26. 秘密のアッコちゃん[283] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年4月24日 15:58:54 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[396]
「つばさの党」
の街宣車が大音響と共に乗り付けた。
つばさの党の運動員が拡声器のボリュームを一杯に上げて
「百田出て来い、来てやったぞ」
などと連呼した。
つばさの党側が日本保守党の選挙事務所に突入を試みた。
本質的に悪いのは「つばさの党」の運動員だろな。
中国に抵抗「ヒマワリ学生運動」の記憶薄れる 警戒心緩い台湾の若者、中国がターゲットに
【世代 台湾】アイデンティティーの行方
2024/4/21 7:00
https://www.sankei.com/article/20240421-NBFSH73C5JNQLNGSX7N54VSNGQ/
2014年春、中国国民党政権の対中傾斜に反発した台湾の学生らが、立法院(国会に相当)の議場を約3週間占拠した
「ヒマワリ学生運動」
から10年が経つ。
中国に呑み込まれることを拒絶したこの運動は、当時10〜20代の若者たちが支えた。
だが台湾では今、若年層の対中警戒心は薄れ、中国系動画投稿アプリTikTok(ティックトック)を愛用する彼らは中国による世論工作の標的となっている。
■未来を変えた
「自分の国は自分で救う!」。
2014年3月、学生ら数百人が立法院を占拠しヒマワリを手に叫んだ。
国民党の馬英九政権が中国との間で締結した
「サービス貿易協定」
への抗議だった。
立法院の外にも数万人が集まり、台湾史に残る運動となった。
中国と国民党政権は、台湾を不可分の一部とする
「1つの中国」
に関する合意を基に経済協力を急速に進めた。
元学生リーダー、林飛帆(35)はヒマワリ学生運動を
「中国に支配されるのを防ぐための行動だった」
「『中国の台湾』ではなく『世界の台湾』だと示せた」
と振り返る。
国民党はその後、2016年の総統選で民主進歩党の蔡英文に敗北し、野に下った。
サービス貿易協定は未だ発効されず、台湾経済の対中依存度もこの10年で低下した。
運動は台湾の未来を変えた。
林は運動後、政治の道に進んだ。
指導者らが運動の翌年2015年に結成した独立志向の政党
「時代力量」
の支援などを経て、2019年に民進党副秘書長(副幹事長)に就任。
役職を退いた今も各国メディアの取材に応じ、世界に台湾の立場を伝える。
2024年の総統選では統一でも独立でもない
「現状維持」
を掲げる民進党副総統の頼清徳が当選した。
林は
「台湾は既に独立主権国家」
「現状維持とは自由や民主を掲げ続けることだ」
と訴える。
一方、現在20代後半から30代のヒマワリ世代は勢いの低下も指摘される。
今回、総統選と同日の立法委員選には運動のリーダー格だった6人が出馬したが、半数以上が落選した。
「時代力量」
も全候補者が敗北し議席はゼロに。
報道官を務めた林易瑩(31)は
「10年が過ぎて運動の記憶は薄れつつある」
「特に20代以下はよく知らない」
と話し、
「自由や民主を唱えても若者には刺さらない」
と危惧する。
(敬称略)
◇
中国の習近平政権が中台統一に向けた圧力を強める中、台湾人としてのアイデンティティーの高まりと対中認識、日本との繋がりを巡る世代との変化を取材した。
★「ヒマワリ」の考え浸透
ヒマワリ学生運動を知らない若者票は2024年1月の総統選で鍵を握った。
うまく訴求したのが第2野党の台湾民衆党だ。
総統選候補の柯文哲(かぶんてつ)はTikTok(ティックトック)に料理やダンスの動画も上げて好感度アップを図り、頼の半数以上となる約370万票を獲得。
20代支持率は50%程度だったとの調査もある。
■デマ信じる若者
ティックトックは中国が認知戦に利用していると指摘される。
民進党批判や中国のイメージアップに繋がる動画は
「投げ銭」
収入が増えやすく、配信者が疑問を持たずに投稿してしまう。
ファクトチェック団体の
「IORG」
