非常事態宣言と国境の壁
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2019年02月16日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ
ネット上でバカの壁と書いているのを見つけ、まさにそのとおりだと思いました。 幾ら選挙公約であっても、ここまで国境の壁に拘るのは何故なのでしょう? そう思いませんか、そこの貴方! 国境の壁を完備したからと言って、テロリストの流入を完全に防ぐことができないこと位すぐ分かる筈。そして、麻薬の密売を完全になくすことができないこともすぐ分かる筈。 しかし、おバカなトランプは壁に拘る、と。 バカの壁、バカの壁、バカの壁。 共和党の議員たちも、幾ら大統領の願いだからと言って、壁を建設する費用を捻出するためだけのために非常事態宣言を発することを認める訳ですから… こいつらも歴史に名を残すことでしょう。 恥ずかしくないのか、と言いたい! 真面目に法律を学んだ者には決して浮かばない発想。 つまり、トランプやアベシンゾウにしか浮かばない発想と言っていいでしょう。 いずれにしても、何故そこまで国境の壁に拘るのか? これはまさに象徴的な意味合いがあるのです。 ラストベルト地帯の白人の労働者がメキシコから入ってくる自動車のせいで職を奪われたことを強く意識していたトランプ。 つまり、白人労働者の利益を守るその象徴が国境の壁なのです。 外国から無法者が入ってくるのを防ぐことが目的ならば、メキシコとの国境だけではなく、各地の空港、港の警備をもっと厳重にする必要があるのです。そして、そのために必要なのは物理的なバリアだけではないのはすぐ分かる筈。 でしょう? しかし、おバカなトランプを支持するおバカな者たちは、そんな理窟など分かる筈はありません。 メキシコの国境に壁を作れば、自分たちの利益が守られると単純に考えているのでしょう。 仮にそれがダメでも、そのときはそのときでまた何かを考えればいい、と。 今は、とにかく国境に壁を建設するのだ、と。 相当に追い込まれているということなのです。 Make America Great Again! が何故受けたのか? 昔のよきアメリカが蘇って欲しいと願っているということなのでしょう。 少なくても、壁を作って外国人労働者の流入を防げば、これ以上の地位の低下は防ぐことができると考えているのでしょう。 しかし、その一方で、アメリカが現在の生活水準を謳歌できているのは、安い海外製品が存在しているからなのです。 自由貿易を止めれば、職を海外に奪われることは防げるかもしれませんが…それでは物価が高騰して、生活水準の低下は免れることができないのです。 でも、そのような理屈は通じない、と。 そもそも高校の中退率が異常に高いのがアメリカ。 そのような若者労働者にどうして十分な生活を保障することができるでしょう。 いずれにしても、単に思いつきで行動しているのがトランプだということなのです。 トランプは確かに滅茶苦茶だが、それでもトランプは国内の労働者のためを思って公約を実現しようとしている。その一方で、日本のアベシンゾウは、国内の労働者を裏切るかのように海外の労働者の受け入れ拡大をしたり、日雇いを雇用の調査対象から除外するなど汚いことをしている。こりゃ酷すぎると思った方、怒りを込めてクリックをお願い致します。 ↓↓↓ 人気blogランキングへ ※リンク省略 |