民は50議席程度を増やし、7議席だった国民民主党は15議席程度を積み増すと見込まれる。
10議席だった共産は数議席を増やす可能性がある。
日本維新の会は、公示前の43議席を維持するのは困難な情勢だ。
小規模の党派が躍進する傾向がみられ、れいわ新選組(公示前3)が数議席を増やすと予想される他、政治団体
「日本保守党」
が公職選挙法上の
「所属国会議員5人以上」
の政党要件を満たす可能性がある。

ユーチューブでも見られる衆院選の政見放送、再生回数トップは日本保守党 自民、立民は…
2024/10/21 12:34
https://www.sankei.com/article/20241021-4IZCAZ5YBNGOVDO7Y5EILYPY7Y/?outputType=theme_election2024
2024年10月27日投開票の衆院選・比例代表の政見放送について、ユーチューブ上で政治情報などを配信している個人アカウントが各党の放送を掲載したところ、日本保守党が再生回数約44万回でトップとなっている。
自民党は約9千回、立憲民主党は約3500回となっている。
このアカウントは、官房長官の定例記者会見などを掲載している「Ripbanwinkle」。
今回、各党の政見放送を収集し、2024年10月17〜19日に順次掲載したところ、2024年10月21日正午時点で日本保守党が再生回数約44万回でトップ。
参政党の約7万9千回、国民民主党の約1万回が続いている。
政見放送は近年、テレビやラジオだけでなくユーチューブ上でも見られるようになっている。
総務省によると、政見放送をインターネット上に掲載することについて公職選挙法上に特段の規定はなく、各党や団体、個人などが個別に掲載している状況という。
■各党の政見放送の再生回数(比例代表)
日本保守党(19日掲載)44万563回
参政党(18日掲載)7万8730回
国民民主党(17日掲載)1万256回
自民党(17日掲載)9182回
社民党(19日掲載)5769回
立憲民主党(17日掲載)3534回
れいわ新選組(19日掲載)2035回
日本維新の会(17日掲載)975回
共産党(19日掲載)569回
公明党(19日掲載)396回
(ユーチューブアカウント「Ripbanwinkle」での再生回数、21日正午時点)

【衆院選2024】日本保守党 政見放送(比例代表)
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%E6%94%BF%E8%A6%8B%E6%94%BE%E9%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9ARipbanwinkle&mid=44486B54B038705694E144486B54B038705694E1&ajaxhist=0

日本保守党 政見放送
2024/10/20
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44232914

日本保守党
https://hoshuto.jp/

自民党、過半数割れの可能性 立憲民主党、公示前より議席上積み 日本保守党、複数議席獲得へ 報道各社、衆院選序盤情勢調査
2024.10/17 11:31
https://www.zakzak.co.jp/article/20241017-WLKH5R2JLFMA3JBPQ2QASGGTBA/
第50回衆院選(27日投開票)について、報道各社の序盤情勢調査が出揃ってきた。
自民党は石破茂首相(総裁)の
「変節」
や、派閥裏金事件などが響き、定数465議席の過半数(233)に届かない可能性が出てきた。
単独過半数割れとなれば、2009年以来となる。
立憲民主党は公示前の98議席から議席を増やし、ベストセラー作家の百田尚樹氏が立ち上げた政治団体
「日本保守党」
は複数議席を獲得しそうだ。
共同通信によると、全289選挙区のうち、自民党(公示前256)がリードしているのは140程度で、接戦区が多い。
比例代表で前回選挙(20年)の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
公明党は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
自民党との連立与党では過半数を維持する見込み。
立憲民主党は公示前の98議席を超える公算が大きい。
日本維新の会は大阪の小選挙区は堅調だが、比例の支持の広がりに欠け、公示前の43議席に手が届かない可能性がある。
共産党は公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民党は小選挙区の1議席死守が課題。
参政党は支持浸透が見られない。

与党過半数巡り攻防 不記載響き自民低調、立民勢い 衆院選序盤情勢
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-AEBKGSGRPZMN7EBF43MGFUUFOI/?outputType=theme_election2024
27日投開票の第50回衆院選について共同通信社は15、16両日、全国の有権者15万6千人を対象に電話調査を実施し、取材を加味して公示直後の序盤情勢を探った。
自民党は派閥パーティー収入不記載事件が響き低調。
公明党も伸び悩む。
立憲民主党は議席増へ勢いを見せる。
定数465議席の過半数(233)を巡り、与野党の攻防が続いている。
小選挙区では投票先未定が3割近くおり、今後、情勢は変わる可能性がある。
全289選挙区のうち、自民(公示前勢力256)がリードしているのは140程度にとどまり、接戦区が多い。
比例代表で令和3年前回選の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
単独過半数を維持できるかどうか予断を許さない。
不記載事件に関係し、公認されなかった候補の大半は厳しい戦い。
重複立候補が認められなかった候補も半数近くが先行されている。
立民は公示前の98議席(比例含む)を超える公算が大きい。
無党派層でも支持が拡大しつつある。
前回選で39だった比例議席も増やしそうだ。
日本維新の会は地盤の大阪府の小選挙区で堅調。
だが全国的に比例の支持の広がりがいまひとつで、公示前の43議席に手が届かない可能性もある。
公明は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
維新と争う大阪府の4小選挙区で苦戦が目立つ。
埼玉14区に出馬した石井啓一代表も激戦。
比例も伸びを欠いており、小選挙区と合わせた公示前の32議席を堅持できるか微妙だ。
共産党は小選挙区1議席を維持しそうだ。
比例次第で、公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。
国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。
れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民は小選挙区の1議席死守へ全力を挙げる。
参政党は支持浸透が見られない。
政治団体
「日本保守党」
は複数議席を得る可能性がある。

日本保守党、初の全国的な国政選挙 有本香氏「選択肢増やす」
毎日新聞
2024/10/15 13:45(最終更新 10/15 13:45)
https://mainichi.jp/articles/20241015/k00/00m/010/079000c
政治団体
「日本保守党」
は15日午前11時頃、JR新橋駅(東京都港区)前で第一声を上げた。
2023年9月の発足以来、初の全国的な国政選挙となり、「SL広場」には数百人の聴衆が集まった。
作家の百田尚樹代表や有本香事務総長らが壇上に立ち、有本氏は
「中国資本がどんどん日本の土地を買収している問題に真面目に取り組む党派は国会にない」
「国民の選択肢を増やしましょう」
などと訴えた。

「日本は世界最高の国だ」 日本保守党・百田尚樹代表が第一声 つなぎ弁士で歴史の講義も
2024/10/15 12:44
https://www.sankei.com/article/20241015-6C7DQDZ355F2ZBYMGF632X7UUE/?outputType=theme_election2024
政治団体
「日本保守党」
の百田尚樹代表は15日午前、衆院選(27日投開票)の公示を受け、東京・JR新橋駅前で第一声をあげた。
「日本は、日本人はもっと幸福になるべきだ」
「日本は世界最高の国だ」
と声を張り上げ、約600人の聴衆が日の丸などを手に拍手を送った。
同党の有本香事務総長は
「北朝鮮による拉致問題や外国資本による不動産買収など真面目にやっている政党はない」
「新しい選択肢を増やしましょう」
と支持を訴えた。
百田氏は党のシンボルカラーである青のジャンパーを着込んで登場。
比例代表の届け出が開始から遅れるハプニングもあり、百田氏は受理の一報が入るまで、聖徳太子や元寇など日本史について語って
「つなぎ弁士」
を務める一幕もあった。
午前10時55分ごろに始まった衆院選の選挙演説で、百田氏は
「我々と一緒にもっともっと幸せになりましょう」
と気勢を上げた。
日本保守党は昨年10月の結党以降、今年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
小選挙区に4人(いずれも愛知)、比例代表に百田氏や有本氏ら26人を擁立した。

橋下氏 自民分裂→高市早苗氏と「日本保守党」合流が「日本にとって最善策」 立憲も割れて石破首相と野田代表で第2グループと
デイリースポーツ によるストーリー • 9 時間
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E6%B0%8F-%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%88%86%E8%A3%82-%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%8B%97%E6%B0%8F%E3%81%A8-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9A-%E5%90%88%E6%B5%81%E3%81%8C-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%9C%80%E5%96%84%E7%AD%96-%E7%AB%8B%E6%86%B2%E3%82%82%E5%89%B2%E3%82%8C%E3%81%A6%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%A8%E9%87%8E%E7%94%B0%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%A7%E7%AC%AC%EF%BC%92%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%A8/ar-AA1s5QuR?ocid=BingNewsVerp
橋下徹弁護士が11日付でX投稿。
政治団体
「日本保守党」
の公認で衆院選愛知1区に立候補するため名古屋市長を辞職する河村たかし氏が、自民・高市早苗氏との合流について語ったとする記事を取り上げ、
「これが日本の政治にとっての最善策」
と投稿した。
橋下氏は、中央政界を
「3つのグループに再編すればスッキリする」
とし
「自民党が割れて高市さんグループと日本保守党が合流」
とした。
更に別投稿で
「立憲も割れて野田さんグループと石破さんグループが合流」
「立憲のいわゆる左派は共産党と合流」
とグループ分けし、
「この3つのグループに整理されると有権者は選択しやすくなる」
「維新、国民なども割れて3つのグループに別れていけばいい」
と記した。

衆院選出馬の河村・名古屋市長の辞職、議会「職務放棄」と不同意 15日自動失職へ
2024/10/11 12:21
https://www.sankei.com/article/20241011-TP3CKYC2TJJLXLEB2UMB6DYFBE/?outputType=theme_election2024
名古屋市議会は11日の本会議で、衆院選出馬を表明した河村たかし市長(75)の辞職の申し出を自民、公明両党会派などの反対多数で不同意とした。
公示日の15日に立候補を届け出た時点で自動失職する。
本会議で、自民市議は
「多くの重要案件が積み残されている」
「任期が残ったまま、やりきったとする振る舞いは職務放棄だ」
と批判した。
地方自治法は、市町村長は退職の20日前までに議会に申し出るよう規定。
議会の同意があれば、それより前に退職できると定めている。
河村氏は散会後
「不同意は残念」
と述べた。
自身が代表を務める地域政党「減税日本」の一部議員も本会議で反対した。
河村氏は9日、市議会に辞表を提出。
市選管によると、市長選は11月中に投開票される見通しという。

河村たかし氏、衆院選「台風の目」可能性「75歳まで来ると有権者の心を信じるに尽きる」
2024/10/1 23:20
https://www.sankei.com/article/20241001-6WLNPES2ZBNRPGZWSGU44D6AI4/
選挙巧者で
「総理を狙う男」
を自称する名古屋市の河村たかし市長が1日、衆院選愛知1区への出馬を表明した。
出馬記者会見で勝算を問われた河村氏は
「75歳まで来ると、有権者の心を信じてやるに尽きる」
「皆さんのためにやってきた」
「必ず分かってくれる」。
国政復帰への意欲を示し続けてきたが、年齢のために今回がラストチャンスとの声も出ている。
河村氏の存在は、衆院選で
「台風の目」
となる可能性を秘める。
2023年4月の市議選では、減税日本の党勢低迷が指摘されながら、自らが前面に出た選挙戦を展開した結果、改選前より議席を増やした。
2023年10月から
「日本保守党」
の共同代表に就任。
名古屋市などの選挙区で候補を擁立すれば、保守層から一定の支持を得られる可能性がある。
地元市議は、自民党総裁選で石破茂新首相が、保守層に人気の高市早苗氏を破ったことで
「自民候補から保守票が逃げる可能性がある」
「自身の年齢も考えれば、最後のチャンスだったのだろう」
と推察する。

名古屋市の河村たかし市長、愛知1区から衆院選出馬へ「総理を狙う男、アゲインという感じ」
2024/10/1 9:27
https://www.sankei.com/article/20241001-3OISJHHS3RLWXM7WY6B2I3OMOA/
名古屋市の河村たかし市長は1日、27日投開票の衆院選に愛知1区から出馬する意向を明らかにした。
記者団の取材に答えた。
河村市長は4期目で市長を退く考えを示していたことを踏まえ、
「4年前、これで最後と言ったので公約を守る」
「総理を狙う男、アゲインという感じだ」
と述べた。

日本保守党が30人擁立、衆院選の秘策=@百田氏の比例3位と小選挙区で愛知注力のワケ 有本香氏は東京1位、島田洋一氏は近畿1位
2024.10/9 11:45
https://www.zakzak.co.jp/article/20241009-5HXGCNPV7VJBVEITHJ2WM3R3AA/
政治団体
「日本保守党」
は8日、次期衆院選で擁立を見込む30人の候補予定者を発表し、党代表で作家の百田尚樹氏(68)と、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)も比例代表で出馬すると明らかにした。
百田氏は衆院選を
「国政政党になれるチャンス」
と位置付け、
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦っていきたい」
と意気込みを見せた。
比例の東京ブロックでは、名簿1位に有本氏、2位に梅原克彦元仙台市長(70)ら4人を擁立する。
近畿ブロックでは福井県立大学の島田洋一名誉教授(66)が1位、百田氏は3位で出馬を予定する。
百田氏は
「誰が一番国会議員になるに相応しい人材であるかを一番優先して考えた」
と説明した。
小選挙区は、愛知で共同代表の河村たかし名古屋市長(75)ら4人を擁立する。
有本氏は
「局地戦で一発勝負なので、強みのある所に絞るのが戦略だ」
と語る。
公約について有本氏は
「国会の中にない選択肢、政策を掲げていく」
と強調、党の重点政策では消費税などの減税や再エネ賦課金の廃止、入管難民法の改正と運用の厳正化などを掲げている。
政治家の世襲については
「どこの政党と言わないが、スッと息子さんに継いでしまうのは国民の納得感がない」
「近い親族が出る場合、選挙区を変更するなど何らかの原則をもって、家業のように引き継ぐのをやめていくべきではないか」
と指摘した。
「政治とカネ」
問題では、政党交付金の引き下げを主張するなど、既存政党に有利な制度の見直しにも言及した。

百田尚樹代表、有本香事務総長ら比例26人 選挙区は4人 日本保守党が候補者名簿を発表
2024/10/8 16:05
https://www.sankei.com/article/20241008-5K2ZQKCTWNC5XGHR2OFQDWYNL4/
日本保守党は8日、衆院選(15日公示、27日投開票予定)に向け、選挙区4人と比例代表26人の候補予定者名簿を発表した。
選挙区の愛知1区には河村たかし・名古屋市長、比例代表には百田尚樹代表、有本香事務総長、国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏らを擁立する。
名簿は以下の通り。
【選挙区】
河村たかし(愛知1区)、大橋とおる(愛知3区)、麻生ちさ(愛知4区)、田中克和(愛知5区)
【比例代表】
北海道ブロック=小野寺まさる、堀田真作
北関東ブロック=伊藤純子、野寺直美、芦沢進、宮入良明
東京ブロック=有本香、梅原克彦、阿部力也、小柳岳志
南関東ブロック=小坂英二、大河内元喜、森健太郎、渡辺紀明、服部徹
東海ブロック=竹上ゆうこ、中川健一、織田敏之、中村憲一、青木崇佳
近畿ブロック=島田洋一、佐々木みのり、百田尚樹、豆谷和男、竹内唯裕、残る1人は通称調整中のため非公表

日本保守党が衆院選で会見 百田、有本両氏ら30人擁立 「『移民』政策見直しを」
2024/10/8 14:45
https://www.sankei.com/article/20241008-KS5HD7W5MVHK7NWTBBK5GRBWEI/
政治団体
「日本保守党」
は8日、衆院選(15日告示、27日投開票予定)について、東京都内で記者会見した。
愛知1区に出馬する共同代表の河村たかし名古屋市長ら4人を選挙区に、比例代表には国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏ら26人、計30人を擁立する方針を明らかにした。
2023年10月に結党して以降、2024年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
百田尚樹代表は比例近畿ブロック、有本香事務総長は比例東京ブロックにそれぞれ擁立する。
公約については、
「スパイ防止法の制定」
「消費税減税」
「共同親権制度の導入」
など結党時に発表した重点政策項目を踏襲。
表現などは練り上げるという。
有本氏は会見で、衆院選について
「願わくば国政政党になりたい」
「国政に行くぞというお披露目でもある」
と述べ、政党要件を満たす5人以上の当選に強い意欲を滲ませた。
その上で、再生可能エネルギー普及のため電気料金に上乗せされている
「再エネ賦課金」
の廃止などを例に挙げて
「国会の中にない政策を掲げていく」
と強調した。
百田氏は
「日本を守り、日本の良さをそのまま残したい」
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦いたい」
と語った。
特に重視する政策については、
「移民」
政策の見直しを挙げて
「『移民』が増えている」
「地域住民とトラブルを抱え、日本の本来守るべきルールを守らない一部の外国人もいる」
「町によっては治安が脅かされている」
「『移民』問題をもう1度考え直すべきではないか」
と述べた。

日本保守党、百田尚樹氏が比例代表の近畿ブロック 有本香氏が東京ブロックから出馬へ 次期衆院選
2024.10/8 13:54
https://www.zakzak.co.jp/article/20241008-PLSYAED6NJO5XDXPNETUCI6HIY/
政治団体
「日本保守党」
は8日、記者会見を開き、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で、党代表で作家の百田尚樹氏(68)が比例代表の近畿ブロックから、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)が東京ブロックから出馬すると明らかにした。
百田氏は
「日本を守りたい、日本の良さを残したいという思いだ」
「『日本を豊かに、強く』という理念に賛同した候補者とともに衆院選を戦っていきたい」
と意気込みを述べた。
北海道ブロックでは元北海道議の小野寺まさる氏(61)、東京ブロックでは元仙台市長の梅原克彦氏(70)、南関東ブロックでは荒川区議の小坂英二氏(51)、近畿ブロックでは福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(66)が名を連ねている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/776.html#c20

[戦争b25] ウ軍を傀儡として使うNATOは兵士も兵器も不足、朝鮮兵をカモフラージュに使う(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
22. 秘密のアッコちゃん[814] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月26日 17:45:10 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[379]
G7が7.6兆円のウクライナ支援で合意 年内に融資開始、ロシアの凍結資産を活用
2024/10/26 16:19
https://www.sankei.com/article/20241026-VSKIGKP2I5NGXMH3PTOGJVUIBQ/
日米欧の先進7カ国(G7)は2024年10月25日、ロシアの凍結資産を活用したウクライナ支援について最終合意した。
2024年年内に融資による約500億ドル(約7兆6000億円)の支援を開始する。
G7首脳は共同声明を発表し
「ロシアは違法な侵略戦争を終わらせ、ウクライナの損害を賠償しなければならない」
と強調した。
G7が改めて対ロシアで結束する姿勢を示した一方、ロシアは中国など主要新興国で構成するBRICSの枠組みを巻き込み、非欧米陣営で対抗する構えを見せている。
G7は各国が個別に融資契約を締結し、ウクライナの資金需要に応じて2024年12月1日から2027年末までの間に分割で融資する。
融資はロシアの凍結資産から生じる利益で返済し、ウクライナに返済義務は生じない。
支援の詳細は近く公表する。
G7などが凍結したロシアの資産は約2800億ドルに上る。
G7は2024年6月の首脳会議で支援を決め、融資条件や返済方法など詳細を協議していた。(共同)

http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/788.html#c22
[政治・選挙・NHK295] 裏金自民党・詐欺集団維新の会の断末魔。パラレルワールドに逃げ込む人々 適菜収 だから何度も言ったのに(BEST TiMES) 赤かぶ
40. 秘密のアッコちゃん[815] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月27日 07:11:41 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[380]
<▽36行くらい>
<主張>「原子力の日」 沸騰水型への期待大きい
社説
2024/10/27 5:00
https://www.sankei.com/article/20241027-E2WT2SMBSFMSLGWB3FKSM5OU3Y/
今年2024年は
「原子力の日」(10月26日)
の制定から60年という節目の年だ。
この記念日と呼応するかのように原発再稼働の新展開が始まろうとしている。
東北電力の女川原子力発電所2号機(宮城県、82・5万キロワット)と中国電力の島根原子力発電所2号機(松江市、82万キロワット)のことである。
いずれも、東京電力の福島第1原子力発電所と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)の原発だということに注目したい。
東日本大震災後、BWRの再稼働は初めてだ。
これまでに再稼働した九州電力、関西電力、四国電力の計12基は全て加圧水型軽水炉(PWR)だった。
女川2号機は原子炉へウラン燃料をセットする装荷作業を既に終え、2024年10月29日の原子炉起動を目指している。
中国電は島根2号機への燃料装荷を2024年10月28日にも開始する予定で、2024年12月上旬の再稼働を目指す。
共に地域の電力安定供給に貢献する。
BWRでは、東電の柏崎刈羽原子力発電所7号機(新潟県、135・6万キロワット)も2024年4月に燃料セットを終えていて、再稼働には花角英世・新潟県知事の同意を待つ日々が続いている。
女川と島根の両原発の再稼働による牽引効果を期待したい。
「原子力の日」
は、昭和39年7月に閣議で決まった。
それに先立つ、国際原子力機関(IAEA)への日本の参加決定(昭和31年)と、当時の日本原子力研究所の動力試験炉(JPDR)による国内初の原子力発電成功(昭和38年)が、どちらも10月26日だったことによる記念日だ。
第二次世界大戦で核兵器の犠牲となった日本だからこそ原子力を、科学技術の力で平和目的に活用してみせようとの決意と自負がこめられていたことを思い出したい。
そうした力強い記念日だったが、13年前2011年の東電福島第1原発の事故を境に、日陰の存在に一変していた。
だが近年、世界では原子力発電の有用性が広く理解されている。
新興国の経済成長に伴う電力需要増への対応と脱炭素化の両立を可能にするからだ。
昨年2023年の国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)では
「原子力発電の推進」
が成果文書に盛り込まれた。
エネルギーを巡る潮目の変化を読み誤ると日本は世界に後れを取る。
「原子力の日」
に、そのことへの思いを致したい。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/779.html#c40
[戦争b25] ウ軍を傀儡として使うNATOは兵士も兵器も不足、朝鮮兵をカモフラージュに使う(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
27. 秘密のアッコちゃん[816] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月27日 07:35:07 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[381]
<▽35行くらい>
<主張>BRICS会議 露の政治宣伝への加担だ
社説
2024/10/27 5:00
https://www.sankei.com/article/20241027-GLIRK45OUVL6RJ7STUVA25JYWE/
中国やロシアなど主要新興国で作る
「BRICS」
の首脳会議が、ロシア中部カザンで開かれた。
議長国ロシアにとって、2022年のウクライナ侵略開始後に主催する最大の国際会議である。
プーチン露大統領に、国際的孤立のイメージ払拭に利用する思惑があったのは疑いない。
国連憲章を踏みにじって侵略を続けるロシアに、30カ国以上もの代表が集まったことは異様かつ残念なことだった。
経済関係を深めたいという実利的な思惑を優先したのだろう。
だが、会議出席自体がロシアの政治宣伝への加担と言える。
非難は免れない。
出席した国々は、自国が侵略され、侵略してきた国での国際会議に各国が集う場面を想像したらどうか。
平和と目先の経済利益を交換してはならない。
BRICSのメンバー国は今年2024年、9カ国へ拡大した。
中露、南アフリカ、ブラジル、インドの5カ国に、イランやエジプトなど4カ国が加わった。
首脳会議が採択したカザン宣言は
「パートナー国」
資格の新設を支持し、13カ国が候補国となっている。
宣言は、ロシアへの制裁などを念頭に
「違法な制裁を含む一方的強制措置の破壊的影響を懸念する」
とした。
ウクライナ問題の平和的解決を目指す提案を評価するとも記したが、露軍撤兵には言及していない。
このような宣言は容認できない。
ロシアは直ちに侵略をやめなければならない。
プーチン大統領は、新興・途上国
「グローバルサウス」
の国々をBRICSに加え、先進7カ国(G7)への対抗軸にしたい意向だ。
首脳会議は
「公平な世界発展と安全のための多国間協力の強化」
を掲げ、中東やウクライナ情勢、米ドル決済に対抗する各国通貨決済の拡大などをテーマに話し合った。
だが、各国は同床異夢の状態である。
例えば、インドやブラジル、南アフリカは加盟国の拡大に慎重だ。
そのため、パートナー国新設が妥協策となった。
ロシアや中国が、BRICSを米欧との対抗軸として更に利用しようとすれば軋轢が高まる可能性がある。
日本などG7各国は、BRICSに惹かれる国々に、ウクライナ侵略を後押しする行動を控えるよう働き掛けるべきだ。

http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/788.html#c27
[政治・選挙・NHK295] <接戦区最終攻防>焦点は自公過半数ではなく、石破退陣(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
34. 秘密のアッコちゃん[817] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月27日 07:46:58 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[382]
<■430行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
「日本を豊かに強く」保守党百田氏が大阪・梅田で最終演説、支持を呼びかけ
2024/10/26 19:36
https://www.sankei.com/article/20241026-5QYU4E3BVZKRFBDMVETPSDEU4Q/?outputType=theme_election2024
政治団体
「日本保守党」
の百田尚樹代表が26日夜、大阪・梅田で選挙戦最後の街頭演説に臨んだ。
「日本を豊かに強くするために政党を設立した」
「皆さんどうか応援してください」
と支持を呼び掛けた。
日本は30年間経済を蔑ろにしてきたと話し
「国力を落とし、国民の生活さえもほったらかしにしている」
と主張。
選挙カーの上から
「未来の日本人に『保守党が日本を守ってくれた』と言われるように頑張りたい」
と訴えると、聴衆から拍手が起こった。

日本保守党、首相官邸前で演説 有本香氏「しがらみ、利権政治に絶対に負けない」衆院選情勢調査、複数議席獲得との予測も
2024.10/26 14:17
https://www.zakzak.co.jp/article/20241026-VRV2X7JR5BNFXCA3NARHHYVU6Y/
衆院選に政治団体
「日本保守党」
から比例東京ブロックで出馬したジャーナリストで同党事務総長の有本香氏(62)らが2024年10月25日、東京・永田町の首相官邸前で街頭演説を行った。
有本氏は政策の違いを訴え、自民党の石破茂首相(総裁)に対峙する姿勢をみせた。
「石破総理、私たちはあなたの発言には何1つ納得しておりません」
「しかし、考えを変えて、私たちと同じように本当に日本を強く、豊かに強くする政策に舵を切るというのであればもちろん協力します」
「でも、恐らくそれはなさらないでしょう」
有本氏は、官邸の方向を向きながら話した。
減税や製造業の国内回帰による経済成長、入国管理の厳格化などの政策を訴え、
「国民の豊かさ、日本国の国益、国民の安全、生命、財産を守ること、領土・領海・領空を守ること、そして日本の産業を輝かしく、再び日本を世界でナンバーワンの国にする、そのために私たちは一心に働きます」
「私たちは決してあなたたちのように何かのしがらみや利権、そういうものに捉われている政治に絶対に負けない」
と自民党との違いを強調した。
演説を聞いていた男性(54)は
「この時期にこの場所で訴えるのは有本さんらしい」
と語る。
各種情勢調査では、日本保守党が複数議席を獲得するとの予測もある。
ただ、有本氏は
「分からない。そんな実感は全くない」
と話した。

愛知1区で保守河村氏が先行 静岡1区は自民上川氏リード 三重2区は自民立民の競り合い
衆院選2024 終盤情勢 東海
2024/10/24 17:10
https://www.sankei.com/article/20241024-OHOAWE4LFFIPXPW2Y3RKQRUKWM/?outputType=theme_election2024
愛知
1区は政治団体「日本保守党」の河村が大きく先行し、立民吉田と自民熊田が追う。
2区は国民古川が盤石な態勢で自民中川らを引き離す。
3区も立民近藤が大きくリードし、自民水野らが追う展開。
4区は立民牧がリードする。
5区も立民西川が大きく先行。
6区は自民丹羽が独走状態に入っている。
7区は国民日野が自民鈴木に先行している。
8区は立民伴野が復興相の自民伊藤をリード。
9区は先行する立民岡本を自民長坂が追う。
10区は立民藤原がわずかに先行。
11区は国民丹野と自民八木が激しく競る。無党派層の支持獲得が鍵となりそうだ。
12区は立民重徳が自民青山を大きくリード。
13区も立民大西が抜けている。
14区は自民今枝、15区は自民根本がそれぞれ大きくリード。
16区は先行する立民松田を国民福田、公明犬飼が追う。

2024年秋・衆院選
日本保守党・百田尚樹代表勇説600キロ 「5議席以上」の予測もあるが「どうなるか分からない…残り時間を一生懸命やるだけ」
2024.10/24 11:41
https://www.zakzak.co.jp/article/20241024-4RG3LLPNRVNX7JM3N6ZOY2X3KA/
衆院選(2024年10月27日投開票)の各社情勢調査で、初の議席獲得の見通しが出ているのが、政治団体
「日本保守党」
だ。
国政政党の要件を満たす
「5議席以上」
との予測もある。
代表で作家の百田尚樹氏(68)は23日、大阪市内などを回って支持を訴えた。
2024年10月21日には選挙戦で初の首都圏入りするなど注目される百田氏の応援行脚約600キロに密着した。 

「今回、国政政党として近畿から最低でも1人、国会議員に送り込みたい」
百田氏は2024年10月23日午後、梅田駅近くの商業施設前で声を張り上げた。
最重点項目として経済政策を掲げ、
「経済が弱くなると国力が弱くなる」
「生活もダメになる」
「経済的な侵略さえ起こる」
「一丁目一番地は経済、そして安全保障で他国の侵略を受けないような強い国にすることだ」
と訴えた。
演説を聞いた大阪市内の公務員の女性(46)は
「減税や庶民目線、拉致問題など全てに共感している」
「やってくれそうだ」
「安倍晋三元首相が亡くなってから自民党は崩れている」
と話す。
同党の比例近畿ブロックでは国際政治学者で福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(67)が名簿順1位、百田氏は3位に名を連ねる。
百田氏は
「拉致問題は経済力、安全保障と同じぐらい重要な問題と位置付けている」
とし、島田氏を
「約700人の国会議員の中で最も拉致問題に詳しい、北朝鮮が最も恐れる男の1人だ」
と紹介した。
支援組織「救う会」副会長も務めた(出馬に伴い退任)島田氏は
「国会が拉致問題を中心とする北朝鮮問題でおかしな方向に行かないよう楔を打ち込んで主導してゆく」と話した。
■2024年10月21日は大宮、横浜へ
百田氏は2024年10月21日には選挙戦で初めて首都圏に乗り込んだ。
さいたま市のJR大宮駅西口では、比例北関東から出馬した伊藤純子元群馬県伊勢崎市議(55)らと街頭に立ち、
「オイルショックまで日本の好景気が続いた」
「毎年10%ぐらいの経済成長率だった」
「日本はこれぐらいの底力がある」
「これを抑えているのが今の自民党だ」
「日本の国益よりも中国の国益を重んじる政治家もたくさんいる」
と声を張り上げた。
続いて横浜市に入り、JR桜木町駅前で比例南関東の小坂英二元東京都荒川区議(51)の応援に立った。
小坂氏は
「党員以外にも興味を持ってくれる人もいる」
「『自民党も立憲民主党も言わない問題を提起しており、期待している』との声は街頭演説のたびに増えている」
と手応えを語る。

