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(回答先: 「武装解除 期限17日」米英、事実上の最後通告 投稿者 佐之都 日時 2003 年 3 月 08 日 16:34:40)
2003-03-08-13:43
■パウエル米国務長官
イラクが国連査察に対し(協力の)新たな動きを示したことは歓迎するが、国連安保理決議1441を満たしたとは言えない。査察報告は私の判断では、非協力の一覧だ。「アルサムード2」ミサイルの一部廃棄は歓迎するが、大量破壊兵器を維持しようとするイラク政権の意図に変わりはない。
IAEAはイラクには核兵器開発がないと結論づけようとしているが、われわれは非常に懐疑的だ。イラクは(ウラン濃縮に必要な遠心分離機の部品となる)アルミ管を数年にわたって欧州のある国で購入しようとしていた。
国連安保理は重い責任がある。ここで一致できなければ、安保理の威信は傷つく。今こそ安保理はサダム(フセイン大統領)に明確なメッセージを送る時だ。だれも戦争は望まないが、安保理が一致した政治的意思、武力行使の意思を見せた時のみ、イラクの大量破壊兵器廃棄は実現する。フセインの思惑のために時計は止まらないと言うべき時だ。
■ドビルパン仏外相
世界中の人々が問いかけていることと同じことを質問したい。なぜ今、戦争をしなければならないのか。平和的な解決が可能な時に、いかなる代償を払っても(戦争へ)進むべきなのか。
査察を無期限に続けることはできない。査察の迅速化のために▽査察作業の優先順位の決定▽査察団の3週間ごとの報告▽査察進展を評価するための日程作成――の3点を提案する。
査察が軍事的日程に左右されてはならない。査察が続いている限り、(イラクに対する)最後通牒を受け入れることはできない。安保理常任理事国としてフランスは、武力行使を導く新決議を認めない。
武力行使はイラクに民主主義をもたらす最良の道ではない。戦争はテロを増加させ、世界を新たな暴力の波に直面させるだけだ。武力行使後、世界はより危険な場所となるであろう。安保理は、戦争か平和かという決定的な選択に直面している。数日中に(新決議への)投票を通して、その責任を果たさなければならない。
■ストロー英外相
イラクは、最後の機会を逃した。積極的な協力はなく査察団は実質的な問題を解決していない。ミサイル廃棄もイラクの戦略だ。査察の進展も氷山の一角に関するものだ。平和か戦争かの選択はフセイン(イラク大統領)次第だ。平和的な結果と安保理の総意が得られるようあらゆる手段を尽くす意味で、修正決議を提出する。安保理はイラクに危機を解決する明確な意思を示すべきだ。
■イワノフ露外相
査察団の報告は、決議の履行が実質的な進展を見せていることを示している。ミサイルを破壊する新しい変化もあった。査察は進展し、問題を解決する道を開いている。政治的な方法でイラクに大量破壊兵器を廃棄させるうる可能性は十分にある。新決議は必要なく既存のもので十分だ。査察を強化継続することに強く賛成する。
■唐家●中国外相
査察は大きな進展があった。国連決議は順調に履行され、結果が得られている。イラクに対し、査察への協力を強化し政治的解決への条件を整えるよう求める。平和への扉を閉ざす理由はない。武力行使を認める新決議には賛成しない。戦争でなく平和を求める多くの市民の声を聞いた。それを無視する理由はない。
■フィッシャー独外相
査察を強化、迅速化すべきだ。戦争により中東は不安定化する。戦争に代わる手段はある。
■デパラシオ・スペイン外相
査察の強化は問題にならない。修正決議案のような最大限の圧力を示さないと効果はない。
■シャラ・シリア外相
アラブの首脳は戦争に反対し、イラクも積極的に協力している。査察に期限はないはずだ。
■デルベス・メキシコ外相
大量破壊兵器廃棄は国際法に基づき、平和裏に行うべきだ。あくまで外交的な解決を求める。
■アルベアル・チリ外相
明確な期限と要求事項を定めた査察によって平和解決が可能だ。平和と大量破壊兵器破棄を両立できると信じる。
■チコティ・アンゴラ外務次官
ミサイル廃棄などイラクの決議順守を歓迎する。安保理は外交と平和的手段を尽くすべきだ。
■ベリンガエブト・カメルーン国連大使
査察継続を支持する。安保理が団結し、イラクに協力を求めるべきだ。
■タフロフ・ブルガリア国連大使
イラクは国際社会を無視している。決議を順守させるため修正決議は効果的で、支持したい。
■アクラム・パキスタン国連大使
大量破壊兵器廃棄を確実にするのは安保理の結束だ。今でも査察団と協議し武力行使に勝る解決策を見いだせる。
■ファル・ギニア外相
査察継続を支持するが、無期限ではなく、イラクの協力も必要だ。国連は結束すべきだ。
■ドウリ・イラク国連大使
大量破壊兵器についての米英の主張は国際的に理解されていない。安保理は戦争という犯罪行為を許すべきではない。
転載元
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030308k0000e030051000c.html