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(回答先: 一般教書演説:テロとの戦争の敵は「無法者の政権」 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 29 日 17:18:09)
【ワシントン佐藤千矢子】ブッシュ米大統領は28日午後9時(日本時間29日午前11時)過ぎから、米連邦議会の上下両院合同会議で今年1年間の内政・外交の施政方針を示す一般教書演説を行った。大統領はイラクと朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、イランの3カ国について、大量破壊兵器を開発・保有する「無法者の政権」と呼び、北朝鮮を「抑圧的な政権」と批判。イラクのフセイン大統領については「国連を徹底的に侮辱してきた」として、武力行使も辞さない構えを改めて強調した。また、2月5日にイラクの大量破壊兵器に関する新たな証拠を国連安保理で開示することを明らかにした。
大統領は演説で、複数の「無法者の政権」が大量破壊兵器を開発・保有しているのは、世界にとって危険であり「新たな脅威」であるとの認識を表明。「これらの(無法者の)政権はテロや大量殺人のために核・化学・生物兵器を使うかもしれない」と述べ、引き続きこれらの国々による大量破壊兵器の拡散阻止を「テロとの戦争」の基軸と位置づけた。
ただ、「異なった脅威には異なった戦略が求められる」として、北朝鮮の核兵器開発計画の平和的解決を目指す考えを改めて表明。日本や韓国、中国、ロシアなどと協力して対処する方針を示し、北朝鮮に対して「核開発から手を引けば世界の尊敬を受ける」と核開発放棄を呼びかけた。
フセイン大統領については、湾岸戦争(91年)から現在まで12年間にわたって大量破壊兵器の武装解除の約束を破り続け、昨年11月に国連安保理が「武装解除の最後の機会」を与えたにもかかわらず、それに応えるどころか国連と世界を侮ってきたと厳しく批判した。
3月にも対イラク武力行使に踏み切る構えのブッシュ大統領は、国内外の戦争反対論を意識、イラクの「国連侮辱」などを非難して理解を得ようとしたものと見られる。
景気回復が遅れる米国経済については「経済が成長すれば雇用は創出される」などと述べ、今月7日に発表した大幅減税などを盛り込んだ向こう10年間で総額6740億ドル(約80兆円)の総合経済対策への理解を求めた。高額処方薬剤問題など医療制度改革の重要性も指摘した。
[毎日新聞1月29日] ( 2003-01-29-14:29 )