日本保守党が複数議席獲得の可能性 衆院愛知1区は河村氏リード、産経・FNN終盤調査
世論調査
2024/10/21 17:44
https://www.sankei.com/article/20241021-XUVAOZ7J35EQHPQ5LPZTHY476A/?outputType=theme_election2024
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した衆院選の終盤情勢調査で、愛知1区は政治団体
「日本保守党」
共同代表の元職、河村たかし前名古屋市長が立憲民主党の前職、吉田統彦氏、自民党の前職、熊田裕通氏らをリードしている。
日本保守党は比例代表でも複数が当選する可能性が出ている。
いずれも実現すれば、昨年2023年10月の設立以来、衆参通じて初の議席獲得となる。
河村氏は平成5年衆院選で初当選し、2021年からは名古屋市長を4期連続で務めた。
今回は同党の公認候補として衆院選へのくら替え出馬を決めた。
▽愛知1区(4人、敬称略)
山本耕一(47)☆元高校教諭 日本維新の会新人
河村たかし(75) 前名古屋市長 諸派元職
熊田裕通(60)☆元総務副大臣 自民党前職
吉田統彦(49)☆元消費者問題特別委員会理事 立憲民主党前職
(届け出順、☆は比例と重複)

衆院選終盤情勢、与党過半数割れも 立民は大幅増 日本保守党が政党要件満たす可能性
世論調査
2024/10/21 16:12
https://www.sankei.com/article/20241021-PQB5OO7ILVMXZKFLNCJZYCDVBA/?outputType=theme_election2024
産経新聞社は2024年10月21日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した衆院選情勢調査(2024年10月19、20両日実施)に取材を加味し、2024年10月27日の投開票に向けた終盤情勢をまとめた。
自民党は大きく議席を減らす見通しで、連立政権を組む公明党と合わせても過半数(233議席)を割り込む可能性がある。
一方、立憲民主党は公示前に比べ大幅に議席を積み増す勢いだ。
衆院選は、全国289小選挙区と11ブロックの比例代表の計465議席を争う。
自民は、公示前の256議席から60議席程度減少する可能性があり、与党全体でも公示前の288議席から70議席程度落ち込みそうだ。
一方、公示前に98議席だった立民は50議席程度を増やし、7議席だった国民民主党は15議席程度を積み増すと見込まれる。
10議席だった共産は数議席を増やす可能性がある。
日本維新の会は、公示前の43議席を維持するのは困難な情勢だ。
小規模の党派が躍進する傾向がみられ、れいわ新選組(公示前3)が数議席を増やすと予想される他、政治団体
「日本保守党」
が公職選挙法上の
「所属国会議員5人以上」
の政党要件を満たす可能性がある。

ユーチューブでも見られる衆院選の政見放送、再生回数トップは日本保守党 自民、立民は…
2024/10/21 12:34
https://www.sankei.com/article/20241021-4IZCAZ5YBNGOVDO7Y5EILYPY7Y/?outputType=theme_election2024
2024年10月27日投開票の衆院選・比例代表の政見放送について、ユーチューブ上で政治情報などを配信している個人アカウントが各党の放送を掲載したところ、日本保守党が再生回数約44万回でトップとなっている。
自民党は約9千回、立憲民主党は約3500回となっている。
このアカウントは、官房長官の定例記者会見などを掲載している「Ripbanwinkle」。
今回、各党の政見放送を収集し、2024年10月17〜19日に順次掲載したところ、2024年10月21日正午時点で日本保守党が再生回数約44万回でトップ。
参政党の約7万9千回、国民民主党の約1万回が続いている。
政見放送は近年、テレビやラジオだけでなくユーチューブ上でも見られるようになっている。
総務省によると、政見放送をインターネット上に掲載することについて公職選挙法上に特段の規定はなく、各党や団体、個人などが個別に掲載している状況という。
■各党の政見放送の再生回数(比例代表)
日本保守党(19日掲載)44万563回
参政党(18日掲載)7万8730回
国民民主党(17日掲載)1万256回
自民党(17日掲載)9182回
社民党(19日掲載)5769回
立憲民主党(17日掲載)3534回
れいわ新選組(19日掲載)2035回
日本維新の会(17日掲載)975回
共産党(19日掲載)569回
公明党(19日掲載)396回
(ユーチューブアカウント「Ripbanwinkle」での再生回数、21日正午時点)

【衆院選2024】日本保守党 政見放送(比例代表)
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%E6%94%BF%E8%A6%8B%E6%94%BE%E9%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9ARipbanwinkle&mid=44486B54B038705694E144486B54B038705694E1&ajaxhist=0

日本保守党 政見放送
2024/10/20
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44232914

日本保守党
https://hoshuto.jp/

自民党、過半数割れの可能性 立憲民主党、公示前より議席上積み 日本保守党、複数議席獲得へ 報道各社、衆院選序盤情勢調査
2024.10/17 11:31
https://www.zakzak.co.jp/article/20241017-WLKH5R2JLFMA3JBPQ2QASGGTBA/
第50回衆院選(27日投開票)について、報道各社の序盤情勢調査が出揃ってきた。
自民党は石破茂首相(総裁)の
「変節」
や、派閥裏金事件などが響き、定数465議席の過半数(233)に届かない可能性が出てきた。
単独過半数割れとなれば、2009年以来となる。
立憲民主党は公示前の98議席から議席を増やし、ベストセラー作家の百田尚樹氏が立ち上げた政治団体
「日本保守党」
は複数議席を獲得しそうだ。
共同通信によると、全289選挙区のうち、自民党(公示前256)がリードしているのは140程度で、接戦区が多い。
比例代表で前回選挙(20年)の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
公明党は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
自民党との連立与党では過半数を維持する見込み。
立憲民主党は公示前の98議席を超える公算が大きい。
日本維新の会は大阪の小選挙区は堅調だが、比例の支持の広がりに欠け、公示前の43議席に手が届かない可能性がある。
共産党は公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民党は小選挙区の1議席死守が課題。
参政党は支持浸透が見られない。

与党過半数巡り攻防 不記載響き自民低調、立民勢い 衆院選序盤情勢
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-AEBKGSGRPZMN7EBF43MGFUUFOI/?outputType=theme_election2024
27日投開票の第50回衆院選について共同通信社は15、16両日、全国の有権者15万6千人を対象に電話調査を実施し、取材を加味して公示直後の序盤情勢を探った。
自民党は派閥パーティー収入不記載事件が響き低調。
公明党も伸び悩む。
立憲民主党は議席増へ勢いを見せる。
定数465議席の過半数(233)を巡り、与野党の攻防が続いている。
小選挙区では投票先未定が3割近くおり、今後、情勢は変わる可能性がある。
全289選挙区のうち、自民(公示前勢力256)がリードしているのは140程度にとどまり、接戦区が多い。
比例代表で令和3年前回選の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
単独過半数を維持できるかどうか予断を許さない。
不記載事件に関係し、公認されなかった候補の大半は厳しい戦い。
重複立候補が認められなかった候補も半数近くが先行されている。
立民は公示前の98議席(比例含む)を超える公算が大きい。
無党派層でも支持が拡大しつつある。
前回選で39だった比例議席も増やしそうだ。
日本維新の会は地盤の大阪府の小選挙区で堅調。
だが全国的に比例の支持の広がりがいまひとつで、公示前の43議席に手が届かない可能性もある。
公明は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
維新と争う大阪府の4小選挙区で苦戦が目立つ。
埼玉14区に出馬した石井啓一代表も激戦。
比例も伸びを欠いており、小選挙区と合わせた公示前の32議席を堅持できるか微妙だ。
共産党は小選挙区1議席を維持しそうだ。
比例次第で、公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。
国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。
れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民は小選挙区の1議席死守へ全力を挙げる。
参政党は支持浸透が見られない。
政治団体
「日本保守党」
は複数議席を得る可能性がある。

日本保守党、初の全国的な国政選挙 有本香氏「選択肢増やす」
毎日新聞
2024/10/15 13:45(最終更新 10/15 13:45)
https://mainichi.jp/articles/20241015/k00/00m/010/079000c
政治団体
「日本保守党」
は15日午前11時頃、JR新橋駅(東京都港区)前で第一声を上げた。
2023年9月の発足以来、初の全国的な国政選挙となり、「SL広場」には数百人の聴衆が集まった。
作家の百田尚樹代表や有本香事務総長らが壇上に立ち、有本氏は
「中国資本がどんどん日本の土地を買収している問題に真面目に取り組む党派は国会にない」
「国民の選択肢を増やしましょう」
などと訴えた。

「日本は世界最高の国だ」 日本保守党・百田尚樹代表が第一声 つなぎ弁士で歴史の講義も
2024/10/15 12:44
https://www.sankei.com/article/20241015-6C7DQDZ355F2ZBYMGF632X7UUE/?outputType=theme_election2024
政治団体
「日本保守党」
の百田尚樹代表は15日午前、衆院選(27日投開票)の公示を受け、東京・JR新橋駅前で第一声をあげた。
「日本は、日本人はもっと幸福になるべきだ」
「日本は世界最高の国だ」
と声を張り上げ、約600人の聴衆が日の丸などを手に拍手を送った。
同党の有本香事務総長は
「北朝鮮による拉致問題や外国資本による不動産買収など真面目にやっている政党はない」
「新しい選択肢を増やしましょう」
と支持を訴えた。
百田氏は党のシンボルカラーである青のジャンパーを着込んで登場。
比例代表の届け出が開始から遅れるハプニングもあり、百田氏は受理の一報が入るまで、聖徳太子や元寇など日本史について語って
「つなぎ弁士」
を務める一幕もあった。
午前10時55分ごろに始まった衆院選の選挙演説で、百田氏は
「我々と一緒にもっともっと幸せになりましょう」
と気勢を上げた。
日本保守党は昨年10月の結党以降、今年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
小選挙区に4人(いずれも愛知)、比例代表に百田氏や有本氏ら26人を擁立した。

橋下氏 自民分裂→高市早苗氏と「日本保守党」合流が「日本にとって最善策」 立憲も割れて石破首相と野田代表で第2グループと
デイリースポーツ によるストーリー • 9 時間
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E6%B0%8F-%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%88%86%E8%A3%82-%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%8B%97%E6%B0%8F%E3%81%A8-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9A-%E5%90%88%E6%B5%81%E3%81%8C-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%9C%80%E5%96%84%E7%AD%96-%E7%AB%8B%E6%86%B2%E3%82%82%E5%89%B2%E3%82%8C%E3%81%A6%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%A8%E9%87%8E%E7%94%B0%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%A7%E7%AC%AC%EF%BC%92%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%A8/ar-AA1s5QuR?ocid=BingNewsVerp
橋下徹弁護士が11日付でX投稿。
政治団体
「日本保守党」
の公認で衆院選愛知1区に立候補するため名古屋市長を辞職する河村たかし氏が、自民・高市早苗氏との合流について語ったとする記事を取り上げ、
「これが日本の政治にとっての最善策」
と投稿した。
橋下氏は、中央政界を
「3つのグループに再編すればスッキリする」
とし
「自民党が割れて高市さんグループと日本保守党が合流」
とした。
更に別投稿で
「立憲も割れて野田さんグループと石破さんグループが合流」
「立憲のいわゆる左派は共産党と合流」
とグループ分けし、
「この3つのグループに整理されると有権者は選択しやすくなる」
「維新、国民なども割れて3つのグループに別れていけばいい」
と記した。

衆院選出馬の河村・名古屋市長の辞職、議会「職務放棄」と不同意 15日自動失職へ
2024/10/11 12:21
https://www.sankei.com/article/20241011-TP3CKYC2TJJLXLEB2UMB6DYFBE/?outputType=theme_election2024
名古屋市議会は11日の本会議で、衆院選出馬を表明した河村たかし市長(75)の辞職の申し出を自民、公明両党会派などの反対多数で不同意とした。
公示日の15日に立候補を届け出た時点で自動失職する。
本会議で、自民市議は
「多くの重要案件が積み残されている」
「任期が残ったまま、やりきったとする振る舞いは職務放棄だ」
と批判した。
地方自治法は、市町村長は退職の20日前までに議会に申し出るよう規定。
議会の同意があれば、それより前に退職できると定めている。
河村氏は散会後
「不同意は残念」
と述べた。
自身が代表を務める地域政党「減税日本」の一部議員も本会議で反対した。
河村氏は9日、市議会に辞表を提出。
市選管によると、市長選は11月中に投開票される見通しという。

河村たかし氏、衆院選「台風の目」可能性「75歳まで来ると有権者の心を信じるに尽きる」
2024/10/1 23:20
https://www.sankei.com/article/20241001-6WLNPES2ZBNRPGZWSGU44D6AI4/
選挙巧者で
「総理を狙う男」
を自称する名古屋市の河村たかし市長が1日、衆院選愛知1区への出馬を表明した。
出馬記者会見で勝算を問われた河村氏は
「75歳まで来ると、有権者の心を信じてやるに尽きる」
「皆さんのためにやってきた」
「必ず分かってくれる」。
国政復帰への意欲を示し続けてきたが、年齢のために今回がラストチャンスとの声も出ている。
河村氏の存在は、衆院選で
「台風の目」
となる可能性を秘める。
2023年4月の市議選では、減税日本の党勢低迷が指摘されながら、自らが前面に出た選挙戦を展開した結果、改選前より議席を増やした。
2023年10月から
「日本保守党」
の共同代表に就任。
名古屋市などの選挙区で候補を擁立すれば、保守層から一定の支持を得られる可能性がある。
地元市議は、自民党総裁選で石破茂新首相が、保守層に人気の高市早苗氏を破ったことで
「自民候補から保守票が逃げる可能性がある」
「自身の年齢も考えれば、最後のチャンスだったのだろう」
と推察する。

名古屋市の河村たかし市長、愛知1区から衆院選出馬へ「総理を狙う男、アゲインという感じ」
2024/10/1 9:27
https://www.sankei.com/article/20241001-3OISJHHS3RLWXM7WY6B2I3OMOA/
名古屋市の河村たかし市長は1日、27日投開票の衆院選に愛知1区から出馬する意向を明らかにした。
記者団の取材に答えた。
河村市長は4期目で市長を退く考えを示していたことを踏まえ、
「4年前、これで最後と言ったので公約を守る」
「総理を狙う男、アゲインという感じだ」
と述べた。

日本保守党が30人擁立、衆院選の秘策=@百田氏の比例3位と小選挙区で愛知注力のワケ 有本香氏は東京1位、島田洋一氏は近畿1位
2024.10/9 11:45
https://www.zakzak.co.jp/article/20241009-5HXGCNPV7VJBVEITHJ2WM3R3AA/
政治団体
「日本保守党」
は8日、次期衆院選で擁立を見込む30人の候補予定者を発表し、党代表で作家の百田尚樹氏(68)と、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)も比例代表で出馬すると明らかにした。
百田氏は衆院選を
「国政政党になれるチャンス」
と位置付け、
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦っていきたい」
と意気込みを見せた。
比例の東京ブロックでは、名簿1位に有本氏、2位に梅原克彦元仙台市長(70)ら4人を擁立する。
近畿ブロックでは福井県立大学の島田洋一名誉教授(66)が1位、百田氏は3位で出馬を予定する。
百田氏は
「誰が一番国会議員になるに相応しい人材であるかを一番優先して考えた」
と説明した。
小選挙区は、愛知で共同代表の河村たかし名古屋市長(75)ら4人を擁立する。
有本氏は
「局地戦で一発勝負なので、強みのある所に絞るのが戦略だ」
と語る。
公約について有本氏は
「国会の中にない選択肢、政策を掲げていく」
と強調、党の重点政策では消費税などの減税や再エネ賦課金の廃止、入管難民法の改正と運用の厳正化などを掲げている。
政治家の世襲については
「どこの政党と言わないが、スッと息子さんに継いでしまうのは国民の納得感がない」
「近い親族が出る場合、選挙区を変更するなど何らかの原則をもって、家業のように引き継ぐのをやめていくべきではないか」
と指摘した。
「政治とカネ」
問題では、政党交付金の引き下げを主張するなど、既存政党に有利な制度の見直しにも言及した。

百田尚樹代表、有本香事務総長ら比例26人 選挙区は4人 日本保守党が候補者名簿を発表
2024/10/8 16:05
https://www.sankei.com/article/20241008-5K2ZQKCTWNC5XGHR2OFQDWYNL4/
日本保守党は8日、衆院選(15日公示、27日投開票予定)に向け、選挙区4人と比例代表26人の候補予定者名簿を発表した。
選挙区の愛知1区には河村たかし・名古屋市長、比例代表には百田尚樹代表、有本香事務総長、国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏らを擁立する。
名簿は以下の通り。
【選挙区】
河村たかし(愛知1区)、大橋とおる(愛知3区)、麻生ちさ(愛知4区)、田中克和(愛知5区)
【比例代表】
北海道ブロック=小野寺まさる、堀田真作
北関東ブロック=伊藤純子、野寺直美、芦沢進、宮入良明
東京ブロック=有本香、梅原克彦、阿部力也、小柳岳志
南関東ブロック=小坂英二、大河内元喜、森健太郎、渡辺紀明、服部徹
東海ブロック=竹上ゆうこ、中川健一、織田敏之、中村憲一、青木崇佳
近畿ブロック=島田洋一、佐々木みのり、百田尚樹、豆谷和男、竹内唯裕、残る1人は通称調整中のため非公表

日本保守党が衆院選で会見 百田、有本両氏ら30人擁立 「『移民』政策見直しを」
2024/10/8 14:45
https://www.sankei.com/article/20241008-KS5HD7W5MVHK7NWTBBK5GRBWEI/
政治団体
「日本保守党」
は8日、衆院選(15日告示、27日投開票予定)について、東京都内で記者会見した。
愛知1区に出馬する共同代表の河村たかし名古屋市長ら4人を選挙区に、比例代表には国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏ら26人、計30人を擁立する方針を明らかにした。
2023年10月に結党して以降、2024年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
百田尚樹代表は比例近畿ブロック、有本香事務総長は比例東京ブロックにそれぞれ擁立する。
公約については、
「スパイ防止法の制定」
「消費税減税」
「共同親権制度の導入」
など結党時に発表した重点政策項目を踏襲。
表現などは練り上げるという。
有本氏は会見で、衆院選について
「願わくば国政政党になりたい」
「国政に行くぞというお披露目でもある」
と述べ、政党要件を満たす5人以上の当選に強い意欲を滲ませた。
その上で、再生可能エネルギー普及のため電気料金に上乗せされている
「再エネ賦課金」
の廃止などを例に挙げて
「国会の中にない政策を掲げていく」
と強調した。
百田氏は
「日本を守り、日本の良さをそのまま残したい」
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦いたい」
と語った。
特に重視する政策については、
「移民」
政策の見直しを挙げて
「『移民』が増えている」
「地域住民とトラブルを抱え、日本の本来守るべきルールを守らない一部の外国人もいる」
「町によっては治安が脅かされている」
「『移民』問題をもう1度考え直すべきではないか」
と述べた。

日本保守党、百田尚樹氏が比例代表の近畿ブロック 有本香氏が東京ブロックから出馬へ 次期衆院選
2024.10/8 13:54
https://www.zakzak.co.jp/article/20241008-PLSYAED6NJO5XDXPNETUCI6HIY/
政治団体
「日本保守党」
は8日、記者会見を開き、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で、党代表で作家の百田尚樹氏(68)が比例代表の近畿ブロックから、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)が東京ブロックから出馬すると明らかにした。
百田氏は
「日本を守りたい、日本の良さを残したいという思いだ」
「『日本を豊かに、強く』という理念に賛同した候補者とともに衆院選を戦っていきたい」
と意気込みを述べた。
北海道ブロックでは元北海道議の小野寺まさる氏(61)、東京ブロックでは元仙台市長の梅原克彦氏(70)、南関東ブロックでは荒川区議の小坂英二氏(51)、近畿ブロックでは福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(66)が名を連ねている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/778.html#c34

[政治・選挙・NHK295] 「維新惨敗」情勢に吉村府知事が焦り…公務そっちのけ衆院選シフトのえげつなさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
11. 秘密のアッコちゃん[818] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月27日 08:42:55 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[383]
<■459行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<産経抄>手元の「ボート」行使を、きょう投開票
2024/10/27 5:00
https://www.sankei.com/article/20241027-62HGKRF72NK3XP62QESWJBSSPI/
外国語の発音を日本語で表すのは難しい。
評論家の呉智英さんがそう嘆いていた。
波乗りは「サーフボート」か「サーフボード」か。
ボート(小舟)でもボード(板)でも通じるだけに
「始末が悪い」
と(『言葉につける薬』)。
▼波乗りに使うのはボードだが、その濁点に苦い思い出があると、呉さんは打ち明けている。
賛否同数の時に決着をつける1票、「キャスチングボート」である。議員が木札を投票箱に入れる、結果を黒板に書き出す…。
その印象が強く、「―ボード」と思い込んでいたという。
▼素直に白状すると、同じくボード派≠フ当方は呉さんの打ち明け話にほっとした。
この場合の「ボート」は「vote(票)」である。
英語の発音を意識するなら「キャスティング・ヴォート」と書くべきかもしれない。
確かに、扱いが難しい。
▼激しかった論戦が終わり、衆院選は投開票を迎えた。
序盤から中盤、そして終盤にかけて、情勢が揺れ動いた小選挙区は少なくなかった。
新たな区割りで行われた地域も多い。
「ボート」の投じ先を巡って、有権者を大いに悩ませた総選挙である。
▼政治不信にどう片を付けるか。
経済をさらなる成長へとどう導くか。
不穏な国際情勢に立ち向かう安全保障のあり方を、どう打ち出すか。
内外の課題が山と積まれた中、我が国の明日をどの候補者や党に託すかが問われる選挙だ。
手元の1票を通して、政治に物申すときだろう。
▼濁点のある、なし。
阿刀田高著『ことば遊びの楽しみ』から、投票所で思い出したい一首を引く。
<世の中は澄むと濁るのちがいにて/ためになる人だめになる人>。
1人1人がキャスチングボートを握るつもりで、世の中の
「ためになる人」
に票を投じたい。


「日本を豊かに強く」保守党百田氏が大阪・梅田で最終演説、支持を呼びかけ
2024/10/26 19:36
https://www.sankei.com/article/20241026-5QYU4E3BVZKRFBDMVETPSDEU4Q/?outputType=theme_election2024
政治団体
「日本保守党」
の百田尚樹代表が26日夜、大阪・梅田で選挙戦最後の街頭演説に臨んだ。
「日本を豊かに強くするために政党を設立した」
「皆さんどうか応援してください」
と支持を呼び掛けた。
日本は30年間経済を蔑ろにしてきたと話し
「国力を落とし、国民の生活さえもほったらかしにしている」
と主張。
選挙カーの上から
「未来の日本人に『保守党が日本を守ってくれた』と言われるように頑張りたい」
と訴えると、聴衆から拍手が起こった。

日本保守党、首相官邸前で演説 有本香氏「しがらみ、利権政治に絶対に負けない」衆院選情勢調査、複数議席獲得との予測も
2024.10/26 14:17
https://www.zakzak.co.jp/article/20241026-VRV2X7JR5BNFXCA3NARHHYVU6Y/
衆院選に政治団体
「日本保守党」
から比例東京ブロックで出馬したジャーナリストで同党事務総長の有本香氏(62)らが2024年10月25日、東京・永田町の首相官邸前で街頭演説を行った。
有本氏は政策の違いを訴え、自民党の石破茂首相(総裁)に対峙する姿勢をみせた。
「石破総理、私たちはあなたの発言には何1つ納得しておりません」
「しかし、考えを変えて、私たちと同じように本当に日本を強く、豊かに強くする政策に舵を切るというのであればもちろん協力します」
「でも、恐らくそれはなさらないでしょう」
有本氏は、官邸の方向を向きながら話した。
減税や製造業の国内回帰による経済成長、入国管理の厳格化などの政策を訴え、
「国民の豊かさ、日本国の国益、国民の安全、生命、財産を守ること、領土・領海・領空を守ること、そして日本の産業を輝かしく、再び日本を世界でナンバーワンの国にする、そのために私たちは一心に働きます」
「私たちは決してあなたたちのように何かのしがらみや利権、そういうものに捉われている政治に絶対に負けない」
と自民党との違いを強調した。
演説を聞いていた男性(54)は
「この時期にこの場所で訴えるのは有本さんらしい」
と語る。
各種情勢調査では、日本保守党が複数議席を獲得するとの予測もある。
ただ、有本氏は
「分からない。そんな実感は全くない」
と話した。

愛知1区で保守河村氏が先行 静岡1区は自民上川氏リード 三重2区は自民立民の競り合い
衆院選2024 終盤情勢 東海
2024/10/24 17:10
https://www.sankei.com/article/20241024-OHOAWE4LFFIPXPW2Y3RKQRUKWM/?outputType=theme_election2024
愛知
1区は政治団体「日本保守党」の河村が大きく先行し、立民吉田と自民熊田が追う。
2区は国民古川が盤石な態勢で自民中川らを引き離す。
3区も立民近藤が大きくリードし、自民水野らが追う展開。
4区は立民牧がリードする。
5区も立民西川が大きく先行。
6区は自民丹羽が独走状態に入っている。
7区は国民日野が自民鈴木に先行している。
8区は立民伴野が復興相の自民伊藤をリード。
9区は先行する立民岡本を自民長坂が追う。
10区は立民藤原がわずかに先行。
11区は国民丹野と自民八木が激しく競る。無党派層の支持獲得が鍵となりそうだ。
12区は立民重徳が自民青山を大きくリード。
13区も立民大西が抜けている。
14区は自民今枝、15区は自民根本がそれぞれ大きくリード。
16区は先行する立民松田を国民福田、公明犬飼が追う。

2024年秋・衆院選
日本保守党・百田尚樹代表勇説600キロ 「5議席以上」の予測もあるが「どうなるか分からない…残り時間を一生懸命やるだけ」
2024.10/24 11:41
https://www.zakzak.co.jp/article/20241024-4RG3LLPNRVNX7JM3N6ZOY2X3KA/
衆院選(2024年10月27日投開票)の各社情勢調査で、初の議席獲得の見通しが出ているのが、政治団体
「日本保守党」
だ。
国政政党の要件を満たす
「5議席以上」
との予測もある。
代表で作家の百田尚樹氏(68)は23日、大阪市内などを回って支持を訴えた。
2024年10月21日には選挙戦で初の首都圏入りするなど注目される百田氏の応援行脚約600キロに密着した。 

「今回、国政政党として近畿から最低でも1人、国会議員に送り込みたい」
百田氏は2024年10月23日午後、梅田駅近くの商業施設前で声を張り上げた。
最重点項目として経済政策を掲げ、
「経済が弱くなると国力が弱くなる」
「生活もダメになる」
「経済的な侵略さえ起こる」
「一丁目一番地は経済、そして安全保障で他国の侵略を受けないような強い国にすることだ」
と訴えた。
演説を聞いた大阪市内の公務員の女性(46)は
「減税や庶民目線、拉致問題など全てに共感している」
「やってくれそうだ」
「安倍晋三元首相が亡くなってから自民党は崩れている」
と話す。
同党の比例近畿ブロックでは国際政治学者で福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(67)が名簿順1位、百田氏は3位に名を連ねる。
百田氏は
「拉致問題は経済力、安全保障と同じぐらい重要な問題と位置付けている」
とし、島田氏を
「約700人の国会議員の中で最も拉致問題に詳しい、北朝鮮が最も恐れる男の1人だ」
と紹介した。
支援組織「救う会」副会長も務めた(出馬に伴い退任)島田氏は
「国会が拉致問題を中心とする北朝鮮問題でおかしな方向に行かないよう楔を打ち込んで主導してゆく」と話した。
■2024年10月21日は大宮、横浜へ
百田氏は2024年10月21日には選挙戦で初めて首都圏に乗り込んだ。
さいたま市のJR大宮駅西口では、比例北関東から出馬した伊藤純子元群馬県伊勢崎市議(55)らと街頭に立ち、
「オイルショックまで日本の好景気が続いた」
「毎年10%ぐらいの経済成長率だった」
「日本はこれぐらいの底力がある」
「これを抑えているのが今の自民党だ」
「日本の国益よりも中国の国益を重んじる政治家もたくさんいる」
と声を張り上げた。
続いて横浜市に入り、JR桜木町駅前で比例南関東の小坂英二元東京都荒川区議(51)の応援に立った。
小坂氏は
「党員以外にも興味を持ってくれる人もいる」
「『自民党も立憲民主党も言わない問題を提起しており、期待している』との声は街頭演説のたびに増えている」
と手応えを語る。

日本保守党が複数議席獲得の可能性 衆院愛知1区は河村氏リード、産経・FNN終盤調査
世論調査
2024/10/21 17:44
https://www.sankei.com/article/20241021-XUVAOZ7J35EQHPQ5LPZTHY476A/?outputType=theme_election2024
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した衆院選の終盤情勢調査で、愛知1区は政治団体
「日本保守党」
共同代表の元職、河村たかし前名古屋市長が立憲民主党の前職、吉田統彦氏、自民党の前職、熊田裕通氏らをリードしている。
日本保守党は比例代表でも複数が当選する可能性が出ている。
いずれも実現すれば、昨年2023年10月の設立以来、衆参通じて初の議席獲得となる。
河村氏は平成5年衆院選で初当選し、2021年からは名古屋市長を4期連続で務めた。
今回は同党の公認候補として衆院選へのくら替え出馬を決めた。
▽愛知1区(4人、敬称略)
山本耕一(47)☆元高校教諭 日本維新の会新人
河村たかし(75) 前名古屋市長 諸派元職
熊田裕通(60)☆元総務副大臣 自民党前職
吉田統彦(49)☆元消費者問題特別委員会理事 立憲民主党前職
(届け出順、☆は比例と重複)

