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蒲田の富士山 ipeTY4LMlXiObY5S コメント履歴 No: 100008
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[政治・選挙・NHK292] 泉房穂・前明石市長 江東区長選の選挙応援は「お断り」 地方選は所沢で区切り(東京新聞) 蒲田の富士山
2. 蒲田の富士山[2042] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月10日 10:31:35 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[5]
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泉房穂氏「岸田政権は国民の首を絞め続けている」 次期衆院選「国民の味方チーム」で救民内閣発足を主張(東京新聞)
2023年12月7日 20時31分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/294696?rct=politics

 東京都立川市などの市長選で勝利した「非自民」候補を応援し、交流サイト(SNS)などで注目を集めている兵庫県明石市の泉房穂前市長が7日、国会内で開かれた立憲民主党議員らの会合で講演した。岸田政権について「国民の首を絞め続けている」と批判し、次期衆院選で「救民内閣」の発足を主張。「どっちが国民のために本気か、どっちが勝ったら自分の生活が助かるかという構図ができれば一瞬で勝てる」と訴えた。

◆「もう一つの選択肢ができれば、衆院選で雪崩現象は起きる」
 泉氏は、安倍派をはじめとする派閥パーティー問題で自民党が世論の厳しい批判を受けていることを念頭に「自民党はぼろぼろだ。もう一つの(政権の受け皿の)選択肢ができれば、衆院選で雪崩現象は起きる」と指摘。自民党に対抗する枠組みに関しては「国民の味方チームを連合軍か1党かはともかくつくらないと、政権を取ることは難しい」と話した。
 政党支持率の低迷が続く立民の現状については「議員が自分の当選や組織の維持に走ってしまっている。ここまで期待感が高まっていない状況では失うものはない。これまでの延長線の微修正ではなく、思い切ってやってほしい」と呼びかけた。
 会合は、立民の若手・中堅議員らでつくるグループ「直諫(ちょっかん)の会」が開催。現職議員や公認候補内定者ら約30人が参加した。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/515.html#c2

[国際33] キッシンジャー元米国務長官が死去、100歳(ロイター) 蒲田の富士山
5. 蒲田の富士山[2043] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月10日 10:52:55 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[6]
<■59行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
中国歴代トップが重視した「キッシンジャー氏」…深い関係と、没後の見通しは 会談に立ち会った通訳が語る(東京新聞)
2023年12月8日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/294723?rct=tokuhou

 キッシンジャー元米国務長官の死去は米国内より中国で大きく報じられ、業績への賛辞で埋め尽くされた。「力の均衡」による安定を信奉し、現実主義外交を貫いた重鎮は、いかに中国の「古い友人」(習近平=しゅうきんぺい=国家主席)となったのか。かつての最高実力者、故ケ小平(とうしょうへい)氏とキッシンジャー氏の会談で通訳を務め、長年同氏と交流のあった中国シンクタンク、全球化智庫の高志凱(こうしがい)副主任へのオンライン取材から同氏と中国外交の親和性を探る。(中沢穣)

◆生涯で訪中100回を超えるとも
 「(1980年代に外交の表舞台から徐々に身を引いていたケ小平氏は)『この2人が訪中したときは必ず自分が会う』と話していた。(米中を和解させた)ニクソン元大統領とキッシンジャー氏だ」
 高氏はケ氏の言葉を紹介し、中国の歴代指導者がキッシンジャー氏を特別に重んじていたと指摘する。中国メディアによると、キッシンジャー氏の訪中は100歳の生涯で100回を超える。指導者との会談後は必ず自らメモを作り、時の大統領に渡していたという。「最晩年まで両国の友好を訴えていた。70年代から中国の発展を見通す慧眼(けいがん)を持っていた」(高氏)

◆中国にとっては温かな存在だった
 米国は近年、キッシンジャー氏が敷いた米中友好路線と事実上決別し、米中の衝突は避けられないとの見方が強まる。しかし高氏は「間違った考えだ」と断じ、その理由としてキッシンジャー氏と同じく抑止論を持ち出す。米中とも、全面戦争になれば双方が破滅する核保有国であると強調した上で「双方がともに強大であり、誤った判断を下さなければ、平和が必然となる」と話す。米国との均衡を保つため「中国は必ずや防衛力を強化しなければならない」とも訴える。
 一方で両氏とも、民主主義や人権などを重視した価値観外交に否定的だ。高氏が「両国は政治制度や路線などすべてが異なるが、互いを尊重するべきだ」と話すように、人権問題などを批判せず中国の政治制度に口出ししなかったキッシンジャー氏は中国には心地がよかった。キッシンジャー氏の外交姿勢は「冷徹な現実主義」と形容されるが、中国にとっては温かな存在だった。
 キッシンジャー氏に対し、大国のパワーバランスのみで国際秩序を形成し、中小国の民主主義や人権を軽視したとの批判は強い。特にキッシンジャー氏の路線によって国際社会から孤立した台湾では否定的な評価が目立つ。台湾紙、自由時報は「(キッシンジャー氏は)小さな国々をマクロな闘争における駒とみなした」と厳しい。聯合報も「熱烈な中国の代弁者」と批判した。

◆電撃的な「米中接近」再びある?
 実際、キッシンジャー氏は中国にとって、悪化した米国との関係をつなぐ貴重なパイプだった。今年7月には習氏がキッシンジャー氏と会談し、11月に米サンフランシスコで実現した首脳会談への道を開いた。
 会談で習氏は米側に「台湾の平和的統一への支持」を求めた。高氏によると、明確な「支持要求」は初めて。米国は武力統一は強く非難する一方、平和的統一には強い態度をとりにくいとの読みがありそうだ。
 高氏は「(米中で)台湾統一を巡る秘密交渉が行われ、最終的に全世界を驚かす発表」が将来にある可能性を指摘する。周辺国を排除した秘密交渉はキッシンジャー外交の代名詞であり、電撃的な米中接近をもたらしたニクソンショックは日本外交の苦い教訓だ。高氏は「日本が再びショックを受けないよう願うばかりだ」と警告した。
 高志凱氏 1962年生まれ。85年と87年にキッシンジャー氏が訪中してケ小平氏と会談した際などに通訳を務めた。88年に中国外務省を離れ、キッシンジャー氏の推薦状で米イエール大学に進み、博士号を取得。蘇州大の講席教授も務める。

【関連記事】100歳で死去したキッシンジャー氏が貫いた「現実路線」の功罪 和平へ導いたベトナム戦争でカンボジアに空爆
http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/734.html#c5

[国際33] ロ、イラン大統領が会談 ガザ情勢協議、対米結束(東京新聞・共同)
ロ、イラン大統領が会談 ガザ情勢協議、対米結束(東京新聞・共同)
2023年12月8日 05時02分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/294750?rct=world

 ロシアのプーチン大統領とイランのライシ大統領は7日、モスクワで会談し、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ情勢を協議した。ウクライナ侵攻を巡り欧米と対立を深めるプーチン氏は、ライシ師との結束を誇示した。
 ロシア大統領府によると、ライシ師は会談で米国などを念頭に「一方的措置と世界規模の不当なシステムが人類を苦しめている」と批判した。イスラエル政権によりガザで子ども6千人以上が殺されたとし「大量虐殺で、人道に対する罪だ」と非難。その犯罪は「米国と西側諸国が支援している」と強調した。
 軍事協力強化も協議した可能性がある。(共同)
http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/779.html
[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏、松野官房長官に痛烈「単なる読み上げロボット」政権には「怪獣を倒す方法はただ一つ」(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
6. 蒲田の富士山[2044] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月10日 12:09:06 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[7]
<△28行くらい>
小沢一郎氏「こんな馬鹿なことまかり通るならいよいよ日本もおしまい」松野長官の対応を痛烈批判(日刊スポーツ)
2023年12月8日13時28分

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202312080000394.html

立憲民主党の小沢一郎衆院議員が8日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党派閥の政治資金パーティー券問題をめぐる安倍派の松野博一官房長官に関する疑惑報道をうけ、強い語調で批判した。
小沢氏は、この件で松野長官側が、売り上げ計1000万円超のキックバック(還流)を受けていたとみられるとの報道を添付。「内閣の要であり、スポークスマンである官房長官が、自己の私的利益のため、率先して法を犯していたとすれば、これは言語道断。今後誰も政府の言う事など聞かなくなる。全てが異様。自民党政権はもう限界」とつづった。
また、このキックバックを政治資金収支報告書に収入として記載していない疑いがあるとの報道も引用。「記者会見で国民に法を守れとか偉そうなことを散々言ってきた本人が、裏では法を破り裏金づくりに血眼になっていたとしたら、これはもう悲劇を通り越して喜劇である。自民党は確実に国を滅ぼす。目を覚ますべき時」と厳しく指摘した。
また松野氏がこれらの疑惑について「職責を果たしたい」と会見で述べた報道を引用し、小沢氏は「本人は『犯罪の疑惑については説明したくない。でも官房長官は続けたい』。総理も『ぜひ頑張ってもらいたい』と。こんな馬鹿なことがまかり通るなら、いよいよ日本もおしまい。自民党政権は腐敗の極地。鉄槌を」と痛烈に批判した。
これらの投稿に「まさに、おっしゃる通りです」「ひどい!」「自分の言葉ぐらい責任とれ それができないなら議員辞職してください」「国民自身が目を覚まさなければ」「こんな国ないよ」「日本国民よ、立ち上がれ!」などとさまざまな声が寄せられている。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/601.html#c6

[戦争b25] ウクライナ野党の元議員を殺害 ロシアで、SBUが実行認める(東京新聞・共同)
2023年12月7日 10時18分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/294562?rct=world

 タス通信などによると、ロシアに事実上亡命しウクライナ侵攻を公然と支持していたウクライナ野党の元議員イリヤ・キワ氏が6日、モスクワ郊外で射殺体で発見された。ロシア連邦捜査委員会は殺人容疑で捜査を開始。ウクライナ治安筋は同国の主要メディアに、ウクライナ保安局(SBU)による「特殊作戦」だと述べ、実行を認めた。
 キワ氏は2019年の最高会議選挙で当選し、親ロシア野党に所属。昨年2月のロシアによる侵攻開始直前に出国した。その後はロシアの市民権の付与を求めるとともに、テレビの討論番組でゼレンスキー政権を繰り返し批判していた。遺体はモスクワ州内のホテルの駐車場で見つかり、頭や顔に傷があったという。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/209.html
[医療崩壊12] 「診療所はもうかっている」調査結果に日本医師会の会長は激怒した 建議された「マイナス改定」の行方は(東京新聞)
2023年12月6日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/294191

<連載 医療の値段〜第2部 診療報酬を巡る攻防>@

 「『おまえたちは休日返上で働いて、その分、もうけたからいいじゃないか』と、そういったことを言わんばかりの資料が掲載されたことは極めて残念です」
 11月2日、東京・本駒込の日本医師会(日医)。会長の松本吉郎は急きょ開いた会見で、けんか腰な物言いで怒りをぶちまけた。松本が目の敵にした資料は、前日に行われた財務省の財政制度等審議会(財政審)の分科会に提出された「機動的調査」の結果だった。
 財政審は国の予算・決算の重要テーマを審議する。学者や企業経営者らから選ばれた分科会の委員34人が来年度予算編成に向けた提言を議論していた。

◆診療所の22年度平均収益は2000万円増
 財務省が調査したのは医療法人の直近3年分の決算資料。約1万8200の無床診療所の2022年度の平均収益は1億8800万円と20年度から2000万円増加。経常利益率は中小企業の3.4%を大きく上回る8.8%だった。利益剰余金(内部留保)も平均1億2400万円と、わずか2年間で1900万円増えていた。
 治療や入院など医療行為の値段である診療報酬は2年に1度改定される。医療費の総額を左右する24年度診療報酬改定率の月内決定が迫り、日医と財務省の対立が例年になく激化する。
 委員からは「診療所の高い収益率を踏まえれば、診療所の報酬単価を大きく下げ(診療報酬全体を)マイナス改定とすべきだ」という意見が出た。会見した財政制度分科会会長代理の増田寛也(日本郵政社長)は「全体の傾向としてそういう認識だった」と述べた。
 開業医が中心の日医。松本は会見で「診療所がもうかっているという印象を与える恣意(しい)的なもの」と批判。執行部は政府与党に働きかけて巻き返しを強める。

◆「現役世代にこれ以上の負担を強いられない」
 10月25日、東京・丸の内で開かれた「健康保険組合全国大会」。会場を埋め尽くした約3000人を前に、健康保険組合連合会会長の宮永俊一(三菱重工業会長)は「現役世代にこれ以上の負担を強いることはできない」と力説した。
 企業の健康保険組合は全国に1383あり、従業員と家族ら2824万人が加入する。被保険者1人当たりの年間保険料(原則労使で折半)は22年度決算見込みで、51万1700円と前年度から1万2000円増加。09年度から毎年平均1万円のペースで上がり続ける。

◆保険料率は過去最高、月給や賞与の1割近くに
 平均保険料率は9.26%と過去最高に。ざっと月給や賞与の1割近くが天引きされている。財政審は11月20日、「過度な利益が生じている診療所の報酬単価を引き下げてマイナス改定とし、国民負担を軽減すべきだ」と建議をまとめた。会見で増田はこう述べた。
 「診療所の収益を守るのか、勤労者の手取りを守るのかといった、国民的な議論をぜひお願いしたい」

――――――――――――――――
 診療所 医療法で診療所(クリニック)は19人以下の患者を入院させる施設がある医療機関を指す。20人以上は病院。今年5月末時点で、一般診療所は全国に10万5213施設あり、95%が無床診療所。歯科診療所は6万7281ある。
――――――――――――――――
     ◇
<連載 医療の値段〜第2部 診療報酬を巡る攻防>

 「医療の値段」を決める診療報酬改定。8回連続(16年)でプラス改定が続くが、報酬アップは国民の負担増につながる。票とカネによる政治力を排した公正な議論は行われるのか。攻防の現場を追う。=文中敬称略(杉谷剛が担当します)
http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/128.html
[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏、松野官房長官に痛烈「単なる読み上げロボット」政権には「怪獣を倒す方法はただ一つ」(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
8. 蒲田の富士山[2045] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月10日 14:31:15 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[8]
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小沢一郎氏、岸田首相の派閥離脱に苦言「責任からの逃亡」「会長を続けていたこと自体がそもそも異常」(よろず〜)
2023.12.07

https://yorozoonews.jp/article/15077640

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員が7日、X(旧ツイッター)に新規投稿。岸田文雄首相が、会長を務める自民党岸田派を首相在任中に離脱する意向を固めたことを受けて、自身の見解を示した。
 自民党安倍派による派閥パーティー収入からのキックバック疑惑など、「政治とカネ」を問題視する世論が高まっている中、これ以上、派閥にとどまることは国民の理解を得られないと判断したとみられる。在任中の首相は利益誘導などを避けるために派閥の会長を外れることが慣例となってきたが、就任後も岸田派の会長を続けていた岸田首相に対しては自民党内でも批判が高まっていた。
 小沢氏は岸田首相の派閥離脱について「責任からの逃亡」と苦言を呈し、「そもそも総理が派閥の会長を続けていたこと自体が異常。火の粉が飛んで来ないように辞めるだけ。恥ずかしげもなくよくぞここまでの醜態を晒せるもの。責任感ゼロ。派閥会長の前に総理の座から退くべきでは?」と指摘した。
 また、小沢氏はこの投稿に先立って今回の問題の背景にある自民党の体質≠ノついて投稿。同氏は「昔の自民党にはまだ一線は超えないという意識があった。壊したのは安倍氏。検察を人事で支配しようとまでした。結果、捜査機関やメディアが萎縮・忖度する異様な体制を構築し、菅、岸田に継承されている。森友、加計、桜、五輪は終わっていない。政権交代により全ての真相を明らかにしないといけない」と訴えた。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/601.html#c8

[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏、松野官房長官に痛烈「単なる読み上げロボット」政権には「怪獣を倒す方法はただ一つ」(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
9. 蒲田の富士山[2046] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月10日 14:43:17 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[9]
鳩山元首相「この内閣、もうアウトではないか」パー券の裏金疑惑で大揺れの岸田政権に言及(よろず〜)
2023.12.08

https://yorozoonews.jp/article/15078978

 鳩山由紀夫元首相が8日、X(旧ツイッター)を更新。政治資金パーティー券の裏金疑惑で大揺れの自民党に触れ、渦中にある岸田文雄首相と松野博一官房長官について言及した。
 鳩山氏は岸田首相に対して「現職首相は派閥離脱の原則を守らず派閥会長に留まっていたが、派閥のパー券還流疑惑が問題となるや派閥会長を降りると逃げを打つ」、松野氏については「一千万円を超えるパー券還流を裏金として使っていた疑いが濃く、ダンマリを続ける」と指摘。激震が走る岸田政権に対して「この内閣、もうアウトではないか」と見解をつづった。
 鳩山氏の投稿に対し、フォロワーからは「皆な知ってるよ」「地検がうやむやにしたら、最も大切な信頼を失うでしょう」「記入が漏れていました。所得税払います。法律的にはこれでおしまいなんだよね」といった意見や、民主党政権時代を踏まえて「あんたは、ダンマリしなさい」といった声が続いた。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/601.html#c9

[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏、松野官房長官に痛烈「単なる読み上げロボット」政権には「怪獣を倒す方法はただ一つ」(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
11. 蒲田の富士山[2047] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月10日 17:19:04 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[10]
10様、そうなんです。そうなんです。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/601.html#c11
[医療崩壊12] 「診療所はもうかっている」調査結果に日本医師会の会長は激怒した 建議された「マイナス改定」の行方は(東京新聞) 蒲田の富士山
2. 蒲田の富士山[2048] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月10日 17:25:33 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[11]
<■53行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
新型コロナ「発熱外来」補助金で医師が荒稼ぎ 「報酬上乗せ」でやっと病院名公表(東京新聞)
2023年12月7日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/294423

<連載 医療の値段〜第2部 診療報酬を巡る攻防>A

 11月15日午後、首相官邸。日本医師会(日医)会長の松本吉郎は、歯科医師会と薬剤師会の両会長と共に首相の岸田文雄を訪ね、2024年度診療報酬改定に向けた要望書を手渡した。
 日医が作成した「ご説明資料」には「国民と一体となって、昼夜・休日を問わず不眠不休で、診療所も含めた医療機関、医療従事者が、未知のウイルスであった新型コロナ感染症に立ち向かいました」とある。

◆感染第1波で「まともに対応」できなかった医療機関
 もちろんそうした医師はいた。同時に感染拡大のたびに「発熱外来はやっていない」「うちのかかりつけ患者ではない」などと診療を断られる発熱患者が相次ぎ、社会問題になった。
 「感染第1波のとき、まともに対応していた医療機関はほとんどなかった」
 そう話すのは大阪市内で開業する医師の谷口恭(やすし)(55)。コロナ禍が始まった20年1月末、いち早く発熱外来を立ち上げた。「泣きながら『どこも診てくれへんから診てほしい』という電話がひっきりなしにかかってきた」と振り返る。
 発熱外来 発熱やせき、のどの痛みなど風邪症状のある人が受診する。一般外来とは時間や場所を区切って診察している。新型コロナウイルス禍2年目の2021年1月時点で、医療施設は全国に11万余りあったが、発熱外来は2万8490しかなかった。
 同年4月から発熱外来1回の診療に3000円の診療報酬特例が上乗せされたが、なかなか増えなかった。そこで厚労省は同年9月から半年間「発熱外来診療体制確保支援事業」を実施。都道府県に申請して発熱外来に指定され、あらかじめ決めた1日の受け入れ患者数を下回れば、1人1万3447円が支払われた。

◆患者が来なくても補助金が入ってくる仕組み
 補助の上限は1日患者20人。仮に20人で申請して1人しか診なければ、残り19人分の25万5493円が補助される。患者が来ない場合の損失補塡(ほてん)的な意味だが「当然、悪知恵を働かすヤツがでてくる」と都内の開業医。「医療機関の名前を公表しなくてよかったから、患者を毎日診るといいながら、患者が来なかったりうまく断ったりして、すごい額を稼いだ者もいた」
 医療機関名の公表は補助金の要件ではなかったため、自治体ホームページでの公表は進まず、診療拒否は相変わらず続いた。この事業には2765億円の予算が投じられた。
 「事業で名前の公表を促すことにしていたにもかかわらず、実際には地域医師会の合意を得られないなどで、公表が進まなかった」と財務省は指摘する。

◆医師は善人か、それとも…
 それに対し、厚労省は「名前を公表すれば、そこに患者が集中したり、風評被害を恐れて発熱外来に手を挙げてくれなくなる可能性があった」と説明した。
 「行政が性善説に立ったのが間違いでしょう。僕はそんな補助金、知らんかった」と谷口。
 発熱外来の公表はその後も進まず、厚労省は21年9月、名前の公表を条件にさらに診療報酬を2500円上乗せし、初診は8320円に。ようやく公表自治体は10県から47都道府県に拡大したが、特例加算は今年2月末まで続けられた。財務省は22年度だけで3000億円が使われたと推計する。
 「診たくなければ断る医師が少なくないことが今回分かった。金がつかないと動かないということも」。谷口はため息をついた。

【関連記事】「医者は、患者を診てなんぼ」 「生涯一総合診療医」の谷口恭さん コロナ禍の診療拒否に怒り

    ◇
<連載 医療の値段〜第2部 診療報酬を巡る攻防>

http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/128.html#c2

[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏、松野官房長官に痛烈「単なる読み上げロボット」政権には「怪獣を倒す方法はただ一つ」(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
14. 蒲田の富士山[2049] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月11日 05:09:21 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[12]
<△23行くらい>
小沢一郎氏が河野太郎氏に「この人物は安倍派の利権を狙いに来ている」と“醜い闘争“開始を指摘(日刊スポーツ)
2023年12月10日16時19分

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202312100000670.html

立憲民主党の小沢一郎衆院議員が10日、自身のX(旧ツイッター)を更新。河野太郎デジタル相について言及した。
小沢氏は、この日河野氏がフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」で「きちんと、うみを出し切ることが大事」などと話したことを報じる記事を添付。「自民党から膿を出し切ったら何も無くなる。この人物は、安倍派の利権を狙いに来ている。そういう醜い闘争が、既に自民党の中で始まっている。結局、自民党=利権。誰がトップになろうが、自民党は変わらない、絶対に」と痛烈に記した。
さらに別の投稿で「権力は腐敗する。絶対的な権力は絶対的に腐敗する。見事に証明している。だが最大の問題は、この11年で少しずつ毒を飲まされ、国民が腐敗に慣れてしまったこと。腐敗から再生に向かうかどうかは、偏に国民の政治意識にかかっている。皆が選挙に行かなければ、この国は終わる」と私見をつづった。

小沢氏の指摘をうけ、X上では河野氏の「膿発言」に対し「この方も膿の一角なんだけどな」「随分偉そうにしてるねこの人」「膿を出し切るって、自分が膿そのものだろうに」「ずれてることに気づいていないあたりがヤバイ気がします」「自分も膿の一人だという自覚がないんでしょうね」などとさまざまな声が寄せられている。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/601.html#c14

[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏、松野官房長官に痛烈「単なる読み上げロボット」政権には「怪獣を倒す方法はただ一つ」(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
15. 蒲田の富士山[2050] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月11日 05:19:00 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[13]
「X」から直接拾ってくるのがいいかもしれないけど、アカウント登録しなきゃいけないのじゃなかったかと思って、面倒なので、新聞から拾っている。
あと、12番さんは、この辺で、やめといてくれ。
13番については何なんだかわからんが。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/601.html#c15
[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏、松野官房長官に痛烈「単なる読み上げロボット」政権には「怪獣を倒す方法はただ一つ」(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
16. 蒲田の富士山[2051] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月11日 05:31:16 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[14]
<△24行くらい>
以下は2重コメントしてたら、ごめんなさい。

―――以下引用

鳩山元首相、政権交代前に立憲民主党代表交代を予測 泉代表の「5年で交代」発言に小沢氏が不快感の報道(よろず〜)
2023.11.07

https://yorozoonews.jp/article/15050968

 鳩山由紀夫元首相が7日夜、X(旧ツイッター)を更新。立憲民主党の泉健太代表が「5年で政権交代を考えている」と発言したことに対し、同党の小沢一郎衆院議員が不快感を示したという報道を受け、政権交代前に立憲民主党の代表が交代する流れを予測した。
 鳩山氏は「岸田首相の支持率の低下が止まらない」と切り出し、「いくら減税と言っても国民は選挙対策で将来の増税路線を見抜いているのだ」と指摘。その一方で「政権交代のチャンス到来なのに、立憲民主の泉代表が5年で政権交代と述べたことに小沢一郎議員がバカバカしいと切り捨てた。政権交代の前に代表交代の流れになりそうな雰囲気が出て来た」と見解をつづった。
 泉代表が講演で「5年で政権交代」と発言したことが報じられると、小沢氏は「無理だと思って諦めているのか」「野党第1党が『次の総選挙は政権を目指さない』と言ったら国民はどう思うのか」などと反応。泉氏は既に「政権交代を目指さないなんてことはない」と発言を修正しているが、党内に波紋が広がっている。
 鳩山氏の投稿に対し、フォロワーからは「泉さんを代表に選んだ感覚が疑問でした」「鳩山さん再び代表にならないかな」「泉代表こそ現実を見ていると思う」「とりあえず、君は黙っとこうか」といった声が続いた。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/601.html#c16

[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏、松野官房長官に痛烈「単なる読み上げロボット」政権には「怪獣を倒す方法はただ一つ」(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
18. 蒲田の富士山[2052] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月11日 08:09:24 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[15]
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安倍派が解散の危機でお通夜状態=@自民党内の関心は「安倍派を売ったユダは誰だ」(東京スポーツ)
2023年12月11日 06:00

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/285503

 自民党安倍派(清和研)の政治資金パーティーの収支報告書への不記載による裏金問題で、岸田文雄首相は安倍派の閣僚、副大臣、政務官や党幹部を更迭する準備に入った。今後、焦点は東京地検特捜部がどこまでメスを入れるかだが、派閥解散にもなりかねない安倍派はお通夜状態≠ニなっている。
 自民党主要派閥による政治資金パーティー収入の不記載問題で、最もボロが出たのが安倍派だ。同派トップである塩谷立座長、5人衆といわれる松野博一官房長官、萩生田光一政調会長、西村稔康経産相、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長の幹部6人もキックバックでの裏金疑惑が持たれている。
 キックバック額はさまざまで、一部報道では直近5年で松野氏、世耕氏、高木氏は1000万円超、萩生田氏、塩谷氏は数百万、西村氏は約100万円とみられている。また大野泰正参院議員は5000万円超、池田佳隆衆院議員と谷川弥一衆院議員は4000万円超とみられている。安倍派では長年の慣習としてキックバックの不記載での裏金づくりが横行しており、派閥全体の総額では数億円に上る可能性がある。
 特捜部は臨時国会が閉会する13日以降に疑惑が取りざたされる議員を任意聴取し、捜査に本腰を入れる予定だ。
「アッコにおまかせ!」(TBS系)に出演した元東京地検特捜部副部長で、元自民党の若狭勝氏は収支報告書への記載漏れは修正が可能とあって、「議員が会計責任者に『記載しないでいい』と命令した証拠をつかまないといけない」と立件までのハードルは高いと指摘。それでも特捜部が見逃せば批判の矛先は自分たちに向けられるとあって、額が大きい議員を起訴するのではないかとした。
 立件の目安になるのは、昨年12月に議員辞職した自民党の薗浦健一郎元衆院議員の例だ。薗浦氏は政治資金パーティーで得た計4100万円を収支報告書に過少に記入し、会食費などの支出計800万円分も記載しなかった政治資金規正法違反(虚偽記入、不記載)で略式起訴され、東京簡裁から罰金100万円、公民権停止3年間が確定している。
 自民党関係者は「数百万円なら記載漏れで修正報告で済むところですが、薗浦氏の場合は約4900万円とケタが一つ多く、事件化した。ポイントは疑惑が取りざたされた薗浦氏は特捜部の聴取後に罪を認め、議員辞職した。一定の社会的、道義的責任を果たしたとして、略式起訴でおめこぼししてもらっている」と指摘。若狭氏は2000万以内なら立件しないのではないかとしている。
 4000万円とされるキックバックを受けていたとされる大野氏ら3人の立件はもはや避けられないとみられる。1000万円超の中には松野氏や世耕氏らのほかに橋本聖子元五輪相の名前も挙がり、10人以上に上るとみられ、今後、この金額がどれだけ膨らむかが焦点になりそうだ。松野氏や世耕氏ら幹部が起訴され、公民権停止となれば、安倍派はもはや瓦解は避けられない。
「安倍元首相の死去後に噴出した旧統一教会問題で最も関与が深かったことに加え、今回の裏金疑惑は致命的。幹部連が一掃されれば、派閥はもたずに草刈り場になるのでは。党内の関心は誰が特捜部やメディアに情報をリークしているのか。『安倍派を売ったユダは誰だ』となっている。安倍派の衰退は本来、他の派閥には好都合だが、この問題は人ごとではないために戦々恐々としてますよ」(同)
 岸田首相は安倍派全外しの大ナタを振り下ろし、局面打開を図るつもりだが、安倍派からの反発も必至。党内の派閥抗争はどんな展開を迎えるのか――。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/601.html#c18

[戦争b25] イスラエルが行うガザでの民族浄化作戦を支援するため、米英はキプロスを使う(櫻井ジャーナル)
2023.12.08

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312080000/

 10月7日にハマスなどの戦闘部隊がイスラエルへ攻め込んだ。それを利用してイスラエル軍はガザを無差別爆撃、建物は破壊され、すでに1万6000人の市民が殺された。その約4割は子どもだと言われている。イスラエル軍は「民族浄化」作戦を推進中だ。その作戦にアメリカやイギリスが関与していることは間違いない。
 ガザはイスラエルが建設した一種の強制収容所である。その収容所を取り囲む壁には電子的な監視システムが張り巡らされ、人が近づけば警報が鳴り響く。地上部隊だけでなく戦闘ヘリも駆けつけることになっているのだが、迅速な対応はなかった。アメリカの有力紙、つまりプロパガンダ機関のひとつであるニューヨーク・タイムズ紙は12月1日、ハマスの攻撃計画を1年以上前に知っていたと報道している。しかもハマスはアメリカ製の武器を保有、それらはウクライナから横流しされてきたという噂がある。
 突入から数時間後にジョー・バイデン政権は2隻の空母、ジェラルド・R・フォードとドワイト・D・アイゼンハワーを含む空母打撃群を地中海東部へ移動させている。そうしたことから、ネタニヤフ政権やアメリカのジョー・バイデン政権はハマスの攻撃を事前に知っていたのではないかと疑う人が少なくない。
 ​イスラエルのヨアブ・ギャラント国防相は10月9日、ガザの完全閉鎖を命じ、「電気も食料も燃料もなくなる。我々は人間獣と戦っているのだ」と宣言​。ギラド・エルダン国連大使は10月26日の国連で「われわれは動物と戦っている」と叫んだ。人間ではないので殺しても構わないと言う主張だが、勿論、パレスチナ人も人間である。
 しかも、​ハマスが突入してきた際、イスラエル軍は自国の住民を殺したとする証言をハーレツ紙をはじめとするイスラエルのメディアが報道​している。​そうした報道を元にした報告が国外でも伝えられ​、ネタニヤフ政権は厳しい状況に陥っている。
 こうしたイスラエルによる民族浄化作戦をアメリカやイギリスをはじめとする西側諸国は支援、アメリカ軍はイスラエルに基地を保有している。​そうした基地のひとつがネゲブ砂漠のハルケレン山頂にある「サイト512」だ​。
 ​そこにはレーダー施設があり、イランの動きを監視​している。オーストラリアにあるCIAのパイン・ギャップ基地もガザに関する電子情報を収集、そのデータをイスラエル国防軍に提供している。またキプロスにもアメリカのNSA(国家安全保障局)やイギリスのGCHQ(政府通信本部)の施設が存在、情報を収集している。
 アメリカやイギリスにとってキプロスは重要な軍事拠点でもある。イギリス空軍のアクロティリ基地はテルアビブから約290キロメートル。イギリス空軍だけでなくアメリカ空軍の偵察航空団も駐留している。アメリカ軍はこの基地からイスラエルへ武器を輸送している疑いがあるのだが、​そうした情報をイギリス政府のジェームズ・ヒーピー国防相は明らかにすることを拒否している​。
 しかし、​イスラエルのハーレツ紙によると、10月7日以降、アメリカ軍の大型輸送機20機、イスラエル軍と外国軍を合わせた約50機のリース民間輸送機がアメリカやヨーロッパの基地、あるいは物流センターから兵器などを輸送している​。
 キプロスのアクロティリ基地にはアメリカの輸送機が40機以上、イギリスの輸送機が20機、7機の大型輸送ヘリコプターが到着。装備品、武器、兵員を輸送したと見られている。そのほかオランダの輸送機4機、緊急対応部隊を乗せたドイツの輸送機4機を派遣、カナダ空軍は数機の輸送機を向かわせた。またキプロスにはイギリス陸軍のSAS(特種空挺部隊)も待機中だと伝えられている。
 そのほかヨルダンの空軍基地には25機以上のアメリカ軍の大型輸送機が飛来、通常はイギリスにいるアメリカ空軍のF-15E飛行隊がヨルダン基地に配備されたという。ドイツの輸送機9機も同基地に到着したという。
 アメリカやイギリスをはじめとする西側の軍事支援がなければ、イスラエルは民族浄化作戦を実行できないだろう。つまりガザにおける虐殺で欧米諸国はイスラエルの共犯者だ。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/210.html
[戦争b25] 米英に従属するドイツの大統領を冷たく迎えたカタール政府(櫻井ジャーナル)
2023.12.09

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312090000/

 ドイツのフランク-バルター・シュタインマイヤー大統領は11月26日から中東を歴訪した。訪問国はイスラエル、オマーン、カタール。同大統領はイスラエルへの支持を表明している。イスラエルはハマスを口実にしてガザを破壊、そこに住む人びとを虐殺しているが、そうした行為をドイツが支持したことを意味する。
 シュタインマイヤーがカタールに滞在したのは3時間。そのドイツの大統領がカタールへ降り立った際、ドーハの飛行場で30分間待たされるという出迎えを受けた。訪問を正式に歓迎するカタール政府関係者が現れなかったのだ。
 ​シーモア・ハーシュによると、ベンヤミン・ネタニヤフは2009年に首相へ返り咲いた際、PLOでなくハマスにパレスチナを支配させようと考え、カタールと協定を結び、カタールはハマスの指導部へ数億ドルを送り始めたという​。ガザの問題でカタールは重要な位置にある。
 ハマスはイスラエルの戦略から生まれた。第3次中東戦争以来イスラエルと戦い、アラブ世界で大きな影響力を持っていたヤセル・アラファトの力を弱めるため、イスラエルはライバルを作り出そうとする。そして目をつけたのがムスリム同胞団のシーク・アーメド・ヤシンだ。
 イスラエルの治安機関であるシン・ベトが監視する中、1973年にヤシンはムジャマ・アル・イスラミヤ(イスラム・センター)を、そして76年にはイスラム協会を設立した。ハマスは1987年にイスラム協会の軍事部門として作られている。
 ハマスの戦闘部隊がイスラエルへ攻め込んだのは10月7日だが、その攻撃に疑問を持つ人は少なくない。ガザはイスラエルが建設した一種の強制収容所である。その収容所を取り囲む壁には電子的な監視システムが張り巡らされ、人が近づけば警報がなる。地上部隊だけでなく戦闘ヘリも駆けつけることになっている。ところがハマスはイスラエルへ突入できた。
 しかも、突入から数時間後、アメリカ軍は2隻の空母、ジェラルド・R・フォードとドワイト・D・アイゼンハワーを含む空母打撃群を地中海東部へ移動させている。そうしたことから、ネタニヤフ政権やアメリカのジョー・バイデン政権はハマスの攻撃を事前に知っていたのではないかというわけだ。
 攻撃の際、約1400名のイスラエル人が死亡したとされたが、そこにはハマスの戦闘員200名だけでなく、イスラエル人も含まれていた。イスラエルの新聞ハーレツによると、イスラエル軍は侵入した武装グループを壊滅させるため、占拠された建物を人質もろとも砲撃、あるいは戦闘ヘリからの攻撃で破壊したという。イスラエル軍は自国民を殺害したということ。そこでネタニヤフ政権はガザで「民族浄化」作戦を始めるため、ハマスの攻撃を演出したのではないかというわけだ。
 ドイツ政府にはアナレーナ・バーボック外相というロシア嫌いで好戦的な閣僚もいる。彼女は昨年8月にプラハで開かれた「フォーラム2000」で、「ドイツの有権者がどのように考えようとも私はウクライナの人びとを支援する」と発言、今年1月にはPACE(欧州評議会議会)でEUは「ロシアと戦争をしている」と口にした。第2次世界大戦後、ナチスはアメリカ支配層の保護を受けたが、ここにきて表舞台に再登場してきたようだ。
 バーボックが敵視するロシアの大統領、ウラジミル・プーチンは12月6日からアラブ首長国連邦とサウジアラビアを訪問、歓待された。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/211.html
[雑談・Story42] 今年の12月で真珠湾攻撃から82年、レノン暗殺から43年(櫻井ジャーナル)
2023.12.10

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312100000/

 今から82年前の1941年12月7日に日本軍はハワイの真珠湾にあるアメリカ太平洋艦隊の基地を攻撃、43年前の1980年12月8日にジョン・レノンがニューヨーク市にあるダコタの入り口で射殺された。
 真珠湾を攻撃する直前、日本軍はマレー半島を攻撃している。その時点でアメリカ側は日本側の機密情報を入手していた。ドイツの外交官ハンス・トムセンは日本の外務省が使っていた暗号機B型(パープル)の暗号をアメリカが解読しているとヨアヒム・フォン・リッベントロップ独外相へ報告、その情報は日本側へ伝えられていたのだが、日本の外務省はそれを使い続けている。
 ちなみに、アメリカでは第2次世界大戦が始まった後、通信傍受と暗号解読を目的とするSSA(通信安全保障局)を設立、1942年3月には日本海軍が使っていた呂暗号(JN-25)も解読に成功、同年6月に実行されたミッドウェー諸島攻略作戦の内容を事前に入手していた。
 日本軍が太平洋で軍事作戦を計画していたことをアメリカ側は知っていた可能性が高いのだが、どこを攻撃するかはつかんでいなかった。真珠湾は遠浅のため攻撃が技術的に難しく、守りの堅い軍港。攻撃のリスクは高い。
 その前、アメリカ政府の内部では日本に対する石油の輸出が議論されていた。財務省は積極的だったが、フランクリン・ルーズベルト大統領は石油の禁輸が「日本をインドシナへ駆り立てる」と考え、1937年より前の日本に対する石油輸出量は維持すると主張していた。(岩間敏「戦争と石油(1)」石油・天然ガスレビュー、2006年1月)
 日本軍はマレー半島を攻撃するという考えが常識的だろう。実際、最初に攻撃したのは石油があるマレー半島だ。そこへ日本の艦船が近づいていることもわかっていた。
 イギリスのウィンストン・チャーチル首相も日本のそうした動きを察知、1941年11月にベンガル(現在のバングラデシュ周辺)で「拒否政策」と呼ばれる焦土作戦を打ち出す。日本軍の食糧にしないということでサイロや倉庫から種籾を含む全ての米を押収、また輸送手段を奪うということで漁民の船や自転車を取り上げたのだ。
 その政策を推進中の1942年10月にベンガル地方はサイクロンに襲われた。死傷者が出ただけでなく農作物が大きな打撃を受け、食糧不足は避けられない状態になる。ところが飢餓が見通されてもチャーチル政権は米の運び出しを続ける。チャーチルは1943年1月、イギリスの食糧と資源の備蓄を強化するため、インド洋で活動していた商船は全て大西洋へ移動させていた。(Madhusree Mukerjee, “Churchill’s Secret War,” Basic Books, 2010)
 それに対し、現地の提督は1943年10月に政策の継続は大惨事を招くとチャーチル首相に警告、イギリス下院では満場一致で食糧を送ると議決したが、首相は無視した。食糧を送るというルーズベルト大統領の提案も拒否している。その結果、ベンガルでは1943年から44年にかけて大規模な飢饉が引き起こされ、餓死者の人数はベンガル周辺だけで100万人から300万人に達したと推計されている。
 チャーチルが焦土作戦を実行したのは日本軍がインドへ侵攻してくると考えたからだが、そうなるとアメリカの参戦なしにイギリス軍は日本軍に勝てないとイギリス政府は見ていた。日本軍の真珠湾攻撃を見てチャーチルは大英帝国が存続できると考えただろう。(Nu’man Abd Al-Wahid, “Debunking the Myth of America’s Poodle, Zero Books, 2020)
 真珠湾を攻撃した頃、ドイツ軍はモスクワでの戦いでの敗北が決定的になっていた。これが独ソ戦の転換点だ。そして1942年8月にドイツ軍はスターリングラード市内へ突入して市街戦が始まるが、11月になるとソ連軍が猛反撃でドイツ軍25万人はソ連軍に完全包囲され、43年1月には生き残ったドイツの将兵9万1000名は降伏する。
 これを見て慌てたのがチャーチル。ルーズベルトやフランスのシャルル・ド・ゴールとカサブランカで会談、そこで「無条件降伏」という語句が出てきた。これはドイツの降伏を遅らせ、米英が軍事作戦を行う時間的な余裕を作るためだったとも言われている。
 そして1943年7月に米英両国軍はシチリア島へ上陸。ハリウッド映画で有名になったノルマンディー上陸作戦(オーバーロード作戦)は1944年6月になってからだ。コミュニストの影響力が強かったシチリア島へ上陸するため、アメリカ軍はマフィアの協力を得ている。
 アメリカ海軍のONI(対諜報部)はユダヤ系ギャングの大物だったメイヤー・ランスキーの仲介でイタリア系犯罪組織の大物ラッキー・ルチアーノに接触、協力させることに成功した。ランスキーとルチアーノは子ども時代からの友人。ふたりともアーノルド・ロスティンの子分だった。
 当時、ルチアーノは30年から50年の強制労働という不定期刑が言い渡されていた。優雅に暮らしていたとはいうものの、死ぬまで刑務所から出られそうになかった。そこに救いの手をさしのべてきたのがONIである。
 ルチアーノはシチリア島の大ボスだったカロージェロ・ビッツィーニを紹介、ビッツィーニの要請で島内のボスはイタリア軍やドイツ軍に関する情報を米軍に提供したうえ、破壊活動にも協力した。シチリア島で強い影響力を持っていたコミュニストを押さえ込むため、マフィアを利用したという側面もある。大戦後、シチリア島がマフィアの支配地になるのはそのためだ。1946年2月9日、ルチアーノは「好ましからざる人物」という名目で刑務所を出され、国外に追放された。自由の身になったということだ。
 真珠湾攻撃の39年後にレノンは殺された。レノンの右側、2.5メートルほど離れたところにいたマーク・チャップマンが発射した4発の銃弾がレノンの左側から命中している。至近距離から撃たれたことが医学的に示されている。殺される直前、レノンは反戦運動の前面に出ようとしていた。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/277.html
[戦争b25] ガザでの無差別攻撃はイスラエルで考えられていたプラン通り(櫻井ジャーナル)
2023.12.11

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312110000/

 2013年から2015年までイスラエルのクネセト(議会)で議員を務めた​モーシェ・フェイグリンは議員時代、ガザの問題を「解決」する彼のプランを明らかにした​。
 まず、ガザの住民に対し、イスラエル軍がガザの「軍事目標」を攻撃するという内容の最後通牒をイスラエルの首相が突きつけ、巻き込まれたくないならシナイ半島へ去るように要求する。
 次にイスラエル軍は全兵力を投入してガザ全域を民間人への被害を考慮せずに攻撃、すべての軍事目標やインフラを破壊する。攻撃に際してガザを封鎖。つまり兵糧攻めを並行して行う。イスラエルやイスラエル軍を攻撃してきた場所も民間人の犠牲を厭わずに攻撃する。
 ガザの戦力を壊滅させた後、イスラエルぐんはガザ全域を占領するために歩兵を中へ入れて制圧、その際にガザ住民の安全は考慮しない。占領してから敵戦闘員の武装解除を実施、住民の脱出を助ける。つまりガザから追放する。ガザは未来永劫イスラエルの土地であり、そこにはユダヤ人が住むことになる。
 イスラエル軍は現在、ガザに対する無差別攻撃を実施中で、すでに1万7000人以上の住民が殺されている。その約4割が子どもだ。フェイグリンは住民を皆殺しにし、従順なパレスチナ人は砂漠へ追い出すつもりだったのだろう。
 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ政権はフェイグリンのプラン通りに動こうとしたが、内部から流れてくる映像はガザの惨状とイスラエル軍が苦戦していることを示している。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/212.html
[経世済民136] 川勝知事が県議会で爆弾発言? リニア問題「いったん留まって改めて考え直す必要がある」 静岡(テレビ静岡)
2023年12月12日

https://www.sut-tv.com/news/indiv/24714/

リニア中央新幹線 静岡工区の着工が見通せない中、10月の記者会見で「私がJRの意思決定者であれば解決策を出せる自信はある」と述べた川勝知事。この点について12月12日の県議会本会議で問われると、川勝知事は「意思決定者である丹羽社長には強いリーダーシップを持って取り組んでほしいとの思いを述べたものである」と答弁した一方、「『いったん留まって改めて考え直す必要がある』ということはぜひ丹羽社長とも膝を交えて話すことが出来れば」と述べました。
川勝知事は10月10日に行われた定例記者会見の中で、こう着するリニア中央新幹線 静岡工区をめぐる問題について「大きなビッグイフですけど、私がJRの意思決定者であれば現在の川勝と膝を突き合わせて話し、その場で解決策を出せる自信はある」と述べました。
こうした中、12月12日に開かれた県議会12月定例会の一般質問で自民改革会議の中田次城 議員が「解決策とは一体何なのか?」と尋ねましたが、「JR東海との対話を速やかに進めるために、意思決定者である丹羽社長には強いリーダーシップを持って取り組んでほしいとの思いを述べたものである」と答えをはぐらかした川勝知事。
このため中田議員は、川勝知事がかつて持論として唱えていた「ルート変更を意識して言ったのか?」と再度質問しましたが、「ルート変更は念頭にない」と否定しました。
一方で、川勝知事は「現在はコロナ、エネルギー・資材の高騰、1.5兆円の増資、財投(財政投融資)、これら2011年に国交省がJR東海に認可した時の事情とは大きく異なっている。従って『いったん留まって改めて考え直す必要がある』ということはぜひ丹羽社長とも膝を交えて話すことが出来れば」と、リニア新幹線の建設促進の否定とも受け取れる答弁をし、今後波紋を広げそうです。
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/280.html
[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏、松野官房長官に痛烈「単なる読み上げロボット」政権には「怪獣を倒す方法はただ一つ」(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
21. 蒲田の富士山[2053] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月12日 14:00:48 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[16]
「豊臣秀吉が真に農民出身とした場合から失い続けている」

   ↑

意味不明、難解、意味無し??
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/601.html#c21

[政治・選挙・NHK292] 「内閣総辞職して、野党として出直す局面」 岩手知事が自民党を批判(朝日新聞デジタル)
「内閣総辞職して、野党として出直す局面」 岩手知事が自民党を批判(朝日新聞デジタル)
2023年12月13日 10時27分

https://www.asahi.com/articles/ASRDD7K7SRDDULUC00L.html?iref=pc_preftop_iwate

 政治資金パーティー収入をめぐる問題などで国政が混乱していることを受け、達増拓也知事は12日の会見で、「内閣総辞職し、自民党は野党として、党改革を行って出直しを図った方がいい局面ではないか」と厳しく批判した。
 野党については、自民党が出直しを図る間に「危機管理内閣」を組み、政治資金パーティーや旧統一教会の問題を徹底的に調査すべきだとの考えを示した。その上で、「調査の期間は1年半と区切り、その後、衆参同時に選挙を行って民意を問うべきだ」と述べた。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/626.html
[戦争b25] 米英に従属するドイツの大統領を冷たく迎えたカタール政府(櫻井ジャーナル) 蒲田の富士山
2. 蒲田の富士山[2054] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月13日 15:37:49 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[17]
変わらないのは、日本だけ。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/211.html#c2
[国際33] 米議会への直談判不発 ゼレンスキー氏、危機迫る(東京新聞・共同)
2023年12月13日 18時26分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/295807?rct=world

 【ワシントン共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、米国の対ウクライナ軍事支援予算の承認に反対する一部の共和党議員に翻意を促そうと米議会で直談判したが、不発に終わった。昨年12月にロシアの侵攻開始後、初めて訪米した際の歓待ムードとは一変し、支援疲れに直面。抗戦の成否を左右する予算が年末にも枯渇する危機が迫っている。
 来年の大統領選で返り咲きを目指すトランプ前大統領の「米国第一主義」に同調する共和党保守派は、欧州の戦争よりも米南部国境に押し寄せる不法移民を重大な危機とみる。国境の警備強化策を取らない限り、予算案には同意しないとの立場を崩さない。
http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/784.html
[医療崩壊12] 「診療所はもうかっている」調査結果に日本医師会の会長は激怒した 建議された「マイナス改定」の行方は(東京新聞) 蒲田の富士山
9. 蒲田の富士山[2055] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月14日 08:24:50 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[18]
<■58行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
ワクチン接種に投じた国費3兆円…「バブル」で潤った医師の懐事情 職員の賃上げを診療報酬増額に頼る理由は?(東京新聞)
2023年12月9日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/294981?rct=national

<連載 医療の値段〜第2部 診療報酬を巡る攻防>B

 「新型コロナウイルスはワクチン代が国から出るので、経費がほとんどかからずに売り上げがそのまま利益になる。ものすごく利益率がいいんです」。東京都内の喫茶店。これまでワクチンを数千回打ったという開業医が説明してくれた。
 始まったのは2021年2月。各自治体に現物で支給され、個別接種は国から1回2070円が診療所などに支払われた。診療時間外に打てば1回につき730円、日曜・祝日に打てば2130円が加算された。
 「それが菅さん(義偉・前首相)が1日100万回と発破をかけてから、さらに加算がついて単価がどんどん上がっていった」

――――――――――――――――――――
 新型コロナワクチン関連支出 ワクチン費用や接種費用、個別接種支援、集団接種費用、コールセンター費用など、2020年からの3年余りで計3兆円の国費が投入された。集団接種の医師らの人件費に制限はなく、財務省の調べで、全国の平均で医師の時給は1万8884円(22年度実績見込み)だった。
――――――――――――――――――――

◆接種促進のための大盤振る舞いの結果
 週100回以上を4週間以上行えばプラス2000円、150回以上なら3000円が加算されるようになり、財務省の調べで、1回1万円を超えたケースもあった。
 コロナ1年目、この開業医の診療所の収支はとんとんだったが、2年目は数千万円の利益が出た。法人の内部留保である積立金も一気に数千万円増えた。
 「早く打って感染を抑えようと、最初から土日も含めて毎日打った。年度終わりに税理士から『税金が相当発生する』と聞いてそんなに稼いだのかと驚いた」
 ワクチンバブルで追加の加算がついてから接種を始めた同業者や、通常診療をやめてワクチンに特化した医療機関もあったという。

◆診療所が巨額の利益をためる中、診療報酬の増額を主張する日医
 財務省が初めて行った機動的調査で、決算資料が入手可能だった全国1万8207の無床診療所には、平均1億2400万円の利益剰余金のあることが判明。コロナ1年目からわずか2年間で1900万円増えており、現場従業員の3%賃上げに必要な費用の14年分に当たると推計する。
 日本医師会(日医)は24年度診療報酬改定で、現場の医療従事者の賃上げと物価高を理由にプラス改定を強く主張。それに対し、健康保険組合連合会(健保連)や経済界は「プラス改定をすると、保険料負担が増えて現役世代の手取りが減る」などと反対する。

◆診療所の院長は年収2637万円 看護師405万円
 その最中の11月24日、毎回改定率決定前にまとまる厚生労働省の医療経済実態調査結果が発表された。
 診療所の理事長(院長)の年収は2637万円で、病院長の2633万円をわずかに上回った。施設数は少ないが、入院できる有床診療所に限れば3663万円と1000万円も上回る。一方、看護職員は病院の521万円に対し、診療所は405万円と100万円以上も低い。先の開業医は言う。
 「ワクチン接種で、僕は自分で問診をして注射をしたが、診療所の中には医師が問診を担当し、注射は看護師が打つところも多い。報酬は診療所に入る」

◆「理事長給与を少し引き下げれば、職員給与のアップはできる」はずだが?
 医療機関の財務データに詳しい武蔵野大国際総合研究所の松山幸弘・研究主幹は、かつて頼まれて医療法人の専務理事を数年間務めた経験もある。「診療所の資産は実質的には理事長の私有財産。年数がたつほど診療所の平均経常利益率が下がっていくのは、理事長が自らの給与を引き上げたからだろう」と説明する。
 「日医が『診療報酬の大幅アップなしでは賃上げできない』と言うのは論外。理事長が自分の給与を少し引き下げれば、職員給与のアップはできる」

    ◇
<連載 医療の値段〜第2部 診療報酬を巡る攻防>
http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/128.html#c9

[経世済民136] 川勝知事が県議会で爆弾発言? リニア問題「いったん留まって改めて考え直す必要がある」 静岡(テレビ静岡) 蒲田の富士山
5. 蒲田の富士山[2056] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月14日 20:02:42 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[19]
リニア中央新幹線、2027年開業を事実上断念 JR東海「新たな時期は示せない」 静岡・川勝知事が着工に難色(東京新聞)
2023年12月14日 17時04分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/296015

 JR東海は14日、リニア中央新幹線の品川—名古屋間の開業時期を、2027年以降として、斉藤鉄夫国土交通相に認可申請した。
 リニア工事を巡っては、静岡県の川勝平太知事が着工に難色を示しており、JR東海が目指していた27年開業の見通しが立たなくなっていた。
 一方で、同社の丹羽俊介社長は先月30日の記者会見で「2027年の開業は困難」との表現にとどめる一方、「新たな開業時期は示せない」としていた。
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/280.html#c5

[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏、河野太郎大臣を痛烈批評「自分が一番頭がいいと思っている」「部下を醜く罵倒する」(日刊スポーツ)
[2023年12月15日11時42分]

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202312150000343.html#goog_rewarded

立憲民主党の小沢一郎衆院議員が15日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。河野太郎デジタル相について痛烈に評した。
小沢氏は、河野氏が、来秋の健康保険証廃止方針について記者会見で話した内容を報じる記事を添付。会見で河野氏が「イデオロギー的に反対する人はいつまでも不安」などと話したことなどを引用し、小沢氏は「自分が一番頭がいいと思っている。人の話を聞かない。部下を醜く罵倒する。問題が起きても知らん顔。絶対に非を認めない。そんな人が大臣の国。あってはならない」とつづった。
この投稿に「唯我独尊の最たる人物」「国民の政治不安をイデオロギーに置き換える凄さ」「なんでここで『イデオロギー』がでてくるのかさっぱりわかりません…今イデオロギー関係あります河野さん?」「全くその通りだと思います」「なんとかしてください」「わかります。。すごく」「的を得ている、というか貫通してますね」などとさまざまな声が寄せられている。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/642.html
[国際33] 米英金融資本の中核、ブラックロックの影響下にある人物がアルゼンチン大統領に(櫻井ジャーナル)
2023.12.16

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312160000/

 アルゼンチンでは12月10日、ハビエル・ミレイが大統領に就任、アメリカの巨大資本と連携して新自由主義的な政策を推進していくと見られている。大学で経済学者のために数学を教えていた人物だが、それ以上に注目されているのは年金会社、マクシマAFJPの主任エコノミストだったという経歴だ。
 ​マクシマAFJPの発行済み株式のうち40%を所有しているのはニューヨーク生命保険が発行する個人向けの変額年金保険(NYLアドバンテージ)​だが、ニューヨーク生命の取締役にバーバラ・ノビックが2021年10月から加わっている。
 ノビックは世界最大の資産運用会社であるブラックロックの共同創業者で、ブラックロックはバンガードやステート・ストリートをなどと同様、銀行のような規制は受けない金融機関、いわゆる「闇の銀行」だ。この3社が大株主になっている会社はアメリカの主要500社の9割に近いという。こうしたことから、ミレイは巨大金融資本の手先だとみなされている。彼は素早くBRICSへの加盟申請を取り下げた。今後、新自由主義的な政策を進めると見られている。
 こうした展開はウクライナでも見られた。2004年11月にウクライナでは大統領選挙があり、西側から自立してロシアとの関係を重視するビクトル・ヤヌコビッチが当選した。そこで西側の支配層は配下のメディアを使い、「不正選挙だった」という宣伝を始め、ヤヌコビッチを引き摺り下ろす。いわゆる「オレンジ革命」である。この当時、ウクライナ駐在アメリカ大使はジョン・E・ハーブスト。この人物がオレンジ革命の指揮者だと見られている。
 オレンジ革命で西側が支援していたビクトル・ユシチェンコは1993年から国立ウクライナ銀行の会長を務めていた人物。1998年に再婚したカテリーナ・チュマチェンコはアメリカで生まれている。
 カテリーナの両親は1956年にアメリカへ移住、61年に本人はシカゴで生まれ、87年にはフロリダ州へ移り住んだ。その後、彼女は国務省へ入り、次官補の特別アシスタントを経験、ロナルド・レーガン政権ではホワイトハウス、ジョージ・H・W・ブッシュ政権では財務省で働いている。ウクライナが独立を宣言した後、米国ウクライナ基金の代表としてウクライナへ渡った。カテリーナがウクライナ国籍を取得したのは2005年、ヤヌコビッチが当選した選挙の翌年だ。
 オレンジ革命の最中、ユシチェンコの顔に異常が現れ、原因はダイオキシンだという話が広まった。ユシチェンコ側は2004年9月5日、イホル・スメシコ治安局長やウォロジミール・サチュク副局長と食事をしたときに毒を盛られたのだと言い張る。
 この件に関し、イギリスやオランダの医師がダイオキシンが原因だと主張していたが、​実際に治療したウィーンの病院で主任医療部長だったロタール・ビッケはそうした説を否定している。2度診察したが、毒を盛られた証拠は見つからなかったという​。
 ​ビッケによると、病院の監督委員会から文書で主張を撤回するように要求された。しかも英語なまりの人物から電話があり、「気をつけろ、おまえの命は危険にさらされている」と脅迫されたと語っている​。その後、ビッケは病院を解雇された。
 ​2009年にはスイスとウクライナの研究者がユシチェンコの血清から通常の5万倍のTCDD(ダイオキシンの一種で、ベトナム戦争でアメリカ軍が使った枯れ葉剤の中にも含まれていた)を検出したとランセットで発表​したが、最初からこれだけのダイオキシンが含まれていれば、すぐにわかったはずだ。
 結局、ユシチェンコが大統領に就任するが、新自由主義に基づく政策を推進、ボリス・エリツィン時代のロシアと同じように一部の人間が不公正な手段で資産を形成し、庶民は貧困化した。そこでヤヌコビッチは2010年の大統領選挙で当選。再びアメリカ政府はヤヌコビッチを排除しようとする。今度はネオ・ナチを使い、クーデターで倒した。
 2013年11月からキエフのユーロマイダン(ユーロ広場、元の独立広場)で抗議集会が始まるが、当初は「カーニバル」的なイベントにすぎず、問題はないように見えた。様相が一変するのは年明け後。ネオ・ナチが前面に出てきたのだ。
 ネオ・ナチのメンバーはチェーン、ナイフ、棍棒を手に石や火炎瓶を投げ、トラクターやトラックを持ち出してくる。ピストルやライフルを撃っている様子を撮影した映像がインターネット上に流れた。
 ユーロマイダンでは2月中旬から無差別の狙撃が始まり、抗議活動の参加者も警官隊も狙われた。西側ではこの狙撃はヤヌコビッチ政権が実行したと宣伝されたが、2月25日にキエフ入りして事態を調べたエストニアのウルマス・パエト外相はその翌日、逆のことを報告している。バイデン政権を後ろ盾とするネオ・ナチが周辺国の兵士の協力を得て実行したということだ。
 7割以上の有権者がヤヌコビッチを支持していたウクライナの東部や南部では反クーデターの機運が高まり、クーデターから間もない3月16日にはクリミアでロシアへの加盟の是非を問う住民投票が実施された。投票率は80%を超え、95%以上が賛成する。
 その一方、オデッサでは反クーデター派の住民がネオ・ナチに虐殺される。そうした中、5月11日にドネツクとルガンスクでも住民投票が実施された。ドネツクは自治を、またルガンスクは独立の是非が問われたのだが、ドネツクでは89%が自治に賛成(投票率75%)、ルガンスクでは96%が独立に賛成(投票率75%)している。この結果を受けて両地域の住民はロシア政府の支援を求めたが、ロシア政府は動かない。そして戦闘が始まった。クリミアやドンバス(ドネツクとルガンスク)を制圧できなかったのはアメリカ/NATOにとって大きな誤算だった。
 アルゼンチンの新大統領、ミレイはアメリカとの関係緊密化を主張、ネオコンが仕掛けたウクライナでの内戦でロシアと敵対する姿勢を見せているが、すでにウクライナでアメリカはロシアに敗北している。ネオコンがロシアと同じように敵視している中国との関係も悪化させる政策を進めると見られている。
 ロシアと中国を中核とするBRICSにアルゼンチンは参加する予定だったが、ミレイの勝利を受け、BRICSへの加盟申請を取り下げた。自国の通貨を放棄、ドル体制に入るつもりのようだが、すでにドルは崩壊し始めている。アルゼンチンに利権を持つブラックロック、そしてその背後の金融資本にとって、ロシアや中国とのビジネスが軌道に乗ることは悪夢だったと言われている。
http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/794.html
[戦争b25] ウクライナでの敗北を認めて立て直そうとする英国、敗北を認められない米国(櫻井ジャーナル)
2023.12.15

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312150000/

 ウクライナ軍はロシア軍との戦闘で来年末まで持ちこたえられれば、2025年には戦場で主導権を握れると主張する有力メディアがアメリカに出現した。「神風が吹く」という類の主張だ。
 この戦闘はバラク・オバマ政権が2013年11月から14年2月にかけてウクライナでネオ・ナチを使ったクーデターを仕掛け、ビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒したところから始まる。ヤヌコビッチの支持基盤でロシア文化圏の東部や南部で住民がクーデター政権を拒否、クリミアはロシアの保護下に入り、ドンバス(ドネツクやルガンスク)では内戦が始まったのだ。
 それから8年かけてアメリカ/NATOはクーデター体制の戦力を増強するために武器を供給、兵士を訓練、さらにドンバスの周辺に要塞線を構築している。
 この地域にはソ連時代から地下要塞が作られていた。ソレダルには岩塩の採掘場を利用した全長200キロメートルという地下要塞があり、アゾフ特殊作戦分遣隊(アゾフ大隊)が拠点にしていたマリウポリにも地下要塞が整備された。
 ドンバスを攻撃する準備ができたという判断から2022年の初頭からウォロディミル・ゼレンスキー政権は動き始めるが、ドンバス周辺に集結していたウクライナ軍の部隊をロシア軍は昨年2月24日にミサイルで壊滅させ、航空基地、レーダー施設、あるいは生物兵器の研究開発施設を破壊し始める。これでロシア軍の勝利は確定的だった。
 そこでイスラエルの首相だったナフタリ・ベネットを仲介役として停戦交渉を開始、双方とも妥協して停戦は実現しそうだった。ベネットは2022年3月5日にモスクワへ飛び、プーチンと数時間にわたって話し合い、ゼレンスキーを殺害しないという約束をとりつける。その足でベネットはドイツへ向かい、シュルツと会うのだが、その3月5日、ウクライナの治安機関SBUがキエフの路上でゼレンスキー政権の交渉チームに加わっていたデニス・キリーエフを射殺している。現在のSBUはCIAの下部機関だ。
 停戦交渉はトルコ政府の仲介でも行われた。​アフリカ各国のリーダーで構成される代表団がロシアのサンクトペテルブルクを訪問、ウラジミル・プーチン大統領と6月17日に会談しているが、その際、プーチン大統領は「ウクライナの永世中立性と安全保障に関する条約」と題する草案を示している​。その文書にはウクライナ代表団の署名があった。つまりウクライナ政府も停戦に合意していたのだ。
 こうした停戦合意を壊す上で重要な意味を持つ出来事がブチャでの虐殺問題。
 停戦交渉の進展でロシア軍はウクライナ政府との約束通りにキエフ周辺から撤退を開始、3月30日にはブチャから撤退を完了し、31日にはブチャのアナトリー・フェドルク市長がフェイスブックで喜びを伝えているが、虐殺の話は出ていない。
 ロシア軍が撤退した後、ウクライナの親衛隊が現地に入るが、その後に西側の有力メディアはロシア軍が住民を虐殺したとする宣伝を始めて停戦交渉を壊した。
 その間、4月9日にイギリスのボリス・ジョンソン首相がキエフへ乗り込んで停戦交渉の中止と戦争の継続を命令、4月21日にはウクライナ南部のミコライフ州のビタリー・キム知事が「ウクライナ24テレビ」の番組で「全ての裏切り者を処刑する」と国民を脅し、4月30日になるとナンシー・ペロシ米下院議長が下院議員団を率いてウクライナを訪問、ゼレンスキー大統領に対してウクライナへの「支援継続」を誓い、戦争の継続を求めた。
 この情報を裏付ける証言を「1+1」が11月24日に放送している。与党の有力議員でトルコを仲介役とした停戦交渉でウクライナ側の中心にいたデビッド・アラカミア議員は、ボリス・ジョンソンが停戦交渉を挫折させる上で重要な役割を果たしたと語っているのだ。
 ここからロシア軍が戦う相手はアメリカ/NATOになった。西側は武器を大量に供給するだけでなく軍事情報も提供し、指揮もアメリカ/NATOが行うようになったと言われているが、戦況は変化しなかった。ウクライナ側は多くの兵士が死傷、武器弾薬は底をつく。それに対してロシア軍はミサイルや航空機による攻撃が主体で、その兵器の性能が良いこともあり、損害は大きくないと見られている。
 ウクライナのテレビ局「1+1」は先日、自国軍の戦死者と行方不明者の合計を112万6652人だと画面に表示、局はすぐに間違いだと訂正したが、隠していた本当のデータを流してしまったと推測する人もいる。これまで「少なくとも50万人」と言われていたが、それを大きく上回るだろうと見られていたからだ。
 西側ではロシア軍が多大な損失を被って士気が極度に低下し、ミサイル、砲弾、燃料などが不足しつつあると宣伝されたが、ロシア軍の攻撃はそうした西側の主張を否定している。現在、ロシアの武器生産力は西側の数倍だと見られている。
 アメリカと違い、イギリスは事実を受け入れて体勢を立て直そうとしている。イギリスはゼレンスキーを処分し、バレリー・ザルジニー最高司令官にすげ替えようとしている。イギリスの​有力誌エコノミストは11月1日、ザルジニーの記事を掲載​した。ザルジニーは戦闘をやめようとしていると見られている。
 それに対し、ゼレンスキーはザルジニーに対し、「自由意志」による辞任、あるいは健康問題などによる辞任を要求したが、ザルジニーは拒否したようだ。ウクライナをめぐり、イギリスのMI6とアメリカのCIAが対立しているという見方もある。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/222.html
[戦争b25] イスラエルのパレスチナ人虐殺を支える米国と批判する露国を見る世界の目(櫻井ジャーナル)
2023.12.14

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312140000/

 ペルシャ湾岸の産油国はアメリカやイギリスの強い影響を受け、イスラエルとも友好的な関係を築いてきた。アメリカを中心とする支配システムの柱であるドルを支えてきたのはサウジアラビアをはじめとする産油国にほかならない。その産油国とアメリカとの関係をイスラエルによるガザでの民族浄化作戦が揺るがしている。
 アメリカが世界に君臨できたのは基軸通貨を発行する特権を手にしたからだが、その特権を失いかねない状況になったことがある。経済状況が悪化し、1971年8月にリチャード・ニクソン大統領がドルと金との交換停止を発表したのだ。これによってドルは金という後ろ盾を失った。
 そこでアメリカは流通するドルを回収する仕組みを作り上げる。ひとつの仕組みは各国が必要とする石油の取り引きを利用するもの。石油取引の決済をドルに限定させ、産油国に集まったドルをアメリカへ還流させるのだ。
 石油取引を利用してドルを回収するための協定をニクソン政権が最初に結んだ相手はサウジアラビア。1974年に調印されている。その後、同じ内容の協定をOPEC加盟国は結んだ。(Marin Katusa, “The Colder War,” John Wiley & Sons, 2015)
 ドル決済に限定させる代償としてアメリカが産油国に示した条件は、国の防衛や支配者たちの地位や収入の保証だったという。産油国は集まったドルでアメリカの財務省証券や高額兵器を購入することで還流させ、オフショア市場へ沈め、あるいは投機市場へ流し込むわけだ。投機市場へ資金が流れ込み始めると相場が上昇、アメリカが保有する金融資産は膨らむ。
 相場の上昇は世界の富豪たちにとっても好ましい。ドルが実世界に滞留すればインフレになるが、投機市場へ吸い上げればバブルになり、バブルは帳簿上の資産を増やして金融資産を増大させるからだ。世界の富豪や巨大企業が課税逃れのため、オフショア市場などに沈めている資金の総額は20兆ドルから30兆ドルだと言われている。
 その一方、投機市場の吸い上げ能力を高めるために金融規制を大幅に緩和、シティを中心とするオフショア市場のネットワークも1970年代から整備された。特に重要な「改革」が証券業務と商業銀行業務を分離させるグラス・スティーガル法(1933年銀行法)の廃止と資本の国境を越えた移動の自由化だ。
 ペトロダラーの仕組みができあがって間もない1975年3月、アメリカの言いなりにならないサウジアラビアのファイサル国王が執務室で甥のファイサル・ビン・ムサイドに暗殺された。暗殺犯はクウェートのアブドル・ムタレブ・カジミ石油相の随行員として現場にいた。
 ビン・ムサイドはアメリカでギャンブルに溺れ、多額の借金を抱えていた。そのビン・ムサイドにイスラエルの情報機関、モサドは女性を近づけ、借金を清算した上で麻薬漬けにし、ベッドを伴にするなどして操り人形にしてしまったという。ファイサルが殺された後、サウジラビアのアメリカへの従属度は強くなる。(Alan Hart, “Zionism Volume Three,” World Focus Publishing, 2005)
 つまり、アメリカの支配システムは金融マジックで成り立っているのであり、「張子の虎」だ。ペルシャ湾岸にはアメリカやイギリスが軍を配備して押さえつけているが、サウジアラビアはすでにイランやロシアへ接近している。今のところ利権でアメリカやイスラエルとの関係は維持されているが、かつてのような強いものではない。
 そうしたイスラム諸国との関係を悪化させる発言をジョー・バイデン大統領は繰り返してきた。10月7日にハマスの戦闘部隊がイスラエルへ攻め込んだ後、​バイデンはベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談した際、「シオニストであるためにユダヤ人である必要はない」と断言​、自らがシオニストだと訴えた。
 本ブログでは繰り返し書いてきたが、ガザはイスラエルが建設した一種の強制収容所であり、その収容所を取り囲む壁には電子的な監視システムが張り巡らされ、人が近づけば警報がなる。すぐに地上部隊だけでなく戦闘ヘリも駆けつけることになっているのだが、ハマスはイスラエルへ突入できた。
 攻撃の際、ハマスがアメリカ製の武器を大量に持っていることが映像で確認されているが、それらはウクライナから横流しされてきたと言われている。ただ、その武器をどのようにして「強制収容所」の中へ運び込んだのかは謎だ。
 しかも突入の数時間後、2隻の空母、ジェラルド・R・フォードとドワイト・D・アイゼンハワーを含む空母打撃群を地中海東部へ移動させている。そうしたことから、ネタニヤフ政権やアメリカのジョー・バイデン政権はハマスの攻撃を事前に知っていたのではないかと疑う人が少なくない。
 そしてイスラエル軍はガザの建造物を破壊し、住民を虐殺し始めた。モーシェ・フェイグリン元議員は「ガザをドレスデンや広島のように破壊」すると宣言したが、その通りになっている。
 イスラエルがガザで大虐殺を行えるのはアメリカやイギリスが武器を供給し、情報を提供しているからだ。アメリカやイギリスの軍事拠点であるキプロスにはイギリス空軍のアクロティリ基地があり、イギリス空軍だけでなくアメリカ空軍の偵察航空団も駐留している。アメリカ軍はこの基地からイスラエルへ武器を輸送していると推測されている。
 ハーレツ紙によると、​10月7日からイスラエルへアメリカ軍の大型輸送機が20機、そしてイスラエルと各国がリースした民間輸送機が約50機、物資を輸送している​。
 キプロスのアクロティリ基地にはアメリカの輸送機が40機以上、イギリスの輸送機が20機、7機の大型輸送ヘリコプターが到着。装備品、武器、兵員を輸送したと見られている。
 そのほかオランダの輸送機4機、緊急対応部隊を乗せたドイツの輸送機4機を派遣、カナダ空軍は数機の輸送機を向かわせた。またキプロスにはイギリス陸軍のSAS(特種空挺部隊)も待機中だという。
 そのほかヨルダンの空軍基地には25機以上のアメリカ軍の大型輸送機が飛来、通常はイギリスにいるアメリカ空軍のF-15E飛行隊がヨルダン基地に配備されたという。ドイツの輸送機9機も同基地に到着したと伝えられている。
 バイデンは若い頃からイスラエルと関係が深く、36年にわたって親イスラエル団体から420万ドルを受け取り、副大統領時代にはバラク・オバマ大統領とベンヤミン・ネタニヤフ首相との関係を取り持ったと言われている。​1986年6月には上院議員としてバイデンはイスラエルがアメリカの利権を守る上で重要な存在だと主張​していた。
 こうしたバイデンの言動とは逆に、世界ではイスラエルへの怒りが高まり、​イスラエルをボイコットする運動​が強まっている。
 そうした中、ロシアのウラジミル・プーチン大統領はサウジアラビアとアラブ首長国連邦を訪問、サウジアラビアとは防衛協力の強化で合意し、ガザにおける惨状を憂慮、軍事作戦の停止を求め、国際法および国際人道法に従って民間人を保護する必要性を強調した。
 プーチンの中東訪問では政策以外のことでも注目された。サウジアラビアとアラブ首長国連邦の周辺地域は危険と予測不可能だとして、大統領を乗せた航空機を4機の標準兵器を搭載したSu-35S戦闘機が2500キロメートルを無着陸、燃料の補給なしで護衛したのだ。ロシア戦闘機の優秀さを世界に見せつけたと言えるだろう。その間、アゼルバイジャン、イラン、ペルシャ湾岸諸国がロシア軍の戦闘機が通過することを許可している。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/223.html
[戦争b25] ウクライナで無惨な失敗に終わった侵略戦争を米国は東アジアでも試みる兆候(櫻井ジャーナル)
2023.12.13

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312130000/

 昨年11月に台湾で実施された地方選挙で蔡英文総統の民主進歩党が馬英九の国民党に大敗した。蔡総統は「独立」という旗を掲げながらアメリカへ接近、中国との軍事的な緊張を高め、経済関係を破壊する政策を推進しているが、そうした政策を台湾の有権者は支持しなかったということだろう。野党陣営は青白連合を結成、勝利が見えたかに思えたが、その後、2大野党勢力の間に対立が生じている。
 年明け直後の1月13日に投票が予定されている台湾の総統選挙は与党である民進党の頼清徳副総統に対し、国民党の侯友宜と民衆党の柯文哲が挑むという構図になっている。アメリカに従属する道を選んだ蔡総統の後継者である頼清徳をワシントンが支援していることは明らかで、今年8月12日に頼はニューヨークを訪れ、パラグアイを訪問し後、台湾へ戻る際にはサンフランシスコに寄った。
 それから間もない8月18日、アメリカのジョー・バイデン大統領は韓国の尹錫悦大統領と日本の岸田文雄首相をキャンプ・デイビッドへ呼びつけ、軍事問題について話し合った。この会談で「鉄の三国同盟」が形成されたという人もいるようだが、日本と韓国がアメリカの戦闘部隊になったということにすぎない。
 この同盟とは別に、アメリカはアングロ・サクソン系国の軍事同盟を太平洋地域に作っている。オーストラリア(A)、イギリス(UK)、アメリカ(US)で構成されるAUKUSだ。この地域におけるアメリカの軍事拠点はオーストラリアであり、日本や韓国は前線基地ということになる。
 勿論、こうした軍事同盟のターゲットは中国だ。これは19世紀にイギリスが侵略を試みて以来、アングロ・サクソンが維持している長期戦略に含まれている。
 イギリスを拠点とする東インド会社は1839年から42年にかけて中国(清)を侵略するために「アヘン戦争」を仕掛けた。1856年から60年にかけては「第2次アヘン戦争(アロー戦争)」で再度侵略を試みる。一応イギリスは勝利したが、それは海戦でのことであり、内陸部を占領するだけの戦力はなかった。そこで目をつけられたのが日本にほかならない。イギリスは日本でクーデターを仕掛け、徳川体制を潰して明治体制を樹立させた。明治体制は琉球併合、台湾派兵、江華島事件、日清戦争、日露戦争へと進んでいく。
 日露戦争で日本に戦費を用立てたのは、ロスチャイルド系金融機関のクーン・ローブを経営していたジェイコブ・シッフ。戦争の調停に乗り出したセオドア・ルーズベルト米大統領はハーバード大学の出身だが、その先輩にあたる金子堅太郎と親しかった。
 ちなみに、関東大震災以降、日本に大きな影響力を及ぼすことになった金融機関は親ファシズムのJPモルガン。1932年のアメリカ大統領選挙でニューディール派のフランクリン・ルーズベルトが当選、33年から34年にかけてJPモルガンをはじめとするアメリカの金融機関はファシズム体制の樹立を目指すクーデターを計画していた。それを阻止したのがアメリカ海兵隊の伝説的な軍人、スメドリー・バトラー退役少将だ。
 日本政府の使節としてアメリカにいた金子は1904年にハーバード大学でアングロ・サクソンの価値観を支持するために日本はロシアと戦っていると演説し、同じことをシカゴやニューヨークでも語った。日露戦争の後、ルーズベルトは日本が自分たちのために戦ったと書いている。こうした関係が韓国併合に結びついた。(James Bradley, “The China Mirage,” Little, Brown and Company, 2015)
 アラスカ、ハワイ、フィリピンを手に入れ、東アジア侵略を視野に入れていたアメリカにとって日本の韓国併合は願ってもないことだった。アメリカが最も欲しがっていた場所はカリフォルニアのはるか西にある「新たな西部」、つまり中国東北部だった。その場所に日本は「満州国」を建国している。
 アメリカ、イギリス、イスラエルを中心的な構成国とする金融帝国を支配している私的権力は19世紀のイギリスを支配していた私的権力の後継者で、やはり中国、そしてロシアを征服して世界の覇者になろうとしている。
 彼らと関係の深いネオコンは1991年12月にソ連が消滅した直後の92年2月、アメリカ国防総省の「DPG(国防計画指針)草案」という形で世界制覇計画を作成した。当時のディック・チェイニー国防長官、ポール・ウォルフォウィッツ国防次官はいずれもネオコンだ。彼らはアメリカが「唯一の超大国」になったと認識、他国に配慮することなく単独で好き勝手に行動できる時代が来たと考えたのである。
 このドクトリンに日本を従わせようとしたが、日本側はアメリカの戦争マシーンに組み込まれることを嫌がる。そこで1995年2月にジョセイフ・ナイは「東アジア戦略報告(ナイ・レポート)」を発表、それと相前後して奇怪な出来事が相次いだ。
 例えば、1994年6月に長野県松本市で神経ガスのサリンがまかれ(松本サリン事件)、95年3月には帝都高速度交通営団(後に東京メトロへ改名)の車両内でサリンが散布され(地下鉄サリン事件)、その10日後には警察庁の國松孝次長官が狙撃されている。8月には日本航空123便の墜落に自衛隊が関与していることを示唆する大きな記事がアメリカ軍の準機関紙とみなされているスターズ・アンド・ストライプ紙に掲載された。その後、日本はアメリカの戦争マシーンに組み込まれている。
 1999年3月から6月にかけてNATO軍はユーゴスラビアへの空爆を実施、4月にはスロボダン・ミロシェビッチの自宅が、また5月には中国大使館も爆撃されている。勿論、この攻撃で多くの市民が殺され、建造物が破壊された。
 2000年の大統領選挙でジョージ・W・ブッシュが選ばれるが、その前年に次期大統領として最も人気のあった人物はジョン・F・ケネディ・ジュニア。1963年11月22日に暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領の息子だ。そのJFKジュニアは1999年7月16日、不可解な「飛行機事故」で死亡した。
 ブッシュが大統領に就任した2001年の9月11日にニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃されるという衝撃的な出来事が引き起こされた。それを利用、彼らは国外で侵略戦争を本格化させ、国内で収容所化を進めた。その世界制覇計画の前に登場してきたのがロシアのウラジミル・プーチンにほかならない。
 アメリカの戦争マシーンに組み込まれた日本は必然的に戦争への道を歩み始める。そして自衛隊は2016年に軍事施設を与那国島に建設、19年には奄美大島と宮古島にも作った。2023年には石垣島でも完成させている。すでに中国と戦争する準備を始めたということだ。
 この軍事施設はアメリカの戦略に基づくもの。アメリカの国防総省系シンクタンク「RANDコーポレーション」が発表した報告書によると、アメリカ軍はGBIRM(地上配備中距離弾道ミサイル)で中国を包囲しようとしているが、配備できそうな国は日本だけ。その日本には「専守防衛」の建前と憲法第9条の制約があるため、アメリカはASCM(地上配備の対艦巡航ミサイル)の開発や配備で日本に協力することにする。そしてASCMを南西諸島に建設しつつある自衛隊の施設に配備する計画が作成されたという。
 ところが、​昨年10月、「日本政府が、米国製の巡航ミサイル「トマホーク」の購入を米政府に打診している」とする報道があった​。亜音速で飛行する巡航ミサイルを日本政府は購入する意向で、アメリカ政府も応じる姿勢を示しているというのだ。日本のミサイル開発を待っていられなくなったのだろう。
 トマホークは核弾頭を搭載でき、地上を攻撃する場合の射程距離は1300キロメートルから2500キロメートルとされている。中国の内陸部にある軍事基地や生産拠点を先制攻撃できる。「専守防衛」の建前と憲法第9条の制約は無視されている。
 このミサイルを使う自衛隊の戦力は約25万人、予備役は約5万6000年、日本と同盟関係にある韓国軍の戦力は約50万人、予備役は310万人ということになる。アメリカ軍はオーストラリアを拠点にし、航空兵力は太平洋の島に分散させると見られている。
 アメリカはユーラシア大陸の東岸で十分の手下を見つけられなかったようで、AUKUSなる軍事同盟を組織した。オーストラリア(A)、イギリス(UK)、アメリカ(US)のアングロ・サクソン同盟だ。それと日米韓の軍事同盟が連携する。そうした構図の中での台湾情勢だ。
 日本にとって危険な情勢になっている。抵抗する政治家や官僚がいても不思議ではなく、そうしたグループが現れたなら、スキャンダルで黙らせる可能性がある。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/224.html
[原発・フッ素54] 「俺たち見捨てられたんだよね」震災と原発事故で、福島の子どもたちに起きたこと、心にしまい込んだ痛みは今(東京新聞)
2023年12月16日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/296337

 東日本大震災や原発事故後、福島の子どもたちに何が起きたのか。津波被害や原発事故の避難などで、親たちの大変さを見ていた子どもたちは、親に心配をかけないように自分たちのつらさや生きづらさを語れなかったという。心配なのは語る場がなかった子どもたち―。地域の中で、震災や原発事故の体験を語り合い支え合う集まり「おらもしゃべってみっが」が福島県内で広がろうとしている。(片山夏子)

◆「若者」をテーマに当時の体験を語り合う
 「震災後、再開した学校で暴言や暴力、いじめなどこれまでは考えられないことが起きた」
 福島県南相馬市では11月18日、県内外から集まった約50人を前に、同市の中学校の元養護教諭井戸川あけみさん(70)が静かに語った。南相馬市では毎年秋に開かれ3回目、今年のテーマは「若者」だ。
 井戸川さんが勤めていた中学校は震災当日が卒業式で、午後には大半の生徒が帰っていた。10メートルの津波到達の情報が入り高台に一時避難したとき、押し寄せてくる黒い壁のような津波を見た。その光景を忘れられないという。
 波が引いた後、地盤沈下し壁に亀裂が入った校舎に戻ると、ずぶぬれの人など数百人が避難してきた。生徒もいて「流されていく先輩の顔を見たけど助けられなかった」「津波に流され丸太にしがみついて助かった」「海岸で津波が来る前に潮が引いて海底がばっと割れるのを見て怖くて逃げた」と口々に報告した。「学校が始まったら大変なことになる」。井戸川さんはその時感じた。

◆日がたつにつれて募る不安、喪失感
 福島第1原発の1号機の水素爆発後、20キロ圏内の避難指示で離散し、ぎりぎり30キロ圏外の学校の2教室を借りて授業を再開したのは5週間後。生徒は卒業生を含め382人いたが、新入生を含め42人で再開した。他の生徒は、全国280校に転校していった。
 避難所からの通学バスは、津波で打ち上がった船やがれきだらけの中の道を通った。被ばく対策の帽子、マスク、長袖、長ズボン姿で生徒たちは通ってきた。教室を間仕切りで仕切っての授業、校庭に出られない息苦しい中でも、生徒と先生の距離が近くなり、授業中も先生に話しかけたり、休み時間に職員室に来たりするようになり、意欲的に学習するようになった。

◆生徒数が減り教師も半数近く異動「先生はいいよな」
 ただ懸念は常にあった。「通学路には過酷な震災を思い出す光景が広がり、家族が避難所の狭い空間で暮らす中、親が過干渉になることも。親が不安になれば子どもたちも不安になる。日がたつにつれ、今までの生活が戻らない喪失感が大きくなっていった」
 子どもたちに変化が起きたのは5月のこと。生徒数の減少で、半数近い先生が異動になった。慣れ親しんだ先生との別れは、明日も会えると思っていた友達との突然の別れに似ていた。生徒たちが「先生、俺たち見捨てられたんだよね」「先生はいいよな。俺たちはどこにも行けない」などと言うようになった。

◆ぶつけようのない思い…ストレスでむしばまれた心身
 その後、生徒たちの寂しさや不安、理不尽さや怒りなど、ぶつけ先のない思いの爆発が始まった。壁を殴ったり蹴ったり、同じ校舎で学ぶ他校の生徒に威圧的になったり、暴力や暴言に変わった。乱闘を恐れ、先生たちは廊下の各校の境界線に休み時間に並んだ。一度避難して戻ってきた生徒を「私らは逃げたくても逃げられなかった」と言って無視する女生徒も。学校の日常を取り戻そうとする先生たちの闘いが始まった。
 半年ほどで仮設校舎に移り、校庭で遊んだり体育ができるようになり落ち着いたが、安心はできなかった。寂しさは携帯で知らない異性と出会う危険にもつながった。井戸川さんらは常に生徒の様子に目を配り、一人一人話を聞き続けた。
 津波で親友を亡くした生徒。避難で学校を転々としいじめられ続け死のうと思った生徒。避難で母親と別々に暮らし、体調を崩しながらも「心配するから父には言わないで」と言う生徒。抱える事情はみんな違った。何かのきっかけで震災当時の状況がよみがえり、パニックになる生徒もいた。不安やストレスが子どもたちの心身をむしばんでいた。

◆「ぽつりぽつり…話を聞く人がいれば、前に進める」
 「ぽつりぽつりと話し始め、何度か話すうちに落ちつく子も。話を聞いてくれる人がいることが大事。自分の気持ちを外に出せた子は今、前に進めている」と、井戸川さんは話す。
 震災前から相馬市で個人塾を開く竹島一誠さん(48)は、避難所を回ったとき、生活や仕事を心配する親の傍らでゲームをする子どもたちの姿が気になり、避難所で勉強を見たり遊ばせたりした。「塾やらないの?」と言われ、3週間ほどで塾も再開した。
 「今気になるのは思い切ったチャレンジをする子が減ったこと」と竹島さん。地元の進学校でも、国公立大や東京の私立大を受ける生徒が減ったという。背景には震災後、子どもを近くに置きたがる親の抑制もあるとみる。「親は子どもが失敗しても平気だと突き放す覚悟も必要だが、臆病になっている親が増えている」
 スクールソーシャルワーカーの鴻巣麻里香さん(44)は子どもが安心して駆け込める居場所づくりをしてきた。「子どもは大人に決めつけられたり、話を聞いてもらえないことで尊厳を削られたり、自分が苦しむ理由を話せないでいたりする。この子を苦しめているのは何だろうと、子どもたちにまなざしを重ねることが大事」と語った。

◆心配なのは語る場がなかった子どもたちの今後
 会を主催した「震災ストレス研究会」代表で精神科医の蟻塚(ありつか)亮二医師(76)は、2013年から相馬市で診療を続けてきた。今一番心配なのは、震災後、語る場がなかった子どもたちの今後。文部科学省や福島県のデータで児童虐待の件数を見ると、福島は震災後5年間で3.7倍となり、全国の2.0倍と比べ増え方が大きい。いじめの認知件数にいたっては5年で11.7倍と全国の4.6倍の増加割合を大きく上回った。
 「虐待の中で特に心理的虐待が大きく伸びているのは、震災後に子どもの育つ家庭や地域の環境が荒れているから。若者の自殺も増えている。故郷喪失、避難先を転々としての転校、家庭内の対立は子どもたちの心の健康を悪化させる」
 いつ故郷に戻れるか分からない不確実さや、震災前の将来設計を失い将来が見えないことは、大人を不安にしたが、子どもたちも不安にし、将来したいことや目標のない子どもが、蟻塚医師の患者にもみられる。

◆「震災は建物だけでなく人と人の関係も壊した」
 震災は建物を壊すだけでなく、人と人の関係も破壊したと蟻塚医師はいう。「つらい体験の克服には、悲しむことが欠かせない。それには話を聞き、一緒に悲しんでくれる人が必要。何よりも聞く側が『そんな大変な体験をしたのによくここまで生きてきた』と相手を尊敬する姿勢が大切」
 11月に初めて「おらもしゃべってみっが」が開かれた三春町では、本番に先だち開かれた会で、今まで語れなかった体験を話し、泣けるようになった女性もいた。蟻塚医師は願う。「つらい体験を心に閉じ込めたままでは、何年か後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)になる可能性がある。こういう場が広がれば」

◆デスクメモ
 今夏、地元漁業者の理解という約束をほごにして処理水が放出された。圧倒的な反対世論があればできなかっただろうが、震災から12年、記憶が薄れた影響を否めない。風化による世間の無関心・無理解。それは、心の奥底に傷を抱えるかつての子どもたちを再び苦しめる恐れがある。(歩)

【関連記事】東日本大震災や福島原発事故の体験 つらいことほど話せない 思い共有できる場が広がれば
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http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/325.html
[社会問題10] 万博が抱える黒歴史「人間動物園」…120年前の大阪で起きた「事件」と2025年大阪万博の相似形とは(東京新聞)
2023年12月17日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/296493

 華やかで明るい未来を演出する万博だが、歴史的には列強が植民地支配に猛進した帝国主義に根をもつ。さまざまな地域の先住民族を生きたまま「展示」して「見せ物」にした「ヒューマンズー(人間動物園)」は人類の負の歴史だ。120年前の大阪でも「学術人類館」事件と呼ばれる問題が起き、2025年大阪・関西万博も懸念すべき動きが出ている。差別思想を源流にする万博を継承する必要があるのか。脈々と続く問題を考えた。(木原育子)

◆120年前、先住民族を生身で「展示」
 1枚の白黒写真がある。それぞれが民族衣装を身にまとうが、表情は皆硬い。
 「学術人類館に『展示』された人たちです」
 そう話すのは、沖縄の関連資料を貸し出す「関西沖縄文庫」主宰の金城カナグスク馨さん(70)=大阪市大正区。2001年に研究会をつくって議論を重ね、学術人類館事件から100年後の2003年には演劇「人類館」を再演した。
 人類館は、1903年に大阪であった第5回内国勧業博覧会(内国博)の民間パビリオンとして設置された。内国博は、明治政府が国内産業の奨励のために1877年から開催。第5回は他国の参加もあり、「明治の万博」と称された。

◆「性質が荒々しいので笑ったりしないように」
 「見せ物」となったのは琉球民族や北海道のアイヌ民族、台湾の生蕃(せいばん)、インド部族のバルガリーなど。「7種の土人」として、生身の人間がそのまま「展示」された。解説者がムチで指し示しながら紹介したほか、「性質が荒々しいので笑ったりしないように」との立て札もあったという。
 「本家」の万国博覧会は51年、世界で初めて英国で開かれた。列強は力を誇示する道具として万博を開いていく。延長線上にあったのが、生身の人間を「展示」する「ヒューマンズー(人間動物園)」。89年のパリ万博で始まった。10年余がたち、大阪の内国博で人類館が設けられた。
 この内国博に至るまでの時代背景について、金城さんはこう解説する。

◆「未開」なアジアで最上位になって劣等感を解消
 「西欧諸国はかねてアジアを『未開』と見ていた。そのまなざしは日本にも向けられ、列強に治外法権を与える不平等条約として現実化し、日本人に屈辱感をもたらした。明治期の文明開化や、脱亜入欧の精神と結び付く」。その後、日本は日清戦争に勝ち、台湾領有で国威の高まりは最高潮に。1902年には日英同盟を結んだ。
 よって03年の第5回内国博は4回目までと趣を全く異にした。外国製品の出展が認められ、西欧十数カ国が参加。来館者は前回の4倍強の530万人。内外の威信を示す空前絶後の国家イベントになった。
 「劣等感の解消には『未開』なアジアの中で日本を最上位に置く必要があった。人類館は『未開人』を展示し、見せ物にすることで『未開』からの脱却の装置として機能していった」

◆差別の下にさらなる差別の不幸
 沖縄にルーツをもつ金城さんが特にこだわるのは当時の琉球の訴えだ。展示そのものを問題視せず、「アイヌと同列視されるのは侮辱だ」と展開した。「琉球は日本人になりたくて、差別の下にさらなる差別を作った。差別から逃れるために強い者に迎合し、同化する。沖縄の分岐点だった。では日本人はどうか」と投げかける。
 「マジョリティー(多数派)がマイノリティー(少数派)を理解しようとする時、『理解してあげる』という優位性が生まれる。人類館も当時、人々に『理解』させようとして生まれた。正しさは暴力性を内包する。『理解』が差別を生むことを忘れてはならない」とし「その理解は、常に国家によって統制されている。いや応なく表出したのが人類館だった」と続けた。

◆2025年大阪・関西万博でも似たような構図?
 人類館事件から120年。嫌な記憶を思い返させる事態も生じている。
 「わが国の先住民族であるアイヌの存在や文化を発信する、またとないチャンスだ」。今夏、北海道の鈴木直道知事は全国知事会議でそう口火を切った。
 好機というのは2025年大阪・関西万博のこと。鈴木氏は、アイヌ民族が伝統的な舞踊などを披露する機会を設ける考えを表明した。白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」に触れ「万博来場者には、ぜひ北海道に足を運んでいただきたい」と言ってのけた。
 生身の人間展示ではないが、先住民族を国家イベントに組み込む構図は「明治の万博」と変わらない。

◆「アイヌに猿回しのサルをやらせるのか」
 古布絵作家で詩人のアイヌ民族、宇梶静江さん(90)=白老町=は「国のイベントなど、いい時にだけいいように利用され、ごまかされてきた」と冷ややかにみる。東京で暮らしていた1973年に東京ウタリ(同胞)会を発足させ、アイヌ差別解放運動を担った。「アイヌ民族の友人もかつて道内の博物館に連れて行かれ、大勢の前で踊らされた。彼女は傷つき、その時のことを生涯で一度も語らなかった。アイヌ民族は日常的に屈辱にさらされてきた」と嘆く。
 遺骨問題に取り組むアイヌ民族の木村二三夫さん(74)=平取町=も「アイヌに猿回しのサルをやらせるのか。ウポポイも万博も国の金もうけに加担させられているだけだ」と憤る。
 国はどうか。
 内閣官房アイヌ総合政策室の担当者は「予算も決まっておらず具体化していない。どの関係機関と協議をしているかは今の段階で言えない」とし、「国主導でアイヌ民族を万博に参加させるというのは、アイヌの人たちに踊りをやらせているニュアンスがして違う」と反論する。

◆民族的多様性を示したいなら、差別禁止法の制定が先
 これにくぎを刺すのが、先住民族の復権運動に取り組む室蘭工業大の丸山博名誉教授だ。「万博のような国家的行事でアイヌ民族に伝統文化の披露を要請するには、初期の段階から各地のアイヌ団体に目的や経緯を誠実に説明し、同意を得て、その上でアイヌ側が主体的に参加できるようにすることが不可欠だ」
 国際人権法には、FPIC(自由意思による、事前の、十分な情報に基づく同意)という、先住民族の自己決定権を手続き的に保障する原則があり、法治国家はそれを保障する義務がある、と続ける。
 「万博にアイヌ民族を招き、日本の民族的多様性を世界に示したいのなら、アイヌ語や琉球諸語を公用語化し、差別禁止法の制定なども約束すべきだ。それはせず、協力だけ求めるのは公平ではない。異を唱えるアイヌ民族や沖縄の人たちがヘイトにさらされる現状を国はもっと深刻に考えてほしい」

◆「無自覚にやっているのなら世界から冷笑される」
 国学院大の吉見俊哉教授(社会学)は「万博で流行した『人間動物園』は、先住民族を間近で見ることができるアトラクションで観光的側面があった。その差別的イベントが日本では、今回と同じ大阪で起きていた。今回の万博へのアイヌ民族参加にどれだけ生きているか。無自覚に観光的にやっているなら世界から冷笑される」と語る。
 「先住民族の権利奪還運動は全世界的な広がりがあり、いま最も注目される潮流の一つ。抑圧されてきた先住民の権利奪還に大阪はどう対峙(たいじ)するつもりか。先住民族を参加させることはそうした視点が問われる」
 そもそも差別的な帝国主義を背景に始まった万博。「英国など欧州はとっくの昔に卒業している。偽りの未来の幻想でしかない万博にいまだに熱中しているのは日本だけかもしれない。日本も早く万博幻想から卒業してほしい」と訴える。

◆デスクメモ
 人を人として扱わず。これを昔の話と片付けられない。今回の万博ではパビリオン建設が遅れる中、残業上限の規制を外す案が取り沙汰された。軽んじられる労働者の事情。昔と比べて度合いも形も違うが、差別の構図が浮かび上がる。こちらに関しても世界から冷笑されかねない。(榊)
http://www.asyura2.com/18/social10/msg/425.html
[雑談・Story42] 秋になった。その69 蒲田の富士山
26. 蒲田の富士山[2057] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月17日 19:58:33 : IpXKhWPTZg : UEtTSk1RUEZlMW8=[20]
蜘蛛ちゃんの投稿見てたら、地下爺さんが、出てきた。
お元気でしたか。
たまには、コメントくださいね。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/265.html#c26
[雑談・Story42] 冬になった その70
冬になったようだ。

まあでも、本格的な場合は、外出するさいに、帽子と手袋を着用しなければならない。

それが、冬だ。

プラタナスの葉は落ちた。

銀杏はまだ少残っている。

秋になった。

それから、冬になった。

以下は、引用。


秋の夕日に照る山紅葉
濃いも薄いも数ある中に
松をいろどる楓や蔦は
山のふもとの裾模様
 
渓の流に散り浮く紅葉
波にゆられて離れて寄って
赤や黄色の色様々に
水の上にも織る錦

https://youtu.be/0sGX39Y-VNw

http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html
[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2058] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月19日 18:15:45 : COLEtBW4AM : SC9MREM3dkJRMGM=[1]
訂正

銀杏はまだ少残っている。

  ↓

銀杏はまだ少し残っている。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c1

[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
2. 蒲田の富士山[2059] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月20日 15:44:31 : COLEtBW4AM : SC9MREM3dkJRMGM=[2]
私を除くと、8人の人にみてもらったかあ。
「見て損した。時間の無駄。」
すみませんねえ。

今日は、生健会の用事で上大岡まで行って、帰ってきて、洗濯をしてから、生健会の新聞配り(週刊、私の担当はたいした部数ではないです)。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c2

[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
3. 蒲田の富士山[2060] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月20日 16:20:57 : COLEtBW4AM : SC9MREM3dkJRMGM=[3]
この、引用した音楽画像の、この、「いちごクラブ」ての、ひょっとして、創価学会とかだったりしたら、私は責任を取りません。
検索して、たまたま見つけただけですよー。

共産党とかは、こういうのの出所(でどころ)とかは、うるさいというか、厳しく吟味するのだけど、私は党員ではありません。
まあ、ある程度は、気を付けないとね。

こないだ、「怒鳴るド」さんに、年寄りの冷や水みたいな忠告(?)をしてしまったのですが・・・。

「怒鳴るド」さんって、私より、年配かもしれない。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c3

[原発・フッ素54] しどろもどろ…小早川智明・東京電力社長が答えあぐねたシンプルな質問 いつも「主体性」は言葉だけ(東京新聞)
2023年12月21日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/297198

<連載 「約束」の今 東京電力と原発>

 「福島第1原発事故を起こした東京電力が、社会の皆さまから信頼してもらうことは簡単ではない。私が率先して説明責任を果たしていきたい」
 20日の原子力規制委員会の定例会合で、東電の小早川智明社長は手元の原稿を早口で読み上げた。時折体を揺すり、やじが飛ぶ傍聴席に目をやる。委員の質問を理解できずに違う事柄を話し始め、制止される場面も。「肝に銘じます」と委員の指摘を受け入れる返答が目立った。
 「テロ対策で東電は落第し、再試験を繰り返した。評定は『優』にはならない。『可』だ。合格ラインぎりぎりです」。伴信彦委員の指摘に、「その通りです」と力ない。約50分間の聴取で、小早川社長が小声になった場面が別にもある。
 杉山智之委員から「決意は世の中への約束か」と問われた時。言いよどみ手ぶりが増え、言葉はしどろもどろだった。「私は世の中への約束を委員会を通じてさせていただいている」

◆海洋放出の開始数時間前にようやく福島県漁連を訪問
 「説明責任を果たす」とは裏腹に、東電が「廃炉の大きな節目」と強調する福島第1原発での処理水の海洋放出の経過を振り返ると、会社として、社長としての主体性は全くなかった。

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 「柏崎刈羽原発を運転する事業者の責任として、福島第1原発の廃炉を主体的に取り組む」(柏崎刈羽原発の保安規定より)
―――――――――――――――

 柏崎刈羽の再稼働に向け、2017年に福島第1の廃炉の完遂を宣言した東電にとって、海洋放出の実現は重要課題。反発する福島県漁業協同組合連合会と15年に交わした「関係者の理解なしにいかなる処分もしない」との約束をどう果たすのかが焦点となった。
 政府が21年春に放出方針を決めると、小早川社長は「主体性を持って適切に取り組む」と述べた。しかし、漁業者たちに会いに行こうとすらしなかった。放出前の今年7月の時点でも「要望があれば会いに行く」と受け身の態度を続けた。
 県漁連を訪れたのは放出が始まった8月24日。開始の数時間前に決意を伝えたという。トップが自ら理解を求めることはなく、その日の記者会見では「政府が前面に立って一定の理解をいただいた」と、人ごとのように締めくくった。
 20日の聴取後、東電にとって主体性とはどういうことかと本紙がただすと、小早川社長は早口でまくしたてた。「海洋放出は総理大臣自らが意思決定すると言われ、われわれは実施主体としての役割を果たした」

<連載 「約束」の今 東京電力と原発>全3回

 福島第1原発事故を起こした東電が、柏崎刈羽の再稼働に向けて自らに課した「約束」は守られているのかー。その現在地を見た。(渡辺聖子、小野沢健太が担当します)

【関連記事】柏崎刈羽「運転禁止」27日に解除 原子力規制委、テロ対策の不備巡り東京電力社長を聴取し「問題なし」
【関連記事】東京電力社長「仕組みよりも魂を入れる」 原子力規制委に「テロ対策」説明
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/326.html
[戦争b25] ウクライナで米国政府が必死に巻き返しを図る中、ロシア大統領は南部制圧を宣言(櫻井ジャーナル)
2023.12.18

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312210000/

 ロシアのウラジミル・プーチン大統領は12月14日の記者会見で、ウクライナの非武装化と中立化を戦闘終結の条件として示し、ウクライナ南部は「常にロシアの領土」であり、オデッサはロシアの都市だと語った。
 プーチンは昨年2月21日にドンバス(ドネツクやルガンスク)の独立を承認した際、ウクライナに対し、クリミアとセバストポリがロシア領だと認め、NATO加盟を断念し、非武装化(攻撃的な軍事施設や兵器を持たない)して中立を宣言、さらに「非ナチ化」も求めていた。それに加え、オデッサを含む南部のロシア文化圏をロシア領にすると宣言したわけだ。
 西側ではウクライナの戦況を「膠着状態」だと宣伝しているが、本ブログでも繰り返し書いてきたように、ロシアは事実上、勝利している。
 バラク・オバマ政権は2013年11月から14年2月にかけてネオ・ナチを使ったクーデターでビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒したが、ヤヌコビッチの支持基盤であり、ロシア文化圏でもある東部や南部で住民がクーデター政権を拒否、クリミアはロシアの保護下に入り、ドンバス(ドネツクやルガンスク)では内戦が始まったのだ。
 クーデター体制になると軍や治安機関のメンバー、約7割が離脱、一部は反クーデター軍に合流したと言われている。ドンバスを制圧する戦力がないと判断した西側は「ミンスク合意」という形で停戦という形を作るのだが、キエフ政権は合意を守らなかった。
 それから8年かけてアメリカ/NATOはクーデター体制の戦力を増強するために武器を供給、兵士を訓練、さらにドンバスの周辺に要塞線を構築している。
 この地域にはソ連時代から地下要塞が作られていた。ソレダルには岩塩の採掘場を利用した全長200キロメートルという地下要塞があり、アゾフ特殊作戦分遣隊(アゾフ大隊)が拠点にしていたマリウポリにも地下要塞が整備された。
 ドンバスを攻撃する準備ができたという判断から2022年の初頭からウォロディミル・ゼレンスキー政権は動き始めるが、ドンバス周辺に集結していたウクライナ軍の部隊をロシア軍は昨年2月24日にミサイルで壊滅させ、航空基地、レーダー施設、あるいは生物兵器の研究開発施設を破壊し始める。これでロシア軍の勝利は確定的だった。
 そこでイスラエルの首相だったナフタリ・ベネットを仲介役として停戦交渉を開始、双方とも妥協して停戦は実現しそうだった。ベネットは2022年3月5日にモスクワへ飛び、プーチンと数時間にわたって話し合い、ゼレンスキーを殺害しないという約束をとりつける。その足でベネットはドイツへ向かい、シュルツと会うのだが、その3月5日、ウクライナの治安機関SBUがキエフの路上でゼレンスキー政権の交渉チームに加わっていたデニス・キリーエフを射殺している。現在のSBUはCIAの下部機関だ。
 停戦交渉の進展でロシア軍はウクライナ政府との約束通りにキエフ周辺から撤退を開始、3月30日にはブチャから撤退を完了する。31日にはブチャのアナトリー・フェドルク市長がフェイスブックで喜びを伝えているが、虐殺の話は出ていない。
 ロシア軍が撤退した後、ウクライナの親衛隊が現地に入るが、その後に西側の有力メディアはロシア軍が住民を虐殺したとする宣伝を始めて停戦交渉を壊した。
 その間、4月9日にイギリスのボリス・ジョンソン首相がキエフへ乗り込んで停戦交渉の中止と戦争の継続を命令、4月21日にはウクライナ南部のミコライフ州のビタリー・キム知事が「ウクライナ24テレビ」の番組で「全ての裏切り者を処刑する」と国民を脅し、4月30日になるとナンシー・ペロシ米下院議長が下院議員団を率いてウクライナを訪問、ゼレンスキー大統領に対してウクライナへの「支援継続」を誓い、戦争の継続を求めた。この段階でウクライナでロシアと戦う相手はアメリカ/NATOへ切り替わっていく。
 今年春、ウクライナ軍はアメリカ/NATOの圧力で「反転攻勢」を始めるものの、失敗。​ベン・ウォレス前英国防相は10月1日、テレグラフ紙に寄稿した記事の中でウクライナ兵の平均年齢は40歳を超えていると指摘​、もっと多くの若者を前線へ送り出せと要求している。
 ウクライナのテレビ局「1+1」は先日、自国軍の戦死者と行方不明者の合計を112万6652人だと画面に表示、話題になった。局はすぐに間違いだと訂正したが、隠していた本当のデータを流してしまったと推測する人もいる。数カ月にわたる「反転攻勢」が失敗に終わったことは明白である。
 そこで西側はへぼ将棋のように再び「待った」をかけようとしているが、ロシアは応じないだろう。14日にプーチンはそのように西側へ伝えたと言える。ロシアはドニエプル川の東側を支配、オデッサもロシア領にするつもりだと考えられている。そうなると、ウクライナは海へ出られなくなる。
 しかし、ジョー・バイデンは大統領に就任した直後に「ルビコン」を渡った。勝たなければならない。少なくとも来年11月の選挙までロシアに負けたというイメージをアメリカの有権者が持たないように演出する必要がる。ここにきてアメリカ政府は中将クラスの軍人をキエフへ派遣、ウクライナ軍にアドバイスし始めたという。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/233.html
[戦争b25] ウクライナで米国政府が必死に巻き返しを図る中、ロシア大統領は南部制圧を宣言(櫻井ジャーナル) 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2061] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月21日 07:09:09 : COLEtBW4AM : SC9MREM3dkJRMGM=[4]
訂正 url

