48. 秘密のアッコちゃん[232] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年4月04日 12:43:13 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[345]
社説
2024/4/4 5:00
https://www.sankei.com/article/20240404-36QVHYF435NJBLZRDJUKYM5ICI/
職業差別発言をした静岡県の川勝平太知事が、県議会2024年6月定例会の開会に合わせて辞職する意向を表明した。
知事失格と言える問題発言をした以上、2カ月も居座るのは許されない。
直ちに辞職すべきである。
川勝氏は2024年4月3日に記者会見し、辞職の理由を2つ挙げた。
職業差別発言の責任はもちろんだが、もう1つ、JR東海が進めるリニア中央新幹線の開業時期の延期を理由にしたことには強い違和感を覚える。
JR東海は東京・品川―名古屋間の令和9年開業を断念し、開業は早くて令和16年以降の見通しだ。
これを成果とし、辞職の主たる理由にしたのはどういうことか。
リニア問題への取り組みは知事の役割の一部に過ぎず、理由にするのはおかしい。
川勝氏は環境への影響を理由に静岡工区の着工を認めず、JR東海がその対策を示しても頑なに態度を変えなかった。
むしろ問われるべきは、
「妨害」
とも言える川勝氏の行動の責任である。
開業延期を成果とすることには納得が得られまい。
川勝氏は2024年4月1日に県の新人職員への訓示で
「野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかとは違い、皆さんは頭脳、知性の高い方」
「それを磨く必要がある」
と語り、批判されていた。
2024年4月2日夜には
「問題発言があったかの如き状況になり驚いている」
「不適切ではないと思う」
と述べていた。
2024年4月3日の会見では差別発言について
「第1次産業の人たちの心を傷つけた」
「申し訳なかった」
と謝罪したが、発言を撤回しなかった。
これでは本当に反省しているのか疑わしい。
川勝氏はこれまでも不適切な発言を繰り返してきた。
令和2年10月には、日本学術会議が推薦した会員候補の一部を任命しなかった菅義偉首相(当時)について
「教養のレベルが露見した」
と語った。
その後、発言を撤回している。
令和3年10月には御殿場市について
「コシヒカリしかない」
と揶揄し、県議会が辞職勧告を決議した。
川勝氏は辞職を拒み、給与と期末手当の返上を約束したが、これを果たしていなかったことが発覚し、議会で問題視されたこともある。
川勝氏が知事としての資質を欠いていることは、度重なる不適切な言動で明らかだ。
速やかな辞職が県民のためである。
<主張>リニア開業延期 川勝知事の妨害許されぬ
社説
2024/3/30 5:00
https://www.sankei.com/article/20240330-TFGMS4IVG5JD3PXXE2SR7MHM5Q/
JR東海が東京・品川と名古屋を結ぶリニア中央新幹線について、目指していた令和9(2027)年の開業を断念した。
2024年3月29日、国土交通省で開かれた中央新幹線静岡工区に関する専門家会議で、丹羽俊介社長が明らかにした。
静岡工区の工事が、契約締結から6年4カ月が経過した現時点でも静岡県の反対で着工すらできていないためで、丹羽社長は
「新たな開業時期は見通せない」
と述べた。
誠に残念である。
リニア中央新幹線は、国鉄時代から研究・開発されてきた超電導リニア技術を使って時速500km運転を実現させ、東京―名古屋間を40分、将来的には東京―大阪間を約1時間で結ぼうというもので、平成26年に着工された。
相模原市内にできる神奈川県駅(仮称)などは、姿を現しつつある。
最大のネックとなっているのは山梨、静岡、長野3県にまたがる総延長25kmに及ぶ南アルプストンネルだ。
山梨、長野両県の工区は既に着工している。
だが、川勝平太静岡県知事は当初から大井川の水量が減少するのを問題視し、
「県民の生死にかかわることだ」
「水1滴も県外流出は許可しない」
などと反対して着工を認めていない。
大規模工事に伴う環境対策はもちろん必要だ。
JR東海は工事中に出る水を大井川に戻すなど具体的な環境対策案を幾度も提示している。
それでも知事は頑なに態度を変えない。
