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(回答先: 【戦争犯罪人】 首相、米の武力行使決断を支持 [読売新聞]【嘘で国民を欺く売国奴】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 18 日 17:05:52)
小泉純一郎首相は18日午後、首相官邸で記者団に、ブッシュ米大統領のイラクに対する最後通告演説について日本政府としての正式見解を表明した。首相はこの中で、「ブッシュ大統領は国際協調を得るために、さまざまな努力をしてきた。苦渋に満ちた決断だったのではないか。米国の方針を支持します」と述べた。首相はさらに、米国の武力行使についても「フセイン政権に武装解除の意思がないと断定された以上、支持が妥当だ」と支持を表明した。
首相はまた、「まだ、平和的解決の道は残されている。フセイン大統領の決断にかかっている」と述べ、ブッシュ大統領の要求に沿って、即時武装解除と大統領の亡命を求めた。武力行使の根拠については、「昨年11月の決議1441、そして678、687、こういう決議において、根拠となり得る」との認識を改めて示した。
首相はこれに先立ち、同日午前の閣僚懇談会で、イラクへの武力行使が不可避になったことを受け、「わが国としても、武力行使が現実となる場合を視野に入れ、対策に万全を期す」と述べた。その上で、石破茂防衛庁長官と谷垣禎一国家公安委員長らにテロ・治安対策を指示。さらに、塩川正十郎財務相ら経済関係閣僚に対し、「為替、原油、株式などの経済・金融市場を注視し、不測の事態を生じないよう日銀などと連携し、万全を期してほしい」と求めた。昼前には、外務、財務、経済産業各事務次官らを官邸に集め、対応を直接指示した。
首相は同日昼、自民党役員、与党党首と首相官邸で相次いで会談し、ブッシュ大統領の最後通告演説への支持表明に、理解を得た。首相は夜には、安保会議を開き、国内のテロ対策、イラク周辺国の邦人保護などを協議する。
●小泉首相の発言要旨
小泉純一郎首相の18日の発言要旨は次の通り。
ブッシュ大統領は、イラクに自ら平和の道を選ばなければ武力行使に訴えざるを得ないと通告した。大変苦渋に満ちた決断だったのではないか、やむを得ない決断だったと思い、私は米国の方針を支持する。極めて限られているが、まだ平和的解決の道は残されている。イラク政府、フセイン大統領の決断にかかっている。今後、日本政府としては国民の安全確保、経済混乱の回避に万全を期していきたい。
日本政府として国際協調と日米同盟の両立を図ることの重要性をわきまえながら外交的努力を続けてきた。国連安保理が一致結束して対応できなかったのは残念だが、今までの一連の国連決議で武力行使の根拠となりうると理解している。イラクとフセイン大統領がこの国連決議に十分協力してこなかったということについては国際社会の認識は一致している。
米が英や各国とやむを得ず武力行使に踏み切った場合、日本政府としては支持する。日本は米英のように軍隊を派遣して武力行使するという立場ではない。大量破壊兵器、毒ガスなどの化学兵器、炭素菌などの生物兵器が独裁者とかテロリストの手に渡ったら何千人、何万人、何十万人の生命が脅かされる。
日米同盟の重要性、国際協調の重要性を両立させる努力を今後も続けていく。戦後50年間、日本を平和・繁栄に導いてきたのは日米同盟の重要性をわきまえて国際協調を図ってきたからだ。戦後50年間以上、わが国の先輩が、日米関係の信頼を損なうことは日本の国家利益に反すると判断した。
戦争が始まった場合、イラクの戦後復興、国際社会の平和と安定のために日本は何ができるか、考えながら主体的に判断していきたい。
[毎日新聞3月18日] ( 2003-03-18-14:08 )