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312210000/

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https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312180000/
 
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/233.html#c1

[戦争b25] ウクライナでの敗北が決定的になった米国はガザでも手先のイスラエル軍が苦戦(櫻井ジャーナル)
2023.12.21

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312210000/

 アメリカ政府はウクライナを戦場とするロシア軍との戦いに敗れた。兵士もいなくなり、NATO加盟国全体で武器弾薬が枯渇している。そうした中、パレスチナで戦闘が始まり、ガザで住民大虐殺が繰り広げられている。すでに2万人以上が死亡、その4割は子どもだとされている。
 イスラエルにはアメリカが武器弾薬を保管、軍事情報を提供しているが、それでは足りず、アメリカやイギリスの軍事拠点であるキプロスから物資が運び込まれていると言われている。キプロスにはイギリス空軍のアクロティリ基地があり、イギリス空軍だけでなくアメリカ空軍の偵察航空団も駐留している。
 ​ハーレツ紙によると、10月7日からイスラエルへアメリカ軍の大型輸送機が20機、そしてイスラエルと各国がリースした民間輸送機が約50機、物資を輸送している​。
 攻撃の際、ハマスがアメリカ製の武器を大量に持っていることが映像で確認されているが、それらはウクライナから横流しされてきたと言われている。ただ、その武器をどのようにして「強制収容所」の中へ運び込んだのかは謎だ。
 しかも突入の数時間後、2隻の空母、ジェラルド・R・フォードとドワイト・D・アイゼンハワーを含む空母打撃群を地中海東部へ移動させている。そうしたことから、ネタニヤフ政権やアメリカのジョー・バイデン政権はハマスの攻撃を事前に知っていたのではないかと疑う人が少なくない。
 そしてイスラエル軍はガザの建造物を破壊し、住民を虐殺し始めた。モーシェ・フェイグリン元議員は「ガザをドレスデンや広島のように破壊」すると宣言したが、その通りになっている。地下施設を海水で満たす計画だともいう。
 しかし、内部から漏れてくる情報から、ガザへ入ったイスラエル軍は苦戦していると推測する専門家もいる。イスラエルとハマスは11月22日から4日間、戦闘を中止することで合意した。
 アメリカ海兵隊の元情報将校でUNSCOM(国連大量破壊兵器廃棄特別委員会)の主任査察官を務めたスコット・リッターも指摘しているように、イスラエル政府が停戦に合意したのは彼らが想定したような戦況になっていないからだと言われた。
 戦闘が再開されてもイスラエル軍の苦戦を示す情報が伝わってくる。死傷者は公の発表より大幅に多いと言われている。
 紅海ではイエメンがイスラエル向けの貨物船を攻撃、レバノンのヒズボラはイスラエルへの攻撃を始めた。すでにイラクの反米勢力がアメリカ軍基地への攻撃を行っている。
 ​元CIA分析官のラリー・ジョンソンはメリーランド州ベセスダにある医療センターを定期的に訪れている人から、最近の基地攻撃で負傷したアメリカの軍人で病棟がいっぱいになっていると聞かされた​という。
 アメリカはガザでもつまずきそうだが、そなると戦火は東アジアへ飛び火してくる可能性がある。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/234.html
[国際33] 1970年代から90年代にかけてイギリスの情報機関を手玉に取っていたプーチン(櫻井ジャーナル)
2023.12.20

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312200000/

 ​欧州中央銀行(ECB)理事会は10月18日、デジタル・ユーロ・プロジェクトの次の段階に移行することを決定​、デジタル・ユーロ導入に向かって一歩を踏み出した。
 ECBのクリスティーヌ・ラガルド総裁は2011年7月から19年9月にかけて国際通貨基金(IMF)の専務理事を務めていた。彼女の前にIMFの専務理事を務めていたドミニク・ストロス-カーンはフランス大統領になるとも言われていた人物だった。
 ​彼は2011年4月、ブルッキングス研究所で演説、失業や不平等は不安定の種をまき、市場経済を蝕むことになりかねないと主張、その不平等を弱め、より公正な機会や資源の分配を保証するべきだと語っている​。また、進歩的な税制と結びついた強い社会的なセーフティ・ネットは市場が主導する不平等を和らげることができ、健康や教育への投資は決定的だとし、停滞する実質賃金などに関する団体交渉権も重要だとしていた。
 そのストロス-カーンは演説の翌月、ニューヨークのホテルで逮捕されてしまう。後に限りなく冤罪に近いことが判明するが、その前に彼は専務理事を辞めさせられ、フランス大統領になる夢は閉ざされた。そして後任専務理事は巨大資本の利益に奉仕するラガルドになる。
 このラガルドは2007年6月から11年6月まで経済財務大臣を務めているが、その際、知り合いの実業家とフランス銀行との損害賠償問題へ不正に介入したとされ、裁判では有罪の判決が出されている。ただ処罰はされなかった。冤罪で政治への道を閉ざされた前任者とは全く違う扱いを受けたわけだ。
 ラガルドが評議会メンバーを務めるWEF(世界経済フォーラム)は西側支配層の実務面で中心的な役割を果たしている団体。彼女と同じように評議会メンバーになっている人物には創設者のクラウス・シュワブ、ブラックロックのラリー・フィンク、カナダのクリスティア・フリーランド副首相兼財務相、アル・ゴア元米副大統領、カーライル・グループの共同設立者兼共同会長のデイビッド・ルベンシュタイン、CCIEE(中国国際経済交流センター)の朱民副理事長、チェリストのヨーヨー・マ、竹中平蔵などが含まれる。2016年から19年にかけての時期にはウルスラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長もWEFの評議員だった。
 WEFは1992年にサンクトペテルブルクで会合を開いたが、その際、ウラジミル・プーチンは市長府対外関係委員会の委員長として参加していたと言われている。この会合で「明日のためのグローバル・リーダー(2003年にヤング・グローバル・リーダーに改名)」という仕組みがはじまった。2017年にシュワブはプーチンがヤング・グローバル・リーダーだとしていたが、記録の上では消えている。
 イギリスの対外情報機関MI6のオフィサーだったリチャード・トムリンソンによると、1979年、オレグ・ゴルディエフスキーの連絡員のひとりとしてプーチンのパスポートの写真を見せられたという。ゴルディエフスキーは西側へ寝返っていたKGBの幹部だ。
 その後、彼はソ連で監視下に置かれるが、1985年7月にイギリスへ脱出する。ゴルディエフスキーがイギリスへ寝返っていることをロシアへ伝えたのはCIAのアルドリッチ・エイムズだとされている。
 そして1994年、イギリスの治安機関MI5は何らかの理由でプーチンを拘束して殺害することを決めるが、プーチンはイギリスへ渡らず、そのままロシアへ戻ったという。プーチンが「明日のためのグローバル・リーダー(ヤング・グローバル・リーダー)」になったものKGBの工作だったのかもしれない。
http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/807.html
[医療崩壊12] 「診療所はもうかっている」調査結果に日本医師会の会長は激怒した 建議された「マイナス改定」の行方は(東京新聞) 蒲田の富士山
10. 蒲田の富士山[2062] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月21日 07:57:31 : COLEtBW4AM : SC9MREM3dkJRMGM=[5]
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「総決起大会」で国会議員がお礼を言い出した…日本医師会が要望を政策に反映させ続ける「力の源泉」とは(東京新聞)
2023年12月10日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/295150?rct=national

<連載 医療の値段〜第2部 診療報酬を巡る攻防>C

 12月4日、東京・本駒込の日本医師会館。1階の大講堂に医療関係者ら約1100人が集まった。
 「国民医療を守るための総決起大会」。医療関係の42団体による「国民医療推進協議会」の主催で、会長は日本医師会(日医)会長の松本吉郎が務める。

◆客席にまであふれた「来賓」国会議員が「頑張りましょう!」
 赤い花を胸につけた約80人の来賓の国会議員が、壇上に上がりきれず客席に座り、名前を呼ばれると「頑張りましょう!」と立ち上がって大きな声で応えた。最初にあいさつした自民党政調会長代行の田村憲久は10月の衆参補欠選挙のお礼から切り出した。
 「先般、国政選挙が高知県、長崎県でございました。大変お世話になりました」。田村は厚生労働相を2度務めた大物厚労族で、医療保険制度にも精通する。
 「(財務省の)財政制度等審議会(財政審)というところがいろんなデータを出して、診療報酬をマイナスにすると。驚きました」
 「日本の医療、介護をしっかりと守れる診療報酬の闘いへ挑んでまいります」
 歯切れよいスピーチに途中で会場から「そうだ、そうだ!」の声が上がった。

◆「首相でも大臣でも会ってくれる」17万人の看板
 「会長が行くと首相でも大臣でも会ってくれる。なぜかと言えば、それは会員17万人の日医の看板を背負っているからですよ」
 日医の政治力に詳しい医療関係者が話す。松本は首相や厚労相に直接要望書を渡したが、健康保険組合連合会(健保連)や経団連、連合など、診療報酬のマイナス改定を求める6団体の要望書を厚労省で受け取ったのは保険局長だった。

―――――――――――――――
 日本医師会 会員数17万4000人。開業医約8万3000人、勤務医約9万1000人で、常勤役員の多くを占める開業医が中心の組織。全国の医師約34万人の半数余りが入会する。医学や公衆衛生の向上を図る。関連政治団体に「日本医師連盟」があり、毎年5億円前後を政界に提供している。
―――――――――――――――

 日医をピラミッドの頂点に都道府県医、郡市区医、さらに地区医師会と日本の隅々にまで組織を持つ日医はかつて100万票を誇った。今は各医療団体が組織内候補を持つようになり票が分散。参院選では政治団体「日本医師連盟」の組織内議員の自見英子が21万票余りと集票力は衰えた。

◆ふだんから政治家と親交「政策を止めてもらう」
 「それでも1人しか当選しない衆院の小選挙区の場合、ライバル候補の支持に回られるのが怖くて医師会には反対しづらい」と元自民党衆院議員秘書は言う。
 地方の医師会長らはふだんから会合や選挙運動などで、地元の政治家と親交を深める。自民党議員の後援会長が医師というケースは珍しくない。日医では全国を各ブロックに分けて担当の常任理事を決め、ひとたび医師の既得権を脅かすような政策が持ち上がれば、都道府県の会長らと一緒に陳情活動を全国展開する。
 「都道府県の医師会長らと一緒に地元の政治家に、政策を止めてもらうよう働きかけたり、厚労省に口利きしてもらったりする」と元秘書。
 今では当たり前になったカルテ開示やレセプト(診療報酬明細書)の発行もかつて日医は反対し続け、長い間導入を阻んできた過去がある。2005年に医師免許更新制度の導入検討が持ち上がったときは「自民党の元幹事長に頼んだらすぐにつぶれた」。日医の元役員は以前にそう話した。
 診療報酬のプラス改定は日医会長の最重要事項。松本の財務省批判は怒気を帯びて激しさを増す。先の医療関係者は言う。
 「財政のパイが大きかった時代とは違う。争うのではなく、同じテーブルで話し合うことが必要なのに」

    ◇
<連載 医療の値段〜第2部 診療報酬を巡る攻防>
http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/128.html#c10

[戦争b25] <社説>イスラエル軍 これが「自衛権」なのか(東京新聞)
2023年12月22日 08時28分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/297525?rct=editorial

 パレスチナ自治区でのイスラエル軍の逸脱した行動に非難が集まり、自衛権行使だとする同国の主張に疑問が生じている。国際社会は看過せず、ハマスが拘束する人質の全員解放と即時停戦へ圧力を強めるべきだ。
 自治区ガザでは15日、パレスチナのイスラム組織ハマスなどに拘束されていたイスラエル市民3人が上半身裸で白旗を手に建物から出てきたところをイスラエル軍に銃撃され2人が即死。1人はイスラエルの公用語ヘブライ語で助けを求めたが追撃され死亡した。
 交戦規定違反は明白だ。同国のネタニヤフ首相は「悲劇」と述べたが、地元紙は犯罪と断じた。
 こうした無原則な攻撃がパレスチナ人の住民らにも加えられていることは想像に難くない。
 実際、翌日にはガザのカトリック教会に避難中のパレスチナ人女性2人が射殺され、住民7人も銃撃で負傷。ローマ教皇フランシスコは「教会の敷地内にテロリストはおらず、テロ行為だ」とイスラエルを厳しく非難した。
 兵士らの規律の乱れは自分らが撮った動画でも広まっている。ガザ北部では商店に侵入した兵士が棚のおもちゃなどを投げ捨て、同僚らが笑い声を上げていた。
 ヨルダン川西岸ではイスラム礼拝所に押し入った兵士がマイクでユダヤ教の祭り「ハヌカ」の歌を歌い、宗教的対立をあおった。
 空爆などによる報道関係者の犠牲はガザでは数十人を数える。軍のみならず、イスラエル警察からトルコ人記者は集団で暴行され、重傷を負った。戦争中とはいえ、蛮行が許されてはならない。
 ユダヤ人のホロコースト研究者は地元紙への寄稿で「相手を人間と見なさぬ言葉の使用は集団虐殺の最初の兆候」と説き、イスラエル高官らがハマスを「人間の顔をした動物」と侮蔑したことの危うさを指摘した。こうした傾向と兵士の行動は無縁ではなかろう。
 ガザのパレスチナ人犠牲者は2万人を超えた。欧米などの西側諸国はいまだ停戦に及び腰だが、看過すれば、西側が掲げてきた人道主義という価値観も損ないかねないと自覚すべきである。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/235.html
[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
4. 蒲田の富士山[2063] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月22日 15:32:48 : COLEtBW4AM : SC9MREM3dkJRMGM=[6]
HIMAZINさんって、70年代の生まれなのだそうで、私よりも年配かなとか思っていたら、ハズレでした。

年金暮らしだから、暇人なのだろうとか、邪推していましたが。

コールテンは若い男だろうなんて、思っていたら、違うんですね。

阿修羅での第一印象というのは、まあ、とち狂う場合がわりとあるかも。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c4

[雑談・Story42] <かながわ未来人>災害備蓄品を廃棄せず必要とする人へ マッチング会社起業・関芳実(せき・よしみ)さん(23)(東京新聞)
2023年12月4日 06時54分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/293842?rct=kanagawa

 「もったいないという言葉をなくしたい」。当たり前にモノが循環する社会を思い描く起業家だ。
 2021年4月、横浜市立大学で共に学んでいた菊原美里さん(24)と「株式会社StockBase」(ストックベース、横浜市中区)を起こした。主に企業が抱える賞味期限の迫った災害備蓄食を廃棄せず、フードバンクや子ども食堂、難民らを支援する団体などに活用してもらえるように橋渡しする仕事に励む。
 同大3年だった20年度に「起業プランニング論」を受講した。事業のアイデアを考えていたときに、企業で余ったカレンダーを高齢者施設に運ぶボランティアの話が舞い込んだ。そこで発見があった。
 日付や予定の確認は自分ならスマホで済ませ、カレンダーは無用。一方、高齢者は薬を飲み忘れないようにカレンダーに貼り付けたり、デザイン自体を楽しんだり。喜ぶ様子から「誰かに不要なものでも必要とする誰かがいる」と学んだ。
 「ビジネスになるのではないか」と直感。カレンダー運びを頼まれた企業にたずねた。「他に不要なものは?」。返ってきた答えが期限切れを迎える大量の災害備蓄食だった。寄付もしているが、処理に苦慮している実情を知った。
 寄付は配送費に加えて手間暇がかかる。菊原さんらとチームを組み、寄付先を見つけて届けるまで代行する仕組みを思案。「企業は利用料を払うか」「受け取りたい人はどれだけいるのだろう」とヒアリングを重ねた。いくつかのビジネスコンテストに応募すると続けて受賞した。
 21年2月、起業すると決め、菊原さんとそろって休学届を出した。指導教授も賛成してくれた。「社会を変えたいというより、目の前に困っている人たちがいて、解決できればいいという気持ちだった」
 サービスは、備蓄品を提供する側が手数料と配送費を負担し、寄付を受ける側は無料。創業から2年半で約80社、約110件のマッチングを実現した。食料45万食に水を合わせて195トン。受け取る側の登録は約300団体まで増えた。
 「需要の多さに驚いた。まだまだ食品ロスはある。廃棄は費用がかかるにしても手間がかからず簡単と考える文化は残っている」。捨てられてしまうものに価値を付けて再生する「アップサイクル」など、問題の解決方法を広げようと将来をにらむ。
 22年春に大学に戻り、今年の春に卒業した。「これで生きていくという意識が高まった。社会課題を解決する持続可能なビジネスを確立したい」(吉岡潤)

<ストックベース社のサービス> 備蓄食以外に売れ残り商品や余った宣伝用グッズなども引き受ける。物品を寄付する企業は、同社とオンラインでミーティングした後、提供品リストを提出する。受け取る団体は、事業や活動の内容を同社が審査し、転売しないなど誓約書を交わして登録。専用サイトで提供品を閲覧して申し込む。同社によると、現在までマッチング率は100%。企業はマッチング手数料と配送費を払えば、受け入れ先探しやその後の調整など手間がかからず、「近距離マッチング」で配送料も抑えられるという。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/279.html
[雑談・Story42] 今年の12月で真珠湾攻撃から82年、レノン暗殺から43年(櫻井ジャーナル) 蒲田の富士山
2. 蒲田の富士山[2064] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月23日 00:12:23 : COLEtBW4AM : SC9MREM3dkJRMGM=[7]
レノンの奥さんは日本人でしたね。
再婚だけど。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/277.html#c2
[雑談・Story42] <かながわ未来人>災害備蓄品を廃棄せず必要とする人へ マッチング会社起業・関芳実(せき・よしみ)さん(23)(東京新聞) 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2065] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月23日 00:15:04 : COLEtBW4AM : SC9MREM3dkJRMGM=[8]
美人社長さんです。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/279.html#c1
[原発・フッ素54] しどろもどろ…小早川智明・東京電力社長が答えあぐねたシンプルな質問 いつも「主体性」は言葉だけ(東京新聞) 蒲田の富士山
4. 蒲田の富士山[2066] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月23日 00:45:36 : COLEtBW4AM : SC9MREM3dkJRMGM=[9]
<■52行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
自民県議も「東京電力には原発を運転してほしくない」…「生まれ変わる」宣言に新潟が裏切られ続けた2年半(東京新聞)
2023年12月22日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/297373?rct=genpatsu

<連載 「約束」の今 東京電力と原発>

「トラブルをゼロにするのは極めて難しい。小さな問題を大きな問題につなげないことが重要だ」

◆「うみを出し切る」と社長は言い切ったはず
 テロ対策の不備で運転禁止が続く柏崎刈羽原発に、原子力規制委員会が調査に入った12月11日。柏崎刈羽の稲垣武之所長は、今も違反がなくならないことを報道陣から問われると、淡々と答えた。
 この「小さな問題」に、新潟県民の厳しい目が注がれている。
 運転禁止命令を受ける1カ月前の2021年3月、東京電力の小早川智明社長は新潟県庁を訪れ、花角英世知事や県議らに「うみを出し切り、生まれ変わるつもりで立て直したい」と約束した。しかし、侵入者対策用の照明を電源に接続しないまま放置したことをはじめ、不祥事はなくならない。ある自民党県議は「『信頼を回復する』と言ったのに、東電の体質は何も変わっていない」とあきれる。
 「信頼回復を最優先事項に位置付け、これ以上信頼を損ねれば存続に関わるとの危機感を持ち、生まれ変わった姿を行動と実績で示す」 (運転禁止命令後に改定した東京電力の経営計画より)

◆賠償費用の捻出を大義名分に「再稼働」に突き進む
 柏崎刈羽の再稼働は東電にとって経営上の最重要課題とされている。福島第1原発事故の賠償と廃炉で、約16兆円とされた東電の負担額はさらに増える見通し。22年末に政府が賠償指針を見直したほか、処理水の海洋放出での風評被害で新たな賠償が加わった。巨額の費用を捻出するため、東電は再稼働して利益を上げることが必要と主張する。
 この理屈に対し、県議会の反応は冷ややかだ。「廃炉は国が責任を持って費用を負担すればいい。柏崎刈羽には関係ない」。原発に賛成、反対の立場を超え、議員たちは東電の言い分に納得していない。
 再稼働への地元同意の是非を判断する新潟県は、議論に向けて材料をそろえつつある。前提としてきた福島第1原発事故の独自検証のとりまとめを今年9月に終わらせ、年度内に柏崎刈羽が県内にもたらす経済効果の試算を出す。

◆運転同意をめぐって「出直し知事選」の観測も
 花角知事は5年前の初当選時から、同意の是非を決めた上で「県民の意思を確認する」と繰り返してきた。12月の県議会でも「信を問う方法が責任の取り方として最も明確で重い」と述べた。県議会内には早くも知事選の観測が流れる。
 一方で、東電に対する県民の信頼は地に落ち続け、原発を推進する立場の自民党会派内でも、有権者からの反発を気にして再稼働をおおっぴらに口にできる空気はしぼんだ。柏崎刈羽を東電から切り離し、代わりとなる別の事業主体を望む切実な声も聞こえてくる。
 ベテラン自民県議は再稼働は必要とした上で、3年ほど前に頭を下げに来た小早川社長に放ったのと同じ言葉を繰り返した。
 「東電には、柏崎刈羽を運転してほしくない」
 東京電力柏崎刈羽原発 新潟県柏崎市と刈羽村の誘致を受けて建設。1985〜97年に計7基が営業運転を開始し、総出力は世界最大規模の821万2000キロワット。2007年の中越沖地震では、3号機の火災をはじめトラブルが相次いだ。21年以降、テロ対策の不備のほか、完了したはずの7号機の事故対策工事の未完了、タービン設備の配管損傷、不十分な溶接工事など不祥事が相次ぎ発覚した。

<連載 「約束」の今 東京電力と原発>全3回
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/326.html#c4

[原発・フッ素54] しどろもどろ…小早川智明・東京電力社長が答えあぐねたシンプルな質問 いつも「主体性」は言葉だけ(東京新聞) 蒲田の富士山
5. 蒲田の富士山[2067] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月23日 07:42:04 : COLEtBW4AM : SC9MREM3dkJRMGM=[10]
<■52行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
「下請け任せ」は企業文化なのか…作業のリスクを軽視し続ける東京電力が福島第1原発の廃炉に立ち向かう(東京新聞)
2023年12月23日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/297680?rct=genpatsu

<連載 「約束」の今 東京電力と原発>

 「言い訳がましい説明で納得できない。ことの重大さを理解しているのか」
 18日、東京電力福島第1原発の事故収束作業について議論する原子力規制委員会の検討会で、この会議の責任者を務める伴信彦委員は怒った。
 汚染水処理設備「多核種除去設備(ALPS)」で10月25日に起きた作業員の被ばく事故が議題だった。配管の洗浄中に仮設ホースが外れ、かっぱを着ていなかった作業員2人が廃液を浴び、一時入院。廃液のベータ線の放射能濃度は、原子炉建屋にたまる高濃度汚染水より100〜1万倍も高かった。
 東電は、下請けの東芝が契約内容を守らず、多数の違反行為があったと説明。東電社員は現場に行かずに実態を把握していなかったにもかかわらず、「(事前の)作業計画は不十分ではなかった」と主張し、東芝の責任を強調した。
 伴委員の指摘を受け、東電福島第1廃炉推進カンパニーの小野明・最高責任者は「東芝だけが悪いとは考えていない」と釈明に追われた。

―――――――――――――――
「計画的にリスクの低減を図り、正確な情報発信を通じて理解を得ながら、福島第1原発の廃炉と復興を実現する」(柏崎刈羽原発の保安規定より)
―――――――――――――――

◆遠隔で行っていた「はず」の汚染配管撤去作業
 高い放射線量下での作業のリスクを軽視する東電の姿勢は、これまでも繰り返されてきた。
 7月に完了した1、2号機間にある高濃度に汚染された配管の撤去作業は当初、すべて遠隔操作で行う計画だった。現場の放射線量が高く、人が容易に近づけないからだ。
 事前の模擬訓練での想定が甘かったため、撤去は難航した。昨年4月、切りかけの状態で切断できなくなった配管が脱落しないよう、ワイヤロープで固定する必要に迫られた。東電はその日、「遠隔操作で固定し、作業員は近づいていない」と本紙に説明した。
 しかし、翌日に訂正の連絡が入った。実際には下請け企業の作業員9人が現場でロープを固定し、被ばくしていた。広報担当者は「現場への確認が不十分だった」と釈明。計画外の複雑な固定作業は、遠隔操作では不可能だった。東電の認識の甘さが作業員の無用な被ばくを招き、現場の実態も分かっていなかった。
 トラブル対処に追われ、本来の事故収束作業に手が回らなくなる悪循環は、今もなくならない。事故から12年9カ月がたっても、廃炉に向けた核心部となる溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しや、汚染水の発生ゼロへの明確な道筋はない。廃炉とはどのような状態なのかもあやふやなままだ。
 今月18日の規制委の検討会で、福島県大熊町商工会の蜂須賀礼子会長は不信感をあらわにした。「東電にはリスクに気づける力量があるのか」。基本的な疑問を投げかけられる東電が、柏崎刈羽の再稼働に向かうことになる。

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 福島第1原発の廃炉計画 事故が起きた2011年時点の計画では、21年内に溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出し開始と汚染水の発生ゼロを達成し、41〜51年に1〜4号機建屋を解体することになっていた。19年に改定した現行計画には、汚染水ゼロと建屋解体の目標自体がなくなった。2号機の試験的なデブリ取り出しも準備が難航。23年度内の開始目標は遅れる可能性がある。
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<連載 「約束」の今 東京電力と原発>全3回
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/326.html#c5

[原発・フッ素54] しどろもどろ…小早川智明・東京電力社長が答えあぐねたシンプルな質問 いつも「主体性」は言葉だけ(東京新聞) 蒲田の富士山
6. 蒲田の富士山[2068] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月23日 07:44:21 : COLEtBW4AM : SC9MREM3dkJRMGM=[11]
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http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/326.html#c6

[戦争b25] 「殺傷能力ある武器」輸出解禁、自衛隊「パトリオット」を早速アメリカに 国会で議論ないまま「三原則」改定(東京新聞)
2023年12月22日 20時33分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/297687?rct=politics

 政府は22日、武器輸出ルールを定めた「防衛装備移転三原則」と運用指針を改定した。三原則本体の改定は約10年ぶり。武器輸出政策を大幅に転換し、ミサイルや弾薬など殺傷能力のある武器輸出の解禁に踏み切った。国際紛争を助長する懸念は否定できないが、三原則は閣議で、運用指針は国家安全保障会議(NSC)で決定され、国会での議論はなかった。(川田篤志)

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 防衛装備移転三原則 日本は1970年代に武器の原則禁輸を定めた武器輸出三原則を確立。安倍政権下の2014年に策定した防衛装備移転三原則で一部容認するルールに転換したが、国際共同開発品を除き殺傷武器の輸出は禁じてきた。2022年末に閣議決定された安全保障関連3文書が「防衛装備移転の推進」を掲げたのを受け、自民、公明両党の実務者が原則非公開の協議を経て、12月13日にルール緩和の提言をまとめた。
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◆「ライセンス生産品」の輸出を容認 戦闘中の国へは認めない
 外国企業に特許料を払って日本で製造する「ライセンス生産品」について、米国などライセンス元の国へ完成品の輸出を容認することなどが柱。ライセンス生産品は現在、米国や英国など8カ国の79品目あり、迎撃ミサイルや大砲、弾薬などが含まれる。
 ライセンス元の国から第三国への輸出も解禁するが、殺傷武器に関しては戦闘中の国へは認めないとした。政府は第三国輸出の場合、ライセンス元の国に日本の事前同意を義務づけ、厳格に審査することで紛争国への流出の歯止めになると説明する。ただ輸出された後に適正に管理・処理されたかを確認できる仕組みは担保されておらず、相手国任せになる。
 殺傷能力のない武器の輸出を「救難、輸送、警戒、監視、掃海」に限定した5類型については、本来業務に必要な武器の搭載は認める。ただ、類型自体の拡大は自公両党の折り合いが付かず、議論を続けることになった。
 岸田文雄首相は22日、「国際秩序を守るために貢献したい。平和国家としての基本的な理念は変わらない」と強調した。
 学習院大の青井未帆教授(憲法学)は今回の改定について、平和主義にのっとり国際紛争を助長しないとしている「憲法の精神に反する」と批判。当初の武器輸出三原則が国会審議を通じて確立されたことを挙げ、「与党の『密室協議』で国のあり方が変えられてよいのか」と指摘した。

  ◇

◆パトリオット輸出は間接的にウクライナの戦闘支援
 政府は22日の国家安全保障会議(NSC)で、自衛隊が保有する地上配備型の迎撃ミサイル「パトリオット」を米国へ輸出する方針を決めた。この日改定された防衛装備移転三原則で緩和された武器輸出ルールを、早速適用した。2014年の三原則策定以降、殺傷能力のある武器の完成品の輸出は初めて。
 米国の在庫を日本が補塡(ほてん)することで、米国内にあったパトリオットをウクライナへ供与しやすくなり、間接的なウクライナの戦闘支援につながる。
 パトリオットは米国企業に特許料を払って国内生産する「ライセンス生産品」で、米政府から要請があった。NSCの審議では、「米軍の在庫を補完することは、日本とインド太平洋地域の平和と安定に寄与する」として輸出を認めた。
 具体的には、弾道ミサイルの迎撃に特化したPAC3と旧式のPAC2が対象で、財政法に基づき有償で売り払う。数量や売却額、輸出時期は今後調整するが、売却額などを公表するかどうかは未定という。売却額が明らかにされない場合、日本防衛のために税金で購入されたパトリオットが適正価格で売却されたか検証できない恐れがある。
 日米両政府は今回、日本から輸出したパトリオットを米国から第三国へ輸出しないことも確認した。ただ、米軍の在庫が補塡されることで、新たに米側のパトリオットをウクライナに供与できる余地は広がる。9月に来日したウクライナ最高会議(議会)議長が、PAC3の提供を日本に要望していた経緯もある。

◆迎撃ミサイルは4割不足…なぜ輸出が優先?
 一方で、防衛省は昨年10月、防衛力強化が必要な理由として、迎撃ミサイルが必要量の4割不足していると試算。改善が必要だと説明していた。試算の前提条件は明らかにしていない。輸出による日本防衛への影響について、防衛省は「自衛隊の防空体制の運用を工夫していく」と説明するにとどめた。
 拓殖大の佐藤丙午教授(安全保障論)は「アジア太平洋地域に展開する米海兵隊などに今回の輸出分を配備して、この地域の抑止力を高める狙いがあるのでは」と分析。その上で「なぜ日本の在庫に余力がない中で米国への輸出を優先したのか、政府は国民に丁寧に説明するべきだ」と指摘した。(川田篤志)

【関連記事】バレると世論が怖いから…武器輸出ルール見直し、議論も議事録も非公開 官邸は自公に『記者に言うな』命令
【関連記事】「平和国家から死の商人に転落する」 憲法学者ら22人、殺傷武器輸出解禁や「密室協議」に反対する共同声明
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/238.html
[雑談・Story42] <コラム 筆洗>本日は小さな物語を。とても寂しい男がいつの頃からか村のはず…(東京新聞)
2023年12月24日 07時05分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/297884?rct=hissen

 本日は小さな物語を。とても寂しい男がいつの頃からか村のはずれで暮らすようになりました。友だちはやせっぽちの犬だけ。どこから来たのかも分からず、ときどき盗みさえ働く男を村人たちは嫌っていました。誰も口さえききません。
 クリスマスの近づくある日、村に騒ぎが起きます。「本当はサンタなんていない」。そんなうわさが広まり始めたのです。
 「サンタがいるのなら、暮らしはもっと楽だろうよ」。村人はうわさを信じるようになり、サンタはいるよと口にした子どもはひどくしかられる始末です。
 寂しい男はいいことを思いつきました。その日から男は「サンタはいない運動」の先頭に立ったのです。サンタなんかいない。サンタなんかいない−。男は叫びながら町中を行進します。
 男は人気者になりました。でもほんの短い間のこと。少し前まで嫌われ者だった男を村人はやっぱり疑うようになりました。「あんな男を信用できるかい」「あいつはうちのパンを盗んだこともある」。とうとう、村人全員が男の言葉とは反対にサンタはいると信じるようになりました。
 クリスマスの日。男は村を追い出されてしまいました。吹雪の道を苦労して歩く男にやせっぽちの犬が不思議そうに尋ねました。「なんだってあんなことしたんだい」。男はうれしそうに言いました。「僕にしかできない大仕事だと思わないかい」
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/280.html
[国際33] 日欧リニア計画(草原シルクロードの復活) 歙歛2
4. 蒲田の富士山[2069] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月25日 19:38:39 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[1]
中国もリニア開発しているらしいから、中国にまかせればいいだろう。

せまい日本。

そんなに急いで、どこへいく??

リニアは、中国に任せた、と言い切れ!!

日本のリニア開発技術者は、中国で働け!!

日本が何かイニシアチブを取ろうとすると、碌なことにはならない。

へんてこりんな壮大な夢のために、庶民が犠牲になってはならない。
http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/812.html#c4

[政治・選挙・NHK292] 共産・小池氏「法律守らない人が『変えろ』と言う資格あるのか」(朝日新聞デジタル)
共産・小池氏「法律守らない人が『変えろ』と言う資格あるのか」(朝日新聞デジタル)
2023年12月26日 18時33分

https://www.asahi.com/articles/ASRDV5V6CRDVUTFK00N.html?iref=pc_politics_top

 (政治改革を議論する新組織を年明けに自民党内に立ち上げる考えを岸田文雄首相が示したことについて)ずれまくった対応だ。法律を守らなかった人たちが、「法律を変えろ」と言い出す資格があるのか。法律を守らなかったのであればまず、なぜ守らなかったのか、どういったことになったのかを明らかにして罰を受けるということが必要ではないか。
 組織を立ち上げると言っているが、自民党の中につくるわけで、キックバックをしていた人たちが組織を立ち上げても(実態の)解明なんてできるわけがない。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/738.html
[戦争b25] ハマスとの戦闘で苦戦が伝えられているイスラエルが停戦を呼びかけ、拒否された(櫻井ジャーナル)
2023.12.23

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312230000/

 ハマスをはじめとするパレスチナ系武装グループが10月7日にイスラエルへ攻め込んだ後、イスラエル軍はガザの住民に対する大規模な攻撃を開始、すでに2万数千人が死亡、その約4割は子どもだとされている。ヨルダン川西岸でもパレスチナ人に対する激しい攻撃が続いているという。それに対しイスラエル軍とハマスとの戦闘に関する情報が乏しい。
 ハマス側から流れてくる映像などを見るとイスラエル軍の死傷者は少なくないようで、破壊される戦車の映像もある。当初からイスラエル軍は苦戦していると言われていたが、その推測が正しかったのかもしれない。
 こうした中、イスラエル政府はハマスに対して停戦を提案したが、拒否されたと伝えられている。ハマス側は、イスラエルが先にガザ攻撃をやめた場合にのみ人質交渉に応じるとしているようだ。
 前の停戦の際にも言われたが、イスラエル側は戦況が良ければ停戦をせずに攻撃を続けるはず。ここにきて再び停戦を求めたということは、それだけ厳しい戦いを強いられている可能性が高い。
 イスラエルのモーシェ・フェイグリン元議員はガザへの攻撃が始まった際、「ガザをドレスデンや広島のように破壊」すると宣言していた。彼は議員時代の2014年、ガザは未来永劫イスラエルの土地だと宣言、無差別攻撃で破壊し、住民を消し去ってユダヤ人が住むと主張していたが、実際、ガザはそうした光景になっている。
 そうしたことでは満足できないのか、​レバノンとの国境に近いメトゥラの入植地評議会のダヴィッド・アズーレイ議長はイスラエルのラジオ番組で、ガザをアウシュビッツのように完全に平らにし、パレスチナ人をレバノンの難民キャンプに強制移住させるべきだと訴えている​。アウシュビッツのユダヤ人のようにガザで殺されているのはパレスチナ人であり、ナチスのように虐殺しているのはイスラエルだということをアズーレイは理解できていないようだ。
 こうした大量殺戮をアメリカ政府は支援、イギリスもそうした行為を後押ししている。
 それに対し、サウジアラビアを含む親米国家は口先ばかりだが、貧困国のイエメンではフーシ派がイスラエルへ向かう船舶に対する攻撃を開始。ヒズボラがペルシャ湾を封鎖する可能性も高まってきた。そのヒズボラはすでにレバノンでイスラエルへの攻撃を始めている。
 アメリカは、イギリス、イタリア、バーレーン、カナダ、フランス、オランダ、ノルウェー、セーシェル、スペインを引き連れ、イエメン周辺の国際海域に国際艦隊を集結させたが、フーシ派が多くのドローンを使った攻撃を始めた場合、対処できない。
 10月7日の攻撃をイスラエル、アメリカ、イギリスなどは知っていた可能性が高く、ハマスに攻撃させたと見られているが、その計画がすでに破綻しているように見える。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/243.html
[原発・フッ素54] 東京電力弁護団が福島・浪江で「詳細な個人賠償額」マイク使い読み上げ 「嫌がらせと受け止めるしかない」原告側が抗議文(東京新聞)
2023年12月22日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/297440

 東京電力福島第1原発事故で全域避難となった福島県浪江町津島地区の住民らが、東電や国を訴えた控訴審。今年5月、裁判長らの現地訪問の際、東電の弁護団が原告個人の個別賠償額をマイクで読み上げるという非常識な行動があり、深く傷ついた原告らが11月、東電側に抗議文を出していたことが分かった。(片山夏子)

◆避難先の間取りや家や土地の面積、値段まで事細かに
 津島地区の住民約630人が起こした「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」では、東電や国に同地区の原状回復などを求めている。
 今年5月、仙台高裁の石栗正子裁判長らが現地を見ながら原告の被害状況を聞くため、津島地区を訪れた。山間部で大半が帰還困難区域のままのため、防護服を着ての視察となった。
 地区でも線量の高い赤宇木(あこうぎ)に家がある原告の石井絹江さん(71)は「帰りたいと願いながら亡くなった仲間の無念の思いを受け、津島を地図から消さないために復興住宅にいち早く戻ろうと思った」などと涙ながらに訴えた。
 現地視察は津島地区内の10カ所で行われた。ただ、こうした原告の訴えに対し、東電の弁護士はいずれも、原告個人の詳細な賠償額などの支払い情報をマイクを使って述べるという挙に出た。例えば、「原告は〇〇市に(避難し)〇〇平方メートルの土地を取得した。東電は〇軒の家の住居獲得費用として〇〇円を支払った。土地建物の賠償など総額〇〇円を支払っている」など避難先の間取りや家や土地の面積、値段まで事細かに読み上げた。さらに事故前からの人口減少傾向を指摘し、「冬の積雪は深く、夏の酷暑は耐え難かった」とも述べた。

◆「悔しくて悔しくて…」
 賠償の額は重大な個人情報で、その額の違いは住民の分断を呼ぶこともある。石井さんが説明した場所では、復興住宅の住民や役場職員、そして他の原告や報道陣もいた。近くにいた人に「そんなにもらったの」とも言われたという。石井さんは「悔しくて悔しくて東電に腸(はらわた)が煮えくり返った。そんなことを言う権利があるのか。元に戻してくれるなら賠償金なんていらないのに」と振り返った。
 崩れて住めなくなった家を見せ、帰りたくても山の線量は高く孫を連れて帰れないという思いを語った三瓶春江さん(63)も当日を思い起こし憤る。「故郷を含め、どれだけのものを失ったか。なぜ被害者が加害者に責め立てられ、傷口に何度も刃物を突き刺されるような苦しい思いをしなくてはならないのか」

◆「プライバシーの暴露でありあまりにもひどい」
 原告団長の今野秀則さん(76)も「あの場で言う必要はまったくなかった。プライバシーの暴露でありあまりにもひどい」と憤慨。裁判所にも、原告弁護団にも止めてもらいたかったという。このまま放置できないと役員で話し合い、弁護団と協議し、11月に裁判所への上申書と東電社長や代理人に抗議文を送った。
 原告弁護団の山田勝彦弁護士は、裁判所に東電は賠償額を口頭で述べるのではなく、文書で示すべきだと事前に申し入れていたという。「原告を守り切れず傷つけた。回避できるよう対応すべきだった」と反省。
 その上で「今回のように原告が傷つき、裁判を続ければ嫌な思いをすると不安になれば、訴訟にも支障が出る」とする。抗議文では「原告への嫌がらせと受け止めるしかない」とし、原告の反対尋問でも、具体的な金額を口頭で読み上げないように強く申し入れた。

◆東京電力「引き続き適切に対応していく」
 本紙の取材に東電は「引き続き訴訟手続きにのっとり適切に対応していく」とコメントするのみだった。
 今野さんは「賠償の話は、避難先でも住民の間でも分断や対立の火種(だね)になりかねない。これまでもそれで苦しんできた原告を、これ以上苦しめる権利はないはずだ」と語る。

【関連記事】「原発事故前の故郷に戻して」 浪江町・津島訴訟の原告団長が語った決意
【関連記事】連載<津島を想う〜揺れる12年>@帰っても…原発事故前の暮らしは戻らない 老舗旅館の4代目は避難指示解除に悩む
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/329.html
[戦争b25] ウクライナで露国に敗北した米国は武器弾薬が枯渇、日本にミサイルを提供させる(櫻井ジャーナル)
2023.12.24

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312240000/

 4月4日に「NATO(北大西洋条約機構)」へ正式に加盟したフィンランドのアンティ・ハッケネン国防相とエリナ・バルトネン外相は12月18日、ワシントンDCでアメリカと新たな防衛協定に署名した。特に重要とされているのはラップランド最北部に関する合意だと言われている。北極圏の資源や中国とロシアが進めている北極ルートを視野に入れての軍事戦略だ。
 その際、ハッケネン国防相はロシアがウクライナでの戦闘を何年も続ける能力を持っていると指摘、アメリカが操るウクライナが勝っているとする主張は正しくないとしている。少なくともバラク・オバマ政権がネオ・ナチを利用したクーデターでウクライナのビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒した後の出来事をウォッチしている人なら「何を今さら」と思うだろうが、ロシアはミサイルが枯渇、中国、朝鮮、イランに武器提供を頼み込んでいるとする西側のプロパガンダを信じていた人は驚いたかもしれない。
 ロシア軍は事実上、ウクライナでアメリカ/NATOに勝利した。今年春に始まった「反転攻勢」は机上の空論で、実際は「バンザイ突撃」を繰り返してウクライナ軍の戦死者を増やしただけだった。
 その事実を認められないジョー・バイデン政権は様々な手段を講じ、その事実を隠している。西側では「膠着状態」だとも宣伝されているが、そうした事実もない。戦場で戦うウクライナ兵の平均年齢は40歳を超えているとベン・ウォレス前英国防相は10月1日、テレグラフ紙に寄稿した記事の中で明かしたが、それだけウクライナ軍は悲惨な状態だということである。
 勿論、兵士がいないだけではなく、ウクライナ軍は武器弾薬が足りない。ウクライナへ武器弾薬を供給してきたアメリカ/NATOだが、生産力はロシアの数分の一で、すでに武器庫は空だと言われている。そこで目をつけられたのが武器弾薬を大量に保有している日本だ。
 岸田文雄政権は12月22日、防衛装備品の輸出ルールを定めた「防衛装備移転三原則」の運用指針を改定、「ライセンス生産」した完成品をライセンス元の国へ輸出することもできるようにした。早速、迎撃ミサイル「PAC3」をアメリカへ輸出することを決めている。「日本の事前同意」があれば、アメリカから「第三国」へそのミサイルを供与することも可能だ。
 たとえ「戦闘が行われていると判断される国」へ供与することができないとしても、戦闘が行われていない国へ輸出し、その国のミサイルをウクライナへ供給することはできるだろう。
 しかし、パトリオット防空システムはロシア製のS-400に比べて性能は格段に低く、それがウクライナで不様なことになっていることを日本人に知らせることになると、購入への反発を招くことになるかもしれない。
 現在のウクライナはクーデター体制。その体制をヤヌコビッチの支持基盤だった東部や南部の人びとは拒否したのだが、そうした人びとだけでなく、クーデター後、兵士や治安機関メンバーの約7割が離脱、一部は反クーデター軍に合流したと言われている。
 そうしたこともあり、クーデター直後、ドンバスではクーデター軍より反クーデター軍の方が強かった。キエフに東部を制圧する戦力がないと判断した西側は「ミンスク合意」という形で停戦するのだが、キエフ政権は合意を守らない。アメリカ/NATOは8年かけてクーデター体制の戦力を増強するために武器を供給、兵士を訓練、さらにドンバスの周辺に要塞線を構築している。
 ドンバスを攻撃する準備ができたという判断から2022年の初頭からウォロディミル・ゼレンスキー政権は動き始めるが、ドンバス周辺に集結していたウクライナ軍の部隊をロシア軍は昨年2月24日にミサイルで壊滅させ、航空基地、レーダー施設、あるいは生物兵器の研究開発施設を破壊し始める。これでロシア軍の勝利は確定的だった。
 そこでイスラエルの首相だったナフタリ・ベネットを仲介役として停戦交渉を開始、双方とも妥協して停戦は実現する寸前まで行く。ベネットは2022年3月5日にモスクワへ飛び、プーチンと数時間にわたって話し合い、ゼレンスキーを殺害しないという約束をとりつけ、その足でドイツへ向かい、シュルツと会うのだが、その3月5日、ウクライナの治安機関SBUがキエフの路上でゼレンスキー政権の交渉チームに加わっていたデニス・キリーエフを射殺している。現在のSBUはCIAの下部機関だ。
 停戦交渉の進展でロシア軍はウクライナ政府との約束通りにキエフ周辺から撤退を開始、3月30日にはブチャから撤退を完了する。31日にはブチャのアナトリー・フェドルク市長がフェイスブックで喜びを伝えているが、虐殺の話は出ていない。
 ロシア軍が撤退した後、ウクライナの親衛隊が現地に入るが、その後に西側の有力メディアはロシア軍が住民を虐殺したとする宣伝を始めて停戦交渉を壊した。
 その間、4月9日にイギリスのボリス・ジョンソン首相がキエフへ乗り込んで停戦交渉の中止と戦争の継続を命令、4月21日にはウクライナ南部のミコライフ州のビタリー・キム知事が「ウクライナ24テレビ」の番組で「全ての裏切り者を処刑する」と国民を脅し、4月30日になるとナンシー・ペロシ米下院議長が下院議員団を率いてウクライナを訪問、ゼレンスキー大統領に対してウクライナへの「支援継続」を誓い、戦争の継続を求めた。
 この段階でウクライナでロシアと戦う相手はアメリカ/NATOへ切り替わるのだが、この戦いもロシアが勝利した。つまりアメリカ/NATOは敗れた。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/244.html
[政治・選挙・NHK292] 岸田内閣崩壊の好機に野党共闘を拒否する連合・芳野友子会長“共産党嫌い”の原点(女性自身)
2023/12/27 06:00

https://jisin.jp/domestic/2278036/

ジリジリと下がり続ける岸田文雄首相(66)の内閣支持率は10%台(時事通信が実施した世論調査)に突入。いよいよ岸田政権に黄色信号が灯っているが、ある人物のひと言が波紋を呼んでいる。
連合の芳野友子会長(58)が、12月21日の記者会見で「共産と一緒に立民が何か行動を起こすことに対して懸念を示している」と述べ、立憲民主党に対し、野党統一候補擁立を目指す「市民連合」が仲介する共産党との会合には、今後参加しないように求めた。
「48の産業別組織と約700万人の組合員をたばねる中央組織『日本労働組合総連合会』(連合)の8代目会長に芳野さんがなったのは2021年10月6日。就任会見で、2021年10月30日に投票日を控えた衆議院選挙での立憲民主党と共産党との共闘を露骨に批判。衆院選では自民党が圧勝し、自民党の選対委員長に『連合会長が共産党(との共闘)はダメよと、そんな話をしていたこともあって勝たせていただいた』と言われる始末。その後も、芳野会長は共産党への嫌悪を隠すことはありません。彼女の野党共闘を拒否することでもっとも喜んでいるのは、政権をひっくり返されることを恐れる岸田首相はじめ自民党でしょう」
労働運動アナリストの早川行雄さんが解説する。
「1989年に旧社会党系の日本労働組合総評議会(総評)と、民社党の全日本労働総同盟(同盟)など統一してできた連合は、結成以来『反自民・非共産』を組織原則して掲げています。共産党とは戦後の労働運動の歴史のなかで対立してきたこともあり、相いれない部分が残っていることは確か。しかし、その前提として反自民があり、連合が目指すのは政権交代でした。ところが、芳野会長は与党とは是々非々でやると明言。これでは政権交代という目標を棚上げして、『反共産・非自民』へと変更したと思われてもしかたありません」
なぜ、芳野会長の共産党をそこまで毛嫌いするのだろうか?
「芳野会長は、高校卒業後、ミシン大手『JUKI』に就職。1年後に組合活動に参加しました。そこで共産党系の組合に対する批判的な指導をずっと受けていたことが、反共産の根幹だと思います。すぐに労働組合の専従になり先輩たちから指導を受けたのでしょう。その先輩たちというのが富士政治大学で“反共教育”を受けてきた人たち。労働活動を通じて芳野会長の“共産党アレルギー”が生まれ、徐々に膨らんでいったのです」
富士政治大学校は、西村栄一元民社党委員長によって1969年に設立された富士社会教育センター内に、労働組合向けの研修機関として設置。合宿研修では職場で共産党の活動家と渡り合うための論争技術の習得や精神の鍛練に重きが置かれたという。
「芳野会長は、富士政治大学には行っていないと言っていますが、毎日新聞(2021年12月26日)のインタビューで〈組合役員になると共産党系の組合と闘った過去を学んだり、相手から議論を仕掛けられたらどう切り返すかというシミュレーションをしたりした〉と答えています。また富士社会教育センターから講師を招いて指導を受けたことがあることを話しており、富士政治大学校の影響を強く受けていたと考えられます。
ちなみに、富士政治大学校を運営する富士社会教育センターの理事には『日本会議』の田久保忠衛氏会長(杏林大学名誉教授)、『新しい歴史教科書をつくる会』の高池勝彦会長が名を連ねていて、かなり労働右派の集まりになっているという声も聞こえます」
一方で、芳野会長は「反自民」という連合の組織原則から踏み外しているような自民党への接近ぶりが目立つ。2022年2月には、小渕優子組織運動本部長との会食を皮切りに、麻生太郎副総裁と酌み交わすなど自民党との間合いをつめてきた芳野会長。2023年10月5日には、都内で開かれた連合の定期大会に、岸田首相が自民党政権下の首相として16年ぶりに出席するなど政権与党との蜜月ぶりが波紋を呼んでいる。
「2022年4月に自民党の『人生100年時代戦略本部』で講演したことで、連合内では『軽率過ぎる』『自民党に都合良く使われている』という意見も出ましたが、芳野会長は意に介することはありませんでした。2023年3月に政府、労組、経済界の代表による『政労使会議』を行った際も『トップが話し合うことは重要だ』と話していますが、政権にすり寄っていく労働右派と観られても仕方がありません」
芳野会長をここまで自民党に寄り添うのには、若いころの成功体験があるのかもしれない。
1988年にJUKIの中央執行委員として、会社では結婚や妊娠・出産退職が当たり前だったが、育児・介護休職制度を導入しようと運動を始めたときの経験をこのように語っている。
〈ただ男性組合役員からは“女性の幸せは良き妻、良き母になること”と言われてしまって。1年目は要求項目に入りませんでした。(中略)次の年に要求項目にいれてもらったんです。すると経営者から即OKが出ました。組合の壁より、会社の壁のほうが低かった(笑)。〉(週刊朝日 2022年3月25日号)
「芳野会長は『自民党を支援するつもりはない』と会見で語っていますが、連合関係者のなかには“誰が信じるか”という声も少なくありません。協調していけばうまくいくという錯覚に陥っているかもしれませんが、このまま芳野会長の暴走を許してしまうと連合がバラバラになってしまう、と思っている関係者も多くいます」
2023年10月には、再任され、2期目に入った芳野会長。彼女の一挙手一投足がこれからも気になる。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/744.html
[雑談・Story42] 今年の12月で真珠湾攻撃から82年、レノン暗殺から43年(櫻井ジャーナル) 蒲田の富士山
3. 蒲田の富士山[2070] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月27日 15:12:34 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[2]
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PマッカートニーとMジャクソンが演じたジョン・D・ロックフェラーの父親の生業(櫻井ジャーナル)
2023.12.27

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312270000/


 ポール・マッカートニーが1983年10月にリリースしたアルバム『パイプス・オブ・ピース』に「セイ・セイ・セイ」という曲が含まれている。これはマッカートニーがマイケル・ジャクソンと作った作品で、そのミュージック・ビデオでふたりはインチキ薬を売り歩く詐欺師を演じている。
 ロックフェラー財閥の祖と言われている人物はジョン・D・ロックフェラーだが、その父親、ウィリアム・エイブリ・ロックフェラーが生業にしていたものインチキ薬の販売だ。
 インチキ薬を売る際、ウィリアムは「ウィリアム・レビングストン」という名前を使っていた。その薬は癌にも効くと宣伝、1瓶25ドル、その当時における平均的な収入の2カ月分に相当する金額で売っていたという。勿論、癌に効果はなく、インチキ薬だと客にバレればリンチされるのだが、そうした目にはあっていない。
 詐欺で逮捕されることはなかったが、1849年7月にニューヨーク州のオーバーンで起訴される。ロックフェラー家で働いていた少女をレイプした容疑だ。この時、レビングストンの本名が明らかになった。
 詐欺師の息子、ジョン・D・ロックフェラーが1913年5月に設立したロックフェラー財団は、WHO(世界保健機関)の創設に深く関係している。実際はデイビッド・ロックフェラーの命令で作られたとも言われているほどだ。
 WHOへの資金提供者を見ると、ドイツ、アメリカに続いてビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団、イギリスを挟んでGAVI同盟が並んでいる。GAVIはWEFを率いるクラウス・シュワブやビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団などによって設立された。
 これまで私的権力の横暴にブレーキをかけていたルールを一気に破壊したCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)騒動は2020年3月11日にパンデミックを宣言したところから始まるのだが、この時、パンデミックを宣言できたのは定義が変更されていたからだ。
 2009年1月から10年8月にかけての時期に「新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)」が流行したが、その直前、「病気の重大さ」、つまり死者数が多いという条件が削られていたのであり、「風邪」どころか「無症状感染症」でもパンデミックを宣言できるようになったのだ。
 この時にWHOの事務局長だった陳馮富珍(マーガレット・チャン)は1947年8月にイギリス領香港で誕生、77年にカナダのウェスタン・オンタリオ大学で医学博士号を取得、85年にシンガポール国立大学で公衆衛生学の修士号を取得している。現在、中国とカナダの二重国籍だ。
 1972年2月にリチャード・ニクソンが中国訪問して国交を回復、80年には新自由主義の教祖的な存在、ミルトン・フリードマンが中国を訪れて新自由主義が中国全土に広がる。中国の新自由主義グループには江沢民、趙紫陽、胡耀邦などが含まれていた。
 新自由主義の広がりはアメリカの私的権力が勢力を拡大させることを意味し、ビジネスだけでなくアカデミーもその影響下に入った。北京大学や精華大学のような有力大学はそうした勢力の拠点になる。
 しかし、新自由主義は富を一部の特権グループへ集中させ、庶民を貧困化させるため、1980年代の半ばになると反発が強まった。フリードマンは1988年に再び中国を訪問、趙紫陽や江沢民と会談しているが、中国政府はその年に「経済改革」を実施した。労働者などからの不満に答えるかたちで軌道修正したのだが、こうした軌道修正に学生は反発した。
 そうした中、1989年1月にジョージ・H・W・ブッシュが大統領に就任する。この人物の父親はアレン・ダレスの友人で、本人はエール大学時代にCIAからリクルートされたと言われている。同大学でCIAの採用担当だったボート部コーチのアレン・ワルツと彼は親しくしていた。卒業後、ブッシュはカリブ海で活動、1974年から75年まで中国駐在特命全権公使(連絡事務所長)、76年から77年までCIA長官を務めている。
 エール大学時代、ブッシュと同じようにCIAから採用されたジェームズ・リリーをブッシュ大統領は中国駐在アメリカ大使に据えた。リリーは中国山東省の青島生まれで中国語は堪能だ。
 ブッシュとリリーは中国で「カラー革命」を計画、1989年4月15日に胡耀邦が死亡すると、それを切っ掛けに天安門広場で大規模な抗議活動が始まり、5月に戒厳令が敷かれることになる。その運動を指揮していたのはジーン・シャープで、その背後にはジョージ・ソロスもいたとされている。
 ところで、COVID-19騒動が始まる直前、2019年10月18日にニューヨークでコロナウイルスが全世界で流行するというシミュレーションが行われた。「​イベント201​」だ。主催者はジョンズ・ホプキンス健康安全保障センター、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団、そしてWEFである。
 イベント201には高福なる中国の研究者も参加していた。この人物はイギリスのオックスフォード大学に留学し、アメリカのハーバード大学で研究した経歴の持ち主。イギリスやアメリカで「教育」を受けた人物だ。イベント当時は中国疾病預防控制中心の主任だった。
 高の専門はウイルス学と免疫学で、COVID-19騒動にも関わる。2020年1月22日に中国の国務院新聞弁公室で行われた、記者会見で彼は武漢市内の海鮮市場で売られていた野生動物から人にウイルスが感染したとする見方を示した。
 ところが、2月になるとCOVID-19対策は中国軍の医療部門の幹部で細菌戦の専門家と見なされている陳薇が指揮することになる。この人事を受け、西側の有力メディアは病気の原因が中国の細菌兵器だと伝えていた。陳薇の登場が想定外だったのかもしれない。
 武漢には中国科学院武漢病毒研究所(WIV)や武漢大学動物実験センターがある。​WIVへはアメリカのNIH(国立衛生研究所)から研究費として370万ドルが提供されていたと報道されている​。​NIAIDはWIVに対し、エコヘルス連合を介して2014年から数百万ドルを提供してきたと言われ、エコヘルス連合でカネを処理していたのはピーター・ダスザクだとされている。​
 資金面のつながりだけでなく、技術面でも結びついている。例えば石正麗とノースカロライナ大学のラフル・バリックは2015年11月にSARSウイルスのスパイク・タンパク質をコウモリのウイルス(SHC014-CoV)のものと取り替えて新しいウイルスを作り出すことに成功したともいう。
 WIVへ戻った石正麗はSARSに似たコロナウイルスのスパイク・タンパク質が人間などの細胞のACE2(アンジオテンシン変換酵素2)と結びつくメカニズムを研究している。
 WIVと同じように注目されている武漢大学動物実験センターはアメリカのデューク大学を関係が深く、両大学は2013年に昆山杜克大学を創設した。デューク大学はアメリカ国防総省の「DARPA(国防高等研究計画局)」と協力関係にあり、そのDARPAは2018年からコウモリからヒトへコロナウイルスを伝染させる研究を開始、中国との国境近くに研究施設を建設している。
 ここで忘れてならないのは、COVID-19騒動の主役は「ワクチン」、つまり遺伝子導入剤だということ。コロナウイルスは脇役に過ぎない。
 医薬品業界で研究開発に携わってきたサーシャ・ラティポワは、自身が情報公開法によって入手した文書を分析、その結果、アメリカの国防総省はバラク・オバマ大統領の時代(2009年1月から17年1月)から「COVID-19ワクチン」の接種計画を始めているという結論に達した。
 中国と似た仕組みがウクライナにもあった。ロシア軍は昨年2月24日からウクライナに対する攻撃を始めたが、その過程でウクライナ側の重要文書の回収、その中にはウクライナで進められてきた生物兵器の研究開発に関する資料も含まれていたのだ。ロシア軍のイゴール・キリロフ中将を中心に生物兵器の研究開発について調べている。
 ロシア側の発表によると、ウクライナにはアメリカのDTRA(国防脅威削減局)にコントロールされた研究施設が約30カ所あり、生物兵器の研究開発を行っていた。
 ロシア国防省が発表したスライドによると、アメリカの民主党を病原体研究の思想的な支柱としている。その思想を実体化させる役割を負っているのが国防総省やCDC(疾病予防管理センター)を含むアメリカの政府機関だ。
 資金はアメリカの予算からも出ているが、ビル・アンド・メリンダ・ゲーツ財団、クリントン財団、ハンター・バイデンのロズモント・セネカ・パートナーズ、ジョージ・ソロスのオープン・ソサエティ財団、ロックフェラー財団、エコヘルス同盟などもスポンサー。
 そのほか、生物兵器の研究開発システムにはアメリカ大使館、国防総省の契約企業であるメタバイオタ、ブラック・アンド・ビーチ、スカイマウント・メディカル、そしてCH2Mヒルなど、またファイザー、モデルナ、メルク、ギリアドを含む医薬品会社が組み込まれ、ドイツやポーランドも関係していた。
 こうしたシステムは生物兵器の研究開発だけでなく、医薬品メーカーは安全基準を回避して利益率を上げるためにウクライナの研究施設を利用しているともいう。ファイザーやモデルナといった医薬品会社やエコヘルス同盟が関係していることからウクライナの研究所はCOVID-19にも関係している疑いがある。
 キリロフが記者会見でウクライナにおける生物兵器の問題について発表した翌日の​昨年3月8日、アメリカの上院外交委員会でビクトリア・ヌランド国務次官はウクライナの施設で研究されている生物化学兵器について語っている​。マルコ・ルビオ上院議員の質問を受け、兵器クラスの危険な病原体がロシア軍に押収されるかもしれないと語ったのだ。つまりウクライナの研究施設で生物化学兵器の研究開発が行われていたことを否定しなかった。
 ロシア軍の攻撃を受け、アメリカ国防総省は研究拠点を中央アジアや東ヨーロッパへ移動させ、ケニヤ、シンガポール、タイとの協力関係を強化したと伝えられている。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/277.html#c3

[戦争b25] ロシア軍によるマリーインカの解放でウクライナ軍の要塞線が崩壊
2023.12.28

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312280000/

 12月25日にロシア軍がドネツクの南西にあるマリーインカを完全に解放したとロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は発表した。ここにはドンバスの住民を攻撃する長距離砲やMLRS(多連装ロケットシステム)が設置されていた。また鉄道と高速道路の要衝だったことから、ウクライナ軍は補給路が断たれることになる。
 マリーインカは2014年8月にアゾフ特殊作戦分遣隊(アゾフ大隊)やウクライナ軍が制圧、地下要塞を建設してドンバスに対する攻撃の拠点にしてきた。
 2014年2月にバラク・オバマ政権はネオ・ナチを利用したクーデターでウクライナのビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒し、クーデター政権の戦力を増強するために武器弾薬を供給、兵士を訓練、ドンバス(ドネツクやルガンスク)周辺に要塞線を築いた。その要塞線の中にマリーインカも含まれている。アゾフ大隊が拠点にしたマリウポリや岩塩の採掘場があるソレダルにはソ連時代、核戦争に備えて地下施設が建設されていた。
 すでにマリウポリやソレダルはロシア軍が制圧、そして今回のマリーインカだ。アメリカ/NATOがミンスク合意で時間を稼ぎながらドンバス周辺に築いた要塞線は崩壊したと言えるだろう。
 プーチン大統領はウクライナ南部が常にロシア領だったと主張。クリミアも黒海もウクライナと何の関係もなく、オデッサはロシアの都市だとしている。
 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はイギリスの対外情報機関MI6にコントロールされていると言われてきたが、そのイギリスはすでにゼレンスキーに見切りをつけ、ヴァレリー・ザルジニー軍総司令官へ切り替えようとしている。ザルジニーは部隊を市の郊外へ後退させ、新たな防衛線を確立したと発表した。
 ゼレンスキーを支えているのはジョー・バイデン政権のネオコンくらいだろう。バイデンは大統領に就任した直後に「ルビコン」を渡った。勝たなければならないのだが、ロシアはドニエプル川の東側を支配、オデッサもロシア領にするつもりだと考えられている。そうなると、ウクライナは海へ出られなくなる。
 この見通しが正しいかどうかは数カ月後にわかるだろう。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/246.html
[戦争b25] ロシアの信頼を失い、欧米は口先で相手を誑かすことが困難になった(櫻井ジャーナル)
2023.12.29

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312290000/

 ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相が12月25日にウクライナ軍からの解放を発表したマリーインカはマリウポリやソレダルと同様、要塞都市のひとつだ。ソ連時代、核戦争に備えて建設された地下施設を利用してアメリカ/NATOが8年かけて築いた要塞線の拠点だったが、いずれもロシア軍に制圧されたことになる。
 アメリカ/NATOは要塞線を築くだけでなく、武器弾薬を供給し、兵士を訓練、資金を提供した。戦争の準備をしたわけだが、そのためには時間が必要。ドイツやフランスを仲介役として調印された「ミンスク合意」によって西側は時間を稼ぐことができた。
 この事実はは昨年12月7日に​アンゲラ・メルケル元独首相​が認め、その直後に​フランソワ・オランド元仏大統領​はメルケルの発言を事実だと語っているのだが、ここにきてメルケルやオランドの発言は嘘だと主張する人が出てきた。EUは本気だったというのだ。
 しかし、ウォロディ ミル・ゼレンスキー政権は合意を守らず、アメリカ/NATOは要塞線を築き、武器弾薬を供給、兵士を訓練、資金を提供していた。戦争の準備をしていたわけで、「ミンスク合意」は本気だったと言われても信憑性に欠ける。
 結局、ロシアはアメリカやEUに騙され、危うくドンバスのロシア系住民がウクライナのクーデター軍に大量虐殺されるところだった。ガザのようになった可能性があるということだ。ウクライナ軍が民族浄化作戦を始めてからロシア軍がドンバスへ部隊を投入したなら、その部隊は要塞線の中に封じ込めれられてしまう。
 こうした経験からウラジミル・プーチン政権はアメリカ/NATOと話し合いで問題を解決できないと考えるようになったはずだ。話し合いに持ち込めば、実態がどうであろうと、アメリカやイギリスは配下の有力メディアを利用して「勝った、勝った」のキャンペーンを展開、自国や属国の人びとを騙すことができた。ロシアが話し合いに応じない場合、こうした手口が使えない。
 ウクライナでロシアに敗れたジョー・バイデン政権はガザで挽回しようと目論んだのかもしれないが、当初から指摘されていたように、イスラエル軍は苦戦しているようだ。現在、ガザでは創設にイスラエルが関与しているハマスだけでなく、レバノンのヒズボラやイエメンのフーシ派、そしてイラクの武装グループもアメリカやイスラエルに対する攻撃を始めている。
 追い詰められたバイデン政権は東アジアで日本と韓国を利用して新たな戦乱を引き起こすかもしれない。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/247.html
[戦争b25] ロシア軍によるマリーインカの解放でウクライナ軍の要塞線が崩壊 蒲田の富士山
2. 蒲田の富士山[2071] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月29日 08:23:51 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[3]
タイトル修正

ロシア軍によるマリーインカの解放でウクライナ軍の要塞線が崩壊

       ↓

ロシア軍によるマリーインカの解放でウクライナ軍の要塞線が崩壊(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/246.html#c2

[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏「聞く耳持たず。今や岸田総理に一番ふさわしい言葉」“聞く力”ウリの首相にぴしゃり(日刊スポーツ)
小沢一郎氏「聞く耳持たず。今や岸田総理に一番ふさわしい言葉」“聞く力”ウリの首相にぴしゃり(日刊スポーツ)
[2023年12月29日12時17分]

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202312290000387.html

立憲民主党の小沢一郎衆院議員が29日、自身のX(旧ツイッター)を更新。派閥の裏金疑惑への捜査など数々の問題で自民党や政権が大きく揺れる中、岸田文雄首相について私見をつづった。
小沢氏は「聞く耳持たず。今や岸田総理に一番ふさわしい言葉。『自分には聞く力がある』とか、本当にどうかしている。これだけ平然と国民の声を無視し、国民の願いと全く逆のことをやってのける総理も珍しい」と指摘。そして「だが、それを許しているのは国民。今や自民党は滅びの装置。次の選挙でまとめて壊さなければならない」などと述べた。
この投稿に「自民党の暴走を止めてください。日本国民を守ってください」「次の選挙で間に合うのでしょうか…それがとても心配です」「おっしゃる通りです」などとさまざまな声が寄せられている。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/760.html
[お知らせ・管理21] 2023年12月 困った時、意見、提案、相談などなんでも。管理人が24時間以内に必ず見るスレ 管理人さん
103. 蒲田の富士山[2072] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月29日 13:34:27 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[4]
以下の投稿で、投稿者が削除依頼をしています。

http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/330.html

本来は、ここにコメントすべきですが。
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/655.html#c103

[政治・選挙・NHK292] 「対話したら何か変わるのか」問答無用で辺野古工事「代執行」を決めた政府 岸田首相の「聞く力」とは(東京新聞)
2023年12月29日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/298795

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、斉藤鉄夫国土交通相は28日、沖縄県に代わって工事の設計変更を承認する代執行に踏み切った。
 移設に反対する沖縄県は、一貫して対話による解決を求めてきた。だが国は、5年前の集中協議を最後に腰を据えた対話に応じていない。岸田政権は「法に基づく対応」を強調するばかりで、国と地方は対等とする地方自治の理念も揺るがし、沖縄県民の民意を軽視している。

◆沖縄県知事は対話による解決を求めていた
 玉城デニー知事は2018年10月の就任時、「対話によって解決策を導く、民主主義の姿勢を求める」と国に要求。国は11月、県との集中協議に応じたが、11月末には安倍晋三首相(当時)が「米国との計画通り、移設作業を進めたい」と押し切り、辺野古新基地の建設予定海域で埋め立て工事を始めた。
 建設予定海域の軟弱地盤が判明すると、国は県に設計変更を申請し、それが拒否されると是正措置をとり、さらに代執行訴訟という手段を選んだ。自治体の事務を国が代行する代執行は地方自治の根幹に関わる。

◆高裁那覇支部も「国と県が対話を重ねることが望まれる」
 玉城氏は「憲法が定めた地方自治の本旨をないがしろにする」と反発したが、岸田文雄首相が「聞く力」を発揮することはなかった。首相周辺は「対話をしたら何か変わるのか。法的なプロセスが進んでいるのだから」と開き直っている。
 福岡高裁那覇支部は今月の判決で代執行を容認したが「国と県が相互理解に向け対話を重ね、抜本的解決が図られることが強く望まれている」とも付言した。沖縄国際大の石原昌家名誉教授(平和社会学)は「国に対話の姿勢は感じられず『問答無用』という姿勢で地方の声を無視している」と批判した。(佐藤裕介)

【関連記事】「国策なら」基地でも処分場でも自由に造れる?…沖縄県敗訴の辺野古判決にちりばめられた「矛盾」
【関連記事】<社説>「代執行」判決 辺野古は「唯一」なのか
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/761.html
[政治・選挙・NHK292] 「対話したら何か変わるのか」問答無用で辺野古工事「代執行」を決めた政府 岸田首相の「聞く力」とは(東京新聞) 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2073] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月29日 13:59:27 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[5]
沖縄知事、国策で自治ないがしろ 辺野古代執行、政府対応を批判(東京新聞・共同)
2023年12月28日 18時32分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/298682?rct=national

 国の代執行を受け、記者団の取材に応じる沖縄県の玉城デニー知事=28日午後、県庁
 米軍キャンプ・シュワブのゲート前で、抗議の声を上げる人たち=28日午後、沖縄県名護市辺野古
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る国の代執行に関し、玉城デニー知事は28日、県庁で取材に応じ「国策の名の下に、代執行という国家権力で知事の権限を一方的に奪った。民意を踏みにじり、地方自治をないがしろにするもので誠に遺憾だ」と述べ、政府の対応を強く批判した。
 玉城氏は、岸田文雄首相ら政権幹部に沖縄県との対話に応じるよう要求。実現した場合は「県の考え方を丁寧に説明し、国との協議の場の再開を申し入れたい」とした。
 移設の中止要求を堅持するかは「対話の内容によって吟味を尽くす」と含みを持たせる一方で「新たな基地負担は認められないとの民意は既に明確だ」とも語った。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/761.html#c1

[戦争b25] 日本へ原爆を投下した爆撃機が飛び立ったテニアン島を米軍は再び攻撃の拠点に(櫻井ジャーナル)
2023.12.30

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202312300000/

 ​アメリカ軍はテニアン島のジャングルの中にある軍事飛行場を来年の夏までに整地することを明らかにした​。中国やロシアとの戦争を想定、インド太平洋地域全体に航空機を分散させる構想の一環だ。
 第2次世界大戦中、1944年8月にアメリカ軍はテニアンを占領、既存の4380フィートの滑走路を修理延長し、さらに長さ8000フィートの滑走路を増設、1945年5月には4本目の滑走路が建設された。ここから飛び立ったB29爆撃機が日本本土を空爆、その中には1945年8月6日に広島へ、8月9日には長崎へ原爆を投下した爆撃機もテニアンから発進している。
 アメリカ軍は東アジアにおける軍事戦略の一環としてGBIRM(地上配備中距離弾道ミサイル)で中国を包囲しようとしていた。​アメリカ国防総省系シンクタンク「RANDコーポレーション」が発表した報告書​によると、配備できそうな国は日本だけ。
 その日本には「専守防衛」の建前と憲法第9条の制約があるため、アメリカはASCM(地上配備の対艦巡航ミサイル)の開発や配備で日本に協力することにする。そしてASCMを南西諸島に建設しつつある自衛隊の施設に配備する計画が作成されたという。自衛隊は2016年に軍事施設を与那国島に建設、19年には奄美大島と宮古島に作り、23年には石垣島でも完成させたが、こうした軍事施設の建設はアメリカの戦略に基づいている。つまり中国やロシアに対する攻撃が想定されている。
 日本は軍事拠点を作るだけでなく、高性能兵器の開発にも乗り出していると伝えられている。例えばアメリカと共同で音速の5倍以上で侵入してくるHGV(極超音速滑空体)を迎撃するミサイル技術の研究開発を考え、昨年7月24日には宇宙航空研究開発機構(JAXA)が鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所で迎撃ミサイルに必要な速度に到達することが可能だとされるエンジンの飛行試験を初めて実施した。
 極超音速で飛行するミサイル自体も研究だと言われ、HGVではなくエンジンによって推進力を得る極超音速巡航ミサイル(HCM)の開発を目指しているという。2026年には九州や北海道の島々へ配備したいようだ。
 ​政府は国産で陸上自衛隊に配備されている「12式地対艦誘導弾」の射程を現在の百数十キロメートルから1000キロメートル程度に伸ばし、艦艇や戦闘機からも発射できるよう改良を進めていると昨年8月に伝えられている​が、その背景にアメリカのGBIRM計画があった。
 ​日本は射程距離が3000キロメートル程度のミサイルを開発し、2030年代の半ばまでに北海道へ配備する計画だとも伝えられている​。それが実現するとカムチャツカ半島も射程圏内だ。
 アメリカの置かれた状況が急速に悪化、こうした当初の計画では間に合わないと判断され、トマホークを日本に購入させることにし、10月4日に木原稔防衛相はアメリカ国防総省でロイド・オースチン国防長官と会談した際、アメリカ製の巡航ミサイル「トマホーク」の購入時期を1年前倒しすることを決めたという。つまり、そのようにアメリカで命令されたわけだ。
 当初の計画では2026年度から最新型を400機だったが、25年度から旧来型を最大200機に変更するとされている。トマホークは核弾頭を搭載でき、地上を攻撃する場合の射程距離は1300キロメートルから2500キロメートルとされている。
 日本は中距離ミサイルだけでなく、核弾頭も手にしようとしてきた。1954年3月に2億3500億円を原子力予算案として中曽根康弘が国会へ提出して始まる。この金額は「235」から決めたという。
 佐藤栄作首相は1965年にアメリカを訪問した際、リンドン・ジョンソン大統領に対し、日本も核兵器を持ちたいと頼み込んだと伝えられている。そして1967年10月に動力炉・核燃料開発事業団(核燃料サイクル開発機構を経て日本原子力研究開発機構)が設立された。
 この当時から日本が核兵器の研究開発を本格化させたと各国の情報機関は信じ、動燃のコンピュータ・システムにはCIAがトラップドアを仕込んで監視していたと言われている。
 ジミー・カーター政権は日本の核兵器開発を懸念していたが、アメリカの一部支配層は逆に支援している。アメリカでは1972年からCRBR(クリンチ・リバー増殖炉)計画がスタートするが、カーター政権は基礎的な研究計画を除いて中止させる。ロナルド・レーガン政権が始まった1981年に計画は復活するが、87年に議会はクリンチ・リバーへの予算を打ち切ってしまう。
 そこで高速増殖炉を推進していた勢力は日本に目をつけた。ジャーナリストのジョセフ・トレントによると、推進派のリチャード・T・ケネディー陸軍大佐はクリンチ・リバー計画の技術を格安の値段で日本の電力会社へ売ることにしたのだ。(Joseph Trento, “United States Circumvented Laws To Help Japan Accumulate Tons of Plutonium”)
 こうした動きをCIAは懸念するが、国務省やエネルギー省は賛成していた。核武装した日本はアジアにおけるアメリカの軍事負担は軽減されると考えた国防総省もプルトニウムや核に関する技術の日本への移転に国防総省も強くは反対しなかった。
 その結果、日本の科学者がクリンチ・リバー計画の関連施設を訪れるようになり、日本側は最も欲しがったサバンナ・リバーにある高性能プルトニウム分離装置の技術を手に入れることに成功する。RETF(リサイクル機器試験施設)だ。RETFは使用済み燃料から核兵器級プルトニウムを分離する施設であり、核兵器級のプルトニウムを製造する中心的な存在である。
 トレントによると、2011年3月11日に東電福島第1原発が過酷事故を起こした当時、日本には約70トンの兵器級プルトニウムがあったという。自らが生産した可能性もあるが、外国から持ち込まれた可能性もある。
 事故の3日前、​2011年3月8日付けのインディペンデント紙は、東京都知事だった石原慎太郎のインタビュー記事を載せている​。それによると、外交力とは核兵器であり、核兵器を日本が持っていれば中国は尖閣諸島に手を出さないだろうと石原は発言したというのだ。「脅せば屈する」というネオコン流の思考が埋め込まれている。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/249.html
[日本の事件32] 旭川いじめ、聞き取り調査終了 生徒と教員、再調査委員会(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
4. 蒲田の富士山[2074] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月30日 08:24:18 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[6]
<△20行くらい>
中2生失踪前「私はいない方が」 性的被害知人に告白、旭川いじめ(東京新聞・共同)
2023年12月29日 17時19分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/298902?rct=national

 北海道旭川市で21年、いじめを受けた中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=が凍死した問題で、広瀬さんが失踪する前日ごろ、知人男性に「集団の前で性的行為を強要された」「私はいない方が良かった」と打ち明けていたことが29日、知人の証言で分かった。
 当初調査に当たった第三者委員会は、先輩らが自慰行為を要求したことなどをいじめと認定したが「亡くなる直前の様子が分からない」などの理由で、自死との因果関係は不明とした。男性は第三者委の調査対象とはなっていなかったが、遺族側弁護団は近く再調査委員会に調書を提出する方針で、検証が進展する可能性がある。
 男性は関東在住の30代。20年末ごろ、音声交流サイトの4、5人のグループで広瀬さんと知り合い、週に何度も話すようになった。
 失踪は21年2月13日。その前日ごろ「勉強を教えてほしい」と頼まれ、2人で通話を始めた。雑談で広瀬さんは先輩から受けた行為を初めて語った。性的な動画を送るよう要求されたことを指すとみられる「児童ポルノのようなこともあった」とも告白した。
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/340.html#c4

[政治・選挙・NHK292] 安倍派問題、泉房穂氏が「責任ある」田ア史郎氏を面と向かって追及『朝生』での“再戦”に集まる注目(SmartFLASH)
2023.12.30 15:20

https://smart-flash.jp/sociopolitics/267646/1/1/

 12月29日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)が、“神回”と評判を呼んでいる。
「世間を揺るがしている自民党の政治資金パーティーのキックバック問題を『安倍派 ボロボロの年の瀬 裏金事件 連日強制捜査』として解説しました。ゲストは政治評論家の田ア史郎氏と、前明石市長の泉房穂氏。歯に衣着せぬ泉氏の攻めが際立っていました。
『政党交付金が315億円も税金から政党にいってる。本来の姿は、政党交付金だけで各政党がやりはったらいいと思う。それ以外に、いりますか? パーティーもわざわざする必要あるんですか? かつ、裏金でしょ』と泉氏が発言すると、田ア氏は『なかなかそこまではいかないような気がします。現実問題として』と応じました。
 これに泉氏が『大御所に失礼だけど』と前置きして『こんな大御所が、こんな大きなテレビ番組で、しょうがない、ようなことおっしゃるから、世論がしょうがないと思う。もっと、ちゃんとビシッと言っていただいたほうがいいと思いますよ』『田アさんも責任あると思いますよ。長い間、政治の近くにいながら。ちゃんとビシッと言ってほしい』とボルテージを上げると、田ア氏は苦笑するしかありませんでした」(政治担当記者)
 しかし、泉氏の攻めはこれだけではない。「マスコミもすぐに金額でいくら以上とか言うから、一種、見せしめ的にやってるだけのような気もする」と指摘すると、田ア氏は「金額で線を引くのはおかしいんですけど、数十万円でも摘発していったら、安倍派の議員はほとんどかかわってきてしまうでしょうね」「90人くらいがいなくなったら、たいへんですから」とこぼした。
「この言葉を泉氏が聞き逃すわけありません。『たいへんでもないですよね。全員いなくなっても、誰も困らない。きれいに一掃して、新たな方が立候補したほうが、日本の夜明けが始まる』と指摘しました」(同前)
 このやりとりが、ネット上で大きな話題に。ニュースサイトのコメント欄には《泉房穂さんの話すことにとても「そうそう、その通り」と思う事ばかりで共感しました。いつもは奥歯に物が挟まったようなコメントをする出演者が多い中、今日は出演者全員が痒い所に手が届いた感じの発言で、聞いていてスッキリしました》《気持ちいいくらいに言いたいこと言ってましたね。 けど、それくらい言ってもらわないとこの国の政治家は変わらないと思います》などの意見が書き込まれていた。
 さらに、このバトルが注目されているのは、近く“再戦”が見られそうなためだ。『朝まで生テレビ! 激論! ド〜する?! 2024ニッポン』(1月1日午前2時・テレビ朝日系)で、2人は相まみえることになっている。泉氏は自身のX(旧Twitter)に《【元旦の『朝まで生テレビ』のご案内】 田崎史郎さんも出演なさるので、『モーニングショー』の続きとして、「安倍派議員90人がいなくなって、何が困るのか」をあらためて聞いてみたい。困るのは、今の政治を良しとしている方々であって、国民からすれば、別に何も困らない》と書き込んだ。
 泉氏の投稿には《また戦ってください他のお正月番組よりも年明けにふさわしい、新年から国民をスカッとさせて欲しいです》《今回はジャブでは無くボディブロー決めて下さい!期待してます!》《徹底的に聞いてください。90人いなくなっても国民は本当に困らないので。辞めてもろてOK。むしろ私達の血税が、その議員達には渡らなくなると思うとホッとします。》と、“対決”を心待ちにする声が寄せられていた。第2ラウンドでも侃侃諤諤の議論を期待したい。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/773.html
[政治・選挙・NHK292] 安倍派問題、泉房穂氏が「責任ある」田ア史郎氏を面と向かって追及『朝生』での“再戦”に集まる注目(SmartFLASH) 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2075] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月31日 06:37:18 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[7]
私はテレビ見ない人なので、アサナマとかも見ないけれど、またSmartFLASHとかが、話題にしてくれるでしょう。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/773.html#c1
[経世済民136] 2024年は株価4万円突破も! 日本代表監督が大納会で打鐘すると「2割アップ」のジンクス(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
14. 蒲田の富士山[2076] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月31日 08:27:50 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[8]
また、株の話かよ。
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/284.html#c14
[雑談・Story42] <コラム 筆洗>本日は小さな物語を。とても寂しい男がいつの頃からか村のはず…(東京新聞) 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2077] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月31日 08:48:47 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[9]
筆洗の12月24日(2020年と21年)

http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/821.html

http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/822.html

http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/280.html#c1

[議論31] 管理板の場外戦(その6) HIMAZIN
221. 蒲田の富士山[2078] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月31日 09:01:20 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[10]
喫煙者はある程度、金持ちじゃないとね。
貧乏人が煙草買うと、それだけ喰いもんが粗末になる。
私の場合は、外食を絶対にしない。
全部自炊。(弁当自作)
酒も飲むし。
煙草やめられないですねえ。
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/824.html#c221
[社会問題10] 生活保護訴訟、国に初の賠償命令 名古屋高裁、減額取り消しも(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
7. 蒲田の富士山[2079] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月31日 09:34:25 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[11]
<息吹き>「憲法は生きている」―そのことを感じさせてくれた名古屋高裁判決。(生活と健康を守る新聞)
2023年12月31日

「憲法は生きている」―そのことを感じさせてくれた名古屋高裁判決。「統計等の客観的数値との合理的関連性、専門的知見との整合性を欠くものであり、生活保護法3条、8条2項に違反し違法」と断じ、「国民の健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を基礎とする制度で、被控訴人である国はその向上、増進に努めなければならないものである」と裁判長は指摘。
今、社会保障制度が国の大軍拡・大増税路線で切り縮められようとしている。スウェーデンなら「私たちの国で『社会保障を切り下げる』と国が言えば、労働者のスト、国民のデモで政権は倒される。それだけ社会保障は国民にとって大事だ」となる。
沖縄では12月14日、沖縄地裁が「生活保護削減は適法」「厚生労働大臣は裁量権を有する」と原告敗訴の不当判決を出した。名古屋高裁判決とは逆で残念だ。
本来、国は国民に対して健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を向上、増進に努めなければならない。
http://www.asyura2.com/18/social10/msg/423.html#c7

[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
5. 蒲田の富士山[2080] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月31日 10:58:27 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[12]
原発板でずいぶん昔の赤かぶ投稿がランク入りしているのだが、やっぱり赤かぶにはなんらかの応援団がいるのかなあ、とかは、邪推か?
久しぶりに、山本太郎の話題を入れてみたら、このごろの原発板ではあまり伸びない。そこで、過去投稿から、リバイバルさせて、山本太郎の話題もよろしくね。な、わけか。24時間で、数百のアクセス数を出すのは、同一IPはチェックされるらしいので、数百人の協力者が必要である。
MPDとかいうのかな。
それとも、別の、なんだろう?
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c5
[雑談・Story42] 藤井聡太王位から「生きる喜び与えられた」 がんで死を考えた「聖の青春」作家の20分間の祝辞(全文)(東京新聞)
藤井聡太王位から「生きる喜び与えられた」 がんで死を考えた「聖の青春」作家の20分間の祝辞【全文】(東京新聞)
2023年11月8日 17時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/288793/1
https://www.tokyo-np.co.jp/article/288793/2

 藤井聡太王位(21)=竜王・名人・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=の7日の就位式で、涙を拭って壇上に上がった人がいた。藤井王位に祝辞を寄せた作家の大崎善生さん(65)だ。
 およそ20分間にも及んだ祝辞で語られたのは、大崎さんが声を失うことになったステージ4の咽頭がんによる声帯摘出手術と6カ月に及んだ入院生活、そして、闘病の支えになった藤井王位の挑戦のことだった。
 大崎さんは、「東の羽生善治、西の村山聖さとし」と称されながら、早世した天才棋士村山聖の生涯を描いたノンフィクション「聖の青春」で知られる。藤井王位もこの作品を読んだことがあるという。
 東京都内で開かれた就位式では、妻で女流棋士の高橋和やまとさん(47)が祝辞を代読。研鑽と努力を重ねる藤井王位の姿に「私も多くの希望や誇り、生きる喜びのようなものを与えられました。お蔭様でこうして生きております」と感謝を伝えた。
 その後、大崎さんから花束を受け取った藤井王位は「温かいご祝辞をいただき、本当にうれしく思います。感謝申し上げます」と語った。
 大崎さんの祝辞全文「奉仕のための熟練」は次の通り。文中の写真と◆を添えた小見出しは東京新聞が加えた。

◆死に向かい、横たわるしか‥
 藤井さん、この度の王位防衛そして前代未聞の八冠達成、誠におめでとうございます。
 このような形で妻に代読してもらうという失礼をどうかお許し下さい。
 病気で声を失ってしまったものですから申し訳ありません。
 昨年の1月ころにある日突然に声がしゃがれてしまいました。まあいいやと放って置いたらやがてまったく声が出なくなってしまいました。
 そんな状態で約半年。ずっと声が出ません。
 さすがにおかしいと思い、駆け込んだ近所の耳鼻科ですぐに大学病院に行くようにと指示され一人で車を運転して向かいました。
 いくつかの簡単な検査を受け驚いたことに午後には緊急手術を受けることに。
 喉や気管に何らかの問題があり、すでに呼吸困難が生じているということ。放って置くと意識が混濁すると言われました。
 ドリルのようなもので喉元に大きな穴をあけられ、空気の通り道が作られるとともに声を失いました。設置されたのは永久気管孔といいます。
 そして何の選択の余地もないままにその日のうちに入院。
 病院のベッドに横たわり突然の運命の急変、自分の身に起こったことを確かめるのが精一杯。考えてみればその日の朝にはいつものように朝飯代わりにビールを飲んでいたのです。
 後日出た検査の結果は恐るべきものでした。
 咽頭癌のステージ4のb。
 最悪の喉回りの癌の上に全身に遠隔転移。
 体力も落ちていて手術も抗がん剤もできないというものでした。
 ただ死に向かって横たわっているしかない。
 そういうことでした。

◆96か所の腫瘍を摘出
 左手にあるナースコールのボタンが命の綱です。気管孔をあけたばかりの初心者の私は痰を自力でうまく処理することができず、息が苦しくなってきます。そしてもがくようにナースコール。とんできた看護師さんは大急ぎで吸引してくれて、息が通り、ほっと一息。
 私がナースコールを押すと夜中の3時でも4時でも、看護師さんはいつでも飛んできてくれます。栄養剤と点滴と看護師さんたちの介護により私は3週間で少しずつ体力を取り戻していきました。
 ある日主治医が部屋に現れて「やってみましょうか」と言いました。
 手術のことです。
 「まあ希望は薄いけどやるだけやってみますか?」そんな感じでした。
 手術は12時間。喉元を切開され喉仏や声帯や食道や甲状腺を切り取られ、切開した首回りから96か所の腫瘍を摘出、腹を裂いて腸を切りそれを食道の代わりに移植する、という大がかりなものでした。

◆「だから将棋。将棋しよう?」
 後日、私はICUのベッドから起き上がり点滴を引きずりながら看護師詰め所へ。
 若い女性看護師さんの隣に腰かけこう言ったそうです。午前3時のこと。
 「将棋しよう?」
 「はい?」
 「だから将棋。将棋しよう?」
 大きな手術後の患者にありがちな妄想の第一位は病院にいる者は全員自分の敵で、自分を殺そうとしている、というものらしいです。
 私もその妄想の中にありました。
 だから将棋を指して仲良くなり一人ずつ味方に引き込もうとしたのだと思います。
 「ごめんなさい、私。将棋できないんです」
 と看護師さん。
 優しい彼女はそんな調子で2時間も嫌な顔もせずに付き合ってくれたそうです。

◆「藤井さんがまた勝ちました」
 個室に戻され、また天井を眺める日々。65キロだった体重は45キロにまで落ちていました。
 ある日部屋を訪れた男性看護師が「藤井さんがまた勝ちましたよ、朝テレビでやっていました」と教えてくれました。
 この看護師さんは本当に気の利く男で、いつも現れるとベッド周りを私が操作しやすいように私の立場に立ってリセットしてくれました。ナースコールはここ、テレビのリモコンはここ、テレビは近づけて点滴はこちらに回して邪魔にならないように。ベッドもシーツからすべて綺麗に整頓してくれます。嫌がる私をなんだかんだと言いくるめて連れ出し、頭を洗ってくれました。歩くのを面倒くさがる私をいつも車椅子に乗せて連れ出して病院内を回り、そして庭で外の空気を吸わせてくれました。外の空気に触れるのは1か月ぶりのこと。その患者の気持ちを思いやるひとつひとつの行為が胸にしみました。
 別れ際にはいつも「大崎さんは直りますよ。必ず」。
 そう言って肩を叩いてくれました。

 MASTERY for SERVICE

 数年前に取材で訪れた大の将棋ファンだった団鬼六先生の出身校の壁に刻まれた言葉です。
 この学校の建立精神そのものを示しています。
 奉仕のための熟練。
 「キリスト教からヨーロッパの職人たちに古くから伝えられる基本的な精神。つまりできる限りの努力を重ねて技術を磨き、それを持って人のために奉仕しなさい、ということですわ」一緒に訪れた団先生が解説してくれました。
 私は病床でその言葉をかみしめていました。
 まわりにいる医者、看護師、薬剤師、栄養士、リハビリのコーチ、一人一人のスタッフが、学校で懸命に学び、技術を磨き、それで惜しみなく奉仕してくれている。
 それを毎日感じるようになりました。
 「抗がん剤から放射線をやってみますか?」医者がある日私に言いました。
 ステージ4のbの1年生存率は部位によって違うものの20%から40%といったところでしょうか。まあ私の場合は癌も取り切れず、転移もあるということなので30%くらいかな、と割と気楽に考えていました。崖っぷちという言葉がありますが、それを通り越して崖に腰かけて足を投げ出しブラブラさせているような状況だったかと思います。

◆王位戦、結果を見届けられないものか
 藤井さんの王位戦がはじまっていました。去年の夏のこと。
 部屋に来る看護師さんたちがかわるがわるその結果を伝えてくれました。
 中には私の小説の大ファンで新婚旅行はパリやニース、私の小説の舞台となった街を訪ね歩いたんですよ、という方も。村山聖のアパートや更科食堂を見てきました、という人も。
 看護師さんは読書家が多く、思わぬ数の人から読みましたと言われることが多くなり、まあそうやって私を喜ばせてくれているんだろうなと考えたりもしました。
 妻に家にある私の本をどんどん持ってくるように頼みました。
 せめてものお礼に希望する方に差し上げようと思い立ち、部屋の片隅の机の上に書店のように平積みで並べておきました。「ご自由にお持ちください」と書き添えて。
 本はどんどん減っていきました。
 そして読んでくれた若い看護師さんが次々と感想を伝えてくれました。
 それはそれで大きな喜びでした。
 私はこのまま消えていったとしても彼女たちの記憶の中に物語は残るだろう。
 だから完全に消え去るわけじゃない。これで十分なんじゃないだろうか。この先、生きたとしても小説を書く気になんかなれないし、きっとろくなものは残せない。ならば、このまま死んでいくのも悪くないかな。
 気分はすっかり諦めモードでした。
 ただ困ったのは藤井さんの王位戦でした。
 幻ともいえる八冠に向かって敢然と挑んでいる藤井さん。
 その結果を見届けられないものかと思ったりしました。

◆「シベリア鉄道は1520ミリですよね?」
 藤井さんにはじめてお会いしたのは数年前の瀬戸市のご実家でのこと。
 いきなり現れた私にどう接したらいいかもわからず、高校一年生になったばかりの藤井さんは明らかに戸惑った様子。かわって利発で明るいお母さんと、どこまでも優しいおばあちゃんが私の前に並んで座ってあれこれお話をしてくださいました。
 藤井家の広い隅々まで美しく整理された和室。ひっそりと置かれた榧の6寸盤。
 藤井さんは共に訪れた編集者と将棋の話で盛り上がっています。
 「私がこの子が将棋が好きだと聞いて美容院で将棋教室の場所を聞いてきたのですよ」とお祖母ちゃん。「でも連れていったのは私です」とお母さん。
 どちらが藤井将棋の第一発掘者かを競い合って明るい笑い声に溢れています。
 「私、数年前にウラジオストックからシベリア鉄道に乗って、モスクワからドイツ、フランス、スペイン、ポルトガルと全部電車で行ってきたんですよ」と、鉄道好きと噂される藤井さんに声をかけました。藤井さんは目をきらきらさせて「そうですか。シベリア鉄道は1520ミリですよね?」とすかさず聞いてきました。鉄道の線路の幅のことです。大らかで優しい子だな、というのがまだ無冠だった藤井さんの第一印象。どこにでもいる素直な高校一年生という感じでした。
 「地理が好きなんだって?」と私が聞くと「小学生の頃は日本の高い山を上から順番に100言えました。今は全然ですけど」とはにかみながらちょっとご自慢も。聞き流してしまいましたが100言えるって考えてみたらすごいことです。

◆将棋の本質を目指す‥羽生さんの言葉の意味
 羽生さんが七冠を取った頃。殺到する取材依頼をまるで海を切り裂くように退け、将棋世界に貴重な一日を空けてくださいました。もちろん将棋ファンを思いやって専門誌を最優先してくれたのです。私は役割上インタビューを担当したのですが、そのときの羽生さんの放つオーラはすさまじいもので暑くもないのに汗だくになってしまいました。私のどんな突飛な質問にも、羽生さんは瞬時に答えてくれます。
 最後に私は「その若さで全タイトルを取って、これからは何を目指すのですか?」と聞きました。すると羽生さんは初めて小考し声を裏返して、「本質です。将棋の勝ち負けよりも将棋の本質を解明することに向かおうと思います」と答えられたのでした。
 あれから30年以上経ったのでしょうか。
 将棋の本質を目指す。
 その言葉は私の頭を駆け回り続けましたがどうしても正確な意味が分かりません。
 具体的にどういうことなんだろう。
 藤井家の取材のあとに、藤井さんが子供の頃に通った瀬戸市の文本教室に向かいました。
 お祖母ちゃんが見つけてお母さんが、まだ幼稚園の聡太君を連れていった教室。
 藤井さんへ徹底して教え込んだこと。それはひたすらその頃出版されていた羽生さんの書いた定跡書を読み込ませることだと文本先生は教えてくれました。一行一行を切り刻むように読み体に染み込ませる。脳にコピーさせる。頭で理解するだけではなく肉となり骨となるまで。それは徹底していたと言います。あとは楽しく将棋を指してみんなでプロレスをして解散。
 そのときはじめて私は気づかされました。
 将棋を解明することを目指す。
 羽生さんの言葉はこういうことだったのかと。
 七冠を取って以来、いやその前から羽生さんは超多忙の合間を縫って定跡書を書き続けました。将棋世界にも最新系の定跡の研究をあますことなく丁寧に書き綴って、それは驚くほどの緻密さでした。どんなに忙しくても自筆でこつこつと、タイトル戦の帰り際に編集部に届けてくれることもありました。
 そのことの意味がやっと少し理解できたような気がしました。
 将棋の本質を解明する。
 まだAIもそんなに進化していない時代、ネット将棋も草創期。
 羽生さんは自分の世代ではそれは無理だと判断したのではないでしょうか。
 そして現在自分が知りえている将棋の本質、つまり定跡について出来うる限り丁寧に正確に書き連ねておく。そうすることでそれを読み反応を示し、やがて頭角を現してくるであろう次の世代に託したのではないか。
 おそらく日本全国の将棋指導者が羽生さんの考えに反応し、文本教室と同じような現象が起こり、多くの子供達が幼少の頃から羽生さんの言葉や考え方を体に染みつけていった。そんな大勢の子供達の代表選手こそが藤井聡太さんということなのではないでしょうか。

◆「神様は藤井のために八冠を作ってくれた」
 私も近くで仕事をさせていただいて羽生さんの未来を見る目の鋭さと確かさにはいつも驚かされてきました。
 もし今も将棋雑誌編集者だったら同じ質問を藤井さんにしてみたいと思います。
 八冠を取った今、これから何を目指すのですか。
 藤井さんのことだからニコニコしながら「永世八冠です」と笑わせてくれるのかもしれません。
 ただその答えはきっと藤井さんの胸の中に既にあるような気がします。
 それは羽生さんの方法とはもちろん違ってくるでしょう。
 今はAIという強い味方を得ています。
 将棋の解明、それが達成されるとはどういうことなのか。何が起こるのか。将棋はどうなってしまうのか。
 杉本師匠は名古屋でお会いした際に、「大崎さん、神様は藤井のために八冠を作ってくれました」と涙ぐんでいました。まだ一冠も持っていない頃のことです。杉本師匠や文本さん、お父さん、お母さん、お祖母ちゃんや多くの棋士仲間、藤井さんに関わったすべての皆さんに心からおめでとうございますと言わせていただきます。
 もしあの国にいつか平和が戻って渡航が可能になったら、藤井さんも是非シベリア鉄道に乗ってきてください。モスクワまで1週間。詰将棋はたくさん作れます。それは保証します。他に何もやることもありませんが。

 MASTERY for SERVICE

 自分が人生をかけて将棋に打ち込むことに何の意味があるのだろう。
 それは多くの棋士が一度は抱く永遠の疑問でもあります。
 でもここに答えがあるように思います。
 棋士は人々のために必死に技術を磨くのです。
 病院では実際に患者たちはあなたの棋譜を楽しみ、どんなに苦しく追い詰められた状況でもニュースは常に明るい話題になりました。
 藤井さんが積み重ねてきた研鑽と努力。
 それは見事な技術となって私たちに奉仕してくれています。
 それは6か月に及んだ入院生活の中で実際にこの目で見て体験してきたことです。
 私も多くの希望や誇り、生きる喜びのようなものを与えられました。
 お蔭様でこうして生きております。1年は何とか生き延びました。
 次は2年目を目指すだけです。
 どうもありがとうございます。
 そして藤井聡太さん、この度の王位防衛、おめでとうございます。

 2023年11月7日

 大崎善生


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おおさき・よしお 作家。1957年、札幌市生まれ。月刊誌「将棋世界」の元編集長。代表作に将棋を題材にしたノンフィクション「聖の青春」「将棋の子」、小説「パイロットフィッシュ」。妻は女流棋士の高橋和さん。東京都在住。
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http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/281.html
[議論31] 水葬(Wiki) 蒲田の富士山
7. 蒲田の富士山[2081] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月31日 15:43:08 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[13]
水葬の具体的手順。

鉄製の棺桶を準備する。
ただし、あまりにも頑丈なものではなく、数年で、壊れるようなもの。
何故、棺桶が必要か?というと、屍が無事海底に到着しなければならないからだ。
土左衛門というのは、水死した人が、時間の経過とともに、体が膨れ上がって、水上に浮いてしまう現象を言う。
海であれば、鮫とかに喰い荒らされる可能性もある。
海底に、迅速に到着しなければならない。
海底には、屍処理専門の甲殻類がいて、骨以外はきれいさっぱり処理してくれる。

世界では、一年に、一体、何人死亡するのだろうか??
仮に、1億人だとすると、1億人がすべて、水葬を希望したと仮定した場合、可能な話なのか??

