小池知事「希望の党」 刺客擁立大失敗で“絶望”の24選挙区
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2017年10月6日 日刊ゲンダイ
立憲民主党の枝野代表(右)に返り討ち必至/(C)日刊ゲンダイ
小池都知事が代表を務める「希望の党」は4日、第2次公認9人を発表し、公認候補は計199人となった。「排除の論理」を掲げる小池代表は、枝野幸男が結成した「立憲民主党」の候補者が立つ選挙区に刺客を送り、リベラル派を徹底的に叩き潰すつもりだ。しかし、狙い通り刺客作戦が成功するのかどうか。肝心の刺客が“返り討ち”に遭う可能性が高まっている。
199人のリストを見て明らかなことは、公明党への“配慮”と、民進党を離党し、無所属で出馬する候補者への“手心”だ。公明党の候補者がいる選挙区と、野田佳彦氏や岡田克也氏、江田憲司氏など無所属で戦う民進党出身者の選挙区には、希望の候補者は立てていない。
その一方で、「立憲民主党」の候補者が立つ選挙区には、ことごとく刺客を立てている。
象徴的なのは、立憲の枝野幸男代表が立つ埼玉5区だ。希望は枝野代表と同じ弁護士出身の高木秀文氏を擁立するが、知名度で圧倒的な差が開いている。
「埼玉5区は毎回、枝野さんと自民党の牧原秀樹さんが激戦を展開してきたが、一連の騒動で名を上げた枝野さんは今回、圧勝しそうです。枝野人気は予想以上です。無名の高木さんが入り込む余地はないでしょう。しかも、立憲、共産、社民の共闘体制が整う。枝野さんは盤石です」(地元記者)
■都民ファ代表の父親はセクハラで裁判沙汰
東京に送り込んだ刺客も“残念”な面々が多い。筆頭は、東京7区で長妻昭氏と対決する荒木章博氏だ。小池代表の元秘書で都議会「都民ファーストの会」代表の荒木千陽氏の父親。元熊本県議で東京には縁がない。その上、1996年にセクハラ問題で女性に訴えられ、最終的に300万円を支払って和解した経緯がある。選挙戦に入ったら、過去のスキャンダルが再燃することは確実だ。
「もともと、長妻さんの支持者は熱心な人が多い。小池知事が長妻さんを狙い撃ちにしたことで、逆に後援会は『これまでで一番多く票を出す』と結束している。刺客は完全な逆効果です」(政界関係者)
東京16区の田村謙治氏もパッとしない。04年、比例東海ブロックで繰り上げで初当選し3期務めたものの、12年衆院選で負けて以降、“無職”状態。東京には地縁がない。「立憲民主党」の初鹿氏も決して強くないが、刺客選挙区として注目を浴びれば、浮上する可能性がある。
東京18区の鴇田敦氏は全く無名の会社員。凋落気味とはいえ、菅直人元首相にはとてもかないそうにない。
立憲は4日、全国に50人超、東京では16人の候補者擁立を決めた。
「共産党が都内6選挙区で新人候補を降ろし、立憲を支援することを決定。小池旋風が弱まれば、立憲の候補者が頭角を現すはずです」(政界関係者)
小池代表が刺客擁立を断念した13選挙区は、宮城5区の安住淳氏や神奈川8区の江田憲司氏、三重3区の岡田克也氏など大物が多い。自民との一騎打ちとなり、ほとんど生き残るとみられている。
自民党の“天敵”に送り込んだ刺客もイマイチだ。
安倍首相側近の萩生田光一幹事長代行(東京24区)には、地縁のない吉羽美華元寝屋川市議。都議選の“戦犯”下村博文氏(東京11区)には無名の会社員、宍戸千絵氏を当てる。今ごろ、萩生田氏も下村氏も、拍子抜けしているはずだ。
よくぞここまでヒドイ刺客を集めたものだ。もう少しマシな人材はいなかったのか。
枝野、長妻に返り討ち【小池知事「希望の党」】刺客擁立大失敗 絶望の24選挙区 都ファ代表の父親はセクハラで裁判沙汰 東京に送り込んだ刺客も残念≠ネ面々が多い よくぞここまでヒドイ刺客を集めたものだ。もう少しマシな人材はいなかったのか(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/MAEUAKkGJ8
— KK (@Trapelus) 2017年10月5日
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— いたにのりお (@je3gnu) 2017年10月5日
小池党が各選挙区に民主党相手の刺客を繰り出すそうだが、大部分はガラクタばかりで実効は惨めだろう。其れよりも真面目に選挙をして見ろ公約は何か言え
刺客って何の為に?
— Ue (@Tue_kappa) 2017年10月5日
現政権を倒したいんじゃないの?
理由が全くわからない…。
これじゃぁ「希望」ではなく、「気分」の党だな。
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【絶望の党はどっちを向いているのか】コイケ独裁党は、政権選択選挙と言いながら自らは立候補せず。他方で、石破茂と野田聖子の選挙区、東京12区の公明党の太田昭宏、大阪維新にも候補を立てず。立憲民主党に対しては「刺客」を立てる。保守大連立で政党政治を潰す気か。これではアベを倒せない。
— 金子勝 (@masaru_kaneko) 2017年10月5日
【朗報】希望の党・長妻昭への「刺客」は都民ファ代表・荒木の父で熊本県議の荒木章博氏←女性に性的関係を強要し自民党から追放されてた [899382504] https://t.co/kT6HcMyTBY
— 狂犬 (@hategrowingdog) 2017年10月5日
希望の党は、何故枝野氏の選挙区に刺客を送る必要があるのだろう。経緯から逆なら分かる(前原氏の選挙区に立憲民主党が刺客を送る)が、枝野氏は、小池氏や前原氏への批判を控え、全体として与党過半数割れに追い込む旨明言してるのに、何故希望は野党攻撃をするのか。それは与党の仲間だから??
— 藤本一郎 Fujimoto Ichiro (@ifujimoto) 2017年10月3日
都民ファーストの代表に就任した荒木千陽の父親、荒木章博は自民党熊本市議時代に、女性に性的関係を強要したとして300万円の賠償命令を受ける。
— mold (@lautream) 2017年10月4日
荒木章博は今回の総選挙で希望の党の候補者として東京7区に立候補。立憲民主党の長妻昭に対する刺客である。