現在地 HOME > 掲示板 > 戦争25 > 1313.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 小泉首相が武力行使支持を表明 「やむをえぬ決断」 [朝日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 18 日 17:07:51)
東京 3月18日(ブルームバーグ):対イラク武力行使をめぐるブッシュ米大統領の演説を受けて、小泉純一郎首相が18日午後1時から行った報道各社のインタビューでの発言は次の通り。
冒頭発言:「イラク問題の現状について国民に対し、政府の立場を説明し、ご理解とご協力を得たいと思う。ブッシュ米大統領は演説で、フセイン政権が自ら平和の道を選ばなければ、武力行使に訴えざるを得ないと通告した。日本としては、今まで国際協調のもと、平和的解決を目指し独自の外交努力を続けてきたが、ブッシュ大統領の演説を聞き、大変苦渋に満ちた決断だっただろうと(思う)。国際協調を得られるようさまざまな努力を行う中での決断だったと思う。私は米国の方針を支持する」
「極めて限られているが、まだ平和的解決の道は残されていると思うが、イラク政府、フセイン大統領の決断いかんにかかっている。今後日本政府としては、国民の安全確保、経済混乱の回避に万全を期していきたい」
ブッシュ米大統領の演説を受けて:「今まで日本政府として、国際協調と日米同盟の両立を図りながら外交努力を続けてきた。国連安保理が一致結束して対応できなかったのは残念だ。ブッシュ大統領も今まで懸命の努力を続けてきた。武力行使につながる決議がなかったではないか、という議論があるが、今までの一連の国連決議で武力行使の根拠となり得ると理解している」
「今回、イラクならびにフセイン大統領が、国連決議に十分協力してこなかったということについては、国際社会の認識は一致していると思う」
米国が武力行使に踏み切った場合、米国を支持するか:「フセイン大統領が国外退去する可能性は極めて少ない。やむを得ず米国が英国、各国と共同して武力行使に踏み切った場合、日本政府としてはこの決断を支持する」
「もとより日本は米国や英国のように軍隊を派遣して武力行使をするという立場にはない。たとえそのような事態が起こったとしても、日本は戦争には参加しないし、これからもこの方針は堅持していきたいと思っている」
「また大量破壊兵器、毒ガスなどの化学兵器、炭疽(そ)菌などの生物兵器がもし独裁者、テロリストの手に渡った場合、何千人、何万人、何十万人という生命が脅かされることを考えると、人ごとではない。極めて危険なフセイン政権に武装解除の意思がないと断定された以上、私は米国の武力行使を支持するのが妥当ではないかと思っている」
「日本政府としては、今後日米同盟の重要性、国際協調の重要性を両立させる努力は今後も続けていく。何よりも戦後50年間、日本の平和の道を導いてきたのはやはり日米同盟だ。この重要性をわきまえて国際協調体制を図ってきたからだと思う。日米関係の信頼性を損なうことは日本の国家利益に反すると思っている」
「これからもテロ対策にしても、日本の安全を図る意味でも米国との同盟関係を堅持しながら、今後も国際協調、国際協力を追求していかなければならない。今後国会でも議論がなされると思うが、いろいろな機会を通じて国民に理解と協力を求めていきたい」
武力行使後の日本の貢献策:「日本としては、たとえ米国や英国が武力行使に踏み込んだとしても、戦争には参加しない。武力行使はしない。戦闘行為には参加しない。今後もし戦争が始まった場合にはできるだけ犠牲を少なく速やかに終結することを望む。同時にイラクの戦後復興、これから国際社会の平和と安定のために日本に何ができるか、何が必要か、ということを考えながら、日本が主体的に判断していきたい。よろしくお願いいたします」
東京 山村 敬一 Keiichi Yamamura
伊藤 辰雄 Tatsuo Ito