どこかの海溝が、棺桶で埋まってしまったとか・・・。

まあ、やってみないと、わからないね。
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/819.html#c7

[政治・選挙・NHK292] 「岸本聡子区長」誕生した選挙の舞台裏に密着 ペヤンヌマキ監督「世の中にはやっても無駄という空気が…」
2023年12月31日 17時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/297976

 2022年の東京都杉並区長選を接戦で制した岸本聡子区長(49)。知名度、組織力、資金力がなく、選挙の2カ月前から活動を始めた岸本氏がどのように有権者の心をつかみ、支持を広げていったのか。その舞台裏を描いたドキュメンタリー映画が完成した。監督は、住民との対話を通じた街づくりを目指す岸本氏に共感した劇作家で演出家のペヤンヌマキ氏(47)で、民主主義とは何かを問いかけている。(山口哲人)

◆我が家の立ち退き危機で区長選に興味
 映画のタイトルは「映画 ○月○日、区長になる女。」。110分。東京・ポレポレ東中野で1月2日、封切りとなる。
 ペヤンヌ氏は政治や社会問題にあまり関心はなかった。それが一変したのは、閑静な住宅街にある自宅アパートが対象となる道路拡張計画だった。計画が進めば、約20年慣れ親しんだ家から立ち退きを迫られる。そのことを2019年春、偶然知った。体調を崩して訪れた近所の診療所に道路反対を訴える署名が置いてあったからだ。
 「このまま黙っていたら、いまの生活が奪われてしまう」。コロナ禍で将来への不安がさらに大きくなり「今の政治は自分を守ってくれない気がした」。そんな時、1年後に区長選があることに気付いた。

◆知名度・組織力・資金力「3なし」新人の逆転劇
 区政について調べ始めると、区長(当時)が道路拡張推進の立場だということが分かった。そこで「この人ではない」と思った。22年4月、住民との対話を重視し民主的な合意形成による街づくりを目指す岸本氏と知り合い、「区長選に関わり、この人を手伝いたいという気持ちになった」。
 4選を狙う有力な現職候補(当時)に対し、約20年間海外の非政府組織(NGO)で活動し、区長選の2カ月前に帰国したばかりの岸本氏。知名度の差は歴然としていた。交流サイト(SNS)に動画を投稿することが彼女を浸透させるのに効果的と考え、知人から借りたデジタルビデオカメラを手に毎日密着した。
 撮影は延べ数百時間に及ぶ。時には選挙戦略を巡って支援者と衝突し、弱音を漏らして葛藤するシーンなど、岸本氏のありのままの姿も映画に盛り込んだ。区長選後の区議選で、女性が半数を占めた地殻変動も描いた。
 ペヤンヌ氏は本紙の取材に「世の中にはやっても無駄という空気があるが、一人一人のアクションはつながっていて無駄にはならない。そのことを映画で伝えたかった。政治を考えるきっかけになれば」と話している。

―――――――――――――――
 東京都杉並区長選 2022年6月に行われた。自民、公明両党の区議らの応援を受けて4期目を目指した無所属現職の田中良氏に、立憲民主、共産、れいわ新選組、社民の各党が推薦した岸本聡子氏ら無所属新人2人が挑んだ。区が進める道路拡幅のほか、児童館廃止計画を住民参加で見直すよう訴えた岸本氏が7万6743票を獲得。187票差で現職の田中氏に競り勝って初当選し、区として初の女性区長となった。当日有権者数は47万2619人、投票率は37.52%。
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http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/776.html
[経世済民136] 2024年は株価4万円突破も! 日本代表監督が大納会で打鐘すると「2割アップ」のジンクス(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
15. 蒲田の富士山[2082] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月31日 18:52:01 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[14]
「赤かぶ」は、名前改めて、「また株」にしたほうがいい。
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/284.html#c15
[政治・選挙・NHK292] 「岸本聡子区長」誕生した選挙の舞台裏に密着 ペヤンヌマキ監督「世の中にはやっても無駄という空気が…」 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2083] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月31日 18:55:01 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[15]
タイトル修正

「岸本聡子区長」誕生した選挙の舞台裏に密着 ペヤンヌマキ監督「世の中にはやっても無駄という空気が…」

   ↓

「岸本聡子区長」誕生した選挙の舞台裏に密着 ペヤンヌマキ監督「世の中にはやっても無駄という空気が…」(東京新聞)
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/776.html#c1

[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
6. 蒲田の富士山[2084] ipeTY4LMlXiObY5S 2023年12月31日 19:15:55 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[16]
赤かぶの投稿に、「また株」に名前変えろとかコメントして、さらに、コメント追加しようとして思いとどまった。

進藤さんは、(中略)何故だと思います?
カネ、カネ、カネですよ。

まあ、なんというか、カブ、カブ、カブ、ですよ。

高橋和己の小説を思い出して。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c6

[政治・選挙・NHK292] 安倍派問題、泉房穂氏が「責任ある」田ア史郎氏を面と向かって追及『朝生』での“再戦”に集まる注目(SmartFLASH) 蒲田の富士山
19. 蒲田の富士山[2085] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月01日 14:17:15 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[17]
<△28行くらい>
泉房穂氏「朝生」でほえる「自分たちでなく国民のための政治を」「自分も動きたい」とも宣言(日刊スポーツ)
[2024年1月1日13時19分]

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202401010000313.html

衆院議員や明石市長を務めた弁護士の泉房穂氏は1日未明から早朝にかけて生放送されたテレビ朝日系「朝まで生テレビ 激論!ド〜する!?2024ニッポン」に出演し、「2024年日本は何をすべきか?」のテーマに対し「国民を救う政治の実現」と、フリップに記した。
「明石市長を12年間やっていましたけど、その12年の中でもどんどん生活がきつくなっている。子どもたちが進学を断念している状況もある。大学の学費すら払えない学生も出てきている」とした上で「こんな状況なのに、本当に今の政治はひどすぎる。今の国の政治を放置するわけにいかない。ちゃんと国民を救うための政治をしてほしい」と訴え「自分たちのための政治ではなく、国民のための政治を、今年こそ実現してほしい。自分も動きたいと思っています」と述べた。
番組終了間際にも「政治改革と合わせて、国民の生活支援を与野党ともに頑張って欲しい。市長をやっていれば国民の生活がだんだん苦しくなってきているのがつぶさに感じる」とした上で「今日の議論も外交防衛や政治改革はさかんですが、もう1つ大事な国民生活をしっかり支え、救うという辺りもぜひ、本気で与野党ともに頑張ってほしい」と、コメントした。
泉氏は番組出演に先立ち、X(旧ツイッター)を更新。「年越しを『テレビ朝日』の『朝まで生テレビ』のスタジオで迎えるのは、35年ぶりとなる。35年前の1988年、当時20代前半の私は、『朝まで生テレビ』のフロアディレクターとして、スタジオで“キュー”を出していた。『原発』や『天皇制』など、タブーに挑戦するテーマも多かった。なにかと感慨深い・・・」と投稿していた。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/773.html#c19

[社会問題10] 生活保護訴訟、国に初の賠償命令 名古屋高裁、減額取り消しも(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
8. 蒲田の富士山[2086] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月01日 14:31:19 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[18]
↑上記は、手打ちなので、URLは無しです。
http://www.asyura2.com/18/social10/msg/423.html#c8
[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同)
2024年1月1日 21時20分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/299465

 1日に最大震度7を観測した石川・能登半島では近年、群発地震が続き、次第に規模が拡大していた。群発地震には地下水(流体)が関係していると考えられており、専門家は今回の地震も一連の活動で引き起こされた可能性が高いと指摘する。
 気象庁などによると、能登半島では2020年12月ごろから地震活動が活発化。21年9月にマグニチュード(M)5・1、震度5弱を観測する地震が発生した。22年6月に震度6弱、23年5月には震度6強をそれぞれ観測。同じエリアで地震が続いていた。名古屋大の山岡耕春教授(地震学)は「今回の地震との関係は非常に強い」と話す。
 一連の地震の一因に挙げられていたのが、地下水などの流体の関与だ。流体が上昇した影響で断層が滑るなどして地震につながった可能性があり、政府の地震調査委員会も指摘していた。
 一方、能登半島沖には活断層があることも知られている。東北大の遠田晋次教授(地震地質学)は「(流体の関与だけでなく)近くの活断層にもっと注意した方が良かったかもしれない」と話した。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html
[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2087] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月02日 13:29:04 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[19]
新年早々、地震があったんですね。
知らなかった。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c1
[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏「維新が嫌い、では自民党の腐敗政治許すだけ」立民主導での野党連携の必要性に言及(日刊スポーツ)
[2024年1月2日17時19分]

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202401020000678.html

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は1日、東京都内の私邸で4年ぶりに開いた新年会で、同僚議員ら50人以上の出席者にあいさつし、次期衆院選に向けて、日本維新の会などほかの野党と連携する必要性を強く説いた。
小沢氏は「野党はバラバラと言われるが、我々もその他の(野党の)皆さんも、なんとかしないといかんという思いを、心の片隅で思っているはずだ」とした上で「国民のためにどう行動すべきか、みんなで力を合わせて今の政権、政治を変えるという結論に達するのは、そう難しいことではないだろうと、私は思います」と述べた。
「私は常に、政治に私情をまじえてはならないと言ってきた」とした上で「(立民には)維新が嫌い、維新は自分の選挙にとってどうこうとかいろいろ(思いが)あると思うし、維新の方も私たちと一緒にやりたくないという気持ちを持っている人も大勢いると思うが、そんなことを言っていたのでは、いつまでたっても自民党のおごり高ぶった腐敗政治を許していくことになる」と主張。「野党第1党の立憲民主党が大きな大きな心と目的を持ち、野党の皆さんと協力をし合うような年にしなくてはならないと思います」と話し、立民が主導して野党各党との連携を目指すべきとの認識を示した。
「野党が協力をして一本になって戦えば絶対に(自民党には)負けない。絶対勝つ」と断言。「国民が望んでいるのは、野党が手を携え合い力を合わせて国民のための政治を実行しようという姿だ」とした上で、民主党が2007年の参院選勝利でねじれ国会を実現し、2009年衆院選で勝利して政権交代を実現したことに言及。「あの時、民主党が政権を取るなんて誰も思っていなかった。お互いの力を合わせる姿、形を国民は望んでいる」と述べ「この党はどうだこうだと言っていたのでは、いつまでも万年野党。ついには露となって消えていく運命になる。自民党もそう長くは持たないと思ってはいるが、その前に野党が壊滅的なことになってしまう」と、野党連携が進まない現状に危機感も示した。
また「いい子ちゃんぶって、お利口さんぶっていては、権力は取れない。本気になって戦って初めて、権力は取れる。国会であれ地方議会であれ、あいまい、ぬるま湯な所に国民の支持は集まらない」とした上で「立憲民主党は野党第1党ですから、ほかの野党の皆さんを大きく包んでいかなければならない」と繰り返し、野党連携で次期衆院選を戦い自民党から政権を奪うべきとの認識を示した。

―――以上引用

維新までまる抱えする広い心とは、何ぞや?
小沢さんは、まえから、「野党が手を携え合い力を合わせて」と、言ってきたのだからそれなりに、一貫性はある。
あるけれどもだな。
やっぱり、ボケちゃった?
これでまた、泉健太さんが、迷走し始めたら、手に負えないや。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/790.html
[戦争b25] ネオコンの世界制覇計画を引き継いだバイデンがアメリカを破綻させつつある(櫻井ジャーナル)
2024.01.01

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401010000/

 ジョー・バイデンはアメリカ大統領に就任した直後、「ルビコン」を渡った。ロシアと中国を力づくで倒し、アメリカが世界の覇者として君臨しようとしたのだが、その計画が破綻、アメリカを中心とする支配システムが崩れ始めている。
 バイデンの周辺にいたのはネオコンと呼ばれるシオニストの一派で、その背後にはシティやウォール街を拠点とする強大な金融資本、古典的な表現を使うならば帝国主義者が存在している。
 ロシアや中国との戦いで簡単に勝てるとネオコンは信じていたようだが、そうした展開にはなっていない。作戦は全て裏目に出て、アメリカは窮地に陥った。ウクライナでロシアに敗北、ガザではパレスチナ人を「浄化」するどころか、手先のイスラエルは厳しい状況にある。西太平洋で戦争を準備、日本と韓国を利用して中国やロシアを新たな戦争へ引き摺り込もうとしているが、東アジアを破壊するだけで終わるだろう。ウクライナやパレスチナでは計算が狂い、東アジアでもバイデン政権の思惑通りには進みそうもない。
 しかし、「ルビコン」を渡ったバイデン政権は後戻りできない。すでにバイデンを支えている勢力はアメリカ国内で強引なことを始めた。国際問題でも形勢を逆転するため、2024年にはギャンブルに出る可能性がある。
 ウクライナの内戦はバイデンが副大統領を務めていたバラク・オバマ政権が始めた。ビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒すため、2013年11月から翌年2月にかけてクーデターを仕掛けたのだ。その工作を現地で指揮していたのが国務次官補だったビクトリア・ヌランド、ホワイトハウスで担当していたのがバイデン。当時、バイデン副大統領の国家安全保障担当補佐官を務めていた人物がジェイク・サリバン、現在の国家安全保障補佐官だ。
 ヤヌコビッチ政権の打倒を目指すクーデターが始まるのは2013年11月のこと。首都キエフのユーロマイダン(ユーロ広場、元の独立広場)でカーニバル的な集会が始められ、12月になると集会への参加者は50万人に達したと言われている。
 年明け後、前面に出てきたネオ・ナチはチェーン、ナイフ、棍棒を手にしながら石や火炎瓶を投げ、ブルドーザーを持ち出す。さらにスナイパーを使って広場にいた警官や住民を射殺するのだが、西側の有力メディアはその責任をヤヌコビッチ政権になすりつけた。
 そうした展開の中、EUは混乱を話し合いで解決しようとしたようだが、これに怒ったアメリカのビクトリア・ヌランド国務次官補はウクライナ駐在アメリカ大使のジェオフリー・パイアットに対し、電話で「EUなんかくそくらえ」と口にしている。アメリカは暴力によって2014年2月22日にヤヌコビッチ政権を倒した。
 こうした強引な方法でロシアとの戦争をネオコンは始めたのだが、その背景には、ソ連の消滅でアメリカが「唯一の超大国」になったという思い込みがあった。
 そうした西側支配層の雰囲気を示す論文がある。米英支配層と深い関係にある外交問題評議会(CFR)が発行している定期刊行物​「フォーリン・アフェアーズ」の2006年3/4月号に掲載されたキール・リーバーとダリル・プレスの論文​では、ロシアと中国の長距離核兵器をアメリカ軍の先制第1撃で破壊できるようになる日は近いとされている。簡単にロシアや中国に勝てるということだ。
 実は、この分析が間違っていることは2008年8月に判明している。イスラエルやアメリカを後ろ盾とするジョージア軍が北京で夏季オリンピックが開かれていた期間を狙い、南オセチアを奇襲攻撃したのだが、完膚なきまで叩きのめされた。
 イスラエルは2001年からジョージアに武器/兵器を含む軍事物資を提供、将兵を訓練しはじめている。イスラエルから供給された装備には無人飛行機、暗視装置、防空システム、砲弾、ロケット、電子システムなども含まれていた。
 当時のジョージア政府にはヘブライ語を流暢に話す閣僚がふたりいたことも知られている。ひとりは奇襲攻撃の責任者とも言える国防大臣のダビト・ケゼラシビリであり、もうひとりは南オセチア問題で交渉を担当しているテムル・ヤコバシビリだ。
 そのほか、アメリカの傭兵会社MPRIとアメリカン・システムズが元特殊部隊員を2008年1月から4月にかけてジョージアへ派遣して軍事訓練を実施、同年7月にはコンドリーサ・ライス国務長官がジョージアを訪問している。南オセチアへの奇襲攻撃はその翌月だ。アメリカ政府の承認を受けての奇襲攻撃だったのだろう。
 アメリカはアル・カイダ系武装集団を使い、2011年春にリビアやシリアへ軍事侵攻、13年11月から14年2月にかけてウクライナではクーデターを実行、ビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒した。このクーデターでアメリカ政府はネオ・ナチを使っている。
 ヤヌコビッチの支持基盤だった東部と南部の住民はクーデターを拒否し、南部のクリミアはロシアの保護下に入り、東部のドンバスでは内戦が始まった。オデッサではクーデターに反対していた住民をネオ・ナチの集団が虐殺している。
 内戦ではドンバス軍が優勢で、アメリカ/NATOはキエフ体制の軍事力を強化する時間が必要だった。そこで結ばれたのがミンスク合意。ドイツやフランスが仲介したのだが、​アンゲラ・メルケル元独首相​は昨年12月7日にツァイトのインタビューでミンスク合意は軍事力を強化するための時間稼ぎだったと認め、その直後に​フランソワ・オランド元仏大統領​はメルケルの発言を事実だと語っている。
 その後、8年をかけてアメリカ/NATOはクーデター政権に兵器を供給、兵士を訓練、ドンバスの周辺に要塞線を築いた。アゾフ特殊作戦分遣隊(アゾフ大隊)が拠点にしていたマリウポリや岩塩の採掘場があるソレダルの要塞は特に有名だ。ここにはソ連時代、核戦争に備えて地下施設が建設されていたという。
 アメリカ/NATOの支援を受けたウクライナ軍は昨年2月、ドンバスに対する軍事侵攻に備えて部隊をドンバス周辺に集結させていた。その部隊が動く直前にロシア軍は集結していたウクライナ軍や軍事施設、そして生物兵器の研究開発施設を攻撃、破壊した。
 その段階でウクライナ軍の敗北は決定的だったのだが、すでにルビコンを渡っていたジョー・バイデン政権はウクライナで勝たなければならない。そこでウクライナ政府にロシア政府と停戦交渉をするなと命令して戦闘を継続させたが、欧米、特にEUが置かれた状況は厳しくなっている。
 こうした状況を作り出したオバマやバイデンは民主党だが、共和党のジョージ・W・ブッシュ政権も世界制覇を目指していたという点は同じであり、政権を支えていたのはネオコンだった。
 ブッシュ政権におけるネオコンの中心人物は副大統領だったリチャード・チェイニー。この人物は「1パーセントでも攻撃される危険性があれば、先制攻撃で相手をたたいてしまえ」と主張していた。
 軍事侵略で世界を制圧するというのだが、この計画を始動させる出来事が2001年9月11日に引き起こされている。ニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃されたのだ。
 この攻撃についてブッシュ大統領は詳しい調査をせず、「アル・カイダ」が実行したと断定、その「アル・カイダ」を指揮しているオサマ・ビン・ラディンを匿っているという口実でアフガニスタンへの攻撃を始めた。タリバーンはオサマ・ビン・ラディンが攻撃を命令した証拠があれば引き渡すとアメリカ政府に伝えたが、いまだに証拠は示されていない。
 しかも、攻撃の直後、アメリカのネットワーク局CBSは、ビン・ラディンが世界貿易センターやペンタゴンに対するテロを実行していないと主張していると伝えた。
 そもそも「アル・カイダ」なる組織は存在しない。​イギリスの外務大臣を1997年5月から2001年6月まで務めたロビン・クックが2005年7月に明かしたように、「アル・カイダ」はCIAの訓練を受けた「ムジャヒディン」の登録リストだ​。アラビア語でアル・カイダはベースを意味、データベースの訳語としても使われる。
 オサマ・ビン・ラディンはサウジアラビアの建設会社を経営する富豪一族に属し、サウジアラビア王室ともつながりが深く、同国の情報機関を動かしていたトゥルキ・ビン・ファイサル・アル・サウド王子の下で活動していた。
 サウジアラビアの情報機関はジミー・カーター政権で国家安全保障問題担当の大統領補佐官を務めていたズビグネフ・ブレジンスキーが始めたアフガニスタンにおける秘密工作に協力していた。イスラム同胞団やワッハーブ派の人間を戦闘員としてアフガニスタンへサウジアラビアが送り込み、CIAが軍事訓練していたのだ。アフガニスタンを不安定化させ、ソ連軍の介入を誘発してソ連本体を疲弊させようというプランだった。この当時、ブレジンスキーが作り上げた武装集団の戦闘員を「自由の戦士」と西側の有力メディアは呼んでいた。
 戦闘員をアフガニスタンへ送り込む仕事をしていたひとりがオサマ・ビン・ラディンにほかならないのだが、この人物をジハード(聖戦)の世界へ引き込んだのはムスリム同胞団のアブドゥラ・アッザムだと言われている。1984年にアッザムとビン・ラディンはパキスタンにMAK(マクタブ・アル・ヒダマト/礼拝事務局)のオフィスを開設した。このMAKがアル・カイダの源流だと言われている。
 1989年2月にソ連軍がアフガニスタンから撤退、91年にはオサマ・ビン・ラディンもアフガニスタンを離れ、サウジアラビアとパキスタンを経由してスーダンに入った。その際、ビン・ラディンをエスコートしたアリ・アブドゥル・サウド・モハメドはアメリカの特殊部隊と関係が深い。(Peter Dale Scott, “The American Deep State,” Rowman & Littlefield, 2015)
 1992年12月にイエメンの首都でホテルが爆破され、2名が死亡しているが、その現場を調査したアメリカ国務省の外交治安局のスペシャル・エージェントだったスコット・スチュワートによると、CIAの訓練を受けた何者かによって実行されていたという。(Max Blumenthal, “The Management Of Savagery,” Verso, 2019)
 ビン・ラディンは1993年から94年にかけての時期、サラエボで目撃されている。当時、アメリカを含むNATO加盟国の情報機関はジハード傭兵をボスニア・ヘルツェゴビナへ送り込んでいた。セルビアと戦わせることが目的だ。つまり、オサマ・ビン・ラディンもウクライナのネオ・ナチと同じように、アメリカによる軍事侵略の手先だった。2024年を前にして、この構図が崩れ始めている。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/256.html
[戦争b25] 追い詰められたゼレンスキーがロシアの都市を攻撃、ロシアは軍事施設を報復攻撃(櫻井ジャーナル)
2024.01.02

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401020000/

 ウォロディミル・ゼレンスキー政権は12月30日、ロシアのベルゴロド中心部をロケット弾やドローンで攻撃、市民24名が殺され、108名が負傷したと発表された。
 ウクライナ軍のバレリー・ザルジニー最高司令官によると、その前日にロシア軍は150発以上のミサイルとドローンで「重要なインフラ、産業施設、軍事施設が攻撃された」としているが、別の情報源もロシア軍のミサイル攻撃が主に軍事企業や倉庫に向けられていたとしている。空爆の場所からも標的が倉庫や軍事企業だったことを示している。ただエネルギー施設は標的になっていないという。
 ウクライナだけでなくアメリカ/NATOの兵器庫もすでに空で、その生産力はロシアの半分だとも言われている。ミンスク合意で騙されたロシアはアメリカ/NATOと停戦交渉を再開するとは思えず、アメリカ国内でもジョー・バイデン政権の戦争継続方針に反発する声が強まっている。
 そこで、アメリカが日本に圧力を加え、迎撃ミサイル「PAC3」をアメリカへ輸出させる。そのため、岸田文雄政権は12月22日、防衛装備品の輸出ルールを定めた「防衛装備移転三原則」の運用指針を改定、「ライセンス生産」した完成品をライセンス元の国へ輸出することもできるようにした。これはウクライナへ防空システムを供給するためだと信じられている。つまり日本はウクライナを舞台としたアメリカ/NATOとロシアの戦争に参加することを決めたのだ。その結果、日本の防空システムがロシアや中国に対して機能しないことが確認されるだろう。
 ウクライナ軍による12月30日の攻撃に対し、ロシア軍はハリコフの意思決定センターを含む軍事目標を攻撃、「ベルゴロドでのテロ攻撃の計画と実行に直接関与していたウクライナ情報総局と軍隊の代表者」を排除したと発表された。ターゲットになった建造物のひとつには、ロシア領への攻撃を準備していた約200名の外国人傭兵がいたともされている。SBU(ウクライナの治安機関)の建物も破壊された。
 そのほかウクライナ政府が偵察のために使用していた国家宇宙制御センターの支部が攻撃され、ハリコフとロシアのザポロージェ州にある燃料貯蔵所も破壊されたとされている。
 ウクライナの内戦はバラク・オバマ政権が2013年11月に始めたクーデターから始まった。当初は「カーニバル」的な反政府イベントだったのだが、年明け後にはステパン・バンデラを信奉するネオ・ナチが前面に出てきて、2月に入るとそのメンバーはチェーン、ナイフ、棍棒を手に石や火炎瓶を投げ、トラクターやトラックを持ち出してきた。
 ユーロマイダンでは2月中旬から無差別の狙撃が始まり、抗議活動の参加者も警官隊も狙われる。西側ではこの狙撃はビクトル・ヤヌコビッチ政権が実行したと宣伝されたが、​2月25日にキエフ入りして事態を調べたエストニアのウルマス・パエト外相は逆のことを報告している。バイデン政権を後ろ盾とするネオ・ナチが周辺国の兵士の協力を得て実行したというのだ。​
 ヤヌコビッチ政権は2月22日に倒され、大統領は国外へ脱出したが、有権者の7割以上がヤヌコビッチを支持していたウクライナの東部や南部では反クーデターの機運が高まり、クーデターから間もない3月16日にはクリミアでロシアへの加盟の是非を問う住民投票が実施された。投票率は80%を超え、95%以上が賛成している。
 ドネツクとルガンスクでも2014年5月11日に住民投票が実施された。ドネツクは自治を、またルガンスクは独立の是非が問われたのだが、ドネツクでは89%が自治に賛成(投票率75%)、ルガンスクでは96%が独立に賛成(投票率75%)している。この結果を受けて両地域の住民はロシア政府の支援を求めたが、ロシアのウラジミル・プーチン政権は動かなかった。
 こうして始まった内戦だが、アメリカ/NATOが支援するクーデター体制は反クーデター派住民に勝てない。そこで反クーデター派の手足を縛ったのがミンスク合意だ。その後、アメリカ/NATOは8年かけてクーデター政権の戦力を増強、2022年春にドンバスに対する大規模な攻勢を計画していた。その先手を打ち、ロシア軍はドンバス周辺に集結していたウクライナ軍の部隊や軍事施設、生物兵器の研究開発施設を破壊したのだ。その後、アメリカ/NATOはロシアに対する戦闘に深く関与するが、すでに敗北は決定的だ。
 ゼレンスキーはイギリスの対外情報機関MI6のエージェントだと考えられているが、イギリスはすでにゼレンスキーに見切りをつけ、ザルジニーへ交代させようとしてる。ゼレンスキーが現在、頼りにしているのはジョー・バイデン政権だ。そうした中、ゼレンスキーはベルゴロドに対する攻撃を命じたと伝えられている。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/257.html
[中国13] 習氏「1ミリも領土は譲らない」 尖閣諸島の闘争強化を指示(東京新聞・共同)
2023年12月30日 21時13分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/299045?rct=world

 中国の習近平国家主席が11月下旬、軍指揮下の海警局に対し、沖縄県・尖閣諸島について「1ミリたりとも領土は譲らない。釣魚島(尖閣の中国名)の主権を守る闘争を不断に強化しなければならない」と述べ、領有権主張の活動増強を指示したことが30日、分かった。これを受け海警局が、2024年は毎日必ず尖閣周辺に艦船を派遣し、必要時には日本の漁船に立ち入り検査する計画を策定したことも判明した。
 岸田文雄首相が11月中旬の日中首脳会談で習氏に、尖閣を含む東シナ海情勢への「深刻な懸念」を直接伝えたばかり。中国側がこの指摘を顧みず、実際の行動によって領有権主張を強める方針であることが浮き彫りになった。
 中国が日本漁船の立ち入り検査計画を策定したことが明らかになるのは初めて。実際に検査を行おうとすれば、海上保安庁の船舶との摩擦拡大は必至で、偶発的な衝突が起きる懸念がさらに高まりそうだ。
 習氏は上海で11月29日、海警局の東シナ海海区指揮部を視察した。関係筋によると習氏は尖閣について「前進のみ。引くことはできない」と言明した。
http://www.asyura2.com/19/china13/msg/336.html
[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
6. 蒲田の富士山[2088] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月03日 08:41:53 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[20]
輪島で最大4メートルの隆起観測 水平方向1メートル超、地理院(東京新聞・共同)
2024年1月2日 21時18分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/299743?rct=national

 能登半島地震で国土地理院(茨城県つくば市)は2日、震源に近い石川県輪島市で最大約4メートルの地表の隆起を観測したと発表した。県内は珠洲市でも大きな隆起を確認し、最大約1メートルに及ぶ可能性があるとしている。水平方向では、輪島市で西に約1メートル24センチの地殻変動を観測。ほかに穴水町で西に約93センチ、珠洲市で南西に約95センチ、七尾市の能登島で北西に約65センチ動いていることが分かった。
 新潟県糸魚川市で約13センチ、富山県入善町で約15センチなど両県でも10センチを超える変動があった。地理院は「離れた地域でもこれだけの地殻変動が確認され、規模が大きかったことが分かる」と指摘した。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c6

[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
7. 蒲田の富士山[2089] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月03日 12:54:45 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[21]
丸山台にちょっと買い物に行ってきた。
銀杏の木は、去年の黄色がまだ枝に残っているのもある。
丸山台の交差点から、上永谷駅に至る道は、銀杏坂というらしい。
ここいらへんの地名は、明治以前からのものではない。
それこそ、東急田園都市と一緒で、由緒由来のある地名など無い。
まあ、そうだけどもね。

日限地蔵なんてのは、それなりに、旧いね。

永谷天満宮なんてのもあるし。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c7

[カルト48] 志賀原発 “外部電源一部使えずも 冷却は継続” 原子力規制庁(NHK news web) イワツバメ
1. 蒲田の富士山[2090] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月03日 14:25:59 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[22]
忘れた頃に、爆発するんじゃないか??
http://www.asyura2.com/23/cult48/msg/772.html#c1
[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏「維新が嫌い、では自民党の腐敗政治許すだけ」立民主導での野党連携の必要性に言及(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
15. 蒲田の富士山[2091] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月04日 01:20:44 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[23]
<▽35行くらい>
小沢一郎氏「まさに権力の思い上がり」自民党裏金疑惑批判も「野党に国民の期待が向けられず」(日刊スポーツ)
[2024年1月3日12時1分]

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202401030000315.html

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は1日、東京都内の私邸で4年ぶりに開いた新年会であいさつし、自民党の派閥パーティーをめぐる政治資金問題について「まさに権力の思い上がりそのものだと思う」と、批判した。
同僚議員ら集まった50人以上の出席者を前に、小沢氏は、裏金疑惑も指摘される政治資金問題について「まさに長期権力は必ず腐敗するという昔からのことわざ、言い伝えがある。あり得ないような行為が公然と当たり前のように続けられてきた。本当に驚きであり、まさに権力の思い上がりそのものだと思う」と指摘。「さすがに世間からも批判が出て、自民党そのものにこのような問題が起きているにもかかわらず、党内からこれといった動きが見られない。まさに政府自民党もその活力、エネルギーを失ってしまっている。本来の政治、政治家としての責任感とはかけ離れてしまった権力の遊びの中にある」とも指摘した。
その上で「政権与党の考えられないような実態が明らかになり、国民の支持と期待は当然、野党に集まるのが本来の社会の姿、人間の心理と思うが、残念ながら(支持率を)減らしたとは言え、一定の支持が自民党にはある。我々野党といえば従来通りの低空飛行。国民の期待がまったく我々に向けられていないのが現状だ。本当にこれでいいのか」と、野党の置かれた立場に強い危機感を訴えた。
小沢氏は、自民党を離党後、立ち上げに関わった1993年の細川護熙非自民連立政権を振り返り「我々が自民党を出て細川内閣をつくり、短命で終わりましたが、そこから(2009年の)民主党内閣になるまで十数年かかっている」と、政権交代の間には十数年の期間があったとした上で「(2012年に民主党が政権を失ってから)この十数年がむだになっているわけではないが、そろそろ限界だ。野党もこのままでは、崩壊を待つのみだ」とも主張した。
今年が辰(たつ)年で、明治維新が起きた1868年も辰年だったことに触れ「今年は令和の維新を成し遂げよう」とも、呼びかけた。

―――以上引用

まあ、小沢さんの場合、旧い政治家だから、「維新」という言葉つかいたがるのね。

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/790.html#c15

[国際33] 日欧リニア計画(草原シルクロードの復活) 歙歛2
8. 蒲田の富士山[2092] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月04日 01:42:06 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[24]

↑ここのコメント17と18で、私が呑気なこと書いているが、


―――以下引用 (部分引用)

13年11月から14年2月にかけてウクライナではクーデターを実行、ビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒した。このクーデターでアメリカ政府はネオ・ナチを使っている。
 ヤヌコビッチの支持基盤だった東部と南部の住民はクーデターを拒否し、南部のクリミアはロシアの保護下に入り、東部のドンバスでは内戦が始まった。オデッサではクーデターに反対していた住民をネオ・ナチの集団が虐殺している。

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401010000/

―――引用終了

その後、こういう事があったわけだな。
http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/812.html#c8

[原発・フッ素54] 相変わらず政府や大企業の発表を垂れ流すだけのマスコミ(櫻井ジャーナル)
2024.01.04

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401040000/

 石川県の能登半島で震度7の地震があり、志賀原子力発電所や柏崎刈羽原発の状況を懸念する声がある。政府や電力会社は安全上の問題は起きていないと発表、マスコミはその話を「報道」しているが、裏をとれているとは思えない。政府や電力会社の状況に関する「評価」を垂れ流しているだけだろう。
 2011年3月11日に福島県沖で起こった地震により、東京電力福島第1原発で炉心が溶融する事故が引き起こされた際、政府、電力会社、マスコミは事実を隠蔽し、結果として被害を拡大させた。
 医療法人の徳洲会を創設した徳田虎雄の息子で衆議院議員だった徳田毅は事故の翌月、2011年4月17日に自身の「オフィシャルブログ」(現在は削除されている)で次のように書いていた:
 「3月12日の1度目の水素爆発の際、2km離れた双葉町まで破片や小石が飛んできたという。そしてその爆発直後、原発の周辺から病院へ逃れてきた人々の放射線量を調べたところ、十数人の人が10万cpmを超えガイガーカウンターが振り切れていたという。それは衣服や乗用車に付着した放射性物質により二次被曝するほどの高い数値だ。」
 メルトダウンで内部が破壊されると温度と圧力は急上昇、放射性物質は環境中へ放出されはじめた。12日の午後2時半頃にベント(排気)したとされているが、双葉町ではベント前に放射線量が上昇していたと伝えられている。そして午後3時36分に爆発した。
 徳田は12日の水素爆発の際、2km離れた双葉町まで破片や小石が飛んできたとする情報を明らかにしているが、アメリカのNRC(原子力規制委員会)もそうした破片が存在していると認識していた。
 ​NRC新炉局のゲイリー・ホラハン副局長は2011年7月28日に開かれた会合で、発見された破片は炉心にあった燃料棒のものである推測を明らかにしてい​る。マンチェスター大学や九州大学の科学者を含むチームは原子炉内から放出された粒子の中からウラニウムや他の放射性物質を検出していた。
 また、​双葉町の町長だった井戸川克隆によると、心臓発作で死んだ多くの人を彼は知っている​という。セシウムは筋肉に集まるようだが、心臓は筋肉の塊。福島には急死する人が沢山いて、その中には若い人も含まれているとも主張、東電の従業員も死んでいるとしている。事故の直後に相当数の人が放射性物質が原因で死んでいる可能性が高い。
 当官房長官を務めていた枝野幸男によると、3月15日未明に東電の社長だった清水正孝から全員撤退を打診する電話があったという。実際、現場ではそうした動きがあったようだが、それを非難することはできない。「死」を意識しなければならない状況だったのだ。
 東電の内部にもプラント制御に必要な人員を残すという意見があり、結局、全員撤退ということにはならなかったようだが、その代償を現場の人びとは払わされることになったはずだ。その際、マスコミの記者は素早く撤退したと言われている。
 しかし、そうした状況であるにもかかわらず、政府は安全宣伝を繰り返していた。枝野官房長官は「直ちに影響はない」という表現を繰り返している。
 例えば3月16日の記者会で、住民に屋内退避を要請している20キロ近辺での放射線数値について、直ちに人体へ影響を及ぼす数値でない、短時間、外で活動しても、数日単位で滞在しても、人体に及ぼす 数値でないと述べている。
 また、3月23日の記者会見で、福島県産の野菜について、放射線量の「最大値の野菜を10日間食べたと仮定しても、1年間の放射線量の2分の1にとどまる。ただちに健康被害が出ることはないし、将来にわたって健康に被害を与える放射線量を受けることはない」と主張していた。
 2019年12月に中国湖北省の武漢で始まったCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)騒動では各国政府、医薬品メーカー、有力メディアだけでなくWHO(世界保健機関)も非科学的な偽情報を撒き散らし、恐怖を煽り、危険な遺伝子導入剤(COVID-19ワクチン)を人びとに接種させようとしてきた。大多数の国はその危険性を認識、接種にブレーキをかけたが、例外的に接種し続けているのが日本に他ならない。
 能登半島の地震、そして原発への影響は明らかでない。それをまず認識しなければならないのだが、マスコミはこのケースでも政府や巨大企業の主張を垂れ流している。この人びとは何も反省していない。
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/331.html
[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
8. 蒲田の富士山[2093] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月04日 02:08:09 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[25]
今日は、午後の仕事だけだけど、早起きしてしまったなあ。
さて、朝飯。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c8
[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
9. 蒲田の富士山[2094] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月04日 03:22:28 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[26]
<■94行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
本澤次郎さんって、懐かしいなあ。
前は、赤かぶがよく投稿していたが、災害板の私の投稿にURLを引用したコメントがあった。

―――以下引用

本澤二郎の「日本の風景」(5032)
2024年1月 2日 (火)

http://honzawajiro.cocolog-nifty.com/blog/2024/01/post-477e17.html

<震度7の能登半島11地震の本当の恐怖は第二のフクシマ化>

 整理されている家の中が激しい揺れに耐えきれず、あっという間に散乱しごみの山と化し、人間は立っていることもできない。倒壊する住宅は数知れず、家々が黒煙を上げて燃えて、人々が逃げまどう道路は、地割れで寸断して車も走れない。1・2メートルの大津波に息をのむ。それが5メートルも、と気象庁は予報を出した。誰もが311東北巨大地震とそこで発生したフクシマの東電原子力発電所爆破の地獄を連想した。
 原子力規制庁は必死になって「何も起きてない」と小さくラッパを吹く。嘘つき三昧の原子力マフィアの言い分を信じられるか。第二のフクシマは、ツネに起こりうる。
 ふと房総半島の将来のことも不安になってきた。

<2024年1月1日は森喜朗ら神道「神の国」の祝日>

 能登半島は石川県、清和会の古狸の森喜朗の地元である。五輪開催のための賄賂に血税である官房機密費をふんだんに使ったと自ら暴露して、森の顰蹙を買った知事の馳浩は、よく知らなかったが元レスラー。北海道の橋本聖子?も五輪選手。
 差別ではないが、職業柄自身の運動能力に掛けて生きてきた人間は、概して地域や社会など全体のことを考えることが苦手とみられている。防災・医療・福祉・教育について十分な見識がない。森もその代表で自民党清和会の仲間から「サメの脳みそ」とのあだ名がついて久しい。永田町の住人であれば、だれもがそう呼んだりしている。
 明治期の国家神道のもとで、全国のいたるところに神社が作られ、そこに地域住民が結集させられ、学校では教育勅語という「天皇のために、二つとない命を捧げる」ということが大和魂だと教え込まれて、実際にそのことで300万人以上の若者が死んでいった。
 森友事件は、安倍夫妻を虜にした教育勅語にこそ国際社会は注目したものだが、肝心要の教育勅語についての議論はなされなかった。
 何を言いたいのか。理解できる読者がいるのかどうか?数字の11である。東北大地震も11だったし、今回の能登半島地震も11である。11は森喜朗や安倍晋三ら自民党の神道カルト教団に凝っている輩たちの「最良の日」のはずである。天罰が落ちたのかどうかは、宗教を信じない者にとってどうでもよいことであるが、能登半島に建てられた無数の神社群は昼寝でもしていたものか?
 とはいえ確かに人間は弱い動物。人は何かにすがろうとする。原始の時代は、大きな樹木や石や動物など何でもよかった。しかも、それらに生贄まで捧げた。人間の生贄は幼い女性が多かったというから信仰は恐ろしい。
 いまでは賢い人間が「宗教だ」といって金集めの手段にしている。政治家にとって彼らは金のなる木だ。自民党の神道政治連盟や公明党の創価学会がその典型である。21世紀のいまも継続していることに驚くばかりだ。
 人間精神が一向に進化していない証拠であろうか。政治とカネは、即政治と宗教でもある。双方の分離を貫徹する憲法についての理解と認識が、この国の為政者と呼ばれる人たちの最大の恥部・弱点である。無恥な凡人ジャーナリストは神社に行くと、その中身に興味を持ったりして、中をのぞいたりした。何もなかった。
 もっとも靖国神社は「刀剣」だと誰かが明かしている。この程度の人間だから、戦争を起こす。戦争でぼろ儲けする死の商人はどこにでもいる。清和会の中には特に多い。女性議員も要注意だ。

<「今だけ自分だけ」の危うし日本丸の前途>

 ここ数年の筆者の反省点は、女性は優しい、平和主義者だと信じて疑わなかったことである。間違いだと悟った。清和会の女性議員がしっかりと教えてくれた。岸田文雄も、そうであろう。自身の妻とは異質の女性議員の存在に驚いている一人に違いない。
 ヒロシマ・ナガサキ・フクシマをしっかり理解している女性ばかりではない。特に自民党の女性議員に平和主義者は少ないか、まったくいない。平和憲法に期待する真剣な議員はいない。
 岸田にしても情けない政治屋だと断じたい。一度名刺交換したことがある。穏健な父親を連想させる優しい感じをもった。「憲法は変えない」といい、さすがは宮澤喜一の薫陶を受けた人物だと信じてしまった。
 ところが、今やってることは安倍晋三や高市早苗とそっくりだった。改憲ラッパを吹く、43兆円戦争準備を閣議決定した。亡くなった安倍や、高市にまでひれ伏していたのである。つまりは、それを条件に首相の座を手に入れた岸田は、人間として屑そのものといえる。
 2024・11との因果関係は知る由もないが、それでも神道「神社本庁」に掛けているのかどうか。1月4日の伊勢神宮参拝は、政教分離違反であるが、どうするか。
 岸田が真っ当な民主主義者であれば、能登半島の視察を勧めたい。43兆円を棚上げして貧困対策や防災に回すべきである。

<房総半島地震の備えは大丈夫か=袖ヶ浦・君津市の不安>

 震度6の巨大地震が原発銀座の近くで発生すると、日本列島は沈むだろう。誰もが理解できる。まともな国であれば、すべての原発を廃炉にする必要があろう。もう原子力マフィアのナベツネも事実上いない。読売・産経も覚醒するしかない。電通も五輪疑獄で沈んだ。恐れることはない。
「もんじゅ西村謀殺事件」について、最高裁も忖度判決する必要も無くなってきている。20年も法廷闘争をしてきた西村トシ子さんの笑顔をみたい。経産省のマフィアは、裏金事件で失脚した。萩生田・西村は消えた。細田も安倍も亡くなった。
 だが、房総半島の住民の不安は消えない。袖ヶ浦市林・高谷地区には、膨大なフクシマの核汚染ごみが不法投棄されている。30メートルの盛り土が崩壊すると、放射線の噴き上げは大きくなり、房総半島全域に拡大する。同じことが東洋一の君津市の水源地近くの産廃場にも。小櫃川の上流に噴き出してくるだろう。
 現在判明した核汚染ごみの投棄場所は袖ヶ浦と君津だが、他の産廃場でも同様のことが起きている可能性を否定できない。千葉県は急ぎ産廃場の総点検が喫緊の課題である。
 それにしても寝ても覚めても、目の前の放射能とそれを強行するやくざ系議員との攻防に神経をすり減らして生活する林地区住民の苦悩は計り知れない。千葉県民の覚醒を促すばかりだ。

2024年1月2日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c9

[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏「維新が嫌い、では自民党の腐敗政治許すだけ」立民主導での野党連携の必要性に言及(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
16. 蒲田の富士山[2095] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月04日 04:14:43 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[27]
<■56行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
長く続いた自民1強も政治とカネから支持率最低水準へ…2024年、政治の構図に変化は起こるか?(東京新聞)
2024年1月3日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/299918

 2024年は自民党・公明党が政権に復帰して12年を迎える。第2次安倍政権以降、長らく自民1強時代が続いているが、昨年末には派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題が事件に発展。内閣支持率は政権復帰以降の最低水準に陥り、政権維持を危ぶむ声もある。前回の政権交代から干支(えと)が一巡する今年。衆院解散・総選挙で国民の審判を仰ぐべきだとの指摘もあるが、政治の構図に変化は起こるのか?(曽田晋太郎)

◆旧民主党の政権交代は3年余で終焉
 「従来、次の選挙でしっかり議席を伸ばし、その次に政権にチャレンジすると言っていたが、その考えを私は捨てている。次の選挙こそ、勝負だと考えている。国民の政治に対する不信感をみていても、今こそ立憲民主党が前に出て、政権を目指す。それが来年だ」
 昨年12月28日。立民の岡田克也幹事長は、党の仕事納めのあいさつでこう強調した。
 09年、旧民主党は衆院選で大勝し政権交代を実現した。しかし、米軍普天間飛行場の移設を巡る混乱やマニフェストに掲げた主要政策の頓挫などがあり、わずか3年余で下野。その後、旧民主の流れをくむ勢力は離合集散を繰り返し、与党に対抗する「大きな塊」とはなれず、政権批判の受け皿にもなりきれていない。
 ただ、自民の政治資金を巡る事件が表面化したことを受け、旧民主の系譜を引く立民は、ここに来て政権奪還に向けて意気軒高だ。

◆野党連携、勝負をかけられるか?
 民主党政権で厚労相を務めた立民の長妻昭政調会長は取材に「われわれが政権を取るということもあるが、カネに汚い政治を変える、今やらないともう永久に変えられないという意味で09年以来の絶好のチャンスだ」と語る。一方で「政権を担った時にちゃんと運営できるか、国民に懸念があるのは事実。民主党政権の反省点はいっぱいあり、そこをきちんと説明して実感を持ってもらう」とする。
 その上で、「どの国でも与党の失敗がセットにならないと政権交代は起こらない」と指摘。1月下旬に召集が見込まれる通常国会で、自民に「政治とカネ」を巡る改革を迫り、共感する他の野党とも連携して「勝負をかけることで、展望は開ける」と力を込める。
 対する自民党。先月の報道各社の世論調査で岸田内閣の支持率はおおむね10%台半ば〜20%台半ば。共同通信の調査では、内閣支持率は22.3%で政権復帰後の過去最低を更新した。
 こうした中、岸田文雄首相は「政治資金に関し、国民に疑念が広がっていることに深刻な危機感を感じなければならない」とし、年明け早期に党の信頼回復に向けた改革組織を設置すると表明。政治資金規正法改正の可能性にも言及した。

◆自民に逆風=野党の躍進、となっていない現実
 ただ、自民に逆風が吹く状況ではあるが、野党の支持率も伸び悩む。先月の共同通信の調査では、政党支持率は自民が26%、次いで日本維新の会が12%、立民はそれに次ぐ9.3%だ。
 野党時代も知る自民のベテラン議員は「政権復帰から12年もたつとおごりも出てくる。09年と似た状況だが、違うのは野党に期待感がないことだ」と指摘。「国民も民主党政権の失敗を受け、もう彼らには政権は任せられないとの思いだろう。今の自民は二度と野党になりたくないとの思いが強い。課題はたくさんあるが、最後は自浄作用が働き、まとまる」と強調する。
 野党に政権奪還の術(すべ)はないのか。東北大大学院の河村和徳准教授(政治学)は「歴史的に見て政権交代が起こる時は地方で勝って国政へという流れがある。野党は世代交代を進めて新鮮さを打ち出し、地方選、特に首長選で勝って足腰を固めなければ盤石に政権交代はできない」と指摘。その上で「政治資金問題で今のシステムを変える有効な対策が示せなければさらに厳しくなる」とも語る。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/790.html#c16

[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
9. 蒲田の富士山[2096] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月04日 04:29:51 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[28]
2日間で地震521回 震度1以上、3年間の記録超える(東京新聞・共同)
2024年1月3日 17時31分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/300170?rct=national

 気象庁は3日、能登半島地震で、震度1以上を3日午後4時までの48時間で521回観測したと発表した。地震活動が活発化した2020年12月から23年12月末までは506回。丸2日で約3年間の記録を超えた。
 気象庁によると、1日午後4時から3日午後4時までに震度7を1回、5強を6回、5弱を6回観測した。
 震度1以上は2日夕の発表では、2日午後4時までの24時間で198回観測したとしていたが、精査後に370回に増えた。その後の24時間は151回。年間では21年に70回、22年に195回、23年に241回観測している。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c9

[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
10. 蒲田の富士山[2097] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月04日 04:35:54 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[29]
<△20行くらい>
「地震活動は当分続く可能性がある」と地震調査委 震源断層は約150キロと評価(東京新聞)
2024年1月2日 22時41分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/299917?rct=national

 石川県能登半島で1日に発生したマグニチュード(M)7.6と推定される地震を巡り、政府の地震調査員会(委員長・平田直東京大名誉教授)は2日に東京都内で臨時会合を開き、地震の震源断層は逆断層型で、北東ー南西方向に150キロ程度に及ぶとする評価をまとめた。平田委員長は会合後の記者会見で「地震活動は当分続く可能性がある」と述べ、注意を呼びかけた。
 地震調査委によると、能登半島の北岸沖の海底には、北東ー南西方向に延びる複数の活断層があることが知られていた。今回、動いた断層が、これらの事前に知られていた断層だったかは「調査に時間が必要」と述べた。
 事前に知られていた断層は、地震本部が定める「主要断層」には入っておらず、地震の規模や切迫度などを予測する「長期評価」はされていなかった。主要断層は地表などに一定の長さの断層が見つかっているものを選んでおり、能登半島付近の断層はそれにあてはまっていなかったことを理由にあげた。平田委員長は「主要断層以外も、もっと早くに評価できていればよかったが、残念」と述べた。(小沢慧一)
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c10

[国際33] イラン南東部で爆発103人死亡 殺害司令官の墓地付近、テロか(東京新聞・共同)
2024年1月4日 00時29分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/300259?rct=world

 【テヘラン共同=渡会五月】イラン南東部ケルマンで3日、爆発が2回あり、少なくとも103人が死亡、140人以上が負傷した。バヒディ内相は「テロリストによる攻撃だ」と表明し、詳細を捜査中だと述べた。国営メディアが伝えた。現場は2020年に米軍に殺害されたイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官の墓がある墓地に近い。
 バヒディ氏によると、1回目の爆発後、負傷者を救助しようと当局者らが集まった際に2回目の爆発があった。タスニム通信は治安当局者の話として、爆弾が入った二つのバッグが遠隔操作で爆発したと伝えた。
 イラン司法府の公式メディア、ミザン通信によると、モホセニエジェイ司法府代表は「犯人は間違いなく、適切な方法で処罰される」と強調した。
 3日はソレイマニ氏がイラクの首都バグダッドで殺害されてから4年を迎えた日で、大勢の市民が追悼のため訪れていた。現地からの映像によると、血を流した多くの市民が路上に倒れていた。爆発現場から悲鳴を上げて走って逃げる人の姿もあり、救急車のサイレンが鳴り響いていた。
http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/842.html
[原発・フッ素54] 志賀原発の周辺15カ所で放射線量を測定不能 モニタリングポストが「壊れているのか、埋まっているのか…」(東京新聞)
2024年1月4日 19時43分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/300509?rct=national

 1日に起きた最大震度7の能登半島地震で、北陸電力志賀原発(石川県志賀町)周辺の空間放射線量を測定するモニタリングポストが、15カ所で測定できなくなっている。地震による道路寸断などで現地を確認できず、復旧の見通しは立っていない。原発事故時に住民避難の判断根拠となる実測値を迅速に得られない状況で、原子力災害への備えの難しさを露呈した。 

◆東日本大震災では多くの避難者が被ばく
 原子力規制委員会事務局の原子力規制庁によると、原発の約30キロ圏内に約120カ所あるモニタリングポストのうち、輪島市や穴水町など原発の北側20〜30キロ付近で地震発生以降、測定できていない。担当者は「壊れているのか、土砂などで埋まっているのかなどの状況は分からない」と話す。
 国の原子力災害対策指針では、原発事故が起きた際、モニタリングポストの実測値で住民の屋内退避や避難開始などを決めると規定する。測定できない場合、代わりに自動車やヘリコプターを使って測定するが、道路の寸断や事故時の高い放射線量下でヘリが近づけるのかなど課題が残る。
 2011年3月の東京電力福島第1原発事故では、福島県が設置していた24台のモニタリングポストのうち23台が測定できなくなり、放射線量の把握が難航。結果的に、多くの避難者が放射線量が高い地域に逃げ、被ばくを強いられた。

◆道路寸断…石川県は「代替手段が取れない」
 志賀原発は運転停止中で、地震による過酷事故は起きなかった。ただ、測定できないモニタリングポストの早期復旧は難しい状況だ。代替措置として、可搬型の測定器を置けたのは、原発から南東に20キロ以上離れた富山県氷見市の1カ所だけにとどまっている。原子力規制庁は、航空機による測定の準備は整えている。
 石川県原子力安全対策室の担当者は「道路が寸断され近づけず、県としては代替手段が取れない」と困惑気味に話した。(小野沢健太、渡辺聖子)
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/332.html
[国際33] イラン南東部で爆発103人死亡 殺害司令官の墓地付近、テロか(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
5. 蒲田の富士山[2098] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月05日 06:34:45 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[30]
イラン爆発でISが犯行声明 近年最大のテロ被害(東京新聞・共同)
2024年1月5日 05時28分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/300592?rct=world

 【テヘラン共同】過激派組織「イスラム国」(IS)は4日、系列メディアで、3日に起きたイラン南東部ケルマンでの爆発に関して犯行声明を出した。死者が84人、負傷者が280人以上になり、近年のイランでは最大のテロ被害となった。
 犯行声明によると、1人目の戦闘員が群衆の中で爆発物が入ったベルトを爆破させ、約20分後に2人目も爆破させた。国営通信は3日、情報筋の話として、2回あった爆発のうち1回目は監視カメラの映像から男の自爆だったと伝えた。2回目も自爆の可能性が高いという。
 現場は米軍に殺害されたイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官の墓地の近く。
http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/842.html#c5

[国際33] イラン南東部で爆発103人死亡 殺害司令官の墓地付近、テロか(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
6. 蒲田の富士山[2099] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月05日 06:38:41 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[31]
<△20行くらい>
イラン爆発、死者は84人 「テロ」と非難相次ぐ(東京新聞・共同)
2024年1月4日 19時16分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/300519?rct=world

 【テヘラン共同】イラン政府は4日、南東部ケルマンで3日に起きた爆発の死者を84人と発表した。当初は死者数を103人としたが、95人に修正し、さらに変更した。負傷者は280人以上。国営メディアが伝えた。ライシ大統領は「テロによる犯罪行為」との声明を発表。アラブ諸国などからも非難が相次ぎ、サウジアラビアとカタールの外務省は3日「テロを拒絶する」と表明した。
 国連のグテレス事務総長も、爆発は何らかの「攻撃」だとの見方を示し、関与した者は責任が問われると強調した。犯行声明は出ていないが、米政府高官は3日、過激派組織「イスラム国」(IS)が過去に実行したようなテロ攻撃に見えると述べた。
 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は3日の記者会見で、イランと敵対するイスラエルが関与したとの「兆候はない」と語った。在イラン日本大使館によると、邦人の被害は確認されていない。
 イラン最高指導者ハメネイ師は3日「邪悪な敵が新たな大惨事を引き起こした」とし、厳しい対応を取ると警告した。
http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/842.html#c6

[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
15. 蒲田の富士山[2100] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月05日 10:46:38 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[32]
<△21行くらい>
能登半島地震、死者92人に 不明200人超、被害増の恐れ(東京新聞・共同)
2024年1月5日 10時39分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/300595?rct=national

 地震による大きな被害を受けた石川県輪島市の住宅地。トラックが道路に埋もれていた=5日午前7時9分
 石川県輪島市の土砂崩れ現場=4日(共同通信社ヘリから)
 石川県で最大震度7を観測した能登半島地震で石川県は5日、死者は92人に上り、安否不明者は242人になったと明らかにした。輪島市では40件以上の生き埋め情報があり、被害はさらに増える恐れがある。自衛隊は約4600人に態勢を拡充。甚大な被害となった輪島市と珠洲市を中心に、警察や消防と連携して安否確認や捜索を急ぐ。
 輪島市の坂口茂市長は5日の記者会見で「安否確認が最重要課題。避難場所の環境整備や物資の支給にも取り組む」と話した。安否不明者は輪島市が93人、珠洲市が68人と両市が突出しており、高齢者が多い。県内の集落では700人以上が孤立状態。輪島市で孤立している14地区分の人数は集計できていない。
 10カ所以上が土砂崩れで寸断されている国道があるなど物資搬送の状況も正常化には遠い。自治体側からは食料の不足だけでなく「医療機関の運営に必要な資材が届いていない。高齢者施設に必要な機材も足りない」との声が上がっている。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c15

[原発・フッ素54] 志賀原発の周辺15カ所で放射線量を測定不能 モニタリングポストが「壊れているのか、埋まっているのか…」(東京新聞) 蒲田の富士山
5. 蒲田の富士山[2101] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月05日 15:18:20 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[33]
<■110行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
志賀原発「異常なし」から考えた 運転中だったら?「珠洲原発」だったら? 震度7の地震は想定内なのか(東京新聞)
2024年1月5日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/300551

 元日の北陸を襲った能登半島地震。震度7という激震と津波が大きな被害をもたらしたが、地震直後から大いに気になったのは、震源に近い北陸電力志賀原発(石川県志賀町)だ。外部電源の一部を喪失し、変圧器からの油漏れや核燃料プールの水漏れなどはあったが、原子力規制委員会は「大きな異常はなし」とする。しかし、志賀原発は1度、原子炉建屋直下に活断層ありと判定されるなど、いろいろといわくのある原発。今回耐えたから大丈夫と言えるのか。(曽田晋太郎、宮畑譲)

◆不安を抱え続ける周辺住民、避難先の高台で「ひと安心」
 「地震が起きた直後は何の情報もなく、東日本大震災の時のように急に事故が起こるかもしれないと思い、とても不安だった」
 能登半島地震で震度7を観測した石川県志賀町にある志賀原発から約10キロの同県七尾市に暮らす友禅染絵作家、志田弘子さん(71)は地震発生時の心境をこう吐露する。当時は自宅におり、倒壊の危険を感じて外に出たが立っていられず、近くの切り株につかまって家族と震えながら揺れが収まるのを待ったという。
 志賀原発は運転停止中といえ、近くに暮らす住民は常に不安と隣り合わせだ。志賀町に住む70代の男性は「大津波警報が出て、すぐに高台に避難した。1日の夜9時ごろにニュースで原発に異常がないことを知り一安心したが、道路が寸断され、すぐには逃げられない状況。放射能は目に見えないので、影響が本当にないのか不安がゼロになることはない」と語る。
 規制委事務局の原子力規制庁は今回の地震で志賀原発に「大きな異常はない」と発表した。ただ、地震による影響は多々あった。

◆「火災」は勘違い、変圧器の油漏れ
 同庁や北陸電力の発表などによると、原発内の変圧器で当初、点検した作業員が「爆発音がして焦げ臭い」と報告し、林芳正官房長官も1日午後の会見で「変圧器の火災が発生し、消火した」と説明したが、実際は勘違いで火災は起きていなかった。ただ、地震で同原発の1、2号機の変圧器の配管が壊れ、計約7100リットルの油が漏出。外部から受電する系統の一部が使えなくなり、別の系統に切り替えて電源を確保した。
 また、地震の揺れで1、2号機の使用済み核燃料プールの水が計約420リットルあふれたが、外部への流出はなかった。一方、北陸電は2日午前の段階で1、2号機の敷地内にある取水槽の水位について「有意な変動はない」としていたが、同日夜に「約3メートル変動していた」と訂正した。プラントへの影響はないという。

◆「大事故」は起きなかったものの本当に「大丈夫」か
 確かに東京電力福島第1原発事故のような事態には至っていない。だが、それで「大丈夫」となるのか。
 金沢市在住で「北陸電力と共に脱原発をすすめる株主の会」の中垣たか子さん(72)は「取水槽の水位の訂正もあり、ちゃんと原発を管理できているのか、きちんとした情報が公表されているのか心配だ。安全上問題はないと言っているが、外部に放射能が漏れていないからいいみたいな態度が問題で、原発が潜在的に危険という認識が欠けているのでは。小さな異常の積み重ねが大きな事故の引き金になりかねない。大事故が起こる前に立ち止まってもらわないとあまりに危険だ」と訴える。
 前出の志田さんも「のんきに大丈夫と構えていられない」とし、切実な思いを語る。「福島の原発事故が特別ではないと、改めてその怖さを強く感じた。住民はこんなに不安を抱えながら生きている。これだけの地震大国でも原発を推進する国の方針は正しいのか。もう誰もが不安を感じることがないように、原発政策を見直してほしい」

◆住民の反対運動で中止になった幻の原発計画
 地元住民に不安をもたらす志賀原発。その来歴はいわく付きだ。
 そもそも、石川県能登地方では、志賀原発の建設以前に、より北の珠洲市で関西電力、中部電力、北陸電による「珠洲原発」の建設計画があった。候補地の一つだった同市高屋町は、今回の震源となった地区と隣接する。志賀原発の廃炉を求める活動をしている金沢大の五十嵐正博名誉教授は「珠洲原発は住民による根強い反対運動で計画が中止となったが、もし高屋町に建設していたら、大変なことになっていたと思う」と想像する。
 志賀原発はできてからも、トラブルが続いた。
 1993年に稼働した1号機は99年に制御棒3本が脱落し、臨界事故を起こしたが、北陸電が事故を公表したのは2007年になってからで、「事故隠し」と批判された。06年に稼働した2号機は11年3月、東日本大震災が起きた日に定期検査入りして運転を停止した。その後、1、2号機とも動いていない。
 16年には、原子力規制委員会の専門家チームが、1号機の原子炉建屋直下にある「S-1断層」などを「活断層の可能性は否定できない」と評価。事実上、再稼働は不可能とされた。

◆覆った活断層の評価 再稼働を目指していたところで…
 ところが23年3月、隣接する2号機の再稼働の前提となる新規制基準への適合審査会合で、規制委は「敷地内に活断層はない」とする北陸電の主張が妥当だとし、16年の判断を覆した。23年11月には、経団連の十倉雅和会長が志賀原発を視察。「一刻も早く再稼働できるよう心から願っている」と訴えていた。
 まさに今年、再起を図っていた志賀原発だったわけだが、今回の地震は大きな影を落とす。
 日本原子力発電敦賀原発(福井県)の断層調査を行った経験がある、名古屋大減災連携研究センターの鈴木康弘教授は「これほど大きな地震を起こす断層が志賀原発の近くにあるという想定はなかった。この地域でどういう地震が起きるのか、抜本的に見直さなくてはいけない。前提条件が相当変わった」と指摘する。
 さらに、能登地方の断層は複雑で、一見、大きな断層と関係がないように見えても、連動する可能性は否定できないという。鈴木氏は「今回の地震を機にもう一度、点検をさせるのか、新たな規制基準を示すのか。これは原子力規制庁の責任問題だ」と強調する。

◆過小評価はできない「外部電力の喪失」
 一方、原発のハード面の安全対策としては、北陸電や政府が「大きな異常ではない」とした外部電力の一部喪失も見逃せない。東京電力福島第1原発事故は、外部電源が喪失、非常用電源も水没したことが原因となったからだ。
 原子力資料情報室の上沢千尋氏は「運転中であれば、原子炉を止めるアクションが必要になる。多くの機器を動かさなくてはならず、対応の負荷が全く違う。助かった面はあるだろう」と言う。原発内の使用済み核燃料が十分冷やされていたことも含め、長期にわたって運転停止中だったことが幸いしたとみる。
 北陸電は、1、2号機とも不具合が発生したのとは別の系統から外部電力を受け、非常用ディーゼル発電機もあるため、安全上の問題はないとしている。しかし、上沢氏は「今後の余震や別の地震が起きた時のことを考えると、非常に脆弱(ぜいじゃく)な状態になっている」と不安視する。
 その上で、上沢氏もやはり根本的な断層の問題を指摘する。「原発直下の断層が動かなくても、周辺には多くの断層がある。どれかが動けば、影響を受ける可能性は高い。北陸電力は不適切な場所に建ててしまったことを認めて廃炉にするべきだ。今回の地震はその好機と捉えてほしい」

◆デスクメモ
 今回の地震の震源となった断層は、あらかじめ知られていた断層ではないという。となるとその影響は、今までの志賀原発の断層議論では想定されていなかっただろう。原子炉建屋直下の活断層あるなしといったミクロな話ではなく、トータルで原発の適地かどうかを議論すべきでは。(歩)
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/332.html#c5

[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
16. 蒲田の富士山[2102] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月05日 15:39:56 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[34]
<△26行くらい>
自宅を襲った津波が「ゴーッ」と音を立てて…「テレビで見た東日本大震災は、人ごとだった」(東京新聞)
2024年1月4日 19時02分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/300503?rct=national

 石川県能登町白丸地区は地震、津波、大規模火災の三重苦に見舞われた。地震2日後の夕方になっても、火災のあった場所からは煙が上がっていた。焼けた家具が散乱し、真っ黒になった車も数台。辺りには焦げ臭い匂いが充満していた。津波で流され泥にまみれたぬいぐるみや参考書など、直前までの暮らしを感じさせる物が多く落ちていた。
 同地区は地震後、津波で数十軒が被害を受け、その後に起こった火災で20軒が全焼。1人が亡くなり、白丸公民館には150人が身を寄せている。避難者の浜高康雄さん(65)は、自宅1階が津波に押し流され、火は移らなかったが火災もすぐ近くまで迫った。
 浜高さんは地震直後に避難した高台で、津波の「ゴーッ」という音を聞いたという。その後、少し標高の低い公民館に来ると、自宅方面で大規模な火災が起こっているのを目にした。
 浜高さんは「東日本大震災のときにも津波被害をテレビで見ていたけど、人ごとだった。自分の身に起きてみて、初めて分かった」と語り「仮設住宅にしてもすぐ建つわけではない。それまでずっと避難所生活になるのだろうか」と、今後への不安もこぼした。
 公民館には3日、各避難所を2日から回っている町の給水車が初めて到着。各家庭の代表者が、容器にする飲み終わったペットボトルやたらいを持ち寄り、貴重な水を受け取ろうと列を作った。住民からは「珠洲市や輪島市と比べ、能登町の報道が少ないような気がして不安」という声も聞かれた。(上井啓太郎)
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c16

[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
18. 蒲田の富士山[2103] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月05日 20:11:55 : GeuJtWq2WA : Z3lvTDZmT1BOd2s=[35]
<▽32行くらい>
「握った娘の手がだんだん冷たく…」 帰省した娘2人と母が自宅の下敷きに 輪島市の夫婦(東京新聞)
2024年1月5日 17時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/300735?rct=national

◆6人家族だったのに、3人に
 「6人家族だったのに、3人になっちゃったよ」。石川県で最大震度7を観測した能登半島地震で、4日朝、輪島市門前町道下の倒壊した住宅で救出作業が進められた。「早く出てきて」。自宅前に立ち尽くす神崎浩二さん(70)と智子さん(66)夫婦は、娘2人を亡くした。母親が取り残されたままだった。
 正月休みに長女希美さん(43)と次女麻衣子さん(40)が、金沢市と東京から帰省。家族が正月に集まるのは「本当に久しぶり」で、智子さんらはおいしい物を食べさせたいと張り切って準備していた。
 地震で自宅は1階がつぶれて倒壊。神崎さん夫婦と2人の娘、母美智子さん(87)の5人が下敷きになった。父源一さん(91)は不在で無事だった。浩二さんだけが瓦をかき分けて自力で外に出た。
 智子さんは娘2人に「返事して」と声をかけたが、応答はない。手を伸ばして麻衣子さんの手をさすったが「だんだん冷たくなっていくのを感じた」という。

◆目の前にいるのに何もできず
 智子さんは近所の人に助け出された。消防隊員から「子どもは息をしていません」と告げられた浩二さんは現実をすぐには受け入れられなかった。周りで多くの住宅が倒壊し、消防は別の場所の救助に向かった。
 家族3人が目の前にいるのに何もできない。津波から避難するよう促されても、智子さんは泣き崩れて離れようとしなかった。
 翌2日、近所の人が家のはりを切るなどして娘2人を運び出した。顔はうっ血して真っ黒だった。浩二さんは「わざわざ命を落としに帰ってきたのか」とむせび泣いた。祖母の体調を気遣うなど「ほんとに優しい子だった」と智子さん。
 孫の帰省を楽しみにしていた美智子さんは4日午前10時半ごろ、消防隊員に運び出され、死亡が確認された。「寒かったやろうな」と浩二さん。智子さんは「何もできなかった。助けられなかった」と口元を手で覆い言葉を詰まらせた。(斉藤和音、曽根智貴)
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c18

[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏「憲法改正はナチスの手口に学べと主張する自民党派閥の親玉」”麻生最高顧問”に私見(東京新聞)
[2024年1月6日17時33分]

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202401060000786.html

立憲民主党の小沢一郎衆院議員が6日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党の派閥パーティーをめぐる政治資金問題に対応するため来週、同党が立ち上げる総裁直属の機関「政治刷新本部」に関し、私見をつづった。
同本部をめぐっては岸田文雄首相が4日、BSフジ「プライムニュース」に出演し、最高顧問として、菅義偉前首相と麻生太郎副総裁の2人の首相経験者をあてる考えを明らかにしている。
小沢氏はXに、政治刷新本部について報じた記事を添付。「これではやってるふりにすらならない。『憲法改正はナチスの手口に学べ』と主張する自民党派閥の親玉。刷新どころか腐敗が加速するだけ。刷新ではなく自民党解体が必要」と述べた。
また別のポストでは「必要なのは、政治刷新本部などではなく、自民党解体本部。裏金問題のすり替えは許されない」「事実上、安倍派解体本部になるだろう。安倍派が全部悪いという世論に誘導し、ずるく切り抜けようという魂胆。真に解体されるべきは自民党そのもの。自民党を解体しないと、国は前に進めない」などと述べた。
これらの投稿に対し「なんとかしてくれ。もう手に負えん」「ダメだこりゃ!」「絶望感しか無い人選です」「結局何も変わらない」「おっしゃる通りです」「刷新にならないから」「一掃しないと何も変わらないどころか腐敗は進む」などとさまざまな意見が寄せられている。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/823.html
[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏「憲法改正はナチスの手口に学べと主張する自民党派閥の親玉」”麻生最高顧問”に私見(日刊スポーツ)
[2024年1月6日17時33分]

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202401060000786.html

立憲民主党の小沢一郎衆院議員が6日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党の派閥パーティーをめぐる政治資金問題に対応するため来週、同党が立ち上げる総裁直属の機関「政治刷新本部」に関し、私見をつづった。
同本部をめぐっては岸田文雄首相が4日、BSフジ「プライムニュース」に出演し、最高顧問として、菅義偉前首相と麻生太郎副総裁の2人の首相経験者をあてる考えを明らかにしている。
小沢氏はXに、政治刷新本部について報じた記事を添付。「これではやってるふりにすらならない。『憲法改正はナチスの手口に学べ』と主張する自民党派閥の親玉。刷新どころか腐敗が加速するだけ。刷新ではなく自民党解体が必要」と述べた。
また別のポストでは「必要なのは、政治刷新本部などではなく、自民党解体本部。裏金問題のすり替えは許されない」「事実上、安倍派解体本部になるだろう。安倍派が全部悪いという世論に誘導し、ずるく切り抜けようという魂胆。真に解体されるべきは自民党そのもの。自民党を解体しないと、国は前に進めない」などと述べた。
これらの投稿に対し「なんとかしてくれ。もう手に負えん」「ダメだこりゃ!」「絶望感しか無い人選です」「結局何も変わらない」「おっしゃる通りです」「刷新にならないから」「一掃しないと何も変わらないどころか腐敗は進む」などとさまざまな意見が寄せられている。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/824.html
[お知らせ・管理21] 2024年01月 困った時、意見、提案、相談などなんでも。管理人が当月のみ24時間以内に必ず見るスレ 管理人さん
8. 蒲田の富士山[2104] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月06日 20:49:57 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[1]
タイトルミスを、してしまいました。

小沢一郎氏「憲法改正はナチスの手口に学べと主張する自民党派閥の親玉」”麻生最高顧問”に私見(東京新聞)

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/823.html

―――以下は訂正投稿

小沢一郎氏「憲法改正はナチスの手口に学べと主張する自民党派閥の親玉」”麻生最高顧問”に私見(日刊スポーツ)

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/824.html


お手数をおかけして申し訳ありませんが、先行の823.htmlの削除をお願いします。

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/657.html#c8

[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
21. 蒲田の富士山[2105] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月06日 21:57:40 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[2]
顕著な隆起、港湾内が陸に 専門家「予想以上」(東京新聞・共同)
2024年1月6日 20時28分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301084?rct=national

 最大震度7を観測した能登半島の状況を6日、共同通信社機で上空から取材した。石川県輪島市沿岸部の約15キロにわたる範囲で港湾内が陸地になるほど顕著に地盤が隆起した様子を確認できた。同乗した名古屋大の山岡耕春教授(地震学)は「予想以上に大きく隆起していて非常に驚いた。2007年の能登半島地震による隆起より大きい」と話した。
 隆起の痕跡が顕著に見られたのは、輪島市北西部の大沢漁港周辺から同市門前町鹿磯周辺にかけての沿岸約15キロ。隆起によって海中から地上に現れたとみられる白っぽい岩肌が複数の場所で確認できた。山岡氏によると、元々地上だった場所が黒っぽいのに対し、海面下だった場所は貝殻や砂で白っぽい色をしているため、色の違いで区別できるという。
 大沢漁港で海底だった場所が見えていたほか、鹿磯では消波ブロックより沖側の海だった場所も隆起によって砂浜のようになり、ブロックが完全に姿を現していた。鹿磯では、人工衛星「だいち2号」の観測によって最大4メートルの隆起が確認されている。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c21

[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
22. 蒲田の富士山[2106] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月06日 22:08:55 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[3]
能登地震、死者126人 安否不明200人超(東京新聞・共同)
2024年1月6日 20時17分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/300904?rct=national

 石川県で最大震度7を観測した能登半島地震は6日午後5時現在、死者は126人となった。犠牲者が100人を超えるのは関連死を含め276人が亡くなった2016年の熊本地震以来。連絡が取れない安否不明者は210人に上るが、雨やひょうで救助活動は一時中断するなど難航。自衛隊は現地の態勢を約5千人から約5400人に増強し、警察などと捜索を急ぐ。珠洲市では、倒壊家屋で1人が生存しているとの情報があり、救出活動に当たっている。
 穴水町では11人と一時連絡が取れなくなった住宅で消防隊員が土砂の搬出を続けた。気象庁によると、8日にかけて平地でも大雪になる所がある見込みで、土砂崩れなど二次災害の発生も懸念される。地震活動も続いており、6日午前5時26分ごろには穴水町で震度5強の地震があった。
 死者は自治体別に輪島市69人、珠洲市38人、穴水町9人、七尾市5人、志賀町と能登町が各2人、羽咋市1人。能登半島を中心に断水は約6万6千戸、停電は約2万3千戸に上る。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c22

[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
23. 蒲田の富士山[2107] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月06日 22:11:01 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[4]
震度1以上、4日半で千回超に 能登半島地震、3年間の2倍(東京新聞・共同)
2024年1月6日 09時54分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/300981?rct=national

 気象庁は6日、能登半島地震で、震度1以上を6日午前8時までの約4日半の間に1045回記録したと発表した。地震活動が活発化した2020年12月から23年12月までは506回で、約3年間の2倍を超えた。
 気象庁によると、1日は午後4時ごろから地震が起き始め、6日午前8時までに、震度7を1回、5強を7回、5弱を6回観測している。
 震度1以上は1日と2日がそれぞれ350回を超え、4日と5日はいずれも100回未満となったが、活発な活動が依然続いている。
 年間では21年に70回、22年に195回、23年に241回観測している。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c23

[国際33] イラン南東部で爆発103人死亡 殺害司令官の墓地付近、テロか(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
7. 蒲田の富士山[2108] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月07日 07:26:21 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[5]
イランの爆発で11人逮捕 自爆犯はタジク国籍(東京新聞・共同)
2024年1月6日 08時52分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/300909?rct=world

 【テヘラン共同】イラン情報省は5日、南東部ケルマンで89人が死亡した3日の爆発事件に関与したとして、11人を逮捕したと発表した。自爆した犯人2人のうち1人はタジキスタン国籍であることが確認され、もう1人の国籍は捜査中だという。国営テレビが報じた。事件を巡っては、過激派組織「イスラム国」(IS)が4日に犯行声明を出している。
 ロイター通信によると、米政府は通信傍受で収集した情報を基に、爆発事件はアフガニスタンに拠点を置くIS系勢力「ISホラサン州」による犯行だったことを確認した。関係筋はロイターに「情報は明確で議論の余地はない」と話した。
http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/842.html#c7

[戦争b25] パレスチナ状況報告 - レバノンにおけるイスラエルによる暗殺に対するヒズボラの対応(マスコミに載らない海外記事) HIMAZIN
2. 蒲田の富士山[2109] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月07日 07:37:46 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[6]
イスラエルへの報復警告 親イラン民兵組織指導者(東京新聞・共同)
2024年1月6日 09時03分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/300935?rct=world

 レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの指導者ナスララ師は5日、テレビ演説し、首都ベイルートで2日に無人機でイスラム組織ハマス政治部門幹部らが殺害されたことに関して、イスラエルに報復すると警告した。イスラエルとレバノンの国境でヒズボラとイスラエル軍の交戦が続いているが、戦闘が激しさを増す可能性がある。
 ヒズボラは、イスラエルがハマス政治部門幹部らを殺害したと訴えている。ナスララ師は、レバノンを危険にさらしたとし「黙っているわけにはいかない」と述べた。
 イスラエル軍報道官は、軍が5日にヒズボラの拠点を空爆したと述べた。ヒズボラからイスラエルに対してロケット弾攻撃があり、迎撃したほか、一部は人がいない地域に着弾したという。報道官は、ヒズボラとの交戦について十分に準備していると強調した。
 パレスチナ自治区ガザに関して報道官は、北部、中部、南部の「全域で戦闘を続けている」と述べた。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/261.html#c2

[戦争b25] ネオコンが1992年に始めた軍事力による世界制覇計画の破綻が明確になった(櫻井ジャーナル)
2024.01.06

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401060000/

 アメリカはシティやウォール街を拠点とする強大な私的権力にコントロールされている。1970年代から急速に進んだ新自由主義化の結果、私的権力はすでに国家を凌ぐ力を持っているが、現在、私的権力は国というシステムを経由せず、自分たちが直接統治する体制を築こうとしている。
 彼らが推進しようとしていたTPP(環太平洋連携協定)、TTIP(環大西洋貿易投資協定)、TiSA(新サービス貿易協定)、最近ではパンデミック条約やIHR(国際保健規則)改定案も主権国家を否定する試みの一環だ。
 私的権力が民主主義国家そのものより強くなると民主主義国家の自由は危うくなり、その本質はファシズムだとフランクリン・ルーズベルト大統領は1938年4月29日に主張した。すでにアメリカはファシズム体制に入っているということであり、新自由主義はファシズムの別名だとも言える。
 1991年12月にソ連は消滅するが、その年の1月にアメリカ主導軍はイラクを攻撃したが、その際、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領はサダム・フセイン体制を倒さなかった。ブッシュや彼の仲間はフセイン体制をペルシャ湾岸の産油国をイランから守る防波堤だと認識していたからだ。
 それに対し、ネオコンはフセイン体制を倒して親イスラエル体制を樹立し、シリアとイランを分断した上で両国を個別撃破しようと考えていた。ウェズリー・クラーク元欧州連合軍最高司令官によると、湾岸戦争でブッシュ大統領がフセイン体制を倒さなかったことにネオコンは怒ったが、その際、中東でアメリカが軍事力を行使してもソ連軍は出てこないと理解した。その年の5月にクラークは国防総省を訪問、そこで会った国防次官のポールはイラク、シリア、イランを殲滅すると語っていたという。
 シオニストであると同時に私的権力の代理人でもあるネオコンはソ連が消滅した直後、1992年2月にDPG(国防計画指針)草案という形で世界制覇プロジェクトを作成した。その当時の国防長官はディック・チェイニー、国防次官はポール・ウォルフォウィッツだ。
 DPG草案はウォルフォウィッツが中心になって作成されたことから、「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」とも呼ばれている。ブッシュ・ジュニア以降、アメリカの世界戦略はこれに基づいて決められてきた。
 このドクトリンは第1の目的を「新たなライバル」の出現を阻止することだとしている。旧ソ連圏だけでなく、西ヨーロッパ、東アジア、東南アジアにアメリカを敵視する勢力が現れることを許さないというわけだ。さらに、ドイツや日本をアメリカ主導の集団安全保障体制に組み入れ、新たなライバルの出現を防ぐとも謳っている。
 ここからネオコンの世界制覇プロジェクトは始まり、1999年3月から6月にかけての期間、ユーゴスラビアを空爆した。例によって偽情報を流して攻撃の正当化を試みたが、単なる侵略だということはまもなく明らかにされた。その間、4月にはスロボダン・ミロシェビッチの自宅が、また5月には中国大使館も爆撃されている。
 ウォルフォウィッツ・ドクトリンをベースにしてネオコン系シンクタンクPNACは2000年に「アメリカ国防の再構築」を発表、それに基づいてジョージ・W・ブッシュ政権は軍事政策を作成した。その政策を実行する口実になる出来事が引き起こされたのは2001年9月11日。その日、ニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃されたのだ。
 その攻撃から6週間ほど後、国防長官の周辺で攻撃予定国のリストが作成されていたことを統合参謀本部でクラークは知らされている。そのリストに載っていた国はイラク、シリア、レバノン、リビア、ソマリア、スーダン、そしてイラン。イラクが攻撃されたのは2003年3月だ。
 これもウォルフォウィッツ・ドクトリンに基づく計画だろうが、アメリカやイスラエルには「脅せば屈する」という信仰がある。例えば、何をしでかすかわからない国だと思わせれば自分たちが望む方向へ世界を導けるとリチャード・ニクソンは考え、イスラエルは狂犬のようにならなければならないと同国のモシェ・ダヤン将軍は語っている。ネオコンも同じで、この戦術はロシアや中国にも通用すると考えていた。
 米英支配層と深い関係にある外交問題評議会(CFR)が発行している定期刊行物​「フォーリン・アフェアーズ」の2006年3/4月号に掲載されたキール・リーバーとダリル・プレスの論文​では、ロシアと中国の長距離核兵器をアメリカ軍の先制第1撃で破壊できるようになる日は近いとされていた。簡単にロシアや中国に勝てるということだ。
 それに対し、ロシアのウラジミル・プーチン大統領は問題を外交的に解決しようとしてきたが、ネオコンはそれを「弱さ」だと考えた。そのプーチンは2017年10月、ソチ開かれたバルダイ国際討論クラブの会議で「西側との関係で我々が犯した最も深刻な間違いは信用しすぎたということだ」と記者に対して語っている。その判断は正しいが、それでも2020年代に入っても外交的に問題を解決しようとしていた。プーチンがアメリカとの話し合いに見切りをつけたのは2023年の秋頃だ。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/268.html
[戦争b25] 苦境の米政府はNSCの広報担当に怪しげな話を発表させた(櫻井ジャーナル)
2024.01.07

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401070000/

 アメリカのNSC(国家安全保障会議)で戦略広報調整官を務めるジョン・カービーはロシアが朝鮮からミサイルを入手、イランからも調達する計画だと主張した。「重大かつ懸念すべきエスカレーション」なのだという。
 西側はロシアが「ミサイルを使い果たす」と宣伝してきたが、兵器が枯渇しているのはアメリカ/NATO、そしてウクライナである。ロシアは高性能ミサイルでウクライナの軍事施設を破壊し続けてきた。朝鮮やイランからミサイルを調達しなければならない状況にはない。
 ウクライナでアメリカ/NATOはすでに敗北、しかもロシアは西側を信用せず、話し合いで戦闘を停止することが困難な状況であり、停戦を利用して「勝った」と宣伝することが難しい。
 ウクライナ側は兵器が枯渇しているだけでなく兵士もいなくなり、​戦場で戦うウクライナ兵の平均年齢は40歳を超えているとベン・ウォレス前英国防相は10月1日、テレグラフ紙に寄稿した記事の中で指摘​、もっと多くの若者を前線へ送り出せと要求している。国外へ脱出したウクライナの若者を送り返そうという主張もある。
 ジョー・バイデンはアメリカ大統領に就任して間もなく、ルビコンを渡った。ロシアに対する戦争を始めたのだが、その際、彼らは簡単に勝てると信じていたようだ。
 ロシア軍はウクライナ軍との戦闘で多大な損失を被り、士気が極度に低下してミサイル、砲弾、燃料などが不足、国内経済は破綻、人びとの不満が爆発して内部崩壊するというシナリオだったようだが、そうした展開にはならなかった。国内経済は安定、現在、ロシアの兵器生産力は西側の数倍だと見られている。兵器が枯渇して苦しんでいるのはアメリカ/NATOだ。
 アメリカがロシアに戦争を仕掛けたのはバイデンが副大統領を務めていたバラク・オバマ政権時代。2013年11月にウクライナでクーデターを開始、2月22日にビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒すことに成功している。そのクーデターでオバマはネオ・ナチを手先として利用した。
 そうした動きを見て中国はアメリカとの関係を見直し、ロシアとの関係を強化してきた。経済的な結びつきだけでなく、軍事的な協力関係も強めている。アメリカはロシアと中国、2カ国を相手にせざるを得なくなった。しかも、ここにきてパレスチナで戦争が始まった。
 イスラエルが創設に深く関与しているハマスがイスラエルへ攻め込んだのだが、事前にアメリカやイスラエルは攻撃があるとする情報を入手していた。アメリカの艦隊は攻撃を予測していたとしか思えないほど迅速に動いている。
 ハマスが攻め込んだ際、イスラエル軍がイスラエル人を殺害していることも判明、イスラエル国内で問題になっている。しかもガザでの住民虐殺に対する怒りは世界に広がった。
 しかも、当初から指摘されていたが、ガザでイスラエル軍は苦戦しているようだ。ヒズボラ、イラクの武装グループ、イエメンのフーシ派もイスラエルやアメリカに対する攻撃を始めている。
 ハマスのイズ・アドディン・アル・カッサム旅団は1月5日、ガザ北部のアル・カリム地区に集まったイスラエル軍に対する迫撃砲による攻撃を映した映像を公開、パレスチナ・イスラム聖戦のアル・クッズ旅団は同日、ガザ北部のトゥファとダルジのガザ市地区でイスラエル軍の戦車に対するロケット弾による攻撃を撮影した映像を公開した。イスラエル軍はガザを制圧できていない。米英など西側の有力メディアはハマスを悪魔化して描く「報道」を繰り返しているが、嘘だけで戦争に勝つことはできないのだ。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/269.html
[経世済民136] タワマン再開発に「みんなのアーケード」がツブされる! 大山ハッピーロードで怒りのデモ行進(東京新聞) 蒲田の富士山
7. 蒲田の富士山[2110] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月07日 14:24:54 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[7]
<■59行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
ライバル商店街が肩組みつくった「幸せ」が…春にも解体始まる大山商店街巨大アーケードに託した思い(東京新聞)
2024年1月7日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301044

 東京・板橋のハッピーロード大山商店街のシンボルである長さ約560メートルの巨大アーケードの一部解体工事が今春にも始まる。都道の整備計画と再開発に伴う動きだ。将来的に、街の中心部で分断されるアーケードの行く末に複雑な思いを抱く住民は少なくない。そのアーケードはなぜできたのか。歴史を知る商店街元理事長の大野厚さん(82)に聞いた。(岸本拓也)

◆原点は闇市、いまや日に3万人が行きかう
 2023年12月、大野さんと大山商店街を歩いた。「ここから先が4月から解体される。将来的にあそこまでアーケードがなくなる」。商店街の中ほどで立ち止まった大野さんの視線は100メートル以上先を向いた。
 東武東上線大山駅から川越街道までを結ぶ大山商店街は戦後、駅周辺に集まった100軒を超える「闇市」を原点に、高度成長を経て現在の姿へと発展した。そのさなかの1970年代に浮上したのが巨大アーケードの整備だった。
 大野さんは二つの理由があったと話す。まず、当時進んでいた池袋の高層ビル「サンシャイン60」を軸とした商業施設の建設計画。そして、戦災復興院が終戦直後に構想し、東京都に引き継がれた商店街を分断する幅員20メートルの道路を整備する「補助26号線」計画だ。地元では72年に「補助26号線反対廃案期成同盟」を結成し、反対していた。
 大野さんは「サンシャインに客を奪われる危機感が大きかった。関西などでアーケードを集客の目玉にした事例を参考に、これがあれば街の魅力を高め、補助26号線による商店街の分断も食い止められるだろう、と。そんな思いで決意が固まった」と振り返る。

◆若者たちが奔走、融和が生んだ繁栄
 ただ、問題があった。当時は、大山駅寄りの「大山銀座商店街」と川越街道寄りの「大山銀座美観街」に分かれていた。アーケードの整備費用を一部助成する都が示した条件は、商店街の合併だった。
 しかし、「二つの商店街は仲良くなかった」と大野さん。大山銀座は食料品店など、美観街は衣料品店などを中心に構成され、互いにライバル関係にあった。都の説明会に大山銀座幹部が、美観街幹部を呼ばなかったために、担当の都職員が帰ってしまうこともあったという。
 「接着剤」となったのが、両商店街の専門店主たちが会員となっている「東京板橋専門店会」だった。「商店街は違えど、専門店会の活動で気脈を通じていた若手同士が間を取り持った」という。当時カメラ店を営み、大山銀座の青年部長だった大野さんも融和に奔走。77年3月に商店街は合併し、78年4月にアーケードが完成した。
 「式典には横浜の竜踊りを呼んだり、爆竹を鳴らしたり、派手にやった」と懐かしむ。商店街は公募で「ハッピーロード大山」と名付けられ、大野さんが考えた「幸せにつづく なが〜い屋根」というキャッチフレーズも生まれた。アーケード完成後には通行量が1.5倍に増え、現在も1日3万人以上が訪れる。

◆タワマンが分断「僕らが望んだ街とは違う」
 だが、苦難を乗り越えて一つになった商店街の象徴のアーケードは今、分断の瀬戸際にある。都が2015年に26号線の事業化を正式決定したためだ。関連して浮上したタワーマンション計4棟を建てる再開発も相まって、26号線が通る部分約180メートル分のアーケードの解体が迫る。
 26号線の用地買収は難航し、整備のめどは立っていないが、今春にも先行して解体工事が始まる。大野さんは憂う。「アーケードが途中でなくなったら、商業環境が悪くなり、お客さんも不便になるのは目に見えている。スーパーも立ち退きを迫られ、商店街という機能が成り立たなくなる。それは僕らが望んだ街づくりではないはずだ」

【関連記事】「店が壊されるまで営業やめません」再開発に反対、立ち退きを拒否 コモディイイダ社長激怒の理由 板橋・大山
【関連記事】タワマン再開発に「みんなのアーケード」がツブされる! 大山ハッピーロードで怒りのデモ行進
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/272.html#c7

[医療崩壊12] <不老不死に挑む>(1)意識のアップロード 機械の中での「生存」模索(東京新聞)
ちょっと、読んでしまったけれど、いやな考え方だなあ。

―――以下引用

<不老不死に挑む>(1)意識のアップロード 機械の中での「生存」模索(東京新聞)
2024年1月7日 07時09分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301160?rct=national

 人生100年時代といわれます。それでもなお老いを遠ざけたい、長生きしたいという人の願いはなくなりません。人はどれぐらい生きられるのでしょうか。望みをかなえる方法はあるのでしょうか。最前線の研究を連載で紹介します。

◆電気回路で脳の働き再現へ
 第1回はいきなり「究極の手段」の登場です。
 東京大の渡辺正峰(まさたか)准教授(脳神経科学)は、人の意識をコンピューターに移し替える、つまりアップロードする方法を提案し研究に取り組んでいます。自らの意識を電気回路に移植できれば、肉体が消え去っても機械の中で、私として「生き」続けられるというわけです。
 電気回路なら部品も更新できます。スリープモードで何万年も眠った後に再起動だってできるでしょう。まさに永遠の生命が得られるというのです。

◆遠くない将来に
 SF小説みたいですが、渡辺さんはそう遠くない将来、実現できると考えます。「脳は少々手が込んだ電気回路にすぎない。電気回路としての脳の働きを機械上で再現すれば、そこにも意識が宿るに違いないと多くの神経科学者は考えている」
 哲学者デービッド・チャーマーズの提案した思考実験があります。脳の神経細胞(ニューロン)を一つずつ半導体デバイスに置き換えるというのです。
 デバイスは個々のニューロンの配線をそっくり再現し、どんな信号を受けてどんな信号を出すかという特性も完全にまねます。残りのニューロンの活動に一切影響しないよう模擬するのです。すると脳は置き換えに気付かないはずです。
 さらに一つ、また一つと置き換えていきます。完全に模擬すれば、ニューロンが最後の一つになっても脳は気付きません。ついに最後の一つを置き換えたとき、脳は半導体デバイスの固まりとなりますが、やはり置き換えに気付かないままでしょう。つまり、半導体の電気回路に元の脳の意識や記憶も宿るはずだ、というわけです。
 これは仮想的な実験で、神経細胞を1個ずつ電気回路に置き換えるのは技術的にもコスト的にも不可能です。そこで渡辺さんは、脳を半分ずつ機械に置き換えて意識を移植する手法を考え出しました。
 着目したのは右脳と左脳をつなぐ脳梁(のうりょう)です。左右の脳は脳梁を通じて情報をやりとりして共同して働きます。この脳梁に情報を読み書きする装置を手術で埋め込み、脳がやりとりする電気信号を受けたり、逆に信号を送ったりしようというのです。
 この装置を通して右脳をスパコンで模擬した左脳の回路とつなぎ、左脳をスパコンの右脳回路につなぎます。うまく模擬できていれば、生体の脳と機械の脳で統合された意識が生まれるはずです。スパコンと接続したまま記憶などを思い起こせば、機械側の脳に人の記憶や個性を移せると渡辺さんは考えます。

◆死を回避
 スパコンに接続した状態で脳の持ち主が死亡すると、人の脳活動は止まります。しかし機械の脳は動き続けて意識を保ったままです。そこで人と機械の接続を切り、機械同士の左脳と右脳をつなげば、人の脳の意識を受け継いだ機械の脳ができるというわけです。その人の意識は途絶えることなくコンピューターに移ります。つまり死を回避できるのです。
 スパコンの右脳と左脳はどのようにつくるのでしょう。まず脳のニューロン同士のつながりを正確に模擬します。脳の標本を数マイクロメートル単位(マイクロは100万分の1)で薄くスライスして顕微鏡でつながりを読み、ニューロンのネットワークをスパコン内に再構成します。ショウジョウバエの脳はすでに再現されているといいます。
 ただ、つながりは再現できても、ネットワークのどの回線にどれぐらいの強さの信号が流れるかという「重み」までは正確に読み取れません。重みを再現しないと脳は正常に働きません。そこでスパコン自身に学習させます。基本的には、チャットGPTなど生成AI(人工知能)と同様のディープラーニング(深層学習)の手法で学習させられるだろうと渡辺さんは考えています。

◆デジカメ技術で
 脳梁に埋め込んで情報を読み書きする装置はどうでしょう。渡辺さんは「デジタルカメラのイメージセンサーに使われるCMOSの技術を応用すれば可能」と言います。センサー表面には光を受ける素子が細かく並んでいます。その素子を電極に変え、そこにニューロンをくっつけて電気信号を読み書きするのです。
 素子の間隔は数マイクロメートルですが、0・1マイクロメートルぐらいになれば各ニューロン間の信号を読めるといいます。「今のペースなら10年ほどでできる」。渡辺さんは2023年7月、脳情報の読み書きによる医療デバイスを開発するベンチャー「RUTEN Inc」を米国に共同設立。12月には投資会社からの資金調達も決まり、本格的に開発に乗り出しました。
 デバイスにニューロンをつけて信号をやりとりできるようにするには、まだ工夫が必要ですが、すでにスイスのグループが現在の数マイクロメートル幅の素子上にニューロンをくっつけてネットワークを形成させる実験に成功しているといいます。
 「十分な資金と人手があれば基本的な実験は20年後にも実現できる。まず自分で最初の被験者になって機械の脳に意識が宿っていることを確かめたい」と話します。実現すれば、人類の終焉(しゅうえん)にさえ立ち会えるかもしれません。 (永井理)

◆意識の実感 スパコンで迫る
 渡辺さんがコンピューターに意識を移植する研究を始めた背景には、機械にも意識が宿ることを実際に確かめたい、という願いがあるといいます。それは科学的にも哲学的にも古くから議論が続く大きな課題です。多くの神経科学者は、電気回路にも意識が宿るだろうと考えていますが、証拠を示すのは非常に難しいのです。
 意識は「ほら、これ」と脳の中に見つかるものではないからです。いくら脳を細かく観察しても、複雑につながったニューロンが化学物質を介して電気信号をやりとりする様子が分かるだけ。電気回路も同じ。半導体の回路の中を電子が動いていくのが見えるだけです。どこかに意識が見つかるわけではありません。
 つまり「電気回路が意識を持っているかどうかは、回路そのものになって体験するしかない」というのです。それを実現するのが、スパコンで模擬した脳との接続なのです。
 機械に意識が宿っていることを実感できれば画期的なことです。また、機械の脳なら、いろいろな部分をそぎ落として実験し、意識を生む必要最小限の核心部を突き止めることができるかもしれません。
 コンピューターへの意識のアップロードは、意識の本質と、それを生み出す原理に迫る手段でもあるのです。

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<左脳と右脳の意識> 人間の左脳と右脳は、それぞれ単独で独立に意識を持つことが分かっています。現在も重度のてんかんの治療法として、脳梁を切断して左脳と右脳を分離する手術が行われています。この手術を受けた人は、左脳と右脳が独立に意識を持ち、頭の中に二つの意識が存在する状態になります。それを米のロジャー・スペリー博士が実験的に明らかにして1981年のノーベル生理学・医学賞を受けました。渡辺さんの提案する意識のアップロードは、脳の半球がそれぞれ意識を担えることをうまく利用し、人から電気回路へと意識を受け渡していく方法といえるでしょう。
―――――――――――――――

―――引用終了

昔、「レヴィ・ストロース」の本を飛ばし読みしていたら、自我の否定のようなことが書かれてあって、(私の勘違いかもしれないが)、西洋にはこういう考えがあるのかいね?と、思った。
昔、「いいだ・もも」さんは、雑誌の対談等で、「技術ニヒリズム」という概念を示されたが、「技術ニヒリズム」を放置すると、こういう奇想天外なものが、出てくる。

今の医学もそうだが、科学的というよりも、科学技術的なアプローチに傾きすぎではないか。
医学は、庶民に寄り添う姿勢が無いのならば、町医者で結構だという姿勢が無いのならば、衰退していくのではないか。
医学は、理学や自然科学ではなく、実践の学問である。但し、実践だからと言って、工業技術ではない。

「技術ニヒリズム」に対する、庶民の悲鳴が聞こえてきそうな昨今である。

http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/184.html
[医療崩壊12] <不老不死に挑む>(1)意識のアップロード 機械の中での「生存」模索(東京新聞) 蒲田の富士山
3. 蒲田の富士山[2111] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月08日 05:55:49 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[8]
なんだい、コメント1個だけかあ。

記事内容は、面白いけれど、私の解説が良くなかったかも。
悪い癖で、なんかまた格調高くしようと思ってずっこけてしまったような。

めげずに、ガンバロー。
http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/184.html#c3

[原発・フッ素54] 志賀原発 “外部電源一部使えずも 冷却は継続” 原子力規制庁(消火装置作動したが火災ではなかった??) 戦争とはこういう物
3. 蒲田の富士山[2112] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月08日 07:37:43 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[9]
志賀原発、海に油流出 北陸電力「人体に影響なし」(東京新聞・共同)
2024年1月7日 21時59分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301288?rct=national

 北陸電力は7日、石川県志賀町の志賀原発(停止中)に接する海面で、縦約5メートル、幅約10メートルの油膜を見つけたと発表した。1日に同町で震度7を観測した能登半島地震で、2号機の変圧器から絶縁油が漏えいしており、海に流出したとしている。放射性物質は含まれていないとみられ、同社は「環境や人体に影響はない」と説明。中和剤で油を処理した。
 2日の時点で油は設備の下のせき内にとどまり、外部への影響はないと説明していたが、運転員が7日に発電所内の側溝と海で油膜を発見。消火設備が作動した際に一部の油が周囲に飛散し、側溝を伝って流れ出たとみられる。油膜の量は少なくとも100ミリリットルとみられる。
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/333.html#c3

[戦争b25] イスラエルで反戦デモ 警察が強制排除、参加者拘束も(東京新聞・共同)
2024年1月7日 09時14分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301194?rct=world

 反戦デモに介入するイスラエルの警察=6日、エルサレム(ゲッティ=共同)
 6日、エルサレムで実施された反戦デモで、参加者から拡声器を奪う警察官(左)(共同)

 【エルサレム共同】エルサレムで6日夜、パレスチナ自治区ガザに地上侵攻するイスラエル軍に反対する反戦デモがあった。参加者はユダヤ系イスラエル人ら数十人。警察は一部参加者を殴打したほか、押し倒すなどして強制的に排除した。少なくとも2人を拘束、「停戦を」と書かれた大きなバナーを押収した。
 世論調査では、イスラエル国民の多数がガザ侵攻を支持するが、一部は停戦を求めている。
 参加者は「虐殺は虐殺を正当化しない」「ガザの戦争に反対する」などと書かれたプラカードやバナーを掲げ、「今すぐ停戦を」「(イスラエルによるパレスチナの)占領をやめろ」と叫んだ。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/271.html
[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎議員、アベノミクス『破たん』をイラストで明快に解説 フォロワー「ほんとこの通り」「めちゃめちゃわかりやすい」好評(中日スポーツ)
2023年11月7日 20時10分

https://www.chunichi.co.jp/article/803222

 立憲民主党の小沢一郎衆議院議員は7日、自身の事務所が管理するX(旧ツイッター)を更新。故安倍元首相が掲げた経済政策・アベノミクスの現在の構造をグラスタワーに見立てて解説し、フォロワーからも分かりやすいと好評を得た。
 「アベノミクスの当初説明と現在を図にすると、以下のようになる」と当初説明と現在のイメージ図を掲げ、「富が末端まで滴り落ちて来るはずが、自民党や大企業、富裕層にたまる一方、防衛増税や物価高等で一般国民から生活の糧がどんどん吸い上げられていく」とした。
 図示されたグラスタワーは最上段が「自民党 大企業・富裕層」で、その下に「中小零細企業」「一般国民・地方」と続く3層構造。「当初説明」ではワインが上から満遍なく注がれ、末端まで行き渡っている。
 これに対し、「現在」はばらまきによって最上段のグラスが巨大化し、末端に注がれることなく、「防衛増税」「物価高」に伴い、下から吸い上げられているような図式に。そのため、最上段のグラスにたまったワインの重さに耐えられず、敷かれているグラスにはいずれもひびが入っている。
 小沢議員は「格差と貧困はかつてなく拡大。まず、アベノミクスの破綻を認めることが全ての始まり」と訴え、フォロワーからも「めちゃめちゃわかりやすい」「ほんとこの通り」「減税しても給付金を配っても、大企業の搾取は無くなりません」と賛同するコメントが寄せられた。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/834.html
[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎「今こそ本当に『自民党をぶっ壊す』時である」かつての政敵・小泉純一郎元首相のパワーワード拝借し非難(中日スポーツ)
2023年12月21日 20時22分

https://www.chunichi.co.jp/article/825773

 立憲民主党の小沢一郎衆議院議員が21日、事務所名義のX(旧ツイッター〜を更新。かつての政敵のパワーワードを拝借し、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑に揺れる自民党を非難するとともに、有権者に総選挙があった際の投票行動を呼びかけた。
 「今こそ本当に『自民党をぶっ壊す』時である」。小泉純一郎元首相が、2001年の自民党総裁選に出馬した際に構造改革の旗印として連呼した言葉を引用して「自民党は絶対に変わらない。自民党=利権だから。多くの意味の無い政策で税金が無駄にされ、国は衰退の一途にある。政策が利権で決まるから。自民党はそれで巨額の金を稼いでいる」と続けた。
 最後は「自民党を壊さないと国が壊れる。そして、自民党をぶっ壊せるのは国民だけ」と国政選挙の意義を語った。この投稿にフォロワーからは「国民はもっと怒るべき 絶対許しちゃいけない」「嘘と言い訳の利権政治をやめさせましょう 政権交代で」といった賛同する声が上がった。
 一方で「今が自民を完膚なきまでに叩き潰す千載一遇のチャンス。しかし今の立憲には投票しません。この歯痒さを解消してください」「野党も気合い入れて政策をつくりなさいよ 国民の声を聞きなさい」など、野党のふがいなさを指摘する声も目立った。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/835.html
[医療崩壊12] <不老不死に挑む>(1)意識のアップロード 機械の中での「生存」模索(東京新聞) 蒲田の富士山
7. 蒲田の富士山[2113] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月08日 14:39:17 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[10]
この手の技術を否定しよう。
http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/184.html#c7
[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
25. 蒲田の富士山[2114] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月08日 17:58:54 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[11]
能登地震、死者40人増168人 被害拡大、不明323人(東京新聞・共同)
2024年1月8日 17時13分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301319

 最大震度7を観測した能登半島地震で、石川県は8日、県内の死者が午後2時現在で前日から40人増の168人になったと発表した。連絡の取れない安否不明者も100人以上増えて323人となり、このうち281人が輪島市の住民。発生から1週間となったが、被害は日を追うごとに一層拡大する状況が続いている。
 被災地は7日からの雪が各地で積もり、なお2万9千人近くに上る避難者の救助や支援にも影響。県は同日、被災者を県内外のホテルや旅館に移す「2次避難」に関し、行き先が決まるまでの一時滞在場所での受け入れを一部延期することを決めた。降雪の影響で道路状況が悪化している輪島市と珠洲市、穴水町、能登町の被災者が対象。
 気象庁によると8日午前8時時点で、珠洲市で13センチ、七尾市で12センチ、輪島市で9センチの積雪を記録。冷え込みも厳しく、朝の最低気温は七尾市で氷点下2・4度、珠洲市で同0・2度、輪島市で同0・1度を観測した。避難所では新型コロナウイルスの感染も広がる。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c25

[雑談・Story42] 「あれ、人なの?」…広場で彫像になりすますパフォーマーたちに話を聞いてみた 動と静へのこだわり(東京新聞)
「あれ、人なの?」…広場で彫像になりすますパフォーマーたちに話を聞いてみた 動と静へのこだわり(東京新聞)
2024年1月8日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301277

 路上や広場で彫像になりすます「スタチューパフォーマンス」。欧米の街角ではなじみ深いが、5年前の協会発足以降、日本でも目にする機会が増えた。演者にとっては、自身の身動きを封じ、心身をすり減らす過酷なショーだ。忍耐を強いられる芸をなぜ選択し、観衆がふと足を止める理由はどこにあるのか。魅力を探った。(西田直晃)

◆普段は、微動だにしない。しかし
 「あれ、人なの?」
 「うわっ、動いた!」
 昨年12月24日午後、東京都新宿区の明治神宮外苑で開かれていた「東京クリスマスマーケット」。会場の一角に「少年と少女」と題した作品が出現し、2体の”彫像”を囲むように人だかりができ始めた。
 「離れたところからは、本当に彫像に見える。そこから近づけば、人間の作り出したパフォーマンスだと理解できる」と語るのは、少年になりきったマッシュさん(23)。台座の上に立つため、遠方の人の目に留まりやすい。少女に変身した相方のてぃーのさん(25)とともに、活動拠点にしている静岡県から駆け付けた。
 市販の服をアクリル絵の具で装飾し、舞台用化粧品を地肌に塗り込めば、いざ準備完了。あたかも時間が止まったように、決めポーズのまま微動だにしない。手前に置いた箱にチップが入ったり、子どもたちが手を振ったりすれば、2体はゆっくり会釈し、周囲にうなり声や拍手が響く。

◆約100人が各地で活躍
 全国の演者でつくるスタチューパフォーマンス協会(東京、2019年発足)によると、コロナ禍を経た現在では当初の1.5倍に当たる約100人が各地で活躍している。「声を出さない静かな芸で、人同士の接触はない。活動の場を失った大道芸人やマジシャンが活路を求めた」(遠藤記央=のりお=会長)といい、首都圏ではイベントに招かれる機会が飛躍的に増えた。
 「彫像を屋内に大切にしまい込む日本に比べ、欧米では街中のあちこちにあふれている。その違いが根底にあり、これまでは海外のパフォーマンスという印象が強かった」と遠藤さん。「今後は日本でも出会える機会が多くなるだろう」と見通す。
 とはいえ、この彫像芸。なかなか一筋縄ではいかないようだ。画材や化粧品が体質に合わなければ、皮膚がかぶれてしまうこともあるという。同じポーズを長時間保つため、肩や腰をはじめとする体全体の痛みは激しい。「終わった瞬間の脱力感はすごい。湿布が欠かせない」と苦笑するマッシュさん。技術へのこだわりは人一倍で「『静』も大事だが、わずかな『動』をどう楽しんでもらうのか。その点へのこだわりが腕の見せどころ」と説明する。

◆「まばたきせずに5分ほど我慢できる」
 別の難敵もいる。
 クリスマスイブの午後、気温は7度。夜の寒さはより厳しくなった。ついに耐えきれず、マッシュさんが台座から降りると、ティッシュペーパーで鼻を押さえ始めた。台座の上に置かれた「休憩中」の看板が笑いを誘った。別のパフォーマーあおさん(20)=神奈川県=は「薄着にせざるを得ないので、猛暑よりも冬場の寒さが大敵。鼻水と涙をどれだけ辛抱できるかが勝負の分かれ目」と吐露。まばたきせずに5分ほど我慢できるといい、この日は中年の紳士を模した「キリンジダッタ」、清掃員に扮(ふん)した「石田さん」の2体を演じ分けた。
 協会は現在、プロ講師が指導するワークショップも開いており、さらに演技人口の拡大を目指す。遠藤さんは「非常に奥行きが深いパフォーマンス。静かでありながら、演者の目と脳は普段の何倍も動く。研さんを積めば誰でもこなせる間口の広さも魅力」と話す。