衆院選終盤情勢、与党過半数割れも 立民は大幅増 日本保守党が政党要件満たす可能性
世論調査
2024/10/21 16:12
https://www.sankei.com/article/20241021-PQB5OO7ILVMXZKFLNCJZYCDVBA/?outputType=theme_election2024
産経新聞社は2024年10月21日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した衆院選情勢調査(2024年10月19、20両日実施)に取材を加味し、2024年10月27日の投開票に向けた終盤情勢をまとめた。
自民党は大きく議席を減らす見通しで、連立政権を組む公明党と合わせても過半数(233議席)を割り込む可能性がある。
一方、立憲民主党は公示前に比べ大幅に議席を積み増す勢いだ。
衆院選は、全国289小選挙区と11ブロックの比例代表の計465議席を争う。
自民は、公示前の256議席から60議席程度減少する可能性があり、与党全体でも公示前の288議席から70議席程度落ち込みそうだ。
一方、公示前に98議席だった立民は50議席程度を増やし、7議席だった国民民主党は15議席程度を積み増すと見込まれる。
10議席だった共産は数議席を増やす可能性がある。
日本維新の会は、公示前の43議席を維持するのは困難な情勢だ。
小規模の党派が躍進する傾向がみられ、れいわ新選組(公示前3)が数議席を増やすと予想される他、政治団体
「日本保守党」
が公職選挙法上の
「所属国会議員5人以上」
の政党要件を満たす可能性がある。

ユーチューブでも見られる衆院選の政見放送、再生回数トップは日本保守党 自民、立民は…
2024/10/21 12:34
https://www.sankei.com/article/20241021-4IZCAZ5YBNGOVDO7Y5EILYPY7Y/?outputType=theme_election2024
2024年10月27日投開票の衆院選・比例代表の政見放送について、ユーチューブ上で政治情報などを配信している個人アカウントが各党の放送を掲載したところ、日本保守党が再生回数約44万回でトップとなっている。
自民党は約9千回、立憲民主党は約3500回となっている。
このアカウントは、官房長官の定例記者会見などを掲載している「Ripbanwinkle」。
今回、各党の政見放送を収集し、2024年10月17〜19日に順次掲載したところ、2024年10月21日正午時点で日本保守党が再生回数約44万回でトップ。
参政党の約7万9千回、国民民主党の約1万回が続いている。
政見放送は近年、テレビやラジオだけでなくユーチューブ上でも見られるようになっている。
総務省によると、政見放送をインターネット上に掲載することについて公職選挙法上に特段の規定はなく、各党や団体、個人などが個別に掲載している状況という。
■各党の政見放送の再生回数(比例代表)
日本保守党(19日掲載)44万563回
参政党(18日掲載)7万8730回
国民民主党(17日掲載)1万256回
自民党(17日掲載)9182回
社民党(19日掲載)5769回
立憲民主党(17日掲載)3534回
れいわ新選組(19日掲載)2035回
日本維新の会(17日掲載)975回
共産党(19日掲載)569回
公明党(19日掲載)396回
(ユーチューブアカウント「Ripbanwinkle」での再生回数、21日正午時点)

【衆院選2024】日本保守党 政見放送(比例代表)
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%E6%94%BF%E8%A6%8B%E6%94%BE%E9%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9ARipbanwinkle&mid=44486B54B038705694E144486B54B038705694E1&ajaxhist=0

日本保守党 政見放送
2024/10/20
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44232914

日本保守党
https://hoshuto.jp/

自民党、過半数割れの可能性 立憲民主党、公示前より議席上積み 日本保守党、複数議席獲得へ 報道各社、衆院選序盤情勢調査
2024.10/17 11:31
https://www.zakzak.co.jp/article/20241017-WLKH5R2JLFMA3JBPQ2QASGGTBA/
第50回衆院選(27日投開票)について、報道各社の序盤情勢調査が出揃ってきた。
自民党は石破茂首相(総裁)の
「変節」
や、派閥裏金事件などが響き、定数465議席の過半数(233)に届かない可能性が出てきた。
単独過半数割れとなれば、2009年以来となる。
立憲民主党は公示前の98議席から議席を増やし、ベストセラー作家の百田尚樹氏が立ち上げた政治団体
「日本保守党」
は複数議席を獲得しそうだ。
共同通信によると、全289選挙区のうち、自民党(公示前256)がリードしているのは140程度で、接戦区が多い。
比例代表で前回選挙(20年)の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
公明党は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
自民党との連立与党では過半数を維持する見込み。
立憲民主党は公示前の98議席を超える公算が大きい。
日本維新の会は大阪の小選挙区は堅調だが、比例の支持の広がりに欠け、公示前の43議席に手が届かない可能性がある。
共産党は公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民党は小選挙区の1議席死守が課題。
参政党は支持浸透が見られない。

与党過半数巡り攻防 不記載響き自民低調、立民勢い 衆院選序盤情勢
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-AEBKGSGRPZMN7EBF43MGFUUFOI/?outputType=theme_election2024
27日投開票の第50回衆院選について共同通信社は15、16両日、全国の有権者15万6千人を対象に電話調査を実施し、取材を加味して公示直後の序盤情勢を探った。
自民党は派閥パーティー収入不記載事件が響き低調。
公明党も伸び悩む。
立憲民主党は議席増へ勢いを見せる。
定数465議席の過半数(233)を巡り、与野党の攻防が続いている。
小選挙区では投票先未定が3割近くおり、今後、情勢は変わる可能性がある。
全289選挙区のうち、自民(公示前勢力256)がリードしているのは140程度にとどまり、接戦区が多い。
比例代表で令和3年前回選の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
単独過半数を維持できるかどうか予断を許さない。
不記載事件に関係し、公認されなかった候補の大半は厳しい戦い。
重複立候補が認められなかった候補も半数近くが先行されている。
立民は公示前の98議席(比例含む)を超える公算が大きい。
無党派層でも支持が拡大しつつある。
前回選で39だった比例議席も増やしそうだ。
日本維新の会は地盤の大阪府の小選挙区で堅調。
だが全国的に比例の支持の広がりがいまひとつで、公示前の43議席に手が届かない可能性もある。
公明は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
維新と争う大阪府の4小選挙区で苦戦が目立つ。
埼玉14区に出馬した石井啓一代表も激戦。
比例も伸びを欠いており、小選挙区と合わせた公示前の32議席を堅持できるか微妙だ。
共産党は小選挙区1議席を維持しそうだ。
比例次第で、公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。
国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。
れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民は小選挙区の1議席死守へ全力を挙げる。
参政党は支持浸透が見られない。
政治団体
「日本保守党」
は複数議席を得る可能性がある。

日本保守党、初の全国的な国政選挙 有本香氏「選択肢増やす」
毎日新聞
2024/10/15 13:45(最終更新 10/15 13:45)
https://mainichi.jp/articles/20241015/k00/00m/010/079000c
政治団体
「日本保守党」
は15日午前11時頃、JR新橋駅(東京都港区)前で第一声を上げた。
2023年9月の発足以来、初の全国的な国政選挙となり、「SL広場」には数百人の聴衆が集まった。
作家の百田尚樹代表や有本香事務総長らが壇上に立ち、有本氏は
「中国資本がどんどん日本の土地を買収している問題に真面目に取り組む党派は国会にない」
「国民の選択肢を増やしましょう」
などと訴えた。

「日本は世界最高の国だ」 日本保守党・百田尚樹代表が第一声 つなぎ弁士で歴史の講義も
2024/10/15 12:44
https://www.sankei.com/article/20241015-6C7DQDZ355F2ZBYMGF632X7UUE/?outputType=theme_election2024
政治団体
「日本保守党」
の百田尚樹代表は15日午前、衆院選(27日投開票)の公示を受け、東京・JR新橋駅前で第一声をあげた。
「日本は、日本人はもっと幸福になるべきだ」
「日本は世界最高の国だ」
と声を張り上げ、約600人の聴衆が日の丸などを手に拍手を送った。
同党の有本香事務総長は
「北朝鮮による拉致問題や外国資本による不動産買収など真面目にやっている政党はない」
「新しい選択肢を増やしましょう」
と支持を訴えた。
百田氏は党のシンボルカラーである青のジャンパーを着込んで登場。
比例代表の届け出が開始から遅れるハプニングもあり、百田氏は受理の一報が入るまで、聖徳太子や元寇など日本史について語って
「つなぎ弁士」
を務める一幕もあった。
午前10時55分ごろに始まった衆院選の選挙演説で、百田氏は
「我々と一緒にもっともっと幸せになりましょう」
と気勢を上げた。
日本保守党は昨年10月の結党以降、今年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
小選挙区に4人(いずれも愛知)、比例代表に百田氏や有本氏ら26人を擁立した。

橋下氏 自民分裂→高市早苗氏と「日本保守党」合流が「日本にとって最善策」 立憲も割れて石破首相と野田代表で第2グループと
デイリースポーツ によるストーリー • 9 時間
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E6%B0%8F-%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%88%86%E8%A3%82-%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%8B%97%E6%B0%8F%E3%81%A8-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9A-%E5%90%88%E6%B5%81%E3%81%8C-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%9C%80%E5%96%84%E7%AD%96-%E7%AB%8B%E6%86%B2%E3%82%82%E5%89%B2%E3%82%8C%E3%81%A6%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%A8%E9%87%8E%E7%94%B0%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%A7%E7%AC%AC%EF%BC%92%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%A8/ar-AA1s5QuR?ocid=BingNewsVerp
橋下徹弁護士が11日付でX投稿。
政治団体
「日本保守党」
の公認で衆院選愛知1区に立候補するため名古屋市長を辞職する河村たかし氏が、自民・高市早苗氏との合流について語ったとする記事を取り上げ、
「これが日本の政治にとっての最善策」
と投稿した。
橋下氏は、中央政界を
「3つのグループに再編すればスッキリする」
とし
「自民党が割れて高市さんグループと日本保守党が合流」
とした。
更に別投稿で
「立憲も割れて野田さんグループと石破さんグループが合流」
「立憲のいわゆる左派は共産党と合流」
とグループ分けし、
「この3つのグループに整理されると有権者は選択しやすくなる」
「維新、国民なども割れて3つのグループに別れていけばいい」
と記した。

衆院選出馬の河村・名古屋市長の辞職、議会「職務放棄」と不同意 15日自動失職へ
2024/10/11 12:21
https://www.sankei.com/article/20241011-TP3CKYC2TJJLXLEB2UMB6DYFBE/?outputType=theme_election2024
名古屋市議会は11日の本会議で、衆院選出馬を表明した河村たかし市長(75)の辞職の申し出を自民、公明両党会派などの反対多数で不同意とした。
公示日の15日に立候補を届け出た時点で自動失職する。
本会議で、自民市議は
「多くの重要案件が積み残されている」
「任期が残ったまま、やりきったとする振る舞いは職務放棄だ」
と批判した。
地方自治法は、市町村長は退職の20日前までに議会に申し出るよう規定。
議会の同意があれば、それより前に退職できると定めている。
河村氏は散会後
「不同意は残念」
と述べた。
自身が代表を務める地域政党「減税日本」の一部議員も本会議で反対した。
河村氏は9日、市議会に辞表を提出。
市選管によると、市長選は11月中に投開票される見通しという。

河村たかし氏、衆院選「台風の目」可能性「75歳まで来ると有権者の心を信じるに尽きる」
2024/10/1 23:20
https://www.sankei.com/article/20241001-6WLNPES2ZBNRPGZWSGU44D6AI4/
選挙巧者で
「総理を狙う男」
を自称する名古屋市の河村たかし市長が1日、衆院選愛知1区への出馬を表明した。
出馬記者会見で勝算を問われた河村氏は
「75歳まで来ると、有権者の心を信じてやるに尽きる」
「皆さんのためにやってきた」
「必ず分かってくれる」。
国政復帰への意欲を示し続けてきたが、年齢のために今回がラストチャンスとの声も出ている。
河村氏の存在は、衆院選で
「台風の目」
となる可能性を秘める。
2023年4月の市議選では、減税日本の党勢低迷が指摘されながら、自らが前面に出た選挙戦を展開した結果、改選前より議席を増やした。
2023年10月から
「日本保守党」
の共同代表に就任。
名古屋市などの選挙区で候補を擁立すれば、保守層から一定の支持を得られる可能性がある。
地元市議は、自民党総裁選で石破茂新首相が、保守層に人気の高市早苗氏を破ったことで
「自民候補から保守票が逃げる可能性がある」
「自身の年齢も考えれば、最後のチャンスだったのだろう」
と推察する。

名古屋市の河村たかし市長、愛知1区から衆院選出馬へ「総理を狙う男、アゲインという感じ」
2024/10/1 9:27
https://www.sankei.com/article/20241001-3OISJHHS3RLWXM7WY6B2I3OMOA/
名古屋市の河村たかし市長は1日、27日投開票の衆院選に愛知1区から出馬する意向を明らかにした。
記者団の取材に答えた。
河村市長は4期目で市長を退く考えを示していたことを踏まえ、
「4年前、これで最後と言ったので公約を守る」
「総理を狙う男、アゲインという感じだ」
と述べた。

日本保守党が30人擁立、衆院選の秘策=@百田氏の比例3位と小選挙区で愛知注力のワケ 有本香氏は東京1位、島田洋一氏は近畿1位
2024.10/9 11:45
https://www.zakzak.co.jp/article/20241009-5HXGCNPV7VJBVEITHJ2WM3R3AA/
政治団体
「日本保守党」
は8日、次期衆院選で擁立を見込む30人の候補予定者を発表し、党代表で作家の百田尚樹氏(68)と、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)も比例代表で出馬すると明らかにした。
百田氏は衆院選を
「国政政党になれるチャンス」
と位置付け、
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦っていきたい」
と意気込みを見せた。
比例の東京ブロックでは、名簿1位に有本氏、2位に梅原克彦元仙台市長(70)ら4人を擁立する。
近畿ブロックでは福井県立大学の島田洋一名誉教授(66)が1位、百田氏は3位で出馬を予定する。
百田氏は
「誰が一番国会議員になるに相応しい人材であるかを一番優先して考えた」
と説明した。
小選挙区は、愛知で共同代表の河村たかし名古屋市長(75)ら4人を擁立する。
有本氏は
「局地戦で一発勝負なので、強みのある所に絞るのが戦略だ」
と語る。
公約について有本氏は
「国会の中にない選択肢、政策を掲げていく」
と強調、党の重点政策では消費税などの減税や再エネ賦課金の廃止、入管難民法の改正と運用の厳正化などを掲げている。
政治家の世襲については
「どこの政党と言わないが、スッと息子さんに継いでしまうのは国民の納得感がない」
「近い親族が出る場合、選挙区を変更するなど何らかの原則をもって、家業のように引き継ぐのをやめていくべきではないか」
と指摘した。
「政治とカネ」
問題では、政党交付金の引き下げを主張するなど、既存政党に有利な制度の見直しにも言及した。

百田尚樹代表、有本香事務総長ら比例26人 選挙区は4人 日本保守党が候補者名簿を発表
2024/10/8 16:05
https://www.sankei.com/article/20241008-5K2ZQKCTWNC5XGHR2OFQDWYNL4/
日本保守党は8日、衆院選(15日公示、27日投開票予定)に向け、選挙区4人と比例代表26人の候補予定者名簿を発表した。
選挙区の愛知1区には河村たかし・名古屋市長、比例代表には百田尚樹代表、有本香事務総長、国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏らを擁立する。
名簿は以下の通り。
【選挙区】
河村たかし(愛知1区)、大橋とおる(愛知3区)、麻生ちさ(愛知4区)、田中克和(愛知5区)
【比例代表】
北海道ブロック=小野寺まさる、堀田真作
北関東ブロック=伊藤純子、野寺直美、芦沢進、宮入良明
東京ブロック=有本香、梅原克彦、阿部力也、小柳岳志
南関東ブロック=小坂英二、大河内元喜、森健太郎、渡辺紀明、服部徹
東海ブロック=竹上ゆうこ、中川健一、織田敏之、中村憲一、青木崇佳
近畿ブロック=島田洋一、佐々木みのり、百田尚樹、豆谷和男、竹内唯裕、残る1人は通称調整中のため非公表

日本保守党が衆院選で会見 百田、有本両氏ら30人擁立 「『移民』政策見直しを」
2024/10/8 14:45
https://www.sankei.com/article/20241008-KS5HD7W5MVHK7NWTBBK5GRBWEI/
政治団体
「日本保守党」
は8日、衆院選(15日告示、27日投開票予定)について、東京都内で記者会見した。
愛知1区に出馬する共同代表の河村たかし名古屋市長ら4人を選挙区に、比例代表には国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏ら26人、計30人を擁立する方針を明らかにした。
2023年10月に結党して以降、2024年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
百田尚樹代表は比例近畿ブロック、有本香事務総長は比例東京ブロックにそれぞれ擁立する。
公約については、
「スパイ防止法の制定」
「消費税減税」
「共同親権制度の導入」
など結党時に発表した重点政策項目を踏襲。
表現などは練り上げるという。
有本氏は会見で、衆院選について
「願わくば国政政党になりたい」
「国政に行くぞというお披露目でもある」
と述べ、政党要件を満たす5人以上の当選に強い意欲を滲ませた。
その上で、再生可能エネルギー普及のため電気料金に上乗せされている
「再エネ賦課金」
の廃止などを例に挙げて
「国会の中にない政策を掲げていく」
と強調した。
百田氏は
「日本を守り、日本の良さをそのまま残したい」
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦いたい」
と語った。
特に重視する政策については、
「移民」
政策の見直しを挙げて
「『移民』が増えている」
「地域住民とトラブルを抱え、日本の本来守るべきルールを守らない一部の外国人もいる」
「町によっては治安が脅かされている」
「『移民』問題をもう1度考え直すべきではないか」
と述べた。

日本保守党、百田尚樹氏が比例代表の近畿ブロック 有本香氏が東京ブロックから出馬へ 次期衆院選
2024.10/8 13:54
https://www.zakzak.co.jp/article/20241008-PLSYAED6NJO5XDXPNETUCI6HIY/
政治団体
「日本保守党」
は8日、記者会見を開き、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で、党代表で作家の百田尚樹氏(68)が比例代表の近畿ブロックから、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)が東京ブロックから出馬すると明らかにした。
百田氏は
「日本を守りたい、日本の良さを残したいという思いだ」
「『日本を豊かに、強く』という理念に賛同した候補者とともに衆院選を戦っていきたい」
と意気込みを述べた。
北海道ブロックでは元北海道議の小野寺まさる氏(61)、東京ブロックでは元仙台市長の梅原克彦氏(70)、南関東ブロックでは荒川区議の小坂英二氏(51)、近畿ブロックでは福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(66)が名を連ねている。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/781.html#c11

[政治・選挙・NHK295] 裏金自民党・詐欺集団維新の会の断末魔。パラレルワールドに逃げ込む人々 適菜収 だから何度も言ったのに(BEST TiMES) 赤かぶ
41. 秘密のアッコちゃん[819] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月27日 10:18:28 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[384]
<■2055行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
外務省は中国の渡航先リスクレベルを上げよ 企業の社員派遣で「家族を連れて行ってはいけない国」に
元内閣官房参与 谷口智彦
2024/10/27 8:00
https://www.sankei.com/article/20241027-QSNVO2GAUBIPTFU2A4SSUSZQSE/
去る2024年9月18日、中国・広東省深圳で日本人学校に通う10歳の男子児童が刺殺された。
慄然とさせられる事件だった。
だというのに外務省は、中国を無リスク国として扱い続けている。
渡航先のリスク情報を、外務省はレベル1から4までに分けて公知している。
最低レベルの1は
「十分注意」
するよう呼び掛けるものだ。
インド、チリやペルーが、皆レベル1。
しかし中国の場合、新疆ウイグルとチベットがレベル1指定なのを除くと、全土に何の指定もない。
カナダと米国が中国をそれぞれレベル2と3にしたのと比べ、大甘。
外務省によれば、中国は殊更な注意の要らない国であるらしい。
多くの企業は、社員派遣リスクを判断する際、外務省の情報を参照する。
同省がレベルを上げると、企業にとって保険やその他に追加コストが発生しよう。
赴任者数が多いと、コストとの見合いで多少のリスクに目を瞑りたくなる事情は分からないではない。
もしかすると外務省と民間企業はどちらも今、中国リスクを上げるべき時と自覚しながら、いずれからも言い出せないすくみ合いの状況なのだろうか。
こういう場合、政府には
「カウベル」
効果を生む役割がある。
ベルをつけた先頭の牛を、牛飼いが引く状況を思うといい。
あとの牛は黙ってついてくる。
外務省は率先して、中国リスク度を上げるべきなのだ。
外務省が中国リスクを米国、カナダ同様に上げさえすれば、送り出す企業は派遣方針を考え直す。
未来に富む日本人児童が1人公道で惨殺された今、中国に社員を送る企業に一刻も早く考え直してほしいのは、家族帯同に関わる方針だ。
この際中国を、家族を連れて行ってはいけない国として扱ってほしい。
上海には虹橋地区に日本人小学校があり、1000人以上の児童が学ぶ。
浦東地区には小学、中学の両日本人学校があって、児童・生徒数は760人以上。
また世界中で上海にだけ、高校生のための日本人学校がある。
150人の生徒を擁すようだ。
高校はないが幼稚園があるのは杭州の日本人学校で、園児数は20人ほど。
これらの学校の多くは所在地を公開するのをやめたけれど、日本人の児童・生徒を狙う行為をそれで防げるはずもない。
深圳のおぞましい事件以後、心配でならない親は多いに違いない。
外務省が方針を変えれば企業は追随し、家族の帰国支援をしやすくもなろう。
習近平国家主席は今後、年齢と任期からして功にはやる時期に入る。
台湾侵攻にでもなれば、日本人学校や補習校に通う3400人の子供たちは、親ともども人質になる。
そこをリアルに考えるなら、早く家族を引き揚げるべきだ。
たにぐち・ともひこ 昭和32年生まれ。安倍晋三元首相のスピーチライター。

深圳の邦人男児殺傷事件から1カ月 動機など説明なし 危険情報レベル「ゼロ」のまま
2024/10/18 22:01
https://www.sankei.com/article/20241018-B7FUWCBNGRMNNAL6IARETUOSXA/
中国広東省深圳市で日本人学校に通う男子児童(10)が中国人の男に刺殺されたことを受け、日本政府は石破茂首相や岩屋毅外相らが早期の事実解明や説明を中国側に求める一方、中国にある日本人学校の警備強化に乗り出した。
だが、再発防止に向けた中国側の取り組みには不安が残り、中国に渡航・滞在する邦人に対し、日本政府がより強い注意を促すよう求める声もある。
「日本人学校の安全確保に万全を期していきたい」。
青木一彦官房副長官は2024年10月18日の記者会見で、中国各地の日本人学校の警備を強化する考えを改めて示した。
政府は事件後、中国の日本人学校12校の警備強化に4300万円を拠出することを決定している。
事件を巡っては、石破首相が2024年10月10日、ラオスで会談した中国の李強首相に
「中国の在留邦人の不安は急速に高まっている」
と伝え、邦人の安全確保を強く求めた。
両首相が事件に
「しっかり対応していくことを確認した」(外務省幹部)
ことを受け、2024年10月17日には日本外務省の岩本桂一領事局長が中国外務省のケ励(とうれい)次官らと北京で協議した。
だが、中国側から動機に関する新たな情報提供はなかったという。
外務省が出す海外渡航・滞在の危険情報で、中国は、新疆ウイグル、チベット両自治区を除き危険レベル
「ゼロ」
のままとなっている。
一部の国会議員らからは、注意喚起のためレベルの引き上げを求める声が上がる。
中国出身の評論家、石平氏は
「レベルを引き上げないから、中国政府も日本は事件について本気でないと受け止める」
「要するに舐められてしまっている」
と指摘している。

血の通わない中国の対応 深圳男児刺殺、日本は国際問題化を 神田外語大・興梠一郎教授
2024/10/18 19:50
https://www.sankei.com/article/20241018-J6YQQKXMO5J27AZW7WQR33MC4M/
中国広東省深圳市の日本人学校に通う男児が中国人の男に刺殺され、2024年10月18日で1カ月となった。
中国情勢に詳しい神田外語大の興梠一郎教授はこの間の中国政府の動きについて
「血が通っていない対応だ」
と批判し、日本は事件を国際問題化すべきだと訴える。
◇  ◇  ◇
深圳市の男児刺殺事件が起きた直後、中国外務省の報道官は
「どこの国でも起こり得る」
と発言した。
全く人の血が通っていない発言で、普通の感覚ではない。
「自分たちのせいではない」
と責任回避しているように映る。
意に沿わない人物は切り捨てられる習近平政権下で懲罰を恐れ、保身に走る者ばかりになった中国政府が硬直化している表れでもある。
■真剣に対応する姿勢見えず
中国側からは1カ月経っても納得のいく説明は皆無だ。
日本も引き続き説明を求めるべきだが正直、何も期待できないだろう。
6、9月の僅か3カ月間で2回も日本人学校を狙った事件が起きて、いずれも死者が出た深刻な事態だが、中国政府は
「偶発的な個別事案だ」
との一点張りで、まるで知らん顔だ。
交流サイト(SNS)で
「日本人学校はスパイ養成機関」
などのデマは放置し、北京大教授による
「事件は(中国の)憎しみを生む教育のせいだ」
との理性的な投稿は削除する。
自らに都合の良い
「中国は安全だ」
といった明るい情報しか出せないのだろうが、真剣に対応しようという姿勢がまるで見えない。
■動機は「生活苦」か「反日」か
容疑者の動機は
「生活苦」

「反日」
のどちらか、または両方とも要因だったと推測できる。
中国は空前の不景気で仕事がない。
今年2024年に入り、失業した中年の男が相次いで刺傷事件を起こしている。
経済低迷で中国社会の治安が悪化していることと無関係ではない。
反日の影響も捨てきれない。
昨年2023年の原発処理水放出以降、日本人学校に卵が投げ付けられるなど嫌がらせは既に起きていた。
今年2024年は2件の刺殺事件の前、江蘇省蘇州市で日本人が首を切り付けられる事件もあった。
「日本嫌い」
が大きな事件を引き起こす予兆≠ヘいくつも出ていた。
中国政府は
「反日教育はない」
と否定しているが、江沢民時代から反日的な愛国主義教育が強化され、南京大虐殺記念館などの歴史教育施設が作られてきた。
容疑者も影響を受けた世代だ。
中国は憎しみを生む教育を進めた反省をすべきだ。
中国は事件が世間から忘れ去られるのを望んでいる。
「経済悪化による事件増」

「外国人ヘイト」
といった切り口で語られるのを避けたいためだ。
外国企業の大量撤退に繋がる事態を恐れている。
「個別事案」
として静かに終わらせたいのが本音だろう。
■日本は国際問題として発信を
一方で中国の不誠実な態度は
「日本軽視」
とも取れる。
2国間関係が悪化して困るのなら事件をぞんざいには扱わないはず。
今の中国は経済より上に政治や国家安全がある。
敵対する西側の一員である日本を以前ほど戦略的に重要と見ていない表れかもしれない。
だからといって、何の罪もない在中邦人が危険に晒されるなどあってはならないことだ。
日本は事件を国際問題として世界に発信すべきだ。
習近平国家主席が哀悼の意を述べるなどすれば状況も変わるが、可能性はほぼゼロだ。
今年2024年は米国人4人が刺される事件も起きたが、米側が説明を求めても動機は明らかにされていない。
態度の変化には期待できないが、中国の不誠実な態度を容認してはならない。
再発を阻止するため、動機の解明も要求し続けるべきだ。

深圳日本人男児刺殺事件の背景は反日教育 中国は「逆切れ」で責任放棄 問われる石破茂政権の本気度
教えて!石平先生 
2024/10/16 7:00
https://www.sankei.com/article/20241016-XHJSQIRZJFJ7XOYAXHWSGJDQDM/?293465
読者からの声を基に、評論家の石平さんに中国に関する質問をぶつけます。
中国広東省深圳市で9月、日本人学校の男子児童(10)が中国人の男に刺殺される事件が起きました。
事件の背景や日中両政府の対応について、石平さんに聞きました。
中国の社会や政治、歴史などについてのご質問をoshiete@sankei.co.jpまでお寄せください。

ーー深圳での事件が起きた背景をどう考えますか
事件が起きたのは9月18日。
「9・18」
と言っても、日本人はピンと来ないと思いますが、満州事変のきっかけとなった柳条湖事件(1931年9月18日)が起きた日で、中国では知らない人はほとんどいない国恥記念日です。
日本人をターゲットにした犯行としか思えません。
男がこの日を選んだ背景には反日感情があると考えられます。

ーー中国は深圳の事件について「類似の事件はいかなる国でも起きる可能性がある」(外務省報道官)とも言っています
どこの国でも外国人が殺傷されるような刑事事件はありますが、6月に江蘇省蘇州市で日本人学校のスクールバスを待つ日本人母子が切り付けられる事件が起きたばかりでしたし、蘇州では4月にも日本人男性が襲われ、首を負傷する事件がありました。
日本人を狙った事件が連続で3件、しかも子供が襲撃されて殺される。
そんなことがどこの国にも起きるのか。
中国だからこそ起きた事件です。
6月の蘇州での事件後、中国政府は再発防止に取り組んでこなかった。
だから、深圳の事件が起きてしまった。
でも、その後も中国政府が再発防止に取り組む意欲は感じられません。
一連の事件の背後にある反日感情を和らげたり、払拭したりするつもりもない。
このままだと同じような事件がまた起きかねないと、大変危惧しています。

ーー日中戦争が終わって79年がたっても反日感情はなくならないのですね
私自身は日本に留学する1988年まで中国にいましたが、1970年代にしても1980年代にしても、中国にいわゆる反日感情というものはほとんどありませんでした。
むしろ1980年代になって、中国が日本と人的交流、経済交流を強めたので、親日とまでは言いませんが、中国人の日本人に対する好感度は高かったですね。
それが何を意味しているか。
要するに中国人が持つ反日感情は、ほとんど戦争中の出来事と関係がないということです。
戦争中の出来事が反日感情の原因であるならば、今よりも戦時に近い1980年代の方がもっと反日感情があってもおかしくない。
1980年代には戦争を体験した人が現在よりも大勢生きていました。
それでも反日感情がなかったのは、基本的に戦争とは関係ないということです。
では、どうして反日感情が生まれたか。
1989年の天安門事件の直後に中国共産党総書記になった江沢民は、若者たちの不平不満や反発を共産党ではなく、外敵に向かわせる必要があると考え、1990年代から反日教育を始めました。
それが現在でも続いています。
深圳で事件を起こした男は当局の発表では44歳。
まさに反日教育で洗脳された世代です。
一連の日本人襲撃事件の背景にあると考えられる反日感情は、江沢民政権以来の反日教育が作り出したものだと言えます。