知事の言動が科学的知見に基づいているとは見えないのはどうしたことか。
元々難工事が予想されている南アルプストンネルが着工すらできていない現状では、3年後どころかいつになったら開通するかメドすら立たない。
リニア中央新幹線が大阪まで開通すれば、人口6600万人以上を擁する首都圏と中京、近畿圏が一体となった巨大都市圏が出現することになり、経済のみならず日本社会に与えるインパクトは計り知れない。
言わば日本再生のカギを握る大プロジェクトが、1知事の
「妨害」
でストップしている現状は看過できない。
今こそ国の出番である。
岸田文雄首相は、知事の説得をJRや国交省任せにせず、前面に立って国家プロジェクト推進に全力を挙げてもらいたい。
リニアの令和9年開業断念、沿線の街づくりに打撃 経済効果の損失も懸念
2024/3/29 20:02
https://www.sankei.com/article/20240329-LMXBYIMXIRIIBJ2LSUZJS7LBUU/
JR東海がリニア中央新幹線の品川−名古屋間について、令和9年の開業目標を断念した。
静岡県の反対で静岡工区の着工の目処が立たず、新たな開業時期も示せていない。
リニア開業に合わせて進められている沿線の自治体の街作りに影響が出るのは必至で、10兆円超と推計される経済効果の損失も懸念される。
■「静岡」着工見通せず
「9年の開業は実現できない」。
JR東海はこれまでも
「9年の開業は困難」
と言い続けてきたが、今回表現を変えた。
2023年12月に否定していた
「断念」
という言葉も否定しなかった。
元々、工事は平成29年11月に着手し、10年1カ月後の令和9年12月の開業を目指していた。
だが、川勝平太静岡県知事が着工に反対。
9年開業が間に合うギリギリのタイミングだった2年6月にも知事の了承を得られず、そもそも9年開業は困難だった。
今回、表現を変えたのは当初計画から6年4カ月経っても着工できず、計画との乖離が今後挽回できないほど、大きく開いたからだ。
国土交通省での有識者会議後の会見では、最短の開業時期が10年後の16年になるかを記者に再三問われたが、
「今の段階では言えない」(水野孝則専務執行役員)
と繰り返した。
■「小異を捨ててほしい」
開業が先送りされ、見通しも立たなくなったことで、リニア開業に見据えて一体的な街作りを進めている沿線の自治体は計画修正を余儀なくされそうだ。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングによると、品川−名古屋間の開業で移動時間短縮や企業の生産性向上によって約10.7兆円の経済効果が試算されるが、
「そろそろ開業の遅れによる経済損失も考えるべきだ」
と指摘する関係者もいる。
リニア建設を巡っては水資源や生態系への影響などについて、JR東海と静岡県の間で主張の隔たりが大きく、溝が埋まらないでいる。
JR東海の丹羽俊介社長は2023年4月に就任後、就任挨拶以外で川勝知事とのトップ会談を開いていない。
「小異を捨てて大同に就いてほしい」。
国交省の有識者会議座長の矢野弘典産業雇用安定センター会長はこう呼び掛けた。
山梨県の長崎幸太郎知事、リニアめぐり「一部でも開通ならメリット」
2024/3/29 18:11
https://www.sankei.com/article/20240329-H72B2B6AMBNCHG4EZ5QQECK6ZE/
JR東海がリニア中央新幹線の令和9年開業を断念したことを受け、山梨県の長崎幸太郎知事は、
「(9年開業を目途にした)設備が雨ざらしになって無駄になるよりは、一部でも開通されれば(JR東海の)収益的にも、地域にもメリットが出てくる」
として、先行部分開業をJR東海に求める姿勢を明らかした。
2024年3月29日に報道陣の取材に応じ、語った。
長崎氏は9年開業断念に
「残念な話だが、静岡工区の着工が遅れている中で、9年に開業できるわけではない」
「致し方ない」
との見解を示した。
ただ、静岡県の川勝平太知事に対しては
「静岡県は抱えている問題を、沿線自治体で作る期成同盟会で共有していない」
「しっかりと情報と考えの共有を求めたい」
として、静岡県に問題解消に向けた取り組みを進めることを要望した。
また、甲府市の樋口雄一市長は
「街作りは開業の見通しと密接な関係があるので、早期解決に向けて、JR東海や国をはじめとする関係機関の一層の連携と努力を期待したい」