―――以上引用

なんか、スレ違いな、連想をしてしまいました。

―――以下引用

もう終りだね 君が小さく見える
僕は思わず君を 抱きしめたくなる
私は泣かないから このままひとりにして
君の頬を涙が 流れては落ちる
僕等は自由だね いつかそう話したね
まるで今日のことなんて 思いもしないで
さよなら さよなら さよなら
もうすぐ外は白い冬
愛したのは たしかに君だけ
そのままの君だけ

愛は哀しいね 僕のかわりに君が
今日は誰かの胸に 眠るかもしれない
僕が照れるから 誰も見ていない道を
寄りそい歩ける寒い日が 君は好きだった
さよなら さよなら さよなら
もうすぐ外は白い冬
愛したのは たしかに君だけ
そのままの君だけ

さよなら さよなら さよなら
もうすぐ外は白い冬
愛したのは たしかに君だけ
そのままの君だけ

さよなら さよなら さよなら
もうすぐ外は白い冬
愛したのは たしかに君だけ
そのままの君だけ

外は今日も雨 やがて雪になって
僕等の心の中に 降りつもるだろう
降りつもるだろう
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/282.html
[中国13] 中国、英MI6スパイ拘束 国家機密など入手と発表(東京新聞・共同)
2024年1月8日 15時54分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301385?rct=world

 【北京共同】中国でスパイ摘発を担う国家安全省は8日、英国外での情報活動を担う英秘密情報局(MI6)のスパイ事件を摘発したと発表した。国家機密など17件を入手していたとして、外国人1人を拘束した。
 中国は2014年以降に反スパイ法や国家安全法の制定を通じ外国人を厳しく監視している。昨年7月には改正反スパイ法を施行し、アステラス製薬の日本人社員が10月にスパイ容疑で逮捕されるなど、取り締まり強化に懸念が強まっている。
 国家安全省によると、MI6は、英国籍ではないこの外国人と15年に「情報協力関係」を構築。英国などでインテリジェンスの専門研修を行ったり、スパイ用の機材を提供したりした。この外国人を度々中国に入国させ、国家機密9件と、その他の機密情報など計17件を取得させたという。
 昨年9月には、ロンドン警視庁が中国のためにスパイ行為をした疑いで、英議会の調査担当者ら男2人を逮捕していたことが判明し、中国は反発していた。
http://www.asyura2.com/19/china13/msg/339.html
[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
10. 蒲田の富士山[2115] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月09日 18:36:57 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[12]
「派閥廃止の議論を封じるのはおかしい」 立憲・岡田克也幹事長(東京新聞)
2024年1月9日 17時59分

https://www.asahi.com/articles/ASS195VXBS19UTFK00K.html

記者会見で話す立憲民主党の岡田克也幹事長=2024年1月9日午後、衆院第2議員会館

立憲民主党・岡田克也幹事長(発言録)

 1989年に(自民党の)「政治改革大綱」ができたときには、将来、派閥はなくそうと(決意し)、自民党の役職者は(派閥から)外れることになった。
 今回は、党の中で議論すらせず、派閥が残ることを前提に(岸田文雄)首相が話しているのは極めて遺憾だ。派閥の廃止も含めて、まずフラットに議論すべきだ。あらかじめ首相が(議論を)封じてしまっているのは、極めておかしい話だ。(記者会見で)
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c10

[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
11. 蒲田の富士山[2116] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月09日 19:06:36 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[13]
<△25行くらい>
「目白御殿」旧田中角栄邸が全焼、けが人なし 長女・真紀子さん「線香を上げていた」(東京新聞)
2024年1月8日 20時43分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301416?rct=national

 8日午後3時20分ごろ、東京都文京区目白台1の故田中角栄元首相の旧邸宅付近から「ものすごい煙が出ている」と110番があった。警視庁大塚署によるとけが人はなく、東京消防庁により約2時間半後に消し止められた。出火原因を調べている。
 捜査関係者によると、当時、田中氏の長女で元外相の真紀子さんと夫の直紀元防衛相の2人が敷地内にいたという。真紀子さんは「線香を上げていた」と話しているという。
 東京消防庁によると、敷地内の2階建て住宅約800平方メートルが全焼したほか、隣接する平屋住宅の窓ガラスなども燃えた。
 旧邸宅は、JR目白駅から約1.5キロの高級住宅街にあり「目白御殿」と呼ばれた。広大な敷地にはニシキゴイが泳ぐ池があり、田中氏が首相在任中の1972〜74年を中心に陳情客や大物政治家の来訪が後を絶たなかった。ニクソン米元大統領、中国の元最高実力者ケ小平氏らも門をくぐり、戦後政治の舞台になった。
 ロッキード事件では田中氏への請託の場所にもなり、権力と金脈の象徴とされた。1987年、後に首相となる故竹下登自民党幹事長(当時)があいさつに訪れて門前払いされたエピソードもある。
 敷地の一部は田中氏の死後、田中家が相続税として国に物納し、文京区の公園などが整備された。東京消防庁によると、旧邸宅は空き家となっていた。

―――以上引用

今年はあと一体何があるのかねえ。
新年、早々。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c11

[政治・選挙・NHK292] 立民・長妻政調会長が声明「万博のために被災地の生活再建が遅れるという事態避けるべき」吉村知事の「二者択一ではない」発言にも触れる(よろず〜)
2024.01.09 (杉田 康人)

https://yorozoonews.jp/writer/11007017

 立憲民主党の長妻昭政調会長(63)が9日「能登半島地震の復旧・復興を最優先することを求める声明」と題し、政府に対して被災地関連事業を最優先するよう求めた。
 声明では、大阪・関西万博の建設スケジュールに遅れが生じているとして「来春の開幕に間に合うかまさにギリギリの状況にある。こうした中で、仮に万博関連工事にこれまで以上に大量の人員、重機、資材などを投入することになれば、被災地の復旧工事にしわ寄せが行くことは間違いない」と指摘した。
 その上で「建設人材の不足が震災復興の妨げになることは断じてあってはならず、我々は能登半島地震の被災地での人命を最優先し、被災者の生活と生業の回復、および被災地の復旧・復興を加速させる立場から、政府に対して被災地関連事業をまずは最優先させるべきことを求める」と訴えた。
 万博関連の建築リソースが不足して、工事が予定通りに進まなかったり建設費がさらに増大することが想定される場合「現在の計画を縮小変更するなどしてこれまで示された予算内で予定通り実施できるよう調整を行い、万博のために被災地の生活再建等が遅れるという事態をなんとしても避けるべきである」と強調した。
 大阪府の吉村洋文知事(48)が4日の会見で「万博と復興支援が二者択一の関係ではない」と述べたことに触れ「資材や重機、技術者の労働力が限られているという観点に立って、政府は震災からの復旧・復興が最優先であることを明確にすべきである」とした。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/848.html
[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
26. 蒲田の富士山[2117] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月10日 05:30:08 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[14]
新潟で震度5弱 能登半島地震の関連か(東京新聞・共同)
2024年1月9日 18時39分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301613?rct=national

 9日午後5時59分ごろ、新潟県長岡市で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地は佐渡付近で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・0と推定される。津波の心配はない。
 気象庁によると、1日に最大震度7を観測した能登半島地震に伴う一連の地震活動の一部とみられる。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c26

[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
27. 蒲田の富士山[2118] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月10日 05:35:11 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[15]
<△20行くらい>
能登半島地震、死者202人に 初の災害関連死6人(東京新聞・共同)
2024年1月9日 18時17分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301575?rct=national

 石川県で最大震度7を観測した能登半島地震は9日、死者が午後2時現在で202人となり、発生から9日目で200人を超えた。うち珠洲市の6人について、県は災害関連死と発表。避難生活などを原因とする関連死が今回の地震で明らかになるのは初めて。連絡の取れない安否不明者は102人。岸田文雄首相は県の災害対策本部の会議にオンラインで参加し「生活環境の改善を全力で進める。平穏な生活を取り戻せるよう被災地に寄り添いたい」と述べた。
 県によると、災害関連死は地震による直接の死亡ではなく、震災後、けがの悪化や心身の負担による疾病で亡くなった死者。能登半島地震では各市町が判断している。
 道路の寸断や雪による路面状況の悪化で支援に影響が出ており、依然として約3100人が孤立。10日にかけて大雨警報が出る可能性があり、県は土砂災害への警戒を呼びかけた。
 避難所に身を寄せるのは2万6千人以上。感染症が拡大し、発熱患者が医療機関に殺到している。被災地で活動する自衛隊員は、約6100人から約6300人へとさらに増強された。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c27

[中国13] 「醜いメロドラマ」に国民は失望か 第三極・柯文哲氏が脱落の兆し 13日投開票、台湾総統選(東京新聞)
2024年1月8日 20時47分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301429?rct=world

 【高雄(台湾南部)=石井宏樹】13日に投開票される台湾総統選で、第3党・台湾民衆党の柯文哲(かぶんてつ)前台北市長(64)の求心力が低下している。最大の注目を集めた野党候補の一本化交渉での振る舞いが「暴走」とみなされて民衆党の党員や支持者の離反を招き、与野党候補三つどもえの激戦から脱落し始めている。

◆外科医から台北市長、一時は「2番手」につけていた
 柯氏は政治とは無縁の外科医だったが、2014年に台北市長に当選。従来の政治家とは異なるはっきりとした物言いが、無党派層の若者の支持を集めた。2023年末に開かれたテレビ討論会でも、他の総統候補のスキャンダルを追及して存在感を発揮。一時は、与党民進党の頼清徳(らいせいとく)副総統(64)に次ぐ支持率を誇った。
 しかし、野党の共倒れを防ぐため、対中融和路線の国民党と昨年11月に一度は合意した候補者の一本化が決裂。最大野党の国民党が総統候補を譲る状況にはない明らかに不利な条件で交渉入りし、立候補締め切り直前まで混乱を引きずり、台湾メディアは「醜いメロドラマ」と酷評。世論調査でも決裂の責任は柯氏にあるとの声が多数を占めた。
 総統候補を国民党に譲ることに反発が強かった民衆党内では、独断での交渉入りや党運営を巡る反発が高まり、地方支部幹部らが相次いで離党。支持率争いでもリードする頼氏との差が開き3位が定位置になった。

◆人気だったはずの若者からも…「核心的な価値観がない」
 柯氏を熱烈に支持してきた若者の反応も冷ややかだ。「交流サイト(SNS)を効果的に使った活動や、透明性を重んじる姿勢を新鮮に感じて好感を持っていた」と、以前は柯氏のファンだったと話す大学院生の女性(25)は、その後、女性や社会的弱者への不適切な発言が目立つ柯氏の政治姿勢に疑いを持ち始めた。野党共闘を巡る騒動を受け「核心的な価値観がない人であることが明らかになった」と失望を口にした。
 中国と距離を置く与党の民進党と、対中融和路線の国民党の二大政党に不満を持つ若者らの支持で勢力を伸ばしてきた柯氏にとっても、今回の総統選は大きな分岐点になりそうだ。
http://www.asyura2.com/19/china13/msg/340.html
[雑談・Story42] 「もう同じように再建するのは難しい」 輪島の総持寺祖院 07年の地震から完全復興宣言したのに、また被災(東京新聞)
「もう同じように再建するのは難しい」 輪島の総持寺祖院 07年の地震から完全復興宣言したのに、また被災(東京新聞)
2024年1月10日 10時15分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301764

 能登半島地震では、石川県輪島市門前町を象徴する総持寺祖院の建物が甚大な被害を受けた。2007年3月の地震の被災から歳月をかけて再建し、21年に「完全復興宣言」を成し遂げたばかりだった。寺とともに栄えてきた町中心部も変わり果て、「もう同じように再建するのは難しい」との声が漏れる。(武藤周吉)
 参道入り口の灯籠は倒れ、石畳がめくれ上がる。戦国武将前田利家の妻まつを祭る芳春院は、見る影もない。山門から左右に延びる回廊は正面右手が崩れ落ちていた。座禅堂の屋根の瓦もはがれ落ちている。
 副監院の高島弘成さん(50)によると、今回の地震で国の登録有形文化財17棟全てが被災し、全壊や半壊状態の建物が相次いでいる。境内では地盤沈下も確認され、残った建物も余震の影響でいつ崩れ落ちるか分からない状態だという。
 07年の地震でも大きな被害を受けたが、寄付などで40億円を集め、14年の歳月をかけて再建した。21年4月には市とともに復興を宣言。開創700年を迎え、観光誘客も順調に進んでいた。高島さんは「再び歩みだそうという時の地震で、愕然(がくぜん)とした気持ちだ。復興に費やした年月や費用を考えると、もう一度同じことをするのは難しいのではないか」と語る。
 総持寺祖院とともに古い歴史がある総持寺通り商店街も30軒近い商店のほぼ全てが被災し、全壊状態の店舗が相次いでいる。
 江戸時代末期から続く「沢田陶器店」は07年の地震被害から再建した建物真下の地盤に亀裂が入り、全体が傾いた状態だ。5代目店主の沢田由紀子さん(74)は「70歳を超えてやり直す元気はない」。薬局を営む商店街最年長の五十嵐義憲さん(76)も「復興を遂げ、新しい店舗ができるなど良い流れだったのだが…。これだけの被害に遭って、今後どれだけの数の店が残るのか」と肩を落とした。
 商店街の中心に位置する興禅寺の住職市堀玉宗さん(68)は「復興は10年、20年の長い道のりになる。高齢者が多い地域でこれからどうなるのか分からない」と話す。自分自身に言い聞かせるように、寺の正面の掲示板に自らしたためた書を掲げた。「負けてたまるか‼」
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/283.html
[戦争b25] イスラエル軍がガザ北部から撤退したとハマスが発表(櫻井ジャーナル)
2024.01.09

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401090000/

 ハマスのオサマ・ハムダンによると、イスラエル軍はガザ北部から撤退したという。10月7日にハマスをはじめとする武装勢力がイスラエルを攻撃、イスラエル軍は自国民を殺傷した後、ガザへ攻め込んで建造物を破壊、人びとを殺傷してきた。
 殺されたガザの住民は2万数千人、そのうち約4割は子ども、女性を加えると7割以上に達すると言われている。現地で取材しているジャーナリストも攻撃の目標になっているが、その一方でハマスは崩壊していない。
 当初からガザでイスラエル軍は苦戦していると推測されていたが、ハマスのイズ・アドディン・アル・カッサム旅団は1月5日、ガザ北部のアル・カリム地区に集まったイスラエル軍に対する迫撃砲による攻撃を映した映像を公開、パレスチナ・イスラム聖戦のアル・クッズ旅団は同日、ガザ北部のトゥファとダルジのガザ市地区でイスラエル軍の戦車に対するロケット弾による攻撃を撮影した映像を公開している。
 イスラエル軍はガザやヨルダン川西岸で住民を虐殺、イスラム国だけでなく世界から批判されている。イラクではカタイブ・ヒズボラ、アサイブ・アル・アルハク、バドルなどのシーア派の戦闘集団がイスラエルやアメリカに対する攻撃を始めつつあり、レバノンのヒズボラやイエメンのフーシ派もイスラエルやアメリカに対する攻撃を始めている。
 それでもイスラエルを支援しているのがアメリカ政府。​ジョー・バイデン大統領はハマスがイスラエルへ攻め込んだ後ベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、「シオニストであるためにユダヤ人である必要はない」と断言、自らがシオニストだと訴えた​。​上院議員だった1986年6月、ハイデンはイスラエルがアメリカの利権を守る上で重要な存在だと議会で主張​している。
 イスラエルはガザやヨルダン川西岸で「民族浄化」作戦を展開、アメリカはそうした行為を擁護している。こうしたアメリカの姿勢を「ダブル・スタンダード」だと批判する人もいるが、ダブル・スタンダードこそが西側で共有されている「価値観」であり、日本もそうした「ルールに基づく国際秩序」を目指しているのだろう。「ルールに基づく国際秩序」のルールとは「帝国主義のルール」にほかならない。
 本ブログでは繰り返し書いてきたが、帝国主義の本拠地はシティやウォール街である。そこを拠点にしている米英金融資本は19世紀から中国を侵略する手先として日本を支援してきた。「脱亜入欧」とは帝国主義の手先になることを意味する。彼らが明治維新を仕掛けたのはそのためだ。
 その新体制は安藤昌益を産んだ徳川体制を倒し、自由民権運動を捻り潰し、民主主義を主張する人を弾圧することになる。そのために築かれたのが天皇制官僚体制だが、そのシステムは第2次世界大戦後も維持されている。日本人は戦争に敗れた後も天皇制を温存したのだ。
 大戦後に定められた日本国憲法の第1条には「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」と書かれている。そこから第8条まで天皇に関する規定が続く。ちなみに昭和天皇(裕仁)は大戦後、戦争責任を問われていないが、その理由は戦前も天皇が「象徴」にすぎなかったからだとされている。
 敗戦後も「天皇制官僚国家」という構造に変化はなく、「国体」は護持されたと言えるだろう。「戦後民主主義」はその枠の中で作り出されたイメージだ。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/274.html
[国際33] ウクライナ、ガザ、韓国でアメリカの世界制覇プロジェクトが崩れ始めている(櫻井ジャーナル)
2024.01.10XML

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401100000/

 ​2014年11月から17年12月にかけてUSAREUR(米国欧州アフリカ陸軍)の司令官を務めたベン・ホッジスがウクライナの敗北を認めた​と話題になっている。ロシア軍が空と陸からの攻撃を拡大している一方、ウクライナ軍は防空ミサイルや弾薬が不足していると語っている。
 昨年末の段階でもホッジスはウクライナ軍がアメリカの支援を受けて部隊を再編、砲弾や兵器を増産、電子戦でロシアに対抗する能力を獲得し、夏までにはF16戦闘機でロシア軍の戦闘機に対抗できるようになると主張していた。アメリカ/NATOの生産能力はロシアの数分の一に過ぎないにもかかわらず、ホッジスはロシアの兵站体制が脆弱だともしていた。これが妄想にすぎなかったことを認めたわけだ。
 ウクライナの敗北は2022年2月24日にロシア軍がドンバス周辺に集結していたウクライナ軍部隊をミサイルで壊滅させ、ロシア軍はウクライナの航空基地、レーダー施設、あるいはアメリカ国防総省が生物兵器を研究開発していた施設を破壊した頃から言われていた。
 そこでウクライナ政府はイスラエルの首相だったナフタリ・ベネットを仲介役としてロシア政府と停戦交渉を開始、双方とも妥協して停戦は実現する寸前まで行った。
 ベネットは2022年3月5日にモスクワへ飛び、プーチンと数時間にわたって話し合い、ゼレンスキーを殺害しないという約束をとりつける。その足で彼はドイツへ向かい、オラフ・ショルツ首相と会うのだが、その日、ウクライナの治安機関SBUがキエフの路上でゼレンスキー政権の交渉チームに加わっていたデニス・キリーエフを射殺している。現在のSBUはCIAの下部機関だ。
 停戦交渉はトルコ政府の仲介でも行われた。​アフリカ各国のリーダーで構成される代表団がロシアのサンクトペテルブルクを訪問、ウラジミル・プーチン大統領と昨年6月17日に会談しているが、その際、プーチン大統領は「ウクライナの永世中立性と安全保障に関する条約」と題する草案を示している​。その文書にはウクライナ代表団の署名があった。つまりウクライナ政府も停戦に合意していたのだ。
 停戦交渉の進展でロシア軍はウクライナ政府との約束通りにキエフ周辺から撤退を開始、3月30日にはブチャから撤退を完了する。31日にはブチャのアナトリー・フェドルク市長がフェイスブックで喜びを伝えているが、虐殺の話は出ていない。
 ロシア軍が撤退した後、ウクライナの親衛隊が現地に入るが、その後に西側の有力メディアはロシア軍が住民を虐殺したとする宣伝を始めて停戦交渉を壊した。
 その間、4月9日にイギリスのボリス・ジョンソン首相がキエフへ乗り込んで停戦交渉の中止と戦争の継続を命令、4月21日にはウクライナ南部のミコライフ州のビタリー・キム知事が「ウクライナ24テレビ」の番組で「全ての裏切り者を処刑する」と国民を脅し、4月30日になるとナンシー・ペロシ米下院議長が下院議員団を率いてウクライナを訪問、ゼレンスキー大統領に対してウクライナへの「支援継続」を誓い、戦争の継続を求めた。
 そこからアメリカ/NATOは武器弾薬の供給や兵士の訓練といった軍事的な支援を強化するのだが、彼らの思惑通りには進まない。そこで武器弾薬は枯渇、兵士の死傷者は膨らみ、ベン・ウォレス前英国防相は昨年10月1日、テレグラフ紙に寄稿した記事の中でウクライナ兵の平均年齢は40歳を超えていると語っている。
 そうした状況のため、十分な訓練をしないまま前線に投入せざるを得なくなり、アメリカ/NATOはウクライナ兵に「バンザイ突撃」を繰り返させて死傷者を増やした。それでもウクライナ軍はロシア軍に勝つと言い張っていたホッジスだが、ついに「ウクライナの悪夢のシナリオが現実になりつつある」と言わざるをえなくなったわけである。
 そうした中、昨年10月7日にハマスをはじめとする武装勢力がイスラエルを攻撃した。この攻撃をイスラエル政府やアメリカ政府は事前に知っていたと言われているが、イスラエル側はパニックになっている。
 ハマスがイスラエルに攻め込んだ直後、イスラエル軍は自国民を殺傷している。この事実はイスラエル国内でも大きな問題になっている。イスラエル軍はガザへ攻め込んで建造物を破壊、人びとを殺傷してきた。すでに殺されたガザの住民は2万数千人に達した。そのうち約4割は子ども、女性を加えると7割以上に達すると言われている。現地で取材しているジャーナリストも攻撃の目標になっているが、その一方でハマスは崩壊していない。イスラエル政府は戦乱を拡大させようとしているとも言われているのだが、そうなるとバイデン政権はさらに厳しい状況に陥る。
 アメリカ政府はエネルギー資源を支配し、ロシアや中国を破壊しようとしてきた。この戦略は1991年12月にソ連が消滅した直後、ネオコンによって作成されている。1992年2月に書き上げられたDPG(国防計画指針)草案だ。
 その当時の国防長官はディック・チェイニー、国防次官はポール・ウォルフォウィッツ。草案はウォルフォウィッツが中心になって作成されたことから「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」とも呼ばれている。ジョージ・W・ブッシュ政権以降、アメリカの世界戦略はこれに基づいて決められてきた。
 このドクトリンは第1の目的を「新たなライバル」の出現を阻止すること。さらに、ドイツや日本をアメリカ主導の集団安全保障体制に組み入れ、新たなライバルの出現を防ぐとも謳っている。
 アメリカは東アジアで中国と戦うため、オーストラリア、インド、そして日本と「クワド」を、またオーストラリアやイギリスと「AUKUS(A:オーストラリア、UK:イギリス、US:アメリカ)」という軍事同盟を組織した。
 AUKUSは中国やロシアを仮想敵とする「アジアのNATO」だとも言われているが、NATO(北大西洋条約機構)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は2020年6月、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、日本をメンバーにするプロジェクト「NATO2030」を開始すると宣言している。
 現在、東アジアにおけるアメリカの軍事的な手先は日本と韓国だ。日本が1995年にアメリカの戦争マシーンに組み込まれたことは本ブログで繰り返し書いてきた。韓国の場合、2017年4月、「ロッテスカイヒル星州カントリークラブ」へTHAAD(終末高高度地域防衛)ミサイル・システムの機器が運び込まれ始めた。
 このシステムをアメリカが持ち込んだ理由は中国を攻撃する能力を高めることにあるとみられ、韓国政府はTHAADの配備に難色を示していた。そうした韓国側の抵抗を突破したいアメリカにとって好都合な事件がその頃、浮上する。
 韓国では2013年2月、朴槿恵が大統領に就任したが、その直後に安倍晋三内閣の閣僚が靖国神社を参拝、中国や韓国の反発を招いた。韓国政府は「深い憂慮と遺憾の意」を表明し、尹炳世外相の訪日を取りやめている。こうした事態はアメリカにとって都合が悪い。
 政治的な立場によらず、韓国の歴代政府は朝鮮半島で軍事的な緊張が高まる政策を避けてきた。朝鮮半島では1950年6月から53年7月にかけて戦争があり、破壊と殺戮の場となった記憶があるからだろう。
 この戦争でアメリカ軍は大規模な空爆を実施、SAC(戦略空軍総司令部)の司令官だったカーチス・ルメイによると、朝鮮の人口の20%を殺している。実際はそれ以上だろう。この戦争で投下された爆弾は約63万5000トンだと言われているが、第2次世界大戦中に日本へ投下された量は約16万トンだ。
 朴槿恵の父親、朴正煕は1961年5月にクーデターで実権を握った独裁者だが、1970年代の後半にはソ連に接近していたと言われている。そして1979年10月26日、朴正煕は暗殺された。
 中央情報部長だった金載圭が大統領と車智K警護室長を射殺したとされているが、金載圭が持っていた銃に装填できる弾丸の数より発射された弾丸の数が多いと言われている。この暗殺はアメリカが主導したクーデターで、それを全斗煥がひっくり返したとも言われている。当時、韓国では軍事政権に反対する民主化運動があったがそれを利用したと推測する人もいる。
 ところで、朴槿恵の失脚には尹錫烈が深く関与している。2013年にはNIS(国家情報院)の大統領選挙介入疑惑を捜査、16年に朴大統領を捜査する特別検察官チームのトップとなった。
 2013年の疑惑とは、NISが2012年の大統領選挙で朴大統領を勝たせるため、インターネットの書き込みを利用したというもの。検事だった尹は朴槿恵政権の正当性を攻撃している。
 2016年末に韓国の放送局JTBCは朴大統領の友人だった崔順実(崔瑞源)が国家機密情報を受け取っていたと報道、証拠としてタブレット端末を示した。JTBCはこのタブレット端末を検察に提出し、検察はJTBCの報道を「事実」として認める。韓国の当局は崔と安鍾範前大統領府政策調整首席秘書官らを職権乱用や公務上機密漏洩などの容疑で2016年11月に起訴、朴大統領も共犯だとされた。なお、崔順実の父親、崔太敏は朴正煕大統領と関係のあったカルト教団の教祖だという。
 しかし、JTBCは青瓦台関係者のタブレットPCを入手し、検察と協力し、あたかも民間人が大統領から様々な機密を持ち出したかのように見せかけたのだと主張する人がいる。報道も捜査もでっち上げだというのだ。
 結局、朴槿恵は失脚したが、その直前、​国軍機務司令部が戒厳令を計画、合同参謀本部議長の命令ではなく陸軍参謀総長の指示で陸軍を動かそうとしていた​とも伝えられている。権限を持たない国軍機務司令部が戒厳令を計画したとする話が事実なら、これはクーデター計画にほかならない。
 尹錫烈は文在寅政権でソウル中央地検の検事正になり、李明博元大統領や梁承泰元最高裁長官を含む保守派の主要人物を逮捕、文大統領の信頼を得て検事総長になった。その後、尹は次期大統領候補と目されていた趙国法務部長官(当時)に対する捜査を開始、尹が大統領に就任した後、彼の指揮で検察は民主党の李在明党首を収賄容疑で捜査している。
 大統領に就任した尹錫烈はアメリカの命令に従って行動、日本と軍事的な同盟関係を結び、逆に中国やロシアを罵り始める。朝鮮半島だけでなく台湾問題にも首を突っ込み、東アジアにおける軍事的な緊張を高め始めた。それだけでなく、武器弾薬が枯渇したアメリカ/NATOに代わり、日本と同じように韓国も武器弾薬を供給する姿勢を見せている。
 尹錫烈はアメリカの支配層にとって目障りなふたつの勢力を潰し、ネオコンにとって都合の良い政策を推進している。
http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/879.html
[政治・選挙・NHK292] 能登半島地震の衝撃に便乗するのでは…改憲、増税、原発再稼働 「ショック・ドクトリン」に要注意(東京新聞)
2024年1月10日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301650

 能登半島を襲った大地震・津波により、2024年の幕開けは衝撃で覆われた。もちろん、引き続き被災者に応える最大限の災害対応は必要だが、だからといって、震災以外の疑惑・問題を覆い隠したり、災害に便乗した動きを見過ごすことはできない。政治とカネ、改憲、復興名目の増税、原発再稼働…「ショック・ドクトリン」にどう対応すべきか。(宮畑譲、木原育子)
 「この後も地震関係の公務がございますので、(質問は)あと2問とさせていただきます」
 4日午後4時半から行われた岸田文雄首相の年頭記者会見。能登半島地震や「政治とカネ」問題などについて答えたが、内閣広報官はこう言って会見を幕引きした。当時の首相の動静を確認すると、確かにその後に15分程度、災害対応に当たる官房長官らと面談を行っている。しかし、テレビ出演のため官邸を出発する午後7時半ごろまで特に予定は入っていない。

◆テレビで語る岸田首相に批判相次ぐ
 「今、テレビ出てる場合じゃないでしょ」。安否不明者の捜索や救助活動が進む最中の出演に加え、災害対応以外の党総裁選の再選に向けた展望などを語る岸田氏の姿にネット上で批判が相次いだ。さらに5日には、経済3団体や連合など三つの新年互礼会をはしごしてあいさつしたことへも疑問視する声が上がった。
 同じ日には、立憲民主党の泉健太代表が熊本地震と比べ、自衛隊の活動が小規模になっていることに関し、「自衛隊が逐次投入になっており、あまりに遅く小規模だ」と批判した。

◆震災で政権の潮目が変わった?
 ただ、こうした批判があっても、民放・TBS系列のJNNが6、7両日行った世論調査では、政府の対応が迅速に行われていると「思う」と答えた人は57%に上った。ほんの十日前には、政治資金パーティー裏金事件など「政治とカネ」問題で大揺れに見舞われていた岸田政権。共同通信の世論調査で22.3%まで下がり、2009年に自民党が下野する直前の14%台に近づきつつあった。震災で、いきなり潮目が変わったのか。
 政治ジャーナリストの泉宏氏は「大きな事件事故は内閣支持率にプラスに働く。ずっと総理が前面に出て存在をアピールできるから」と話す。
 だが、「岸田氏はそれを全く生かしていない。続けざまに新年会に出たり、テレビで話さなくてもよいことを話している」とも。年頭会見で岸田氏は「政治刷新本部(仮称)」を自民党内に設置するとした。しかし、派閥そのものが問題視される中、麻生太郎副総裁を同本部最高顧問に据える方針だ。「派閥解消なんてできっこない。麻生氏は派閥のボス。本気度を全く感じない」(泉氏)

◆「政治とカネ」トーンダウンも
 7日には、池田佳隆衆院議員らが逮捕された。他の議員の捜査が大詰めとも伝えられ、本来、「政治とカネ」問題の報道や議論は今ごろピークを迎えたはずだが、報道量も世の関心も地震に集中する中で、トーンダウンの感もある。
 さらに、通常国会が開会すれば、国会議員には国会会期中の不逮捕特権があり、例外的に逮捕する場合でも逮捕許諾請求が必要となるため、東京地検特捜部の捜査が進展しなくなる可能性もある。
 元特捜部検事の高井康行弁護士は「これから安倍派の事務総長らを逮捕するとなると、通常国会に食い込む可能性が高い。逮捕許諾請求は証拠の中身を見せなくてはならず、検察にとってはハードルが高い」と話す。こうして結果的に、「政治とカネ」問題は抜本的改革なしで終幕する恐れもある。

◆「緊急事態条項」で、頭をもたげる改憲論議
 一方、こうした大災害などで頭をもたげるのが、「緊急事態条項を盛り込め」といった改憲主張だ。
 4日の年頭会見でも、岸田首相は「総裁任期中に改正を実現したい思いに変わりはなく、議論を前進させるべく最大限努力をしたい。今年は条文案の具体化を進め、党派を超えた議論を加速していく」と強調。昨年12月の衆院憲法審査会で自民党は、緊急事態時の国会議員任期延長や衆院解散禁止などの改憲条文案を作成するための作業機関を今年1月召集の通常国会で設置するよう提案している。
 同党の改憲4項目では、大災害時に移動の自由など個人の権利を制限する緊急事態条項などが、自衛隊の明記とともに盛り込まれている。愛媛大の井口秀作教授(憲法学)は「緊急事態条項は東日本大震災の経験もあって話題になったが、今回の地震もいい事例とされてしまう危険がある」と指摘する。
 「例えば、選挙の公示日前日に今回のような地震があったら、として議員の任期延長案を押し通すかもしれない。だが、よく考えれば、今回の地震でも選挙が難しくなるのは恐らく能登周辺だけ。全ての国会議員の任期延長が果たして必要なのか、など大災害時だからこそ冷静にみないといけない」と話す。

◆震災が増税のきっかけになる恐れ
 「増税メガネ」の異名を持つ岸田首相なだけに、震災にかこつけて増税を図る可能性もある。実際、東日本大震災では復興特別税が導入された。だが、このうち復興特別所得税は事実上、恒久増税化されている。
 「借金だらけの財政で、こんなに災害が起きているのに、災害が起きてから補正予算で対応するなど、いつも泣きっ面に蜂の状態に陥る。今回も国債を発行することになれば、結局その償還のための増税が必要となろう」と指摘するのは法政大の小黒一正教授(財政学)だ。
 「こういう事後対応にならないために事前に対応をしておかなければならない」とし、例えば、震災を受けた地震保険の支払いに、大地震に備えて政府が再保険をかける「地震再保険特別会計」を挙げる。そして「復興財源の事前積立会計など、増税前にあらかじめ整備しておくべきことは多くあり、増税はそれをしてこなかったツケに過ぎない」と話す。

◆原発「異常なし」きっかけに再稼働進める可能性
 原発推進を掲げる岸田政権だけに、大地震でも一応は「異常なし」となったことを奇貨として、北陸の原発再稼働を進める可能性もある。震源に近い北陸電力志賀原発(石川県)と昨年12月に原子力規制委員会が運転禁止命令を解除したばかりの東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)だ。
 国際環境NGO「FoE Japan」の満田夏花事務局長は「多くの道路が寸断された。地震と原発事故が重なった場合、避難できなくなるだろう。各原発の避難計画の現実性も問われる。志賀原発周辺のモニタリングポストも計測不能になった。柏崎刈羽原発も含め地震想定が過小評価されていないかなど検証するべきだ」と話す。
 大災害や大事件などの衝撃にかこつけて、別のことを前に進めるショック・ドクトリン。満田氏は「災害時は緊急事態を掲げて政府に都合よい政策を強権的に通す傾向がある。『政府を批判するとは何ごとか』といった言論への抑圧に影響されやすくなる」と説く。
 国学院大の吉見俊哉教授(社会学)は「能登は日本の開発主義から切り離され、全く別の価値観で再生しようと探ってきた全国でも類いまれな地域だ。中世の文化が根付く文化的に大変奥深い場所だ」とした上で、こう語る。「能登の豊かさを改めて感じられれば、危機に乗じた『ショック・ドクトリン』などに構っていられない。強行すれば私たちの大切な可能性をつぶしかねない」と話す。

◆デスクメモ
 新型コロナがまだ「新型肺炎」と称されていたころ、国会論戦の焦点は安倍晋三元首相の「桜を見る会」問題だった。しかし、ほどなく国内でも感染が広まり、「緊急事態宣言」が出るに至って、追及は沙汰やみに。まさにショック・ドクトリン。その再演を見過ごすことはできない。(歩)
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/852.html
[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏「僕の当選より政権を獲ること」次期衆院選への覚悟示す「政治家が政権担わず何を」(日刊スポーツ)
[2024年1月10日18時42分]

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202401100000914.html

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は9日夜、BS日テレ「深層NEWS」に出演し、次期衆院選をめぐり「僕の当選よりも政権を取ることだ」と述べ、政権交代への強い覚悟を示した。
小沢氏は、現在の選挙制度である小選挙区比例代表並立制導入について「失敗だった」とする河野洋平元衆院議長の衆院のインタビュー記録が、昨年末に公開されたことについて「河野さんは勉強不足。こんなことを言っているようじゃ日本の民主主義は成り立たない」と指摘。「この(小選挙区制)おかげで政権交代ができた。大選挙区や中選挙区ではできなかった」「次の選挙で政権交代しようと思っているけれど、小選挙区だからこそ、野党が協力すれば政権交代が可能になる」と訴えた。
一方、自身が前回の衆院選で小選挙区(岩手3区)で落選し比例復活したことをめぐり、「比例復活」への疑問の声があると指摘されると「僕もそう思います。僕もこういうことで議席を得るということはけして、いいとは思っていない」「比例復活したというのは、じくじたるものをもっている」と述べた。
一方、次期衆院選は小選挙区で必勝体制で臨むのかと問われると「次の選挙は、僕の当選よりも、政権を取ることだ。もちろん。当たり前ですよ。政治家が政権を狙わないで、何をするのか」と述べ、政権交代に向けた並々ならぬ思いを口にした。
また、かねて訴えている野党連携の必要性をこの日も強調した上で、泉健太代表が任期満了を迎える今秋に党代表選挙が予定される中、自身が考える党のリーダー像にも言及。小沢氏は「誰がリーダーになれば、国民の皆さんが『本当に野党はやる気になったな』と見るかどうかにかかっている。ものすごく優秀で、能力があってというのも大事だが、国民の見る目を意識して、本当に思い切って総選挙に臨みますという形の執行部をつくらないといけない」と主張した。「いまは一切、特定の人のことは考えていない」と、泉氏も含めて意中の人物は明かさなかった。
次期衆院選のタイミングは「秋以降で、来年の衆参ダブルではないかと思っている」と、来年の参院選と合わせたダブル選挙の可能性にも触れながら「早く立憲民主党の執行部体制をつくって、各野党との協力の話を進めることに尽きる」と強調した。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/864.html
[中国13] インドネシア高速鉄道開業 東南アジア初、中国受注(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
5. 蒲田の富士山[2119] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月11日 18:26:57 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[16]
<△20行くらい>
マレー高速鉄道、参入断念 日本勢、現地政府の支援薄く(東京新聞・共同)
2024年1月11日 17時23分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/302092?rct=economics

 【クアラルンプール共同】マレーシアの首都クアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画を巡り、日本の新幹線システム導入を目指していたJR東日本など日本勢が計画への参入を断念することが11日、分かった。事業提案書の締め切りは今月15日だが、現地政府の金融支援などがなく、リスクが大きいと判断した。日本とマレーシアの政府、企業関係者が明かした。
 ライバルの中国勢は高速鉄道をインドネシアで23年に開業。タイでも建設を進めており、受注すれば東南アジア市場で優位が確立しそうだ。ただ中国側も過度の財務負担を警戒しており、計画は曲折する可能性もある。
 マレーシア政府は23年7月、事業提案を募集した。関係者によると、複数の地元企業が中国や欧州の企業と組み、提案書を出す見通しだ。マレーシア側は数カ月で候補を絞り、24年中にもシンガポール政府と本格協議に入る。
 総工費は1千億リンギット(約3兆1千億円)に上る見込み。マレーシア政府は原則、債務保証や財政支出をせず、民間資金によるインフラ整備で進める考えだ。
http://www.asyura2.com/19/china13/msg/329.html#c5

[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏「僕の当選より政権を獲ること」次期衆院選への覚悟示す「政治家が政権担わず何を」(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
11. 蒲田の富士山[2120] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月11日 18:38:26 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[17]
コメント3と4は、富士山のところにはコメントしないと、以前に宣言しているが、信用のおけない男だな。
また、フォローアップ投稿かあ。
フォローアップじゃなくて、いやがらせだよな。
私はべつに、小沢さんの完全支持者ではないよ。
ただ、とても関心は持ってるね。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/864.html#c11
[戦争b25] 日本を対中国戦争の中心に据えているアメリカ国防総省(櫻井ジャーナル)
2024.01.11

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401110000/

 自衛隊がアメリカの戦争マシーンに組み込まれたのは1995年のことである。その自衛隊は2016年に軍事施設を与那国島に建設、19年には奄美大島と宮古島、そして23年には石垣島でも完成させた。
 アメリカ国防総省のシンクタンク​「RANDコーポレーション」が発表した報告書​によると、アメリカ軍はGBIRM(地上配備中距離弾道ミサイル)で中国を包囲しようとしている。
 しかし、配備できそうな国は日本だけ。しかも日本には「専守防衛」の建前と憲法第9条の制約がある。そこでアメリカはASCM(地上配備の対艦巡航ミサイル)の開発や配備で日本に協力することにし、ASCMを南西諸島に建設しつつある自衛隊の施設に配備する計画が作成されたのだ。
 しかし、状況が切迫してきたのか、日本政府は2023年度に亜音速巡航ミサイル「トマホーク」を一括購入する契約を締結する方針だと昨年2月、浜田靖一防衛大臣は語った。トマホークは核弾頭を搭載でき、地上を攻撃する場合の射程距離は1300キロメートルから2500キロメートル。「反撃能力」が強調されているが、それは先制攻撃能力にほかならない。
 ところが、10月になると木原稔防衛相(当時)はアメリカ国防総省でロイド・オースチン国防長官と会談した際、アメリカ製の巡航ミサイル「トマホーク」の購入時期を1年前倒しすることを決めたという。そのようにアメリカで命令されたわけだ。当初の計画では2026年度から最新型を400機だったが、25年度から旧来型を最大200機に変更するとされている。
 日本は高性能兵器の開発にも乗り出していると伝えられている。例えばアメリカと共同で音速の5倍以上で侵入してくるHGV(極超音速滑空体)を迎撃するミサイル技術の研究開発を考え、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所で迎撃ミサイルに必要な速度に到達することが可能だとされるエンジンの飛行試験を実施した。
 極超音速で飛行するミサイル自体も研究だと言われ、エンジンによって推進力を得る極超音速巡航ミサイル(HCM)を開発、2026年には九州や北海道の島々へ配備しようとしている。
 高性能兵器の開発ではロシアがアメリカを数十年リードしていると言われているが、科学技術の分野で劣るアメリカは日本を頼みにしているのかもしれない。もっとも、その日本も科学技術のレベルが低下している。
 それに対し、すでにロシアは射程距離1万8000キロメートル以上のサルマト、核エネルギーで推進するミサイルや核魚雷、大陸間をマッハ20で滑空するミサイル、あるいは2000キロメートルをマッハ10で飛行する極超音速ミサイル「キンジャール」を開発している。
 ロシア軍はキンジャールをウクライナの軍事施設や軍需工場を攻撃するために使用している。ロシアが攻撃を軍事関連の施設に限定していることからガザとは違い、住宅地は破壊されず、住民に多くの死傷者が出る事態にはなっていない。それを利用し、ウクライナ政府は極超音速ミサイルを撃ち落としたと宣伝しているが、勿論、そうしたことは不可能である。
 与那国島にミサイル発射施設が建設された翌年、2017年の4月に韓国ではTHAAD(終末高高度地域防衛)ミサイル・システムの機器が運び込まれ始めた。このシステムをアメリカが持ち込んだ理由は中国を攻撃する能力を高めることにあるとみられるが、2013年2月から韓国の大統領を務めた朴槿恵はTHAADの配備に難色を示していた。それにもかかわらずTHAADを搬入できたのは朴大統領がスキャンダルで身動きできなくなっていたからだ。
 2013年にはNIS(国家情報院)の大統領選挙介入疑惑を捜査、16年に尹錫烈が検事として朴大統領を捜査する特別検察官チームのトップと就任した。その疑惑とは、NISが2012年の大統領選挙で朴大統領を勝たせるため、インターネットの書き込みを利用したというもの。検事だった尹は朴槿恵政権の正当性を攻撃している。
 2016年末に韓国の放送局JTBCは朴大統領の友人だった崔順実(崔瑞源)が国家機密情報を受け取っていたと報道、証拠としてタブレット端末を示し、検察はJTBCの報道を「事実」として認め、崔と安鍾範前大統領府政策調整首席秘書官らが職権乱用や公務上機密漏洩などの容疑で2016年11月に起訴され、朴大統領も共犯だとされた。
 結局、朴槿恵は失脚したが、JTBCは青瓦台関係者のタブレットPCを入手し、検察と協力し、あたかも民間人が大統領から様々な機密を持ち出したかのように見せかけたのだと主張する人がいる。報道も捜査もでっち上げだというのだ。
 尹錫烈は文在寅政権でソウル中央地検の検事正になり、李明博元大統領や梁承泰元最高裁長官を含む保守派の主要人物を逮捕、文大統領の信頼を得て検事総長になった。その後、尹は次期大統領候補と目されていた趙国法務部長官(当時)に対する捜査を開始、尹が大統領に就任した後、彼の指揮で検察は民主党の李在明党首を収賄容疑で捜査している。
 大統領に就任した尹錫烈はアメリカの命令に従って行動、日本と軍事的な同盟関係を結び、逆に中国やロシアを罵り始める。朝鮮半島だけでなく台湾問題にも首を突っ込み、東アジアにおける軍事的な緊張を高め始めた。それだけでなく、武器弾薬が枯渇したアメリカ/NATOに代わり、日本と同じように韓国も武器弾薬を供給する姿勢を見せている。
 善と悪、右と左というような二元論で尹錫烈を理解してはならない。彼は新たな朝鮮戦争を避けたいという韓国の共通認識を壊し、東アジアの軍事的な緊張を高めようとしたのだが、これはアメリカ支配層の意向に沿うものだ。
 言うまでもなく、日本や韓国が中国やロシアをミサイルで攻撃した場合、強烈な反撃があるはずだ。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/276.html
[自然災害23] どうなってる?国の「防災予算」 災害大国の日本、この使い方で本当にいいのか 防衛費は過去最高だけど…(東京新聞)
2024年1月12日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/302150?rct=tokuhou

 能登半島地震は発生から10日以上たってもなお、被害の全容がはっきりせず、孤立地域が存在する状態だ。災害大国の日本で、改めて防災の重要性が浮かび上がる。防衛費は2024年度当初予算で約7兆9000億円と過去最高を記録したが、防災関係の予算はどの程度なのか。災害を巡る予算運用は適切になされているのだろうか。(西田直晃、岸本拓也)

◆今のトレンドは「下り坂」
 内閣府は各省庁の毎年度の防災関係予算を積算し、防災白書で発表している。
 最新の23年版の同白書によると、23年度は約1兆6000億円で、22年度の約3兆円の半分程度。ただ、23年度分については当初予算段階の速報値で、国土交通省の担当者は「防災関係予算は、災害発生時に事後の補正予算などで対応するのが一般的」と説明する。今後、補正予算や予備費からの支出が上積みされ、確定値となる見通しだ。
 グラフにしてみると、過去に二つの山があり、現在は下り斜面にいるようにみえる。
 最大のピークは阪神大震災直後の1995年度。前年度から急増し、過去最多となる約7兆5000億円に上った。その後は減少傾向にあったが、東日本大震災直後の2011年度には再び増加に転じ、約4兆7000億円に達した。能登半島地震により24年度は再び増加する可能性が高い。

◆「研究予算」は一貫して2%以下
 内閣府は防災関係予算を4項目に分類している。各種災害や防災・減災の調査研究を指す「科学技術の研究」、防災施設の整備や建物の耐震化、訓練や教育といった「災害予防」、地盤沈下対策や治水・治山事業などの「国土保全」、被災者の生活再建支援や災害復旧事業を含む「災害復旧等」だ。
 年度を追って防災関係予算の使途の内訳を4項目別にみると、「災害復旧等」が自然災害の動向次第で1〜7割と上下する一方、「科学技術の研究」は一貫して2%以下で推移する。「災害予防」の比率が増加傾向にあるとともに、かつては関係予算の4〜6割を占めていた「国土保全」は1〜2割程度にとどまる。
 「昭和期に自然災害を防ぐための土木工事が求められたが、公共事業が右肩下がりになってきた1990年代後半以降は防災関係の工事も相対的に減っている」と国交省の担当者。東日本大震災以降、災害予防の重要性が増したのは、発生を前提に被害軽減を図る「減災」の考え方が広まったことも大きいという。
 一般会計予算に占める防災関係予算の割合をみてみると、災害対策基本法が成立した60年代に比べて低下している。集計が始まった62年度には8.1%だったが、22年度は2.2%にとどまった。

◆予算を集約した資料は「この白書しかない」
 内閣府の担当者は「大きな災害が発生すると、防災関係予算が増やされ、全体の予算に占める割合も大きくなる」と話すが、長期的な割合の低下傾向の説明としてはすっきりしない。
 さらに「防災関係予算と一口に言っても、年度ごとにどの範囲を含んでいるかの違いもある。国立機関の独立行政法人化で集計から除外された事業などもある」(担当者)とも。
 なお、防災関係予算を集約した資料は「この防災白書しかない」という。災害大国・日本の防災関係予算の全体像はつかみづらい印象だ。

◆減災、復興、強靱化…本当に適切に使われていたのか
 過去の災害を振り返ると、防災や減災、震災復興などの名目で多額の予算が使われてきた。ニーズに沿って適切に使われてきたのかというと実態は怪しい。
 例えば、西日本豪雨などを受け、2018〜20年度の計画で実施された国土強靱(きょうじん)化緊急対策事業を巡り、会計検査院が昨年5月、緊急輸送道路でない道を無電柱化するなど、目的外の支出が計672億円あったと指摘した。東日本大震災のときも、各省庁が復興との関係が疑わしい事業を復興予算に潜り込ませ、「便乗」と批判された。
 能登半島地震では、政府は23年度の一般予備費から、被災者支援のために約47億円を支出することを決めた。自然災害などに備え、使途を決めずに毎年、予算計上されている予備費は約4666億円残っており、必要に応じてここから追加支出していくという。さらに政府は24年度予算案を変更して予備費を現状の5000億円から1兆円に倍増させる方向で検討している。

◆また「予備費」 ずさんな運用で多額の繰り越しも
 予備費は国会審議を経ないで政府の裁量で支出できるが、たびたびその使途が問題視されてきた。新型コロナ禍の20年度にそれまで数千億円程度だった予備費を10兆円超に拡大。その後、物価高対策やウクライナ問題にも使途を広げた。会計検査院も昨年9月、多額の予備費が繰り越されるなど、ずさんな予算運用があったと指摘した。
 今回の予備費支出について、白鷗大の藤井亮二教授(財政政策)は「震災の復旧にどれだけ費用がかかるか見通せない状況で予備費を使うのはやむを得ない」と理解を示しつつ、野放図に拡大しないように歯止めが必要と指摘する。
 「政府は新年度予算で、『一般予備費』を倍増すると報道されているが、一般予備費の増額は政府への白紙委任を広げるだけ。能登半島地震の対応に使途を制限する『特定予備費』とするべきだ。予備費の使用はやむを得ない場合に限定し、傷んだ地域経済の立て直しなど必要な予算は、補正予算を編成して国会の審議を経た上で執行することが求められる」

◆住宅の耐震化が急務 何が必要なのか
 一方、能登半島地震を巡っては、石川県の地震被害想定が1998年から更新されず、県が2022年9月から想定の見直しを進めていたさなかに地震に見舞われた。古い木造住宅を中心に大きな被害が生じたことを踏まえると、適切な現状分析に基づいて予算を効果的に使い、住宅の耐震化などの対策を推進する重要性が高まっている。
 名古屋大の福和伸夫名誉教授(建築耐震工学)は、能登半島で住宅耐震化が進んでいなかった理由を「耐震化は住宅の建て替えが中心。だが、高齢者が多い過疎地では『次住む人がいないから』となかなか進まない。国も自治体も私有財産である民間の建物に対して強く言えず、結果的に過疎地ほど耐震化は遅れている」と指摘し、「まず実情を知り、国民の間で耐震化を進めようと意識を高めていくことが大事だ」と説く。
 第一歩として、耐震基準を改定した国の責任で全国の住宅や建物を耐震診断して、その結果を公表するよう提案する。「自分の家や普段利用する建物が安全なのか、国民には知る権利がある。安全への意識が高まれば、行政は耐震化への予算を支出しやすくなる。耐震補強だけでなく、耐震シェルターの設置など、できる範囲で対策を進めるきっかけにもなる」とした上で、こう呼びかける。
 「南海トラフ地震の想定被災地域は、能登半島地震の25倍、揺れの震度は一つ上がる。住んでいる人は100倍以上だ。いま本気で耐震化をやらないと取り返しが付かなくなる」

◆デスクメモ
 厳しい冷え込みの中、避難生活を強いられる被災者が多数いる。支援のための迅速な財政措置を望む。だが、野放図であってはならない。被害の甚大さを鑑みると、備えの大切さも痛感する。防災の予算が効果的に使われているか。誰もがわが事として目を光らせることが重要だ。(北)
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/106.html
[政治・選挙・NHK292] どうなってる?国の「防災予算」 災害大国の日本、この使い方で本当にいいのか 防衛費は過去最高だけど…(災害板Link)
どうなってる?国の「防災予算」 災害大国の日本、この使い方で本当にいいのか 防衛費は過去最高だけど…(東京新聞)

http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/106.html


http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/876.html
[戦争b25] ガザでの虐殺を止めようとしているイエメンをアメリカやイギリスが軍事攻撃した(櫻井ジャーナル)
2024.01.13

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401130000/

 イスラエル軍はパレスチナで住民を虐殺している。ガザで殺された住民や2万数千人以上、そのうち4割は子ども、女性を含めると7割に達するという。世界的に虐殺を非難する声が高まっているが、アメリカやギリスの支援を受けたイスラエルは虐殺を止めそうにない。民族浄化でパレスチナ全域をイスラエル領にしようとしているのだろう。
 そうした中、イエメンのフーシ派はイスラエルへ向かう船舶に対する攻撃を始めた。イスラエルによるガザでの大量虐殺を阻止、罰するというジェノサイド条約の第1条を実行に移したのだ。
 それに対し、アメリカとイギリスは1月12日未明、イエメンの港湾都市アルフダイダとサヌアを含む同国全土に対する空爆、艦船攻撃、潜水艦攻撃を開始した。トマホーク巡航ミサイルを含む100発以上の精密誘導弾を発射したという。アメリカ空軍のアレクサス・グリンケウィッチ中将によると、アメリカ主導軍が11日夜、イエメン北部にあるフーシ派の拠点16カ所、60以上の標的を攻撃した。
 攻撃には米英のほか、オーストラリア、バーレーン、カナダ、そしてオランダも参加したというが、昨年12月下旬にアメリカが編成したイエメン対策の軍事連合にはアメリカとイギリスのほか、オーストラリア、バーレーン、カナダ、オランダ、フランス、イタリア、ノルウェー、セイシェル、スペイン、ギリシャが参加していた。6カ国が脱落している。
 しかし、こうした攻撃は軍事的には意味がないと言われている。ひとつの理由は、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官がトルコ、ギリシャ、ヨルダン、カタール、アラブ首長国連邦、サウジアラビアの指導者たちに攻撃計画を説明しているため。情報がフーシ派へ伝えられた可能性は高いということだ。事前に避難することができたと見られているからである。
 アメリカとイギリスがイエメンを攻撃したことで、米英両国の船舶は攻撃目標になると推測する人は少なくない。実際、イエメンは米英への報復を誓い、状況によっては地域全体の軍事基地を攻撃の標的にするとしている。
 イエメンが2週間以上の間攻撃を続けるような事態になった場合、アメリカ主導軍の艦船はミサイルなどを補充するため、紅海を離れなければならなくなるというが、アメリカはウクライナでの戦闘で兵器は枯渇している。
 ガザでの虐殺を止めようとする世界の動きを妨害してきたアメリカやイギリスがイエメンを攻撃、この両国が虐殺に関してイスラエルと同罪だということを世界へ示し、「ルールに基づく秩序」の本質を示すことになった。そのルールは帝国主義体制を維持することは目的なのだ。
 今後、ヒズボラがペルシャ湾を封鎖する可能性も高まってきた。そのヒズボラはすでにレバノンでイスラエルへの攻撃を始めている。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/278.html
[原発・フッ素54] 震度5強の志賀原発で「想定外」続々…なのに規制委は動かない 「安全上影響ない」「一定の時間かかる」とは?(東京新聞)
2024年1月13日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/302420

 能登半島地震は、東京電力福島第1原発事故後に進められていた原子力災害への備えに、想定外の事態を突きつけた。停止中の北陸電力志賀原発(石川県)は設備の故障で外部電源の一部から電気を受けられなくなり、完全復旧には半年かかる見通し。道路の寸断や家屋の倒壊も激しく、深刻な原発事故が起きていたら計画通りの避難は困難だった。だが、今回浮かび上がった課題に対し、原発の事故対策や避難指針の策定を担う原子力規制委員会の動きは鈍い。(渡辺聖子)

―――――――――――――――
 北陸電力志賀原発 1、2号機のうち2号機が再稼働の前提となる新規制基準の適合性を審査中。1日の能登半島地震では、1号機地下で震度5強を観測。地震の揺れの強さを示す加速度は、1号機で最大957ガルを観測し、旧原子力安全・保安院時代に設定した想定値を39ガル上回った。2号機も25ガル上回る871ガルだった。揺れで壊れた変圧器から約2万リットル以上の油が漏れ、一部は海に漏えいした。
―――――――――――――――

◆特別な耐震性を求めていなかった「変圧器」が故障した
 「原発内の施設の不具合で受電できないことは想定していないのではないか。考えを整理する必要がある」。10日の規制委の定例会合で、志賀原発で起きたトラブルについて伴信彦委員が議論を提起した。
 志賀原発では1、2号機の変圧器の配管が壊れて油漏れが発生し、外部電源とつながる最も規模の大きい送電線が使えなくなった。別の回線に切り替え、使用済み核燃料の冷却などの必要な機能を保っている。
 外部電源の喪失が要因となった福島第1原発事故後、原発構内の非常用電源を複数確保することなどが新規制基準に盛り込まれた。ただ、対策は原子炉建屋などの重要設備に集中している。放射性物質を扱わない変圧器に特別な耐震性は求めていない。敷地外の電線や鉄塔が地震で損壊すれば外部電源を失うため、建屋外の電気設備には期待しない、との考えが背景にある。
 今回の地震では、敷地外の送電網は断たれなかったが、原発の外部電源の一部を失った。規制委の山中伸介委員長は記者会見で、変圧器の故障原因の究明は必要としたが「安全上の影響が及ぶとは考えていない」と従来の考え方を見直そうとはしなかった。

◆「適合済み」原発にも「想定外」起きては困るが
 志賀原発は、新規制基準の適合性が審査されている。事故対策に向けて想定する地震の大きさについて、今後の分析結果を踏まえた審査が進められる見通しだ。これまでに把握されていなかった断層が地震を引き起こした可能性も指摘され、想定の大幅な見直しも視野に入る。
 一方で、既に新規制基準に適合済みの原発への対応は見えない。
 新規制基準に最新の知見を取り入れた場合、審査に適合済みの原発にも反映させる仕組みがある。この仕組みが適用されれば、新たな地震想定の規模によっては稼働中の原発が停止する可能性も出てくるが、山中委員長は「他の原発にも影響あるかどうかは分析次第。一定の時間がかかる」と述べるにとどめた。

◆国の指針に沿った避難ができない状況が実際起きたのに
 志賀原発の30キロ圏内で空間放射線量を測るモニタリングポストは、約120カ所のうち最大18カ所で一時測定ができなくなった。地震発生から11日たっても、1カ所で測定できていない。通信回線の不具合が原因とみられる。
 国の原子力災害対策指針は、原発事故が起きた場合、放射線量の実測値に基づき屋内退避や避難すると定める。今回、実測値が把握できず、石川県内では600戸以上の家屋が全壊し、道路は各地で寸断。原発事故が起きれば、指針通りに避難できない状況だった。
 山中委員長は、自動車やドローンなどで線量を測る手段もあると強調。「木造家屋が多く、屋内退避できない状況が発生したのは事実」と指針の前提が崩れたことは認めながらも、見直しについて具体的に言及することはなかった。

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http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/338.html
[不安と不健康18] 相模川支流の魚から340倍のPFAS検出 1週間に身を8g食べれば「健康リスク」も 京大と共同調査(東京新聞)
2024年1月12日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/302128?rct=national

 相模原市東部の河川や地下水が発がん性の疑われる有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)で汚染されている問題で、東京新聞は京都大の原田浩二准教授(環境衛生学)と共同で、市内の道保川に生息する魚などに含まれるPFASの濃度を調査した。濃度が最も高い魚は全国平均の約340倍に相当。欧州の指標では、体重50キロの人が身の部分を1週間に8グラム以上摂取した場合に「健康リスクの恐れがある」とされる数値だった。(松島京太)

◆国内は指標なし、早急な議論を
 PFASは全国の米軍施設や工場などの周辺で検出されており、飲み水以外でも汚染された魚など食べ物から体内に取り込み蓄積される恐れが指摘されている。国内では食品に含まれるPFASの指標はなく、早急な議論が求められる。
 道保川は、市内の中部から南部に流れる長さ約3.7キロの相模川支流の一つ。中央区の道保川公園の湧水などを水源としている。
 本調査は、相模川流域の環境保護に取り組む団体「相模川さがみ地域協議会」の協力の下、小川遊び体験イベントで捕獲した魚類などを原田准教授の研究室で分析した。2023年10月下旬の調査では、道保川の上流から約3.5キロの地点でカワムツ2匹、ドンコ4匹、アメリカザリガニ2匹を採取。「身」と「肝臓」に分け、それぞれに含まれるPFASの一種PFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)の合計値を調べた。

◆ヨーロッパの食品安全基準によれば
 最も高濃度だったのは、いずれもカワムツで肝臓が1キロ当たり14万ナノグラム(ナノは10億分の1)。身が同2万9000ナノグラムだった。
 環境省は毎年、大気や河川、生物中に含まれる化学物質の量を調査しており、2021年度の調査では魚類に含まれるPFAS濃度の平均値は同85ナノグラムで、カワムツの身は約340倍だった。
 欧州食品安全機関が定める耐容週間摂取量(TWI)では、1週間に体重1キロ当たり4.4ナノグラム以上のPFASを摂取し続けると「健康被害の恐れがある」としている。体重50キロで換算した場合のTWIは220ナノグラム。調査では、最高値のカワムツの身に1グラム当たり29ナノグラム含まれており、8グラム摂取すれば232ナノグラムと、TWIの220ナノグラムを超える計算となる。

◆「食用にするのは控えるべき」
 神奈川県や相模原市の調査によると、道保川は21年から源流付近で1リットル当たり300ナノグラム前後、今回の魚類の採取地点付近で同100ナノグラム前後のPFASが検出され続けている。原田准教授によると、魚類は主にえら呼吸で汚染水を取り込むことでPFASが蓄積されるという。
 原田准教授は「汚染された魚類を食べた場合、ほぼ全てのPFASが人体に取り込まれる。PFASの汚染地域では、魚類で同じような状況が懸念され、むやみに食用にするのは控えるべきだ」と指摘する。
 相模原市によると、道保川で漁業は営まれていないという。今回の調査結果に対し、市の担当者は「対応を検討したい」とした。

   ◇

◆水道水の「暫定目標値」は設定、食品はまだ
 「見た目はきれいな川なのに本当にショック」。道保川近くに住む相模原市南区の会社員白鳥淳子さん(40)は、今回の調査結果にため息をついた。子どもの食育に役立てようと、川で捕ったドンコやアメリカザリガニを調理して食べていた。「どれだけPFASが食品に含まれていたら危険なのかが分からないと、安心できない」
 厚労省は2020年、水道水の「暫定目標値」として、1リットル当たりのPFASを50ナノグラムと設定。一方で、食品に含まれるPFAS濃度の目安は国内にはない。
 食品を通じたPFAS摂取については、内閣府の食品安全委員会が2023年1月、専門家会議「PFASワーキンググループ」を発足させて議論している。12月25日に開かれた第6回会合では、国内外の健康影響に関する研究をまとめた評価書の案を提示したが、食品の耐容摂取量など具体的な規制値は示されなかった。
 欧州食品安全機関は2020年、PFASの耐容週間摂取量を設定。米国やカナダでは五大湖周辺の州などでつくる協会は19年、魚のPFAS濃度と摂取頻度の目安について指針をつくっている。
 京都大の原田浩二准教授は「PFASの製造規制は進んでいるが、環境中に長く残留するため、過去の汚染がいまだに食品にも影響を及ぼし続けている。国は危機感を持って対策を進めるべきだ」と訴える。
 相模原のPFAS汚染 神奈川県の2020年度の調査で、相模原市東部を流れる道保川から高濃度で検出されたことを受け、市が翌年度から調査を開始し、中央区南橋本の地点で1リットル当たり約1500ナノグラムのPFASを検出。市内の水道水は高濃度で検出されていない河川から取水している。市は汚染が懸念される飲用井戸の使用を控えるよう注意喚起したが、一部の集合住宅などで飲み水として使っていたことが本紙と京大の調査で判明。道保川源流の約2キロ北に米軍相模総合補給廠(しょう)や工場密集地域があるが、汚染源は分かっていない。隣接する座間市の調査によると、付近の地下水はおおむね南方向へと流れている。

【関連記事】PFOAは「発がん性ある」WHOは危険性引き上げたけど、環境省は「従来の方針で対策」
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http://www.asyura2.com/16/health18/msg/900.html
[社会問題10] 相模川支流の魚から340倍のPFAS検出 1週間に身を8g食べれば「健康リスク」も 京大と共同調査(健康板Link)
相模川支流の魚から340倍のPFAS検出 1週間に身を8g食べれば「健康リスク」も 京大と共同調査(東京新聞)

http://www.asyura2.com/16/health18/msg/900.html

http://www.asyura2.com/18/social10/msg/427.html
[地域14] 相模川支流の魚から340倍のPFAS検出 1週間に身を8g食べれば「健康リスク」も 京大と共同調査(健康板Link)
相模川支流の魚から340倍のPFAS検出 1週間に身を8g食べれば「健康リスク」も 京大と共同調査(東京新聞)

http://www.asyura2.com/16/health18/msg/900.html

http://www.asyura2.com/19/ishihara14/msg/152.html
[戦争b25] ガザでの虐殺を止めようとしているイエメンをアメリカやイギリスが軍事攻撃した(櫻井ジャーナル) 蒲田の富士山
2. 蒲田の富士山[2121] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月13日 09:16:09 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[18]
イエメン首都で大規模デモ フーシ派幹部「必ず反撃」(東京新聞・共同)
2024年1月13日 06時15分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/302473?rct=world

 【カイロ共同】米英両軍による攻撃を受けたイエメンの首都サヌアで12日、親イラン武装組織フーシ派の支持者らによる大規模デモが開かれた。フーシ派幹部が演説し「米英に必ず反撃する」と訴えた。
 参加者の中には銃やパレスチナの旗を掲げる人もいた。フーシ派幹部は「米国に死を。イスラエルに死を」と語り、両国の国旗が路上で燃やされた。
 イエメンは内戦下にあり、サヌアを含む北部の大部分を支配するフーシ派と暫定政権の対立が続いている。現地メディアによると、暫定政権は12日の声明で「国民の利益を犠牲にして、国を軍事対立に引きずり込んでいる」とフーシ派を非難した。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/278.html#c2

[原発・フッ素54] 震度5強の志賀原発で「想定外」続々…なのに規制委は動かない 「安全上影響ない」「一定の時間かかる」とは?(東京新聞) 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2122] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月13日 09:42:36 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[19]
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「柏崎刈羽」周辺道路にも無数の亀裂…「原発は本当に大丈夫か?」地元に広がる不安の声(東京新聞)
2024年1月11日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301911?rct=tokuhou

 犠牲者が200人を超えた能登半島地震。阪神大震災を上回るマグニチュード(M)7.6を記録し、日本海側でも巨大地震が起きると改めて浮き彫りになった。やはり心配なのが原発だ。東京電力柏崎刈羽原発が立地する新潟県刈羽村では、安全面を危ぶむ声が強まっている。原発があっても本当に大丈夫か。検証は尽くされているのか。(山田祐一郎、西田直晃)

◆震源地から百数十km離れてても震度5強の揺れ
 10日午前、「こちら特報部」は雪がちらつく刈羽村に入った。前日夕には、佐渡付近を震源とするM6.0の地震があったばかり。村では震度3を観測した。
 JR刈羽駅から南に1キロ離れた村役場に徒歩で向かう。道路には真新しいひび割れが無数に見られた。役場近くの国道116号は片側3車線から歩道までひびが斜めに伸び、中央分離帯部分が盛り上がっていた。
 「元日の地震でできたひびですね」。説明してくれたのは歩道橋工事の交通誘導員をしていた男性。1日の能登半島地震では、震源地から東に百数十キロ離れた刈羽村は震度5強の揺れに襲われた。ひびは既に応急処置されたというが「交差点の脇に立っていると、大型車両が通るたびに歩道が揺れる」と男性は話す。

◆もし原発で事故が起きたら、避難できる?
 「海岸部を中心に液状化の被害が多数報告されている」。村議の武本和幸さん(74)は、数日前に村内で撮影した写真を見せながら説明する。「昨年、整備したばかりの村道も地盤が液状化してアスファルトの路面がひび割れている」
 1日は外出先から帰宅したところに地震が起きた。「2007年の中越沖地震を思い起こさせる揺れ。原発は大丈夫なのかというのが最初に脳裏によぎった」。中越沖地震はM6.8で、最大震度6強。柏崎刈羽原発の屋外変圧器で火災が起き、微量の放射性物質を含む水が海に流出した。
 今回は燃料プールの水があふれたが、大きな異常は確認されていない。それでも武本さんが問題視するのは、大地震により柏崎刈羽原発で事故が起きた際の対応、特に避難のあり方だ。懸念を強めるのは1日の経験から。地震直後、国道や高速道路は通行止めとなった。「避難しようとした住民が渋滞に巻き込まれたという話が多く寄せられた」

◆道路は見渡す限り車、高台への避難を断念
 原発の南西約3キロに住む無職宮崎孝司さん(79)は1日に避難を試みた一人。「防災無線で津波警報が出たことを知り、家族3人で車で高台へ避難しようとしたが、道路は見渡す限り車で埋まっていた。Uターンして当初とは別の場所に避難した」と振り返る。
 付近の国道では2022年12月に記録的な大雪で多くの車が立ち往生した。大雪の際に原子力災害が発生した場合、政府は原発の5キロ圏について「避難経路の除雪が完了するまで屋内退避を継続」との方針案を示している。宮崎さんは「津波も起き、避難が必要な場合はどうすればいいのか」と危惧し、避難するにしても「道路は地震で寸断され、雪で立ち往生する複合災害もあり得る」と訴える。

◆想定外の揺れ、海底隆起…もし原発が稼働中だったら?
 刈羽村と同様、柏崎刈羽原発が立地する柏崎市在住で医師の本間保さん(73)は「能登半島の北陸電力志賀原発も柏崎刈羽原発も運転停止中のため、これだけの被害で済んだのでは」とみる。「原発を再稼働させない柏崎刈羽の会」共同代表でもある本間さんは「原発を動かすのは無理だともう一度、声を上げる時期に来ている」と続ける。
 今回の地震では、能登半島の海底が隆起し、従来は海だった場所が陸になったことが確認された。先の武本さんは柏崎刈羽原発周辺でこうした地盤の隆起が生じることを危ぶむ。「外部から冷却水を取ることが困難になる可能性もある」
 さらに「中越沖地震では想定外の揺れが、東日本大震災では津波が問題となった。今回、原発周辺の地盤が変動するリスクも明らかになった。再稼働の議論の前にリスクについて改めて評価すべきだ」と訴える。

◆日本海側でも巨大地震が起きると実証
 日本で大地震といえば太平洋側を思い浮かべがちだが、過去には日本海側でも起きた。ともに津波で多数の死者が出た1983年の日本海中部地震(M7.7)、93年の北海道南西沖地震(M7.8)などがある。
 政府の地震調査研究推進本部は、日本海側の一部の海域活断層について、地震発生の確率の評価を公表してきたが、能登半島沖を含む大部分は未公表だ。金沢大の平松良浩教授(地震学)は「太平洋側に比べ、日本海側の評価は後回しになっている」と説明する。
 再来周期が数十年〜数百年のプレート境界型地震を想定する太平洋側に比べ、日本海側で起きる活断層型地震の再来周期は数千年〜数万年程度とされる。「予算や人員が限られる中、活動性の違いから日本海側は二の次にされている」
 そう語る平松さんは「個々の再来周期は長くても、多数の活断層があるため、平均的に考えればどこかしらで地震は起きてしまう。津波を伴う大地震もあり、日本海側でも調査を進めるべきだ」と指摘する。

◆原発設計時の想定上回る揺れも
 地震の被害は丁寧な検証が不可欠だ。想定を上回る場合があるからだ。能登半島地震では、石川県地域防災計画で想定されたM7.0を超えた。先に触れた中越沖地震では、柏崎刈羽原発の設計時に想定した最大の揺れを上回ったほか、建屋地下にある鉄筋コンクリート製のくいの損傷が、地震発生から14年を経て発覚する事態も起きた。
 そんな不安があっても政府は原発再稼働に躍起になる。柏崎刈羽原発も例に漏れず、2017年末に6号機、7号機が原子力規制委員会の適合性審査を通り、テロ対策の不備で21年に出された事実上の運転禁止命令も23年末に解除された。
 再稼働の判断に関わる新潟県が安全面の砦(とりで)になるはずだが、厳しい視線を向ける研究者が近年、「排除」を思わせる扱いを受けた。
 11年の東電福島第1原発事故を受け、県は柏崎刈羽原発の再稼働判断のため、三つの検証委で議論を深めたが、技術面を扱う委員会に名を連ねた新潟大の立石雅昭名誉教授は21年、高齢を理由に再任が見送られた。三つの検証を総括する委員会のトップ、名古屋大の池内了名誉教授も23年、任期が更新されなかった。

◆「今回の地震を機に議論深めるべき」
 厳しい検証が遠のく中、改めて浮かび上がったのが日本海側の巨大地震リスクだ。地質学者の立石さんは「県は再稼働に前のめりにならず、従来の考え方を改める必要がある」と語る。
 能登半島地震は、複数の断層が連動して大きな揺れを起こしたと立石さんはみる一方、柏崎刈羽原発の周辺で断層が連動する事態が十分に検証できていないとし、こう唱える。「現状ではどれほどの揺れや津波が原発を襲うのかは分からない。能登半島地震を機にさらに議論すべきだ」

◆デスクメモ
 「想定外」に抵抗感を抱く。厳しい想定を検証しないまま、深刻な事態が生じると「想定外」と言い逃れる。そんな印象を持つからだ。甚大な汚染をもたらしうる原発。地震に耐えられるか。住民は逃げられるか。必要なのは懸念に向き合う姿勢。責任逃れの言い訳は救いにならない。(榊)
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/338.html#c1

[政治・選挙・NHK292] 小沢一郎氏「憲法改正はナチスの手口に学べと主張する自民党派閥の親玉」”麻生最高顧問”に私見(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
12. 蒲田の富士山[2123] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月13日 09:56:53 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[20]
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「信頼回復」言葉より実行を 自民裏金問題で衆院議員逮捕 政治部長・関口克己(東京新聞)
2024年1月7日 20時19分

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/824.html

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、最大派閥・安倍派の池田佳隆衆院議員が逮捕された。二階派でも、会長の二階俊博元幹事長らが任意で事情聴取を受けたことが判明した。自民党全体が「政治とカネ」の問題との決別を迫られているが、党総裁の岸田文雄首相に強い決意は感じられない。
 首相は4日の年頭記者会見で「政治への信頼回復こそ、最大かつ最優先の課題」と強調。総裁直属機関の「政治刷新本部(仮称)」を設ける方針を示した。ただ事件の温床となった政治資金パーティーについては、支払いを現金から原則振り込みとする考えを示す程度でパーティーの是非そのものに踏み込まなかった。
 7日のNHK番組では、派閥の解消に踏み込むかどうかを問われたが「派閥がどんな役割を果たしているのか、どんなルールを作るべきかは、党として深めなければならない課題だ」と言葉を濁した。各派閥の一連の問題が判明後も、首相自身が岸田派の会長にしばらくとどまるなど、「派閥政治」解消には及び腰だ。
 刷新本部について首相は、外部有識者を参加させる一方、最高顧問の一人に麻生派会長の麻生太郎副総裁を起用すると表明した。派閥のトップが派閥のあり方を考える体制に、交流サイト(SNS)上では「茶番だ」などと批判が広がる。
 政治不信を極めた国民が首相に求めるのは「信頼回復」の言葉ではなく、自民党の金権体質を一掃する実行だと肝に銘じるべきだ。(政治部長・関口克己)
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/824.html#c12

[中国13] 台湾総統選、開票続く 「対抗」か「融和」か、中国との関係どうなる? 東アジア情勢にも影響(東京新聞)
2024年1月13日 20時17分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/302609

 【台北=石井宏樹】台湾総統選の投票が13日に行われ、開票作業が始まった。中国への対抗姿勢を鮮明にする与党民主進歩党(民進党)の頼清徳(らいせいとく)副総統(64)がリードし、対中融和路線をとる最大野党国民党の侯友宜(こうゆうぎ)新北市長(66)らが追う展開。結果は中台、米台関係に影響し、台湾海峡や東アジアの緊張が高まる可能性もある。

◆頼清徳氏が当選すれば「初」、3期連続で同一政党の政権
 頼氏と侯氏のほか、第3政党の台湾民衆党の柯文哲(かぶんてつ)前台北市長(64)が立候補している。頼氏が当選すれば、1996年に総統選が直接選挙となって以来、同一政党が初めて3期連続で政権を担う。
 最大の争点は、統一圧力を強める中国とどのような関係を築くか。3候補とも独立でも統一でもない「現状維持」の立場は同じだが、頼氏は米国や日本との関係を重視する蔡氏の路線を引き継ぐ。かつて「台湾独立」を主張したことがあり、中国の習近平政権は「頑迷な独立工作者」と敵視している。侯氏は中国との対話を活性化させ、対中関係の安定や経済関係の強化を重視する。柯氏は民進、国民の二大政党を批判する中間路線を模索し、無党派層の取り込みを図った。
 総統選に合わせて立法委員(定数113)選挙も実施された。複数の台湾メディアは、いずれの政党も単独過半数に届かない見通しを伝えている。
 中央選挙委員会によると、当日有権者数は約1950万人。現地時間午前8時〜午後4時(日本時間午前9時〜午後5時)に投票が行われた。
http://www.asyura2.com/19/china13/msg/341.html
[政治・選挙・NHK292] 「小出し」批判の自衛隊派遣だけじゃない…ちぐはぐな災害対応続ける岸田政権に見えない「危機感」(東京新聞)
2024年1月13日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/302441

 能登半島地震発生から15日で2週間。岸田文雄首相が「総力を挙げる」とした政府の対応が問われている。家屋倒壊による生き埋め多発で「時間との闘い」となる中、自衛隊や消防は適切に派遣されたのか。司令塔である首相官邸の危機対応は十分だったのか。交通網寸断で陸の孤島となった半島での救助作戦も検証が求められている。(森本智之、曽田晋太郎)

◆「総力を挙げて」と首相は言うけれど
 「総力を挙げて一人でも多くの方を救命、救助できるよう全力で取り組んでほしい」。生存率が急激に下がる「発生72時間」を目前にした4日午前、岸田文雄首相は非常災害対策本部の会議で閣僚らに指示した。
 だが、その要を担うはずの自衛隊の派遣を巡っては批判が噴出している。時事通信によると、秋田県の佐竹敬久知事は9日、「対応が少し後手後手だ」と批判。2日目に1000人、3日目に2000人、5日目に5000人と派遣規模を段階的に増やしていることについて「最初から1万人規模の投入が必要だった」「東日本大震災を経験したものとして非常にはがゆい」と訴えた。

◆部隊を小出し、旧日本軍に例えられ
 熊本地震(2016年)では3日目に1万4000人余を投入しており、この違いも批判に拍車をかけた。立憲民主党の泉健太代表は、ガダルカナル島の戦いで部隊を小出しにして敗退を続けた旧日本軍になぞらえ、「逐次投入になっており、遅い」と指摘した。
 7日には、陸上自衛隊第1空挺(くうてい)団が千葉・習志野演習場で米英など計8カ国でヘリなどを使う「降下訓練始め」を行い、SNSなどで「こんな時に行わなくても」などと批判を受けた。航空自衛隊は埼玉・入間基地で20日に予定されていた航空祭を、災害派遣活動を理由に中止している。

◆こんな時に陸自幕僚副長ら靖国集団参拝も判明
 陸自を巡っては、小林弘樹陸上幕僚副長(陸将)ら数十人が9日、靖国神社に集団参拝していたことも判明。宗教の礼拝所を部隊で参拝することを禁じた事務次官通達に違反している可能性があるとして、防衛省は調査を始めた。災害対応とは直接関係ないかもしれないが、「総力」を挙げている最中のはずだけにきまりが悪い。
 「逐次投入」批判について政府側は、能登半島全体が被災して道路が寸断されるなど陸の孤島となった点を示し、「道路の復旧状況など見ながら受け入れ人数を増やしていった」(木原稔防衛相)と反論する。

◆東日本大震災では3日目で10万人体制
 阪神大震災の対応に当たった陸上自衛隊の冨澤暉(ひかる)・元陸上幕僚長も「災害対応は隊員を送り込んで終わりではない。どこに宿泊するか、水や電源など補給は確保できるか、現地の状況が確認できなければ、二次災害の可能性もあり、大量動員はできない」と理解を示す。元陸自レンジャー隊員で災害出動の経験もある井筒高雄氏も「能登半島はもともと交通アクセスが限られている上、被災で余計にルートの確保が難しくなった。初日に1万人を突っ込むことはできないだろう」と述べる。
 一方、防衛ジャーナリストの半田滋氏は「情報収集が先決なのは事実だが、今回は発生直後からヘリが現地に飛んでいた。なぜこんなに人員の増強がモタモタしているのか。後手に回っている」と指摘。岸田首相が現在も被災地に入っていない対応も疑問視。「東日本大震災の時は安全保障政策が弱点と言われていた民主党政権で、それもあってか2日目に5万人、3日目には10万人体制とした。熊本地震も安倍晋三首相のトップダウンが見えた。今回は岸田首相をはじめとする政治家の危機感が感じられない」

◆「5日の晩に届いたおにぎりの消費期限が5日だった」
 「支援をいただいて本当に助かっているが、5日の晩に届いたおにぎりの消費期限が5日だった。これを次の日に被災者に届けるのはいかがなものかと思い非常に悩んだ。ぜひ、消費期限の少し長いものとか、できるだけ早い段階での物資の輸送をお願いしたい」
 6日に開かれた石川県の災害対策本部員会議で、大森凡世・能登町長は、混乱する現地の様子をこう訴えた。

◆「司令塔として機能していない首相官邸」
 被災地のニーズを把握し、「プッシュ型」で積極的に支援するとしている首相官邸。だが、政府関係者や被災地を取材する経済ジャーナリスト小倉健一氏は「岸田首相が政府内や地元との調整なく、現場を無視してトップダウンで対応を決めているため、混乱を来している。官邸の司令塔としての役割が機能していない」と指摘する。
 小倉氏によると、出所不明の孤立者リストのチェックや、被災地のニーズを把握する「御用聞き部隊」編成などの指示もあったという。「首相は低迷する内閣支持率を何とか持ち直そうとするのに一生懸命。被災者のためではなく、自分や政権のために行動する姿が透ける」
 当の岸田首相は「私自身が陣頭指揮を執る」として、地震発生後、連日政府の非常災害対策本部会議に出席。防災服姿で記者会見などにも臨んでいる。

◆5日には経済団体の新年会に参加
 一方、5日には経済団体の新年会に参加。「震災対応に万全を期すため、政府総力を挙げて取り組んでいる」と述べつつ、賃上げや投資、株価の上昇に言及した。
 地震対応の遅れも指摘される中だったが、官邸内の雰囲気はどうだったのか。ある自民党関係者は「当初から官邸はピリピリしている。首相はやれることは全力でやるという姿勢だ」と解説。ある官邸関係者も「緊張感を持って、淡々といろんな対応を考えている」と説明する。

◆半島という特殊な地域、危機管理甘く
 だが、政治ジャーナリストの泉宏氏は「半島という特殊な地域での危機管理の認識が甘く、やるべきことが遅きに失している。官邸の危機管理体制が穴だらけであることを国民に印象付けてしまった」と指摘。「政府は危機管理体制を検証し、可及的速やかに『半島有事』の対応策を示すべきだ」と語る。
 今回は、消防も発災直後から被災地での救助、救急活動を実施。総務省消防庁の災害対策本部の発表(消防のみの集計)では、12日発表の最新の救助人数は計359人、搬送人数は計1818人。

◆能登半島での地震「最悪の想定されていなかった」
 そもそも「陸の孤島」である能登半島での備えは十分だったのか。神戸大の室崎益輝名誉教授(防災計画)は「能登半島で三つの断層が同時に動く地震が起こる最悪の想定が認識されていなかった」と指摘する。
 半島や山岳部で救助隊がすぐ到着できない地域は他にもある。「本来は発生直後から大量の人員を派遣しないといけないが、直後には深刻な被害状況がつかめず、初動が遅れたことは問題だ。避難所での資材の備蓄なども想定が十分ではなく、阪神大震災や東日本大震災などの教訓が学ばれていなかった」として、こう戒める。
 「国も地方自治体も油断があったのかもしれないが、陸の孤島で大災害が起きた際の対応が今後問われる」

◆デスクメモ
 阪神大震災直後、市役所の隅で毛布をかぶり、ぼうぜんとしていた消防隊員が忘れられない。現在は消防も警察も自衛隊も応援態勢が整い、救助機材も充実。だが、今回は交通の途絶に年始や降雪の悪条件も加わっている。現場の人々を支える上層部の判断がこれまで以上に問われる。(本)
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/884.html
[雑談・Story42] <ぎろんの森>命と暮らし守り抜くために(東京新聞)
2024年1月13日 08時03分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/302519?rct=discussion

 日々の紙面をご覧になり、読者の皆さんはお気付きだと思いますが、東京新聞は今年9月に創刊140周年を迎えます。起源は1884(明治17)年に発刊した夕刊紙「今日新聞」。その後「都新聞」と改題し、「国民新聞」との合併で1942(昭和17)年10月に東京新聞=写真は創刊号=となります。
 こうした経緯を4日の社説「年のはじめに考える 創刊140年『紙齢』の重み」で振り返り、かつて「戦争に突き進む軍事国家の一端を担った責任」を踏まえて「暮らしや民主主義を大切に、権力を監視する、戦争や原発への反対を貫く。暮らしや社会を少しでもよくするために役立ちたい」との決意を、年頭に当たって表明しました。
 読者からは「東京新聞のぶれない基本的スタンスがきちっと書かれていた」「東京新聞を応援し、私もできることをやっていきたいと思う」との声が届きました。皆さんにはおおむね好意的に受け止めていただいたようです。
 元日に能登半島で震度7の地震が起き、翌日には羽田空港で日航機と海上保安庁機が衝突する事故が起きました。
 地震では200人を超える人が犠牲となり、安否不明者も多数です。今も多くの人が厳しい避難生活を強いられています。羽田では日航機の乗客乗員は全員脱出しましたが海保機の乗員5人が亡くなりました。命と暮らしの大切さを痛感する年明けでした。
 東京新聞は、一人一人の人権が大切にされ、誰も取り残されない社会を、読者の皆さんとともにつくりたいと考えています。そのために最も大切なことは、私たちの命と暮らしを守り抜くことです。
 東京新聞が戦争や原発に反対するのは命や暮らしを危険にさらすからにほかなりません。自然災害も同様です。
 17日には阪神大震災から29年、3月11日には東日本大震災から13年を迎えます。昨年は関東大震災から100年でした。災害から命と暮らしを守るために、新聞社に何ができるのか。どう報じ、論じればいいのか。読者の声に導かれ、よりよい報道・論説に努めたいと考えます。(と)
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/284.html
[政治・選挙・NHK292] 最近の政治 フクイタカノリ
3. 蒲田の富士山[2124] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月13日 21:34:14 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[21]
自民党が下野するしかない。
それしかない。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/868.html#c3
[国際33] ロシアは「一つの中国」堅持 台湾総統選受け(東京新聞・共同)
ロシアは「一つの中国」堅持 台湾総統選受け(東京新聞・共同)
2024年1月14日 05時13分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/302697?rct=world

 【モスクワ共同】ロシア外務省のザハロワ情報局長は13日、台湾総統選で中国との統一を拒否する与党、民主進歩党(民進党)候補の頼清徳副総統が当選したことを受けてコメントを発表し、ロシアは中国が求めている「一つの中国」政策を堅持すると強調した。
 ザハロワ氏は「台湾は切り離すことのできない中国の一部だ。ロシアは台湾のいかなる形の独立にも反対する」と明言。中台関係は中国の内政問題だとし、他国が総統選を利用して中国に圧力をかけたり地域の状況を動揺させたりする試みは「非建設的で、非難されるべきだ」と述べた。
http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/894.html
[戦争b25] ガザでの虐殺を止めようとしているイエメンをアメリカやイギリスが軍事攻撃した(櫻井ジャーナル) 蒲田の富士山
6. 蒲田の富士山[2125] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月14日 06:08:47 : jbQL4NHOcc : YjBSNlRWS1hlV00=[22]
ロシア、フーシ派攻撃を非難 米英「航行の自由」主張(東京新聞・共同)
2024年1月13日 10時39分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/302542?rct=world

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は12日、米英両軍によるイエメンの親イラン武装組織フーシ派支配地域への攻撃について協議する緊急公開会合を開いた。ロシアのネベンジャ国連大使は「あからさまな国連憲章違反だ」と攻撃を非難した。米英は「航行の自由を守るための自衛権の行使だ」と正当化した。
 国連のグテレス事務総長は会合に先立ち「全ての当事者に対し、これ以上事態を悪化させないよう求める」と自制を呼びかける声明を発表した。
 会合でネベンジャ氏は米英のイエメン領内への攻撃は「他国への武力侵攻だ」と指摘。「断固非難する」と述べた。
 米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は「非軍事的な選択肢では脅威への対処が不十分だと判明した。攻撃は必要で適切だった」と訴えた。英国のウッドワード国連大使も同様の見解を語った。
 イスラエルを敵視し、紅海で商船攻撃を繰り返してきたフーシ派は報復を主張。イランなども米英両軍の攻撃に反発しており、中東全体に緊張が拡大する恐れがある。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/278.html#c6

[社会問題10] いびつな日米関係、ゆがんだ三権分立…約70年前の「砂川事件」が出発点だった 15日に東京地裁で判決(東京新聞)
2024年1月14日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/302644
https://www.tokyo-np.co.jp/article/302644/2
https://www.tokyo-np.co.jp/article/302644/3

 東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地の脇に、柵に囲まれた空き地がある。この目の前で、1957年、旧米軍立川基地の拡張計画に反対する市民が警官隊らと衝突した「砂川事件」が起きた。事件で有罪とされた人たちが、国に損害賠償を求めた訴訟の判決が15日、東京地裁で言い渡される。なぜ、長い月日を経て裁判をしているのか。背景をひもとくと、基地を巡る日米のいびつな関係が見えた。(太田理英子)

◆「砂川闘争は終わっていない」
 「昔はこの一帯は畑で、柵の向こうは『外国』だったんです」。近くに住む福島京子さん(74)が旧米軍飛行場跡の空き地を見つめ、振り返った。
 旧日本陸軍の施設が集中していた地域を戦後、米軍が基地にした。55年、基地拡張のため周辺の土地を大規模に収用する計画が浮上し、地元住民が反対運動を始めた。学生や労働者が支援し、警官隊らと衝突を繰り返した運動は地名から「砂川闘争」と呼ばれた。57年、柵が倒れ、基地内に立ち入ったとして学生ら23人が逮捕、7人が起訴される「砂川事件」が起きた。
 農家だった福島さんの父の故・宮岡政雄さんは「先祖の土地を戦争の道具にするのは許せない」と、住民組織の主要メンバーとして闘った。幼かった福島さんも座り込みや集会に参加。頭上間近を飛ぶ米軍機を見ては「戦争とつながっている」と感じた。立っていられないほどの爆風、爆音、燃料のにおいは今も忘れられない。

◆「闘争」で基地の拡張を防いだ そして現代は
 土地買収に応じる住民が次第に増え、約130世帯だった抗議者は、60年代半ばには23世帯に減った。それでも宮岡さんらは基地内の民有地返還などを巡る複数の訴訟活動を続け、68年に拡張計画は中止となった。「住民の力で1ミリの拡張も許さなかったことは大きな成果」と誇る。
 米軍基地を巡っては、今も各地で騒音や事故の危険の問題がくすぶる。福生市周辺の横田基地では、有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)を含む泡消火剤の漏出問題も指摘される。
 福島さんは、砂川事件の現場近くの小さな施設「砂川平和ひろば」で、闘争の写真や資料を公開し、次世代に訴える活動を続けている。「日米安保条約や地位協定に縛られている現実は変わっていない。日本に米軍基地がある限り、国民の権利と自由は失われたまま。砂川闘争は終わっていない」
 歴史のかなたへと消え入りそうだった事件から67年になる。再びの闘争に火をつけたきっかけは、2000年代から相次いで発見された米国の公文書だった。

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 砂川事件を巡る国賠訴訟 1957年に米軍立川基地(当時)の拡張計画に反対するデモ中、基地に立ち入ったとして日米安全保障条約に基づく刑事特別法違反の罪で起訴され、有罪が確定した元被告の土屋源太郎さんら3人が、国に約20万円の損害賠償を求めた訴訟。一審の無罪判決を破棄した最高裁の審理は「田中耕太郎長官が駐日米大使らに情報を漏えいした上で審理を誘導したため、公平な裁判を受ける権利が侵害された」としている。田中長官と大使らの接触を示す米側公文書の存在が2008年以降に明らかになり、19年に提訴した。
 国側は、米側公文書について知らないとし、真正な文書だとしても「長官の発言が正確に聴取されたのか明らかでない」などとして、不法行為はなかったと反論。不法行為から20年で賠償請求権が消滅する「除斥期間」を既に経過していると主張している。
 原告側は、公文書は長年機密指定され、内容を把握することが遅れたという事情などを踏まえ、除斥期間は適用すべきではないと訴えている。
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◆2011年に発見された公文書で発覚した「密談記録」
 2011年秋、米国立公文書館から開示された資料を確認していたジャーナリスト末浪靖司さん(84)は、1通の文書に目を見張った。
 「informal conversation with Chief Justice Tanaka(田中最高裁長官との非公式会談)」「the Sunakawa case(砂川事件)」
 1959年11月、当時の田中耕太郎最高裁長官とマッカーサー駐日米大使が砂川事件の刑事裁判について最高裁判決前に「密談」した記録だった。密談の存在自体は3年前の08年に研究者の新原昭治さんが見つけた米側公文書で明らかになっていたが、末浪さんが見つけた資料には田中長官が一審判決を「憲法上の争点に判断を下したのは誤り」と批判したことが記載され、判決前に米側に審理の方向性を伝えたことを示唆する内容だった。

◆異例ずくめで進んだ刑事裁判
 砂川事件の刑事裁判は異例ずくめだった。
 59年3月の一審東京地裁判決は「米軍駐留は憲法9条2項に違反する」と判断し、日米安全保障条約に基づく刑事特別法で起訴された7人を無罪とした。米軍駐留の正当性を根本から揺るがす司法判断だった。それに対し、検察側は控訴して高裁に判断を仰ぐのではなく、直接最高裁に訴える「跳躍上告」で応じた。
 そして12月。田中長官が裁判長を務める最高裁大法廷は「米軍駐留は憲法9条2項が禁止する戦力に当たらない」と判断し、裁判長の姓から「伊達判決」と呼ばれた一審判決を破棄した。その後の差し戻し審で7人の罰金刑が確定した。
 それから半世紀を経て、新原さんや末浪さんらが見つけた公文書に記されていたのは、一審判決の翌日に駐日米大使が外相に跳躍上告を促したり、田中長官が大使に訴訟を「優先的に扱う」と伝えたりするなど、日米政府と司法が秘密裏に協議していた事実だった。
 冷戦下だった当時、米国の世界戦略では在日基地の役割が重視され、日米安保条約の改定が両国政府間で進められていた。末浪さんは「伊達判決は米軍にとって脅威で、駐留にお墨付きを与える判決が必要だった」と見る。

◆司法を縛り続ける「統治行為論」は誰を利する?
 しかも、この最高裁判決は、今なお米軍基地による被害を訴える人々の救済を阻む判断枠組みも示し、戦後日本の司法のあり方にも問題を投げかけている。
 高度な政治問題は司法審査の対象外とする「統治行為論」だ。米軍基地の騒音などを巡る訴訟では米軍機の飛行差し止め請求は「審理対象外」として棄却され続けている。
 当事者は、どう受け止めてきたのか。元被告の一人で静岡市の土屋源太郎さん(89)は「三権分立が侵され、許されないこと」と憤りをあらわにする。
 09年以降、密談に関する日本側の公文書を探そうと、法務省や外務省に情報開示請求をしてきたが、回答は「不存在」。旧民主党政権下の10年、外務省は一転して当時の外相と駐日大使の会談記録を一部開示したが、「一般的な内容」にとどまるとして米側の圧力を否定している。
 土屋さんら元被告4人は14年に再審請求に踏み切ったが、棄却された。「このまま終わるわけにはいかない」。公正な裁判を受ける権利を侵害されたとして19年に国に損害賠償を求める訴訟を起こし、今月15日の東京地裁判決を待つ。

◆「国民の権利が脅かされる」元闘士の訴え
 かつて基地前で平和を願って抗議の声を上げた時から、土屋さんの思いは変わらない。「安保法制もできて戦争ができる国に変わりつつある中、国民の権利が脅かされる危険を若い世代にも知ってもらいたい。砂川事件は、決して過去の問題ではない」
 司法制度に詳しい佐藤岩夫・東大特任教授も「本来戦後の司法は独立して国民の権利を守ることが求められていたが、砂川事件の最高裁判決はその役割より、統治機構の一部としての側面が全面的に現れた」と問題視する。
 公文書では、田中長官が大使との会談で積極的に発言している形跡があり「発足まもない最高裁の地位を安定させる意図で、日本政府と同様に米国との共同歩調を取る考えがあったのではないか」という。黎明(れいめい)期の最高裁を率いた田中長官は、政治部門の判断を尊重する司法消極主義や裁判所組織の中央集権化を浸透させ、戦後日本の裁判所に深刻な影響を及ぼすことになったとされる。
 佐藤特任教授は「司法は国民の権利を守るという原点に立ち戻り、裁判所の独立、最高裁裁判官の多様性を図ることが求められている」と指摘。15日の判決を「現代の司法が自らの過去の歴史と真摯(しんし)に向き合うことが問われている」と注目している。
http://www.asyura2.com/18/social10/msg/428.html
[雑談・Story42] 小さな幸せの重さ/かぼちゃのつる/反省すれども(東京新聞)
2019年10月4日 02時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/2706?rct=pocket

◆小さな幸せの重さ
 駆け出し時代、最初の仕事は事件の遺族取材だった。キャップの指示は「被害者の妹さんのコメントを取ってきて」。憔悴(しょうすい)した様子の妹さんはドア越しに応じてくれた。「今は何も話したくないです」。胸が痛み、言葉が続かなかった。
 キャップに報告すると「被害者の無念を世に伝えるためには、おまえが聞かないと」と諭された。申し訳なさを感じながら、妹さんから話を聞き直した。
 今でも遺族取材はつらい。世間の風当たりも強い。だが、記者の大切な使命だ。故人の生前のエピソードには、家族や友人との「小さな幸せ」がつまっている。
 誰もが身近に感じるささやかな話にこそ、奪われた命の重さを伝える力があると思う。

◆かぼちゃのつる
 ママ友から「とんでもないから読んで」と聞いていた道徳教材が、小学生の娘の教科書にも載っていた。タイトルは「かぼちゃのつる」という。
 「もっと伸びたい」と、思うがままにツルを伸ばしていたかぼちゃ。ある日、隣の畑につながる道にまでツルを伸ばした。すると通りかかったトラックにひかれてツルが切れてしまう、という話だ。
 この話で子どもたちに伝えたいことは何だろう。「わがままな行為をするな」「規律を守らなければしっぺ返しを受ける」だろうか。
 でも、安倍サンが掲げる「一億総活躍社会」って、個性と多様性を尊重する社会ではなかったか。現場の先生がどう教えているのか気になった。

◆反省すれども
 かんぽ生命保険の不正販売を報道したNHKに対し、日本郵政、日本郵便、かんぽ生命の三社長連名で昨年四月に抗議文を送りつけ、番組動画が削除された問題。先ごろあった三社長の記者会見をネット中継で見て、一つの疑問がわいた。
 日本郵政の社長は会見前日に改めて番組を見たといい、不正販売は「今となっては全くその(番組内容の)通り。深く反省している」と述べた。ところが抗議の撤回について言及がない。
 誰も質問しないので日本郵政本社へ向かったが、間に合わなかった。会見場にいた広報担当者に聞くと「撤回しません」。何という矛盾。本当に反省しているのだろうか。

<望月衣塑子(もちづき・いそこ)(44)> 東京都出身。2000年入社。「税を追う」取材班で防衛費などを、遊軍記者として日韓問題やあいちトリエンナーレなどを取材。温泉大好き。地方で少しでも時間があれば温泉を探す。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/285.html
[戦争b25] 南アの訴えでICJが公開審理を開いた日に米英がイエメンを攻撃した裏にUANI(櫻井ジャーナル)
2024.01.14

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401140000/

 南アフリカはイスラエル軍によるガザにおける住民虐殺を止めさせるため、ICJ(国際司法裁判所)に訴えた。その訴訟に関する公開審理が1月11日と12日に開かれ、そこで南アフリカの政府関係者と弁護士はガザでイスラエル軍が行っていることは「ジェノサイド(大量虐殺)」であり、1948年のジェノサイド条約に違反していると主張している。10月7日から3カ月で2万数千人が殺害され、その4割は子ども、女性を加えると7割になるという。
 この住民虐殺こそがイスラエル政府の目的だということは、ベンヤミン・ネタニヤフ首相自身が口にしている。10月7日にハマスの戦闘部隊がイスラエルへ攻め込んだ直後、​ネタニヤフは「われわれの聖書(キリスト教における「旧約聖書」と重なる)」を持ち出し、パレスチナ人虐殺を正当化している​のだ。
 聖書の中でユダヤ人と敵だとされている「アマレク人」を彼は持ち出し、「アマレク人があなたたちにしたことを思い出しなさい」(申命記25章17節から19節)という部分を引用した。この「アマレク人」をイスラエルが敵視している勢力に重ねて見せたのだ。「アマレク人」を家畜ともども殺した後、イスラエルの民」は「天の下からアマレクの記憶を消し去る」ことを神に命じられたという。
 そしてサムエル記上15章3節の話を彼は持ち出す。そこには「アマレクを討ち、アマレクに属するものは一切滅ぼし尽くせ。男も女も、子どもも乳飲み子も牛も羊も、らくだもろばも打ち殺せ。容赦してはならない。」ということが書かれている。これこそがガザでイスラエルによって行われていることだというのだ。
 ネタニヤフによると「われわれは光の民であり、彼らは闇の民だ」であり、イザヤの預言を理解しなければならないと主張する。「われわれ」とはイスラエル人、「彼ら」とはパレスチナ人、イスラム教徒、あるいはイスラエル以外の人びとを指しているのだろう。
 また、​ギラド・エルダン国連大使​は10月8日に安全保障理事会で「これはイスラエルの9/11だ」と演説、​ヨアブ・ギャラント国防相​はパレスチナ人を「獣」だと表現した。
 イスラエルの神憑った人びとはナイル川とユーフラテス川に挟まれた地域、つまりパレスチナのほかレバノン、ヨルダン、クウェート、シリア、さらにイラクの大半、エジプトやサウジアラビアの一部を「約束の地」だと主張している。「大イスラエル構想」とも呼ばれている。
 アメリカやイスラエルの「建国」は神憑っている。アメリカの場合、1617年にマサチューセッツ湾へ到達したジョン・ウィンスロップは自分たちを「神から選ばれた民」だと主張、神との契約に基づいてマサチューセッツ植民地を建設すると語っている。
 BRICSの構成国である南アフリカの主張に賛成する人は少なくないだろう。その主張をICJが認めるようなことはアメリカにとっても好ましくない。すでにアメリカやイギリスはイスラエルと一蓮托生だ。
 そのアメリカとイギリスは1月11日夜から12日未明にかけて、オーストラリア、バーレーン、カナダ、そしてオランダを引き連れ、イエメン全土を航空機、艦船、潜水艦で攻撃した。トマホーク巡航ミサイルを含む100発以上の精密誘導弾を発射したという。ICJの公開審理に合わせての攻撃だ。軍事的には意味のない攻撃だが、ICJに対する恫喝という意味はあるかもしれない。
 こうした攻撃の背後で暗躍していると言われている​UANI(反核兵器イラン連合)​は2008年に設立された。勿論「反核団体」ではない。ネオコンが主導する一方、アメリカやイスラエルの情報機関と関係が深いと言われている。資金源は明確でないが、シオニストの富豪、例えばシェルドン・アデルソンの一族やトーマス・カプランが含まれているようだ。そのほかペルシャ湾岸の産油国も資金を提供しているという。
 ​現在のCEOはアメリカの国連大使を務めた経験のあるマーク・ウォレスだが、そのほかアメリカのジョー・リーバーマン元上院議員、ジョン・ボルトン元国家安全保障補佐官、元政策企画本部長のデニス・ロス、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事、イスラエルの情報機関モサドの長官を務めたタミール・パルド、やはりモサドのゾハール・パルティ、イギリスのチャールズ・ガスリー元国防参謀総長、ドイツの情報機関BNDの長官を務めたオーガスト・ハニングなども役員として名を連ねている。​
 ジョー・バイデン政権はイランの壊滅、さらに世界制覇を妄想している勢力によって動かされているのだが、それによってアメリカの立場は弱くなっている。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/280.html
[国際33] ウクライナのクーデター体制を批判していたジャーナリストが獄中死(櫻井ジャーナル)
2024.01.14