創業者、游知澔(ゆうちこう、38)は
「情報リテラシーは昔より高いが、デマを信じる若者は依然多い」
「食い止めなければ大変な事になる」
と警鐘を鳴らす。
中国による軍事侵攻の可能性も取り沙汰される台湾では総統選前、
「米国はウクライナのように台湾を助けない」
との”疑米論”が交流サイト(SNS)で拡散した。
米国や日本を貶め、台湾当局への不信感を増幅させて社会の分断を進めることが中国当局による認知戦の狙いだ。
■「隙」と工作の限界
30代以下の
「ヒマワリ」
以降の世代は、台湾人意識が強く
「天然独(生まれつきの独立派)」
とも呼ばれる。
1997年に総統の李登輝が導入した、中国ではなく台湾の歴史や地理を学ぶ教科書
「認識台湾」
で教育を受けた世代だ。
皮肉なことに、馬政権による対中接近は、天然独たちの危機感を刺激し、ヒマワリ学生運動に結実したが、中国と距離を取る蔡政権下では、若い世代の警戒心は薄れていったのだった。
蔡政権の関係者はティックトック世代について
「中国のことは自分に関係ないと思っている天然独だ」
だとし、
「この層は政治に興味がなくて自分たちの声を代弁してくれる人を支持する」
と分析する。
そこに中国が付け入る隙があるのだが、生まれながらに台湾人だと自認していることに変わりはない。
台湾政治史に詳しい中央研究院副研究員、呉叡人は
「ヒマワリの価値観はこの10年で浸透した」
「統一を望む人はもうほとんどいない」
と述べ、中国の世論工作の効果は限定的だと結論付けた。
(敬称略)
■ヒマワリ学生運動
中国とのサービス貿易協定の批准を巡る台湾の立法院の審議に反発した学生らが、2014年3月から4月にかけ議場を占拠した抗議活動。
市民にも支持が広がり、総統府周辺では50万人(主催者発表)を超えるデモに発展した。
国民党政権が折れて審議は中断され、学生らは2014年4月10日に退去した。
協定は現在も批准されていない。
■総統選前などに広まった偽情報の事例 「ティックトック」などで拡散。若者が信じ込むケースも
・民進党の総統候補、頼清徳氏が「野党こそが台湾の民意の主流だ」と発言
・民進党の副総統候補、蕭美琴(しょうびきん)氏は米国との2重国籍で中国語が離せない
・野党候補が優位だとする偽の世論調査を流し、SNSなどで拡散
・米国が台湾人の血液でウイルスを作り、中国人を絶滅させようとしている
・蔡英文総統が台湾の半導体世界最大手、TSMCを米国に売った
大陸出身の子孫、進む「脱中国」 台湾に自由と民主が根付き「異質なもの」に
【世代 台湾】アイデンティティーの行方
2024/4/24 7:00
https://www.sankei.com/article/20240424-5TXRKB4GW5IRZAPE6OCL5QCUUA/
1949年までの国共内戦で中国国民党が中国共産党に敗れた前後、中国大陸から100万人を超える人々が台湾に渡った。
台湾本島出身者を
「本省人」
と呼ぶのに対し、
大陸出身者やその子孫は
「外省人」
という。
外省人は一般に
「中国人意識」
が強い人々とされるが、台湾の民主化から30年弱が過ぎ、その意識は変化している。
台北市と隣接する新北市永和区にある
「大陳村」。
中国浙江省の離島、大陳島から逃れた外省人が住む集落だ。
春節前の2024年1月、名物の
「大陳餅」
を蒸す白い湯気がもくもくと上がっていた。
「永和周家年糕」
は1960年代に定着した元島民が始めた老舗餅店だ。
「餅は中国文化」
「大陳人が島にいる頃から紡ぐアイデンティティーだ」。
店主の周国良(52)は誇らしげだ。
■蔣介石は「英雄」
大陳島は、大陸で敗れた後も島嶼部などで闘い続けた国民党軍が最後に失った離島。
1955年に米軍護衛下で撤退作戦が行われ、島民約1万8000人が台湾北部・基隆に逃れた。
島民は散り散りになり、台湾各地で
「大陳村」
が形成された。
中央研究院兼任研究員、張茂桂によると、かつて35の大陳村があり、基隆、新北、花蓮、高雄4市が特に大きかった。
軍関係者が多い外省人居住区
「眷村(けんそん)」
と異なり、国民党政権の生活支援も乏しく
「難民のような扱いだった」
