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バグダッド 2月9日(ブルームバーグ):国連監査検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長は9日、兵器査察をめぐるイラクとの2日間の交渉について、同国は以前より協力的な姿勢を示したとの見方を示した。一方、交渉の内容については「さまざまなものが入り乱れた状態」だったと表明した。
ブリクス委員長は、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長と記者会見に臨み、「(イラクの)姿勢には、以前より真剣さが感じられた。わたしはそれを歓迎する」と表明。「事態が速やかに進展すれば、われわれには(査察に)必要な時間が与えられることになる」と述べた。
同委員長によると、イラク政府当局者は、過去に発見された生物・化学兵器の現状に関する書類を提出し、追加的な情報開示に向けた委員会を発足したほか、イラク側が生物・化学兵器の破棄を申告した場所を国連が査察するよう提案した。ただ、大量破壊兵器を禁止する新法の制定や、米偵察機U2による空からの査察には応じなかったという。
ブリクス委員長とエルバラダイ事務局長は14日、国連安全保障理事会に対し、イラクの兵器査察に関する再報告を行う予定。
国連 Bill Varne、Andreas Cremer 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata
(下記コメントは再掲)
★ 独仏提案と軌を一にするようなイラク側の軟化です。
ブッシュ政権とブレア政権が独仏提案とイラクの姿勢変化にどう対応していくかが、14日までの攻防ポイントになるでしょう。
パウエル長官の証拠開示パフォーマンスが英国報告書へのインチキ指弾やCIAのリークで権威を劣化させている状況でのこのような変化ですから、米英も、イラク査察打ち切り→武力行使容認決議には厳しい見通しを持つことになるでしょう。
ブッシュ政権の腹は固まっていると思われるので、ブレア政権が今後プードル状態(米英一心同体)を貫けるかどうかが日本の判断にも大きな影響を与えるはずです。