ーーただ、反日教育が30年以上に渡って続く中で、日本人の子供が立て続けに襲撃され、殺されたのは初めてではないでしょうか。
何か質的な変化があったのでしょうか
鋭い質問だと思います。
習近平政権の、特に2期目以降のこの5、6年で、中国の対外姿勢は以前にも増して横暴、強硬になりました。
戦狼外交という言葉に象徴されるように、外交が攻撃的になっている。
また中国のネット上では
「日本人を全滅させたい」
「東京大虐殺をやりたい」
といった暴力性の強い反日的言論が氾濫していますが、中国政府はそれを容認しています。
中国は世界一の検閲大国ですから、その気になれば簡単に取り締まることができるのに、それをしないのです。
中国政府のこうした姿勢が元々ある反日感情と相まって、中国国民を暴力的言動に駆り立てているのです。

ーー9月の日中外相会談で、事実解明と日本側への明確な説明や悪質で反日的なSNSの投稿の取り締まりを求めた上川陽子外相(当時)に対し、中国の王毅共産党政治局員兼外相は
「冷静に事件を扱い、政治化を避けるべきだ」
と逆に注文を付けました
中国は
「政治化」
と言っていますが、日本人が連続して襲撃されて、子供まで殺されたことに関して、日本側が原因や動機の究明、そして再発防止を中国側に求めるのは当然のことです。
政治レベルの話になったのは、中国政府が無責任な態度を取ったからです。
私が一番憤りを感じたのは、まるで中国が被害者になったかのような王氏の話しぶりです。
要するに逆ギレです。
日本人の子供が中国で殺されているのに、王氏は逆に日本を責めています。
自分が不利な立場に立たされたら、逆に相手に非があるかのように立場を逆転させて、相手を攻撃する。
中国でならず者同士が喧嘩する時によくやる手法です。
王氏のこの一言が、中国政府の無責任ぶりをよく表しています。

ーー日本政府はどう対応すべきでしょう
私が不思議に思うのは、日本人に対する襲撃事件が今年2024年に入って3件も起き、子供が殺されているにもかかわらず、岸田文雄前政権に続き石破茂政権も、中国本土への渡航や滞在の
「危険情報」
のレベルをゼロのままにしていることです。
米国が出している危険情報は4段階のうち上から2番目のレベル3です。
一体日本政府は国民の命を守るつもりはあるのでしょうか。
レベルを引き揚げないから、中国政府も日本は事件について本気でないと受け止める。
要するに舐められてしまっているわけです。
中国の日本人学校の警備強化に効果がないわけではないでしょうが、中国の在留邦人は約10万人。
日本側がいくら努力しても、同種の事件を完全に防ぐことは不可能です。
結局、命を守るには、日本に引き揚げる以外にありません。
最低限、女性と子供は引き揚げるべきでしょう。
企業も中国ビジネスが大事か、社員とその家族の命が大事か、という究極的な判断をしなければなりません。
ですが、危険情報がレベルゼロのままでは企業も対応しにくいでしょう。
そうした点でも日本政府の本気度が問われていると思います。

中国深圳の日本人学校で通学再開へ 男児刺殺事件
2024/10/12 20:16
https://www.sankei.com/article/20241012-UEKGL6LLEBKMBKF6UTX3ZBITEI/
中国広東省深圳で日本人の男子児童(10)が刺殺された事件で、男児が通っていた日本人学校が14日から児童、生徒の通学を再開することが12日、関係者の話で分かった。
一時帰国したり、登校を怖がったりする子どもが少なくないため、オンラインでの授業も継続する。
事件は9月18日朝に発生。
登校中に刺された男児は病院で治療を受けたが、19日未明に死亡した。
警察は容疑者の男を現場で拘束した。
日本人を狙った犯行との見方がある。
中国当局は犯行動機などを明らかにせず
「偶発的な個別事案」
と説明している。(共同)

ネット上で「反日」拡大も 不適切投稿即削除の中国政府は黙認£j児刺殺事件は「日本」標的の可能性、SNS上で煽られたか
2024.9/28 10:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20240928-Q5J4VE4HDRP3ZI4NDGZCC4FNIQ/
中国広東省深圳市で18日朝、日本人学校に登校中の男子児童(10)が男に刺された。
現地の当局者によると、男は鋭利な刃物で男児の腹部を複数回刺し、刃物は肝臓を貫通した。]
男児は近くの病院に運ばれて集中治療室(ICU)で治療を受けたが、出血多量で19日未明に死亡した。
深圳市は20日、地元警察の捜査結果を発表した。
男は44歳の漢族で定職はなく、2019年に公共の秩序を乱す事件を起こすなど、複数の前科があるという。
男は調べに対し、男児を刺したことを認めている。
警察は
「単独犯で偶発的な事件」
だったと強調し、日本人を狙った事件ではないことを示唆した。
しかし、
「日本」
をターゲットにした可能性が高いと筆者はみている。
事件が起きた18日は93年前、満洲(現在の中国東北部)の柳条湖付近(遼寧省瀋陽市近郊)で、関東軍が南満洲鉄道の線路を爆破する事件が起きた。
中国では
「国辱の日」
とされ、反日感情が最も高まる日だからだ。
さらに最近、中国のSNS上では、日本人への差別的な投稿が増えている。
特に日本人学校には
「日本政府のスパイ養成学校」

「租界」
などと根拠のない書き込みが目立つ。
インフルエンサーが日本人学校の校舎内や登下校する児童を盗撮する動画が人気を集めたりもしている。
こうした投稿を鵜呑みにした中国人による、各地の日本人学校への投石などの嫌がらせも相次いでいる。
中国政府はSNSを厳しく監視しており、不適切な投稿はすぐ削除される。
にもかかわらず、日本に関する事実無根な書き込みが放置されているのは、中国政府が事実上黙認しているといってもいい。
今年2024年6月には中国江蘇省蘇州で日本人学校のスクールバスが、刃物を持った男に襲われ、日本人親子がけがをする事件が起きている。
日本人学校関係者が相次いで襲撃される事件が起きていることは、SNS上で煽られた言説とは無関係とは言えないだろう。
中国では、2005年と2010年、2012年と
「反日デモ」
が起きている。
筆者も北京特派員時代、デモ隊に交じって取材したことがある。
緊張感はほとんどなく、参加者は大型バスで現場に乗り付けていた。
デモ後は
「紅包」
と呼ばれる赤い袋に入った謝金を受けとっている場面を何度も目撃した。
いわば政府が動員した
「官製デモ」
だったのだ。
今回の事件については、政府が関与していた可能性はほぼないだろう。
むしろ江沢民政権が1990年代に始めた
「愛国教育」
により煽られた反日感情がきっかけになったとみている。
それがSNSが触媒となって燃え広がり、政府もコントロールできなくなっているのが現状だろう。
中国において日本人学校を狙った類似の事件が起こる可能性を強く懸念している。
日本政府は事件の真相解明を中国政府に求めるとともに、SNS上の反日的な投稿の削除を強く求めるべきだ。
そして、外務省が出す渡航・滞在の
「危険情報」
についても、中国は現在、新疆ウイグル、チベット両自治区を除き
「レベルゼロ」
となっている。
この危険情報の引き上げも検討する時だ。 

新総裁はまず中国に謝罪要求を
政界十六夜 石井聡
2024/9/27 12:00
https://www.sankei.com/article/20240927-OC4UYPAOARJM5N5JZHU5E7CSDM/
15日間の選挙戦を経て第28代自民党総裁が誕生する。次期首相の座を掴み、高揚した気分で言いたいことは色々とあるだろうが、真っ先に手がけてほしいことの1つは、中国に対して厳重抗議し、公式な謝罪を要求することだ。
言うまでもなく、広東省深圳で今月18日、日本人学校に通う小学生の男児(10)が44歳の男に刺されて負傷し、翌19日に死亡した事件についてである。
総裁選候補者の1人だった上川陽子外相は
「卑劣な行為で誠に遺憾だ」
「深い悲しみを禁じ得ない」
と事件直後に述べた。岡野正敬外務事務
次官は呉江浩駐日大使を呼んで
「深刻な憂慮」
を伝えたという。
だが、これらが外交的な用語として用いられているのだとしたら、何とも生温い。
相手にどれだけ日本人の怒りと恐れが伝わるのだろうか。
上川氏は米ニューヨークで王毅外相と会談して、早期の事実解明や犯人の厳正な処罰などを求めたものの、先方からは
「偶発的な個別事案」
とかわされ、
「政治化を避けるべきだ」
とまで言われた。
聞き捨てならない。
6月に江蘇省蘇州で日本人学校のスクールバスが襲われ、日本人の親子らが怪我をした事件に際しても、日本は安全確保を求めている。
しかし、同種の事件が再発した。
中国政府が効果的な手を打っていないことを示している。
つまり、今回の事件は中国側の怠惰と事件軽視が引き起こした側面がある。
国家の体をなしていない点を厳しく非難すべきだ。
そう考えれば、日本が直ちに行うべきことは自明である。
中国政府に対する厳重抗議と謝罪要求だ。
警備強化や安全確保といった点を指摘するのはもっともらしく聞こえるが、それだけでは一般的な刑事事件の1つとして問題を矮小化することに手を貸しかねない。
哀悼を口にしながら
「類似の事件はどの国でも起きる」(中国外務省報道官)
と言い放つ国であることを忘れてはなるまい。
日本人や日本人学校をターゲットにした事件についての報道が、制限を受けていると指摘される点も見逃せない。
中国側では事件が偶発的なものであるとの釈明や報道もみられる。
たまたま日本人学校が続けて狙われた、などという話を真に受けるわけにはいかない。
このような状況を放置しておきながら、政府にとって都合のいいように国民への情報を操作し、強権的にメディアをコントロールする。
共産主義の独裁体制の弊害を象徴するものとして、改めて国際的な問題であると位置付ける必要がある。
6月には吉林省で米国人の大学講師4人が刃物で刺され負傷する事件もあった。
体制や価値観の違いが外国人の命を脅かし、奪っているのだ。
その点を、日本は国際社会に訴えていくことが必要ではないか。
事件への初期的な対応は岸田文雄政権の下で既に取られたとはいえ、新総裁が改めて問題提起し、謝罪を求めることに何ら遠慮は要らない。
むしろ、中国には
「うるさい奴が出てきた」
と最初に思わせることが肝要だろう。
総裁選候補の中には
「親中派」
と目される人物も含まれていた。
だが、新総裁がこの問題で口を噤んでいれば、親中派でも対中強硬派でも大差はない、と相手に足元を見られることになる。

中国広州の日本人学校、全スクールバスに警備員が同乗へ 深圳の男児刺殺を受けて対応
2024/9/27 7:24
https://www.sankei.com/article/20240927-HL6D55HJOFLF7CEF6ZL4J4RVXE/
中国広東省深圳で日本人男子児童(10)が中国人の男に刺殺された事件を受け、同省広州市の日本人学校は児童生徒を送迎する全てのスクールバスに警備員を同乗させる方針を決めた。
関係者が26日明らかにした。
国慶節(建国記念日)の連休明けの10月8日から、運行する13コースのバス全てに警備員1人を同乗させる。
同校には徒歩通学者はおらず、多くがスクールバスで登下校している。
来年3月末までの700万〜800万円ほどの費用は、広州日本商工会が主体となる学校の理事会が負担するという。
江蘇省蘇州市では6月、日本人学校のスクールバスを待っていた日本人母子が刃物で切り付けられる事件が発生し、バスに警備員を乗車させる措置をとった。(共同)

中国での日本人男児殺害「日本政府は毅然と対応せよ」 千葉県議会で3議員が意見書提出
2024/9/26 17:58
https://www.sankei.com/article/20240926-N3AML2P7XROOROU2JDZVSDHWDE/
千葉県議会の会派「千葉新政策議員団」(6人)のうち松戸隆政、田沼隆志の両氏と「有志の会」の折本龍則氏の計3人が、中国広東省深圳で日本人学校に通う日本人男子児童(10)が死亡した事件を巡り、中国側に毅然とした対応を日本政府に求める意見書を22日付で滝田敏幸議長に提出したことが分かった。
意見書では、中国当局が事件の犯行動機や背景を明らかにせず、隠蔽したまま幕引きを図ろうとしていると問題視。
日本政府は6月に江蘇省蘇州市で起きた日本人母子が襲撃された事件でも、現地当局に再発防止などを求めながら、今回の事件を防げなかったと指摘した。
その上で、中国側が事実関係を早急に説明し、再発防止の具体策を講じることや、事件に関する情報を統制せず、真実を適正に報道するよう日本政府は求めるべきだと訴えた。
事件の背景にあるとされる長年の反日教育を中国側に改めるよう、日本側から求めるべきだとも主張した。
意見書では、こうした日本側の要求に中国から誠実な対応が得られなければ中国への渡航危険レベルを引き上げるなど、邦人保護に必要な措置を講じることも日本政府に要望した。
意見書は10月4日の総合企画企業常任委員会で反対者が出なければ、同月9日の本会議で採決される。

金杉憲治氏・駐中国大使、中国の地方幹部に邦人の安全確保求める 男児刺殺事件受け
2024/9/26 15:47
https://www.sankei.com/article/20240926-BJ466QJI4ROLNCS4DS2PWZLIRQ/
金杉憲治・駐中国日本大使は26日、中国遼寧省の省都・瀋陽市で、同市幹部の王永威・同市共産党委員会副書記と会談した。
日本大使館によると、金杉氏は中国広東省深圳市で日本人男子児童が刺殺された事件について、
「全ての在留邦人に大きな衝撃をもたらした」
と強調し、瀋陽にある日本人の児童らが学ぶ補習校の警備強化など在留邦人の安全確保を求めた。
金杉氏は、会談で
「在留邦人と日本企業にとって第1の課題は安心と安全だ」
と訴えた。
また、中国のインターネット上で
「日本に対する極端な言論」
が存在していると指摘し、中国側に対応を求めた。
王氏からは
「日本人や日本企業、その他の外国人も等しく保護する」
という反応があったという。
王氏は事件について、
「個別の案件」
だという中国政府の見解を示した。
金杉氏に対し、日本企業による瀋陽への投資を呼び掛けた。
金杉氏は24〜26日に遼寧省の大連市と瀋陽を訪問した。
大連市トップの熊茂平・市共産党委員会書記、遼寧省トップの郝鵬・省共産党委員会書記とも会談した。
いずれの会談でも深圳の事件に関する懸念を伝達し、在留邦人の安全確保や日本人学校の警備強化などを求めた。
中国東北部に位置する遼寧省は日本との経済関係が深く、省内には1800社超の日系企業が進出し、3500人超の日本人が在留している。
中国東北部は歴史問題との関わりも深い。
満州事変の発端となった柳条湖事件は、昭和6(1931)年9月18日に奉天(現在の瀋陽)近郊で発生した。
男児刺殺事件当日が柳条湖事件から93年に当たり、金杉氏も26日の会談で事件が
「日中間で敏感」
とされる日に起きたと言及した。
事件後、瀋陽の日本総領事館は
「周囲に注意し、日本語で大声で話をする等は控える」
などと在留邦人らに注意を促している。

中国・深圳の日本人男児刺殺 「ねむたいこと」言うてる場合か 次の首相に臨む強い態度
直球&曲球 宮嶋茂樹
2024/9/26 10:00
https://www.sankei.com/article/20240926-Y57UXZRXSVPCBN26MJ4W6A6DGU/
中国・深圳で18日、日本人学校に通う10歳の男子児童が中国人の男に刺殺された。
大切に育ててこられた親御さんの悲しみと怒りは察してあまりある。
約3カ月前、蘇州でも日本人親子と中国人の3人が襲われたばかりや。
中国で暮らさざるを得ない在留邦人の不安は募るばかりやろう。
「外で日本語を話さないように」
「ランドセルをやめて日本人と分からないようにしよう」。
こんな防御手段を取るしかないんやで。
そんな今も東京・銀座の大通りを大声で中国語を話す家族連れが、でっかいキャリーバッグを引きずって闊歩しとるやないか。
大都市やリゾート地の不動産は中国人富裕層に買い占められて価格が暴騰、日本人が住めんようになっとるやないか。
それもそのはずや。
中国大陸じゃ新聞もテレビも日中関係を揺るがすこんな凶悪事件をほとんど報道せんどころか、中国政府のコメントは
「前科のある者の個別の事案であり、どこの国でも起こりうる」
ってまるで他人事や。
容疑者の犯行の動機や事件の詳細も一切、明らかにされん。
これじゃ亡くなった児童も浮かばれん。
遺族の悲しみも永遠に続くわ。
男の動機はワシでも推察でける。
事件の起きた9月18日は93年前、満州事変のきっかけとなった柳条湖事件の日や。
相手が日本やったら何をやっても
「愛国無罪」
どころか
「ヒーロー」
や。
今後、模倣犯が続出するのは必定。
これも中国政府が
「悪いことは、ぜーんぶ日本人のせい」
という反日教育を続けてきた成果≠竄ネいか。
何で日本人はもっと怒らんの?
岸田文雄首相も
「中国政府に説明を求める」
なんてねむたいこと′セうとる場合やないで。
中国政府が聞く耳持っとったらこんな事件が続発するはずないやろ。
もし逆やってみい。
中国はたちまち尖閣諸島、いや沖縄本島に攻め込んできよるで。
もう世が世なら国交断絶のきっかけになってもおかしないくらい酷い事件である。
「中国政府の態度次第では大使召還も辞さない」。
次の首相には、これくらい強い態度を示す人になってもらいたいもんや。

<主張>日本人児童刺殺 中国政府の態度は誤りだ
社説
2024/9/26 5:00
https://www.sankei.com/article/20240926-Z5CMF3YNN5N2DNEWG6VIYGEZSA/
中国広東省深圳市で日本人学校に通う10歳の男子児童が中国人に刺殺された事件から1週間が経った。
23日には米ニューヨークで日中外相会談が開かれた。
そこでの王毅中国共産党政治局員兼外相の発言には本当に驚いた。
突然の凶行に未来を奪われた男児と遺族へのこまやかなお悔やみの言葉もないまま、
「冷静に事件を扱い、政治化を避けるべきだ」
と日本側に注文を付けたからだ。
王氏は刺殺事件を
「個別の事案」
として調査、処理するとし、犯行動機について説明しなかった。
日本国民の不安と憤りを理解せず、日本に説教するような態度は傲慢で容認できるものではない。
上川陽子外相が犯行動機を含む早期の事実解明と中国在留日本人の安全確保対策を要求したのは当然だ。
上川氏は根拠のない悪質で反日的な中国のSNS投稿の取り締まりも求めたが、王氏は約束しなかった。
中国外務省報道官はSNS上の投稿と刺殺事件を結び付けることに反対している。
反日教育が事件の背景にあるとの見方には、
「中国に『仇日(日本を恨む)教育』はない」
と主張し、中国の安全リスクが日本で騒ぎ立てられていると反発した。
中国の治安に責任を有する同国政府が、日本人児童刺殺事件を偶発的事件としか位置付けないことを強く懸念する。
事件への深刻な反省なしに十分な安全対策が生まれるとは考えられない。
中国から日本人が帰国する動きがあるのは当たり前だ。
なぜ中国は犯行の動機を情報公開しないのか。
日本人が標的になった点を隠蔽していると疑われても仕方あるまい。
中国共産党政権は統治の正当性を宣伝するため、愛国教育の名の下に反日教育を続けてきた。
犯行動機を公表すれば、中国政府の責任が明らかになることを恐れているのではないか。
東京にある中国大使館は日本在留の自国民と日本を旅行する自国民に対し
「情勢を鑑みて警戒意識を高め安全を確保」
するようホームページで注意を促した。
一方、日本の外務省は刺殺事件後、中国滞在者や渡航者に注意喚起をしたが、渡航警戒レベルは
「レベルゼロ」
に据え置いている。
これでは中国政府へ日本の怒りは伝わらない。
日本国民のために働くべきだ。

日本人男児刺殺で金杉憲治大使「対中ビジネスは岐路に」 遼寧省トップに懸念を表明
2024/9/25 19:06
https://www.sankei.com/article/20240925-YRZPX5UIKZIS5LA2UMR26WH2N4/
金杉憲治駐中国大使は25日、中国遼寧省瀋陽市を訪問し、同省トップの郝鵬・省共産党委員会書記と会談した。
広東省深圳市で邦人男児が刺殺された事件に懸念を表明し
「日本の対中ビジネスは大きな岐路にある」
「状況は極めて深刻だ」
と述べた。
郝氏は
「極めて遺憾だ」
「不法行為は決して許されない」
と語った。
同行筋が明らかにした。
金杉氏は会談冒頭、経済貿易や人的交流で遼寧省との協力を進めていく上で
「在留邦人の安全確保は基本中の基本だ」
と強調し、日本人学校の警備強化を要請した。
郝氏は
「日本人を含む外国人の安心安全に責任を負っている」
と応じた。
金杉氏は、満州事変の発端となった柳条湖事件から93年となり反日感情が高まっていた今月18日に刺殺事件が起きたと言及、在留邦人に不安が広がっていると説明した。
18日には、柳条湖事件が発生した瀋陽市をはじめ各地で記念行事が開かれていた。(共同)

深セン事件で愛国行為≠ノ反省求める大学教授の記事が謎の削除
2024年9月25日 11:42
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/317899
中国・広東省深セン市での邦人男児の刺殺について論じ、愛国的な残虐行為に対する反省を求めた中国の学者の記事が削除された。
香港メディア・東網が2024年9月24日、報じた。
政法大学の趙宏教授と陳碧准教授は連名で2024年9月21日、
「亡くなった子供たちのために何ができるか?」
と題する記事をネットに発表し、愛国主義≠フ旗印の下で如何なる残虐なプロパガンダも容認しないことを提案した。
事件後、中国のSNSに暴言が書き込まれたことについて、その原因を
「不合理なヘイト教育」
に帰していると述べた。
そして、声を上げないことは、
「私たち全員が共犯だ」
と訴えた。
しかし、投稿はすぐに削除された。
また、日本の着物や浴衣を着ていると当局によって拘束されることがあると指摘し、
「これは愛国心が利用されていることを示しており、着物の名の下にどれだけ多くの悪行がなされているか」
として、当局の行為を懸念している。
「一般人にとって常識と良心こそが文明と自分自身を守るための唯一の武器である」
ことを強調し、苦労して勝ち取った文化を放棄しないよう呼び掛けている。
この記事は広く拡散され、大きな反響を呼んだが、愛国主義者らからは疑問の声も上がったという。

深圳・日本人男児刺殺事件1週間 早期幕引き図る中国、現場付近の警備厳しく
2024/9/25 16:24
https://www.sankei.com/article/20240925-SN7NFOO5WNI6PFDG6CZS3CI34Y/
中国広東省深圳で日本人学校に通う日本人男子児童(10)が刺殺された事件から25日で1週間となった。
中国政府は
「偶発的な事件」
とし、日本側が求める動機や背景の説明に応じていない。
日本人を狙った犯行との見方が強いが、そうした懸念には応えず、早期の幕引きを図る姿勢を鮮明にしている。
■日本人の姿なく
深圳の日本人学校周辺では25日朝、パトカーや、私服を含む警察関係者が多数配置され、厳しい警備が敷かれていた。
現場付近では中国人の子供が多数登校していたが、日本人とみられる姿はない。
日本人学校ではオンライン授業が行われており、外出も控えているとみられる。
近くで商店を営む女性は
「事件後、警察関係者が増えた」
「子供を殺すなんて正常な人間では考えられない」
と憤った。
現場の歩道には血とみられる跡が今も薄く残る。
事件は18日朝に発生。
保護者と登校中だった男児が日本人学校から約200メートル離れた歩道で男に刃物で腹部などを刺され、近くの病院で手術を受けたが、19日未明に死亡が確認された。
現場から徒歩圏内の飲食店で働く地元の男性は
「日本人の子供が10人以上が来て、餃子を食べては中国語で『おいしい!』と言っていた」
「事件後は誰も来なくなったが、被害者はそのうちの1人じゃないかと心配だ」
と案じた。
■「敏感な日」関係か
容疑者の男(44)は現場で取り押さえられた。
定職はなく、過去2回、警察の拘束歴があるといったこと以外に人物像は明らかでない。
飲食店の女性店主は
「男については全く分からない」
と述べつつ、事件当日が満州事変の発端となった昭和6(1931)年の柳条湖事件から93年だったことを指摘し、
「敏感な日だったことが関係しているだろう」
との見方を示した。
現場付近では事件について
「知らない。報道で見たことがない」
という人が少なくない。
中国の主要メディアは当局の情報を伝えているが、目立たない扱いで、事件を知る人は限られる。
■「反日」ムードは?
中国政府は、日本人を狙った犯行なのかといった日本側が求める動機や背景の説明に応じていない。
6月に江蘇省蘇州市で起きた日本人学校のスクールバスを待っていた日本人母子が切り付けられて負傷した事件も、
「偶発的な事件」
として今も詳細を明らかにしていない。
中国側の不透明な態度が在留邦人の不安感を増大させている。
中国側が詳細を説明していないため
「反日」
感情が原因なのかは現時点で不明だが、中国のSNS(交流サイト)では日本人学校を
「スパイ養成学校」
などとするデマなどが放置され、広まってきた。
こうした論調が反日ムードを助長して事件にも影響したという見方は中国の一部にもある。
中国外務省報道官は23日に
「中国にいわゆる『仇日(日本を恨む)教育』はない」
と主張したが、同日には四川省内の地方政府幹部が通信アプリのグループチャットで
「我々の規律は日本人を殺すことだ」
などと発言したことを香港メディアが報じた。
今回の事件は中国における
「反日」
の深刻さを浮き彫りにもしている。

「日本への渡航、警戒を」中国大使館、男児殺害受け注意喚起 「デモや集会に近づかない」
2024/9/25 9:41
https://www.sankei.com/article/20240925-RHMKS7GHJROOBGA46EDOVG3FSQ/
自国民に安全確保を呼びかける在日本中国大使館のサイト
https://www.sankei.com/article/20240925-RHMKS7GHJROOBGA46EDOVG3FSQ/photo/EIL4OR35PNECZF7GK6TOZ6ZFOI/
在日本中国大使館は24日、日本に在留する自国民と訪日旅行を計画する自国民に対し、
「情勢を鑑みて、警戒意識を高め安全を確保」
するよう公式サイトで注意喚起した。
中国・深圳の日本人男児刺殺事件を受けた対応とみられる。
注意喚起は、10月1日の国慶節(建国記念日)に伴う大型連休を間近に控えているとして、日本での
「安全意識の徹底」
を呼び掛けたもの。
「地域の安全上のリスクに注意し、パレードやデモ、集会には近付かない」
「現地の法律や法規を遵守し、現地の風俗習慣を尊重する」
などと注意事項を列挙。
また、紛争が発生した場合は
「理性的に要求を表明し、交渉や法的手段を通じて正当な権利と利益を守る」
よう求めている。
渡航や滞在の安全情報を巡っては、日本の外務省が中国に対する
「危険情報」
の危険レベル
「ゼロ」
を維持したまま、中国国内での凶悪犯罪に注意を呼び掛ける
「スポット情報」
を出しているが、今回の注意喚起は中国側が日本国内でトラブルに巻き込まれないよう警戒する意図とみられる。

<正論>中国「脅威」に正対できる首相を 
東京大学教授・阿古智子
2024/9/25 8:00
https://www.sankei.com/article/20240925-6FWZP5UM3FKUVL5I3O57J4HP5E/
■尊い命が奪われる現実
9月18日、中国・深圳の日本人学校に登校中に刃物で襲われ、負傷した10歳の日本人の男子児童が亡くなった。
6月にも蘇州で、襲われた日本人学校の児童をかばおうとした中国人女性が死亡している。
日本人学校を狙った事件が連続し、次々に尊い生命が奪われる現実を前に、憤りと悲しみを抑えることができない。
報道が規制されている中国では、ほとんど政府系メディアでは明らかにされないが、私がフォローしているソーシャルメディアでは最近、頻繁に中国で殺傷事件が起こっていることを伝えている。
このところ中国は経済が悪化し続け、少子高齢化や失業率の高まりもあり、習近平政権を批判的に見る国民が増えている。
そうした中、思想教育や
「海外の敵対勢力」
に関するプロパガンダ(宣伝)が盛んに行われ、余裕のない生活を送る人々が
「敵」
とされる日本人に不満のはけ口を見つけようとしているのかもしれない。
いずれにせよ、中国政府がこうした殺傷事件の背景にある社会問題や犯罪者の心理を徹底的に調べ、メディアや外国政府を含む関係機関と共有することはない。
なぜなら中国共産党政権にとって、都合の悪い現実を明らかにすることになるかもしれないからだ。
一方、日本では9人が立候補した自民党総裁選、4人が立候補した立憲民主党の代表選で、外交・防衛の政策課題についても論戦が繰り広げられた。
私は現代中国を研究する学者として、今後の政権運営に以下の問題提起をしたい。
■冷静に鋭く捉えること重要
まず中国の
「脅威」
を冷静に、鋭く捉えることが何よりも重要である。
グローバルなサプライチェーンに組み込まれた私たちの経済活動を考えれば、中国政府への配慮は仕方がないという空気が、日本社会には流れている。
しかし、現在の中国共産党政権による国際法を無視した人権侵害や威圧的な外交に対し、短期的・長期的戦略をタイミングよく打ち出さなければ、中国側の支配の論理で圧力をかけられることが常態化する。
「国家の安全」
のためとして、堂々と情報統制を行う中国政府は大量の情報の流れをコントロールしている。
戦争に関わる歴史を辿れば、偽情報や情報操作で世論が煽られ、政策判断を誤り数々の悲劇が生まれた。
専門家のアドバイスを聞き、学術研究から示唆を得て、変化を適切に捉えた状況分析と想定シナリオに基づく行動計画の策定を急ぐ必要がある。
更に昨今増加している中国から日本への移住者の動向にも目を配る必要がある。
日本が外国人移住者の受け入れに消極的というわけではない。
少子高齢化に対応すべく人手不足の解消や高度人材の受け入れに力を入れ、投資や納税によって日本経済の活性化に貢献する外国人を歓迎している。
語学学校の留学ビザや経営管理ビザ取得のハードルはそう高いわけではなく、政治的迫害や経済情勢の悪化から逃れる形で多くの中国人が日本に一時的に移り住んでいる。
やがては日本の永住権や国籍を申請する中国人も増えるだろう。
移民が増えれば日本は不安定になると感じる人もいるだろう。
しかし、自分とは異なる特徴をもつ人から学ぶことも多い。
同じ色に染めようとする同調圧力が強い社会ではイノベーションは不可能だ。
マイノリティだからこそ、マジョリティには考えつかないような視点を提示できることもある。
当然、日本の制度や法を順守し、民主主義の価値を理解する人に日本の永住権や国籍を申請してもらいたい。
今後、審査の過程で、こうした要素を把握することを検討してはどうだろうか。
同調を求めず、多様性を尊重しながらも、基本的な価値を分かち合える人と日本のコミュニティを共に作るべきだ。
■危機意識共有できる人を
移民や難民を積極的に受け入れてきた欧米諸国で外国人排斥の声が高まり、暴力的な抗議デモが広がるのを見て、日本もこのような状況になってはならないと感じる。
日本人を狙った事件が多発し世界各地で中国のスパイが摘発されるといったニュースが流れる中で、専門的な知識や精度の高い情報を駆使し、日本社会にとっての
「脅威」
を適切に分析できる、知中派の育成が急務だと感じる。
私の大学院のゼミでは、中国研究を志す日本人はゼロという状態が長年続いている。
他の多くの大学でも似た状態だと聞くが、これは危機的ではないか。
中国共産党政権は
「脅威」
だが、中国人全部が
「脅威」
ではない。
どのような中国人と手を繫いで日本を、世界を良くしていくのか。
日本社会の中でも中国語ができる人材を増やし、
「脅威」
の本質を見抜くことのできる人間を全国レベルで育成する必要がある。
中国共産党政権は甚大な影響を日本にも世界にも及ぼしている。
その影響をプラスの方向に導けるかどうかが、人類の未来を左右する。
そんな危機意識を共有できる人が日本の首相になってほしい。
それが今の私の切実な思いだ。