「漁民の大陳人は職に困り、厳しい生活を強いられた」
という。
それでも大陳の人々は国民党永久総裁の蔣介石を
「英雄」
と讃える。
「蔣公(蔣介石)は大陳人を見捨てなかった」
と話すのは周の母、翁領花(88)。
「あの方が亡くなった時は跪いて追悼した」
「恩義は永遠に忘れない」
と語る。
2008年に就任した総統、馬英九が対中融和路線に舵を切って以降も、周一家は一貫して国民党を支持してきた。
里長(公選の町内会長)も務める周は
「中国人意識」
が強い。
「台湾独立を叫ぶ若者がいるが、戦争だけは2度とダメ」
「大陸と対立するのではなく協力関係を築くべきだ」
と訴えた。
周一家のような考えを持つ外省人は多い。
だが民主化され、自由の根付いた台湾で育った外省人は2世、3世以降の若い世代は
「脱中国」
が進む。
■「親世代、全く違う」
台湾東部・花蓮。
主要駅から車で10分の場所に
「花蓮大陳村」
がある。
台湾東部沖地震が発生する前の2024年1月に訪れると、村の中心部には蔣介石の銅像が威風堂々と立っていた。
「民族の救世主」
と書かれている。
「友人や大切なものなど人生の全てが台湾にある」
「自分を『台湾人』と感じるのは自然なこと」。
村の文化を広めるNPO法人代表、趙孝厳(41)はそう訴える。
大陳島出身の曽祖母らが移住後、台湾で生まれた。
子供の頃、親から
「私たちは中国人」
とよく聞かされたが、
「ここは台湾なのに、なぜ中国人なの?」
と悩んだ。
「親は中国と関係があるが、私は台湾の花蓮で生まれ育った」
「大陳村という故郷の魅力を伝える活動はしているが、大陸に特別な感情はない」
という。
新北市の大陳村出身、陳熠星(仮名、30代)も趙と同様、
「台湾人意識」
が強い外省人3世だ。
「台湾で育った2、3世らと親世代の感覚は全く違う」
「台湾は自由と民主が根付き、公正な選挙もある社会」
「万一、中国に統一されても、私は永遠に自分が台湾人だと感じ続けるだろう」
中国首相の李強は2024年3月の全国人民代表大会で
「揺らぐことなく祖国統一の大業を推進し、中華民族の根本的利益を守らねばならない」
と台湾人の
「同族意識」
に訴えかけた。
だが外省人ですら若い世代は中国人としてのアイデンティティーが薄れているのが実態だ。
■里帰りで違和感 私は中国人2.4%
台湾・政治大選挙研究センターが2024年2月に発表した調査では、自らを
「中国人」
と考える人は2.4%(2024年2月)となり、調査を始めた1992年(25.5%)以降で過去最低を記録。
1992年の25.5%から2024年2月は2.4%へと大きく減少した。
「台湾人」
との回答は6割(1992年17.6%→2024年2月61.7%)を超え、
「両方」(1992年46.4%→2024年2月32.0%)
も近年は減少傾向だ。
★台湾で年々薄まる「中国人」意識
自分は@「台湾人」A「中国人」B「両方」
・1992年→2024年2月
@17.6%→61.7%A25.5%→2.4%B46.4%→32.0%
自身も外省人で作家の朱宥勲(36)は、中国が年々、台湾に非友好的になり、人権感覚などの違いも際立つ中、多くの台湾人は中台が異なる
「国」
だと自然に認識していると指摘する。
「国民党ですら『台湾国民党』に名前を変えようという声があるほどだ」
「それだけ中国を異質なものと見ている」
と分析する。
前述の趙は2023年夏、中国側の招待で大陳島への里帰りツアーに参加した。
親世代は
「故郷に戻ったよう」
と感慨深げだったが、自身は
「『ここが自分のルーツか』と思ったがそれだけ」
「他の都市も行ったが、台湾と雰囲気が違った」
と”違和感”を振り返った。
近年、台湾への浸透工作や選挙介入を強める中国。
外省人を招く無償ツアーもその一環だ。
中国共産党に融和的な国民党への投票を呼び掛ける例もある。
だがこうした工作は最早、外省人であっても通じなくなりつつあるようだ。
(敬称略)
http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/157.html#c26