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401140001/

 ウクライナに住みながら同国のクーデター体制を取材していたチリ系アメリカ人の​ゴンサロ・リラが収監されていたウクライナの刑務所で死亡した​。殺されたと言うべきかもしれない。彼は2010年にウクライナに移住、地元の女性と結婚し、ロシア国境にほど近いハリコフで住んでいた。
 そのリラは2022年にも逮捕されたが、釈放されている。そして​2023年5月にウクライナの治安機関(SBU)は彼を逮捕された​。収監中に拷問を受けていたと言われているが、10月中旬に左右の肺が肺炎を起こし、気胸、そして重度の浮腫を患ったのだが、刑務所は適切な治療を施さなかった。
 アメリカのバラク・オバマ政権は2013年11月から14年2月にかけてウクライナでクーデターを実行、ビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒したが、その際、手先としてネオ・ナチを使っている。
 ウクライナのネオ・ナチとは、1941年にOUN-Bを組織したステファン・バンデラを信奉するグループ。MI6(イギリスの対外情報機関)とゲシュタポ(ナチスの政治警察)のハイブリッドだとも言われている。当時、そうしたグループが東ヨーロッパや中央ヨーロッパに存在していた。
 第2次世界大戦後、そうしたグループのメンバーはアメリカの情報機関によって脱出、保護されると同時に訓練を受けている。そうした人びとがソ連消滅後、東ヨーロッパや中央ヨーロッパへ戻っている。ウクライナでは2007年、ドミトロ・ヤロシュを中心にNATOの秘密部隊が組織されたが、その当時のアメリカNATO大使はビクトリア・ヌランドにほかならない。ヤロシュはアンドリー・ビレツキーと「右派セクター」を2013年11月に組織、14年のクーデターで中心的な役割を果たした。
 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2020年10月14日にイギリスを訪問したが、その際にMI-6のリチャード・ムーア長官からゼレンスキーの周辺にロシアのスパイがいて情報が漏れていると警告され、その後、ゼレンスキーの身辺警護はすべてイギリスに引き継がれたと伝えられている。同時に、ゼレンスキー政権に批判的なすべての報道機関はイギリスの命令で検閲されるようになった。ゼレンスキー大統領は自分に批判的な政党の活動を禁止、暗殺された政治家も少なくない。
 このネオ・ナチ体制をゴンサロ・リラは批判していたが、取材は可能だった。そのリラが逮捕されたのは彼がジョー・バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領を批判した直後だ。アメリカ政府はジャーナリストの逮捕、そして拷問を容認していた。当然、バイデン政権はリラに救いの手を差し伸べなかった。
 内部告発を支援する活動をしてきたウィキリークスのジュリアン・アッサンジの場合、2019年4月11日にロンドンのエクアドル大使館でロンドン警視庁の捜査官に逮捕され、現在、イギリス版グアンタナモ刑務所と言われているベルマーシュ刑務所へ入れられている。
 2007年1月から17年5月までエクアドルの大統領を務めたラファエル・コレアは12年8月にアッサンジの亡命を認めていたが、イギリス当局がアッサンジを逮捕しようとしていたため、大使館から出られなくなっていた。この時点でアメリカの司法当局はすでにアッサンジを秘密起訴していたと見られている。
 エクアドルの大統領がコレアからレニン・モレノに交代した2017年5月にスウェーデン検察はアッサンジに対するレイプ捜査を終え、逮捕令状を取り消すと発表した。捏ち上げだったので当然だが、モレノを排除できたので、スウェーデンの役割は終わったということだろう。イギリスとスウェーデン両当局の間でやりとりされていた電子メールは消去された。
 モレノはアッサンジの亡命を取り消し、ロンドン警視庁の捜査官を大使館へ「招待」、その1カ月前、2019年3月11日にIMFはエクアドルに対して42億ドルの融資を実施すると発表している。この融資は亡命取り消しの交換条件のひとつだったとみられている。
 アッサンジのアメリカへの引き渡しを認められた場合、懲役175年が言い渡される可能性がある。アッサンジへの弾圧が正当だと認められたなら、アメリカの権力犯罪を明らかにしたジャーナリストは国籍や活動拠点に関係なくアメリカの私的権力が報復できることになる。
http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/895.html
[戦争b25] 台湾の総統に選ばれた頼清徳はハーバード大卒で、台湾を米国の空母にする可能性(櫻井ジャーナル)
2024.01.15

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401150000/

 台湾では1月13日に総統選挙が実施され、蔡英文の政策を継承していると宣言している民主進歩党の頼清徳が40%を獲得して勝利した。中国国民党の侯友宜は33%、台湾民衆党の柯文哲は26%だ。頼清徳はハーバード大学を卒業した元医師で、2017年に蔡英文の下で行政院長(首相)に就任している。
 蔡英文や頼清徳は中国からの独立を主張しているが、実際にはアメリカに従属する道を進むことになる。台湾から琉球諸島を経て日本列島につながる弧状列島はアメリカにとってユーラシア大陸の東岸を侵略する拠点であり、韓国は橋頭堡だ。民進党がいう「独立」とはアメリカの「不沈空母」になることを意味する。
 ドナルド・トランプもジョー・バイデンもこうした政策を支援、政府高官を台湾へ派遣したり、中国に対する軍事的な恫喝を繰り返した。そして2022年8月2日、アメリカの下院議長だったナンシー・ペロシが台湾を訪問する。
 1972年2月、アメリカの大統領だったリチャード・ニクソンは中国を訪問して米中の国交を正常化させた。その際、アメリカは中国を唯一の正当な政府と認め、台湾の独立を支持しないと表明する。「ひとつの中国」だ。台湾をアメリカの軍事基地にしないという表明でもあった。ペロシはそうした方針を壊すための使者だと言えるだろう。
 同じ年の9月、総理大臣だった田中角栄が北京で日中共同声明に調印するが、その際、尖閣諸島の領土問題は「棚上げ」にすることにしている。日本の実効支配を認め、中国は実力で実効支配の変更を求めないというものだ。そして1978年8月に日中平和友好条約が結ばれ、漁業協定につながる。
 この構図を壊したのは菅直人政権だった。この政権は2010年6月の閣議決定で尖閣諸島周辺の中国漁船を海上保安庁が取り締まれることに決め、2000年6月に発効した「日中漁業協定」を否定する。そして2010年9月、石垣海上保安部は中国の漁船を尖閣諸島の付近で取り締まり、日本と中国との関係は悪化し始めた。
 こうした行為は田中角栄と周恩来が決めた尖閣諸島の領土問題を棚上げにするという取り決めを壊すものでもあるが、2010年10月に前原誠司外務大臣は衆議院安全保障委員会で「棚上げ論について中国と合意したという事実はございません」と発言している。この主張は嘘だ。
 こうした政策の背後にはアメリカの好戦的な勢力が存在しているはずだが、その勢力は日本と中国との友好関係を壊すだけでなく、アメリカと中国との関係も壊し始めた。こうした政策は日本や台湾の経済界にダメージを与えたが、それはアメリカ支配層の目的のひとつでもあった。ウクライナでクーデターを仕掛け、EUを弱体化させたのと同じだ。
 頼清徳が何を考えているか不明だが、アメリカの支配層は中国と台湾だけでなく、日本や韓国も共倒れにしようと目論んでいる。これは彼らアングロ・サクソンの歴史的な戦術だが、台湾にはこうしたアメリカの計画を拒否する勢力も存在、韓国では尹錫悦の検察人脈を使い、強引に軍事的な緊張を高めているが、綱渡りだ。
 中国も台湾も戦争は望んでいないだろうが、アメリカは違う。ウクライナやガザで暴力的な政策が失敗して窮地に陥っているバイデン政権としては、東アジアへ「転進」したいだろう。東アジアに火がつけば、潜在的なライバルを全滅させることも可能だ。日本政府は戦争熱に浮かされ始めている。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/293.html
[戦争b25] 米国の支配層は対中国戦争を想定、台湾を空母や要塞にしようとする意見も(櫻井ジャーナル)
2024.01.15

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401150001/

 蔡英文や頼清徳の対中国政策は台湾を中国との戦争へと導くことになる。民進党がいう「独立」とは台湾をアメリカの「不沈空母」にすることにほかならない。
 アメリカとイギリスはアングロ・サクソン国の中心的な存在で、イギリスには19世紀から世界をアングロ・サクソンが支配しなければならないと信じているグループが存在している。
 この勢力はその目標を今でも放棄していない。ロシアを破壊するためにウクライナでクーデターを実行、中国を破壊するために東アジアで軍事的な緊張を高めているのだ。
 民進党は台湾を中国から独立させると主張しているが、実際にはアメリカに従属する道を進み、台湾はアメリカの「不沈空母」にならざるをえない。
 アメリカ空軍航空機動軍団の​マイク・ミニハン司令官は2023年1月27日、アメリカと中国が2025年に軍事衝突する可能性があるとする見通しを描いたメモを将校へ送り​、​2020年10月16日には国家安全保障補佐官だったロバート・オブライエンは台湾は要塞化するべきだと語った​。
 ウクライナでネオ・ナチを使ったクーデターでビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒したアメリカ大統領はバラク・オバマ。2014年2月のことである。その時点における戦力は反クーデター勢力がクーデター政権を上回っていたことからアメリカ/NATOはクーデター体制に武器弾薬を供給、若者を軍事訓練し始め、同時にドンバスを要塞線で囲んだ。アゾフ大隊が拠点にしたマリウポリ、岩塩の採掘場があるソレダル、その中間にあるマリーインカには地下要塞が建設されている。日本でも地下要塞になりそうな建造物が作られている。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/294.html
[国際33] 米政府に従属して独を破滅へと導くシュルツ政権が露との戦闘を準備との報道(櫻井ジャーナル)
2024.01.16

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401160000/

 ​ドイツはNATO軍とロシア軍との戦争を戦争を想定し、準備を進めていると同国のタブロイド紙「ビルト」は伝えた​。「秘密の連邦軍文書」からの引用だとしているが、これはオラフ・シュルツ政権が自分たちの失政から国民の目を逸らすことが目的だと見られている。
 シュルツ内閣で外務大臣を務めるアンナレーナ・ベアボックは2022年8月31日に「フォーラム2000」で「ドイツの有権者がどのように考えようとも、私はウクライナの人びとを支援する」と発言、23年1月24日に「われわれはロシアと戦争している」とPACE(総州評議会議会)で口にした。ウクライナに対する軍事支援に積極的、つまりロシアと敵対する政策を推進しているが、これはシュルツ政権の特徴だと言えるだろう。
 シュルツやベアボックの言動はアメリカ政府の政策に沿うもので、ロシアとの戦争へと向かっている。ドイツとロシアの対立はイギリスが19世紀から仕掛けて、アメリカが引き継いだ戦略だ。
 バラク・オバマ政権は2013年11月から14年2月にかけてウクライナでクーデターを実行、ビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒してネオ・ナチ体制を樹立した。その目的のひとつはロシアの喉元に短刀を突きつけることにあったが、もうひとつはロシアとヨーロッパを結びつけていた天然ガスのパイプラインを断ち切ることでロシアとヨーロッパ、双方を弱体化させることにあった。
 しかし、ロシアの天然ガスを入手したいドイツはロシアと共同で、ウクライナを迂回してバルト海を経由する2本のパイプライン「ノードストリーム(NS1)」と「ノードストリーム2(NS2)」を建設した。
 NS1は2010年4月に建設が始まり、11年11月から天然ガスの供給が始められる。ウクライナの体制がクーデターで変わった後の2015年6月にガスプロムとロイヤル・ダッチ・シェルは共同でNS2の建設を開始、18年1月にドイツはNS2の建設を承認、21年9月にパイプラインは完成している。
 アメリカやポーランドはNS1やNS2の建設や稼働に強く反対し、ドナルド・トランプ政権下の2020年7月には国務長官のマイク・ポンペオがNS2を止めるためにあらゆることを実行すると発言。2021年1月に大統領がジョー・バイデンに交代しても状況に変化はなく、22年1月27日にビクトリア・ヌランド国務次官はロシアがウクライナを侵略したらNS2を止めると発言している。2月7日にはジョー・バイデン大統領がNS2を終わらせると主張し、アメリカはそうしたことができると記者に約束した。
 そして2022年9月26日から27日にかけての間にNS1とNS2は爆破される。パイプラインが爆破された1分後にイギリスの首相だったリズ・トラスはiPhoneでアメリカのアントニー・ブリンケン国務長官へ「やった」というテキストのメッセージを送ったと伝えられている。携帯電話がハッキングされたようだ。
 その当時、イギリスの閣僚が使っていた電話がハッキングされていたことを疑わせるできごとがあった。イギリスのベン・ウォレス国防相は10月18日、アメリカの国務省や情報機関の高官と会うために同国を秘密裏に訪問しているのだ。電話を使わなかった。
 調査ジャーナリストの​シーモア・ハーシュは2023年2月8日、アメリカ海軍のダイバーがノルウェーの手を借りてノードストリームを破壊したとする記事を発表​した。
 ハーシュによると、アメリカのジョー・バイデン大統領は2021年後半にジェイク・サリバン国家安全保障補佐官を中心とする対ロシア工作のためのチームを編成、その中には統合参謀本部、CIA、国務省、そして財務省の代表が参加している。12月にはどのような工作を実行するか話し合ったという。そして2022年初頭にはCIAがサリバンのチームに対し、パイプライン爆破を具申している。ロシアがウクライナを攻撃する前だ。
 この作戦をシュルツ首相は事前に知らされていたという話も伝えられている。真偽は不明だが、少なくとも爆破後にシュルツが事件を調べようとせず、有耶無耶なまま終わらせようとしているとは言える。
 アメリカに従属するというシュルツの政策は低コストのエネルギー資源を入手する道を断ち切ったことでドイツは深刻な不況に突入、製造業は大きなダメージを受け、消費は減少し、産業空洞化が問題になっている。ドイツ国民の7割から8割がシュルツ政権を支持していないとも言われているが、当然だろう。アメリカ/NATOは簡単にロシアに勝ているという妄想の結果だ。
 ビルト紙はNATO軍とロシア軍との戦争が2025年夏に始まるかもしれないとしている。​2023年1月27日にアメリカ空軍航空機動軍団のマイク・ミニハン司令官は2025年にアメリカと中国が軍事衝突する可能性があるとしていた​ことを思い出させる。
 ウクライナがロシアに敗れたことをアメリカ/NATOは隠しきれなくなっている。昨年、アメリカ/NATOが仕掛けた「反転攻勢」が大失敗に終わったことは西側も認めざるをえない状況で、ビルト紙は今年6月までにキエフ軍は撤退に追い込まれるとしている。
 ウクライナの敗北を西側も認めざるをえなくなると、西側の人びともウクライナでの戦闘について考え始め、「大本営発表」に気づくことになるだろうが、そうしたことをアメリカの支配層は望んでいないはずだ。NATO諸国で軍事的な活動が活発化している理由もその辺にあるのかもしれない。ジョー・バイデン政権は今年の大統領選挙に合わせ、新たな軍事衝突を演出する可能性がある。ドイツのシュルツ政権も国民の自分たちに対する批判を和らげるため、「ロシアの脅威」を煽りたいだろう。
http://www.asyura2.com/23/kokusai33/msg/903.html
[日本の事件32] 袴田さんの再審公判始まる、静岡 姉が無実訴え「弟に真の自由を」(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
4. 蒲田の富士山[2126] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月17日 02:09:09 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[1]
袴田事件「傷に合わせ衣類捏造」 再審で弁護側、損傷不自然と主張(東京新聞・共同)
2024年1月16日 17時04分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/303165?rct=national

 1966年に静岡県清水市(現静岡市)でみそ製造会社の専務一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(87)の再審第6回公判が16日、静岡地裁(国井恒志裁判長)で開かれた。弁護側は犯行着衣とされる「5点の衣類」の損傷の位置関係が不自然だと主張。「衣類は袴田さんの傷に合わせて捏造された」と指摘した。
 スポーツシャツやその下に着ていたとされる半袖シャツ、ズボンなどの5点の衣類は、事件発生から約1年2カ月後、袴田さんが働いていたみそ工場のタンクから、麻袋に入った状態で見つかった。検察側は犯行着衣を当初パジャマとしていたが、発見後に5点の衣類へ変更した。
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/345.html#c4

[中国13] 南太平洋のナウルが台湾断交 中国、島国へ影響力を拡大(東京新聞・共同)
2024年1月15日 20時40分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/303009?rct=world

 【シドニー、台北、北京共同】南太平洋の島国ナウルは15日、台湾と断交し、中国を承認すると発表した。台湾外交部(外務省)も断交したと認めた。ナウル政府は声明で、台湾との断交と中国承認が「国家と国民の最善の利益」となり、ナウルの発展を前進させると訴えた。中国は経済援助を武器に、太平洋島しょ国で影響力を拡大。協力分野を安全保障にも広げたい意向だ。
 中国外務省は、ナウルの発表を「歓迎する」との報道官談話を発表し「世界に中国は一つだけだ」と強調した。これにより太平洋島しょ国で台湾と外交関係のある国はツバル、マーシャル諸島、パラオの3カ国となった。
http://www.asyura2.com/19/china13/msg/342.html
[政治・選挙・NHK293] 「まるで集団万引した人間に万引防止策考えさせるよう」 自民党の政治刷新本部の顔触れに透けるやる気のなさ(東京新聞)
2024年1月16日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/303037?rct=politics

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で党内に設置された政治刷新本部。メンバーの複数の安倍派議員に政治資金収支報告書の不記載が判明し、批判が相次いでいる。そもそも裏金の規模が突出する安倍派から最多の10人を起用。幹部に麻生派会長の麻生太郎副総裁らが就き、派閥解消や抜本解決を求める声とはかけ離れている。本気度に疑問符が付く顔ぶれの狙いは何なのか。(森本智之、岸本拓也)

◆渦中の安倍派から10人…首相「排除適切でない」
 「特定の人間を排除する『排除の論理』は適切ではない」
 政治刷新本部に名を連ねる安倍派議員に裏金疑惑が浮上した13日、岸田文雄首相は記者団に対し、議員の交代を否定した。
 「排除の論理」は鳩山由紀夫氏らが1996年、旧民主党を結成する際、新党さきがけのベテラン武村正義氏らの入党を拒否したことを指して用いられ、流行語に。2017年には、小池百合子東京都知事が自身が代表の新党への他党からの合流について一部議員を「排除します」と発言。新党は急失速した。
 ネガティブな意味で長年使われてきた言葉を否定することで、人事の正当性を主張した首相。だが、組織的な裏金づくりが疑われる安倍派の議員がメンバーに入ることには、当初から「裏金の世話になっている人が集まっているなら、国民の満足する改革案は出せない」(立憲民主党の泉健太代表)などと批判があった。

◆若手、青年局、女性局を重視したと言う割に
 人選に当たっては「執行部を中心に若手、青年局、女性局など党を挙げ」(首相)たとされるが、ふたを開けると、本部役員38人のうち28人が派閥所属議員。最大派閥の安倍派が最多の10人で、同じく渦中の二階派も2人入った。派閥のバランスに配慮した従来型の人選に見える。
 安倍派の10人は、共に参院当選4回で閣僚経験があるベテランの岡田直樹・前沖縄北方担当相(61)、野上浩太郎元農相(56)以外、党女性局長や青年局長を務めるなどした中堅・若手らが中心。大阪府知事を務めた太田房江氏(72)、北海道知事だった高橋はるみ氏(70)は自治体首長としてのキャリアはあるが、国会議員としてはそれぞれ参院で当選2回と、1回。自民党女性局のフランス研修中にエッフェル塔をまねたポーズで写真撮影して批判を浴びた松川るい氏(52)も参院で当選2回だ。
 10人の中で目を引くのは、参院当選3回の上野通子氏(65)。裏金疑惑を巡って昨年12月14日、松野博一官房長官や萩生田光一政調会長ら政権の要職から安倍派議員が一掃された際に、首相補佐官を辞任した。1カ月もたたないうちに、改革する立場で復帰していたことになる。

◆10人の中からも裏金疑惑…「排除が適切」の声
 そして今回、この10議員のうち複数に裏金疑惑が浮上。今月下旬とされる通常国会の開会が近づく中、折からの批判はさらに強まっている。
 15日午後、東京・新橋駅前。政治刷新本部の話を聞くと「刷新されるべきなのはこの人たちでは」(20代の男性会社員)などと首をかしげる声が多かった。東京都世田谷区のアルバイトの女性(43)は「岸田さんは『排除は不適切』と言いますが、この場合は『排除が適切』なんじゃないですか。(刷新本部がどんな結論を出しても)この段階で信用するのは難しい」と話した。

◆派閥の「ボス」がにらみ
 政治刷新本部の初会合は11日に自民党本部で開催。岸田首相は「国民の信頼を回復するため、日本の民主主義を守るため、党自らが変わらなければならない」と訴えた。16日に党所属議員全員が参加する会合を開くほか、17日には法律や会計の専門家など外部の有識者を招いて議論。月内の中間取りまとめに向けて意見集約を図るという。
 ただ、派閥の政治資金パーティーが舞台となった裏金事件にもかかわらず、刷新本部の最高顧問には、麻生派を率いる麻生太郎副総裁が就いたほか、茂木派会長の茂木敏充幹事長が本部長代行となった。森山派会長の森山裕総務会長もメンバーに入る。
 そもそも計38人のメンバーには、裏金疑惑がある安倍派の議員を含め、若手・中堅議員が多い。党として事実解明をしない上、派閥の「ボス」の面前で客観的かつ抜本的な議論ができるのか疑わしい体制となっている。菅義偉前首相や小泉進次郎元環境相ら無派閥も幹部に名を連ねて「派閥解消」を訴えるが、派閥存続を唱える茂木氏らとの間で意見集約は難航しそうだ。

◆本気なら第三者の起用が必須
 再発防止策にどこまで踏み込むかも不透明。岸田首相は4日の会見で、党による派閥パーティー収支の監査や、資金の流れが分かるように収入の原則振り込み化などの案を挙げた。しかし▽第三者機関による政治資金の監査▽パーティー券購入団体・個人の公開基準を現行の「20万円超」から引き下げ▽政治家の責任も問う「連座制」の導入—といった野党などの主張に比べて甘さが際立つ。
 組織不祥事を巡る「第三者委員会報告書」を評価する活動を行っている青山学院大の八田進二名誉教授(会計学)は、刷新本部の体制について「疑惑のある安倍派議員もおり、集団万引した人間に万引防止策を考えさせるようなものだ。身内のお手盛りで、客観性・公正性を担保できる会議体ではない」と指摘し、第三者の起用が必須と説く。
 「本気で信頼に値する改革案を出したいなら、自民党の派閥とは関係のない第三者の独立メンバーに委ねないといけない。それができない岸田首相のリーダーシップと危機感のなさが一番の問題ではないか」

◆「小手先どころか小指の先の対応」
 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、刷新本部が一定の結論をとりまとめるまで実質2週間ほどという期間の短さに疑問を呈する。自民党がリクルート事件発覚を受けて、1989年に政治倫理の確立や政治資金の規制などを誓った「政治改革大綱」をまとめた際、自民党スタッフとして関わった伊藤氏は言う。
 「当時は1年生議員が声を上げ、党独自で実態解明を進めて問題点を洗い出し、4カ月をかけて大綱を練り上げた。中身は今見ると問題点もあるとはいえ、今回は党として調査もせずに2週間で結論を出す。そんなものが、改革に値する内容になるとは思えない。小手先どころか小指の先の対応で終わるのでは」

◆選挙で根本から変えるしかない
 なぜ本気度を疑わせる体制にしたのか。全国市民オンブズマン連絡会議事務局長の新海聡弁護士は「誰が見ても問題のあるメンバーを入れて自民党内で政治決着を図る狙いが見え見えで、国民はしらける。能登半島地震もあり、原因を追及せずに問題が風化するのを待っているかのようだ」といぶかり、こう続ける。
 「どうせ政治なんか当てにならないと、投票から遠のけば、一部の支持者だけの政治となり、民主主義の危機だ。今回の事件は、パーティー券のお金が、仮に賄賂に使われても分からないという根の深い問題だ。根本から変えるには、やはり選挙しかない。落選への危機感がないから、自民党も本気で対応しない。変えるぞ、という緊張感の中で、政治資金の問題も透明化に向けて前進するはずだ」

◆デスクメモ
 「刷新されるべきなのはこの人たちでは」と街の声。言われてみれば「刷新」がよく使われるのは選挙だ。多選の現職と対決する候補が「市政の刷新」や「県政の刷新」を訴えるのが典型的。「国政の刷新」という言い方はなぜか少ないが、有権者は言葉の意味を正確にとらえている。(本)
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/110.html
[経世済民136] リニア工事「陥没が発生しないよう進める」とJR東海 川崎の地下90メートルの現場を公開(どうしたら事故は起きない??) 戦争とはこういう物
1. 蒲田の富士山[2127] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月17日 11:29:03 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[2]
<外径約14メートルのトンネルの壁は「セグメント」と呼ばれる一片の厚さが約60センチ>ということは、直径約12.8メートル。
京王線の快速が走りますという、落としどころで、いいのじゃないかな?
在来線の車幅は約3メートル、上下線のすれ違い幅を1メートルと考えれば、複線、入るんじゃないの。
京王は、橋本以西にも延伸する予定があったらしいので、丁度いいじゃないか。


http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/292.html#c1

[中国13] 高速鉄道なんと年2700キロ開通…中国GDPを押し上げた「インフラ投資」 巨額負債の懸念もどこ吹く風(東京新聞)
2024年1月18日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/303468

 2023年の中国の国内総生産(GDP)成長率は、目標通りの5.2%増だった。中国経済は、これまで成長の柱だった不動産業の長期低迷が見込まれるが、もう一つの柱であるインフラ投資は堅調だ。2023年末に相次いで開通した高速鉄道の現場を訪れると、インフラ投資に頼る地方政府の苦境が透ける。(北京・石井宏樹)

◆「市民のための工事であり、サービスだ」
 昨年12月下旬、報道陣を乗せた1番列車が南昌(なんしょう)東駅(江西省南昌市)を出発した。同市から安徽省黄山市までの区間286キロが開通し、従来の3分の1の約1時間で結ぶ。車内では伝統舞踊が披露され、乗務員が歌を歌って開通を祝った。
 関係者によると、この区間の建設費は300億元(6000億円)超。地元幹部は「インフラ建設は市民のための工事であり、サービスだ」と恩恵を強調した。
 沿線観光地の期待は大きい。紅茶で有名な祁門(きもん)では、100年以上前の茶の試験場を改造した博物館を売り出す。景徳鎮(けいとくちん)の陶器博物館関係者は「開通によって上海や南京、杭州が、観光客の大部分を占める4時間の交通圏内に入る」と説明。観光客が年間30万人も増えるとそろばんをはじく。

◆2023年に開通した区間だけで、日本の新幹線の総延長に匹敵
 中国では昨年、2776キロの高速鉄道が開通した。日本の新幹線の総延長約3300キロに匹敵する距離だ。中国政府は高速鉄道を各地に張り巡らせ、沿線の開発を進めて経済成長を促してきた。高速鉄道の総延長を現在の約4.5万キロから35年までに7万キロに延ばす計画も掲げる。
 17日の発表でも、インフラ投資は前年比5.9%増の伸びを見せ、特に鉄道運輸業の固定資産投資の伸びは新型コロナウイルス禍の反動もあって同25.2%増だった。高速鉄道建設は、旅行業などへの波及効果に対する期待は大きい。

◆「経営の赤字とは質が異なる」強気を維持
 一方で負債は急増している。国有企業の中国国家鉄路集団(国鉄集団)の負債は23年には6兆1000億元(約122兆円)に達し、18年の5兆2000億元から膨らんだ。コロナ禍で鉄道利用者が激減した20〜22年は巨額赤字を計上した。
 担当者は「負債の大部分は建設投資であり、経営の赤字とは質が異なる」と主張。しかしゼロコロナ政策が終わった23年も赤字路線は少なくないとみられる。
 高速鉄道の建設は、深刻な債務問題を抱える地方政府の負担も大きい。祁門南駅では、年間収入8億元規模の地元政府が、駅舎や周辺道路の整備などに6億元を投じた。幹部は「開通によって地価も上がる。(財政に)大きな影響はない」と強気だが、インフラ頼みの成長モデルに固執すれば地方政府の債務がさらに膨張する恐れもある。

【関連記事】中国の2023年GDPは5.2%成長、当局は「好転」と悲観的な見方を打ち消し 人口は2年連続の減少
【関連記事】中国の人口減少は「超学歴社会」が一因か 出生数は2016年から半減 高額な教育費に「子ども持たくない」
http://www.asyura2.com/19/china13/msg/343.html
[中国13] 中国の人口減少は「超学歴社会」が一因か 出生数は2016年から半減 高額な教育費に「子ども持たくない」(東京新聞)
2024年1月18日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/303445

 中国の2023年の出生数は前年より54万人少ない902万人にとどまった。急激な少子化が進んでおり、16年の1786万人からほぼ半減した。超学歴社会も少子化の一因と指摘される。過酷な受験競争は親子とも負担が大きく、子どもを持つことを敬遠する人が少なくないためだ。習近平(しゅうきんぺい)政権は対策を打ち出すが、かえって状況が悪化している。(河北省衡水=こうすい=市で、石井宏樹、写真も)

◆自殺防止で中学の窓に鉄柵「監獄のよう」
 北京から約200キロ南の河北省衡水市には、軍隊式管理で優れた進学実績を誇る全国的な有名校が集まる。特に厳しいとされる寄宿制中高校「衡水二中」を訪れると、校舎の窓などが鉄柵で覆われていた。
 表向きは転落防止用だが、実際には成績に苦悩する生徒の自殺防止用といわれている。当局から「消火に不適切」との指摘を受けても撤去されず、中国のネット上では「監獄のようだ」とささやかれる。
 中国メディアによると、同校では14、15年に高校3年生の飛び降り自殺があった。2023年1月、同校の生徒が書いたという「私たちを助けて」と題した文章がネット上で拡散し、再び注目を集めた。体罰が横行し、食事の時間も十分ではなく、規律も厳しいと訴えた。
 学校周辺には入学相談に応じる教育コンサルタント会社が並ぶ。担当者は今も入学希望者が多いと話し、「犠牲を払ってこそ収穫もある」と強調した。
 中国政府は21年に家庭の教育負担を軽減するため、営利目的の小中学生向け学習塾を原則として禁じた。無許可の塾や家庭教師が増えると、昨年10月に規制を強化し、許可なく指導した法人や個人に最大10万元(約200万円)の罰金を科すとした。

◆受験制度が変わらなければ「親」は増えない
 しかし、大学受験の結果が人生を左右する「超学歴社会」は変わらず、塾や家庭教師への需要はなおも大きい。禁止措置は違法な家庭教師のまん延につながった。経済的な負担が増えることへの懸念が高まり、若者が出産をためらう傾向に拍車をかける。
 中学生の子どもがいる北京の母親は「夜7時まで学校で勉強して家でも宿題がある。ほかの子もやっているので遅れられない」と話す。以前は1時間数十元程度の塾に通っていたが、現在の家庭教師は同350元は下らない。高校3年になると1000元に跳ね上がるという。「受験の仕組みが変わらないかぎり、子どもを持ちたい親は増えない」とため息をつく。
 少子高齢化を研究する杜鵬(とほう)中国人民大副学長は「少子化に対しては出産、子育て、教育の各段階」での対策が必要と説く。各地の地方政府は、第2子以降の保育料補助や出産保険の拡充、託児施設の建設など対策を打ち出した。しかし20代の団体職員の男性は「自分の親や出産した友人を見ると、子どもがほしいとは思えない」と冷ややかだ。

【関連記事】3人目を妊娠、親戚はみんな反対…「恐婚族」が増える中国 「一人っ子政策」は廃止したが
【関連記事】子ども増やす前に「男は金がないと結婚できない」 子育てにも高コスト 中国の少子化改善に難題
http://www.asyura2.com/19/china13/msg/344.html
[日本の事件32] 袴田さんの再審公判始まる、静岡 姉が無実訴え「弟に真の自由を」(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
5. 蒲田の富士山[2128] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月18日 06:42:55 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[3]
「犯人視し自白強要」と弁護側 袴田さん再審、当時の捜査批判(東京新聞・共同)
2024年1月17日 17時25分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/303407?rct=national

 1966年に静岡県清水市(現静岡市)でみそ製造会社の専務一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(87)の再審第7回公判が17日、静岡地裁(国井恒志裁判長)で開かれた。弁護側は袴田さんが長時間の取り調べで限界状態まで追い込まれたと指摘。「確たる証拠がない中、ひたすら犯人視し、自白を強要したことは明らかだ」と当時の捜査を批判した。
 弁護側は静岡県警の記録から、計430時間以上の取り調べが行われたと説明。弁護人との接見が録音され、トイレに行かせないこともあったとして「人権を無視し違法と評されるべきだ」と述べた。
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/345.html#c5

[政治・選挙・NHK293] 「復興万博」を新たな大義名分に?開催にこだわる維新…大阪・関西万博で「北陸に夢と希望」と言われても(東京新聞)
2024年1月17日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/303235?rct=national

 被災者の生活再建はもちろん、家屋の倒壊、道路の寸断、海底隆起など被害は甚大で、復旧復興が急務な能登半島地震。そのためには、来年の大阪・関西万博にあてられる費用・資機材・人材を、復興に向けるべきではという声が強まっている。日本維新の会などは、復興五輪をうたった東京五輪になぞらえて「復興万博」というイメージを打ち出し始めたが、そんな話でしのげるのか。(宮畑譲、山田祐一郎)

◆「よそ様の祭をやめろなんて言えない」
 「万博をやること自体は反対しない。けど、能登に回ってくる支援が少なくなるのならやめてほしい」
 石川県穴水町で酒屋を経営する七海友也さん(59)がしみじみと語る。店舗や家屋の倒壊は免れたが、店や倉庫にあった酒瓶など「割れるものは全部割れた」。業務用の卸が中心だが、飲食店や宿泊施設は壊滅状態。今後、商売が元に戻るのか不安は募る。
 能登に東京ディズニーランドのようなテーマパークはない。四季折々に開かれる祭りは地域の楽しみの一つ。だからなのか、七海さんはイベントの開催自体には理解を示す。「自分たちがこんな目に遭っているからといって、よそ様の祭りをやめろなんて言えない。人や資材、予算を能登に十分回した上で、万博はやればいい」

◆「両方できればいいが、そうはいかんでしょう」
 以前から過疎化が進んでいた能登地方。財政が脆弱(ぜいじゃく)な自治体も多い。穴水町元職員の男性(67)は「このままでは過疎に拍車がかかって、住む人がいなくなる。国の手厚い補助が必要だ」と強調する。
 自身も行政の政策を進める側だったこともあり、「万博自体をやめろとは言えない」と漏らすが、「復旧・復興と万博、両方手厚くできればいいけど、そうはいかんでしょう。今、万博頑張れとは言えない。まずは復興優先でお願いしたい」と訴える。

◆首相「熊本地震を超える財政需要も想定しないと」
 今回の能登半島地震で石川県内では16日午後2時現在、死者222人(災害関連死を含む)、負傷者1036人。安否不明者もまだ22人いる。2万1400棟以上の家屋に被害があり、避難者は1万7000人を超える。停電、断水も続いており、生活インフラが復旧する目途は立っていない。
 復興の費用がどれだけかかるのかも見通せない。政府は一般予備費から、2016年の熊本地震の約2倍となる47億3790万円の支出を決定。熊本地震は補正予算で7780億円を計上した。岸田文雄首相は5日、「熊本の例を超える財政需要も想定しておかねばならない」と語った。
 こんな状況に「万博中止」の声も上がるが、開催を推進する側からは前向きな発言が相次ぐ。

◆推進側は口々に「二者択一の関係ではない」
 「北陸のみなさんにも、新たな夢や希望を持って、明るい将来に歩みを進めてもらえるイベントになるのではないか」。日本維新の会の馬場伸幸代表は5日の会見でこう述べ、「復興万博」をにおわせた。復興と万博の準備で資材や人材が取り合いになるのでは、との懸念には、「(万博の)建築資材がライフラインや住宅の復旧とイコールではないと思う」と答えた。
 大阪府の吉村洋文知事も4日、「二者択一の関係ではない。万博があるから(復興の)費用が削減されるものではない」と述べ、年頭あいさつでは職員に向け、「総仕上げを行う勝負の年になる」と激励した。
 また、日本国際博覧会協会の会長を務める経団連の十倉雅和会長は9日の会見で「(万博と復興を)二項対立で考えるのはふさわしくない」と述べた。自見英子万博相も中止や延期の可能性を否定する。
 復興に向けて大量の資機材、人手が必要となる中、大阪・関西万博の工事との競合が懸念される。2025年春の開幕を目指す万博は、参加国が自前で建てるパビリオンなどの整備遅れが目立ち、今月10日にシンガポール館が初めて着工した。当初、自前で建設する参加国・地域は60カ国が希望していたとされるが、建設業者が決まったのは35カ国にとどまる。

◆支え手のゼネコンは人手不足に苦慮
 今後、パビリオンの建設がピークを迎える。地震の復旧工事やその後の復興への影響について大阪府の吉村知事は「全く違う工事」と否定する。建築エコノミストの森山高至氏は「復旧工事と万博のパビリオン建設を乗用車とF1カーに例え、大手ゼネコンが特殊な資材を使用するから競合しないという見方がある。だが、実際には大手ゼネコンは職人不足で必死に人をかき集めている。資材も万博優先で集められ、一般工事の電線が既に足りなくなっている」と指摘する。
 現状に追い打ちを掛けるのは、今年4月から始まる建設業界の働き方改革だ。これまで猶予されてきた時間外労働の上限規制が徹底されることになり、人手不足に拍車がかかることになる。倒産する建設会社は既に続出。帝国データバンクによると、昨年の建設会社の倒産は1671件で前年の約1.4倍となった。

◆「民間市場を荒らされ、被災地がほったらかしになりかねない」
 「このまま建設業界の実態を把握しないまま、万博開催にこだわれば、民間市場を荒らした結果、被災地がほったらかしということになりかねない」と森山氏は危ぶむ。
 復興には莫大(ばくだい)な費用が必要となる。東日本大震災では特別税の復興予算で財源をまかない、その規模は40兆円を超えた。これに対し、万博に関連づけて国や自治体、民間が投じる整備費は約10兆円。開催に直接関係する費用だけでも8000億円以上が必要となる。運営費がさらに上振れして赤字となった場合の穴埋め方法も決まっていないのが現状だ。

◆万博にはすぐ増額…「なぜ復興の金を出し渋る」
 「万博で警備費の増額が必要となれば200億円がすぐに出るのに、今回の地震では道路が寸断され、集落が孤立する中、23年度の一般予備費5000
億円から支出が決まったのは47億円だけ。24年度の予備費が1兆円に倍増されたが、それでもお金の出し方や金額があまりにひどすぎる」と淑徳大大学院の金子勝客員教授(財政学)は指摘する。「被災地の建物や道路の復興を本気で考えていないのではとの印象を受ける。半年の開催期間で使い捨てとなる万博と復興のどちらが大事なのか。なぜ復興のための金を出し渋るのか」
 こうした中、万博延期に言及する声も上がり始めている。日本国際博覧会協会の副会長を務める経済同友会の新浪剛史代表幹事は5日、地震被害を受けて「この状況を考えれば、被災者の対応が何より優先されるべきだ」と述べた。立憲民主党も9日に震災からの復旧・復興を最優先することを求める声明を出した。

◆問題は「中止を決断できるリーダーがいないこと」
 11年の東日本大震災の際、政府はその後の東京五輪で「復興五輪」を掲げたが、新型コロナによる延期を経ていつの間にか「コロナに打ち勝った証しとしての五輪」へと変わり、被災地復興にはつながらなかった。今回、維新の馬場代表が万博開催が「夢や希望」になると述べるなど震災からの復興が再びイベント開催のお題目になりかねない。
 「被災者の中に万博をやってほしい、私たちの希望になるという人はいないと思う。このような被害があれば中止しか選択肢はないはずだ」。思想家で神戸女学院大の内田樹名誉教授はこう訴える。「問題は、動き出したカジノを含め、中止の決断をできるリーダーがいないこと。このまま開催することは被災者を苦しめることになる」

◆デスクメモ
 「一つの財布で国家の財政運営がされているわけではない」と維新・馬場氏。万博の財布と復興の財布は別だから並行してやるべしと。冗談ではない。どちらの財布も、もとは税金だ。昨秋の世論調査で7割が「不要」とした万博の財布から、復興の財布にお金を移すのがスジだろう。(歩)

【関連記事】「大阪万博、中止でええやん」署名続々 五輪や万博ってやめられないの?歯止めが利かない裏側にあるものとは
【関連記事】勤労感謝の日に職員3000人を7時間タダ働きさせようとする大阪府・大阪市のヤバさ これが「維新流」?
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/124.html
[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
29. 蒲田の富士山[2129] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月18日 06:56:26 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[4]
<△20行くらい>
内陸の活断層、ずれ確認 志賀原発の北9キロ、能登地震(東京新聞・共同)
2024年1月16日 21時03分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/303233?rct=national

 石川県能登地方で起きたマグニチュード(M)7・6の能登半島地震の際、震源となったとみられる能登半島北方沖の活断層と共に、内陸の活断層も動いた可能性が高いことが、日本地理学会災害対応チームの調査で16日、分かった。震源に近い石川県志賀町で「富来川南岸断層」とみられる地表のずれやたわみが長さ3キロ以上続いているのが見つかった。
 現地は北陸電力志賀原発の北約9キロ。北陸電はこの活断層の存在を否定していたが、2021年5月に原子力規制委員会に修正を申告。活動性が否定できないとして長さ9キロの活断層としているが、調査の上で再評価を迫られる可能性もある。
 チームの鈴木康弘名古屋大教授(変動地形学)は「今回のずれが何を意味するかを考えないといけない。地下を掘って断層がどんな地震を起こしてきたかを調べる必要がある」と指摘する。
 一般的に活断層が動くのは数千年に1回などと考えられている。だが、これとは別に他の活断層による大地震でも連動し、想定より活発に動く危険性が示されたという。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c29

[戦争b25] ガザでイスラエル軍が苦戦する中、米軍はダーイッシュをイラン攻撃に投入 (櫻井ジャーナル)
2024.01.18

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401180000/

 イランの​IRGC(イスラム革命防衛隊)は1月15日、イラクのクルド人支配地域にあるイスラエルの基地とシリアのイドリブにあるダーイッシュ(IS、ISIS、ISILなどとも表記)の訓練キャンプ、後方支援ネットワーク、医療施設を攻撃した​と伝えられている。イランのケルマンやラスクにおけるテロ攻撃やダマスカスにおけるIRGC司令官の暗殺に対する報復だという。クルドはシリアで盗掘した石油をイスラエルへ供給しているが、その取り引きにおける中心人物のひとり、ペシュラウ・ディザイが今回の攻撃で死亡したとされている。
 イスラエルがガザやヨルダン川西岸で繰り広げているパレスチナ人虐殺に対し、イラクのカタイブ・ヒズボラ、アサイブ・アル・アルハク、バドルなどのシーア派の戦闘集団がイスラエルやアメリカに対する攻撃を始めつつあり、レバノンのヒズボラはイスラエルを攻撃、イエメンのフーシ派はイスラエルへ向かう船舶を攻撃している。これまでイランは静かにしていたのだが、1月15日に動いたというわけだ。
 12月にラスクで自爆テロがあり、イランの警察官11人が死亡、1月3日にはケルマーンでも爆破事件があり、約100人が死亡している。ケルマーンではカセム・ソレイマーニーの追悼集会が行われていた。
 ソレイマーニーはIRGCの特殊部隊と言われるコッズ軍の司令官だった人物で、2020年1月3日、PMU(人民動員軍)のアブ・マフディ・ムハンディ副司令官と共に、イスラエルの協力を得たアメリカ軍の攻撃で暗殺されている。その時、ソレイマーニーはサウジアラビア宛の返書を携えていたという。イランとサウジアラビアは関係修復に向かい、動き始めていた。
 ケルマーンで爆弾テロを実行したダーイッシュはイラクからシリアにかけての地域で活動していたアル・カイダ系武装集団から生まれたとされ、チェチェンや中国の新疆ウイルグル自治区などからも戦闘員は集められ、サダム・フセイン体制の軍人や情報機関員も参加、資金はカタールやトルコが提供していたともいう。
 アメリカ軍はアブ・グレイブ刑務所での虐待や拷問が発覚した後、イラク南部に建設したキャンプ・ブッカへ囚人を移動させた。ここでの虐待も広く知られている。ダーイッシュの少なからぬ指導者がこの刑務所に拘束されていた。ダーイッシュの関係者によると、そこでアメリカ軍は囚人にテロ組織に加わることを誓約させていたという。アメリカの情報法機関は支配地域をダーイッシュの戦闘員が移動することを許していた。
 ダーイッシュの戦闘員はトルコ、ヨルダン、リビアの軍事基地でアメリカの特殊部隊やCIA、そしてイスラエルのモサドから訓練を受けたと中東では伝えられている。2011年7月から14年7月までトルコ駐在アメリカ大使を務めていたフランシス・リチャールドーネがダーイッシュの軍事作戦を調整していたとされている。(F. William Engdahl, “Whom The Gods Would Destroy,” mine.Books, 2016)
 ダーイッシュは首を切り落とすといった映像を流して残虐性を誇示、そのイメージを利用してアメリカのバラク・オバマ政権はシリアへの軍事侵略を正当化しようとしていたが、そのダーイッシュはイスラエルを攻撃しない。その背景を見れば、当然だ。
 シリアをアメリカ/NATO軍を直接侵略させるための準備として、オバマ大統領は「アル・カイダ」系武装集団への支援は危険だと警告していたDIA(国防情報局)のマイケル・フリン中将を2014年8月に退役させ、15年には2月に国防長官がチャック・ヘーゲルからアシュトン・カーターへ、また9月には統合参謀本部議長がマーチン・デンプシーからジョセフ・ダンフォードへ替えた。慎重派から好戦派への交代だ。
 デンプシーが退任した直後の9月30日にロシアはシリア政府の要請を受けて軍事介入、ダーイッシュや「アル・カイダ」系武装勢力を敗走させ、アメリカは軍事介入するタイミングを逸した。それでもアメリカ軍をシリア領内へ侵入させ、基地を建設、敗走したダーイッシュに替わってクルドを手先として使い始めた。
 ダーイッシュはアメリカが編成した傭兵集団であり、その名称はタグにすぎない。アメリカが存在している限り、戦闘員がいなくなっても消滅しない。ここにきてジョー・バイデン政権はイランを攻撃するため、ダーイッシュを復活させたようだ。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/295.html
[政治・選挙・NHK293] 小沢一郎氏「上に逆らったりという自民党若手が一人もいない」裏金事件うけ自民党の”異様”指摘(日刊スポーツ)
[2024年1月17日16時56分]

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202401170000819.html

立憲民主党の小沢一郎衆院議員が17日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、東京地検特捜部が自民党安倍派幹部を不起訴とする方針を固めたとの報道について、私見をつづった。
小沢氏はこの件を報じる一部メディアの記事を添付。「怒。国民が怒るべき時に怒らないと、自民党政権は国民を馬鹿にして、ますますやりたい放題やり、この国は目茶苦茶になる。今こそ、この11年間の自民党政権による利権的腐敗政治と、民主主義に対する破壊行為を直視し、それを止めるために必要な行動を起こすべき時である。目を覚まさねばならない」と強い語調で述べた。
別のポストでは「これだけ自民党がグッチャグチャに腐敗して国民を苦しめているのに、離党に動いたり、上に逆らったりという自民党若手が一人もいないというのも異様。倫理観の喪失。善悪の区別すらつかない保身だけの連中が国を動かしているからこそ、この惨状がある。声をあげるべき自民党若手の無気力が一番罪深い」と書いた。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/129.html
[雑談・Story40] 宗谷トンネル、サハリントンネルを同時着工して日本はユーラシア大陸と直接繋がるべきだろう 真理を愛する者
20. 蒲田の富士山[2130] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月18日 19:08:46 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[5]
東北新幹線を、1520ミリに改軌する。
これは、いいアイデアかもしれない。
そうすると、山形、秋田は、どうする?
うーん。
難しい。
子供の悩みみたいのか??
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/352.html#c20
[政治・選挙・NHK293] 小沢一郎氏「上に逆らったりという自民党若手が一人もいない」裏金事件うけ自民党の”異様”指摘(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
3. 蒲田の富士山[2131] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月19日 17:24:31 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[6]
小沢一郎氏「くだらない茶番にだまされるかどうか」岸田派でも立件報道受け「目を覚ますべき時」(日刊スポーツ)
[2024年1月18日12時20分]

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202401180000219.html

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は18日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、自民党岸田派の元会計責任者が、派閥パーティー収入3000万円不記載で立件される見通しとの報道を引用しながら、岸田文雄首相の足元での「政治とカネ」問題を厳しく批判した。
「総理は、安倍派や二階派のみを際立たせ、これらを叩くことで切り抜けようとしているが、自民党はみんなおんなじ、変わらない。刷新会議なんてくだらない茶番に皆が騙されるかどうかの問題。目を覚ますべき時」と投稿。
また、14日に発表された共同通信社の世論調査で岸田内閣の支持率が前月比5ポイント上昇したとの報道にも触れ「今の自民党に危機感など皆無。刷新会議とかいろいろやってるふりをしていれば、また、支持率はすぐ回復する。今までみたいに国民はすぐに忘れるさと。国民は常に馬鹿にされている。自民党は楽しみ、国民は苦しむ。選ぶのは国民。選択次第で国は滅びる。目を覚ますべきである」ともポストした。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/129.html#c3

[政治・選挙・NHK293] 小沢一郎氏「上に逆らったりという自民党若手が一人もいない」裏金事件うけ自民党の”異様”指摘(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
5. 蒲田の富士山[2132] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月19日 17:28:44 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[7]
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小沢一郎氏「岸田の乱?馬鹿を言ってはいけない」首相の岸田派解散に痛烈「証拠隠滅と印象操作」(日刊スポーツ)
[2024年1月19日14時50分]

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202401190000525.html

立憲民主党の小沢一郎衆院議員が19日、自身のX(旧ツイッター)を更新。岸田文雄首相が自民党岸田派(宏池会)の解散を表明したことに対し、私見をつづった。
小沢氏は、岸田氏の派閥解散宣言に党内で「岸田の乱だ」との声があがっているなどと報じるTBSの記事を添付。「岸田の乱?馬鹿を言ってはいけない。派閥会長にこだわった総理自身が、岸田派立件を知り慌てふためき、そんなら証拠品を丸ごと湖に沈めちゃえ、というだけのこと。証拠隠滅と印象操作の一石二鳥。総理個人のための宏池会消滅。これを自民党消滅の先駆けとしなければならない」と記した。
岸田派をめぐっては、約3000万円を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、東京地検特捜部が同派元会計責任者を政治資金規正法違反の疑いで立件する方針を固めたことが判明。岸田首相は18日夜、岸田派解散を「検討している。政治の信頼回復に資するなら考えなければならない」などと話していたが19日、「解散する」と明言した。
小沢氏はXへの別の投稿で、岸田首相の解散意向について、元会計責任者の立件に関し、派閥解散論を主導して党内外の批判をかわす狙いの可能性があるなどと報じた共同通信の記事を引用。「その通り。批判かわす狙い。姑息で卑怯。全ては総理自身の保身のため。もはや岸田派なんてどうでもよい。いま真に解散すべきは自民党。自民党を解散しないと何も解決しない。そして、選挙を通じてそれができるのは国民だけ」と痛烈に述べた。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/129.html#c5

[政治・選挙・NHK293] 「核廃絶は地球を残す手段だ」 ICANパーク氏、広島で講演(東京新聞・共同)
2024年1月20日 11時26分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/304070?rct=national

 広島市を訪れている非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のメリッサ・パーク事務局長(57)が20日、市内で講演し「核廃絶はわれわれが住むことのできる地球を残す手段だ」と強調した。
 核兵器禁止条約の発効から22日で3年を迎えることについて「条約としてまだ新しいが、大きな影響を与えている。核兵器を巡る議論に人道面や環境面の影響にも目を向けさせた」と述べた。
 広島県原爆被害者団体協議会の箕牧智之理事長(81)らとも討論。
 パーク氏は日本の条約参加への機運を高めるため来日した。長崎市などを訪れる予定。ICANは条約制定に尽力し、2017年にノーベル平和賞を受賞した。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/148.html
[政治・選挙・NHK293] 日本共産党第29回大会 田村副委員長の結語(しんぶん赤旗)
2024年1月20日(土)

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2024-01-20/2024012005_01_0.html

日本共産党第29回大会最終日の18日、田村智子副委員長が行った大会決議案と大会へのあいさつ、中央委員会報告についての討論の結語は、次の通りです。

 おはようございます。
 中央委員会を代表して、決議案、大会あいさつ、中央委員会報告についての討論の結語を行います。
 まず能登半島地震についてです。
 大会初日に石川県委員長から、深刻な被災状況と、被災地での活動の報告がありました。輪島の党事務所は1階が押しつぶされ、党員も避難所や車中生活をしながら、助け合って懸命に救援と支援活動を開始しています。輪島市の市議、志賀町(しかまち)の町議は自ら被災しながら、救助や避難所の改善要望など、切実な声を行政に届けて奮闘しています。支部も、早いところでは5日から支部会議を開き、「しんぶん赤旗」の配達も困難ななかで再開。羽咋(はくい)市の支部は「集い」を開いて被災状況や要望を語り合い、苦難解決の党の奮闘を訴えて入党も呼びかけ、その後も訪問活動で要望を聞き、どこでも歓迎されたということです。こうした被災地での党の奮闘に、みんなが目頭も胸も熱くなったと思います。
 過去に大災害を経験した県の代議員から、能登半島地震をわがこととして受け止め、ニュースも発行しながら救援募金などにとりくんでいるという発言もありました。
 日本共産党は、救援活動とともに、生活と生業(なりわい)の再建、能登で生きる希望を示せるように能登の復興へと、全力を挙げる、この決意を大会の総意としてあらためて表明するものです。

全国からの感想――全党討論での疑問に答えた報告が歓迎されている

 大会あいさつ、中央委員会報告など、大会初日のインターネットでの視聴は、党内外で約6万5000回となり、全国から寄せられた感想文は、456通となっています。
 感想のほとんどが、志位委員長のあいさつ、中央委員会報告を熱い感動をもって受け止め、党活動、党勢拡大への決意がみなぎるものでした。いくつか紹介します。
 昨年11月末に民青同盟に加盟し、12月中旬に入党したという茨城県の青年、「今回の党大会は感動の連続でした。目の前に映し出された真っ赤な壇上は圧巻そのもの、発言された方々の熱意とそれに呼応する会場の熱意が伝わって、終始目を輝かせ夢中になって聞いておりました。自民党政治が崖っぷちに立たされ、日本共産党への追い風を感じているなかでの党大会開催の歴史的瞬間に立ち会えたことは、私の人生にとっても非常に大きな意味があると感じています」。
 初めて党大会を視聴したという、静岡県の支部の党員は、「今こそ、国民的大運動をおこし、立ち上がらなくては、私たちに未来はありません。世代に合ったアピール方法で日本共産党を知ってもらい、みんなで変えていく『本当の政治』を実現していきたいと、勇気をもらった力強い党大会になりました。革命するという気持ちをもって生きることが誇りになる生き方をしていきたいです」。力強い感想が寄せられました。
 新しい決議が届くのが楽しみ、早く支部で討議したい、など沸き立つような受け止めは大変うれしく思います。こうした感想を力に、採択されるであろう大会決議案をただちに読了し、支部の討議を始めることを呼びかけます。
 寄せられた感想の大きな特徴として、二つあげたいと思います。
 一つは、東南アジア3カ国訪問でつかんだASEANの努力の最新の到達点、党の「外交ビジョン」の発展方向が、新鮮に躍動感をもって受け止められていることです。
 「いかにして東アジアを戦争の心配のない平和の地域にしていくかで、貴重な対話の材料、展望を得たと思う。『対話の習慣』が大事であり、ASEANでは、各国の多様性から対話せずにはいられなかったこと、大国の関与を歓迎する一方、どの特定の大国の立場にも立たず、包摂の立場、中立、自主独立の立場を堅持することに共感した。東南アジアの平和と安定のためには、北東アジアの平和と安定が欠かせないとしている姿勢にも本気さを感じた」――福井県からの感想です。
 そのほか「対話の習慣という言葉はとても印象的」「わかりやすい」「刺激的」「対話の習慣を北東アジアにどう広げていくか、市民団体とも協力していきたい」など、ASEANの努力が具体的なイメージをもってつかまれ、「外交ビジョン」を市民の中に広げる意欲も生まれています。
 いま一つは、志位委員長の大会へのあいさつで、「党勢の後退でなぜこんなに苦労しているのか、もっと解明してほしい」という全党討論で出された声にこたえ、「党建設の歴史的教訓」が解明されたことが歓迎され、党建設への新たな意欲が広がっている、ということです。
 「決議案19項を読んで、最大の要因が主体的要因より、客観的要因とすれば、党勢の後退はある意味避けられなかったということになってしまうなと、モヤモヤ感がありました。そのモヤモヤ感を、あいさつの『党建設の歴史的教訓』が吹き飛ばしてくれました。…党中央としての指導上の歴史的弱点を明確にしてくれたことでスッキリした気持ちで、心新たに党員拡大を根幹とした党勢拡大にとりくむ決意がわいてきました」、長崎県からの感想です。
 「今後の党建設に生かす教訓がより鮮明になった」「若い世代での党員拡大が死活的な問題であることが改めて実感できた」などの声も、多数寄せられています。
 また、多数者革命と日本共産党の役割、民主集中制の組織原則についての報告が「よくわかった」という受け止めも大変多く寄せられました。なかには、「大会あいさつと報告が、どうしてこんなによくわかるのか」という記述もありました。
 中央委員会が決議案を提案し、2カ月をかけて全党討論を行ってきました。支部での討論、地区党会議、都道府県党会議での討論の内容が中央委員会に報告され、そこで出された意見や疑問に対して、どういう点を深めて解明することが必要か、中央委員会で真剣に議論しました。個別に寄せられた意見も目を通しました。そのうえで、大会でのあいさつ、中央委員会報告が行われたのです。一方通行ではない、双方向での認識の発展だからこそ、全国から、「よくわかった」「スッキリした」という受け止めが圧倒的に寄せられているのだと確信します。
 ここには、民主集中制という組織原則の生命力の発揮があり、日本共産党ならではの認識の発展過程の醍醐味(だいごみ)があるということも強調するものです。

全党討論は全体として決議案を豊かに練り上げるものとなった

 次に討論の特徴についてです。大会は、3日間の討論で、60人が発言しました。全体として、決議案、大会へのあいさつ、中央委員会報告が、豊かに深められ、積極的で感動的な討論となり、決議案を豊かに練り上げるものとなりました。
 野党外交の最前線から、ASEANの力強い発展の姿と北東アジアの課題や、核兵器禁止条約第2回締約国会議の成功などが、臨場感をもって報告され、改定綱領の生命力への確信がさらに深められました。国会議員、総選挙の候補者からは、自民党政治の深刻なゆきづまりと日本共産党の出番だという激動の情勢が語られ、自民党政治を終わらせる国民的大運動が全体の決意となる討論となりました。支部や党機関の党建設の実践では、この4年間、第28回党大会・第二決議を指針に、重要な足がかりをつかんできた元気いっぱいの発言が相次ぎました。
 また、前回にもまして女性の発言が増えて、全体の45%、前回党大会の約10ポイント増となりました。LGBTQ当事者の代議員の発言も感動を呼びました。多様性を尊重し、ジェンダー平等の自己改革をさらにすすめる点でも、記録されるべき討論となったと思います。
 発言通告は175通出されました。残念ながら発言できなかった方も、用意した発言原稿があればぜひ事務局に届けてください。新しい中央委員会の責任で今後に生かすようにしたいと思います。

新しい党建設の目標へ――党づくりの豊かな教訓、開拓が語られた

 討論から学ぶべきことは豊富ですが、結語では、この党大会の最大の歴史的任務である、いかにして日本の未来をひらく強く大きな党をつくるかに絞って述べます。

支部の経験――支部が足をふみだせば、「130%の党」へ、一気に前進できる

 まず、支部が足をふみだせば「130%の党」へ、一気に前進できる、この教訓が豊かに示されました。
 長野県松本市議の代議員は、居住している島内(しまうち)支部が、「車の両輪」の活動を土台にしながら、前大会以降10人の党員を増やし、党員、日刊紙、日曜版読者すべてで130%を達成して党大会に参加しました。すべての読者に入党を訴えていくと、大概は「なんでもするから入党だけは勘弁」と断るが、なかには断らない方もいる。この方々に2度目、3度目と働きかけ、訪問した農業ハウスで、そのまま「ミニ集い」になるなど、入党者を迎えていきました。
 1月には、支部長が「130%をやって党大会に代議員を送り出そう。1人1部拡大しよう」と訴えると、支部の仲間はまっすぐ受け止めて、グループLINEに次々と、誰に働きかけたという報告があり、連帯と感動の広がりのなかで、130%をやりきったという発言でした。
 「歩く人が多くなれば、道はできる」と発言されましたが、全支部・全党員の運動にして、「歩く人が多くなれば」、「130%」の山への道ができることを示す発言だったと思います。
 千葉県・市原市の辰巳台地域支部の代議員は、2012年には10人、前回28回大会で20人、いまは31人の支部に成長したその軌跡を語りました。党員拡大の日常化、そして継続こそ力という活動は多くの教訓があると思います。
 支部では、2021年4月から、関心のあるテーマで、コーヒーやパンも用意して、毎月「集い」(カフェ)を開き、「集い」と並行して、訪問活動も行い、「今週は訪問していなかった」ということがないよう、コツコツと、「足を止めることなく」継続しているということです。「大運動では、読者の85%を訪問した。党員は155%に前進した。第30回党大会までに180%をめざします」――こういう発言でした。支部が自覚的にコツコツを積み重ねることが、飛躍につながるという確信に満ちた発言ではなかったでしょうか。
 支部が足をふみだせば、「130%」へ一気に前進できる。この事実は、党勢拡大運動を全支部の運動にすることこそ、大会決議案が提起した目標をやりぬく最大の力だということを示しています。

地区の経験――地区委員長の姿勢が支部を変える

 たちあがる支部を広げていくために、地区委員会の活動強化をどうはかるか。地区委員長が困難を乗り越えてチャレンジする姿勢、明るく支部を励ます姿勢は、党全体を激励することを示す発言がいくつもありました。
 山口県・北南地区の地区委員長の代議員。46年間、看護師として命の平等をめざしてがんばってきた力を、今度は地区委員長として、さらに衆議院の候補者として発揮し奮闘されています。支部は「手紙」の「返事」を書いたが、「130%」はなかなか正面に据えることができず、「大会で確認したからといって、一気にはできない、無理!無理!」といわれてしまう。
 ところが「ドラマが起きた」。地区委員長が小選挙区の候補者を引き受けると、「すごい。がんばらんといけん」と、もう当選したかのような雰囲気になったといいます。「総選挙勝利には130%しかない」「党勢拡大の飛躍は、候補者を先頭に」――これを自らの心の合言葉に、支部に正面から130%を呼びかけました。
 それでもなかなか増えない。地区委員長は、候補者でもあるので支部を訪問して支部長さんに「あなたの力が必要だ」と心から呼びかけ、支部とともに行動し、10支部と一緒に40人の入党者を迎えました。「党員増やしは、社会を変える、支部を変える、自分を変える、こんなに楽しい活動はありません」――地区委員長が困難にまけず、前向きに挑戦する姿勢が、党組織全体を変えることを、明るく元気に示した発言でした。
 愛媛・中予地区委員長の代議員は、松山市の市議会議員として活動しながら、地区委員長として奮闘しておられます。2023年は、その前の3年間の新入党者数の1・7倍の党員を迎えたと発言されました。「カギとなったのは、やっぱり『手紙』と『返事』からはじまった双方向・循環型の活動だ」「支部からの返事を冊子にして全地区委員がもち、できるだけ支部に入り、常任委員会でも一つ一つの支部の状況を、悩みも含めて共有することに時間をあててきた」といいます。
 「議会が始まれば会議の準備も十分できない。非専従の地区委員長でいいのかと悩みながらの4年間でした。…それでもなんとかやってこられたのは、8人の常任委員みんなの協力、中でも前地区委員長をはじめ、お父さんのような70代の3人の常任委員が、毎朝きちんと事務所を開けて実務を引き受けてくれています。このお父さんたちの休みを保障するために日直に入っているのも、実の父も含め70代の地区のみなさんです」――議員兼務の地区委員長をベテランの役員が支え、みんなで困難を乗り越えようというチームワークでの奮闘が目に浮かぶようでした。
 機関役員みんなで困難を乗り越えようと励まし合ってがんばる、こうした地区委員長の姿勢に学び、決議案の三つのスローガンを掲げて、党機関の強化をはかりましょう。

青年・学生の代議員の圧巻の発言は、飛躍的前進の教訓に満ちている

 青年・学生分野の飛躍的前進の可能性は、青年・学生の代議員の圧巻ともいえる発言で豊かに示されました。
 東北の学生集合支部の代議員は、2022年8月に3人で再結成した支部が、10人の支部になるという目標(その時点で倍加の目標)を立て、いま7人に前進して、楽しく元気の出る支部活動を続けていることを報告しました。7中総の「手紙」と「返事」の運動で、いち早く「返事」を書き、そのなかに「今度ぜひ支部に遊びにきてください」と書いたことから志位委員長との懇談が実現した、この懇談で志位さんから「倍加に挑戦してはどうか」「若い世代にぜひ科学的社会主義の古典学習に挑戦してほしい」と提起され、正面からこたえて支部活動を具体化していることに、心が洗われるような思いがしました。週1回の支部会議を行い、毎週1回の民青の班会も含めて、学生は週2回集まっています。「毎月ではなく毎週集まることで、学生が抱えている悩みや何気ない近況を共有できるので、みんな仲良く楽しい支部会議ができている」――毎週集まるから、楽しい支部会議ができる。これは、民青でがんばるみなさんが共通してあげる大切な教訓です。
 埼玉県委員会で学生分野を担当する27歳の代議員は、28党大会現勢から約4・75倍という、学生党員の飛躍をつくりだした経験を発言しました。
 民青に入るまでは首相の安倍さんの名前しか知らなかった学生が、党員になって自民党政治の矛盾を学んだり、他の大学の党員と交流するなかで、自分の大学に民青をつくりたいと成長し、同盟拡大にとりくみ学生班を結成した、こうした経験から、「学生が活動に自覚的になることがカギだと感じている」「綱領や科学的社会主義の学習で知的関心にこたえ、活動への学生の主体性を引き出し、学生をエンパワーメントする援助が、活動への自覚、多数者革命の主体としての自覚につながっていく」「自覚をもった学生党員たちは、民青の学生班でリーダー的存在となっている、学生党員の量的変化が学生組織の質的前進をつくり、さらにまた量的な発展にもつながっている、好循環がいま築かれている」――大変、多くの教訓がえられる発言でした。
 1992年末以降、最高となる年間372人の同盟員拡大をやりとげた、北海道の民青同盟グループの代議員は、「方針通りにやってみる。そして、やり続けること」だと明言しました。方針通り、民青の加盟呼びかけ文を活用すると、「二つの異常」の告発が青年とかみあう、「二つの異常」から抜け出す道を示す民青は「いい活動、すごく大切なことをしている」と加盟する。そして、方針通り、節目標を立てて毎月やりきる、目標と到達に開きがあるときは、方針との関係で何ができるのかを道常任委員会で議論して実践してきたとのことです。
 こうした前進をつくるきっかけは「進んだ経験から学び、北海道も方針通りやってみようと決意して、方針に基づく努力を続けたから」、「全国の実践から生み出された方針は、やってみるべきもの」「北海道でもできたのだから、絶対どこでも飛躍を起こせます」「みなさん、大会決議通りにやってみませんか?」と呼びかけました。背筋が伸びる思いです。代議員、評議員のみなさん、この呼びかけに、応えようではありませんか。

「人間の自由」という未来社会論は、日本共産党の大きな魅力となる

 「『人間の自由』こそ社会主義・共産主義の目的であり特質」という未来社会論が、日本共産党の大きな魅力となって、とりわけ若い世代を引き付けている経験が豊かに語られました。
 愛知県で青年学生部長をしている代議員は、若い世代が党の未来社会論に触れたときの驚くような反応を紹介しました。私の中央委員会報告で、高校生3人が愛知県委員会を訪ねてきて、社会主義について質問し、大会決議案第4章の説明に大変関心をもったということを紹介しましたが、これには続きがありました。2週間後、そのうちの1人が、友達をつれてもう一度県委員会にやってきて、「人間の自由」の三つの角度で深い話になった。「社会主義で民主主義が守られる保証はあるのか」など2時間近く社会主義談議になった結果、「マルクスはそこまで考えていたのですか。マルクス、すげー!」と、その場で2人とも民青に加盟。また、名古屋市内のある地区では、街頭での対話から民青に加盟した高校生が、タウンミーティングに友達2人を誘って参加し、「志位さんの言っている社会主義は自分たちが思っているものと全然違った」と加盟して、一気に民青の学園班ができたということです。
 東京の民青グループの代議員は、1年間で833人の同盟員を拡大し、過去30年間にない歴史的な到達を築いた経験から、「社会主義の三つの角度からの魅力が、青年に輝いている」「若者のなかで大きな党と民青をつくる歴史的時期」と強調しました。「青年の中で経済的な不安が共通認識となっています。だからこそ、『貧富の格差を広げる資本主義でいいのか』『物価高騰で苦しくてなんとかならないかと思っていたから、社会主義に興味を持った』など、資本主義への危機感が強まり、資本主義に代わるシステムへの期待や疑問が広がっています」ということです。
 東京都委員長の代議員も、昨年秋以降の民青拡大での176人の対話の内容について、「大きな特徴の一つが、資本主義社会の矛盾への関心の強さ」「今日の格差と貧困の拡大、若者のおかれた高学費や低賃金、長時間の非正規労働などから、資本主義の限界を感じている方々が、社会全体の中で一定の規模になっている。こうした模索にこたえて資本主義を乗り越える社会の展望を示すことができるのは日本共産党だけだ」と発言されました。
 これは青年・学生分野だけのものではないと思います。労働分野でも、資本主義の矛盾そのもののなかにおかれている労働者を党に迎え入れる経験の発言がありました。低賃金・長時間労働による搾取がまかりとおり、自分の時間が削り取られる多くの職場で、「人間の自由」の三つの角度での解明は、大きな希望となり、社会主義・共産主義が日本共産党の魅力となるのではないでしょうか。
 決議案を学んで、語って、党を大きくして、日本でも社会主義の復権といわれる情勢の変化をともにつくりだそうではありませんか。

党建設の歴史的教訓と大局的展望について

 中央委員会を代表しての志位委員長のあいさつでは、「党勢の後退でなぜこんなに苦労しているのか」という思いにこたえ、およそ10年にわたる新入党員の「空白の期間」が、党建設に大きな傷痕を残していること、党員拡大を後景においやる誤った方針を是正したのちも、「空白の期間」がもたらした困難を全党の自覚とし、それを打開する特別の集中したとりくみが行われなかったことを、中央の自己分析として述べました。この提起は、討論で真剣に受け止められ、「中央が全党を信頼してそこまで裸になって弱点を明らかにしたことを、しっかり受け止めたい」などの発言が続きました。
 長野県委員長の代議員は、「20年前にさかのぼって問題点を明らかにし、今に生かす。その姿勢に胸をうたれました」と発言し、「党中央が深いところから解明したことにより、客観的にも主体的にも、歴史的な党勢後退の根本的原因が、あれこれではなく、くっきりと鮮明になり、過去の話ではなく、今後の党建設の意義が鮮明になり、大局的展望が見えてきたと実感しています」と発言されました。
 これは大変大事な点だと思います。志位委員長のあいさつでは、党建設の後退について、なにものも恐れず、科学的分析を徹底的に行い、その教訓を全党に明らかにしています。そのことによってこそ、党建設の本格的な構えもつくられる、本腰を入れて打開しようという構えがつくられると考えてのものです。こうした主体的要因にもしっかりメスを入れてこそ、綱領路線に問題があるのではないか、党の組織のあり方に問題があるのではないか、ということに陥らずに、前を向いて本腰を入れて党建設に臨むことができます。
 では、この党建設の歴史的教訓をどう今後に生かすのか。3点述べたいと思います。
 一つは、党員拡大・入党の働きかけをいついかなるときでも継続し、日常化していくことです。大会の討論でも、とくに大会に向かう「大運動」でこのとりくみが、党に新しい息吹を生みはじめていることがたくさん語られました。このとりくみを絶対中断せず、新たな大会期でさらに強めようではありませんか。
 二つは、党員拡大を、5年後、10年後、30年後を展望しての戦略的課題として位置づけるということです。このことを明確にし、その弱まりがもし生まれてしまったら、ただちに是正し、取り戻すとりくみを集中して行うことを誓い合いたいと思います。
 三つは、今大会で提案した、第30回党大会まで――すなわち2年後をめざす前大会時回復の目標、そして5年後の2028年末をめざす目標、とりわけ青年・学生、労働者、30代〜50代の世代の党勢の倍加、この世代で10万の党を築く目標をやりぬくことが、この「空白の期間」がもたらした困難を根本から打開する歴史的事業となる、ということです。全党の力を集めて、新たな目標をやりとげるために全力をあげようではありませんか。

元党員の除名処分をめぐって

 この大会の討論のなかで、元党員の除名処分について、「問題は、出版したことより除名処分ではないか」――除名処分を行ったこと自体が問題だとする意見が出されました。この意見に対して、代議員、評議員から、処分をうけた元党員の言動は、党の綱領と規約の根幹を否定し、党の変質をねらった明らかな攻撃であったこと、メディアを利用して地方選挙の前に攻撃をしかけたのは元党員の側であること、わが党は「異論を許さない党」などでは決してないことなどが、この攻撃を打ち破る論戦を懸命に展開した経験に立って発言されました。
 除名処分が規約にもとづく当然の対応であったことは、すでに、山下副委員長から再審査請求の審査内容として明確に報告され、再審査請求を却下することに異議をとなえるものはなく、党大会で承認をえたことは、党の最高決定機関による、党への妨害者・攪乱(かくらん)者への断固とした回答を示したものとして重要です。
 党大会での発言は、一般的に自由であり、自由な発言を保障しています。しかし、この発言者の発言内容は極めて重大です。私は、「除名処分を行ったことが問題」という発言を行った発言者について、まず、発言者の姿勢に根本的な問題があることを厳しく指摘いたします。発言者は、「問題は、出版したことより除名処分ではないか」と発言しながら、除名処分のどこが問題なのかを、何も示していません。発言者は、元党員が、綱領と規約にどのような攻撃を行ったかを検証することも、公表している党の主張、見解の何が問題なのかも何一つ、具体的に指摘していません。
 発言者が述べたのは、ただ、「党内外の人がこう言っている」、ということだけです。党内外の人が言っていることのみをもって、「処分が問題」と断じるのは、あまりにも党員としての主体性を欠き、誠実さを欠く発言だといわなければなりません。
 発言者は、「希望の党」の小池百合子代表の「排除」発言をもちだして、「あのとき国民が感じた失意が、いま私たち共産党に向けられていると認識すべき」とまで発言しました。反共分裂主義によって野党共闘を破壊した大逆流と並べて、党の対応を批判するというのは、まったく節度を欠いた乱暴な発言というほかありません。
 発言者は、「除名というのは対話の拒否だ」と述べ、「包摂の論理を尊重することは、政党運営にも求められている」と述べました。しかし、対話を拒否したのは誰か、党を除名された元党員は、自分の意見を、一度として党の正規の会議で述べたことはなく、一度として正規のルールにのっとって党に意見を提出したこともない。党内での一切の対話の努力をしないまま、党外からいきなり党攻撃を開始したというのが事実です。ここでも発言者は、批判の矛先を百八十度間違えているといわなければなりません。
 党を除名された元党員の問題は、山下副委員長の報告で詳しく解明したように、「共産党の安保・自衛隊政策が野党共闘の障害になっている」「安保容認・自衛隊合憲に政策を変えよ」「民主集中制を放棄せよ」という支配勢力の攻撃にのみ込まれ、射落とされ、屈服したところに政治的本質があります。党外から出版という形で党の綱領と規約を攻撃したものを除名処分にしたことは当然です。問題のこの政治的本質をまったく理解していないことに、発言者の大きな問題があるといわなければなりません。
 わが党は、多数者革命に責任をもつ党として、綱領と組織原則への攻撃を断固として打ち破り、党の統一と団結を固めあい、これからも民主集中制の組織原則にもとづいて強く大きな党をつくり、歴史をひらく、この決意をここに表明するものです。

大会決議案の修正・補強について

 決議案の全党討論、大会へのあいさつ、中央委員会報告と大会での討論をふまえて、修正・補強した決議案を提案します。決議案の修正・補強箇所は、文書で配布している傍線部分です。
 全党討論では、1900件以上の意見・提案が寄せられました。その多くは、決議案の内容を歓迎し、その内容をよりよいものに練り上げる立場からのものでした。一つ一つの意見・提案を吟味し、可能なかぎり反映させる立場で作業を行いました。
 ただ、さまざまな政策課題を盛り込む要望については、すでに発表している政策上の見解や活動方針を、決議にすべて盛り込むのは難しいことを、ご了解いただきたいと思います。
 主な修正箇所について説明します。
 ――第1章第1項(2)、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への攻撃が、ガザ地区に住むパレスチナ人を第三国へと排除する企図をもって行われているという重大な危機に直面していることを補強しました。
 ――第1章2項の(2)、日本共産党の「外交ビジョン」の部分について、東南アジア3カ国の訪問をふまえて発展させた二つの点、ASEANと協力してAOIPを発展させることとともに北東アジアの諸問題を解決するための「二重の努力」、また政府間のとりくみだけでなく、国民的・市民的運動が必要であることを補強しました。
 ――第2章第5項に、決議案発表後の情勢の進展をふまえ、政治資金パーティーをめぐって明らかになった金権腐敗政治について、企業・団体献金の全面禁止を求めるわが党の立場もふくめて、まとまった補強を行いました。
 ――第2章5項で、昨年末の国立大学法人法改悪の強行をふまえ、記述を補強しました。
 ――第2章の6項(1)の部分で、日本のIAMD参加をめぐって、自衛隊が常設の統合作戦司令部を新設し、本格的に米軍の指揮下に組み込まれようとしている重大な危険を補強しました。また、岸田政権が「防衛装備移転三原則」とその運用指針の改定で、「安保3文書」にもとづく際限のない武器輸出拡大をすすめている危険を記述しました。
 ――同じく6項の(2)では、鹿児島県屋久島沖での米軍オスプレイの墜落事故、自公政権による辺野古新基地建設の「代執行」の強行という、情勢の進展をふまえた記述を補強しました。
 ――第2章7項(4)で、元日の能登半島地震で、志賀原発、柏崎刈羽原発で深刻なトラブルが続出したこと、わが党としてただちに廃炉を求めることを補強しました。また、全党討論で福島原発事故に関する記述を補強してほしいとの意見がだされたことをふまえ、東京電力福島第1原発の事故によって、なお数万人が避難を余儀なくされ、事故収束の見通しもたっていないことも明記しました。
 ――第2章8項(1)で、決議案への意見で、痴漢ゼロのとりくみの記述の補強を求める意見がありました。これはこの4年間で各地に広がり、実際に対策が強められている大事なとりくみであり、記述を補強しました。ILOハラスメント禁止条約の早期批准を求める立場も明記しました。
 ――8項(2)の「子どもの権利」については、決議案で大変歓迎されたところですが、さらに全国学力テストをはじめ、教育を数値で評価し競わせていること、教育の自主性を損なう上からの締め付けが行われていることなどを補強しました。また保育、学童保育、社会的養護施設なども貧弱であるという課題も明記しました。
 ――第3章12項は、これまで第28回党大会・第二決議で掲げた目標と「大運動」について記述していましたが、党大会までの党づくりの到達点と教訓、運動の課題、そして中央委員会報告で提起した新しい大会期の党勢拡大の目標に大きく記述を入れ替えています。
 到達については、報告の内容を記述しています。
 教訓については、この間の奮闘によってつかんだ「前進の足がかり」として、「双方向・循環型の活動の新たな開拓」「世代的継承のとりくみの意識化」とあわせて、「党員拡大・入党の働きかけの日常化」を新たに加えました。
 また、私たちの運動の課題として、入党の働きかけは2割の支部、読者拡大は3割と、まだ一部の支部と党員による運動になっていることを記述しました。
 そのうえで、12項では、党建設の歴史的教訓と大局的展望として、志位委員長の大会へのあいさつで解明した党員拡大の「空白の期間」が、大きな傷痕をもたらしていること、その弱点の打開のためには特別の集中的なとりくみが必要だったことをまとまって記述しました。
 ――そのほかにも、記述の正確化や、出された意見を受けての表現、語句の修正、補強を施しています。
 以上、討論をふまえて修正・補強された第29回党大会決議案は、全党の英知と経験を総結集して立派にしあげられたと確信するものです。

党勢拡大の新しい目標の実現へ、代議員・評議員が先頭に立とう

 代議員、評議員のみなさん。
 第29回党大会の討論は、大会決議案を豊かに練り上げる充実したものとなったことを確信し、次は採択されるであろう大会決議を実践する先頭に立とうではありませんか。
 自民党政治を終わらせる国民的大運動を起こし、平和でも暮らしでも、ジェンダー平等など人権でも、希望の政策を広く知らせ、政治を変える展望を開こうではありませんか。
 政治をおおもとから変える綱領、国民に責任を果たす組織の在り方を堂々と語り、今度こそ、総選挙での日本共産党の躍進をかちとろうではありませんか。
 綱領、規約、科学的社会主義、100年党史の一大学習運動にとりくみましょう。
 そして何と言っても、新しい党勢拡大の目標にむかって、毎月毎月、前進する党になろうではありませんか。
 第29回党大会期の活動で、必ず党勢の前進を確かなものとし、日本の夜明けを切り開くことを心から呼びかけ、討論の結語といたします。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/150.html
[国際34] 朝鮮の崔外相がロシアを訪問、プーチン大統領と会談、両国の関係はより緊密に(櫻井ジャーナル)
2024.01.19

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401190000/

 朝鮮の崔善姫外相が1月14日、代表団を率いてロシアを訪問した。16日にはセルゲイ・ラブロフ外相に続いてウラジミル・プーチン大統領とも会い、両国の関係と協力を促進することについて話し合ったという。尹錫烈政権になってロシアや中国との関係を悪化させ、アメリカへ擦り寄っている韓国と対照的だ。
 尹政権の前、ハンナラ党の朴槿恵政権も共に民主党の文在寅政権も中国やロシアとの関係を重視していた。経済的に有利だからだが、その朴と文を尹が率いる検察が潰した。その尹は2022年5月から大統領を務めている。
 アメリカのジョー・バイデン大統領は8月18日に韓国の尹錫悦大統領と日本の岸田文雄首相をキャンプ・デイビッドへ呼び寄せ、軍事問題について話し合った。
 その直後にアメリカ軍は自衛隊とオーストラリア軍を引き連れて南シナ海で洋上演習を、また韓国軍と乙支フリーダム・シールドをそれぞれ実施、8月29日にはアメリカ、日本、韓国は朝鮮半島沖で合同ミサイル防衛訓練を行なっている。東アジアでもバイデン政権は恫喝外交を繰り広げたわけだ。
 アメリカの戦争マシーンが東アジアでも動き始めたわけだが、日本が1995年にこのマシーンへ組み込まれたことは本ブログでも繰り返し書いてきた。その一環として、自衛隊は2016年に軍事施設を与那国島に建設、19年には奄美大島と宮古島、そして23年には石垣島でも完成させた。
 アメリカ国防総省のシンクタンク​「RANDコーポレーション」が発表した報告書​によると、アメリカ軍はGBIRM(地上配備中距離弾道ミサイル)で中国を包囲しようとしている。
 しかし、日本には「専守防衛」の建前と憲法第9条の制約がある。そこでアメリカはASCM(地上配備の対艦巡航ミサイル)の開発や配備で日本に協力することにし、ASCMを南西諸島に建設しつつある自衛隊の施設に配備する計画が作成されたのだ。
 状況が切迫してきたのか、日本政府は2023年度に亜音速巡航ミサイル「トマホーク」を一括購入する契約を締結する方針だと昨年2月、浜田靖一防衛大臣は語った。トマホークは核弾頭を搭載でき、地上を攻撃する場合の射程距離は1300キロメートルから2500キロメートル。「反撃能力」が強調されているが、それは先制攻撃能力にほかならない。
 ところが、10月になると木原稔防衛相(当時)はアメリカ国防総省でロイド・オースチン国防長官と会談した際、アメリカ製の巡航ミサイル「トマホーク」の購入時期を1年前倒しすることを決めたという。そのようにアメリカで命令されたわけだ。当初の計画では2026年度から最新型を400機だったが、25年度から旧来型を最大200機に変更するとされている。
 与那国島にミサイル発射施設が建設された翌年、2017年の4月に韓国ではTHAAD(終末高高度地域防衛)ミサイル・システムの機器が運び込まれ始めた。このシステムをアメリカが持ち込んだ理由は中国を攻撃する能力を高めることにあるとみられるが、2013年2月から韓国の大統領を務めた朴槿恵はTHAADの配備に難色を示していた。それにもかかわらずTHAADを搬入できたのは朴大統領がスキャンダルで身動きできなくなっていたからだ。
 一方、昨年7月25日にセルゲイ・ショイグ国防相に率いられたロシアの軍事代表団が朝鮮を訪問、中国の代表団と合流して朝鮮戦争終結を記念する戦勝記念日の行事に出席している。9月10日から13日に開催されたEEF(東方経済フォーラム)に出席するため、朝鮮の金正恩労働党委員長は9月12日から17日にかけてウラジオストックを訪問した。
 その際、金委員長はプーチン大統領と会談したほか、さまざまなロシア側の要人と会い、さらにSu-35を含むロシアの新鋭戦闘機を生産するユーリ・ガガーリン航空工場を含む工場、あるいは研究所を訪れた。戦闘機の胴体を組み立てる工場では、Su-57などの第5世代戦闘機に関する技術的な特徴について詳しく質問していたと伝えられている。またセルゲイ・ショイグ露国防相と太平洋艦隊のフリゲート艦「マーシャル・シャポシニコフ」も訪れている。この時にプーチン大統領と金委員長との間で合意した事項が履行されていると、ラブロフ外相は崔外相と会談した際に語った。
 日本や韓国の政府はロシアがこれほど速いペースで自分たちから離れていくとは考えていなかったかもしれない。尹錫烈大統領や岸田文雄はアメリカ政府に従うだけだろうが、日韓の経済界にとっては死活問題である。
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/125.html
[戦争b25] フランスの傭兵が滞在していたハリコフの旧ホテルをロシア軍が攻撃、60名死亡か(櫻井ジャーナル)
2024.01.20

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401200000/

 1月16日にウクライナのハリコフを攻撃したとロシア国防省は17日に発表した。ウクライナの軍事施設のほか、情報機関や軍関係者が滞在していた旧ハリコフ・パレス・ホテルが破壊されたという。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相はフランスのピエール・レビ駐ロシア大使を呼び出した。
 旧ホテルには200人近くの外国人傭兵が滞在していたと言われ、相当数の死傷者が出ている。戦闘員の大半はフランス人傭兵で、そのうち約60名が死亡、20人以上が医療施設に搬送されたと伝えられている。この日にフランスのエマニュエル・マクロン大統領は40発のスカルプ巡航ミサイルと「数百発の爆弾」をキエフに送ると約束している。
 地元警察の署長は「民間住宅の建物」が標的だったと主張、負傷者は民間人だともしているが、ガザで伝えられているような映像は示されていない。これまでと同じように、偽情報だと考えるべきだろう。
 アメリカのバラク・オバマ政権は2014年2月にビクトル・ヤヌコビッチ政権をクーデターで倒した後、​新体制を支えるためにCIAやFBIの専門家数十名を顧問として送り込んだ​。そのほか​傭兵会社「アカデミ(旧社名はブラックウォーター)」の戦闘員約400名​もウクライナ東部の作戦に参加したと伝えられていた。また​2015年からCIAはウクライナ軍の特殊部隊をアメリカの南部で訓練し始めた​ともいう。
 クーデター後、ネオ・ナチ体制に反発した軍や治安機関のメンバーが相次いで離脱、その割合は約7割に達したとも言われ、その一部はドンバスの反クーデター軍に合流したと言われている。
 そこでウクライナの内務省にネオ・ナチを中心とする親衛隊を組織、傭兵を集め、年少者に対する軍事訓練を開始、要塞線も作り始めた。そうした準備のために8年間が必要だったのだろう。「ミンスク合意」はそのための時間稼ぎだったと​アンゲラ・メルケル​元独首相や​フランソワ・オランド​元仏大統領は認めている。
 ル・フィガロ紙の特派員、ジョージ・マルブルノによると、ウクライナではアメリカ陸軍のデルタ・フォース(第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊)やイギリス陸軍のSAS(特殊空挺部隊)が戦闘に参加していた。フランス軍も兵士を送り込んでいる疑いがある。
 ロシア軍は2023年3月9日、マッハ12という極超音速ミサイルのキンジャールを含む約80機のミサイルでリボフを攻撃、地下80メートル、あるいは120メートルの場所に設置されていたNATOの戦略司令部を破壊したと報道されている。勿論、どの国であろうと、キンジャールを迎撃することは不可能だ。
 そこには300名以上のスタッフが常駐、その一部はイギリスやポーランドをはじめとするNATO諸国軍の将校で、アメリカ軍の将校もいたという。​司令部は土砂で埋まり、死体の数は確認されていないようだが、相当数にのぼり、「影の参謀」とも言われているNATOの将校数十人が含まれているとも言われている​。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/301.html
[政治・選挙・NHK293] 日本共産党第29回大会 田村副委員長の結語(しんぶん赤旗) 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2133] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月20日 21:48:07 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[8]
<△22行くらい>
民主集中制「当たり前」 元公明党副委員長 二見伸明さん(しんぶん赤旗)
2023年7月14日

https://www.jcp.or.jp/akahata/web_daily/html/jcp101st.html

 先日(6月25日)、以下のようなツイートをしたんだ。
 「志位委員長が党幹部会(第8回中央委員会総会)で吠(ほ)えた。民主集中の『民主とは党内民主主義のこと。集中とは統一した党の力を集めること。この両方の要素は国民に責任を負う近代政党ならば当たり前』。集中とは別言すれば団結だ。政治学者二見伸明は百点満点を付けた。自民党は利権に群がり、利権のために集中する徒党集団だ」と。
 「当たり前」のことを言っただけなのに、閲覧数はいつもよりケタ違いに多かったよ。
 翻って、党創立101年、新しい出発なんだよね。『サンデー毎日』(7月2・9日合併号)で倉重篤郎君(毎日新聞客員編集委員)が、日中関係についての志位さんの提言を取り上げて、高く評価していた。
 提言が、これからの日本の外交戦略の要、"日中両国政府の最大公約数"だと思っているんだよ。日本と世界の平和のためにも、日中が本気になって話し合い、提言の精神に立って前向きにやっていく必要があるんだね。
 いろいろあるアメリカと中国だけど、両国の"パイプ"は、本当はすごいんだよ。日中の平和な関係、これは101年目の大きな課題じゃないかな。だから、提言はすごく大きいと思っているよ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/150.html#c1

[政治・選挙・NHK293] 日本共産党第29回大会 田村副委員長の結語(しんぶん赤旗) 蒲田の富士山
2. 蒲田の富士山[2134] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月21日 07:43:47 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[9]
共産・志位委員長 来年1月の党大会で交代も 在任期間歴代最長23年も、党勢回復へ世代交代の声(スポニチアネックス)
[ 2023年12月31日 05:30 ]

https://www.sponichi.co.jp/society/news/2023/12/31/kiji/20231230s00042000550000c.html

 共産党の志位和夫委員長(69)が来年1月の党大会で交代する可能性が党内で浮上している。志位氏の在任期間は歴代最長の23年に及び、党勢回復に向け世代交代を図る時期だとの声があるためだ。後任には田村智子政策委員長(58)が取り沙汰される。田村氏が就任すれば同党にとって初の女性委員長となる。その場合は志位氏が2006年以降、空席だった議長に就くとみられる。
 志位氏は00年11月に委員長に就任。15年には「戦争法」と呼ぶ安全保障関連法の成立を機に、他の野党との「国民連合政府」構想を提唱した。その後の国政選挙では野党共闘路線を進めた。志位氏の手腕を評価する声も根強く、続投の可能性も消えていない。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/150.html#c2

[政治・選挙・NHK293] 日本共産党第29回大会 田村副委員長の結語(しんぶん赤旗) 蒲田の富士山
3. 蒲田の富士山[2135] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月21日 07:54:50 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[10]
コメント1番は、かなりスレ違いであったです。
酔っ払い。
スミマセン。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/150.html#c3
[政治・選挙・NHK293] 日本共産党第29回大会 田村副委員長の結語(しんぶん赤旗) 蒲田の富士山
4. 蒲田の富士山[2136] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月21日 08:02:42 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[11]
蓮舫氏「党を超えて素敵な方」 初の共産党女性委員長就任の田村智子氏へエール「同じ参議院で…」(スポニチアネックス)
[ 2024年1月18日 17:40 ]

https://www.sponichi.co.jp/society/news/2024/01/18/kiji/20240118s00042000434000c.html

 立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が18日、自身のX(旧ツイッター)を更新。同日行われた共産党の第29回党大会で、女性初の委員長就任が決まった田村智子参院議員(58)へエールを送った。
 蓮舫氏は、田村氏の委員長就任を報じるニュースを引用し、「新委員長に田村智子さんがご就任。おめでとう御座います。心からお喜び申し上げます」と祝意を投稿。
 そして「同じ参議院で仕事をご一緒することも多く、質問を通じたその能力の高さと細やかな気配りをされる姿勢から党を超えて素敵な方だと思っています。ご活躍をお祈りします」と続けた。蓮舫氏は2016年9月〜17年8月に民進党の代表を経験している。
 田村氏は2010年参院選で初当選し、20年党大会で女性初の政策委員長に就任した。共産党はこの日の党大会で志位和夫委員長が退任し、田村氏を後任に充てる人事を決定。委員長交代は00年11月以来、約23年ぶりとなる。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/150.html#c4

[政治・選挙・NHK293] 日本共産党第29回大会 田村副委員長の結語(しんぶん赤旗) 蒲田の富士山
5. 蒲田の富士山[2137] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月21日 08:25:47 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[12]
私は、このニュース、全然知らなかったのだなあ。
東京新聞は何で、黙っているのか?
それどころか、ネットの赤旗にも載っていない。(見落とした?)
近所の共産党のおばあさんに昨日電話して聞いたら、「そうなの、そうなの、田村さんが、新委員長になったの。」だそうで、「一昨日会ったときに、なんで教えてくれないんだ」とか言いたくなったけども。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/150.html#c5
[戦争b25] 民主主義の仮面が剥ぎ取られ、帝国主義の本性が現れたイギリス(櫻井ジャーナル)
2024.01.21

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401210000/
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401210001/

ガザでの虐殺を支援する英政府

 昨年10月7日から24日間にアメリカ軍の大型輸送機がイスラエルへ20機、そしてイスラエルと各国がリースした民間輸送機が約50機、アメリカやヨーロッパの基地などからイスラエルへ物資を輸送したと​イスラエルのハーレツ紙は10月31日に伝えた​。
 同日朝の時点で、ヨルダンのムワファク・サルティ・ヨルダン空軍基地へ25機以上のアメリカ軍輸送機が到着し、アメリカ空軍のF-15E飛行隊イギリスからヨルダンの基地へ飛来、フロリダ州エグリン基地の特殊部隊も配備されたという。
 こうした中、キプロスにあるイギリス軍のデケリア基地とアクロティリ基地。いずれもイギリスの「海外領土」で、軍事作戦や電子情報活動の拠点として使われている。10月7日以降、アクロティリ基地に離発着する航空機が増えていると住民は証言している。
 イギリスの国防省は輸送の内容やアメリカの活動の公表を拒否しているが、兵器や兵員などを運ぶため、アメリカは40機以上の輸送機、イギリスは20機以上の輸送機と7機の大型輸送ヘリコプターをアクロティリ基地へ派遣した。アクロティリ基地からテルアビブまで航空機で約40分。しかも同基地にはる数千人のアメリカ兵が駐留しているようだ。
 アメリカとイギリスの電子情報機関はUKUSA(ユクザ)という連合体を組織、地球規模で電子的な情報収集活動を行なっている。この名称は文字通りUK(イギリス)とUSA(アメリカ)を意味し、1946年3月に締結された協定に基づいて誕生した。収集する情報の中には当然、軍事的なものも含まれる。イギリスとアメリカのほか、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドを加えたアングロ・サクソン系5カ国は「ファイブ・アイズ」とも呼ばれる。アクロティリとデケリアでもUKUSAは活動、ガザでの偵察飛行も繰り返している。イギリスが収集したガザに関する情報はイスラエルへ提供されているはずだが、内容は秘密だ。
 イギリスやアメリカはガザでイスラエル軍が行なっている虐殺に協力している。カナダ、ドイツ、スペイン、オランダ、イタリアなどもそうした輸送に参加、やはり共犯関係にある。

パレスチナ人虐殺を容認する英労働党の党首

 イギリスのリシ・スナク内閣はイスラエルのパレスチナ人虐殺を支援しているが、野党の労働党も同じだ。その労働党を率いているキア・スターマーが党首になったのは2020年4月4日。​党首に就任した直後から彼はイスラエルへ接近、自分の妻ビクトリア・アレキサンダーの家族はユダヤ系だということをアピール、今回のイスラエルによるガザの住民虐殺についてスターマーは沈黙している​。彼女の父親の家族はポーランドから移住してきたユダヤ人で、テル・アビブにも親戚がいるのだという。
 スターマーの前任者で2015年9月から党首を務めていたジェレミー・コービンやその支持者はイスラエルによるパレスチナ人弾圧を非難、その姿勢は政敵だけでなく有力メディアから「反ユダヤ主義者」だと攻撃された。​労働党の内部では親イスラエル派のイアン・マクニコルがコービン派の党員をパージしていたと伝えられている​。こうしたキャンペーンが2017年や19年の総選挙で労働とが負ける一因になった。
 コービンに対する攻撃には偽情報も使われたが、その重要な発信源のひとつが2015年に創設されたインテグリティ・イニシアチブ。イギリス外務省が資金を出している。「偽情報から民主主義を守る」としているが、実態は偽情報を発信するプロパガンダ機関だ。
 歴史的にイギリスの労働党はイスラエルと関係が深かったが、イスラエルがパレスチナで破壊と殺戮を繰り替えすことで雰囲気は変化していく。決定的だったのは1982年9月にレバノンのパレスチナ難民キャンプのサブラとシャティーラで引き起こされた虐殺事件だ。
 この虐殺はベイルートのキリスト教勢力、ファランジスト党のメンバーが実行したのだが、その黒幕はイスラエルだった。ファランジスト党の武装勢力はイスラエル軍の支援を受けながら無防備の難民キャンプを制圧、その際に数百人、あるいは3000人以上の難民が殺されたと言われている。
 イギリス労働党の内部ではイスラエルの責任を問い、パレスチナを支援する声が大きくなるが、それだけでなく、イスラエルを支えているアメリカへも批判の目は向けられて両国の関係に暗雲が垂れ込めた。
 そうした情況を懸念したアメリカのロナルド・レーガン政権はイギリスとの結びつきを強めようと考え、メディア界の大物を呼び寄せて善後策を協議。そこで組織されたのがBAP(英米後継世代プロジェクト)だ。アメリカとイギリスのエリートを一体化させることが目的だが、その特徴のひとつは少なからぬメディアの記者や編集者が参加していたことにある。
 そうした中、トニー・ブレアはイスラエルに接近していく。1994年1月に彼は妻と一緒にイスラエルへ招待され、3月にはロンドンのイスラエル大使館で富豪のマイケル・レビーを紹介された。その後、ブレアの重要なスポンサーになるのだが、言うまでもなく真のスポンサーはイスラエルだ。アメリカだけでなく、イギリスにもイスラエル・ロビーが存在するのである。
 そのブレアが労働党の党首になるチャンスが1994年に訪れる。当時の党首、ジョン・スミスがその年の5月に急死、その1カ月後に行われた投票でブレアが勝利して新しい党首になったのである。
 レビーだけでなく、イスラエルとイギリスとの関係強化を目的としているという団体LFIを資金源にしていたブレアは労働組合を頼る必要がない。1997年5月に首相となったブレアの政策は国内でマーガレット・サッチャーと同じ新自由主義を推進、国外では親イスラエル的で好戦的なものだった。例えば、2007年6月にブレアは首相の座から降りるが、その間、偽文書を作成してアメリカのジョージ・W・ブッシュ政権のイラク侵略を支援している。
 ブレアはジェイコブ・ロスチャイルドやエブリン・ロベルト・デ・ロスチャイルドと親しいが、首相を辞めた後、JPモルガンやチューリッヒ・インターナショナルから報酬を得るようになる。それだけ富豪たちにとってブレアの功績は大きかったのだろう。
 こうしたブレアのネオコン的な政策への反発に後押しされて2015年に労働党の党首となったのがコービン。彼の政策はブレアのスポンサーたちにとって好ましいものでなく、アメリカやイギリスの情報機関もコービンを引きずり下ろそうと必死になった。
 彼に対する攻撃には偽情報も使われたが、その重要な発信源のひとつが2015年に創設されたインテグリティ・イニシアチブ。イギリス外務省が資金を出している。「偽情報から民主主義を守る」としているが、実態は偽情報を発信するプロパガンダ機関だ。

検察庁長官として情報統制に加担した労働党党首

 スターマーは情報統制でも重要な役割を果たしてきた。彼は政治の世界へ入る前、2008年から2013年まで検察局の長官を務めている。内部告発を支援する活動をしていたウィキリークスのジュリアン・アッサンジをスウェーデンへ引き渡すかどうかが問題になっていた時期だ。
 アッサンジは2010年8月、スウェーデンでベッド上のトラブルで逮捕状が出され、その事実をスウェーデン警察がタブロイド紙にリーク、そのタブロイド紙がセンセーショナルに伝えたのだが、その翌日、主任検事は事件性がないと判断して令状を取り消している。その決定を検事局長が翻して捜査を再開を決めることになったのだ。アメリカの当局はすでにアッサンジを秘密裏に起訴していた。
 それに対し、ウィキリークスは2010年11月、世界最大手の新聞社と提携して米国の機密外交公電の発行を開始している。こうした動きがあることをアメリカの情報機関は同年8月の時点でつかんでいただろう。
 スウェーデン当局は2017年、アッサンジの件は冤罪だと認め、捜査を打ち切ったのだが、ロンドン警視庁は2019年4月11日、ロンドンにあるエクアドル大使館の中でアッサンジを逮捕、イギリス版グアンタナモ刑務所と言われているベルマーシュ刑務所へ入れられた。
 アメリカの当局はアッサンジをハッキングのほか「1917年スパイ活動法」で起訴、懲役175年が言い渡される可能性がある。ハッキング容疑はでっち上げだということが判明、「1917年スパイ活動法」もオーストラリア人でヨーロッパを活動に舞台にしていたアッサンジを起訴する法的な根拠があるとは言えない。
 情報統制を強めていたアメリカの支配層にとって内部告発は防がねばならない。ウィキリークスのような活動は許せなかった。ウィキリークス潰しにはイギリスも協力している。
 その時期にスターマーは検察庁長官を務めていたが、彼は2009年、11年、12年、13年にアメリカを訪問している。歴代長官の中でも多いという。そのうち3度はアッサンジの件が問題になっていた時期。その件についてスターマーがアメリカ側と話し合わなかったとは思えないのだが、​イギリスの検察庁は彼のアメリカ訪問に関する記録を全て廃棄してしまった​。
 日本の東京地検特捜部はアメリカ支配層の意向に沿う形でに動くと考える人は少なくないが、韓国の尹錫悦大統領も検察時代、政治的に動いていた。スターマーも検察庁長官として政治的に動いたようだ。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/303.html
[戦争b25] 民主主義の仮面が剥ぎ取られ、帝国主義の本性が現れたイギリス(櫻井ジャーナル) 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2138] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月21日 09:57:05 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[13]
もと記事は上と下の2つです。
そのため、「(つづく)}と「(了)」を省略しました。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/303.html#c1
[政治・選挙・NHK293] 日本共産党第29回大会 田村副委員長の結語(しんぶん赤旗) 蒲田の富士山
7. 蒲田の富士山[2139] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月21日 17:09:40 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[14]
東京新聞の共同通信からの記事(ネット)で、パワハラだとか、やっとニュースを出してきたけど、「共産党はいまだに、レーニン主義なんじゃないの?」というような、勘繰りなのか。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/150.html#c7
[政治・選挙・NHK293] 日本共産党第29回大会 田村副委員長の結語(しんぶん赤旗) 蒲田の富士山
8. 蒲田の富士山[2140] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月21日 17:47:06 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[15]
除名された人は、「党首を党員選挙で選ぶ共産党」という政党を立ち上げればいいじゃないか。たぶん、この方は、秘密投票を念頭に置いていると思うが、この秘密投票の結果を、保証するシステムなど、どこにもない。
結局「信頼」が、担保なのである。
道徳が存在しているという前提があって、秘密投票が可能になる。

秘密投票なんて、やめちゃえ!!

