30. 中川隆[-7880] koaQ7Jey 2018年4月11日 13:10:27 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10102]
>>245 に追記
LEAK 真空管式パワーアンプ STEREO 20:螺旋館Blog 2010-04-11
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2010-04-11
LEAK社は現在は存在しない、英国の総合オーディオメーカーです。主にアンプが有名ですが、チューナー、スピーカー等も作っていました。POINT 1シリーズのアンプは歪み率1%という低ひずみ高性能で有名です。比較的小型のアンプは6BQ5/EL84を、大型のアンプにはKT66を使用し、モノアンプ、ステレオアンプ、多くのアンプのラインナップを持っていました。KT66を使用したTL12は仕様を若干変更して初期のBBCモニターの駆動用にも使用されており、高い技術と実績を持つメーカーであることがわかります。
後に、トランジスタアンプも製品化しますが、303→405とトランジスタ化後も元気だったQUADに比べて、トランジスタ時代になって間もなく会社を閉じてしまいます。
私は英国系の古いスピーカーを鳴らすのに、LEAKのパワーアンプ STEREO 20を使用しています。プリアンプには、現在の真空管アンプであるQUAD QC24をつかい、半世紀の年の差コンビです(笑
LEAK STEREO20 GOLD
STEREO 20は同社で一番小型のステレオアンプで、EL84のプッシュプルで10W/chの出力です。これくらいの出力があれば、家庭環境で同時期の30cmクラスのスピーカーまでなら過不足なく鳴らすことができます。タンノイの38cm同軸用には、ちょっとパワーが足りませんでした。
ビンテージスピーカーを鳴らす、標準的なアンプとして使用可能です。
もちろん、半世紀前の電気製品ですから部品の劣化もあります。簡単な修理をして販売している業者もありますが、音質について充分にケアしてあるとは限りません。音の良いパーツは高いですからね。多くの場合は、音が出る程度。くらいに考えておけばよいでしょう。悪い場合は、貴重なスピーカーを道連れに壊れてしまうかもしれません。脅しではありませんよ。
1枚目の写真。これが、私が英国で入手したときのST20の内部です。一部のパーツはケアしてあるのかな?でもL/Rで別々のパーツを使っているところなど、音質的には気になりますね。海外からの入手品は、こんなもんです。下手に弄られて無い分、マシともいえます?
STEREO20メンテナンス前
そして2枚目が、私の信頼するビンテージオーディオラボにメンテナンスをしてもらった後の内部。
STEREO20メンテナンス後
判る人にはわかる高級パーツを使っています。真空管もアンプに載せた状態で実動作環境において、ペア取りした完全なもの。ビンテージアンプの価値を活かす為には、ちゃんとした修理をしてあげてください。
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2010-04-11