とのコメントを発表した。
静岡県・川勝知事リニア工事反対≠キる根本理由 「議論を巻き起こすが、論理は破綻」「反対の風呂敷を広げすぎて…」
2023.12/24 10:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20231224-4XSKXZ4CKNMCTOROCPK7Q3WVCY/
リニア中央新幹線の東京・品川―名古屋間(約285.6km))の2027年開業が、益々困難となっている。
jr東海は先週、開業時期を
「2027年」
から
「2027年以降」
に変更し、国に実施計画の認可申請を行った。
同社は、静岡工区(約8.9km)のトンネル掘削工事着工に見通しが立たないためだとしているが、静岡県の川勝平太知事は様々な理由を付けて、工事を認めようとしていない。
川勝氏が、リニア工事に反対姿勢を貫く背景にはどんな事情があるのか。
地元静岡でリニア問題を取材し続けているジャーナリスト、小林一哉氏に聞いた。
◇
■地元ジャーナリスト・小林一哉氏が徹底解説
「JR東海は今回、開業時期を
『2027年以降』
とした理由として静岡工区の未着工をはっきりと挙げている」
「これは、川勝氏の反リニアの姿勢を批判したかったという思いが含まれていると思う」
小林氏は、JR東海の変更の意図をこう読み解く。
2018年夏にリニア問題の取材を始めた小林氏は、著書
『知事失格 リニアを遅らせた川勝平太「命の水」の嘘』(飛鳥新社)
や、多くのメディアへの寄稿などを通じて、川勝氏の問題点を追及してきた。
川勝氏はこれまで、トンネル掘削工事に伴って湧水が静岡県外に流出することで大井川の流量が減る問題や、南アルプスの生態系の問題などを挙げて、工事に反対してきた。
このうち、大井川の流量問題について、川勝氏は2023年11月28日の会見で、上流のダムの取水を抑制して県外流出分と同量を確保するJR東海の案を容認する考えを示した。
だが、トンネル工事のボーリング調査に反対し続けており、事態は進んでいない。
川勝氏の頑迷とも言える姿勢は何なのか。
小林氏は
「川勝氏は
『ああ言えばこう言う』
ということがいくらでも出来る人で、議論を巻き起こすが、論理は破綻している」
「例えば、大井川の流量問題では、国交省の有識者会議が2021年の中間報告で、トンネル掘削による影響は季節変動などに比べて
『極めて小さいと推測される』
と指摘している」
と説明する。
■見返り「新駅」ならず川勝氏、反リニアで頑迷 具体的なメリット提示を
その川勝氏は、静岡空港の真下を通る東海道新幹線の新駅設置を求めてきた。
だが、静岡空港が掛川駅と約16kmしか離れておらず、jr東海は難色を示して実現していない。
川勝氏がリニア問題で強硬姿勢を続ける背景には新駅の問題があるとして、小林氏はこう解説する。
「川勝氏は一時期まで、jr東海の『誠意』として、静岡空港新駅設置を期待していた節があったが、折り合えず現在に至っている」
「JR東海がもっと前の段階で、
『何とか新駅を作るから工事を許可してほしい』
と言えば、川勝氏も認めたかもしれない」
「しかし、川勝氏が反対の風呂敷を広げ過ぎて、反リニアの人々が川勝氏の支持者になっている」
「仮に今後、空港新駅が出来るという状況になったとしても、川勝氏が
『リニアの工事を認める』
というスタンスに変わることは難しいのではないか」
リニアは、品川―名古屋間を40分で結ぶ
「夢の高速鉄道」
で、日本経済の活性化、更には
「インフラ輸出の目玉」
としても期待されている。
日本だけでなく、産業政策
「中国製造2025」
の重点分野に
「先端鉄道」
を掲げる中国も開発に力を入れており、開業の遅れは日本の国益にとって痛手となる。
頑迷に反対姿勢を貫く川勝氏の任期は、2025年7月まであり、このままでは2027年の開業延期はおろか、更なる遅れも見込まれるという。
政府はどう対応すべきか。
小林氏は
「リニアの沿線駅が出来ないため、静岡の人々にとって、リニアは自分に関係のない話になっている」
「国やJR東海は、リニアが出来ることでどう便利になるか世論を盛り上げると共に、静岡に対して具体的なメリットを提示し、
『リニアに反対し続けている川勝氏は何をやっているんだ』
という空気を静岡県内に醸成していく必要があるのではないか」
と話した。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/786.html#c48