ちょっと言いすぎか?
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/150.html#c8

[政治・選挙・NHK293] 裏金、実は「課税所得」…これは脱税事件では? どこまでも特権だらけの「政治屋」と国民の途方もない落差(東京新聞)
2024年1月21日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/304142

<政治とカネ 自民党派閥裏金事件>@

 オフィス街でありながら気軽に入れる飲食店が多く「サラリーマンの街」と言われる東京・新橋。実質賃金が20カ月連続でマイナスとなる中、勤め人らが多く待ち合わせる駅前広場で、自民党派閥の裏金事件に対する人々の怒りが沸騰していた。
 「電気代や物価が上がって生活はアップアップしている。国会議員は裏金をためても、なぜ、おとがめがないんだろう。もっと厳しくした方がいい」と駅前広場を通りかかった千葉県船橋市の男性会社員(25)が怒った。
 友人に会いに甲府市から上京してきた貴金属製造業の男性(69)は「私は納税を滞らせたことはないのに、政治家は何をしているんだ。政治屋という特権だらけの職業だ」と憤った。税務署に捕捉されない多額の裏金に対する怒りが、全国に広がる。
 「ぼくらは税金をごまかせば、追徴金を取られる。一般人なら許してもらえませんよ」と話すのは岐阜市の30代の自営業の男性。地元の参院議員・大野泰正被告=政治資金規正法違反で在宅起訴=を支持する知り合いに頼まれ、一昨年、安倍派のパーティー券を20万円分買った。
 「知り合いの顔を立てるためだった。税金を納めて残った利益から支援しているのに、その金をポケットに入れたらいかん」

◆記載しなくていいなら「裏金は政治資金ではない」
 検察の捜査は、政治家が裏金を政治資金収支報告書に記載しなかった点に収れんした。だが、経済学者の野口悠紀雄・一橋大名誉教授は「税の問題があるのではないか」と指摘する。
 「派閥から記載しなくていいと言われていたとすれば、裏金は政治資金ではないと考えざるを得ない。課税所得であり、申告しなくてはいけない。税というのは1円でもごまかしてはだめ。だから国民は怒っているのではないか」
 多額の裏金を受け取り、そのままポケットに入れれば脱税に、パーティー券の売り上げの一部を「中抜き」すれば横領に−。これが普通の感覚だ。「派閥のパーティー券を買って」と言われて買ったのに、政治家の裏金になっていれば、詐欺に遭ったような感じを受けるかもしれない。

◆多額の報酬に加え、1200万円が自由に使える国会議員
 会計責任者との共謀が立証できないとして安倍派・二階派幹部の起訴が見送られた19日、「政治家はどこまでも守られている」という怒りがさらに高まった。
 そもそも日本の国会議員の報酬は諸外国と比べて恵まれているといわれる。年収は2100万円を超え、領収書のいらない「調査研究広報滞在費」が年1200万円支給されている。
 「権力の中枢はそのままで、トカゲのしっぽ切り。国会議員と国民とで扱いが違いすぎる」と話すのは元衆院議員で前兵庫県明石市長の泉房穂さん。「この30年間、国民の給料はほとんど上がらないのに、税金や保険料は上がり、物価高で生活は苦しい。政治家には『普通の目線』がないんだろう」とあきれ果てた。

  ◇ 

<連載:政治とカネ 自民党派閥裏金事件>

 自民党の派閥に巣くっていた多額の裏金事件で、ほとんどの国会議員は法的な責任を免れた。国民の感覚との大きな落差がどこからくるのかを問う。(三輪喜人、浜崎陽介、戎野文菜、米田怜央、昆野夏子が担当します)
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/155.html
[医療崩壊12] <不老不死に挑む>(1)意識のアップロード 機械の中での「生存」模索(東京新聞) 蒲田の富士山
9. 蒲田の富士山[2141] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月21日 18:25:04 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[16]
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<不老不死に挑む>(2)人工冬眠 「省エネ」で老化遅れる?(東京新聞)
2024年1月14日 07時57分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/302734

 人生100年時代といわれます。それでもなお老いを遠ざけたい、長生きしたいという人の願いはなくなりません。人はどれぐらい生きられるのでしょうか。望みをかなえる方法はあるのでしょうか。最前線の研究を連載で紹介します。

◆マウスで成功、研究活発化
 クマやリスなど一部の動物は、厳しい冬を乗り越えるために冬眠します。冬眠を人工的につくり出す技術が「人工冬眠」です。冬眠している間は体温や心拍数が低下。代謝も落ち、エネルギー消費を極限まで抑えられます。体が感じる「時間の流れ」がゆっくりとなり、老化が遅れ、寿命が延びる可能性があります。近年、マウスの人工冬眠に成功し、研究が活発化しています。 (榊原智康)
 1968年に公開された映画「2001年宇宙の旅」では、宇宙船を操る飛行士以外の科学者たちは人工冬眠しながら木星に向かっていました。そのほかにも「エイリアン」や「パッセンジャー」など多くのSF映画では、人工冬眠して数十年から数百年単位の宇宙飛行を行う場面がよく描かれています。

◆Q神経
 SFの中の「夢の技術」と思われた人工冬眠ですが、20年に大きく研究が進展しました。筑波大国際統合睡眠医科学研究機構の桜井武教授と理化学研究所の砂川玄志郎チームリーダー=写真、理化学研究所提供=らのチームが、マウスを冬眠に似た状態(冬眠様状態)に導く脳の神経回路を見つけたと英科学誌ネイチャーに発表しました。
 マウスは本来冬眠しませんが、脳の視床下部にある「Q神経」と名付けた細胞群を刺激して興奮させると、体温が室温近くまでに低下し、代謝の働きを示す酸素消費量も1〜2割になりました。通常の冬眠では代謝は正常時の1〜25%程度に低下することから、マウスは冬眠様状態になったと結論づけました。
 「冬眠研究は動物の観察が中心だったが、遺伝子操作しやすいマウスで冬眠様状態をつくり出せるようになり、近代的な研究分野に変貌を遂げた」と砂川さんは説明します。これを機に、この分野に新たに参入する研究者が増えているといいます。
 大型哺乳類のクマのほか、小型哺乳類ではシマリス、ハムスター、コウモリなど、さらに小型霊長類ではキツネザルやスローロリスが冬眠します。人間は冬眠しませんが、マウスで見つかったQ神経は人間を含め、哺乳類全般にあるとみられます。また、人類の祖先は氷河期を生き残ってきました。桜井さんは「人間も冬眠する能力を持っているはずだ」と話します。

◆救命医療に応用
 冬眠すると、体内に取り込まれる酸素量は減りますが、脳や臓器は損傷せず、筋肉もほぼ衰えません。心筋梗塞になったり、大量出血したりして体内の酸素が不足する事態に陥った際に、冬眠状態にできれば脳や臓器の損傷を抑えられ、治療までの時間を稼ぐことができます。桜井さんらは、人工冬眠を最初に利用する場として救急救命医療を想定しています。
 人工冬眠を引き起こす薬のもととなる化合物を見つけることが、まず第一の目標です。安全性を確認するなどし、40年までに人を短時間、人工冬眠させられるようにしたいといいます。
 その先、冬眠時間を延ばしていけば、SFで描かれる宇宙探査での活用が現実味を帯びてきます。桜井さんは既に宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同研究を進めています。国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」にマウスを運び、宇宙でも冬眠様状態にできるか確かめることにしています。

◆限界を超える
 人間の最長寿の公式記録は、1997年に死去したフランス人女性で122歳。平均寿命は延び続けているのに最長寿記録は更新されていません。生物学的には120歳ぐらいが寿命の限界という説が主流になっています。
 人工冬眠によって寿命の限界を超えられるのでしょうか。「生まれてから死ぬまでの期間を寿命と定義すれば、超えられると思う」と砂川さん。ただ、「冬眠している間は意識がない。その間を差し引けば、実質的な年齢(積算年齢)の限界は変わらないのでは」と指摘します。
 もともと80年生きられる人が、50年間人工冬眠した場合を考えます。冬眠中は老化が進まないと仮定すれば、130年生きる計算になります。しかし、砂川さんは「冬眠中も栄養を使うので、その間に多少は老化するのでは」とし、単純な足し算にはならないとみます。
 一方、冬眠中は免疫機能が落ち、がんになりやすくなります。しかし、細胞分裂の速度も落ちているため、がんの進行自体は通常より遅くなります。このがんの問題も含め、身体的な影響をしっかり評価していくことが、実用化に向けた大きな課題となります。
 老化との関係について、筑波大や理研はそれぞれマウス実験を進めています。筑波大では、2日間冬眠様状態にした後、1日起きて過ごすサイクルで飼育しています。人工冬眠することで寿命はどうなるか、「しばらくすると結果がわかる」(桜井さん)といいます。
 砂川さんは、人工冬眠が実用化されると、社会が大きく変わると強調。冬眠中はどういった場合なら起こしてよいかなど、ルール作りをあらかじめ進めておくべきだと訴えています。

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<冬眠> 哺乳類は、37度前後の体温を保つ恒温性を持っています。しかし、一部の動物は、冬や飢餓などの危機的な状況になると、自らの代謝を下げ、通常では臓器に障害が生じるはずの低温にまで体温を下げることができます。この低代謝状態を「休眠」と呼び、季節性の休眠が「冬眠」です。マウスは冬眠しませんが、飢餓などにさらされると「日内休眠」(24時間以内の休眠)をします。冬眠については、長く研究が続けられていますが、その仕組みはほとんど解明されていません。人間は冬眠しませんが、雪山の遭難者の中には体温が下がっていながら生存していたケースが報告されています。人間も何らかのスイッチが入れば、冬眠のような低代謝状態になるとの見方があります。
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http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/184.html#c9

[医療崩壊12] <不老不死に挑む>(1)意識のアップロード 機械の中での「生存」模索(東京新聞) 蒲田の富士山
10. 蒲田の富士山[2142] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月21日 18:34:12 : k8ADbiJK5k : aHpnVi5vMVdORzI=[17]
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<不老不死に挑む>(3)「老化細胞」の除去 慢性炎症抑え 若さ保つ(東京新聞)
2024年1月21日 07時55分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/304195

 人生100年時代といわれます。それでもなお老いを遠ざけたい、長生きしたいという人の願いはなくなりません。人はどれぐらい生きられるのでしょうか。望みをかなえる方法はあるのでしょうか。最前線の研究を連載で紹介します。

◆健康寿命を100歳目標に
 人間は生きている限り、老いからは逃れられない−。そんな常識が、覆るかもしれません。老化の鍵を握るのは、年を取るとともに体内にたまる「老化細胞」です。「慢性炎症」を引き起こして体にさまざまな不具合をもたらす老化細胞を除去し、炎症を抑えて若さを保つ。こんな戦略で、老化そのものを防ぎ、健康寿命を延ばそうという研究が、大きな進展を見せています。 (榊原智康)
 老化細胞は、細胞の中のDNAが傷つくことなどにより、分裂せずに増殖をやめてしまった細胞です。高齢者だけでなく、若者や赤ちゃんにも存在します。体にとっては不要な細胞なので、異物を排除する免疫の働きで取り除かれていきますが、一部は残り続け、年を取るほどたまっていきます。
 炎症を誘発する物質を出すため、老化細胞の周りには、慢性炎症を引き起こす細胞が出てきます。慢性炎症は老化の原因と考えられ、動脈硬化や慢性腎臓病など加齢に伴って増える病気を発症させることが分かってきました。

◆筋力が復活
 東京大医科学研究所所長の中西真教授(分子腫瘍学)=写真=らの研究チームは2021年、老化細胞を効率よく除去する方法を見つけ、マウス実験で加齢現象の改善を確認したと、米科学誌サイエンスに発表しました。老化細胞が生き残るには「GLS1(グルタミナーゼ1)」という酵素が重要な役割を果たしていることを発見。この酵素の働きの邪魔をする「GLS1阻害剤」を投与すると、老化細胞が減少しました。
 マウスの体力の変化を調べるため、棒につかまっていられる時間を比較。若いマウスは200秒つかまっていられました。老齢マウスは30秒に短くなりましたが、阻害剤を投与すると100秒まで延びました。
 つまり筋力が復活したのです。人に当てはめると、70歳相当だった体の機能が40歳相当に改善したのと同じといえるそうです。阻害剤を投与したマウスは、動脈硬化や糖尿病などの症状も緩和されたといいます。
 一方、がんについても慢性炎症が一因になっているとの指摘があり、米国では、がんの治療薬としてGLS1阻害剤を人に投与する臨床試験が進んでいます。中西さんは、この阻害剤を加齢に伴う病気の治療薬としても実用化したいと考えています。「まずは、慢性腎臓病や肺線維症といった治療法がない病気の進行を食い止める形の薬として生み出したい」

◆ノーベル賞の薬
 中西さんらのチームは22年、老化細胞の除去に関して二つめの大きな成果を英科学誌ネイチャーに発表しました。老化細胞は免疫の働きで取り除かれるはずなのに、なぜ一部は残り続けるのかという謎がありました。チームは、がん細胞が免疫の攻撃から逃れるために細胞の表面に出している「PD−L1」というたんぱく質に着目しました。
 老齢マウスを使った実験で、約10%の老化細胞の表面にPD−L1ができていることを確認。この老化細胞の割合は年齢を重ねるほど増えていくことが分かりました。
 PD−L1は、免疫細胞の一つであるT細胞の表面のたんぱく質「PD−1」にくっつき、免疫の攻撃を受けないようにブレーキをかけます。京都大の本庶佑(ほんじょたすく)特別教授は、PD−1を発見し、このブレーキを外す物質(抗PD−1抗体)をがん治療薬「オプジーボ」として実用化につなげ、18年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
 老齢マウスに抗PD−1抗体を投与すると、肝臓や腎臓などで老化細胞が減少し、筋力も回復しました。中西さんによると、オプジーボをより早期のがん患者に投与した際の効果を調べる臨床試験が計画されており、臓器の機能の改善具合も一緒に調べることを検討しているといいます。

◆究極の予防医学
 現在、人間の寿命について生物学的には120歳ぐらいが限界との説が有力になっています。
 「生活習慣の変化などにより、平均寿命は延び、老化の速度は随分遅くなった。70年前の60歳と、今の60歳の老化度はかなり違う。一方、長寿の記録は昔から今まで変わっていない。最大寿命は、生活習慣によらない別のもので決まっているのでは」。中西さんは、老化細胞の除去技術が実用化されても、その限界は超えられないとみます。
 老化細胞の除去技術で目指すのは、介護を受けずに日常生活を送れる期間を示す健康寿命の延伸だといいます。中西さんは、老化は病気ではなく、「未病」(まだ発病はしてはいないが、健康な状態から遠のきつつある状態)だと指摘。「老化への介入は『究極の予防医学』といえる。この技術を実用化し、40年までに健康寿命を100歳まで延ばしたい」と話します。

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<GLS1> アミノ酸の一種であるグルタミンをグルタミン酸に変える酵素。反応の過程で、アルカリ性のアンモニアをたくさんつくり出す特徴があります。老化細胞では、細胞小器官の「リソソーム」の膜に傷がつき、内部の酸性物質がしみ出してきます。細胞全体が酸性になると、細胞は死んでしまうはずですが、老化細胞はGLS1を活性化し、アンモニアを使って細胞内を中和します。GLS1の働きを邪魔する物質を投与すると、老化細胞内が酸性のままとなり、生き延びることができなくなります。
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<オプジーボ> 免疫の力を利用したがん治療薬。国内では、本庶佑氏と共同で関連特許を取得した小野薬品工業が2014年に発売し、皮膚や肺などのがん治療に使われています。このタイプの薬は「免疫チェックポイント阻害薬」と呼ばれ、
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http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/184.html#c10

[日本の事件32] 孤立対策、社会で議論を 京アニ事件、青葉被告の元主治医(東京新聞・共同)
2024年1月22日 16時17分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/304396?rct=national

 2019年7月の京都アニメーション放火殺人事件で、全身やけどを負った青葉真司被告(45)の主治医を務めた上田敬博教授(52)=鳥取大病院高度救命救急センター=は、孤独と絶望が事件の根幹だと考えている。公判は25日に判決の節目を迎えるが、孤立対策の議論が社会で深まることを願う。
 事件発生から2日後、当時の勤務先だった近畿大病院(大阪府大阪狭山市)に瀕死状態の被告が搬送された。全身の9割を超える大やけど。弱気にもなったが「真相解明のため『死に逃げ』はさせない」と奮起し、医師と看護師ら計約20人態勢で治療を続けた。8月、被告は意識を取り戻した。
 治療中は警察官が立ち会い、事件のことは聞けなかった。腹を割って話せたのは11月、転院の際に同乗したドクターカーの中だった。「後悔せざるを得ない」。そう話す被告に事件を起こした理由を尋ねると「追い詰められていた」と漏らした。
 被告は、病院で世話をしてくれたような人たちと事件前に出会っていたら「やっていなかった」とも打ち明けた。
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/349.html
[国際34] ドキュメンタリー映画『イスラエル主義』(櫻井ジャーナル)
2024.01.22

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401220000/

 昨年アメリカで公開された​ドキュメンタリー映画『イスラエル主義』​が話題になっている。エリン・アクセルマンとサム・エイラーセンが監督を務めた作品で、イスラエルのパレスチナ人弾圧を正当化するためにアメリカのイスラエル・ロビーが行なっている「教育」を批判している。この映画の上映会を中止させるため、内容が「反ユダヤ主義」だと非難するキャンペーンが繰り広げられたものの、そのキャンペーンを批判する声が上がり、上映は再開されたという。
 アメリカにおいて「親イスラエル教育」を推進しているシオニスト勢力の中心に存在しているAIPAC、いわゆる「イスラエル・ロビー」はアメリカの外交政策に大きな影響力を持っていることでも知られている。
 シオニストがアメリカでロビー活動を始めたのは1939年のことで、そのために創設された団体がAZEC(米シオニスト緊急会議)。1949年にAZC(米シオニスト会議)へ改称した。
 この団体に対し、ジョン・F・ケネディ大統領とロバート・ケネディ司法長官は1963年、外国のエージェントとして登録するように強く求め、公的な立場の人びとへカネを配ることができなくなった。そこで創設されたのがAIPACだ。
 そのケネディ大統領は1963年11月22日に暗殺され、副大統領から昇格したリンドン・ジョンソンは議会における親シオニスト派のリーダー格だったことからイスラエルに対する政府の圧力は消えた。なお、ロバート・ケネディは1968年6月5日に暗殺されている。

第3次中東戦争

 ロバートが殺される前年の6月にイスラエルがエジプト、シリア、ヨルダンに奇襲攻撃をかけて「第3次中東戦争」が勃発した。その直前、5月30日にイスラエルの情報機関モサドのメイール・アミート長官がアメリカを訪問している。
 戦争の最中、6月8日にアメリカ政府は情報収集船の「リバティ」を地中海の東部、イスラエルの沖へ派遣した。この時点でイスラエル軍はエジプト軍を粉砕し、モシェ・ダヤン国防相はゴラン高原の占領を決めている。(Alan Hart, “Zionism Volume Three”, World Focus Publishing, 2005)
 リバティがイスラエル沖に現れた午前6時、イスラエル軍は偵察機を飛ばすなどしてリバティがアメリかの艦船だということを確認したうえで午後2時5分、3機のミラージュ戦闘機でリバティへの攻撃を開始、ロケット弾やナパーム弾を発射した。ナパーム弾を使ったことから乗員を皆殺しにするつまりだったと推測されている。その後、イスラエル軍は艦船への攻撃を繰り返した。
 リバティの通信兵は寄せ集めの装置とアンテナで2時10分にアメリカ海軍の第6艦隊へ遭難信号を発信することに成功、それに気づいたイスラエル軍はジャミングで通信を妨害してきた。
 遭難信号を受信した第6艦隊の空母サラトガは訓練中で、甲板にはすぐ離陸できる4機のA1スカイホークがあったことから艦長は船首を風上に向けさせて戦闘機を離陸させている。
 艦長は艦隊の司令官に連絡、司令官は戦闘機の派遣を承認し、もう1隻の空母アメリカにもリバティを守るために戦闘機を向かわせるように命じるのだが、空母アメリカの艦長がすぐに動くことはなかった。
 リバティが攻撃されたことはジョンソン大統領へすぐに報告されのだが、ロバート・マクナマラ国防長官は第6艦隊に対して戦闘機をすぐに引き返させるようにと叫んでいる。
 その後、ホワイトハウス内でどのようなことが話し合われたかは不明だが、3時5分にリバティへ戦闘機と艦船を派遣するという至急電を打っている。この時、リバティは攻撃で大きなダメージを受け、メッセージを受信できない状況だった。
 3時16分に第6艦隊の第60任務部隊は空母サラトガと空母アメリカに対して8機をリバティ救援のためへ派遣し、攻撃者を破壊するか追い払うように命令。3時39分に艦隊司令官はホワイトハウスに対し、戦闘機は4時前後に現場へ到着すると報告、その数分後にイスラエルの魚雷艇は最後の攻撃を実行している。そして4時14分、イスラエル軍はアメリカ側に対し、アメリカの艦船を誤爆したと伝えて謝罪、アメリカ政府はその謝罪を受け入れた。アメリカの電子情報機関NSAは交信記録を大量に廃棄、隠蔽工作がすぐに始まる。その責任者に選ばれたのがアメリカ海軍太平洋艦隊の司令官だったジョン・マケイン・ジュニア、つまりジョン・マケイン3世の父親だ。
 リバティ攻撃はジョンソン政権の意向だという疑惑がある。この政権で秘密工作を統括していた「303委員会」において、1967年4月に「フロントレット615」という計画が説明されたという。リバティを潜水艦と一緒に地中海の東岸、イスラエル沖へ派遣するというもので、実際、後にリバティや潜水艦は派遣されていた。
 この計画の中に含まれる「サイアナイド作戦」はリバティを沈没させて責任をエジプト、あるいはソ連に押しつけて戦争を始めようとしたという推測がある。これが事実なら、ジョンソン政権はトンキン湾事件の再現を狙ったということになるだろう。
 リバティの近くにいたアメリカの潜水艦アンバージャックが潜望鏡を使って見ていたとする証言もある。リバティの乗組員も潜望鏡を見たとしている。ただ、記録したはずのデータは見つからない。存在していたとしても破棄されてしまっただろう。

ネオコンの台頭

 第3次中東戦争の後、アメリカではシオニストの「ネオコン」が台頭してくる。その後ろ盾になったのが「聖書根本主義者」とも呼ばれるキリスト教シオニストだ。彼らの教義によると、キリストに従う「善の軍勢」と反キリストの「悪の軍勢」が「ハルマゲドン」で最終戦争を行い、人類の歴史は幕を閉じる。その際、再臨するキリストによって自分たちは救われるのだという。ジェリー・フォルウエルなど有名なテレビ説教師の大半がこの説を信じていた。
 聖書根本主義者はアメリカ軍を「神の軍隊」だと位置づけていた。ところがベトナム戦争で勝てない。欲求不満の状態になった彼らを惹きつけたのが第3次中東戦争で圧勝したイスラエル軍だった。
 フォルウエルを政治の世界へと導いたのはエド・マクティールだ。彼はフォルウエルをロナルド・レーガン、ジェシー・ヘルムズ上院議員、そしてジョージ・W・ブッシュ政権で司法長官を務めたジョン・アシュクロフトに引き合わせている。(Ken Silverstein & Michael Scherer, "Born-Aain Zionist", Mother Jones, September/October, 2002)
 ベトナム戦争の敗北はアメリカで戦争反対の気運を高め、1972年の大統領選挙には戦争反対を明確にしていたジョージ・マクガバン上院議員が民主党の候補として選ばれた。これは民主党の支配層にとっても衝撃的な出来事で、党の内部ではヘンリー・ジャクソン上院議員を中心にして、反マクガバンのグループが出来上がる。CDM(民主党多数派連合)だ。
 ジャクソン議員のオフィスにはリチャード・パール、ポール・ウォルフォウィッツ、エリオット・エイブラムズ、ダグラス・フェイス、エイブラム・シュルスキーなど後にネオコンの中核グループを形成する人々が在籍していた。
 こうした工作もあり、マクガバンは共和党のリチャード・ニクソンに敗れる。ニクソンはアレン・ダレスに近く、平和的な人物とは言えないのだが、それでもデタント(緊張緩和)を主張する。そこで好戦派は送るのだが、その中にはネオコンも含まれていた。
 そのニクソンは1974年8月にウォーターゲート事件で失脚、副大統領だったジェラルド・フォードが昇格、この政権でネオコンは台頭してくる。デタント派がパージされ、ドナルド・ラムズフェルド、リチャード・チェイニーなどネオコンがホワイトハウスの主導権を握ったのだ。ポール・ウォルフォウィッツがCIAで反ソ連プロパガンダを行なっていたグループ「チームB」に入ったのもこの時だ。こうした人びとはロナルド・レーガン政権で要職に就く。
 チームBの活動には国防総省内のシンクタンクであるONA(ネット評価室)が協力したと言われているが、その室長だったアンドリュー・マーシャルはネオコンに戦略を提供してきた人物。ラムズフェルドはこの人物に心酔していた。またマーシャルの師と言われている人物がバーナード・ルイス。ルイスはサミュエル・ハンチントンと同じように「文明の衝突」を主張、シオニストを支持している。(Robert Dreyfuss, “Devil’s Game”, Henry Holt, 2005)
 ラムズフェルドはマーシャルだけでなく、フリッツ・クレーマーなる人物の影響も受けていた。クレーマーはジミー・カーター政権に政府を離れたが、その自宅へ少なからぬ人が出入りしている。例えばCIAのバーノン・ウォルタース、国務長官になるアレキサンダー・ヘイグ、上院議員のヘンリー・ジャクソン、ネオコンのリチャード・パールやポール・ウォルフォウィッツ、そしてラムズフェルド。(Len Colodny & Tom Shachtman, “The Forty Years War,” Harper, 2009)

パレスチナへ向かわなかったユダヤ人

 イスラエルを「ユダヤ人の国」だと主張する人がいるが、パレスチナでイスラエルの「建国」が宣言されたのは1948年5月のことだ。この建国を実現するため、シオニストは1933年8月、ドイツのナチス政権とユダヤ系ドイツ人をパレスチナへ移住させることで合意している。「ハーバラ合意」だ。
 ナチスはユダヤ人弾圧で六芒星を利用している。六芒星は装飾的なモチーフとして使われていたようだ。ボヘミア王カール4世は1354年、プラハのユダヤ人が六芒星の赤旗を立てることを承認したというが、ユダヤ教やユダヤ人を示すシンボルとして採用されるようになったのは19世紀から。キリスト教における十字架のようなシンボルが必要だと考えたようだ。1897年の第1回シオニスト会議でシンボルとして選ばれた。
 シオニズムという語句を最初に使ったのはナータン・ビルンバウムなる人物で、1893年のこと。その3年後に『ユダヤ人国家』という本を出版したセオドール・ヘルツルが近代シオニズムの創設者とされているのだが、この人物も「旗」を欲しがっていた。「ダビデの星」がユダヤ教やユダヤ教徒の象徴になるのはその後だ。
 ドイツからパレスチナへの移住が推進されたものの、ドイツに住んでいる大半のユダヤ系住民はパレスチナへ移住したくない。ナチスの「ユダヤ人弾圧」でドイツに住めなくなっても逃げた先はオーストラリアやアメリカが中心だった。
 シオニストは1946年夏までに7万3000人以上のユダヤ人をパレスチナへ運んでいるが、パレスチナへの移住を望むユダヤ人が少なかったため、イラクに住むユダヤ人に対するテロを実行する。「反ユダヤ」感情を演出してパレスチナへ移住されたという。
 イスラエルを「建国」するためには「国民」だけでなく、「国土」も必要だが、パレスチナにはアラブ系の人が生活している。その住民を追い出すため、シオニストは1948年4月4日に「ダーレット作戦」を発動された。
 後にイスラエル軍の中核になるハガナの下、テロ組織のイルグンとスターン・ギャングは4月9日未明にデイル・ヤシン村を襲う。マシンガンの銃撃を合図に攻撃は開始され、家から出てきた住民は壁の前に立たされて銃殺された。家の中に隠れていると惨殺され、女性は殺される前にレイプされている。
 襲撃の直後に村へ入った国際赤十字のジャック・ド・レイニエールによると、254名が殺されていた。そのうち145名が女性で、35名は妊婦だ。イギリスの高等弁務官、アラン・カニンガムはパレスチナに駐留していたイギリス軍のゴードン・マクミラン司令官に殺戮を止めさせるように命じたが、拒否されている。(Alan Hart, “Zionism Volume One”, World Focus Publishing, 2005)
 この虐殺を見て多くのアラブ系住民は恐怖のために逃げ出し、約140万人いたパレスチナ人のうち5月だけで42万3000人がガザやトランスヨルダン(現在のヨルダン)へ避難、その後1年間で難民は71万から73万人に膨れ上がったと見られている。イスラエルとされた地域にとどまったパレスチナ人は11万2000人にすぎない。いわゆる「ナクバ」だ。現在、イスラエルはガザやヨルダン川西岸で同じことを行おうとしているのだろう。新国家の最大の後ろ盾になった国はエドモンド・アドルフ・ド・ロスチャイルドが住むフランスだった。国際連合は1948年12月に難民の帰還を認めた194号決議を採択したが、現在に至るまで実現されていない。

アメリカのユダヤ人

 ナチ体制から逃れたユダヤ人の多くはパレスチナではなくオーストラリアやアメリカへ逃げた。つまり、アメリカではパレスチナに思い入れのあるユダヤ人は多くなかったはずだ。実際、パレスチナを支持するユダヤ系アメリカ人の比率はアメリカ人全体における比率より高いと言われている。
 イスラエル・ロビーがユダヤ系アメリカ人の子どもに「イスラエル主義」、つまりシオニズムを叩き込んでいるのはそのためだろう。明治体制が天皇を絶対視させるカルト教育を学校で行なったことを思い出させる。その基盤が「教育勅語」だ。皇国史観は一種の優生論で、アジア蔑視を子どもたちに叩き込んだ。ヨアブ・ギャラント国防相はパレスチナ人を「獣」だと表現しているが、似ている。
 日本人の間にアジア蔑視の感情は今も残っている。中国の体制転覆を狙っているアメリカは日本に韓国や台湾と軍事同盟を結ばせたので表面的には反韓国の言動は制限されているようだが、蔑視感情は消えていない。かつてのように学校で叩き込むということはないだろうが、マスコミを通し、イメージは広げられている。
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/135.html
[お知らせ・管理21] 2024年01月 困った時、意見、提案、相談などなんでも。管理人が当月のみ24時間以内に必ず見るスレ 管理人さん
24. 蒲田の富士山[2143] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月23日 07:07:43 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[1]
タイトルミスで、二重投稿しました。

ドキュメンタリー映画『イスラエル主義』(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/135.html

正しいタイトルは以下で、他の方がすでに投稿しています。

「イスラエル・ロビーが米国で行なっている親イスラエル「教育」を批判する映画(櫻井ジャーナル)」

お手数をおかけしますが、削除をお願いします。
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/657.html#c24

[国際34] 原爆投下と起訴、再び同列扱い トランプ氏、免責特権を主張(東京新聞・共同)
原爆投下と起訴、再び同列扱い トランプ氏、免責特権を主張(東京新聞・共同)
2024年1月22日 17時03分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/304418?rct=world

 【マンチェスター共同】トランプ前米大統領は21日、東部ニューハンプシャー州で開いた集会で、自身が起訴されている2021年の議会襲撃事件と広島、長崎への原爆投下を同列に扱い、在任中の行為で起訴されない免責特権が全ての大統領に与えられるべきだと主張した。前日の集会でも同様の発言をしていた。
 「免責特権なしに大統領は機能しない」と主張。特権がなければ、トルーマン大統領が広島と長崎への原爆投下に踏み切り、戦争を終わらせることはなかっただろうと持論を展開した。
 同時に「ホワイトハウスを出た途端、敵対する政党が起訴するようなことを許すことはできない」と強調した。
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/137.html
[政治・選挙・NHK293] 小沢一郎氏、自民幹部の立件見送りに苦言「一般国民と違う尺度で法が適用」野党の「馬糞の川流れ」も危惧(よろず〜)
2024.01.22(Mon)

https://yorozoonews.jp/article/15124061

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員が22日、X(旧ツイッター)に連続投稿。派閥の政治資金パーティー問題を巡る裏金問題で、検察による安倍派幹部の立件が見送りとなり、一方で「派閥解消」という動きが起きるなど自民党政権が大揺れになっている中で、野党の課題と共に見解をつづった。
 小沢氏は「今や自民党国会議員は一般国民と違う尺度で法が適用されることを、皆が知るようになった。大半はお目こぼし。法の下の不平等。憲法違反。自民党がなぜ憲法改正にここまでこだわるのか?それは、権力がやりたい放題できるように憲法を骨抜きにするためである」と幹部議員がおとがめなし≠ニなった結果を受けて指摘し、「こんな自民党政治を、まだ支持できますか?」と呼びかけた。
 その一方で、小沢氏は「野党がバラバラなら絶対に勝てない。何度言っても通じない人がいる。野党はこのままでは馬糞の川流れのように消滅するだろう」と、かつて自民党の重鎮だった金丸信氏も残したとされる「馬糞の川流れ」(もろいながらも固形物だった馬糞が川の中で流されてバラバラになってしまうの意味)という言葉を引用して先行きを危惧。「野党が無くなれば、正に自民党副総裁が言う『ナチスの手口』の凶悪な独裁国家になり、その時に国民が騒いでももう遅い。いま日本の民主主義は危機にある。野党の責任は重い」とも指摘した。
 その上で、小沢氏は「不正がバレると、その証拠を隠蔽したり、公文書を改ざんしたり、証拠となる名簿をシュレッダーにかけたり、それでも収まらないと、捜査機関に人事で圧力をかけたり、国民に忘れさせようと盛んに印象操作をしたり、そんな11年。それでもまだ自民党政権は続いている。皆が目を覚まさなければ国は滅びる」と危機感を募らせた。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/168.html
[国際34] イスラエルが過去にハマス支援 EU外相が発言と報道(東京新聞・共同)
2024年1月20日 00時55分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/303977?rct=world

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は19日、スペインの大学で演説し、パレスチナ自治区ガザを実効支配してきたイスラム組織ハマスが過去に「イスラエル政府から資金援助を受けていた」と述べた。パレスチナ自治政府を弱体化させることが目的だったと説明した。ロイター通信が報じた。
 昨年10月のハマスによる奇襲を受け、イスラエルはガザへの地上侵攻を続けている。イスラエル政府はボレル氏の発言に反発するとみられる。
 一方、EU高官は19日、ハマスに対する資金援助に関与したとして、新たに6人を資産凍結などの制裁対象に追加したと明らかにした。
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/139.html
[政治・選挙・NHK293] 日本共産党第29回大会 田村副委員長の結語(しんぶん赤旗) 蒲田の富士山
9. 蒲田の富士山[2144] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月23日 12:53:50 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[2]
<△25行くらい>
こちらの記事でスレ立ててれば、良かった。

―――以下引用

希望の政策伝えたい 田村新委員長が抱負(しんぶん赤旗)
2024年1月19日(金)

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2024-01-19/2024011903_01_0.html

 日本共産党第29回大会で18日に選出された志位和夫中央委員会議長、田村智子幹部会委員長、小池晃書記局長、山下芳生、田中悠、倉林明子の各副委員長、山添拓政策委員長が大会終了後にそろって記者会見しました。
 委員長に選出された決意を問われた田村氏は、「切磋琢磨(せっさたくま)し、日々勉強し、のびのび挑戦しながら委員長の役割を果たしたい」と発言。今大会の準備にかかわり、日本共産党の長い活動の歴史や理論的発展の土壌が耕されて、今の党の到達があると実感したとして「歴史や伝統を受け継ぎながら、党の発展・成長のために力を尽くしたい」と表明しました。
 初めて委員長に女性が就任し、中央委員の女性割合が3割を超えた意義についても問われ、日本社会全体のジェンダーギャップの中で党の女性役員も奮闘していると発言。「日本社会全体を変えていくと同時に、党の中もさらに自己改革していく、この両面をがんばっていきたい」と述べました。
 また、「どんな党にしていきたいか」との問いには、資本主義の矛盾の中で苦しみを抱えながら打開の方向が見えずにいる人がたくさんいると述べ「そういうときに私たちが希望の政策を伝えられる党になりたい」と強調。人間の自由が社会主義・共産主義の目的だと決議に盛り込んだとして「人類は歴史を前に進められると知らせる対話をしたい」と語りました。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/150.html#c9

[原発・フッ素54] 珠洲原発を止めて「本当によかった」 無言電話や不買運動に耐えた阻止活動28年の感慨(東京新聞)
2024年1月23日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/304462

 能登半島地震の震源地近くに建設が計画されていた「珠洲(すず)原発」。建設予定地だった石川県珠洲市高屋町は、今回の地震で住宅の大半が壊れ、陸路も海路も閉ざされて孤立状態に陥った。もし原発が実現していたら、重大事故が起きて住民の避難がより困難になった可能性もあった。建設を阻止したのは、住民らの長年にわたる根強い反対運動だった。どのような思いで止めたのか。(岸本拓也)

◆あと1年続いてたら僕らがつぶれていた
 「どこで何があるか分からん。本当に珠洲原発を止めて良かった」
 今回の地震で被災した高屋地区にある円龍寺の住職・塚本真如さん(78)は今月中旬、同県加賀市にある2次避難先のホテルで「こちら特報部」の取材にほっとした様子で語った。
 珠洲原発計画の反対運動で中心的な存在だった塚本さん。1975年に持ち上がった計画は、住民の反対運動と、それを切り崩す電力会社側との28年に及ぶ「闘争」の末、2003年12月に凍結された。塚本さんは「あと1年粘られたら、つぶれとったのは僕らの方やった」とかつての日々を振り返る。

◆関電は飲食や視察旅行で懐柔を図る
 関西、中部、北陸の3電力は1976年に正式に原発計画を公表した。しかし、関電が建設計画を進めた高屋地区では当初、住民のほとんどが反対していたという。そこへ関電側が住民の懐柔に動いた。「タダで飲み食いさせたり、原発視察名目の接待旅行に何度も招いたり。芸能人を呼んだ住民向けのコンサートも開かれた。僕は一度も行かなかったけど、最後は住民が飽きて視察に参加しなくなるほどだった」
 関電から、地域の祭りで使う奉灯「キリコ」の収納庫や農作物の保冷庫などを建てるための多額の寄付もあった。原発予定地の土地を貸して、億単位の賃貸料を得た住民もいたという。「カネ」の力の前に、一人また一人と賛成に回り、地域は分断されていった。

◆「安全はウソ」 学ぶほど疑念は確信に
 計画が持ち上がった当初、塚本さんは原発に賛成でも反対でもなかった。しかし、「推進、反対の本を100冊は読んだ。学ぶほど、安全はウソで固められていると疑うようになった。放射能と人間は共存できんなと」。米スリーマイル島や旧ソ連チェルノブイリでの原発事故もあり、疑念は確信に。反対運動へ深く関与していった。
 転機となったのが、関電が高屋地区での原発建設に向けた現地調査に乗り出した89年5月。塚本さんを含めた住民たちは調査に入ろうとする関電の車列を阻止し、市役所で約40日間にわたる座り込み抗議を始めた。円龍寺は反対運動の拠点となった。
 「それまで表に出ないようにしていたが、このときは大声を上げた。行動しないと何もならんと。知らん間にリーダー的な存在に祭り上げられていた」と塚本さん。住民らは念仏を唱えて道路に座り込んだ。調査を中断に追い込んだ。

◆「絶対に推進派の個人攻撃だけはするな」
 この頃から原発を巡る対立は激しくなっていく。高屋地区では住民の賛否が分かれる中で、毎年秋の住民運動会が中止された。生活雑貨店を営み、原発に反対した井上伸造さん(76)は「『反対派の店で物を買うな』と、不買運動も起きた」と明かす。
 塚本さんへの圧力も強まった。自宅では連日、無言電話が鳴り、電話が盗聴されたとしか思えない内容が書かれた手紙などが届いた。嫌がらせは、計画が凍結されるまで10年以上続いた。推進派に包丁を突きつけられたこともあった。しかし、「絶対に推進派の個人攻撃だけはするな」と周囲に何度も言い続けた。

◆住民のわだかまりは「もう過去のこと」
 反対派で建設予定地の土地を共有化したり、関電株を買って計画撤回の株主提案をするなどして手を尽くした。原発に反対する政治家を増やそうと、県議選や市長選などにも関わった。「強い者の味方をしたら坊主じゃない」という父の教えが行動を後押しした。
 塚本さんらの反対もあり、3電力側は2003年12月ついに計画凍結を発表した。11年の東京電力福島第1原発事故の後には「珠洲に原発はなくて良かった」と、推進派だった住民が塚本さんに話しかけてきたことも。だが、今では原発が住民の話題に上ることもない。住民同士のわだかまりは「もう過去のこと」だという。
 今回の能登半島地震で珠洲原発の予定地だった高屋地区の海岸線は数メートル隆起した。もし原発があったら大打撃を受けた可能性もあった。前出の井上さんは「原発事故が起きたら、能登はなくなっとったかもしれんね」。塚本さんは淡々と語る。「言葉を尽くすより、あの様子を見て想像がつくでしょう。やっぱり日本に原発を造れるところなんてどこにもないね、と」

   ◇

◆事業者による活断層評価は「明らかに過小」
 東京電力福島第1原発事故後、市民の立場で脱原発を求める発信・提言を続けている「原子力市民委員会」は、今回の能登半島地震で、地震や津波が頻発する日本の原発の危険性があらためて浮き彫りになったとして、18日にオンラインシンポジウムを開いた。
 「事業者による活断層評価は明らかに過小評価だった。数メートルに及ぶ地盤の隆起や変異を原発の安全設計に組み込むことはできない」「社会インフラが機能不全に陥った。原発事故発生時に避難や機材、人員の増強は不可能だと分かった」
 座長を務める龍谷大の大島堅一教授(環境経済学)が、今回の震災で浮き彫りになった、志賀原発の問題点を列挙した。

◆地割れが隆起が起きたら、原発は持たない
 「原発にとって脅威なのは、想定していない揺れが起こること」と「想定外」の地震の怖さをあらためて訴えたのは、元東芝原発設計技術者の後藤政志氏。志賀原発1号機の直下には活断層が走っていると一時は評価されたが昨年、覆った。「この断層を元に地震が起きると強く主張するわけではない。他で大きな地震が起きた時に連動して揺れ、原発に影響を与えるんじゃないか、という心配をしている」。その上で、「地割れや隆起が起きれば、原発は持たない。原発を断層のない安定した地盤の上に設置することは最低限必要。能登半島地震は原発の危険性を突きつけている」と訴えた。
 原子力資料情報室の松久保肇事務局長は使用済み核燃料(SF)について言及した。北陸電は仮に全電源が喪失した場合、SF冷却プールが100度に達するのは1号機で17日間、2号機で29日間と推定している。だが、松久保氏は「志賀原発は長時間停止しており、SFの発熱量がかなり下がっているからこれだけ時間がかかる。停止直後ならこんなに余裕はなかった、ということになるだろう」と話す。津波についても「今回は原発に3メートルの津波が来たとされているが、3メートル以上来たらどうなるか。海水ポンプも壊れていたのではないか」と危惧する。

◆徒歩も自動車も、屋内退避もままならない
 一方、環境経済研究所の上岡直見代表は、石川県が策定した避難計画で指定する道路の多くが寸断されたとし、「原発避難は30キロ、数十キロ移動する。徒歩は考えられない。自動車で移動するのかといったら駄目ということ」と断じた。
 今回は、多くの家屋が倒壊しており、屋内退避もままならない。上岡氏は「仮に倒壊しなくても、ライフラインが途絶すれば屋内退避はできない」とする。さらに、避難時に放射性物質が衣服や体に付着していないか調べる場所「スクリーニングポイント」の開設や、ヨウ素剤の配布も困難だと指摘した。
 大島氏は「日本は世界にも稀(まれ)な地震、自然災害大国。現行の規制基準に重大な欠陥があり、避難態勢にも実効性がない。現在稼働する全ての原発をただちに停止させるべきだ」と語った。(宮畑譲)

◆デスクメモ
 10年前、大飯原発の運転差し止め命令を出した樋口英明元福井地裁裁判長は13日、「当時の人たちのおかげ」と、珠洲原発を止めた塚本さんらに感謝した(16日東京新聞茨城版)。その感謝の輪に、関電も加わるべきだ。珠洲原発が実現していたら、何が起きたか想像もつかないのだから。(歩)

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http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/342.html
[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
12. 蒲田の富士山[2145] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月23日 15:28:43 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[3]
選挙のデーターベース化。
投票結果の、データーベース化。
自分が誰に投票したのかを、すぐに、確認できる。
それどころか、他人が、誰に投票したのかを、確認できる。
都会だったら、他人の投票先などとやかく言わないし、その後の日常生活に支障をきたす事などは、ほとんど無いが、地方では、やばそうだ。
村社会ね。
地方都市でも、村社会的なところはあるだろう。
村八分にされたうえに、その家の子供が、いじめのターゲットにされる事があるかもしれない。
選挙のデーターベース化とは、秘密投票をやめる事が前提となる。
選挙は神聖なものであるという前提があるが、それは希望的観測と言わなければならない。
善意で成り立っている社会ならば、それは可能だろう。
秘密投票システムには、大穴が空いている。

村八分は、公然と、または非公然に行われるかもしれないが、司法がそれを厳しく監視できるようにならなければね。

秘密投票システムをやめると、村八分システムが弊害となる。
メリットとデメリット。

「俺はどこそこに投票したぞ!」と、堂々と言える社会でなければ。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c12

[政治・選挙・NHK293] 裏金、実は「課税所得」…これは脱税事件では? どこまでも特権だらけの「政治屋」と国民の途方もない落差(東京新聞) 蒲田の富士山
3. 蒲田の富士山[2146] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月23日 15:54:05 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[4]
マッハの市様、
お近くにお住まいでしたら、Off会、しませんか?
あまりにも、遠方だと、交通費がべらぼーで不可能ですが・・・。
ちなみに、私は横浜市港南区の南端あたり住んでいます。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/155.html#c3
[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
13. 蒲田の富士山[2147] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月23日 16:32:39 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[5]
昔、「メゾン一刻」だったか、ちょっとだけ、この歌詞の一節が引用されていた、

「言葉にできない。」作詞作曲、小田和正

https://youtu.be/otYwfvmRt7M

「あなたに会えて、本当に良かった」

「メゾン一刻」の「春の墓」というのを、30代のころ読んで(見て?)、すごい文学作品を読んだような記憶があったのだが、こないだ図書館で借りてみたら、すごく「漫画」風だった。若い頃の記憶ってのは、なんなんだ?
「漫画」は、やっぱり、「漫画」なのだな。
「メゾン一刻」を、見てみてください。
「ああ、漫画だなあ」と、思いませんか?

http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c13

[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
14. 蒲田の富士山[2148] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月23日 18:18:19 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[6]
昔、伊藤光晴という人が、自分の著書のPRというのか、新聞の紙面の下のほうにあったけど、本のオビにもあったのかもしれない。

<私は、マルクスが大嫌いだ>

<マルクスは、大金持ち(おおがねもち)だった>

どういう著作だったのか、図書館を検索してもわからないのだが・・・。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c14

[政治・選挙・NHK293] 裏金、実は「課税所得」…これは脱税事件では? どこまでも特権だらけの「政治屋」と国民の途方もない落差(東京新聞) 蒲田の富士山
4. 蒲田の富士山[2149] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月24日 11:38:38 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[7]
<■103行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
自民党のレベル低下を嘆いている人がいた。

―――以下引用

【安倍派裏金問題】深谷隆司・自民党都連最高顧問が直言 「法律違反を犯した議員に国会議員の資格はない。全員、議会から追放すべきだ」(NEWSポストセブン)
2024.01.24 07:00

https://www.news-postseven.com/archives/20240124_1936125.html?DETAIL
https://www.news-postseven.com/archives/20240124_1936125.html/2
https://www.news-postseven.com/archives/20240124_1936125.html/3

 安倍派の裏金問題では、同派幹部たちが「(キックバックは)会長案件だった」と責任転嫁し、逃げ切りを図ろうとしている。特捜部も「幹部の立件見送りを検討」と報じられた。“大山鳴動してネズミ2〜3匹”では政治腐敗はなくならない。自民党大物OBが、政治家の“劣化”に怒りの声をあげた。
「政治資金収支報告書に書くと法律で決まっているのに、平気で法律違反を犯した議員に国会議員の資格はない。全員、議会から追放すべきだ」
 そう声をあげるのは自民党総務会長や自治大臣、通産大臣を歴任し、現在も同党東京都連最高顧問を務める深谷隆司氏だ。88歳の大物OBの「喝」は痛烈だ。
「岸田(文雄)総理は政治刷新本部をつくって政治改革だなんだと言っているが、そうじゃないだろう。今回の問題は、派閥のパーティー収入は政治資金収支報告書に書くと決められているのに、それを書かずに裏金にしていた。明確な法律違反だ。こんなチンケなやり方で金を手にしようとするなど天下国家を語る政治家のすることではない。
 私はTOKYO自民党政経塾の塾長を2018年務めていて、政治家志望の人たちに『君たちが政治家を志望するなら、国のために身命を賭する覚悟を持て』と教えてきた。国のために命を投げ出す覚悟と、安倍派の議員のみみっちく金を掠め取る姿は相容れない。長年、国家のために命をかけてきた政治家として、こんなケチ臭いことをやって政治不信を招くなどガマンができない。政治家が法律や制度に違反するのであれば、国会議員でいる資格はない。そんなヤツはどんどん摘発して議会から追放すべきなんです」

法律を破った責任を取れ

 キックバックを受けた安倍派の議員たちは、「政治資金収支報告書に記載しないように派閥から指示された」と釈明し、収支報告書の訂正で責任を回避しようとしている。深谷氏はそうした姿勢を一刀両断にする。(以下、「 」内はすべて深谷氏)
「派閥のトップの立場からすれば、(キックバックの金額を派閥の収支報告書に記載すると)A議員にいくら、B議員にいくら渡したという差がわかってしまう。だから隠そうということになる。受け取る議員のほうも、派閥に言われて、それは好都合だと自分の報告書に載せない。しかし、『派閥に言われたから』というのは言い逃れにすぎない。法律で記載しなければならないと決まっているのに、法律より派閥の指示を優先したということだ。当然、その責任は政治家自身が負わなければならない。
 この事件が発覚して、慌てて政治資金収支報告書を訂正した者もいるというじゃないか。5000万円近いキックバックをもらったうえに証拠隠滅を図った池田佳隆が逮捕されたが、少なくともあと2〜3人は立件されるだろう。でも、その他の議員たちも、事件が発覚し、世間でこれだけ騒がれてから収支報告書を書き直して誤魔化そうなんてまともな政治家のやることとは思えない」
 深谷氏は1972年総選挙で初当選。自民党では河野一郎派を皮切りに、その流れを汲む中曽根派、渡辺派、山崎派に所属し、山崎派では会長に次ぐ顧問として派を支えた。2012年に引退。派閥政治の裏表を熟知する政治家だ。
「昔は派閥からのキックバックなんて考えられなかったね。自民党の派閥は、会長を総理総裁にする目的で集まった。派閥の会長は、天下を取るために大勢の議員を集めなければならない。当時は今のように政治献金の規制が厳しくなかったから、派閥の会長は多額の献金を集める力を持っていて、会長と有力な幹部たちが資金を集めて若手の資金の面倒を見た。
 だが、規制が厳しくなると、やむなくパーティーを開くようになった。
 山崎派時代は顧問という会長に次ぐ立場で派閥の資金を支えた。1枚2万円の派閥パーティーのチケットを500枚くらい引き受け、それとは別に自分でもパーティーを開いて、毎年2000万円くらい派閥に納めていた。それでも、その頃は、パーティーでは2万円の会費にふさわしい料理や酒を出せ、少なくとも、会が終わった時に食べ切れずに料理が残るくらいにしろ、と指示していた。支援者に喜んでもらうことで地盤が固まる。それがだんだん利益優先になり、今では飲食なしで2万円を取るパーティーも多い。これでは支持の拡大など望めない単なる金集めです。
 そのうえ、派閥のメンバー全員にパーティー券を売らせるようになり、ノルマを超えた分をキックバックするみたいなことが始まった。ノルマ以上に売った分をコソコソ自分のものにする“中抜き”とかみみっちいことが横行しているという。本当に政治家が小さくなったなと」

刷新本部は「議論のすり替え」

 岸田首相は岸田派の解散を検討し、「政治刷新本部」でも、政治資金規正法の改正や派閥解消の議論が出ている。深谷氏は、それは問題のすり替えだと指摘する。
「リクルート事件の後、政治改革の基本ができた。規制も強化した。しかし、それが平気で破られるのは政治家の劣化が原因だと思う。決められた制度、法律を守れていないのはなぜかを反省し、謝罪するのが先でしょう。二番煎じの改革議論で問題をすり替えるべきではない。
 派閥解消論も出ているが、そもそも派閥の役割は、トップが多くの議員の意見を聞いて、政策を議論し、天下取りを目指すことにある。若手議員にとっても、自分の政策を直接国政に反映するのは難しいから、政策集団の中で提案することで国会に出してもらうわけです。それは悪いことではない。決してキックバックするための組織ではなかった。それが金を集めるための集団となっているという悪循環を断ち切らないといけない」
 岸田政権はいまや風前の灯火。自民党の危機を乗り切り、国民の信頼を取り戻せる次のリーダーは現われるのか。
「世論調査では小泉進次郎、石破茂、河野太郎のいわゆる小石河連合の人気が高いようだが、3人ともまだまだ総理のタマじゃない。石破さんは党内野党の立場で物を言うけれど、党内の支持はない。進次郎さんも、賑やかなパフォーマンスは得意だけど、何をしたいのかよくわからない。お父さんの小泉純一郎氏に『50歳まで(総裁選に)立ってはならない』と言われているそうだが、親が出てくるようじゃまだまだ一人前とは言えない。
 河野さんは、若手で政策調査会のメンバーだった時、各部会長から上がってくる政策に、先輩でも構わずヒステリックに批判していた。岸田さんの他に総裁を任せられる候補がいないこともまた、自民党の窮状を表わしていると思います」
 自民党の議員たちに、88歳の長老の箴言を“聞く力”は残っているのか。

※週刊ポスト2024年2月2日号
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/155.html#c4

[政治・選挙・NHK293] 裏金、実は「課税所得」…これは脱税事件では? どこまでも特権だらけの「政治屋」と国民の途方もない落差(東京新聞) 蒲田の富士山
5. 蒲田の富士山[2150] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月24日 11:52:49 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[8]
<▽47行くらい>
口先だけだった自民党の「政治資金改革」 20年前に寄稿までしたのに「キックバック」を懐に入れた大物議員(東京新聞)
2024年1月22日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/304250

<政治とカネ 自民党派閥裏金事件>A

 「現金手渡しなどというのはあまりに前近代的な慣行である」
 「政治とカネの関係を国民にとって透明で納得できる形に改革していきたい」
 自民党への厳しい批判と政治への理想が熱くつづられている。最近書かれたような内容だが、筆者は安倍派の世耕弘成参院議員。20年前に和歌山県の地方紙に寄稿された。

◆「餅代」を振り込みに…「とんでもねえな」
 当時の自民党も政治とカネで揺らいでいた。日本歯科医師連盟(日歯連)から橋本派(現茂木派)への1億円ヤミ献金事件が発覚。年金未納問題も起き、2004年7月の参院選で民主党に敗北した。政権交代が現実味を帯びつつあった。
 「塩ちゃん、これはもう党改革やらないとダメだわ。手伝ってくれ」。参院選後、塩崎恭久・衆院議員(当時、引退)に1本の電話があった。幹事長として危機感を募らせた盟友の安倍晋三元首相からだった。
 塩崎氏は世耕氏とともに動いた。目を付けたのは盆暮れに党から各議員に配られる「氷代」や「餅代」だった。現金での手渡しから銀行振り込みにする案を打ち出すと、「とんでもねえな」と仲間内から怒りの声が飛ぶこともあったという。塩崎氏が振り返る。
 「政治資金の透明化・可視化をすることで、国民に何にお金がかかっているのか見てもらって、使い方がひどいというなら、選挙で落ちるだけなんですよ」

◆選挙に負けると高まる「改革」の機運
 党内の反発を押し切り、資金の透明化や候補者公募制など改革案をまとめた。改革の一環で、自民党が06年に設立した政策研究機関「シンクタンク2005・日本」の理事と事務局長を務めた鈴木崇弘氏は、当時の状況をよく覚えている。
 「今と比べて2000年代は政治に緊張感があって政治が大きく動いた。本当に変われると期待した」
 しかし、改革の熱はいつしか消えた。選挙に負けると改革の旗を掲げても、次の選挙で勝つと機運はしぼむ。その繰り返しだった。
 「見せかけだけで本気じゃなかった」と鈴木氏。シンクタンクも11年2月、約5年間の活動で解散した。

◆「あまりに前近代的な慣行」と批判していたのに…
 政治資金パーティーを巡る裏金事件で、金額が最も多かったのが安倍派の6億円。議員へのキックバックは、20年前に世耕氏が「前近代的」と批判した現金で行われていたとされる。
 安倍派解散の方針が決まった19日夜、その世耕氏は会見し、5年間で1542万円のキックバックがあったと明かした。「資金の管理は完全に秘書に任せていた。帳簿につけていなかったか、現金で管理をしていた形だと思う」。過去の提言とは全く違っていた。
 今回、長年にわたる組織的な裏金が発覚しても、かつてのような変革への動きは弱い。鈴木氏は惜しむ。
 「第1次安倍政権は改革志向だったが1年で退陣。その失敗から政権奪回後は長期政権を目指して、とにかく選挙に勝つことが最優先され、変化を望まなかった」。2度目の安倍政権は7年8カ月の長期となり、国政選挙で6連勝したが、政治とカネの問題は置き去りにされたままだった。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/155.html#c5

[政治・選挙・NHK293] 裏金、実は「課税所得」…これは脱税事件では? どこまでも特権だらけの「政治屋」と国民の途方もない落差(東京新聞) 蒲田の富士山
6. 蒲田の富士山[2151] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月24日 16:06:38 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[9]
<■72行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
亀井静香さんも、懐かしい。

―――以下引用

亀井静香氏「自民党はおしまいだよ」 裏金問題が落ち着いても「未来はない」理由(AERAdot.)
2024/01/24/ 10:30

https://dot.asahi.com/articles/-/212107?page=1

自民党にモノ申す

―――――――――――――――
亀井静香(かめい・しずか)/1979年衆院初当選。運輸大臣、自民党政調会長などを歴任。2005年に自民党を離党し国民新党を結成、09年の政権交代の一翼を担う。17年、政界引退(撮影/写真映像部・上田泰世)
 自民党派閥の裏金事件は、現職国会議員の逮捕にまで発展し、政界を揺るがせている。26日召集の通常国会を前に、岸田文雄首相は「政治刷新本部」を発足させたが課題は多い。地に落ちた信頼を取り戻せるのか。元自民党政調会長・亀井静香さんに聞いた。AERA 2024年1月29日号より。
―――――――――――――――

 金は政治家の「道中手形」。手形がなければ政界はわたっていけないんだ。国が選挙の面倒を見てくれるわけじゃない。当選してからも国費で雇える公設秘書は3人だけでしょ。それで選挙区を見て、地方政界の裁きをやるんだ。選挙区のあちこちに私設の秘書を置かなきゃどうにもならない。アメリカなら上院議員が公費で雇える秘書の人数に制限がなくて、20人も30人も抱えているだろ。それ以外にも金はかかる。金がかかることを悪だと言ってしまえば、これはどうにもならんな。
 俺が派閥の会長だったときも、議員たちに配っていたよ。派閥の金じゃなく、自分の政治団体の金でね。それが何でいかんの? 親分が子分どもに食い扶持を渡すのは当たり前じゃろう。ただ、政治資金収支報告書の記載は現在より甘くて、1円から領収書を保管しろって法律ではなかったけどね。
 今回の件も、収支報告書にそっくり書いておけばなんの問題もなかったんだ。安倍派だけでなく、俺のつくった志帥会(現・二階派)でも2億円の不記載があったという。なんで書かなかったのかね。きれいに集めてきれいに使えばいいのに、わからない。バカじゃんな。
 検察は安倍派幹部の立件を見送る方向のようだが、これでは終わらんと思うよ。検察審査会に行くだろうし、起訴すべきだって結論が出るかもしれんね。

「派閥は必然だね」

 昔は派閥の役割は明確だったよ。大臣にする、ポストを与える。それから総裁選の土台になる。派閥が総理をつくってたんだよ。今は派閥が弱くなったね。派閥にいれば大臣になれるわけでもない。それでも、完全に派閥がなくなれば党としては都合が悪いだろうね。派閥があれば、集団の親分と話をすれば意見を集約できる。それに、派閥はなくならないよ。派閥をなくすって、ずっと言われていたことだ。でも、なくならん。人が3人集まるところには必ず派閥ができる。派閥が正しいというよりも、必然だね。
 ただ、このままでは自民党はおしまいだよ。党として日本国をどうするかという基本的な考え方を持たなくなっている。アメリカも中国もエゴをむき出しにしているなかで、日本だけがポチをやってる。国家としてのエゴがあって然るべきなんだよ。地方にももっと目を向けないといかん。東京一極集中の時代はもう終わったんだ。地方では自民党が強くて、あって当たり前の空気みたいな存在になっているが、今に見放されるよ。それから、強者が支配する弱肉強食の新自由主義が強まっている。これだけ株価が上がっても社員には還元されていない。強者がさらに強くなっているだけの話だ。
 俺がやってきたこととは正反対だ。俺は郵政民営化に反対して自民党を飛び出して、中小企業の債務返済を猶予させるモラトリアム法(中小企業金融円滑化法)をつくった。強者の政治的な利益を代表しているのが今の自民党だから、自民党に未来はないと思うな。歴史が許さないんだよ。いつの時代も支配者、強者は倒されていくんだよ。今、選挙やってみなさいよ、自民党は負けるよ。

「岸田は持たないね」

 今回の裏金問題が落ち着いても岸田は持たないね。内閣改造したって支持率は上がらんし、手の打ちようがない。岸田では選挙に勝てないってみんなが思ってるから、次は上川陽子(外務大臣)あたりが出てくるんじゃないか。高市早苗(経済安全保障担当大臣)もいいんだけど、ちょっとトゲがあるわな。
 野党も弱すぎるね。結集しないとどうしようもない。小選挙区制なんだから。立憲民主も維新も国民民主も、ちょっとくらい違いがあったって政権交代する気なら結集せざるを得ないんだ。昔の社会党みたいに野党が心地よくて、野党第1党を目指そうってんならダメだろうけどね。野党では福島伸享(のぶゆき)らの有志の会に期待している。今は衆院4人の小勢力。迫力が足らないから、もっと突っ張らんといけんけどね、野党の接着剤になれるかもしれない。
 岸田の次の政権は、日本がアメリカのものにも中国のものにもならない自主独立を目指しながら、地球全体の人間の幸せを考えて行動する必要があるね。ちっちゃい島国であってもさ。

(構成/編集部・川口穣)

※AERA 2024年1月29日号
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/155.html#c6

[政治・選挙・NHK293] 裏金、実は「課税所得」…これは脱税事件では? どこまでも特権だらけの「政治屋」と国民の途方もない落差(東京新聞) 蒲田の富士山
7. 蒲田の富士山[2152] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月24日 18:20:56 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[10]
<▽46行くらい>
国会議員じゃない会計責任者が起訴され、派閥幹部「おとがめなし」の不条理 「秘書が…」で逃げ切る大甘ルール(東京新聞)
2024年1月23日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/304453

<政治とカネ 自民党派閥裏金事件>B

 「知らなかった」「秘書が対応していた」「辞職する意思はない」。自民党安倍派の会計責任者・松本淳一郎被告(76)が在宅起訴された19日夜、会見した派閥幹部たちは口々に釈明した。
 「会計責任者だけが罰せられるのはおかしい。変だと気づいても弱い立場の秘書が言える話じゃない」。安倍派の元秘書はそう憤る。

◆売り歩いたパーティー券、代金を横取りされた
 元秘書も派閥のパーティー券を売り歩いた。ある団体に頼み込み、派閥の口座に代金を振り込んでもらったが、団体の業界に影響力がある安倍派の大物議員に「全部自分のところだろ」と、売り上げを横取りされたこともあった。
 「誰が振り込んだのか分からない場合もあって、ものすごく原始的で適当だった」
 政治資金パーティーの透明度は低い。20万円以下のパー券購入者は収支報告書に名前を書かなくて済む「匿名性」を悪用し、毎年多額の裏金を生み出していたとみられる。
 裏金は選挙などで領収書が不要なカネとして使われる。「選挙の際のウグイス嬢に、規定以上の額を支払うことがある」。安倍派の現役秘書はそう明かした。

◆アメリカは200ドル以上の寄付で公開、オンラインでも
 11月の大統領選の予備選が始まった米国では、日本以上に政治資金集めが重要視される。巨額の寄付が集まるが、透明性は確保されている。200ドル(2万9600円)を超える寄付を受けると、連邦選挙委員会に報告しなければならず、データベース化されてオンラインで公開される。
 「むしろ競って公表する。寄付額が多い候補が選挙に勝ちやすいといわれている」
 そう話すのは米上院予算委員会で10年の勤務経験がある中林美恵子・早稲田大教授。選挙資金を多く集めると、有権者らは勝ち馬に乗ろうとするので、さらに寄付が集まる好循環になるという。
 米国では、日本と違って議員同士の競争が激しく、政治家としての実績が問われる。
 「次に当選するために、いい仕事をしたとアピールするため、悪いところを見つけて立法化しようとする」と中林さん。こうして政治とカネを透明化する仕組みが徐々に整備されていったという。

◆派閥を「政策集団」と言い換える政治家たち
 選挙と政策立案にかかる費用がきっちりと分けられていることも大きく違う。秘書は公務員の扱いで全員公費で賄われる。上院議員は秘書を何人でも雇えるが、選挙を手伝うことは原則できない。縁故採用も厳しく制限される。
 「全て透明で、私の給料もネットで公開されていた。日本では政治にお金がかかるというが、選挙になのか政策になのか、ごちゃごちゃになっている」
 衆院議員の経験もある中林さんは、世襲制や派閥人事など内輪の論理で、日本の政治は動いているとみる。
 「派閥を政策集団というが、選挙で勝つことが中心で、政策が置き去りになった。国民を向かず、内向きのエンジンが回っている」
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/155.html#c7

[原発・フッ素54] 珠洲原発を止めて「本当によかった」 無言電話や不買運動に耐えた阻止活動28年の感慨(東京新聞) 蒲田の富士山
17. 蒲田の富士山[2153] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月24日 18:55:45 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[11]
<■106行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
能登半島地震で原発は「警戒事態」だった…政府と自治体の対応を振り返る 指針に書かれた「避難の準備」は(東京新聞)
2024年1月24日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/304725?rct=tokuhou

 能登半島地震では北陸電力志賀原発を巡る危機も看過できない。実は今回、立地する石川県志賀町で震度6弱以上を記録したため、国の原子力災害対策指針が定める緊急事態区分の一つ「警戒事態」に当たると原子力規制庁は判断していた。関連情報の周知や避難の準備が求められたが、震災対応に追われた地元自治体は手が回ったのか。複合災害に対応できるのか。(曽田晋太郎、西田直晃)

◆自治体職員も多くが被災して登庁ができない大混乱
 「阪神大震災の経験が生きなかった。経験を生かす以前の話だった」
 そう話すのは神戸市危機管理室の課長、渡辺智明さん(58)。6日から11日にかけて能登半島先端にある石川県珠洲市役所に入り、避難所運営のニーズ調査を担った。都市部で起きた阪神大震災とは異なる混乱ぶりがあったという。
 珠洲市は地方の過疎地。人口は約1万2000人。職員数も神戸が2万人だったのに対して400人ほど。3〜4割は被災して市役所に来られない状況だった。
 渡辺さんが現地入りした段階でも被害の全体像がつかめておらず、避難所の数や避難者数も不明だった。情報発信もままならず、飲料水などの物資が必要量以上に届く事態に陥った。
 「珠洲市は人手不足で満身創痍(そうい)だった。体系的に動けておらず、機能不全の状態だった。初動の局面からなかなか先に進めない状況になっていた」

◆震度6弱以上で「警戒事態」 原子力災害対策指針
 震災対応で大混乱した今回の地震。原子力災害でも重要な局面が迫っていた。
 志賀原発は停止中だったものの、立地する志賀町では元日に震度7、6日に6弱を記録した。その一方、原子力災害対策特別措置法に基づく原子力災害対策指針では「原発所在市町村で、震度6弱以上の地震が発生した場合」などを「警戒事態」と判断する基準の一つに定めている。
 警戒事態は事故対応の初期段階に当たる。住民対応を円滑に進める名目で規制庁や自治体は少なくない業務を強いられる。指針などによれば、職員の参集、関連情報の収集や周知のほか、環境モニタリングや避難の準備が必要になる。
 避難の準備で対象になるのが、原発の5キロ圏の高齢者や妊婦ら。搬送先や輸送手段の確保も求められる。

◆警戒本部を約5時間半で「廃止」 何を急いだのか
 規制庁によると、警戒事態に該当するかの判断は同庁が行う。今回のケースでは、志賀町で震度6弱以上を観測した2回とも警戒事態に認定し、原子力規制委員会・内閣府原子力事故合同警戒本部が設置された。
 ただ警戒本部は1日が約5時間半、6日が約40分で廃止された。この間、原子炉の「止める・冷やす・閉じ込める」の機能や使用済み核燃料の冷却状態を確認したという。
 富山大の林衛准教授(科学技術社会論)は「志賀原発に異常はないとしつつ、変圧器の油漏れや電源喪失などの情報がどんどん出てきた。規制庁は異常の把握を途中でやめ、『大丈夫でしょう』と決めたように見える。なぜ本部を急いで廃止したのか。信頼性を失う判断ではなかったか」と疑問を呈する。
 「情報が錯綜(さくそう)すれば自治体の混乱を招きかねない。不具合の原因が究明できていないので、いつ危険な状態になるか分からない。規制庁はきちんと地震の影響をチェックすべきだった」

◆石川県「国からの指示が特になかった」
 国もさることながら気になるのが、志賀原発を巡る地元自治体の動き、特に石川県の対応だ。
 志賀町出身で社民党県連代表の盛本芳久県議は「県は北陸電力の発表を追認するだけで、原発に関する独自の情報発信がほとんどない」と不信感を示した上で「タブー視されているかのようで、県の動きが見えないことに不安を感じている」と嘆く。
 実際のところ、県はどのように動いたか。
 県原子力安全対策室によると、元日の地震発生の約45分後、「事故現地警戒本部」の設置を国から文書で要請される直前、県独自の判断で拠点の志賀オフサイトセンターに職員2人を派遣した。地域防災計画では震度5以上なら全職員登庁と定め、担当者は「すぐに県庁の受け入れ態勢をとった」と説明する。
 その後、北電から安全性の情報提供を受けながら、周辺の空間放射線量を測る緊急時モニタリングの準備を整えたが、道路の陥没や隆起が相次ぐ中で様子見に徹した。担当者は「初動の迅速さ」を強調し、原子力災害対策指針が定めた通りの対応を説明。「規制庁と相談しながら対応を判断していた」とのことだった。
 ただ、5キロ圏の高齢者や妊婦らの避難準備は、立地町の志賀町に呼びかけていない。「国からの指示が特になかった」(県危機対策課の担当者)ためという。

◆地震に原子力災害が加わると「対処できるレベルをはるかに超える」
 志賀町によると、警戒事態で避難準備する対象者は少なくとも233人(2023年11月時点)が該当し、5キロ圏で生活する住民の約7%を占めている。実際に避難となると、震災対応と並行した動きが求められる。
 今回の地震でこうした原発対応に追われた県と志賀町に対し、盛本氏は「災害対応は本当に大変だった」とねぎらいつつ「原発の様子が気になる県民は多い。余震の際には『原発は大丈夫か』と不安が募る。もっと情報を集約してほしかった」と注文する。
 警戒事態からさらに状況が悪化すると、自治体などの負担がはるかに増す。
 避難を強いられた住民の誘導、避難者の体に付着した汚染の程度を調べるスクリーニング、甲状腺被ばくを軽減する安定ヨウ素剤の配布なども必要に。目の前の災害対応の中、対処しきれない事態が待ち受けている可能性が高い。
 新潟国際情報大の佐々木寛教授(政治学)は「能登半島地震では、水道破裂や道路陥没、電気不通が相次いだが、そこに原子力災害が加わると、単一の自治体が対処できるレベルをはるかに超える」と指摘する。
 「原発事故は十中八九、地震や津波と併発する複合災害。どの自治体も人員、物資ともに不足する」

◆国民を守るための方策が「簡略化」される懸念
 さらに佐々木氏は「原発事故の対応に手が回らないという理由を付け、防護策の簡略化に向かうのが怖い」とも警戒する。
 5キロ圏を例に取れば、今の指針では警戒事態よりも深刻な「施設敷地緊急事態」や「全面緊急事態」で避難の開始を想定するが、労力の問題から「5キロ圏でも屋内退避になってしまうかもしれない」と見通す。
 5キロ圏外でも「頑丈な建物に退避」が原発対応の基本とされかねない一方、今回の地震で建物の損壊リスクが明らかになっている。そんな中、屋内退避で難を免れるのに限界があるのは明白だ。飛散した放射性物質にさらされたり、体内に取り込んだりすることで、被ばくを強いられる可能性が高くなってしまう。
 佐々木氏は「原発が重大な事態に至らなくとも近くに住む人は不安を抱え、外に逃げてもいいか、屋内にとどまるべきか、迷いを生じさせる。それほど原発は厄介な存在だ」と訴える。

◆デスクメモ
 地震や津波の対応に奔走する自治体には頭が下がる。自身や身内が被災した例もあるだろう。彼らに原発対応まで求めるのは申し訳ない。災害時に負担を強い、疲弊を加速させるのが原発という存在。佐々木さんの言うように厄介であり、罪深くもある。そんな原発は本当に必要なのか。 (榊)
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/342.html#c17

[政治・選挙・NHK293] 万博に暗雲の中…大阪で「F1開催」誘致がぶち上がる 「民間」の構想に吉村洋文知事が「大歓迎」の予定調和(東京新聞)
2024年1月25日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/304954?rct=tokuhou

 万博問題で揺れる大阪から、波紋を広げる話が飛び出した。大阪観光局の理事長が自動車レースの最高峰、F1を誘致すると発言したのだ。ただ、開催には巨額の経費がかかる。日本のF1の「聖地」といえば鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で、兼ね合いも気になるところ。「F1大阪グランプリ(GP)」の実現可能性はあるのか。狙いは何か。(宮畑譲)

◆民間主導「独立採算スキームで」
 「F1シリーズは、民間ベースで運営可能なビジネスモデルに変わってきている。誘致を進めたい」
 大阪観光局の溝畑宏理事長が15日、大阪府市や関西経済連合会などが同市内で開いた会合でこう述べた。「F1は総合エンターテインメントに変わってきている。一歩一歩クリアすれば誘致は可能だ」とも語り、23日の会見では「民間で独立採算が可能な事業スキームをつくる」と唱えた。

◆カジノ誘致を前提に「公道レース」過去にも構想
 観光局の動きを受け、吉村洋文知事は「民営で挑戦したいという話は大歓迎だ。課題はあると思うが、できる限り協力したい」と発言。その吉村氏、過去に誘致構想をぶち上げていた。
 大阪市長だった2019年、大阪・関西万博の会場でもある大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)にカジノを誘致することを前提に「最高のエンターテインメントエリアにしたい。公道レースも夢洲だったら実現できるのではないか」と語った。
 しかし、吉村氏と入れ替わりで市長となった松井一郎氏は22年に「準備するにもマンパワーと財源が必要だ。必ず準備を進めれば招致できるという根拠がなかった」と述べ、誘致は難しいとの認識を示していた。

◆契約料40億円…スポンサーは?
 間を置かずに再浮上した大阪GP構想は、府市や地元経済界が出資する公益財団法人の大阪観光局が掲げる。理事長が言うように民間主導で進め、税金を使わなければいいかといえば簡単な話ではないようだ。
 「日本で開催する場合、契約料は約40億円と言われている。さらに会場整備費などもかかる。資金を出すスポンサー、特に自動車に関わる企業が大阪にあるのか。そんなバックグラウンドはないと思う」
 こう指摘するのは、モータースポーツジャーナリストの赤井邦彦氏だ。

◆韓国は巨額赤字を出して撤退
 失敗のリスクは大きい。10年から韓国でF1が開催されていたが、多額の赤字を出して13年限りで撤退。契約は7年間で、違約金が約100億円発生すると報じられた。
 赤井氏は、溝畑氏の「総合エンターテインメント」との発言にも否定的だ。
 「あくまでファンが来るもので、レースが核。鈴鹿を見れば分かる。多くの人が来ているが、カジノなど他の目的はない」

◆ファン「鈴鹿の障害になるなら許さない」
 伝統の鈴鹿サーキットでのレースはどうなるのか。
 例外はあるが、原則的にF1は1国1開催。鈴鹿から「強奪」することになれば、ファンの反発は強そうだ。既にネット上では「鈴鹿開催の障害になるなら許さない!」「F1レーサーも鈴鹿を走るの楽しみにしてるの知ってるかな」といった声が上がる。
 課題が多そうな大阪GP。それでも誘致にこだわる理由はどこにあるのか。

◆「カジノも万博も、維新の打ち上げ花火」
 大阪在住のジャーナリスト、吉富有治氏は「民間主導と言うが、維新・行政が旗を振っているのと同じことだ」と断じる。
 「能登半島地震もあり、万博の延期、中止論は高まっている。F1の話をする時ではない。順番がずれている。万博とその後に予定するカジノがうまくいかないかもしれない、という焦りの表れではないか」といぶかり、こう批判する。
 「カジノ、万博もだが、維新はずっとイベント、打ち上げ花火で求心力を保とうとしている。地場産業を育てるといった、もっと地道な政策を考えるべきだ」

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http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/185.html
[原発・フッ素54] デブリを出さないと汚染水が止まらないのに…もうすぐ事故から13年、3回目の延期は「想定の範囲」なのか(東京新聞)
2024年1月26日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/305213?rct=national

 東京電力福島第1原発事故の収束作業で最難関とされる溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しは、先行する2号機で3回目の延期となり、当初の計画から3年近く遅れることになった。汚染水の発生源となるデブリを取り除かない限り、原発の高いリスクは解消されない。
 2017年から国費を投じて開発してきたロボットアームは、性能不足などで当面は使用できなくなった。デブリの採取を急ぎたい東電は、代わりの手段として釣りざお状の装置に変更。19年に原子炉格納容器内へ投入し、デブリとみられる堆積物に触れた実績がある方法にかけるしかなくなった。
 現行計画の実現性に疑念が浮上したのは昨年秋。格納容器につながる横穴の扉を開ける作業で、扉を留めるボルトが固着していた。横穴をふさぐ堆積物が固く、除去は苦戦するとの見方が広がっていた。
 釣りざお状の装置は簡易な構造で、ロボットアームで予定していた原子炉内の詳しい調査はできない。作業員が現場で対応する時間も当初の計画に比べて長くなるとみられ、被ばく量が増える恐れもある。
 今回の試験取り出しで採取できるデブリは数グラムで、耳かき1杯ほど。1〜3号機内のデブリ総量は推計で約880トンに上る。大規模な取り出しに向け、建屋全体を水没させる案などが上がるものの、いずれも構想段階で工事が可能かどうかも分からない。
 事故から間もなく13年。東電は廃炉完了目標の51年までにデブリ取り出しを終えるとする。だが、その方法は一向に現実味を帯びない。漁業者の反対を押し切って処理水の海洋放出に踏み切っても、廃炉への道筋が見えてこない。(渡辺聖子)
 ロボットアーム 溶け落ちた核燃料(デブリ)を遠隔操作で、先端に付けた金属ブラシなどを使い回収する。伸縮式で最大長さ約22メートル。国の補助事業の一環として、国際廃炉研究開発機構(IRID)や三菱重工業、英国企業が2017年4月から共同開発した。開発費を含めた原子炉の内部調査事業には、約78億円の国費が投じられている。

【関連記事】「デブリ」取り出し、現行計画を断念 理由は…ロボットアームの性能が足りなかった 福島第1原発2号機
【関連記事】ルール違反と認識しながら…慣れで慢心も 作業員の被ばくから見えた福島第1原発のずさん管理 処理水放出から3カ月
【関連記事】7割は再び処理が必要 福島第1原発の「処理途上水」の実情とは
【関連記事】<Q&A>原発の汚染水と処理水の違いは? 海洋放出による人への影響は?
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/343.html
[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
15. 蒲田の富士山[2154] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月27日 20:58:06 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[12]
訂正

伊藤光晴 → 伊東光晴

すみません。


http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c15

[戦争b25] 民主主義の仮面が剥ぎ取られ、帝国主義の本性が現れたイギリス(櫻井ジャーナル) 蒲田の富士山
12. 蒲田の富士山[2155] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月27日 21:06:04 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[13]
コメント1の訂正

「(つづく)} → 「(つづく)」
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/303.html#c12

[国際34] 原爆投下と起訴、再び同列扱い トランプ氏、免責特権を主張(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2156] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月27日 21:25:56 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[14]
トルーマンは、アメリカの民主党なわけね。
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/137.html#c1
[国際34] 日米韓の軍事同盟に対抗して中朝露が関係を強化、東アジアでも米国は計算間違い(櫻井ジャーナル)
2024.01.28

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401280000/

 アメリカはロシアや中国の周辺にミサイルを配備、いつでも攻撃できる態勢を整えてきた。本ブログでは繰り返し書いてきたが、自衛隊はアメリカの戦略に基づき、すでに南西諸島でミサイル発射基地を建設している。
 2016年には与那国島でミサイル発射施設を建設、17年4月には韓国でTHAAD(終末高高度地域防衛)ミサイル・システムの機器が運び込まれ始めた。このシステムをアメリカが持ち込んだ理由は中国を攻撃する能力を高めることにあるとみられている。
 しかし、2013年2月から韓国の大統領を務めた朴槿恵は中国との関係を重要視、THAADの配備に難色を示していた。それにもかかわらずミサイル・システムを搬入できたのは朴大統領がスキャンダルで身動きできなくなっていたからだ。
 2013年にはNIS(国家情報院)の大統領選挙介入疑惑を捜査、16年に尹錫烈が検事として朴大統領を捜査する特別検察官チームのトップと就任した。その疑惑とは、NISが2012年の大統領選挙で朴大統領を勝たせるため、インターネットの書き込みを利用したというもの。検事だった尹は朴槿恵政権の正当性を攻撃している。
 2016年末に韓国の放送局JTBCは朴大統領の友人だった崔順実(崔瑞源)が国家機密情報を受け取っていたと報道、証拠としてタブレット端末を示し、検察はJTBCの報道を「事実」として認め、崔と安鍾範前大統領府政策調整首席秘書官らが職権乱用や公務上機密漏洩などの容疑で2016年11月に起訴され、朴大統領も共犯だとされた。
 結局、朴槿恵は失脚したが、JTBCは青瓦台関係者のタブレットPCを入手し、検察と協力し、あたかも民間人が大統領から様々な機密を持ち出したかのように見せかけたのだと主張する人がいる。報道も捜査もでっち上げだというのだ。
 尹錫烈は文在寅政権でソウル中央地検の検事正になり、李明博元大統領や梁承泰元最高裁長官を含む保守派の主要人物を逮捕、文大統領の信頼を得て検事総長になった。その後、尹は次期大統領候補と目されていた趙国法務部長官(当時)に対する捜査を開始、尹が大統領に就任した後、彼の指揮で検察は民主党の李在明党首を収賄容疑で捜査している。
 大統領に就任した尹錫烈はアメリカの命令に従って行動、日本と軍事的な同盟関係を結び、逆に中国やロシアを罵り始める。朝鮮半島だけでなく台湾問題にも首を突っ込み、東アジアにおける軍事的な緊張を高め始めた。それだけでなく、武器弾薬が枯渇したアメリカ/NATOに代わり、日本と同じように韓国も武器弾薬を供給する姿勢を見せている。
 THAADの後、2019年に奄美大島と宮古島、そして23年には石垣島でも自衛隊の軍事施設が完成した。ミサイルが配備されることになるのだが、この計画はアメリカ国防総省系のシンクタンク​「RANDコーポレーション」が発表した報告書​に記載されている。GBIRM(地上配備中距離弾道ミサイル)で中国を包囲するというのだ。
 その日本には「専守防衛」の建前と憲法第9条の制約があるため、アメリカはASCM(地上配備の対艦巡航ミサイル)の開発や配備で日本に協力することにし、ASCMを南西諸島に建設しつつある自衛隊の施設に配備する計画が作成されたとされている。
 ところが2022年10月、​「日本政府が、米国製の巡航ミサイル「トマホーク」の購入を米政府に打診している」とする報道​があった。亜音速で飛行する巡航ミサイルを日本政府は購入する意向で、アメリカ政府も応じる姿勢を示しているというのだ。自力開発が難しいのか、事態の進展が予想外に早いのだろう。
 トマホークは核弾頭を搭載でる亜音速ミサイルで、地上を攻撃する場合の射程距離は1300キロメートルから2500キロメートルという。中国の内陸部にある軍事基地や生産拠点を先制攻撃できる。「専守防衛」の建前と憲法第9条の制約は無視されていると言えるだろう。
 そして昨年2月、浜田靖一防衛大臣は2023年度に亜音速巡航ミサイル「トマホーク」を一括購入する契約を締結する方針だと語ったが、10月になると木原稔防衛相(当時)はアメリカ国防総省でロイド・オースチン国防長官と会談した際、アメリカ製の巡航ミサイル「トマホーク」の購入時期を1年前倒しすることを決めたという。当初、2026年度から最新型を400機を購入するという計画だったが、25年度から旧来型を最大200機に変更するとされている。
 こうした計画のベースにはイギリスの支配層が19世紀に始めた長期戦略がある。ロシア制圧を目指し、南コーカサスや中央アジア戦争を始め、その後、海軍力を生かしてユーラシア大陸の周辺部を支配、内陸部を締め上げるというものだ。
 この戦略を可能にしたのは1869年のスエズ運河完成、75年にはイギリスが経営権を手に入れた。運河を買収した人物はベンジャミン・ディズレーリだが、買収資金を提供したのはライオネル・ド・ロスチャイルドである。イギリスは1882年に運河地帯を占領し、軍事基地化している。世界戦略上、スエズ運河はそれだけ重要だった。(Laurent Guyenot, “From Yahweh To Zion,” Sifting and Winnowing, 2018)
 スエズ運河へ入る紅海に面した場所にサウジアラビア、運河のそばにイスラエルをイギリスは作り上げた。サウジアラビアを作るために利用されたのがワッハーブ派、イスラエルを作るために利用されたのがシオニストだ。そこから支配地域はインド、東南アジア諸国、朝鮮半島、そして日本につながる。
 日本は「明治維新」で徳川体制が倒されたが、その黒幕はイギリスの私的権力だった。長州と薩摩を中心に作られた明治体制は琉球併合、台湾派兵、江華島への軍艦派遣、日清戦争、日露戦争へと進む。その背後にはイギリスやアメリカが存在していた。
 日露戦争で日本に戦費を用立てたのは、ロスチャイルド系金融機関のクーン・ローブを経営していたジェイコブ・シッフ。戦争の調停に乗り出したセオドア・ルーズベルト米大統領はハーバード大学出身だが、その先輩にあたる金子堅太郎と親しかった。ちなみに、関東大震災以降、日本に大きな影響力を及ぼすことになった金融機関は親ファシズムのJPモルガンだ。
 日本政府の使節としてアメリカにいた金子は1904年にハーバード大学でアングロ・サクソンの価値観を支持するために日本はロシアと戦っていると演説し、同じことをシカゴやニューヨークでも語った。日露戦争の後、ルーズベルトは日本が自分たちのために戦ったと書いている。こうした関係が韓国併合に結びついた。(James Bradley, “The China Mirage,” Little, Brown and Company, 2015)
 アラスカ、ハワイ、フィリピンを手に入れ、東アジア侵略を視野に入れていたアメリカにとって日本の韓国併合は願ってもないことだった。アメリカが最も欲しがっていた場所はカリフォルニアのはるか西にある「新たな西部」、つまり中国東北部だった。その場所に日本は「満州国」を建国している。
 明治体制は琉球を併合した後、台湾へ派兵した。その台湾で今年1月13日、相当選挙が実施された。その選挙で勝利した民主進歩党の頼清徳は昨年8月12日にニューヨークを訪問、15日にパラグアイで開かれた大統領就任式に出席した後、16日にサンフランシスコを訪れている。
 その直後の8月18日、韓国の尹錫悦大統領と日本の岸田文雄首相がジョー・バイデン大統領の招きでキャンプ・デイビッドを訪問した。アメリカは中国やロシアとの戦争を想定、日米韓の三国軍事同盟を築きつつあるが、そこに台湾も引き込むつもりだろう。
 アメリカは東アジアで中国と戦うため、オーストラリア、インド、そして日本と「クワド」を、またオーストラリアやイギリスと「AUKUS(A:オーストラリア、UK:イギリス、US:アメリカ)」という軍事同盟を組織、NATO(北大西洋条約機構)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は2020年6月、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、日本をメンバーにするプロジェクト「NATO2030」を開始すると宣言しているのだが、中国と戦わされるのは日本と韓国だ。
 中国が「ひとつの中国」にこだわるのは、台湾の「独立」がアメリカへの従属につながり、軍事侵略の拠点になる可能性があるからだろう。「ひとつの中国」という合意を2022年8月2日、アメリカの下院議長だったナンシー・ペロシが台湾を訪問して壊しにかかったのだ。ペロシはウクライナへも乗り込み、ロシアと停戦協定を結ぼうという動きを潰している。
 アメリカが東アジアでの軍事的な緊張を高める中、昨年7月25日にセルゲイ・ショイグ国防相に率いられたロシアの軍事代表団が朝鮮を訪問し、中国の代表団と合流して朝鮮戦争終結を記念する戦勝記念日の行事に出席している。
 また、9月10日から13日に開催されたEEF(東方経済フォーラム)に出席するため、朝鮮の金正恩労働党委員長は9月12日から17日にかけてウラジオストックを訪問。その際、金委員長はプーチン大統領と会談したほか、さまざまなロシア側の要人と会い、さらにSu-35を含むロシアの新鋭戦闘機を生産するユーリ・ガガーリン航空工場を含む工場、あるいは研究所を訪れた。
 戦闘機の胴体を組み立てる工場では、Su-57などの第5世代戦闘機に関する技術的な特徴について詳しく質問していたと伝えられている。またセルゲイ・ショイグ露国防相と太平洋艦隊のフリゲート艦「マーシャル・シャポシニコフ」も訪れている。この時にプーチン大統領と金委員長との間で合意した事項が履行されていると、ラブロフ外相は崔外相と会談した際に語った。
 日米韓の軍事同盟に対抗するため、ロシアと中国は朝鮮との関係を強化しているのだ。朝鮮の崔善姫外相は1月14日に代表団を率いてロシアを訪問、16日にはセルゲイ・ラブロフ外相に続いてウラジミル・プーチン大統領とも会い、両国の関係と協力を促進することについて話し合ったという。アメリカは容易に動けない状況だが、中国やロシアを征服するというのは妄想を捨てないだろう。目先の動きに振り回されてはならない。
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/147.html
[医療崩壊12] AIDSの原因は本当にHIVなのか(櫻井ジャーナル)
2024.01.27

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401270000/

 日本ではいまだに接種が推進されている「COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)ワクチン」は遺伝子導入剤であり、有害物質が含まれているだけでなく、その仕組み自体が人体に有害だということが明確になっている。WHO(世界保健機関)、各国政府、医薬品メーカーなどは重要な情報を隠そうとしてきたが、隠しきれなかった。
 そうした中、この危険な薬剤の接種を強引に進めているのが日本にほかならない。役人にしろ医療団体にしろ、「上からの命令」に従うだけであり、マスコミはそうしたシステムに組み込まれた「権威」の宣伝機関にすぎない。政治家は官僚の言いなり。
 そこで、なぜ厚生労働省の官僚はこうした無謀なことを進めているのかという疑問が生じるわけだが、製薬業界で25年以上にわたってデータ分析、臨床試験、技術に携わってきたサーシャ・ラティポワは情報公開法で入手した資料の分析に基づき、COVID-19騒動をアメリカ国防総省がバラク・オバマ政権の時代に始めた作戦だとしている。日本の厚生労働省はアメリカの国防総省からの命令に従っているのだろう。
 この遺伝子導入剤にはいくつもの問題が指摘されている。例えば、mRNAを人間の細胞内へ送り込むために使われているLNP(脂質ナノ粒子)は人体に有害で、肝臓、脾臓、副腎、そして卵巣に分布すると報告されている。スペインのパブロ・カンプラ教授は2021年6月、薬剤の中に「酸化グラフェン」が存在していることを電子顕微鏡などで発見したと発表、11月には周波数の分析で酸化グラフェンが含まれていることを確認したとした。カンプラの論文を読んだドイツの化学者アンドレアス・ノアックは酸化グラフェンでなく水酸化グラフェンだろうと解説している。
 これらにとどまらず、この薬剤は仕組み自体が問題だ。人間の免疫システムを狂わせて自己免疫疾患を引き起こすのだが、それを抑えるために免疫力を弱める必要がある。人体の方でも免疫を抑制するIgG4抗体が誘導される。
 しかし、免疫力が低下すると、通常なら問題にならない微生物が原因で病気になってしまう。いわばAIDS(後天性免疫不全症候群)状態になるわけだ。VAIDS(ワクチン後天性免疫不全症候群)なる造語も使われ始めている。
 AIDSの原因は「HIV(ヒト免疫不全ウイルス)」だとされているのだが、証明はされていない。実際、この仮説に疑問を投げかけた専門家もいる。そのひとりがPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査法を開発して1993年にノーベル化学賞を受賞したキャリー・マリス。AIDSの診断にもPCRが利用されていたのだが、PCRを病気の診断に使うべきでないとマリスは主張していた。
 HIVを発見し、2008年にノーベル生理学医学賞を受賞したパスツール研究所のリュック・モンタニエは1990年6月、サンフランシスコで開かれたAIDSに関する国際会議で「HIVは無害かもしれない」と語ったという。バクテリアのような微生物、例えばマイコプラズマが同じ場所にいる時、はじめて危険な存在になると彼は考えていたようだ。(Robert F. Kennedy Jr., “The Real Anthony Fauci,” Skyhorse Publishing, 2021)
 AIDSでもPCR「陽性者」を「感染者」とみなし、一般的に「AZT(アジドチミジン)」と呼ばれている「ZDV(ジドブジン)」を投与している。これは1964年にバローズ・ウェルカム(現在のグラクソスミスクライン)が抗癌剤として開発した医薬品だが、副作用が問題になっていた。HIVで死亡したとされている人の大半はAZTが本当の死因だとする人もいる。(前掲書)
 AIDSの集団感染が発生したとCDC(疾病予防管理センター)が報告したのは1981年6月のこと。そこからAIDS騒動は始まる。1984年11月にはアンソニー・ファウチがNIAID(国立アレルギー感染症研究所)の所長に就任した。
 その前、1970年代には伝染病で死亡する人が世界的に少なくなっていた。監督官庁、例えばアメリカのNIH(国立衛生研究所)、その下部機関であるNIAID、CDCは存在意義が問われるような状態になっていたのだ。医薬品業界にとって好ましくない状況だ。
 その前からアメリカの国防総省は免疫を兵器として利用する研究を進めていた。1969年9月にはアメリカ下院の歳出委員会で、国防総省国防研究技術局の副局長だったドナルド・マッカーサーがこの問題に触れているのだ。
http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/218.html
[政治・選挙・NHK293] 細川護熙氏と河野洋平氏が自民党をバッサリ「企業献金はやめる約束」 1994年政治改革の与野党トップにインタビュー(東京新聞)
2024年1月28日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/305619

 リクルート事件に端を発した政治不信の高まりを受けた「平成の政治改革」から30年。当時、主役を演じたのは、非自民連立政権の細川護熙(もりひろ)首相(86)と野党自民党の河野洋平総裁(87)=肩書はいずれも当時=だ。1994年1月28日のトップ会談で、派閥政治の一掃を目指した衆院の小選挙区制導入や企業・団体献金の制限に道筋を付けた。自民党派閥を舞台に「政治とカネ」の問題が繰り返されている現状をどう見ているのか、2人に聞いた。(坂田奈央、宮尾幹成)

  ◇

◆細川氏「約束をほごにされては困る」
 「全く意味がない、無責任な議論だ」。河野氏は、企業・団体献金の全面禁止に踏み込んでいない自民党内の議論を一蹴した。
 細川、河野両氏の協力で実現した政治改革関連法は、政党に公費助成する政党交付金制度を設ける代わりに、政治家個人への企業・団体献金を禁止。激変緩和のため政党への献金見直しは5年後に先延ばしするとの付則が付き、与野党協議で5年後に禁止することを確認した。だが、99年の法改正では政治家の資金管理団体への献金を禁じただけで、政党や政党支部への献金は引き続き容認した。
 河野氏は、企業・団体献金禁止の議論は「(94年の時点で)終わっているはずだ」と指摘。「自民党は(2023年で)約160億円もの公費助成を受けておきながら、やめると約束した企業・団体献金の『もらい方』の議論をしている」と批判した。
 細川氏も「企業・団体献金は5年たったらやめるという約束を直ちにやることが第一だ。ほごにされては困る」と苦言を呈した。

◆河野氏「名称が『政策集団』だからといって認めるのはおかしい」
 自民党は今、カネと人事の機能を切り離しつつ「政策集団」としての存続を認める方向で議論を進める。
 派閥のあり方に関して、自民党参院議員時代に派閥に所属した経験もある細川氏は「派閥はどんな世界でもすぐできる。裏金づくりなど悪いことをするから問題なのであって、そうでなければ問題にならない」と語った。
 一方、かつて河野グループ(現・麻生派)を率いた河野氏は「派閥は任意団体みたいなもので、本来の党の仕組みにはない。政策は政調会で議論するのであって、名称が『政策集団』だからといって認めるのはおかしい」と論評した。
 政治改革関連法 衆院の小選挙区比例代表並立制、企業・団体献金の制限、政党交付金の導入を柱とする一連の法律。改正公職選挙法、改正政治資金規正法、政党助成法など4法からなる。細川護熙内閣が提出した当初案は1993年11月に衆院通過したが、参院では94年1月21日、与党と野党自民党の双方から多くの造反者が出る混乱の中で否決。衆院の再議決でも与野党の大量造反が想定されたため、衆参両院議長のあっせんで細川首相と河野洋平自民党総裁が28日夜からトップ会談。臨時国会最終日の29日未明、自民案に沿った修正案で合意にこぎ着け、同日中に成立に至った。



【細川護熙元首相インタビュー詳報】

https://www.tokyo-np.co.jp/article/305619/2

◆政治改革という一つの旗を立てれば

 —「平成の政治改革」で中心にいた立場から、今の政治改革の議論をどう見る。

 「当時の政治改革はものすごく熱気があった。与党も野党もマスコミもそうだし、(各界の有識者が集まった)民間政治臨調もすごく熱心だった。政治改革が進むかもしれないという期待感が国民にあったと思う。経済界や労働組合にも強力にサポートしていただいた。そうした状況と比べると、今は熱気はない。野党にちょっと元気がないんじゃないか」

 —現役の野党議員に助言する機会はあるか。

 「名前は伏せるが、ある野党幹部と最近会う機会があった。話したのは、いろいろ旗を揚げすぎると結局実りませんよということ。今はやはり政治改革一本で『この指止まれ』という一つの旗を立てないとだめだ。そういうやり方なら、いくらか期待できると思う」

 —当時の細川さんは、まさに政治改革という一つの旗印で非自民8党派をまとめていた。

 「それはもう、六つも七つも党をまとめて進もうという時は一つに絞らないと。欲張ったらだめだ。あの時は(自民党の)加藤(紘一)さん、山崎(拓)さん、小泉(純一郎)さんのいわゆる『YKK』もこちらに来たいという話があった。一歩遅れたために実現しなかったが、自民党議員にも来たいと思われたのは、旗を揚げるタイミングが良かったからだと思う。そういうやり方なら、今だって自民党からも間違いなく人が来る」

 —政権交代も可能な時期になってきていると。

 「そうだと思う。自民党がこういう状態だからチャンスだと思いますよ」

 —当時、細川政権にいた渡海紀三朗氏や茂木敏充氏が今、政調会長や幹事長として自民党の中枢にいる。

 「自民党が性根を据えるよう、中から突き上げてくださいと言いたいですね」

◆衆院の小選挙区制「合格点はいった」

 —30年前、自民党の河野洋平総裁とのトップ会談で合意に至った政治改革関連法は、小選挙区比例代表並立制と企業・団体献金の規制、政党交付金の導入が柱だった。評価と、積み残した課題を。

 「私はほぼ、合格点はいったと思っている。ただ、選挙制度について言えば、野党(自民党)の反対で定数が小選挙区300、比例200と、比例が少なくなった。これは早く、(連立与党が当初検討していた原案のように)小選挙区と比例を同数にしてもらいたい。それから参院の選挙制度改革にも取り組んでほしい。今の参院の選挙は、衆院のやり方とほとんど変わらない。全く変えないとだめだと思う」

 —小選挙区と比例の重複立候補で復活当選できる仕組みには批判も多い。

 「普通に考えるとおかしな話なんですよね。でも、党にとって大事な人を救済する、(小選挙区での)死に票をなくすという点では意味がある。小選挙区の欠点を補う仕組みになっている。私は必ずしも悪い制度とは思わない」

◆30年前与野党合意できなければ「おそらく自民党はつぶれていた」

 —政治資金の改革については。

 「まずまずだったと思っている。ただ、政党交付金を導入したのだから企業・団体献金は5年たったらやめるという(与野党協議での)約束をまず直ちにやることが第一じゃないか。あそこで骨格は書いてあるわけだから、ちゃんとそれをやってくださいよと。それをほごにされては困る。政治改革というのは、このくらいでいいだろうと放置せず、常にやり続けなければならない」

 —参院で法案が否決された後に行われた河野氏とのトップ会談は、政権の命運をかけた交渉だった。

 「もし(合意に至らず)衆院の再議決で否決されたら、抜き打ち解散をやっていたかもしれない。それも真剣に考えた。これは小沢(一郎)さんと2人しか知らない。今思えば、あそこで衆院を解散していたら面白いことになっていただろうなと。私としては、そちらの方が魅力的な選択肢だった。解散をやっていたら、おそらく自民党はつぶれていた。あの時は世論調査で『政治改革をやるべし』との意見が7〜8割ありましたから」
 「しかし実際には、どちらにするか非常に悩んだ。(竹下以降の)五つの内閣が関わって、(海部、宮沢の)二つの政権がつぶれて6年かかった政治改革の法案が、もうあと一歩で成立するわけだから。自民党案を丸のみしてしまえば、河野さんも反論のしようがない。ただ、私が考えていた内容とはかなり違う結果にはなってしまう」
 「最終的に、河野謙三さん(元衆院議長)からいつか言われた『7・3の構え』という言葉で、(自民党案の)丸のみを決断した。大事な問題を国会で議論するとき、7は野党の言い分を聞かなければいけないと。今回は、野党の自民党に大幅に譲ろうと思った」

 —衆院再議決で否決されて政治改革が止まった場合、衆院解散の可能性もあったと。そこはやはり心残りか。

 「そうですね。政権交代もろくにできないような今の状況を見てると、あのとき解散をしていたらどういう結果になっていたかな、と思う」

◆「政党というのは、期限を区切ってやることが大事」

 —自民党議員だった頃は田中派に所属していた。当時、派閥というものをどう思っていたか。

 「嫌でしょうがなかった。当時は田中派が全盛期で、その中で竹下(登)さんが独立するという話があって、竹下さんのところに行く人と二階堂(進)さんのところに行く人に分かれる。どちらとも親しくしていたが、ちょっとメシ食いに来いとか話がある。そういうのはかなわない。もちろん、諸先輩に教えてもらったこともたくさんありましたが」
 「ただ、派閥というのはどんな世界でもすぐにできる。だから『派閥が悪い』という言い方は、ちょっとどうなのかなと思う。裏金をつくったり悪いことをするから問題なのであって、そうでなければ問題にならない」

 —今の与野党、特に若手議員への注文は。

 「基本的な話ですが、与党でも野党でも、何をするんだっていうことを分かりやすくやってもらわないと困る。私は日本新党の時から、四つのやるべきことを明確にしてきた。一つは日本におけるベルリンの壁、つまり(当時)38年間続いた自民党一党支配を壊すこと。二つ目は歴史認識を明確にすること。三つ目はコメの開放。それから最後の一つは政治改革をやると。政治改革が最後だった。その四つをやり遂げたら日本新党も解党すると立党の時に宣言し、3年たってその通り解党した」
 「政党というのは100年、200年も続かなくてもいい。期限を区切ってやることが大事なんだと解党時にも話した。そうしたら小沢さんが『おれも一度そういうセリフを言ってみたいもんだ』と言ってましたけど。長い期間やることじゃなく、何をやるかということだ。岸田さんを見ていると、何をやりたいのか分からない。その辺のことを、若い人たちにもしっかり頭に置いてもらいたいなと思いますね」

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 細川護熙(ほそかわ・もりひろ) 1938年、東京生まれ。上智大卒。朝日新聞記者を経て、71〜83年に自民党参院議員2期。72年、田中角栄首相が旗揚げした田中派に加わる。熊本県知事2期を務めた後、92年に日本新党を設立し、同年の参院選で国政復帰。93年7月の衆院選でくら替え当選し、非自民連立政権の首相に就任した。在任中の94年1月に政治改革関連法が成立。同年4月に退陣後は、新進党などを経て、98年に民主党結党を見届けて政界引退。現在はふすま絵、陶芸などの作家として活動する。
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【河野洋平元自民党総裁インタビュー詳報】

https://www.tokyo-np.co.jp/article/305619/3

◆「党のため、派閥のための政治になっている」

 —政治資金パーティー裏金事件で、自民党の派閥のあり方が問われている。
 「ここのところ自民党が派閥にこだわり過ぎて、『派閥政治』になっていたのを心配していた。例えば、岸田(文雄)さんが首相になっても岸田派会長を引き続き務めていたのは全く異例なことだ。閣僚や党役員の在任中は派閥を離脱するという(1989年に党が決定した政治改革大綱の)ルールがあるはずなのに、最近はないがしろにされていた。国民のための政治であるべきものが、党のため、さらには派閥のための政治になっていた」

 —岸田首相が自ら率いた岸田派の解散を打ち出したのを皮切りに、同派や安倍派、二階派、森山派が次々と解散に踏み切った。

 「解消しても必ず、すぐできますよ。派閥の解消というのは過去に何度もあって、その都度、3日たたないうちに違う形ですぐ集まる。本当に解消された試しがない。看板のかけ替えみたいなことになりかねない」
 「本来、派閥というのは一代限りで、あいつに天下を取らせてこの政策をやるんだと思って同志が集まり、それが辞めたらいっぺん全部散って、また誰かとんがっているのを見つけて、そこに集まるという方がいい。派閥の会長が2代目、3代目になると、だんだん丸くなって、政策はどこかに行ってしまい、ただの世話役になる。世話役がいると便利だから、そこへ集まっているだけの話。天下を取らせて何かしようというものではなくなっていく」

 —党が25日に決定した政治改革の中間取りまとめでは、派閥の全面解消には踏み込まず、カネ集めとポスト獲得の機能を切り離した「政策集団」としての存続は容認した。

 「もともと派閥というものは任意団体みたいなもの、本来の政党の仕組みの中にはない。総裁が最初から相手にしなければいいだけの話だ。派閥単位で人事を論ずることがそもそも間違っている。また、例えば政策は政務調査会(政調会)で議論するのであって、名称が『政策集団』だから認めるというのはおかしい」
 「派閥は、お金を集めたり、人事で自派閥の人間を推薦したりして、所属議員にとって相当有効な動きをしてきたのは事実だ。岸田さん1人の知識で、400人近い人材の誰が適材適所か分かりっこない。かつて『人事委員会』のようなものを作ったことがあったが、機能しなかった。派閥のリーダーへの信頼で『この人が選ぶ人なら大丈夫だろう』ということでやっていたが、最近は『ええっ』という人でも有無を言わさず選んで、(総裁は)知らん顔して使うというふうになっていた。それではだめだ」

◆「企業・団体献金をやめないなら、政党交付金はやめたらいい」

 —派閥の裏金事件で政治不信が強まっている。30年前に党総裁として臨んだ政治改革も「政治とカネ」の問題が契機だった。
 「細川さんと合意したあの政治改革は、選挙制度では小選挙区制を導入し、政治資金問題では公費による政党交付金を導入する代わりに、企業・団体献金はやめるという大きな改革だった。今やっている話は、本来そこで終わっているはずだ。ところが、企業・団体献金の全面禁止は激変緩和という名の下に5年先にずらされ、結局そのまま30年がたった」
 「自民党は年に約160億円もの公費助成を受けておきながら、やめると約束した企業・団体献金の『もらい方』の議論をしている。政党交付金の導入を決めた立場からいえば、全く意味がない、無責任な議論だ。企業・団体献金をやめないなら、政党が国民の税金から交付金をもらうなんてことはやめたらいい」

 —当時、政治家が集めてもいい年間の上限額を設ける提案をした。

 「集め方を規制するといっても、集め方は絶対に『潜って』しまう。それなら上限額を決めて、もうこれ以上は絶対集めませんと決めた方がいいと言った。だけど、後藤田(正晴)先生は『政治家とか政党というものは、なるべく法律で縛らない方がいい』と強くおっしゃった。今みたいなだらしのない政党ではなく、その常識・良識に委ねられるちゃんとした政治家がいるという前提に立っていた。かつて政権を握った軍が法律で政党を押さえつけたという認識から、法律を盾にぎりぎり縛ると民主政治が死んでしまうと。今の議論とはちょっと違うレベルの話があった」

◆衆院の小選挙区制は「失敗だった」…なぜなら

 —宮沢喜一首相は政治資金の腐敗を撲滅する腐敗防止法を提唱していた。だが、政治改革の議論は選挙制度の議論に収斂(しゅうれん)し、小選挙区制の導入で決着した。

 「なぜそう変わったか、いまだに僕にはよく分からない。国会が政治改革という大きなうねりの中に置かれて、僕らはどういう政治を目指せばいいのか、どんな改革をすればいいかを考えていた。しかしある時、あっという間に政治改革とは小選挙区制の導入だというふうに変わった。それに対する是非しか議論がなくなってしまった。非と言えば守旧派だし、是と言えば改革派だともてはやされる。だからかろうじて、選挙制度をやるならカネのほうもやろうと言って、もう一方の車輪(政党助成金導入と企業・団体献金禁止)を一生懸命回した」

 —小選挙区制を導入したことは良かったか。

 「大変責任を感じているが、失敗だったと思う。小選挙区制にもいろんなやり方があるから全部がだめとは言わないが、今、目の前で行われている選挙は、候補者を党の執行部が一本に絞ってしまい、とても多様性に対応しているとは思えない。小選挙区制がうまくいっている国は、候補者選定のための予備選挙がフェアな形で行われるとか、長い歴史や経験を積んで、あるべき姿を求めてできている。できるだけ早く修正してほしい」

◆自民案の丸のみの「政治改革」だったからこそ「罪が重い」

 —細川首相とのトップ会談は、国会会期があと1日というぎりぎりのタイミングで行われ、かろうじて与野党合意にこぎ着けた。あの会談を振り返って思うことは。

 「自民党は当時、絶対に譲るなという声と、全部譲ってもまとめるのが大事だという声がほぼ同数で、僕はものすごい罵詈讒謗(ばりざんぼう)を浴びていた。細川さんは、政治改革ができなかったら辞めると言っていて、明日だめなら辞めざるを得ない。だが、細川内閣を支えていた8党派で最大の社会党が(小選挙区制が中心の選挙制度に)絶対反対だった。僕も絶体絶命だが、細川さんも絶体絶命だった」
 「直前の総務会で総裁一任を得て会談に臨むことができたが、僕も別に腹案があって出て行ったわけじゃない。あとは出たとこ勝負で、向こうの出方によって押すか引くかでいこうと。それで話し始めると、細川さんは全て『結構です』『結構です』と受け入れていく。最後はほとんど自民党案の丸のみだった」
 「まとまらなければ自民党が割れて、あの日で自民党は終わっていたかもしれないわけだから、当時はとにかくまとまって良かったなと思ったが、今となれば良かったのだろうかとも思う。結果的にこちらの案を全部のませて、この体たらくだ。罪が重いですよ」

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 河野洋平(こうの・ようへい) 1937年、神奈川県生まれ。早稲田大卒。丸紅飯田(現・丸紅)勤務を経て、67年に自民党公認で衆院議員に初当選。連続14期務める。当初は父の一郎元農相が率いた河野派の流れをくむ中曽根派に参加。76年に自民党を離党し、新自由クラブを立ち上げた。86年に自民復党後は、宮沢派(後の岸田派=今月23日に解散)所属を経て河野グループ(現・麻生派)を結成。官房長官、自民党総裁(93年7月〜95年9月)、外相、衆院議長を歴任し、2009年に政界引退した。
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http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/205.html
[医療崩壊12] <不老不死に挑む>(1)意識のアップロード 機械の中での「生存」模索(東京新聞) 蒲田の富士山
11. 蒲田の富士山[2157] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月28日 10:32:34 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[15]
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<不老不死に挑む>(4)動物から探る抗老化法 目指せ「ピンピンコロリ」 寿命がマウスの10倍!ハダカデバネズミの特殊な生態(東京新聞)
2024年1月28日 07時40分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/305718?rct=national

 大きな出っ歯に、しわしわで毛のないピンク色の肌−。見た目そのままの名前がつけられたハダカデバネズミ。外見のインパクトが強いですが、がんになりにくく、老化しにくいうえ、同じぐらいの体格のマウスより寿命が10倍長いという驚くべき特性があります。ハダカデバネズミの研究に取り組む熊本大の三浦恭子教授(長寿生物医科学)は、この長寿動物の体の仕組みをヒントに「人の健康寿命を延ばす研究につなげたい」と語ります。 (小沢慧一)

◆トンネル暮らし
 ハダカデバネズミは東アフリカに生息しているネズミの仲間のげっ歯類です。体長は平均10センチ程度で、体重は約40グラム。サバンナの地下に長い場合は全長3キロにも及ぶトンネル状の巣穴を掘って暮らします。
 巣穴は寝室やトイレが分かれており、地上に出ることはほとんどありません。無酸素状態でも18分生き延びられるといいます。巣穴を掘るスコップの代わりに前歯が発達。暗く、高温多湿な地下暮らしでは不要な視覚や体毛は退化しています。
 哺乳類には珍しく、ハチやアリのように女王をトップとする階級社会を営む「真社会性」を持つことで知られます。最大300匹で群れを構成します。1匹の雌(女王)だけが子を産み、1〜3匹の雄(王)のみが繁殖に関わります。女王や王が繁殖や子育て、巣の見回りを行うのに対し、その他の「ワーカー」と呼ばれる雌や雄はトンネルを掘ったり、食料を運んだりと役割分担しながら生活しています。
 特殊な生態を持つハダカデバネズミですが、科学者たちは、その長寿命に関心を寄せています。体の大きな動物ほど長生きすることが知られています。ハダカデバネズミは体重から推定される寿命の5倍以上も生きるとされ、最高齢は飼育下で37年の記録があります。一方、マウスの寿命は3年ほどです。いかに特殊な存在なのかがわかります。
 しかも、生活習慣病をほとんど発症しません。熊本大がまとめた資料によると、がんの発症率は日本人65・5%(男性)、マウス55・1%(雄)に対し、ハダカデバネズミは1%未満です。アルツハイマー病やパーキンソン病、糖尿病などにもなりにくいとの報告もあります。年を重ねても、心臓の機能や身体の活動量が衰えるなどの老化の兆候は見られず、死亡率も上昇しないといいます。

◆老化細胞を除去
 老化しにくい秘密は何か。日本で唯一、研究用にハダカデバネズミを飼育している熊本大の三浦さんらは、老化細胞を除去する仕組みが備わっていることを突き止めました。
 老化細胞とは、細胞の中のDNAが傷つくことなどによって分裂せずに増殖をやめてしまった細胞です。年を重ねるごとに体内に蓄積され、炎症を起こすタンパク質を作り、がんなどの病気の発症を促進させるといった「悪さ」をします。
 鍵となったのは神経伝達物質の「セロトニン」の代謝でした。代謝とは、生体内で起こる合成反応や分解反応などの化学反応のことをいいます。ハダカデバネズミはふだんセロトニンを体内にためています。正常だった細胞が老化細胞になると、セロトニンが代謝酵素によって分解され、DNAなどに傷をつける過酸化水素(活性酸素の一種)を発生させます。
 これまでの研究で、ハダカデバネズミの細胞は、マウスに比べ、過酸化水素に弱いことが分かっていました。老化細胞になると代謝酵素の働きが活性化し、セロトニンが分解されて過酸化水素が作られる−。この過程を経て、老化細胞を自ら取り除くハダカデバネズミ特有の「細胞死」を引き起こしていることがわかりました。
 現在の老化研究は、老化細胞を人工的に除去しようというものが主流になってきています。一方で老化細胞にもさまざまな種類があり、中には傷を治したり、体内の状態を一定に保ったりという役割があることも知られています。除去による副作用の可能性も考えられており、どのような「抗老化」のアプローチが適切かは議論の途中です。
 三浦さんは「ハダカデバネズミは進化によって自然に老化細胞を除去する手段を身に付けた。このメカニズムをまねることで、人も体への負担なく老化を防ぐことができるのでは」と話します。

◆健康寿命
 健康寿命の延伸に挑む三浦さんに、どんな社会を目指しているのかを聞くと、こんな答えが返ってきました。「死なないことが幸せかどうかは、わからない。社会のためには世代交代も必要だし、私は不老不死を推奨したいわけではない」
 医療技術の進歩や公的医療保険制度の充実などの要因で、日本の平均寿命は世界トップクラスとなっています。しかし、日常生活が制限されることなく生活できる健康寿命の平均とは、約10歳の差があります。つまり、ほとんどの人が10年の介護を受ける必要があるというのが現状です。その間、介護する家族らの負担、本人の尊厳の維持、医療・介護費の増加など問題は多くあります。
 三浦さんは「ハダカデバネズミは寿命の寸前まで元気で『ピンピンコロリ』という形で死んでいきます。この特性の秘密を解き明かすことは、私たちが直面している問題の解決に役立つ可能性がある」と力を込めました。 =おわり

http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/184.html#c11

[政治・選挙・NHK293] 細川護熙氏と河野洋平氏が自民党をバッサリ「企業献金はやめる約束」 1994年政治改革の与野党トップにインタビュー(東京新聞) 蒲田の富士山
2. 蒲田の富士山[2158] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月28日 15:00:49 : 4mWDceGEaY : TDh1UXZWU255MEU=[16]
<■72行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
この方、自民党を離党したら?
一度、離党したこと、あるでしょう?