NHKラジオ・中国人スタッフの反日発言「南京大虐殺を忘れるな」に反論できない病理
2024/9/25 7:00
https://www.sankei.com/article/20240925-OEWXGOQPRVMTHC5OEACZY6DIRU/
NHKのラジオ国際放送で先月、中国籍の男性スタッフが尖閣諸島(沖縄県石垣市)を
「中国の領土」
などと発言した問題は、国際放送担当理事の引責辞任や会長らの役員報酬の自主返納なども発表された。
動機や背景が未解明であるなど、このままの幕引きは許されないのは当然だが、NHKのみならずわが国全体が抱える病理を浮き彫りにしたように思える。
この問題は、8月19日放送の中国語ニュースで、中国人スタッフが靖国神社の落書き事件について報じた後、尖閣諸島について
「古来から(ママ)中国の領土です」
と主張、
「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな。彼女らは戦時の性奴隷だった。731部隊を忘れるな」
と反日的発言を行ったもの。
■「731部隊を忘れていません」という報道
NHKはこの問題を報じる関連ニュースで、スタッフ発言の不適切な点を
「沖縄県の尖閣諸島の帰属などをめぐって、原稿にはない日本政府の公式見解とは異なる発言を行った」
ことだと繰り返し報じている。
なるほど尖閣諸島が日本固有の領土であることは政府見解を待つまでもない。
「慰安婦=性奴隷」論や731部隊が細菌戦を行ったことを否定する答弁書を政府は決定してもいる(平成19年3月16日付安倍晋三内閣答弁書、同15年10月10日付小泉純一郎内閣答弁書など)。
だが、NHKは例えば昨年11月4日放送のニュースで、 
≪「731部隊」など細菌戦の研究を行ったとされる部隊に所属した軍医将校の…人事記録が残されていることが分かりました…研究者は「旧日本軍による細菌戦研究の全体像を洗い出す上で意義のある資料だ」としています≫
と報じている。
細菌戦の
「研究」
とはしているが、
「731部隊を忘れるな」
という暴言に呼応するかのような報道だ。
■「南京」は「その通り」なのか
最大の問題は「南京」だ。
いわゆる
「南京事件」
についての政府見解は、
「日本軍の南京入城(1937年)後、非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できないと考えています」
というものだ(外務省ホームページ=HP、平成19年4月24日付安倍内閣答弁書など)。
外務省HPや安倍内閣答弁書は続けて、
「被害者の具体的な人数については諸説あり、政府としてどれが正しい数かを認定することは困難であると考えています」
としているが、
「30万人が虐殺された」
とする中国側の主張を毅然と否定できないということだ。
情けない。
「南京大虐殺を忘れるな」
と言われ、政府は
「その通りかもしれません」
とでも言うつもりか。
「大虐殺」
が明白な事実だったら仕方もあるまい。
だが、日本側の学術研究では、中国の主張する
「30万人虐殺」
は否定され、日本軍が軍命で非戦闘員を組織的に殺害したことはなかったことが明らかになっている。
■反日世論を助長したのは日本の姿勢
何とも痛ましく、腹立たしい事件が起きた。
中国広東省深圳における日本人学校の男子児童(10)刺殺事件だ。
その場で中国当局に身柄を拘束された男と事件について、中国政府は
「前科者による個別の案件」
と日本側に説明しているが、日本人を標的にした
「反日テロ」
だったとの見方は根強い。
事件が起きた9月18日が、日本の侵略だとされる満州事変(1931年)の発端となった柳条湖事件の記念日だからだ。
中国の反日世論の土壌である「歴史」教育に中国が本格的に着手したのは、1994(平成6)年に当時の江沢民国家主席が
「愛国主義教育実施要項」
を定めてからである。
戦前の日本軍を残虐極まりない
「悪」
とし、それに中国共産党政権が打ち勝ったという
「歴史」
による愛国主義教育を徹底し、全国に反日記念館を建設した。
日本軍を
「悪」
としたのも、中国共産党が日本軍に打ち勝ったというのも、捏造である。
東西冷戦に東側陣営が敗北して共産主義の正統性が揺らぐ中、中国共産党は新たな統治の正統性を捏造の歴史に求めたのだ。
ところが日本政府はそれを放置し、中国への政府開発援助(ODA)も続けた。
NHKを含む多くのメディアや学術界、政治家も
「南京大虐殺」
などの中国側の反日プロパガンダに阿り続けた。
「南京」
を巡る先の外務省HPの記述や答弁書はその一例だ。
中国人スタッフの暴言に反論もできない日本側の在り方が、中国の反日世論を助長し、刺殺事件の遠因となったのではないか。
この間の日本の姿勢は改めて厳しく問われなければならない。

経団連・十倉雅和会長、日本人男児刺殺に哀悼の意「安心して働ける環境は中国の義務」
2024/9/24 18:29
https://www.sankei.com/article/20240924-MBZCZIHXABN4BDAQFTZYX6PNQE/
中国広東省深圳で日本人学校に通う男子児童が刺殺された事件に関し、経団連の十倉雅和会長は24日の定例記者会見で哀悼の意を示した。
この上で、
「将来、日中の懸け橋の一人となるかもしれない若い命を失った」
「これは両国にとって大きな損失だ」
と述べた。
今回の事件を受け、中国に進出する日系企業の駐在員やその家族に動揺が広がっており、家族帯同で駐在している従業員と帯同家族の一時帰国を認める動きも出るなど、日系企業は警戒感を強めている。
十倉氏は
「どこの国でも国を開いてビジネス活動をやっている国であれば、そこに住む外国人が安心して働ける環境を作るのはその国の義務だ」
と話し、日本の経済界として中国に対し在留邦人の安全確保を強く求めた。
今後も中国で同様の事件が頻発するようであれば、各国からの信用を失い、中国は投資を呼び込む機会を損なうことになるとも指摘した。
また、日中両政府が、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を受け、中国側が停止してきた日本産水産物の輸入を再開することで合意したことについては、
「中国によるとこれで全面的に解禁ということではないが、まずは歓迎したい」
とし、
「我々が主張している全面的解禁になるよう注意深く見ていきたい」
と述べた。

大連でも日本人学校の警備強化を要請 深圳の男児刺殺を受け駐中国大使「日中関係に影響」
2024/9/24 16:34
https://www.sankei.com/article/20240924-AIX4Q66RQJLD5HDLFR2C4RUX74/
金杉憲治駐中国大使は24日、中国遼寧省大連市を訪問し、同市トップの熊茂平(ゆう・もへい)市共産党委員会書記と会談した。
広東省深圳市で日本人男児が刺殺された事件を受け、大連日本人学校の警備強化を要請した。
熊氏は学校周辺の警備員増員といった具体策を講じていると説明した。
同行筋が明らかにした。
大連には1700社を超える日系企業が進出している。
会談で金杉氏は、事件によって中国進出の日系企業は
「大きな岐路にあり、極めて深刻な状況と言わざるを得ない」
と指摘。
「日中関係に影響が出つつある」
との認識を示した。
熊氏は日本側の懸念に
「留意する」
とした上で、在留邦人を含む市民にとっての安心・安全は
「極めて重要だ」
と応じた。(共同)

「日本人男児殺害は国民交流に深刻な打撃」上川陽子外相、中国外相に厳正な処罰要求
2024/9/24 16:24
https://www.sankei.com/article/20240924-2X66MOWM7ZKMLJ6MIHH57BKL3U/
上川陽子外相は23日(日本時間24日未明)、米ニューヨークの国連本部で、中国の王毅共産党政治局員兼外相と会談した。
上川氏は、会談の冒頭で日中の
「戦略的互恵関係」
を進める意向を示した王氏に対し、厳しい表情を見せて中国広東省深圳で日本人男子児童が刺殺された事件に言及し、
「日中関係の基礎である国民交流に深刻な打撃を与える」
と伝えた。
上川氏は約1時間に及んだ会談で、動機を含む
「一刻も早い事実解明と明確な説明」
に加え、犯人の厳正な処罰と再発防止を強く求めた。
「中国の在留邦人、特に子供の安全確保のための具体的な措置」
も要求した。
また、中国の交流サイト(SNS)での日本人学校関連のものを含む根拠のない悪質で反日的な投稿は
「子供たちの安全に直結し絶対に容認できない」
とし、早急な取り締まりの徹底を求めた。
中国外務省によると、王氏は
「中国側は法に照らして調査、処理している」
と説明。
「これまで通り全ての在中外国人の安全を法に照らして保障する」
と表明した。
王氏はまた、
「日本側は(事件を)冷静、理性的に取り扱い、政治化することや拡大することを避けるべきだ」
と主張した。
日本政府によると、上川氏は、中国の在留邦人の安全確保のために日中で協力し速やかに具体策の実現を図ることを提案した。
王氏は外交ルートを通じて引き続き議論することに応じたという。
日中外相の会談は7月にラオスの首都ビエンチャンで実施して以来。
上川氏は国連総会に合わせて、24日までの日程で訪米している。

中国の危険情報レベルゼロ、環太平洋先進国で日本のみ 米はレベル3「拘束の危険が存在」
2024/9/24 15:28
https://www.sankei.com/article/20240924-2DBQOPAFUVG23GJJ3J35T2CFB4/
米国やオーストラリア、韓国など環太平洋の先進国・地域で中国本土への渡航や滞在の
「危険情報」

「レベルゼロ」
は日本だけであることが分かった。
中国・深圳の日本人学校男児刺殺事件を受け、国会議員などからもレベル引き上げの声が上がっている。
各国・地域の公式サイトによると、米国は4段階のうち上から2番目のレベル3で、
「渡航の再考」
を求めている。
それ以上の危険レベルは
「渡航禁止」
のみだ。
米国務省は
「中国国内で、中国政府による米国民への不当な拘束の危険が存在する」
と認定している。
台湾は今年6月に4段階のうち上から2番目のレベル3に引き上げており、
「不必要な渡航を避けるよう勧める」
としている。
また、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドは4段階のレベル2。
韓国も4段階のレベル1としており、環太平洋先進各国・地域でレベルゼロなのは日本のみという状況だ。
一方、G7各国では英仏独伊の欧州4カ国は、中国について警戒レベルを上げていない。
外務省の危険情報は、日本人の渡航・滞在について特に注意が必要な国・地域について公表。
レベル1「十分注意」からレベル2「不要不急の渡航自粛」、レベル3「渡航中止勧告」、レベル4「退避勧告」まで計4段階ある。
6月の蘇州での日本人母子切りつけ事件や深圳の日本人児童刺殺事件後も危険度は上げておらず、新疆ウイグル、チベット両自治区を除き
「レベルゼロ」
のまま。
深圳の事件で男児が死亡した今月19日、
「スポット情報」

「特にお子さん連れの方は、十分注意して行動してください」
などと呼び掛けただけだ。
外務省は
「現段階では見直しの検討はしていないが、中長期的な観点から総合的に判断する」
としている。
衆院議員の松原仁元拉致問題担当相(無所属)は
「中国で暮らす日本人は反日教育のリスクを抱えている」
「今回の事件を日本が危険情報を引き上げる理由に挙げることで、習近平体制に対応の改善を促すべき」
と主張している。

中国・四川省幹部が日本人へのヘイトスピーチ、地元当局が調査…深圳の男児刺殺受けSNSで
2024/9/23 18:56
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240923-OYT1T50049/
深圳日本人学校の男児刺殺事件を受け、香港の鳳凰テレビ系ネットメディアは2024年9月23日、SNS上で日本人へのヘイトスピーチをしたとして四川省幹部を地元当局が調査していると報じた。
複数の報道によると、幹部は四川省で農村のエネルギー開発などに携わる副主任の黄如一氏(41)。
黄氏は事件後、SNS上で
「私たちの規律は日本人を殺すこと」
「(歴史的に)罪がある日本人の子を殺しただけ」
などと日本を敵視する発言を繰り返したという。

中国外務省、「反日」投稿取り締まり求める日本側に反発「中国に仇日教育はない」
2024/9/23 22:09
https://www.sankei.com/article/20240923-PT52ZZDRBBN63PJQEKNGLPEW6U/
中国外務省の林剣(りん・けん)報道官は23日の記者会見で、広東省深圳で日本人男子児童が刺殺された事件を巡り、中国の交流サイト(SNS)での
「反日的な投稿」
の取り締まりを日本側が求めていることについて、
「中国にいわゆる『仇日(日本を恨む)教育』はない」
と主張して反発した。
林氏は
「我々は歴史を鑑(かがみ)とすることを主張している」
と発言した上で
「恨み続けるためでなく、戦争の悲劇を再演しないためだ」
と述べた。
柘植芳文外務副大臣は23日、中国の孫衛東(そん・えいとう)外務次官と北京で会談し、深圳の事件に関して中国のSNSでの
「日本人学校関連のものを含む根拠のない悪質で反日的な投稿」
に関する取り締まりの徹底を求めた。
林氏は、会談については
「意思疎通を保ち、偶発的な事件が両国関係に影響することを避けることで合意した」
と表明した。
柘植氏は会談後、記者団の取材に対し、中国側から動機や背景について明確な回答はなかったと明らかにした。
柘植氏は
「再発防止のためにも特に犯行の動機解明は極めて重要であり、これが解決されない限りは前に進めない」
と強調した。

中国の地方幹部が日本人に対するヘイト発言「われわれの紀律」 深圳の男児刺殺巡り
2024/9/23 22:00
https://www.sankei.com/article/20240923-XMPTDJUAC5OEBILIZETXB6QRDM/
中国広東省深圳で邦人男子児童(10)が刺殺された事件を巡り、香港フェニックステレビ傘下のニュースサイトは23日、四川省内の地方政府幹部が通信アプリ微信(ウィーチャット)のグループチャットで
「日本人を殺すのは我々の紀律だ」
と日本人に対するヘイト発言をしていたと伝えた。
問題発言をしたのは同省カンゼ・チベット族自治州新竜県の副県長。
取材に対し、同省の当局者は問題の処理に当たっていると回答したという。
副県長はグループチャットで
「子供を殺したからといって大したことではない」
「米国は毎日何百人も殺している」
「罪のない人を殺したわけではない」
「殺されたのは日本人だ」
と発言した。(共同)

中国の日本人学校警備強化へ4300万円 柘植外務副大臣「できることは全て行う」
2024/9/23 20:00
https://www.sankei.com/article/20240923-NDHDVWF6AZOAFJMDMUU5PO7Y7Q/
中国を訪問している柘植芳文外務副大臣は23日、中国に進出する日系企業の団体「中国日本商会」や日本人学校の関係者らと北京の日本大使館で意見交換を行った。
広東省深圳市で日本人学校に通う日本人男子児童(10)が男に刺されて死亡した事件に関し、柘植氏は
「中国各地の日本人学校の安全や、子供たちの安全確保を最優先に出来る事は全て行っていく考えだ」
と表明した。
柘植氏は、事件を受けて中国国内の日本人学校12校の警備を強化するため、外務省予算から緊急に約4300万円を充てると説明した。
中国日本商会の本間哲朗会長(パナソニックホールディングス副社長)は
「従業員とその家族の安心と安全は、日本企業が中国で事業を継続するための基本中の基本だ」
と指摘。
日中両政府に対し
「中国在留邦人10万人に対する安全確保を改めてお願いしたい」
と訴えた。
柘植氏は同日、中国の孫衛東(そん・えいとう)外務次官と北京市内で会談し、在留邦人の安全確保のための具体的な措置や、事件の動機を含む
「一刻も早い真相の解明と明確な説明」
を強く求めた。

「国民を見下している」河野太郎氏の“ネトウヨ”呼ばわりに非難轟々…安倍元首相「こんな人たち」発言から何も学ばず
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.09.23 16:34 最終更新日:2024.09.23 16:36
https://smart-flash.jp/sociopolitics/307466/1/1/
9月22日、『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)に出演した自民党総裁選の立候補者9人(林芳正官房長官は災害対策のため、推薦人代表の田村憲久元厚労相が代理出席)は、日中関係について討論をかわした。
そのなかで、河野太郎デジタル相が発した言葉について、インターネット上で批判が相次いでいる。
中国・深センで、日本人学校に通う10歳の男児が殺害された事件についての対応を聞かれた河野氏は、まず
「中国に対して(中国から見た)在外外国人、在留外国人に対する安全の確保」
「あるいは、こうした事件が起きたときに速やかに説明をする、ということを国際社会が求めるような動きはしていかないと」
と、G7などの広い枠組みで、協調して中国に対応を求めたいと述べた。
それに続いて、こう述べたのだった。
「(外交上の密室のやり取りではなく)外で見えるように強く言え、というのはよく“ネトウヨ”なんかが言いますけども、必ずしもそれがいいとは限りません」
この発言の“ネトウヨ”という部分に、引っかかった人たちが多かったようだ。
政治担当記者がこう話す。
「河野氏は、Xのフォロワーが250万人超と、政界随一の発信力を誇っています」
「しかし、特定のユーザーに投稿を閲覧させないよう遮断できるブロック機能を連発し、Xでは河野氏からのブロックを報告するポストが連日、見られています」
「そのため『ブロック太郎』というあだ名も……」
このブロック連発に『自分とは違う意見には耳を傾けないのは、政治家としてどうなのか』という批判が、インターネット上だけでなく、永田町でもあがっています。
さらに、Xでは河野氏が“親中国派”だと主張するアカウントが多数、存在しており、こうした背景から保守系の人々からの批判的なメッセージも多く寄せられています。
それで、つい“ネトウヨ”という言葉が出てしまったのかもしれません」
X上では河野氏のテレビでの発言に対して、非難の声が多くあがっている。
《国民を見下す河野太郎氏》
《多くの国民の声をネトウヨという言葉を使って、あたかも馬鹿げた意見であるかのように印象付けようとする総理候補》
《こんな場面でもサラッと口から出てくるという事は、普段からも国民を見下しているんでしょうね》
《少しは謙虚な物言い態度を出来無いのかな?河野太郎氏の言動は不快感が毎回残る。国民の価値観の方が、間違いで、自分の価値観が正しいのか?》
《なんの罪もない日本語学校の子どもが親の前で殺されて、中国に対して強く抗議しろと言う人は河野太郎によればネトウヨになるのか?》
《日本人の子どもの命が他国の人の手によって奪われても、強く言えないなら、国を代表する政治家としても終わりです。国民の怒りをネトウヨと言う政治家では日本は、守れない》
自民党では、過去にも
「国民を見下している」
として、批判されたできごとがあった。
2017年7月1日、東京・JR秋葉原駅前。都議選の投開票を翌日に控えたこの日、当時の安倍晋三首相が到着すると、聴衆から「安倍辞めろ」の声が響き始めた。
そんななか、安倍氏はその声の方向を指差して
「こんな人たちに負けるわけにはいかない」
という言葉を発したのだ。
前出の政治担当記者がこう話す。
「あの発言にも、かなりの批判が起きました」
「『こんな人たち』も国民のひとりであり、主権者なのです」
「国民は選挙を通じ、主権者として、その意思を政治に反映させることができる立場です」
「この時は、政治思想的に保守だろうが、革新だろうが、主権者を見下すような酷い言葉を政治家は使うべきではないという論争が起きました。
「河野氏は、7年前の安倍首相の件から、何も学んでいないのでしょう」
自民党総裁選では、石破茂氏、小泉進次郎氏、高市早苗氏の優勢の戦況が多く聞かれている。
不利の状況で、河野氏にあせりによるミスが出たのか――。
( SmartFLASH )

柘植外務副大臣、中国次官会談「真相解明と説明を」 反日的SNS投稿の取り締まり求める
2024/9/23 17:20
https://www.sankei.com/article/20240923-WIVC3UKRYFKGZKDMEB7S72IAOM/
中国を訪問している柘植芳文外務副大臣は23日、中国の孫衛東(そん・えいとう)外務次官と北京市内で会談し、広東省深圳市で日本人学校に通う日本人男子児童(10)が男に刺されて死亡した事件について協議した。
日本側の発表によると、柘植氏は在留邦人の安全確保のための具体的な措置や、事件の動機を含む
「一刻も早い真相の解明と明確な説明」
を中国側に強く求めた。
また、柘植氏は中国の交流サイト(SNS)における
「日本人学校関連のものを含む根拠のない悪質で反日的な投稿」
に関する取り締まりの徹底を求めた。
中国のSNSでは日本人への差別的な投稿や、日本人学校を
「スパイ養成学校」

「租界」
などとするデマや荒唐無稽な主張が放置されて広まってきた。
こうしたSNS上の論調が
「反日」
ムードを助長し、事件にも影響したという見方は中国側の一部にもある。
日本側によると、孫氏は今回の事件に対し、
「遺憾、痛惜の意」
を改めて表明した。孫氏は児童が襲われた今回の事件について
「驚愕している」
と述べた他、中国に在留する日本人を含む外国人の安全を守るとの考えを示した。
柘植氏は深圳の事件に関する対応のため、22〜24日の日程で北京を訪問している。

日中研究者らがフォーラムで課題を議論 中国側、男児刺殺容疑者は「人民代表していない」
2024/9/23 16:06
https://www.sankei.com/article/20240923-XRXCTOIHTVJWHLWVIMSPGKFCTI/
日本と中国の研究者らが両国間にまたがる課題を話し合う
「日中友好・人文交流フォーラム」
が23日、東京都文京区の日中友好会館(宮本雄二会長)で開かれた。
「グローバリズムの下の日中関係」

「日中民間交流」
などをテーマに、双方の出席者数十人が忌憚のない意見を交わした。
慶応大の加茂具樹教授はロシアのウクライナ侵略を例示し、
「国際社会が共有してきたルールや規範が動揺している」
と指摘。
異なる政治体制の日中も意思疎通が難しくなっているとして、互いの立場を乗り越えて
「共通の利益や価値観とは何かを再確認する段階にある」
と訴えた。
元駐中国大使の谷野作太郎氏は中国外務省の報道対応について、
「期待するレベルにはなく、多くの場合で説明になっていない」
と批判。
広東省深圳市で日本人の男子児童(10)が刺殺された事件でも説明が不十分で、日本人学者らが訪中を敬遠する一因になっているとした。
事件に対し、中国側出席者からは一様に
「心を痛めている」
とのコメントが聞かれた。
「公式情報と交流サイト(SNS)などの情報にギャップがある」
「容疑者(の犯行)は中国人民を代表するものではない」
といった声も上がった。
一方、中国社会科学院中国辺境研究所の白帆氏は中国の安全性を強調した上で、国際社会が
「中国は怖い」
との印象を持っていることには
「国際メディアのネガティブな報道」
が背景にあると訴えた。
南開大学日本研究院の喬林生教授は、日中間には現在、深刻な相互信頼の欠如があると指摘。
政治的な理由から
「政府対政府」
では関係改善に限界があるとして、共通する伝統文化や民間の基礎的な交流を強化する必要があると述べた。
フォーラムは、人権保護などを目的とした中国の非営利団体「中国人権発展基金会」と日中友好会館が共催。
日中関係などを専門とする双方の大学教授やシンクタンク研究員、元外交官らが出席した。

上川外相 ニューヨークで中国外相と会談を行うと発表
2024年9月23日 12時09分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240923/k10014589751000.html
上川外務大臣は、日本時間の24日、ニューヨークで中国の王毅外相と会談を行うことを発表し、日本人学校に通う男子児童が登校中に襲われて死亡した事件を受けて、安全確保の徹底などを求める考えを示しました。
上川外務大臣は、国連総会に合わせてアメリカのニューヨークを訪問するため、23日午前、羽田空港を出発しました。
上川大臣は出発前に記者団に対し、日本時間のあす、ニューヨークで中国の王毅外相と会談を行うことを発表しました。
そして、中国 広東省の※深センで、日本人学校に通う10歳の男子児童が登校中に男に刃物で刺されて死亡した事件について
「会談で、しっかりとした事実関係の説明や日本人、とりわけ子どもたちの安全確保を強く求める」
と述べました。
また事件を受けて、中国にある12の日本人学校の安全を守るため、緊急措置としておよそ4300万円をあて、スクールバスや通学路の警備を強化することを明らかにしました。
上川大臣は
「出来る事を全てやるという観点から早急に措置を行う」
「現地のニーズや状況を踏まえ、切れ目のない対策を講じていく」
と述べました。
※「セン」は「土」へんに「川」

中国 日本人学校の男児死亡事件 外務副大臣が中国側と会談
2024年9月23日 14時01分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240923/k10014589741000.html
中国で日本人学校に通う男子児童が登校中に刃物を持った男に襲われ、死亡した事件を受けて北京を訪れている柘植外務副大臣は23日午前、中国政府の関係者と会談し、事実関係の説明や再発防止などを求めたとみられます。
柘植外務副大臣は先週、中国南部 広東省の※深センで日本人学校に通う10歳の男子児童が刃物を持った男に襲われ、死亡する事件が起きたことを受け、22日から北京を訪れています。
柘植副大臣は23日午前、中国外務省の幹部と会談しました。
会談に先立って柘植副大臣は宿泊先のホテルを出発する際メディアの取材に応じ
「状況を把握し、今後の対応や在留邦人の安全確保を求めたい」
と述べました。
会談では、事件のいきさつや背景など事実関係の説明や、再発防止、日本人の安全確保の徹底などを求めたとみられます。
また、午後には中国の日本人社会に不安が広がっていることを踏まえ、北京日本人学校や進出する日本企業でつくる
「中国日本商会」
などの関係者と面会し、意見を交わすことにしています。
また、上川外務大臣は国連総会に合わせて訪問するアメリカ・ニューヨークで中国の王毅外相と会談すると発表し、今回の事件を受けて安全確保の徹底などを求める考えを示しています。
※「セン」は「土」へんに「川」

河野太郎氏が「ネトウヨ」発言 「外向けにワーワー」深圳の日本人男児殺害巡る対中対応で
2024/9/23 11:40
https://www.sankei.com/article/20240923-L3MJRY7MGBAVFB5CSPLRT2UKAY/
自民党総裁選(27日投開票)に立候補した河野太郎デジタル相(61)は22日のフジテレビ番組で、中国・深圳にある日本人学校に通う男子児童(10)が刺殺された事件を巡る中国政府に対する日本政府の対応について、
「『外で見えるように強く言え』と『ネトウヨ』なんかが言うが、必ずしもそれがいいとは限らない」
「申し入れはきちんとやらないといけないが、外向けにワーワー言って、言っているぞ感を出せばいいというものではない」
と語った。
番組には災害対応に当たる林芳正官房長官(63)を除く8候補者が出演。
河野氏ら5人が事件に関する見解を尋ねられた。
河野氏は
「中国と1対1でやることも大事だが、欧米を含めて、中国に対して在留外国人への安全確保、こうした事件が起きたときに速やかに説明することを、国際社会が求めるという動きにしていかないといけない」
とも強調した。
高市早苗経済安全保障担当相(63)は事件の背景に中国の
「反日教育」
が影響しているとの見方を示し、
「個人による偶発的な事件で済まされない」
「ここ数年、SNS上に日本人学校に対する憎悪の書き込みや動画が氾濫していた」
「削除を外務省が要請していると思うが、そういったものが大きなきっかけになった」
と指摘した。
上川陽子外相(71)は
「具体的な背景、動機について事実関係の調査と速やかな説明、児童の安全確保について万全を期すように様々なチャンネルで強い申し入れをしている」
と語った。
小泉進次郎元環境相(43)は
「このような案件はどこの国でも起こり得ない」
「事件は起こり得るかもしれないが、その後の対応、詳細な説明はない」
「日本の警察ではあり得ないことだ」
と指摘した。
茂木敏充幹事長(68)は18日の事件発生以降、中国当局から事件の背景について具体的説明がない状況を問題視し、
「中国がこういう人道問題に対して隠蔽する国だというプレッシャーを与えることが必要だ」
と語った。

中国 日本人学校の男児死亡事件 外務副大臣を北京に派遣へ
2024年9月22日 17時54分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240922/k10014589181000.html
中国で日本人学校に通う男子児童が登校中に襲われて死亡した事件を受け、外務省は、柘植外務副大臣を北京に派遣すると発表しました。
中国政府関係者と会談し、事実関係の説明や再発防止などを求めることにしています。
先週、中国 広東省の※深センで、日本人学校に通う10歳の男子児童が登校中に男に刃物で刺されて亡くなりました。
事件を受けて、外務省は、柘植外務副大臣を22日から24日までの日程で北京に派遣すると発表しました。
柘植副大臣は、23日中国外務省の幹部と会談し、事実関係の説明や再発防止、それに日本人の安全確保の徹底などを求めることにしています。
また、中国の日本人社会に不安が広がっていることを踏まえ、進出する日本企業でつくる
「中国日本商会」
や、北京に住む日本人らでつくる
「北京日本倶楽部」
などの関係者と面会し、意見を交わすことにしています。
政府は、日本人学校に通学する際に問題がないか改めて点検するなど、安全対策の検討を進めています。
※「セン」は「土」へんに「川」

中国SNS「日本でも中国人狙った事件多い」 根拠ない投稿で深圳の男児刺殺を矮小化
2024/9/22 17:51
https://www.sankei.com/article/20240922-QUTXOW6CMBM7LMWLUP4AIM67TA/
中国広東省深圳市で日本人学校に通う日本人男子児童(10)が男に刺されて死亡した事件後、中国の交流サイト(SNS)で
「日本でも同じように中国人を狙った襲撃事件が多く起きている」
などとする投稿が相次いでいる。
その大半は知人とのトラブルなどに起因する事件で、根拠がない投稿で深圳の事件を矮小化する動きとみられる。
中国の短文投稿サイト、微博(ウェイボ)では被害児童を悼む投稿に対し、
「それなら日本で殺された中国人をどう見るのか?」
などと反発する投稿が目立つようになっている。
2022年10月に大阪市で中国籍の自営業男性が殺された事件や、今年2月に静岡県の浜名湖で中国籍の男子高校生が殺害されて遺体が見つかった事件など複数の
「具体例」
を挙げている。
今年7月には大阪市で中国人観光客が腕を刃物で刺されて金を要求される事件が起きているが、いずれも
「中国人を狙った」
とは報じられていない。
強盗被害などの他は、金銭や交友関係を巡るトラブルなどで知人に殺害されたとみられるような事件ばかりだ。
少なくとも児童が面識のない大人に突然刺されて死亡したような事件はない。
中国のSNSにも、日本で中国人を狙った襲撃事件が多いという情報が
「デマ」
であると検証する人がいるが、現時点で投稿は止まっていない。
中国外務省は今回の事件について
「類似の事件は如何なる国でも起きる可能性がある」
と主張し、動機など事件の真相につながる情報は公表していない。
中国のSNSでは日本人への差別的な投稿や、日本人学校を
「スパイ養成学校」

「租界」
などとするデマや荒唐無稽な主張が放置されて広まってきた。
こうしたSNS上の論調が
「反日」
ムードを助長し、事件にも影響したという見方は中国側にもある。

深圳の男児刺殺受け、外務副大臣が中国を訪問へ 再発防止など要請
2024/9/22 17:17
https://www.sankei.com/article/20240922-RFKHA5IQZBK5LHQHG722NU3GL4/
外務省は22日、中国広東省深圳で日本人学校に通う男子児童が刺殺された事件を受け、柘植芳文外務副大臣が中国・北京を訪問すると発表した。
同日から24日までの日程で、滞在中、中国政府関係者と会談し、再発防止や邦人の安全確保に万全を期すよう要請する他、動機など早期の真相究明も求める。
上川陽子外相が20日の記者会見で、外務省政務三役の中国派遣を調整していると明らかにしていた。

上川陽子氏、米国で日中外相会談を検討 深圳の男児刺殺や水産物の輸入再開が議題に
2024/9/22 16:40
https://www.sankei.com/article/20240922-MHTRET32DJI5PPLTGXQUP7NABQ/
上川陽子外相が、米ニューヨークでの国連総会に合わせ、中国の王毅外相との会談を検討していることが分かった。
調整が付けば、現地時間23日(日本時間24日)に実施する方向。
複数の外交筋が22日、明らかにした。
広東省深圳で日本人学校に通う男子児童が刺殺された事件や、日中両政府が合意した日本産水産物の輸入再開などが議題になる見通しだ。
日中外相会談が実現すれば、今年7月にラオスの首都ビエンチャンで開催されて以来となる。
上川氏は男子児童の事件を踏まえ、再発防止と在留邦人の安全確保に万全を期すよう求める意向。
詳細な事実関係や、動機に関わる情報提供も要請する。
東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡っては、国際原子力機関(IAEA)のモニタリング(監視)の下で、中国を含む参加国に海水などの試料採取を認める方針を改めて説明。
水産物輸入再開を着実に実施し、早期に輸入規制を撤廃するよう働きかける。

男児刺殺、靖国落書き…相次ぐ「日本」標的事件 投稿サイトには「日本人学校にスパイ」
2024/9/21 15:00
https://www.sankei.com/article/20240921-DSRV7QULFBIO5PEFCINGMXLAXE/
中国・深圳にある日本人学校に通う男子児童(10)が刺殺された事件を受け、中国内外で日本や日本人を標的とした事件や問題がクローズアップされている。
東京・靖国神社の落書き事件をはじめ、蘇州で起きた日本人母子切りつけ事件、NHKのラジオ国際放送での「尖閣発言」…。
一部の事件の背景には、中国共産党政権による反日教育の影響も指摘されている。
「日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」
5月20日、東京都内の在日中国大使館での座談会。
呉江浩駐日大使は台湾との関係を巡り、中国の分裂に加担すれば
「火の中に」
と発言した。
座談会には鳩山由紀夫元首相や外務省OBらが出席していた。
11日後の5月31日、靖国神社の石柱に何者かが赤いスプレーで
「Toilet(トイレ)」
と落書きし、放尿する事件が発生。
7月に中国籍の男が逮捕されるなどした。
6月24日には中国・蘇州で、日本人学校のスクールバスを待っていた日本人の30代の母親と未就学の男児が刃物で切りつけられ負傷。
バスの案内係をしていた中国人女性も刺されて死亡した。
靖国神社では8月19日にも
「厠所(トイレ)」

「軍国主義」
などと、中国で使われている簡体字で記された落書きが見つかった。
関与したとみられる中国籍の10代男性は中国へ出国していた。
NHKのラジオ国際放送が同日、この事件を報じた際、中国籍の男性スタッフ(48)が尖閣諸島(沖縄県石垣市)を
「中国の領土」
と主張、
「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな」
などと原稿にない発言をした。
NHKは担当理事が引責辞任した。
今回の男児刺殺事件が起きたのは、例年、反日感情が高まる9月18日。
93年前の昭和6(1931)年に満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた日で、習近平政権下で反日教育が強化されて以降、その傾向はより強くなっているという。
「日本人は出ていけ」
「日本のスパイが潜む日本人学校に気をつけろ」。
中国の短文投稿サイト、微博(ウェイボ)には朝から、日本人への憎悪に満ちた投稿が溢れていた。

なぜ狙われた?中国で日本人男児(10)死亡 少しずつ分かってきた“容疑者の人物像”
スーパーJチャンネル
[2024/09/20 20:09]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/900008641.html?page2
中国で、日本人児童が刺殺された事件。
容疑者の人物像が分かってきました。
■日本人児童(10)死亡 現場の様子は?
(尾崎文康記者報告)
「こちらで起きた事件を受けて、急遽休校を決めた日本人学校は、来週以降も子どもたちを登校させない方針です」
■事件現場
この記事の写真は12枚
18日、中国・深センで10歳の男子児童が登校中に刺殺された事件。 地元メディアが44歳の容疑者について報じました。
地元メディアによると
「深セン特区報」から
「男は44歳で漢民族、安定した職業についていない」
現地メディアによりますと、男は2015年に電信設備の破壊、2019年にデマで公共秩序を乱したとして拘束されたといいます。
■2度拘束されている
今回、ナイフで男児を刺したことを認めているということです。
現場には花が
登校中にいきなり男に刺されるという衝撃の事件。
一体、何が起こったのでしょうか?
目撃した人は
■事件を目撃した人
「ここです。私が来た時は、警察と救急車は既にここに来ていました。だんだん人が集まってきて、武装警察も来ました」
18日朝、男の子は母親と一緒に日本人学校に徒歩で登校中でした。
親子が校門からおよそ200メートルの場所に差し掛かったその時、44歳の男に腹を刺されたというのです。
「救急車が2台来ていて…」
■事件を目撃した人
「救急車2台が来ていて、子どもは救急車の中に運ばれ点滴をつけられていました」
男は警察によって取り押さえられたといいます。
■中国“撤退”の動きも…なぜ狙われた?
■1983年に起きた「柳条湖事件」
事件があったのは、満州事変の発端となった「柳条湖事件」が起こった日で、中国で国の恥と言われ、反日感情が高まりやすい日でした。
中国側から、事件の背景や動機などについて説明はないといいます。
金杉駐中国大使
■金杉 憲治 駐中国大使
「一番知りたいのは日本人が狙われたのか、更には日本人学校が狙われたのか、そこを知りたいと思ってる」
あくまでも
「個別の事案」
だと言われたといいます。
中国側は、事件の沈静化を図っているとみられます。
中国側は
■金杉 憲治 駐中国大使
「日本の経済界の方に危機意識があるということは、やはり中国側にはよく理解してほしいと思う」
■日系企業に動きも
影響は中国に進出している企業にもでています。
パナソニックホールディングスは会社負担で一時帰国できるようにするなど、今回の事件を受け、日系企業が対応に動いています。
20日午後、中国外務省の定例会見で、今回の事件について言及されました。
■20日午後の会見
中国外務省 毛 寧 副報道局長
「日本人がこの案件に関心を持っていることを理解しているが、警察が調査している最中です」

深圳の男児殺害で日本人学校に1000束超の献花 大半が中国人、子供犠牲で衝撃広がる
2024/9/20 19:01
https://www.sankei.com/article/20240920-LXHMXQV6ZNP6FNHGXOLSPIXBZ4/
中国広東省深圳で日本人の男子児童が刺殺された事件で、男児が通っていた日本人学校に20日までに計千以上の花束が贈られたと学校側が明らかにした。
ほとんどは現地の中国人が贈ったもので、哀悼の意を示す人が後を絶たない。
「天国で安らかに」
などとメッセージが添えられたものもある。
インターネット上では事件を巡り反日的な書き込みも少なくないが、市民は子供が犠牲となった事件に衝撃を受けている。
花束は冷房が効いた講堂で保管している。
その様子を撮影した写真が遺族に送られた。
日本人学校には保護者からの要望で献花台が設置された。
保護者らが続々と花を持って学校を訪れた。
来週からのオンライン授業に備えて教室から教材を持ち帰る人もいた。
日本人学校に中学生の息子が通う父親は
「悔しくて悲しい」
「2度とこんな悲惨な事件が起きないでほしい」
と述べ、足早に立ち去った。(共同)

中国の危険情報「レベル0」維持 外務省「見直しは検討していない」子供連れには注意喚起
2024/9/20 17:46
https://www.sankei.com/article/20240920-3TGIO6X24VL4JKCKQLC3DNSQBU/
中国・広東省深圳市の日本人学校に通う男子児童(10)が刺殺された事件を受け、外務省が出す渡航・滞在の
「危険情報」
が注目されている。
中国の危険度は、新疆ウイグル、チベット両自治区を除き
「レベルゼロ」。
インドは全土がレベル1以上、ロシアはレベル2だ。
外務省は
「現段階では見直しの検討はしていないが、中長期的な観点から総合的に判断する」
としている。
中国では6月にも江蘇省蘇州市でスクールバスを待っていた日本人母子が刃物で切りつけられる事件が発生。
日本国内でも靖国神社での落書き事件など
「反日」
が理由とみられる事件が続いており、日本政府が具体的な行動を取らないかぎり邦人の安全は守れないとの指摘も出ている。
一方で、外務省は男児が死亡した19日、日本人の安全に関わる重要な事件が発生した際に速報する
「スポット情報」
で「凶悪犯罪に対する注意喚起」を出し、
「特にお子さん連れの方は、十分注意して行動してください」
などと呼びかけた。
外務省によると、危険情報は渡航・滞在に当たり特に注意が必要な国・地域について発表する情報で、
レベル1「十分注意」
から
レベル2「不要不急の渡航自粛」、
レベル3「渡航中止勧告」、
レベル4「退避勧告」
まで計4段階ある。
強制力はないものの、日本企業の海外進出や海外事業のリスクをカバーする貿易保険などにも影響を及ぼす。
外務省海外邦人安全課は
「レベル1〜4でないからといって、リスクがゼロというわけではない」
とした上で
「もちろん今回の事件も検討材料から排除されていない」
「今回の事件にかぎらず、事案の概要や犯罪統計などを勘案しつつ、外務省として然るべき判断をしている」
と説明している。
中国への渡航危険情報をめぐっては、台湾が6月、4段階ある危険レベルを3番目から2番目に引き上げた。
中国が
「台湾独立派」
を対象にした処罰指針を定めたことなどを受け、台湾人の
「人身の安全」
に対するリスクを考慮したという。
中国は反発している。

日本人男児殺害は「偶発事件」と警察 中国・深圳の地元紙報じる 容疑者は2回の拘束歴
2024/9/20 16:29
https://www.sankei.com/article/20240920-FH2EI3VZUVIVVG6OQIQ22CXNJQ/
中国広東省深圳市の地元紙は20日、深圳で日本人学校へ登校中に男に刺された小学生の日本人男児が死亡した事件について、単独犯による
「偶発的な事件」
だという判断を地元警察が下していると報じた。
容疑者の男(44)が過去2回、警察に拘束されたことがあるとも伝えた。
中国共産党深圳市委員会の機関紙、深圳特区報(電子版)が報じた。
報道によると、容疑者の男は漢族で、定職にはついていない。
2015年には公共の通信設備を破壊した疑いで警察沙汰になり、2019年には公共の秩序を乱した疑いで警察に拘束された。
容疑者の男は刃物で子供を傷つけたことを認めているという。
日本人を狙った犯行なのかといった動機には触れていない。

深圳の日本人男児殺害、中国主要メディア沈黙 SNSは「批判」と「反日」が混在
2024/9/20 16:12
https://www.sankei.com/article/20240920-RLMLCUBNT5LWHOK77UAJNPFJVM/
中国広東省深圳市で日本人学校の日本人男子児童(10)が男に刺殺された事件で、中国の主要メディアは沈黙を貫いている。
当局から情報統制が敷かれているもようだ。
情報が飛び交う交流サイト(SNS)には
「国の恥だ」
と批判する声も多いが、事件の遠因が
「日本にある」
との異常≠ネ意見もあり、度を越えた
「反日分子」
の存在が浮き彫りとなっている。
■「心から謝罪」「日本に原因」
地元紙「深圳特区報」は20日、警察から得た情報として
「偶発的事件だった」
と伝えた。
男は容疑を認めている。
日本政府の要請を受け、当局が同紙を通じて詳細を公表したとみられる。
ただ他のメディアの記事は皆無だ。18日に一報を伝えたメディアの記事は現在、削除されている。
模倣犯の発生や政権批判への転化を避けたい狙いとみられる。
事件が発生した18日以降、中国の短文投稿サイト、微博(ウェイボ)には多くのコメントが書き込まれた。
「深圳人として心から謝罪する」
「子供は無実。あらゆる暴力行為を非難する」
などと事件を批判する書き込みも少なくない。
満州事変につながった柳条湖事件の9月18日に事件が起きたことに反応するコメントも数多かった。
「国恥の日に子供を殺した男は国の恥だ」
との見方もある一方、日本の歴史認識や対中姿勢が事件を引き起こしたとの声も散見された。
■悲劇悼む動きも
NHKラジオ国際放送で尖閣諸島を
「中国の領土」
と発言するなどして解雇され、帰国した中国人男性とされるアカウントも事件に反応。
在中日本人や在日中国人の生活を揺るがす元凶は
「安倍晋三政権が推進してきた歴史修正主義路線だ」
とし、日本が一方的な姿勢を続ければ
「両国で非理性的な傷害事件を引き起こすことになる」
などと警告した。
事件の背景に反日教育が関係している可能性もゼロではないが、
「抗日教育を中傷する者は犯人と同じく卑劣な人間だ」
との投稿も。
在中国日本大使館のアカウントには中国人から多数の謝罪や追悼が寄せられるが、中国人が日本で犯罪に遭った際に同様の光景を
「見たことがない」
として、
「中国人の命は日本人よりも軽いのか」
とする書き込みもあった。
一方、X(旧ツイッター)には、男児が通っていた日本人学校前に献花に訪れた男性が
「(中国の)長期にわたる憎悪教育が招いた結果だ」
と話す動画が拡散。
19日には東京都内で在日中国人有志が追悼集会を開くなど、悲劇を悼む動きも広がっている。

斎藤経産相、深圳の男児殺害で「従業員や家族の安全は最重要」 中国政府に安全確保求める
2024/9/20 12:07
https://www.sankei.com/article/20240920-2GZQMGIYR5KIHIFU722QMEQAJU/
中国広東省深圳市で日本人学校に通う小学生の日本人男子児童(10)が刺殺された事件で、斎藤健経済産業相は20日の記者会見で
「中国に進出する日本企業にとり、従業員や家族の安全は最重要課題だ」
との認識を示し、中国政府に日本人の安全確保や再発防止を求める考えを強調した。
斎藤氏は男児が亡くなったことについて
「深い悲しみを禁じ得ず、心からお悔やみを申し上げる」
と述べた。
その上で経産省としては中国に進出する日本企業で作る「中国日本商会」などと連携し、中国政府に適切な対応を求めるとした。
岸田文雄首相は19日、視察先の石川県内灘町で
「極めて卑劣な犯行であり、重大かつ深刻な事案だ」
と非難し
「日本政府としても、出来る事を全て行っていく」
と強調した。

刺殺された邦人男児に哀悼、秋葉原で自民総裁候補 中国当局に再発防止徹底と真相究明要求
2024/9/20 10:49
https://www.sankei.com/article/20240920-43JEOCTTVVDLZJN5GLTAUEOAX4/
中国広東省深圳市で男に刺された日本人小学生の男児(10)が死亡した19日に東京・秋葉原で行われた自民党総裁選(27日投開票)の街頭演説では、マイクを握った候補者が男児に対する哀悼とともに、中国当局に再発防止と事件の背景を含めた全容解明と詳細情報の共有を求める声が相次いだ。
首相に就任した際には、中国の在外邦人の安全の徹底を図る考えを各候補が強調した形となる。
■加藤氏「真相究明を」
「悲しい残念なニュースが飛び込んだ。心からご冥福とご家族へのお見舞いを申し上げたい」
トップバッターに立った加藤勝信元官房長官(68)は冒頭、犠牲になった男児に対する哀悼の言葉を口にし、
「政府は断固として中国政府に対し、真相の究明と説明、こうした事件が2度と起きない再発防止を断固求めるべきだ」
と語った。
■石破氏「中国は偶発的事件で対応」
石破茂元幹事長(67)も
「ご家族の気持ちを思うと、どんなに悲しいか、悔しいか、皆さまと心から哀悼の誠を捧げたい」
と述べ、遺族の気持ちに寄り添う姿勢を示した。
6月にも中国江蘇省蘇州市で、日本人学校のスクールバスが刃物を持った中国人の暴漢に襲われ、バスを待っていた日本人の母と男児がけがをした。
この事件を巡っては、バスに乗り込もうとした暴漢を阻んだバス案内係の中国人女性、胡友平さんが亡くなっている。
石破氏は
「こういうことが2度とないよう、中国に対し厳正な対処を我々は要請した」
「しかし中国は偶発的な事件として片付けようとしていたのではないか」
「毅然と中国に対して対処を要求していかないといけない」
と強調した。
■茂木氏「外務省予算は十分か」
茂木敏充幹事長(68)も中国当局に徹底捜査を求める考えを示した上で、
「邦人の命は世界中どこででも、日本政府が守らないといけない」
と言及した。
外務省は令和7年度予算案の概算要求で、中国の日本人学校でのスクールバスの警備費に約3億5000万円を計上した。
初めての予算措置で、バス1台に警備員1人を配置する計画だという。
ただ、茂木氏は予算額が不十分との認識を示し、
「子供の命はかけがえない」
「1人の警備員で本当に十分なのか検証し、体制強化を図っていきたい」
と述べた。
■高市氏「反スパイ法の詳細説明を」
高市早苗経済安全保障担当相(63)は、憤懣やるかたない様子で、
「皆さま、中国当局に対し、計り知れないほどの怒りを感じていると思う」
「私も同じだ」
「いい加減にしてほしい」
と述べた上で、
「容疑者が逮捕されてから何の背景が説明されたか」
「かけがえのない我が子を失ったご家族のお気持ちを思うと、悔しくてならない」
と語った。
2023年7月に中国で施行されたスパイ取り締まりを強化する改正スパイ法を挙げて、
「『反スパイ法』だって許せない」
「拘束されている日本人を一刻も早く解放して」
「訳の分からない法律の詳細を国際社会に対して説明してほしい」
と語った。
■林氏「ぐっと腹にため事に当たる」
林芳正官房長官(63)は、
「一体どうなっているのか」
「ご家族に思いを致すと、子を持つ親としていたたまれない」
「この気持ちをぐっと腹にため、全身全霊で事に当たっていきたい」
と語った。
■小泉氏「自分の子供が失われたよう」
小泉進次郎元環境相(43)は、
「自分の子供が失われたような気持ちで、思いを共有しているのは、全ての皆さんが同じ気持ちだと思う」
「中国に直ちに説明を求め、今回の事件の動機は何か、厳正なる対処を求めたい」
と語った。
■上川氏「卑劣な犯罪許さない」
上川陽子外相(71)は、
「心が震える思いだ」
「子供の未来、夢や希望のある小さな幼子が命を絶たれた」
「卑劣な犯罪を断じて許すわけにいかない」
と述べ、
「中国に対し、事実の解明と説明をしっかり求めていく」
「子供たちの命を守るために、安全対策を含めてしっかりと求めていく」
と現職の外相として対応していく考えを示した。
■河野氏「日本人家族へ帰国促す前に中国は対応を」
河野太郎デジタル相(61)と小林鷹之前経済安保相(49)は演説では事件に言及しなかった。
河野氏は(旧ツイッター)で
「中国国内の日本人家族の帰国を促さなければならないようなことになる前に、中国当局にはしっかりとした対応を求める」
と投稿した。
■小林氏「日本人の安全確保に万全期す」
小林氏もXで
「子を持つ親として、親御さまの悲しみを思うと胸が張り裂けそうな思いです」
と書き込み、
「私が総理総裁になれば、スクールバスの警備費増強など、日本人学校の警備体制強化や日本人の安全確保に万全を期してまいります」
と強調した。

男児殺害で日本人校周辺に監視カメラ 中国、警備強化アピールも不安解消難しく
2024/9/20 7:03
https://www.sankei.com/article/20240920-AXRMY7ABUJN2XP3FZTW7G7OD5Q/
中国広東省深圳で日本人の男子児童(10)が刺殺された事件で、男児が通っていた日本人学校の周辺では20日までに監視カメラが増設された。
中国当局は日本側が要請した警備強化への迅速な対応をアピールしたいとみられる。
だが容疑者の男(44)の動機など事件の真相につながる情報は公表しておらず、邦人社会に広がる不安の解消は難しい。
登校中だった男児は18日、校門から約200メートルの通学路で刺された。
学校や事件現場近くでは、遅くとも19日朝には監視カメラの増設作業が始まり、子供連れの家族らが足を止めて見ていた。
金杉憲治駐中国大使は19日に深圳市の羅晃浩副市長と面会し、警備強化や邦人の安全確保を求めた。
ただ事件に関する情報が少なく、邦人社会からは
「中国の対応は信じられない」
といった意見も上がっている。(共同)

<主張>日本人児童刺殺 中国政府に反省ないのか
社説
2024/9/20 5:00
https://www.sankei.com/article/20240920-5W75JOVASNMKLK2WKQDBQ3LAYY/
中国の広東省深圳市で、日本人学校に母親と登校していた10歳の男子児童が男に刺されて死亡した。
無辜の男児が突然命を奪われた痛ましさへの深い悲しみと、理不尽で卑劣な凶行への怒りを覚える。心から男児を追悼したい。
中国では6月にも江蘇省蘇州市で、日本人学校のスクールバスを待っていた日本人の母子が刃物で切り付けられて負傷する事件が起きたばかりだった。
日本人は中国で平和に暮らせないのか。
ならば、ビジネスであれ留学であれ、中国で安心して活動できるわけもない。
中国外務省は会見で
「不幸な事件」
に遺憾の意を表明したが、
「同種の事件はどの国でも起こり得る」
とし、
「中日間の往来や協力に影響を与えない」
と主張した。
許し難い言い草である。
短期間に相次いで日本人が襲撃される。
そんな国は中国以外のどこにもない。
中国政府は事態を深く反省し、再発を防ぐ具体的方策を明確に取るべきだ。
岸田文雄首相は記者団に
「中国側に早く事実関係の説明を求めるよう指示した」
と語ったが、なぜ自らが動かないのか。
中国首脳に対策を講じるよう直接迫るべきである。
児童が襲われた18日は、満州事変の発端となった昭和6(1931)年の柳条湖事件から93年に当たる。
中国では反日機運が盛り上がりやすい日ではあるが、事件との関連は不明だ。
日本政府は、中国側に犯行動機などの情報公開をさせなくてはならない。
6月の事件においても動機などは明らかにされないままである。
今回、拘束された男が日本人を標的にしたのであれば、在留邦人の警備を強化しても根本的な解決には繋がらない。
中国共産党政権による反日教育にこそ問題の根があろう。
東京・九段北の靖国神社で相次ぐ中国人の落書きも同じだ。
政治的な思惑で反日を煽る中国の姿勢が改まらないと、在留邦人の安全はいつまでも確保できないのではないか。
日本政府は中国への不要不急の渡航を自粛するよう国民に促すべきだ。
企業は駐在員や家族の帰国が検討課題となる。
政府は帰国後の住居や教育などを支援すべきである。
邦人が被害を受ける悲劇を2度と繰り返してはならない。

<産経抄>「魔の巣」では暮らせぬ、中国・深圳で日本人男児の刺殺 
2024/9/20 5:00
https://www.sankei.com/article/20240920-4IJ4SPEDO5NPRHDHKAWDJGB2QU/
明治生まれの歌人、窪田空穂(うつぼ)には家族を亡くす痛みを詠んだ歌が多い。
母、妻。
まだ幼い次女を病で失う悲哀も味わっている。
<生えずとてうれへし歯はもかはゆきが灰にまじりてありといはずやも>。
骨上げの際の一首という。
▼娘の歯がなかなか生えないことを、父は気に病んでいたとみえる。
皮肉にも荼毘(だび)に付した後の灰の中に、それは埋もれていた(『人生の節目で読んでほしい短歌』永田和宏著)。
わが子に乳歯を見つけた日は、本当なら欣快(きんかい)に堪えぬ記念日だろう。
▼事件は一緒にいた母親の前で起きた。
中国の広東省深圳市で日本人学校に登校中の10歳の男の子が、男(44)に刺されて亡くなった。
凶行のあった18日は、満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた日と重なる。
男は当局に拘束された。
犯行動機や背景は明らかにされていない。
▼深圳には日本の企業も多い。
「同種の事件はどの国でも起こり得る」
とは中国外務省の会見である。
その言い分は受け入れ難い。
中国では6月にも、日本人母子らが刃物で襲われている。
身の安全が約束されない
「魔の巣」
で、誰が暮らせようか。
▼在留邦人の帰国を含め、日本企業は対応を検討すべき時期を迎えているようにも思える。
「一滴舌上に通じて大海の塩味を知る」
という。
物事の一部を知れば全体が見える。
中国共産党政権の応接は、その性根を世界に示すことになろう。
犯行動機の解明を、強く迫り続けたい。
▼10歳。
将来の夢や「なりたい仕事」が、少しずつ輪郭を帯びてくる年頃だろう。
日々の成長は、親御さんにとっても驚きと喜びの連続だったに違いない。
かの国にどれほど鋭い言の刃≠突き立てようと、失われた命は戻らない。
それが、ただただ悔しい。

駐中国大使が刺殺された邦人男児の遺族と面会 深圳市副市長に安全確保と警備強化申し入れ
2024/9/19 22:18
https://www.sankei.com/article/20240919-3IUCKVOUJJNCNG2MFSMBQYRVKQ/
中国広東省深圳で日本人学校の男子児童が刺されて死亡した事件を受けて現地入りした金杉憲治駐中国大使は19日、記者団に対し、遺族と会い
「お見舞いを申し上げた」
と述べた。
深圳市の羅晃浩副市長とも面会し、邦人の安全確保や日本人学校の警備強化を要請した。
事件の真相を究明して日本側と内容を共有するよう求めた。
副市長側からは日本人の安全確保に万全を期し、日本人学校の警備についても更に努力するとの回答があった。(共同)

中国外務次官、深圳の男児殺害は「前科者による個別事案」 駐中国日本大使と電話会談
2024/9/19 20:32
https://www.sankei.com/article/20240919-3IUCKVOUJJNCNG2MFSMBQYRVKQ/
中国広東省深圳で日本人学校へ登校中に刃物で刺された小学生の日本人男児が死亡した事件を受け、現場となった深圳で対応に当たっている金杉憲治・駐中国日本大使は19日、中国の孫衛東(そん・えいとう)外務次官と電話会談し、事件について申し入れを行った。
北京の在中国日本大使館によると、孫氏からは事件について
「前科のある者による個別の事案」
との説明があったという。
金杉氏は電話会談で
「日本政府として尊い人命が奪われる事態となったことを極めて深刻に受け止めている」
と述べ、遺憾の意を表明した。
中国側に再発防止策を講じることや事件の背景を含めた詳細情報の迅速な共有、邦人の安全確保と日本人学校の警備強化を強く求めた。
大使館によると、孫氏は
「極めて遺憾であり、痛惜の念を禁じ得ない」
と述べ、中国政府として日本人を含む外国人の安全を守るため
「最大限の努力をしたい」
と表明したという。
北京の在中国日本大使館では19日、中国に進出する日系企業の団体「中国日本商会」や日本人学校の関係者を集めた緊急会合を開いた。
商会の本間哲朗会長(パナソニックホールディングス副社長)は冒頭、事件について
「極めて深刻に受け止めている」
と表明。
中国側に対し
「在中日本企業にとって従業員と家族の安心と安全の確保は、中国で事業活動を継続するための基本中の基本だ」
と述べ、在留邦人の安全確保や、事件の背景を含めた詳細な情報の速やかな提供を求めた。
本間氏によると、会員企業の間では一時帰国やカウンセリングといった従業員らに対する支援が始まっているという。