―――以下引用

「首相になってほしい」トップの石破茂氏が自己分析「私が立派だからでもなんでもない」防災省の創設を!(よろず〜)

https://yorozoonews.jp/article/15133440

 政治資金パーティーの裏金問題から「派閥解消」の動き、東京地検特捜部による立件が見送られた安倍派幹部議員の処遇など、「政治とカネ」の問題めぐって自民党が揺れている。その中で、現在も世論調査で「期待される次期首相」のトップに立ち続けている石破茂元幹事長は何を思うのか。まだ自身の立場を明言する段階ではないものの、石破氏に政治家としてあるべき姿を聞いた。
 昨年12月に実施された共同通信社の世論調査で、今年9月予定の自民党総裁選に向けて「誰が次期総裁にふさわしいか」という問いに対して、石破氏が25・7%で前回の調査に続いてトップに立った。自民党支持層に限ると、前回3位だった石破氏が23・5%で首位に躍進するなど、「政治(自民党)不信」の高まりによって、同氏には追い風≠ェ吹いているというイメージを抱かせた。今年1月に実施された他の世論調査でも石破氏が「首相になってほしい政治家」の1位になっている。
 ただ、こうした国民的人気≠ェ現実の政界に反映されるかというと、話は別だ。石破氏自身も、よろず〜ニュースの取材に対して、「今、私は党の責任ある立場にいないので、いろいろな発言がかなり自由にできる。だから、『野党は頼りないが、自民党もいかがなものか?自民党に変わってほしい』と思う方々に私が支持をいただくのはある意味では自然な流れで、別に、私が立派だからでもなんでもないんです」と客観的に分析した。
 2月4日で67歳になる。今秋予定の総裁選を巡る動きについて明言していないが、昨年12月、「ユートピア政治研究会」(1988年結成)の同志であり、2018年と20年の総裁選に立候補した石破氏の推薦人に名を列ねた渡海紀三朗氏が政調会長に就任したことで、石破氏につながる流れ≠感じさせた。石破氏に渡海氏について聞くと、「立派な人ですよ。早稲田の理工(学部建築学科卒の一級建築士)らしいところがある」と理詰めで実直な人柄を指摘した。
 石破氏は「総裁(首相)になる、ならないは別の話」としながら、為政者の在り方について「『この国において、何を今、急いで整備しなければならないか』という優先順位を考え、国民からの『そうだよね。それをやってほしかったんだよね』という実感に近い方策を追求すること」との見解を示した。
 総裁(首相)云々の話は封印。まずは、一政治家として、日本政府はどうあるべきか、何が必要なのかと問うと、石破氏は具体的な一例として「防災省の創設」を挙げた。
「阪神・淡路大震災があり、東日本大震災があり、熊本地震があって、今回の能登半島地震が起こったわけですが、以前からと同じように避難所はあのような有様で、災害関連死もだんだん増えている。一番困難な状況にある人たちに、希望を持ってもらい、明日以降の生活を立て直していこうという気持ちになってもらう、そういう国家でありたいと思います。だが、現状はどうか。日本国内でシェルターが整備されないのと、『防災省』ができないのは、同じような理由によるものなのではと思います」

「防災省」が必要と考える根拠とは。

「能登半島地震でも、政府も自治体も、自衛隊も警察も消防も、一生懸命やっています。しかし今までの多くの経験がよりよい態勢に活かされているとは言い難いのが現状です。欧州で有数の地震国であるイタリアは何度も大きな地震に見舞われ、災害対策の国家機関(首相が率いる「イタリア市民保護局」)を創(つく)りました。震災が起こると、真っ先に被災地にコンテナ型のトイレが届き、その次にキッチンカーがやってきて、さらには簡易ベッドが届く。それらは国民の0・05%と備蓄量が決まっていて、地震が起きると被災地以外の備蓄倉庫から直ちに配送されるわけです。なぜ、これほどに災害の多発する日本で、同じように『防災省が必要だ』という議論が多数になり、実現しないのでしょうか。それは核シェルターが実現しないのと構造的には一緒なのではないでしょうか。しかし、防災省的な総合機関がないと、常に災害対処は補正予算と特別措置法で行わざるを得ないのです。結果的に計画的な備蓄や訓練は困難です」
 石破氏は「誰が総裁になるとか、ならないとかという話ではなくて、今、この国の政府としてやらなければいけないことは、国民一人一人の生命、財産を守るためにどのようなの政府をつくるか、ということでしょう。有事についてもそうです。エネルギーや食料、水や衛生設備が足りなくなるのは目に見えています。災害や有事にきちんと備え、被災者のQOL(※クオリティ・オブ・ライフ=人生や生活の質)を実現することが、今は最も望まれているのではないでしょうか。自民党はそういう『国家のために必要なことをやる政党』だと思ってもらえるよう、これからも大いに努力しなければなりません」と思いを吐露した。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/205.html#c2

[戦争b25] ウクライナの戦争を長引かせ、米中関係を悪化させたペロシがガザでの虐殺を擁護(櫻井ジャーナル)
2024.01.30

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401300000/

 イスラエル人を殺害した後にガザへ突入したイスラエル軍は住民を虐殺している。すでに2万6000名以上が死亡したとされているが、瓦礫の下にも相当数の遺体が残されていると言われている。その約4割は子ども、女性を加えると7割になるという。
 南アフリカの訴えを受け、ICJ(国際司法裁判所)は公開審理を経て1月26日に暫定判決を出した。停戦命令は出さなかったものの、ガザでの虐殺を阻止するため、できる限りの措置を講じるよう命じた。1948年に制定された国連虐殺条約に該当する可能性のある行為を阻止するため、あらゆる手段を講じろということだ。
 イスラエル軍がガザで行なっていることは断片的に世界へ伝えられ、各地で抗議活動が展開されている。虐殺の当事者であるイスラエル政府だけでなく、虐殺を支援しているアメリカやイギリスも厳しく批判されている。
 こうした批判の高まりはあるものの、アラブ諸国を含む大半の国は行動していない。そうした中、例外的な存在がイエメンのフーシ派(アンサール・アラー)だ。イスラエルへ向かう船舶に対する攻撃を開始、イスラエル経済に影響を及ぼしている。
 そこでアメリカとイギリスは1月12日からオーストラリア、バーレーン、カナダ、そしてオランダを引き連れ、イエメンを攻撃したのだが、怯む様子はない。1月29日にはアメリカ海軍の遠征移送ドック「ルイス・B・プラー」を攻撃したと伝えられている。
 1月28日にはシリアとヨルダンの国境近くにあるアメリカ軍の基地が攻撃され、アメリカ兵3名が死亡したという。ヨルダン政府はそうした攻撃があったことを否定している。アメリカ軍はシリアへ地上部隊を侵入させ、20以上の基地を建設しているが、そのひとつのアル・タンフである可能性が高い。
 バグダッドとダマスカスを結ぶ幹線を断ち切る形でアメリカ軍が占領しているのがアル・タンフで、ダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)の戦闘員が訓練を受けている。イギリス軍の特殊部隊も駐留、戦闘員を訓練して油断地帯のデリゾールなどへ送り込んでいると言われている。油田地帯で盗掘された石油はイスラエルへ運ばれているという。アラブ諸国の支配層は腰が引けているものの、一般の人びとは怒っている。
 それに対し、アメリカの​ナンシー・ペロシ元下院議長はガザでの虐殺に抗議する人びとを批判、停戦を求める行為はロシアのウラジミル・プーチン大統領のメッセージを広めることになると主張、FBIはデモ参加者の資金源を捜査するべきだとも語っている​。
 ペロシはガザでの殺戮を続けさせたいようだが、こうした言動は今回が初めてではない。ウクライナではドンバスを攻撃しようとしていたウクライナ軍をロシア軍が機先を制して攻撃、その1週間後には停戦交渉が始まった。交渉が合意に達した3月5日、ウクライナの治安機関SBUはキエフの路上でウォロディミル・ゼレンスキー政権の交渉チームに加わっていたデニス・キリーエフを射殺している。
 4月9日にはイギリスのボリス・ジョンソン首相がキエフへ乗り込んでロシアとの停戦交渉を止めるように命令、4月30日にはアメリカのペロシが下院議員団を率いてウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領に対してウクライナへの「支援継続」を誓い、戦争の継続を求めた。その年の8月2日、ペロシは「ひとつの中国」という米中の合意を揺さぶるために台湾を訪問している。ペロシもアメリカの政界に徘徊する魔女のひとりだと言われても仕方がない。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/317.html
[政治・選挙・NHK293] 泉房穂氏&豊田真由子氏 自民党の裏金問題に「政治への不信が極まってる」「落ちるところまで落ちてはる」(東京スポーツ)
2024年1月29日 22:12

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/290500

 前明石市長の泉房穂氏と元衆議院議員の豊田真由子氏が29日、関西テレビ制作の情報番組「旬感LIVEとれたてっ!」に生出演。裏金問題のあった自民党について言及した。
 議員時代に安倍派に所属していた豊田氏は「私、安倍派っていっても、お金がない、最底辺の議員だったんで。ここの貧富の差ってすごくあるんですよ。私も話が出てきて、そんなみんなパー券売ってお金もらってたんだって知ったくらい」と釈明。「政治への不信が極まってる。民間とのかい離が大きすぎるので、(お金の)入りと出をハッキリさせて、領収書をつけるとか外部で監査するとか」と、信頼回復の方法を提案した。
 一方、岸田文雄首相がこの日の国会審議で連座制に言及したことに泉氏は、「誰のためのお金ですか。国会議員本人が逃れて、会計責任者が責任を負うってのがおかしいわけだから。当然本人が責任を負う、政治家って責任負うのが仕事ですよ。責任逃れするのが仕事じゃないと思いますけどね」と糾弾した。
 最後に泉氏は岸田首相へ「この際、リーダーシップ発揮しはったら。もう落ちるところまで落ちてはるから。あと頑張ったらと思いますけどね」とエールを送っていた。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/222.html
[日本の事件32] 「桐島聡」名乗る男が死亡…真相明かすことなく 約40年暮らした藤沢市のバーで「うーやん」と親しまれていた
これは、911、と同じではないか ?
と、思うのだが。
当初は、太田龍さんが、ターゲットにされたが、
可哀そうに、自由を謳歌したい学生がターゲットにされて、東アジアなんたら、という自称を強いられて・・・。
この人が、ずっと、自分を隠し続けたのは、
周囲に迷惑をかけたくなっかったからなのだろう。
911の、原型と、出発点じゃないか。

―――以下引用

「桐島聡」名乗る男が死亡…真相明かすことなく 約40年暮らした藤沢市のバーで「うーやん」と親しまれていた
2024年1月29日 20時43分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/306022?rct=national

 1974〜75年に起きた連続企業爆破事件で、爆発物取締罰則違反容疑で指名手配されている桐島聡容疑者(70)を名乗る男が29日、入院先の神奈川県鎌倉市の病院で死亡した。捜査関係者への取材で分かった。末期の胃がんで、重篤な状態だった。
◆工務店で働き、給料は現金で
 警視庁公安部はDNA型鑑定で男の身元確認を急いでいる。男が本人と確認されれば容疑者死亡のまま書類送検する方針で、50年近い逃亡生活の全容解明は難しくなる。
 捜査関係者によると、男は「内田洋(うちだひろし)」と名乗り、80年代から神奈川県藤沢市の工務店で住み込みで働いていた。金融機関の口座を持っておらず、給料は現金で受け取っていた。事件後の海外への渡航歴は確認されていないという。
 1年ほど前から胃がんを患い、今月入院。免許証や健康保険証は持っておらず、自費で診療を受けていた。入院当初は内田を名乗っていたが、25日に突然、「私は桐島聡だ」「最期は本名で迎えたい」と病院関係者に伝えた。
 公安部が25日から任意で事情を聴いたところ、桐島容疑者しか知り得ない話をしていたという。
 桐島容疑者は、過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバーで、組織内の「さそり」というグループに所属していた。組織は海外進出した企業を標的に、8人が死亡した三菱重工ビル事件など爆破事件を次々と起こした。桐島容疑者は75年4月に東京・銀座の韓国産業経済研究所を手製爆弾で爆発させたとする容疑で、翌月指名手配された。

◆音楽好きの一面…驚く地元バー関係者
 「桐島聡」の死亡で事件の真相解明が遠のき、警視庁幹部らは一様に「残念だ」と口にした。神奈川県藤沢市で暮らしていた「内田洋」は、周囲から音楽好きで知られていた。胃がんを患い、「桐島聡」と名乗った4日後に命を落とした。
 「本人だとしたらどうやって49年も逃げたのか、支援者はいたのか、聴きたいことだらけだった」。公安部幹部は、男の病状が深刻で満足に聴取できなかったことを残念がった。別の幹部は「全容解明に向け、大きく動き始めると期待していたが…」とつぶやいた。
 約40年前から生活していた藤沢市で男は月1回程度、音楽好きが集まるバーに顔を出していた。
 バーのオーナーの男性(66)は「1960〜70年代のロックやブルースが好きで、店でライブをする時は『イェイ、イェイ』と体を揺らして盛り上げてくれた」と振り返る。
 20年ほど前から1人で店に通うようになり、店員や客からは「うっちー」と親しまれていた。だが、数年前から姿が見えなくなったという。桐島容疑者を突然名乗ったことに「本当にびっくりした」と話した。
 市内の別のバーでは「うーやん」と呼ばれており、週1〜2回来店しては赤ワインを好んで飲んでいた。20年ほど前には、夏に店が主催する70〜80人規模のバーベキューにも毎年のように参加していたが、最近は店にも来ていなかった。容疑者の指名手配写真が貼られている近所の銭湯にも、たびたび通っていたという。
 バーの男性店主(63)は報道後、友人から「うーやんじゃない?」と言われ、「確かに目元が似ている」と思ったという。死亡を受け「愛されキャラだった。悲しくて涙が出た」と語った。
 男が死亡した29日朝、入院していた鎌倉市の病院周辺は多くの報道陣が集まった。近くの70代男性は「本当に容疑者であるのならば、もっと早く名乗り出て被害者側に謝罪すべきだった」と話した。 (山田雄之、浜崎陽介)

◆「わびるために名乗ったと言ってほしかった」と被害者の家族
 「もし本当に本人だったとしたら、『事件をわびるために名乗った』と言ってほしかった。そのひと言があれば、少しは救われた気持ちになれたと思う」
 三菱重工ビル爆破事件で夫がけがを負った宗像信子さん(75)=さいたま市=は、桐島聡容疑者を名乗る男の死亡に割り切れなさをにじませた。
 三菱重工社員だった夫の善樹さん=2021年12月に78歳で死去=は1974年8月30日、ビル内で勤務していたところを爆風に襲われた。右耳の鼓膜が損傷し、聴力が大幅に低下する後遺症が残った。
 定年退職後、事件にまつわる書籍を出版。「命を落とした人に鎮魂の気持ちを表したかった。懸命に救護にあたった人のことも忘れられないようにしたかった」と語っていた。
 信子さんは男の死亡を受け、夫に「あなたならどう受け止めるかしら」と語りかけたという。(大久保謙司)

【関連記事】指名手配から49年…桐島聡容疑者とみられる男を警視庁が聴取 連続企業爆破事件に関与か、神奈川で入院中
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http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/350.html
[戦争b25] ウクライナと中東で窮地に陥っているバイデン政権(櫻井ジャーナル)
2024.01.31

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401310000/

 ウクライナではウクライナ軍のバレリー・ザルジニー最高司令官を排除する動きがあるようだ。ヨーロッパ諸国の大使になるという条件でザルジニーは辞任を求められたが、拒否したという。内紛が勃発した理由は言うまでもなく、ウクライナ軍の敗北が決定的だからだ。
 本ブログでも繰り返し書いていることだが、​ザルジニーは11月1日付けエコノミスト誌に意見を掲載​、イギリスの支配層がウォロディミル・ゼレンスキー大統領からザルジニー司令官へ乗り換えようとしているのではないかと噂された。ゼレンスキーはイギリスの対外情報機関MI6のエージェントだと言われているが、同国の支配層は彼に見切りをつけたのかもしれない。現在、ゼレンスキーを支えているのはジョー・バイデン米大統領の周辺だと言われている。
 イギリスの​ベン・ウォレス前英国防相は10月1日、戦場で戦うウクライナ兵の平均年齢は40歳を超えているとテレグラフ紙に寄稿した記事の中で指摘​した。平均年齢は42歳だと言われ、戦場では50歳代や60歳代のウクライナ兵が戦っている。ロシア軍の兵士によると、戦場で妊婦のウクライナ兵を見つけたという。
 現在のウクライナは2014年2月にバラク・オバマ政権が仕掛けたクーデターで誕生した体制下にある。ネオ・ナチを使い、ビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒したのだが、ヤヌコビッチの支持基盤だった東部や南部の住民はクーデターに反発、抵抗を始めた。反クーデター軍は強く、アメリカ/NATOはクーデター体制の戦力増強に乗り出す。そのための時間稼ぎに使われたのがミンスク合意だ。
 アメリカ/NATOは8年かけてクーデター体制の戦力を増強、ドンバス(ドネツクやルガンスク)周辺に要塞線を築いた。アゾフ大隊が拠点にしたマリウポリや岩塩の採掘場があるソレダル、その中間に位置するマリーインカには地下要塞がある。
 昨年の初めからウクライナ軍がドンバスの周辺に集まり、2022年2月に入ると砲撃を激化させた。総攻撃が近いと少なからぬ人が推測していたが、そうした中、2月24日にロシア軍はドンバスで軍事作戦を開始した。
 ロシア軍は航空兵力やミサイルの攻撃で終結していたウクライナ軍や軍事基地、生物兵器の研究開発施設などを攻撃、地上での戦闘はドンバスの現地軍、チェチェン軍、あるいは傭兵のワグナー・グループ。戦力を比較するとドンバス側はキエフ側の数分の1だったと言われているのだが、ウクライナ軍は劣勢。そこで2月の終わりには停戦交渉が始まっている。これをアメリカ、イギリス、フランス、ドイツなどが潰したのだ。この辺の事情は本ブログでも繰り返し書いてきたので、今回は割愛する。
 2023年にウクライナ軍はアメリカ/NATOの圧力で「反転攻勢」試みるが、「大惨事」に終わったのだが、その間、アメリカ軍がキエフの周辺に配備したパトリオット・システムやC-RAM(カウンターRAM)をロシア軍はミサイルやドローンで破壊、アメリカの防空システムは無力化されていると見られている。
 シリアとヨルダンの国境近くにあるアメリカ軍のタワー22基地が1月28日に攻撃され、アメリカ兵3名が死亡、25名以上が負傷したと発表されている。損害の程度から攻撃に使われたのはドローでなくミサイルだと推測する人もいるが、ヨルダン政府はそうした攻撃があったことを否定している。アメリカ軍との関係が明らかになるとヨルダン政府が窮地に陥る可能性があり、否定したのかもしれない。
 この攻撃でアメリカ軍の防空システムが作動していないことに注目、ウクライナでロシア軍がアメリカ/NATOの防空システムを無力化することに成功していることと関連づける人もいる。アメリカやイスラエルが戦争を中東全域に広げた場合、無惨なことになると警告したのではないかというのだ。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/318.html
[日本の事件32] 「桐島聡」名乗る男が死亡…真相明かすことなく 約40年暮らした藤沢市のバーで「うーやん」と親しまれていた 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2159] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月31日 14:23:44 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[1]
常連バー店長、手配犯と気付けず 心境複雑「被害者に申し訳ない」(東京新聞・共同)
2024年1月30日 19時18分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/306250?rct=national

 連続企業爆破事件を巡り指名手配されていた桐島聡容疑者(70)と名乗った男は、「内田洋」として神奈川県藤沢市で数十年暮らしていた。常連だったバーの50代の男性店長は一緒に銭湯に行ったり、誕生日にプレゼントをもらったりする仲だった。「約25年一緒にいたけど気付けなかった。うーやんが大好きだけど、もし本当なら一連の事件の被害者や関係者に申し訳ないとも思う」と複雑な心境を吐露した。
 店長は1999年のバーのオープン当時に男が初めて来店したときのことを覚えている。店の雰囲気を気に入った様子で常連となり、他の客らからも「うーやん」と親しまれていた。最初のころはバーボンしか飲まなかったが、「体に悪いから」と徐々にワインやビール、日本酒ばかり頼むようになった。新潟や長野に「友人とスキーに行った」とも話していた。
 容疑者は広島県の出身だが男は岡山県出身で20代のころは品川区の旗の台に住んでいたと語り、その後は「しばらく横浜で港湾労働者をしていた」と話したという。
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/350.html#c1

[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
30. 蒲田の富士山[2160] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月31日 21:43:14 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[2]
石川・珠洲で2メートルの崖出現 地表が隆起、国土地理院が確認(東京新聞・共同)
2024年1月31日 19時47分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/306480?rct=national

 能登半島地震で石川県珠洲市に現れた全長約4キロ、幅100〜200メートルの地表の隆起を、地震後に撮影した空中写真などから国土地理院が確認したことが31日、分かった。同市若山町で、最大約2・2メートルの崖が出現していた。
 国土地理院によると、1月2日に撮影した写真から地表の状況を解析し、地震前後の高低差を算出した。隆起は同市若山町を流れる若山川に沿って現れており、崖が水田や道路を横切っている場所では段差が確認できる。河川を横切っている所では、水がせき止められて川幅が広がった様子もうかがえる。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c30

[政治・選挙・NHK293] 泉房穂氏 岸田首相に皮肉まじりの評価「人間生まれ変わって、国民のためにリーダーシップ発揮して」(スポニチ)
[ 2024年1月31日 17:08 ]

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/01/31/kiji/20240131s00041000385000c.html

 兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏(60)が31日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月〜木曜後3・30)にゲスト出演し、岸田文雄首相や政界への思いを語った。
 キャスター辛坊治郎氏から「岸田総理はどういう評価ですか?」と問われると、泉氏は「はあ…」と大きなため息。「言葉選ばなあきませんけど、総理大臣になりたいんだったら、なりはったから、夢が叶ったんだったら、“ご苦労さん”かもしれませんね」と、皮肉をまじえ答えた。
 また「総理になりたいじゃなくて、国民をどうしたいかを語って欲しいかな。なりたかった総理になれたし、2年以上も総理やれているんだから、失う物はないから、人間生まれ変わって、国民のためにリーダーシップを発揮してくれたらありがたいですけどね」と、国民のための指導力を求めた。
 政治とカネを巡る問題では、政治家たちがのらりくらりと罰を逃れる様子が国民の失望を買っている。泉氏は「今いる政治家だけでは変わらなくて、政治というのは責任を取るのが政治だから、責任逃れしたいなら政治家をしなければいい」と厳しく指摘。「今の政治って方針転換だから、これまでやってきたことを続けるのではなくて、一気にえいや!と方針を変えるだけの決断力、リーダーシップがいるから、決断力と責任感がない人は本当は政治家になったらあかんと思いますけどね」と問題視した。
 さらに「日本の政治はいい加減にしてもらわないと、ひどすぎますね」と憤りも口に。「あともっと言いたいのは、政治とカネも大事かもしれないですけど、もっと大事なのは災害の被災者とか、苦しんでいる国民の生活とか、本当の政治をやってほしい。その手前の段階ですったもんだしているのは、さっと済ませて、本当の政治をやってほしいですけどね」とも訴えた。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/235.html
[政治・選挙・NHK293] 泉房穂氏 岸田首相に皮肉まじりの評価「人間生まれ変わって、国民のためにリーダーシップ発揮して」(スポニチ) 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2161] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年1月31日 22:26:46 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[3]
泉房穂氏 岸田首相に“提案”「『自民党の解散』『衆議院の解散』も決断してはいかがか ご決断を!」(スポニチ)
[ 2024年1月21日 14:16 ]

https://www.sponichi.co.jp/society/news/2024/01/21/kiji/20240121s00042000277000c.html

 兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏(60)が21日、自身のSNSを更新。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、岸田文雄首相に“提案”した。
 岸田首相は、裏金事件を受け、自身が会長を務めていた岸田派(宏池会)解散の意向を示し、自民党の安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)も19日、それぞれ解散すると決めた。
 麻生太郎副総裁は、自身が率いる麻生派(志公会)の解散を見送る意向を固めた。茂木敏充幹事長が率いる茂木派(平成研究会)と、最小派閥の森山派(近未来政治研究会)は情勢を注視する構え。
 泉氏は「岸田総理、『岸田派の解散』の決断に続き、『自民党の解散』も決断して、“国民目線の新しい政党”として再出発してはいかがか。もしくは、『衆議院の解散』を決断して、政治家を新たに選び直す機会を、国民に提供してはいかがか。岸田総理、ご決断を!」と自身の考えをつづった。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/235.html#c1

[政治・選挙・NHK293] 衆院選「自民議席を超える」 立民、24年度の活動計画案(東京新聞・共同)
2024年1月30日 20時47分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/306282?rct=politics

 立憲民主党の2024年度の活動計画案が30日判明した。次期衆院選で「可能な野党間連携を進めつつ、自民党を超える第1党となる議席の確保を全力で追求する」と明記。原案段階の「与党の過半数割れを全力で追求する」との表現を強め、政権交代を目指す姿勢を鮮明にした。2月4日の党大会で採択する。関係者が明らかにした。
 活動案では、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件について「岸田政権への国民の信頼は大きく失われた」と批判。「抜本的な政治改革を主導し、実現する」として、政治資金パーティーや企業・団体献金の禁止などの早期実現に向け、与野党に働きかけを行うと記した。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/236.html
[日本の事件32] 「桐島聡」名乗る男が死亡…真相明かすことなく 約40年暮らした藤沢市のバーで「うーやん」と親しまれていた 蒲田の富士山
3. 蒲田の富士山[2162] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月01日 19:06:40 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[4]
記事タイトルの後ろに、(東京新聞)を付けるのを、忘れていました。



http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/350.html#c3

[お知らせ・管理21] 2024年02月 困った時、意見、提案、相談などなんでも。管理人が当月のみ24時間以内に必ず見るスレ 管理人さん
1. 蒲田の富士山[2163] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月02日 15:24:42 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[5]
板違いです。

(衝撃)30代以下の女性が選ぶ「画力がある漫画家」ランキング、予想外の結果になってしまうwww

http://www.asyura2.com/24/health19/msg/102.html

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/658.html#c1

[戦争b25] ICJの判決を無視、ガザでの住民虐殺を続けるイスラエル、アメリカ、イギリス(櫻井ジャーナル)
2024.02.02

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202402020000/

 ガザでの虐殺を阻止するため、あらゆる手段を講じるように命じる暫定判決をICJ(国際司法裁判所)が出したのは1月26日。その判決から48時間の間にイスラエル軍は市民345人を含む373人のパレスチナ人を殺害した。その4割は子ども、女性を含めると7割に達すると言われている。
 これだけの虐殺を実行するためには相当量の武器弾薬が必要だが、イスラエルにそれだけの生産力はなく、外部から運び込まなければならない。イスラエルにはアメリカが武器弾薬を保管していたが、それでは足りないのだ。
 イスラエルによる虐殺を支援しているアメリカやイギリスは自分たちの軍事拠点があるキプロスから物資をイスラエルへ運び込んでいると当初、伝えられていた。キプロスにはイギリス空軍のアクロティリ基地があり、イギリス空軍だけでなくアメリカ空軍の偵察航空団も駐留しているのだ。イスラエルの​ハーレツ紙によると、10月7日からイスラエルへアメリカ軍の大型輸送機が20機、そしてイスラエルと各国がリースした民間輸送機が約50機、物資を輸送している​。
 ここにきて​6機以上のイスラエル軍機がイギリスへ飛来しているとする情報​が伝えられている。10月7日からイギリスのグラスゴー、バーミンガム、サフォークとオックスフォードシャーの空軍基地に来ているという。
 イギリスの基地を飛び立ったイスラエルの輸送機はネゲブ砂漠にあるベールシェバに到着している。そこあるネバティム空軍基地は兵站の拠点だ。
 12月13日にはイスラエル空軍のボーイング707-300がイギリスのミルデンホール基地からアメリカのデラウェア州にあるドーバー基地へ飛んだ。第436空輸航空団がいるドーバー基地は航空貨物ターミナルで、イスラエル軍機は10月10日にそこを飛び立ったという。また1月23日にはアメリカ空軍のC-17輸送機がイスラエル軍の基地からトルコへ飛行している。
 約2000名のアメリカ軍部隊がイスラエル支援の準備をしていると10月に伝えられていたが、すでにイスラエルの核施設を守るために配備されているとも報道されている。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/322.html
[戦争b25] ガザ学校で30人目隠し遺体発見 イスラエルが処刑か(東京新聞・共同)
ガザ学校で30人目隠し遺体発見 イスラエルが処刑か(東京新聞・共同)
2024年2月1日 00時14分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/306539?rct=world

 【エルサレム共同】ヨルダン川西岸の人権団体、パレスチナ囚人クラブは31日、パレスチナ自治区ガザの北部ベイトラヒヤの学校で、手錠がかけられたり、目隠しをされたりした30人の遺体が見つかったと発表した。同団体は「拘束下にあったことを意味し、イスラエル軍が処刑したことを明確に示している」と強調した。
 中東の衛星テレビ、アルジャジーラは目撃者の話として、黒い袋に入った遺体が、がれきの下で見つかったと伝えた。手と足がプラスチックのひもで縛られていたり、目や頭が布で隠されていたりしていたという。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/324.html
[アジア24] ミャンマー親軍派が中国大使館前で異例の抗議デモ 「武装勢力への支援」を疑う背景に「ネット詐欺」(東京新聞) 蒲田の富士山
2. 蒲田の富士山[2164] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月03日 07:45:34 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[6]
<△26行くらい>
オンライン詐欺組織「四大家族」の幹部ら10人を中国へ送還 ミャンマー国軍が圧力に屈した形(東京新聞)
2024年1月31日 19時47分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/306463?rct=world

 【バンコク=藤川大樹、北京=新貝憲弘】ミャンマー国軍は30日、中国雲南省と国境を接する北東部シャン州を拠点に活動していたオンライン詐欺組織の幹部ら10人を中国に送還した。国軍は10人をかくまっていたとみられるが、中国の圧力に屈した形だ。
 中国中央テレビやミャンマーからの情報によると、中国は昨年12月10日、シャン州コーカン自治区の「四大家族」と呼ばれる詐欺組織の幹部ら10人を指名手配した。この中には国軍に近い自治区元主席の白所成(はくしょせい)氏らが含まれていた。四大家族は親軍派の民兵組織を持ち、一部は国軍の庇護(ひご)を受けていたとされる。10人は警察当局間で引き渡され、30日夜に雲南省昆明の空港に到着したという。
 シャン州では昨年10月、三つの武装勢力が軍事政権の打倒と詐欺組織の一掃を掲げ、国軍への大規模攻撃「1027作戦」を開始。詐欺被害の拡大に頭を抱えていた中国政府は、この動きを黙認したとされる。
 苦戦する国軍のミンアウンフライン総司令官は昨年12月、武装勢力側との対話に言及。両者は1月11日、中国の仲介により一時停戦で合意した。一方で中国は、四大家族の幹部らの引き渡しを求めていた。
 中国メディアはこれまでに詐欺組織の容疑者4万4000人が中国に引き渡され、35億元(約700億円)の資金を押さえるなど成果を強調。昨年8月以降の詐欺案件は3割近く減少したという。

【関連記事】並べたスマホでメッセージを乱れ打ち、翻訳ソフトで日本にもアメリカにも…国境地帯で暗躍する詐欺集団の手口
http://www.asyura2.com/19/asia24/msg/211.html#c2

[政治・選挙・NHK293] 泉房穂さん「いったい何がしたかったんだろう」高市早苗担当相に苦言 「『万博延期』首相に進言しておきながら…」(中日スポーツ)
2024年2月3日 18時29分

https://www.chunichi.co.jp/article/848217?rct=societynews

 昨年4月まで12年間兵庫県明石市市長を務めた弁護士の泉房穂さん(60)が3日、X(旧ツイッター)を更新。高市早苗経済安全保障担当相がこの日のXで、能登半島地震への対応を優先させるため2025年大阪・関西万博の延期を岸田文雄首相に進言した経緯を投稿、延期論が「物議を醸した」と認めつつ、政府の予定通り開催の方針に服する姿勢を示したとの報道に「いったい何がしたかったんだろう」などと苦言を呈した。
 高市担当相は1月27日の講演で、首相と16日に面会した際に万博延期を進言したと自ら明かしていた。この日のXでは首相との会談内容を公表した経緯などを説明し、首相が今週の国会で予定通り来年4月開催と答弁したことに触れ、「被災地復旧に必要な資材不足・資材価格高騰や人手不足で困る方々が出ないよう、引き続きのご尽力をお願い申し上げたく存じます」などとつづった。
 泉さんは「不思議でならない。『地震への対応を優先させるべき』だとして、『万博の延期』を首相に進言しておきながら、『予定通り開催』との政府方針にすぐに服するとは、いったい何がしたかったんだろう。『物議を醸す』ことぐらい、本人だって当然にわかっていたはずだが…」とあきれた。
 フォロワーは「仕事してるポーズ」「ガス抜き」「パフォーマンスしてみただけ」「だから、騙されては駄目かな! 自分は最初から怪しいなと思っていました」などと声をあげた。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/274.html
[政治・選挙・NHK293] 泉房穂さん「いったい何がしたかったんだろう」高市早苗担当相に苦言 「『万博延期』首相に進言しておきながら…」(中日スポ… 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2165] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月04日 12:42:54 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[7]
公明党のマネをしてみました。ってところかね。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/274.html#c1
[雑談・Story42] 都心でも雪 空の便や新幹線、首都圏の主な交通機関の運行情報 5日から6日にかけて大雪の恐れ(公式HPリンク集)(東京新聞)
2024年2月5日 17時34分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/307494

 東京都心でも5日、雪が降りました。
 気象庁によると、低気圧が本州の南岸を東へ進む影響で、関東甲信地方では5日昼過ぎから6日午前中にかけて、山沿いや山地を中心に大雪が予想されています。
 東京23区を含めた平地でも大雪となる所があります。大雪が予想される地域では、公共交通機関においても、大規模かつ長時間にわたる遅延や運休が発生するおそれがあります。
 飛行機や新幹線、首都圏の主な鉄道、道路などの公式サイトをまとめました。こちらのリンクから各社の最新の運行状況を確認できます。

【飛行機】
◆日本航空(国内線・国際線)
◆全日空(国内線・国際線)
【新幹線などJR各社】
◆JR東日本(新幹線・在来線特急・関東エリア在来線)
◆JR東海(東海道新幹線・在来線)
◆JR西日本(山陽新幹線・北陸新幹線・在来線特急・近畿エリア在来線)
◆JR九州
◆JR北海道
◆JR四国
【首都圏の私鉄】
◆西武鉄道
◆東武鉄道
◆京浜急行
◆京王電鉄
◆東急電鉄
◆小田急電鉄
◆東京都交通局(都電・日暮里・舎人ライナー・都営地下鉄)
◆東京メトロ
◆東京臨海新交通ゆりかもめ
◆東京臨海鉄道(りんかい線)
◆東京モノレール
◆つくばエクスプレス
◆横浜市交通局(横浜市営地下鉄)
◆横浜高速鉄道(みなとみらい線)
◆横浜シーサイドライン
◆相模鉄道
◆埼玉新都市交通(ニューシャトル)
◆京成電鉄
◆北総鉄道
◆千葉都市モノレール
◆小湊鉄道
◆いすみ鉄道
【道路】
◆首都高道路交通状況
◆日本道路交通情報センター

―――以上引用

リンクをご覧になる場合には、記事のURLからで、お願いします。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/286.html
[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
16. 蒲田の富士山[2166] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月05日 19:55:00 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[8]
大雪のスレ立てちゃった。
冬になったのこのスレのコメントでもよかったのだけど。
大雪になるかどうかは、わからないが、わりと本格的に降ってる。
吹雪いているというのか、風の音がすごい。
それと、寒い。
5年ぐらいか前も、大雪があったなあ。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c16
[経世済民136] 好調に見えても中味のないアメリカ経済と実際に好調なロシア経済(櫻井ジャーナル)
2024.02.07

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202402070000/

 2023年におけるアメリカのGDP(国内総生産)は2.5%だった。西側の有力メディアはこの数字を根拠にしてアメリカが「力強い成長」を続け、景気が「想定外に強い」と主張している。ジョー・バイデン政権の経済政策はうまくいっていると言いたいのだろうかもしれないが、GDI(国内総所得)は1.5%にすぎないとも指摘されている。要するに、大企業や富裕層は儲かっているが、中小企業や庶民は苦しいということにほかならない。
 IMF(国際通貨機関)は定期的にWEO(世界経済見通し)を発表している。悪名高い機関ではあるが、​その数値を見るとアメリカの成長率は今年2.1%。EUや日本の0.9%に比べて高いのだが、ロシアの2.6%よりは低い​。ロシアの数値をIMFは前回の発表より上方に修正した。西側の支配層もロシア経済が好調だということを認めざるをえなくなっている。
 それに対し、​ロシアのウラジミル・プーチン大統領は昨年のGDP成長率は3.5%以上になると予測​、ロシアの経済発展省は2024年のロシアのGDP成長率を2.3%と予想している。賃金の上昇から消費が伸びているようだ。
 冷戦時代、アメリカをはじめとする西側諸国はソ連に対して軍事的な圧力を加えると同時に経済戦争を仕掛けていた。ドイツとの戦争で疲弊していたこともあり、ソ連消滅に繋がったわけだが、21世紀に入ってロシアが再独立すると、西側は基本的に同じ戦術でロシアを攻め始めた。
 アメリカ政府は2013年11月から14年2月にかけて、ネオ・ナチを利用してウクライナでクーデターを実行、ビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒した。それ以降、クーデター体制は制圧できなかった東部のドンバスに対する攻撃を開始、クリミアを狙う動きも見せた。クーデターの目的はウクライナにアメリカの傀儡体制を築くことだが、経済的にはロシアとEUを結びつけていた天然ガスのパイプラインを止め、EUとロシアを弱体化させることにあった。
 そして2022年2月にロシアがウクライナへの攻撃を始めるとアメリカは経済戦争も本格化させる。ロシアを経済的に破綻させ、国内の不満を高め、ソ連のように潰そうとしたのだが、そうした展開にはならなかった。アメリカがこうしたことを仕掛けてくることを予想、準備していたのである。
 アメリカは基軸通貨を発行する特権を利用し、金融で世界を支配してきた。2022年以降、アメリカはロシアの主要金融機関7行をSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除したが、ロシアはSPFS(金融メッセージ転送システム)を稼働させている。
 ロシアが国外に持っている口座をアメリカは封鎖、資産を略奪しているが、こうした行為はアメリカの金融システムに対する信頼を世界規模で失わせることになった。
 結局、アメリカからの攻撃を想定、準備していたロシアは大丈夫だったが、EUをはじめとする西側諸国は深刻なダメージを
 このクーデターの目的はドイツとロシアを分断することにある。ドイツから安いエネルギー資源の供給源を断ち、ロシアからマーケットを奪うということだ。「経済制裁」のターゲットもドイツを含むEUとロシアだったが、ロシアは準備していたことからダメージは少なかった。それに対し、ドイツなどEUは深刻なダメージを受け、経済的苦境に陥っている。そうなることが分かっていながらアメリカの命令に従っているのがEUだ。日本もアメリカの命令でロシアや中国とのビジネスが細り、経済的に厳しい状況に陥る一因になっている。
 ソ連の消滅でロシア文化の影響下にない国々は米英圏へ移動、NATOの拡大につながり、ロシアの防衛システムは弱体化したものの、経済的に見るとソ連圏の国々を「養う」必要がなくなり、ロシアは自分たちの稼ぎを自分たちのために使うことができるようになった。ロシアが早いペースで国力を回復できた一因はそこにある。
 ロシアから離れた国のうち、東ドイツはナチスが台頭してからソ連を攻撃する中核になった国の一部であり、チェコの半分は1939年にナチスドイツに吸収されていた。スロバキアの半分はドイツの同盟国で、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリアも同様だ。カトリック国のポーランドは歴史的に反ロシア感情が強いことで知られている。
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/302.html
[政治・選挙・NHK293] 泉房穂氏 自民の裏金議員聴取「説明責任を問われている方が何を質問するのか。“あなたドリルでしょ”と」(スポニチ)
[ 2024年2月7日 10:19 ]

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/02/07/kiji/20240207s00041000141000c.html

 兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏(60)が7日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜前8・00)に出演。自民党が派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて2日に開始した党所属の裏金議員への聞き取り調査について言及した。
 聞き取り調査は、会計責任者らが立件された安倍派、二階派、岸田派の90人程度が対象で、森山裕総務会長を座長に小渕優子選対委員長ら党執行部6人が分担して聴取。派閥パーティーの収入から還流を受けた金額や使途の説明を求めている。
 安倍派が政治資金収支報告書に記載せず、「ないこと」にしてきたパーティー券収入は、2020〜22年までの3年間で4億3588万円。所属議員へのキックバックは、この3年を含めた5年間で実に6億7654万円に上る。
 泉氏は、この自民党の聞き取り調査に「びっくりしましたね、調査にすらなっていないですね」と言い、その理由について「1つめ、当然、調査の主体は第三者であるべき。小渕選対委員長が、説明責任を問われている方が何を質問するのか、“あなたドリルでしょ”と聞くわけじゃないんでしょうから、ちゃんと第三者委員会を作って第三者が中心で調査すべきというのが1つめ」と指摘。「2つめは期間です。全容解明だから3年じゃなくて、ちゃんと全期間やるべき。刑事処罰だから時効は5年、政治的にはもっと幅広く全容解明すべき」とし「3つめは、やり方。アンケートって一体なんですかってこと。やっぱり虚偽を言われた時に党として、しっかりと次は公認しないとか、制裁措置を前提にしないと調査の名に値しないので、こんなのそもそも調査と言うべきでないと私は思いますね。自民党のためにも、信頼回復のためにもちゃんとやった方がいいと私は思いますけどね」と自身の考えを話した。
 自民党の政治資金を巡る不祥事では、2014年に当時経済産業相だった小渕氏が、後援会主催の観劇会の不明朗な会計が発覚して経済産業相を辞任、15年に元秘書2人が執行猶予付き有罪判決を受けた。この事件で、検察の家宅捜査を前に、事務所のパソコンのハードディスクが電気ドリルで穴が開けられた状態で見つかり、証拠隠滅を図った疑いが指摘された。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/300.html
[自然災害22] 大地震続く可能性あり 専門家、能登M6・5(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
9. 蒲田の富士山[2167] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月07日 16:02:43 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[9]
電磁波の実験。
高圧で雷のようなものを出す球体(金属)で、稲妻を出してみて、猫がどういう行動をとるかの、実験をしてみたTV番組があって、(20年以上前)、猫は不安になり、飼い主の靴下を咥えていた。飼い主に報告したかったようだ。
カラスとか、鳥も、人間には感知できない危険を予知する能力があるらしい。
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/894.html#c9
[原発・フッ素54] (速報)福島第一原発の汚染水浄化装置から放射性物質含む水が漏洩 漏れたのは約5.5トン220億ベクレルと試算(福島県) 阿保の洞窟
3. 蒲田の富士山[2168] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月08日 03:53:13 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[10]
東京新聞にこのニュースあるかどうか、調べてみたら、あるにはあった。
さすが、福島中央テレビのほうが、地元なだけに、詳しい内容ですね。

―――以下引用

放射性物質含む水漏れる、福島 220億ベクレルか、第1原発(東京新聞・共同)
2024年2月7日 20時36分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/308031?rct=national

 7日午前8時55分ごろ、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の高温焼却炉建屋外壁にある排気口から水が漏れているのを、作業員が見つけた。東電によると当時、建屋内では排気口につながる汚染水の処理装置を洗浄中で、装置内の放射性物質を含む水が洗浄用の真水とともに流れ出た。東電は漏えいした水を5・5トン、含まれる放射性物質を220億ベクレルと試算している。東電は原発敷地外への影響はないとしている。
 建屋脇の地面には鉄板が敷かれているが、水が隙間から染み込んだ恐れがあり土壌を回収する。
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/344.html#c3

[政治・選挙・NHK293] 衆院選「自民議席を超える」 立民、24年度の活動計画案(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
5. 蒲田の富士山[2169] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月08日 05:06:54 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[11]
立民・泉代表「政権交代を実現」 党大会、金権政治一掃を主導(東京新聞・共同)
2024年2月4日 18時37分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/307337?rct=politics

 立憲民主党は4日、定期党大会を東京都内のホテルで開いた。泉健太代表は「次期衆院選で政権交代を必ず成し遂げよう」と訴え、自民党を上回る第1党の議席獲得に向け結束を呼びかけた。自民派閥の政治資金パーティー裏金事件に関し「金権体質を政界から一掃しなければいけない」と強調。事件を受けて政治改革を主導すると明記した2024年度活動計画を採択した。
 泉氏は、新たな政権を発足し「政治改革や子ども支援、教育無償化など重要政策を実現したい」と訴え、各党が共通政策で連携する「ミッション型内閣」の実現を提唱。4月に予定される衆院東京15区、島根1区、長崎3区の3補欠選挙の勝利に全力を挙げる考えを示した。能登半島地震の被災地支援に継続して取り組む意向も強調した。
 党大会後の記者会見では、衆院選の獲得目標に掲げてきた150議席に関し「それ以上の期待や責任がわれわれの肩にかかっている」と語った。150議席を実現できなかった場合は、代表を辞任する考えに変わりはないとも述べた。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/236.html#c5

[政治・選挙・NHK293] 衆院選「自民議席を超える」 立民、24年度の活動計画案(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
6. 蒲田の富士山[2170] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月08日 05:08:07 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[12]
共産、立民に連携呼びかけ 「政権交代」発言を評価(東京新聞・共同)
2024年2月5日 20時57分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/307587?rct=politics

 共産党の小池晃書記局長は5日の記者会見で、立憲民主党に次期衆院選の連携に向けた協議を呼びかけた。立民の泉健太代表が4日の党大会で、政権交代を目指す考えを示したことを「重要な表明だ。どういう政策で協力し、どういう政権を目指すのか議論したい」と評価した。
 2021年衆院選の際に立民を含む野党と事実上の共通政策に合意した経緯があるとも指摘。「信頼関係が積み上げられている。それを土台に前に進めたい」と語った。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/236.html#c6

[政治・選挙・NHK293] 泉房穂氏 自民の裏金議員聴取「説明責任を問われている方が何を質問するのか。“あなたドリルでしょ”と」(スポニチ) 蒲田の富士山
16. 蒲田の富士山[2171] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月08日 21:46:13 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[13]
コメント4と8と14の方へ、
よくわかっているのではなくて、判断を保留しているだけです。
(判断材料がないので)
私は、そんなに、心の広い人ではないですよ。


http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/300.html#c16

[原発・フッ素54] (速報)福島第一原発の汚染水浄化装置から放射性物質含む水が漏洩 漏れたのは約5.5トン220億ベクレルと試算(福島県) 阿保の洞窟
13. 蒲田の富士山[2172] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月09日 08:22:57 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[14]
<△23行くらい>
福島第1原発の汚染水処理施設でまた廃液漏れ 周辺環境の240倍の放射線 地面に染みこんだ可能性も(東京新聞)
2024年2月8日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/308027?rct=genpatsu

 東京電力は7日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の汚染水の除染設備を洗浄中、建屋外に洗浄廃液が漏れ出たと発表した。漏えい現場で、周辺環境の約240倍に当たる7万2000cpm(1分間当たりに計測された放射線の数)が測定された。廃液が地面に染みこんだ可能性があるという。

◆作業員の被ばく、発電所構外への漏えいはなし
 東電によると、7日午前9時ごろ、汚染水に含まれる放射性セシウムやストロンチウムを低減する除染設備で、点検のために設備を洗浄していたところ、建屋外の排気口から洗浄廃液が漏れ出ているのを作業員が見つけた。約10分後に洗浄水の送水を止め、漏えいは止まった。作業員の被ばくはなかったという。
 東電は漏えい量を約5.5トンと試算。排気口につながる配管の弁が開いていたとみられ、原因を調べている。
 排気口下の地面には水たまりが確認され、地中に染みこんだ可能性があるため、土壌を回収する。東電は発電所構外への漏えいはないとしている。
 汚染水は除染設備で処理した後、多核種除去設備(ALPS)でもう一度処理してトリチウムを除く大半の放射性物質を除去し、保管タンクに貯蔵されている。ALPSでは昨年10月、配管の洗浄中に廃液が飛散し、作業員2人が一時入院する被ばく事故が起きた。(小野沢健太)
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/344.html#c13

[原発・フッ素54] (速報)福島第一原発の汚染水浄化装置から放射性物質含む水が漏洩 漏れたのは約5.5トン220億ベクレルと試算(福島県) 阿保の洞窟
14. 蒲田の富士山[2173] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月09日 08:27:54 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[15]
<△21行くらい>
福島第1原発の廃液漏れは人為的なミスか 閉めるべき手動の弁10ヵ所が全開 東京電力が会見「理由は不明」(東京新聞)
2024年2月8日 19時44分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/308229?rct=genpatsu

 東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の汚染水の除染設備から洗浄廃液が建屋外に漏れ出た事故で、東電は8日、作業手順では閉めるべきだった手動の弁が開いていたため、廃液が漏れたと発表した。人為的なミスの可能性が高い。
 東電によると、除染設備内を洗浄する際、作業手順は建屋外への排気口につながる配管の手動弁を閉めるよう規定。しかし、本来なら閉じなければいけない弁10カ所がすべて開いており、水の通り道ができていた。弁が開いていた理由について、東電の広報担当者は8日の記者会見で「調査中なので分からない」と繰り返した。
 漏えい事故は7日午前9時ごろに発生。部品交換に向けて設備の放射線量を下げるため、設備内を洗浄していたところ、排気口から廃液約5.5トンが建屋外に漏れ出た。地面に染みこんだ可能性があり、東電は8日から土壌の回収を始めた。海など敷地外への漏えいはないという。
 除染設備は、原子炉建屋で発生した汚染水を処理し、放射性セシウムとストロンチウムを低減する装置。処理後の水は多核種除去設備(ALPS)でもう一度処理され、保管タンクに貯蔵されている。(小野沢健太)
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/344.html#c14

[地域14] 「保守王国」の牙城・前橋市で自民敗北の衝撃 裏金事件響いたか「逆風の強さ思い知らされた」(東京新聞)
2024年2月5日 20時29分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/307583?rct=gunma

 4日に行われた前橋市長選は、野党系の新人小川晶氏(41)が自民、公明推薦の現職山本龍氏(64)を破って初当選した。「保守王国」とされる群馬での敗北に、与党内では深刻に受け止める声が広がった。自民党の一部が小川氏の支援に回ったことが響いたが、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件やその対応も大きな痛手となった。野党は、今回の勝利を4月の衆院3補選につなげることを狙う。
◆「今、解散したら…」 戦々恐々の与党
 「前橋は自民の牙城。逆風の強さを思い知らされた」。ある自民議員は驚きを隠せない様子で語る。敗因について「一部の派閥が存続するなど、政治改革への姿勢が不十分と見られた。麻生太郎副総裁が上川陽子外相の容姿や年齢をやゆした問題も響いた」と分析した。
 別の自民議員は「今、衆院を解散したら結果は悲惨だ」と戦々恐々。自民と連立を組む公明幹部も「敗因をよく見なければいけない」と厳しい表情で語る。
 野党は勢いづく。当選した小川氏を支援した立憲民主党の幹部は「非自民の政治を求める民意は高まっている。政治とカネは4月の3補選でも大きな争点になる」と手応えを語る。共産党の小池晃書記局長は記者会見で「裏金問題に対する市民の怒りが示される結果だった」と振り返った。

◆識者「4月の補選にも影響か」
 東北大大学院の河村和徳准教授(政治学)は「裏金事件で無党派層が離れたことに加え、現職は3期目なので思ったより支援組織が弱っていた可能性もある」と指摘。「県庁所在地の首長選は、人口や面積が衆院小選挙区の『1区』とも通じる面がある。4月の衆院補選にも影響を与える可能性がある」とも語った。(大野暢子、我那覇圭)
http://www.asyura2.com/19/ishihara14/msg/154.html
[政治・選挙・NHK293] 「保守王国」の牙城・前橋市で自民敗北の衝撃 裏金事件響いたか「逆風の強さ思い知らされた」(地方板Link)
「保守王国」の牙城・前橋市で自民敗北の衝撃 裏金事件響いたか「逆風の強さ思い知らされた」(東京新聞)地方板Link

http://www.asyura2.com/19/ishihara14/msg/154.html

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/315.html
[経世済民136] 非正規春闘、交渉始まる 38社に10%賃上げ求め(東京新聞・共同)
2024年2月8日 20時56分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/308219?rct=national

 物価高の影響が大きいアルバイトや契約社員の賃上げを求める「非正規春闘」の実行委員会が8日、東京都内で記者会見し、勤務先企業との本格交渉を始めたと明らかにした。個人で加入できる労働組合20組織の計約350人が、飲食チェーン「スシロー」やコンビニ大手「ファミリーマート」など、計38社に10%以上の賃上げを要求する。
 都内の出版関連会社でアルバイトとして働く男性(56)は会見で、時給が法定の最低賃金に等しく別の仕事との掛け持ちで何とか暮らしていると説明。「同僚はフードバンクを利用している」と苦境を訴えた。
 会見には北海道や宮城県、新潟県などで活動する労組もオンラインで参加した。
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/304.html
[国際34] 「パレスチナ人民を支持」 中国イラン外務次官会談(東京新聞・共同)
2024年2月9日 07時42分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/308320?rct=world

 【北京共同】中国の馬朝旭外務次官は8日、イランのバゲリ外務次官と北京で会談した。パレスチナ自治区ガザ情勢について「パレスチナ人民の大義を断固支持する」と強調し、イランを含むイスラム諸国と共に問題解決を進めたいと述べた。中国外務省が明らかにした。
 バゲリ氏は「停戦をできるだけ早く実現しなければならない」と応じた。イエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船攻撃で紅海の情勢が緊迫していることに関しては、ガザの戦闘を沈静化してこそ紅海の安定回復を図ることができるとの見方を示した。
 中国はイランと関係を深めており、両外務次官は昨年12月にも北京で会談した。
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/198.html
[国際34] 中ロ首脳、主権防衛へ協力 電話会談、台湾で立場鮮明に(東京新聞・共同)
2024年2月8日 21時59分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/308262?rct=world

 【北京共同】中国の習近平国家主席は8日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、対立する米国を念頭に「中国とロシアは密接に協力し、国家主権を防衛すべきだ」と述べた。プーチン氏は台湾問題で「中国を挑発する行為に反対する」と主張し「一つの中国」の原則を支持する立場を鮮明にした。新華社が伝えた。
 習氏は「中ロ関係は新しい発展の機会を迎えている」と強調し、外部勢力による内政干渉に「断固反対する」と指摘。プーチン氏は「中国と相互に支持し合い、正当な利益を守ることを希望する」と応じた。ロシア大統領府によると、パレスチナ問題の外交的解決を支持する立場を共有、ウクライナ情勢にも触れたという。
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/199.html
[国際34] 英分離派党から初の首相 北アイルランド、歴史的(東京新聞・共同)
2024年2月4日 05時43分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/307264?rct=world

 【ロンドン共同】英領北アイルランドの自治政府首相に3日、英国から分離し隣国アイルランドとの統一を掲げるシン・フェイン党のミシェル・オニール副党首(47)が任命された。かつての紛争でテロを重ねた過激派、アイルランド共和軍(IRA)の元政治組織である同党から首相が誕生するのは初めてで、新たな歴史が刻まれた。
 カトリック系のシン・フェイン党は2022年5月の議会選で勝利したが、副首相を擁立する英帰属維持派でプロテスタント系の民主統一党(DUP)が抵抗。組閣が難航し2年近く政治の空白が続いていたが、自治政府が復活した。
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/200.html
[戦争b25] ガザ戦闘4カ月で、問われる日本の人道感覚 イスラエル軍需企業との協力終了 政府は難民機関への資金打ち切り(東京新聞)
2024年2月9日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/308257

 パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスとイスラエル軍の軍事衝突が始まってから7日で4カ月が過ぎた。ガザ保健当局によるとガザ側の死者は2万7000人を超えたが、停戦の見通しは立っていない。深刻な人道危機に対し、日本の政府や企業はどう向き合うのか。人道感覚が問われている。(木原育子、山田祐一郎)

◆伊藤忠「防衛省の依頼で自衛隊装備品」 防衛省は発注否定
 伊藤忠商事の鉢村剛(つよし)副社長は5日、決算記者会見で、イスラエルの軍事企業最大手「エルビット・システムズ」と結ぶ協力関係の覚書(MOU)について、2月中をめどに終了すると発表した。
 国際司法裁判所(ICJ)が1月下旬、ガザへの攻撃を続けるイスラエルに対し、ジェノサイド(民族大量虐殺)を防ぐ「全ての手段」を取るように暫定措置命令を出したことを踏まえたのだ、という。
 エルビット・システムズはイスラエル軍にドローンや武器を供給している。防衛装備品を取り扱う伊藤忠の子会社と日本エヤークラフトサプライ(NAS)は昨年3月、エルビット社とMOUを結んでいた。
 鉢村副社長は会見で、MOUについて、防衛省の依頼に基づき、日本の安全保障に必要な自衛隊の防衛装備品の輸入が目的だと指摘。「イスラエルとパレスチナの紛争に一切関与するものではない」と強調した。
 どんな依頼だったか防衛省に尋ねると「こちら特報部」の取材に、「防衛省から依頼した事実はない」と回答。国として距離を取りたい姿勢が見え隠れした。

◆不買運動恐れた?「判断材料ではない」
 ガザ攻撃後、MOUに対して、市民団体が抗議活動を実施した。「『パレスチナ』を生きる人々を想(おも)う学生若者有志の会」は、約2万5000筆のオンライン署名を伊藤忠やNASに提出した。イスラム教徒が多いマレーシアでも、伊藤忠の子会社であるファミリマートの不買運動が起きた。
 これらの動きも影響を与えたのか。伊藤忠の広報部は「あくまでICJの判断と(それに対する)政府の談話を鑑みた結果だ」とし、「抗議活動があったことは承知しているが、判断材料になったということではない」と突き放した。NASの担当者は「取材等は受けていない」と答えた。

◆「市民にも世界を変える力がある」
 抗議活動をしてきた市民はどう思っているのか。
 作家の松下新土(しんど)さん(27)は「市民的不服従の歴史に残るほど大きな一歩」と力を込め、「ガザで起きていることは全員が加担者。絶対に止めないといけないと思ってやってきた」と振り返り、「抵抗に共感した人たちは社会的に非常に抑圧された、それぞれの痛みを抱えて生きる人たちだった。パレスチナの痛みに共鳴し、連帯した結果」と続けた。
 「有志の会」でオンライン署名を担当し、講演会を企画してきた皆本夏樹さん(25)も「私たち市民には世界を変える力があるって気づけた」と喜ぶ。
 「武器取引反対ネットワーク」代表の杉原浩司さん(58)は「不買運動などによる大きな成果だ。欧米の軍需企業が大軍拡に群がる中で、この日本でバリアーを築くことができた。NASへの圧力にもなる」と話す。
 ただ、昨年11月の伊藤忠本社前での抗議活動中、杉原さんが担当者に「虐殺に加担して恥ずかしくないのか」と問うと「恥ずかしくなんかないよ」という答えが返ってきたという。「あの言葉を忘れたことはない。伊藤忠はSDGsを掲げ、就職人気企業でも常に上位だが、今は理念と全くかけ離れている」と憤った。

◆国連職員がハマスの攻撃に関与?
 ICJが、イスラエルに対してジェノサイド防止を求める暫定措置命令を出した1月26日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の複数の職員が昨年10月のイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃に関与した疑いが浮上した。
 UNRWAはイスラエル政府からの情報提供に基づいて職員を解雇し、調査を始めたと明らかにした。米国がUNRWAへの資金拠出の停止を発表すると、英国やドイツ、カナダ、オーストラリアなども追随した。日本政府も28日、資金拠出の一時停止を表明した。
 UNRWAは1949年の設立以降、パレスチナ難民に食料や教育、医療などを提供してきた。慶応大の錦田愛子教授(中東政治・難民研究)は「イスラエル建国の際に生じたパレスチナ難民に特化した組織で、現在はパレスチナ自治区とヨルダン、レバノン、シリアで約590万人の難民を支援している」と説明する。「現在、ガザに対して多くのNGOが支援しているが、避難する場所の提供や人数の把握などUNRWAが中核となっている」

◆「今、ガザへの支援止まれば人命が失われる」
 UNRWAの運営費に占める国連の予算は全体の3%。大半を各国の拠出金でまかなう。2022年の予算で国別最多は米国の約3億ドル(約450億円)で運営費総額の3割に近い。日本は6番目の約3000万ドル。これらの国の拠出停止で活動が停滞する懸念が強まっている。「UNRWAの職員のリストは常に公開されてきた。なぜ疑惑がこのタイミングでイスラエルから情報提供されたのか」と錦田氏はいぶかしむ。
 「今、ガザで支援が止まれば、確実に人命が失われる。ICJがジェノサイド防止と人道支援の確保を求めたのと真逆の動きだ」と指摘するのは、同志社大の三牧聖子准教授(米国政治外交)。「ハマスが起こしたテロについて既にガザ市民に対し集団懲罰が与えられている。今回の資金拠出停止は、一部のUNRWA職員への疑惑で新たな集団懲罰を与えることになる」
 UNRWAの活動が止まれば影響はガザだけにとどまらないという。日本女子大の臼杵陽教授(中東研究)は「ヨルダンやレバノン、シリアの難民支援にも大きな支障を来す。米国からの圧力もあったのだろうが、ガザの問題を取り上げて全体への資金拠出停止を判断したのは釈然としない」と日本政府の判断に疑問を呈する。その上で「アラブ諸国の一般民衆には、米国の親イスラエル路線に対する不信感は強い。パレスチナ難民への支援が滞ることは、周辺地域の政治的体制が不安定となる恐れがある」と危ぶむ。

◆分断の世に「欧米同調」でいいのか?
 UNRWA職員がハマスの攻撃に直接参加するなどしていたら大きな問題だ。だが、事実関係が未確定の段階なのに、米国などは組織全体をテロ組織と見なすような対応をしている。
 東京外国語大の篠田英朗教授(国際関係論)は「親イスラエル諸国と反イスラエル諸国が同じ現実を見ながら、全く違う理解、反応をしている。分断が広がっており、深刻だ」とし、日本が取るべき立場をこう強調する。「日本は安全保障を米国に、石油輸入を中東に依存し、双方の間でバランスを取ってきた。だが今のような荒れた状況では、最低限の一貫性を保たなければ、双方の信用を失う。『国際社会の法の支配』を重視し、原則論に立って事実を分析した上で資金提供再開を見極める必要がある」
 前出の三牧氏は、欧州でもノルウェーなどには拠出金を追加する動きがあるとし、こう訴える。「人道的危機に加担する事態を日本政府はどう考えるのか。親イスラエルの米国やホロコーストの問題を抱えるドイツに追随するのが正しいのか。むしろ、これらの国が拠出をやめた分を埋めるような人道支援を考える局面ではないか」

◆デスクメモ
 伊藤忠はイスラエル軍の攻撃で多数のガザ市民が死亡している事実への評価はしていない。日本政府のUNRWAへの資金拠出停止も、影響を受ける人々の痛みへの配慮が不足している。平和、人権、法の支配。日本が本来よって立つべき基盤を自らないがしろにしていないか。(北)
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/344.html
[自然災害23] 続・災害時のトイレをくそまじめに考える 日
1. 蒲田の富士山[2174] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月09日 15:17:37 : uvOT9DWn9g : SWxhLmhQS3ZxQU0=[16]
素晴らしい。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/110.html#c1
[政治・選挙・NHK293] 泉房穂氏 小渕優子氏らによる裏金聞き取り終了に「実態解明せず責任も取らず再発防止ができるはずがない」(スポニチ)
[ 2024年2月9日 14:22 ]

https://www.sponichi.co.jp/society/news/2024/02/09/kiji/20240209s00042000366000c.html

 兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏(60)が9日までに自身のSNSを更新。自民党の森山裕総務会長は同日の記者会見で、派閥政治資金パーティー裏金事件を受け、政治資金収支報告書に不記載があった議員への聞き取り調査を終了したと明らかにしたことに言及した。
 森山氏は、党所属の全国会議員を対象としたアンケートの回収も終えたと説明し「どういう形で発表できるかは党執行部で相談して決めたい」と述べた。岸田文雄首相は官邸で開いた政府与党連絡会議で「アンケートはできる限り早期に結果の取りまとめを行う」と強調し、「政治刷新本部のもとに、政治資金に関する法の整備の検討、党機能・ガバナンスの強化、党則等の見直しについて、中堅若手の議員によるワーキングチームを設置した」などと話した。
 聞き取り調査は2日に開始。森山氏を座長に小渕優子選対委員長ら党執行部6人が分担し、会計責任者らが立件された安倍、二階、岸田3派だけでなく、麻生、茂木、森山派の関係者からも状況を聴取した。執行部による調査に参加した弁護士を中心に報告をまとめる。
 泉氏は「『岸田総理“規正法改正案など検討”党のヒアリングとアンケートは終了』との報道にビックリだ。『実態解明』もせずに、いったい何の検討か。『実態解明』と『政治責任』と『再発防止策』は3点セットだ。実態解明もせず、責任も取らずに、再発防止ができるはずがない」とつづった。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/318.html
[議論31] 英語教育を廃止しよう
英語教育を廃止しよう。

また、民主党政権となった場合に、これを要求したい。
中学校の英語教師、高校の英語教師は、多分、相当に困るのだが、社会科とか他の科目を担当するしかない。
公立の外語学校を設立して、中学生以上は、そこで、外国語に、接する。
もちろん、午後3時以降で、塾みたいなもんだ。

公立の外語学校に行かなければならないとかの義務はないので、行かなくても構わない。

大学入試から、外国語を外す。

入試合格後に、講義が日本語でない講座があっても、それは選択できないなあ、という悔しさはあっても、それはそれでいいのだ。、

何で、英語を身に付けなければならない??

義務か?
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/826.html
[議論31] 英語教育を廃止しよう 蒲田の富士山
2. 蒲田の富士山[2175] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月10日 20:31:05 : JfQYNa9v22 : czFaaGw1ZUdYMGc=[1]
↑TORは、非表示にするよ。

私は、25年ぐらい、大型コンピュータのプログラマーをやっていたが、富士通のマニュアルが、一番読みやすく、しかも、納得のいくものだった。
富士通は、三菱や日立と違って、アムダールさんと組み、正面から新しいIBMのOSを研究してきたわけだ。

日立のマニュアルを見ると、何か一生懸命日本語化しようとしているが、なんか、生煮えというか、消化できていないというか、非常に難解である。
多分、三菱のもそうなんだろう。
IBMのマニュアルなんか、なんだこりゃ、だよ。
英語脳があると、ある程度わかるのかもしれない。

まあ、要するに、英語力がなければならないとういう、↑TORの主張は、私のスレとは、スレ違いになります。

日本人の将来には、技術力も、英語力も、不要です。
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/826.html#c2

[政治・選挙・NHK293] 地位協定「主権の問題」 沖縄知事、全国で訴え継続(東京新聞・共同)
地位協定「主権の問題」 沖縄知事、全国で訴え継続(東京新聞・共同)
2024年2月10日 19時36分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/308676?rct=national

 沖縄県の玉城デニー知事は10日、東京都内で開かれた同県主催の日米地位協定をテーマにしたシンポジウムで「沖縄だけではなく、日本国の主権の問題だ。国民全員で考えていく必要がある」と述べ、抜本的見直しが必要だと訴えた。終了後には、記者団に応じ「今後も全国でトークキャラバンなどを通じ訴えていく」と強調した。
 玉城知事は、日米地位協定のため、米軍基地由来の事故や事件の調査などに日本政府や行政が直接介入できない現状を説明。沖縄県が実施した欧州やフィリピン、韓国における米軍との地位協定の運用状況に関する調査結果を報告。いずれも自国の法律や規則を米軍にも適用し、航空訓練の規制なども可能だと指摘した。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/330.html
[議論31] 英語教育を廃止しよう 蒲田の富士山
5. 蒲田の富士山[2176] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月11日 14:20:08 : JfQYNa9v22 : czFaaGw1ZUdYMGc=[2]
リックの酒場様、コメントありがとうございます。
外国語の公教育の現制度の変更は、可能だと思うのですが、定着しちゃっているので、なかなか動かせないのだと思います。

話が外れますけれど、昔、吉本隆明さんの本読んでいて、日本の知識人の西洋への接し方について評したものだと思いますが、「本来ならば「梯子段」のようなもでなければならない」、つまり、のぼり降りが出来なければならない、という内容が書かれてあったと思います。
必要があれば、何という著作の、何ページだったか、調べてみますが・・・。

日本の知識人の西洋への接し方は、要するに、二枚舌、二重人格で、明治以来ずっとそれが続いている。
ひょっとしたら、夏目漱石とか、そのほかその時代の人も論評していたかもしれない。
英語教育は、やめるべきだ。
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/826.html#c5

[政治・選挙・NHK293] 共産党の田村智子・新委員長に抱負も「党大会での事件」も、いろいろ聞いた 「安保条約廃棄の旗を降ろしたら…」(東京新聞)
2024年2月11日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/308685/1
https://www.tokyo-np.co.jp/article/308685/2

 共産党トップの委員長に女性で初めて田村智子氏(58)が就任して間もなく1カ月。安倍晋三元首相が主催した「桜を見る会」を巡る問題への舌鋒鋭い追及で注目され、親しみやすい人柄でも知られる田村氏だが、直面する課題は山積みだ。志位和夫前委員長が主導した「野党共闘」路線は、他党の思惑も絡んで先行き不透明。古参党員の除名問題では党の組織体質に内外から批判が集まる。伸び悩む党勢を盛り返すことはできるのか。そして、1月の党大会での「あの事件」の真相は—。全ての疑問を本人にぶつけた。(聞き手・大野暢子、小椋由紀子)
 田村智子(たむら・ともこ) 1965年、長野県小諸市生まれ。早稲田大卒。在学中、学費値上げへの抗議行動を機に共産系の青年組織「日本民主青年同盟」(民青)に参加。卒業後は民青の専従職員、共産の国会議員秘書を経て2010年参院選で初当選し、現在3期目。20年、女性初の党政策委員長に。今年1月の党大会で女性初の党委員長に就任した。次期衆院選で比例東京ブロックへのくら替え出馬を予定している。愛称は「タムトモ」。

◆自民党政治への怒りを、政治を変える希望に

 Q 委員長として取り組むべき仕事は。
 A 国民に広がる自民党政治への怒りを、政治を変える希望に変えていきたい。そして、多くの人を党に迎え入れたい。この間、残念ながら党勢が後退してきたが、今、前進に転じる大きなチャンスがある。私も実感してきたが、共産党は政治を変えたいという立場で自由に議論できるし、学べる。それが楽しい。そういう楽しさを広げていきたい。

 Q 「政治とカネ」の問題に揺れる現下の政治情勢をどうみるか。
 A 自民党政権の中枢を担ってきた政治家が、モラルのかけらもなく、政治を語る資格もないことが明白になった。金権政治の温床である企業・団体献金を、岸田文雄首相は擁護している。自民党をカネで支える経済界の要請で、国民多数が反対しても消費税増税が強行され、法人税減税がセットで行われてきた。経済界の目先の利益で政治がゆがめられ、結果的に実質賃金が下がり続けるなど、経済の停滞も引き起こしている。

◆「綱領や民主集中制は継承する」

 Q 党勢が低迷する理由をどう考える。打開策はあるか。
 A 90年代を前後してソ連・東欧の旧体制の崩壊があり、社会主義へのマイナスイメージが大きく広がった。しかし今では、貧富の格差の拡大、気候危機の深刻化のもと、資本主義の方が「やっていけるのか」となっている。
 共産党は先月の大会で、人類社会にいろいろな矛盾をもたらしている資本主義の利潤第一主義を乗り越えて「人間の自由」が全面的に花開く社会が、私たちの目指す社会主義・共産主義だと打ち出した。若い人たちの中に「資本主義のままでいいのか」という問いがある。その答えを持っているのは、共産党だけだ。

 Q 党の何を残し、何を変えたいか
 A 政策の柱となる綱領や民主集中制(民主的に議論し、行動を統一する組織原則)は継承する。その上で、もっと1人1人の党員の力が発揮される党へと発展させたい。1人の力持ちに責任も活動も集中したら、女性役員も増えないし、若い人たちが力をのびのびと力を発揮できない。
 私も経験したが、女性は妊娠・出産、生理の時も含め、活動を抑える時期がある。ばりばりと活動しなければ責任ある役割を果たせないというのではなく、自分を大切にしながら活動できる党にしていくのが理想だ。

◆3月の予算案審議「私もつらかった」

 Q 自身は自分を大切にしながらキャリアを築いてこられたか。
 A 日本社会はジェンダー平等が非常に立ち遅れている。子どもにはかなり我慢をさせたと思う。予算委員会や予算関連法案の審議は毎年3〜4月。子どもの入学式や卒業式に出られない時もあった。子どももつらかっただろうし、私もつらかった。どう両立するのか、もっと議論して変えることはできるはず。
 私も1人で頑張るわけではない。志位和夫前委員長が議長になり、指導部の体制もベテランから若手まで層が厚い。困った時には率直に相談できて、その人を支えるような強い組織づくりに挑戦したい。

 Q 「桜を見る会」問題の追及で名をはせた。
 A 当時問題になった「政治の私物化」は、国民よりも官邸の方を向く政府にしてしまったのではないか。能登半島地震では、1カ月がたってもプライバシーやジェンダー視点の欠如が避難所で頻発している。政府は「マニュアルを徹底する」と言うだけ。各省庁が何とかしようと乗り出して進める姿勢が見えない。一部の政治家が官僚を言いなりにさせ、官邸の主導権を強めたことで、省庁を「指示待ち」にしたのではないか。

 Q 安倍政権以降、自民党が改憲への意欲を強めている。特に緊急事態条項の創設を巡っては、一部の野党の協力を取り付けた自民が議論の進展を狙っており、岸田首相も施政方針演説で改めて任期中の改正に意欲を示した。
 A 法律を守ることもできない政治家たちに憲法を語る資格があるのか。改憲ではなく、自民党の政治資金を巡る違法行為を徹底究明してほしいというのが圧倒的な世論だ。この国会で憲法の何を語るつもりなのか。緊急事態条項は「国会をやらなくていい。権限をすべて政府に委ねる」のが目的。震災などが起きるたびに持ち出されるが、緊急時ほど国会で各党が国民の代弁者として、現場でつかんだ問題点を政府に突きつけるべきだ。

◆「真剣に政権交代を求めるなら共闘が必要。話し合いの用意はある」

 Q 問題のある与党を追い詰めようと「野党共闘」を打ち出した。目指す共闘とは。
 A これだけ自民党政治への怒りが広がり、国民が政治を変えてほしいと願っている時、対抗の軸を示す責任が野党にはあり、共闘が必要だ。企業・団体献金の禁止、連座制も含めた政治資金規正法改定では一致している。
 野党共闘の1丁目1番地が、立憲主義を破壊した安全保障法制の廃止だ。憲法に背く動きを自民党政治が着々と進めている。軍事費の(対GDP比2%への)倍増や殺傷武器の輸出、戦闘機の国際共同開発などは許されない。消費税減税など経済政策の転換、選択的夫婦別姓・同性婚など、野党が一致できる政策を大いに議論したい。

 Q 立憲民主党の泉健太代表が最近、政治改革や教育無償化といった共通政策を持つ野党による連立構想「ミッション(使命)型内閣」を提唱している。
 A 真剣に政権交代を求めるなら共闘が必要だし、話し合いの用意はある。政策課題についても、本当に国民の暮らしの要求に応えようと思ったら「軍事費2倍」とはどうしたって矛盾する。軍事費や不要不急の予算、大型事業はいったん見直し、教育や医療介護に回すことが急がれる。こうした重要な課題について協議していく用意はある。

◆「パワハラ」とまで指摘された…あの批判の理由は

 Q 「除名問題」に加え、党大会で委員長選出を控えた田村氏自身が党員の除名問題に反発した神奈川県議の発言を厳しく批判した件は、「パワハラ」とも言われ耳目を集めた。党員やサポーターになろうとしている人が「入党すれば自由にものが言えなくなるのではないか」と不安にならないか。
 A 党内の議論は自由に行っている。「そういう意見を言ってはならない」という対応はしていない。大会決議案も2カ月前に示し、支部や各地の会議での議論だけでなく個人の意見も応募原稿で寄せてもらい、誰でも読めるように(党機関誌の)しんぶん赤旗号外という形で発行した。自由な議論を保障している。ただ、自由な議論だけで終わってしまったら一致結束して政治を変えていくことはできない。
 除名された元党員の主張の柱の一つは、共産党が日米安全保障条約の廃棄を掲げているから野党共闘が進まない、党の基本政策からこれを降ろせというものだった。党綱領のもっとも核心の部分だ。わが党が安保条約廃棄の旗を降ろしたら、国内の全ての主要政党が(日米安保条約を)認め、在日米軍を認めることになる。オスプレイが墜落事故を起こし、危険な訓練を繰り返し、沖縄でどれだけの人権侵害が在日米軍によってもたらされてきたのか。そんな(安保条約を認める)立場に私たちが立つなんて、ありえないことだ。それを党内で議論せず、いきなり出版や会見で主張した。最も重い処分を下すしかなかった。
 党大会で「処分は間違いだった」という発言が出た以上、「こういう意見がありました」では済まない。発言の内容に対して、どこに問題があるのかを厳しく批判しなければ、一番の核心部分で党の団結をつくることができない。中央委員会でこれらを議論し、私の討論のまとめで批判を行った。

 Q 記者が知っている「タムトモ」のイメージにはなかった。
 A (苦笑いしながら)「ええっ?」という感じだっただろうか。

 Q 葛藤はなかったか。
 A 党内の議論は自由闊達(かったつ)であるべきだが、ばらばらで終わっていいとは思わない。問題点があれば率直に述べる。冷静な議論を尽くし、方針を決定したら、団結していくことが大切だ。

◆「政策の違いがあるから各政党に分かれている」

 Q 党の政策を変えたり、曖昧にしたりしてまで、野党共闘を追求するつもりはないということか。
 A 政策の違いがあるから各政党に分かれている。共闘できる政策しか持ち合わせないのであれば、違いのない政党になってしまう。私たちが日米安保条約廃棄という立場を掲げ、在日米軍にも厳しくものを言い、米国言いなりの外交でいいのかという問題提起ができる党であることは、世界の中でも大きな意味を持つ。(日本政府は)イスラエルのガザ攻撃についてイスラエルをまともに批判できず、停戦すら促せない。米国の顔色をうかがっており、その根底には安保条約がある。
 各党と一致できるところが安保条約の廃棄ではないのは百も承知だ。しかし、安保条約には重大な問題があり、廃棄という立場に立つからこそできる共産党の国会論戦がある。

 Q 野党共闘のために政策を変える必要はない、と。
 A 他の野党も私たちと違う政策を持っており、それを投げ捨てろなんて私たちは言っていない。共闘で連立政権を実現したら、国民に約束した一致点まで仕事をやって、選挙で信を問う。その時に新たな政策の一致点を議論するのが筋だろう。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/334.html
[議論31] 英語教育を廃止しよう 蒲田の富士山
7. 蒲田の富士山[2177] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月12日 13:11:33 : JfQYNa9v22 : czFaaGw1ZUdYMGc=[3]
↑ちょっと論理的ではあるが、論理だけで書くと、屁理屈になる。
まあ、面白いと言えば、それなりに、面白いけどね。
非表示処分待ち。
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/826.html#c7
[政治・選挙・NHK293] 小沢一郎氏「大嘘つき」岸田首相が「月額500円弱」と訴えた「子育て増税」のからくりに怒り(日刊スポーツ)
[2024年2月12日15時33分]

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202402120000733.html

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は12日、自身のX(旧ツイッター)を更新。岸田文雄首相が少子化対策の一環で公的医療保険料に上乗せして徴収する「子ども・子育て支援金」の国民の負担額を、「粗い試算」とした上で1人平均「月500円弱」と述べたことについて「支離滅裂で意味不明」とバッサリ切った。
「明らかな『負担増』なのに『支援金は負担増には当たらない』と主張する総理。支離滅裂で意味不明。大嘘つき。言葉でごまかし、国民を騙し続ける自民党。許されない」と投稿した。
この国民負担増について、6日の衆院予算委員会で岸田首相を追及した立民の早稲田夕季議員は「ステルス増税」「事実上の子育て増税だ」と、そのからくりを厳しく批判。首相は「歳出改革と賃上げで負担軽減の効果を生じさせ、実質的な負担は生じない」と述べたが、SNSには「おい、事実上の増税じゃねーか、コレ!」「増税を勝手に決めるな」など厳しい批判が相次ぎ、「月額500円弱」はネット上のトレンドワードになったほどだった。
試算では、所得額や加入する医療保険組合によって被保険者の月額の負担額は異なるため、「月額500円弱」ではとどまらず、年間で換算すると、1万円を超えるケースもあるとされる。首相の説明も不十分なままで、小沢氏の指摘にとどまらず、国民の怒りが今後さらに増幅していくのは避けられない。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/347.html
[議論31] 英語教育を廃止しよう 蒲田の富士山
9. 蒲田の富士山[2178] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月13日 13:23:35 : JfQYNa9v22 : czFaaGw1ZUdYMGc=[4]
↑この人は、多分、パイナップルだと思う。

私は、米国の真似はしていないよ。

米国の真似をしない正しい道とは、反米をやめることか?

私は、反米とまでは言わないが、無視米だ。
もちろん、反米の心を持つ人に対しては、とやかく言わない。

反米左翼、反米右翼、が米国の真似をしたがるというのは、どうだろうねえ。

この人は、社民に急接近を望んでいる勝共のなれのはて、残党なのではないのかな??

パイナップルというのが、一番あてはまると思うが。

初期非表示。
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/826.html#c9

[議論31] 英語教育を廃止しよう 蒲田の富士山
12. 蒲田の富士山[2179] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月14日 02:29:46 : JfQYNa9v22 : czFaaGw1ZUdYMGc=[5]
HIMAZINさん。
ペルシャ語も加えましょう。
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/826.html#c12
[議論31] 英語教育を廃止しよう 蒲田の富士山
14. 蒲田の富士山[2180] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月14日 15:38:21 : JfQYNa9v22 : czFaaGw1ZUdYMGc=[6]
リックの酒場様、コメントありがとうございました。

<本来ならば「梯子段」のようなもでなければならない>

何という著作の、何ページだったか、45年ぐらい前の記憶で、思い出せません。吉本さんの本は全部古本屋に売っちゃから・・・。(吉本さん自身が、「本というものは、いらなくなったら古本屋に持ってけ」と言ってた。)

Googleでちょっと検索しても出てこないので、仕方がない、

図書館に行き、勁草書房から出ている吉本隆明の本(一冊一冊)を、自分の目で検索してみようかな。

バスとか乗ってる時間に丁度いいかも。

結果報告は、半年後ぐらいになるかもしれませんが、すいません。
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/826.html#c14

[戦争b25] 次期戦闘機輸出へルール変更を 英大使、日本に解禁要求(東京新聞・共同)
次期戦闘機輸出へルール変更を 英大使、日本に解禁要求(東京新聞・共同)
2024年2月13日 18時26分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/309064?rct=world

 英国のロングボトム駐日大使は13日、日英伊が共同開発する次期戦闘機の第三国輸出を巡り「日本が防衛装備品の輸出ルールの変更を近く実現することが重要だ」と述べ、早期の輸出解禁に向けた取り組みを求めた。東京都内で共同通信と単独会見した。
 ロングボトム氏は、第三国輸出の容認は日本にとって「新たな一歩だ」と指摘。与党協議が滞っている日本の現状に懸念を示し「(日英伊の)対等なパートナーシップに関わる」と述べた。
 日本の現行制度は他国と共同開発する防衛装備品の第三国輸出を認めていない。ロングボトム氏は、協議に時間がかかっていることに「国民への説明が必要だ」と理解も示した。

―――以上引用

ここら辺の、要請だったわけね。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/352.html
[雑談・Story42] ぽっかぽかの日に「春一番」 関東地方、2023年より14日も早く(東京新聞)
2024年2月15日 18時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/309480?rct=national

 気象庁は15日、関東地方に春一番が吹いたと発表した。昨年より14日早い。強い南風に伴い、気温もぐんぐん上昇。東京都心では最高気温21.1度を観測し、平年を10度余り上回る4月下旬並みの陽気となった。都心で2月中旬に21度を超すのは8年ぶり。
 春一番は、立春から春分までに吹く最初の南寄りの強風。15日午後7時までに観測された最大瞬間風速は都心で18.8メートル、横浜市で19.9メートル、千葉市で19.1メートル。
 最高気温は千葉県横芝光町で21.6度、茨城県つくば市で21.4度といずれも5月上旬並み。埼玉県久喜市で21.5度、神奈川県小田原市で20.2度、群馬県桐生市で19.5度、栃木県小山市で19.4度など、広範囲で4月並みとなり今年一番の暖かさだった。
 16日は北風に変わり、季節外れの気温は収まる見込み。(宇佐見昭彦)
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/288.html
[政治・選挙・NHK293] 小沢一郎氏「足りないからよこせとは」岸田首相の納税呼びかけ答弁を批判「ふざけた政権」(日刊スポーツ)
[2024年2月15日12時42分]

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202402150000373.html

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は15日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、岸田文雄首相が14日の衆院予算委員会で、16日から始まる所得税の確定申告を前に「法令にのっとり適切に申告、納税を行うようお願いしたい」と答弁したことを踏まえて「これほど国民を馬鹿にした話は無い」と投稿した。
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件への対応に批判が集まる中での岸田首相の答弁を受け、「裏金さておき」としたメディア報道の見出しを引用しながら「これほど国民を馬鹿にした話は無い。日々税金を好き勝手に使い、醜く裏金化してきた反省も実態解明も一切せず、『足りないから金をよこせ』とは。こんなふざけた政権は一刻も早く引きずり下ろすべきである」とポストした。
首相の納税呼びかけ答弁に対しては、インターネット上でも怒りのコメントが殺到。「裏金さておき」「裏金さておき納税呼びかけ」「法令にのっとり適切に申告」「納税しろ」などの言葉が、次々にトレンドワードになっており、裏金事件への国民の不信感が高まる中、自民党の総裁という「当事者」である岸田首相の、人ごとのような答弁への怒りが高まっている。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/376.html
[政治・選挙・NHK293] 泉房穂氏、ネット上での批判急増に「組織的な動きのようにも感じる」(デイリースポーツ)
2024.02.16

https://www.daily.co.jp/gossip/2024/02/16/0017335583.shtml

 元明石市長の泉房穂氏が16日、自身のX(旧ツイッター)を更新。ネット上で自身への批判意見が増加していることを明かし、「組織的な動きのようにも感じる」とつづった。
 泉氏はXで「愚痴」と題して文章を投稿。「今年に入り、ネット上での厳しい意見が急に増えてきたように感じている」とした。
 さらに「言葉じりの一部や趣旨を曲解するなどして、一斉にネット上にあふれんばかりの批判を浴びせかけてこられることも増えてきている」とも報告。その上で「組織的な動きのようにも感じるのだが、考えすぎなんだろうか・・・」と吐露した。
 この投稿に「バイトです」「組織的だと思いますよ」「泉さんの大人気に困る人達がいるのでしょうね」といった賛同意見が多く寄せられた。一方で「テレビ出たからでしょ」などと疑問視する意見も散見された。
 泉氏はNHK、テレビ朝日の局員などを経て2003年に衆議院議員に。11年から22年までは兵庫県明石市の市長を務めた。昨年12月からは、テレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜、前8・00)にコメンテーターとして出演。政治問題などに舌鋒鋭く切り込み、政治評論家・田崎史郎氏との度重なる論戦でも話題となっている。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/377.html
[政治・選挙・NHK293] 「なに言っとるんや」石原伸晃氏「政治家の領収書は100円単位で」に怒りあふれる…玉川徹氏は「納税しない運動」の可能性を指摘( SmartFLASH )
2024.02.17 16:40

https://smart-flash.jp/sociopolitics/274055/1/1/

 2月10日、元自民党幹事長の石原伸晃氏が『NewsBAR橋下』(ABEMA)に出演。政治家が領収書を出すのは「100円単位でいいのでは」と発言したことが物議を醸している。
 自民党派閥の裏金問題をめぐり、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏と議論を交わした石原氏はこう主張した。
「1円の領収書を出して、税理士を雇って検査してもらうと40万円ぐらいかかる。私なんかはわりと役職をやらせてもらったのですぐ対象者になり、毎年その労力たるや。常識的には(領収書を出すのは)100円単位でいいのでは。
 会計士の先生にぜんぶ見てもらって、ぜんぶチェックするって意味あることなのかな?」
 橋下氏から、「政治家は税務署に見られない特権があるのだから。領収書がないと使い道がわからない」と話を振られると、石原氏はこう主張した。
「それを特権と見るか、政治活動の自由とみるか。お金がかかるのは当たりまえだから。1円というのは非常識だと思う。鉛筆だって1円じゃ買えない」
 政治団体が受けた寄付は公益性の観点から原則非課税となる。石原氏はさらに、こう持論を述べた。
「政治活動に使ってくれと寄付でいただいているお金だから。遵法精神さえあればこんな問題は起こらない。それがない人間がたくさん出たから国民は怒っているわけで、政治家がしっかりケジメをつけること。
 そして、政治資金をこれからどう扱っていくのか。『税金と一緒にしろ』『税務署に見せろ』といったのは主だった意見だけど、与野党でコンセンサスを得ないとダメだと思う」
 石原氏が、政治家が出す領収書について「100円単位でいいのでは」と発言したことに、SNSでは怒りの声があふれた。

《みんな税理士雇ってるんだよ。みんな義務だから、しかたなく必死にやってるの。なに言ってるのこの人》
《石原伸晃がたかが1円で領収書いるか?ってノリだったけど、民間は1円の領収書でも貰って経理に渡すor申告しています。しかもインボイスで作業量増えてるのよ。何言っとるんやと》
《この感覚が一般国民と乖離していることに気が付けない残念な方。だから選挙で落とされる》
《国民と政治家は違うの? おかしいよね…上から見下してるの?》

「石原氏は、2023年12月12日放送の『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)に出演した際、『100円、200円、300円、そんなものの領収書ホントに必要なのかって気がするんですよね』と発言していますから、今回のコメントも本音なのでしょう。
 ちょうど確定申告が始まり、インボイスで国民が細かい作業に追われているさなかの発言ですから、世の中のことが本当に何も見えていないのかもしれません。
 石原氏は『政治家がしっかりケジメを』と主張していますが、その政治家がいっさいケジメをつけていないわけですから、度し難いですよね」(政治担当記者)
 自民党の裏金事件をめぐっては、会計責任者や秘書が立件される一方で、立件された議員は4000万円超のキックバックを受けた安倍派の3議員のみ。
 政治資金は原則非課税だが、裏金が議員本人の収入と見なされれば、所得税の課税対象になり得る。
 しかし、2月15日には、自民の森山裕総務会長が「政治資金として処理しているので、所得税は発生しない」とし、納税を「党として検討することはあり得ない」と否定的な考えを示した。
 また、鈴木俊一財務大臣も同日、「財務大臣の立場で不記載をおこなった議員に対し、納税するようにと言うことはしない。党の立場を見守るということだ」と述べている。
 こうした発言を受け、16日、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演した玉川徹氏は、こう憤った。
「政治資金がなんで非課税かといったら、公益性があるという前提に立っているから非課税になっているんですよ。こんなやり方、公益性なんてないじゃないですか。裏金つくって。本当に国民のなかから安倍派、二階派が納税しないうちは “我々は納税しない運動” とか起きてくるのではないですか」
 国民の納税義務を逆なでするような行為や発言が続けば、本当に “納税しない運動” が起こりかねない。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/389.html
[政治・選挙・NHK293] オイシックス会長が「放射能汚染水」。会社が過去にも複数回注意。福島第一原発の処理水巡り(HUFFPOST) 達人が世直し
1. 蒲田の富士山[2181] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月17日 20:24:34 : ByWGy2DPfa : MXJXaGhwaHhFUkk=[1]
素晴らしい。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/388.html#c1
[国際34] アメリカの「無宗教者」はどれぐらいの数でどのような思想を持っているのか?(GIGAZINE)
2024年02月18日 12時00分

ttps://gigazine.net/news/20240218-nones-usa/

日本では特定の宗教を強く信仰していない「無宗教」であると答える人が多くいますが、アメリカでは主にキリスト教が信仰されています。2023年に実施された研究では、アメリカで「特に宗教を信仰していない」と回答した無宗教者の割合は約10年で大幅に増加しており、そのような無宗教者の思想について調査結果が示されています。
ワシントンD.C.を拠点としてアメリカや世界における人々の問題意識や意見などについて調査するピュー・リサーチは、アメリカ人の宗教観についての調査結果を2024年1月に公開しました。調査は2023年7月31日から8月31日までアンケート形式で実施され、1万1201人が回答しました。
結果として、約28%となる3317人が「信仰している宗教はない」と回答しています。以下はピュー・リサーチが示したアメリカの成人における無宗教者の割合の変化を示したグラフ。2007年に無宗教者だと回答した参加者は16%でしたが、その割合は年々増加傾向にあることがわかります。
続けて、ピュー・リサーチは「無宗教者」に関してよく寄せられる8つの質問について回答しています。

・1:「無宗教」というのはどのように定義されているのか?
2023年の調査で「信仰している宗教はない」と回答した人のうち、神は存在しないと考える無神論者が約17%の658人、神がいるともいないとも人知では知り得ないとする不可知論者が約20%の678人、残りの約63%が宗教について「特に何もない」と回答した無関心者となっています。
ピュー・リサーチによると、無神論者や不可知論者は高度な教育を受けた人に多く、一方で特に何もないと回答した人はアメリカの平均的な成人よりも学歴が低い傾向にあるとのこと。また、無宗教者全体の69%が50歳未満で、特定の宗教を信仰している55%以上が50歳以上であることと比較すると、全体的に若い人は無宗教者の割合が高くなりました。
その他、無神論者と不可知論者は政治思想的にリベラルである割合が高く、特に何もないと回答した人は中道派が最も多いことが示されています。

・2:「無宗教」である理由は?
無宗教者であると回答した人にピュー・リサーチが理由を尋ねたところ、3分の2が「宗教の教えに疑問を持っている」もしくは「神を信じていない」と答えました。また、宗教団体や人々への批判を指摘する人も一定数おり、47%が「宗教団体が嫌いだから」、30%は「宗教心を持つ人々に関して嫌な経験がある」と回答しています。

・3:無宗教者は市民生活に関与していない?
宗教を重んじる人は人助けやボランティア、投票といった市民生活への関与を積極的に行いますが、無宗教者はそうではないと考えられています。実際に、以下に示したグラフでは2022年にボランティアに参加した割合、投票率、選挙で選ばれた役人に連絡したり政府の会議に出席したりといった社会参加の割合が示されています。グラフの黒い点が無宗教者、青い点が何らかの宗教を信仰している人で、いずれの項目でも無宗教者の割合の方が低くなっています。
しかし、ボランティアの参加率や投票率では10%程度の開きがありますが、その他いくつかの社会参加に関連した項目ではそれほど大きな違いはないとピュー・リサーチは指摘しています。また、市民生活への参加レベルが低いのは無神論者の中でも無関心者に見られる傾向で、無神論者や不可知論者は宗教を信仰する人とほとんど変わらないそうです。

・4:無宗教者は全員神を信じていないのか?
無宗教者は、宗教に熱心な人に比べて「聖書に書かれているとおり」神を信じている可能性は低いものの、ある程度神やその他高次の力を信じている人は多いとピュー・リサーチは回答しています。2023年の調査において、「宇宙には高次の力や霊的な力が存在する」という考えを否定しているのは無宗教者でも29%と少ない割合です。

・5:無宗教者は宗教以外の霊性や精神性は重んじていないのか?
人間の尊厳や存在意義など霊魂や精神世界を重んじるスピリチュアリティは、宗教思想と切り離して考える人も多くいます。2023年の調査で無宗教者と回答した内の49%は、スピリチュアルもしくはスピリチュアリティを重要だと考えていると回答しました。

・6:無宗教者は宗教に対して敵対的か?
無宗教者の43%は、宗教は社会において全よりも害をもたらすと回答。宗教が害よりも善をもたらすと答えたのは14%で、良い面も悪い面もあると答えた無宗教者は41%いました。傾向として、全体的に無宗教者は宗教に敵意を持っているわけではありませんが、一部の無宗教者は非常に否定的な見方をしています。

・7:無宗教者は科学を信仰しているのか?
無宗教者は宗教や神を否定して「すべてのことには科学的な説明がある」と考える人もいますが、その割合は35%。宗教を信仰する人で同じ回答をしたのは9%だったため、科学を重要視する割合は無宗教者で多くなっていますが、無宗教者でも63%が「自然界を超えたスピリチュアルな現象がある」と考えています。

・8:無宗教者は道徳についてどのように考えているのか?
「正しく生きる」という思想の基準や他人を重んじる精神など、宗教に基づいた道徳意識を持っている人は多くいます。それでは無宗教者は道徳観を持っていないかというとそういうわけではなく、無宗教者の大多数は「神を信じなくても道徳的で良い価値観を持つことは可能」と主張しています。

ピュー・リサーチのグレゴリー・スミス氏は今回の調査結果を受けて、「無宗教者の増加が、アメリカの国民生活に影響を与える可能性があります」と述べています。
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/268.html
[国際34] アメリカの「無宗教者」はどれぐらいの数でどのような思想を持っているのか?(GIGAZINE) 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2182] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月18日 16:03:49 : ByWGy2DPfa : MXJXaGhwaHhFUkk=[2]
雑談板が良かったかなあ。
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/268.html#c1
[政治・選挙・NHK293] 泉房穂氏、ネット上での批判急増に「組織的な動きのようにも感じる」(デイリースポーツ) 蒲田の富士山
35. 蒲田の富士山[2183] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月20日 12:25:21 : ByWGy2DPfa : MXJXaGhwaHhFUkk=[3]
コメント18番は、

 @ ペンネームを変更すること。
 A TORをやめること。 

この2つのことを実行することで、非表示を回避できる。

私が非表示にしないのは、また<フォローアップ投稿>をするのではないかという、懸念があるからだ。
<フォローアップ>機能の廃止(廃要素)を、管理人さんに要望してみようかな、と思っている。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/377.html#c35

[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
17. 蒲田の富士山[2184] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月20日 15:03:22 : ByWGy2DPfa : MXJXaGhwaHhFUkk=[4]
突然、春になった。
朝は、それなりに寒かったけれど。
明け方まで、降った雨と、風は、春2番か?

今度の冬は、風呂にお湯を入れて、一晩つけっぱなしにするという愚行は1回だけだった。
あまりやりすぎると、ガス代がえらいことになる。


http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c17

[自然災害23] 福島原発30キロ圏内、患者を診続けて亡くなった院長 高野病院13年の苦闘が突きつける「大災害後の地域医療」(東京新聞)
2024年2月14日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/309091?rct=tokuhou

 東京電力福島第1原発から約22キロ。福島県広野町で、原発事故後も双葉郡8町村で唯一診療を続けた高野病院が昨年11月、事業承継された。引き継いだのは同病院を継続し、地域で必要な医療を提供し続けようとする医師と病院運営をしていた個人。病院名もスタッフもそのままで、今後は救急医療や訪問診療も始め、そのためのクラウドファンディングを13日から始めた。大災害や原発事故後、地域医療を守るにはどうしたらいいのか。(片山夏子)

◆医療法人社団に承継、再出発
 「高野病院はみなさんの力で残すことができた」
 高野病院を運営する医療法人社団「養高会」の高野己保(みお)元理事長(56)はスタッフへのあいさつをしながら、これまでのことを思い出していた。事故直後から応援に来てくれた医師に「病院を残したことは誇っていい」と言われ、「これでいいんだ」と安堵(あんど)するとともに、込み上げてくる涙をこらえた。
 昨年11月6日、養高会の理事会が一新され、己保さんは経営から退いた。多くの地方病院を立て直してきた小澤典行医師(60)を理事長に、また多くの病院運営に携わってきた徳丸隆文氏(59)を理事に迎えた。事業承継をして再出発したのだ。

◆避難に耐えられない患者と病院に残った父
 震災から12年半、病院の創設者で震災後、長らく常勤医1人で病院を支えた父英男元院長=享年81歳=が亡くなり、7年がたとうとしていた。何度も閉鎖の危機に見舞われながら、己保さんは「患者のためにできることを粛々とする」という父の生涯を懸けた地域医療への思いを守ってきた。
 2011年3月。震災当時、病院には内科と精神科で101人の入院患者がいた。建物は地震を耐えたものの、川を遡上(そじょう)した津波で一時孤立。停電は古い非常用ディーゼルで乗り切り、底をつく燃料や食料の確保に奔走した。水も消防団や自衛隊の給水でしのいだ。
 物流も途絶える中「商品を自由に使って」とスーパーの鍵を預けてくれた社長も。県職員は、動かせる入院患者の受け入れ先の病院を必死で探してくれた。英男元院長は避難に耐えられない患者37人と、病院にとどまることを決意した。おかげで震災関連死を出すことはなかった。

◆常勤医師は1人 周辺からは助けを求める人々が
 避難で看護師やスタッフも減り、ぎりぎりの状態が続く中、1カ月半ほどして東京から非常勤医師が週末の当直に戻ってきてくれた。それでも普段は、英男元院長が常勤医師1人で、朝から夜まで患者を診続けた。休むのは病院の隣の「社宅」で浅い睡眠を取る間だけ。過重な負担が、元院長の体をむしばんでいった。
 避難で住民が減り、事故前は月500人前後だった外来患者が一時は数十人まで落ち込んだ。一方で、周辺に病院がない中、体調を崩した人や、認知症で避難所にいられない高齢者が助けを求めてきた。さらに入院患者が1人また1人と戻ってきた。家族が避難する中、「故郷で死にたい」と入院を望む高齢者もいた。

◆「原発が怖い」で人手不足 9割が人件費に
 事務長だった己保さんは医師や看護師を求めて奔走。だが「原発が近くて怖い」と人が集まらず、交通費や寮費、被災地に来てもらう手当も加わり、人件費が1.5倍に跳ね上がった。県外からの雇用は給与の半額を補助することを目指した県の支援策もあったが、基準となるのが全国平均額で、実際には高騰する給与の4分の1ほどの補助にしかならなかった。通常の病院では人件費の割合が6割程度なのに比べ、9割近くを占めたこともあった。
 周辺の避難指示が解除され始めると、帰ってきた住民や原発、除染作業員などの救急対応が増えた。震災前は救急はほとんど受けていなかったが、病院がない中、英男元院長は救急も時間外も断らなかった。双葉郡管内の救急搬送のうち、多い年で半分近くを高野病院が受け入れた年もあった。双葉地方広域市町村圏組合消防本部の林浩消防課長(57)は言う。「高野病院が診療を続け、救急も受け入れてくれ、どれだけ助かったか。地域の病院が残り、どれほど住民が安心だったか。高野病院の大先生やスタッフの頑張りに感謝しかない」

◆父の死…泣く間もなく病院継続へ奔走
 英男元院長が火災で亡くなったのは16年12月30日夜。すでにその数カ月前に倒れて以降、手足が震えたり、起きられない日が増えていたという。限界だった。
 己保さんは「父の医師としての人生を見届けなくては」と変わり果てた父に対面。泣く間もなく、病院継続のために奔走した。若い医師らが駆けつけてくれたが、元院長が1人でしていた仕事を埋めるには何人もの医師が必要だった。県からも医師が派遣され何とか回したが、毎月500万円の赤字と人探しが続いた。

◆県は「民間の1病院を個別に支援できない」
 東電の賠償も細る中、県に支援を求めたが「地域に病院がなくなっては困るが、民間一病院を個別に支援はできない」と言われた。町が「高野病院を救おう」とクラウドファンディングで集めた約900万円も同じ理由で町の医療財源となり、高野病院の支援に使われたのは一部だった。
 何とか病院を続けたいと、特別養護老人ホームを町に譲渡。地域の高齢者のために訪問看護も始めた。「最後は自分の生命保険がある」と己保さんは時折、お守りのように保険証書を眺めた。
 そんな中で昨夏、小澤さんと徳丸さんに出会った。2人は全国各地の病院を黒字化させる中で、地域に必要な病院の経営を立て直したいと考えていた。

◆高齢化する地域 ニーズに沿った立て直し
 小澤さんは「事故後も診療を続けた元院長らの地域への貢献度は大きい。病院名も職員もそのまま残したいと思った」と言う。どんな苦しい時も笑顔を絶やさない己保さんを「心からすごい」とたたえ、病院顧問として一緒に働くよう口説いた。己保さんの娘たちが医療・薬学の道に進んだことを歓迎し「将来ぜひパートナーに」と言う。
 徳丸さんは原発事故後、さらに高齢化が進むこの地域の需要に合わせた立て直しを進める。訪問診療や訪問リハビリを始め、救急の受け入れも開始。在宅と病院の両方を同時に進め、病床稼働率も上げる。救急医療機器導入のため、新たに病院としてのクラウドファンディング(READYFOR 高野病院で検索)も始める。「一病院で経営を保つのは難しい。だから他地域でも事業承継を進め、いくつもの地方病院で人材や資金を支え合える仕組みを作りたい」

◆機能維持のため、地域全体で計画を立てる必要が
 双葉郡には事故前、六つの病院があったが、現在は高野病院と、18年に総事業費約24億円で富岡町に造られた県立ふたば医療センター付属病院のみ。さらに大熊町に県立病院の建設計画が進む。民間病院で続いたのは高野病院しかない。
 災害時の医療支援を担う国立病院機構災害医療センターの小早川義貴医師(47)は現在、能登半島で活動する。地域に元々あった病院が住民を診る意味は、治療の上でも精神的な安心の上でも意味が大きいという。「個人病院の頑張りで乗り越えられるほど、状況は甘くない。新たに病院を建てるのではなく、既存の施設を利用し、機能を維持するために地域全体で医療や福祉計画を立てるべきだ。それには民間や公にかかわらず、柔軟な支援が必要」。そしてこう言葉を継ぐ。「個人の頑張りで診療を続けた高野病院は、災害で苦しむ他の病院の希望のためにも潰(つぶ)れてはならない」

◆デスクメモ
 もとから過疎・高齢化していた地域が壊滅的災害を受ける。その後はどうなるか。いま能登半島で問われるその問題は、福島被災地の現況を見るに、軽々しく希望を口にしづらい。高野病院の存続にしても元院長らの超人的努力のおかげ。自助、共助には限界がある。圧倒的な公助を。(歩)福島原発30キロ圏内、患者を診続けて亡くなった院長 高野病院13年の苦闘が突きつける「大災害後の地域医療」
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/111.html
[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
18. 蒲田の富士山[2185] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月21日 14:27:20 : UVYiaFyrGo : Z3hOc3BaU0xhci4=[1]
雨になっとるぞー。

すいません、またテンプターズ。

歌:ザ・テンプターズ

作詞:松崎 由治
作曲:松崎 由治

―――以下引用

雨に咲いた 恋の花は
静かに散った
あわずにいたかった
短い恋の命

雨に咲いた 小さな恋は
流れて消えた
知らずにいたかった
二人の愛のさだめ

雨よ雨よ降らないで
雨よ雨よ降らないで


https://youtu.be/JUNUwI-8sSE

http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c18

[国際34] 米英支配層による大量殺戮の背後に優生学(櫻井ジャーナル)
2024.02.22

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202402220000/

 ウクライナとパレスチナは戦乱で破壊されて多くの人が死亡、東アジアでは軍事的な緊張が高まっている。いずれも仕掛けたのはネオコンと呼ばれるアメリカの好戦的な勢力だが、いずれもイギリスの支配層が19世紀に始めた長期戦略と深く関係している。
 この戦略は「グレート・ゲーム」と呼ばれていたが、それをイギリスの地理学者ハルフォード・マッキンダーは理論化、1904年に発表した。日露戦争が勃発した年だ。ジョージ・ケナンの「封じ込め政策」やズビグネフ・ブレジンスキーの「グランド・チェスボード」もマッキンダーの理論に基づいている。マッキンダーを無視して現在の国際情勢を語ることはできない。
 マッキンダーによると、世界を支配するためには「世界島(アフリカとユーラシア)」を支配しなければならない。そのためにはボルガ川から長江、北極圏からヒマラヤ山脈までの「ハートランド」を支配する必要があり、そのためには東ヨーロッパを支配しなければならない。
 イギリスは海軍力の国である。ユーラシア大陸を締め上げるため、その周辺部(内部三日月帯)をその海軍力で支配するのだが、そのためには1869年に完成したスエズ運河が重要な意味を持つ。その運河を利用して地中海から紅海を通り、インド洋へ抜けることができるようになったのだ。スエズ運河の近くにイスラエル(1948年)とサウジアラビア(1932年)を作り上げたのはイギリスにほかならない。
 イギリスからマダガスカル、スリランカ、マレー諸島、海南、台湾、そして日本へ至る地域は外部三日月帯と呼ばれる。マレー半島から日本へ至る地域は中国を侵略するための拠点。明治維新の背後でイギリスが暗躍、明治体制に深く関与した理由はここにあるだろう。
 徳川時代の日本は長崎だけでなく、松前から蝦夷地、対馬から朝鮮半島、薩摩から琉球という経路で大陸と盛んに交易していた。鎖国していなかったことは明白であり、明治維新で「開国」したわけではない。
 マッキンダーがまとめた戦略の背後にはイギリスの支配層がいた。その中心グループはビクトリア女王にアドバイスしていたネイサン・ロスチャイルド、ウィリアム・ステッド、レジナルド・ブレット、そしてセシル・ローズらだ。
 イギリスはボーア戦争(南アフリカ戦争/1899年〜1902年)で金やダイヤモンドを産出する南アフリカを奪い取ることに成功したが、ローズはその戦争で大儲けしたひとり。その侵略でウィンストン・チャーチルも台頭してくる。イギリスの金融資本は世界の金をコントロールできるようになり、金本位制を採用する国の通貨にも大きな影響力を及ぼせるようになった。
 1871年にNMロスチャイルド&サンの融資を受けて南部アフリカでダイヤモンド取引に乗り出して大儲けしたセシル・ローズはアングロ・サクソンを最も高貴な人種だと考えていた。
 ローズは1877年6月にフリーメーソンへ入会、『信仰告白』を書いている。その中で彼はアングロ・サクソンが最も優秀な人種だと主張、その優秀の人種が住む地域が増えれば増えるほど人類にとってより良く、大英帝国の繁栄につながるとしている。秘密結社はそのために必要だというわけだ。
 1890年にローズはロンドンでナサニエル・ド・ロスチャイルドのほか、ステッド、ブレット、ミルナー、サリスバリー卿(ロバート・ガスコン-セシル)、ローズベリー卿(アーチボルド・プリムローズ)たちへ自分のアイデアを説明、そのうちローズ、ロスチャイルド、ブレット、ステッドの4人が協会の指導者になったとされている。(Gerry Docherty & Jim Macgregor, “Hidden History,” Mainstream Publishing, 2013)
 ステッドによると、ローズはチャールズ・ダーウィンの信奉者で、トーマス・マルサスの『人口論』から影響を受けたとされている。ダーウィンの従兄弟にあたるフランシス・ゴールトンは優生学の創始者だが、その優生学は人口論と結びつく。人口の爆発的増加を防ぐために「劣等」な人間を削減の対象にしようというわけだ。ハーバート・スペンサーもダーウィンの仮説を社会へ持ち込んだ人物である。ローズも優生学を信奉していた。
 貧困問題の原因を社会構造でなく先天的な知能の問題に求め、産児制限を提唱、フェミニストの運動を支持していたマーガレット・サンガーもマルサスの人口論やゴールトンの優生学を信奉していた。彼女は劣等な人間は生まれつきだと考え、そうした人間が生まれないようにしようということになるからだ。
 ローズの遺産を利用して1903年に始められた奨学制度は今でも機能しているローズ奨学金。奨学生に選ばれると、学費を生活費が提供され、オックスフォード大学の大学院で学ぶことができる。この制度は支配層の人脈を形成する仕組みのひとつだ。
 キャロル・クィグリーによると、1901年までこの協会を支配していたのはローズ。彼以降はアルフレッド・ミルナーを中心に活動した。ミルナーはシンクタンクのRIIA(王立国際問題研究所)を創設した人物としても有名で、「ミルナー幼稚園」や「円卓グループ」も彼を中心に組織されたという。
 ミルナーは1854年にドイツで生まれ、オックスフォードで学ぶ。その後、1881年からポール・モール・ガゼットという新聞社で働くが、85年に退社して政界入りを試みたものの失敗し、南アフリカへ向かった。
 アメリカやイギリスはイスラエルを使い、パレスチナ人を絶滅させようとしている。ウクライナではロシア軍の反撃で失敗したが、日本では遺伝子導入剤の生体実験で住民が死滅しかねない状況だ。人がいなくなれば「高貴な人種」の支配地域が増えると考えている人がいるかもしれない。
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/287.html
[戦争b25] ヒトラーなぞらえイスラエル批判 「大量虐殺だ」とブラジル大統領(東京新聞・共同)
2024年2月19日 10時41分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/310194?rct=world

 【サンパウロ共同】ブラジルのルラ大統領は18日、ガザ情勢について「戦争ではなく、ジェノサイド(民族大量虐殺)だ」と発言し、ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を行ったナチス・ドイツのヒトラーになぞらえイスラエルを批判した。イスラエル側が反発している。
 ブラジルメディアによると、ルラ氏は訪問先のエチオピアで記者団に「ガザのパレスチナ人に起きていることは歴史上あまり例がないが、実際あったのはヒトラーがユダヤ人殺害を決めた時だ」と述べた。
 イスラエルのネタニヤフ首相は声明で「イスラエルとナチスのホロコースト、ヒトラーを比較することは越えてはならない一線だ」とルラ氏を痛烈に批判した。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/370.html
[戦争b25] ヒトラーなぞらえイスラエル批判 「大量虐殺だ」とブラジル大統領(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2186] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月22日 01:37:04 : UVYiaFyrGo : Z3hOc3BaU0xhci4=[2]
<△20行くらい>
ガザ巡るヒトラー発言で非難応酬 ブラジルとイスラエル(東京新聞・共同)
2024年2月21日 15時53分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/310607?rct=world

 【リオデジャネイロ共同】ブラジルのルラ大統領がパレスチナ自治区ガザ情勢を巡り、ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を行ったナチス・ドイツのヒトラーになぞらえてイスラエルを批判したことを受け、イスラエルとブラジル双方が大使を呼び出して抗議するなど非難の応酬に発展した。
 ブラジルメディアによると、ルラ氏は18日、ガザ情勢について「ジェノサイド(民族大量虐殺)だ」とし「ガザのパレスチナ人に起きていることは歴史上あまり例がないが、実際あったのはヒトラーがユダヤ人殺害を決めた時だ」と述べた。
 イスラエル側は猛反発。ブラジルの駐イスラエル大使を呼び出して抗議したほか、カッツ外相は19日、ルラ氏を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定したと発表した。
 ブラジルも19日にイスラエルの駐ブラジル大使を呼び出して抗議した。
 ルラ氏が所属する労働者党幹部は、地元メディアに「ネタニヤフ氏は、自身の政策を批判した人を叱責する前に、世界中で引き起こしている反発について憂慮するべきだ」と述べた。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/370.html#c1

[雑談・Story42] <コラム 筆洗>「ソーシャルディスタンス」「ステイホーム」「人流」「オンラ…(東京新聞)
2024年2月1日 07時02分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/306571?rct=hissen

 「ソーシャルディスタンス」「ステイホーム」「人流」「オンライン飲み会」…
 新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なころは嫌というほど聞いた言葉だが、今はめったに耳にしない。「コロナ死語」とでもいうべきか。感染の沈静化とともにあっという間に消えていった。
 コロナ時代にわずかに見えた変化の兆しもやはり幻だったのか。東京を離れ、地方で暮らすという考え方である。総務省が発表した2023年の人口移動報告によると、東京都は転入者が転出者を大幅に上回り、「転入超過」が約6万8千人。コロナの影響で過去最少となった21年の5433人からざっと12倍である。東京一極集中の流れがまた強まってきた。
 コロナ時代、「3密」を回避するため、人の多い東京を離れたいという空気は確かにあった。通勤の必要のない「テレワーク」によって、地方移住や「ワーケーション」に向かう人を増やすかに見えたが、地方への注目も結局は一時のことだったとみえる。
 政府は地方の衰退を防ぐため、27年度に東京圏と地方の転入・転出者数を均衡させる目標を設定しているが目標達成は容易ではなかろう。
 テレワークで東京圏にある企業に勤めながら地方で暮らす「転職なき移住」の推進を図るが、問題はそのテレワーク。コロナが遠ざかるにつれてテレワークという言葉さえ、「死語」に近づいてはいないか。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/290.html
[社会問題10] これが生活保護の水際作戦…電気も水道も止められているのに「家族で支え合って」と突っぱねた市職員(東京新聞)
これが生活保護の水際作戦…電気も水道も止められているのに「家族で支え合って」と突っぱねた市職員
2024年2月16日 17時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/309625

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<連載・砂上の安全網>
 生活保護は「最後のセーフティーネット(安全網)」とも呼ばれる。国民の生存権を保障した憲法25条を根拠とする制度だからだ。しかし、桐生市では保護費を1日1000円に分割した上に満額支給しなかったり、受給者から預かった印鑑を無断押印したりするなど、違法性を強く疑われる運用が表面化した。黒田さんの体験から問題点を洗い出す。(この連載は、小松田健一と福岡範行が担当します)
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<砂上の安全網 @>

 「お父さんが大変なことになっているので、すぐ見に行ってください」
 2015年7月、群馬県桐生市に住む黒田正美さん=仮名=の携帯電話が鳴った。声の主は同市福祉課の職員だった。

◆木くずで起こした火で煮炊きしていた父
 当時、黒田さんは30代後半。父の杉本賢三さん=仮名、当時(61)=と市営住宅で同居していたが、結婚で独立し、杉本さんは単身生活を送っていた。駆け付けると、ライフラインは全て止められ、石油ストーブの燃焼筒に外で拾い集めた木くずを入れてマッチで着火し、わずかに残ったコメを煮炊きしていた。窮状を見かけた近所の住民が市へ通報したのだという。
 杉本さんは料理人として働いていたが、心臓疾患などによる体調悪化で就労困難な状態が続いていた。黒田さんは市福祉課に相談したが、「家族で支え合って」「実家に戻りなさい」と相手にしてもらえなかった。同年8月、杉本さんはやむを得ず市内の実家で暮らす妹、黒田さんにとっては叔母の家に身を寄せる。
 しかし、以前から折り合いが悪かったため、杉本さんは母屋に入れず、隣接する廃工場に身を置いた。猛暑で知られる桐生市でエアコンも風呂もない住環境は、ただでさえ万全ではない体力を奪った。

◆「家計簿をつけて」「1日800円で生活」
 叔母は無職、黒田さんは当時子育て中で働いておらず、夫の収入も父親を養うだけの余裕はなかった。窮状から脱するには生活保護以外に道はなく、黒田さんは父と叔母の生活保護を申請するため、市福祉課を訪れた。しかし、担当職員は「1カ月、家計簿をつけてください」と告げる。「生活保護を受けている人で1日800円で生活している人もいる。見習うように」と申請させなかった。いわゆる「水際作戦」だ。
 さらに、同課職員が自宅に来て夫の通帳を見て収入を確認し、家賃や車のローン残額などを聞き出した。「なぜそんなことまでされないといけないのか」と憤ったが、ここで職員の機嫌を損ねたら、さらに不利な扱いを受けるかもしれない、という懸念から何も言えなかった。
 見かねた友人から、黒田さんは困窮者支援に取り組む仲道宗弘司法書士(群馬県伊勢崎市)を紹介され、窓口に同行してもらったことで、同年9月にようやく保護が決まった。

◆暴言「社会性のなさから生活保護になった」
 その際、担当職員は窓口で黒田さんに「お父さんの社会性のなさから生活保護になった」と、大声で暴言を吐いたという。窓口は個室ではなく、執務フロアで周囲に大勢の職員や他の来訪者もいた。黒田さんは「悔しくてたまらなかった」と振り返る。
 黒田さんは仲道司法書士の助言で、一連の経過をメモで記録していた。
 「町でぐうぜん父の姿を見かけ、びっくりする。ホームレス状態」「市へ電話をすると、『家族で支え合って』『実家にもどれ』の一点ばり」
 生活保護が決まってからも、杉本さん、黒田さん父娘にはさらなる試練が降りかかった。


「市を訴えるってこと?」・・・福祉課職員に怒鳴られた娘、尊厳否定され死んだ父 生活保護めぐり心に傷
2024年2月17日 17時39分

<砂上の安全網 A>

https://www.tokyo-np.co.jp/article/309878

 2015年9月、桐生市からの生活保護受給が決まった黒田正美さん=仮名=の父、杉本賢三さん=同、当時(61)=は、直後に心臓疾患の治療のため市内の病院で手術を受けた。
 退院後に実家の廃工場に戻れば、再び体調を崩しかねない。主治医は施設入所を勧めた。ただ、桐生市が提示したのは前橋市北部の介護施設だった。桐生市内から車で1時間以上かかるため、子育てに追われる黒田さんは難色を示して近隣施設の紹介を求めたが、担当者に「桐生市内はどこもいっぱい」と断られた。

◆保護辞退届書かされ、居場所と収入失いそうに…
 担当者はさらに、杉本さんの生活保護を廃止し、前橋市で改めて申請するよう求め、黒田さんに保護の辞退届を代筆させた。受給者が転居する場合は「移管」手続きで、保護が途切れないようにするのが通例だ。黒田さんは釈然としなかったが、制度に関する知識が乏しかったこともあって、父を施設へ入れることを優先し受け入れた。
 ここで問題が生じた。入所に必要な桐生市の介護認定手続きが未了だったため、施設に入所を断られる。居場所を失うばかりか、前橋市から生活保護を受けるまで一時的に完全な無収入になってしまう。
 辞退届は入所と引き換えだったため、黒田さんは電話で桐生市の担当者に辞退の撤回を懇請する。しかし、担当者は「施設のご案内をしただけで入れとは言ってない」などと話し、らちがあかなかった。

◆担当者との間に存在する上下関係
 黒田さんが書き残したメモにはこうある。
 「○○(担当者氏名、メモでは実名)黒田さんは何をしたいの? 桐生市をうったえるって事?」
 「そうやって○○さんとかにせめられてつらくって市に行く事やtelがくると調子が悪くなっちゃうんですよ」
 黒田さんは市福祉課の窓口でも、他の来訪者や職員に聞こえるような大声で怒鳴られたことが複数回あったという。「(担当者と自分に)上下関係が成立していて、逆らえなかった」

◆「まだそんなことをやっていたのか」
 杉本さんは施設入所後に若年性認知症を発症し、17年5月、63歳で亡くなった。黒田さんは一時、市の担当者から電話がかかると体が震えるほど強い精神的ダメージを受け、これまで父のことでは家族にも口を開くことがなかった。
 しかし、昨年11月、生活保護費を1日1000円しか渡さなかった事例が報じられると「まだそんなことをやっていたのか」と驚き、尊厳を否定された父の無念を晴らしたいと取材に応じた。
 桐生市は昨年12月、制度運用に問題があったと認めて荒木恵司市長が謝罪し、内部調査チームと第三者委員会の立ち上げを表明した。黒田さんの事例について小山貴之福祉課長は「記録が廃棄されており、詳細な把握が困難な状況。引き続き調査し、第三者委員会や内部調査チームに報告したい」とコメントした。
 黒田さんは「今ならば、あのころの自分に『もっと周りを頼りなよ』と言う。表面化した問題は氷山の一角と思うので、第三者委員会で徹底的に調べてほしい」。


生活保護、水際作戦が常態化? 桐生市の「異様さ」がデータで見えた 「最低水準」の背後に何があったのか
2024年2月18日 17時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/310053

<砂上の安全網 B>

 群馬県桐生市に住む黒田正美さん=仮名=が、父・杉本賢三さん=同、2017年5月に63歳で死去=の生活保護を申請しようとした際、司法書士が窓口に同行するまで、市がかたくなに申請を拒んだことは前回までに詳述した。いわゆる「水際作戦」に、黒田さんは「父が救いを求めたとき、親身に対応してくれればもっと長生きできたと思う」と、悔しさを語る。

◆「保護率」2011年から10年で半減
 桐生市は10年ほど前から、生活保護を開始した世帯の割合が群馬県内の他市に比べて明らかに低い状態が続いてきた。生活保護の申請を受け付けた割合も、同時期から低水準が続いた。水際作戦は常態化していた可能性があり、研究者やケースワーカーでつくる「生活保護情報グループ」と本紙が連携し、県作成の資料から分析した。
 桐生市は、人口に対する生活保護受給者の割合を示す「保護率」が11年度をピークに一貫して低下し、22年度までにほぼ半減した。11年連続の低下は県内の市で唯一で、受給者も11年度の1163人から、22年度は547人と半減した。
 生活保護の申請や開始は世帯単位で行われる。分析では、申請や開始の件数を当時の世帯数で割って、各市の推移を比べた。
 結果、桐生市は申請、開始ともリーマン・ショックの影響が現れた09年度ごろは県内トップクラスの水準だったが、11〜14年度に大幅に低下し、最低水準に定着した。申請を受け付けても開始に至らないケースも相次いでいた。
 一方、生活保護を受けた世帯数に対する保護廃止の割合は、記録を確認した05年度以降ずっと県の平均値に近かった。
 生活保護情報グループのメンバー桜井啓太・立命館大准教授(社会福祉学)は「急速に申請、開始が減っている。窓口に相談に来た段階で申請する意思をくじくような説明をするなど、申請権の侵害がなかったかを総チェックする必要がある」と指摘する。生活保護の受給者らへの市の厳しい対応が知られていたことで、相談に行きづらい雰囲気があった恐れもあるという。

◆「数字をコントロールしたことはない」と桐生市
 近隣地域は、主な産業や高齢化率などが似ているため、保護率や保護開始の割合などは似た推移をたどりやすい。桜井准教授は「保護率を見ているだけでも桐生市の異様さは分かる。県の監査が形骸化していなかったかも検証が必要だ」と、県の桐生市に対する指導姿勢も疑問視した。
 市福祉課は保護率が低い理由について、昨年12月18日と今年1月15日の記者会見で、それぞれ「高齢者世帯の死亡などによる保護世帯の自然減によるもの。数字をコントロールしたことはない」とコメントしている。


生活保護の「水際作戦」の背景には偏見 国はマイナンバー並みの熱意で「正しい理解」の普及に努めるべき
2024年2月19日 17時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/310183

<砂上の安全網 C>

 桐生市による生活保護制度の不適切な運用をめぐっては、同制度が憲法に基づいた国民の権利であるという根幹部分への無理解が浮き彫りとなった。生活困窮者支援の活動に取り組むかたわら、フリーライターとして精力的に生活保護をめぐる問題の取材を続けている小林美穂子さん(55)=前橋市出身=に、一連の問題の背景などについて聞いた。

◆「自分たちがルール」と言わんばかりの運用は憲法無視

 −生活保護費を「1日1000円」に分割した上、決定額を満額支給しなかったり、持ち主が分からない印鑑を職員が書類に無断押印したりするなど、桐生市で明らかになったさまざまな問題点をどう考えますか。
 「多くの自治体へ生活保護の申請に同行した経験を踏まえても、桐生市の対応は突出しておかしなことばかりです。憲法や生活保護法を無視して『自分たちがルールだ』と言わんばかりの運用がされていたことに驚きました」

◆人員不足で「申請を受け付けない」力学が働く

 −桐生市の例は典型ですが、生活保護を求める人を窓口で拒んで申請させない「水際作戦」は、なお後を絶ちません。なぜでしょうか。
 「まず、生活保護の実務を担当するケースワーカーが慢性的な人員不足で、過重労働に陥っていることが挙げられます。厚生労働省はケースワーカー1人当たりの受け持ち目安を80世帯としていますが、実際には100世帯を超えることも珍しくありません」

 −生活保護制度が複雑なことも、職員の負担を重くしていますか。
 「その通りで、処理しなければいけない書類が非常に多く、心理的、身体的な負担を軽くするため、申請を受け付けないようにするという力学が働きます。職員の増員が必要です。多忙ゆえに制度や人権に関する研修が不十分で、十分な知識を蓄積できない問題もあります。制度利用の要件を満たしている人のうち利用している方は現状で2割程度です。必要な人にすべて行き渡らなくては制度の意味がありません」

◆国会議員によるバッシングが偏見を助長した

 −生活保護制度には「楽をしてお金をもらっている」といった誤解や偏見が根強くあります。なぜでしょうか。
 「以前から『働かざる者食うべからず』といったスティグマ(他者が押し付ける負のイメージ)はありましたが、2012年ごろに一部の国会議員が制度利用者に対して激しいバッシングを行い、より助長されたように思います。群馬県のように保守的な地方ほど、その傾向は強いと感じています」

 −制度の改善にはどのような施策が必要でしょうか。
 「短期的には、国がマイナンバーカードの普及宣伝と同じぐらいのエネルギーを注ぎ、生活保護制度に人びとが正しい理解を得るよう努めてほしいと思います」
 「中長期的には、現在は生活扶助や医療扶助などが全てパッケージになっていますが、個人の事情に応じ、例えば住宅が必要な人には住宅扶助だけを実施する『単給』を導入し、より利用しやすくすることが必要だと考えます。負のイメージが定着してしまった生活保護という名称も変えていく必要があるでしょう。市民のスティグマ解消や人権意識の底上げも必須です」

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小林美穂子(こばやし・みほこ) 前橋市出身。幼少期をインドネシアやケニアで過ごし、成人後はニュージーランド、マレーシアで働き、帰国後は自動車会社の通訳者となる。2014年から生活困窮者支援団体「つくろい東京ファンド」(東京都中野区)のスタッフを務める。単著に「家なき人のとなりで見る社会」(岩波書店)、共著に「コロナ禍の東京を駆ける」(同)がある。 
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http://www.asyura2.com/18/social10/msg/429.html
[政治・選挙・NHK293] 小沢一郎議員、裏金事件の渦中の確定申告に「国民の怒り感じる」との財務相の発言に「わかっているなら、すぐ行動を」(中日スポーツ)
2024年2月21日 18時40分

https://www.chunichi.co.jp/article/856937?rct=societynews

 元自民党幹事長で現在は立憲民主党の小沢一郎衆議院議員(81)が21日、事務所名義のX(旧ツイッター)を更新。この日の衆院予算委員会で鈴木俊一財務相が、16日から始まった所得税の確定申告で、自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件による国民の怒りを感じていると発言したことに「わかっているなら、すぐ行動を。『自民党には甘く、国民には厳しく』は許されない」と直言した。
 事件の報道を受け、各地の税務署では納税者の怒りが連日報じられている。小沢氏が添付した報道によると、立憲民主党の議員から「国民の声を肌で感じた方がいい」と問われ、鈴木財務相は「国民が不安や怒りを持っていると感じている。税務署で担当職員が大変苦労しているのは申し訳ない」などと答弁した。
 フォロワーからは「苦労してるのは、国民で、まずは、国民に謝らないといけないと思います」「『今後も注視する』で終わりか?」「内心は全く怒りも感じていないし、危機感も全くないのだろう」などの怒りやあきれた感想が相次いだ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/433.html
[自然災害23] 能登半島、次第に地震規模が拡大 群発に地下水が関係か(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
31. 蒲田の富士山[2187] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月22日 06:22:11 : UVYiaFyrGo : Z3hOc3BaU0xhci4=[3]
<■80行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
ナゾ残る能登半島地震 研究者が現地調査で驚いた、前代未聞の複雑な動き「活断層リスク見直しを」(東京新聞)
2024年2月18日 07時39分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/310037

 能登半島地震では、想定されていた半島北岸の断層群が動いたと考えられています。しかしそれで問題が解決したわけではないと研究者は考えています。断層そのものの性質や周辺の地盤の変化など、まだ分からないことが多いのです。(永井理)
 今回の地震は、国土交通省や内閣府、大学の断層調査プロジェクトなどが10年前に指摘していた能登半島北岸沖の活断層が起こしたとみられます。断層は石川県の津波想定にも取り入れられていました。「そのためか想定通りだったという予定調和的な捉え方が目立つ。しかし活断層からみれば今回の地震は分からないことだらけ」と、日本活断層学会長の鈴木康弘・名古屋大教授は指摘します。
 鈴木さんらは石川県志賀町を調査し、同町の富来(とぎ)川に沿って地震断層が3キロ以上にわたり現れているのを発見しました。断層の南東側が数十センチたわんで盛り上がり、断層に沿って地盤が水平に10センチ以上ずれているのが確認されました。存在が指摘されていた活断層「富来川南岸断層」が動いたとみられます。断層は川沿いに海まで続き、河口の岩場も隆起していることから「海底に続いている可能性もある」といいます。

◆これほど離れた場所に「お付き合い断層」が
 このような断層は大きな地震の影響で付随的に動くため「お付き合い断層」とも呼ばれます。鈴木さんが重視するのは、この断層が能登半島地震の断層から約20キロも離れている点です。「これほど離れた場所に付随して断層が現れた例はこれまで確認されていない」といいます。
 2016年の熊本地震でも、本震の断層から5キロほど離れた場所で多くの付随的な断層が動きました。こうした断層は地盤の変形だけでなく揺れの増幅などを起こす可能性が指摘されています。今回も断層の隆起が現れた富来川沿いの家屋は被害が大きかったといいます。
 鈴木さんは「1000年に1回大きい地震を起こすというような単純なイメージで捉えられがちだが、今回のようにお付き合いで動くなど複雑に活動し大小さまざまな地震を起こす。活断層のリスクの考え方を見直した方がいい」と指摘します。
 珠洲市若山町の若山川沿いでも付随的に動いたとみられる断層が見つかりました。最大2メートルほどの段差が東西2キロにわたり確認されました。調査が進めばさらに延びる可能性もあります。
 「ここは活断層があるとされている場所ではなかった」と現地を調査した東京大地震研究所の石山達也准教授は話します。ずれの量は大きいですが「能登半島が大きく変形する中で地表近くが割れたのかもしれない。震源の断層とつながるものかどうかは、きちんと調べて議論していく必要がある」といいます。

◆「海陸境界」は調査のエアポケット
 能登半島地震を起こした活断層は、半島北岸に沿った海底にある「海陸境界の断層」です。今回は長さ150キロにわたって断層が割れましたが、断層の長さや活動度(地震の規模や頻度など)はよく分かっていません。石山さんは「海陸境界の断層は、いわば調査のエアポケットみたいな状態」と話します。
 活断層が海底に現れているので陸地のように掘削して過去の活動歴を調べられません。海の断層は掘削の代わりに音波探査で様子を調べますが、陸地に近い浅い海では雑音が多く、深い海のように精度よく探査するのが難しいといいます。また、定置網があったり船が行き来したり、制限も多くあります。
 今回の地震では海岸が隆起して新しい段丘ができました。能登半島では、過去の海陸境界の地震で隆起してできた海岸段丘地形が何段も残っています。「そういう地形と結び付けて断層の活動度を推定できる可能性がある」といいます。日本海には海陸境界だけではなく沖にも活断層が多くあります。それらの性質を知る手掛かりになるかもしれません。
 また、能登半島の南の富山湾にも活断層があります。地形などから活発に活動しているようにみえますが、地質的なデータがないため活動歴は分かっていません。能登半島をはじめ日本海の活断層にはまだ分からないことが多いのです。

◆揺れで通信障害、震度計のデータを送れず
 別の課題も残りました。輪島市と能登町の3地点の震度計が通信障害でデータを送れず、半月以上後に輪島市で震度7、能登町で6強、6弱だったと分かりました。地震の揺れに詳しい纐纈(こうけつ)一起・慶応大SFC研究所上席所員は「震度7がすぐ分からなかったのは失態だった」と指摘します。大地震時の初動に役立つよう震度計を置いているのに、強い揺れで通信が途絶えては困ります。
 国内の震度計は気象庁が管理する約670台、防災科学技術研究所が管理する約800台、地方自治体が管理する約2900台です。データを送れなかった3地点は石川県が管理していました。気象庁によると、バックアップの衛星通信回線や72時間の非常用バッテリーを備える対策を進めており、気象庁分は完了しているといいます。纐纈さんは「縦割りにせず、気象庁が率先して全体の対策を進めていくことが必要」と話します。

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http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/104.html#c31

[政治・選挙・NHK293] 小沢一郎議員、裏金事件の渦中の確定申告に「国民の怒り感じる」との財務相の発言に「わかっているなら、すぐ行動を」(中日ス… 蒲田の富士山
2. 蒲田の富士山[2188] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月22日 07:44:58 : UVYiaFyrGo : Z3hOc3BaU0xhci4=[4]
財務相「国民には怒り」 裏金事件渦中の確定申告に(東京新聞・共同)
2024年2月21日 18時56分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/310609?rct=politics

 鈴木俊一財務相は21日の衆院予算委員会で、16日から始まった所得税の確定申告に、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件が与えている影響に言及した。「国民が不安や怒りを持っていると感じている」と答弁。「税務署で担当職員が大変苦労しているのは申し訳ない」とも述べた。
 事件を受け国民には、派閥から議員側に還流した裏金が課税対象とならないことへの不満が高まっている。野党は裏金受領が脱税に当たる疑いがあると批判を強めており、立憲民主党の後藤祐一氏は「国民の声を肌で感じた方がいい」と訴えた。
 鈴木氏は「私も関心がある。税務当局から、申告作業は大きな混乱なく進んでいると聞いた」と釈明。「国民が不公平感を抱くことがないよう、真摯に対応する」と引き取った。
 立民の山岸一生氏は政治資金収支報告書に不記載のあった自民議員に対し、派閥からの還流資金の未使用分を修正申告して納税を促すよう要求。鈴木氏は「政治家が自ら説明責任を果たすとの観点で行動していただくのが重要だ」と述べるにとどめた。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/433.html#c2

[政治・選挙・NHK293] 泉房穂氏、ネット上での批判急増に「組織的な動きのようにも感じる」(デイリースポーツ) 蒲田の富士山
37. 蒲田の富士山[2189] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月22日 20:22:29 : UVYiaFyrGo : Z3hOc3BaU0xhci4=[5]
↑私に対してのレスだとしたら、ちょっと嬉しいですけれど、外れています。
私は、共産主義の人ではなく、農本主義の人です。
ただ、共産党の方々とは、仲良くしていきたいなと、常々、思っています。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/377.html#c37
[政治・選挙・NHK293] オイシックス会長が「放射能汚染水」。会社が過去にも複数回注意。福島第一原発の処理水巡り(HUFFPOST) 達人が世直し
11. 蒲田の富士山[2190] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月23日 07:23:44 : UVYiaFyrGo : Z3hOc3BaU0xhci4=[6]
当社会長の辞任および、代表取締役社長の報酬自主返納についてのお知らせ(オイシックス・ラ・大地)
2024/02/22

https://www.oisixradaichi.co.jp/news/posts/240222/

当社会長の辞任および、代表取締役社長の報酬自主返納についてのお知らせ
当社会長の藤田和芳が、2024年2月12日にXにて投稿した不適切な発言により、不必要な風評被害を引き起こす可能性があったことを受け、懲罰委員会が開催されました。審議の結果、本年度末(2024年3月末)までの停職処分となりましたが、その結果をうけ、藤田本人が責任の重さを自身で判断し、辞任の申し出があり、2024年2月22日付けをもって会長の辞任を決定したことをお知らせ致します。
なお、藤田は取締役でない会長職であるため、社長が辞表受理をし、本日付にて辞任となりました。

また、本件により、多くのみなさまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしてしまったことに対して、藤田への監督責任を明確にするために、当社代表取締役社長 高島宏平については、本年度末(2024年3月末)までの役員報酬の10%自主返納の申し出がありましたのでお知らせいたします。

オイシックス・ラ・大地株式会社

―――以上引用

なのだそうです。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/388.html#c11

[政治・選挙・NHK293] 小沢一郎議員、裏金事件の渦中の確定申告に「国民の怒り感じる」との財務相の発言に「わかっているなら、すぐ行動を」(中日ス… 蒲田の富士山
5. 蒲田の富士山[2191] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月23日 08:00:44 : UVYiaFyrGo : Z3hOc3BaU0xhci4=[7]
<△29行くらい>
裏金を「還付金」と言い張り続ける自民党 脱税かもしれないのに…これは正しい日本語なのか(東京新聞)
2024年2月22日 19時27分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/310908?rct=politics

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件に関し、自民が派閥から所属議員に渡されたお金を「還付金」だと言い張っている。国税通則法などに登場する用語で、本来は国民が誤って所得税を納めすぎた場合などに返還される正当な金銭を指す。自民は記者会見などで多用しているが、政府与党から使い方をただす声は上がっていない。

◆「還付金」が原因で立件された国会議員たち
 自民が15日に公表した所属議員への聞き取り調査の報告書では、ノルマを超えてパーティー券を売った議員に渡されたお金を「還付金」、議員が派閥側に渡さずに保管したパーティー券収入を「留保金」と名付け、正当性を印象づけた。裏金事件の主な舞台となった安倍派幹部らも還付金という言葉をたびたび使い、党内でも定着している。
 一方、この「還付金」が原因で、党所属議員らが政治資金規正法違反の罪で立件されたほか、原則非課税の政治資金とされる留保金も、本来は所得税が課される雑所得に当たる可能性があり、野党から脱税の疑いが指摘されている。
 22日の衆院予算委員会では、立憲民主党の大西健介氏が自民の報告書を紹介しながら「還付金」について政府の見解をただした。鈴木俊一財務相は「報告書の言葉遣いについてコメントする立場にない」と答弁。大西氏は「脱税が問題になっている時に還付金という言葉を使うことは不適切。『正確に言葉を使ってください』というのが財務相の立場ではないか」と苦言を呈した。(我那覇圭)

【関連記事】「納税ばからしくなる」怒りが充満する確定申告会場 自民裏金議員との「信じられないほどの不公平」
【関連記事】裏金、実は「課税所得」…これは脱税事件では? どこまでも特権だらけの「政治屋」と国民の途方もない落差
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/433.html#c5

[雑談・Story42] ニャンニャン「猫の日」健康祈願 912匹の名前読み上げ、山口(東京新聞・共同)
2024年2月22日 16時32分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/310874?rct=national

 「ニャンニャンニャン」という語呂合わせで「猫の日」とされる2月22日、「猫寺」として知られる山口県萩市の雲林寺で猫のための健康祈願祭が初めて執り行われた。
 雲林寺の境内には600体以上の猫の置物などが並び、全国から十数人の愛猫家が朝から訪れた。埼玉県の会社員(52)は「猫は癒やしで、いないとさみしい」と実家と自宅で飼う猫の長生きを祈った。
 オンラインで国内外から申し込みがあった912匹の猫全ての名前が読み上げられ、読経中に寺で飼っている猫が迷い込むと思わずカメラを構える参加者もいた。雲林寺の住職角田慈成さん(53)は「末永く幸せに暮らしてほしい」と猫たちにエールを送った。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/291.html
[中国13] 「ピアノ大国」中国に変調 お受験需要消えバブル崩壊(東京新聞・共同)
2024年2月23日 15時53分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/311050?rct=world

 中国で中間層の台頭に伴い急成長したピアノ関連市場に、変調が生じている。世界で習う子どもの約8割が集中するとされる「ピアノ大国」だが、教育政策変更で“お受験需要”がほぼ消失。景気低迷も直撃し雪崩を打つようにピアノ離れが進み、バブル崩壊状態に陥っている。
 「倒産ラッシュが止まらない」。生産工場などが集まり「ピアノの里」と呼ばれる浙江省湖州市の町で工場を長年経営する60代男性が悲鳴を上げた。中国メディアによると、ここ最近のピアノの販売量はピーク時の15%程度に急落。富の象徴としてピアノを求めた中間層は「夢から覚めた」(中国の交流サイト)。
 高度経済成長期の日本でピアノ学習者が拡大したのと同様に、中国でも豊かになるにつれてピアノを学ぶ人口が増加。国営メディアは一時、国内で習う子どもは世界の学習者の約8割に達したと伝えた。
 しかし格差是正を掲げる習近平指導部は芸術分野の優秀者に有利な入試制度を小中学校や高校、大学で段階的に廃止。中国のピアノ生産・販売は19年の39万台から23年には16万台へと半減した。
http://www.asyura2.com/19/china13/msg/349.html
[戦争b25] なぜブラジルのルーラは正しいのか - イスラエルはナチのように振る舞っている(locom2 diary) HIMAZIN
2. 蒲田の富士山[2192] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月23日 18:42:48 : UVYiaFyrGo : Z3hOc3BaU0xhci4=[8]
HIMAZIN様、フォローアップ、ありがとうございます。
ところで、フォローアップ機能をそろそろ廃止しては?、という提案を管理人さんにしてみようかな。と、思っているのですが、いかがでしょう?
私が、阿修羅を見始めた頃に、丁度、コメント可能の機能追加がされたのではないかと思います。
その以前の投稿では、フォローアップ投稿が、投稿者との対話の場所となっていた。
投稿者は、コメントを非表示にすることができますが、フォローアップ投稿については、非表示にする機能追加は難しいのではないかと推測します。
そこで、管理人さんに、「フォローアップ投稿は投稿者だけが可能」という変更を、要望してみようかな、と、思っています。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/372.html#c2
[戦争b25] なぜブラジルのルーラは正しいのか - イスラエルはナチのように振る舞っている(locom2 diary) HIMAZIN
3. 蒲田の富士山[2193] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月23日 18:57:01 : UVYiaFyrGo : Z3hOc3BaU0xhci4=[9]
↑この件は管理板の場外戦に持って行ったほうがいいかもしれないですね。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/372.html#c3
[社会問題10] 頼みの綱は「へその緒」 生後4か月で死んだわが子にダイオキシンが…カネミ油症事件、被害者認定の壁に映画でくさび打つ(東京新聞)
2024年2月24日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/311112

 1968年に西日本一帯で発生した食中毒「カネミ油症事件」。発生から55年以上が経過したが、認定患者となるには依然として高い壁がある。不条理な現実にくさびを打ち込もうとするのが、映画監督の稲塚秀孝さん(73)。ドキュメンタリー映画の製作を進めつつ、認定を広めるため、ある試みを進めている。(山田祐一郎)

◆ドキュメンタリーで不条理に焦点
 「ドキュメンタリーは告発だ。映画によって被害者救済が進んでほしい」
 稲塚さんは自らの胸に抱く思いをそう口にする。
 テレビ番組制作会社の元プロデューサー。近年はドキュメンタリー映画で不条理に苦しむ人々に焦点を当ててきた。広島、長崎両方で原爆被害に遭った「二重被爆者」、自衛隊法の違憲性が争われた「恵庭事件」、東京電力福島第1原発事故などをテーマに製作した映画は12本に上る。
 今回の映画に取り組む契機は2006年。長崎市での上映会で女性に声を掛けられた。「カネミ油症のことを知っていますか。映画にできませんか」。女性は被害をとうとうと訴えた。
 カネミ倉庫(北九州市)製の米ぬか油を摂取した人が健康被害を訴えたカネミ油症事件。製造過程で混入したポリ塩化ビフェニール(PCB)やダイオキシン類が原因とされる。当時、1万4000人が健康被害を訴え、世界最大級の「食品公害」とも言われた。強い倦怠(けんたい)感とともに大量の吹き出物ができ、髪が抜けた。視力低下、骨の変形や関節の痛みも。だが昨年12月末現在の認定患者は2372人にとどまる。

◆進まない新規認定「切実な問題がまだ現在進行形」
 認定は、血液検査や皮膚症状などを踏まえた医師の「総合判断」だが、診断基準は血中のダイオキシン類濃度を重視するとされる。ただ、体内に取り込んだとしても相当な期間がたち、体外に排出もされるため、かつてのような高濃度は検出されにくく、新規認定が進まないのが現状だ。
 「切実な問題がまだ現在進行中だというのに驚いている」。20年から本格的な撮影を始め、20人近い被害者の声を取材した。「カメラの前で語ることへの抵抗感が強い患者が多い。もう忘れたいのだろう」
 映画の中心となるのは、多くの被害者を出した長崎県五島市の奈留島に住む認定患者の岩村定子さん(74)だ。19歳のときにカネミ倉庫の米ぬか油を口にした。認定患者の夫と結婚し、1973年に長男・満広さんを出産した。

◆へその緒を通じて子にダイオキシン
 満広さんは生まれながらに口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)で、肛門が閉じたまま、心臓に障害も。4カ月で亡くなったが、油症認定はされていない。
 「岩村さんは、生まれてからほとんど満広さんに会ったことがなく、写真はお宮参りの1枚だけ。健康に産んであげられなかったことを本当に悔やんでいる」
 そう語る稲塚さんによれば、岩村さんは「症状が親の油症と関係があるのではないかとずっと気がかりだった」と漏らしたという。
 2世や3世の認定が進まず、救済は置き去りのまま—。心を痛めた稲塚さんが取り組むのが「へその緒プロジェクト」だ。今年1月には、福岡市内で報道機関向けの説明会を開いた。
 過去の研究で、認定患者の母親からへその緒を通じ、子どもにダイオキシン類の毒性が伝わる可能性が指摘されている。その点を踏まえて、認定患者からへその緒の提供を受け、妊娠・出産時の移行状況を明らかにすることで、子どもの認定につなげたい考えだ。

◆へその緒から検出、「幅広い調査につながって」
 前出の岩村さんは今回のプロジェクトに先駆けて2013年、厚生労働省が所管する研究団体「全国油症治療研究班」に満広さんのへその緒の調査を依頼した結果、高濃度のダイオキシン類が検出された。
 研究班は、へその緒の状態と満広さんの症状の関連について踏み込んだ見解を示さなかったが、稲塚さんらはこの調査を活用すれば認定の壁を越えられる可能性があると考え、プロジェクトを始めることにした。
 代表世話人を務める摂南大の宮田秀明名誉教授(環境科学)は「出生前の胎児期の染色体は、環境汚染物質や化学物質などの影響を受けやすく、大人にはない症状が出る可能性がある」と強調する。
 「母親から胎児にどれほどの濃度の原因物質が移行していたのか。プロジェクトが国の幅広い調査につながってほしい」
 プロジェクトの存在もあり、映画のタイトルは「母と子の絆〜カネミ油症の真実」に決まった。プロジェクトの進行状況も含め、6月ごろまで撮影を続け、10月の公開を目指す。製作費用をクラウドファンディングで募っている。29日までで、映画タイトルで検索できる。

◆「無理がある」認定の仕組みに批判
 カネミ油症を巡っては、今も認定と補償の課題が残っている。
 「化学物質による未知の健康被害について十分な調査が行われず、実態が狭く捉えられた」
 認定について、長年カネミ油症に関わって研究してきた下関市立大の下田守名誉教授(科学技術社会論)が言う。「食中毒は摂取量や症状に個人差があり、同じ人でも時期によって多様な症状が出る。長年ほとんど変わらない診断基準で一度の検診の結果を判断するという認定の仕組みに無理がある」
 2012年に被害者救済法が施行され、認定患者の同居家族が「みなし認定」されることになった。カネミ油症被害者全国連絡会の三苫哲也事務局長(54)は「一緒に食べた家族を認めるなら、本人が申告し、今でも症状がある人も認めてほしい」と指摘。認定患者の子や孫を対象に国側が21年に始めた健康調査に触れ「次世代の調査は始まったばかり。早く救済につながってほしい」と訴える。
 補償についても問題が多い。各地の患者が賠償を求めてカネミ倉庫やPCBを製造した鐘淵化学工業(現カネカ)、国を提訴し、一部で国の責任を認める判決が出た。国は賠償金を仮払いしたが、控訴審で原告が敗訴。1987年、原告はカネカに責任がないことを確認した上で和解し、国への訴えを取り下げた。

◆原因をつくった企業の資力が被害補償を左右
 現在、認定患者には国が健康調査への協力費として年19万円、カネミ倉庫が年5万円と医療費の自己負担分を支払っている。だが、同社の経営は、国が政府米の保管事業を委託することで支えているのが実態だ。
 「これでは差別を恐れて被害者が、隠してきた油症を明かして認定を受けるメリットが少なく、被害の掘り起こしにつながらない」と話すのは東京経済大の尾崎寛直教授(環境政策)。
 「食中毒事件のカネミ油症は、原因企業の資力によって被害者の補償が左右されるという理不尽さを露呈した」と水俣病など公害との差を強調し、事件を教訓とした救済制度を求める。「例えば食品業界全体で基金をつくる形の『食中毒被害者補償制度』で、被害者が原因企業の経営破綻などで泣き寝入りすることがないようにする必要がある」

◆デスクメモ
 へその緒を調べる試みに胸が詰まる。本来ならば、家庭の中で大切に保管しておきたいものではないか。にもかかわらず調査のために使う。使わざるを得ない。真相を知るために。この状況がやるせない。半世紀前に原因企業や国がきちんと調べておけば。そう思えてならない。(榊)

【関連記事】「食べもの通信」創刊50年 安全性検証から献立まで 正確な情報伝え続ける
http://www.asyura2.com/18/social10/msg/430.html
[日本の事件32] 警察官も新聞記者も「葛藤」を抱えて…死刑執行された飯塚事件 再審請求で示される「正義の行方」は(東京新聞)
2024年2月25日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/311256

 1992年に福岡県飯塚市で小学1年の女児2人が殺害された「飯塚事件」。元死刑囚の妻による第2次再審請求で、福岡地裁は非公開審理を終え、再審開始を巡る決定が4月以降に出る見通しとなった。同月には、事件関係者に密着したドキュメンタリー映画「正義の行方」の上映が始まる。監督の木寺一孝さん(58)が描いたのは、死刑執行後だからこそ、より鮮明に浮かび上がる「人が人を裁く重み」だった。(西田直晃)

◆制作期間10年超、それぞれの述懐の「熱量」
 「30年以上前の事件であっても、登場人物の誰もがはっきりした記憶を持ち、自分自身の感情の揺れをそのまま語ってくれた。それでいて熱量もあった」
 インタビューのさなか、木寺さんは10年超の制作過程を振り返りつつ、自らも熱っぽく語った。警察官、弁護士、地元紙の西日本新聞の記者らの述懐により、事件の全体像、今もあいまいな真実の断片を照らし出すよう試みた。

―――――――――――――――
 木寺一孝(きでら・かずたか) 映画監督。1965年、佐賀県有田町生まれ。88年に京都大を卒業後、NHKに入局し、死刑や少年事件などを題材にしたドキュメンタリー番組を制作した。昨年退局。他の監督作品に「”樹木希林”を生きる」。
―――――――――――――――

◆女児2人を殺した罪などで2008年に死刑執行
 事件が起きた飯塚市は、福岡県中部に位置する人口約12万の地方都市。当時、女児2人が登校の途中に行方不明になり、翌日に約20キロ離れた山中で2人の遺体が見つかった。その2年7カ月後、同じ校区に住む久間三千年(くま・みちとし)元死刑囚=執行時(70)=が死体遺棄容疑で同県警に逮捕された。殺人罪などでも起訴され、一貫して全面否認だったが、2006年に死刑判決が確定。08年に執行された。元死刑囚の妻が命日の1年後に再審請求した。
 木寺さんはこの第1次再審請求から3年後の12年に撮影を始めた。「事件の経過を知り、大変なことだと驚いた。死刑が執行されて、もし無罪になれば、法治国家が揺らぐ大問題だと」
 再審開始決定後に世に出す予定だったが、機会はなかなか訪れない。「事件の撮影から離れた時期もあった」と明かす木寺さん。転機は、西日本新聞が18〜19年に掲載した独自の調査報道だった。計83回に及ぶ検証紙面に「勇気を得た」といい、取材を重ね、再審請求の行方にかかわらず、世に問おうと決めた。
 第1次再審請求は21年4月、最高裁で退けられたが、22年にBS1スペシャルで3部作のドキュメンタリー番組を放送。今回、それを基に劇場版をまとめた。

◆警察官はつぶやき、弁護士はうなだれた
 「無力やった…」とつぶやく元駐在所員、「俺たちが久間さんを殺した…」とうなだれる弁護士、「僕は被告の立場…」と述懐する新聞記者。15人ほどの関係者がカメラの前で独白し、スクリーンに浮かび上がったのは三者三様の「葛藤」だった。警察は元死刑囚の自白や謝罪を得られなかったこと、弁護団は再審請求が遅れたこと、新聞社は逮捕前に「重要参考人」のスクープを打ったこと。それぞれが抱える出口のない自問自答をすくい上げた。
 「関係者は事件を今まで引きずってきた」と語る木寺さん。「事件当日、被害女児の捜索に携わった小学校の教員でさえ、自分が見つけられていたら…という苦しみを抱えている。その先生は生け花を始め、子ども向けの小説を書くようになった。あの日を起点に人生が左右された人々がたくさんいる」
 腰を据えて関係者の胸の内に迫った。元死刑囚が犯人だという心証について、地元での類似事件や元死刑囚の前歴が影響した点を、捜査員自身があけすけに語っている。「裁判は検事と弁護士の芝居」という司法への不信感が見て取れるフレーズも。先行した犯人視報道に「特ダネ競争のプレッシャー」があったと記者は吐露する。「差し向かいで話を聞く中で、予期しない本心がその場で言葉になった」(木寺さん)。仕事への矜持(きょうじ)と表裏一体の本音があぶり出されている。

◆「人が人を裁くのがいかに難しいか」
 制作過程を通じ、木寺さんは「人が人を裁くのがいかに難しいか。あらためて痛感した」と強調する。
 「DNA鑑定などの科学鑑定にしても、一つの結論ではなく、二手に分かれて論争の対象になる。司法の場では、検察官、弁護士、裁判官が証拠をそれぞれ取捨選択し、人物の主観が入り込む余地がある。『正義の行方』と題したが、撮影を積み重ねるうちに、正義の行方はさらに混沌(こんとん)としてきた。飯塚事件の白黒も簡単には言えない」
 その上で、現行の司法制度への見解をこう語る。
 「難しいからこそ、本来はもっと慎重に、厳密に精査しないといけない。死刑制度のある日本では特に」と語り、さらに、こう付け加えた。「誤りが分かればすぐに改めればいいのに、なかなか日本では認めたがらない。報道も、司法も。袴田巌さんの事件だって、再審開始が決定後も長々と公判は続いている。間違いが分かっても、そこから逃げている面は否めない」
 女児たちの遺体が発見された雑木林には、2体の小さな地蔵が今も並ぶ。木寺さんは「最終的に立ち返るのはこの現場」と言葉に力を込めた。
 「浮かばれないのは被害者の2人。死刑が執行されたのに、もし犯人が別に存在するなら、遺族はどうすればいいのか。その点を絶対に忘れてはいけないし、知ってほしいという思いで撮影した」

◆再審開始なら、死刑執行事件では史上初
 飯塚事件で再審が始まれば、死刑執行事件で史上初となる。久間元死刑囚の妻は21年7月、新証拠とともに第2次再審請求をした。弁護団は今月中旬、新証拠の一端を公表した。
 確定判決の根拠の一つは、被害女児2人を最後に目撃した女性の証言だった。ところが、この女性が「事件当日には子どもを見ていない」と、弁護団に対して証言を覆した。女性に対する福岡地裁の尋問も既に行われ、再審可否の争点となるという。
 第1次再審請求審では、被害女児の遺体に付着した血液と元死刑囚のDNA型が一致したとする鑑定結果の信用性が争われた。裁判所は鑑定の信用性の弱さを認めた一方、他の複数の証拠で犯人性は証明されているとして請求を退けた。
 死後再審の例は少ない。再審公判で無罪判決が出たのは、日弁連の支援事件では殺人罪で懲役13年が確定した1953年の「徳島ラジオ商殺し」だけだ。ほかには84年に滋賀県日野町で起きた強盗殺人の犯人とされ、無期懲役となった元受刑者が死亡した「日野町事件」で、2018年に大津地裁が再審開始を決定した。検察側が抗告し、現在は最高裁で争われている。

◆死刑確定後、早い段階で執行された
 飯塚事件について、元東京高裁判事の木谷明弁護士は「DNA鑑定の信用性に疑いが出て、再審請求されるのが確実だったのに、死刑確定の2年後という早い段階で執行された。この事件だけ特に執行を急いだ理由は見当たらず、DNA再鑑定をできなくさせるためと疑われてもやむを得ない。せめて、死後でもうやむやにせず、しっかり結末を付けるべきだ」と話す。
 青山学院大の葛野尋之教授(刑事法)は「本人の死後、近親者の死亡や高齢化、事件後の関係悪化で再審請求人が不在になりがちだ。弁護士会などの公益的な立場にある機関が請求人になれる法整備が必要だ」と指摘し、こう続ける。
 「死刑確定後の再審無罪は4件あるが、どの事件も最初から明らかに無罪と分かっていたわけではない。受刑者の死亡後に有力な新証拠が出てくるケースもあり、死刑執行については慎重に吟味しなければならない。飯塚事件の例は、死刑制度と再審制度を並行する限り不可避的に起きる問題をはらんでいる」

◆デスクメモ
 女児らの最後の目撃者とされた女性は「(捜査側から)自分の記憶と違う調書を作られた」と語ったという。事実としたらとんでもない話だ。過去の出来事では済まされない。恣意(しい)的な捜査がえん罪を引き起こした最近の大川原化工機事件を頭に浮かべつつ、そう強く思う。(北)
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/352.html
[雑談・Story42] <コラム 筆洗>永井荷風に「震災」という詩がある。「われは明治の兒(こ)な…(東京新聞)
2024年2月25日 07時01分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/311289?rct=hissen

 永井荷風に「震災」という詩がある。「われは明治の兒(こ)ならずや。/その文化歴史となりて葬られし時/わが青春の夢もまた消えにけり。」−
 震災とは1923(大正12)年の関東大震災。荷風は震災が江戸の残映や風情までも奪ってしまったと嘆いている。「江戸文化の名残烟(けむり)となりぬ。/明治の文化また灰となりぬ。」。荷風の慟哭(どうこく)が伝わってくる。
 設立のきっかけはその大震災だった。25日で発足100年の節目を迎える落語協会である。震災で寄席が焼失。落語文化の危機の中、東京の落語家が「大同団結」を図った。
 そこから1世紀。協会と落語は戦争や貧困の時代も乗り越え、テレビ・ラジオやネットなどの娯楽のライバルたちとの競争にも生き残った。
 変化との闘いでもあっただろう。100年前とは言葉も暮らしも大きく変わった。「へっつい」(かまど)を知らぬ世代に「へっつい幽霊」を語るのは難しかろう。廓(くるわ)、花魁(おいらん)と口にすれば気を悪くする人もいる時代である。
 それでも落語が生き延びたのは噺(はなし)の中に生きる住人たちの魅力に他なるまい。ケチ、意地っぱり、見えっぱり。人の本質を隠さぬ笑いと情の世界は複雑な「今」を生きる者も楽しませ、慰めている。荷風の惜しんだ江戸文化の「烟」。その烟がかすかとはいえ令和の寄席にもただよっているのがありがたい。さて次の100年。烟の無事を祈る。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/292.html
[議論31] 英語教育を廃止しよう 蒲田の富士山
25. 蒲田の富士山[2194] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月26日 07:32:53 : 52GI18BkOw : UlVRQzVUQ0MuWlk=[1]
経済が勝手にグローバル化しているだけで、グローバルな枠組みなど、考える必要はない。
本当に「グローバル化」しているのだろうか??
と、考えてみることだ。

国際主義者を自称する奴には、ろくな奴はいない。
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/826.html#c25

[経世済民136] トラックから鉄道貨物へ、進む「モーダルシフト」が「2024年問題」の救世主にはなれない、3つの理由(東京新聞)
2024年2月27日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/311573

 最近、一部商品の輸送手段について、トラックから鉄道に転換するメーカーの動きが報じられる。トラック運転手の不足が懸念される物流の「2024年問題」への対応策だという。「モーダルシフト」(modal shift)と呼ばれる取り組みだ。政府は鉄道貨物量の倍増という大きな目標を掲げ、この転換の推進を図るが、狙い通りにいくだろうか。(宮畑譲、安藤恭子)
 物流の2024年問題 トラック運転手の時間外労働が4月から年960時間に規制され、人手不足、輸送力低下が懸念されている問題。2015年と比べ、30年には、荷物の約35%が運べなくなるとの試算もある。長時間労働や低賃金のため、運転手のなり手が不足し、高齢化している状況も背景にある。政府は解決の柱として「商慣行の見直し」「物流の効率化」「荷主・消費者の行動変容」の3つを挙げる。

◆鉄道輸送量4倍増で、CO2は年900トン削減見込み
 大阪城の南方約5キロにあるJR貨物の百済(くだら)貨物ターミナル駅(大阪市)。今月21日、食品飲料会社・ネスレ日本(神戸市)とJR貨物グループが、定期輸送を開始した記念式典を開いた。
 ネスレ日本は、静岡県島田市にある工場から関西へコーヒー飲料を運んでいる。そのうちトラックで運んでいた1日約200トンを鉄道輸送に切り替え、駅を保管拠点として活用する。これにより、24年の鉄道輸送量は23年の約4倍に増える予定で、二酸化炭素(CO2)を年約900トン削減できる見込みだという。
 「2024年問題」に対応し、多様な輸送手段を確保することが目的で、ネスレ日本の深谷龍彦社長は式典で「持続可能なサプライチェーン(供給網)の構築に取り組む」と述べた。
 自動車メーカー・スズキ(浜松市)は昨年4月、部品などの鉄道輸送を強化するため、従来より大きい鉄道輸送用コンテナを導入。静岡県から福岡県への輸送でこのコンテナを使い、鉄道による輸送量を増やした。飲料メーカー・サントリーも別の企業と鉄道コンテナを共有し、輸送量が多い方が片道ずつ貨物を載せるなどして、鉄道輸送への移行を進めている。

◆北海道から九州までつながった新幹線の輸送網
 鉄道による貨物輸送は、貨物列車だけでなく、新幹線にも広まっている。
 JR東日本、西日本などが新幹線を利用した荷物輸送を展開。今月15日には、JR東海も東海道新幹線の車両で即日配送する法人向けサービス「東海道マッハ便」を4月以降、順次開始すると発表した。こだまの「業務用室」を利用し、1回あたり最大で段ボール40箱相当を運ぶ。精密機器部品や生鮮食品、医療関係品などを運ぶことが想定されている。
 新幹線による荷物輸送は、新型コロナウイルスの影響で乗客が激減し、空いたスペースの活用を模索する中で広がった面もあるが、北海道から九州まで、新幹線による荷物の輸送網がつながった形だ。
 政府も昨年以降、2024年問題対策として、「物流革新緊急パッケージ」などをまとめている。
 そうした対策の中で挙げられたのが、トラック輸送からの移行を指す「モーダルシフト」だ。政府はパッケージで、鉄道、船舶による輸送量を今後10年で倍増させる目標を掲げた。鉄道は20年度の1800万トンを3600万トンにする計画だ。
 国土交通省は、モーダルシフトに取り組む事業者を補助する仕組みを設けている。11年度に始まった「モーダルシフト等推進事業」という既存の枠組みだが、これまで250件を認定しているという。

◆大量に運べて環境に優しい、それでも輸送量が伸びない
 26両編成の貨物列車で、最大10トントラック65台分を運べるという大量輸送が特徴の鉄道貨物。二酸化炭素(CO2)排出量がトラックに比べて少ないことから、環境にも優しい代替手段として期待されているが、データでみるとその輸送量は伸びていない。
 鉄道貨物の大半を占めるJR貨物(東京)のコンテナ輸送量は、2007年度の2341万トンがピーク。22年度は2割減の1833万トンとなり、コロナ禍前の19年度(2076万トン)の水準に戻っていない状況だ。23年4〜12月の輸送量も前年同期を下回る。
 業績も芳しくない。JR貨物は13日、24年3月期の業績予想を下方修正し、純損益が44億円の赤字となる見通しを明らかにした。赤字となれば3期連続で、物価上昇による消費者の買い控えなどで輸送量が低調になったとした。
 そもそも国内貨物の輸送量はトラックがトップに立つ。手段別の輸送量をみると自動車が約5割、内航海運が約4割に対し、鉄道は5%程度。2024年問題の対策として、鉄道や船舶へのモーダルシフトが急速に進むだろうか。

◆「モーダルシフトと2024年問題は切り分けて考えるべき」
 元トラックドライバーでフリーライターの橋本愛喜さんは「モーダルシフトはあたかも『救世主』のように取り上げられているが、本来は2024年問題と切り分けて考えるべき話で、解決策にはならない」と否定的だ。
 旧運輸省が1981年、石油危機を背景とした省エネ対策として、答申で打ち出したのがモーダルシフト。それから40年たっても進んでこなかった理由は、橋本さんによると3つあるという。
 まず、魚や野菜といった生鮮食料品の運搬はトラックの得意分野だ。ダイヤが決まっていて小まめな輸送が苦手な貨物列車では、タイムロスが発生しやすい。
 2つめは到着先でもトラックの荷待ちが必要となる点。列車でも船舶でも遅延があれば、トラック運転手の拘束時間が長引く。
 3つめに災害の影響を受けやすい。18年7月の西日本豪雨では、JR山陽線が100日間にわたって不通となった。
 「能登半島地震で、損壊した道路の復旧資材を運ぶのもトラックだった。『ラストワンマイル』にやっぱりトラックは必要で、モーダルシフトで代用できない」と橋本さん。新幹線による荷物の輸送も効果は限定的とみる。

◆深刻な人手不足、適正な運賃設定や運転手の賃上げが必要
 立教大の首藤若菜教授(労働経済学)は、鉄道貨物量の倍増を掲げる政府の目標について「かなり難しい」と指摘する。
 鉄道貨物は深夜便が重要な位置を占める。だが、鉄道貨物の現場も人手不足が深刻で、増便は簡単ではないという。「輸送量を倍増するとなれば、鉄道に載せる前後の貨物スペースの拡充やさらなる人員も必要で、やすやすとはできない」
 首藤さんはモーダルシフトと併せ、トラック輸送を巡って、緊急パッケージが示した適正な運賃設定や運転手の賃上げを求める。「不当に安かった運賃を、運転手の低賃金、長時間労働で補ってきたのが現状」だからだ。
 賃上げがなければ、労働時間規制は賃金の減少に直結するとして、こう唱える。「運賃の適正化によって起こる運送コストの上昇は、荷主や消費者を含めた社会全体で負担すべきだ」
 先の橋本さんの元には、100人を超えるドライバーから「4月に給料が下がるなら辞める」と怒りの声が寄せられているという。
 「国はドライバーではなく、荷物の行方ばかり心配しているように見える」と橋本さん。「ベテランドライバーたちが愛するトラックを降りる決断を迫られている。大量離職の危機にある中でモーダルシフトをうたうのは、現場を見ないパフォーマンスに過ぎない」

◆デスクメモ
 高層ビルが並ぶ東京都心の汐留、映画館やホテルが立つ名古屋駅近くの笹島、再開発が進む大阪駅北。いずれも鉄道貨物の拠点だったが、利潤の物差しで転用された。鉄道貨物への転換といっても、冷遇した過去は棚に上げて、おだて直しているかのよう。浅はかさを感じてしまう。(北)
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/318.html
[議論31] 英語教育を廃止しよう 蒲田の富士山
28. 蒲田の富士山[2195] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月27日 14:13:26 : 52GI18BkOw : UlVRQzVUQ0MuWlk=[2]
バイデン風味の国際主義者だったのか。
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/826.html#c28
[日本の事件32] 「桐島聡」名乗る男が死亡…真相明かすことなく 約40年暮らした藤沢市のバーで「うーやん」と親しまれていた 蒲田の富士山
4. 蒲田の富士山[2196] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月27日 14:46:47 : 52GI18BkOw : UlVRQzVUQ0MuWlk=[3]
<△28行くらい>
死亡の男、桐島容疑者と特定 連続企業爆破で書類送検へ(東京新聞)
2024年2月27日 11時31分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/311706

 1974〜75年に起きた連続企業爆破事件に関与したとして指名手配されていた桐島聡容疑者(70)を名乗り、入院先の病院で今年1月に死亡した男について、警視庁公安部は、DNA型鑑定の結果などから桐島容疑者本人と特定した。捜査関係者への取材で分かった。
 公安部は27日、指名手配された事件を含む五つの事件について、爆発物取締罰則違反容疑で、容疑者死亡のまま書類送検する。
 捜査関係者によると、男と桐島容疑者の親族のDNA型鑑定で「親族関係に矛盾はない」との結果が出た。また、男が入院先で事件当時の状況や桐島容疑者本人しか知り得ない個人や家族の情報を話していた。
 入院先での公安部の任意の事情聴取に、桐島容疑者は指名手配された75年4月の韓国産業経済研究所の爆破事件は「知らない」と関与を否定した一方、75年2月の間組(現安藤ハザマ)本社の爆破など四つの事件への関与を認めたという。
 桐島容疑者は今年1月中旬、末期の胃がんで神奈川県鎌倉市の病院に「内田洋」の偽名で入院。免許証や健康保険証を持たず、自費で診療を受けていた。重篤な状態の中、1月25日に「私は桐島聡だ」「最期は本名で迎えたい」と病院関係者に告白。4日後の29日、体調が急変し死亡した。
 桐島容疑者は80年代から神奈川県藤沢市の工務店で住み込みで勤務。海外への渡航歴は確認されておらず、約49年にわたり国内に潜伏していたとみられる。
 桐島容疑者は、過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバーで、組織内の「さそり」というグループに所属。組織は海外進出した企業を標的に、8人が死亡した三菱重工ビル事件など爆破事件を次々と起こした。共犯者が海外に逃げているため時効は停止している。
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/350.html#c4

[自然災害23] フリーエネルギー動画が増加多々、法則は破られたのか? kokopon
1. 蒲田の富士山[2197] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月28日 03:53:21 : 52GI18BkOw : UlVRQzVUQ0MuWlk=[4]
それなりに、おもしろいけど、災害と関係あるとしたら、災害時の活用方法という事かな。
チクらないでおきます。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/113.html#c1
[日本の事件32] 「桐島聡」名乗る男が死亡…真相明かすことなく 約40年暮らした藤沢市のバーで「うーやん」と親しまれていた 蒲田の富士山
5. 蒲田の富士山[2198] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月28日 05:27:07 : 52GI18BkOw : UlVRQzVUQ0MuWlk=[5]
<△25行くらい>
「桐島聡だったら弔えないよ…」学生時代や潜伏中に親交があった人たち 指名手配犯だと確定しての胸中(東京新聞)
2024年2月27日 19時04分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/311794?rct=national

 「私は桐島聡だ」と突然名乗り出た男が重要事件の指名手配犯と特定された27日、高校時代の同級生は「悲しいけど事件の被害者もいる。複雑です」と声を落とした。長年暮らしていた神奈川県藤沢市の知人は「弔えない」と突き放した。

◆「穏やかでおとなしい子だった」
 「もともと穏やかでおとなしい子だった。若い時の過ちのせいで、故郷や友だちを捨てて不都合を背負って生きてきたのでしょう。寂しい限りです」
 広島県尾道市の県立高校で同級生だった女性(70)は、死亡した男が桐島容疑者と特定されたことを悲しんだ。一方で「一連の事件ではたくさんの被害者が出た。本当に事件に関わったのだとしたら残念です」とも話した。

◆「内田洋のまま亡くなってほしかった」
 桐島容疑者は1980年代から藤沢市の工務店で、「内田洋」の偽名で住み込みで働いていた。25年にわたって通っていた市内のバーの男性店主(54)によると、岡山県出身で20代は東京・品川で生活していたと説明していた。
 常連客からは「うーやん」「うっちー」と呼ばれ、「みんなに好かれるキャラクターだった。ライブのときは最前列でノリノリだった」と振り返る。
 かつての人気者は指名手配犯だったと特定された。「なぜ死ぬ前に被害者に謝罪を述べなかったのか。僕は内田洋のまま亡くなってほしかった。桐島聡だったら弔えないよ」と声を震わせた。(山田雄之、浜崎陽介)
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/350.html#c5

[自然災害23] 福島原発30キロ圏内、患者を診続けて亡くなった院長 高野病院13年の苦闘が突きつける「大災害後の地域医療」(東京新聞) 蒲田の富士山
1. 蒲田の富士山[2199] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月28日 17:54:47 : 52GI18BkOw : UlVRQzVUQ0MuWlk=[6]
記事の末尾に記事タイトルが付いてしまっていました。スミマセン。
http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/111.html#c1
[政治・選挙・NHK293] 「疑惑議員は国民に丁寧に説明すること」…実は自民党の指針 自ら決めたルールも無視する議員たちの厚顔さ(東京新聞)
2024年2月29日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/312072?rct=politics

 自民党の裏金疑惑について説明が尽くされずにいる。今に至る状況は、彼らが自ら定めた「ガバナンスコード」に反するように思えてならない。この指針では「政治資金で疑念を持たれた議員は、国民に対して丁寧な説明を行う」と記すからだ。28日に党総裁の岸田文雄首相が衆院政治倫理審査会に出席する意向を示したが、果たしてこれで十分なのか。(曽田晋太郎、山田祐一郎)

◆自民の姿勢「腹立たしい」
 「説明せず逃げている人がたくさんいる印象」
 衆院政倫審が開かれるはずだった28日、国会周辺を歩いていた東京都世田谷区の会社員梶原未帆さん(26)は、裏金疑惑で満足に説明しない自民に冷ややかな視線を送る。「政治とカネの問題は今に始まったことじゃないのに」
 同じく国会周辺にいた埼玉県羽生市の会社員男性(44)は、説明を尽くさない自民の姿勢に「腹立たしい」と憤慨する。「ちゃんと説明責任を果たしてもらわないと困る。裏金を何に使ったか知りたい」

◆発覚85人のうち政倫審には6人だけ
 裏金疑惑で説明責任を果たそうとしない自民の後ろ向きな姿勢は明らかだ。
 党は国会議員らにアンケートを行ったが、設問は「政治資金収支報告書への記載漏れの有無」と「過去5年の不記載額」を尋ねる2問のみ。裏金をつくった経緯や使途は聞いていない。
 このアンケートで不記載が発覚したのは85人。説明の場となる衆院政倫審に出るのは、二階派の武田良太元総務相、安倍派の西村康稔前経済産業相ら5人と党総裁の岸田氏だけだ。

◆岸田政権の改革推進の象徴だった
 今の局面で目を向けるべきは、自民党のガバナンスコードだ。岸田総裁、茂木敏充幹事長体制となり、党改革推進の象徴として2022年5月に策定した指針で、党所属国会議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が表面化したことを受けて同年10月に一部改訂した。
 注目したいのが「原則五—三 厳正なコンプライアンス対応」。こんな文言が記されている。

◆「ガバナンスコードに反している」
 「党所属の国会議員の政治資金の取り扱い等に関するコンプライアンス上の疑義があった場合には、疑念を持たれた議員は、政治資金規正法及び政党助成法等の趣旨に則り、国民に対して丁寧な説明を行う。また本党は、党則、規律規約及び倫理憲章に基づき厳正にこれに対処する」
 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「政倫審に一握りの議員しか出ないのは、明らかに説明責任を怠っている。ガバナンスコードに反していると言える」と指弾する。

◆違反しても懲罰規定なし
 ガバナンスコードは透明性と説明責任を担保し、国民の信頼を確保、増進することを目的としているが、違反した場合の懲罰規定はない。
 党本部によると「何かを縛るものではなく、あくまで党運営の指針。違反したからといって直ちに処分されるわけではない」という。

◆「順守しなくても問題ない」開き直る議員も
 これに対し、角谷氏は「『国民に丁寧に説明』とあるのだから、違反した場合は党としての処分が必要だろう。説明を怠っている現状を問題としないこと自体が問題で、自民党の統治能力が失われていると言わざるを得ない」と語る。
 自民議員の意識はどうか。あるベテランは「順守しないからといって法的に問題があるわけではない」としつつ「国民は納得しないので説明は必要だ」と語り、別の若手は「適切に順守できている状況ではない」と認めた上で「党大会などで順守の徹底を強化する必要がある」と述べた。

◆「あくまでも留意しましょうという認識」
 一方で戸惑いを覚える言葉も。ある中堅は「何をもって丁寧な説明か、いつまでに説明しなければならないかなど判断は難しい」とした上で、ガバナンスコードについては「違反したからといってすぐに処分されるものではないので、党内ではあくまでも留意しましょうという認識にとどまっていると思う。違反した場合に党執行部が指導などしないかぎり機能しないのでは」と語る。
 曖昧に扱われるガバナンスコードだが、そこに記される「国民に対する丁寧な説明」を尽くさずに済まそうとすれば、多くの問題が残ることになる。

◆語らぬ現状「国民の代表を自ら放棄」
 そもそも国会議員は選挙によって国民の負託を受けている。駒沢大の山崎望教授(政治理論)は「何か問題が起きた時、説明責任を果たすことで国民が納得できる状況を保たなければいけない」と指摘する。
 「議員たちに権力を預けていいのか、有権者が判断する上で必要になるのが丁寧な説明だ」と話し、裏金疑惑を持たれる議員が多くを語らない現状を「国民の代表であることを自ら放棄している」と糾弾する。

◆「捜査中」を理由に拒むケース相次ぐ
 説明が尽くされない今、裏金が生み出された経緯や使途などの詳細は曖昧なままだ。山崎氏は「慣習として当たり前のように行われ、疑問視する人はいなかったのか。派閥を解消したら裏金づくりの仕組みが消えるのか。事実関係が明らかにならなければ、派閥と裏金づくりがどうリンクしているのかも分からない」と述べ、有権者も判断に窮する状況だと語る。
 裏金疑惑を巡っては派閥幹部らが刑事告発され、東京地検特捜部が今年1月、現職議員3人を含む計10人を政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で立件した。この間、「捜査中」を理由に説明を拒むケースが相次いだ。元東京地検特捜部副部長で衆院議員も務めた若狭勝弁護士は「刑事的な責任を追及する捜査と、政治的な説明責任は別物。立件されたかどうかにかかわらず、告発された議員は政治倫理審査会で説明を果たすべきだ」と強調する。

◆谷川弥一氏は「議員辞めたから許して」
 捜査機関に対する説明だけで済ませ、国民への説明を怠ると、刑事処分の妥当性がチェックできないことにもなる。「特捜部が不起訴の理由を説明しないという問題はあるが、議員側が説明しないことで捜査が適正に行われたかも分からなくなってしまう」
 立件後に衆院議員を辞職した谷川弥一氏は「国会議員の身分を辞めてきて、おわびしているんだから許して」と口にし、裏金の詳細の説明を最後まで拒んだ。
 ただ、裏金疑惑は「辞めたから済む話」でもない。

◆「実態解明と再発防止策は一体」
 法政大大学院の白鳥浩教授(現代政治分析)は「実態解明と再発防止策は一体のはずだ」と指摘。丁寧な説明で問題の所在を明らかにし、過ちを繰り返さないための議論につなげる必要があると語る。
 衆院政倫審は公開を巡って二転三転した後、岸田氏が出席する意向を示したことで安倍派、二階派の計5人が出席する形となった。
 ガバナンスコードが示す「丁寧な説明」に向け、党総裁の岸田氏が率先垂範したようにも見えるが、白鳥氏はこう訴える。

◆重要なのは語る中身
 「総裁として岸田首相が出なければならないほど、党内のガバナンスが効いていないということだ」
 政倫審に出席を予定するのは、まだ一握りの議員。首相の出席ばかりに目を奪われてもいけない。「重要なのは語る中身だ。党の調査を超えるような全容解明ができなければ出る意味がなく、単なるパフォーマンスと言われても仕方がない。総裁が出てきたという形だけで、真実の追及がうやむやに終わることはあってはならない」

◆デスクメモ
 政倫審の開催や公開は「国会で決める」と繰り返してきた岸田氏。人ごと感から一転、自らの出席を打ち出した。これだけでも「ん?」と思うが、勘ぐりたくなる事情も。支持率は低迷し、足元が揺らぐ現状。世間の目を引く手を打たないと…。そんな打算ありきの政倫審出席では困る。 (榊)
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/491.html
[政治・選挙・NHK293] (詳報)岸田首相「政治不信に危機感」出席決断 二階元幹事長が政倫審に出ないのは「象徴だから」(東京新聞)
2024年2月29日 18時23分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/312200

自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会(政倫審)が29日午後2時すぎから、完全公開で開かれた。
追及を受ける自民党は、開催に至るまでには出席者や公開の有無を巡り、迷走を繰り返してきた。岸田文雄首相自らが出席する事態に、国民からは「やっている感を見せているだけ」との冷ややかな声も聞こえる。
この日の岸田文雄首相の弁明は、幕末の志士、吉田松陰の言葉を引用し、国民へのお詫びの言葉から始まった。
29日の政倫審の質疑を詳報した。(デジタル編集部)

◆14:06 開会
衆議院の第5委員室で、政倫審が始まった。

◆14:08 岸田首相「後来の種子、いまだ絶えず」
審査は、岸田文雄首相から始まった。
「自民党の派閥の政治資金問題をめぐり、国民の皆さま方に、大きな疑念を招き、政治不信を引き起こしていることに対して、自民党総裁として、心からお詫び申し上げます」
岸田首相の弁明は、党総裁として、国民へのお詫びの言葉から始まった。
岸田首相は、幕末の志士、吉田松陰の言葉「後来(こうらい)の種子、いまだ絶えず」を引用。「志を持った有望な人材を将来に引き継いでいく大切さを述べた言葉をかみしめています。私たちはいまの政治を未来の世代に自信を持って引き継いでいけるだろうか、それを考えると申し訳ない」と反省を口にした。

◆14:09 裏金事件が起きた3つの「なぜ」
岸田首相の弁明は続く。
岸田首相は、裏金事件が起きた3つの「なぜ」を挙げ、それに対する対応策を語った。
1つ目の「なぜ」は、「なぜ何かがおかしいと思いながら、長年続けてきた不記載の慣行を是正することができなかったのか」。
岸田首相は「日本の政治における当選回数優先主義ですとか、長いものにまかれる風土にあるとすれば、我々はこうした風土、風通しのよい政治の風土をつくっていかなければなりません」と語った。
2つ目の「なぜ」は、「なぜ政治資金の収支を明確にする、当然のルールすら守ることができなかったのか」。
「原因が政治における順法意識の欠如であるなら、コンプライアンスの確立に向けた改革をしっかりと進めていかなければなりません」とした。
3つ目の「なぜ」は、「なぜ問題が生じた際、政治家自身の責任が果たされないのか」。
3つ目のなぜに対する岸田氏の答えは、「政治が特別なものである特権意識があったとするなら、特権意識を是正し、政治家も当然の責任を果たすよう、改革を進めていかないといけません」と主張。
「政治への信頼を回復するため、私自身も先頭に立って、改めるべきは改めていく。自浄作用が求められている自民党が抜本的な出直しをしないといけません」とし、「その第一歩として、古い派閥から決別することにしましたし、本日も委員の許しをえて政倫審に自ら出席し、マスコミオープンのもとで説明責任を果たすことにした。これも前例にとらわれないという私の決意のひとつです」と述べた。

◆14:12 「政治改革の先頭に立つ」
裏金事件に対する自民党の対応への説明に移った。
訂正した関係政治団体の政治資金収支報告書の状況や、自民党で行った安倍派や二階派の裏金議員への聞き取り調査の結果について、岸田首相は手元の資料に目を落としながら説明を始めた。
その上で、「会計責任者が逮捕、起訴等の事態になった場合、その団体の代表をつとめる議員も処分できるよう3月17日の党大会に向け、党規約、規則の改定を進めている」「政治資金規正法の改正についても、一定の悪質な場合に、会計責任者のみならず政治家本人も責任を負う法改正を行う」など、再発防止策に言及した。
「再発防止策と並行して、事実の確認に努め、関係者の処分等、政治責任も党として判断して参ります」と述べた。
弁明を終えると、岸田首相は、これまで何度も口にしてきた「国民の信頼回復」への決意を強調。「自民党は自らを変えなければならない。私自身、自民党改革、政治改革の先頭に立って、この改革を進めていく覚悟です」と訴えた。

◆14:23 「政治不信に強い危機感」
岸田首相の弁明が終わり、質疑に入った。
自民党の鷲尾英一郎衆院議員は「岸田総裁自らが出席することは、私ども昨日までは全く考えられなかった」とし、「総裁が自ら政倫審に出席するに至った思い、そして今、国民に対して伝えたいことを聞かせてほしい」と尋ねた。
岸田首相は、「開催方法等を通じて、調整がつかず、開催の見通しが立たない。このままでは国民の皆さんの政治に対する不信はますます高まってしまう強い危機感を感じた」と、出席を決断した理由を明かした
政倫審では「今回の事態を招いたことについて、自民党総裁として改めて心からお詫びを申し上げるということ」と、「自民党総裁として先頭に立って、信頼回復に向けて努力をしていく覚悟を示したい」と語った。

◆14:35 対応後手「総理の指導力の問題」
次に質問に立ったのは、立憲民主党の野田佳彦元首相。3日前の26日の衆院予算委員会で、裏金問題について岸田首相を追及していた。
野田氏は冒頭、「政治倫理審査会に、内閣総理大臣が出席していること自体、強烈な違和感を覚えます。悲しい気持ちであります」と批判した。
政倫審の開催を巡って迷走が続いたことについて「自民党のガバナンスの問題だ」と指摘した野田氏。これに対し、岸田首相は「自民党総裁として政倫審に出席することによって、説明責任を果たす。そのことによって少しでも、国民の政治に対する厳しい目に対して、政治の立場から答えるべく努力をしなければならないという思いで、今日の出席を決意した」と答えた。
26日の予算委で、野田氏は「自民党に政倫審の完全公開を指示して」と岸田首相に迫ったが、最後まで明言することはなかった。野田氏は「1日開催がずれ、結局後手に回って、的外れな対応をしなければいけない事態になったというのは、総理の指導力の問題だ」と批判した。
岸田首相は「本人の意思を尊重する」との政倫審の規約を持ち出し、「出席を指示するとか、命令するそういったものではない」と反論した。

◆14:41 「勉強会」答弁は「ごまかしだ」
立憲民主党の野田佳彦元首相は、3日前の26日の衆院予算委員会に続いて、岸田首相自身の政治資金パーティーの問題を取り上げた。
3日前には「勉強会」と説明していた岸田首相に、野田氏は「一晩で3000万以上の収入を得るような集会をやって、それを勉強会と言っている。どう見たって法令上は政治資金パーティーじゃないですか。政治資金パーティーをあえて勉強会と言い換えるようなやり方はごまかしだ」と語気を強めた。
岸田首相は「総理就任前から続けている勉強会であり、国民の疑念を招くというものには当たらない」と3日前の答弁を繰り返す。
らちが明かない答弁に野田氏は「在任中は政治資金パーティーをやらない。これは断言できますか」と迫った。あいまいな回答を繰り返していた岸田首相も、最後は「在任中にやることはないと考えている」と答えた。

◆14:57 聞き取り調査「再発防止策が中心」
質問者は、日本維新の会の藤田文武幹事長に移った。
藤田氏が追及したのは、安倍派の裏金づくりの実態だ。
「いつから誰の指示で始まったのか。また、安倍総理がいったん止めようといった報道も出ているのに、それは続けられた。これについてどこに説明どこに責任の所在があるのか、明らかにすべきだ」
藤田氏の質問に岸田首相は「(裏金議員への)聞き取りは、再発防止策として何が求められるのかその点を中心に聞き取り調査を行った」として、「残念ながらこのはっきりした経緯や日時等については確認できていない」と発言。「今後ともこうした政倫審をはじめ、様々な場で関係者の説明が続けられなければなりません。その中で経緯についても確認されることは重要なこと」と答えた。

◆15:05 迷走ぶりに「学級崩壊のようだ」
日本維新の会の藤田文武幹事長は、迷走した政倫審の対応について「見苦しい泥仕合のような、学級崩壊のような状況がずっと続いてきた」とし、「まさに危機対応ができない。自民党という組織が、こんなドタバタの組織が日本国を動かしているというのは悲劇だと思う」と批判した。
これに対し、岸田首相は「自民党のガバナンスが問題だということは当たらない」と反論。「党として、もう激しい議論を行いながら、結果が出たならば結束する。この方針は、我が党の良き伝統だ」とした。

◆15:09 議員本人に罰金刑「参考になる」
公明党の輿水恵一衆院議員は、議員が会計責任者の監督に相当の注意を怠った場合に罰金刑を科す必要性を訴えた。
輿水氏は「収支報告書に瑕疵があった場合、会計責任者のみそういった責任を問われることはやっぱりちょっと違う」と主張。「会計責任者等の監督に相当の注意を怠った場合には、罰金刑を科すことも必要では」と訴えた。
岸田首相は「違反に対する抑止力を高めていく取り組みは重要。一定の悪質な事案において、会計責任者のみならず、議員本人にその責任を問う考え方は重要で、基本的な考え方は我々も参考になる」と理解を示した。

◆15:19 「報告書通り。何のための弁明か」
自民党による聞き取り調査の報告書の内容を答え続ける岸田首相に対し、共産党の穀田恵二衆院議員は、報告書以上の調査をしたのかを追及した。
安倍派の裏金づくりが始まった可能性のある時期に派閥会長だった森喜朗元首相に経緯を確かめたのか、と穀田氏が問うと、岸田首相は報告書の内容を繰り返し、「森元総理が直接関わったという発言があったという報告を受けておりません」と答えた。
安倍派から所属議員へのパーティー券販売ノルマ超過分の還流について「(報告書では)誰が復活したのか分からんと言っている。調べましたか」と尋ねた穀田氏に、岸田首相は淡々と「確認できなかったと承知しています」。
穀田氏は、怒りのこもったような声で「分からんと書いている調査報告書なんですよ。分かるように努力するのが全容解明ではありませんか。報告書の通り話をしていたんじゃ、何のための弁明かということになるじゃないですか」と迫った。
それでも、岸田首相は「報告書の中に書いてありますように…」と答え続けた。
「報告書の中のことは知っているんですよ」とあきれ笑いを漏らした穀田氏は、最後の質問で「問題について解明されたと思いますか」と尋ねた。
岸田首相は「捜査の権限もない中での聞き取り調査ですから、全て実態が把握できたものではないではないと思いますが、再発防止策を考える上では大きな意味があったと考えています」と答えた。

◆15:37 「二階元幹事長は虚偽記載知らず」
二階派の武田良太衆院議員の弁明が始まった。
「今般の政治資金パーティー会計処理問題に対し、長きにわたって、志帥会(二階派)並びに志帥会メンバーに対し、大変力強いご支援をいただいた全国の皆様方に、大変なるご心配をおかけしたこと、また多くの国民の皆様の政治不信を招くに至ったこと、心から志帥会を代表してお詫びを申し上げたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」
こう述べると、武田氏は5秒ほど頭を下げた。
武田氏は続いて、二階派のパーティー収入が不記載になっていた経緯を明かした。
武田氏によると、複数の議員事務所からパーティー券を購入した結果、総額で20万円(政治資金収支報告書への記載基準)を超える団体があっても、派閥の事務局が十分な把握ができず、結果として記載が漏れてしまったという。
武田氏は「莫大な数の振り込みや、現金支払いからの名寄せ作業は事務局にとって相当過酷であり、名寄せが徹底できなかったということが原因だった」とした。
その上で、武田氏自身や会長の二階俊博元幹事長については「会計責任者から収支報告書の内容の説明を受けることなく、虚偽記載など行われていたことについては全く知らなかった」として、関与を否定した。

◆15:44 二階派の経理「事務局長任せ」
なぜ二階派会長の二階俊博元幹事長ではなく、武田氏が政倫審に出席したのかー。自民の中谷真一衆院議員が尋ねた。
武田氏は「二階氏は派閥の象徴」で「一切事務また経理等に関わることはなく象徴として、若手の指導等、政務に励んできた」と回答。
自身の出席理由を「この事案が発生し、数々の作業に携わったのは私であった。一番説明責任がつくのは事務総長である私」としたものの、「経理だけについては、事務局長に全て任せていた」と弁明した。
また、与野党が対立した政倫審の公開についても問われ「条件をつけたことは一切ございません」と言い切った。

◆15:53 「なぜか幹部の報告書だけがミス」
野党で最初に質問に立った立憲民主党の寺田学衆院議員は、政治資金パーティーの販売ノルマについて、まず追及した。
寺田氏が「ノルマの決定はどなたがしたんですか」と問うと、武田氏は「これはちょっと志帥会の歴史についてご説明をしなければ…」と語りだした。
武田氏は「25年の歴史の中で」と語りながら両腕を広げる身振りで年月の長さを表現し、「伝統的に行われていたのか、誰が決めたのか、全て25年前から事務局長に委ねておったわけで、われわれはその流れに従ってきたというのが正直なところ」と弁明。「私、そして二階(俊博)会長がノルマを決めたり、システムを決めたりすることは全くしていない」と強調した。
寺田氏は、所属議員の政治団体ごと収支報告書がどう訂正されたのかにも注目。二階派で訂正をしたのは幹部ばかりだとし、「すごく不思議なんです。なぜか幹部の方の収支報告書だけがミスが起きているんです。なぜでしょうか」と尋ねた。
武田氏は、体をやや前に傾けながら「幹部だけというご指摘ですけども、そういったことを打ち合わせするなんてことは一切ございません」と力説。事務局長に任せていたという説明を繰り返し、「本当にわれわれ、存じ上げないことだらけなんです」と答えた。

◆16:15 武田氏「出席拒否していない」
日本維新の会の浦野靖人衆院議員は、28日に予定されていた政倫審の開催が見送られた経緯を詳しく聞いた。
前日の27日、自民党は、公開の場に出席する意向だったはずの武田氏が出席拒否になったと説明していたからだ。
武田氏の答えは、自民党の説明とは食い違っていた。
武田氏は「私は日程を全部外して、待機をしておったわけです。いろいろな政治的な思惑で、いろんなことが起こりうる。日々刻々と変わる状況に対応をしなきゃならない中で、いろんな協議が行われているんだろうと、私は待っておりました」と述べ、自身としては「何も条件を付けずに出席する」という姿勢のままだったとした。
浦野氏は、岸田首相が関係者に説明責任を果たすよう党として促すとしてきたことから、「(自民幹部から)政倫審に出席せよという連絡を受けたか、受けていないか」とも尋ねた。武田氏は「どなたからも指示を受けたことはございません」と答えた。
浦野氏が「(自民党は)実際は何もやっていなかったわけですね。これが国民に見透かされていることを、そろそろ自民党は分からないといけないんじゃないかと思っています」と感想を語ると、武田氏は渋い表情を浮かべた。

◆16:25 相当過酷?「エクセル使えばできる」
公明党の河西宏一衆院議員は、武田氏が記載漏れの原因になったと弁明した「事務局にとって膨大かつ相当過酷な名寄せ作業」について追及した。
3年間の収支報告書で、パーティー券の購入額が20万円を超えた団体数と販売枚数が、多い年でも22団体、716枚だと確認した上で「これが果たして相当過酷な作業を生むのか。派閥事務局で一定のルールを決め、エクセルなどを活用すれば、把握できなかった規模とは到底思えない」と批判した。
「素直にですね、やはりずさんであったと。この点はお認めになるべきだと思う」と追及されると、「ご指摘の通りだと思います」とだけ応えた。
また、「責任をどう感じているのか」と見解を問われると、武田氏は「全てを会計責任者に丸投げで任せきって、チェック機能が働いていなかったということに本当に我々は、反省をしているところであります」と弁明した。

◆16:35 「事務局長が」「事務局長が」
安倍派では、パーティー収入の不記載額と、派閥から議員へキックバックした支出額が一致をしている。一方で、二階派では、収入が2億6500万円に対し、支出が1億1600万円と大きく食い違っていた。
質問に立った共産党の塩川鉄也衆院議員は二階派での収支の不記載額のズレを尋ねた。
ここでも武田良太氏は「事務局長」を持ち出した。「そこを知っているのは事務局長だけなんです。われわれも本当に存じ上げない」とする。
「それでは納得しない」と迫っても、武田氏は「何度も申し上げておりますけども、事務局長以外で知っている人いないんです。本当にいないんです。ご理解いただきたい」と繰り返した。
塩川氏は「これでは国民の疑念が晴れるものではない」「ぜひ二階氏も国会においでいただいて、しっかりとした説明を求めたい」と訴えた。

◆16:43 質疑終了
29日の質疑が終了した。
3月1日は午前9時から、安倍派幹部の塩谷立元文科相、西村康稔前経産相、松野博一前官房長官、高木毅前国対委員長への質疑が行われる。

  ◇

政倫審は29日、3月1日の2日にわたって行う。議員本人が15分弁明し、主要5会派が計1時間5分の質疑を行う。
今回はテレビ中継も含め、全面公開で実施する。

◆自民後ろ向き、二転三転した開催条件
衆院の政治倫理審査会をどう開くのかの与野党協議は、直前の28日まで迷走を繰り返した。自民党が後ろ向きな対応を続けたからだ。
出席者の人数では、自民は2月20日、安倍派、二階派の幹部計2人だけと提案。裏金が発覚した現職議員51人を求める野党から「話にならない」と一蹴され、翌21日、両派幹部5人の出席が既定路線になった。ただ、二階俊博元幹事長、萩生田光一前政調会長、下村博文元政調会長は今も出席する予定がない。
公開の是非も、開催直前まで二転三転した。
自民は当初、全面非公開を主張。27日には5人のうち2人の審査で記者の取材や録音を認める案を出したが、テレビ中継は不可とした。全面公開を求める野党との溝は埋まらず、結局、開催自体が延期された。
翌28日午前、岸田文雄首相が自らの出席を表明すると、調整は進展。首相も含めた6人全員、テレビ中継もされる全面公開の場で説明することが決まった。
29日に出席したのは岸田首相と武田良太氏。残る4人、安倍派の塩谷立氏、西村康稔氏、松野博一氏、高木毅氏は3月1日に出席する。
政治倫理審査会 ロッキード事件を契機として1985年に衆参両院に設置された。本人の申し出か、委員の3分の1以上の申し立てと過半数の賛成で開かれる。出席に強制力はなく、2009年に当時の鳩山由紀夫民主党代表の政治資金虚偽記載問題で開催を議決したが、鳩山氏は出席しなかった。証人喚問と異なり、発言は偽証罪に問われない。

◆29日の審査対象と質問する議員
【岸田文雄首相】
14:10〜 弁明
14:25〜 鷲尾英一郎氏(自民)
14:40〜 野田佳彦氏(立民)
15:02〜 藤田文武氏(維教)
15:12〜 輿水恵一氏(公明)
15:22〜 穀田恵二氏(共産)
【武田良太元総務相(二階派事務総長)】
15:40〜 弁明
15:55〜 中谷真一氏(自民)
16:10〜 寺田学氏(立民)
16:32〜 浦野靖人氏(維教)
16:42〜 河西宏一氏(公明)
16:52〜 塩川鉄也氏(共産)
※維教は「日本維新の会・教育無償化を実現する会」
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/492.html
[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
19. 蒲田の富士山[2200] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月29日 20:47:43 : Bh9HfLRFdk : TlZxS1Zkd3RyelU=[1]
haruさんに、歌をプレゼント、

https://youtu.be/NxiFPdrCPvA

もう春ですよ、春ですよ。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c19

[雑談・Story42] 冬になった その70 蒲田の富士山
20. 蒲田の富士山[2201] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年2月29日 20:50:31 : Bh9HfLRFdk : TlZxS1Zkd3RyelU=[2]
寒いなあ。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/278.html#c20
[戦争b25] ウクライナでロシアが勝利したことを認められない仏大統領は世界大戦を妄想する(櫻井ジャーナル)
2024.02.29

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202402290000/

 フランスのエマニュエル・マクロン大統領はNATOの地上軍をウクライナへ派遣した意図しているが、すでにNATO軍の将校が民間人を装ってウクライナへ入り、ロシアとの戦闘に参加していると言われている。
 バラク・オバマ政権はNATOの訓練を受けたネオ・ナチのグループを使い、2014年2月にビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒したが、その直後に新体制を支えるため、CIAやFBIの専門家数十名を顧問として送り込んだほか、傭兵会社「アカデミ(旧社名はブラックウォーター)」の戦闘員約400名もウクライナ東部の作戦に参加させていた。2015年からはCIAがウクライナ軍の特殊部隊をアメリカの南部で訓練している。
 ル・フィガロ紙の特派員、ジョージ・マルブルノによると、アメリカ陸軍の特殊部隊デルタ・フォース(第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊)やイギリス陸軍のSAS(特殊空挺部隊)も戦闘に参加していた。ポーランドやバルト諸国からも戦闘員が入っていると言われている。その一方、兵器を供給し、兵士を訓練、軍事情報を提供している。
 アメリカ/NATOがウクライナへ供給した西側の兵器の扱いにウクライナ兵は慣れていない。そこで操作するための要員が必要で、民間人を装っているかどうかはともかく、相当数の兵士が西側からウクライナへ入っているはずだ。
 ロシア軍は今年1月16日にウクライナのハリコフを攻撃、軍事施設のほか、情報機関や軍関係者が滞在していた旧ハリコフ・パレス・ホテルを破壊した。この建物には200人近くの外国人傭兵が滞在していたと言われ、相当数の死傷者が出たという。犠牲になった戦闘員の大半はフランス人傭兵で、そのうち60名が死亡、20人以上が医療施設に搬送されたと伝えられている。この日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は40発のスカルプ巡航ミサイルと「数百発の爆弾」をキエフに送ると約束している。
 ここにきてアメリカはウクライナでロシアに敗北した責任をウクライナ政府に負わせて撤退しようとしていると言われ、ドイツやイギリスを含むヨーロッパ諸国もウクライナへ地上軍を派兵する計画はないと発表している。フランスだけがロシアとの戦争へ向かって前のめりになっている。
 マクロンはウクライナでロシアを勝たせるわけにはいかないと主張しているようだが、欧米諸国はすでに特殊部隊を含む戦闘員をウクライナへ送り込み、武器弾薬も供給してきた。その戦闘でウクライナ軍は兵士が足りなくなり、アメリカ/NATOの兵器庫は空になったとも言われている。日本に武器を提供させようとしているのはそのためだ。
 そうした中、アメリカ/NATO軍が地上軍を送り込んでロシア軍に勝とうとするならば、核兵器を使わざるをえなくなるだろう。勿論、世界大戦だ。アメリカやイギリスも同じだろうが、マクロンを操っている支配層はロシアや中国を簡単に倒せるという前提で世界制覇計画を描いているように見える。ロシアや中国を倒せなければ、その計画が崩れる。「COVID-19ワクチン」プロジェクト、あるいは「リセット」も崩壊する可能性がある。人類の存続を危うくするようなことをしてきたことが明確にされ、プロジェクトの推進者たちは責任を問われることも考えられる。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/389.html
[お知らせ・管理21] 2024年03月 困った時、意見、提案、相談などなんでも。管理人が当月のみ24時間以内に必ず見るスレ 管理人さん
1. 蒲田の富士山[2202] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年3月01日 14:33:08 : Bh9HfLRFdk : TlZxS1Zkd3RyelU=[3]
管理人様、フォローアップ投稿についてですが、投稿にコメント可能となった時点(10年以上前でしょうか?)で、ある意味で廃要素候補となってはいませんか?
さらに、コメントについて投稿者が非表示可能とした機能追加のさいに、フォローアップ投稿についてまでへの仕様変更が伴っていないため、抜け道となっていませんか?
改善案としてですが、「フォローアプ投稿は投稿者のみが可能」という仕様変更を行っていただく事は可能でしょうか?

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/659.html#c1

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