中国・深圳の男児殺害で日本企業が警戒 駐在員や家族らに注意喚起 政府に安全確保要望も
2024/9/19 19:50
https://www.sankei.com/article/20240919-GNLFXV3BWNIHVNMOELXF2GVEII/
中国広東省深圳市の日本人学校に通う男子児童が男に刺され、死亡した事件で、現地に進出する日系企業は警戒を強めている。
「経済特区」
としてハイテク・IT企業が集積し、中国の急成長を支えてきた深圳には、自動車や電子部品関連など多くの日系企業が進出しており、駐在員やその家族らに注意喚起を呼びかけている。
電気自動車(EV)の研究開発合弁会社が深圳にあるトヨタ自動車は、中国の現地統括会社が日本大使館と日本人学校が発信する情報をメールで駐在員と共有し、注意喚起する対応をとった。
電子部品の工場が現地にある村田製作所も注意喚起を呼びかけ、不安に感じた場合は心のケアを行う体制を敷く。
深圳に拠点を構える伊藤忠商事も中国の駐在員約100人に対し、メールなどで当面は安全確保を念頭に置くよう注意を促した。
今のところ、退避までは検討していないという。
三菱商事も公私ともに留意して行動するよう注意喚起を行った。
中国で多くの会員企業が事業を展開する日本自動車工業会(自工会)の片山正則会長(いすゞ自動車会長)は19日の記者会見で
「企業にとって駐在員とその家族の安全は最も大切な問題だ」
「個社で色々な対策を行っている」
と述べた。
その上で
「政府には在留邦人の安全確保について、今まで以上に強化をお願いしたい」
と要望した。
事件が起きた深圳は通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)やIT大手、騰訊控股(テンセント)、EV大手、比亜迪(BYD)などが本社を構え、中国のシリコンバレーと呼ばれている。
大手だけでなく、中小の日系企業も数多く進出している。
深圳市駐日経済貿易代表事務所によると、2020年末までに深圳に投資した日系企業は1000社近くに上るという。
中国への進出企業には近年、景気後退を受けて減少傾向もみられるが、深圳日本商工会の会員数は9月現在で372社に上る。

中国・深圳の男児殺害 日本政府、安全確保策検討急ぐ 自民総裁選候補者からは批判や注文
2024/9/19 19:04
https://www.sankei.com/article/20240919-QLPAN2R5PJLE7BFA7YWD6CQO4I/
政府は19日、中国深圳市で日本人学校に通う小学生の男児が中国人の男に刺され死亡したことを受け、再発防止策の検討を含め、中国に在留する邦人の安全確保に全力を挙げる方針を示した。
中国側から事件を巡る事実関係の詳細な説明が同日午後までになく、自民党総裁選の候補者からは、中国政府への批判や日本政府に更なる対応を求める声が相次いだ。
「幼い子供を襲う卑劣な行為が行われたことは誠に遺憾だ」。
林芳正官房長官は19日の記者会見で、死亡した男児にこう弔意を示した。
その上で通学時の安全確保策について
「外務省、文科省などが中心となって可及的速やかに検討していきたい」
と語った。
外務省の統計によると中国の在留邦人は10万1786人で、そのうち未成年は約1万5000人(令和5年10月現在)。
北京や深圳など9都市にある11の日本人学校には、計3300人超の児童や生徒が通学している。
江蘇省蘇州では6月、スクールバスで日本人学校に通う母子が襲われる事件が発生。
外務省は令和7年度予算案の概算要求で、初めて中国国内の日本人学校でのスクールバスの警備費として、約3億5000万円を計上し、安全強化を図ろうとしていた。
事件には林氏以外の自民党総裁選の候補者も言及した。
高市早苗経済安全保障担当相は
「中国当局が未だに原因、動機、何も明らかにしていない」
「これも本当に悔しいし、残念だ」
と述べた。
石破茂元幹事長は蘇州の事件や中国で米国人が襲撃された事件を挙げ、
「偶発的な事件ではないという見方もある」
と指摘。
「中国がどういう対応を取ってきたのか、これから取ろうとしているのか、日本政府として、きちんとした対応を求めるのは当然」
と語った。

中国・深圳の日本人男児殺害 在留邦人、相次ぐ外国人襲撃に衝撃 景気悪化で社会不安懸念
2024/9/19 18:31
https://www.sankei.com/article/20240919-ZGEGQJHRHBIUHB5Y3JNQK2LJBI/
中国広東省深圳市で日本人学校への登校中に男に刺された小学生の日本人男児(10)が19日に死亡したことは中国全土で生活する日本人に衝撃を与えた。
中国政府は動機を明らかにしておらず、中国各地の邦人社会には不安が広がっている。
■情報なく対策とれず
「残念でたまらない」
深圳にも拠点を持つ日本企業トップは男児襲撃事件に悲しみと憤りを隠さなかった。
特に子供連れで中国に駐在している社員の間では深圳に限らず不安が広がっているという。
中国では6月に江蘇省蘇州市で日本人学校のスクールバスを待っていた日本人の母子が刃物で切り付けられる事件が起きたばかり。
短期間で相次ぎ日本人の子供が襲われる事件が起きたことへの動揺は計り知れない。
深圳は香港にも近い経済都市で、外国人と距離が近い街と思われていたことも衝撃に拍車をかけた。
中国政府が動機などについて詳細を説明していことは、在留邦人の不安感をいっそう増大させてもいる。
中国の主要メディアの報道はごく一部にとどまり、深圳の事件を知る中国人は多くない。
子供を北京の日本人学校に通わせる男性は
「情報がないため対策を取りにくい」
と語った。
■相次ぐ外国人襲撃
中国では外国人が襲われる事件が立て続けに起きている。
6月には蘇州の事件に加え、吉林省吉林市で米コーネル・カレッジから同市の大学に派遣されている教員4人が刃物で刺され負傷する事件も起きた。
中国政府は
「偶発的な事件」
と強調するばかりで、詳しい説明は避け続けた。
蘇州の事件では、日本人母子に刃物で切り付けた中国人の男を阻止しようとして刺されて死亡した中国人女性を英雄として持ち上げて「美談」にしたが、効果的な対策を取ることはなかった。
■SNSに疑念あおる動画も
中国では不動産不況を背景に経済成長が鈍化して庶民の雇用・所得環境が悪化しており、社会不安が懸念されている。
そうした中、外国人に不満のはけ口が向かいやすいムードがある。
特に18日は満州事変の発端となった昭和6(1931)年の柳条湖事件から93年に当たり、中国国営メディアは「抗日」の歴史を繰り返し強調した。
中国の交流サイト(SNS)では「日本を打倒せよ!」などと反日感情を露わにした投稿も目立った。
SNSでは深圳の事件について
「これこそが国の恥だ」
などと容疑者を批判する投稿も少なくない。
一方で、中国各地にある日本人学校について
「なぜ各地に日本人学校があるのか」
「背景にはどんな秘密を隠しているのか」
と疑念を煽るような動画も残る。
中国では当局がSNSを管理しており、こうした動画を野放しにしている形だ。
中国政府は現在、不景気の中で海外からの投資呼び込みに熱心だ。
日中外交筋は
「こんな状況では投資などできないと日本企業が考えるのは当然だ」
「中国政府は日中関係の根幹に関わる問題と受け止めて対応する必要がある」
と指摘する。

日本人男児殺害、社会の不安定化の表れ 中国は説明責任果たせ 東京大教授・阿古智子氏
2024/9/19 18:29
https://www.sankei.com/article/20240919-T5I4WOK5SJM7XODIFJE2KBAXJY/
中国広東省深圳市で日本人学校に通う男子児童(10)が男に刃物で刺されて死亡した事件について、現代中国を研究する東京大の阿古智子教授に背景を聞いた。

6月に江蘇省蘇州市で起きた日本人母子への切り付け事件の徹底調査がなされない中、また悲劇が起きてしまった。
殺害されたのは罪のない日本人の男の子だ。
尊い命が奪われた現実に憤りと悲しみを抑えられない。
都合の悪い事実を隠したがる中国政府も、今回はさすがに説明責任を果たさなければならない。
容疑者の動機には
「反日」
「抗日」
が関係している可能性も捨てきれない。
事件が起きた
「9月18日」
は満州事変の発端となった柳条湖事件の日だ。
「この日なら許される」
などの感情が働いたかもしれない。
中国側は背景を徹底調査し、適切に報告すべきだ。
この事件も含め、中国の政府系メディアは詳細を報じないが、中国では最近、外国人への犯罪が増加している。
また交流サイト(SNS)を見ると、中国人同士の殺傷事件も頻繁に起きていることがわかる。
社会が極めて不安定化している表れではないか。
中国は経済が悪化し続けており、習近平政権を批判的に見る人も増えている。
だが、言論統制で不満を口に出すことができず、暴力で解決する傾向が強まっていると感じる。
思想教育やプロパガンダ(政治宣伝)が行われる中、余裕のない人が
「敵」
と教わった日本人を不満のはけ口としてみている恐れもある。
今回の悲劇は日中関係にも影響するだろう。
中国事業により慎重になる日本企業も増えるかもしれない。
中国が徹底調査して説明責任を果たすのが関係維持への第一歩だが、それだけでは根本的な解決にはならない。
日本への憎しみを生むような教育をしていなかったか。
中国側はこれを機に考えるべきだ。
日本人も事件があったからといって中国人差別に手を染めてはいけないが、中国が行き過ぎたナショナリズムの横行を直視しなければ、再び悲劇が起きかねない。

中国・深圳の日本人男児殺害、各候補が政府に「毅然とした対応」促す 自民総裁選
2024/9/19 18:27
https://www.sankei.com/article/20240919-F5Q2JRTB55NDZMJEW6FD7S4FZU/
中国広東省深圳で日本人学校に通う男子児童が刺殺された事件を受け、自民党総裁選候補者からは19日、中国に毅然とした対応を取るよう政府に促す意見が相次いだ。
事件が日中関係に与える影響を懸念する声も出た。
石破茂元幹事長は記者団の取材に
「日本政府として中国に申し入れるだけでなく、どういう対応を取ったのか強く質していくべきだ」
と強調した。
小泉進次郎元環境相は
「中国政府には動機の解明を含めて厳正な対処を求めたい」
と記者団に述べた。
高市早苗経済安全保障担当相は国会内の陣営会合に出席した議員らと黙とうした。
「中国当局が未だに原因や動機を明らかにしておらず、残念だ。説明を求めていく」
と訴えた。
茂木敏充幹事長は、中国で通学する日本人児童の警備費用増額を検討する必要があると主張した。
河野太郎デジタル相は
「こうした事件が続けば、中国で働く日本人が引き揚げることに繋がりかねない」
と指摘した。

中国・深圳の日本人襲撃、動機などなお伝えられず 邦人の安全確保 日中間の重要課題に
2024/9/19 18:19
https://www.sankei.com/article/20240919-IARXY3SOTJP5FKORYIUE6IELAA/
中国広東省深圳市で日本人学校に通う小学生の日本人男子児童(10)が18日に刺されて負傷した事件で、同省広州市の日本総領事館は19日、男児が死亡したと明らかにした。
当局は容疑者の男(44)の身柄を現場で確保して取り調べを行っているが、これまでのところ日本側に動機など詳細な情報は伝えられていない。
中国における日本人の安全確保や、事件の真相解明が日中間における重要課題となる。
日中両政府などによると、男児は18日朝に保護者と登校中、日本人学校の校門から約200メートル離れた場所で男に襲われた。
男児は腹部を刺され、病院で手術を受けたが19日未明に死亡した。
中国では6月、江蘇省蘇州市で日本人学校のスクールバスを待っていた日本人の母子が刃物で切り付けられて負傷する事件が起きたばかり。
在中国日本大使館は19日、在留邦人に対し
「日本人が被害に遭う事件が相次いでいる」
と改めて注意を呼び掛けた。
大使館は事件に関して
「背景など詳細は現在のところ不明」
だとして
「中国側に情報提供を強く求めている」
と強調した。
中国外務省の林剣報道官は19日の記者会見で、男児が死亡したことについて
「不幸な事件」
だとの認識を示して
「遺憾」
の意を示した。
林氏は
「類似の事件は如何なる国でも起きる可能性がある」
と主張し、
「個別の事件が中日両国の往来や協力に影響しないと信じている」
と表明した。
男児は日本国籍で、両親は日本人と中国人だと説明した。
金杉憲治・駐中国日本大使は19日、深圳に急遽入り現地で対応にあたった。
北京市にある在中国日本大使館は同日、日の丸の半旗を掲げて弔意を示した。
日本総領事館の貴島善子総領事は18日夜に深圳の対外窓口である外事弁公室主任と面会。
真相解明や再発防止の具体策などを求めた。

自民・高市早苗氏、中国・深圳の邦人男児殺害に「本当に胸が痛む」 中国政府に説明求める
2024/9/19 17:44
https://www.sankei.com/article/20240919-L255GXC3PNI6TLSJYDPYFJ2TUU/
自民党総裁選(27日投開票)に立候補した高市早苗経済安全保障担当相は19日、中国広東省深圳にある日本人学校に通う男子児童(10)が刺殺された事件について、国会内で記者団に「家族の方の思いを考えると本当に胸が痛む。心からお悔やみを申し上げる」と述べた。
中国当局が犯人拘束後も事件の背景や原因を公表していないことを指摘し、「説明をしてもらわなければ日本人学校の安全も守れない」と強調。中国政府に対し、「中国に滞在している日本人の安全を守る具体的な策を示してほしい」と求めた。
高市氏は中国の反スパイ法への懸念も表明。「日本人にも適用される法律の解釈の詳細な説明を求めることは日本政府の責務だ」と述べ、中国側に説明を求める考えを示した。

中国外務省が深圳の日本人男児死亡に「遺憾」表明 「どの国でも起こり得る」とも主張
2024/9/19 17:24
https://www.sankei.com/article/20240919-E6B6VWL6MVJKLJ3UXZDN7EIGJY/
中国外務省の林剣(りん・けん)報道官は19日の記者会見で、広東省深圳の日本人学校への登校中に小学生の日本人男児(10)が男に刺され死亡したことについて、
「不幸な事件」
だとして
「遺憾」
の意を表明した。
男児に対して哀悼の意も示した。
林氏は
「類似の事件は如何なる国でも起きる可能性がある」
と主張して
「個別の事件が中日両国の往来や協力に影響しないと信じている」
との認識を示した。
「中国側は一貫して有効な措置を取り続けており、中国にいる全ての外国人の安全を保障している」
とも強調した。
動機など詳細については
「現在、調査中であり、中国側の関係部門が法に照らして処理する」
と述べるにとどめた。

岸田首相、中国・深圳で男児殺害に「極めて卑劣な犯行で重大かつ深刻」「説明強く求める」
2024/9/19 15:54
https://www.sankei.com/article/20240919-Z52XZSPCJNJGTCT2HSEEEZ75YA/
岸田文雄首相は19日、中国広東省深圳にある日本人学校に通う男子児童(10)が刺殺された事件について
「極めて卑劣な犯行であり、重大かつ深刻な事案だ」
と非難した。
「中国側に事実関係の説明を強く求めていく」
「犯行から既に1日以上経っている」
「一刻も早く説明を強く求めるよう指示した」
と語った。
視察先の石川県内灘町で語った。
首相は
「このような事案を二度と繰り返してはならない」
「日本人の安全確保と再発防止を中国側に強く求めていくと同時に、日本政府としても、できることを全て行っていく」
と強調。
「ご家族のご心痛、察して余りあるものがある」
「全力でご家族の支援に当たっていきたい」
と語った。

自民・茂木氏 中国・深圳の児童死亡に「強い怒りを覚える」
2024/9/19 14:38
https://www.sankei.com/article/20240919-EVDW2FCFS5NQDPEN4REGZWSO7I/
自民党の茂木敏充幹事長は19日、中国・深圳で日本人学校の男児が刺され死亡した事件を受け、自身のX(旧ツイッター)に
「心よりお悔やみ申し上げる」
「そして今回の事件に強い怒りを覚える」
「捜査当局によるしっかりとした捜査がされることを強く求める」
と投稿した。

北京の日本大使館に半旗 中国・深圳の日本人男児死亡で弔意 駐中国大使が現地入り
2024/9/19 13:53
https://www.sankei.com/article/20240919-AEUXC5QFYZMUHEEJFVWW2JMU34/
中国広東省深圳で日本人学校への登校中に男に刺された小学生の日本人男児(10)が19日に死亡したことを受け、北京の在中国日本大使館は同日、日の丸の半旗を掲げて弔意を示した。
金杉憲治・駐中国日本大使は同日、現場となった深圳に急遽向かった。
事態を深刻に見て現地で対応に当たる。
事件発生後、広東省省広州市の日本総領事館の貴島善子総領事らが現地で家族への対応や地元当局への要請などにあたってきた。
日本政府関係者などによると、男児は18日朝に保護者と登校中、日本人学校の校門から約200メートル離れた場所で男に襲われた。
腹部を刺されており、病院に搬送して手術など治療を続けたが19日未明に死亡した。
容疑者の男(44)は当局が現場で身柄を確保して取り調べを行っている。
日本側には動機など詳細な情報は伝えられていない。
深圳は、香港と隣接する中国南部を代表する経済都市だ。中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)などが本社を置き、IT産業の集積地として日系企業も多数進出している。
外務省のデータによると、2023年10月時点で深圳の在留邦人数は3600人で、中国本土の都市では5番目に多い。

中国には9都市に11の日本人学校、スクールバスの警備強化目指した矢先に 邦人男児死亡
2024/9/19 12:06
https://www.sankei.com/article/20240919-TTHSRMDWQZK5LDMBLO5R4ZGWVE/
中国広東省深圳にある日本人学校近くで、同校に通う男児(10)が男に刺されて20日、死亡した。
中国では6月にも江蘇省蘇州で、スクールバスで日本人学校に通う子供らが襲われる事件が起きている。
政府は中国本土9都市に11ある日本人学校に通う子供の安全確保を徹底するため、スクールバスの警備強化などを図ろうとしていた矢先だった。
蘇州では6月24日、スクールバスを待っていた日本人の母子が、50代の男から刃物で切り付けられて怪我を負った。
事件を受け、外務省は令和7年度予算案の概算要求で、初めて中国国内の日本人学校でのスクールバスの警備費として、約3億5000万円を計上。
スクールバスに1台当たり警備員1人を配置する計画を立て、子供らの安全強化を図ろうとしていた。
外務省の海外在留邦人数調査統計によると、中国の在留邦人は10万1786人おり、2万人近い未成年も在留している(令和5年10月現在)。
11の日本人学校には、合わせて3300人を超える児童や生徒が通学している。
中国に進出する日本企業で作る中国日本商会(本間哲朗会長=パナソニックホールディングス副社長)も今年7月、中国政府に邦人の安全確保を要望していた。

「卑劣な行為」と上川陽子外相 中国・深圳の日本人男児刺殺事件で再発防止を指示
2024/9/19 9:52
https://www.sankei.com/article/20240919-BDDTFTMYLVMLJH4FEFH3P76FLU/
中国広東省深圳にある日本人学校近くで同校に通う男児(10)が男に刺され死亡した事件で、上川陽子外相は19日、
「卑劣な行為で誠に遺憾だ」
「深い悲しみを禁じ得ない」
と外務省で記者団に述べた。
上川外相は再発防止策の検討を外務省の担当者に指示。
また、中国側に日本人の安全確保を求めていくことも明らかにした。

中国・深圳の日本人襲撃で刺された男児が死亡 相次ぐ事件に衝撃、中国側に再発防止を要請
2024/9/19 8:58
https://www.sankei.com/article/20240919-T46FIP3YE5MXXCBUHRGYD72HQM/
中国広東省深圳市で日本人学校に通う小学生の男児(10)が18日に男に刺されて負傷した事件で、同省広州市にある日本総領事館は19日、男児が死亡したと発表した。
男児は病院に搬送されて手術を受けており、総領事館は19日未明に男児の容体が
「予断を許さない状況」
だと説明していた。
容疑者の男(44)は当局が身柄を確保して取り調べを行っているが、日本側には動機など詳細な情報は伝えられていない。
金杉憲治・駐中国日本大使は18日に北京市で記者団に対し、今回の事件が日本人を狙ったものであるかどうかについては
「まだ背景が分からない」
とコメントを避けた。
在広州日本総領事館の貴島善子総領事は18日夜に深圳市の対外窓口である外事弁公室主任と面会。
男児の家族へのケアや真相解明、再発防止の具体策などを求めた。
総領事館は、日本人学校も交えて再発防止に関する協議を始めた。
中国では6月に江蘇省蘇州市で日本人学校のスクールバスを待っていた日本人の母子が刃物で切り付けられる事件が起きており、総領事館が日本人学校などと安全対策に関する情報交換や対策協議を行っていた最中に今回の事件が起きたという。
総領事館は貴島氏ら複数の館員が深圳に入り、家族への対応や日本人学校との連絡、地元当局への要請などを行っている。
中国に進出する日系企業の団体「中国日本商会」は18日にホームページで談話を発表し、事件について
「極めて深刻に受け止めており、このような事案が発生したことは極めて遺憾だ」と表明した。
商会は、今回の事件を受けて日中両政府に対し在中邦人の安全確保を改めて求めるとともに、
「事件の背景を含めた詳細情報を速やかに明らかにすること」
を求めた。
中国に住む日系企業駐在員らの間では、日本人の子供を襲う事件が相次ぎ起きていることに衝撃が広がっている。

10歳男児の容体は「予断を許さない深刻な状況」 中国・深圳の刺傷事件、最善の措置要望
2024/9/19 7:58
https://www.sankei.com/article/20240919-CJ5ATBYX6JLNBDQ4D4HQ66BQOQ/
中国広東省深圳にある日本人学校近くで同校に通う男児(10)が18日に男に刺された事件で、同省広州市にある日本総領事館の貴島善子総領事は19日未明、記者団の取材に応じ、男児の容体は
「予断を許さない非常に深刻な状況だ」
と明らかにした。
同日未明時点で男児は手術室で医療措置を受けているという。
貴島氏は18日夜に深圳市の外事弁公室主任に会い、男児を救うための最善の医療措置や再発防止の具体的措置を要望した。
事件の真相解明と日本側への丁寧な説明も求めた。
現場付近で容疑者の男を取り押さえたのは、近くで警備に当たっていた警察関係者だと述べた。
犯行の動機については警察から情報を得られていない。
日本人を狙った犯行だったかどうかについては
「分析するには情報がまだ少ない」
として明言を避けた。
深圳市の外事弁公室からは事件が起き残念だとの表明があり、男児の治療には広東省の一流の医師が治療に当たっているとの説明があったという。(共同)

金杉憲治中国大使、再度の日本人襲撃に「じくじたる思い」「満足できる説明ない」
2024/9/18 21:35
https://www.sankei.com/article/20240919-T46FIP3YE5MXXCBUHRGYD72HQM/
金杉憲治・駐中国日本大使は18日、中国広東省深圳市で日本人学校に通う小学生の男子児童が男に刺されて負傷した事件を受け、中国側に対し
「在留邦人の安全、安心、万全な警備を改めて働きかけた」
ことを明らかにした。
北京市内で記者団に語った。
中国側に真相究明や背景に関する説明も求めたが、
「残念ながら今のところ我々が満足できるような説明はきていない」
という。
今回の事件が日本人を狙ったものであるかどうかについては
「まだ背景が分からない」
とコメントを避けた。
6月に江蘇省蘇州市で起きた日本人母子が刃物で切り付けられた事件に続いて再び日本人が襲われたことについて
「本当に忸怩たる思いだ」
と述べた。
中国側に対して
「邦人コミュニティー全体の危機意識をしっかりと受け止めた上で対応してほしい」
と適切な対応を求めた。
「在留邦人の安全、安心について大使館、総領事館を挙げて最大限努力していきたい」
と表明した。
一方、中国に進出する日系企業の団体「中国日本商会」は18日にホームページで談話を発表し、事件について

中国・深圳で日本人学校に登校中の小学児童が襲われて負傷 容疑者は当局が確保
2024/9/18 12:08
https://www.sankei.com/article/20240918-SAMWB2FTFFOJ5FYSXRGJZGHW3I/
日本政府関係者や現地関係者によると、中国南部の広東省深圳市で18日午前、日本人学校に登校中だった小学生の男子児童が男に襲われて負傷した。
児童は病院に搬送されて治療を受けている。
怪我の程度などは明らかになっていない。
中国では6月にも、東部の江蘇省蘇州市で日本人学校のスクールバスを待っていた日本人の母子が刃物で切り付けられて負傷する事件が起きている。
容疑者の男は当局が身柄を確保して取り調べを行っているという。
在広州日本総領事館が現地に担当者を送って、被害者の支援や情報収集などに当たっている。
深圳は中国南部の経済都市で、IT産業などの集積地として知られる。

中国 襲われた日本人学校の男子児童死亡 現地に衝撃広がる
2024年9月19日 12時52分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240919/k10014585361000.html
中国南部 広東省の※深センで日本人学校に通う10歳の男子児童が登校中に刃物を持った男に襲われた事件で、現地に駐在する日本の総領事は19日未明に男子児童が死亡したと明らかにしました。
中国ではおよそ3か月前のことし6月にも東部の江蘇省蘇州で日本人学校のスクールバスが刃物を持った男に襲われ、日本人の親子がけがをする事件があり、現地では警戒が高まっていただけに衝撃が広がっています。
※「セン」は「土」へんに「川」。
18日午前、中国 広東省の深センで、日本人の10歳の男子児童が保護者と一緒に日本人学校に登校していたところ、男に刃物で刺されて病院に搬送されました。
広東省広州に駐在する貴島善子総領事は19日朝、記者団に対して
「男子児童は病院で治療を受けていましたが、19日未明、亡くなりました」
「心より哀悼の意を捧げたい」
と述べ、男子児童が死亡したことを明らかにしました。
児童は腹部を刺されて傷を負っていたということで、具体的な死因については、中国の当局が調査しているとしています。
■貴島総領事「一番に家族のケアを」
貴島総領事は
「今回の事案の発生を受けて、引き続き中国側には日本人の安全確保のために尽くしてもらいたい」
「総領事館としても全力で対応していきたい」
と述べました。
そして
「まずご家族のケアを一番に考えて対応していきたい」
と述べ、日本人学校や深セン市政府とも連絡をとりながら対応していく考えを示しました。
■容疑者は44歳の男 動機など不明
地元の警察によりますと、容疑者は44歳の男で、その場で当局に身柄を拘束され、取り調べを受けているとみられますが、動機などについてはこれまでのところ、明らかになっていません。
■「本当に悲しい」「大部分は友好的」中国人からも悲しみの声
現場のすぐ近くに住む30代の中国人の女性は、自らも5歳の子どもがいることにふれた上で
「事件のことを知ったときはびっくりしました」
「お子さんのことを心配していました」
「亡くなったことを知って本当に悲しいです」
「このようなことが起きて残念です」
と話していました。
北京の50代の女性は
「大部分の中国人は日本人に対してとても友好的で、今回は極端な事例だと思う」
「大多数の中国人の本当の考えを代表していない」
「本当に遺憾で心を痛めている」
と話していました。
また、20代の女性は
「もし歴史問題が原因で繰り返し起きたことであれば私は受け入れられない」
と話していました。
■中国メディア 短く伝えるのみ
中国の主なテレビや新聞は、18日に事件が起きた時点ではほとんど伝えず、午後になって中国外務省の報道官が定例会見で記者に聞かれて発言すると、一部のメディアは事件の概要に関する発言だけを短く伝えました。
男子児童が死亡したことについては、いまのところ報じていません。
また、中国外務省は18日の記者会見の内容をホームページに掲載していますが、事件に関する5回の質疑応答のうち、最初のやりとりを除く4回を掲載していません。
■6月にも江蘇省でスクールバス襲われる事件
中国ではことし6月にも東部の江蘇省蘇州で日本人学校のスクールバスが、刃物を持った男に襲われ、日本人の親子がけがをし、男を止めようとした中国人女性が死亡する事件が発生しています。
その後、中国各地の日本人学校では警備体制を強化するなど、警戒が高まっていただけに、日本人が巻き込まれる事件がふたたび起きたことに現地の日本人社会では衝撃が広がっています。
■北京 日本大使館 半旗掲げる
男子児童が死亡したことを受けて、北京にある日本大使館は19日、半旗を掲げました。
また、中国のSNS「ウェイボー」の公式アカウントで半旗の写真と中国語で哀悼のことばを投稿して、中国政府に対して、事件の真相を明らかにするとともに中国にいる邦人の保護や再発防止に努めるよう求めています。
また、日本大使館は18日に続いて19日も、中国国内にいる日本人に対して安全の確保に努めるようメールで強く呼びかけました。
メールでは、ことし6月の江蘇省 蘇州の事件にも触れ、中国の関係当局に日本人の安全確保を強く要請しているとしています。
その上で、外出の際は不審者の接近など周囲の状況に留意し、特に子どもを連れて外出する場合は十分に対策をとるよう呼びかけています。
■上川外相「卑劣な行為で遺憾」中国側に安全確保求める考え
上川外務大臣は19日朝、外務省で記者団に対し
「深い悲しみを禁じ得ず、心からのお悔やみを申し上げる」
「登校中の児童に対し、卑劣な行為が行われたことは誠に遺憾で、両親の心痛も考えると胸が潰れる思いだ」
「政府として全力で家族の支援にあたる」
と述べました。
そして
「ことし6月の蘇州の事件を受け、安全対策の再点検を早急に行うよう伝達していたほか、9月18日が柳条湖事件が起きた日であることを踏まえ、中国外交部に対し、日本人学校の安全対策について万全の対応を行うよう申し入れを行ったところだが、こうした中で本件事案が起きたことは大変残念だ」
と述べました。
その上で
「今般の事案を極めて重く受け止めており、改めて中国側に対し、日本人の安全確保を求めていくとともに、再発防止に向けて、どのような追加的な措置が可能か、事務方に検討を指示した」
と述べました。
■中国との人的交流や投資に影響も
今回の事件は日本と中国の間の人的な交流や日本企業の中国への投資に影響を与えることになりそうです。
中国では、景気の先行きへの不透明感に加え、スパイ行為に関わったなどとして日本人が当局に拘束されるケースも相次いでいます。
このため日本企業の間では、社員の出張や中国への投資を控える動きが広がっています。
中国に進出する企業でつくる「中国日本商会」が8月末に発表した会員企業へのアンケート調査では、ことしの中国への投資額について
▽「大幅に増加させる」や「増加させる」と答えた企業が15%にとどまった一方、
▽「減らす」もしくは「投資はしない」は45%にのぼりました。
調査の中では、中国政府への要望事項として、ことし6月に江蘇省蘇州で日本人学校のスクールバスが襲われた事件を受け、在留邦人の安心や安全を求める声が相次いでいました。
今回の事件を受けて「中国日本商会」は18日
「極めて深刻に受け止めている」
とするコメントを発表しました。
その上で
「改めて邦人の安全確保を日中両国政府に強く求めるとともに、事件の背景を含めた詳細情報を速やかに明らかにすることを求めていく」
とし、北京にある日本大使館に申し入れを行いました。
事件の背景などの詳細はわかっていませんが、蘇州の事件から3か月足らずで発生した今回の事件を受け、日本企業の間で安全への懸念が一段と強まるのは避けられないとみられます。
■専門家「駐在員の安全対策 企業でも」
中国情勢に詳しい神田外語大学の興梠一郎教授は、今回の事件による影響について
「中国への投資はすでに減ってきているが、今後ますます影響してくると思う」
「ビザの問題ですでに減少している日本人観光客や修学旅行への影響も避けられないだろう」
と話していました。
また、中国で日本人が襲われる事件が相次いでいることを受けて現地の日本企業への影響も大きいとしたうえで
「今後、社員が中国に駐在する時にどうするのか、1人で単身赴任する場合、安全対策をどうするのかなど考えないといけない」
「日本人がいると明らかにわかるような場所に行くことは、避けたほうが良い」
と話し、日本政府や現地の日本企業による安全対策の徹底が必要だと訴えました。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/779.html#c41

[政治・選挙・NHK295] すべては国民愚弄の自業自得 歴史的瞬間に有権者の興奮と列島の緊迫(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
32. 秘密のアッコちゃん[820] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月27日 16:25:55 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[385]
<■477行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
田村秀男「お金は知っている」
欠陥消費税が阻む日本経済再生 石破首相は一過性のバラマキ、付け焼き刃の「デフレ脱却」より…国会で税制度の根本的な見直しを
2024.10/25 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241025-JSGV7C4ZOBITDIWS4ZXGUECTQQ/
2024年10月27日には衆院選の投開票が行われるが、問題は選挙後だ。
政権がどうなろうと、経済失政と決別できるかどうか。
失政の代表例が消費税である。
これまで指摘されてきた消費税の問題点は主に消費サイドに焦点を合わせている。
消費者は店頭で消費税分を含め支払うが、実際に消費税額を税務当局に納めるのは事業者、つまり供給サイドである。
中小、零細企業を含めた企業側から見れば、日本型の消費税には重大な欠陥が潜んでいる。
それをズバリ指摘するのは元財務省キャリア官僚の公認会計士、桜内文城氏である。
桜内氏によれば、日本の消費税制度は課税売上高から仕入れ額を差し引いた残額(粗利)に税率をかける欧州の付加価値税制度とは似て非であり、企業の雇用や設備投資行動を大きく歪める。
日本の消費税は正社員の給与、ボーナスなど人件費、更に設備などの減価償却費を仕入れ控除の対象から除外し、その大半が10%の消費税率の対象になる。
逆に、企業の外注費は控除される。
ということは、正社員雇用を避け、非正規雇用に切り替えれば、消費税負担を減らすことができる。
また減価償却費の増加を防ぐために、企業は新規設備投資に後ろ向きにならざるをえない。
こうして現行消費税制度は長い間、家計消費や設備投資、賃金・雇用を押さえ付けてきた。
税率が上がる度に経済の破壊力を増し続ける。
その結果、日本経済はどうなったのか。
家計消費と設備投資を国際比較してみたのが、本グラフである。
実質、ドルベース2022年の対1995年比の総固定資本形成(民間設備投資、住宅投資やインフラ投資の合計)は1割減であるのに対し、韓国2倍、ユーロ圏1.6倍、米国2.3倍である。
技術革新と経済のダイナミズムの源泉である設備など固定資本の国際競争で日本は取り残されてきたことが明らかだ。
家計消費の伸びも年平均でゼロコンマ1%未満の伸びしかない。
消費税は日本衰退傾向を定着させる
「悪魔の税制」
とすら思わせるではないか。
衆院選で、各党は物価高の下での家計支援策を競うが、自民、公明両党は家計への給付金やエネルギー代補助を謳う。
野党第一党の立憲民主党は中低所得者が負担する消費税の一部に
「給付付き税額控除」
を唱えるが、これもまた一過性のバラマキの域を出ない。
民主党を前身とする立民の野田佳彦代表は民主党政権時代の2012年に首相として消費税大型増税の3党合意を主導し、
「増税すれば景気は良くなる」
という迷言を吐いた。
野田氏は消費税増税の誤りを認めない代わりに、小手先で苦肉の策の給付で切り抜けようとする。
石破茂首相は持論の
「反アベノミクス」
を封印して
「デフレからの脱却」
を唱えるが、付け焼き刃の感ありだ。
与野党が経済再生に本気で取り組むなら、再開後の国会で消費税制度の根本的な見直しを始めたらどうか。 
(産経新聞特別記者・田村秀男)

「日本を豊かに強く」保守党百田氏が大阪・梅田で最終演説、支持を呼びかけ
2024/10/26 19:36
https://www.sankei.com/article/20241026-5QYU4E3BVZKRFBDMVETPSDEU4Q/?outputType=theme_election2024
政治団体
「日本保守党」
の百田尚樹代表が26日夜、大阪・梅田で選挙戦最後の街頭演説に臨んだ。
「日本を豊かに強くするために政党を設立した」
「皆さんどうか応援してください」
と支持を呼び掛けた。
日本は30年間経済を蔑ろにしてきたと話し
「国力を落とし、国民の生活さえもほったらかしにしている」
と主張。
選挙カーの上から
「未来の日本人に『保守党が日本を守ってくれた』と言われるように頑張りたい」
と訴えると、聴衆から拍手が起こった。

日本保守党、首相官邸前で演説 有本香氏「しがらみ、利権政治に絶対に負けない」衆院選情勢調査、複数議席獲得との予測も
2024.10/26 14:17
https://www.zakzak.co.jp/article/20241026-VRV2X7JR5BNFXCA3NARHHYVU6Y/
衆院選に政治団体
「日本保守党」
から比例東京ブロックで出馬したジャーナリストで同党事務総長の有本香氏(62)らが2024年10月25日、東京・永田町の首相官邸前で街頭演説を行った。
有本氏は政策の違いを訴え、自民党の石破茂首相(総裁)に対峙する姿勢をみせた。
「石破総理、私たちはあなたの発言には何1つ納得しておりません」
「しかし、考えを変えて、私たちと同じように本当に日本を強く、豊かに強くする政策に舵を切るというのであればもちろん協力します」
「でも、恐らくそれはなさらないでしょう」
有本氏は、官邸の方向を向きながら話した。
減税や製造業の国内回帰による経済成長、入国管理の厳格化などの政策を訴え、
「国民の豊かさ、日本国の国益、国民の安全、生命、財産を守ること、領土・領海・領空を守ること、そして日本の産業を輝かしく、再び日本を世界でナンバーワンの国にする、そのために私たちは一心に働きます」
「私たちは決してあなたたちのように何かのしがらみや利権、そういうものに捉われている政治に絶対に負けない」
と自民党との違いを強調した。
演説を聞いていた男性(54)は
「この時期にこの場所で訴えるのは有本さんらしい」
と語る。
各種情勢調査では、日本保守党が複数議席を獲得するとの予測もある。
ただ、有本氏は
「分からない。そんな実感は全くない」
と話した。

愛知1区で保守河村氏が先行 静岡1区は自民上川氏リード 三重2区は自民立民の競り合い
衆院選2024 終盤情勢 東海
2024/10/24 17:10
https://www.sankei.com/article/20241024-OHOAWE4LFFIPXPW2Y3RKQRUKWM/?outputType=theme_election2024
愛知
1区は政治団体「日本保守党」の河村が大きく先行し、立民吉田と自民熊田が追う。
2区は国民古川が盤石な態勢で自民中川らを引き離す。
3区も立民近藤が大きくリードし、自民水野らが追う展開。
4区は立民牧がリードする。
5区も立民西川が大きく先行。
6区は自民丹羽が独走状態に入っている。
7区は国民日野が自民鈴木に先行している。
8区は立民伴野が復興相の自民伊藤をリード。
9区は先行する立民岡本を自民長坂が追う。
10区は立民藤原がわずかに先行。
11区は国民丹野と自民八木が激しく競る。無党派層の支持獲得が鍵となりそうだ。
12区は立民重徳が自民青山を大きくリード。
13区も立民大西が抜けている。
14区は自民今枝、15区は自民根本がそれぞれ大きくリード。
16区は先行する立民松田を国民福田、公明犬飼が追う。

2024年秋・衆院選
日本保守党・百田尚樹代表勇説600キロ 「5議席以上」の予測もあるが「どうなるか分からない…残り時間を一生懸命やるだけ」
2024.10/24 11:41
https://www.zakzak.co.jp/article/20241024-4RG3LLPNRVNX7JM3N6ZOY2X3KA/
衆院選(2024年10月27日投開票)の各社情勢調査で、初の議席獲得の見通しが出ているのが、政治団体
「日本保守党」
だ。
国政政党の要件を満たす
「5議席以上」
との予測もある。
代表で作家の百田尚樹氏(68)は23日、大阪市内などを回って支持を訴えた。
2024年10月21日には選挙戦で初の首都圏入りするなど注目される百田氏の応援行脚約600キロに密着した。 

「今回、国政政党として近畿から最低でも1人、国会議員に送り込みたい」
百田氏は2024年10月23日午後、梅田駅近くの商業施設前で声を張り上げた。
最重点項目として経済政策を掲げ、
「経済が弱くなると国力が弱くなる」
「生活もダメになる」
「経済的な侵略さえ起こる」
「一丁目一番地は経済、そして安全保障で他国の侵略を受けないような強い国にすることだ」
と訴えた。
演説を聞いた大阪市内の公務員の女性(46)は
「減税や庶民目線、拉致問題など全てに共感している」
「やってくれそうだ」
「安倍晋三元首相が亡くなってから自民党は崩れている」
と話す。
同党の比例近畿ブロックでは国際政治学者で福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(67)が名簿順1位、百田氏は3位に名を連ねる。
百田氏は
「拉致問題は経済力、安全保障と同じぐらい重要な問題と位置付けている」
とし、島田氏を
「約700人の国会議員の中で最も拉致問題に詳しい、北朝鮮が最も恐れる男の1人だ」
と紹介した。
支援組織「救う会」副会長も務めた(出馬に伴い退任)島田氏は
「国会が拉致問題を中心とする北朝鮮問題でおかしな方向に行かないよう楔を打ち込んで主導してゆく」と話した。
■2024年10月21日は大宮、横浜へ
百田氏は2024年10月21日には選挙戦で初めて首都圏に乗り込んだ。
さいたま市のJR大宮駅西口では、比例北関東から出馬した伊藤純子元群馬県伊勢崎市議(55)らと街頭に立ち、
「オイルショックまで日本の好景気が続いた」
「毎年10%ぐらいの経済成長率だった」
「日本はこれぐらいの底力がある」
「これを抑えているのが今の自民党だ」
「日本の国益よりも中国の国益を重んじる政治家もたくさんいる」
と声を張り上げた。
続いて横浜市に入り、JR桜木町駅前で比例南関東の小坂英二元東京都荒川区議(51)の応援に立った。
小坂氏は
「党員以外にも興味を持ってくれる人もいる」
「『自民党も立憲民主党も言わない問題を提起しており、期待している』との声は街頭演説のたびに増えている」
と手応えを語る。

日本保守党が複数議席獲得の可能性 衆院愛知1区は河村氏リード、産経・FNN終盤調査
世論調査
2024/10/21 17:44
https://www.sankei.com/article/20241021-XUVAOZ7J35EQHPQ5LPZTHY476A/?outputType=theme_election2024
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した衆院選の終盤情勢調査で、愛知1区は政治団体
「日本保守党」
共同代表の元職、河村たかし前名古屋市長が立憲民主党の前職、吉田統彦氏、自民党の前職、熊田裕通氏らをリードしている。
日本保守党は比例代表でも複数が当選する可能性が出ている。
いずれも実現すれば、昨年2023年10月の設立以来、衆参通じて初の議席獲得となる。
河村氏は平成5年衆院選で初当選し、2021年からは名古屋市長を4期連続で務めた。
今回は同党の公認候補として衆院選へのくら替え出馬を決めた。
▽愛知1区(4人、敬称略)
山本耕一(47)☆元高校教諭 日本維新の会新人
河村たかし(75) 前名古屋市長 諸派元職
熊田裕通(60)☆元総務副大臣 自民党前職
吉田統彦(49)☆元消費者問題特別委員会理事 立憲民主党前職
(届け出順、☆は比例と重複)

衆院選終盤情勢、与党過半数割れも 立民は大幅増 日本保守党が政党要件満たす可能性
世論調査
2024/10/21 16:12
https://www.sankei.com/article/20241021-PQB5OO7ILVMXZKFLNCJZYCDVBA/?outputType=theme_election2024
産経新聞社は2024年10月21日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した衆院選情勢調査(2024年10月19、20両日実施)に取材を加味し、2024年10月27日の投開票に向けた終盤情勢をまとめた。
自民党は大きく議席を減らす見通しで、連立政権を組む公明党と合わせても過半数(233議席)を割り込む可能性がある。
一方、立憲民主党は公示前に比べ大幅に議席を積み増す勢いだ。
衆院選は、全国289小選挙区と11ブロックの比例代表の計465議席を争う。
自民は、公示前の256議席から60議席程度減少する可能性があり、与党全体でも公示前の288議席から70議席程度落ち込みそうだ。
一方、公示前に98議席だった立民は50議席程度を増やし、7議席だった国民民主党は15議席程度を積み増すと見込まれる。
10議席だった共産は数議席を増やす可能性がある。
日本維新の会は、公示前の43議席を維持するのは困難な情勢だ。
小規模の党派が躍進する傾向がみられ、れいわ新選組(公示前3)が数議席を増やすと予想される他、政治団体
「日本保守党」
が公職選挙法上の
「所属国会議員5人以上」
の政党要件を満たす可能性がある。

ユーチューブでも見られる衆院選の政見放送、再生回数トップは日本保守党 自民、立民は…
2024/10/21 12:34
https://www.sankei.com/article/20241021-4IZCAZ5YBNGOVDO7Y5EILYPY7Y/?outputType=theme_election2024
2024年10月27日投開票の衆院選・比例代表の政見放送について、ユーチューブ上で政治情報などを配信している個人アカウントが各党の放送を掲載したところ、日本保守党が再生回数約44万回でトップとなっている。
自民党は約9千回、立憲民主党は約3500回となっている。
このアカウントは、官房長官の定例記者会見などを掲載している「Ripbanwinkle」。
今回、各党の政見放送を収集し、2024年10月17〜19日に順次掲載したところ、2024年10月21日正午時点で日本保守党が再生回数約44万回でトップ。
参政党の約7万9千回、国民民主党の約1万回が続いている。
政見放送は近年、テレビやラジオだけでなくユーチューブ上でも見られるようになっている。
総務省によると、政見放送をインターネット上に掲載することについて公職選挙法上に特段の規定はなく、各党や団体、個人などが個別に掲載している状況という。
■各党の政見放送の再生回数(比例代表)
日本保守党(19日掲載)44万563回
参政党(18日掲載)7万8730回
国民民主党(17日掲載)1万256回
自民党(17日掲載)9182回
社民党(19日掲載)5769回
立憲民主党(17日掲載)3534回
れいわ新選組(19日掲載)2035回
日本維新の会(17日掲載)975回
共産党(19日掲載)569回
公明党(19日掲載)396回
(ユーチューブアカウント「Ripbanwinkle」での再生回数、21日正午時点)

【衆院選2024】日本保守党 政見放送(比例代表)
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%E6%94%BF%E8%A6%8B%E6%94%BE%E9%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9ARipbanwinkle&mid=44486B54B038705694E144486B54B038705694E1&ajaxhist=0

日本保守党 政見放送
2024/10/20
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44232914

日本保守党
https://hoshuto.jp/

自民党、過半数割れの可能性 立憲民主党、公示前より議席上積み 日本保守党、複数議席獲得へ 報道各社、衆院選序盤情勢調査
2024.10/17 11:31
https://www.zakzak.co.jp/article/20241017-WLKH5R2JLFMA3JBPQ2QASGGTBA/
第50回衆院選(27日投開票)について、報道各社の序盤情勢調査が出揃ってきた。
自民党は石破茂首相(総裁)の
「変節」
や、派閥裏金事件などが響き、定数465議席の過半数(233)に届かない可能性が出てきた。
単独過半数割れとなれば、2009年以来となる。
立憲民主党は公示前の98議席から議席を増やし、ベストセラー作家の百田尚樹氏が立ち上げた政治団体
「日本保守党」
は複数議席を獲得しそうだ。
共同通信によると、全289選挙区のうち、自民党(公示前256)がリードしているのは140程度で、接戦区が多い。
比例代表で前回選挙(20年)の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
公明党は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
自民党との連立与党では過半数を維持する見込み。
立憲民主党は公示前の98議席を超える公算が大きい。
日本維新の会は大阪の小選挙区は堅調だが、比例の支持の広がりに欠け、公示前の43議席に手が届かない可能性がある。
共産党は公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民党は小選挙区の1議席死守が課題。
参政党は支持浸透が見られない。

与党過半数巡り攻防 不記載響き自民低調、立民勢い 衆院選序盤情勢
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-AEBKGSGRPZMN7EBF43MGFUUFOI/?outputType=theme_election2024
27日投開票の第50回衆院選について共同通信社は15、16両日、全国の有権者15万6千人を対象に電話調査を実施し、取材を加味して公示直後の序盤情勢を探った。
自民党は派閥パーティー収入不記載事件が響き低調。
公明党も伸び悩む。
立憲民主党は議席増へ勢いを見せる。
定数465議席の過半数(233)を巡り、与野党の攻防が続いている。
小選挙区では投票先未定が3割近くおり、今後、情勢は変わる可能性がある。
全289選挙区のうち、自民(公示前勢力256)がリードしているのは140程度にとどまり、接戦区が多い。
比例代表で令和3年前回選の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
単独過半数を維持できるかどうか予断を許さない。
不記載事件に関係し、公認されなかった候補の大半は厳しい戦い。
重複立候補が認められなかった候補も半数近くが先行されている。
立民は公示前の98議席(比例含む)を超える公算が大きい。
無党派層でも支持が拡大しつつある。
前回選で39だった比例議席も増やしそうだ。
日本維新の会は地盤の大阪府の小選挙区で堅調。
だが全国的に比例の支持の広がりがいまひとつで、公示前の43議席に手が届かない可能性もある。
公明は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
維新と争う大阪府の4小選挙区で苦戦が目立つ。
埼玉14区に出馬した石井啓一代表も激戦。
比例も伸びを欠いており、小選挙区と合わせた公示前の32議席を堅持できるか微妙だ。
共産党は小選挙区1議席を維持しそうだ。
比例次第で、公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。
国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。
れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民は小選挙区の1議席死守へ全力を挙げる。
参政党は支持浸透が見られない。
政治団体
「日本保守党」
は複数議席を得る可能性がある。

日本保守党、初の全国的な国政選挙 有本香氏「選択肢増やす」
毎日新聞
2024/10/15 13:45(最終更新 10/15 13:45)
https://mainichi.jp/articles/20241015/k00/00m/010/079000c
政治団体
「日本保守党」
は15日午前11時頃、JR新橋駅(東京都港区)前で第一声を上げた。
2023年9月の発足以来、初の全国的な国政選挙となり、「SL広場」には数百人の聴衆が集まった。
作家の百田尚樹代表や有本香事務総長らが壇上に立ち、有本氏は
「中国資本がどんどん日本の土地を買収している問題に真面目に取り組む党派は国会にない」
「国民の選択肢を増やしましょう」
などと訴えた。

「日本は世界最高の国だ」 日本保守党・百田尚樹代表が第一声 つなぎ弁士で歴史の講義も
2024/10/15 12:44
https://www.sankei.com/article/20241015-6C7DQDZ355F2ZBYMGF632X7UUE/?outputType=theme_election2024
政治団体
「日本保守党」
の百田尚樹代表は15日午前、衆院選(27日投開票)の公示を受け、東京・JR新橋駅前で第一声をあげた。
「日本は、日本人はもっと幸福になるべきだ」
「日本は世界最高の国だ」
と声を張り上げ、約600人の聴衆が日の丸などを手に拍手を送った。
同党の有本香事務総長は
「北朝鮮による拉致問題や外国資本による不動産買収など真面目にやっている政党はない」
「新しい選択肢を増やしましょう」
と支持を訴えた。
百田氏は党のシンボルカラーである青のジャンパーを着込んで登場。
比例代表の届け出が開始から遅れるハプニングもあり、百田氏は受理の一報が入るまで、聖徳太子や元寇など日本史について語って
「つなぎ弁士」
を務める一幕もあった。
午前10時55分ごろに始まった衆院選の選挙演説で、百田氏は
「我々と一緒にもっともっと幸せになりましょう」
と気勢を上げた。
日本保守党は昨年10月の結党以降、今年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
小選挙区に4人(いずれも愛知)、比例代表に百田氏や有本氏ら26人を擁立した。

橋下氏 自民分裂→高市早苗氏と「日本保守党」合流が「日本にとって最善策」 立憲も割れて石破首相と野田代表で第2グループと
デイリースポーツ によるストーリー • 9 時間
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E6%B0%8F-%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%88%86%E8%A3%82-%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%8B%97%E6%B0%8F%E3%81%A8-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9A-%E5%90%88%E6%B5%81%E3%81%8C-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%9C%80%E5%96%84%E7%AD%96-%E7%AB%8B%E6%86%B2%E3%82%82%E5%89%B2%E3%82%8C%E3%81%A6%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%A8%E9%87%8E%E7%94%B0%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%A7%E7%AC%AC%EF%BC%92%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%A8/ar-AA1s5QuR?ocid=BingNewsVerp
橋下徹弁護士が11日付でX投稿。
政治団体
「日本保守党」
の公認で衆院選愛知1区に立候補するため名古屋市長を辞職する河村たかし氏が、自民・高市早苗氏との合流について語ったとする記事を取り上げ、
「これが日本の政治にとっての最善策」
と投稿した。
橋下氏は、中央政界を
「3つのグループに再編すればスッキリする」
とし
「自民党が割れて高市さんグループと日本保守党が合流」
とした。
更に別投稿で
「立憲も割れて野田さんグループと石破さんグループが合流」
「立憲のいわゆる左派は共産党と合流」
とグループ分けし、
「この3つのグループに整理されると有権者は選択しやすくなる」
「維新、国民なども割れて3つのグループに別れていけばいい」
と記した。

衆院選出馬の河村・名古屋市長の辞職、議会「職務放棄」と不同意 15日自動失職へ
2024/10/11 12:21
https://www.sankei.com/article/20241011-TP3CKYC2TJJLXLEB2UMB6DYFBE/?outputType=theme_election2024
名古屋市議会は11日の本会議で、衆院選出馬を表明した河村たかし市長(75)の辞職の申し出を自民、公明両党会派などの反対多数で不同意とした。
公示日の15日に立候補を届け出た時点で自動失職する。
本会議で、自民市議は
「多くの重要案件が積み残されている」
「任期が残ったまま、やりきったとする振る舞いは職務放棄だ」
と批判した。
地方自治法は、市町村長は退職の20日前までに議会に申し出るよう規定。
議会の同意があれば、それより前に退職できると定めている。
河村氏は散会後
「不同意は残念」
と述べた。
自身が代表を務める地域政党「減税日本」の一部議員も本会議で反対した。
河村氏は9日、市議会に辞表を提出。
市選管によると、市長選は11月中に投開票される見通しという。

河村たかし氏、衆院選「台風の目」可能性「75歳まで来ると有権者の心を信じるに尽きる」
2024/10/1 23:20
https://www.sankei.com/article/20241001-6WLNPES2ZBNRPGZWSGU44D6AI4/
選挙巧者で
「総理を狙う男」
を自称する名古屋市の河村たかし市長が1日、衆院選愛知1区への出馬を表明した。
出馬記者会見で勝算を問われた河村氏は
「75歳まで来ると、有権者の心を信じてやるに尽きる」
「皆さんのためにやってきた」
「必ず分かってくれる」。
国政復帰への意欲を示し続けてきたが、年齢のために今回がラストチャンスとの声も出ている。
河村氏の存在は、衆院選で
「台風の目」
となる可能性を秘める。
2023年4月の市議選では、減税日本の党勢低迷が指摘されながら、自らが前面に出た選挙戦を展開した結果、改選前より議席を増やした。
2023年10月から
「日本保守党」
の共同代表に就任。
名古屋市などの選挙区で候補を擁立すれば、保守層から一定の支持を得られる可能性がある。
地元市議は、自民党総裁選で石破茂新首相が、保守層に人気の高市早苗氏を破ったことで
「自民候補から保守票が逃げる可能性がある」
「自身の年齢も考えれば、最後のチャンスだったのだろう」
と推察する。

名古屋市の河村たかし市長、愛知1区から衆院選出馬へ「総理を狙う男、アゲインという感じ」
2024/10/1 9:27
https://www.sankei.com/article/20241001-3OISJHHS3RLWXM7WY6B2I3OMOA/
名古屋市の河村たかし市長は1日、27日投開票の衆院選に愛知1区から出馬する意向を明らかにした。
記者団の取材に答えた。
河村市長は4期目で市長を退く考えを示していたことを踏まえ、
「4年前、これで最後と言ったので公約を守る」
「総理を狙う男、アゲインという感じだ」
と述べた。

日本保守党が30人擁立、衆院選の秘策=@百田氏の比例3位と小選挙区で愛知注力のワケ 有本香氏は東京1位、島田洋一氏は近畿1位
2024.10/9 11:45
https://www.zakzak.co.jp/article/20241009-5HXGCNPV7VJBVEITHJ2WM3R3AA/
政治団体
「日本保守党」
は8日、次期衆院選で擁立を見込む30人の候補予定者を発表し、党代表で作家の百田尚樹氏(68)と、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)も比例代表で出馬すると明らかにした。
百田氏は衆院選を
「国政政党になれるチャンス」
と位置付け、
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦っていきたい」
と意気込みを見せた。
比例の東京ブロックでは、名簿1位に有本氏、2位に梅原克彦元仙台市長(70)ら4人を擁立する。
近畿ブロックでは福井県立大学の島田洋一名誉教授(66)が1位、百田氏は3位で出馬を予定する。
百田氏は
「誰が一番国会議員になるに相応しい人材であるかを一番優先して考えた」
と説明した。
小選挙区は、愛知で共同代表の河村たかし名古屋市長(75)ら4人を擁立する。
有本氏は
「局地戦で一発勝負なので、強みのある所に絞るのが戦略だ」
と語る。
公約について有本氏は
「国会の中にない選択肢、政策を掲げていく」
と強調、党の重点政策では消費税などの減税や再エネ賦課金の廃止、入管難民法の改正と運用の厳正化などを掲げている。
政治家の世襲については
「どこの政党と言わないが、スッと息子さんに継いでしまうのは国民の納得感がない」
「近い親族が出る場合、選挙区を変更するなど何らかの原則をもって、家業のように引き継ぐのをやめていくべきではないか」
と指摘した。
「政治とカネ」
問題では、政党交付金の引き下げを主張するなど、既存政党に有利な制度の見直しにも言及した。

百田尚樹代表、有本香事務総長ら比例26人 選挙区は4人 日本保守党が候補者名簿を発表
2024/10/8 16:05
https://www.sankei.com/article/20241008-5K2ZQKCTWNC5XGHR2OFQDWYNL4/
日本保守党は8日、衆院選(15日公示、27日投開票予定)に向け、選挙区4人と比例代表26人の候補予定者名簿を発表した。
選挙区の愛知1区には河村たかし・名古屋市長、比例代表には百田尚樹代表、有本香事務総長、国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏らを擁立する。
名簿は以下の通り。
【選挙区】
河村たかし(愛知1区)、大橋とおる(愛知3区)、麻生ちさ(愛知4区)、田中克和(愛知5区)
【比例代表】
北海道ブロック=小野寺まさる、堀田真作
北関東ブロック=伊藤純子、野寺直美、芦沢進、宮入良明
東京ブロック=有本香、梅原克彦、阿部力也、小柳岳志
南関東ブロック=小坂英二、大河内元喜、森健太郎、渡辺紀明、服部徹
東海ブロック=竹上ゆうこ、中川健一、織田敏之、中村憲一、青木崇佳
近畿ブロック=島田洋一、佐々木みのり、百田尚樹、豆谷和男、竹内唯裕、残る1人は通称調整中のため非公表

日本保守党が衆院選で会見 百田、有本両氏ら30人擁立 「『移民』政策見直しを」
2024/10/8 14:45
https://www.sankei.com/article/20241008-KS5HD7W5MVHK7NWTBBK5GRBWEI/
政治団体
「日本保守党」
は8日、衆院選(15日告示、27日投開票予定)について、東京都内で記者会見した。
愛知1区に出馬する共同代表の河村たかし名古屋市長ら4人を選挙区に、比例代表には国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏ら26人、計30人を擁立する方針を明らかにした。
2023年10月に結党して以降、2024年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
百田尚樹代表は比例近畿ブロック、有本香事務総長は比例東京ブロックにそれぞれ擁立する。
公約については、
「スパイ防止法の制定」
「消費税減税」
「共同親権制度の導入」
など結党時に発表した重点政策項目を踏襲。
表現などは練り上げるという。
有本氏は会見で、衆院選について
「願わくば国政政党になりたい」
「国政に行くぞというお披露目でもある」
と述べ、政党要件を満たす5人以上の当選に強い意欲を滲ませた。
その上で、再生可能エネルギー普及のため電気料金に上乗せされている
「再エネ賦課金」
の廃止などを例に挙げて
「国会の中にない政策を掲げていく」
と強調した。
百田氏は
「日本を守り、日本の良さをそのまま残したい」
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦いたい」
と語った。
特に重視する政策については、
「移民」
政策の見直しを挙げて
「『移民』が増えている」
「地域住民とトラブルを抱え、日本の本来守るべきルールを守らない一部の外国人もいる」
「町によっては治安が脅かされている」
「『移民』問題をもう1度考え直すべきではないか」
と述べた。

日本保守党、百田尚樹氏が比例代表の近畿ブロック 有本香氏が東京ブロックから出馬へ 次期衆院選
2024.10/8 13:54
https://www.zakzak.co.jp/article/20241008-PLSYAED6NJO5XDXPNETUCI6HIY/
政治団体
「日本保守党」
は8日、記者会見を開き、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で、党代表で作家の百田尚樹氏(68)が比例代表の近畿ブロックから、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)が東京ブロックから出馬すると明らかにした。
百田氏は
「日本を守りたい、日本の良さを残したいという思いだ」
「『日本を豊かに、強く』という理念に賛同した候補者とともに衆院選を戦っていきたい」
と意気込みを述べた。
北海道ブロックでは元北海道議の小野寺まさる氏(61)、東京ブロックでは元仙台市長の梅原克彦氏(70)、南関東ブロックでは荒川区議の小坂英二氏(51)、近畿ブロックでは福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(66)が名を連ねている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/787.html#c32

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